Cloud stackとの想い出

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CloudStackとの想い出 小林 良太郎

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Page 1: Cloud stackとの想い出

CloudStackとの想い出 小林 良太郎

Page 2: Cloud stackとの想い出

目次

• 自己紹介

• お話しすること

• CloudStack導入経緯

• 初期(2013年春)

• 本番構築(2013年夏~)

• トラブル

• 調子に乗る(2015年2月~9月)

• さらに調子に乗って(2015年5月~)

• 振り返る

• 今後

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自己紹介

• 30までフラフラ

• 30で今の会社に入ってから

• COBOLer :3年

• Oracle DBA :2年

• 以降は社内インフラの運用設計構築

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お話しすること

• 2013年から社内のプライベートクラウドとしてCloudStackを使っています

• 社内のサービスや、社外向けSaaSサービスの基盤として使っています

• 自社サービスの立ち上げや、OSSに傾倒していくきっかけとなったので思い入れが深いです

• そういった思い出を書きます

• 技術的な話はあまりしません

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CloudStack導入経緯(2012末)

• 会社が自社ビルを保有することになる

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CloudStack導入経緯(2012末)

• 会社が自社ビルを保有することになる

サーバ室

BOSS

1画をサーバ室にする!

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CloudStack導入経緯(2012末)

• 会社が自社ビルを保有することになる

サーバ室

BOSS

1画をサーバ室にする!

そこからストックビジネスを 展開する!

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CloudStack導入経緯(2012末)

• 会社が自社ビルを保有することになる

サーバ室

BOSS

1画をサーバ室にする!

そこからストックビジネスを 展開する!

お前はその基盤を作れ!

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CloudStack導入経緯(2012末)

• 会社が自社ビルを保有することになる

サーバ室

BOSS

以上!

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当然悩む。。。

• 既存のHyper-V(Win2k8)のクラスタは使いにくい(個人的感想)

⇒現場はlinux(RHEL)が多いので、linuxベースの基盤がよいではないか

• 最小構成から徐々に拡張する方針なので、ライセンス管理が煩雑になりそうで嫌だ

• ハイパーバイザにお金をかけると、一生お金を払い続けることになる

⇒CentOS(無償)のkvmとかで何とかならないかな?

• 「徐々に拡張」することで構成がガタガタかつ属人的になる可能性

• クラウドの提供形態が、パブリックなのかプライベートなのか決まってない

⇒下手に作りこむより、OSSのクラウド環境構築ツールの方が良さそうだ

• どうやらopenstack、eucalyptus、CloudStackがあるらしい ⇒商用実績が多いCloudStackにしてみよう。いざとなればCloudPlatformに移行すればよい

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初期(2013年春)

• 余ってるブレードサーバ1枚に全部入れて作ってみる

• ハイパーバイザはkvm

• CloudStackのバージョンは4.0

• 自社のホームページのWEBサーバを置いて運用してみる。(本番にぶち込む!)

• 数か月運用してみて何とかなりそうという、根拠のない感触を掴む Blade Server

CentOS 6.4

KVM

管理 サーバ

NFS

サーバ Guest

VM

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ついに本番環境構築(2013年夏~)

• 新しいブレードサーバ・シャーシとストレージを購入(HA構成)

• 初めて触る製品なので、CloudStack以前の所でハマりまくる

• 初のadvanceネットワークで、自分が何をやってるかわからない(5回くらい作り直す)

• kvmで挫折し、XenServerで行くことにする

• CloudStackのバージョンは4.2 Blade Server

Blade Server

Storage

Blade Server

Blade Server

管理 サーバ

NFS

サーバ

Guest VM

Guest VM

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ついに本番環境構築(2013年夏~)

• 「もう少しでできます」と1か月間言い続けるスキルを入手

• セキュリティ的な不安があったので、DMZとAP/DBでzoneを分けて、間に物理FWを設置(Publicネットワークを分けた)

Zone DMZ

Zone AP/DB

広大なネットの海

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トラブル

• ロクな検証もしなかったので、デフォの帯域制限に引っかかり障害を引き起こす

• V.Routerのパケット管理テーブルが溢れて新規パケットを捨てる事件(CLOUDSTACK-6473)

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調子に乗って(2015年2月~9月)

• もともと社内にあったhyper-vのクラスタ環境をXenServer+CloudStackに移行

• vhdファイルをimportする単純(強引)なやり方

• 50台のサーバ移行に半年以上かかりました

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さらに調子に乗って(2015年5月~)

• IDCFさんのクラウドと組み合わせてハイブリッドクラウド環境にし、提供サービスの信頼性を上げる

Page 17: Cloud stackとの想い出

振り返る

• OS、NW、Storage、Hyper-Visorなど、インフラ関連の知識を問われまくったので大変だったけど、おかげで鍛え上げられた気がする

• CloudStack自体は扱いやすかったので、選んで正解だった

• 本番環境構築時は眠れないくらいハマった時もあったけど、ユーザ会の人が丁寧に教えてくれたのが嬉しかった

• OSSのコミュニティに参加するきっかけになった

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今後

• コンバージドインフラと組み合わせて使いたい

• ITILと絡めた構成管理

• 助けてもらった恩返し

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以上

• お読みいただき有難うございました。

• よいクリスマスを