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組み込みOS技術動向調査報告書 06-計 -5 平成 18 年3月 社団法人 電子情報技術産業協会 マイクロプロセッサ専門委員会

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組み込みOS技術動向調査報告書

0 6 -計 - 5

平成 18 年3月

社団法人 電子情報技術産業協会 マイクロプロセッサ専門委員会

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序 文

当委員会では、マイクロプロセッサ、システムLSIにおけるわが国のメーカ、学術機関での技術

力向上・国際競争力の向上・新規需要分野の創出と拡大・技術者の育成を目指して各種調査、研究

を行っている。

組込みシステムの適用範囲が急速に拡大しているのに伴い、組込みOSを搭載している商品が増

加している。また、電子機器の高性能化に伴い、組込みシステムのソフトウェアが大規模化・複雑

化しており、今後ますますその重要性を増してきている。

平成 16 年度は、特に最近注目されている組込みOSについて、将来像を明確化することを目的と

して活動した。まず、代表的なOSベンダ、団体など9社の事業状況、応用分野および各製品の機

能、開発環境、ミドルウェア、インタフェース等の現状と将来の取組みの調査を行い、応用商品と

の関連、技術的観点から将来展開を予測した。

なお、本資料に掲載されている価格情報、その他の情報は平成 17 年1~3月時点のものである。

報告書の作成にあたってご協力頂いたベンダなど関係各位に感謝するとともに、この報告書が各

方面に広く利用され、わが国の半導体産業ならびに情報産業の発展に寄与することを期待する次第

である。

平成 18 年 3 月

社団法人 電子情報技術産業協会

マイクロプロセッサ専門委員会

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マイクロプロセッサ事業委員会名簿(平成 16 年度) (敬称略・順不同)

委 員 長 清 水 博 司 シャープ株式会社

副 委 員 長 山 田 和 夫 富士通株式会社

委 員 川 手 幸 治 株式会社インタフェース

〃 飯 間 豊 沖電気工業株式会社

〃 中 村 唯 男 三洋電機株式会社

〃 梶 原 信 樹 日本電気株式会社

〃 吉 田 道 雄 松下システムテクノ株式会社

〃 黒 瀬 純 男 松下電器産業株式会社

事 務 局 富 崎 順 朗 社団法人電子情報技術産業協会

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目 次

調査概要 -------------------------------------------------------------------------- 1

Ⅰ. 対象企業概要/組込みOS製品動向

VxWorks ------------------------------------------------------------------------------------------------------- 3

Nucleus PLUS ----------------------------------------------------------------------------------------------- 7

INTEGRITY ------------------------------------------------------------------------------------------------- 11

MontaVista Linux ---------------------------------------------------------------------------------------- 13

TimeSys------------------------------------------------------------------------------------------------------- 15

WindowsCE/.NET ----------------------------------------------------------------------------------------- 18

NORTi--------------------------------------------------------------------------------------------------------- 21

T-Kernel ------------------------------------------------------------------------------------------------------ 23

TOPPERS ---------------------------------------------------------------------------------------------------- 25

Ⅱ.調査対象組込みOS比較・分析

1) OS販売比較 ------------------------------------------------------------- 29

2) ライセンス形態、価格体系 ------------------------------------------------- 29

3) 販売分野別構成 ----------------------------------------------------------- 30

4) OS機能

a. リアルタイム性、カーネルサイズ ---------------------------------------- 31

b. OS付随機能 ---------------------------------------------------------- 31

5)ミドルウェア・ドライバに対するインタフェース

a. 通信機能 -------------------------------------------------------------- 32

b. マルチメディア、セキュリティ機能 -------------------------------------- 32

6)ターゲット分野と注目技術 -------------------------------------------------- 32

Ⅲ.組込みOS技術動向調査 まとめ

1) OS販売分野予測 2004 年→2005 年 --------------------------------------- 33

2) OS別リアルタイム性/カーネルサイズ/販売分野分析----------------------- 35

3) OS周辺ミドルウェア詳細分析------------------------------------------- 35

4) OS付随機能分析 ------------------------------------------------------ 36

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調査概要

1.調査テーマ

組込みOS技術動向調査

2.調査目的

組込み分野におけるOS(オペレーティングシステム)のリアルタイム性、低消費電力化対策、その他機能などの製品技

術の現状を把握することにより、組込み分野の中枢である組込みOSの技術動向を予測するために調査を実施する。

3.調査対象 OS名 企業名・業界団体名

VxWorks ウインドリバー

Nucleus PLUS メンター・グラフィックス・ジャパン INTEGRITY アドバンスドデータコントロールズ

MontaVista Linux モンタビスタソフトウェアジャパン

TimeSys 日新システムズ

WindowsCE/.NET マイクロソフト

NORTi ミスポ

T-Kernel T-Engineフォーラム TOPPERS TOPPERSプロジェクト

4.調査期間

2005年1月~2005年3月

5.要約 調査対象ベンダに対して、各々の企業プロフィール、事業規模、分野別の販売構成、保有しているOSの仕様、

開発環境、付随機能、ミドルウェアに対するインタフェースなどを調査し、現状と将来展開という観点からまとめた。

・事業規模

2004 年の各ベンダの事業規模はモンタビスタソフトウェアジャパンが組込み Linux市場の先行ベンダとして大きな販売規模を誇っている。次いでウィンドリバーのVxWorks、マイクロソフトのWindowsCE/.NETと続いている。

・ライセンス形態

ライセンス形態については製品売り切り、サブスクリプション、ロイヤリティビジネス、フリーなど各種形態で

ビジネスが行われている。

・応用分野

組込みOSは情報家電、通信機器、OA機器、家電等幅広い商品に使われており、市場規模も拡大している。OSEKのように販売分野別 として完全に用途特化型の製品やリアルタイム性、カーネルサイズ等の仕様により特定分

野に適した製品、あるいは汎用的に各種分野 に使用可能な製品など多様な製品がある。

・OS機能

デジタル情報家電、車載、FA機器などの用途に向けたリアルタイム性を重視した製品から、OA機器等向けの応答時間よりも他の機能 を重視した製品まで幅広く各社取り揃えている。また、カーネルサイズについては応用

商品に対応して様々な容量に対応している。

・ミドルウェアインタフェース

インタネットプロトコルについては各社ともほぼ対応している。無線通信に関しては、無線 LAN はほぼ各社対応

しているが、ブルートゥース、UWB などは未対応の OSが多い。セキュリティ機能については各 OSで対応している。いずれもサードパーティからの提供を受けているケースが多い。

各ベンダの将来展開に関するヒアリングの結果は、OS付随機能については、特に現状からの変化は無かった。また、ミドルウェアインタフェースについては、無線機能、セキュリティ機能の充実はあったが、特に顕著な傾向は

無かった。販売分野に関する将来展開についても、各社得意分野への販売拡大を強化するとともに、新規分野への

裾野を広げることを目指す。

6.その他

・本文中に記載されている価格、仕様などの内容は調査時点(2005 年 1 月~3月)における情報である。

・本文中の記号については、下記のとおりである。

○:対応 ×:未対応 △:カスタム対応、サードパーティ対応、その他 空欄:不明

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Ⅰ.対象企業概要/組込みOS製品動向

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VxWorks

1.対象企業概要/組込みOS製品動向

1)企業プロフィール

2)事業規模

単位:金額(百万円)

2003~2005 年についてはロイヤリティ販売、プロジェクト販売などが混在し、また 2005 年にはサブスクリプション対応を行うなど、販

売形態が混在しているため、明確な実績は出せず、*と記載した。

3)分野別 販売構成比

ウインドリバー株式会社

OS名 VxWorks 開発元 (米)WindRiver

取扱製品

開発環境:Tornado / Wind River Workbench

Wind River ICE

Wind River Compiler

vision PROVE II

パッケージ:Platform for Consumer Devices

Platform for Network Equipment

Platform for Industrial Devices

Platform for Car Information

企業概要

1983年設立された米大手リアルタイムOS ベンダであり、日本国内では、100%出資日本法人として

1989年9月に設立された。

国内でのビジネス展開は、代理店3社(イノテック、日新システムズ、新神戸電機)によりプリンタ関連、

通信関連、デジタル家電の分野で販売を拡大していた。その後直販体制への変更を行ったが、現在

は代理店制の復活およびライセンス形態の変更(ロイヤリティ販売からプロジェクト販売)を行っている。

パートナー アーム / アルティマ / NEC エレクトロニクス / TDK / 東芝 / 日立超LSIシステムズ /

フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン / ミップステクノロジーズ / ルネサステクノロジーズ

2001年 2002年 2003年 2004年 2005年予測

販売金額 1,350 1,000 800 830 850

OS販売件数 - - * * 200

SDK 販売本数 600 560 480 450 *

ロイヤリティ件数 130 100 * * 0

構成比(%) 2003年 2004年 2005年予測

a. 家電機器 0% 0% 0%

b. 情報家電機器 28% 35% 37%

c. 携帯電話機 0% 0% 0%

d. OA ・業務用機器 20% 18% 17%

e. 通信・ネットワーク機器 30% 26% 25%

f. FA 制御、産業用機器 12% 9% 8%

g. 車載・自動車関連機器 5% 5% 6%

h. その他 5% 7% 7%

プリンタやSTB 、デジタルカメラ向けに実績があり、また通信・

ネットワーク機器分野などへも販売している。今後は情報家電

分野、自動車関連分野でのシェアアップを目指す。

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4)組込みOS製品動向

リアルタイム性

特性 ハードリアルタイム

応答時間 割り込みが入ってからの応答時間 = 1μs

測定環境 Power PC 200MHz での実測値

カーネルサイズ カーネルサイズは、製品スペックに依存する。

小時の例としては、デジタルスチルカメラなどでシステムコールのみを標準搭載するマイクロカーネル

(30K)での実績がある。

小時 大時

ROM サイズ 30KB 500KB

RAM サイズ

数百以上にもおよぶCPU をサポートしている。

以下の例はコンシューマ機器分野をサポートする主なCPU: 68k / AMD / ARM7 / ARM9 / SHARC / Equator /

IBM4xx / IBM PowerPC / VR41xx / PXA / サポートCPU

Pentium / SH / StrongARM / Xscale / x86 / i960 / TX49xx / 他

対応プラットフォーム IP フォン、CableSTB 、デジタルT V、DVDレコーダなどのシステムLSI のレファレンスデザインに対して

VxWork sが対応されている。具体例としてフィリップスのDTV 、IBM のSTB 、Athero sのWLANAP 、TI やブ

ロードコムのIP フォンなどがVxWorks に対応されている。

開発環境

Torna doおよびEclip seフレームワークに統合化したWorkbench 開発ツールを2004年から出荷している。

Workbenc hの特長:

(1)マルチOS(VxWorks 、Li nuxなど)に対応したツールであり、各種ツールを切り替えながら、マルチOS

対応の製品を簡単に開発することが可能である。

(2)各種ツールにより製品開発を 初から 終まで一つのフレームワーク上で開発を進めることができ、開

発の効率化が図れる。(End-To-E ndソリューション) たとえば、シミュレータとメモリSc opeツールを組み合

わせて用いることにより、ターゲットボードが出来上がる前からアプリケーション開発における、メモリ容量に

対してどこがボトルネックになるのかを事前に把握しながら開発を進めることが可能。

(3)マルチプロセッサ、マルチプロセス、マルチコネクション、マルチOS などに対応。

なお、具体的には、以下のツール群が準備されている。

エディタ

コードブラウザ

プロジェクトマネジメントおよびビルドツール

ソースコード解析ツール

デバッガ

システムレベルのランタイム解析ツール(アップデートで対応)

オプションツールとして、RTI 社の技術であるメモリを使用し、プロファイリング、コードカバレッジ、実行ト

レース、変数トラッキング機能をプラグインとして準備する。

OS付随機能 対応状況 備考、今後の対応予定

パワーマネジメント機能 ○ CPU パワーマネジメント

メモリ保護機能 ○ メモリーエラー検出など

時間保護機能 × -

マルチプロセッサ対応 ○

VxMP による密結合:VxMP とはプロセッサ間でのデータ、ハードウエアの共有、

同期を高速に( 小限のオーバーヘッドで、バス結合型のハードウェアのためネッ

トワークに比べ高速)共有セマフォにより操作できる機能。

注目技術 フットプリント、ブートタイム、File の拡張、ネットワークのスループットなど開発ツール群の強化、デバイスソ

フトウェア開発のTC O、TMM のトータルサポート。

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ミドルウェア・ドライバに対するインタフェースの有無

各分野別プラットフォーム製品の中に統合している製品(機能)

セキュリティ

新のオープンスタンダードに基づいた認証及びセキュリティのプロトコル群

Wind Net IPSec/IKE

Wind Net NAT

Wind Net 802.1x

Wind Net Radius Client

コネクティビティ

高度なコネクティビティ機能によって、他の機器との接続を実現させる機能

Wind River Wireless Ethernet Driver 2.0

Wind Net 802.11b

Wind Net OSPF

Wind Net PPP

Wind Net PPPoE

Wind Net IPv6

VxWorks Network Stack

Wind Net Router Stack

USB Developer・s KIT

インダストリアル コネクティビティ

オープンスタンダードに準拠したコネクティビティをインダストリアル分野の機器への搭載が可能

Wind Net DCOM

Wind Net DeviceNet

Wind Net OPC

Wind Net CAN

Wind Net EtherNet IP

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※OS周辺ミドルウェアの対応状況

規格別分類

対応の有無

○/×

今後の

対応有無

○/×

対応

プロトコル対応API 備考

IPv4 ○ ○ VxWorks / Linux 2.6 IPv6 IPv6 Ready Logo 取得 ○ ○ VxWorks / Linux 2.6 新RFC対応予定IPプロトコル

IPSpec ○ ○ VxWorks / Linux 2.6 新RFC対応予定

IEEE802.11b/g ○ ○ IEEE802.11a ○ ○

無線LAN

IEEE802.11n △ ○ 一部カスタム対応

Bluetooth1.2 △ △ Bluetooth2.0+EDR △ △

Bluetooth

Bluetooth Lite △ △ UWB IEEE802.15.3a △ ○ 一部カスタム対応

ZigBee IEEE802.15.4 △ ○ 一部カスタム対応

NFC(Near Field Communication) △ △ WiMAX △ △

無線通信

その他

IrDA △ △ リニアPCM Media2Go AAC AC-3 MP3 ATRAC3

音声

Windows Media Audio9 JPEG ○ ○ Motion JPEG-2000 × × MPEG-2 × × MPEG-4 × × H.264/MPEG4-AVC × × AVC × ×

画像

Windows Media Video9 × ×

マルティメディア

機能

その他 認証 MD5/SHA1 ○ ○ 暗号 AES/DES/3DES ○ ○

セキュリティ

機能 その他

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Nucleus PLUS

Ⅰ. 対象企業概要/組込みOS 製品動向

1)企業プロフィール

メンターグラフィックス・ジャパン㈱

OS名 Nucleus PLUS 開発元 (米)ATI:Accelerated Technology, Inc.

取扱製品

RTOS:

Nucleus PLUS

Nucleus uiPLUS

Nucleus POSIX

Nucleus C++

Nucleus OSEK

Nucleus COM

Nucleus CAN

開発環境:

Nucleus EDGE

ミドルウェア:

Nucleus NET / Nucleus IPv6

Nucleus 802.11 STA / Nucleus NAT

Nucleus PPP / Nucleus PPPoE

Nucleus SSL / Nucleus WebServ

Nucleus SNMP / Nucleus SNMPv3

Nucleus RMON / Nucleus NAFEM

Nucleus EMAIL / Nucleus DHC Pサーバ

Nucleus SNT Pクライアント / Nucleus RSTP

CEE-J / Nucleus GRAFIX / Nucleus FILE

Nucleus USB

企業概要

EDA(Electronics Design Automati on)ベンダとして、ハードウェア、ソフトウェアソリューションを提供してい

る。

一貫したサービス展開を目標に、2002年3月に米国メンターグラフィック社がATI 社を買収し、ATI 社の組

込みOSであるNucleus の販売を開始した。( それ以前はグレープシステムが国内代理店をしていた。)

パートナー OpenDoor:( 次項参照)

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OpenDoor パートナー Accelerated Designs Inc.

Adiva Corporation

Advantest Corporation

Agilent EEsof EDA

AmmoCore Technology, Inc.

Anaglobe Technology, Inc.

Ansoft Corporation

Aplac

Applied Simulation Technology, Inc.

Arena Solutions

Artwork Conversion Software, Inc.

ASML Technology Development

BQR Reliability Engineering Ltd.

CMP Technology, Inc.

Cadence Design Systems, Inc.

CADpro Systems, Inc.

CAST, Inc.

Circuit Semantics™, Inc.

CirVibe, Inc.

Dassault Systemes

DownStream Technologies

Dynamic Soft Analysis, Inc.

Engineering DataXpress, Inc.

Flomerics PLC

Giga

Inovys Corp.

iSTEC GmbH

Legend Design Technology, Inc.

Library Technologies Inc.

Magma Design Automation

MEMSCAP S.A.

Metaphase Technology, Inc.

MoSys

Nassda Corp.

Neolinear

NPTest

OHIO Design Automation Inc.

Omnify Software

Optimum Design Associates Inc.

Parametric Technology Corporation

Prolific Inc.

Relex Software Corporation, Inc.

Router Solutions Incorporated

Sandwork Design, Inc.

Sequence Design Inc.

Sigrity Inc.

Silicon Canvas, Inc.

SimLab Software GmbH

SynaptiCAD

Synopsys Inc.

Synopsys Logic Modeling

EPIC Technology Group of Synopsys

Teradyne, Inc.

Teseda

Ubitech, Inc.

Unigraphics Solutions

UniSoft Corporation

Utilitek Systems, Inc.

Valor Computerized Systems

Virage Logic

Virtual Silicon

Zuken

2)事業規模 単位:金額(百万円)

2001年 2002年 2003年 2004年 2005年予測

販売金額 80 90 100 120 130

OS 販売件数 45 40 50 60 70

SDK 販売本数 - - - - -

ロイヤリティ件数 - - - - -

主に通信・ネットワーク機器で販売実績を上げており、また携帯電話機のベースバンド側のO Sとしても多数採用実績がある。

3)分野別 販売厚生費

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4) 組込み OS 製品動向

リアルタイム性 特性 ハードリアルタイム

応答時間 タスク 1.3μs、 割り込み 3.3μs

測定環境 ARM 136MHz

カーネルサイズ 小時 大時

RO Mサイズ 13KB 35KB 左の数値はマイクロカーネルの数値

RA Mサイズ

信頼性 4000 社以上、数十万プロジェクトで稼働中という実績がある。

FAA(米連邦航空局)発行の文書RTCA-DO-178B 規定にてレベルBを認証。

サポートCPU

68k / ARM / MIPS / PowerPC / National Semiconductor(CR) / x86 / ARC / ColdFire / Tensilica

Renesas / Xlinxs / ALTERA/NEC V8xx / Infineon / M Core

DSP:Texas Instruments / Analog Devices

対応プラットフォーム

開発環境 Nucleus EDGE

XRAY デバッガ

マイクロテックコンパイラ

OS 付随機能 対応状況 備考、今後の対応予定

パワーマネジメント機能 × メモリ保護機能 ○ CPU 限定 ソースコード公開 時間保護機能 ×

マルチプロセッサ対応 △ SMP 無、IPC 有

ミドルウェア・ドライバに対するインタフェースの有無

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OS周辺ミドルウェアの技術的詳細と対応予定

規格別分類 対応の有無

○/×

今後の対応有無

○/× 対応プロトコル 対応API

備考

(コメント・説明等)

IPv4 ○

BOOTP, UDP, TCP, ICMP, ARP, RARP,

DNS, DHCP, IGMP, TFTP Client

RIP/RIPII

BS Dソケットライクインタフェース

IPv6 ○

ICMPv6 、Multicast extension, Neighbor

Discovery , IPv6 Soekct extension, DNS

extension, Multicast listener discover

BS Dソケットライクインタフェース

IPプロトコル

IPSpec ○

IEEE802.11b/g ○

IEEE802.11a ○ 無線LAN

IEEE802.11n ○

Bluetooth1.2

Bluetooth2.0+EDR Bluetooth

Bluetooth Lite

UWB IEEE802.15.3a

ZigBee IEEE802.15.4

NFC(Near Field Communication)

WiMAX

無線通信

その他

IrDA

リニアPCM

Media2Go

AAC

AC-3

MP3

ATRAC3

音声

Windows Media Audio9

JPEG

Motion JPEG-2000

MPEG-2

MPEG-4

H.264/MPEG4-AVC

AVC

Windows Media Video9

MD5/SHA1 ○

AES/DES/3DES ○

画像

マルティメディア機能

その他

認証

暗号 セキュリティ機能

その他

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INTEGRITY Ⅰ. 対象企業概要/組込み OS 製品動向

1) 企業プロフィール

株式会社アドバンスドデータコントロールズ

OS名 INTEGRITY 開発元 (米)Green Hills Software, Inc.

取扱製品

ソフトウェア開発ツール:MULTI (Green Hills Softwar e社製) ネットワークプロセッサ用開発環境(Teja T echnologies社製) EDAツール:ArchGen, ASVP Builder, Afterburner, RTL-C(Cynergy System Design 社製) リアルタイムOS:INTEGRITY, velOSity, eFOSi, ThreadX ミドルウェア:W EBサーバ, WEBブラウザ, TCP/I P, ファイルシステム, IPSec, IKE, TLS, SSL 他コンパイラ

企業概要

1982年設立された従業員数約50名、約10億円規模の独立系のシステムソフトウェア企業である。

1982年からWhitesmith 社製ソフトを、1992年からGreen Hills Softwar e社製ソフトを国内で販売して

おり、ソフトウェア、ハードウェア含めた組込みシステムに対する様々なサービスを提供している。

パートナー ELT / インターデザイン・テクノロジー / グレープシステム

2) 事業規模

単位:金額(百万円) 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年予測

販売金額 - - 20 50 75

OS販売件数 - - 8 15 20

SDK販売本数 - - - - - ロイヤリティ件数 - - - - -

Gr een H ills Softwar e社のOS事業は、2002 年からアドバンスドデータコントロールズと協力し市場開拓を始め、03 年から国内で販

売を開始した。米国では、急成長しているOS として認められており、国内で、約 10 名程度の人員でOS 事業展開を図っている。今後は、

VxWork s、μITRON 、Linux などのA PIを持つことで、国内の組込みOS 市場への販売拡大を図る。

3) 分野別 販売構成比

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4) 組込みOS製品動向

リアルタイム性 特性 ハードリアルタイム

応答時間 タスク応答時間:0.14μs

割り込みが入ってからの応答時間:1~2μs

測定環境 PowerPC 7xx : 233MHz 相当

カーネルサイズ 小時 大時

RO Mサイズ 70KB

RAM サイズ

信頼性 1997年より軍事・航空宇宙関係で採用されており、航空機、ヘリコプターなどでの採用実績あり。

FAA(米連邦航空局)発行の文書RTCA-DO-178B規定にてレベルAを認証済み。

ARM / PowerPC 4xx / PowerPC 5xx / PowerPC 60x / PowerPC 7xx / PowerPC 8xx

PowerPC 74xx / PowerPC 82xx / PowerPC 85xx( 開発中) / MIPS R3000 / MIPS R4000 サポートCPU

MIPS R5000 / MIPS R7000 / MIPS32 / Xscale / x86 / Pentium

対応プラットフォーム BSP( ボードサポートパッケージ)としてARM / Xsca le、i386 / i486 / Pent ium、MI PS、Power PC搭載プラッ

トフォームに対応

開発環境

MULT I開発ツール:

・C/C++, Ada, Fortran コンパイラ

・プロジェクトビルダ

・GU IベースのFlash メモリプログラミング

・Integrit yプロジェクトウィザード

MULT I解析ツール:

・グラフィカルなイベントアナライザとリソースアナライザ

・システムとタスクレベルのプロファイリング

・スタック使用量表示

その他デバッグツール

OS付随機能 対応状況 備考、今後の対応予定

パワーマネジメント機能 ×

メモリ保護機能 ○ アドレス空間毎の完全メモリ保護を実現しており、他タスクやメモリ不足、不正アクセス

による影響は受けない。

時間保護機能 ○ 各タスク、アドレス空間の両方に対するCP U割り当てが可能。

マルチプロセッサ対応 ×

注目技術

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Monta Vista Linux Ⅰ. 対象企業概要/組込みOS製品動向

1)企業プロフィール

㈱モンタビスタソフトウェアジャパン

OS名 MontaVista Linux 開発元 (米)MontaVista

取扱製品

組込みLinuxOS

Professional Edition

Carrier Grade Edition

Consumer Electronics Edition

開発環境:MontaVista DevRocket (Eclip seテクノロジー)

解析ツールRTI 社ScopeTools for MontaVista Linux

企業概要 (米)MontaVista が100%出資している日本法人であり、2000年から国内で事業展開を開始している。

コンシューマ機器分野へ注力している。

パートナー ELT 代理店:東芝情報システム、NEC システムテクノロジー

2)事業規模

単位:金額(百万円)

2001年 2002年 2003年 2004年 2005年予測

販売金額 500 910 1,570 1,790 2,000

OS販売件数 80 140 257 275 300

SDK 販売本数 - - - - -

ロイヤリティ件数 - - - - -

組込みLinux事業規模は、設立された翌年である2001年に約5億円であったが、Linux ブームの影響もあり、2004年には、約18億円

まで成長している。今後はリアルタイム性の向上などによりFA 分野や携帯電話市場をターゲットとしていく。

3)分野別 販売構成比

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4) 組込みOS製品動向

リアルタイム性

特性 ソフトリアルタイム

応答時間 プリエンプション遅延:150us、割り込みが入った場合の遅延:170us

測定環境 PowerPC MPC7410 450MHz

カーネルサイズ

小時 大時(標準)

ROM サイズ 500KB (圧縮)

1.2MB

1.1MB (圧縮)

2.3MB

RAM サイズ 2.3MB 4.6MB

標準カーネルはファイルシステム、TCP/I Pネットワークを含んだ数

値である。カーネルのみの場合は 小350KB( 圧縮)、標準

450-500K B(圧縮)。

信頼性

サポートCPU x86, PowerPC, ARM7/9, Xscale, MIPS, SH-3/4

IDE 環境:MontaVista DevRocket (Eclip seテクノロジー)

解析ツールRTI 社ScopeTools for MontaVista Linux

開発環境

JTAG/ICE: 国内、海外多数のメーカがサポート

OS付随機能 対応状況 備考、今後の対応予定

パワーマネジメント機能 ○ メモリ保護機能 ○ 時間保護機能 △ プロフェッショナルサービス(カスタム)で対応

マルチプロセッサ対応 ○ △:カスタム対応

注目技術 MontaVisita Linux 4.0 で対応予定(T-Linux, Hard Real Time 拡張)

ミドルウェア・ドライバに対するインタフェースの有無

対応状況 備考、今後の対応予定

IPv4/v6 ○ IPSec △ サードパーティにてサポート自社製では次期MontaVista Linux4. 0で対応予定

無線通信 無線LAN △ IEEE802.11b

Bluetooth △ サードパーティによる製品

UWB × ZigBee ×

他 マルチメディア機能

音声 △ 画像 ○

他 セキュリティ機能

認証 ○ Open SSL(標準バンドル) 、サードパーティ製品

暗号 ○ Open SSL(標準バンドル) 、サードパーティ製品

他 その他注目技術

注目技術 対応予定 MontaVista Linux Carrier Grade Edition 4. 0にてOSDL CGL v2.0 に対応予定(2005/10)

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-15-

TimeSys

Ⅰ. 対象企業概要/組込みOS製品動向

1)企業プロフィール

日新システムズ㈱

OS名 TimeSys Linux 開発元 (米)TimeSys

取扱製品

開発環境:TimeStorm

TimeStorm IDE

TimeStorm LVS

TimeStorm LDS

タスクトレースツール:TimeTrace

設計・分析・シュミレーションツール:TimeWiz

ミドルウェア:

Embedded Ware シリーズ:US NET Plus / US File Plus / Memory Stick ソリューション

組込み浮動小数点演算ソフト:GOFAST

その他:Webサーバー、Mail システム

企業概要

日新電機100%子会社でありソフトウェア受託開発などを行う企業である。元ウインドリバーの国内代理店

の1つであったが、代理店契約解消後、(米)TimeS ys社の代理店となり、TimeSys Linux を扱ってい

る。

パートナー

アバールデータ / DDI POCKET / ダイワボウ情報システム / ics Triple x / 京都ソフトウェアリサ

ーチ / LANTRONIX / 丸文 / ミカサ商事 / MSE / パフォーマンステクノロジー / Real-Time

Innovati ons / ルネサステクノロジ / ソフトバンクBB / ソリトンシステムズ / ソフィアシステムズ /

日本シンボルテクノロジー / 高木商会 / Timesy s / 東亜無線電機 / VoiceBoard / 若松通商

2)事業規模

単位:金額(百万円)

2001年 2002年 2003年 2004年 2005年予測

販売金額 100 220 320 350 550

OS販売件数 10 30 65 142 200

SDK 販売本数 10 35 60 108 200

ロイヤリティ件数 2 15 30 0 0

2003年から2004年にかけて、TimeSysの販売件数は約2倍の142件に達しているが価格ダウンの影響により、金額ベースでは約9%の増

加にとどまっている。

また、2004年にロイヤリティフリーのビジネス形態に変更しており、ロイヤリティでの販売はなくなった。

3)分野別 販売構成比

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4) 組込みOS製品動向

リアルタイム性 特性 ハードリアルタイム/ソフトリアルタイム

応答時間 62μs(タスク)、88μs(割込みが入った場合)

測定環境 SH4(200MHz)

カーネズルサイ 標準:2MB 最小0.7MB

最小時 最大時

ROM サイズ

RAM サイズ

信頼性 米国航空宇宙局(NASA) での採用実績有り。

サポートCPU IA-32, PowerPC, SH, ARM, Xscale, i.MX, MIPS, UltraSPARC

開発環境 GUI 統合開発環境「TimeStorm IDE 」、組込み・移植支援ツール「TimeStorm LDS 」、Li nuxテストツール

「TimeStorm LVS 」、タスクトレーサー「TimeTrace 」、モデリング、設計ツール「TimeWiz 」

OS付随機能 対応状況 備考、今後の対応予定

パワーマネジメント機能 ○ メモリ保護機能 ○ 時間保護機能 ○

マルチプロセッサ対応 ○

その他注目技術

注目技術 TimeSy sリザベーション(CPU リザベーション、ネットワークリザベーション) 応答性を高めるために、

CPU での割り当てと通信速度の割り当て技術を改善していく。

対応予定 ディスクリザベーション、メモリーリザベーション

ミドルウェア・ドライバに対するインタフェースの有無

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OS周辺ミドルウェアの技術的詳細と対応予定

規格別分類

対応の有無

○/×

今後の対応有無

○/× 対応プロトコル 対応API 備考(コメント・説明等)

IPv4

○ ARP /RARP / PPP/ BOOTP/

DHCP/ DNS/ FTP/ TFTP その他

BSDソケットのサブセット、ITRON

TCP/IP API、その他

IPv6

I CMPv6 / PPP その他 BSDソケットのサブセット、ITRON

TCP/IP API、その他

IPプロトコル

IPSpec

○ ESP / AH / IKE / その他暗号ライブ

ラリ

IEEE802.11b/g △

IEEE802.11a × 無線LAN

IEEE802.11n ×

Bluetooth1.2 △

Bluetooth2.0+EDR × Bluetooth

Bluetooth Lite ×

UWB IEEE802.15.3a ×

ZigBee IEEE802.15.4 △

NFC(Near Field Communication) ×

WiMAX ×

無線通信

その他

IrDA △

リニアPCM ×

Media2Go ×

AAC ×

AC-3 ×

MP3 △

ATRAC3 ×

音声

Windows Media Audio9 ×

JPEG △

Motion JPEG-2000 ×

MPEG-2 △

MPEG-4 △

H.264/MPEG4-AVC ×

AVC ×

画像

Windows Media Video9 ×

マルティメディア 機能

その他

認証 MD5/SHA1 ×

暗号 AES/DES/3DES △

セキュリティ機能

SSL ○

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WindowsCE/.NET Ⅰ. 対象企業概要/組込みOS製品動向

1)企業プロフィール

2)事業規模 単位:金額(百万円)

2001年 2002年 2003年 2004年 2005年予測

販売金額 430 450 490 520 550

OS販売件数 - - - - -

SDK 販売本数 280 340 380 450 500

ロイヤリティ件数

本実績は、WindowsCE/.NET のみの販売規模であり、WindowsXP/NT は含まない。 未だにライセンス販売されているDO Sまで含めれば、国内で数百億円と言われる組込みOS市場で約30%~35%のシェアを持つと推測される(実績値は非公開)

3)分野別 販売構成比

18

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4) 組込みOS製品動向

リアルタイム性 特性 ハードリアルタイム

応答時間 248μs (割り込みが入った場合:251us)※Dedicated Systems Exper tsでの発表値

測定環境 Pentium MMX 200MHz

カーネルサイズ 小時 大時

ROM サイズ 200KB 350KB

RAM サイズ システムに依存

信頼性 プロセス間保護機能

サポートCPU ARM, SH4, MIPS, x86

対応プラットフォーム 各BSP

開発環境 Platform Builder, Embedded Visual C++, Visual Studio.NET

OS付随機能 対応状況 備考、今後の対応予定

パワーマネジメント機能 ○ メモリ保護機能 ○ 時間保護機能 ○

マルチプロセッサ対応 △ 他OSとのブリッジングフレームワーク

注目技術

ミドルウェア・ドライバに対するインタフェースの有無 対応状況 備考、今後の対応予定

IPv4/v6 ○ IPSec ○ 無線通信

無線LAN △ BroadC om製品全てサポート Bluetooth ○ UWB × ZigBee ×

他 マルチ

メディ ア機能

音声 ○ 画像 ○

他 DRM セキュ

リティ 機能

認証 ○ 暗号 ○

注目技術 DL NA、VoIP

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OS周辺ミドルウェアの技術的詳細と対応予定

規格別分類 対応の有無

○/×

今後の対応

有無

○/×

対応プロトコル 対応API 備考(コメント・説明等)

IPv4 ○

ARP /RARP / PPP/

DHCP/ DNS/ FTP/ TFTP

など

BSDソケットの

サブセット

CE5.0のネットワーク機能全般に関しては、下記URLを参照ください。

http://msdn.microsoft.com/library/en-

us/wcecomm5/html/wce50conCommunicationServicesandNetworking

89.asp?frame=true

IPv6 ○ I CMPv6 / PPP など BSDソケットの

サブセット

IPプロトコル

IPSpec ○ ESP/AH/IKE/

IEEE802.11b/g △ 未定 802.11bは対応 http://msdn.microsoft.com/library/default.asp?url=/library/en-

us/wcecomm5/html/wce50con80211overview.asp

IEEE802.11a × 未定 全般に言えますが標準でサンプルコンポーネントを提供していないだけ

で、対応していないということではありません。

無線LAN

IEEE802.11n × 未定

Bluetooth1.2 ○ http://msdn.microsoft.com/library/en-

us/wcecomm5/html/wce50oriBluetooth.asp

Bluetooth2.0+EDR × 未定 Bluetooth

Bluetooth Lite × 未定

UWB IEEE802.15.3a × 未定

ZigBee IEEE802.15.4 × 未定

NFC(Near Field Communication) × 未定

WiMAX × 未定

無線通信

その他

IrDA ○

リニアPCM ○

標準で搭載していなくても、基本的にはライセンス上の問題なので、

3rdパーティなどから様々なものが提供されており、利用可能となって

います。

Media2Go × 予定 MTP/DL AをCE 5.0 WMDRM PD ARMv4I I nstallation Packageでサポート:

既に3rdパーティより取得可能

AAC × 未定

AC-3 × 未定

3rdパーティから提供されています。

http://msdn.microsoft.com/embedded/usewinemb/ce/drivers/supdri

vers/default.aspx

MP3 ○

ATRAC3 × 未定

音声

Windows Media Audio9 ○ 対 応 し て い る も の : Windows Media Audio, Windows Media Video,

DVD-Video, MP3, MPEG-1

JPEG ○

Motion JPEG-2000 × 未定

MPEG-2 × 未定

MPEG-4 ○

H.264/MPEG4-AVC × 未定

AVC × 未定

Windows Media Video9 ○

マルティメディア機能

画像

その他

Direct 3Dモバイルや各種ストリーミング技術に対応:その他の詳細に

関しては下記URLを参照ください。

http://msdn.microsoft.com/library/en-

us/wcemultimedia5/html/_wce50oriMultimediaTechnologies.asp?fram

e=true

認証 MD5/SHA1 ○ http://msdn.microsoft.com/library/default.asp?url=/library/en-

us/wcecomm5/html/wce50conmainmodesecurityassociation.asp

暗号 AES/DES/3DES ○ http://msdn.microsoft.com/library/default.asp?url=/library/en-

us/wcecomm5/html/wce50conmainmodesecurityassociation.asp

セキュリティ機能

その他

http://msdn.microsoft.com/library/default.asp?url=/library/en-

us/wcesecurity5/html/wce50consecurityservices.asp

http://msdn.microsoft.com/library/en-

us/wcesecurity5/html/wce50oriSecurity.asp?frame=true

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NORTi

Ⅰ. 対象企業概要/組込みOS製品動向

1) 企業プロフィール

株式会社ミスポ

OS名 NORTi 開発元 自社開発

取扱製品 NORTi

企業概要

OS 事業のみでの事業展開を行っている。他社に先駆けてμITRO N仕様を独自OS として製品化した。

簡易GUIと簡易TCP /IPプロトコルスタックを標準装備している。そのため、μITRO Nユーザでも簡単に

TCP /IPを備えたOS を採用できることが特長となっている。

パートナー

2) 事業規模

単位:金額(百万円)

2001年 2002年 2003年 2004年 2005年予測

販売金額 - 110 130 170 200

OS販売件数 - - - - -

SDK販売本数 - 560 675 730 780

ロイヤリティ件数 - - - - -

特定分野をターゲットにするのではなく、今後OS未採用の機器や海外展開を視野に入れて展開する予定である。

3) 分野別 販売構成比

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4) 組込みOS製品動向

リアルタイム性

特性 ハードリアルタイム

応答時間 割り込みが入ってからの応答時間 = 数μs

測定環境 SH(133MHz )で測定

カーネルサイズ

小時 大時

RO Mサイズ 50KB RAM サイズ

マイクロカーネル( システムコール)

信頼性

サポートCPU

対応プラットフォーム

開発環境

OS付随機能 対応状況 備考、今後の対応予定

パワーマネジメント機能 ×

メモリ保護機能 ○

時間保護機能 ○

マルチプロセッサ対応 ×

注目技術 特になし。

ミドルウェア・ドライバに対するインタフェースの有無

対応状況 備考、今後の対応予定

IPv4/v6 ○ IPSec ○ 無線通信

無線LAN × Bluetooth × UWB × ZigBee ×

他 マルチメディア機能

音声 × 画像 ×

他 セキュリティ機能

認証 × 暗号 ×

注目技術 特になし。

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T-Kernel Ⅰ. 対象企業概要/組込みOS製品動向

1) 企業プロフィール

T-Engineフォーラム

OS名 T-Kernel 開発元

取扱製品 T-Kernel:( 以下は標準的にミドルウェアプロファイルを定義された各エクステンション)

T-Kernel/SE (Standard Extention)

T-Kernel/TE (Tiny Extension)

T-Kernel/EE (Enterprise Extension)

T-Integrator (情報家電用プログラミングフレームワーク:NSI)

T-Java

T-Wireless (第三世代携帯電話端末用)

T-Engine 開発キット用ミドルウェア

T-Engine 関連ハードウェア各種μ

T-Engine 開発キット各種T-Engine 開発キット

T-Engine アプライアンス( タッチパネル)

※T-Kerne l自体の販売はない。

NPO 概要

「T-Engine 」プロジェクトは、ハードウェアや開発環境まで含めた組込み機器の開発プラットフォームの標

準化を行い、ソフトウェア部品の流通促進や移植性向上を目的として始められた。同プロジェクトには、国

内外の主要な半導体メーカー、ソフトウェアメーカー、組込み機器メーカー、家電メーカーなどが多数参加

しており、T-Engine アーキテクチャの研究開発および標準化活動をおこなっている。

参加企業 2005年3月17日現在:475団体

2) 事業規模 単位:金額(百万円)

2001年 2002年 2003年 2004年 2005年予測

販売金額 - - - - -

OS販売件数 - - - - -

SDK販売本数 - - - - -

ロイヤリティ件数 - - - - -

T-Kern el は主に会員企業で採用されているため、OSとしての販売金額は集計されていない。

3) 分野別 販売構成比

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4) 組込みOS製品動向

リアルタイム性 特性 -

応答時間 -

測定環境 -

カーネルサイズ 小時 大時

RO Mサイズ 15KB

RAM サイズ

信頼性

サポートCPU

対応プラットフォーム

開発環境

OS付随機能 対応状況 備考、今後の対応予定

パワーマネジメント機能 × メモリ保護機能 × 時間保護機能 ×

マルチプロセッサ対応 ×

その他注目技術 注目技術 対応予定

ミドルウェア・ドライバに対するインターフェースの有無

対応状況 備考、今後の対応予定

IPv4/v6 IPSec 無線通信

無線LAN

Bluetooth

UWB

ZigBee

全てサードパーティによる対応

マルチメディア機能 音声 画像

他 セキュリティ機能

認証 暗号

その他注目技術 注目技術 対応予定

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TOPPERS Ⅰ. 対象企業概要/組込みOS製品動向

1)企業プロフィール

TO PPERSプロジェクト(NPO 法人)

OS名 TOPPERS 開発元

取扱製品

カーネル:

JS Pカーネル

FI 4カーネル

OSEKカーネル

IIM Pカーネル(TRON プロジェクト)

NP O概要

TOPPERS(Toyohashi Open Platform for Embedded Real-time Systems) プロジェクトは特定非営利活動

法人(NPO 法人)である。ITRON 仕様のカーネルをベースとしたJ SPカーネルを公開しているが、基

本は組込みOSの標準製品化を目的とした活動を行っており、ITRON 仕様以外でも同プロジェクトの開

発ベースと成りえる。

TRON プロジェクトは標準化を目的としているのに対して、TOPPERS プロジェクトは製品化を目的とし

た活動を行っている。

参加企業 次項参照

アーム(株)

アイピーフレックス(株)

(株)アイポック

アップウィンドテクノロジー・インコーポレイテッド

(株)アドテックシステムサイエンス

(株) アドバンスドデータコントロールズ

(株)アルファプロジェクト 技術部

(株)イーエルティ

(有)イーラボ・エクスペリエンス

(株)エーアイコーポレーション

NECエレクトロニクス(株)

NEC 東芝スペースシステム(株)宇宙機器本部

NEC マイクロシステム(株)システム事業部

オークマ(株)FAシステム統括部

大井電気(株)

(株)沖情報システムズ

川崎マイクロエレクトロニクス( 株)

(株)ガイア・システム・ソリューション

キャッツ(株)

九州ミツミ(株)

(株)協栄エレクトロニクス

(株)協栄システム

(財)京都高度技術研究所

(株)サンテック

三洋電機(株)コンポーネント企業グループセミコンダクターカンパニー

サンリツオートメイション(株)

(有)品川通信計装サービス

(株)ジャパン・ トータルデザイン・コミュニケーション

セイコーエプソン(株)

(株)ソフィアシステムズ

(株)ソリトンシステムズ

大日本印刷(株) 電子デバイス事業部 電子デバイス研究所

(株) 中央製作所

ディー・クルー・テクノロジーズ(株)

(株)デンソークリエイト

(株)東京アールアンドデー

(株)東芝 ソフトウェア技術センター

(株)東陽テクニカ ソフトウェア開発部

(株)トヨタIT 開発センター

トヨタ自動車(株)技術部門付BR 制御システム開発室

豊田通商(株)情報電子部

(株)トヨタテクノサービス 第21T&事業推進部

名古屋大学大学院 情報科学研究科高田研究室

日本ノーベル(株)アドバンスト・クオリティ事業部

萩原電気(株)

バイテックシステムエンジニアリング(株)

バルトソフトウェア(株)

(株)パイ・ソフト・ラブ

(株)日立アドバンストデジタル

(株) 日立システムアンドサービス

デジタルメディアソリューション事業部 デジタルメディア部

日立ビジネスソリューション(株)

(株)ヴィッツ

ファームウェアシステム(株)

富士通エルエスアイテクノロジ(株)

(株)富士通コンピュータテクノロジーズ

富士通デバイス(株) 技術本部システムソリューション部

(有)フリーラインズ

(株)ブライセン

ベクター・ジャパン(株)

(株)北斗電子

松下電器産業(株) 半導体社開発本部ソフトウェア開発センター

(株) 豆蔵 エンジニアリングソリューション事業部

(株)ミックウェア

メガソリューション(株)

(株)メビウス

(資)もなみソフトウェア

ヤマハ(株)アドバンストシスム開発センター

横河電機(株) 技術開発本部

(株)リコー 画像システム事業本部プラットフォーム開発センター

(株)ルネサステクノロジ

(株)ルネサスソリューションズ

(株)ロジック・リサーチ

(株)ワイ・デー・ケー YDK テクノロジーズ

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2)事業規模

単位:金額(百万円)

2001年 2002年 2003年 2004年 2005年予測

販売金額 - - - - -

OS販売件数 - - 3 10 15

SDK 販売本数 - - - - -

ロイヤリティ件数 - - - - -

OS 販売件数はリリースしたカーネル数を示す。

オープンソースのためプロジェクトに参加する企業からのフィードバックを元に、現時点で10 件以上の採用実績がある

3)分野別 販売構成比 構成比(%) 2003年 2004年 2005年予測

a. 家電機器 0% 0% 0%

b. 情報家電機器 33% 25% 20%

c. 携帯電話機 0% 0% 3%

d. OA ・業務用機器 0% 5% 7%

e. 通信・ネットワーク機器 0% 20% 20%

f. FA 制御、産業用機器 33% 30% 30%

g. 車載・自動車関連機器 0% 7% 10%

h. その他 34% 13% 10%

ターゲット分野をしぼらず、OS の製品化と特定分野向けのコン

ポーネント化による標準OS の開発を目的としており、参加企業

の意向により、OS+ 周辺の組み合わせによるコンポーネント仕

様で製品化していく。

製品化実績だけでなく、他の情報も参考にして構成比を当委員

会にて推定した。

4) 組込みOS製品動向 リアルタイム性

特性 ハードリアルタイム

応答時間 数μ秒程度

測定環境 SH3(133MHz)

カーネルサイズ 小時 大時

ROM サイズ 15KB

RAM サイズ 200B

TOPPERS /JSPカーネルの本体のみの数値。

RAMサイズはリソース数に大きく依存。

信頼性

サポートCPU M68K, SH1/2/3/4, H8, H8S, ARMv5, M32R, MicroBlaze, Nios2, TMS320C54x, xstormy16, MIPS3,

M16C, SC33, PowerPC32, V850 (古いリリースで対応), i386 (古いリリースで対応), その他ユーザによる

ポーティング実績として Xtensa, Blackfin, DAP/DNA, R8C など

対応プラットフォーム

開発環境 GNU 開発環境,Green Hills Softwar e社の開発環境,半導体メーカ製の開発環境

OS付随機能 対応状況 備考、今後の対応予定

パワーマネジメント機能 × 検討中

メモリ保護機能 × メモリ保護を追加したIIM Pカーネルがある。

時間保護機能 × 対応する方向で検討中。

マルチプロセッサ対応 ○ 対応したカーネルを開発済み。

注目技術 分野別のターゲット機器に対応する為、コンポーネント化されたO Sを開発する予定

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ミドルウェア・ドライバに対するインタフェースの有無

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Ⅱ.調査対象組込みOS比較・分析

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1)OS販売比較

OS 事業(2004 年実績)

企業名 / OS 名 販売金額

(金額:百万円) OS販売件数 SDK販売本数

備考

ウインドリバーVxWorks 830 * 450 ( 米)VxWorks は、主に通信分野、航空・宇宙、防衛分野向けに実績があるが、国内では情報

家電、業務用機器向けへの構成比率が高い。

メンター・グラフィックス・ジャパン

Nucleus PLUS 120 60 -

( 米)Nucleus は、主に通信・ネットワーク分野、情報家電分野、携帯電話、OA ・業務用機器

分野で実績を上げている。

アドバンスドデータコントロールズ

Integrity 50 15 -

( 米)Green Hills Software 社のRTOS であり、防衛、航空・宇宙分野で実績を持つ信頼性

の高いOSである。国内では実績は少ないが、今後、販売拡大していくと予測できる。

モンタビスタソフトウェアジャパン

MontaVista Linux 1,790 275 - 組込みLinux のトップベンダであり、国内組込みLinux 市場で先行する企業となっている。

日新システムズ

TimeSys 350 142 108

モンタビスタに次ぐ組込みLinux ベンダであり、( 米)TimeSys の国内代理店である日新電

機のソフトウェア企業である。元VxWorks の代理店でもあり、以前から組込み市場で事業展開

を行っている。

マイクロソフト

WindowsCE/.NET 520 - 450

世界No. 1ソフトウェア(OS) ベンダであり、PC 以外の組込みOSでの事業展開を図ってい

る。組込みLinux やRTO Sとの競争が激化しているがGUI での強みとTRON との協力など

で、国内再編を目指す。

ミスポNORTi 170 - 730 国産TRON 仕様のオープンソースをベースとした独自OSで、国内ではトップシェアを誇る。主

にFA 制御分野で実績があり、独自の製品展開を図っている。

T-Engine フォーラム

T-Kernel - - -

あらゆる機器のスタンダードプラットフォームであるT-Engine ボード(評価ボード)に使われるカ

ーネルをT-Kerne lと位置付けている。

TOPPERS プロジェクト

TOPPERS - 10 -

TRON プロジェクトとは異なるスタンダードO Sの製品化団体である。設立時はTRONベース

の製品でスタートしたが、その後、OSEK ベースのO Sなどを製品化している。

*不明

-当該事項なし

2)ライセンス形態、価格体系

企業名 / OS 名 ライセンス形態 参考価格

(*) 備考

ウインドリバーVxWorks

ロイヤリティ、プロ

ジェクト、

サブスクリプショ

ン(プロダクション

ライセンス)

販売分野別に4 つのプラットフォーム製品を準備し、Linux を意識したサブスクリプシ

ョン形態でのビジネスを開始しているが、単一製品販売も続けている。

プロダクションライセンスに関しては、ロイヤリティを含む。またコンシューマ機器向け

は、個別機器に合わせた価格設定を行う。

メンター・グラフィックス・ジャパン

Nucleus PLUS

SDK/

ロイヤリティフリー

プロジェクト

約190万円~ ロイヤリティフリーで完全なソースコードが提供される。

アドバンスドデータコントロールズ

INTEGRITY

SDK

ロイヤリティフリー 約170万円~ 今後事業拡大に向けて、販売体制等を再編中。

モンタビスタソフトウェアジャパン

MontaVista Linux

サブスクリプショ

ンサブメニューを

準備中 約350万円~ ビジネスについて3 つの形態を準備しているが、今後は対応の幅を広げていく。

日新システムズ

TimeSys

SDK/

ロイヤリティフリー

プロジェクト

約70万円~オープンソースであるLinux でありながら、独自のライブラリを保有している事から、S

DK と言った製品売りの形態も準備している。

マイクロソフト

WindowsCE/.NET

SD K/ロイヤリティ

プロジェクト 約130万円~

RTOS 、組込みLinux との競争激化の影響を受け、ロイヤリティの価格変更などで、

再編中。

ミスポ

NORTi

SDK

プロジェクト 約20万円~

基本的に”Buy-Out” という売り切りでのビジネスを行っている。ユーザ側では同じプロ

ダクトラインに対してロイヤリティが一切不要である。

T-Engine フォーラム

T-Kernel フリー - μITRON をベースとしたオープンソース。

TOPPERS プロジェクト

TOPPERS フリー -

μITRON や、OSEK などをベースとしたフリーOS の開発、製品化からミドルウェア、

開発環境などの周辺ソフトウェアの流通を目的としている。

(*): 調査時点(05 年1 月~3 月)における参考価格

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3)販売分野別構成

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4)OS機能

a.リアルタイム性、カーネルサイズ

リアルタイム性 カーネルサイズ

応答時間 測定環境 ROM サイズ RAM サイズ企業名 / OS名 特性

タスク 割込み CP U名動作周波

数 最小時 最大時 最小時 最大時

備考

ウインドリバー

VxWorks ハードリアルタイム - 1μs PowerPC 200MHz 30KB 500KB

応答時間は実測値で1μ s、カーネルサ

イズは最小時30K Bで構成実績がある。

メンター・グラフィックス・ジャパン

Nucleus PLUS ハードリアルタイム 1.3μs 3.3μs ARM920 136MHz 13KB 35KB

タスクの応答時間は1.3u sと早い応答性

を維持し、カーネスサイズは最小時で

13KB 程度のサイズとなる。

アドバンスドデータコントロールズ

Integrity ハードリアルタイム

0.14μ

s 1~2μs PowerPC 233MHz 70KB

RTCA-DO-178B にてレベルA の認証

を取得し、高い信頼性、応答性を実現し

ている。

モンタビスタソフトウェアジャパン

MontaVista Linux ソフトリアルタイム 150μs 170μs

PowerPC

MPC7410450MHz 1.2MB

2.3MB

(標準)2.3MB 4.6MB

日新システムズ

TimeSys

ハードリアルタイム

ソフトリアルタイム 62μs 88μs SH4 200MHz 0.7MB

2.0MB

(標準)

特長としてタスクが多い場合でも応答速

度が落ちないようにカスタマイズされて

いる。

マイクロソフト

WindowsCE/.NET ハードリアルタイム 248μs 251μs

Pentium

MMX200MHz 200KB 350KB

応答時間はDedicated Systems

Expert sでの発表値。

ミスポNORTi ハードリアルタイム 数μs SH 133MHz 50KB

国産TRON仕様OSは、長年日本の製

造業をサポートしてきた実績がある。FA

関連、制御機器などでも採用可能な応

答性を示している。

T-Engine フォーラム

T-Kernel ハードリアルタイム

15KB

TOPPERS プロジェクト

TOPPERS ハードリアルタイム 数μs SH3 133MHz 15KB 200B

b.OS付随機能

企業名/ OS 名 パワー

マネジメント メモリ保護 時間保護

マルチ

プロセッサ備考

ウインドリバーVxWorks ○ ○ × ○

省電力機能に加え、メモリ保護機能ではメモリエラー検出などを備える。

マルチプロセッサ対応では、VxMP による密結合が上げられ、プロセッサ間でのデー

タ、ハードウェアの共有、同期を高速化、共有セマフォによる操作が可能となっている。

メンター・グラフィックス・ジャパン

Nucleus PLUS × ○ × △

現状、パワーマネジメント機能と時間保護機能には対応していないが、今後対応して

いく予定である。

アドバンスドデータコントロールズ

Integrity × ○ ○ × パワーマネジメント機能とマルチプロセッサには対応していない。

モンタビスタソフトウェアジャパン

MontaVista Linux

○ ○ △ ○ パワーマネジメント、メモリ保護、マルチプロセッサには対応済みであるが、時間保護に

関しては、カスタム対応のみで、標準対応はしていない。

日新システムズ

TimeSys ○ ○ ○ ○ 全て対応済み。

マイクロソフト

WindowsCE/.NET ○ ○ ○ △

マルチプロセッサ対応としては、他OSとのブリッジングフレームワークとして対応(T-

Engi neなど) している。

ミスポ

NORTi × ○ ○ ×

メモリ保護機能に関しては、以前に他社との共同開発で機能追加しており、時間保護はμI

TRON 標準の仕様となっている。周辺のTCP/IP とシュミレータを標準搭載している。

T-Engine フォーラム

T-Kernel × × × ×

TOPPERS プロジェクト

TOPPERS × × × ○

パワーマネジメント機能の必要性については検討中で時間保護機能については対応

する方向で検討しているが、メモリ保護機能に関してはTRON プロジェクトで対応した

IIMP カーネルが出ているのみである。

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5) ミドルウェア・ドライバに対するインタフェース

a. 通信機能

Internet Protocol 無線通信 企業名 / OS 名

IPv4 IPv6 IPSec 無線LAN Bluetooth備考

ウインドリバーVxWorks ○ ○ ○ ○ △ 通信・ネットワーク機器分野が主力分野であり、IPv4 、IPv6 、

IPSec、無線LAN は対応済みである。

メンター・グラフィックス・

ジャパンNucleus PLUS ○ ○

モンタビスタソフトウェア

ジャパンMontaVista

Linux

○ ○ △ △ △

無線通信に関しては、サードパーティにてサポート可能であり、自社

でも次期バージョンで対応予定となっている。Bluetooth に関して

は自社対応の予定はない。

日新システムズTimeSys ○ ○ ○ △ △ 無線通信に関しては、サードパーティーにてサポートしている。

マイクロソフト

WindowsCE/.NET ○ ○ ○ △ ○

ミスポNORTi ○ ○ ○ × × TCP/IP 以外は対応していない。

TOPPERS プロジェクト

TOPPERS ○ ○ △ △ △

b.マルチメディア機能、セキュリティ機能

マルチメディア機能 セキュリティ機能企業名 / OS 名

音声 画像 認証 暗号備考

ウインドリバーVxWorks × ○ ○ ○ マルチメディア機能に関しては、サードパーティからの提供を受けている。セキ

ュリティ機能では、Firewall 、Encription などを提供している。

メンター・グラフィックス・

ジャパンNucleus PLUS

○ ○ セキュリティに関しては、Nucleus SSL, Nucleus Cypher を提供している。

モンタビスタソフトウェア

ジャパンMontaVista

Linux

△ ○ ○ ○

画像に関しては、サードパーティでサポートしており、MPEG 2/4、Windows

Media Audio/Video を準備している。セキュリティに関しては、Open SSL

を標準でバンドルしている。

日新システムズTimeSys △ △ × △

マイクロソフト

WindowsCE/.NET ○ ○ ○ ○

その他マルティメディア機能としてDRM( デジタルライツマネジメント) などの

今後注目技術とされる技術に対応済み。

ミスポNORTi × × × ×

6) ターゲット分野と注目技術

注目技術 企業名 / OS 名 ターゲット分野

OS付随機能について 周辺機器について 備考

ウインドリバーVxWorks 情報家電機器

携帯電話 車載/自動車関連

フットプリント、ブートタイムFile 、ネットワーク性の向上

デバイスマネジメント 情報家電機器や通信・ネットワーク機器分野を重要なマーケットと位置付けており、本分野向けに今後の対応機能を絞り込む予定。新たに携帯電話分野に注目している。

メンター・グラフィックス・ジャパンNucleus PLUS

通信/ネットワーク機器携帯電話

車載/自動車関連 - -

海外で実績を上げている携帯電話機向けアプリケーション側のOS として、国内市場開拓を目指す。

アドバンスドデータコントロールズIntegrity

情報家電機器 OA・業務用分野

- - -

モンタビスタソフトウェアジャパンMontaVista Linux

携帯電話 FA制御

車載機器

T-Linux ハードリアルタイム拡張

OSDL CGL T-Linux/ ハードリアルタイム拡張、OSDL ネットワークなどは、次期バージョンで対応予定となっている。

日新システムズTimeSys 情報家電機器

通信/ネットワーク機器車載器機

CPU リザベーションネットワークリザベーション

SIP (Session Initiation Protocol)

得意分野はFA 制御、産業用機器分野であるが、今後は通信・ネットワーク分野や車載機器分野、情報家電機器などをターゲットにしている。更なる応答性を高めるためにハードウェアに対する割り当て、マルチメディアセッションに対するシグナリンクプロトコルの追加を図る。

マイクロソフトWindowsCE/.NET

OA ・業務用分野 - DLNA VoIP 現状はOA ・業務用分野向けの販売を維持することを優先する。

ミスポNORTi 特になし - -

T-Engine フォーラムT-Kernel

特になし - -

TOPPERS プロジェクトTOPPERS 特になし - -

参加企業の意向次第で優先順位をつけ、今後の展開を決めている。

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Ⅲ.組込みOS技術動向調査まとめ

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1) OS別販売分野予測 2004 年→2005 年

OS別販売分野の 2004 年実績 と 2005 年予測の比較から、各個別 OSの動向を示す。2004 年から 2005 年にかけ

て伸びると予測される分野は「○」で示

す。

VxWorksでは車載・自動車関連機器と 情報家電機器において、構成比は増加

すると予測される。

Nucleusでは車載・自動車関連機器、 FA制御・産業用機器と携帯電話機器で それぞれ構成比を伸ばすと予測される。

Integrityでは FA制御・産業用機器が新 たに販売分野として拡大する。

これら3種の OSでは、リアルタイム性、高い信頼性などにより幅広い実績があ

り、今後とも様々な分野に幅広く使われ

ると予測される。

ここでは、Linux OS別販売分野の 2004 年実績と 2005 年予測の比較を示している。

MontaVista Linuxでは FA 制御・産業機 器、車載・自動車関連機器、携帯電話機

器と OA・業務用機器でそれぞれ増加す ると予測している。特に携帯電話機器で

は 2004 年実績からさらに伸びると予測し

ており、Linux搭載機種の増加が伺える。

TimeSysでは情報家電機器で構成比が 増加すると予測しており、従来 FA 制御・

産業用機器で実績があるが、市場規模

の大きい情報家電系に移行していく予定

である。

Linux OS全体では通信・ネットワーク機器での実績が目立つが、近年の情報家

電機器を中心に採用が進んでいる。

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ここでは、WindowsCE/.NETと TRON系のNORTiのOS別販売分野の2004年実績と 2005 年予測の比較を示してい

る。

WindowsCE/.NETでは、車載・自動車関連機器、情報家電機器と携帯電話

機器で増加すると見込んでいる。

またWindowsCE/.NETでは、メディア関連とGUIでの強みが特徴であり、OA・業務用機器で実績をあげている。

NORTiでは、特に変化が見られず、OS事業展開でも特に販売分野の特定や

製品展開を見せていない。

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2) OS別リアルタイム性/カーネルサイズ/販売分野分析

3) OS周辺ミドルウェア詳細分析

△印については、自社OSでの標準対応ではなく、開発受注によるカ

スタム対応やサードパーティでの対応となる。Linux に関しては、オ

ープンソースでの対応の可能性を含んでいる。OS周辺ミドルウェア機

能では、WindowsCE/.NET のみがマルチメディア機能が充実している。

IPプロトコルに関しては、IPv4/IPv6 及び IPSec へ対応済み、または対応予定がある。インフラとしてもIP環境が整っていることから、各機器、装置でも対応の必要が高い事を示している。 各社とも無線通信に対する注目度は高かったが、Bluetooth、 UWB 等の対応については不確定な状況である。

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4) OS付随機能分析

現在の対応

VxWorks Nucleus INTEGRITY

MontaVista TimeSys Windows

CE/.NET NORTi T-Kernel TOPPERS

パワーマネジメント ○ × × ○ ○ ○ × × ×

メモリ保護 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × ×

時間保護 × × ○ △ ○ ○ ○ × ×

マルチプロセッサ ○ △ × ○ ○ △ × × ○

今後の対応

VxWorks Nucleus INTEGRITY MontaVista TimeSys Windows

CE/.NET NORTi T-Kernel TOPPERS

パワーマネジメント ○ × × ○ ○ ○ × × ×

メモリ保護 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × ○

時間保護 × × ○ △ ○ ○ ○ × ○

マルチプロセッサ ○ △ × ○ ○ △ × × ○

各ベンダの調査の結果、OS付随機能は、現状と今後で大きく変化は見られなかった。

その中でも、メモリ保護機能に関してはほとんどの企業が対応済みとなっている。組込み分野でのソフトウェア規模の

増大から複数技術者が関わるケースが多くなっており、その必要性の高さが伺える。

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─ 禁 無 断 転 載 ─

組み込みOS技術動向調査報告書

発 行 日 平成 18 年3月

編集・発行 社団法人 電子情報技術産業協会

マイクロプロセッサ専門委員会

〒101-0062

東京都千代田区神田駿河台 3丁目 11 番地

三井住友海上別館ビル

TEL(03)3518-6426(代表)

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