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メル丸くんシリーズ CE-1000SX POP/IMAP 対応警告灯 メル丸くん 取扱説明書 2018 年 12 月 10 日 Rev.2.0 本取扱説明書の全部または一部を無断で転載・複製する事を禁止します。

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メル丸くんシリーズ

CE-1000SX POP/IMAP対応警告灯

メル丸くん

取扱説明書

2018年12月10日

Rev.2.0

本取扱説明書の全部または一部を無断で転載・複製する事を禁止します。

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電気用品安全法適合について:

本製品は、本体とACアダプタで構成されます。本体は、DC24Vで動作する機器のため電気用品安全法の適用

外になります。ACアダプタは、直接電源コンセント(レセプタクル)に接続するため対象機器になります。添付

されているACアダプタは、電気用品安全法に適合し、PSEマークを取得した製品です。

VCCI規格適合について:

この装置は、クラスA情報技術装置です。この装置を家庭環境で使用すると電波妨害を引き起こすことが

あります。この場合には使用者が適切な対策を講ずるよう要求されることがあります。 VCCI-A

RoHS指令適合について: 本製品、CE-1000SXは、RoHS指令に準拠した製品です。

This product, CE-1000SX is RoHS compliant. 「メル丸くん」は株式会社アイエスエイの知的財産対象製品です。

「メル丸くん」は、特許取得製品です。

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目 次 はじめに 1

免責事項について/用途限定について/ 1

ご利用前に(ユーザ登録)/廃棄方法について 2

安全にお使いいただくために 3

危険/警告/注意の表記について 3

概要 4

主な特長 6

第一章 初級編 - メル丸くんの起動~ランプを光らせるまで - 9

STEP 1 メル丸くんの確認 10

1-1 同梱品の確認 10

1-2 各部の名称と機能 11

本体正面/筐体上部 11

本体背面 11

1-3 電源の投入 – メル丸くんの起動 12

1-4 ランプ/ブザー/音声ファイル再生のテスト実行 12

STEP 2 本体設定/設置するために準備するもの 13

STEP 3 メル丸くんのセットアップ 14

3-1 設定ツールの起動 14

3-1-1 使用する PCの IPアドレス変更 14

3-1-2 本製品と PCを LANケーブルで接続 15

3-1-3 Webブラウザから IPアドレスを入力 15

3-1-4 「CE-1000SX設定ツール」ページの表示 15

3-2 設定ツールへのログイン 16

3-2-1 本体にログイン 16

3-3 メル丸くんの基本設定 16

3-3-1 本体情報の確認 ~本製品の情報の確認~ 16

3-3-2 日付と時刻の設定 ~本製品の日付と時刻の設定をします~ 17

3-4 監視設定 17

3-4-1 受信サーバの登録 18

3-4-2 メールフィルタの設定 ~メール振り分け設定~ 19

3-4-3 アクションの設定 ~ランプ・ブザー・音声の設定~ 23

3-4-4 IPアドレス設定 26

STEP 4 実際に動くか確認してみましょう 28

4-1 動作テスト 28

4-2ログの確認 28

4-3 IMAP対応メールについて 30

第二章 実践編 – メル丸くん各機能の詳細説明 - 31

2-1 はじめに 31

2-1-1 動作原理 32

2-1-2 CE-1000SXへのアクセス 32

2-1-3 モニタ画面の内容 33

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(P35: 表 2-1 モニタ画面表示内容の説明)

2-1-4 設定画面へのログイン 36

2-1-5 設定画面からログアウト 36

2-2 設置する 38

2-2-1 設置条件 38

2-2-2 設置と配線 38

2-2-3 無線 LANアダプタの取り付け 39

2-3 基本設定する 39

2-3-1 本体設定 39

2-3-1-1 本体情報:保守契約情報を登録 40

2-3-1-2 本体情報:本体の説明名称を登録する 40

2-3-1-3 Web動作設定:オートリフレッシュ(自動更新)時間を設定する 41

2-3-1-4 Web動作設定:オートログアウト時間を設定する 42

2-3-1-5 セキュリティ対策:IRSHサーバを有効/無効に設定する 42

2-3-2 有線/無線 LANの設定 43

2-3-2-1 LAN設定:LAN IPアドレスの設定

(P44: 表 2-2 LAN設定の説明) 43

2-3-2-2 LAN設定:無線 LAN IPアドレスの設定

(P46: 表 2-3 無線 LAN設定の説明) 45

2-3-2-3 LAN設定:DNSサーバアドレスの設定 46

2-3-2-4 LAN設定:無線 LANアクセスの設定

(P48: 表 2-4 無線 LANアクセス設定の説明) 47

2-3-2-5 LAN設定:DHCP利用による各アドレス設定 49

2-3-3 時刻設定 50

2-3-3-1 時刻設定:日付と時刻を手入力して設定する 50

2-3-3-2 時刻設定:NTPサーバによる設定

(P52: 表 2-5 NTPサーバによる時刻設定)

(P52: 表 2-6 タイムゾーンと主要な国/地域/都市一覧)

50

2-3-4管理ユーザを設定する 52

2-3-5 WEBアクセス制限 53

2-4 準備・設定する 55

2-4-1 電子メールの準備 55

2-4-1-1 電子メール通知の準備:送信(SMTP)サーバアクセスの設定

(P57: 表 2-7 送信用 SMTPサーバ/認証方式の説明) 56

2-4-1-2 電子メール通知の準備:POP before SMTP認証の設定

(P58: 表 2-8 POP before SMTP認証の説明) 57

2-4-1-3 電子メール通知の準備:受信(POP3) サーバの設定

(P59: 表 2-9受信(POP3)サーバ設定の説明) 58

2-4-1-4 電子メール通知の準備:送信元・送信先アドレスの設定

(P61: 表 2-10 送信アドレスの説明) 60

2-4-1-5 電子メール通知の準備:イベントログの送信先設定

(P62: 表 2-11 イベントログ送信アドレスの説明) 61

2-4-2 SNMPアクセス通知の準備 62

2-4-2-1 SNMPアクセス通知の準備:SNMPトラップ通知先の設定

(P63: 表 2-12 SNMPトラップ通知先登録の説明)

62

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2-4-2-2 SNMPアクセス通知の準備:SNMP v1/v2cによるアクセスマネージャの設定

(P64: 表 2-13 SNMP v1/v2cによるアクセスマネージャ設定の説明) 63

2-4-2-3 SNMPアクセス通知の準備:SNMP v3によるアクセスユーザの設定

(P65: 表 2-14 SNMPv3によるアクセスマネージャ設定の説明) 64

2-4-3 音声ファイルの準備 65

2-4-3-1 音声ファイルの準備:音声ファイル一覧と試聴 66

2-4-3-2 音声ファイルの準備:音声ファイルの登録 66

2-4-3-3 音声ファイルの準備:音声ファイルのバックアップ 68

2-4-3-4 音声ファイルの準備:音声ファイルのリストア 68

2-4-4 電子メール通知内容の準備 68

2-4-5 実行コマンドの準備 71

2-4-6 待機点灯の準備

(P72: 表 2-15 待機点灯設定の説明) 72

2-5 監視する 73

2-5-1 メール受信監視設定 73

2-5-1-1 メールフィルタを新規に設定する

(P77: 表 2-16 フィルタ設定の説明) 74

2-5-1-2 既存のメールフィルタを変更・削除する 77

2-5-1-3 メールフィルタの優先順序を変更する

(P82: 表 2-17 メール受信監視設定の説明) 78

2-5-2 ネットワーク死活監視(ping監視)設定 82

2-5-2-1 監視設定:ネットワーク死活監視(ping監視)を設定する

(P81: 表 2-18 ネットワーク監視設定の説明) 82

2-5-3アラームストップボタン監視を設定 82

2-5-4 自己監視機能 83

2-5-4-1 自己監視機能:ウォッチドッグ 83

2-5-4-2 自己監視機能:内部温度監視 83

2-6 アクションさせる 85

2-6-1 アクション設定 86

2-6-1-1 アクション設定:メール受信監視のアクション設定

(P88: 表 2-19 アクション(ランプ)設定の説明)

(P90: 表 2-20 アクション(ブザー/音声ファイルの再生)設定の説明)

86

2-6-1-2 アクション設定:ネットワーク死活監視(ping監視)のアクション設定

(P93: 表 2-21 アクション(ランプ)設定の説明)

(P95: 表 2-22 アクション(ブザー/音声ファイルの再生)設定の説明)

92

2-6-2 アラート解除 97

2-6-2-1 アラート解除設定:アラーム解除を自動/手動に設定する 98

2-6-2-2 アラーム解除設定:ストップボタンの動作モードを設定する 98

2-6-2-3 アラート解除設定:アラートの全解除 100

2-7制御する 101

2-7-1 制御する:コマンドリファレンス

(P101: 表 2-23 制御コマンド一覧) 101

① 警報出力コントロール: ACOP 102

② 全アラート解除: ALOF 103

③ 警報出力制御(個別): RLY1~RLY8 104

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④ 音声出力コントロール: SPOP 105

2-8 確認する 106

2-8-1 受信メールログの確認 106

2-8-2 イベントログの確認 107

2-9 メンテナンスする 109

2-9-1 ファームウェアの更新

(P111: 表 2-24 ファームウェア更新に関する注意事項) 109

2-9-2 本体の再起動 111

2-9-3 初期化(工場出荷時の設定に戻す) 112

2-9-4 設定データのバックアップ 113

2-9-5 設定データのリストア

(P114: 表 2-25 設定データリストア対象項目の説明) 114

2-9-6 設定データのエクスポート 115

2-9-7 設定データのインポート

(P116: 表 2-26 設定データエクスポート/インポート項目の説明) 116

2-9-8 メンテナンス時などでのアクションの一時停止 117

第三章 特権ユーザ編 ‒ サービス管理者向け - 119

3-1 特権管理ユーザとは 119

3-2 特権ユーザの管理 120

3-2-1 特権ユーザ設定画面へのログイン 121

3-2-2 特権ユーザ設定画面からログアウト 121

3-2-3 特権ユーザを設定する 122

3-3 メール受信監視設定管理 124

3-3-1 フィルタ保護・解除 - 個別指定 124

3-3-2 フィルタ保護・解除 - 一括指定 125

3-3-3 フィルタ保護下での見え方 127

3-4 受信メールログ設定管理 128

3-4-1 受信メールログの保護・解除 128

3-4-2 受信メールログ保護下での見え方 128

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付録 A: トラブルシューティング 131

A-1電子メール受信のトラブルシューティング 131

A-1-1 イベントログに「メール受信サーバ接続失敗」が記録されている場合 131

A-1-2 イベントログに「メール受信サーバログイン失敗」が記録されている場合 131

A-1-3 正しく設定されていても受信できない場合 131

A-1-4 受信サーバの設定例 132

A-2 その他のトラブルシューティング 133

付録 B: 確認済み電子メールクライアント 135

付録 C: 事前に必要なネットワーク関連情報 136

付録 D: 別売の無線 LANキット(DN-1500GL-WK)を設置/設定するには 137

付録 E: サポート/サービスについて 138

E-1 ユーザ登録について 138

E-2 修理を依頼されるとき 138

E-3 保守サービス(有償)について

(P143: 本製品(メル丸くん) 保守サービス契約料金/概要 (2013年 11月現在)) 139

付録 F: 保証規定 140

付録 G: 問い合わせ票(E-mail・FAX)〔製品:CE-1000SX〕 141

付録 H: イベントログ項目一覧 142

付録 I: SNMP MIB (OID) 一覧(CE-1000SX) (2013年 11月 01日現在) 143

付録 J :SNMP トラップ一覧 (2013年 12月 10現在) 146

付録 K: CE-1000SX 仕様概要 147

付録 L: CE-1000SX三面図 (2013年 11月 25日現在) 150

CE-1000SX-N5Lxx (5灯タイプ)三面図 150

CE-1000SX-N3Lxx (3灯タイプ)三面図 151

CE-1000SX-N1Lx (1灯 3色タイプ)三面図 152

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改 版 履 歴 Rev.番号 年 月 日 更 新 概 要

1.0 2013/11/01 初版

1.1 2013/12/10 機能の働きについて加筆。仕様の制限等を加筆。付録の追加

1.2 2013/12/16 受信(POP3)サーバ設定での「デフォルト Content-Type」の解説を加筆 機種依存文字の使用制限について加筆

1.21 2014/01/06 用語の統一。誤字の修正。読みやすさのための文章修正

1.3 2014/02/20 特権ユーザの説明のため第三章を設ける

ランプの点灯パターンの一部変更に伴う説明と図の追加

1.4 2014/04/21 iPhone、iPadを動作確認電子メールクライアントへ追加

DHCP設定の時に割り振られた IPを表示する設定変更に伴い説明加筆

1.5 2014/05/19 受信メールログの保持数について説明修正

1.51 2014/05/28 製品ダウンロードサイトについて内容修正

1.6 2017/04/20 メールクライアント検証表に「Thunderbird」を追加

受信(POP3)サーバの設定項目関する変更加筆。

ネットワーク監視機能での正常(復旧)時メール通知アクションの追加。

1.7 2017/11/16 付録 Aに電子メールサーバとの受信トラブルシューティング方法を追加。

1.8 2018/03/06 セキュリティ対策として外部からのコマンドアクセスを有効/無効にでき

る RSHサーバの制御追加

本体にアクセス制限を加えるための IPフィルタ機能追加

電子メールの受信処理途中で回線途絶等のエラーをイベントログの項目

として追加

1.9 2018/07/25 ファームウェア:v17.260.0G

受信メールログにおいて一覧から目的のメールを選択したとき、メル丸く

んが実際にメールを受信した「受信日時」を表示するように、新たな項目を

追加

2.0 2018/12/10

ファームウェア:v17.300.0G

IMAPに対応

それに伴いメール設定機能の追加と変更

POP/IMAPのフラグを設定データとして記録

モニタ表示をメールサーバにアクセスして受信した日時での表示に変更

Gmailでの最近の状況を付録に反映

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はじめに

この度は、「メル丸くん」(製品番号 CE-1000SX)をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。

CE-1000SX(以下、本製品)は、ネットワーク警告灯「警子ちゃん 4GX(DN-1500GX)」の警告灯点灯/点滅、

スピーカを通して音量を無段階調整可能なブザー音や音声再生音が出力できる中核機能を利用し、受

信した電子メールの「送信者」、「タイトル文」、「内容文」に含まれる「キーワード」を条件に、これらを作

動させる装置です。

「メル丸くん」は、自立単独で動作し、設定されたメールサーバから自分宛に送られてきた電子メール

を直接受信します。受信したメールはテキスト形式のみを扱い、その内容を「条件判定フィルタ」に投

入します。フィルタは、要件毎に最大 16個まで設定できます。各フィルタには最大 8つの条件を定義

できます。「全ての条件が一致」した場合、あるいは「一部でも一致した」場合、そのフィルタが指定する

「アクション」を実行し、「ランプの点灯」や要件に応じた「音声を再生」し、周囲の方々に注視が必要な

電子メールの着信をお知らせします。

アクション設定には、遠隔にある警子ちゃんを制御したり、特定の方に定形の電子メールでお知らせ

することも可能です。

また、パスワードと制御コマンドが含まれた電子メールを送ると、遠隔からメル丸くんを制御できる

機能もあります。一方、セキュリティ対策として遠隔からのアクセス制限や制御の機能も有していま

す。

本製品は、異常や注意を電子メールで知らせする IT機器やネットワーク装置、既存のアプリケーショ

ンに、何ら変更を加えず簡単に連携動作ができます。最近主流になりつつあるクラウド環境から、情報

提供サービス一環として、加入者側緊急通知機器としても利用できます。サービス提供事業者向けに

は、高度な制御機能も用意しています。企業機密に係わる機能のため、本取扱説明書には記載していま

せん。

ご使用の前に、本取扱説明書(以下、本書)をよくお読みの上、正しくお使いください。

免責事項について

保証規定に明記されている場合を除いて、アイエスエイは当製品の使用による直接的、間接

的、例外的、偶発的、結果的な損害に対し、いかなる責任も負いません。またアイエスエイは、売

上や利益の損失、機器の損失、機器の使用の損失、ソフトウェアの損失、データの損失、代用あ

るいは第三者によるクレーム、その他いっさいの費用について責任を負いません。

用途限定について

人の生命に関わる装置など(注)には、絶対に使用しないこと

(注):人の生命に関わる装置などとは、以下のものをいいます。

・手術室用機器

・生命維持装置(血液透析器、新生児人工保育器、血液ポンプ、人工呼吸器など)

・有毒ガスなどの排ガス、排煙装置

・消防法、建築基準法などの各種法令により設置が義務付けられている装置

・上記に準ずる装置

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ご利用前に

必ずユーザ登録をしてください。ユーザ登録されていないお客様については保証期間内であ

ってもサポートサービスが受けられない場合があります。

ユーザ登録方法:下記いずれかより、ご登録いただけます。

■製品に同梱されている「お客様登録 FAXカード」用紙に必要事項を記入し、弊社へ FAX。

■弊社ホームページから。 URL: http://www.isa-j.co.jp/support/user/

廃棄方法について

本装置を廃棄するときは、地方自治体の条例に従って処理してください。 詳しくは、廃棄され

る場所の地方自治体へお問い合わせください。

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安全にお使いいただくために

この取扱説明書では、製品を安全に正しく使用し、使用者や他の人への危害や財産への被害を未然に

防止するために、必ずお守りいただくことを次のように説明しています。ご使用の前に必ずお読みく

ださい。また読み終わった後は使用者が本書をいつでも参照できるところに保管してください

表示と意味は次のとおりです。

取り扱いを誤った場合に使用者が死亡または重傷を負う危険が想定される内容を示します。

取り扱いを誤った場合に使用者が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容を示します。

取り扱いを誤った場合に使用者が傷害を負う危険が想定される場合および物的損害のみの発生が想

定される内容を示します。

お客様ご自身で分解・修理・改造は絶対に行ってはいけません。

本体、警告灯、ブザーの隙間から水などの液体や金属などの異物を入れてはいけません。

異音や異臭がした場合は使用を直ちに中止して販売店にご連絡ください。

本体、警告灯、ブザー、ACアダプタに水がかかるような場所で使用してはいけません。

本装置に直接水や薬品などの液体をこぼしてはいけません。

ぬれた手で電源プラグの抜き差しを行うと感電の危険があり、してはいけません。

本体を移設したり持ち運ぶとき、落としたり、ぶつけたりして衝撃を与えてはいけません。

雷が鳴りだしたら ACアダプタのプラグに触れてはいけません。

お客様ご自身で装置内部を触ったり、修理および改造したりしないでください。本体内の金属部分で

怪我をしたり、回路がショートして大変危険です。絶対にカバーを外さないでください。

ACアダプタから伸びる電源コードを傷つける・破損または加工する・無理に曲げる・引っ張る・ねじ

る・束ねるなどしないでください。

コンセントから ACアダプタを抜くときは電源コードを引っ張らず必ずプラグを持って抜いてくださ

い。

ACアダプタのプラグが緩くなったり、電源コードが傷ついたときは使用しないでください。

海抜の高い場所(PCに準じる)では使用しないでください。

強力な磁気を持っているもののそばには置かないでください。

調理台のそばなど油煙や湯気があたるような場所に置かないでください。

暑い場所(45℃以上)や直射日光の当たる場所では使用しないでください。

火気に近づけないでください。

湿気やほこりの多い場所では使用しないでください。

移動させるときは衝撃を与えないでください。

振動の激しいところでは使用しないでください。

ぐらついた台の上や傾いたところなど不安定な場所へは置かないでください。

本体の上に重いものをのせないでください。

本体を布などでおおったり、包んだりした状態で使用しないでください。

本体の封印シールを剥がすと、正規の保証・保守を受けられません。

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概要

「メル丸くん」CE-1000SX(以下、本製品と略す)は、自分宛に送られてくる電子メールを監視し、その

内容に含まれる「キーワード」を元に設定された条件で判断を行い、周囲の方々にランプの点灯・点

滅、ブザー音や要件に適した音声の再生を行い、注視が必要な連絡の着信をお知らせする、新しい概

念のコミュニケーション装置です。

IT機器やネットワーク装置の一部では、無人環境や遠隔環境で利用されることを想定し、異常時に

電子メールを利用して通知する機能を持ったものが増えてきています。業務アプリケーションなど

でも、たとえば受注状況や発注行為が行われると相手先に電子メールで自動的に連絡する仕組みを

持ったものが多くあります。しかし電子メール受信者の環境は、種々雑多な電子メールを受信する

中に注視すべき重要なメールが埋もれ、それの気づきが遅れたり、休暇等で不在のときだれも気が

つかないでいるようなことが往々にして起こります。

本製品は、単独でメールアカウントを持たせ、送られてくる電子メールを、自立して監視します。た

とえば、チームの代表機とし重要なメールのやりとりを監視させたり、特定のお客様からのメール

連絡に素早く対応するような用途です。

また週毎に輪番制で役割や宿直などを担当し、顧客や対象システムから到来する情報をいち早く解

釈する場合などは、オプションのWi-Fiモジュールを利用して、どこへでも移動して利用することが

できます。

本製品は、POPサーバまたは IMAPサーバからの電子メール受信が対象になります。受信した電子

メールはテキスト形式あるいはコンテントタイプがテキスト、あるいはテキストタイプと想定した

ものを本体に取り入れます。電子メールサーバにオリジナルを残す/残さないの設定や一定日時経

過後の自動削除指定などは、一般的な電子メールソフトウェアとほぼ同じ機能になります。また電

子メールの内容が大きなもの(やりとりが頻繁に行われ、前回までのメールが添付されているよう

な場合)は、最新の内容を優先し(制限があります)、不要と思われる部分を切り捨てます。

本製品内には、直近の 200件分の電子メールが保存されています。

本体に取り入れられた電子メールは、「フィルタ」に投入されます。

「フィルタ」は、要件毎に最大 16個まで定義することができます。また、送信者と受信者間で取り決

めた「パスワード」が記述されたものだけを「フィルタ」に投入することもできます。

「要件」とは、注視する対象あるいは対照群をいいます。たとえば、「xxx会社からの特別連絡」とか「xxx

警察からの防犯情報」とか「近郊鉄道会社の運行情報」というような注視すべき情報源を位置づけま

す。もちろん、「xxx無人局ネットワーク」とか「受注連絡(緊急対応)」などのように、身近な注視すべき

情報も位置づけられます。

それぞれの「フィルタ」には、最大 8個までの「条件」を設定できます。

「条件」は、電子メールに含まれている、「差出人」「件名」「本文」の中に含まれるであろう「キーワー

ド」と「条件基準」を言います。たとえば、「差出人」「に次を含む」(条件基準)「@isa-j.co.jp」(キーワード)

という構成が 1つの「条件」の例です。これら「条件」を複数組み合わせることで 1つの「フィルタ」が

構成されます。

1つの「フィルタ」は1つの「アクション」と紐付けできます。「フィルタ」内に納められた「条件」と「判

定基準」が成立すると、この「アクション」が実行されます。

「アクション」は、「フィルタ」に対応する 16個と「ネットワーク監視(ping監視)」に対応する 4個、合

わせて 20個あります。

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「アクション」は、ランプの色・点灯・点滅、再生する音声ファイルの指定、電子メール(定型文)による

通知連絡等が設定できます。たとえば「受注連絡(緊急)」フィルタの「アクション」に、赤ランプの点滅

と「受注メールが着信しました。至急確認して下さい。」というようなメッセージファイルの再生を

指定し、発送担当者の携帯メールに「至急対応メール」を飛ばすような設定が可能です。

これら以外に、ネットワーク管理者がいないような環境を想定し、メールサーバから「メル丸くん」

までの経路にある機器類の死活監視を行い、異常を通知する機能。電子メールを制御コマンドとパ

スワード付きの「遠隔制御メール」として本製品を作動させる機能等があります。

また「情報提供サービス事業者」様向けに、「サービス加入者」に対する特別な管理監視方法を提供す

る機能があります(機密保持契約ベースになります)。

このように「メル丸くん」は、電子メールを情報伝達の手段として利用する事業者間、情報提供者と

加入者間、システムと保守拠点間、携帯電話や PCを持ち込めない環境など、そこで従事する方々に

注意や警告を通知する製品です。

機能が豊富、その上多岐にわたるフィルタとアクションの組み合わせで電子メールを利用するサー

ビスの応用が拡がるメル丸くん(CE-1000SX)を、末永くご愛用ください。

Page 14: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 6 -

主な特長

キーワード 主 な 特 長

機器監視 最大 4 ノード(IPv4、IPv6 ノード、IP アドレスまたはホスト名指定)の死活監視

監視方式 ICMP Echo Reply(ping)のポーリングによる回数指定、平均応答時間指定

(応答時間閾値指定によるトラフィック増起因判定可能)

対応 SNMP SNMPv1、SNMPv2c、SNMPv3

音声ファイル MP3 形式、最大 20 ファイル登録可能(合計最大 10M バイト)

メールサーバ POP/IMAPサーバに対応。パスワード認証/APOP認証。SSL接続による保護。

受信メール形式

メールヘッダの Content-Type が、text/plain または multipart/alternative が対象

multipart/alternative は、本文の Content-Type “text/plain”が対象

Content-Type を含まない場合の設定モードあり

制御メール形式 本文 1 行目にあるパスワード認証(パスワード未設定時は認証なし)

パスワード長:最大 16 文字

受信メール

サーバに残せる件数(POPサーバのみ):最大 100 (メッセージをサーバに残すと

設定した場合)、越えると古いものから自動削除(IMAPのばあいは、IMAPサーバ側

での管理になります)

自動削除日数指定可能(メールサーバに対して)

メール取り込み 30秒 ‒ 60 分サイクル指定 (新着メールの量で処理が延びる場合あり)

取り込み容量 POPサーバ:メール本体に対して最大 5kバイト/件(超過部分は切り捨て)

IMAPサーバ:メール本体に対して最大 3Mバイト/件(超過部分は切り捨て)

メール

プロトコル POP(SSL対応)、IMAP(SSL対応)、SMTP

なりすまし防止 本文中に認証コード(任意に設定可能)を埋め込み、認証を行う

フィルタリング

機能

独立した最大 16 個のフィルタを設定可能(フィルタ名は 32 文字以内)

フィルタ判定:「全ての条件に一致」、「いずれかの条件に一致」、「条件なし」から

選択

フィルタ毎、最大 8 つのキーワード条件を設定可能(キーワードは 63 文字以内)

「差出人」、「件名」、「本文」に含まれるキーワードで仕分け

条件判定:指定したキーワードが「含む」、「含まない」、「一致する」から選択

フィルタ判定が成立した際のアクションを指定

アクション実行

次の組合せを 1 つのアクションで定義し、最大 24 アクション(フィルタ用 20、

ネットワーク監視用 4)指定できる

・ランプの色と点灯・点滅・消灯

・ブザー鳴動・停止(ブザー音は内蔵の音声ファイルとして再生)

・音声ファイル(最大 20 個登録可能)の再生・停止(繰返回数と再生時間設定可能)

・最大 5 箇所への電子メール送信(携帯電話含む)(SMTP、SMTPAuth)

(アクション毎に送信先は設定可能)

・コマンド発行(コマンドの種類は限定)

制御メール実行

本文中にコマンドを記述し制御可能

(警告灯の色、点灯・点滅、ブザーの断続・連続音または音声ファイルの再生、およ

びその組み合わせ指定)

フィルタに設定されているアクションの実行

バックアップ 本体の設定内容をバックアップ、リストアおよび編集可能

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時間同期機能 登録した Time Server(NTP サーバ)との時刻同期可能。タイムゾーン設定可能

イベントログ

異常の発生、復帰などをタイムスタンプと共に記録

自動メール送信機能(イベントログを添付ファイルとしてメール送信)

最大 200 件、190 件越えると CSV 形式でメールに添付して送り出す

停電・瞬断でも記録された内容は消えない

受信メールログ 受信した最新メール 200 件のリスト、サマリおよびフィルタ作動状況を記録

コマンド実行 異常時・回復時に rsh、snmpset コマンドによる実行が可能

ソフトウェア Web 上よりファームウェアのアップデートが可能

自己診断 WatchDog による監視 / 内蔵温度センサによる筐体内温度の異常判定

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第一章 初級編 - メル丸くんの起動~ランプを光らせるまで - 本章では、本製品のメール受信監視機能を使って、ネットワーク環境への接続や設定、メールサーバとの連携設定、注視

すべきメールに対する判定条件とアクション等、一連の設定手順や本体動作の理解を深めます。

ここでは主にメル丸くんの起動から、ランプを光らせるまでの一連の流れを説明します。

本章の概要を、下記 STEP1~4までにまとめました。詳細は次ページ以降をご確認ください。

STEP

1 お手元に届いたメル丸くんと同梱物をご確認ください

操作詳細は、上記ページをご参照ください

【P.11】 各部の名称と機能

> 本説明書内でも多数出てきます。

【P.12】 本体への電源投入

> 電源が入りますか?

【P.12】 ランプ/ブザーのテスト実行

> ランプは光りますか?

STEP

2 さぁ、準備をはじめましょう

【P.13】

・PC ×1

・IPアドレス ×1

・LANケーブル ×1

※お届け品以外に必要なものがあります。事前にご準備ください。

※開梱後、念のためすぐに欠品や損傷がないか、お確かめください。

STEP

3 いよいよ、メル丸くんのセットアップに入ります

操作詳細は、上記ページをご参照ください

【P.14】 設定ツールの起動、ログイン

> IPアドレス変更がカギとなります。

【P.16】 メル丸くんの基本設定

> 本体情報確認や時刻設定をします。

【P.17】 メル丸くんの監視設定

> ランプやブザーなどのアクション

・まずは、設定ツールの起動~操作、アクション登録から。

STEP

4 最後に、テスト動作とイベントログを確認してみましょう

操作詳細は、上記ページをご参照ください

【P.28】 動作テスト

> 設定したように、動きましたか?

【P.28】 ログ確認

> ログ(メル丸くんの動作履歴)を

確認してみましょう。

・STEP3で設定したように動くかテスト動作を実行ください。

操作詳細は、上記ページをご参照ください

Page 18: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

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STEP 1 メル丸くんの確認 1-1 同梱品の確認

本製品には、次のものが同梱されています。すべて揃っているかご確認ください。

また輸送中に損傷を受けていないかもご確認ください。

万一欠品や損傷があった場合は(外箱の損傷についてはご容赦ください)、お買い上げの販売店までご連絡く

ださい。

□CE-1000SX本体 1台

*図は左から 5灯、3灯、1灯 3色タイプです。

*ご注文の製品いずれか 1台があります。

外箱の貼付ラベルで「CE-1000SX」に続く文字は各桁以下

の意味があります。ご確認ください。

製品番号構成 CE-1000SX-N●●■◆

記号の意味

N LANタイプ N 有線 LAN

5L 5灯タイプ

3L 3灯タイプ ●● ランプ灯数

1L 1灯 3色タイプ

C 色付きレンズ ■ レンズ色

S 透明レンズ

B ダークグレー ◆ ボディー色

W ライトグレー

※1灯 3色タイプのレンズ色は「S」透明レンズのみとなります。

□専用 ACアダプタ 1個

AC100Vコンセントに接

続し、プラグを本体裏面

の DC24Vコネクタに接続

して本体に電源を供給し

ます。

□マウントベース 1個

本体背面の空いている場

所に貼り、ケーブル類の

抜けを防止するための固

定用台となる部品です。

*本体に電源スイッチはありません。電源投入と同時

に動作します。

*詳細は「2-1 設置する」で解説しています。

□書類 2枚

次の 2点です。

「お客様FAX登録カード兼

保守契約のご案内」

「はじめにお読みくださ

い」

□結束バンド 1本

マウントベースにケーブ

ル類を固定する部品で

す。

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1-2 各部の名称と機能 本体正面/筐体部上部

図 1-1 5灯モデル/3灯/1灯 3色モデル概観

① 高輝度 LEDランプ部

ALARM STOPボタン(電源ランプを兼ねる) ②

3通りの機能(下記参照)

③ スピーカ部

④ モデル銘版(シルバー)

⑤ シンボルラベル

ALARM STOPボタン:

ALARM STOPボタンは強制的にアラームを解除する(ランプ/ブザー/音声再生などの出力を OFFにする)ための

ボタンです。ALARM STOPボタンによる解除のほかに、アラーム解除方法には 3つのモードがあります。

強制解除

ランプの点灯、ブザー鳴動、音声ファイルの再生を強制的に止めます。

モニタ表示ページの「状態」欄に「警告」と表示されている時、または、ランプ・

ブザー・音が OFF以外の時有効です。

(詳細は「アラーム解除設定」を参照)

テスト実行 長押しでランプやブザーのテストを行います。

(詳細は「ランプ・ブザーのテスト実行」を参照)

トリガアクション ボタンを押したことをきっかけにアクションを実行します。

(詳細は「アラームストップボタンをトリガにアクション実行」を参照)

本体背面

図 1-2 背面

音量調整ボリューム ⑤

0~88dBの間で無段階調整可能

⑥ 有線 LANポート(10/100/1000Base)

Etherリンクランプ(緑/黄 LED)

⑦ USBポート(Wi-Fiモジュール装着用)

⑧ オーディオ出力ポート(ヘッドフォン出力)

⑨ リセットボタン

⑩ 電源入力コネクタ(DC24V用)

⑪ ステータス LEDランプ

※ リセットボタンを先の細い棒等で押すと本製品は再起動します。設定内容は消えません。

※ 音声ファイル再生:ボリューム位置が中位以下であることを確認して下さい。

先の細い棒に針金等導電性の物は使わないでください。ショートする危険があります。

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⑥ Etherリンクランプ

図 1-3 Etherリンクランプ

① リンク状態

(緑 LED)

点灯 Link

点滅 Activity

消灯 No Link

② 接続速度

(黄 LED)

1回点滅 10Mbps

2回点滅 100Mbps

3回点滅 1000Mbps

⑪ STATUS LED

図 1-4 STATUS LED

① WatchDog

(緑 LED) 正常時 点滅

② 未使用

1-3電源の投入 - メル丸くんの起動

・背面の電源入力コネクタに付属の ACアダプタのプラグを接続し、ACアダプタを AC100Vのコンセン

トに接続します。ACアダプタは AC200V(最大 AC240V)でもお使いいただけます。

(※本体には電源スイッチがないので、電源投入と同時にスイッチが入ります)

・電源投入から本体が起動するまで(通信できるようになるまで)1~2分程かかります。

本体起動時に「赤・緑・黄」とランプが順次点灯します。その後順次が消灯します。消灯が完了すると起

動完了です。(1 灯 3 色タイプのランプは、1 灯の中に層状に赤、黄、緑の LED が配置されています。)

本体の起動が完了するまでに、アラームストップボタンを押下すると、IP初期化(付録 A:トラブ

ルシューティング参照)が意図せず作動する場合があります。

・起動後、STATUS LEDの右側、緑 LED(WatchDog)が点滅しているか確認します。点滅していれば正常に動

作しています。

1-4ランプ/ブザー/音声ファイル再生のテスト実行

・ALARM STOPボタンをランプが点灯するまで押し続けます。(約 5秒)

ランプ、ブザーが順番に点灯・鳴動します。

・本製品がネットワーク異常を検知している間、テストは実行されません。

メル丸くんの web 設定ツールのトップ画面やモニタ画面(「2-1-3 モニタ画面の内容」を参照)の「ネッ

トワークモニタ」の「状態」欄に 警告 と表示されている時、または、ランプ・ブザー・音が OFF以外の時

に有効です。

・1灯 3色タイプ:ランプテスト(●赤→●黄→●緑で 1灯点灯)→ブザーテスト(連続、断続)。

・3灯タイプ:ランプテスト(●赤→●黄→●緑の順でそれぞれのランプが点灯)→ブザーテスト

(連続、断続)。

・5灯タイプ:ランプテスト(●赤→●黄→●緑→●青→○白の順でそれぞれのランプが点灯)→

ブザーテスト(連続、断続)。

・ 音声ファイルの再生は行われません(ブザー音再生で代替しています)。

・ブザー音量はこのとき調整すると簡単に行えます。

※ ブザー音はシステム領域に記録されています。内容の変更や削除はできません。

※ テスト用サンプル音声ファイルは、工場出荷時に登録してあります。

※ 通常状態(異常を検知していない)時、常にランプ(1灯・3灯の場合は●緑、5灯の場合は●緑・●

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青・○白から 1色)を点灯または点滅させ、異常時はランプを消灯する「待機点灯」という機能があ

ります。

詳細は第二章実践編の「2-4-6 待機点灯の準備」を参照ください。

STEP 2 本体設定/設置するために準備するもの 本製品の簡単な設定設置を行う際は、最低以下のものが必要になります。

PC ×1台

※ 以下の操作例では有線 LANを使って行います

受信(POP3)サーバ情報 ×1

※ 本製品/メル丸くんに設定する受信(POP3)サーバ

情報です

POP3サーバアドレス

ポート

認証方式

ログイン ID

ログインパスワード

メールアカウント

メールアカウントを新規に発行してもら

うまでは、ご自分のメールアカウントを

使って試すこともできます。

IPアドレス ×1

※ 本製品/メル丸くんに設定するアドレスです

※ 例では IPv4で設定します

※ 企業内ネットワーク環境下に設置する際、IT管理

者から事前に企業内 IPアドレスを入手しておき

ます

LANケーブル ×1本

※ ストレートケーブルでかまいません。PCと直接接

続する場合はクロスケーブルが必要ですが、メル

丸くんは自動的に送信と受信を切り替えて利用

できるようになります

IP アドレスとは? インターネットやイントラネ

ットなどの IP ネットワークに

接続されたコンピュータや通

信機器 1 台 1 台に割り振られ

た識別番号のことをいいます。

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STEP 3 メル丸くんのセットアップ 3-1 設定ツールの起動

本製品の設定変更は Webブラウザ(Java Scriptを有効にしてください)を使って行います。ここでは、Microsoft

Edge(以下 Edgeと略)を例に説明します(本ツールは、Microsoft IEバージョン 7以上、Mozilla Firefox 24以上で

動作検証されています)。

はじめて本製品にアクセスする場合や、他のネットワークに移設し再設定する場合、次の作業が必要です。

本製品デフォルト(工場出荷時)の IPアドレスは 192.168.1.1 です。

3-1-1 使用する PCの IPアドレス変更

購入後はじめてメル丸くん本体にアクセスする場合、本体と PCの IPアドレスを第 3オクテットまで

合わせる必要があります。ここでは設定に使用する PCの IPアドレス変更手順を説明します。

別のネットワークからメル丸くんを移設する場合は、現在本体内に登録されている IPアドレスを元

に、PCの IPアドレスを決定し変更します。

Windows 10を例に操作手順を説明します。

※ Windows 95/98/NT4.0で設定する場合、IPアドレス変更後一旦 PCを再起動する必要があります。

①「スタート 」を右クリック→「ネットワーク接続

(W)」→「ネットワークと共有センター」をクリック

②「ローカルエリア接続」をクリック

④プロパティ内の「IPアドレス」タブをメル丸くんと第

3オクテットまで同じ数値にします。

ここでメル丸くんのアドレスが 192.168.1.1 なので

“192.168.1”と入力し、第4オクテットは重複しない

任意数値を入力します。

⑤入力後[ OK ]をクリックし、内容を更新します。

③「ローカルエリアネットワークの状態」の中の「プ

ロパティ(P)」→「インターネット プロトコル バー

ジョン 4(TCP/IPv4)」を選択→「プロパティ(P)」をクリ

ック

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3-1-2 本製品と PCを LANケーブルで接続

メル丸くん裏面の LANポートと PCの LANポートを LANケーブルで接続します。ハブ等のネットワー

ク機器を介して接続もできます。

※他の機器は接続しないでください。

3-1-3 Webブラウザから IPアドレスを入力

メル丸くんの設定ツールはwebブラウザから利用します。Webブラウザを開きアドレス部分に、本製品

に設定されている IPアドレス(ここでは「http:// 192.168.1.1 」)を入力し[Enter] (または[Return])を押し

ます。

3-1-4 「CE-1000SX設定ツール」ページの表示

本製品に登録されている情報(左側)と現在の状態(モニタ画面)が表示されます。

CE-1000SX設定ツールは、Edgeなどの Webブラウザを使って表示や設定入力などを行います。従って

本書では、単に「Web設定ツール」と記述します。

トップページは機器情報と監視状況を表示していて「モニタ画面」とも記述しています。

「モニタ画面」には、メールサーバから直前(今回)と前回にメールを取得した「受信時刻」、「新着件数」

と、設定されている「フィルタ」(後述)が受信時に何件適用されたかを表す「フィルタの適用」が表示さ

れます。

なお図 1-6は、サンプル画面です。日付や時間などの値は実際の表示とは異なります。

図 1-6 web設定ツールトップ画面

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3-2設定ツールにログイン

3-2-1 本体にログイン

図 1-7 ユーザ名とパスワードの入力画面

デフォルト(工場出荷時の)値は、以下の値です。

ユーザ名 : CE1000

パスワード : CE1000

各々入力し[ログイン]ボタンをクリックします。

※「ユーザ名」と「パスワード」の変更は「管理ユー

ザ設定」の章で説明します。

図 1-8 設定ツールトップページ(本体情報)

ログインすると「本体情報」画面が表示されます。

3-3メル丸くんの基本設定

3-3-1 本体情報の確認 ~本製品の情報の確認~

ログイン後に表示される「本体情報」画面は、本体に登録されている「ファームウェアのバージョン」、

「シリアル番号」などが表示されます。

シリアル番号の確認:

本体の底面に貼付されているシリアル番号シールの番号と本表示に相違がないかご確認ください。

万が一、相違があった場合は販売店へご連絡ください。

ログイン後の本体情報画面 本体底面に貼られたシリアル番号シール

図 1-9 本体情報画面中のシリアル番号表示

図 1-10本体底面のシリアル番号シール

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3-3-2 日付と時刻の設定 ~本製品の日付と時刻の設定をします~

手動による設定と NTP サーバを指定する設定が行えます。

日付と時間設定は、アクションを実行したときや異常が発生したときのタイムスタンプとして内部で

利用されます。NTPサーバがシステムに日付と時間情報を提供していれば、それと同期することで、シ

ステム全体で同一時間の事象を把握しやすくなります。

ここでは、手動による時刻設定手順を説明します。(NTPサーバの指定方法は、実践編で説明します。)

1 メニュー選択

設定画面「左ナビメニュー」にある内「時刻設定」をクリックし、時刻設定画面を表示します。

2 手動による時刻設定

①「手動で設定する」にチェックし、狂いがあ

れば日付と時刻を入力します。

②タイムゾーンを設定します。

(例:東京、大阪、札幌:「UTC+9」)

③画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設

定値に反映させます。

④設定の更新が完了すると「設定を更新しま

した」のメッセージが表示されます。

図 1-11 時刻設定画面

⑤設定画面左ナビメニュー内「モニタ表示」

(「基本情報」上部分)をクリックし、「モニ

タ表示」画面を表示します。

⑥時刻とタイムゾーンが正しく設定されて

いるか確認します。

図 1-12 モニタ表示(設定内容確認)

3-4 監視設定

メル丸くんは、2 つの監視機能を持っています。

メル丸くん宛てに送られてくる電子メールの内容を「フィルタ」

を利用して「アクション」に連携させる機能。「経路監視」として対

象のネットワーク機器等の動作を、一定間隔で信号を送り、指定

時間内に応答があるかどうかで正常/異常を判断する、「ネットワ

ーク監視」の機能が備わっています。

これを本書では、前者を「電子メール監視」。後者を「ネットワーク

監視」といいます。

ネットワーク監視は、メールサーバからメル丸くんまでの伝送路

上にあるネットワーク機器の死活監視(ping監視)をすることで、

自ら経路監視を行えます。

ネットワーク監視の設定等はここでは取り上げません。詳細は、

電子メール監視

ネットワーク監視

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「2-5-2-1 監視設定:ネットワーク死活監視(ping監視)を設定す

る」を参照してください。

ここでは、ご自身が持っているメールアドレスをメル丸くんの受信アドレスに登録し、メル丸くんがメール

を受信する方法を試し、「電子メール監視」についてご紹介します。

※各項目の説明やデフォルト値は「実践編」を参照ください。

大まかな手順は、メル丸くんに「受信(POP3 または IMAP)サーバ情報」を設定し、監視対象になる「メールフィ

ルタ」を登録し、メールを受信したとき、どのような「アクション(ランプを点滅させる、ブザーを鳴らす、音声

ファイルを再生するや簡易通知メールを送出するなど)」を実行するか、要件ごとに設定します。

受信したメールに条件を設けずアクションを実施することもできます(単に電子メールの受信を知りたいよ

うなケース)。

3-4-1 受信サーバの登録 メル丸くんに受信(POP3/IMAP)サーバの設定を行います。

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「電子メール設定」をクリックし、「電子メール設定」画面

を表示します。

2 受信サーバの情報入力と登録 メル丸くんに受信メールサーバ情報を登録します。

図 1-13 電子メール設定画面

①「メール受信サーバ」のタイプが POP3が IMAPかを選択します。

②「サーバアドレス」には受信サーバの IPアドレスまたはサーバ名を入力します。

③「ポート」には、ポート番号を設定します。デフォルト値は次のように設定されま

す。

※受信サーバのポート番号。【デフォルト値:110 (POP3選択時), 143 (IMAP選択時)】

※SSL使用時は、「SSL を使用」にチェックを入れます。【デフォルト値:POP3で SSL

が選択されるとポート番号は 995に、IMAPで SSLが選択されるとポート番号は

993に設定されます。】

④「認証方式(POP3 のみ)」を「パスワード」または「APOP」のどちらかを選択します。

※この設定は受信サーバが POP3のとき有効です。

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⑤「ログイン ID」には、受信サーバ認証のログイン IDを入力します。

ログイン IDはメールアドレスの「@」の左側を入力します(@は不要です)。

⑥「ログインパスワード」は、受信サーバ認証のログインパスワードを入力します。

⑦「メールチェック間隔」では、メル丸くんが指定された受信サーバへ着信メールの

有無をチェックする間隔を指定します。

例では、3分毎にメール受信チェックを行います。(一度に大量のメールを受信すると

次の「メールチェック間隔」の時間を超える場合があります。)

最小値は 5秒ですが、短時間の間隔で受信サーバに対してアクセスを行うと、受信サ

ーバがセキュリティの観点から、一定時間アクセスをブロックすることが多々あり

ます。推奨値(最小)は 3分以上です。

⑧「サーバ設定(POP3 のみ)」では、メル丸くんがメール受信後も受信サーバにメッセ

ージを残す場合、チェックを入れます。

ここでは、受信サーバへメッセージを残すため、チェックを入れます。

※この設定は、受信サーバが POP3のとき有効です。

サーバにメッセージを残せるのは 100 件までです。100 件を超えると古いものから

順に削除されます。

この章ではご自分のメールアカウントを使い動作を理解しますので、事前にメール

サーバにある内容を待避させるか、他のアカウントに自動転送する設定をしておく

と安心です。

3 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。(設定ボタンを押すま

では、本体に記録されません。)

3-4-2 メールフィルタの設定 ~メール振分け設定~ メル丸くんは、自身に送られてくるメールを受信します。受信メールにファイル等が添付されていると

直ちに破棄します。本体内部に取り込み、「フィルタ」で特定の「キーワード」に合致するか「振り分け」を

行う電子メールは、「テキスト形式」あるいは「テキストが含まれている形式」(それぞれ電子メールの中

に記述されている)のみです。本機にとどまり、処理されるのはテキストのみです。

ある差出人から、特定「キーワード」を含む電子メールを受信したとき、メル丸くんが「アクション」する

ように、「フィルタ」を設定することもできます。

ここでは例として、「送信者」のメールアドレスで送られてきた「テキスト形式」の電子メールの「件名」に

「『テスト』」という「キーワード」が記述されていたとき、「アクション」を実行する「フィルタの設定」方

法を説明します。

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「メール受信監視設定」をクリックし、「メール受信監視設

定」画面を表示します。

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図 1-14 メール受信監視設定画面

2 「新規」の選択

フィルタを作成する場合は、メールフィルタにある[ 新規 ]ボタンをクリックし、「フ

ィルタ設定」画面を表示します。

図 1-15 フィルタの新規作成 3 「フィルタ条件」の設定

「フィルタ条件」とは、特定の電子メールに含まれている複数の「キーワード」を元に、

その組み合わせを「判断」させるための「条件」を設定することです。

[ 機種依存文字に注意!! ]

歴史的背景から、OSや機種(PC、タブレット、スマホ等)でそのメーカや機種に依存し

た文字があります。これを機種依存文字(環境依存文字ともいう)といいます。

機種依存文字の例としては、囲み文字(①、②等)、ローマ数字(Ⅰ、ⅰ、Ⅱ、ⅱ等)、年号

(㍾、㍽、㍼、㍻)、省略記号(№、㏍、℡、㈱、㈲、㊒、㈹等)、単位記号(㎜、㎝、㎞、㎏、㏄、㎡、

㍉、㌔、㌢等)、数学記号、外字などがあります。

電子メールは送り手と受け手とで同じ文字セットを持っていることを前提としてい

ます。このためメール内容は、機種依存文字を含めず記述することが推奨されていま

す。機種依存文字が含まれると多くの場合「文字化け」を起こします。「文字化け」は本

来の正しい文字コードと表示文字の組み合わせが崩れた結果の表示です。

このため、本機の機能が正しく動作できなくなりますので、注意が必要です。

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図 1-16 フィルタ条件の設定

① 「フィルタ名」には理解しやすい名称やコメントを入力します。(32 文字以内)

ここで登録された「フィルタ名」は、「メール受信監視設定」画面にそのまま表示され

ます。理解しやすい名称やコメントを入力します。機種依存文字を含めてはいけませ

ん。

ここでは「メール監視テスト」と入力します。

② 必要であれば「パスワード」の設定を行います。

メール本文1行目にパスワードを記述することができ、パスワードが一致したフィ

ルタだけ、条件判定が行えます。第三者から送られてくる電子メールを対象とすると

きは、規定のメール内容にパスワードを付けることは不可能と思われます。

パスワードを設定する場合は、情報提供者と情報受領者間で信頼性を高めたい場合

や、情報提供者が一斉通知する中で特定の情報受領者のみにアクションを実施した

い場合などに使うと便利です。

フィルタにパスワードを設定すると、メール本文記載のパスワードと一致した時の

み、そのフィルタの条件判定が行われます。

※ パスワードは設定してもしなくても構いません。「入力が任意」の項目です。

※ パスワードに機種依存文字を使ってはいけません。

ここでは、「空欄」とします。

③ 「一致条件」を選択します。

「一致条件」とは、「キーワード」を含んだそれぞれの「条件」(次の項で説明)が、どのよ

うな組み合わせで成立するかを指定します。この「一致条件」の結果を「フィルタ判

定」とも記述しています。

設定する複数の「条件」に対して、「全ての条件に一致(AND)」、「いずれかの条件に一致

(OR)」、「条件なし」から選択します。

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「条件なし」を設定すると、「条件」に全く関係なく「一致条件」が成立することになり

ます。すなわち取り込まれた電子メールがあれば、全て 1番目のフィルタに定義され

た「アクション」を実行します。(着信案内として使う例など)

④ 「キーワード」と「条件」を設定します。

「条件」とは、どこにどのような「キーワード」があり、それをどのように解釈させるか

を定義したものです。

「条件」は以下の構成で定義します。

キーワードがある場所:「件名」、「差出人」、「本文」から選択します

キーワードの解釈方法:「に次を含む」、「に含まない」、「が次と一致する」から

選択

キーワード:半角全角含め 63文字以内で入力(機種依存文字の使用不可)

※ 条件は 8個まで設定できます。条件の追加・削除は「追加」ボタン、「削除」ボタン

で行います。

※ 本文中の「キーワード」は 1行毎(改行コードが表れるまで)に検索します。

検索対象は本文全体ですが、(意図的に)改行されている場合には、「キーワード」

の途中に改行が入り、検索されない場合があります。なお、PC等で見て表示ウィ

ンドの幅から改行されて見える様な場合は、正しく検索されます。

例:条件を「[本文][に次を含む][メル丸くん監視]」と設定した場合、行を跨ぐ(改行コー

ドを挟む)場合、条件判定が「否」となります。

○○○○○○○○○○○○○メル (改行) →「メル丸くん監視」は「否」

丸くん監視○○○○○○○○○○ (改行)

○○○○○○○○○○○○○○。 (改行)

図 1-16 フィルタ条件の設定の例では、メール差出人(送信元)が

[email protected]」(キーワードとして入力)でメール件名に「テスト」(キーワ

ードとして入力)という文字を含んでいる場合の入力結果を表しています。

⑤ 条件が成立したときに実行する「アクションを設定」します。

「フィルタ条件」が成立したときに実行する「アクション」を設定します。

「アクション」とは、何を実行させるかを定義したもので、20種類定義できます。

実行できるものとしては、ランプの制御(点灯・点滅等)、ブザー(鳴動)、登録されている

音声ファイルの再生、定型文の電子メール送信、コマンドの実行を組み合わせて定義

します。これに「アクション名(ラベル)」、例えば「社内緊急報着信時」や「異常気象通

報」等、内容が理解しやすい名称をつけて管理します。

アクションは後述する「アクション設定」で登録したアクションから選択するか、メ

ール本文 2行目に記載されたコマンドを実行します。

今回は「アクション 01」を選択します。アクションの内容登録は次項にて説明します。

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4 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。(設定ボタンを押す

までは、本体に記録されません。)

3-4-3 アクションの設定 ~ランプ・ブザー・音声の設定~ 「アクションの設定」とは、メール受信監視機能でフィルタ条件が適用され特定メールを受信したとき、

どのような反応を実行するかを決め、管理者や要員への通知方法を設計することです。通知方法は、人に

直接訴えかける光・ブザー音・音声ファイルの再生・電子メール送出と、他の管理機器や装置にメッセー

ジを送り管理システム全体で対応する方法に大別できます。

ここでは、本体周辺にいる人に注視するメールが着信したことを直接を伝達する前者の機能を試してみ

ます。

1 メニュー選択

設定画面左メニューにある「メール受信監視設定」をクリックし、「メール受信監視設

定」画面を表示します。

20件分のアクションが一覧で確認できます。

登録件数 20件は少ないように感じられるかもしれませんが、アクションが必要とす

る状況は緊急対応を必要とする場合が多く、その対応項目とアクションとを関連づ

ける方が意味や伝達方法を決定しやすくなります。

例ではメールフィルタの条件が成立した場合アクションを実行するように進めてい

ますが、実際の運用ではこういうアクションが実行されたら誰にどのように伝達し

どう行動するかという関連づけが重要です。

2 アクション登録

では実際にアクションを登録してみましょう。

図 1-17アクション一覧/設定

① 登録したい「アクション名」をクリックし、「アクションの登録画面」へ移動します。

前項のメール受信監視で特定のメールを検知したら「アクション 01」を実行するよ

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うに設定していますので、「アクション一覧」の中から[アクション 01]を選択します。

画面が変わり、アクションを構成する機能を定義する「アクション設定画面」が現れ

ます。(図 1-17参照) ② 「アクション名」を「ラベル」に入力します。(機種依存文字の使用不可)

わかりやすい「アクション名」を「ラベル」に記入します(半角文字換算で最大 32文

字)。入力は任意です。後から入力することもできます。

「ラベル」に入力した「アクション名」は「メール受信監視アクション一覧/設定」画面

に表示されます。

③ 「警報」の内容を設定します。

「警報」設定の項目は、ランプの色(図 1-17は 3灯または 1灯 3色モデルの場合。5灯

モデルはこれに青と白を加えて表示される)、点灯の種類、音声(ブザー音と登録した

音声メッセージ)およびこれらの組み合わせ(図 1-17の右図参照)を指定します。

アクションで点灯させたいランプの色を選び、「有効」にチェックを入れます。

複数のランプを組み合わせたい場合は、それぞれを「有効」にします。「有効」にチェッ

クが入っていないと、動作はしません。

次にランプの点灯速度をプルダウンメニューから選択します。「点灯」・「点滅」・「高速

点滅」の 3通りから適当なものを選択します。(例では赤ランプを有効にし、高速点滅

を選択しています)

※ ランプの点灯パターンは次のようになります(各色共通)。

「点灯」パターン:

「点滅」パターン:

「高速点滅」パターン:

同様な手順で「音声」の項目からブザー音の再生についても設定してみましょう。

まず音声の「有効」にチェックを入れます。次にプルダウンメニューからブザー音を

選択します。

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※ ブザー音のパターンは、次のようになります(基準音:約 3.3kHz、グレーの部分が

鳴動部分)。

「連続音」パターン:

「断続音」パターン:

サンプルで登録されている音声メッセージを選択することもできます。 ④ テスト実行

設定内容は、[ テスト実行 ]ボタンを押して試せます。設定内容に間違いがないか確

認します。

点灯の具合や音量などを確認します。音量調整は、本体背面のボリュームつまみを回

して適度な音量に調整します。

3 設定内容の反映

画面下部の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

設定後、アクション一覧に戻ると先ほど設定した内容が、対応する各項にアイコン

(指定したランプ色の○印やブザー音や音声ファイルの再生は♪印で視認性を高め

た機能)として表示されます。

次の例は、今まで説明したアクション内容をまとめたものです。これを参考に、いろ

いろなアクション内容を組み合わせ、[ テスト実行 ]で試してみてください。

STEP 4で動作テストを行います。

例: 赤ランプ点灯・緑ランプ高速点滅・ブザー連続(音声)鳴動の場合は次のようになります。

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図 1-18 アクション設定例

図 1-17アクション一覧/設定の右図では、「アクション 1」の定義内容は、「ラベル」に

「メール受信アクション 1」を入力し、メール受信監視 1(フィルタ 1)で特定メールを

検知するとアクションを起こすという意味づけをしています。

ここの例では、「フィルタ条件」が成立したときの伝達方法を、「赤●」ランプを「有効」

にして「点灯」、「緑」ランプも「有効」で「高速点滅」させ、同時に「音声再生」を「有効」に

し「ブザー連続音(PPPP…)」「◎連続」で動作する設定になっています。

この設定通りになっているか[ テスト実行 ]をクリックして確認します。

メル丸くん 1灯 3色モデルを使ってこの例を実行すると、赤の点灯と緑の高速点滅

が 1つの透明レンズを通して表現されます。この際、光の特性から減色混合になるた

め、赤と緑の減色混合された色と赤色単独が交互に現れることになります。

3-4-4 IPアドレス設定 実際にメールを受信させてみましょう。実際のネットワーク環境へ投入するためメル丸くんの IPアドレ

スを設定します。(社内のネットワークに接続する場合、事前に管理者に申請し IPアドレスを取得してお

いてください)

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図 1-19 本体の LAN設定画面

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニューにある「LAN 設定」をクリックし、「LAN 設定画面」を表示し

ます。

2 IPアドレス入力

事前に入手している IPアドレスを入力します。必要に応じてゲートウェイアドレス

等を入力します。

3 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

設定の更新が完了すると、画面上部に「設定を更新しました」のメッセージが表示さ

れます。

その後、Web設定ツールからログアウトします。

4 一旦ブラウザを閉じます 5 新たに設定した IPアドレスでのログイン確認

本製品を指定された環境に設置し、そのネットワーク環境に LAN接続し直し、変更し

た IPアドレスでログインできるか確認ください。

新たなアドレスでWeb設定ツール画面が表示されログインできれば、設置完了です。

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STEP 4 実際に動くか確認してみましょう 4-1 動作テスト

前項 STEP3までに設定した監視動作(フィルタ)とアクションが、実際に動作するか確認してみましょう。

1 テストメールの送信

ご利用のメールソフトから、自分宛にテストメールを送信します。

前項のメールフィルタで、件名に「テスト」という文字列を含む場合を振分け条件に

設定しました。そこで件名には「テスト」の文字列を含ませます。

※ お使いのメールソフトの設定で、「メール形式」は「テキスト」で送信するように設

定し直してください。

2 動作テスト(メール受信→アクション)

テストメールをメル丸くんが受信し、前項で設定したアクション動作をすることを

確認します。

4-2 ログの確認 メル丸くんがメールを受信すると「メール受信ログ」に記録されます。受信したメールの中で「メールフィル

タ条件」が判定され、「アクション」を実行した場合、「電子メールログ」に受信したメール、フィルタ判定の有

無が記録されます。ログは、本体の電源が失われても消えることはありません。この記録を読み解くことで、

いつメールを受信し、フィルタの判定結果とアクションが実施されたかを解析できます。

前項で実行したテストが実際に本製品の「電子メールログ」と「イベントログ」に残っているか確認します。

1 Webツールへログイン

本体が LAN環境に接続されているか確認します。その後、本製品のWeb設定ツールに

再度ログインします。

ログインについては、前述の STEP3をご確認ください。

図 1-20 本体に設置環境からログイン

2 メニュー選択

設定画面の左ナビメニューにある「受信メールログ」をクリックし、「受信メールログ

画面」を表示します。

3 メール受信ログの確認

受信メールログでテスト送信したメールがログ(受信記録)が残っているか確認して

ください。

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受信したメールの内容を確認するには指定のメールをクリックすると、画面の下部

に内容が表示されます。

次図はその例です。

図 1-21 電子メールログ画面

4 メニュー選択

設定画面の左ナビメニューにある「イベントログ」をクリックし、「イベントログ画

面」を表示します。

5 ログの確認

イベントログにテスト実行で行ったログ(フィルタ適用記録)が残っているか確認し

てください。

次図はその例です。

図 1-22 イベントログ画面(ログ内容の例)

イベントログには、発生した順に記録されます(降順、No1.が直前のイベント)。

イベント(障害や監視項目の検知など)は、日付と時間およびその内容を記録していま

す。

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実際の場面では、他の監視装置やシステムに残された障害ログやイベントログと本

機のログとを付け合わせ、どのような異常や障害が発生したのかを解析し原因を突

き詰めていきます。

これで初歩的な機能や設定方法、監視内容、および動作テストという一連の流れを解説しました。

ご理解いただけましたでしょうか。

設定や操作は簡単ですので、いろいろ試してみると理解が深まります。これまでの説明を元に試し

てみてください。

※ メル丸くんが接続されているメール受信 POPサーバに残されるメール件数は最大 100 です。

もしご自分のメールアカウントを使って試されている場合、長時間試しているとご本人が読まな

いうちに削除されるメールが出てきますのでご注意ください。IMAP受信サーバには適用されませ

ん。

※ Yahoo! mail 等のフリーメールをメル丸くん用のメールサーバに設定することができます。た

だし、ご利用にあたっては注意が必要です。設定方法など、付録に説明がありますのでご利用くだ

さい。

4-3 IMAP対応メールについて メル丸くんは IMAP対応受信サーバからメールを以下の条件で受信できます。

取得できるメールは、3Mバイト未満です。1通の容量がこれを超えるものは取得できません。

受信サーバ上の既読メールは受信しません。Seenフラグが立っているものは取得しません。一方他のメール

クライアント等で、「既読」から「未読」に状態を変更すると再度取得します。

取得後のメール処理、たとえばフィルタ監視や受信ログ等は、POP3の場合と同じになります。

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第二章 実践編 – メル丸くん 各機能の詳細説明 -

2-1 はじめに 本章では、メル丸くん(CE-1000SX)に搭載されている各機能について詳しく解説します。

各機能は関連して動作します。そこで、利用に際して理解したい目的を次のようにまとめ、記述してあります。

取扱説明書という性質上、タイトルや目次からの検索が必要になるため、それぞれの目的項目には番号が振ら

れています。

本章での目的別項目分類は次のようになります。

・設置する 設置について 本体を目的の場所に設置する際の説明

無線LANアダプタの取付方法

・基本設定する 本体設定

有線/無線LAN設定

時刻設定

管理ユーザ設定

WEBアクセス制限

本体の基本設定項目の説明

ネットワーク設定の説明

本体自身の時刻設定の説明

本機の管理者を変更・設定する

本機へのアクセスを管理

・準備・設定する 電子メールの準備

SNMPアクセス通知の準備

音声ファイルの準備

電子メール通知内容の準備

実行コマンドの準備

待機点灯の準備

電子メールの設定について説明

SNMPv1/v2/v3からのアクセス方法

音声ファイルの取り扱い説明

電子メールで送る内容の説明

実行するコマンドについての説明

待機点灯の説明

・監視する メール受信監視設定

ネットワーク死活監視設定

アラームストップボタン監視設定

自己監視機能

各種監視方法の設定について説明

本体自身の自己監視について説明

・アクションさせる アクション設定

アラート解除

異常検知時の動作設定について説明

アラーム等の解除方法を説明

・制御する 制御する 制御コマンドについて説明

・確認する 確認する 受信メールログの説明

イベントログの説明

・メンテナンスする メンテナンス ファームウェアの更新方法

本体の再起動

初期化

設定データの取り扱い説明

メンテナンス時の一時的機能停止

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2-1-1 動作原理 CE-1000SXの動作は、大きく分けて、「メール監視する」→「フィルタで判定する」→「通報する/制御す

る」という流れで利用する場合と、外部のアプリケーション等から「制御メール」を利用して「メールフ

ィルタでコマンドを受け付ける」→「アクション実行する」という遠隔操作する場合があります。

「ネットワーク監視対象」としては、メル丸くんの通信経路にあるコンピュータやネットワーク機器を

監視し、異常が見つかると「アクション」を実行し、異常を通知する機能を持った装置になります。

「フィルタで判定」とは、受信メールに含まれる内容と「キーワードの条件」がそろい、判定が成立したと

きを言います。判定が成立すると設定されている「アクション」を実行します。

「通報する/制御する」とは、「フィルタ条件が成立」したり「異常」状態を他に迅速に伝達したり、意図す

る動作を指示したりすることです。これを本書では「アクション」と記述します。「アクション」は、ラン

プの色を指定して点灯・点滅させる、ブザーを鳴動させる、音声ファイルを再生する、電子メールを送

る、他の装置に対するコマンドを発行する(制限があります)などがあり、近傍の作業者への伝達や遠隔

地にある監視装置や制御装置との連携などを意図することができます。一台のメル丸くんから遠隔地

に設置されているメル丸くんや警子ちゃんを動作させ、一斉に多くのメンバーに異常を知らせる連携

を、特に「メル丸くん連携」または「警子ちゃん連携」と呼んでいます。

他のアプリケーションやソフトウェア等からは、CE-1000SXに「制御メール」でコマンドを送り、音声フ

ァイルを再生させたり、登録されているアクションを実行させたりして遠隔操作することも可能です。

これを「制御メールによる実行」と言います。

2-1-2 CE-1000SXへのアクセス

CE-1000SXの設定ツールはwebブラウザを利用します。

※動作検証されているブラウザは下記参照。

Webブラウザを開きアドレス部分に、本製品に設定されている IPアドレスを入力し、[ Enter ](または

[ Return ])を押します。この時 Java Scriptを有効にしてください。

下記では、Microsoft Edge(以下Edgeと略)を例に説明します。

動作検証済みブラウザ

Internet Explorer 8 以上

Mozilla Firefox 24.0 以上

Safari 24 以上

※Java Script を有効にしてください。

1 IPアドレスを入力

Webブラウザを起動し、アドレスにCE-1000SXに設定されている IPアドレスを入力し(図2-1

参照)、[ Enter ]キーを押します。

するとモニタ表示画面(図2-2参照)が表示されます。

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図2-1 Webブラウザに IPアドレスを入力

図2-2 モニタ表示画面

2-1-3 モニタ画面の内容

Web設定ツールにアクセスすると、メールサーバにアクセスした際にどれだけの電子メールを受信し

たかの件数とフィルタ条件が成立した件数を表す「メール受信モニタ」と、経路監視の状態を表す「ネッ

トワークモニタ」が一つの画面で表示されます。この画面を「モニタ画面」と言います。

設定ツールにログイン(「2-1-4 設定画面へのログイン」を参照)後は、左ナビメニューのトップにある

「モニタ表示」で確認することができます。

モニタ画面では、「現在時刻」、「本体内部温度」、「機器説明」、「メール受信監視(メール受信モニタ)」およ

び「ネットワーク監視(ネットワークモニタ)」の状態が確認できます。

ログイン後の「モニタ画面」は図2-3を参照します。「左ナビメニュー」が表示されていることを確認して

ください。

「モニタ表示」での各々の項目説明は、表2-1を参照します。

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図2-3 モニタ画面(ログイン後)

1 モニタ画面の表示

設定画面左ナビメニューの上段にある「モニタ表示」をクリックします。

2 モニタの選択

モニタ表示画面では、メールの着信件数とフィルタの適用件数を表す「メール受信モニタ」とネ

ットワーク監視の設定/状態を表す「ネットワークモニタ」が確認できます。

「メール受信モニタ」は、直近2回(今回/前回)に行ったメールチェックの受信状態を確認できま

す。

「ネットワークモニタ」は、ネットワーク監視設定で設定した機器の状態が確認できます。

図2-4メール受信モニタ / ネットワークモニタ画面

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表2-1モニタ画面表示内容の説明 項目名 解説 デフォルト値

現在時刻

日付と現在の時刻が表示されます。

表示書式は、年月日(西暦)(yyyy/mm/dd)、曜日(w)、時間(hh:mm JST)にな

ります。

時間の更新は「オートリフレッシュ」ごとになります。

本体内部温度

本体に内蔵されている温度センサが計測している温度を表します。

この温度が70℃を超えると、設定された通知先アドレスに内部温度

異常のトラップ(enterprise:「. 1.3.6.1.4.1.1333.1.2.6.4.3」、

generic-trap:「6」、specific trap:「4」)が送信されます。

機器説明 「本体情報」で設定された「機器説明」が表示されます。 (空 欄) メール受信モニタ メールチェック間隔での今回(直近)と前回の受信状態を表示します。 ― 受信時刻 メールチェックを行った時刻です。 (空 欄) 新着件数 メールチェック時に新たに受信した件数です。 0

フィルタ適用 メールチェック時にフィルタ適用された件数です。 0

ネットワークモニタ

ネットワーク監視設定で指定された機器に「ping コマンド」による死

活監視の現在の状態を表示します。 ―

監視対象

現在ネットワーク死活監視(Ping監視)が設定されているネットワー

ク・デバイスの IPアドレスまたはホスト名が表示されます。 (空 欄)

監視

監視対象の監視の有効または無効が表示されます。

※ 監視対象毎に監視の 有効 / 無効 が設定できます。 無効

説明 監視対象の説明です。 (空 欄)

状態 監視対象の状態です。

(空 欄)

【状態表示に関して】

正常(緑) 正常 正常時

警告(赤) 警告 監視対象の異常を検出し、本製品が

アラームONの状態

警告(黄) 警告

監視対象の異常を検出し、本製品が

強制アラームOFF(アラーム解除)さ

れている状態

RTT

ラウンドトリップタイム

「送信回数」で設定したPing 送信回数分のラウンドトリップ時間の平

均の閾値を設定し監視します。

監視 RTTの監視の 有効 または 無効 が表示されます。 無効

閾値 「平均RTT閾値」で設定されたPing 送信回数分のラウンドトリップ

時間の平均の閾値が表示されます。 1000ms

RTT

平均値

Ping 送信回数分のラウンドトリップ時間の平均値が表示されます。

この値が左の「閾値」を超えると、異常と判定され「状態」が 警告

となります。

0ms

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2-1-4設定画面へのログイン

1 ユーザ名 パスワードの入力

図2-5 ユーザ名とパスワードの入力画面

デフォルト(工場出荷時の)値は、以下の値です。

ユーザ名 : CE1000

パスワード : CE1000

各々入力し「ログイン」ボタンをクリックしま

す。

※「ユーザ名」と「パスワード」の変更は「管理ユ

ーザ設定」の章で説明します。

※「特権ユーザ」(詳細は第三章に記述)のログイ

ンにも使います。

ログインすると「本体情報画面」(図2-6)が表示されます。

図2-6 設定ツールトップページ(本体情報)

2-1-5 設定画面からログアウト 設定が完了したら、Web設定ツールよりログアウトします。

1 ログアウト

設定画面左ナビメニューの上段にある「ログアウト」をクリックします。

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図2-7 設定画面、左メニューの中のログアウト

2 ログアウト完了

ログアウトが完了すると、Web設定ツールのトップ画面が表示されます。

図2-8 ログアウト後の画面(モニタ画面に戻る)

上記方法でログアウトしないまま、ブラウザなどを閉じてしまった場合

「既に他のユーザがログインしています。」というメッセージが表示され、設定ツールにログイ

ンできなくなります。

ブラウザのアドレス部に「http://192.168.1.1/logout」と入力し実行してください。

(192.168.1.1部分は本製品に設定した IPアドレスを入力してください)

※強制ログアウトさせる際は、他のユーザがログインしていないか必ず確認してください。

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2-2 設置する 2-2-1 設置条件 次の環境条件に適した、安定した水平な場所に置いてください。

・周囲温度が45℃以下の室内(20~30℃が望ましい)

・結露しない環境(湿度20~85%RH)

・水の浸入や水滴落下などで濡れるおそれのない場所

・直射日光の当たらない場所

・塵埃のない場所

・可燃ガス、腐食性ガス、及び霧状の油(オイルミスト)等のない環境

・振動のない場所

・火花や発熱体が近くにない場所

・大容量のモーター等が動作し電圧変動が著しく発生しない場所

・強力な電気、ノイズのない環境

2-2-2 設置と配線 本製品を平坦な場所に設置します。

付属のACアダプタのケーブルプラグを本体に挿入します。その後ACアダプタを電源コンセントに挿入

します。電源を本体に投入すると、本体上部の緑のリセットボタン(電源ランプを兼ねる)が点灯し、内部

装置の起動が始まります。しばらくすると赤●と緑●のLEDランプが点滅し、動作の準備ができたこと

をお知らせします。

メル丸くんには電源スイッチはありません。これは電子メール監視装置として常時機能するため、電源

スイッチの投入忘れなどの人為的ミスを排除するためです。

次にLANケーブルを本体に接続します。本体をハブやルータなどのネットワーク装置に接続する場合

は、ストレートのLANケーブルを使います。またメル丸くんはギガビットイーサネットへの接続が可能

です。ネットワーク速度の規格に合ったケーブルを選択します。

ネットワークにつながると、LANポートの左右のLEDランプが点滅を始めます。それぞれのLED点滅の

意味は、「第一章 1-2 各部の名称と機能」を参照します。

本体側電源プラグやLANケーブルは通常の利用で自然に抜けることはありません。ケーブルが何かの原

因で引っ張られ抜けることがないように抜け防止対策を施したい場合は、本体に同梱されている「マウ

ントベース」と「結束バンド」(第一章 1-1 同梱品の確認参照)を下図のように利用して、本体に縛り付け

ることができます。

壁面取付の際には、別売の「DN-1300WM 壁面取り付けキット」をご使用下さい。

図2-9 ケーブルの抜け防止対策

抜け防止対策例:

① LANケーブル

② ACアダプタケーブ

ル(プラグ)

③ マウントベース

④ 結束バンド

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2-2-3 無線LANアダプタの取り付け 本製品は専用の無線LANアダプタを製品背面のUSBポートに挿入して設置し、無線LAN環境につなぐ

ことができます。対応できるWi-Fi電波は、2.4GHz対のみです。

無線LANアダプタは、オプション品となります。

無線LAN環境での利用を希望する場合、別売の無線LANアダプタ(DN-1500GL-WK 無線LANキット)

をお求めください。

無線LANアダプタの取り付けは、本体背面のUSBポートに挿入します。製品に添付された操作手順書に

従って設定します。

[ 注 意 ]

市販のUSB取り付けタイプの無線LANアダプタを本機に取り付けても動作しません

2-3 基本設定する 本製品の保守情報の登録や、時刻・管理ユーザの設定などの基本的な本体設定と、LANポートや無線LANの

設定を行います。

基本設定項目は項目が多く、メール監視でのキーワードの見直しや移設に伴うネットワーク監視の内容

の変更で見直す項目にもなります。次の表は、各設定項目の掲載ページの一覧です。

本体設定

保守契約情報を登録する

本体の説明名称を登録する

モニタ表示画面のオートリフレッシュ(自動更新)時間を設定する

オートログアウト時間を設定する

RHSサーバの有効/無効で外部からのコマンド実行受付を制御する

有線/無線LAN設定

有線LANの IPアドレスを設定する

無線LANの IPアドレスを設定する

DNSサーバアドレスを設定する

DHCP機能を利用してアドレスを設定する

時刻設定

日付と時刻を手入力して設定する

NTPサーバで設定する

管理ユーザ設定

管理ユーザを設定する

WEBアクセス制限

本機へのアクセスするユーザを制限、設定する

2-3-1 本体設定 Web設定ツールにログインします。左ナビメニューから「本体設定」を選び、クリックします。

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画面は下図のような「本体情報」が表示されます。必要に応じて各項に対応する値を設定していきます。

図2-10 本体情報画面(本体情報)

2-3-1-1 保守契約情報の登録 契約いただいた保守契約番号や期限、機器説明を登録できます。(図2-10参照)

これらの情報を登録することで、技術的な問い合わせや故障判断などの問い合わせの際、保証契約書

を探していただく手間が省けます。

またお問い合わせいただいた際、弊社対応窓口では確認のためこれら情報をおたずねします。

契約締結後は送られてくる情報を元に、保守契約情報の登録をお願いいたします。

登録手順は次のようになります。

1. メニュー選択

画面左ナビメニューの「本体情報」をクリックし、「本体情報」画面を表示します。

2. 設定情報の入力

手元にある「保守サービス証」を元に、①「保守契約番号」、②「保守契約期限(西暦表記、

yyyy/mm/dd形式)」を入力します。

3. 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

2-3-1-2 本体の説明名称を登録する 本体の識別用、あるいは監視目的などの説明名称を登録できます。

登録された内容は、Web設定ツールのトップ画面に、機器の説明記述として表示します。

1. メニュー選択

画面左ナビメニューの「本体情報」をクリックし、「本体情報」画面を表示します。

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2. 設定情報の入力

③「機器説明」に32文字以内で入力します。入力は任意で、内容がブランクでもかまいません。

入力した内容は、web設定ツールのTOP画面とモニタ表示画面で確認できます。

※ 機種依存文字を含めて記述してはいけません。

3. 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

2-3-1-3 Web動作設定:オートリフレッシュ(自動更新)時間を設定する Web設定ツールの画面はWebブラウザで表示されます。

Webブラウザは、通常表示内容の更新を自動的に行いません。しかし監視内容を表示するモニタ

画面は、常に状況の更新表示が求められます。

そこで本体のWeb動作設定(図2-11参照)に、一定間隔で表示内容を更新する「オートリフレッ

シュ」の機能が備わっています。

必要に応じて間隔時間を設定します。変更設定は次の手順で行います。

図2-11 本体情報画面(Web動作設定)

1. メニュー選択

画面左ナビメニューの「本体情報」をクリックし、「本体情報」画面(図2-11参照)を表示します。

2. オートリフレッシュ時間の設定

画面中の「WEB動作設定」から④「オートリフレッシュ」に、モニタ画面をリフレッシュする秒数

を入力します。

※ 10~60秒の間で指定します。(デフォルト値:10秒)

※ 「0」入力時はオートリフレッシュしません。

3. 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

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2-3-1-4 Web動作設定:オートログアウト時間を設定する Web設定ツールにログインしたまま離席し、そのままの状態で放置するのはセキュリティ管理

上好ましくありません。

そこで本機は、ログインした後何も操作が行われないと「オートログアウト(自動的にログアウ

ト)」する機能を備えています。

分単位の時間を入力し、「オートログアウト」の設定を行います。

1. メニュー選択

画面左ナビメニューの「本体情報」をクリックし、「本体情報」画面(図2-11参照)を表示します。

2. 設定情報の入力

画面中の「WEB動作設定」から⑤「オートログアウト」に、オートログアウトする時間を入力しま

す。

※ 15分~30分の間で指定します。(デフォルト値:15分)

※ 「0」入力時はオートログアウトしません。

3. 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

2-3-1-5 セキュリティ対策:RSHサーバを有効/無効に設定する 本機にはメール本文に書かれた特定のコマンドを受け付け制御する機能と「アクション」に記載

されたコマンドを自からに対して実行する機能があります(「2-7 制御する」を参照)。制御はリ

モートシェル(RSHと略)コマンドを利用し、実行することでいくつかの動作を行えます。そのた

めに本機にはRSHサーバが搭載されています。

本機は、遠隔からのRSHコマンドを送り込んでも一切動作はしません。

近年悪意ある電子メールが頻発しているため、遠隔からのアクセスを遮断する機能がセキュリ

ティ対策として必要になってきています。本機の「メール受信監視」から「アクション」として「コ

マンド実行」する場合や自らに対して「RSHコマンド実行」する場合も遮断することが必要にな

ることがあります。そのため本機には、「RSHサーバの設定機能」が用意されています。

「RSHサーバ」で機能を「有効」にチェックを入れたときのみ、コマンドの実行が行われます。

※ デフォルトは「有効」にチェックがない「無効」の状態です。

コマンドの実行が必要な時のみ「有効」にチェックを入れます。

必要に応じて「RSHサーバ」を設定します。変更設定は次の手順で行います。

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図2-12 本体情報画面(RSHサーバ設定)

1. メニュー選択

画面左ナビメニューの「本体情報」をクリックし、「本体情報」画面(図2-12参照)を表示します。

2. RSHサーバの設定

画面中の「RSHサーバ」項目の中の「□有効」に✓を入れます(デフォルトはチェックが入ってい

ない□有効で、「無効」になります)。

※ 「有効」に設定すると、電子メールの内容に記載されたコマンドやアクションに

記載された自らに対して実行されるコマンドが実行できるようになります。

3. 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

2-3-2 有線/無線LANの設定 CE-1000SXは、有線LAN対応モデルが標準になります。

※別途別売の無線LANキット(DN-1500GL-WK)をご購入いただければ、無線LAN対応に拡張可能です。

有線LANの設定方法から説明します。その後、無線LANの設定方法(「無線LANキット DN-1500GL-WK」

を本体に取り付けた後の設定方法)を説明します。

本項では、単に「LAN」は「有線LAN」を指し「有線」を省略しています。また「有線LAN」または「無線LAN」

で混同しそうな箇所については、それぞれを省略せず記述しています。

2-3-2-1 LAN設定:LAN IPアドレスの設定 本製品はIPアドレスとして、IPv4とIPv6および両方が混在する「デュアルスタック」に対応して

います。

設置する環境に合わせてアドレスを指定します。

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図2-13 LAN設定画面(LAN IPアドレス設定)

1. メニュー選択

画面左ナビメニュー内「LAN設定」をクリックし、「LAN設定」画面(図2-13参照)を表示します。

2. 設定情報の入力

利用環境に合わせて、IPアドレス/デフォルトゲートウェイなど設定します。

各項の説明は次の表2-3を参照します。

※ 本製品は IPv4と IPv6の混在設定が可能です。

※ IPv6リンクローカルアドレスは自動で生成されます。

3. 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

[ 注 意 ]

有線LANと無線LAN設定で同じネットワークアドレスを設定できません。

表2-2 LAN設定の説明 項目名 解説 デフォルト値 MACアドレス 本製品のLANポートのMACアドレス (機器固有値)

IPv4アドレス

IPv4での IPアドレスを入力します。

DHCPサーバによるアドレスを割り当てる場合、「DHCPクラ

イアント」にチェックを入れます。

192.168.1.1

ネットマスク IPv4のサブネットマスクです。 255.255.255.0

IPv4ゲートウェイ

アドレス

IPv4のゲートウェイアドレスです。

ルータを越えてネットワークに繋ぐ際、必要になります。 192.168.1.254

IPv6リンクローカル

アドレス 自動で生成されます。 ―

IPv6アドレス

グローバル IPv6アドレス、又は、ユニークローカル IPv6アド

レスを入力します。 (空欄)

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表2-2 LAN設定の説明 (つづき) 項目名 解説 デフォルト値

IPv6ゲートウェイ

アドレス

IPv6のゲートウェイアドレスです。

リンクローカルアドレス(FE80::/10)を設定します。ルータ越

えてネットワークに繋ぐ際、必要になります。

(空欄)

メトリック

ゲートウェイの優先度を設定します。

有線LANと無線LANの両ゲートウェイを入力した場合、メト

リック値が小さい方が優先的に使用されます。

(1~9999で指定)

100

通信速度

10Mbps、100Mbpsおよび1000Mbpsを検知し自動で通信速

度を設定します(オートネゴシエーション)。 ―

2-3-2-2 LAN設定:無線LAN IPアドレスの設定

別売の無線LANキット(DN-1500GL-WK)を取り付けた本体を、Wi-Fi無線LAN環境で利用する場

合、「無線LAN IPアドレス」の各項を設定します。

図2-14 LAN設定画面(無線LAN IPアドレス)

1. メニュー選択

画面左ナビメニューの「LAN設定」をクリックし、「LAN設定」画面を表示します。

画面をスクロールさせ「無線LAN IPアドレス」の項を確認します(図2-14参照)。

2. 「無線LAN有効」にチェック

無線LANを利用する場合は、画面の「無線LAN有効」にチェックを入れます。

3. 設定情報の入力

利用環境に合わせて、IPアドレス/デフォルトゲートウェイなど設定します。

各項の説明は次の表2-4を参照します。

※ 本製品は IPv4と IPv6の混在設定が可能です。

※ IPv6リンクローカルアドレスは自動で生成されます。

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4. 表示の確認

IPv6リンクローカルアドレスが表示されているか確認します。

※ 本製品専用の無線LANアダプタが正常に動作していないと、IPv6リンクローカルアドレス

は表示されません。

5. 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

[ 注 意 ]

有線LANと無線LAN設定で同じネットワークアドレスを設定できません。

表2-3 無線LAN設定の説明 項目名 解説 デフォルト値 無線LAN有効 「有効」にチェックすると、無線LANを利用可能になります。 無効 MACアドレス 本製品の無線LANポートのMACアドレス (空欄)

IPv4アドレス

IPv4での IPアドレスを入力します。

DHCPサーバによるアドレスを割り当てる場合、「DHCPクラ

イアント」にチェックを入れます。

(空欄)

ネットマスク IPv4のサブネットマスクです。 (空欄) IPv4ゲートウェイ

アドレス

IPv4のゲートウェイアドレスです。

ルータを越えてネットワークに繋ぐ際、必要になります。 (空欄)

IPv6リンクローカル

アドレス 自動で生成されます。 ―

IPv6アドレス

グローバル IPv6アドレス、又は、ユニークローカル IPv6アド

レスを入力します。 (空欄)

IPv6ゲートウェイ

アドレス

IPv6のゲートウェイアドレスです。

リンクローカルアドレス(FE80::/10)を設定します。ルータ越

えてネットワークに繋ぐ際、必要になります。

(空欄)

メトリック

ゲートウェイの優先度を設定します。

有線LANと無線LAN両ゲートウェイを入力した場合、メトリ

ック値の小さい方が優先使用されます。(1~9999で指定)

100

通信速度 自動で通信速度を設定します(オートネゴシエーション)。 ―

2-3-2-3 LAN設定:DNSサーバアドレスの設定 DNSサーバの指定は、アドレスを指定する方法とDHCPで取得する方法の二通りがあります。

図2-15 LAN設定画面(DNSサーバアドレス)

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1. メニュー選択

画面左ナビメニュー内「LAN設定」をクリックし、「LAN設定」画面を表示します。

画面をスクロールさせ「DNSサーバアドレス」の項を確認します(図2-15参照)。

2. 項目にチェック

①既知のDNSサーバを使用するには、

「次のDNSサーバのアドレスを使う」にチェックを入れます。

②DHCPサーバより割り当てる場合

「DNSサーバのアドレスをDHCPで取得する」にチェックします。

※ 「LAN IPアドレス」または「無線LAN IPアドレス」設定内の「IPv4アドレス」項にある、

「DHCP」を選択する必要があります。

3. 設定情報の入力

①プライマリDNSサーバ(デフォルト値:空欄)

②セカンダリDNSサーバ(デフォルト値:空欄)

それぞれに IPアドレスを入力します。

※ DNSサーバは IPv4、IPv6どちらのアドレスも登録できます。

4. 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

2-3-2-4 LAN設定:無線LANアクセスの設定 無線LAN IPアドレスの設定が完了した後、設置する無線環境へのアクセス項目を設定します。

図2-16 LAN設定画面(無線LANアクセス)

1. メニュー選択

画面左ナビメニューの「LAN設定」をクリックし、「LAN設定」画面を表示します。

画面をスクロールさせ「無線LANアクセス」の項を確認します(図2-16参照)。

2. 設定情報の入力

利用環境に合わせて、各項目を設定します。

①「アクティベーションキー」は、DN-1500GL-WK 無線LANキットに同梱されている「はじめに

お読みください」に記載されている「アクティベーョンキー」を入力します。

②「SSID」は、「無線LANのアクセスポイント識別名」(0~9、a~z、A~Z、-(ハイフン)、_(アンダー

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スコア)の文字列)を入力します。

③「暗号化モード」は、無線LANアクセスポイントの設定に合わせ、選択します。

※ ③で「WEP」を選択された場合のみ、「暗号強度」以下項目を選択できます。

各項の説明は次の表2-4を参照します。

3. 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

[ 注 意 ]

無線LANアクセスポイント(親機)の設定情報が必要になります。

事前にネットワーク管理者から無線LANの設定情報を入手してください。

表2-4 無線LANアクセス設定の説明 項目名 解説 デフォルト値

アクティベーションキー

無線LANアダプタに付与されているアクティベーションキー

を入力します。製品固有のキーで、これが登録されないと無

線LANアクセスは有効になりません。

別売の無線LANキットを購入したとき、製品に同梱の「アクテ

ィベーションキー用紙」を確認ください。

(空欄)

SSID

無線LANのアクセスポイント識別名

事前に管理者から情報を入手する必要があります。設定可能

な文字列、0~9、a~z、A~Z、-(ハイフン)、_(アンダースコア)で

す。

(空欄)

暗号化モード

無線LANアクセスポイント(親機)に設定されている無線LAN

での送受信データの暗号化モードを選択します。

次の3種類の暗号化モードから選択します。

■ Open System

■ WEP

■ WPA/WPA2 - PSK (TKIP/AES) (※)

※ WPA/WPA2-PSK(TKIP)やWPA/WPA2-PSK(AES)は、

WPA/WPA2 - PSK (TKIP/AES)を選択してください。

(空欄)

暗号強度

「WEP」を利用する場合:

無線LANアクセスポイント(親機)で設定されている暗号強度

を選択します。

「64bit」または、「128bit」 から選択できます。

64bit

指定方法

「WEP」を利用する場合:

暗号化キー(解読パスワード)の指定方法を選択します。

下記より選択できます。

■ 64bit選択時 文字列(5桁)

16進表記数(10桁)

■ 128bit選択時 文字列(13桁)

16進表記数(26桁)

文字列(5桁)

WEPキー

「WEP」を利用する場合、無線LANアクセスポイント(親機)で設

定されているWEPキーを入力します。 (空欄)

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表2-4 無線LANアクセス設定の説明 (つづき) 項目名 解説 デフォルト値

WPA共有キー

「WPA/WPA2 - PSK (TKIP/AES)」を使用する場合は、無線LANア

クセスポイント(親機)で設定されているWPA共有キーを入力

します。

(空欄)

[ 注 意 ] 無線LANアダプタLED(青)について

無線LANの設定が有効な場合に点滅します。

※ 無線LANが有効な場合とは、「無線LAN IPアドレス」と「無線LANアクセス」の設定を行い

「無線LAN有効」にチェックを入れた場合です。

2-3-2-5 LAN設定:DHCP利用による各アドレス設定 本製品は、本機が設置されるITシステム環境にDHCPサーバが提供されている場合、それにアク

セスして自動的に IPアドレスを取得することができます。

DHCPサーバから取得できる項目は次になります。

・有線LAN:IPv4アドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレス

・無線LAN:IPv4アドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレス

・DNSサーバアドレス

図2-17 LAN設定(DHCPを利用する)

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1. メニュー選択

画面左ナビメニューの「LAN設定」をクリックし、「LAN設定」画面を表示します(図2-17参照)。

2. 項目のチェック

DHCPで取得したい項目にチェックをいれます。

IPv4アドレス(LANおよび無線LAN)の場合:

必要に応じて各項の「DHCP」にチェックを入れます。

DHCPサーバからアドレス情報が取得出来ると、LAN設定ページを表示した際に設定された IP

アドレスが「DHCP」の文字の右側に表示されます(図2-17 ①参照)。

アドレス情報が取得できたかを確認するには何度かLAN設定ページを再表示してください。

DNSサーバアドレスの場合:

LANと無線LANの「DHCP」がチェックされていることを確認し、「DNSサーバアドレス」内、

「DNSサーバのアドレスをDHCPで取得する」にチェックを入れます。

※ LANと無線LANの「DHCP」いずれかにチェックがされていないと、有効になりません。

2-3-3 時刻設定 2-3-3-1 時刻設定:日付と時刻を手入力して設定する 本体に設定された日付と時刻は、電子メールを受信したときや異常が発生したときのタイムス

タンプとして利用されるため、利用環境の日付や時間、監視対象の機器類と合わせておくことが

必要です。

日付と時刻設定は、必要な情報を手入力で行う方式とシステムが提供する時計サーバ(NTPサー

バ)から日付と時刻を一定間隔で取得する方式の設定ができます。

手入力による設定方法は、「第一章 初級編」の「3-3-2 日付と時刻の設定」で解説してあります。

必要な場合、その項を参照します。

※ 本体内蔵のクロックは、キャパシタで停電時でも一定期間保持されます。

2-3-3-2 時刻設定:NTPサーバによる設定 システムにNTP(Network Time Protocol)サーバが提供された場合は、日付や時刻を定期的に

同期して、他の同様な機器で起こった事象と本機で残したイベントログとの解析を同一の環境

で行うことができます。

※ NTPサーバの情報は、IT部門が管理している場合が多いので、設置する環境のシステム管理

者におたずねください。

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図2-18 時刻設定画面(NTPサーバによる設定)

1. メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「時刻設定」をクリックし、「時刻設定」画面(図2-18参照)を表示しま

す。

2. 「NTP機能」の「□使用する」に☑を入れます

3. 設定情報の入力

「問い合わせ先NTPサーバ」に、アドレスまたはNTPサーバ名を入力します。

「確認間隔」には、NTPサーバへ情報を取りに行く時間間隔を、プルダウンメニュー(1~24時間)の

中から選択します。

4. タイムゾーンの設定

本体が設定されている標準時間帯(タイムゾーン)を選択します。タイムゾーンの詳細は次ページ

を参照してください。

日本国内はUTC+9になります。

※ UTC:Universal Time, Coordinated

5. 設定内容の反映

画面下の{ 設定 }ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

タイムゾーンとの同期処理について

次の動作でNTPサーバと同期処理が自動的に実行されます。

・時刻設定内、[ 設定 ]ボタンをクリックした際

・設定データリストア内、[ リストア ]ボタンをクリックした際

・電源投入した場合(電源投入後、数十秒後)

サマータイム制度には対応していません。

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- 52 -

表2-5 NTPサーバによる時刻設定 項目名 解説 デフォルト値 NTP機能 NTPサーバからの情報収集を 有効 / 無効 を設定します 無効

問い合わせ先NTPサーバ

NTPサーバの IPアドレス、またはサーバ名を入力します。

本製品のカレンダクロックを、指定したNTPサーバに同期さ

せます。

無指定

(空欄)

確認間隔 NTPサーバから情報を取得する時間間隔を指定します 12

タイムゾーン

NTPサーバでカレンダクロック同期の際に参照されます。

日本国内はUTC+9です。 UTC+9

表2-6 タイムゾーンと主要な国/地域/都市一覧

タイムゾーン 主要な国/地域/都市一覧

UTC+12 国際日付変更線 東側、フィジー

UTC+11 マガダン、ソロモン諸島、ニューカレドニア

UTC+10 キャンベラ、メルボルン、シドニー、グァム

UTC+9 東京(日本国内)、ソウル、ヤクーツク

UTC+8 北京、重慶、香港、シンガポール

UTC+7 バンコク、ハノイ、ジャカルタ、クラスノヤルスク

UTC+6 アスタナ、ダッカ、ノボシビルスク

UTC+5 エカテリンバーグ、イスラマバード、カラチ、タシケント

UTC+4 アブダビ、マスカット、バク、コーカサス

UTC+3 バグダッド、クウェート、モスクワ、ナイロビ、テヘラン

UTC+2 アンマン、アテネ、ブカレスト、イスタンブール、ベイルート、カイロ、エルサレム

UTC+1 アムステルダム、ベルグラード、ブリュッセル、サラエボ

UTC 協定世界時、ロンドン、モンロビア、レイキャビク

UTC-1 アゾレス諸島、ガーボベルデ諸島

UTC-2 協定世界時-2、中央大西洋

UTC-3 ブラジリア、ブエノスアイレス、カイエンヌ、フォルタレザ、グリーンランド、モンテビデオ

UTC-4 大西洋標準時(カナダ)、ジョージタウン、サンティアゴ

UTC-5 東部標準時(米国及びカナダ)、ボゴタ、リマ、キト

UTC-6 中部標準時(米国及びカナダ)、グアダラハラ、メキシコシティ、サスカチュワン

UTC-7 山地標準時(米国及びカナダ)、アリゾナ、チワワ、ラパス、マサトラン

UTC-8 太平洋標準時(米国及びカナダ)、バハカリフォルニア

UTC-9 アラスカ

UTC-10 ハワイ

UTC-11 協定世界時-11、サモア

UTC-12 国際日付変更線 西側

2-3-4 管理ユーザを設定する 「管理ユーザ」とは、本機にログインし様々な設定の管理や変更を行う人です。

この「管理ユーザ」のみが「ユーザ名」と「パスワード」とを入力して本機にログインできるよう

に作られています。

Web設定ツールの左ナビメニューの本体設定から「管理ユーザ設定」をクリックすると、「管理

ユーザ設定」画面(図2-19参照)が表示されます。

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図2-20 WEBアクセス制限画面

図2-19 管理ユーザ設定画面

「新しいユーザ名」と「新しいパスワード」

を入力して、画面下の「設定」ボタンをクリ

ックし、設定を反映します。

工場出荷時の「ユーザ名」と「パスワード」:

ユーザ名 :CE1000

パスワード:CE1000

パスワードは間違えるとログインできなくなります。「新しいパスワード再入力」は、コピーペ

ーストを使わず、二度タイプ入力します。

※ 「ユーザ名」の入力文字制限

半角英数文字と記号の組み合わせで16文字以内。大文字、小文字を区別します。

※ 「パスワード」の入力文字制限

半角英数文字と記号の組み合わせで16文字以内。大文字、小文字を区別します。

[ 注 意 ]

管理ユーザが登録したユーザ名やパスワードを忘れたような場合、セキュリティ確保の観点か

ら ISAでも読み出す手段はありません。

しかしログインできないと、工場出荷時の状態にも戻せません。このような状況になった場合

は弊社サポートまでご連絡ください。

2-3-5 WEBアクセス制限 「WEBアクセス制限」とは、本機のモニタ画面や設定画面に遠隔からのアクセスを制限する機

能です。これにより、許可されたユーザやメンバーだけが本機の設定変更等に関与することが

できるセキュリティ対策が行えます。

Web設定ツールの左ナビメニューの本体設定から「WEBアクセス制限」をクリックすると、

「WEBアクセス制限」画面(図2-20参照)が表示されます。

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1. メニュー選択

画面左ナビメニュー内「WEBアクセス制限」をクリックし、「WEBアクセス制限」画面(図2-20

参照)を表示します。

2. IPフィルタ有効に設定

「□IPフィルタを使用」にチェックをいれ「有効」にします。もう一度クリックするとチェックが

外れ「無効」になります。

3 アクセスを許可する IPアドレスを入力

No.1からNo.10の枠内に、アクセスを許可する IPアドレスを記入します。

IPアドレスは、IPv4形式で記入します。記述アドレスにマスクを使うこともできます。

ここに記述されたアドレスは、本機の電源がOFFになっても消えることはありません。

また、記述されているIPアドレスからのみアクセスを許可するときは、必ず先の「□IPフィルタ

を使用」にチェックが入っているときのみです。

IPアドレスの変更や更新は、上書きすることで自由に行えます。

[ IPアドレスの記述例 ]

特定のホストを記述: 192.168.1.100

24ビットマスクを使ったアドレスを許可: 192.168.1.0/24 または 192.168.1.

4. 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

[ 注 意 ]

IPアドレスに誤りがあると、アクセスできなくなる可能性があります。

事前にアクセスを許可する IPアドレスを十分に確認してください。

もしもアクセスできなくなった場合は、「付録A トラブルシューティング」の「A-2 その他のト

ラブルシューティング」に説明している、「IPアドレスの初期化」を行ってください。これにより

「IPフィルタ」に記述されているアドレスはクリアされ、「WEBアクセス制限」も「無効」に初期

化されます。

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2-4 準備・設定する ここでは、受信電子メールに対して「フィルタ」で定義した「キーワード」と「条件」が合致し、設定した「アクショ

ン」が正しく動作するための準備を説明します。ネットワーク監視で異常を検知したときも、同様な「アクション」

を実行しますので、共通の準備になります。

「アクション」の目的は、周囲の関係者に注意を喚起することや他の装置やアプリケーションとの連携を自動的に

行わせたり、遠隔地にいる人や装置に動作を引き継ぐことにあります。

「準備する」内容は、「アクション」で何を伝えるかで必要なものと不要なものがあります。

伝達できる機能は、メル丸くんの近傍にいる人たちに注意を喚起する「ランプの点灯・点滅」や「ブザーの鳴動」、指

定された「音声ファイル」の再生・繰り返し、「定形メール文」による「電子メール通知」、機器やアプリケーションと

の連携での「コマンド送出」があります。また「システム運用監視装置」が、メル丸くんの動作状況を監視する様な

状況では、SNMP(Simple Network Management Protocol)という体系で問合せが来たときに現状を伝えるための準備

も必要です。

「ランプの点灯・点滅」と「ブザーの鳴動」については事前準備が不要です。

ここでは、電子メールの送受信に関する準備、SNMP問合せに対して対応するための準備、音声ファイルの準備、電

子メール通知文の準備、コマンド送出に係わる準備を説明します。

また正常状態(待機状態)では電源ランプしか点灯していないため、少し離れたところから作動中を視認しやすく

する「待機点灯」という機能があります。「待機点灯の設定」についてもここで説明します。

2-4-1 電子メールの準備 メル丸くんシリーズでは、アクションの一つとして「電子メールによる通知(送信)」の機能があります。

この節では、「電子メールの設定」と「電子メールの内容設定」について説明します。また電子メールを受信

するための「電子メールの受信サーバの設定」も説明しています。(電子メールに対するフィルタへのキー

ワード設定、条件判定等の設定は、「2-5-1 メール受信監視設定」で解説します)

「電子メールの設定」では、既存の電子メールシステムとの連携動作のための情報設定と、通知先(最大5

件)の登録を行えます。送付先には、グループアカウントや携帯電話のアドレスなども利用できますので、

関係者全員や外部での待機要員に通知することも可能です。

また重要な異常通知メッセージをスパムと認知されないために、メールサーバに対する認証方式やアク

セスポートの設定なども設定が必要です。一方で、フリーメールサービスを利用する場合、頻繁に本機か

ら着信確認を行うと、メールサーバが不正アクセスと判断し、一定時間コネクションを許可しないものも

ありますので、メールサーバへのアクセス間隔も大切な設定項目になります。

これらの情報は、通常 IT管理者に確認して入手します。

「電子メールの内容設定」では、送り出される電子メールの「件名」や「本文」を設定します。電子メールの

「件名」や「本文」は、規定の文章があり、異常を検知した際の情報を「差し込み処理」した後に電子メールで

送り出されます。

電子メールの内容の規定文章は付録を参照します。

「付録A トラブルシューティング」の「A-1-4 受信サーバの設定例」にGmailとyahoo mailの設定例の

説明もありますので、参照してください。

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2-4-1-1 電子メール通知の準備:送信(SMTP)サーバアクセスの設定 本製品は電子メールを受信しアクションを実行する時やネットワーク死活監視対象の異常など

を検知した時に、電子メールによる通知(送信)を行うことができます。

本項では、メール送信に必要なSMTPサーバ情報などの設定をします。

1 メニュー選択

画面左ナビメニュー内「電子メール設定」をクリックし、「電子メール設定」画面(図2-21a参照)を

表示します。

その画面にある「送信(SMTP)サーバ」(図2-22b参照)を確認します。

図2-21a 電子メール設定画面

図2-21b 送信(SMTP)サーバの設定

2 ①送信用SMTPサーバアドレス、SMTPポート番号を指定

「サーバアドレス」には送信(SMTP)サーバの IPアドレスまたはサーバ名を、「ポート」にはSMTPサ

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ーバのSMTPポート番号を入力します。 3 ②認証方式の選択

認証方式のリストから、「認証なし」・「PLAIN」・「LOGIN」・「CRAM-MD5」・「POP before

SMTP」を選択し、各認証形式に必要な項目を入力します。

※ 「PLAIN」・「LOGIN」・「CRAM-MD5」の中から選択した場合:

図2-21bを参照に、③「認証ユーザ名」と④「認証パスワード」を入力します

※ 「POP before SMTP」を選択した場合:

図2-21bを参照に、次項の⑥「POP before SMTP認証」の項目を入力します。送信サーバが

POP3サーバの時のみ有効です。

4 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

表2-7 送信(SMTP)サーバ/認証方式の説明 項目名 解説 デフォルト値 サーバアドレス 送信用SMTPサーバの IPアドレス(サーバ名)を入力します。 (空 欄)

ポート 送信用SMTPサーバのSMTPポート番号です。利用環境に合わ

せて、変更します。 25

認証方式

「認証なし」・「PLAIN」・「LOGIN」・「CRAM-MD5」・「POP before

SMTP」から選択します。 (認証なし)

認証ユーザ名

認証方式で「PLAIN」・「LOGIN」・「CRAM-MD5」の中から選択した

場合、認証用ユーザ名を入力します。 (空 欄)

認証パスワード

認証方式で「PLAIN」・「LOGIN」・「CRAM-MD5」の中から選択した

場合、認証用パスワードを入力します。 (空 欄)

2-4-1-2 電子メール通知の準備:POP before SMTP認証の設定 2-4-1-1電子メール通知の準備:SMTPサーバアクセスの設定の認証方式でPOP before SMTPを選

択した場合、本項の設定が必要です。送信サーバがPOP3のみ有効です。

図2-21c POP before SMTP認証の設定

1 メニュー選択

画面左ナビメニュー内「電子メール設定」をクリックし、「電子メール設定」画面を表示します。そ

の画面にある「POP before SMTP認証サーバ」(図2-22c参照)を確認します。

2 POP before SMTP認証を指定

POP3対応の「サーバアドレス」、「ポート」番号、「ログインID」、「ログインパスワード」を指定しま

す。

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3 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

表2-8 POP before SMTP認証の説明 項目名 解説 デフォルト値 サーバアドレス POP3サーバの IPアドレス(サーバ名)を入力します。 (空 欄) ポート POP3サーバのポート番号です。 110

ログイン ID POP3 サーバ認証のログイン IDです。 (空 欄) ログインパスワード POP3サーバ認証のログインパスワードです。 (空 欄)

2-4-1-3 電子メール通知の準備:受信サーバの設定 本項では、メール受信に必要なインターネットサービスプロバイダやフリーメールサービス提供

者、社内の IT管理者等より提供された受信サーバに関する情報を設定します。

図2-22 受信サーバ設定画面

1 メニュー選択

画面左ナビメニュー内「電子メール設定」をクリックし、「電子メール設定」画面を表示します。

その画面にある「受信サーバ」(図2-22参照)を確認します。

2 受信サーバの形式(POP/IMAP)設定

⑥「メール受信サーバ」の形式、POPか IMAPかを選択します。

3 受信サーバのアドレス設定

インターネットサービスプロバイダ等より提供された受信メールサーバ名を⑦「サーバアドレ

ス」に入力します。

アドレスは、IPv4あるいは IPv6またはホスト名で入力します。

4 ポート番号の指定

受信サーバの⑧「ポート番号」と暗号化(SSL)の有無を設定します。工場出荷時のポート番号は、以

下のように設定されます。

POPを選択 IMAPを選択

SSLを使わない 110 143

SSLを使う 995 993

5 認証方式(POP3のみ)の選択

⑨「認証方式(POP3のみ)」のリストから、「パスワード」または「APOP(Authenticated POP)」か

ら選択します。受信サーバがPOP形式の時のみ有効です。

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6 ログイン ID・ログインパスワードの設定

受信サーバへの⑩「ログインID」(アカウント名)と⑩「ログインパスワード」を入力します。

7 メールチェック間隔の指定

受信サーバに本機がアクセスする時間間隔を⑪「メールチェック間隔」で指定します。

[ 注 意 ]

メール着信確認の時間間隔を短くすると、大量にメールが着信している場合、本体に取り込む時

間が確認間隔以上かかってしまいます。取り込む量と確認間隔とは、試しながら調整してくださ

い。また時間間隔の指定は5秒から可能ですが、頻繁に受信サーバにアクセスすると、セキュリ

ティの観点から攻撃されていると判断し、一定時間アクセスをブロックするものが多々ありま

す。推奨間隔は5分以上です。

8 サーバ設定(POP3のみ)

⑫「サーバ設定(POP3のみ)」では、メール受信後も受信サーバにメッセージを残す場合、チェック

します。

メールをサーバに残す場合、一定期間経過したメッセージは削除するかを指定できます。

※この設定は、受信サーバがPOP3のとき有効です。

[ 注 意 ]

サーバにメッセージを残せるのは100件までです。100件を超える分は古いものから順に削除さ

れます。

もし、他の方のメールアカウントと共有する場合は、この機能制限により本来アカウントの持ち

主がメールを読む前に削除されてしまう可能性があります。

9 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

表2-9受信サーバ設定の説明 項目名 解説 デフォルト値 メール受信サーバ POPか IMAPかを選択します POP

サーバアドレス 受信サーバの IPアドレス(サーバ名)を入力します。 (空 欄)

ポート 受信サーバのポート番号です。利用環境に合わせて、変更しま

す。

110/143

(SSL使用時:995/993)

認証方式(POP3のみ)

POPを選択した場合、「パスワード」・「APOP(Authenticated

POP)」から選択します。

APOP (Authenticated

POP) ログイン ID 受信サーバ認証のログイン IDです。 (空 欄)

ログインパスワード 受信サーバ認証のログインパスワードです。 (空 欄)

メールチェック間隔 メールチェックする間隔を指定します。5秒から最大60分の

間で指定できます。秒も入力必須です。 3分0秒

サーバ設定(POP3のみ)

POPを選択した場合、受信サーバにメッセージを残す条件を設

定します。 (空 欄)

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2-4-1-4 電子メール通知の準備:送信元・送信先アドレスの設定 特定メールの受信したときや、ネットワーク監視中の異常・回復を検知した時に、送信するメール

の送信元と送信先アドレスを設定します。

1 メニュー選択

画面左ナビメニュー内「電子メール設定」をクリックし、「電子メール設定」画面を表示させます。

その画面の下方に「送信アドレス」の設定項(図2-23参照)を表示します。

図2-23 電子メール設定(送信アドレス設定)

2 送信元アドレスの設定

電子メール送信時の送信元となる⑬「送信元アドレス」を1つ設定します。

メル丸くんが単独で送受信を行う場合は、与えられたメールアカウントのアドレスを入力しま

す。一方、送信と受信は異なるアドレスでもかまいません。特に送信メールに対して監督したい場

合は、権限をお持ちのユーザと同じアカウントに設定することもできます。

3 送信先アドレスの設定

電子メールの⑭「送信先アドレス」を設定します。送信先アドレスは最大5件まで登録できます。

「アクション」の実行で「電子メールを送信」する場合、ここで設定した送付先名(送信先アドレス1

から5)を指定します。

アドレスにはグループアドレスや携帯電話のアドレス等も指定できます。

送信先に正しくメールが届くか、[ テスト送信 ]ボタンをクリックして、送信先アドレスにテスト

メールを送信します。送られたテストメールが正しく届いているか確認します(図2-24参照)。

図2-24 テストメール

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4 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

表2-10 送信アドレスの説明 項目名 解説 デフォルト値 送信元アドレス 送信元となるアドレスを入力します。 (空 欄) 送信先アドレス1~5 送信先のアドレスを入力します。 (空 欄)

2-4-1-5 電子メール通知の準備:イベントログの送信先設定 「イベントログ」とは、本機に設定されたメールフィルタが「適用」された時、ネットワーク監視内

容から「異常」と判断した事象を記録した時系列データです。

新規イベントログが190レコードを超えたとき、CSV形式の添付ファイルとして、「イベントログ

ファイル送信先」アドレスに自動送信されます。

イベントログについては、「2-8-2 イベントログの確認」も参照してください。

※ イベントログは「イベントログファイル送信先アドレス」を設定した場合のみ送信されます。

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「電子メール設定」をクリックし、「電子メール設定」画面を表示しま

す。先に説明した「送信元・送信先アドレスの設定」と同様に「送信アドレス設定」項をスクロール

して表示させます。その設定画面の最下行に「イベントログファイル送付先アドレス」(図2-25参

照)があります。

2 送信先アドレスの設定

⑮「イベントログファイル送信先アドレス」に送信先アドレスを設定します。

設定するアドレスは、イベントログを受け取ってその内容を解析したり確認する権限のある方に

します。設定されてないとイベントログは送付されません(最新の200件分しか本体内に記憶さ

れず、それ以前の情報は消去されます)。

図2-25 イベントログの送信先設定

3 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

[ 注 意 ]

メール未送信のイベントログがさらに190レコードを超えた場合は、前回送信したログの次の

レコードから190レコード分がメール送信されます。

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表2-11 イベントログファイル送信アドレスの説明 項目名 解説 デフォルト値 イベントログファイル送信先アドレス イベントログ送付先のアドレスを入力します。 (空 欄)

2-4-2 SNMPアクセス通知の準備 メル丸くんは、機器の異常や状況変化を伝えるため自らSNMPトラップを送出します。また運用

監視システム等のアプリケーションから、SNMPに準拠した問いかけに対して状況を返す仕組み

を持っています

メル丸くんは、セキュリティの観点から自らSNMPトラップを発行は制限があります。また状況

や数値などは、他の装置やアプリケーションからの問いかけに対してのみ状況を返すようにでき

ています(Read Only)。

ここでは、SNMPのアクセス設定に関して説明します。

2-4-2-1 SNMPアクセス通知の準備:SNMPトラップ通知先の設定 SNMPトラップ通知先を設定します。

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「SNMP設定」をクリックし、「SNMP設定」画面(図2-26参照)を表示

します。

図2-26 SNMPトラップ通知の送信先設定画面

2 「アドレス」の入力

通知先のSNMPマネージャの IPアドレス(ホスト名)を入力します。

※ アドレスは、IPv4、IPv6どちらも入力できます。

※ ホスト名で設定する場合は、DNSサーバの設定が必要です。

3 「コミュニティ名」の入力

それぞれの通知先ごとに「コミュニティ名」を設定します(半角英数字、アンダースコア(“_”)および

ハイフン(“-”)で構成された32文字以内の文字列) 。

「コミュニティ名」が不明の場合は、「public」を入力して試してみてください。

4 テスト実行

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事前にトラップ送信を確認するには、[ テスト実行 ]ボタンをクリックします。

入力された全てのトラップ通知先にテストトラップを送信します。

5 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

表2-12 SNMPトラップ通知先登録の説明 項目名 解説 デフォルト値 アドレス SNMPトラップ通知先の IPアドレス(ホスト名) (空 欄) コミュニティ名 通知先ごとのコミュニティ名 (空 欄)

2-4-2-2 SNMPアクセス通知の準備:SNMP v1/v2cによるアクセスマネージャの設定 本製品に対して外部装置からSNMPでデータ取得 (SNMP GET)を行えるように、SNMPアクセス

マネージャを設定します。

※ メル丸くんは、セキュリティの観点から外部からのSNMP GET動作のみとなります。

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「SNMP設定」―「SNMPアクセス設定(v1/v2c)」(ページ上部)をクリ

ックし、「SNMP v1/v2cによるアクセスマネージャ」画面(図2-27参照)を表示します。

図2-27 SNMP v1/v2c アクセスマネージャの設定画面

2 マネージャの IPアドレスの入力

アドレス欄に、アクセスマネージャの IPアドレス、またはホスト名を入力します。

※ IPv4、IPv6どちらも入力できます。

※ ホスト名で設定する場合は、DNSサーバの設定が必要です。

3 コミュニティ名の入力

SNMPのコミュニティ名を入力します(半角英数字、アンダースコア(“_”)およびハイフン(“-”)で構

成された32文字以内の文字列)。入力は任意です。

コミュニティ名によりSNMPマネージャとエージェント間の認証を行います

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4 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

表2-13 SNMP v1/v2cによるアクセスマネージャ設定の説明 項目名 解説 デフォルト値 アドレス アクセスマネージャの IPアドレス(ホスト名) (空 欄) アクセス権 アクセスマネージャのアクセス権です。 RO(read-only)固定 コミュニティ名 SNMPマネージャとエージェント間の認証を行います。 (空 欄)

2-4-2-3 SNMPアクセス通知の準備:SNMP v3によるアクセスユーザの設定 本製品はSNMP v3に対応しています。ユーザ毎にセキュリティレベルを指定することができま

す。認証方式は、User-based Security Mode(USM)です。

※ メル丸くんは、セキュリティの観点から外部からのSNMP GET動作のみとなります。

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「SNMP設定」―「SNMPアクセス設定(v3)」(ページ上部)をクリック

し、「SNMP v3によるアクセスマネージャ」画面(図2-28参照)を表示します。

図2-28 SNMP v3 アクセスマネージャの設定画面

2 ユーザ名の設定

アクセスするユーザ名を入力します(半角英数字)。

3 セキュリティレベルの設定

リスト 「非認証・非暗号化」、「認証・非暗号化」、「認証・暗号化」より選択します。

4 認証方式とパスワードの設定 (「認証・非暗号化」と「認証・暗号化」の場合)

ユーザ毎に認証方式とパスワードを設定します。認証方式は「MD5」と「SHA」のいずれかを設定

します。パスワードは8~32文字以内(半角英数字・記号)で設定し、入力します。

5 暗号方式と暗号パスワードの設定 (「認証・暗号化」の場合)

ユーザ毎に暗号方式と暗号パスワードを設定します。暗号方式は「DES」と「AES」のいずれかを

設定します。暗号パスワードは8~32文字以内(半角英数字・記号)で設定し、入力します。

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6 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

表2-14 SNMPv3によるアクセスマネージャ設定の説明 項目名 解説 デフォルト値 ユーザ名 アクセスするユーザ名 (空 欄) アクセス権 アクセスマネージャのアクセス権です。 RO(read-only)固定

セキュリティレベル 「非認証・非暗号化」、 「認証・非暗号化」、 「認証・暗号化」から選

択します。 非認証・非暗号化

認証方式 使用する認証方式を「MD5」または「SHA」から選択します。 SHA

認証パスワード

認証パスワードです。 8文字以上、32文字以内で入力します。(半

角英数字及び記号) (空 欄)

暗号方式 使用する暗号方式を「DES」または「AES」から選択します。 AES

暗号パスワード

暗号パスワードです。8文字以上、32文字以内で入力します。

(半角英数字及び記号) (空 欄)

2-4-3 音声ファイルの準備 本機は、音声ファイルの登録、再生、バックアップができます。

音声ファイルは、最大20個(あるいは登録ファイル容量の合計が10Mbyte以下)の登録が可能です。電源が

切れても登録された音声ファイルは消えません。ブザー音も音声ファイルとして扱われ、システム領域に

登録されています。

サンプルの音声ファイルが2つ登録されています。

操作の習得や実際の運用でご利用いただけます。なお、音声ファイルは著作権の対象です。ISA製品での利

用に限定されています。他の機器での再生はご遠慮ください。

音声ファイルのフォーマットは、MPG3(MPEG3やMP3と記述する場合もあります)です。

市販のデジタルボイスレコーダで録音し、PC等に取り込み、市販あるいはフリーの音声編集ソフトを利用

して、MPG3フォーマットに変換することで、簡単に自由に本機用の音声ファイルを制作することができ

ます。

また音声編集ソフトの中には、複数の音声ファイルを連結して一つの音声ファイルに統合するものもあ

ります。この機能を使えば、主語、目的語、動詞を別々に録音し、編集段階で組み合わせすることで多くの

音声ファイルを作ることができます。

MPG3の音声ファイルは、多くの場合圧縮することができます。一般的には、圧縮度と音質とは反比例しま

す。用途に合わせて圧縮度を選択します。

音声ファイルのオーディオ出力信号は、本体内のアンプで増幅され内蔵スピーカから出力されます。内蔵

スピーカからの音量は、本体背面のボリュームで調整できます。他に本体背面には「Audioコネクタ(ミニ

ジャック)」端子があり、スピーカ出力と同じ内容が出力されます。「Audioコネクタ(ミニジャック)」端子出

力は、背面のボリュームでは調整できません。この端子につながる他の拡声装置で、目的に応じて調整す

ることができます。

※ 音声出力の調整は、一旦ボリュームを絞った状態した後音声再生を試しながら適切な音量に調整しま

す。

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- 66 -

※ 他の拡声装置としてPCやサーバのオーディオ機能を利用する場合、本機の出力をPC等の「マイク入

力」に接続することはできます。しかし出力と入力のインピーダンスが整合してないため信号レベル

が極端に低くなることがあります。PC付属の「入力レベルの調整」などを使って、事前に試してくださ

い。

※ PCの「ヘッドフォン端子」に間違って接続すると本体が壊れる場合があります。接続には事前に十分注

意して行います。

音声ファイルは、PCから自由に本体に登録、削除、バックアップができます。

2-4-3-1 音声ファイルの準備:音声ファイル一覧と試聴 登録した音声ファイルは音声ファイル一覧のリストで確認、試聴できます。

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「音声ファイル登録」をクリックし、「音声ファイル登録」画面(図2-29

参照)を表示します。

2 音声ファイルの視聴

「音声ファイル一覧」にある「再生・停止」をクリックすると、それぞれの音声ファイルを再生(試聴)

することができます。

2-4-3-2 音声ファイルの準備:音声ファイルの登録 本製品では、最大20の音声ファイルを登録し、アクション時に事前に登録した音声ファイルを指

定して再生することができます。

※ 音声ファイルの登録は、全容量の合計が10Mbyte以下です。

(登録ファイルのサイズ合計は、画面右下に表示されます。)

音声ファイルの登録方法を次に説明します。

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「音声ファイル登録」をクリックし、「音声ファイル登録」画面(図2-29

参照)を表示します。

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- 67 -

図2-29 音声ファイルの登録

2 ファイル名の登録

[ 音声ファイル登録 ]ボタンをクリックし、「音声ファイルの登録」画面(図2-29参照)を表示しま

す。「音声ファイルのパス」―「ファイルを選択」ボタンをクリックし、登録するファイルを選択し

ます。「タイトル」を入力します。入力は任意です。

※ タイトル名を空欄にした場合は、ファイル名がタイトル名に反映されます。

※ 音声ファイルの形式は、MPG3形式です。

※ 音声ファイルの登録数は20個(合計で10Mbyte以内)です。

3 本体への音声ファイルの登録

[ 登録 ]をクリックすると、本製品への登録が始まります。

[ 注 意 ]

「登録中・・・」のメッセージ表示中は設定ツールで別操作を行ってはいけません。

4 登録の確認

「音声ファイル一覧」画面に戻り、音声ファイルが登録されたか確認します。

登録されたファイルは「再生」ボタンで試聴できます。

[ 注 意 ]

音声ファイルの登録は、未登録の番号の若いほうから順に登録されます。ユーザ側で登録する番

号を指定することは出来ません

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2-4-3-3 音声ファイルの準備:音声ファイルのバックアップ 本製品に登録した音声データをPC等にバックアップします。

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「音声ファイル登録」―「音声ファイルのバックアップ」(上部メニュー

ボタン)(図2-29参照)をクリックし、「音声ファイルのバックアップ」画面を表示します。

2 ファイル保存先の指定

「音声データのバックアップ」をクリックすると、ポップアップウィンドウが開きますので、バッ

クアップファイルを「開く」または「保存」を選択してください。

「保存」の場合は、ファイル保存先を指定します。

※ バックアップファイルは圧縮形式で保存されます(gzip形式)。

※ ポップアップウィンドウ:InternetExplorer9の場合、画面下側に表示されます。

2-4-3-4 音声ファイルの準備:音声ファイルのリストア 前項で処理したバックアップファイルを本製品にリストアします。

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「音声ファイル登録」―「音声ファイルのリストア」(上部メニューボタ

ン)(図2-29参照)をクリックし、「音声ファイルのリストア」画面を表示します。

2 リストアの開始

「ファイル名」にバックアップファイル「audio_backup.gz」を指定し、[ リストア ]ボタンをクリ

ックします。

[ 注 意 ]

CE-1000SX以外で作成したバックアップファイルではリストアできません。

2-4-4 電子メール通知内容の準備 特定メールを受信した時や監視中の異常・回復を検知した時に、送信するメールの内容を設定し

ます。

件名・本文を1組とし、登録できるメールの内容件数は最大20件です。通知内容に適した文面を

入力します。

またネットワーク監視中のメッセージは、異常発生を通知するケースと異常から回復した際に通

知するケースがあります。次ページの図2-32や図2-33などを参照してメッセージ内容を決定し

ます。

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「メール内容設定」をクリックし、「メール内容設定」画面(図2-30参照)

を表示します。

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図2-30 電子メール内容設定画面

2 メール内容を設定

件名(32文字以内)、本文(96文字以内)でメール内容を設定します。

[ 機種依存文字に注意!! ]

歴史的背景から、OSや機種(PC、タブレット、スマホ等)でそのメーカや機種に依存した文字があり

ます。これを機種依存文字(環境依存文字ともいう)といいます。

機種依存文字の例としては、囲み文字(①、②等)、ローマ数字(Ⅰ、ⅰ、Ⅱ、ⅱ等)、年号(㍾、㍽、㍼、㍻)、

省略記号(№、㏍、℡、㈱、㈲、㊒、㈹等)、単位記号(㎜、㎝、㎞、㎏、㏄、㎡、㍉、㌔、㌢等)、数学記号、外字

などがあります。

電子メールは送り手と受けてが同じ文字を持っていることを前提としています。このため機種依

存文字は含めず記述することが推奨されています。

機種依存文字が含まれると多くの場合「文字化け」を起こします。「文字化け」は本来の正しい文字

コードと表示文字の組み合わせが崩れた結果の表示です。

このため、本機の機能が正しく動作できなくなりますので、注意が必要です。

デフォルトメールの文章を差し込み(追加)したい場合、以下の差込文字を「件名」・「本文」に記述し

ます。

「$s」 デフォルトメールのサブジェクト

「$t」 デフォルトメールのタイトル

「$c」 デフォルトメールの本文

「$s」または「$c」を挿入することで、ネットワーク監視の異常と回復をメール内容で判別する

ことができますようになります。

デフォルトメールの各項目は下記になります。

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図2-31 デフォルトメール項目説明

3 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

図2-32 異常検知通知メッセージの例

図2-33 回復検知通知メッセージの例

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2-4-5 実行コマンドの準備 特定メールを受信した時やネットワーク監視中の異常・回復を検知した時に、実行するコマンド

(「リモートシェル(rsh)コマンド」や「snmpsetコマンド」など)の内容を設定します。

コマンド種類は20件まで登録できます。

弊社関連製品(警子ちゃんシリーズ、NetEdgeシリーズ、DN-3100シリーズ等)は、コマンドで直接

制御が可能です。コマンドの詳細については、連携させる際にそれぞれの製品の取扱説明書でご

確認ください。

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「実行コマンド設定」をクリックし、「実行コマンド設定」画面(図2-34

参照)を表示します。

図2-34 実行コマンド設定画面

2 実行コマンド記述

実行するコマンドを記述します。

「rsh ‒l root [IPアドレス] コマンド」の順で記述します。

例:rsh –l root 192.168.1.211 acop 10000000

テストのためコマンドを送信するには[ テスト実行 ]ボタンをクリックします。

(例の解説:192.168.1.211の IPアドレスを持つネットワーク上のネットワーク警告灯「警子ちゃ

ん」に、リモートシェルコマンドとして●赤色のランプを点灯させるという記述)

[ 注 意 ]

コマンドの記述に注意します。

※ ひとつの実行コマンド設定内容として複数のコマンドを登録する場合は、;(セミコロン)で

区切ります。

※ ひとつの実行コマンド設定内容は、350文字以内で記述します。

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3 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

2-4-6 待機点灯の準備 ネットワーク監視対象が通常状態であることを明示的に表すための機能として「待機点灯」があ

ります。

監視対象に何も起きてないことを、●緑(1灯・3灯モデル)、●緑・●青・○白(5灯モデル)の1灯を

点灯あるいは点滅させて「待機状態」として表します。

異常発生時は、待機表示で指定されたランプは消灯し、異常設定で設定されたランプ色(指定され

ていない場合は消灯)でのアクションが実行され、回復とともに「待機表示」に自動的に戻ります。

「待機点灯」が有効に設定されていると、「表示ランプ」に指定されているランプは「アクション指

定」や「コマンドによる制御」は無効になります。

図2-35 待機点灯設定画面

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「待機点灯設定」をクリックし、「待機点灯」画面(図2-35参照)を表示し

ます。

2 待機点灯の設定

待機時にランプを点灯(点滅)を有効にするには「待機点灯」-「有効」にチェックを入れます。

3 表示ランプの設定

待機点灯に使用するランプを設定します。

1灯・3灯タイプでは●緑ランプのみ、5灯タイプでは●緑・●青・○白からランプを選択します。

4 表示パターンの指定

待機点灯のランプ表示パターンを「点灯」、「点滅」、「高速点滅」から選択します。

5 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

表2-15 待機点灯設定の説明 項目名 解説 デフォルト値 待機点灯 「有効」にチェックすると、監視を行います。 無効

表示ランプ

待機時に点灯させるランプを選択します。

1灯、または 3灯タイプは●緑ランプ、5灯タイプは●緑・●青・

○白ランプより選択します。

●緑

表示パターン

「点灯」、「点滅」、「高速点滅」からランプの表示パターンを選択し

ます。 点灯

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2-5 監視する メル丸くんは、自分宛に送られてくる電子メールを定期的に取得し、それがテキスト形式のメールであれば、設定

されている「フィルタ条件」に合致するかどうかを確認します。これを本文では「電子メールの受信監視」という表

現で扱います。

またメル丸くんは、多くの場合メールサーバが外部環境(例えばクラウド環境)に置かれているような場合、フリー

メール等がその例、そのネットワーク経路の監視も行えます。これを本文では「ネットワーク監視」という表現で

扱います。

「電子メールの受信監視」は、大まか次の流れで設定します。

・注視したい電子メールについて考察します(送信者、件名、本文の内容について)。

・注視対象について、最低1つの「フィルタ」を準備します(最大16個のフィルタが使えます)。

・注視対象の電子メールから、「アクション」を実行するための「キーワード」を選択します(最大8つ)。

・このキーワードそれぞれに対して条件を選択します。

・このキーワードと条件が定義できたら、「フィルタの判定基準」を選択します。

これにより、受信したテキスト形式のメールはフィルタでふるいにかけられ、判断基準が成立すると「アクショ

ン」が実行されます。

「ネットワーク監視」の方法は、IPアドレスで指定された機器に「pingコマンド」を定期的に実行し、その反応をも

って監視する死活監視が行われます。

もう一つ、メル丸くんは自分自身を監視します。ウォッチドッグ(watchdog)タイマーと内蔵温度センサによる自己

監視を行います。

※ ping (ピン、ピング)とは:

IP(Internet Protocol)ベースのネットワークにおけるパケットの通達応答性を確認するためのソフトウェアコマ

ンドです。IPの機能が搭載されているほとんどの機器がpingに対する応答性を持っています。一方、セキュリテ

ィの観点から、pingに対する応答性はあるが応答する/しないを設定する機器もあります。

対象機器がpingに対して応答できる状態か事前に調べておくとよいでしょう。

※ ウォッチドッグ(watchdog)とは:

本機自体が正常に動作しているかを監視するためのしくみのことです。機器を構成するデバイスやソフトに

一定間隔で信号を送らせ、その有無や内容で正常/異常を判断する仕組みです。

2-5-1 メール受信監視設定 特定のメール受信時のフィルタを設定します。

Web設定ツールの左ナビメニューの「監視機能」から「メール受信監視設定」を選択します。

「メール受信監視設定」画面が表示されます(図2-36参照)。

メール受信監視では、独立して最大16 個のフィルタを設定可能です。

1フィルタあたり、最大8 つの条件(差出人、件名、本文の中の自由なキーワード)を設定でき

1つの条件に「含む」「含まない」を指定します。

3 種類のフィルタ判定基準(「全て一致AND」、「どれか一致OR」、「条件なしNOT」)

条件成立の際のアクションを指定

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2-5-1-1 メールフィルタを新規に設定する

特定メールを振り分けるための、フィルタを設定します。

図2-36 メール受信監視設定画面

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「メール受信監視設定」をクリックし、「メール受信監視設定」画面(図

2-36参照)を表示します。

図2-37 メールフィルタの新規設定

2 「新規」の選択

フィルタを作成する場合は、メールフィルタにある[ 新規 ]ボタンをクリックし、「フィルタ設定」画

面(図2-37右側参照)を表示します。

フィルタは16個まで登録できます。

3 フィルタ条件の設定

条件を指定してフィルタを設定します。指定する条件によって、さまざまな振り分けができます。

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図2-38 ネットワーク監視設定画面(対象01設定例)

[ 機種依存文字に注意!! ]

歴史的背景から、OSや機種(PC、タブレット、スマホ等)でそのメーカや機種に依存した文字がありま

す。これを機種依存文字(環境依存文字ともいう)といいます。

機種依存文字の例としては、囲み文字(①、②等)、ローマ数字(Ⅰ、ⅰ、Ⅱ、ⅱ等)、年号(㍾、㍽、㍼、㍻)、省

略記号(№、㏍、℡、㈱、㈲、㊒、㈹等)、単位記号(㎜、㎝、㎞、㎏、㏄、㎡、㍉、㌔、㌢等)、数学記号、外字など

があります。

電子メールは送り手と受けてが同じ文字を持っていることを前提としています。このため機種依存

文字は含めず記述することが推奨されています。

機種依存文字が含まれると多くの場合「文字化け」を起こします。「文字化け」は本来の正しい文字コ

ードと表示文字の組み合わせが崩れた結果の表示です。

このため、本機の機能が正しく動作できなくなりますので、注意が必要です。

① 「フィルタ名」を入力します。

「フィルタ名」に32文字以内で入力します。

入力した内容は、「メール受信監視設定」に表示されます。

※ フィルタ名は、振り分ける内容が理解しやすい記述をお勧めします。

※ 機種依存文字を使用してはいけません。

② 必要であれば「パスワード」の設定を行います。

もし受信するメール本文1行目にパスワードを記述して、フィルタの振り分けを実行したい場合に

設定します。

この機能は、情報提供者が一斉同報するような場合、受け取る「メル丸くん」それぞれに個別のパスワ

ードを設定する事で、特定の「メル丸くん」だけに「アクション」される機能として利用できます。

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ここでパスワードを設定すると、メール本文記載のパスワードと一致した時に、以降の条件判定が行

われます。

※ パスワードは16文字以内です。(機種依存文字を使用してはいけません)

※ パスワードは設定してもしなくても構いません。「入力が任意」の項目です。

例えば、メール本文一行目が定型文の場合は、その文字の一部を入力することで、パスワードと判定

されます。(例えば、受信者の会社名や部署名などがよく1行目に記述されます。これをパスワードと

して利用することができます)

③ 「フィルタ判定基準」を選択します。

フィルタ判定基準は、設定する複数の「キーワード条件」に対して、「全ての条件に一致(AND)」、「いず

れかの条件に一致(OR)」、「条件なし(NOT)」から選択します。

「全ての条件に一致」は、条件全てが成立したときだけ「フィルタ判定」が成立します。

「いずれかの条件に一致」は、1つでも条件が成立すれば「フィルタ判定」が成立します。

「条件なし」は、条件がある・なしに係わらず「フィルタ判定」が成立します。

※ 「フィルタ判定基準」を「条件なし」にすると、メル丸くんを「電子メール着信案内装置」にすること

ができます。

④ 「フィルタ条件」を設定します。

・「件名」・「差出人」・「本文」を選びます

・「に次を含む」・「に含まない」・「が次と一致する」の中から条件を選びます

・キーワードを63文字以内で入力します。

※ 条件は8個まで設定できます。条件の追加・削除は「追加」ボタン、「削除」ボタンで行います。

※ キーワードに機種依存文字を使用してはいけません。

※ 本文中の「キーワード」は1行毎(改行コードが表れるまで)に検索します。

検索対象は本文全体ですが、(意図的に)改行されている場合には、「キーワード」の途中に改行が

入り、検索されない場合があります。なお、PC等で見て表示ウィンドの幅から改行されて見える

様な場合は、正しく検索されます。

例:条件を「[本文][に次を含む][メル丸くん監視]」と設定した場合、行を跨ぐ(改行コードを挟む)場合、

条件判定が「否」となります。

○○○○○○○○○○○○○メル (改行) →「メル丸くん監視」は「否」

丸くん監視○○○○○○○○○○ (改行)

○○○○○○○○○○○○○○。 (改行)

⑤ 実行する「アクション」を設定します。

「フィルタ判定基準」に合致した場合に実行する「アクション」を設定します。

アクションは後述する「メール受信監視アクション設定」で登録した「アクション番号」から選択する

か、メール本文2行目に記載されたコマンドを実行します。

例では「アクション01」を選択します。アクションの内容登録は後述してあります。

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コマンドの記述方法は、「2-7-1 コマンドリファレンス」を参照してください。

3 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。設定は各ページに必要です。(設定ボ

タンを押すまでは、本体に記録されません。)

表2-16 フィルタ設定の説明 項目名 解説 デフォルト値 フィルタ名 フィルタ名を入力します。(32文字以内) (空欄)

パスワード

メール本文1行目にパスワードを記述することができます。(16文字以内)

パスワードを設定した場合、メール本文記載のパスワードと一致した時に

以降の条件判定が行われます。

(空欄)

一致条件

設定する複数の条件に対して、「全ての条件に一致(AND)」、「いずれかの条

件に一致(OR)」、「条件なし」から選択します。

全ての条件に一致

(AND)

条件

条件は8個まで設定できます。

・「件名」/「差出人」/「本文」

・「に次を含む」/「に次を含まない」/「が次と一致する」

を選択しキーワードを入力します。(63文字以内)

本文は改行単位で検索対象とします。

条件の追加・削除は「追加」ボタン、「削除」ボタンで行います。

(空欄)

実行する動作

フィルタ条件に一致した場合に実行するアクションを設定します。

アクションはアクション設定で登録したアクションから選択、または本文

2行目にあるコマンド記述。

登録アクションの

実行

2-5-1-2 既存のメールフィルタを変更・削除する

既に作成したフィルタ条件は条件を変更したり、削除したりすることができます。

図2-39 メール受信監視設定画面

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1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「メール受信監視設定」をクリックし、「メール受信監視設定」画面を表

示します。

2 フィルタ条件の編集

① フィルタ条件の選択

ダイアログ ボックスに表示されているフィルタリストの中から、編集したいフィルタ名を選択

(クリック)します。(選択すると、セル色が変わります)

② 「有効」にチェック

メールフィルタの実行する/しないの指定をします。「有効」にチェックを入れると、対象のフィル

タ条件が有効になります。逆に「有効」のチェックを外すと、条件は登録されていますが、メールフ

ィルタは動作しません。

③ フィルタ条件の編集または削除

内容を変更する場合は「編集」・条件を削除したい場合は「削除」ボタンをクリックします。

④ フィルタ条件の編集

前項「2-5-1-1 メールフィルタを新規に設定する」を参照し、フィルタ条件を編集します。

3 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。設定は各ページに必要です。(設定

ボタンを押すまでは、本体に記録されません。)

2-5-1-3 メールフィルタの優先順序を変更する

メールフィルタは一番上のフィルタからフィル振り分け判定が行われます。

フィルタに一致した場合は以降のフィルタ振り分け判定は行われません。次の受信メールに対し

てメール判定を行います。

図2-40 メール受信監視設定画面

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1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「メール受信監視設定」をクリックし、「メール受信監視設定」画面(図

2-40参照)を表示します。

2 フィルタを選択し優先順位を変更

ダイアログボックスに表示されているフィルタリストの中から、優先順位を変更したいフィルタ

を選択(クリック)し、[一番上へ移動]、[上へ移動]、[下へ移動]、[一番下へ移動]を使い、移動させた位

置(優先順位を変更)します。

表2-17 メール受信監視設定の説明 項目名 解説 デフォルト値 フィルタ名 「有効」にチェックすると、監視を行います。 (有効)

有効 メールフィルタの有効のチェックを外すとそのフィルタは動

作しません。 (有効)

2-5-2 ネットワーク死活監視(ping監視)設定 2-5-2-1 監視設定:ネットワーク死活監視(ping監視)を設定する

Web設定ツールの左ナビメニューの「監視設定」から「ネットワーク監視設定」を選択します。

「ネットワーク監視設定」画面が表示されます(図2-41参照)。

ネットワーク死活監視は、4対象を登録することができます。

図2-41 ネットワーク監視設定画面

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1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「ネットワーク監視設定」をクリックし、「ネットワーク監視設定」画面

(図2-41参照)を表示します。

2 監視対象の情報入力と登録

監視対象機器の一つに(ここではメル丸くんの設定画面にアクセスしているPC)、関連情報を次の

例を参考に入力していきます。

例では、「対象01」へ設定しています。ネットワーク監視では4件の監視対象を登録できます。

図2-42 ネットワーク監視設定画面(対象01設定例)

① 「監視」-「有効」にチェック

監視対象機器に対して監視する/しないを指定します。「有効」にチェックを入れると対象機器の

監視が有効になります。逆に「有効」のチェックを外すと、情報は登録されていますが、監視動作は

この機器に対して行われません。

システムの検査や更新時に「有効」のチェックを外します。これにより無用のアクション実行を回

避できます。

本製品では対象機器それぞれに対して独立して、「監視」する/しないを設定できます。

② 「説明」には、監視対象機器が理解しやすい名称やコメントを入力します。

ここで登録された「説明」内容は、「web設定ツールトップ画面(モニタ表示)」の「説明」欄に表示さ

れます。説明内容は入力してもしなくてもかまいません。「入力が任意」の項目です。

例では「PC監視テスト」と入力します。

③ 「アドレス」には監視対象機器のIPアドレスを入力します。

入力できるアドレスは、IPv4か IPv6かホスト名のどれかで記述します。

例は、PCでWindowsの「コマンド実行」画面を表示させた後、コマンドプロンプトから

ipconfig /all等を実行し、監視対象機としてのPCのLANポートに割り当てられた IPアド

レス(IPv4)、192.168.1.5を入力した状態です。

④ 「監視間隔(秒)」には、監視対象機器に監視信号を送る間隔(秒)を入力します。

監視対象機器の応答特性に合わせ、個別に指定できます。一方で間隔が極端に短いとネットワー

クトラフィックが増加し、他の機器に影響を与える場合があります。監視対象機器の性質やシス

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テム設計意図などから、適切な値を入力します。

例では、PCの監視を1分(60秒)間に一度監視信号を送り出す設定です。

⑤ 「送信回数」は、上記④で指定された監視間隔内に送る監視信号の回数を指定します。

回数を多くすると、他のネットワーク通信に影響を与える場合があります。

例では1回の送出を指定しています。

⑥ 「平均RTT閾値」(RTT : Round Trip Time)では、先の④と⑤で監視対象機器に送り出された監視信号

が本体に戻ってくるまでの時間をそれぞれの信号について計り、平均値を計算します。

この平均値が指定した時間(対象機器が正常に働いていてもその経路が遅くなったり、故障まで

ではないが反応が遅くなったりする様な場合)を閾(しきい)値として監視します。

ラウンドトリップ時間(RTT)の平均値を監視する場合は、「有効」にチェックを入れ、閾値を指定し

ます。

⑦ アラートがあがった際のアクションをプルダウンの中から指定します。

ここで設定する内容は、先に設定した監視対象で異常が発生した(死活信号が帰ってこない、ある

いは一定時間内に戻らない等)場合、どのアクション番号で反応し通知するかを紐付けます。

例では「アクション01」を選択します。アクションの内容登録は後述してあります。

3 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。設定は各ページに必要です。(設定

ボタンを押すまでは、本体に記録されません。)

表2-18 ネットワーク監視設定の説明 項目名 解説 デフォルト値 監視 「有効」にチェックすると、監視を行います。 無効

説明

監視するネットワーク対象の説明を追加したい場合、入力しま

す。(32文字以内)

入力は任意ですが、識別のため入力を推奨します。

(空欄)

アドレス 監視対象機器の IPアドレスまたはホスト名を登録します。 (空欄)

監視間隔(秒)

対象機器を監視する時間間隔です。秒単位で、15から最大

3600秒の間で指定できます。

※ 監視間隔を短めに設定した場合、状況(「監視対象が多い」

「異常検出が多い」「アクションが多い」など)により、次回の

監視が時間どおり実行できないことがあります。この場合、

処理が終了次第、次の監視を実行します。

60

送信回数

1回の監視確認に対するPing送信回数を設定します。

(1~99回)

指定した回数すべてに応答がない場合、エラーと判定します。

※ LANトラフィックが非常に高いネットワーク等で通信エ

ラーが多発する場合、この回数を増やす事により不要な異常

発報を防ぐことができます。

1

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表2-18 ネットワーク監視設定の説明 (続き) 項目名 解説 デフォルト値

平均RTT閾値

ラウンドトリップ時間を判定する場合、有効にチェックを入れ

閾値を1~9999msの間で入力します。

ここでの閾値は、「送信回数」で設定したPing 送信回数分のラ

ウンドトリップ時間の平均値です。これを超えた場合に「異常」

と判定されます。

無効

1000msec

アクションNo.

「ネットワーク監視アクション設定」で登録したアクション(次

項にて説明)をリストより選択します。 対象01は1:

2-5-3 アラームストップボタン監視の設定 アラームストップボタンは、単にランプの点灯やブザー音および音声ファイルの再生を無効にするだ

けでなく、押されたときにアクションを実行するように設定することができます。

この機能は、たとえば回復作業が終了した合図に利用したり、異常状態を確認した人がネットワーク

上にSNMPトラップを上げたりするのに利用すると便利です。

アクションとして設定できる機能は、電子メール送信、SNMPトラップ送信、コマンド実行の3通りで、

これらを単独あるいは組み合わせることができます。

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「アラーム解除設定」をクリックし、「アラーム解除設定」画面を表示し

ます。

2 監視有効の設定

アラームストップボタン監視の「監視」―「有効」にチェックします。

3 画面の表示

「アラームストップボタンアクション」の「アクション設定」をクリックし、「アラームストップボ

タン監視アクション設定」画面を表示します。

図2-43 アラームストップボタン監視アクション設定画面

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4 アクションの設定

実行させたいアクションをそれぞれ設定します。各項目は以下項を参照。

※ 各アクションを有効にする場合は、各「有効」にチェックをいれます。

「メール送信」: 「ネットワーク異常時にメールを送信する」

「SNMPトラップ通知」: 「ネットワーク異常時にSNMPトラップ通知する」

「コマンド実行」: 「異常時、または回復時にコマンドを実行する」

5 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

[ 注 意 ]

「アラームストップボタン監視」では、ランプの点灯・点滅、ブザー音/音声ファイルの再生の2つの

アクションは実行できません。

2-5-4 自己監視機能 メル丸くんでは、ネットワーク環境や設置環境の変化等から影響を受けた場合、自らを二つの機能で自己

監視機能を利用して復帰を試みます。

設定する項目は特にありません。

自己監視機能が働き、本体が再起動したりSNMPトラップを送信した形跡は、イベントログに記録されま

す。記録されるログの詳細は、付録を参照します。

2-5-4-1 自己監視機能:ウォッチドッグ 「ウォッチドッグ」とは、本機自身が正常に動作しているかを監視するためのしくみです。

本機では、機器を構成する内部回路やソフトに対して一定間隔で常に信号を送り、その有無や内

容で正常/異常を判断し、異常と判断すると「ハングアップ」したものとして、自動的に再起動し

「イベントログ」に記録し、事前に設定してあるSNMPトラップ通知先に

.1.3.6.1.4.1333.1.2.9.4.3 generic-trap:6 specific-trap:3

を送信します。

本体が正常に動作しているときは、本体裏面のステータスランプ(STATUS LED、緑のLED)が一定間

隔で点滅します。

(第一章、各部名称を参照してください)

2-5-4-2 自己監視機能:内部温度監視 本機は、温度センサを筐体内に設け内部温度を監視しています。

本機は低消費電力タイプのプロセッサを利用しています。この利点は、冷却のためのファンなど

長期間使用する際の故障原因になる部品は極力使用せず信頼性を維持することができます。

一方、本体が設置されている環境温度が上がるとその影響で筐体内の温度が上昇します。実測で

は周辺温度(動作温度)に対して約15℃程度高くなる場合があります。この対策として、筐体下部

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を放熱効果の高い金属と構造などで構成しています。

しかし、設置底面が機器の放熱等で局所的に高くなることも想定されるため、筐体内部温度が約

70℃(動作保証温度上限値+10℃程度の環境での内部温度を想定)を超えると、事前に設定されて

いる通知先にSNMPトラップを送信し、異常を知らせます。

.1.3.6.1.4.1333.1.2.9.4.3 generic-trap:6 specific-trap:4

内部温度は「モニタ表示画面」で確認することができます。

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2-6 アクションさせる メル丸くんは、監視機能で特定メールを受信した時やネットワークの異常を検知すると周囲で働く

人や遠隔地の関係者に通報したり、ネットワークを通して他の装置に伝達したりする「アクション」

機能があります。

※ アクションとは:

音声ファイルを再生し周囲で作業する人たちに異常を伝達する、あるいはネットワークを通し

電子メールや他の機器に対してコマンドを発行したりする「通知動作」をいいます。

アクションの種類は、次の 6通りあります。

・LEDランプの点灯・点滅・消灯

・ブザー音の作動

・音声ファイルの再生

・電子メールの送信

・SNMPトラップの送信

・コマンドの実行

これらのアクションは単独あるいは組み合わせて設定できます。また監視状態が「異常」から通常状

態に「回復」したときのアクションも設定できます。本書では、これを「回復アクション」と記述する

場合もあります。

本項では、先に「アクション」の設定方法を説明します。それに続き、各アクション機能の準備や設定

について説明します。アクション設定項目や機能については、監視対象で数に差異はありますが、内

容はほぼ同じです。

本項で説明する内容は、次のものです。

アクション設定 メール受信監視でのフィルタ判定のアクションを設定する

ネットワーク死活監視(Ping監視)のアクションを設定する

この二つの監視に対して「アクション設定」共通項

・警報(ランプ・ブザー・音声)の設定

・メール送信の設定

・コマンド実行の設定

またネットワーク監視固有の機能として

異常時、または回復時のコマンド実行の設定

アラート解除 アラームを解除する

ストップボタンの動作モードを設定する

アラートの全解除

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2-6-1 アクション設定 アクション設定は、次の 3つの監視機能に対して設定できます。

・「メール受信監視」

・「ネットワーク死活監視」

・「アラームストップボタン監視」

(「2-5-3 監視設定:アラームストップボタン監視を設定する」を参照)

2-6-1-1 アクション設定:メール受信監視のアクション設定 本マニュアルを初級編から読まれた方は既にこの項で説明する内容は体験済みです。

初級編 STEP 3の「第一章 3-4-3 アクションの設定 ~ランプ・ブザー・音声の設定

~」で簡単な例を実際に設定しました。

受信メールのフィルタ振り分けが成立したときに実行する「アクション」を設定しま

す。登録できるアクションの種類は最大 20件です(フィルタの数は 16です)。

「アクション設定」から、各アクションの設定画面を表示し、ランプ点灯・ブザー音・音

声ファイルの再生など実行するアクションを設定します。

※ 同じ内容のアクションを複数のフィルタに設定すると、フィルタ判定の見分けが

付きにくくなります。音声ファイルの再生を併用することで伝達内容を改善できま

す。

一方で、業務連絡などの運用ルールが決められる場合は、そのルールとアクションと

を関連づけることで、複数のフィルタ判定でのアクションを同じ内容に設定する場合

もあります。

1 メニューの選択

設定画面左ナビメニュー内「アクション設定」―「メール受信監視設定」をクリックし、

「メール受信監視アクション一覧」画面(図 2-44の左図を参照)を表示します。

※ 「アクション一覧」では設定された内容を確認するために、「アクション概要表示」

(図 2-44の右図)で設定された内容の概要が表示されます。

図 2-44 メール受信監視アクション一覧(アクション一覧、アクション設定)

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2 アクション設定の選択

設定したい「アクション番号」のボタンをクリックし(図 2-44 の左図参照)、各「アクシ

ョン詳細設定」画面(図 2-44の右図)を表示します。

3 ラベルの入力

アクションの名前(ラベル)を設定します。(半角換算 32文字以内、入力は任意)

ここで入力したアクション名は、「フィルタ判定基準」で「アクション」を選択するとき

プルダウンメニューとして表示されます。

分かりやすい名称を入力します。

4 アクションの設定

アクションを設定します。

※ 各アクションの設定は、以下の項で説明します。

5 ランプの設定

ランプの点灯方式は、「消灯」、「点灯」、「点滅」および「高速点滅」があります。

※ 1灯 3色モデルでは、ランプの種類が「●赤」「●黄」「●緑」になります。アクション

の指定は同じですが、複数ランプを同時に点灯させると「光の減色混合」が起こり

ます。そのため事前に、意図した表示色かの「テスト実行」をお勧めします。

※ ランプの点灯パターンは次のようになります(各色共通)。

「点灯」パターン:

「点滅」パターン:

「高速点滅」パターン:

※ 図 2-45では、アクション 01の設定時に 3灯モデルの場合を表しています(右図の

赤枠部分)。5灯モデルはこれに●青と○白が加わって表示されます。

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図 2-45 メール受信監視アクション設定(ランプ) ① 設定の有効

動作させたい項目(ランプ色)の「有効」にチェックし、ランプの動作パターンをリス

トから選択します

② 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

表2-19 アクション(ランプ)設定の説明 項目名 解説 デフォルト値

ランプ

各ランプの動作を「有効」にチェックを入れて選択し

ます。

動作させたいランプの色を選択します。

灯数モデルで 1灯 3色、3灯(●赤、●黄、●緑)、または

5灯(●赤、●黄、●緑、●青、○白)を選択します。

「点灯」(点灯継続)、「点滅」(約 60回/分で点滅)、「高速点

滅」(約 60 回/分でフラッシュ点滅)で各の点灯パター

ンを選択します。

(無 効)

(点 灯)

6 音声出力の設定

メル丸くんは、音声ファイルの再生がアクションとして実行できます。(図 2-46参照)

音声信号は、本体裏面のスピーカと背面の Audioコネクタから出力されます。

また本体背面の「Audio コネクタ(ミニジャック)」端子に、外部拡声装置(PC 用の外部ア

ンプ・スピーカ装置など)に接続し、離れたところに音声を出力させることもできま

す。

※ PC の「マイク入力」に接続することはできますが、インピーダンスが整合してない

ため信号レベルが極端に低くなることがあります。「入力レベルの調整」などを使

って、事前に試してください。

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※ PC の「ヘッドフォン端子」に間違って接続すると本体が壊れる場合があります。接

続には事前に十分注意して行ってください。

音声ファイルは、最大 20個(あるいは登録ファイル容量の合計が 10Mbyte以下)の登録

が可能です。電源が切れても登録された音声ファイルは消えません。ブザー音 2種は、

ユーザ領域とは別のシステム領域に登録されています。

サンプルの音声ファイルが 2つ登録されています。

操作の習得や実際の運用でご利用いただけます。なお、2 つの音声ファイルは著作権

の対象です。ISA 製品での利用に限定されています。他の機器での再生はご遠慮くださ

い。

音声ファイル再生のアクションは、他に指定されたアクションと平行して実行されま

す。

音声ファイルの再生は、音声ファイルが内容により長さに左右されることを想定し、

あるいは気付くまでの時間を確保する目的で、繰り返し回数が指定できます。再生回

数を1回にした場合は再生時間を指定します。

図 2-46メール受信監視(アクション一覧、アクション設定―音声ファイル再生)

① 設定の有効

アクション「音声」-「有効」にチェックを入れ、出力したい音声ファイル(ブザー

音)をプルダウンより選択します。

※ ブザー音のパターンは、次のようになります(基準音:約 3.3kHz、グレーの部分

が鳴動部分)。

「連続音」パターン:

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「断続音」パターン:

プルダウンで表示される音声ファイルの名称は、「2-4-3-2 音声ファイルの準

備:音声ファイルの登録」で登録した内容が表示されます。

音声は「連続再生」または「再生回数(1~99 回)」を指定します。

再生回数が「連続再生」以外の場合、再生時間(1~999秒)を指定します。

表2-20アクション(ブザー/音声ファイルの再生)設定の説明 項目名 解説 デフォルト値

音声

音声ファイルの再生/停止は、「有効」にチェックを入

れて選択します。

ブザー音「連続音(PPP…)」・「断続音(P-P-P-…)」・

「停止」・「音声 1~20」があります。

※ ブザーは音程が 1種類(約 3.3kHz)です。警告の伝達

と遠くまで通ることを目的としているため、国際

規格に則った「耳障りな音」になっています。

※ ブザー音はシステムに登録されていますので、削

除や変更はできません。

※ 「停止」は音声を停止させる際に選択します。

※ 音声 1~2にはサンプル音声が登録されています。

不要の場合は、削除できます。削除する際は、事前

にバックアップの作成をお勧めします。

(無 効)

(1:緊急メッセージ~)

音声の出力回数

指令された音声ファイルの再生回数を指定します。リ

ピートは「連続」または「回数指定(1~99 回)」で指定で

きます。

※ 「連続」にチェックした場合、「警報が解除される

まで」または「アラームが解除されるまで」鳴り続

けます。

※ ブザー音の「連続」「断続」の回数指定は、各音、約 1

分×回数指定分鳴り続けます。

(連続)

音声の再生時間

音声の出力回数が「連続」以外の場合、再生時間を指定

します。再生時間は「1~999秒」で指定出来ます。

※ 空欄は不可

(秒)

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7 電子メール送信の設定(図 2-47参照)

事前に設定した内容を指定した宛先に「電子メール」で送信します。

図 2-47 メール受信監視/アクション一覧(アクション一覧、アクション設定―続き)

① 設定の有効/メール内容の設定

アクションの設定は、「メール送信」-「有効」にチェックを入れます。

通知したい「メール内容」(「登録された件名」を表示)を、リストより選択します。

※ 電子メールの内容設定は、「2-4-4 電子メール通知内容の準備」を参照しま

す。

② メール送信先の指定

事前に登録したメール送信先(最大 5 件)から通知したいメール送信先に、チェ

ックを入れます。(メール送信先の登録準備は、「2-4-1 電子メールの準備」を参

照)

8 SNMPトラップ通知の設定(図 2-47参照)

メル丸くん固有の「SNMPトラップ」を「2-4-2-1 SNMPアクセス通知の準備:

SNMPトラップ通知先の設定」で設定した通知先に送信します。

① 設定の有効

「SNMPトラップ通知」―「有効」にチェックを入れます。

9 コマンド実行の設定(図 2-47参照)

事前に設定・登録した内容の「コマンド実行」を実行します。

① 設定の有効

「コマンド実行」―「有効」にチェックを入れ、実行コマンドをリストより選択し

ます。実行するコマンドは事前に登録しておく必要があります。「2-4-5 実行コ

マンドの準備」を参照します。

10 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます

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2-6-1-2 アクション設定:ネットワーク死活監視(ping監視)のアクション設定 ネットワーク死活監視(ping 監視)対象機器から異常・回復を検知した時に、実行するア

クションを設定します。登録できるアクションの種類は 4件です。

「アクション設定」から、各アクションの設定画面を表示し、ランプ点灯・ブザー音など

実行するアクションを設定します。

※ 同じ内容のアクションを複数の監視対象に設定すると、異常の見分けが付きにく

くなります。音声ファイルの再生を併用することで伝達内容を改善できます。

一方で、運用ルールなどが決められる場合は、そのルールとアクションとを関連づけ

ることで、複数の監視対象のアクションを同じ内容に設定する場合もあります。

1 メニューの選択

設定画面左ナビメニュー内「アクション設定」―「ネットワーク監視」をクリックし、「ネ

ットワーク監視アクション一覧」画面(図 2-48の左図を参照)を表示します。

※ 「アクション一覧」では設定された内容を確認するために、「ネットワーク監視アク

ション設定」(図 2-48の右図)で設定された内容が表示されます。

図 2-48 ネットワーク監視アクション一覧(アクション一覧、アクション設定)

2 アクション設定の選択

設定したいアクション番号のボタンをクリックし(図 2-48の左図を参照)、各「ネットワ

ーク監視アクション設定」画面(図 2-48の右図)を表示します。

3 ラベルの入力

アクションの名前を設定します。(半角換算 32文字以内、入力は任意)

ここで入力したアクション名は、「フィルタ判定基準」で「アクション」を選択するとき

プルダウンメニューとして表示されます。

分かりやすい名称を入力します。

4 アクションの設定

アクションを設定します。

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※ 各アクションの設定は、以下の項で説明します。

5 ランプの設定

ランプの点灯方式は、「消灯」、「点灯」、「点滅」および「高速点滅」があります。

※ 1灯3色モデルでは、ランプの種類が「●赤」「●黄」「●緑」になります。アクションの

指定は同じですが、複数ランプを同時に点灯させると「光の減色混合」が起こりま

す。そのため事前に、意図した表示色かの「テスト実行」をお勧めします。

※ 図2-49では、アクション01の設定時に3灯モデルの場合を表しています(右図の赤

枠部分)。5灯モデルはこれに●青と○白が加わって表示されます。

図 2-49 ネットワーク監視(アクション一覧、アクション設定―ランプの設定)

① 設定の有効

動作させたい項目(ランプ色)の「有効」にチェックし、ランプの動作パターンをリ

ストから選択します

② 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

表2-21 アクション(ランプ)設定の説明 項目名 解説 デフォルト値

ランプ

各ランプの動作を「有効」にチェックを入れて選択し

ます。

動作させたいランプの色を選択します。

灯数モデルで 1灯 3色、3灯(●赤、●黄、●緑)、または

5灯(●赤、●黄、●緑、●青、○白)を選択します。

「点灯」(点灯継続)、「点滅」(約 60回/分で点滅)、「高速点

滅」(約 60 回/分でフラッシュ点滅)で各の点灯パター

ンを選択します。

(無 効)

(点 灯)

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ランプの点灯パターン(各色共通) 指定内容 パターン(▲:実行開始) 備考

点 灯

次の指示があるまで点

灯状態が継続する

点 滅

0.5秒点灯し 0.5秒消灯

を繰り返します

高速点滅

1秒間に2回フラッシュ

点滅を繰り返す

6 音声出力の設定

メル丸くんは、音声ファイルの再生がアクションとして実行できます。(図 2-50参照)

音声信号は、本体裏面のスピーカと背面の Audioコネクタから出力されます。

また本体背面の「Audioコネクタ(ミニジャック)」端子に、外部拡声装置(PC用の外部ア

ンプ・スピーカ装置など)に接続し、離れたところに音声を出力させることもできま

す。

※ PC の「マイク入力」に接続することはできますが、インピーダンスが整合してない

ため信号レベルが極端に低くなることがあります。「入力レベルの調整」などを使

って、事前に試してください。

※ PC の「ヘッドフォン端子」に間違って接続すると本体が壊れる場合があります。接

続には事前に十分注意して行ってください。

音声ファイルは、最大 20個(あるいは登録ファイル容量の合計が 10Mbyte以下)の登録

が可能です。電源が切れても登録された音声ファイルは消えません。ブザー音 2種は、

ユーザ領域とは別のシステム領域に登録されています。

サンプルの音声ファイルが 2つ登録されています。

操作の習得や実際の運用でご利用いただけます。なお、2 つの音声ファイルは著作権

の対象です。ISA 製品での利用に限定されています。他の機器での再生はご遠慮くださ

い。

音声ファイル再生のアクションは、他に指定されたアクションと平行して実行されま

す。

音声ファイルの再生は、音声ファイルが内容により長さに左右されることを想定し、

あるいは気付くまでの時間を確保する目的で、繰り返し回数が指定できます。再生回

数を1回にした場合は再生時間を指定します。

Page 103: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 95 -

図 2-50 ネットワーク監視(アクション一覧、アクション設定―音声ファイル再生)

① 設定の有効

アクション「音声」-「有効」にチェックを入れ、出力したい音声ファイル(ブザー

音)をプルダウンより選択します。

プルダウンで表示される音声ファイルの名称は、「2-4-3-2 音声ファイルの準

備:音声ファイルの登録」で登録した内容が表示されます。

音声は「連続再生」または「再生回数(1~99 回)」を指定します。

再生回数が「連続再生」以外の場合、再生時間(1~999秒)を指定します。

表2-22アクション(ブザー/音声ファイルの再生)設定の説明 項目名 解説 デフォルト値

音声

音声ファイルの再生/停止は、「有効」にチェックを入

れて選択します。

ブザー音「連続音(PPP…)」・「断続音(P-P-P-…)」・

「停止」・「音声 1~20」があります。

※ ブザーは音程が 1種類(約 3.3kHz)です。警告の伝達

と遠くまで通ることを目的としているため、国際

規格に則った「耳障りな音」になっています。

※ ブザー音はシステムに登録されていますので、削

除や変更はできません。

※ 「停止」は音声を停止させる際に選択します。

※ 音声 1~2にはサンプル音声が登録されています。

不要の場合は、削除できます。削除する際は、事前

にバックアップの作成をお勧めします。

(無 効)

(1:緊急メッセージ~)

Page 104: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 96 -

表 2-22アクション(ブザー/音声ファイルの再生)設定の説明 (続き)

音声の出力回数

指令された音声ファイルの再生回数を指定します。リ

ピートは「連続」または「回数指定(1~99 回)」で指定で

きます。

※ 「連続」にチェックした場合、「警報が解除される

まで」または「アラームが解除されるまで」鳴り続

けます。

※ ブザー音の「連続」「断続」の回数指定は、各音、約 1

分×回数指定分鳴り続けます。

(連続)

音声の再生時間

音声の出力回数が「連続」以外の場合、再生時間を指定

します。再生時間は「1~999秒」で指定出来ます。

※ 空欄は不可

(秒)

ブザーの鳴動パターン 指定内容 パターン(▲:実行開始、グレー[約 3.3kHz]:ブザー動作時間)

連 続 音

断 続 音

7 電子メール送信の設定(図 2-51参照)

事前に設定した内容を指定した宛先に「電子メール」で送信します。

図 2-51 ネットワーク監視(アクション一覧、アクション設定―続き)

Page 105: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 97 -

① 設定の有効/メール内容の設定

アクションの設定は、「メール送信」-「有効」にチェックを入れます。

通知したい「メール内容」(「登録された件名」を表示)を、リストより選択します。

※ 電子メールの内容設定は、「2-4-4 電子メール通知内容の準備」を参照しま

す。

② メール送信先の指定

事前に登録したメール送信先(最大 5 件)から通知したいメール送信先に、チェ

ックを入れます。(メール送信先の登録準備は、「2-4-1 電子メールの準備」を参

照)

8 SNMPトラップ通知の設定(図 2-51参照)

メル丸くん固有の「SNMPトラップ」を「2-4-2-1 SNMPアクセス通知の準備:

SNMPトラップ通知先の設定」で設定した通知先に送信します。

① 設定の有効

「SNMPトラップ通知」―「有効」にチェックを入れます。

9 異常時/回復時コマンド実行の設定(図 2-51参照)

ネットワーク監視時の異常時と回復時、それぞれのタイミングで事前に設定・登録

した内容の「コマンド実行」を実行します。

メール監視のアクションはコマンド実行が 1 つですが、ネットワーク監視のアクシ

ョンは、異常を検知したときのコマンド発行と回復時のコマンド発行の 2 つを設定

できます。

① 設定の有効

「コマンド実行」―「有効」にチェックを入れ、実行コマンドをリストより選択し

ます。実行するコマンドは事前に登録しておく必要があります。「2-4-5 実行コ

マンドの準備」を参照します。

10 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます

2-6-2 アラート解除 アラート解除は、次の 4つの設定・実行方法があります。

「アラート(alert)解除」とは、本機のメール監視で設定したフィルタ判定結果が成立、あるい

はネットワーク監視機能が異常を検知し、それに伴ってアクションを実行した際、一過性で

完結するアクション(電子メール送出やコマンド発行や SNMP トラップの発行など)ではな

く、異常状態が継続している等の理由から、繰り返されるアクション(音声ファイルの繰り返

し再生等)を中止させることを意味します。

・「自動解除」:ネットワーク監視対象の状態(障害)が元の正常に戻ると、自動的にアラートも

解除される

・「手動解除」:メール監視でフィルタ判定が成立、あるいはネットワーク監視対象の状態(障

害)が元に戻ってもアラートは解除されず、必要なときに手動で解除する

Page 106: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 98 -

・「全解除」: アラートすべてを強制的にすべてリセットする

・「コマンド」: 外部装置からコマンドを送ってアラート解除を実行する

2-6-2-1 アラート解除設定:アラーム解除を自動/手動に設定する 本機がネットワーク監視の異常を検知するとランプ点灯などのアクションの解除方

法として次の二通りがあります。

・障害が回復すると自動的にアラートを停止する

・アラートのアクションが継続して動作している場合、手動で強制解除する

図 2-52 アラート設定画面(アラート解除方法)

1. メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「アラーム解除設定」をクリックし、「アラーム解除設定」

―「ネットワーク監視解除方法」画面(図 2-53参照)を表示します。

2. ネットワーク監視解除方法の選択

異常回復時にアラート解除を行う方法を下記より選択します。

・ 自動で行う場合は、「自動」

・ 手動で行う場合は、「手動」

※ 「手動」でアラートを解除する方法は、外部から本機に対してコマンドを発行す

るか、本機にログインして「全解除実行」を行います。

3. 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

2-6-2-2 アラーム解除設定:ストップボタンの動作モードを設定する 本体上面には電源ランプを兼ねた「アラームストップボタン」があります。

このストップボタンを押すことで、アラームを強制的に解除(ランプ、ブザー、音声再

生の出力を強制的に OFFに)することができます。

Page 107: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 99 -

この際ストップボタンの動作は、二つのモードがあります。

モード 1

ボタン押下1回目:ブザー音/音声再生を OFF、ランプ点灯は継続。2回目:ランプを

OFF。

図 2-53 ストップボタン動作モード 1

・ブザー(音声)が鳴っていればブザー(音声)だけを OFFにします。

・ブザー(音声)が鳴っていなければランプを OFFにします。

[ 注 意 ]

ランプ ON、ブザー(音声)OFF 時に他の監視項目などで異常を検知すると、ブザー(音

声)が再度 ONとなります。

モード 2

ボタン押下 1回で全てのランプ点灯とブザー音と音声再生を OFF。

図 2-54 ストップボタン動作モード 2

ランプ、ブザーおよび音声再生すべてが OFF になるまでボタンを押してください(約

2秒)。

図 2-55アラーム解除設定(アラーム解除ボタン)

Page 108: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 100 -

1. メニュー選択

設定画面左ナビメニューにある「アラーム解除設定」をクリックし、「アラーム解除設

定」―「アラーム解除モード」画面を表示します。

2. アラーム解除(アラームストップ)モードの選択

先の説明から、運用方法に適したモード 1かモード 2のどちらかを選択します。

※ デフォルトは「モード1」です。

2-6-2-3 アラート解除設定:アラートの全解除 1. メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「アラーム解除設定」をクリックし、「アラーム解除設定」―

「全解除」画面を表示します。

2. 解除の実行

「全解除実行」ボタンをクリックします。

※ 全ての監視設定の状態を解除され、接点出力・音声を一斉に停止させます。

図 2-56 全アラート解除実行(web設定ツールから)

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- 101 -

2-7 制御する 送信されてくるメール本文の 2 行目にコマンドを記述することで、本機にランプを点灯/点滅させた

り、ブザー音や音声を鳴動させたりすることができます。

コマンド記述をセミコロン(;)で区切り、複数のコマンドを指定することが出来ます。

セミコロンと次のコマンドの間にはスペースを入れないでください。

なお、コマンド数の制限はありません。

例 1: RLY1 TurnOn;SPOP 10100000

例 2: RLY1 TurnOn;RLY2 Blink;SPOP 10100000 -t 5

例えば、赤ランプ●点灯、ブザー音(PPPP…)鳴動させたい場合は、次の図 2-57 のようにメール本文 2

行目に記述します。

図 2-57 制御メールの例(実際に送られてきたメールの 2行目に制御コマンド:赤枠内)

2-7-1 制御する:コマンドリファレンス メールの本文 2行目にコマンドを記述することで、本機を制御することができます。

制御コマンドは以下の通りです。

表2-23 コマンド一覧 コマンド 解 説 READ / WRITE

ACOP 警報出力コントロール WRITE ALOF アラーム解除 WRITE

RLY1~RLY8 警報出力コントロール(個別) WRITE

SPOP 音声出力コントロール WRITE

Page 110: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 102 -

① 警報出力コントロール: ACOP

警報装置の出力コントロール

構文: ACOP [(d1) (d2) (d3) (d4) (d5) (d6) (d7) (d8)] [-w <待ち時間(秒)>]

[-t <継続時間(秒)>]

モデル d1 d2 d3 d4 d5 d6 d7 d8

CE-1000SX -N5Lxx

(5灯モデル) ●赤 ●黄 ●緑

ブザー

連続音

(PPPP…)

ブザー

断続音

(P―P―P―…)

●青 ○白 未使用

CE-1000SX -N3Lxx

(3灯モデル) CE-1000SX -N1LSx

(1灯 3色モ

デル)

●赤 ●黄 ●緑

ブザー

連続音

(PPPP…)

ブザー

断続音

(P―P―P―…) 未使用 未使用 未使用

内容: 0=OFF 1=ON

2=Blink ランプ:1秒周期の ON/OFF繰り返し点滅

ブザー:d4では連続音の鳴動/停止の 2秒周期で繰り返し、d5では無効

3=QuickBlink ランプのみ有効(1秒周期の 2回フラッシュ点滅)

X=状態保持(Xは大文字・小文字を区別しません)

ランプの点灯パターン(各色共通)

指 定 内パターン(▲:実行開始)

備考

点 灯

次の指示があるまで点

灯状態が継続する

点 滅

0.5秒点灯し 0.5秒消灯

を繰り返します

高速点

1秒間に 2回フラッシュ

点滅を繰り返す

ブザー連続音とブザー断続音を同時に ONまたは Blinkさせた場合、ブザー連続音が鳴動し、ブザー断続

音は鳴動しません。

「未使用」には 0または Xを指定してください。

Page 111: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 103 -

ブザーの鳴動パターン

指定値 パターン(▲:実行開始、グレー[約 3.3kHz]:ブザー動作時間) 備考

d4=1

(PPPP…)

(連続音)

d4=2は、このパタ

ーンで 1 秒鳴動

し、1 秒停止を繰

り返す

d5=1

(P―P―)

(断続音)

d5=2は無効

コントロール時間

-w <待ち時間(秒)> :指定時間(秒)待って処理を行います。(1~32767秒, 0は指定なしと同等)

-t <継続時間(秒)> :指定時間(秒)後に TurnOffします。(1~32767秒, 0は指定なしと同等)

それぞれ省略時は時間コントロールなし。

例 1 (5灯モデルの場合) ●赤を点灯させ、●青を点滅にします。他は変更しません。

ACOP 1xxxx2xx

例 2 (3灯モデルの場合) ●黄を点灯させ、●緑を点滅にします。他は変更しません。

ACOP x12xxxxx

例 3 ブザーを 30秒間鳴動させます。

ACOP xxx1xxxx –t 30

例 4 ●黄ランプを 10秒後に 30秒間点滅させます。

ACOP x2xxxxxx –w 10 –t 30

② アラート解除: ALOF

強制的にランプ、ブザー、音声ファイル再生等を停止させます。

構文: ALOF

例 アラームを停止させます。

ALOF

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③ 警報出力コントロール(個別): RLY1~RLY8 ランプとブザー制御を個々のコマンドで制御し、それぞれ独立して実行します。複数の RLYx コマンドが

重なってもそれぞれは独立して実行されます(他のランプやブザー動作に影響を与えません)。

構文: RLY<1~8> [TurnOff | TurnOn | Blink] [-w <待ち時間(秒)>] [-t <継続時間(秒)>]

RLY指定(RLY1~RLY8)

モデル RLY1 RLY2 RLY3 RLY4 RLY5 RLY6 RLY7 RLY8

CE-1000SX -N5Lxx

(5灯モデル) ●赤 ●黄 ●緑

ブザー

連続音

(PPPP…)

ブザー

断続音

(P―P―P―…)

●青 ○白 未使用

CE-1000SX -N3Lxx

(3灯モデル) CE-1000SX -N1LSx

(1 灯 3色モ

デル)

●赤 ●黄 ●緑

ブザー

連続音

(PPPP…)

ブザー

断続音

(P―P―P―…) 未使用 未使用 未使用

コントロール

TurnOff:OFF(消灯、ブザー停止)

TurnOn:ON(点灯、ブザー鳴動)

Blink:Blink ランプ制御(RLY1~3、6、7):点滅動作

ブザー制御:RLY4は連続音の鳴動/停止の 2秒周期で繰り返し、RLY5では無効

文字列は大文字・小文字の区別あり。動作を指示する場合は必ず指定。省略時は現在状態の読出し。

ランプ(RLY1~3、RLY6、RLY7)の点灯パターン(各色共通)

指定値 パターン(▲:実行開始) 備考

TurnOn

(点灯)

Blink

(点滅)

ブザーの鳴動パターン

指定値 パターン(▲:実行開始、グレー[約 3.3kHz]:ブザー動作時間) 備考

d4=1

(PPPP…)

(連続音)

d4=2は、このパタ

ーンで 1秒鳴動し、

1秒停止を繰り返

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d5=1

(P―P―)

(断続音)

d5=2は無効

コントロール時間

-w <待ち時間(秒)> :指定時間(秒)待って処理を行います。(1~32767秒、0は指定なしと同等)

-t <継続時間(秒)> :指定時間(秒)後に TurnOffします。(1~32767秒、 0は指定なしと同等)

それぞれ省略時は時間コントロールなし。

例 1 ●赤ランプ(RLY1)を単独、独立して点灯させます。

RLY1 TurnOn

例 2 ブザー音(連続)を 30秒間鳴動させます。

RLY4 TurnOn –t 30

例 3 ●黄ランプ(RLY2)を 10秒後に 30秒間点滅させます。

RLY2 Blink –w 10 –t 30

④ 音声出力コントロール: SPOP 本体に登録されている音声ファイルを指定して再生できます。再生の繰り返し回数も指定できます。現

在の状態を読出せます。

構文: SPOP [(d1)(d2)(d3)(d4)(d5)(d6)(d7)(d8)] [-p password]

指定桁 d1 d2 d3 d4 d5 d6 d7 d8

内容

出力状態

0:停止

1:再生

音声再生番号

01~20

リピート再生

0:連続

1:回数指定

リピート再生回数

01~99 Don’t care Reserved

コントロール時間

-w <待ち時間(秒)> :指定時間(秒)待って処理を行います。(1~32767秒, 0は指定なしと同等)

-t <継続時間(秒)> :指定時間(秒)後に TurnOffします。(1~32767秒, 0は指定なしと同等)

それぞれ省略時は時間コントロールなし。

例 1 No.01に登録した音声を連続再生する場合

SPOP 10100000

例 2 No.09に登録した音声をブザー出力の後 10回連続再生する場合

SPOP 10911010

例 3 再生中(例 2の続きの場合は No.09)の音声を停止する場合

SPOP 00000000

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2-8 確認する ここでは、本機が監視を続ける中で、アラートが動作したり電子メールで通知したりしてきたと

き、その詳細を確認する方法を説明します。

2-8-1 受信メールログの確認 本機がメールを受信した内容は、「受信メールログ」で内容を確認することができま

す。

「受信メールログ」に記録されるメールは、メールフィルタ条件に関係なく記録され

ます。通常のメールソフトの「受信トレイ」とお考えください。

1 メニューの選択

左ナビメニューから「管理ツール」の「受信メールログ」をクリックします。

受信メールログ画面が表示されます。内容を確認できるのは「管理者」のみです。

受信メールの並びは最新が上部にきます。

本機に保持できるメール受信ログは 200件です。200件を超えている場合、一番古い

メールログが消え、新しいメールが記録されます。同様にメールサーバも最新の 100

件が保持されています。

[ 注 意 ]

サーバにメッセージを残せるのは 100件までです。100件を超える分は古いものか

ら順に削除されます。メッセージと受信ログは異なります。

図 2-58 受信メールログ画面(例)

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[ 解 説 ] メール受信の日時について

受信メールログの一覧にある「送信日時」は、電子メールヘッダに記載されている

Dateヘッダの日時を転記し、電子メールの作成日時を表します。そのため、実際の送

信日時と異なる場合があります。

受信メールログの内容表示(図 2-58の下部)に表示される「受信日時」は、メル丸くん

が実際に電子メールを受信した日時を表します。

2 確認し終わったら

メールリストは、通常の Web画面同様にコピーアンドペーストができます。

確認後はそのままログアウトするか、次の手順で消去あるいは保存できます。

3 受信メールログの消去/保存

受信メールログ画面の下部には、「受信メールクリア」のボタンがあります。

「受信メールクリア」を押すと、今画面にリストされている受信メールログがすべて

消去されます。設置場所などの変更や、試験運用から本番運用に変わるときなどに利

用します。

2-8-2 イベントログの確認 受信メールへのフィルタ適用や、監視対象の異常の発生、回復時などの「イベント」の

ログを「タイムスタンプ」と共に本体内蔵のフラッシュメモリへ保存します。

ここでは、「Web 設定ツール」画面から記録された「イベントログ」を確認します。

メール受信処理中に通信が途絶えるなどして受信処理が進まなくなった場合、本機

はタイムアウトを実行します。この際イベントログには「メール受信処理タイムアウ

ト」が記録されます。

事前に「2-4-1-5 電子メール通知の準備:イベントログの送信先設定」を行うことで、

イベントが190を超えたきに指定されたメールアドレスにCSV形式ファイルを添付

して送り出します。

イベントログとして扱われる内容項目は付録を参照します。

イベントログの最大記録件数は 200 件です。200 件を超えて新しいイベントが発生

すると、一番古いイベントログが消え、新しいイベントログが記録されます。

本体内に記録されているイベントログは、「イベントログクリア」以外消去する方法

はありません。

1 Web管理ツールにログインします

Web ブラウザに本機の IP アドレスを入力し、Web 管理ツール画面を表示させます。

次にログインし設定画面を表示させます。

2 メニューの選択

左ナビメニューから「管理ツール」の「イベントログ」をクリックします。

イベントログ画面が表示されます。

各ログは、「年月日」と「時刻」をタイムスタンプとして「発生イベント」と一緒に記録

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されます。

図 2-59 イベントログ画面(例)

3 確認し終わったら

イベントログのリストは、通常の Web 画面同様にコピーアンドペーストができま

す。

確認後はそのままログアウトするか、次の手順で消去あるいは保存できます。

4 イベントログの消去/保存

イベントログ画面の下部には、「イベントログクリア」と「イベントログ保存(CSV)」

のボタンがあります。

「イベントログクリア」を押すと、今画面にリストされているイベントログがすべて

消去されます。設置場所などの変更や、試験運用から本番運用に変わるときなどに利

用します。

「イベントログ保存(CSV)」を押すと、画面にあるイベントログを CSVファイル形式

で PC等に取り込むことができます。

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2-9 メンテナンスする ここでは、本体を他の環境に移設するような場合必要になる、「ファームウェアの更新」、「初期化」、

「設定内容のバックアップ」、「リストア」等について理解を深めます。

2-9-1 ファームウェアの更新 本製品の基本的な制御を行うために機器に組み込まれたソフトウェアを「ファーム

ウェア」といいます。

(最新バージョン含め)ファームウェアを以下の手順説明にある専用サイトよりダウ

ンロード後、本製品(CE-1000SX)へアップデートし、利用します。

※ 各バージョンの詳細を確認の上、ファームウェアのダウンロードを行います。

無線 LAN環境下でのファームウェア更新はお勧めしません

無線 LAN 環境下で本機を利用されていても、ファームウェア更新の際には有線 LAN

環境で実施することを強くお勧めします。これは有線 LAN 環境での通信が無線 LAN

より確実なためです。ファームウェア更新が中断すると故障の原因になります。

1 ファームウェアのダウンロード

下記のダウンロードサイトより、該当ファームウェアを PC等に保存します。

ファームウェア・ダウンロードサイト

ユーザ登録完了後 URLをメールでご案内します

図 2-60 ファームウェアダウンロードサイトにアクセス

2 ログインとメニュー選択

本体にログインにします。

設定画面左ナビメニュー内「ファームウェアアップデート」をクリックし、「ファーム

ウェアアップデート」画面(図 2-60参照)を表示します。

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図 2-61 ファームウェアアップデート画面

3 ファームウェアファイルの選択

前述の 1 でダウンロードしたファイルの名前やディレクトリなどを確認してお

きます。

ファイルの指定:

「参照」をクリックし 1 でダウンロードしたファームウェアファイルを選択しま

す。次に「実行」ボタンをクリックします。

※ 誤ったファイルを選択し実行した場合:

「正しいアップデートファイルを指定してください」というメッセージが表示さ

れます。正しいファイルを選択し直します。

4 ファームウェアのアップデート

[ 実行 ]をクリックすると、アップデートが開始されます。

アップデートが開始されると「ファームアップデート完了後、自動的に再起動しま

す。※ファームアップデート中は、電源を切らないでください。」と表示されます。

アップデート中の注意

アップデート中に他の設定に移ったり、操作を行うと、アップデートが中断したり間

違った情報が書き込まれ、誤動作の原因になります。ほとんどの場合、修理対応での

復旧になります。

5 再起動(自動)

アップデート完了後、(本製品は)自動的に再起動されます。

再起動中の注意事項

再起動完了まで、2~3分かかります。

再起動中は操作ができませんので、再起動完了までお待ちください。

6 再起動完了

再起動完了後、「ファームウェアアップデート」トップ画面に戻ります。

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表 2-24 ファームウェア更新に関する注意事項 項目名 解 説

ダウンロードサイト

※ 本ダウンロードサイトはユーザ登録を頂いたお客様のみにメールに

てご案内させて頂いております。

※ 無断で本サイトへのリンク等はお断り致します。

追加項目について 最新のファームウェアで追加された項目には工場出荷時の値が設定さ

れています。 以下の作業中は、本製品の電源を切らないでください。

※ ファイルのフラッシュ(本体内蔵フラッシュメモリへの書き込み)中

※ ファイルのアップロード(PC等から本体にファイルを転送)中

作業上の注意事項

※ ファイルのアップロード中は本製品のネットワークケーブルも取り

外さないでください。

→作業内容が正常に終了せず、以降の動作に支障をきたす恐れがあり

ます。

2-9-2 本体の再起動 「監視対象などがハングアップ状態」や「本製品の動作が不安定」の際は、本製品を再

起動します。

再起動を行っても、設定情報を再入力する必要ありません。

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「再起動」をクリックし、「再起動」画面(図 2-62 参照)を表

示します。

図 2-62 再起動画面

2 再起動

[ 再起動 ]をクリックすると、「CE-1000SX を再起動します。」とメッセージが表示

されますので、[ OK ]をクリックします。

再起動が開始されると「再起動中です…」と表示されます。

図 2-63 再起動→再起動開始メッセージ

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再起動中の注意事項

※ 再起動完了まで、2~3分かかります。

※ 再起動中は操作ができませんので、再起動完了までお待ちください。

※ 再起動完了すると、web設定ツールの TOP画面が表示され、赤/緑ランプが 3回点

滅します。

2-9-3 初期化(工場出荷時の設定に戻す)

本製品の設定を初期化します(工場出荷時の状態に戻します)。

「LAN 設定」ページの内容は変更されず、「管理ユーザ設定」は初期化されません。

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「設定初期化」をクリックし、「設定初期化」画面(図 2-64

参照)を表示します。

図 2-64 設定初期化画面

2 設定初期化

[ 工場出荷時の状態に戻す ]をクリックすると、「工場出荷時の設定に戻してもよろ

しいですか?」とメッセージが表示されますので、[ OK ]をクリックします(図 2-65

参照)。

設定初期化が開始されると「設定初期化後、再起動します。」と表示されます。

図 2-65 設定初期化、操作の流れ

3 再起動(自動)

設定初期化完了後、(本製品は)自動的に再起動されます。

再起動が開始されると「再起動中です…」と表示されます。

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再起動中の注意事項

※ 再起動完了まで、2~3分かかります。

※ 再起動中は操作ができませんので、再起動完了まで、お待ちください。

※ 再起動完了すると、web設定ツールの TOP画面が表示され、赤/緑ランプが 3回点

滅します。

図 2-66 再起動中画面

4 設定初期化完了

再起動完了後、「設定初期化」トップ画面に戻ります。

2-9-4 設定データのバックアップ 本製品に設定したデータをバックアップします。

「設定変更後」は、その都度本処理を行うことをお奨めします。

バックアップされる設定データには、POPまたは IMAPの方式フラグが含まれます。

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「設定データのバックアップ/リストア」をクリックし、

「設定データのバックアップ/リストア」画面(図 2-67参照)を表示します。

図 2-67 設定データのバックアップ/リストア画面(バックアップ) 2 設定データのバックアップ

[ バックアップ ]をクリックします。

「ファイルを保存しますか?」という内容のポップアップウィンドウが表示されます

ので、任意のフォルダにファイルを保存します。

バックアップファイルのデフォルト名は「backup.gz」です。

Page 122: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 114 -

2-9-5 設定データのリストア 設定データのバックアップファイル「backup.bz」を本製品にリストアします。

この機能を使うと、複数台の CE-1000SX 導入時に同じ仕様の設定データをリストア

することができ、作業効率が改善されます。

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「設定データのバックアップ/リストア」をクリックし、

「設定データのバックアップ/リストア」画面(図 2-68参照)を表示します。

図 2-68 設定データのバックアップ/リストア画面(リストア)

2 バックアップファイルの指定

「設定データリストア」ー「ファイル名」「参照」をクリックし、前項で「バックアップ」

したファイル「backup.gz」を選択します。ファイル名は固定です。

3 項目の指定

次の画面から、リストアしたい項目にチェックを入れ、[ リストア ]ボタンをクリッ

クします。

※ IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイ、管理ユーザ設定はリストアできま

せん。

[ 注 意 ]

CE-1000SX以外で作成したバックアップファイルではリストアできません。

表 2-25 設定データリストア対象項目の説明 項目名 解 説 本体情報 「基本設定」―「本体情報」設定の内容をリストアします。

無線 LANアクセス 「基本設定」―「LAN設定」の「無線 LANアクセス」設定の内容をリス

トアします。

NTPサーバによる時刻設定 「基本設定」―「時刻設定」の内容をリストアします。

(NTP有無、NTPアドレス、時間確認間隔、タイムゾーン) 電子メール設定 「詳細設定」―「電子メール設定」の内容をリストアします。 SNMP設定 「詳細設定」―「SNMP設定」の内容をリストアします。 コマンドアクセス設定 「詳細設定」―「コマンドアクセス設定」の内容をリストアします。 メール内容設定 「詳細設定」―「メール内容設定」の内容をリストアします。

Page 123: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 115 -

表 2-25 設定データリストア対象項目の説明 (続き) 項目名 解 説 実行コマンド設定 「詳細設定」―「実行コマンド設定」の内容をリストアします。 待機点灯設定 「詳細設定」―「待機点灯設定」の内容をリストアします。

メール受信監視設定 「監視設定」―「メール受信監視設定」と「アクション設定」―「メー

ル受信監視」の内容をリストアします。

ネットワーク監視設定 「監視設定」―「ネットワーク監視設定」と、「アクション設定」―

「ネットワーク監視」の内容をリストアします。 アラーム解除設定 「監視設定」―「アラーム解除設定」の内容をリストアします。 イベントログ 「管理ツール」―「イベントログ」の内容をリストアします。

2-9-6 設定データのエクスポート 設定データを個別に CSV形式のファイルでエクスポートします。

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「設定データのバックアップ/リストア」をクリックし、

「設定データのバックアップ/リストア」画面を表示します。

エクスポートしたファイルの内容は変更して、インポートすることができます。

図 2-69 設定データのバックアップ/リストア画面(設定データのエクスポート)

2 設定データの指定

エクスポートしたい「設定データ」を選択し、[ エクスポート ]ボタンをクリックし

ます。

[ 注 意 ]

エクスポートした CSVファイルを EXCEL(エクセル)で開く際、表示形式や各セルの形

式を「文字列」にするよう、注意してください。

数字のみで「0」で始まるデータは、数値形式で開くと最初の「0」が省略されてしま

い、期待と異なるデータがインポートされる場合があります。

例) エクスポートしたデータ「0123456789」を、表示形式を「文字列」以外でイ

ンポートすると、「123456789」として表示される

Page 124: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

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2-9-7 設定データのインポート 設定データを個別に CSV形式のファイルでインポートします。

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「設定データのバックアップ/リストア」をクリックし、

「設定データのバックアップ/リストア」画面(図 2-70参照)を表示します。

図 2-70 設定データのバックアップ/リストア画面(設定データのインポート)

2 インポートファイルの指定

「設定データインポート」ー「ファイル名」「参照」をクリックし、前項で「エクスポー

ト」した CSVファイルを選択します。

※ [ インポート ]ボタンをクリックします。

[ 注 意 ]

CE-1000SX以外で作成した CSVファイルではインポートできません。

選択した項目ごとにファイル名は固定です。

表 2-26 設定データエクスポート/インポート項目の説明 項目名(ファイル名) 解 説

電子メール設定 (mail.csv)

「詳細設定」―「電子メール設定」の内容をエクスポート/インポー

トします。

SNMPトラップ通知設定 (trap.csv)

「詳細設定」―「SNMP設定」―「SNMPトラップ通知設定」の内容を

エクスポート/インポートします。

SNMPアクセス設定(v1/v2c) (snmpv12c.csv)

「詳細設定」―「SNMP設定」―「SNMPアクセス設定(v1/v2c)」の内

容をエクスポート/インポートします。

SNMPアクセス設定(v3) (snmpv3.csv)

「詳細設定」―「SNMP設定」―「SNMPアクセス設定(v3)」の内容を

エクスポート/インポートします。

コマンドアクセス設定 (rsh.csv)

「詳細設定」―「コマンドアクセス設定」の内容をエクスポート/イ

ンポートします。

Page 125: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

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表 2-26 設定データエクスポート/インポート項目の説明 (続き) 項目名(ファイル名) 解 説

メール内容設定 (mail_content.csv)

「詳細設定」―「メール内容設定」の内容をエクスポート/インポー

トします。

実行コマンド設定 (exec_cmd.csv)

「詳細設定」―「実行コマンド設定」の内容をエクスポート/インポ

ートします。

待機点灯設定 (standby_lamp.csv)

「詳細設定」―「待機点灯設定」の内容をエクスポート/インポート

します。

メール受信監視設定 (mail_filter.csv)

「監視設定」―「メール受信監視設定」―「メール受信監視」の内容

をエクスポート/インポートします。

ネットワーク監視設定 (ping_mon.csv)

「監視設定」―「ネットワーク監視設定」―「ネットワーク監視」の

内容をエクスポート/インポートします。 メール受信監視アクション設

定(mail_act.csv)

「監視設定」―「アクション設定」―「メール受信監視」の内容をエ

クスポート/インポートします。 ネットワーク監視アクション

設定(ping_act.csv)

「監視設定」―「アクション設定」―「ネットワーク監視」の内容を

エクスポート/インポートします。 ※()内はエクスポートした際のファイル名です。変更したファイル名もインポートは可能です。

2-9-8 メンテナンス時などでのアクションの一時停止 監視対象毎に監視の 有効 または 無効 を設定できるので、システムメンテナ

ンス時などの際に本製品の監視を一時的に停止させ、アラートが動作しないように

することができます。

1 メニュー選択

設定画面左ナビメニュー内「メール受信監視設定」、「ネットワーク監視設定」画面

(図 2-71参照)を表示します。

図 2-71 メール受信監視設定、ネットワーク監視設定、アラーム解除設定での監視設定

2 監視の一時停止

監視を一時停止したい対象の「有効」チェックをはずします。

3 設定内容の反映

画面下の[ 設定 ]ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

Page 126: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

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[ 注 意 ]

メンテナンス終了後、監視を再開するには再度「有効」にチェックを入れて、設定を

反映してください。

Page 127: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

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第三章 特権ユーザ編 – サービス管理者向け -

3-1 特権管理ユーザとは メル丸くんへのアクセスは、3種類のユーザが設定されています。

一般ユーザ:設定されているフィルタ判定でランプやブザー、音声ファイルの再生で通知された状況の下で、

次の行動を起こす人

メル丸くんへのアクセスは、モニタ画面からの情報取得のみ

管理ユーザ:メル丸くんがネットワーク上で機能するように設定・管理する人

電子メールに対する一般的なフィルタ判定条件やアクションを設定・管理します

また、関連システムとの連携動作を考慮しアクション内容の設定や運用管理を行います。

特権ユーザ:電子メールを利用して情報提供サービスを管理する人

着信した電子メールを非公開にしたり、設定されているフィルタの全部あるいは一部を、情報保

護の観点から管理します

例えば、情報提供サービス会社(A社と略)が契約者(B社と略)に対して有用な情報を提供するような場合を考え

てみます。

A社にとっては情報が価値であり、有償サービスの元になります。これはA社のノウハウであり、秘匿して提供

したい場合が多々あります。しかし個別に暗号化して送るのは手間ですし、暗号鍵の管理や更新などにも費用

がかさみます。特別な仕掛けを用いず一般的な電子メールを使えれば、B社には通信経路のメリットも大きくな

ります。

情報は、一斉同報のように同じ内容でB社全員に伝達したい場合もあれば、B社それぞれの固有の事象(例えば、

地域、危険度、有用度等)で、個別にアクションを実施する場合もあります。

B社は、それぞれの企業でネットワークが構築されているため、その企業内に設置するためには管理者がメル丸

くんの設置を行います。この段階でA社の事前に設定されているフィルタ条件等が分かってしまうと、セキュリ

ティ上またビジネス上芳しくありません。

特権ユーザは、メル丸くんに事前に管理ユーザとしてログインし、自分たちの提供する情報提供サービスに合

致したフィルタ条件を設定した後、特権ユーザとしてログインします。フィルタ条件の全部あるいは特定のも

のを編集不可および受信メールログの非公開設定等を行え、提供する情報のセキュリティ管理が行えます。

この設定後、B社にメル丸くんを送付し、試験メールや導通確認を管理ユーザと共に実施することで、情報提供

サービスの品質維持が可能になります。

本章では、メル丸くん(CE-1000SX)に搭載されている特権ユーザの機能について詳しく解説します。

本章での目的別項目分類は次のようになります。

・特権ユーザの管理 特権ユーザのログインを管理します

・フィルタの保護設定管理 特定あるいは全てのフィルタ条件を保護することができます

・電子メールログの保護 受信した電子メールの内容を保護することができます

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3-2 特権ユーザの管理

特権ユーザの管理は、webブラウザを利用してモニタ画面からログインします。

※動作検証されているブラウザは下記参照。

Webブラウザを開きアドレス部分に、本製品に設定されている IPアドレスを入力し、[ Enter ](または

[ Return ])を押します。この時Java Scriptを有効にしてください。

下記では、Microsoft Edge(以下Edgeと略)を例に説明します。

動作検証済みブラウザ:

Internet Explorer 8 以上、Mozilla Firefox 24.0 以上、Safari 24 以上

※Java Script を有効にしてください。

1 IPアドレスを入力

Webブラウザを起動し、アドレスに本機に設定されている IPアドレスを入力し(図3-1参照)、

[Enter]キーを押します。

するとモニタ表示画面(図3-2参照)が表示されます。

図3-1 Webブラウザに IPアドレスを入力

図3-2 モニタ表示画面

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3-2-1特権ユーザ設定画面へのログイン

1 特権管理ユーザ名とパスワードの入力

図3-3 ユーザ名とパスワードの入力画面

デフォルト(工場出荷時の)値は、以下の値です。

ユーザ名 : CE1000SPECIAL

パスワード : CE1000SPECIAL

各々入力し「ログイン」ボタンをクリックしま

す。

※特権ユーザの「ユーザ名」と「パスワード」の変

更は「特権ユーザ設定」の項で説明します。

ログインすると「特権ユーザ設定画面」(図3-4)が表示されます。

図3-4 特権ユーザ設定画面

3-2-2 特権ユーザ設定画面からログアウト 設定が完了したら、特権ユーザ画面よりログアウトします。

1 ログアウト

設定画面左ナビメニューの上段にある「ログアウト」をクリックします。

図3-5 特権ユーザ設定画面、左メニューの中のログアウト

2 ログアウト完了

ログアウトが完了すると、Web設定ツールのトップ画面が表示されます。

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図3-6 ログアウト後の画面(モニタ画面に戻る)

上記方法でログアウトしないまま、ブラウザなどを閉じてしまった場合

「既に他のユーザがログインしています。」というメッセージが表示され、設定ツールにログイ

ンできなくなります。

ブラウザのアドレス部に「http://192.168.1.1/logout」と入力し実行してください。

(192.168.1.1部分は本製品に設定した IPアドレスを入力してください)

※強制ログアウトさせる際は、他のユーザがログインしていないか必ず確認してください。

3-2-3 特権ユーザを設定する 「特権ユーザ」とは、本機が受信した電子メールの内容をセキュリティあるいはビジネスの観点

から「一般ユーザ」や「管理ユーザ」から保護する機能、動作を制御する「フィルタ条件」内容の保

護機能を操作・設定する人です。

「特権ユーザ」は、通常の「ログイン画面」から「特権ユーザ」にのみ与えられている「ユーザ名」と

「パスワード」を入力し、本機の「特権ユーザ画面」にログインできるように作られています

(「3-2-1特権ユーザ設定画面へのログイン」参照)。

図3-7 特権ユーザ設定画面

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「ユーザ名」と「パスワード」を入力して、画面下の「設定」ボタンをクリックし、設定を反映しま

す。

工場出荷時の「ユーザ名」と「パスワード」:

ユーザ名 :CE1000SPECIAL

パスワード:CE1000SPECIAL

パスワードは間違えるとログインできなくなります。「新しいパスワード再入力」は、コピーペ

ーストを使わず、二度タイプ入力します。

※ 「ユーザ名」の入力文字制限

半角英数文字と記号の組み合わせで16文字以内。大文字、小文字を区別します。

※ 「パスワード」の入力文字制限

半角英数文字と記号の組み合わせで16文字以内。大文字、小文字を区別します。

[ 注 意 ]

管理ユーザが登録したユーザ名やパスワードを忘れたような場合、セキュリティ確保の観点か

ら ISAでも読み出す手段はありません。

しかしログインできないと、工場出荷時の状態にも戻せません。このような状況になった場合

は弊社サポートまでご連絡ください。

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3-3 メール受信監視設定管理 「2-5-1 メール受信監視設定」で、特定のメール受信に対して設定した「フィルタ条件」を保護できます。

保護は、指定した「フィルタ条件」の編集・削除を「管理ユーザ」から剥奪し、「条件の内容」を「管理ユーザ画面」で

は表示させないようにする機能です。

指定した「フィルタ条件」ごと、あるいは全ての「フィルタ条件」に対して、「特権ユーザ」はこの保護機能を指定、

あるいは解除できます。

3-3-1 フィルタ保護・解除 - 個別指定 「特権ユーザ設定画面」にログインします。

左ナビメニューから「メール受信監視設定」を選び、クリックします。

画面は下図の「メール受信監視設定」画面が表示されます。

図3-8 メール受信監視設定画面(個別)

「メールフィルタ個別」の欄には、現在本機に設定されているフィルタが表示されています。

図3-8では、例として「マーケットプレイス受注確認連絡」と「※※※様―契約機器の監視異常通知連絡」

という2つのフィルタが設定されています。

この例を元に、最初の「マーケットプレイス受注確認連絡」フィルタの保護を行います。

フィルタの保護を個別に指定するには、次の手順で行います。

1. フィルタの選択

「メールフィルタ個別」欄には、現在本機に登録されている電子メール受信監視で設定された「フ

ィルタ」が表示されています。(図3-8参照)

各フィルタ名は、「2-5-1 メール受信監視設定」で入力した「フィルタ名」が表示されます。

この中から保護したいフィルタにカーソルを移動し、クリックします。

例では、「マーケットプレイス受注確認連絡」を選択し、クリックします。

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図3-9 メール受信監視設定(個別)

2. 保護されるフィルタ条件の確認

フィルタ名の下にある枠内に、選択したフィルタで設定されている条件の内容が表示されます。

※ この枠内に表示された「フィルタ条件」の編集や更新は、管理ユーザ権限で「2-5-1 メール受

信監視設定」で行います。特権ユーザ権限では行えません。

3. 選択したフィルタの「保護」(「保護解除」)

選択したフィルタの「保護」欄をクリックしてチェックを入れます。

もう一度クリックするとチェックが外れ「保護解除」になります。

最後に[ [設定 ]をクリックして、設定内容を登録します。

3-3-2 フィルタ保護・解除 - 一括指定 「特権ユーザ設定画面」にログインします。

左ナビメニューから「メール受信監視設定」を選び、クリックします。

画面は次図の「メール受信監視設定」画面が表示されます。

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図3-10 メール受信監視設定画面(個別)

「メールフィルタ個別」の欄には、現在本機に設定されているフィルタが表示されています。

図3-10では、例として「マーケットプレイス受注確認連絡」と「※※※様―契約機器の監視異常通知連

絡」という2つのフィルタが設定されています。

この例を元に、フィルタの一括保護を行います。

1. フィルタ保護(解除)の一括指定

「メールフィルタ全体」欄の「禁止する」をクリックしてチェックを入れます。

もう一度クリックするとチェックが外れ、「保護解除」になります。(図3-11参照)

図3-11 メール受信監視設定(一括)

2. 一括保護(解除)の確定

最後に[ 設定 ]をクリックして、設定内容を登録します。

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3-3-3 フィルタ保護下での見え方 メール受信監視設定で保護されたフィルタは、管理ユーザからどのように見えるか次に示します。

保護前の状態を次図に示します。

図3-12 メール受信監視フィルタリスト 非保護 (管理ユーザ画面)

管理ユーザ権限で、電子メール受信監視からメールフィルタのリストを表示させると、どのフィルタも

編集、削除、優先順位の移動が行えます。

フィルタの一部あるいは一括保護を行うと次図のように表示されます。

図3-13 メール受信監視フィルタリスト 保護 (管理ユーザ画面)

保護されているフィルタを選択すると、「有効」、「編集」、「削除」、および「優先順位」のための移動のボタ

ンがグレーアウトして、管理ユーザ権限では操作できなくなります。

またフィルタ名をクリックしても、フィルタ条件設定画面に移行しません。

これにより、フィルタ内容のセキュリティ対策と保護が可能になります。

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3-4受信メールログ設定管理 「2-8-1 受信メールログの確認」では、管理ユーザ権限で本機が受信した電子メールの「日時」、「件名」、「差出

人」、「内容」、および「フィルタ判定動作の有無」が確認できるようになっています。

特権ユーザは、この「受信メールログ」の内容のうち、「件名」、「差出人」、「内容」を保護することができます。

3-4-1 受信メールログの保護・解除 「特権ユーザ設定画面」にログインします。

左ナビメニューから「受信メールログ設定」を選び、クリックします。

画面は次図の「受信メールログ設定」画面が表示されます。

図3-14 受信メールログ設定画面

「メールログ表示」欄の「受信メールログの内容表示」を「非表示にする」にチェックを付けます。[ 設定 ]

ボタンをクリックして設定内容を記録します。

チェックを外せば、通常の保護されない表示になります。

3-4-2 受信メールログ保護下での見え方 受信メールログ設定で保護されると、管理ユーザからどのように見えるか次に示します。

保護前の状態を次図に示します。

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図3-15 受信メールログ 通常設定 (管理ユーザ画面)

※ セキュリティ上「件名」、「差出人」、「内容」は加工してあります。実機では見えます。

管理ユーザ権限で、受信メールログ画面を表示させると、本機が受信した電子メールの「日時」、「件名」、

「差出人」、「内容」、および「フィルタ判定動作の有無」が確認できます。

受信メールログ設定で内容の非表示を行うと次図のように表示されます。

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図3-16 受信メールログ 非表示 (管理ユーザ画面)

管理ユーザ権限で確認できる「受信メールログ」の項目のうち、「件名」、「差出人」、「内容」を非表示保護で

きます。

これにより、受信メール内容のセキュリティ対策と保護が可能になります。

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付録 A: トラブルシューティング

トラブル発生時、以下をご参照ください。

A-1 電子メール受信のトラブルシューティング メールを受信するには「基本設定>LAN 設定」、「詳細設定>電子メール設定>受信(POP3)サー

バ」が正しく設定されている必要があります。

受信エラーが発生している場合、その内容がイベントログに記録されます。イベントログを

確認し、その内容に応じて以下の項目・設定内容を確認します。

A-1-1 イベントログに「メール受信サーバ接続失敗」が記録されている場合 入手したメールサーバの情報を元に、次の各設定画面で内容を確認します。

【LAN設定】

No. 確認項目 対処内容/解説

1 IP アドレス・サブネットマスクは正しく

設定されていますか?

本体の IP アドレス及びサブネットマスクを設定

します。

2

ゲートウェイアドレスは正しく設定され

ていますか?

受信メールサーバが同一ネットワークにない場合

は、ゲートウェイアドレスをルータのアドレスに

設定するなど正しく設定する必要があります。

3

DNS サーバアドレスは正しく設定されて

いますか?

受信メールサーバをホスト名で設定している場合

は、名前解決のため DNS サーバアドレスを設定す

る必要があります。 【電子メールの受信(POP3)サーバの設定】 No. 確認項目 対処内容/解説

1

サーバアドレスは正しく設定されていま

すか?

メール受信サーバのアドレスをホスト名又は IP

アドレスで設定します。

対応しているプロトコルは POP3 のみです。IMAP

サーバには対応していません。

2

ポート番号は正しく設定されています

か?

メール受信サーバのポート番号を指定します。

SSL 対応の場合は SSL にチェックをします。(チェ

ックするとデフォルトで 995が表示されます)

3 ログイン ID、ログインパスワードは正し

く設定されていますか?

受信メールサーバへアクセスするアカウントのロ

グイン ID、ログインパスワードを設定します。

A-1-2 イベントログに「メール受信サーバログイン失敗」が記録されている場合 対処内容:

メールサーバ側のログインユーザ名・ログインパスワードと電子メール設定でのログイ

ンユーザ名・ログインパスワードが一致していることを確認します。

A-1-3正しく設定されていても受信できない場合 対処内容:

メールサーバまでの経路を確認します。

Page 140: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

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ファイヤーウォール等でメールサーバと通信できない状態になっていないか確認しま

す。

ping コマンドに対し応答を返すメールサーバの場合、メル丸くん本体からメール受信サ

ーバとの間で通信できているかは、「ネットワーク監視設定」で監視アドレスにメールサ

ーバのアドレスを設定し、モニタ表示の状態が[ 正常 ]になることで確認できます。

[ 異常 ]の表示であれば「LAN 設定」の内容や通信経路上にあるネットワーク機器の設定

内容を確認します。

以上の設定が正しいのに接続失敗になる場合は、弊社サポートのダウンロードサイトを

参照し、最新のファームウェアで本体を更新してみます。

A-1-4 受信サーバの設定例 【Gmail の場合(POP3)】

設定項目 設定内容

サーバアドレス pop.gmail.com

ポート番号 995 (SSL ON)

ログイン ID <ユーザが登録した名称>@gmail.com

ログインパスワード <ユーザが登録したパスワード>

Gmail に関しての注意事項:

※ Gmail側で POPの設定を指定します https://support.google.com/mail/answer/7104828?hl=ja

※ メル丸くんでは通常のユーザー名とパスワードの認証を使用してプログラムからアカ

ウントにアクセスしますが、Gmailでは OAuth 2.0などの最新のセキュリティ標準に対

応しているアプリケーション以外からのアクセスする場合、安全性が低いとみなされ

アクセスできません。

アクセスを可能にするには安全性の低いアプリによるアカウントの使用を許可する

必要があります。次のサイトを参考に許可の設定を行います。 https://support.google.com/accounts/answer/6010255?hl=ja

【yahoo mail の場合(POP3)】

設定項目 設定内容

サーバアドレス pop.mail.yahoo.co.jp

ポート番号 995 (SSL ON)

ログイン ID <ユーザが登録した名称>

(注:@とそれ以降は入力不要)

ログインパスワード <ユーザが登録したパスワード>

Page 141: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 133 -

A-2 その他のトラブルシューティング 次の表を参照に、問題解決を試します。

トラブル状態 推定原因と処置

壊れたかなと思ったら 再起動させるため、一度電源を抜いてください。再度電源を投入し

状態が改善されるか確認します。 IPアドレスを初期化する必要があります。

1

本製品の電源を一度切り、再起動させます。

(本体背面の ACアダプタコネクタを抜き挿ししてくださ

い)

2 本体起動時に「赤●・緑●・黄●」とランプが点灯します。

(約 0.5秒間隔で順次点灯後、順次消灯します)

3

赤●/黄●/緑●いずれかのランプ点灯中にアラームストッ

プボタンを押し、約 15秒間長押しします。

※ボタン押下時にランプは全て消灯します。

IPアドレスを忘れてしまった

(IPアドレスを初期化したい)

4 約15秒後に赤●ランプ点灯後、順に黄●点灯→緑●点灯→

全ランプ消灯し、初期化を実行します。

5 工場出荷時 IPアドレス:192.168.1.1で設定ツールにアク

セスし、IPアドレスを変更してください。

【初期化する項目と工場出荷時設定値】

※下記以外の項目は変更されません。 有線 LAN IPv4 無線 LAN IPv4

アドレス 192.168.1.1 空 欄

サブネットマスク 255.255.255.0 255.255.255.0

ゲートウェイアドレス 192.168.1.254 空 欄

WEBでアクセスできない

pingが通らない

LANケーブルが挿入されているか確認します。

電源投入後、3 分以上経過していますか?本体が立ち上がるまで

2~3分かかります。この間は正しい動作が行えません。

一度 IPアドレスを初期化して、正しい値に再度設定し直します。

ping は通るが、WEB でアクセス

できない

WEBブラウザがプロキシサーバを参照していませんか?

プロキシサーバが本製品と接続できる設定がされていない場合、

WEB画面は見えません。

WEB ブラウザの「ツール>インターネットオプション>接続>LAN

の設定>プロキシサーバ」のチェックボックスを外し、本製品の

WEB画面が参照できるか確認してください。

見える場合、ネットワーク管理者とご相談ください。

「既に他のユーザがログインし

ています。」というメッセージが

表示され、設定ツールにログイ

ンできない

ブラウザのアドレス部に「http://192.168.1.1/logout」と入力し実行

してください。 (192.168.1.1部分は本製品の IPアドレスを入力して

ください)

※強制ログアウトさせる際は、他のユーザがログインしていないか

必ず確認してください。

WEB ツールの管理ユーザ名・パ

スワードを忘れてしまった

ユーザ名・パスワードのみ初期化する必要があります。

本製品の型番とシリアル番号をお控えの上、弊社カスタマーサポー

トセンター(TEL:03-3208-1243)にご連絡ください

Page 142: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 134 -

トラブル状態 推定原因と処置

異常ではないのに、アラームが

頻繁に発生している

ネットワークが不安定な状態なのかもしれません。

ユニット設定ページでモニタ間隔、応答確認回数を増やしてみま

す。

工場出荷時のユーザ名

(CE1000)、パスワード(CE1000)

を入力してもログインできない

ブラウザ側で大文字を小文字に自動変換するようになっていない

か、ご確認ください。

ブラウザから

http://xxx.xxx.xxx.xxx でアクセ

スした時に真白な画面が表示さ

れアクセスできない

Windowsサーバ系の PCなどセキュリティ設定によりアクセスでき

ない場合があります。その場合、

http://xxx.xxx.xxx.xxx/index.php でアクセスし、信頼済みサイトのゾ

ーンに追加を行うことでアクセスできるようになります。

Page 143: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 135 -

付録 B: 確認済み電子メールクライアント 2018年 12月 10日現在

日本国内で提供されている次の電子メールクライアントから送られたメール文が本機で動作するか確

認したものです。

表は、送り出した「電子メールクライアント」の「件名」と「本文」が本機で読み込めるようにするための

注意が記載されています。

電子メールクライアント 件名 本文

Gmail*1 ○ ○ (「プレーンテキストモード」を選択)

○ ○ (「テキスト形式」を選択)

Yahoo!メール

○ ○ (「リッチテキスト形式」を選択)

Outlook 2010 ○ ○ (「テキスト形式」を選択)

Outlook 2012 ○ ○ (「テキスト形式」を選択)

FOMA携帯メール(ガラケー) ○ ○

Softbank携帯メール(ガラケー) ○ ○

au携帯メール(ガラケー) ○ ○

iPhone ○ ○

iPad(mini含む) ○ ○

android端末(SPモード) ○ ○

becky! ○ ○ (「テキスト形式」を選択)

Thunderbird ○ ○

*1:メール受信間隔を短くすると、アカウントからのアクセスができなくなる対策がとられているよう

です(2018年 12月 10日現在)。そのような状況になることが想定される場合は、他のメールサーバの利

用をお試しください。

Page 144: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 136 -

付録 C: 事前に必要なネットワーク関連情報

こんなとき すること 必要項目 有

線 注意

IPv4アドレス ○ ○

IPv4サブネットマスク ○ ○

IPv6アドレス ○ ○ グローバル IPv6アドレス または

ユニークローカルアドレス

IPv4ゲートウェイ

アドレス △ △

ネットワーク

に接続する

IPアドレスの

登録(※1)

IPv6ゲートウェイ

アドレス △ △

アクティベーションキー ― ○ 製品に同梱されているアクティベー

ションキー用紙を確認ください。

SSID ― ○

暗号化モード ― ○

暗号強度 ― ○ WEP利用の場合

指定方法 ― ○ WEP利用の場合

WEPキー ― ○ WEP利用の場合

無線 LANを使

用する

無線 LANアク

セスポイント

の登録

WPA共有キー ― ○ WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES)利用の場

合 ※1 本製品は IPv4と IPv6のデュアルスタックのため、環境に合わせてネットワーク情報を登録してくださ

い。

こんなとき すること 必要項目 必要性 注意

プライマリDNSサーバド

レス ○

DNSサーバは IPv4・IPv6 どちらも

使用することができます。

ホスト名を使

用して設定す

DNSサーバの

登録 セカンダリDNSサーバド

レス ○

NTPサーバと

同期させる

NTPサーバの

登録 NTPサーバドレス ○

SMTPサーバドレス ○

ポート番号 ○

認証ユーザ名 △ 認証方式により必要

認証パスワード △ 認証方式により必要

POP3サーバドレス △ POP before SMTP利用の場合

メールを送信

する

電子メール

設定

POP3ポート番号 △ POP before SMTP利用の場合

POP3サーバドレス ○

ポート番号 ○

ログイン ID △ 認証方式により必要

メールを受信

する

電子メール

設定

ログインパスワード △ 認証方式により必要

Page 145: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 137 -

付録 D: 別売の無線 LANキット(DN-1500GL-WK)を設置/設定するには

無線 LANキット(DN-1500GL-WK)は、CE-1000SXに後付けし、無線 LAN対応にする製品です。

次の手順に従い「CE-1000SX 本体設定ツール」より「アクティベーションキー」および「無

線LAN IPアドレス」「無線LANアクセス」情報の設定、および 無線 LAN「□有効」にチェッ

クし設定すれば、無線 LAN対応環境下にてご使用いただけます。

1 本体起動後、無線 LANアダプタ を CE-1000SX本体(背面)の USBポートへ挿入する

※ 差込方向に注意してくださ

い。

※ 弊社製品以外の市販品の無線

LANモジュールなどを挿入し

ても、ご使用いただけません。

2 CE-1000SX本体設定ツールにて登録

CE-1000SX本体設定ツールへログイン

[基本情報] LAN設定 → 無線 LANアクセス欄 □有効 チェック および 情報入力

(※無線 LAN IPアドレス 含む)

【アクティベーションキー】欄へ、無線 LANキットに同梱の簡易取扱説明書に記載さ

れているアクティベーションキーを入力

画面下の「設定」ボタンをクリックし、設定値に反映させます。

3 無線 LAN確認

① 無線 LANの設定が有効になると、アダプタ本体の LED(青)が点滅します。

② 無線 LANに設定した IPアドレスでweb設定ツールが表示できるか確認ください。

Page 146: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

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付録 E: サポート/サービスについて ご購入前でも、電話や電子メールによるお問い合わせについては回答を差し上げるサポー

トを行っています。

ご購入後は、無償保証サービスによる修理依頼や異常解析などのお問い合わせもありユー

ザ登録済みの確認をさせていただいています。ご購入後は、90 日以内に「ユーザ登録」をお

済ませください。

E-1 ユーザ登録について

本製品には「お客様登録 FAXカード」を同梱しております。

お客様登録 FAXカードへ必要事項をご記入いただき、ただちに返信していただくか、

弊社ホームページよりユーザ登録を行ってください。

ユーザ登録 URL: http://www.isa-j.co.jp/support/user/

※ ユーザ登録をお済ませいただかないと、製品ダウンロードサイトへアクセス出来

ません。ご注意ください。

[ 注 意 ]

製品保証期間は、ユーザ登録後 1年間(センドバック方式対応)となります。

※ユーザ登録されていないお客様については保証期間内であってもサービスが受け

られない場合があります。ご注意ください。

E-2 修理を依頼されるとき 異常がある場合は、使用をやめてお買い上げの販売店へ修理をお申しつけください。

[危 険]

お客様自身での修理は危険ですので、絶対に行わないでください。

■保証期間中:

お買い上げの販売店に修理をお申しつけください。「保証規定」に従って無償で修理

致します。

【ご連絡いただきたい内容】

品名:メル丸くん

モデル名:(CE-1000SX)

お買い上げ日:お買い上げの販売店名

故障の状態(できるだけ具体的に):

■保証期間後:

お買い上げの販売店にご相談ください。不具合箇所を確認し、お見積もり確認の後、

有償にて修理いたします。

※ 本装置の設計寿命は約 5年です。

※ 別途保守サービス(有償)メニューを用意しております。ぜひご検討ください。

Page 147: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 139 -

E-3 保守サービス(有償)について ● 安心してご利用いただくために ●

本製品(CE-1000SX)では、ご購入後、お客

様に安心して長期にご利用いただくた

めの保守サービスをご用意しておりま

す。特に 5年パック保守は、単年契約を繰

り返す手間が省けるうえに費用も大変

お得となっております。

代替機の先出し修理方式:

保守サービスに加入頂きますと、サービス期間中の故障時には代替機との交換をさ

せていただきます。お客様からご連絡をいただき、故障と判断した場合、先に代替機

を発送しますので時間ロスも短縮できます。修理作業費や部品代なども発生しない

ため、スポット修理に比べてお得なサービスになっています。

安心の「先出しセンドバック」保守サービス

万が一、本製品(CE-1000SX)が故障した場合、「保守サービス証(正式版)」をお手元に置

き、弊社カスタマーサポートセンターにご連絡ください。弊社サービス担当が故障と

判断した場合、代替機をお客様宛に送付いたします。(就業時間内受付で当日発送と

なります。)

代替機到着後、お客様にて交換いただき、故障機をご返送いただきます。代替機は修

理完了後本体が戻るまでご利用いただけます。

※ 単年度保守は、購入後 1年目または 2年目にてご契約となります。

※ 5年パック保守は製品本体と同時購入が前提となります。

※ 保守サービスご希望の場合は、製品をご購入いただいた販売店へお問い合わせく

ださい。

※ 本サービスを日本国内の離島や山岳地等交通手段が限定される地域、あるいは海

外でのご利用をお考えの際は、事前にお問い合わせください。

本製品(メル丸くん) 保守サービス契約料金/概要 (2018年 06月現在)

標準小売価格(税別)/台 内 容

初年度 次年度以降 説 明

5年パック保守 (HCE1000-K5)

(5年間まとめて)

33,000円 -

5年パック保守:

5年間を 1パックにし、保守料金

も単年度保守よりも割安です。

単年度保守 (HCE1000-K1)

12,500円 12,500円

単年度保守:

1年毎の保守サービスです。

次年度以降も同額保守料金でサ

ポートいたします。

Page 148: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 140 -

付録 F: 保証規定 1 取扱説明書に従った正常な使用状態で保証期間内に故障した場合には、センドバッ

クにて無償修理させていただきます。

この場合お客様が、ご使用システムから故障機器を「切り離し」下記窓口へお送りく

ださい。

2 修理品の輸送料金及び諸掛かりはお客様の負担となります。

輸送される場合は輸送中の破損がないように適切な梱包を行ってください。

3 保証期間内でも次のような場合は有料修理になります。

(イ)取扱上の不注意による故障及び損傷

(ロ)不当な修理や改造による故障及び損傷

(ハ)火災、地震、水害、雷、その他の天災地変及び異常電圧による故障及び損傷

(ニ)お買い上げ後の輸送、移動時のお取扱いが不適当なために生じた故障及び損傷

(ホ)分解、もしくは分解したと思われる形跡(傷跡・半田跡等)が確認された場合

(ヘ)ユーザ登録されていないお客様の場合

(ト)本製品に接続している当社指定機器以外の機器の故障によって生じた故障

(チ)消耗部品及び付属品の交換

その他

・本装置使用中において、本装置及び接続されるシステムに万一不具合や故障が発生

しても原因の如何を問わずその結果については責任を負いかねます。

・アフターサービスについてご不明な点は、お買い上げの販売店または下記までご連

絡ください。

株式会社アイエスエイ 国内営業部

〒160-0022 東京都新宿区新宿 6-24-16

お電話によるお問い合せは 03-3208-1563

FAXによるお問い合せは 03-3208-1335

E-mailによるお問い合せは [email protected]

Page 149: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 141 -

付録 G: 問い合わせ票(E-mail・FAX)〔製品:CE-1000SX〕 株式会社アイエスエイ カスタマーサポートグループ宛

TEL:03-3208-1243 FAX:03-3208-1335

▼下記、ご記入の上、E-mail([email protected]) または FAX(03-3208-1335) にてご依頼ください。

※ は、記入必須項目となります。

ご依頼日 年 月 日

フリガナ TEL ※

FAX ※ 名 前 ※

E-mail

フリガナ

会社名 ※

フリガナ

部署名※

フリガナ

お客様情報

住 所 ※

製品名

本体シリアル番号

製品・その他情報

ユーティリティソフト

またはファームウェア

バージョン

マシン名 使用マシン

情報 ご使用の OS名

問い合わせへのご望回答方法は? (該当 □ に、チェックください。) □ FAXによる回答 □ TELによる回答 □ E-mailによる回答

お問い合わせ内容の詳細(できるだけ、詳しく記入してください)

返送先: 〒160-0022 東京都新宿区新宿 6-24-12 新宿 6丁目ビル

株式会社アイエスエイ カスタマーサポート宛

E-mail:[email protected] TEL:03-3208-1243 FAX:03-3208-1335

株式会社アイエスエイの個人情報保護について http://www.isa-j.co.jp/keiko-10th/privacy.html

■弊社使用欄

Page 150: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 142 -

付録 H: イベントログ項目一覧

イベントログとして記録される項目は、以下をご参照ください。

ログメッセージ 説明 boot 起動完了 reboot (initialize) 設定初期化による再起動完了 reboot (FW update) ファームウェアアップデートによる再起動完了

メールフィルタ($$$)適用 メール受信監視検出

$$$:適用フィルタ名

対象 nn ($$$) 警報 On

対象 nn ($$$) 警報 Off

ネットワーク監視検出

nn:監視設定の登録番号

$$$:監視アドレス

コマンド実行 xxxx ######## addr

メール本文記載のコマンド実行

xxxx:コマンド名

########:コマンド引数 スイッチによるブザー/音声解除 アラームストップボタンによるブザー/音声解除 スイッチによるアラーム解除 アラームストップボタンによるアラーム解除 ツールによるアラーム解除 WEB設定ツールの全アラーム解除実行 メール受信サーバ接続失敗 メールサーバへ接続できなかった メール受信サーバログイン失敗 メールサーバへログインできなかった メール受信サーバ処理異常 メール受信時の処理異常 メール受信処理タイムアウト メール受信処理中に通信が途絶えた

メール送信失敗 メール送信エラー

コマンド実行失敗 コマンド実行エラー NTP同期失敗 NTPサーバへの時刻同期に失敗した

Page 151: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 143 -

付録 I: SNMP MIB (OID) 一覧(CE-1000SX) 2013年 11月 01日現在

x=.iso(1).org(3).dod(6).internet(1).private(4).enterprises(1).isa(1333).product(1).data-net(2).ce1000(9)

OID ObjectName SYNTAX MAX-ACCESS DESCRIPTION

x.1 ident - -

x.1.1.0 identUnitID OCTET STRING (SIZE (4)) read-only 装置識別子 x.1.2.0 identVersion OCTET STRING (SIZE (9)) read-only ファームウェアバージョン

x.1.3.0 identModelName OCTET STRING (SIZE (0..30)) read-only モデル名

x.1.4.0 identLampId OCTET STRING (SIZE(1)) read-only

ランプコード

5: 5L

3: 3L x.1.5.0 identlSerialNumber OCTET STRING (SIZE(10)) read-only シリアル番号 x.1.6.0 identProductDate OCTET STRING (SIZE(4)) read-only 製造年月 YYMM x.1.7.0 identContractNumber OCTET STRING (SIZE(6)) read-only 保守契約番号 x.1.8.0 identContractDate OCTET STRING (SIZE(10)) read-only 保守契約期限

x.1.9.0 identDescription OCTET STRING or

Hex- STRING read-only

機器説明

x.2 config - - x.2.1 self - - x.2.1.10 selfEth0MacAddr OCTET STRING read-only Eth0 MACアドレス x.2.1.2.0 selfEth0IPv4Addr IpAddress read-only Eth0 IPv4アドレス x.2.1.3.0 selfEth0IPv4SubnetMask IpAddress read-only Eth0 IPv4サブネットマスク

x.2.1.4.0 selfEth0IPv4GatewayAddr IpAddress read-only Eth0 IPv4デフォルトゲートウェイ

アドレス

x.2.1.5.0 selfEth0IPv4GatewayMetric Integer32 read-only Eth0 IPv4デフォルトゲートウェイ

メトリック値 x.2.1.6.0 selfEth0IPv6LinkLocalAddr Ipv6Address read-only Eth0 IPv6リンクローカルアドレス x.2.1.7.0 selfEth0IPv6Addr OCTET STRING read-only Eth0 IPv6アドレス

x.2.1.8.0 selfEth0IPv6PrefixLength Integer32 read-only Eth0 IPv6アドレス プレフィック

ス長

x.2.1.9.0 selfEth0IPv6GatewayAddr Ipv6Address read-only Eth0 IPv6デフォルトゲートウェイ

アドレス

x.2.1.10.0 selfEth0IPv6GatewayMetric Integer32 read-only Eth0 IPv6デフォルトゲートウェイ

メトリック値 x.2.1.11.0 selfEth0Speed OCTET STRING read-only Eth0 接続スピード x.2.1.12.0 selfEth1MacAddr OCTET STRING read-only Eth1 MACアドレス x.2.1.13.0 selfEth1IPv4Addr IpAddress read-only Eth1 IPv4アドレス x.2.1.14.0 selfEth1IPv4SubnetMask IpAddress read-only Eth1 IPv4サブネットマスク

x.2.1.15.0 selfEth1IPv4GatewayAddr IpAddress read-only Eth1 IPv4デフォルトゲートウェイ

アドレス

x.2.1.16.0 selfEth1IPv4GatewayMetric Integer32 read-only Eth1 IPv4デフォルトゲートウェイ

メトリック値 x.2.1.17.0 selfEth1IPv6LinkLocalAddr Ipv6Address read-only Eth1 IPv6リンクローカルアドレス x.2.1.18.0 selfEth1IPv6Addr Ipv6Address read-only Eth1 IPv6アドレス

x.2.1.19.0 selfEth1IPv6PrefixLength Integer32 read-only Eth1 IPv6アドレス プレフィック

ス長

x.2.1.20.0 selfEth1IPv6GatewayAddr Ipv6Address read-only Eth1 IPv6デフォルトゲートウェイ

アドレス

Page 152: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 144 -

OID ObjectName SYNTAX MAX-ACCESS DESCRIPTION

x.2.1.21.0 selfEth1IPv6GatewayMetric Integer32 read-only

Eth1 IPv6デフォルトゲートウェイ

メトリック値

x.2.1.22.0 selfEth1Speed OCTET STRING read-only Eth1 接続スピード

x.2.1.23.0 selfWlan0MacAddr OCTET STRING read-only Wlan0 MACアドレス

x.2.1.24.0 selfWlan0IPv4Addr IpAddress read-only Wlan0 IPv4アドレス

x.2.1.25.0 selfWlan0IPv4SubnetMask IpAddress read-only Wlan0 IPv4サブネットマスク

x.2.1.26.0 selfWlan0IPv4GatewayAddr IpAddress read-only

Wlan0 IPv4 デフォルトゲートウェ

イアドレス

x.2.1.27.0 selfWlan0IPv4GatewayMetric Integer32 read-only

Wlan0 IPv4 デフォルトゲートウェ

イメトリック値

x.2.1.28.0 selfWlan0IPv6LinkLocalAddr Ipv6Address read-only

Wlan0 IPv6 リンクローカルアドレ

x.2.1.29.0 selfWlan0IPv6Addr Ipv6Address read-only Wlan0 IPv6アドレス

x.2.1.30.0 selfWlan0IPv6PrefixLength Integer32 read-only

Wlan0 IPv6 アドレス プレフィッ

クス長

x.2.1.31.0 selfWlan0IPv6GatewayAddr Ipv6Address read-only

Wlan0 IPv6 デフォルトゲートウェ

イアドレス

x.2.1.32.0 selfWlan0IPv6GatewayMetric Integer32 read-only

Wlan0 IPv6 デフォルトゲートウェ

イメトリック値

x.2.1.33.0 selfWlan0Speed OCTET STRING read-only Wlan0 接続スピード

x.2.1.34.0 selfDnsPrimary OCTET STRING read-only プライマリ DNSサーバアドレス

x.2.1.35.0 selfDnsSecondary OCTET STRING read-only セカンダリ DNSサーバアドレス

x.3 ctrl - -

x.3.1.0 ctrlACOP OCTET STRING (SIZE (8)) read-only

ランプ/ブザー出力状態

1:点灯 (ブザー:連続音)

2:消灯 (ブザー:停止)

3:点滅 (ブザー:断続音)

4:高速点滅

X:状態保持

x.3.2.0 ctrlSPOP OCTET STRING (SIZE (8)) read-only

音声出力状態

【第 1オクテット】 出力

0:停止 1:再生

【第 2、3 オクテット】 再生する

音声の番号(01~10)

【第 4オクテット】 リピート

0:連続 1:回数指定

【第 5、6 オクテット】 リピート

回数(01-99)

【第 7オクテット】 Don’t care

【第 8オクテット】 Reserved

x.3.4.0 ctrlNodeMonior OCTET STRING (SIZE (4)) read-only

ネットワーク監視有効/無効設定状

態。

【E=有効(正常)

F=有効(警告) D=無効】

x.3.5.0 ctrlMailMonitor OCTET STRING (SIZE (16)) read-only

メール受信監視有効/無効設定状

態。

【E=有効 D=無効 N=未設定 】

x.3.8.1.1.0 ctrlRly1

INTEGER {

on(1),

off(2),

blink(3),

quickBlink(4)

}

read-only

赤ランプ出力状態

1:点灯

2:消灯

3:点滅

4:高速点滅

Page 153: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

- 145 -

OID ObjectName SYNTAX MAX-ACCESS DESCRIPTION

x.3.8.1.2.0 ctrlRly2

INTEGER {

on(1),

off(2),

blink(3),

quickBlink(4)

}

read-only

黄ランプ出力状態

1:点灯

2:消灯

3:点滅

4:高速点滅

x.3.8.1.3.0 ctrlRly3

INTEGER {

on(1),

off(2),

blink(3),

quickBlink(4)

}

read-only

緑ランプ出力状態

1:点灯

2:消灯

3:点滅

4:高速点滅

x.3.8.1.4.0 ctrlRly4

INTEGER {

on(1),

off(2),

Blink(3)

}

read-only

ブザー連続音(PPP・・・)出力状態

1:ブザー音鳴動

2:ブザー音停止

3:ブザー断続鳴動

.

x.3.8.1.5.0 ctrlRly5

INTEGER {

on(1),

off(2),

Blink(3)

}

read-only

ブザー断続音(P-P-P-・・・)出力状態

1:ブザー音鳴動

2:ブザー音停止

3:ブザー断続鳴動

x.3.8.1.6.0 ctrlRly6

INTEGER {

on(1),

off(2),

blink(3),

quickBlink(4)

}

read-only

青ランプ出力状態

1:点灯

2:消灯

3:点滅

4:高速点滅

x.3.8.1.7.0 ctrlRly7

INTEGER {

on(1),

off(2),

blink(3),

quickBlink(4)

}

read-only

白ランプ出力状態

1:点灯

2:消灯

3:点滅

4:高速点滅

Page 154: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除:

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付録 J :SNMP トラップ一覧 2013年 12月 10日現在

enterprise generic-trap specific trap 内容 .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.1 6 1 ネットワークモニタ 1異常 .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.1 6 2 ネットワークモニタ 1回復 .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.1 6 3 ネットワークモニタ 2異常 .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.1 6 4 ネットワークモニタ 2回復 .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.1 6 5 ネットワークモニタ 3異常 .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.1 6 6 ネットワークモニタ 3回復 .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.1 6 7 ネットワークモニタ 4異常 .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.1 6 8 ネットワークモニタ 4回復 .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.2 6 1 メール受信監視(1番目のフィルタ) .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.2 6 2 メール受信監視(2番目のフィルタ) .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.2 6 3 メール受信監視(3番目のフィルタ) .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.2 6 4 メール受信監視(4番目のフィルタ) .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.2 6 5 メール受信監視(5番目のフィルタ) .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.2 6 6 メール受信監視(6番目のフィルタ) .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.2 6 7 メール受信監視(7番目のフィルタ) .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.2 6 8 メール受信監視(8番目のフィルタ) .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.2 6 9 メール受信監視(9番目のフィルタ) .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.2 6 10 メール受信監視(10番目のフィルタ) .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.2 6 11 メール受信監視(11番目のフィルタ) .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.2 6 12 メール受信監視(12番目のフィルタ) .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.2 6 13 メール受信監視(13番目のフィルタ) .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.2 6 14 メール受信監視(14番目のフィルタ) .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.2 6 15 メール受信監視(15番目のフィルタ) .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.2 6 16 メール受信監視(16番目のフィルタ) .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.3 6 1 ALARM STOPボタン ON .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.3 6 2 ALARM STOPボタン OFF .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.3 6 3 コールドスタート(※1) .1.3.6.1.4.1.1333.1.2.9.4.3 6 4 内部温度異常(※2) 注 記:

(※1)電源投入または Webメニューの再起動を実行またはリセットボタンを押下により、

機器が初期スタートしたことを意味します

(※2)筐体内部温度が閾値温度(70℃)以上になったことを意味します

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付録 K :CE-1000SX 仕様概要 2013年 12月 10日現在

本仕様は、予告なく変更する場合があります。最新の仕様についてはお問い合わせください。

型式 CE-1000SX-N●●■◆

N=LANタイプ ●●=ランプ灯数 ■=レンズ色 ◆=ボディー色

N:有線 LAN 5L:5灯タイプ C:色付きレンズ B:ダークグレー

3L:3灯タイプ S:透明レンズ W:ライトグレー

型式枝番記号説明

1L:1灯 3色タイプ

外観

(イメージは

CE-1000SX-N1LSB)

(イメージは

CE-1000SX-N3LCB)

(イメージは

CE-1000SX-N5LCW)

バリエーション 1灯 3色モデル

CE-1000SX-N1LS◆

3灯モデル

CE-1000SX-N3L■◆

5灯モデル

CE-1000SX-N5■◆

外形寸法(mm) W160 x D125 x H143 W160 x D125 x H216 W160 x D125 x H276

質量(g) 470 780 820

ランプ 赤、黄、緑 赤、黄、緑 赤、黄、青、緑、白

共 通 仕 様

MPU ARMアーキテクチャ 32bit 1.2GHz

ランプ点灯 点灯、点滅(約 60回/分)、高速点滅(約 60回/分、2回のフラッシュ点滅/回)

オーディオ出力

1.5W内蔵スピーカ出力 (0 ‒ 約 88dB、背面のボリュームで音量を無段階調整可能)

スピーカは本体底板に取り付け モノラル、

3.5mmΦオーディオミニジャック出力(ステレオ、16Ω、46mW)*1

ブザー*2 断続音(P-、P-、P-、…、約 35 回/分)、連続音(PPPP…、約 700 回/分)、3.3kHz

スピーカとオーディオ端子から出力

有線 LAN ギガビットイーサ (10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-T のオートネゴシエーション)

リンクステータス LED、ネットワーク速度 LED 付

無線 LAN

(オプション)

WiFi準拠、IEEE802.11 b/g/n

セキュリティ:Open System、WEP(64/128bit)、WPA/WPA-2-PSK(TKIP/ASE)

DHCP

設置環境で DHCPサーバが稼働している場合、以下の内容を取得できます

有線/無線 LANとも:

IPv4アドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレス、DNSサーバアドレス

USB USB 2.0 (別売の WiFiモジュール専用)

セキュリティ (暗号) AES、DES、3DES (認証) SHA1、MD5

IPネットワーク IPv4、IPv6およびデュアルスタック

サポートプロトコル ARP、HTTP、ICMP、IMAP、IPv6、NTP、SMTPAUTH、SNMP(v1 / v2c / v3)、POP3、SSL、TCP/IP、UDP

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機器設定方式 Webブラウザを介して、手順に従い設定

カレンダ/時計 コンデンサバックアップ(ボタン電池等は使用していません)

アラーム解除ボタン 有(前面の照光付き押しボタンスイッチ、ランプ・ブザーテストボタンを兼ねる)

電源ランプを兼ねる

ステータス表示(LED) Link/Activity、Speed(10Mbps/100Mbps/1Gbps)、WatchDog

使用環境条件 温度:0~45℃ 湿度:20%~85%RH (結露しないこと) 標高:3,000m以下

電源

(ACアダプタ)

本体専用品、UL、適合、PSE 適合

寸法(mm):46W x 34D x 25H (突起部、ケーブル含まず)

入力電圧:100 - 240VAC 50/60Hz 出力電圧: 24VDC 0.5A

質量:約 100g ケーブル長:約 1.6m

消費電力 約 10W(全ランプ点灯(5灯)+スピーカ鳴動時) / 約 4W(監視動作時)

定格電圧 24VDC(本体) / 100-240VAC(ACアダプタ)

安全規格 CE準拠、UL準拠

EMC規格 VCCI Class A適合

環境規格 RoHS指令適合

保証期間 出荷後 1年(付加保守サービスについてはこちら)

製品寿命 5年(使用開始後からの設計値)

機 能 仕 様

ネットワーク監視 最大 4ノード(IPv4、IPv6ノード、IPアドレスまたはホスト名指定)の死活監視

ノード監視方式 ICMP Echo Reply(ping)のポーリングによる(応答時間閾値指定によるトラフィック増起

因判定可能)

対応 SNMP SNMPv1、SNMPv2c、SNMPv3

音声ファイル MP3 形式、最大 20 ファイル(合計 10M バイトまで)

登録/再生/バックアップ可能

メールサーバ

POP3および IMAPサーバ対応

パスワード認証 / APOP (Authenticated POP)認証

SSL接続による保護

受信メール形式

メールヘッダの Content-Typeが、text/plainまたは multipart/alternativeが対象

multipart/alternativeは、本文の Content-Type “text/plain”が対象

Content-Typeを含まない場合の設定モードあり

制御メール形式

本文 1行目にあるパスワード認証(パスワード未設定時は認証なし)

パスワード長:最大 16文字

本文 2行目に本機のコマンドを記述し実行させることも可能

受信メール

サーバに残せる件数:最大 100 (メッセージをサーバに残すと設定した場合)、

100件を越えると古いものから自動削除

自動削除日数指定可能(メールサーバに対して)

メール取り込み 30秒 – 60分サイクル指定 (新着メールの量で処理が延びる場合あり)

取り込み容量 メール本体に対して最大 5kバイト/件(超過部分は破棄)

メールプロトコル POP(SSL対応)、SMTP

なりすまし防止 本文中に認証コード(任意に設定可能)を埋め込み、認証を行う

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フィルタリング機能

独立した最大 16個のフィルタを設定可能(フィルタ名は 32文字以内)

フィルタ判定:「全ての条件に一致」、「いずれかの条件に一致」、「条件なし」から選択

フィルタあたり、最大 8つのキーワード条件を設定可能(キーワードは 63文字以内)

「差出人」、「件名」、「本文」に含まれるキーワードで仕分け

条件判定:指定したキーワードが「含む」、「含まない」、「一致する」から選択

フィルタ判定が成立した際のアクションを指定

アクション実行

次の組合せを1つのアクションで定義し、最大24アクション(フィルタ用20、ネットワ

ーク死活監視用 4)指定できる

・ランプの色と点灯・点滅・高速点滅・消灯*3

・ブザー鳴動・停止(ブザー音は内蔵の音声ファイルとして再生)

・音声ファイル(最大 20個登録可能)の再生・停止(繰り返し回数と再生時間設定可能)

・最大 5箇所への電子メール送信(携帯電話含む)(SMTP、SMTPAuth)

(アクション毎に送信先は設定可能)

・コマンド発行(コマンドの種類は限定)

制御メール実行

本文中 2行目にコマンドを記述し制御可能

(警告灯の色、点灯・点滅、ブザーの断続・連続音または音声ファイルの再生、およびその

組み合わせ指定)

またはフィルタに設定されているアクションの実行

バックアップ 本体の設定内容をバックアップ、およびリストア可能

NTPクライアント

機能

登録した Time Server(NTPサーバ)との時刻同期可能

タイムゾーン設定可能

受信メールログ 受信した最新メール 100件のリスト、受信内容サマリおよびフィルタ作動状況を記録

イベント・ログ

異常の発生、復帰などをタイムスタンプと共に記録

自動メール送信機能(イベントログを添付ファイルとしてメール送信)

最大 200件、190件越えると CSV形式でメールに添付して送り出す

停電・瞬断でも記録された内容は消えない

コマンド実行機能

(本機からの制御)

異常時・回復時に rsh、または snmpsetコマンド、snmptrapによる実行が可能

(実行できるコマンドには制限あり)

ソフトウェア Web上よりファームウェア・アップデート可能

アラーム解除ボタン 有(ランプ・ブザーテストボタンを兼ねる) / 電源ランプを兼ねる

待機点灯 通常状態時、緑ランプ(1灯、または、3灯モデル)または緑・青・白ランプの一つ(5灯モデ

ル)を点灯/点滅させ、監視中であることを明示的に表示することが可能

ステータス表示(LED) Link/Activity、Speed(10Mbps/100Mbps/1Gbps)、WatchDog

自己診断 WatchDogによる監視 内蔵温度センサによる筐体内温度の異常判定

*1: 本体内蔵のスピーカ(モノラル)とオーディオ端子(ステレオ)は、同時出力になります。従って、外部拡声装置を接続

することで、複数の音声出力が可能になります。

*2: ブザー音再生は、他の音声ファイル再生と同列で扱われます。すなわち、ブザー音再生をアクションとして選択す

ると、そのアクションでは音声ファイル再生はできません。

*3: ランプの色は、5灯モデル(赤、黄、青、緑、白)、3灯モデル(赤、黄、緑)、1灯 3色モデル(赤、黄、緑、ただし同時に複数の

色を点灯させると減色混合になります)。

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付録 L: CE-1000SX 三面図 2013年 11月 25日現在

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Page 168: CE-1000SX取説 表1-2:表紙 Rev.2.0 181210isa-j.co.jp/_man_req/pdf/mailmal/ce1000sx_man_rev.2.0...101 ① 警報出力コントロール: ACOP 102 ② 全アラート解除: