福島赤十字病院 医療基幹システム 基本基本要求仕梳書 ·...

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福島赤十字病院 医療基幹システム 基本要求仕様書

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―目 次―

1.医療情報システム更新の考え方

(1)主な用語の定義

(2)導入の目的

(3)現状と新病院に向けての課題

(3)新病院での電子カルテ稼働に向けた検討

2.医療情報システムの導入方針

(1)システム化の基本方針

(2)電子カルテ/オーダリングシステム導入方針

(3)部門システム導入方針

3.システム要件

(1)システムの基本要件

(2)電子カルテシステムの要件

(3)部門システムの要件

(4)その他の要件

4.情報機器

(1)端末・プリンタ台数

(2)情報機器のスペック

5.データ移行

(1)既存システムからのデータ移行

(2)移行対象の現システム

(3)データ移行項目

(4)患者IDについて

6.ネットワークの要件

(1)ネットワーク構築に関する要件

7.保守関連

(1)保守に関する基本方針

別表1【導入システム・機器一覧】

別表2【システム構成図(案)】

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1111....医療情報医療情報医療情報医療情報システムシステムシステムシステム更新更新更新更新のののの考考考考ええええ方方方方

(1) 主な用語の定義

1)本仕様書における「医療基幹システム」とは、電子カルテ/オーダリングシステム、医事会計シス

テム、レセプト総括システム(レセプト債権システム)のことをいう。また「総合医療情報システム」

とは、医療基幹システム、部門システム(既設部門システムも含む)のことを指す。

2)各システム名は、現在想定しているシステム分類であり、このシステム構築がこの名称に縛られ

る訳ではない。

3)総合医療情報システムのうち、今回の調達に係る範囲を「調達システム」という。

4)「コンピュータ室」とは、本館5階電算室内のサーバを設置する部屋をいう。

5)「本院」とは、福島赤十字病院をいう。

6)「利用者」とは、総合医療情報システムで業務を行う本院の医療従事者をいう。

(2) 導入の目的

近年の医療の高度化に伴い、複雑化、専門化、大規模化する医療情報を迅速かつ正確に処理し、患

者サービス・安全性の向上、診療機能の質的向上、病院業務運営の効率化及び病院経営の合理化を図

る有効な手段として、段階的なオーダリングシステム機能のさらなる拡充を図る。それらの目的のた

め、データの利活用を行える環境を整備し、繰り返し評価を行うことで継続的に目的達成のためのプ

ロセスを強固なものにできるシステムが求められる。また老朽化した現行システムから、新病院建築

を見据え電子カルテを軸とした総合医療情報システムを構築することで、さらに地域に根ざした信頼

性の高い医療機関として機能するようシステム拡充を行う。

具体的には、以下のことを目的とする。

1)患者サービスの向上

受診手続きの簡素化、診療待ち時間の短縮(情報の提供を含む)に対するアプローチを継続的に行

えるようなシステムを目指す。また医療従事者との円滑なコミュニケーションを行うにあたり、電子

カルテとしての診療情報の開示、また診療情報の地域連携も行うことも視野に入れたシステムとし、

患者サービス向上に寄与するものとする。

2)患者安全性の向上

現在のオーダリングシステムや部門システムによって実現しているレベルを超えて、さらなるシス

テム拡充を図り、患者安全を担保する機能を実装する。具体的には、紙伝票運用にて発生する手間や

リスクを抑え、指示変更が実施者に対して確実に伝えるための仕組みの提供や注射や検査などの医療

行為を実施する際の患者認証の導入を段階的に導入する。

3)診療情報共有機能のレベルアップと医療の質的向上

電子カルテの導入については、紙カルテが手元になくても診療行為の実践や評価に必要な諸情報を

シームレスに参照できることを目的とする。時間あるいは場所をまたがった情報共有が必要な項目に

ついては電子化する。但し、完全なペーパーレス化を無理に追求することを目的とするものではない。

4)診療機能の質的向上

部門間の依頼情報伝達の診療指示、検査結果等各種情報の迅速・正確化、また医療従事者の作業負荷

も同時に達成できるものと思われ、システム拡充のメリットは大きい。また医療機関として求められ

る医療安全管理支援としての機能、医療従事者の判断をサポートする情報の提供、医療従事者間の情

報共有が行えるシステムを目指す。チーム医療、患者参加型医療、地域連携を推進するために、診療

情報の共有を進め、また、IT を利活用した診療支援を進める。

5)病院業務の効率化

各部門間の情報伝達のフローを改善することで迅速・正確化の向上が見込める。業務内での重複入力

の排除、転記事務の省力・簡素化、業務の簡素化による職員の負担軽減を行い、効率的かつ無駄のない

病院業務を提供する。

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6)病院経営の合理化

データ分析やベンチマーキングを行える機構を整えることで、経営分析の迅速化や医事請求業務の

効率化、精度の向上が大いに見込め、経営にも大きく寄与する。システムに登録された情報を二次利

用し、量的・質的な臨床指標を継続的に収集、可視化できる仕組みを導入する。

(3) 現状と新病院に向けての課題

1)現在のオーダリングシステムは、平成 19 年 10 月に導入しているが、老朽化によるレスポンス

低下からもシステム更新が必要な状況にあることから、現病院において平成 26 年7月のシステム更

新を予定している。

2)平成 30 年 5 月(予定)に新病院への新築移転を計画しており、今回更新するシステムは新病院に

移設を行う。

3)現病院における端末設置スペースやネットワーク環境などのインフラ面の事情から、電子カルテ

運用は新病院への移転時の開始を目指す。よって平成 26 年 7 月の更新と新病院開院時での更新の

二段階導入を実施し、現病院ではオーダリングまでの機能を利用し、新病院開院から電子カルテ

運用を開始する。一部の部門システムも、新病院での電子カルテ稼働に合わせた導入を計画する。

(4)新病院での電子カルテ稼働に向けた検討

1)現病院ではオーダリングシステムとして利用するが、平成 30 年度に予定している新病院開院時に

は電子カルテによる運用を開始する。

2)新病院開院前に、現病院で電子カルテ機能を稼働させて、サマリ入力・レポート等のスキャナ取

り込みなど電子カルテへの切替準備を行う。

3)新病院での接続テスト・運用リハーサルへの対応と、システム停止期間を可能な限り短縮するた

め、移設方法と準備期間における運用方法を検討する。

4)新病院での電子カルテ稼働、新規医療機器の導入、新規部門システムの導入をふまえ、二段階導

入を行う。そのため、今回調達するサーバ機器については、電子カルテ運用を見据えた運用に耐え

うる性能が必要となる。

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2222....医療情報医療情報医療情報医療情報システムのシステムのシステムのシステムの導入方針導入方針導入方針導入方針

(1) システム化の基本方針

1)電子カルテ3原則遵守への対応

段階的な電子カルテシステムの導入により、真正性、見読性、保存性を保証するシステムとする。

2)標準化

標準パッケージソフトを適用する事で、以下の基本方針を実現すると共に開発工程の効率化を図

り、短期間のシステム導入を可能とし、導入後の安定稼動を目指す。標準マスタを採用したシステ

ム化を目指し、また、標準的な技術によりシステム化を行うものとする。患者、職員いずれからも

わかりやすい運用となるように、診療業務ほか院内各部門にまたがる業務の標準化を進める。

3)業務効率化

情報は発生源で入力することとし、診療上の指示は医師が各種診察室又は病棟で入力し、実施入

力は医師・看護師・技師の実施者が、データの確認・照会は担当者が各部署で行う。各職能の明確化、

業務分担の見直しも含め、効率的かつ質の高い情報を共有できる仕組みを提供する。また今後業務

負担が増大すると予想される医師に対して、システム的なアプローチにより新たな運用サポート体

制を創出する。

4)情報連携強化

各部署におけるシステム間のデータ連携が効率的かつスムーズに行えるものとする。診療情報の

共有を促進し、電子カルテ化の際にはオーダ・看護・カルテ情報が同一DB上で一元管理出来るも

のが望ましく、必要時には迅速にその情報を参照できるものとする。

5)データ利活用

現システムにて蓄えられた患者基本情報、入退院履歴、検査結果、薬歴など診療のために必要な

情報は、非常に重要かつ有益な情報であると捉え、次期システムに継承する必要がある。蓄積情報

は患者サービス、安全性向上のために利活用し、病院経営としての観点からも継続的な分析に用い

る。また地域性も捉え、ベンチマーキングを行うことで、県北医療圏としての医療の質向上にも大

きく寄与できる。

6)操作性

職員全員が使用することを考慮し、ソフト及びハードは出来る限り容易に操作できるものとする。

また、運用マニュアル(医療情報を含む)を電子化し、随時参照できるようにする。

7)機密保護

患者等個人情報を確実に保護するための機能を備えなければならない。また、患者情報保護及び利

用者の特定を確実にするため、利用者 ID、パスワード等による利用制限を厳密に行う。個人情報にア

クセスするシステムは利用者認証機能を備え、監査証跡を残す。利用者認証は院内統一の体系とする。

診療情報を一括抽出する場合には患者を匿名化するなど、個人情報保護に配慮した設計を行う。

8)ソフト

標準パッケージを使用し、システム構築の効率化を図り開発コストの増大を防ぐと共に定期的な

バージョンアップを可能とし、システムの陳腐化を回避するものとする。運用時に、制度改正等で

システムの変更が必要となった場合でも、最小限のシステム変更で行えるようなソフトウェア構成

とするものとし、システムトラブルのリスクを低減する。また、オーダリングシステムは複数のシ

ステム利用ユーザによる定期的な打合せの場があり、本院が参加し、ユーザ間での情報交換や DPC

データのベンチマーキングができる体制を有すること。

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(2)電子カルテ/オーダリングシステム導入方針

1) 電子カルテシステムを導入するが、平成 26 年 7 月稼働時はオーダリングシステムとして利用

し、平成 30 年 5 月(予定)の新病院への移転時から電子カルテ機能の利用を開始する。

2)新病院での電子カルテ稼働に向けて、事前にサマリ作成・入力や紙媒体のレポート等の

取り込みを行い、スムーズな切り替えを目指す。

3)現行オーダリングシステム稼働状況と段階稼働の方針を以下に示す。

① 現システムで稼働中のオーダ]

処方オーダ、検体検査オーダ、移動給食オーダ、放射線オーダ、予約オーダ、文書オーダ、

DPC オーダが現在稼働している。

② 平成 26 年7月稼働時(現病院)

上記オーダ種に加え、注射オーダ、細菌検査オーダ、病理検査オーダ、生理検査オーダ、

輸血検査オーダ、内視鏡オーダ、リハビリオーダの追加導入を予定する。

③ 平成 30 年 5 月(予定)稼働時(新病院)

栄養指導オーダ、処置オーダ、手術・麻酔オーダ、透析オーダの追加導入に加え、電子カ

ルテによるフルオーダ運用への切り替えを行う。

4)新病院開院に向けた新システム導入・医療機器更新も念頭に置き、段階的なシステム拡充を目

指す。また将来的なシステムの充実を考慮し、拡張性の高いシステムを導入する。

5)各部門からの改善要望・現行システムの課題を解決するとともに、運用の整理を行い、効率的

な業務フローを確立する。

6)いつ、どこで、だれが、どの患者に、何を行ったか、何を使用したか記録し、医療の質を提供

する仕組みを構築する。

7)紙が原本となるものについては、必要性・業務上の効率を含めて、電子カルテ等への取り込み

有無を検討し、紙文書の電子化を図ることで可能な限りペーパー削減を行う。

8)部門システムとの連携を行い、伝票記載と書類搬送、二重入力の削減を図り、業務の効率化を

目指す。

(3)部門システム導入方針

1)部門システムは経過年数や新病院をふまえた導入タイミングを考慮し、既存システムを

継続利用するものと新規導入するものに大別する。

※ 導入を想定する部門システムの範囲は、別表1【導入システム・機器一覧】に記載

2)フルオーダでの導入を目標とするが、既存の部門システムを持たず、電子カルテの標準機能に

部門機能等(オーダの実施、結果報告)を持たないものについて、他病院での運用事例等を含

め、代替手段を含め検討を行う。

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3333....システムシステムシステムシステム要件要件要件要件

(1) システムの基本要件

1)対象業務について実用に耐えること。

2)運用に必要な各種ドキュメント(仕様書、操作手順書等)が用意されていること。

3)病院固有の仕様に合わせるための、パラメーター及びテーブルの変更により仕様の変更

がレベルアップ時の障害とならない適切な範囲で可能なこと。

4)システムのバグや設定の誤りに対し、迅速に対応すること。

5)一般的な環境の変化(医療制度の変更、診療報酬制度の変更等)に対応すること。

6)ユーザーの適切な改善要望(多くのユーザーに共通する要望等)に対し、定期的なレベルアッ

プにより対応すること。

7)最適なパフォーマンスを維持するために、適切な対応(チューニング、DB再編成、必要な提

案等)及び、システムの最適化(OS、DBMS等の最新版への対応)を図ること。

8)レスポンスタイムは、システムライフ(6~7年)の間に増大するデータ量を予測した上で適

切に維持されるDB設計となっていること。

9)操作画面が平易であり、入力応答が迅速であること。

10)マスタやテンプレート等の各種ツール類など、必要なサンプル提供を行うとともに、些細な修

正要望に対する対応を行うこと。

11)電子カルテ/オーダリングシステム端末には医学辞書をインストールし、医学用語に対する変

換が容易に行えること。

12)導入するサーバ・端末にはウィルスチェックソフトをインストールし、ウィルス混入を防止で

きること。また、定期的にパターンファイルを更新できる環境を構築し、日々の保守の中で更

新を行うこと。

13)Microsoft社製品は、病院で別途調達したものをセットアップすること。また提案す

るシステム構成に必要となるMicrosoft社製品は、製品名・数量等を費用回答書に記

載すること。但し、クライアントOSはプレインストールされたものを使用する。

(2) 電子カルテシステムの要件

1)テンプレートなどの入力支援ツールを保持していること。

2)予め登録した定型文の利用など、標準的なカルテ記載をサポートする機能を持つこと。

3)Word、Excelなどで作成したフォーマットによる文書出力機能を持つこと。

4)紙文書をスキャナで取り込み、管理できること。

5)代行入力した記録に対し、承認を行う機能を持つこと。

6)シェーマ機能を持つこと。

7)サマリを作成し、登録・管理する機能を持つこと。

(3) 部門システムの要件

1)医事部門

・電子カルテ/オーダリングシステムとともに医事会計システム、レセプト総括システムを

調達し、密接な連携を図る。

・関連する機器・システムとして以下のものを配置する。

・診察券発行機(平成 26 年 7 月更新予定)

・再来受付機(平成 26 年 7 月更新予定)

・自動精算機(平成 30 年 5 月新規稼働予定)

・会計表示板(平成 30 年 5 月新規稼働予定)

・DPC業務運営支援システム(既存システム)

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2)外来部門

・関連するシステムとして、以下のものを配置する。

・外来患者呼出システム(平成 30 年 5 月新規稼働予定)

3)看護部門

・電子カルテシステムとあわせ、診療情報の一元管理が可能な看護支援システムを導入

する。但し、オプション機能等で技術仕様を満たすことが可能な場合は、代替案を提案して

もよいものとする。

・PDA端末による患者認証、バイタル登録を行う。(平成 30 年 5 月新規稼働予定)

・関連する機器・システムとして以下のものを配置する。

・看護勤務管理システム(平成 26 年 7 月稼働予定)

・チーム医療支援システム(緩和ケア、NST管理、褥瘡管理、感染対策)

(平成 30 年 5 月新規稼働予定)

・インシデントレポートシステム(平成 30 年 5 月新規稼働予定)

・ナースコール連携(平成 30 年 5 月新規稼働予定)

4)放射線部門

・RIS/PACS(既存システム)と接続を行う。

・レポートシステム(既存システム)と連携し、診断結果の参照が可能とする。

・関連する機器・システムとして以下のものを配置する。

・3Dワークステーション(既存システム)

5)検査部門(検体検査、生理検査、細菌検査、病理検査、輸血検査)

・検体検査:検体検査システム(平成 26 年 7 月更新予定)との接続を行う。

・生理検査:生理検査システム(平成 26 年 7 月新規稼働予定)との接続を行う。

・細菌検査:細菌検査システム(平成 26 年 7 月新規稼働予定)との接続を行う。

・病理検査:病理検査システム(平成 26 年 7 月新規稼働予定)との接続を行う。

・輸血検査:輸血検査システム(平成 26 年 7 月新規稼働予定)との接続を行う。

6)内視鏡関連

・内視鏡部門システム(平成 26 年 7 月稼働予定)との接続を行う。

7)薬剤部門

・調剤支援システムと接続を行う。(平成 26 年 7 月更新予定)

・薬品情報システム(DI)と接続を行う。(平成 26 年 7 月更新予定)

・服薬指導システムと接続を行う。(平成 30 年 5 月新規稼働予定)

8)外来化学療法

・レジメンオーダを導入し運用する。

9)栄養部門

・給 食:給食システム(既存システム)と接続を行う。

・栄養指導:栄養指導システム(平成 30 年 5 月新規稼働予定)を導入し、栄養指導の依頼、

実施入力、指導内容の報告を行う。

10)手術部門

・手術管理システム(平成 30 年 5 月新規稼働予定)を導入し、手術の申込、予定管理、

実施入力、手術内容の報告を行う。

11)リハビリ部門

・リハビリシステム(平成 26 年 7 月新規稼働予定)を導入し、リハビリの申込、予定管理、

実施入力、評価の報告を行う。

12)透析部門

・透析システム(平成 30 年 5 月新規稼働予定)を導入し、透析の申込、予定管理、実施入力

透析内容の報告を行う。

13)健診部門

・健診システム(平成 26 年 7 月更新予定)と接続を行い、患者基本情報の連携、検査結果(数

値結果)の取り込みを行う。

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福島赤十字病院 医療基幹システム 基本要求仕様書

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14)地域医療連携部門

・病診連携システム(既存システム)と接続を行う。

・地域医療連携システム(平成 30 年 5 月稼働予定)を導入し、地域の医療機関との連携強化を

図る。

15)病歴部門

・病歴管理システム(既存システム)と接続を行う。

16)管理部門

・DWHを導入し、蓄積された診療情報、及び医事算定情報の2次利用を可能にする。

・財務、人事/給与等の管理部門システムについては、総合医療情報システムとしての調達は

行わない。但し、必要に応じて、電子カルテ/オーダリングシステム、医事会計等のデータ

をファイル媒体により受け渡すことが可能なシステム構築を検討する。

※ 導入を想定するシステム範囲は、別表2【システム構成図(案)】に記載

(4) その他の要件

1)システム上で管理されているデータは、CSV等のデジタルデータ及び紙として可能な限り個

別に出力することができること。

2)システムダウン時対策とデータ保全機能

① ソフトウェア・ハードウェアの障害発生時のシステムダウン対策が取られていること。

② 停電等の災害によるシステムダウン対策が取られていること。

③ 障害、災害等からデータを保全する機能として、サーバの二重化(クラスタ構成によるホ

ットスタンバイ)、カルテ履歴参照用システムの提供等の対策が取られていること。

3)データセキュリティ

① 第三者による不正なアクセスへの対策が取られていること。

② 利用者、業務内容等の履歴が参照できること。

③ 不正なデータ持ち出しへの対策が取られていること。

④ 外部メディア等の接続を制限する機能を有すること。

⑤ リモートメンテナンスは、アクセス等厳重に管理され、ログの確認を行うために診療録等

への識別情報等が確認できること。

4)病室での利用については、ノート型端末+バーコードリーダまたはPDA端末での運用とし、

認証については、注射薬同定、患者同定及び利用者同定が行えること。また、ノート型端末+

バーコードリーダの利用時には、医事請求、看護記録等に反映されること。代替となる方法に

ついてあれば記載すること。

5)標準コードの採用状況は、内容を記載すること。

6)患者待ち時間は、できるだけ詳細に把握できること。

7)入院予定患者・退院予定患者については、画面等から適切に状況を把握できること。

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福島赤十字病院 医療基幹システム 基本要求仕様書

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4444....情報機器情報機器情報機器情報機器

(1) 端末・プリンタ台数

端末・プリンタ台数は想定であり、業務仕様を満たすための台数を納入すること。

※ 想定する運用で、端末等の過不足があると判断した場合、提案時に指摘すること。

分類

想定台数

備考

平成26年

平成30年

(予定)

合計

デスクトップ型端末 150 50 200 内予備機 5 台

病棟用ノート型端末 50 50 100 内予備機 5 台

レーザプリンタ(A4) 70 15 85 内予備機 3 台

レーザプリンタ(A3) 25 15 40 内予備機 2 台

ラベルプリンタ

(リストバンド)

3 3

バーコードリーダ 50 50 100 内予備機 10 台

(2) 情報機器のスペック

端末・プリンタについては以下のスペックを満たす機器を納入すること。

分類 想定スペック及び搭載ソフトウェア 備考

【平成 26 年 7 月:

オーダリングシステ

ム稼動時】

デスクトップ型端末

・150台

【平成 30 年 5 月

(予定):

電子カルテシステム

稼動時】

・50台

【本体】

・OS:Windows7 Pro 相当以上とする。

・CPU: インテル® Core™ i3-4130 プロセッサー3.40GHz と

同等以上とする。

・メインメモリ:装置合計で 4GB以上を有すること。

・ハードディスク容量:300GB 以上の物理容量であること。

・うちデスクトップ 80 台は Displayport を2個有するグラフ

ィックカードが搭載されていること。

・平成 30 年 5 月(予定)電子カルテシステム稼動時に導入

する端末のうちデスクトップ 20台は Displayport を2個有す

るグラフィックカードが搭載されていること。

・USB ポート:USB2.0×2口 以上とする。

・光学ドライブ:DVD-ROM ドライブ以上とする。

・本体電源連動型サービスコンセントを1つ以上有している

こと。且つサービスコンセントにディスプレイを差して利用

する場合、スリープ時と電源 OFF 時に待機電力がゼロになる

事。

・用途別に端末を識別するために、本体カバーのカラーを変

更することが可能であること。

【ディスプレイ】

・液晶:対角 19 インチ以上

・解像度:1280×1024 ドット以上

【ソフトウェア】

OS標準搭載のソフト及びシステムソフト以外のものは次

のとおり

ウイルス対策ソフト

ATOK

・マウスは光学

式とする。

・ディスプレイ

は 通 常 の 診 療

業 務 に 十 分 耐

え得る解像度、

輝度、コントラ

ス ト 比 を 有 す

ること。

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福島赤十字病院 医療基幹システム 基本要求仕様書

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医学辞書

【環境対応】

・医療機器電波規格(JIST0601-1-2:2002)、情報技術機器

の 安 全 規 格 ( IEC60950 )、 及 び 電 波 規 格

(CISPR22/CISPR24/EN55022/EN55024))を満たすこと。

・2009 年 7 月 1 日に発行された国際エネルギースタートプ

ログラムに適合している事。

・電気・電子機器の特定の化学物質<鉛、六価クロム、水銀、

カドミウム、PBB(ポリ臭化ビフェニール)、PBDE(ポリ臭化

ジフェニルエーテル)の 6 物質>の含有表示を規定する JIS

規格「J-Moss」において、特定化学物質を基準値以上に含

んでいないことを証明する J-Moss「非含有マーク」(グリー

ンマーク)に対応していること。

分類 想定スペック及び搭載ソフトウェア 備考

【平成 26 年 7 月:

オーダリングシステ

ム稼動時】

病棟用ノート型端末

・50台

【平成 30 年 5 月

(予定):

電子カルテシステム

稼動時】

・50台

【本体】

・筐体:本体・ディスプレイ一体型でスピーカーを内蔵して

いること。

・OS:Windows7 Pro 相当以上とする。

・CPU: インテル® Core™i3-4000M プロセッサー2.40GHz と

同等以上とする。

・メインメモリ:装置合計で 4GB以上とする。

・ハードディスク容量:300GB 以上の物理容量であること。

・USB ポート:USB2.0×2口 以上とする。

・光学ドライブ:DVD-ROM ドライブ以上とする。

・用途別に端末を識別するために、本体カバーのカラーを変

更することが可能であること。

【ディスプレイ】

・液晶:対角 14 インチ以上とする。

・解像度:1024×768 ドット以上最大 1677 万色以上の表示

機能を有すること。

・バッテリー駆動時間:5時間以上

・通信機能:無線 LAN(802.11a/g を有すること)

【ソフトウェア】

OS標準搭載のソフト及びシステムソフト以外のものは

次のとおり

ウイルス対策ソフト

ATOK、医学辞書

【環境対応】

・情報技術機器の安全規格(IEC60950 または IEC60950-1)

及び電波規格(VCCI)にしていること。

・2009 年 7 月 1 日に発行された国際エネルギースタートプ

ログラムに適合していること。

・電気・電子機器の特定の化学物質<鉛、六価クロム、水銀、

カドミウム、PBB(ポリ臭化ビフェニール)、PBDE(ポリ臭化

ジフェニルエーテル)の 6 物質>の含有表示を規定する JIS

規格「J-Moss」において、特定化学物質を基準値以上に含

んでいないことを証明する J-Moss「非含有マーク」(グリー

ンマーク)に対応していること。

マウス(光学式)

を標準装備する

こと。

ノート型端末の

バッテリパック

は大容量のもの

が望ましい。

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福島赤十字病院 医療基幹システム 基本要求仕様書

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分類 想定スペック及び搭載ソフトウェア 備考

【平成 26 年 7 月:

オーダリングシステ

ム稼動時】

レ ー ザ ー プ リ ン タ

(A4)

・70 台

(内予備機 3 台)

【平成 30 年 5 月

(予定):

電子カルテシステム

稼動時】

レ ー ザ ー プ リ ン タ

(A4)

・15 台

・印刷方式:LEDアレイ・電子写真プロセス又は半導体レ

ーザーであること。

・解像度:600dpi 相当以上とする。

・メモリ:256MB以上とする。

・印字速度は片面 A4:35 枚/分以上とする。

・ IEEE1284 準 拠 双 方 向 パ ラ レ ル 、 USB 、 ま た は

100Mbps/10Mbps 対応のインタフェースを有すること。

・A4 用紙で 250 枚以上の給紙が可能なこと。

【平成 26 年 7 月:

オーダリングシステ

ム稼動時】

レ ー ザ ー プ リ ン タ

(A3)

・25 台

(内予備機 2台)

【平成 30 年 5 月

(予定):

電子カルテシステム

稼動時】

レ ー ザ ー プ リ ン タ

(A3)

・15 台

・印刷方式:LEDアレイ・電子写真プロセス又は半導体レ

ーザーであること。

・解像度:1200dpi 相当以上とする。

・メモリ:256MB以上とする。

・印字速度は片面 A4:35 枚/分以上とする。

・ IEEE1284 準 拠 双 方 向 パ ラ レ ル 、 USB 、 ま た は

100Mbps/10Mbps 対応のインタフェースを有すること。

・A4 用紙で 250 枚以上の給紙が可能なこと。

・給紙カセットは2段有し、計 500 枚以上給紙可能なこと。

【平成 26 年 7 月:

オーダリングシステ

ム稼動時】

ラベルプリンタ

(リストバンド用)

・3 台

・印字記録方式が感熱式転写方式・感熱式発色方式であるこ

と。

・発行方式が前方排出方式であること。

・印字最高速度が 100mm/秒以上であること。

・USB 及び、LANインターフェースを有すること。

・NW-7,CODE39,CODE93,CODE128,ITF,

JAN/EAN(8,13),UPC,PDF417QR コード(モデル2対応)のバ

ーコード印字に対応していること。

リストバンド印

刷用

【平成 26 年 7 月:

オーダリングシステ

ム稼動時】

バーコードリーダ

・50台

(内予備機 10台)

・タイプ:ハンディタイプ

・質量:200㌘以下(本体のみ)

・インターフェィス:USB

読み取り

規格は

JAN,ITF,

EAN-128 な ど

一般的な規格に

対応すること。

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福島赤十字病院 医療基幹システム 基本要求仕様書

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【平成 30 年 5 月

(予定):

電子カルテシステム

稼動時】

バーコードリーダ

・50台

※ 想定する運用で、端末等の過不足があると判断した場合、提案時に指摘すること。

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5555....データデータデータデータ移行移行移行移行

(1) 既存システムからのデータ移行

データ移行については、移行が不可または困難と想定される場合は、技術仕様回答書に明記す

ること。データ移行は参照データとしての移行ではなく、更新可能なデータ形式での移行が望ま

しいが、移行不可・困難なデータに対し、データ移行を行わないことを運用等で補完する提案が

あれば記載すること。また原則、現システムからのデータ移行は、現行請負業者側で発生する対

応作業費用積算書を入手し、新規請負業者側で負担すること。

(2)現在稼働中のシステム

・オーダリングシステム:HOPE/EGMAIN-FX(富士通)

・医事会計システム :HOPE/X-W(富士通)

(3)データ移行項目

① オーダリングシステム

a)利用者情報

b)患者基本情報(患者、保険、受診科歴、入退院歴)

c)プロファイル情報(身長、体重、血液型、感染項目、禁忌項目)

d)患者病名情報

e)診療予約情報

f)処方オーダ情報

g)検体検査オーダ情報(検歴データ含む)

h)DPC登録情報

i)放射線オーダ情報

j)入退院・移動情報(過去歴)

k)各種文書ひな形(文書オーダに登録されたWord, Excelファイル)

l)セット登録情報(利用者セット、科別セット、院内セット)

m)各種マスタ情報(病名、手技、薬剤、診療材料、診療科、病棟・病室など)

② 医事会計システム

a)患者基本情報(患者、保険、受診科歴、入退院歴)

b)入退院・移動情報

c)患者病名情報

d)診療予約情報

e)会計カード情報

f)DPC登録情報(包括診断群分類情報、DPC請求履歴情報)

g)収納情報

h)算定情報

i)労災患者情報

j)会計カード情報

k)各種マスタ情報(点数マスタ、診療科、病棟・病室マスタなど)

(4)患者IDについて

現行の患者IDは、可能な限りそのまま利用することを想定する。

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福島赤十字病院 医療基幹システム 基本要求仕様書

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6666....ネットワークのネットワークのネットワークのネットワークの要要要要件件件件

(1)ネットワーク構築に関する要件

1)既存のネットワークを最大限に利用し、新規に行う配線は可能な限り少なくすること。

2)病棟階のネットワークは、原則的に既存のネットワークをそのまま利用し、LANポート

の不足にはハブの設置などで対応すること。

3)追加工事の際は、入院・外来患者への影響を充分に考慮すること。

4)工事を行う時間帯や日程については、別途本院と協議を行い調整すること。

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7777....保守関連保守関連保守関連保守関連

(1)保守に関する基本方針

1)365日24時間対応の受付窓口を持つこと

2)サーバ、ネットワーク機器など大型のものはオンサイト保守とする。

3)端末等はセンドバック保守とする。

4)SEの常駐は要求しない。

5)リモートメンテナンスを行うのであれば、これに必要な機器類を導入範囲に含めること。

6)月に1回程度の頻度で定例会を行い、発生した問題・課題への対応を行う。

7)本院に30分以内に到着できる機器保守拠点を有すること。

8)県内(または市内)に営業拠点を有すること。

9)システム安定稼動後も、年6回以上の定例会を実施すること。

10)提案するシステムに関してハードウェア及びソフトウェアの納入が可能で責任を持って

保守できる体制を整えること。また、稼動後においても、法令改正などによりプログラム

の改修が必要な場合、対応可能な体制とすること。

11)システムの安定稼動が基本条件であるため、ハードウェアの保守は稼動後 1 年間は無償

とすること。

12)プログラムの不具合に迅速に対処し、対応は保守費用範囲内で対応すること。

13)プログラムの機能アップに対処すること。(保守範囲内に含むこと)。またその実績を具体

的に示すこと。

14)プログラムの機能アップについては、一年一回以上の機能アップを行い、いつでも最新の

システムにレベルアップでき、陳腐化しないシステムとすること。

15)全国レベルのユーザ会を持ち、広くユーザからの意見を聞く体制を確立していることが望

ましい。また上記ユーザ会が管理する Internet 上の Web サイトで、要望項目を掲示でき、

機能毎に投票による意思表示ができ、レベルアップに反映できる仕組みを有すること。

16)医療費改定に伴うプログラム変更、薬価・点数マスタを提供すること。

17)本院側誤操作による障害時の回復作業もしくは、原因不明時の回復作業を支援すること。

18)システム運用をする本院職員もしくはそれに順ずるオペレータ要員等に対し、システムバ

ックアップの方法等を指導すること。

19)サーバ保守は、故障時の対応修理だけでなく、定期点検を含む保守ができること。また、

サーバハードウェアの異常については、24 時間監視する体制を持ち、サーバの障害状況

を遠隔で監視し、障害時にはシステム担当者が本院に出動できること。障害発生時には、

本院が指定する本院システム担当者にも速やかに報告すること。

20)操作及び運用マニュアルは、電子データにより管理を行うことができること。

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別表1【導入システム・機器一覧】

連携対象部門システム一覧(病院調達する部門システム)

1.平成26年7⽉に連携を予定する部門システムシステム名 現⾏導⼊ベンダ データ連携範囲概要

医事会計システム 本調達にて決定 患者基本情報、保険情報、会計情報、会計済み情報、受診歴情報、入院移動情報、予約情報、病名情報、依頼情報、受付・実施情報、DPC情報、症状詳記情報

レセプト総括システム 本調達にて決定 (医事より連携)レセプト請求情報、保留情報再来受付システム 本調達にて決定 受付情報、予約情報レセプトチェックシステム 本調達にて決定 レセプト情報栄養管理システム(給⾷システム) フォートラン 依頼情報健診システム 日本事務器 患者情報、予約情報、検査情報病診連携システム ヘルスクリニック サマリ情報看護勤務管理システム SFC新潟 勤務割情報病歴管理システム 富士通 患者基本情報、移動情報リハビリシステム (別途選定中) 患者基本情報、予約情報、依頼情報、受付・実施情報調剤支援システム トーショー 依頼情報注射支援システム トーショー 依頼情報検体検査システム 日⽴ 依頼情報、受付情報、検査結果情報、ラベル情報細菌検査システム シーメンス 依頼情報、受付情報、検査結果情報、ラベル情報病理検査システム ライジンシャ 依頼情報、受付・実施情報、レポート情報、Web参照輸血検査システム (別途選定中) 製剤依頼情報、製剤割当情報⽣理検査システム (別途選定中) 依頼情報、受付・実施情報、レポート情報、Web参照放射線情報システム(RIS) 東芝 依頼情報、受付情報、実施情報、レポート情報、Web参照、利⽤者情報放射線画像管理システム(PACS) 東芝 画像通知情報、Web参照、レポート情報、利⽤者情報内視鏡検査システム オリンパス 依頼情報、受付情報、実施情報、レポート情報、Web参照オートエンボッサ(IDカード発⾏機)ドットウェル 患者基本情報光カルテ検索システム M&H 患者基本情報、診察予約情報

DPC業務運営支援システム ニッセイ情報コードファインダー

オーダリングクライアントよりWeb参照データ分析⽤情報(入退院情報、様式1、EFファイル、処置、手術)

診断書作成支援システム ニッセイ情報MEDI-Papyrus 利⽤者情報、オーダリングクライアントよりWeb参照

2.平成30年5⽉に連携を予定する部門システムシステム名 導⼊ベンダ データ連携範囲概要

栄養指導システム 別途選定中 依頼情報、実施情報外来患者呼出システム 別途選定中 患者ステータス情報透析管理システム 別途選定中 患者基本情報、依頼情報、予約情報、受付・実施情報手術予定管理システム 別途選定中 依頼情報、手術予約情報、実施情報ナースコールシステム 別途選定中 勤務情報・病床情報感染管理システム 別途選定中 患者基本情報、投薬情報、検査結果情報、病歴情報、移動情報インシデントレポートシステム 別途選定中 患者基本情報、利⽤者情報褥瘡管理システム 別途選定中 患者基本情報、検査結果情報、病歴情報、移動情報自動精算機 別途選定中 請求情報、診療明細情報

※連携範囲詳細については契約後の詳細設計にて決定致しますが、基本的な連携インターフェース仕様は電子カルテ/オーダリングシステム側 に合わせる事を想定しています。

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