現代における犯罪報道の現状と課題 - Toyo...

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現代における犯罪報道の現状と課題 島崎哲彦 (東洋大学社会学部) 原山 (東洋大学社会学部〉 大谷奈緒子 (東洋大学社会学部〉 小川祐喜子 (東洋大学社会学部〉 柳瀬 (東洋大学大学院〉 福田朋実 (東洋大学大学院〉 信太謙一 (東洋大学社会学部) 赤尾光史 (明治大学政治経済学部〉 四万由美 (宮崎公立大学人文学部〉 川島安博 (明海大学総合教育センター〉 川上孝之 (明海大学総合教育センター〉 田中智仁 (東洋大学大学院〉 はじめに 1984 年に一部のマス・メディアが被疑者に対して「容疑者」の醇称を使用したことから、 1980 年代末にはすべ てのマス・メディアが「容疑者」の哩称を使用するようになっ疋。これは、マス・メディアが「被疑者の権利に配 慮した記事作りを強く意識し始めだことの象徴J(日本新聞協会,2006:19)である。しかし他方で、マス・メディ アの報道が人権を侵害するケースもある。 1995 年に発生した「松本サリン事件」では第一通報者が犯人扱いされ、 1997 年の「東京電力女性社員殺害事件」では被害者のプライバシーが無惨に暴かれた。さらに 1998 年の「和歌山 毒入りカレー事件」では、多くの取材陣が現場や関係者自宅前に殺到レ過剰な集団取材を行つだ。このようなマス ・メディアの事件報道に対して、匿名報道原則の主張が現れ、事件の被害者をめぐる報道批判が出てきた。 しかし、今日のマス・メディアは実名報道を原則としている。それは、 「知る権利」を主張するマス・メディア に苅して、警察の匡名発表の背景がある。捜査当局が事件や事故について発表する際には、 「容疑者や被害者らの 氏名、住所、職業、学校名などを詳しく公表しない傾向が強まっている。特に被害者については『原則匿名』の発 表が広がっているJ (朝日新聞社,2005:17)言論の自由は、日本国憲法で規定された国民の権利である。そして言論の自由には「知る権利」および他人に知 らせるく表現し・伝える〉権利が吉まれている(早川善治郎,1996:204)。日本新聞協会は、 「知る権利」について i J (日本新聞 協会,2006: のであると述べている。また、 2000年に全面改定された「新・新聞倫理綱領」では、 「知る権利」と いう文言が前文に明記された。この点が新・新聞倫理綱領の大きな特徴である(赤木孝次,2010:201)。それゆえマ ス・メディアの立場では、実名報道こそが国民の「知る権利」の核とされている(日本新聞協会,2006:5)。実名報 道は、匿名報道と異なり、人びとに強い訴求力をもたせ、事実の重みを伝える。実名は、ニュースの基本要素であ 5W lHの「いつJ i どこでJ i だれがJ i なにをJ i なぜJ i どのように」のひとつである。 i 氏名は社会的な 荏在として個人を示すもの」であり、 「匿名や仮名で組織されるコミュニティーは健全」ではなく、 「氏名は人が 個人として尊重される基礎であり、個人の人格の象徴」である(日本新聞協会,2006:58)他方、マス・メディアにおけるジャーナリズムとは、 「事件や社会的事象の記録と、それに関する批評や意見や 主張内容の表現行為J (早J 1 1996:185)である。日本のジャーナリズムは、新聞メディアを中山に展開されてきた といえよう。けれども、日本新聞協会が毎年公表している「都道府県別発行部数と普及度」調査結果によると、 2010 10 月現在での全国の朝夕別発行部数は 6319 万部であった (2010 10 月現在、新聞協会経営業務部調べ〉。この 新聞発行部数の推移は、年々減少傾向にあることは否定できない。それゆえに、新聞が飽和状態にあり、新聞メデ ィアのジャーナリズム性が崩れつつあるという指摘もある。しかし赤尾光史によると、人びとは「新聞ジャーナリ ズムの役割を一定の枠組みと要件の中で想定し、それを前提にしながら現実のジャーナリズムの善し悪しを評価し 3

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現代における犯罪報道の現状と課題

島崎哲彦 (東洋大学社会学部)原山 哲 (東洋大学社会学部〉大谷奈緒子 (東洋大学社会学部〉小川祐喜子 (東洋大学社会学部〉

柳瀬 公 (東洋大学大学院〉福田朋実 (東洋大学大学院〉

信太謙一 (東洋大学社会学部)

赤尾光史 (明治大学政治経済学部〉四万由美 (宮崎公立大学人文学部〉川島安博 (明海大学総合教育センター〉川上孝之 (明海大学総合教育センター〉田中智仁 (東洋大学大学院〉

はじめに

1984年に一部のマス・メディアが被疑者に対して「容疑者」の醇称を使用したことから、 1980年代末にはすべ

てのマス・メディアが「容疑者」の哩称を使用するようになっ疋。これは、マス・メディアが「被疑者の権利に配

慮した記事作りを強く意識し始めだことの象徴J (日本新聞協会,2006:19)である。しかし他方で、マス・メディ

アの報道が人権を侵害するケースもある。 1995年に発生した「松本サリン事件」では第一通報者が犯人扱いされ、

1997年の「東京電力女性社員殺害事件」では被害者のプライバシーが無惨に暴かれた。さらに 1998年の「和歌山

毒入りカレー事件」では、多くの取材陣が現場や関係者自宅前に殺到レ過剰な集団取材を行つだ。このようなマス

・メディアの事件報道に対して、匿名報道原則の主張が現れ、事件の被害者をめぐる報道批判が出てきた。

しかし、今日のマス・メディアは実名報道を原則としている。それは、 「知る権利」を主張するマス・メディア

に苅して、警察の匡名発表の背景がある。捜査当局が事件や事故について発表する際には、 「容疑者や被害者らの

氏名、住所、職業、学校名などを詳しく公表しない傾向が強まっている。特に被害者については『原則匿名』の発

表が広がっているJ (朝日新聞社,2005:17)。

言論の自由は、日本国憲法で規定された国民の権利である。そして言論の自由には「知る権利」および他人に知

らせるく表現し・伝える〉権利が吉まれている(早川善治郎,1996:204)。日本新聞協会は、 「知る権利」について

i ~国民』は、社会で起きていることをよく知っておく必要があります。それが国民の『知る権利~ J (日本新聞

協会,2006:のであると述べている。また、 2000年に全面改定された「新・新聞倫理綱領」では、 「知る権利」と

いう文言が前文に明記された。この点が新・新聞倫理綱領の大きな特徴である(赤木孝次,2010:201)。それゆえマ

ス・メディアの立場では、実名報道こそが国民の「知る権利」の核とされている(日本新聞協会,2006:5)。実名報

道は、匿名報道と異なり、人びとに強い訴求力をもたせ、事実の重みを伝える。実名は、ニュースの基本要素であ

る5WlHの「いつJ iどこでJ iだれがJ iなにをJ iなぜJ iどのように」のひとつである。 i氏名は社会的な

荏在として個人を示すもの」であり、 「匿名や仮名で組織されるコミュニティーは健全」ではなく、 「氏名は人が

個人として尊重される基礎であり、個人の人格の象徴」である(日本新聞協会,2006:58)。

他方、マス・メディアにおけるジャーナリズムとは、 「事件や社会的事象の記録と、それに関する批評や意見や

主張内容の表現行為J (早J11,1996:185)である。日本のジャーナリズムは、新聞メディアを中山に展開されてきた

といえよう。けれども、日本新聞協会が毎年公表している「都道府県別発行部数と普及度」調査結果によると、 2010

年 10月現在での全国の朝夕別発行部数は 6319万部であった (2010年10月現在、新聞協会経営業務部調べ〉。この

新聞発行部数の推移は、年々減少傾向にあることは否定できない。それゆえに、新聞が飽和状態にあり、新聞メデ

ィアのジャーナリズム性が崩れつつあるという指摘もある。しかし赤尾光史によると、人びとは「新聞ジャーナリ

ズムの役割を一定の枠組みと要件の中で想定し、それを前提にしながら現実のジャーナリズムの善し悪しを評価し

3

ているJ (赤尾,2010:113)。赤尾は人びとの想定する枠組みの要件を次のように述べている。

(1)政治の仕組みとして、国民を主権者とする民主主義体制が施行されていること。

(2)近代の市民憲法によって表現の自由が保障されていること。

(3)ジャーナリズム活動に携わる側〈ジャーナリスト個人,ジャーナリズム組織)の目的意識と受け手の側の

期待の著しい需離がないこと〈赤尾,2010:113)。

したがって現在は、多メディア化が進み新聞の無購読者が増加しているといわれるが、新聞のジャーナリズム性

は否定できない。新開通信調査会が実施している「メディアに関する全国世論調査J (2010)によると、 56%の人

びとが新聞を「情報源として欠かせない」メディ?としてあげている。また、 「新聞」は「情報が役に立つ」と「情

報の量が多い」で 1位を占めていることから、 「民放テレビ」、 fNHKテレピ」、 「インターネット」、 「ラジ

オ」、 「雑誌」の他メディアよりも、有用性が高く評価されていることがわかる。そして、 8割以上の人々が、新

聞の「政治・経済・社会に関する報道」を信頼する結果となっている。すなわち人びとの新聞に苅する信頼性は高

く、それゆえに新聞は人びとの世論形成に寄与していると考えられる。

そこで本研究では、マス・メディ?の報道のあり方が人びとの内部に再構成される犯罪の姿に与える影響に着眼

し、 「加害者」と「被害者」に関する報道内容から犯罪報道と報道被害の状況を踏まえ、現在の犯罪報道の諸問題

と、それらの諸問題が生じた過程を解明し、問題解決の方向を明らかにすることを目的としている。具体的な研究

の方法は次のとおりである。ます犯罪報道の時期を第二次世界大戦以前、戦中、戦後の3期に分類し、それぞれの

時期における社会的事件〈殺人事件に限定し疋〉および、政治・経済事件〈汚職事件に限定し疋〉を選定した。次

に、 「朝日新聞」の縮刷版とデータベースから該当記事を抽出し、内容分析によって犯罪報道の変遷および犯罪報

道の諸問題を明らかにすることを試みている。本稿では、研究の一環として実施したω2006年 4月9日に発生し

た「赦団連続児童殺害事件」の内容分析結果から、 「朝日新聞」、 「毎日新聞」、 「読売新聞」の「加害者」と「被

害者」における犯罪報道を明らかにし、現代における犯罪報道について論者することを目的とする。

1 .研究の方法

1.1 内容分析の概要

B.ベレルソンによると内容分析とは「表明されたコミュニケーションの内容の害観的・体系的・数量的記述のた

めの調査技術であるJ (Berelson, 1952=1957:5)。そこで、本研究ではマス・コミュニケーションにおけるメッセー

ジ分析を数量的に処理することが妥当と考えられる疋め、内容分析を実施した。

ます、 「朝日新聞」、「毎日新聞」、 「読売新聞」のデータベースから事件が掲載された2006年4月 10日""2010

年3月31固までの「赦団連続児童殺害事件」に関する記事をキーワード検索∞によって対象記事を抽出した。対

象記事の抽出法は、ます各社2つのキーワード検索によって記事を収集レ、その中から「軟団連続児童殺害事件」

に関係のない記事ωを分析対象から除外した。その結果、分析苅象記事数は 214件となり、その内訳は、 「朝日

新聞」が75件、 「毎日新聞」が84件、 「読売新聞J55件である。

1.2分析の概要内容

1.2.1 時期別分析

分析期聞は新聞に事件が掲載された2006年4月 10日〈夕刊〉の事件発生から 2006年 8月9日〈夕刊〉の捜査

終了までで、事件の動向によって 4期に分類した。 4期の分類は、次のとおりである(表1.2・1参照〉。第 1期は

2006年4月 10日(夕刊)""2006年6月4日(夕刊〉、第2期は2006年6月5日〈朝刊)""2006年6月25日〈夕

刊〉、第3期は2006年6月26日〈朝刊)""2006年 7月 18日(朝刊〉、第4期は7月 18日(夕刊)""2006年 8

月9日〈タ干のである。また、新聞副の4期間の分析対象記事数は表1.2・2のとおりである〈表 1・2・2参照〉。

4

表1.2・1時期別分類

時期 事件の動向 新聞掲載日

第 1期 事件発生~豪憲くん殺害で逮捕 2006年4月 10日〈夕刊).........2006年6月4日(夕刊)

第 2期 豪憲くん殺害で逮捕~豪憲くん殺害容疑で再2006年6月5日(朝刊).........2006年6月25日(夕刊〉

逮捕まで

第3期 豪憲くん殺害容疑で再逮捕~彩香ちゃん殺害2006年6月26日(朝刊).........2006年7月 18日(朝刊〉

容疑で再逮捕まで

第4期 彩香ちゃん殺害容疑で再逮捕~捜査終了まで 2006年7月 18日(夕刊).........2006年8月9日(夕刊〉

表1.2・2 新聞別期間別の記事数

記事数 事1覇 事2期 第3期 事4覇

全体100% 32.2 31.3 12.6 23.8 214 69 67 27 51

朝日新商100.0 24.0 37.3 14.7 24.0

75 18 28 11 18

毎日新聞100.0 23.8 29.8 19.0 27.4

84 20 25 16 23

読売新聞100.0 56.4 25.5 18.2

55 31 14 10

1.2.2コーデイング項目

本研究で使用した内容分析の基礎項目は「新聞名」、 「年」、 「月」、 「日」、 「記事掲載刊別」、 「記事掲載

面」、 「記事の種類」、 「記事分類〈該当記事と定倒記事)J、 「写真掲載の有無」である。次に「加害者」、 「加

害者父」、 「加害者母」、 「被害者」、 「被害者父」、 「被害者母」の項目は下記のとおりである。

(1) i加害者J (該当する項目を複数選択〕

1.氏名(名字と名前の両方がある)、 2名字のみ、 3名前のみ、 4.仮名(仮の名前〉、 5.呼び方:犯人、 6.昭び

万:容疑者、 7呼び方:加害者、 8.哩び方:被告被告人、 9哩び方:受刑者、 10、昭び万:死刑囚、 11.哩び方

:氏名呼び捨て、 12.哩び方:名字のみ呼び措て、 13.醇び万:名前のみ昭び捨て、 14.哩び方:その他〈具体的

に〉、 15.性別、 16.年齢、 17.住所1(都道府県まで表記〉、 18.住所2(市区町村名まで表記〉、 19.住所3(字

名以下表記〉、 20.職業、 21役職(具体的に〉、 22.学校名・施設名(卒業した学校など含む〉、 23.学歴、 24.

出皐地、 25.勤め先の名前のみ、 26.勤め先の住所、 27.病歴、 28.性癖、 29見た目〈外見)、 30.異常性の示唆、

31.趣味・趣向、 32.性格・人間性(内面的なもの〉、 33.経済状況、 34.実家関係事項、 35.責任能力の有無、 36.

顔写真、 37.家写真、 38.その他の写真〈具体的に〉、 39.イラスト、 40.その他〈具体的に〉、 41.該当なレ.

(2) i加害者の父」、 「加害者の母」、 「被害者Aの父」、 「被害者Aの母」、 「被害者Bの父」、 「被害者Bの母」

(該当する項目を複叡選択〉

1.氏名(名字と名前の両方がある〉、 2名字のみ、 3名前のみ、 4仮名(仮の名前)、 5.呼び方:氏、 6.昭び方

:さん、 7.醇び方:氏名昭び捨て、 8.醇び方:名字のみ醇び捨て、 9.醇び方:名前のみ昭び捨て、 10.陣び方:

その他(具体的に〉、 11.性別、 12.年齢、 13.住所1(都道府県まで表記〉、 14.住所2(市区町柑名まで表記〉、

15.住所3(字名以下表記〉、 16.職業、 17.役職〈具体的に〉、 18.学校名・施設名〈卒業した学校などきむ)19.

学歴、 20.出皐地、 21勤め先の名前のみ、 22勤め先の住所、 23.病歴、 24.性癖、 25見た目〈外見)、 26.異常性

の示唆、 27.趣味・趣向、 28.性格・人間性(内面的なもの)、 29.経済状況、 30.実家関係事項、 31.責任能力の

有無、 32.顔写真、 33.家写真、 34.その他の写真(具体的に〉、 35.イラスト、 36.その他(具体的に〉、 37.該当

なじ

(3) i被害者AJ、 「被害者BJ (該当する項目を複数選択)

1.氏名(名字と名前の両方がある)、 2名字のみ、 3名前のみ、 4仮名(仮の名前〉、 5.醇び万:ちゃん・くん、

6時び方:さん、 7.醇び万:氏、 8.醇び方:氏名のみ昭び捨て、 9.昭び方:名字のみ昭び捨て、 10.醇び方:名

前のみ睡び捨て、 11.噂び方:その他(具体的に〉、 12.性別、 13.年齢、 14.住所1(都道府県名まで表記)、 15.

5

住所2(市区町柑名まで表記〉、 16.住所3(字名以下表記)、 17.職業(泊稚園児・保育園児含む)、 18役職

(具体的に)、 19.学校名・施設名・保育園名・泊稚園名(卒業した学校など含む)、 21.出身地、 22.勤め先の

名前のみ、 23勤め先の住所、 24.病歴、 25.性癖、 26.男疋目(外見)、 27.異常性の示唆、 28.趣味・趣向、 29.性

格・人間性〈内面的なもの〉、 30.経済状況、 31.実家関係事項、 32責任能力の有無、 33.顔写真、 34.家写真、

35.その他の写真(具体的に)、 36.イラスト、 37.その他〈具体的に〉、 38.該当なし.

2.分析の結果

2.1 第 1期〈事件発生~豪憲くん殺害で逮捕まで〉

事件は 2006年4月9日に発生した。枚目県藤里町で畠山彩香ちゃん(被害者A)、当時小学4年生 (9歳〉が行

方不明になり、翌 10目、自宅から約lOkm離れた能代市内の川で遺体で発見された。同年5月 17日、今度は被害

者Aの近隣に住む米山豪憲くん(被害者B)、当時小学 1年生 (7歳〉が行方不明になり、 18日午後、約 12km離

れ疋川岸で遺体で見つかった。周年6月4日、豪憲くん殺害容疑で、畠山彩香ちゃんの母親〈畠山静香〉が逮捕さ

れ、翌月 7月 18日に彩香ちゃん殺害容疑で再逮捕された。

しだがって、第 l期(事件発生から豪憲くんの殺害で逮捕まで〉の犯罪報道では、この事件の加害者(畠山静香〉

は、被害者Aの母であり、被害者Aの親族〈母〉としての分析も含まれる。

2.1.1 加害者の報道

第 1期は加害者の逮捕前の期間であり、捜査中の加害者の報道は、目撃証言などの報道が中山である。 r哩び方

(犯人)Jが 15.9%で最も多く、その他、 「昭び方(その他)J (2.9%)、 「病歴J (1.4%)となっている(表

2.1-1参照〉。

新聞別傾向では、 「朝日新聞」は「哩び方〈犯人)Jと「醇び万(その他)J (ともに 5.6%)、 「毎日新聞」

は「醇び方(犯人)J (20.0%)、 「読売新聞Jは「昭び方(犯人)J (19.4%)と「哩び万(その他)J (3.2%)

であり、特に「毎日新聞」と「読売新聞」で犯人という昭称が用いられていることがわかる(表 2.1・1参照〉。

なお、加害者逮捕前である疋め、加害者の親族〈父・母〉に関する記事はない。

加害者の報道状況表 2.1・1

一該当なし

言歴

1.4 81.2 1.0 56.0 -88.9

16 ・ 80.0

16 3.2 77.4 1 24

内習の

U=04E一---q441

呼び方(その他ニ

zz一53

呼び方(犯人)

新聞別

記事数

100% 15.9 69.0 11.0 26.1 5.6 18 1

29.0 20.0 20 4

44.9 19.4 31 6

全体

朝日新聞

毎日新聞

読売新聞

;主〉表には該当した項目のパーセンテージ(上段〉と記事鍛(下段〉のみを掲載している。

2.1.2 被害者Aの報道

被害者 Aの哩称は「氏名J (55.1%)が最も多く、以下、 「名前のみJ (26.1%)となっている。昭び方は「醇

び方(さん)Jが34.8%で最も多く、以下、 「哩び万(ちゃん、くん)J (24.6%)、 「哩び方(その他)J (7.2%)

である。属性に関する情報では、 「年齢」が 53.6%で最も多く、以下、 「職業」が 39.1%、 「学校名」が 33.3%、

「性別」が 11.6%となっている。住所の記載は、 「住所2(市区町柑名まで表記)Jが 10.1%で最も多いが、字名

以下まで表記されているちのもある。なお、 「顔写真」は l件の掲載があつだ(表 2.1-2参照〉。

新聞別傾向をみると、 「朝日新聞」は「氏名」と「睡ひ方(さん)Jがともに 72.2%、 「名前のみ」が 22.2%、

「醇び方(ちゃん、くん)Jが 5.6%となっていることから、主に氏名にさん伺けで用いていることがわかる。そ

6

の他では、 「年齢」が 72.2%、 「職業」が 50.0%、 「学校名」が 44.4%で多くなっている。住所は市区町村固まで

野記載となっている。 r毎日新聞」は「氏名J (75.0%)と「醇び方〈ちゃん、くん)J (80.0%)が多い。その他

では、 「名前のみ」が40.0%、 「昭び方(その他)Jが5.0%となっている。 r毎日新聞」は氏名にちゃん柑けを多

く用いているといえる。属性に関する情報では、 「年齢」が 80.0%、 「職業」が 45.0%、 「学校名」が 35.0%とな

っており、住所は字名以下の記載がある。 r読売新聞」は事件に関する記事数は3紙の中で最も多いのだが、 「該

当なし」が半数を占め、被害者の属性に関する報道は少ないことがわかる。哩称は「氏名J (32.3%)と「呼び方

(さん)J (35.5%)が多く、 「名前のみ」は 19.4%、 「哩び方〈その他)Jは 12.9%となっている。その他では、

「職業J (29.0%)、 「年齢」と「学校名J (ともに 25.8%)が多いが、他の2紙に比べると掲載率は値い。なお、

住所は字名以下を記載し、唯一「顔写真」の掲載をしている〈表2.1・2参照〉。

軍当なし

富味・趣向

見た目(外見)

事校名・施設名・保育園名・幼

薗名(卒業校を含む)

1.4 36.2 1 25 ・ 22.2- 4 -20.0 - 4

3.2 54.8 1 17

1.4 1

M

1一.. 一.. 一口1

3.2 1

33.3 23

44.4 8

35.0 7

25.8 8

車事業

園児

育園児含

2.9 39.1 2 27

50.0 9

5.0 45.0 1 9

3.2 29.0 1 9

被害者Aの報道状況

在所

3(字名以下表毘)

盃所2{市区町村名まで表記)

盃所1

(都道府県名まで表記)

車齢

新聞別

在iJlJ

呼び方(その他)

表 2.1・2

呼び方(さん)

扇町ぴ方(ちゃん、くん)

士名前のみ

氏名

記事数

組-T4EEaU4E

4

,RJV

10.1 7

11.1 2

5.0 1

12.9 4

53.6 37

72.2 13

80.0 16

25.8 8

7.2 5

11.6 8

5.6 1

5.0 20.0 1 4

12.9 9.7 4 3

24.6 17 5.6 1

80.0 16

Am---一則刊

55.1 26.1 38 18

72.2 22.2 13 4

75.0 40.0 15 8

32.3 19.4 10 6

100% 69

26.1 18

29.0 20

44.9 31

全体

朝日新聞

毎日新聞

鶴売新聞

j主)表には該当した項目のパーセンテージ(上段〕と記事数(下段〉のみを掲載している。

2.l.3 被害者Aの親族(父・母〉の報道

①被害者A・父

被害者Aの父に関する記事は「毎日新聞」の 1件のみである。その哩称は、 「氏名」と「名字のみ」で「哩び万

(さん)J、その他「年齢」と「住所3(字名以下表記)J r職業」など個人の属性が明確になる内容である(表

2.1-3参照)。

該当なし

職業

Z手齢

98.6 68

100.0 18

95.0 19

100.0 31

-aa-Y4E

hび方(さん)一1

新聞別

E官字のみ

被害者A・父の報道状況

H 下位 曲

表所記 3

字名

1.4

I記名

表 2.1-3

百事数

1.4 1

1.4 1

M

1一.. 一日

1

M

1一.二日

1

5.0 1

5.0 1

5.0 1

5.0 1

100% 69

26.1 18

29.0 20

44.9 31

全体

朝日新聞

毎日新聞

読売新聞

注〉表には該当しだ項目のパーセンテージ(上段〉と記事数(下段)のみを渇載している。

②被害者A・母

被害者Aの母に関する記事は 12件である。岬称は「哩び方(その他)J (10.1%)で最も多く、以下、 「氏名」

(5.8%)、 「仮名J (1.4%)で「睡び方(さん)J (5.8%)となっている。その他では、 「年齢」と「住所3(字

名以下表記)Jが7.2%、 「性別」と「住所2(市区町柑名まで表記)Jがともに 1.4%である(表2.1・4参照〉。

7

新聞別にみると、 「朝日新聞」と「読売新聞」で記事数が多いことがわかる。 r朝日新聞」は「哩び方(その他)J

が 16.7%、 「氏名」と「睡び方(さん)Jがともに 11.1%、その他では「年齢」と「住所3(字名以下表記)Jが

記載されており、ともに 16.7%を占める。 i読売新聞」は「氏名」と「醇び方〈さん)Jがともに 6.5%、 「哩び方

くその他)Jち同じく 6.5%使用している。また、 「仮名J (3.2%)での表記もある。その他では、 「年齢」と「住

所3 (宇名以下表記)Jがともに 6.5%、 「性別J r住所2 (市区町柑名まで表記)Jが 3.2%となっている。 r毎日新聞」は個人的属性に関する記事は一切なく、また昭称ち「醇び方〈その他)J (10.0%)での記載であること

がわかるく表 2.1・4参照〉。

被害者A・母の報道状況

軍当なし

語3(字名以下

2(市区町村

看まで表記)

毒齢

在別

呼び方(その他}

新聞別

呼び方(さん)

軍名

表 2.1-4

氏名

記事数

82.6 57

72.2 13

90.0 18

83.9 26

ロ5

一間

3一.. 一日

2

M

1

一.. 一.. 51

7.2 5

16.7 3

6.5 2

1.4 1

3.2

7一間」川

2一日

2

6.5 2

M-一"で.一口1

6.5 2

100% 69

26.1 18

29.0 20

44.9 31

全体

朝日新聞

毎日新聞

読売新聞

注)表には該当しだ項目のパーセンテージ〈上段)と記事数(下段〉のみを掲載している。

2.1.4 被害者 B(米山豪憲くん〉の報道

第 l期の分析対象者の中で被害者 Bに関する報道が最も多い。さらに、被害者 Bの属性に関する報道は、 「該

当なレ」が 15.9%となっていることから、被害者Aよりも多くなっていることがわかる。昭称は、 「氏名」と「昭

び万(ちゃん、くん)Jがともに 76.8%、 「名前のみJ (36.2%)が多い。その他では、 「年齢」が 63.8%、 「学

校名」が52.2%、 「職業」が47.8%で多くなっている。住所の掲載は、 「住所2(市区町村名まで表記)Jは33.3%、

「住所3(字名以下表記)Jは8.7%である。また、顔や蒙などの写真が掲載されている(表2.1-4参照)。

新聞別では、 3紙とも「氏名」と「昭び方(ちゃん、くん)Jでの掲載が多く、その他、 「年齢Jr学校名Jr職業」が多く、住所は字名以下まで表記している。その他の傾向として、 「朝日新聞」では「家写真J rその他の写

真J rイラスト」が、 「読売新聞」では「顔写真」を掲載している。また、 「朝日新聞」では「性格・人間性〈内

面的なもの)Jの掲載率も高くなっている(表 2.1・5参照〉。

被害者Bの報道状況

軍当なし

イラスト

その他の写真

家写真

置写真

軍格・人間性(肉面的なもの

百見た目(外見)

問手庭

1.4 15.9 1 11

5.6 16.7 1 3 ・ 20.0・ 4-12.9 ・ 4

1.4 1.4 2.9 1 1 2

・ 5.6 5.6 1 1

3.2 -3.2 1 1

1.4 4.3 10.1 1 3 7 ・ 5.622.2 ・ 1 4

5.0 ・ 5.0T ・ 1・ 6.5 6.5 ・ 2 2

軍校名・施陵名・保育園名・幼稚毘お一口刊M

一M

B一川崎山

一圏一名(卒業校を含む

)

S

@

4

5

-。。。d-必晶TOO-anυ7'

一-4too

事業(幼稚園児・保育園児含む)一机

3一札一犯一

mT

雇所

3

(字名以下表記)

置所2

(市区町村名まで表記

耳住所

1

(都道府県名まで表記)

新聞副

主事齢

表 2.1・5

官jllJ

呼び方(その他)

呼び方(氏名のみ呼ぴ捨て)

呼び方(さん)

呼び方(ちゃん、くん}

士名前のみ

士名字のみ

氏名

33.3 8.7 23 6

33.3 5.6 6 1

5.0 15.0 1 3

51.6 6.5 16 2

63.8 5.8 44 4

72.2 11.1 13 2

70.0 5.0 14 1

54.8 3.2 17 1

1.4 1.4 2.9 24.6 11 2 17

5.6 ・ 6.5 11.1 1 2 2 ・ 6.5 6.5 6.5

22 2 6.5 3.2 29.0

・ 2 1 9

76.8 53

83.3 15

70.0 14

77.4 24

1.4 36.2 1 25

5.6 38.9 1 7 ・ 25.0・ 5-41.9 ・ 13

76.8 53

77.8 14

70.0 14

80.6 25

100% 69

26.1 18

29.0 20

44.9 31

全体

朝日新聞

毎日新聞

読売新聞

8

注)表には該当した項目のパーセンテージ(上段)と記事数(下段〕のみを掲載している。

「醇び方(さん)J (15.9%)が多いが、 「名

「年齢」と「職業J (ともに 11.6%)、住所

「住所2(市区町柑名まで表記)Jが5.8%、

2.1.5 被害者Bの親族(父・母〉の報道

①被害者B・父

被害者Bの父の記載は「氏名J (8.7%)と「名前のみJ (7.2%)、

字のみ」と「仮名J (ともに 1.4%)の記載ちある。属性に聞しては、

の記載が多い。住所は、 「住所1(都道府県名まで表記)Jが2.9%、

「住所3(字名以下表記)Jが4.3%である〈表2.1・5参照〉。

新聞別では、 「朝日新聞」は「哩び方(その他)Jが 16.7%で最も多く、次いで、 「氏名」と「名前のみJ (と

もに 5.6%)に「昭び方(さん)J (11.1%)が用いられている。その他の項目では、 「年齢J [""職業」が記載され、

住所は字名以下まで表記している。[""毎日新聞」は「該当なしJ (85.0%)が3紙の中で最も多く、被害者Bの父

に関する属性の報道は少ない。[""氏名J [""名前のみ」が 5.0%、 「哩び方(さん)Jと「哩び方(その他)Jがと

もに 10.0%となっている。住所は都道府県名までの表記であるが、被害者Bに関する記事で字名以下まで表記して

いるため、住所は明確になっている。その他、 「年齢」と「職業」の記載がそれぞれ 1件ある。[""読売新聞」は「氏

名J (12.9%)の記載が最も多く、昨び方は「呼び方(さん)J (22.6%)である。その他、 「名前のみ」が9.7%、

「名字のみJ [""仮名J [""噂び方(その他)Jがそれぞれ 3.2%となる。属性に関する情報では、 「職業J (19.4%)

が最も多く、以下、 「年齢J (16.1%)、住所、 「実家関係事項J (3.2%)と続く。住所は「住所2(市区町柑名

まで表記)Jが9.7%、 「住所3(字名以下表記)Jが6.5%となっている。したがって、被害者Bの報道ともあわ

せると、 3紙とも住所は字名以下まで記載していることとなる(表2.1・6参照)。

該当なし

実家闘係事項

扉集

在所

3

(字名以下表

記)

78.3

..M 77.8 14

85目017

74.2 23

M

1一.. 一--一口1

11.6 8

5.6 1

5.0 1

19.4 6

日目

3一日1

一.. 一日2

7.2 1.4 15.9 8.7 11.6 5 1 11 6 8

5.6 11.1 16.7 11.1 1 2 3 2

5.0 ・ 10.0 10.0 5.0 1 2 2 1

9.7 3.2 22.6 3.2 16.1 3 1 7 1 5

注〉表には該当レた項目のパーセンテージ〈上段)と記事数(下段)のみを掲載している。

被害者B・父の報道状況

呼 年 で住で住

び 齢表所表所方記 1 記 2

そ 都市の 道区他 府町) 県村

名名まま2.9 5.8 2 4

5.6 5.6 1 1

5.0

9.7 3

新聞副r一一存名ぴ

さん

表2.1・6-,-

前のみ

名字のみ

E正名

記事数

M-一-一--一口1

円。一日1

一日1

一ω4

100% 69

26.1 18

29.0 20

44.9 31

全体

朝日新聞

毎日新聞

読売新聞

②被害者B・母

被害者Bの母の報道は被害者B・父に比べてかなり少なく、記事数は7件である。氏名の記載はなく、 「岬び方

(その他)Jが8.7%で最も多く、 「名前のみ」と「昭び方(さん)Jがともに 2.9%、 「仮名」が 1.4%となってい

る。その他には「年齢J (2.9%)が記載されるのみである(表2.1・6参照〉。

新聞別では、 「朝日新聞」と「毎日新聞」は「醇び方(その他)Jのみの記載で、そのうち「毎日新聞」は 1件

のみである。[""読売新聞」は「名前のみ」、 「哩び方くさん)Jと「呼び方(その他)Jがそれぞれ6.5%で、 「仮

名J (3.2%)の使用もある。個人的な情報まで記載しているのは「読売新聞」で、 「年齢J (6.5%)の記載がある

〈表 2.1-7参照〉。

9

被害者B・母の報道状況

軍当なし

古車童島

即位一郎筒一則ゅ一則却

2一••

一••

一日

2

7

6一73一01孟d2

研4方(その

-a恨

5

6

(

ん)

夜名

新聞別

直也前のみ

表 2.1・7

記事数

2一.. 一.. 一日

2

1.4

3.2

2一.. 一

.二日

2

制的一加恰一別却一山一幻

全体

朝日新聞

毎日新聞

臨売新聞

j主〉表には該当した項目のパーセンテージ(上段)と記事数(下段〉のみを掲載している。

2.2 第2期〈豪憲くん殺害で逮捕~豪憲くん殺害容疑で再逮捕まで〉

2.2.1 加害者の報道

第2期では加害者が逮捕され、被害者Aの母から加害者として報道されるようになり、個人の属性に闘する情報

の記載は多岐に渡る。ます、昭称は「氏名J (88.1%)と「哩び方(容疑者)J (89.6%)が9割弱を占める。個人

属性に関する情報では、 「年齢J (79.1%)、住所、 「職業J (34.3%)が多く、その他には「性格・人間性(内面

的なもの)J (7.5%)、 「経済状況J i実家関係事項J (ともに 6.0%)などがあげられる。住所は、 「住所2(市

区町柑名まで表記)J (23.9%)が多く、 「住所3(字名以下表記)Jは1.5%である。写真の掲載については、 「顔

写真」が3.0%、 「家写真」が1.5%、 「その他の写真」が4.5%の割合で掲載されている(表2.2・1参照〉。

新聞社別傾向では、 3紙とも醇称は「氏名」と「昭び方(容疑者)Jが多く、 「毎日新聞」は9割以上と「読売

新聞」はすべて、容疑者を用いている。個人的な属性に関する情報では、 「年齢」が多い傾向も 3紙とも共通して

いる。その他の傾向として、 「朝日新聞」は「住所2(市区町柑名まで表記)Jが42.9%、 「職業」が35.7%で多

く、 「顔写真」を掲載している。 i毎日新聞」は「職業J (44.0%)の他、 「性格・人間性(内面的なもの)Jや

「経済状況J (ともに 12.0%)について、他紙より多く報道しているが、住所は都道府県までの表記で、写真の掲

載はない。 i読売新聞」は 3紙の中で最も記事数は少ない。その報道内容は、 「性別」と「住所2(市区町柑名ま

で表記)J (ともに 28.6%)が多く、加えて住所は字名以下まで表記がある。また、 「家写真」と「その他の写真」

を掲載している(表2.2-1参照〉。

-該当なし

その他

その他の写真

一家写真

F守「官軍任写闘 能 真係カ事の項有

-経済状況

宮格・人間性(内面的なもの

惹味・趣向

翼常性の-市喰

新聞別加害者の報道状況佳住聡役字出動病見所所業臓医身め医た2 3 地先 目~ ~の(

市字 名外区名 前見町以 の}村下 み

名表輩記で)

表寵

表2.2・llr"1f"'τ 別 齢 所

都道府県まで表記

扇町ぴ方{その他)

呼び方(名前のみ呼ぴ捨て

呼び方(氏名呼ぴ捨て

呼び方(容疑者)

-名前のみ

同名字のみ

I記名

記事数

100% 雇.1 25.4 1亙 89.6 1.5 1.5 9.0 6.0 79.1 1.5 2正面 .5 34.3 3.0 3.0 4.5 1.5 1.5 '1一言 亙 .5 7亙 6.0 6.0 3.0 3.0 1.5 4.5 6.0 3.0 67 59 17 1 60 1 1 6 4 53 1 16 1 23 2 2 3 1 1 1 3 1 5 4 4 2 2 1 3 4 2

41.8 82.1 3.6 - 82.1 ・ーー・ 82.1 -42.9 ・35.73.6 3.6 7.1 3.6 -3.6 ・3.6 3.6 3.6 3.6 7.1 -10.7 3.6 28 23 1 23 ・ーー・ 23 12 ・ 10 1 1 2 1 1 ・ 11112 31

37.3 9喧目o36.0 4.0 92.0 4目o4、o16.0 ・72.04.0 -44.0 4.0 -4.0 4.0 4.0 4目o12.0 12.0 8.0 ・ ー ・ -4.0 4.0 25239123114 ・ 18 1 ・ 11 1 1 1 1 1 3 3 2 ・ー 1 1

20.9 92.9 50.0 -100.0 ・-14.3 28.6 85.7 -28.6 7.1 14.3 -7.1 7.1 -7.1 ・ 7.1 -7.1 7.1 -7.1 21.4 14 13 7 14 2 4 12 4 1 2 1 1 1 ・ 1 ・ 1 1 1 3 ・

注〕表には該当した項目のパーセンテージ〈上段〉と記事数(下段フのみを掲載レている。

全体

朝日新聞

毎日新聞

続完新聞

2.22 加害者の親族(父・母〉の報道

①加害者・父

加害者の父に関する報道はほとんどなく、 「朝日新聞」の l件のみである。 i昭び方(その他)Jで記載され、

氏名が掲載されることはなく、その内容は「職業」に関するものであつだ(表2.2-2参照)。

10

表2.2・2 新聞別加害者・父の報道状況

記 の呼 職 該事 他ぴ 業 当数 )方 な

( しそ

全体100% 1.5 1.5 98.5

67 1 1 66

朝日新聞41.8 3.6 3.6 96.4 28 27

毎回新聞37.3 100.0 25 25

読売新聞20.9 100.0 14 14

j主〉表には該当した項目のパーセンテージ(上段〉と記事数(下段〉のみを掲載している。

②加害者・母

加害者の父に比べると、母に関する報道は多い。呼称は「醇び万(その他)J (6.0%)が多いが、「名前」が(1.5%)

で記載されている記事もある。その他、 「年齢」や「職業J (ともに2件、 3.0%)、僅かではあるが、 「異常性の

示唆」や「性格・人間性〈内面的なもの)J くともに 1件、 1.5%)が報道されている(表2.2-3参照〉。

新聞別では「朝日新聞」と「読売新聞」は実名を記載していないが、 「毎日新聞」は名前を掲載している。さら

に、 「朝日新聞」と「毎日新聞」は個人的な属性に闘する報道をしており、他方、 「読売新聞」ではそれらの情報

はない(表2.2-3参照〉。

表2.2・3 新聞別 加害者・母の報道状況

全体100%

67

朝日新聞41.8

28

毎日新聞37.3

25

読売新聞20.9

14

1.5

仮 呼名 ぴ

方(

その他

1.5 6.0

4

7.1

2

4.0

7.1 7.1

1

3.0 3.0

2 2 3.6

異 面性 該常 的格 当性 な・ なの も人 し司て の閑唆 )性

(

1.5 1.5 89.6

1 60

3.6 89.3

25

4.0 92.0

23

85.7

12

右前のみ

記事数

4.0 8.0 4.0

2

;主〉表には該当した項目のパーセンテージ〈上段〉と記事数(下段)のみを掲載している。

2ユ3 被害者Aの報道

ます醇称の特徴として、 「名前のみJ (46.3%)、 「昭び方(さん)J (29.9%)と「醇び方(ちゃん、くん)J

(17.9%)があげられる。 i氏名」での報道は少なく、多くはないが「哩び方〈名前のみ哩び撞て)J (7.5%)、

「昭び方(名字のみ昭び播て)J (1.5%)ちある。その他では、 「年齢J (38.8%)、 「学校名J (9.0%)が多く、

住所は「住所2(市区町村まで表記)J (10.4%)までの記載である〈表2.2-4参照〉。

新聞副でみると、哩称に関しては、 「朝日新聞」と「毎日新聞」では「氏名」の掲載はなく、 「朝日新聞」は「名

前のみ」と「昭び方(さん)J (ともに 39.3%)となっているか、もしくは「時び方(名前のみ昭び措て)J (7.1%)、

「昭び方(その他)J (3.6%)である。 i毎日新聞」は「名前のみ」と「昭び方(ちゃん、くん)J (ともに 48.0%)

が多く、 「時び方(その他)J (8.0%)の他、僅かに「名字のみJ i昨び方(名字のみ醇び捨て)J i昭び方(名

前のみ醇び捨て)J (それぞれ4.0%)がある。 i読売新聞」は「名前のみJ(57.1%)と「睡び万〈さん)J (64.3%)

が多いが、 「氏名」や「昭び万(名前のみ昭び捨て)J i哩び方(その他)J (それぞれ 14.3%)ち用いている。

その他では、 3紙とも共通して「年齢」は多く、 「朝日新聞」は「住所2(市区町村まで表記)J (25.0%)、 「毎

日新聞」は「性別J (20.0%)と「学校名J (16.0%)、 「読売新聞」は「性別J (21.4%)の他はあまり報道して

いないという特徴が挙げられる(表2.2-4参照〉。

11

一敏当なし

44.8

30 53.6 15

44.0 11

28.6 4

一経済状混

51-“.一S

1

4

a吟

買た目{外見

RU4

・---一-nU4

4・

軍歴

Rdqd--4E

司,-一・・一4E41

a

勾.,,,,

事校名・値段名・保育園名・一

ωs-H2一印4一

一幼稚園名(卒業技を含むv

1

在職

何日

1

一.. 一M1

一臓裳(幼稚園児・保育園児含一“

3---函2一口

1

2(市区町村名まで表

M-記)

1(都道府県名まで衰

の一E、

A一年齢

者一

は山

1

一.. 一M1

38.8 26

28.6 B

40.0 10

57.1 8

13.4 9

3.6 1

20.0

5

21.4

3

新聞別

全体

朝日新聞

呼び方(その他)

5一日

1一M

2一川

2

一5

5一円

2一ω1一M2

呼び方(名前のみ呼ぴ捨て)一7

一1

表2.2・4

扇町ぴ方〔名字のみ呼ぴ捨て二日

1一--一

M

1

扇町ぴ方(さん}

m一則刊一

.

.

一削

9

呼び方(ちゃん、〈ん)

mmM

一••

一制官

右前のみ

46.3 31

39.3 11

48.0 12

57.1 8

若字のみ

日ー一

.

. 一

ω1

E記名

2一.一

.

. 一同2

記事数

U

一……

mm

一m2mw

毎日新聞

続完新聞

注〉表には該当した項目のパーセンテージ〈上段〉と記事数(下段)のみを掲載している。

2.2.4 被害者Aの親族(父・母〉の報道

被害者Aの父に関する当該記事はない。第2期からは被害者Aの母は加害者となるのだが、第2期では豪憲く

んの容疑者ではあるが、彩香ちゃん殺害では逮捕されていないため、まだ被害者Aの加害者ではない。昭称は「噂

び方〈その他)J (14.9%)が多いが、 「氏名J (10.4%)や「名字のみJ (6.0%)の記載もある。その他、第 1

期では住所について報道されたが、第2期で掲載はなく、 「年齢J (10.4%)や「職業J (4.5%)が報道されてい

る。しかし、被害者Aの母という報道であるにも関わらす、 「異常性の示唆」が 1件掲載されている(表2.2・5参

照〉。

新聞別では第 1期に報道が少なかった「毎日新聞」での記事数が多くなっており、他方、 「朝日新聞」は該当す

る記事がない。 r毎日新聞」では、 「睡び方〈その他)J (24.0%)での記載が多いが、 「氏名J (20.0%)や「名

字のみJ (8.0%)も掲載されている。その他では、 「年齢J (20.0%)や「職業J (12.0%)などの個人的属性に

闘する報道が多くなっている。 r読売新聞」では「昭び方(その他)J (28.6%)、 「氏名」と「名字のみ」がと

もに 14.3%で報道されている。 r年齢J(14.3%)の他、 「異常性の示唆J(7.1%)について報道している〈表2.2-5

新聞別 被害者A・母の報道状況名他呼年職役異字)ぴ齢裳職常の方 性為~ 0)

そ 示の唆

100% 10.4 6.0 14.9 10.4 4.5 1.5 1.5 85.1 67 7 4 10 7 3 1 1 57

41.8 - - - - - - - 100.0 28 ・・・・・・・ 28

37.3 20.0 8.0 24.0 20.0 12.0 4.0 ・ 76.025 5 2 6 5 3 1 ・ 19

20.9 14.3 14.3 28.6 14.3 - - 7.1 71.4 14 2 2 4 2 ・・ 1 10

注〉表には該当した項目のパーセンテージ(上段〉と記事数〈下段〕のみを掲載している。

冨当なし

,、d---a

-氏名

L

-

L-

参照〉。

会体

朝日新聞

読売新聞

毎日新聞

2.2.5 被害者Bの報道の報道

被害者 Bの報道は第 1期と比べて「該当なしJ (6.0%)が少なくなっていることから、該当する記事が増して

いることがわかる。醇称に闘しては第 1期でとあまり変わらす、 「氏名J (83.6%)と「哩び方〈ちゃん、くん)J

(89.6%)が多く、その他の項目では、 「年齢J (71.6%)、 「学校名J (50.7%)、 「職業J (32.8%)、 「住所

2 (市区町柑名まで表記)J (26.9%)が多い。第 l期と比べると、僅かではあるが「顔写真J (4.5%)が多く掲

載されている〈表2.2-6参照〉。

12

(14.3%)が掲(14.3%)と「年齢」「読売新聞」は「名前」ら引き続き、実名での報道はしていないことになる。

載されている(表2.2-8参照〉。

被害者B・母の報道状況

冨当なし

宰齢

89.6 60

96.4 27

84.0 21

85.7 12

3.0 2

14.3 2

nuau-aU424nua守一

4

・4・

-呼び方(そ2

9

3

一泊

7h

新聞別

署前のみ

記事数

表 2.2-8

3.0 2

14.3 2

2一.. 一.. 一川

2

鵬市町一州知一一

mぉ一勺

全体

朝日新聞

毎日新聞

鶴売新聞

注〉表には該当した項目のパーセンテージ〈上段)と記事数(下段〉のみを錆載している。

2.3 第3期〈豪憲くん殺害容疑で再逮捕~彩香ちゃん殺害容疑で再逮捕まで〉

第3期の特記事項として、 「読売新聞Jの当該記事がないことをあげておく。報道がなかったわけではなく、今

回内容分析にあたりキーワードを用いて各紙のデータベースから記事を検索したが、その際に該当する記事がなか

ったということである。本研究では設定し疋キーワードでの記事検索としたため、 「読売新聞」の当該記事はない

ということで第3期は分析を行った。

2.3.1 加害者の報道

第 3期になると「該当なし」はない。すべての記事で「氏名J (100%)が用いられ、伺随して「昭び方(容疑

者)J (92.6%)が最多で、 「即び方〈被告、被告人)J (11.1%)ち用いられるようになる。 r年齢J (92.6%)

ちほとんどの記事で掲載されている。その他、 「職業J (44.4%)、 「役職J (14.8%)、 「異常性の示唆J (7.4%)

が多く、第2期に続き「顔写真J (11.1%)の掲載もある(表2.3・1参照〉。

新聞社副傾向では、 「朝日新聞」は「昭び方〈容疑者)J (100%)を用い、 「毎日新聞」は「昭び方〈容疑者)J

(87.5%)と「昭び方(被告、被告人)J (18.8%)を併用している。その他、 2紙とも「年齢」の記載は多い。 r朝日新聞」では「顔写真J (27.3%)を掲載しており、 「毎日新聞」は「職業J (56.3%)や「役職J (25.0%)が多

いのが特徴である〈表2.3・1参照〉。

その他

盲写真

相格・人間性(肉面的なも訂

1一引

1

冨常性の示唆

克た巨(外見V

M

2一引

1一M

1

U

1一.. 一日

1

4

一.一則4

新聞別加害者の報道状況

呼値年記住職役ぴ別齢}所裳職方 2

そ 市の区他 町)村

名まで表

7.4 2

18.2 2

表 2.3-1

扇町ぴ方(被告

被告人

扇町ぴ方(容疑者}

若字のみ

正名

冨事数

44.4 12

27.3 3

56.3 9

3.7 92.6 1 25 - 81.8 ・ 9

6.3 100.0 1 16

幻ー一.一M

1

11.1 3

18.8 3

au侭

MEnu4

,-RU4守

Z2-a1-11

n

g

E

n

u

-

。。

・1

EJWRU圃4

・4,-nua匂

-

-

-

-

-

au--n習

-EU

4

-q'h

100.0 27

100.0 11

100.0 16

u一初刊一則旬

全体

朝日新聞

毎日新聞

注〉表には該当レた項目のパーセンテージ(上段〉と記事数〈下段〉のみを掲載している。

2.3.2 加害者の親族〈父・母〉の報道

第3期は加害者の親族〈父・母)に関する報道は皆無である。

14

新聞別傾向では、哩称は3紙とも「氏名」と「昭び方〈ちゃん、くん)Jが最も多いが、 「毎日新聞Jと「読売

新聞」は「名前のみ」ち多い。その他、 「年齢」と「学校名」は3紙共通して多く取り上げている項目である。加

えて、 「朝日新聞」では「住所2(市区町柑名まで表記)J (53.6%)、 「職業J (28.6%)、 「学歴J (21.4%)

が多い。 r毎日新聞」は「職業J (48.0%)が、 「読売新聞」は「性別J (21.4%)が多い。なお、写真を掲載して

いるのは、第 l期に引き続き「朝日新聞」と「読売新聞」である(表2.2-6参照)。

一該当なし

その他の写真

冒写真

軍歴

6.0 4

10.7

3

4.0 1

3一日

t一.. 一附

2

10.4

7 21.4

6

4.0 1

事一校名・施設名・保育園名・幼稚園名

-wu一

ω恒一削情必

6

〈卒築後を含む)

蚕職

被害者Bの報道状況

事業(幼稚園児・保育園児含む

EE所

2

(市区町村名まで表記)

置所1

(都道府県名まで表飽

一年齢

新聞別

軍.!JIJ

表 2.2・6

一呼び方(その他)

-呼び方{名前のみ呼ぴ捨て

呼び方(ちゃん、〈ん)

看前のみ

若字のみ

E正名

軍事数

4.5

3

12.0

3

32.8

22

28.6 8

48.0

12

14.3 2

26.9 18

53.6

15

21.4 3

日ー一

.

. 一

ω1

71.6

48

71.4 20

72.0 18

71.4 10

ω4一.. 一ω1一M3

MM3一口

2一.. 一口

1

1.5

1

7.1 1

89.6

60

78.6 22

96.0 24

100.0

14

28.4 19

44.0

11

57.1

8

1.5 1

83.6

56

78.6

22

92.0 23

78.6

11

U一……ぉ一

mぉ一訓"

全体

朝日新聞

毎日新商

鶴売新聞

注)表には該当した項目のパーセンテージ(上段〉と記事数〈下段〉のみを掲載している。

2ユ6 被害者Bの親族〈父・母〉の報道

①被害者B.父

被害者Bの父に関する報道内容は第 l期の傾向とあまり変わらない。しかし、新聞別でみると、 「朝日新聞」は

ほとんど報道レておらす、 「毎日新聞」は第 1期と同様に僅かしか報道していない。 r読売新聞」は他紙に比べる

と、第 1期と同じように第2期ち報道していることがわかる(表2.2-7参照)。

被害者B・父の報道状況

呼 年表住職ぴ 齢記所業方 ~2

そ市の区他町}村

名まで

100% 4.5 4.5 6.0 4.5 7.5 3.0 1.5 1.5 6 733435211

41.8 3.6 28 1

37.3 ・ 4.0 4.0 12.0 4.0 25 - 1 1 3 1

20.9 14.3 14.3 21.4 - 28.6 14.3 7.1 7.1 1422 3 ・ 4 2 1 1

注〉表には該当した項目のパーセンテージ(上段〉と記事数〈下段〉のみを掲載している。

軍当なし

86.6 58

96.4 27

84.0 21

71.4 10

覆職

表2.2・7 新聞別

氏名呼名前ぴ

の方み (

さん

記事数

全体

朝日新聞

読売新聞

毎日新聞

②被害者B・母

被害者 Bの母に関する報道内容も第 1期の傾向とほぼ変わらない。登場するのは哩称に関する項目と「年齢」

(3.0%)である。新聞別でみると、 「朝日新聞」と「毎日新聞」は「睡び方(その他)Jのみ該当する。第 1期か

13

2.3.3 被害者Aの報道

ます呼称の特徴として、 「名前のみJ (59.3%)と「哩び方(ちゃん、くん)J (44.4%)があげられる。第 2

期に続き「氏名J (7.4%)での報道は少ない。その他では、 「年齢J (74.1%)、 「性別J (25.9%)、 「学校名」

(22.2%)が多く、第2期に比べその割合は増加している。他方、住所の記載は減少している(表 2.3・2参照〉。

新聞別でみると、噂称に闘しては、 「朝日新聞」は「氏名」の掲載はなく、 「名前のみ」と「哩び方(さん)J

(とちに 54.5%)が主な昭称となっており、この傾向は第2期から続くものである。 r毎日新聞」は「名前のみ」

(62.5%)と「哩び方(ちゃん、くん)J (75.0%)が多く、やはり第2期と同じような傾向にある。次いで、 2紙

とも「年齢」が多いのは共通しているが、その他、 「朝日新聞」はあまり属性に闘する報道はしていない。他方、

「毎日新聞」は「学校名J (37.5%)、 「性別」と「職業J (ともに 31.3%)、 「見た目(外見)J (18.8%)など、

第2期間様、個人の属性に関する内容が多い(表 2.3・2参照〉。

一該当なし

妻家関係事項

軍味・趣向

克た目(外見

22.2 6

27.3 3

18.8 3

3.7 11.1 3

18.8 3

(宰卒校集名校・

を施含設む名

保育園名

幼稚園名

22.2 6

藤議(幼稚園児・保育園児含む)

被害者Aの報道状況

在所2

{市区町村名まで表記)

一年齢

曹見IJ

呼び方{その他)

新聞別

呼び方(名前のみ呼ぴ鎗て)

7

呼び方{氏名のみ呼ぴ捨て)

表 2.3・2

呼び方(さん)

呼び方(ちゃん、くん)

署前のみ

盃字のみ

記名

記事数

18.5 5

31.3 5

74.1 20

72.7 8

75.0 12

25.9 7

18.2 2

31.3 5

U

1一.. 一日

1

22.2 6

54.5 6

44.4 12

75.0 12

59.3 16

54.5 6

62.5 10

ut---一日

1

7.4

2 mu一川竹一則怖

全体

6.3 1

37.5 6

12.5 2

朝日新聞

毎日新聞

注〉表には該当した項目のパーセンテージ(上段〉と記事叡(下段〉のみを掲載している。

2.3.4 被害者Aの親族(父・母)の報道

被害者Aの父に関する当該記事はない。加害者が被害者Aの母として掲載されるのは「毎日新聞」のみで、 「朝

日新聞」は該当する記事がない。 r毎日新聞」では、 「氏名」と「睡び方(その他)J (ともに 31.3%)や「名字

のみJ (18.8%)の登場が多く、その他、 「年齢J (25.0%)と「職業J (12.5%)などである。(表2ふ3参照〉。

軍当なし

の(冨)肉格

面・

的人な問も性

被害者A・母の報道状況

他呼年 職)ぴ齢業

その

81.5 22

100.0 11

68.8 11

3.7

6.3 1

~ た目

外見

3目71

6.3 1

新聞別

耳官字のみ

表 2.3・3

正名

記事数

M

2一

)

2

14.8 4

25.0 4

18.5 5

11.1 3

18.8 3

18.5 5

U一川竹一則筒

31.3 5

31.3 5

全体

朝日新聞

毎日新聞

j主〉表には該当レた項目のパーセンテージ(上段〉と記事数(下段〉のみを掲載している。

(とちに 92.6%)が多くな

(48.1%)が多い傾向は同じ

2.3.5 被害者Bの報道の報道

ます、時称に闘しては第 l期から変わらず、 「氏名」と「昭び方(ちゃん、くん)J

っている。その他の項目では、 「年齢J (77.8%)、 「職業J (51.9%)、 「学校名」

15

で、その掲載率もあまり変化はない。他方、 「住所2(市区町柑名まで表記)J

で掲載されていた写真の掲載は第3期ではみられなかった(表 2.3-4参照〉。

新聞別傾向では、醇称は2紙とも「氏名」と「醇び方(ちゃん、くん)Jが最も多い。 r年齢」の掲載も2紙と

も多いが、 「毎日新聞」の方が掲載率は高く 93.8%を占める。 r朝日新聞」は住所を掲載しているが、他方、 「毎

日新聞」は住所の掲載はない。その他、 「毎日新聞」では「職業J (75.0%)、 「学校名J (68.8%)の掲載が多い

〈表2.3・4参照〉。

(11.1 %)の掲載は減り、第2期

被害者Bの報道状況

該当なし

寧歴

{軍卒検業名枝・を施含霞む名

保育園

幼稚園名

48.1 13

18.2 2

68.8 11

夜職

寝袋〔幼稚園児・保育園児含むV

富所2(市区町村名まで表記

富所1〈都道府県名まで表記

新聞別

宰齢

在別

表2.3-4

呼び方{ちゃん、〈ん)

右前のみ

I記名

車事敏

5一.一川5

51.9

」丘18.2

2 75.0 12

3罰3

幻ー一引

1

mm

一一一

6一則筒

2一.一山2

92.6 25

81.8 9

100.0 16

11.1 3

9.1

12.5 2

92.6

」星81.8

9 100.0

16

100%

27 40.7 11

59.3 16

全体

朝日新聞

毎日新聞

注)表には該当した項目のパーセンテージ〈上段〉と記事数〈下段〉のみを掲載している。

「毎日新聞」のみでの報道で、哩称だけの掲載

2.3.6 被害者Bの親族〈父・母)の報道

①被害者B.父

第3期になると被害者Bの父に閲する報道内容はかなり少なく、

である(表 2.3-5参照〉。

「氏名」が「昭び方〈さ「毎日新聞」の 1件である。

②被害者B・母

被害者Bの母に関する報道内容も父と同じくほとんど無く、

ん)Jで掲載されるのみである(表2.3-6参照〉。

被害者B・母の報道状況記民呼援

事名 ぴ当数 方な

〔しさん

3.7

14.3

表2.3-6)。,、ーν勾

3内,h表

%幻一Y

刊一

32る

一聞一間一し

体一新一新一載

H

-

自国

一朝一毎一割みの段下数事と段

.

-

E

・上

2一m」呪」ジ

t

!

道「FE、EBSLU--.. 一日1一一ア

報寸

t3,464、一一一一、一

1

1一・・一3

1一セ

父宵ぴ方{さん}一3

一6

一件

-

F

I

-

-

l

一の

B

F

E

E

-

1一一引1一目

諸「4

-

%

yU3陥

-d

i勾弱

d

.

凱該4晶表注

96.3 26

100.0

11 93.8 15

3.7 1

14.3 1

新聞別表2.3-6 新聞別

全体

表2.3・5

朝日新聞

毎日新聞

第4期〈彩香ちゃん殺害容疑で再逮捕~捜査終了まで〉

2.4.1 加害者の報道

第4期になると昭称は「氏名J (88.2%)に続いて、 「哩び方(容疑者)J (68.6%)の他、 「醇び方〈被告、被

告人)J (25.5%)も用いられるようになる。 r名字のみ」の記載ち 29.4%で、第 3期より増えている。第 3期に

16

2.4

比べ掲載率は減少するが、 「年齢J(51.0%)、 「職業J(29.4%)が掲載され、 「住所2(市区町柑名まで表記)J

(19.6%)は増加している。その他、記事数は多くはないが、 「責任能力の有無」と「異常性の示唆」がともに 9.8%、

「性格・人間性〈内面的なもの)Jは7.8%など、これまでより多様な内容が該当している〈表2.4・1参照〉。

新聞別にみると、第 3期に引き続き、 「朝日新聞」は「醇び方(容疑者)J (88.9%)を用い、 「毎日新聞」は

「醇び方(容疑者)J (82.6%)と「哩び方(被告、被告人)J (17.4%)を併用している。 r読売新聞」は「昨び

方(被告、被告人)J (90.0%)を用いる傾向にある。 r朝日新聞」と「毎日新聞」は第 4期でも「年齢」の記載

は多いが、「読売新聞」はあまり掲載していない。その他、「朝日新聞」は「住所2(市区町柑名まで表記)J(27.8%)、

「読売新聞」は「職業J (40.0%)が多い。他方、 「毎日新聞」は「職業J (39.1%)が多い他、 3紙の中で「責任

能力の有無J (13.0%)が最も多く、記事数は多くはないが「異常性の示唆J (8.7%)、 「出畠地J r見た目(外

見)J r性格・人間性(内面的なもの)J r経済状況J r実家関係事項J (すべて 4.3%)等、多岐に渡って個人

的属性の情報が掲載されている(表2.4・1参照)。

該当なし

直格

間性

内面

なもの

2.0 9.8 7.8 2.0 2.0 9.8 2.0

15 4 1 1 5 1

-11.1 5.6 ・ 5.6 --2 1 ・ 1

4.3 8.7 4.3 4.3 4.3 13.0 4.3 12 1 1 1 3 1 -10.0 20.0 ・ 10.0 ・10.0

1 2 1 1

その他

責任能力の有無

実家関係事項

語済状況

異常性の示唆

新聞別加害者の報道状況

性年住脇役出見別齢所業聡身た

2 地目

市 外区見町}

村名

まで表

9.8 51.0 19.6 29.4 2.0 2.0

5 26 10 15 1 1

5.6 50.0 27.8 11.1 1 9 5 2 ・

4.3 65.2 8.7 39.1 4.3 4.3

1 15 2 9 1 1 30.0 20.0 30.0 40.0

3 2 3 4

表 2.4-1 存----PijI一帯びぴぴ方方方

容被そ疑告の者他)被)

告人

3.9 68.6 25.5 13.7

235 13 7

5.6 88.9 ・ 5.6116 ・ 1・ 82.6 17.4 21.7

・ 19 4 5 10.0 -90.0 10.0

1 9 1

右前のみ

亙官字のみ

88.2 29.4

45 15

88.9 11.1 16 2

91.3 39.1 21 9

80.0 40.0 8 4

氏名

記事数

100%

51

35.3 18

45.1 23

19.6 10

全体

朝日新聞

毎日新聞

読売新聞

j主〉表には該当レた項目のパーセンテージ(上段〉と記事数(下段〉のみを掲載している。

2.4.2 加害者の親族(父・母〉の報道

①加害者・父

第4期では「毎日新聞」において 1件 (4.3%)のみ、父が「醇び万(その他)Jで掲載される(表2.4・2参照〉。

②加害者・母

加害者の母に闘しては、 「毎日新聞」が「哩び方(その他)Jで l件 (4.3%)、 「読売新聞」では、 「仮名」と

「昭び方(その他)Jがともに l件 (10.0%)掲載されているが、両紙とも氏名が掲載されることはない(表2.4・3

参照〉。

加害者・母の報道状況新聞別

該当なし

両町ぴ方(その他

fi 名

麗事数

表 2.4-3 加害者・父の報道状況

四該

当怠L

呼び方(その他)

K事故

新聞別表 2.4-2

3.9 96.1 2 49 -100.0

18 4.3 95.7 1 22

10.0 90.0 1 9

nU41------五uel

•• 勾

4

a

υ

t

馴引一則』創刊日一…mm山

全体

靭日新聞

毎日続聞

2.0 98.0 1 50 -・100.0

18 4.3 95.7 1 22

-100.0 10

100% 51

冨318

45.1 23

19.6 10

全体

朝日新聞

毎日新剖

焼売新聞

注)表には該当した項目のパーセンテージ(上段〉と記事業主(下段)のみを掲載している(表2.4・2、表2.4-3)。

17

読売新聞

2.4.3 被害者Aの報道

第3期は「名前のみ」と「哩び方(ちゃん、くん)Jが多くなっていたが、第4期では「氏名J (51.0%)が増

え、 「読売新聞」が「昭び方(さん)Jを用いていることから、 「呼び方(ちゃん、くん)Jと同じく「昭び方(さ

ん)J (とちに 41.2%)が用いられる。その他、第3期に引き続き、 「年齢J (62.7%)、 「学校名J (27.5%)、

「性別J (21.6%)が多く、 「職業J (35.3%)、 「住所2(市区町村名まで表記)J (15.7%)は第3期より掲載

率が増加している(表 2.4-4参照〉。

新聞別でみると、醇称に闘しては、 「朝日新聞」は第4期では「氏名」を掲載しており、第3期までのように「名

前のみ」と「醇び方(さん)J (ともに 66.7%)の使用が多いものの、 「氏名J (16.7%)や「醇び万(ちゃん、

くん)J (11.1%)ち使用している。 r毎日新聞」は「氏名J (65.2%)が多くなり、 「名前のみJ (60.9%)と同

程度で利用されるが、哩び方は「醇び方(ちゃん、くん)J (82.6%)が圧倒的に多い。 r読売新聞」は「氏名」

が80.0%、 「名前のみ」が40.0%で、醇び万は「哩び方(さん)Jが90.0%となっている(表2.4・4参照〉。

その他の傾向として、 「毎日新聞」は「年齢J(73.9%)の掲載率が第3期に引き続き高く、 「学校名J(56.5%)

と「職業J (47.8%)の掲載率は第 3期より高くなっている。また、他紙に比べ「毎日新聞」は多岐に渡って報道

レている。 r読売新聞」は「年齢」と「職業J (ともに 60.0%)が多くなっている(表2.4-4参照〉。

百 T 官事業 臓 名 披

- -名幼 卒・稚 象範囲 校段児 を名

含-

保 む保育)育

園園児名含 ・む幼)稚

100% 51.0 5目l.841.2 41.2 3.9 7.8 21.6 62.7 15.7 35.3 2.0 27.5 3.9 5.9 2.0 2.0 9.8 51 26 30 21 21 2 4 11 32 8 18 1 14 2 3 1 1 5

3喧.3 16.7 66.7 11.1 66.7 ・5.6 16.7 50.0 22.2 5.6 - 5.6 5.6 ・・ 5.616.7 18 3 12 2 12 ・ 1394111 13

45.1 65.2 60.9 82.6 ・8.7 8.7 21.7 73.9 -47.8 4.3 56.5 4.3 4.3 4.3 ・ 4.323 15 14 19 ・ 2 2 5 17 11 1 13 1 1 1 1

19.6 80.0 40.0 -90.0 ・10.030.0 60.0 40.0 60.0 ・明司 20.0 ・10.01084 913646 2 ・ 1

一該当なし

モの他

匿格・人間性(内面的なもの

憲味・趣向

蒐た目(外見

被害者Aの報道状況

EE所

2

(市区町村名まで表記)

主t齢

在sIJ

新聞別

扇町び方(その他)

呼び方(名前のみ呼ぴ捨て)

表 2.4-4

呼び方(さん)

耐咋ぴ方(ちゃん、くん)

名前のみ

氏名

記事数

全体

朝目新聞

毎日新聞

蹟売新聞

注〕表には該当しだ項目のパーセンテージ(上段)と記事数(下段〉のみを掲載している。

2.4.4 被害者Aの親族〈父・母)の報道

①被害者A.父

第4期で初めて被害者Aの父が報道される。掲載したのは「毎日新聞」で、父について2件の記事が掲載されて

いる。噂称は「哩び方(その他)J (2件、 8.7%)で、氏名は登場しない。その他、 「職業J r性格・人間性(内

面的なもの)J r経済状況J (すべて 1件、 4.3%)が掲載されている(表2.4-5参照〉。

被害者A・父の報道状況

職的憧経 該

業な格済 当も・ 状 なの人況 し)間

2.0

新聞別吉一一育事ぴ数方

その他

表2.4・5

読売新聞

注〉表には該当した項目のパーセンテージ(上段〉と記事数(下段〕のみを掲載している。

18

96.1 49

100.0 18

91.3 21

100.0 10

U

4

,... -qu-a,-

4

a

a

D1----31

q

4

a

u

2

一」M

2

4.3

100%

51 -35.3 18

45.1 23

19.6 10

全体

朝日新聞

毎日新聞

②加害者A・母

第3期に続き、 「毎日新聞」のみ被害者Aの母の記事が掲載されている。記事数は 15件で、主に「昭び方(そ

の他)J (65.2 %)と「氏名J (60.9%)で掲載されている。その他では、 「年齢J (52.2%)と「職業J (26.1%)

が多いが、 「異常性の示唆」や「責任能力の有無」についても記載されている(表2.4-6参照〉。

該当なし

宣伝能力の有無

被害者A・母の報道状況性年職役異別齢業職常

性の司ミ

70.6 36

100.0

18 34.8

8 100.0

10

3.9 2

2.0 ut---

一U1

11.8 6

26.1 6

23.5 12

52.2

12

日ー一--一U

1

ロn

-

4

5

欄一呼び方(その他)一

m

j

表2.4-6 定一一τ名字

のみ

記事数

15.7 8

34.8 8

27.5 14

60.9 14

8.7 2

4.3 1

65.2 15

100% 51

35.3

18 45.1 23

19.6 10

全体

朝日新聞

毎日新翻

読売新聞

注)表には該当した項目のパーセンテージ(上段〉と記事数(下段〉のみを掲載している。

2.4.5 被害者Bの報道の報道

ます、時称に聞しては第 1期から蛮わらず、 「氏名」と「岬び万くちゃん、くん)J くともに 52.9%)が多い。

第3期に比べると掲載率は僅くなっているが、 「年齢J (45.1%)、 「職業J (23.5%)、 「学校名J (13.7%)が

多い傾向は変わらない。また、 「該当なしJ (39.2%)はかなり増加していることから、 3期より記事の掲載は減

っているといえる(表 2.4-7参照〉。

新聞別傾向では、 3紙とち「氏名」と「哩び方(ちゃん、くん)Jが最も多い。[""年齢」の掲載ち共通して多い

が、 「読売新聞」は 60.0%で特に掲載率が高い。その他、 「朝日新聞」は「該当なしJ (55.6%)が多く、 「毎日

新聞」は第3期に比べて減少はしているちのの「学校名J(21.7%)の掲載率は高く、「読売新聞Jは「職業J(60.0%)

と「住所2(市区町柑名まで表記)J (40.0%)が多い傾向にある(表2.4・7参照〉。

胃融当なし

軍医

39.2 20

55.6 10

39.1 9

10.0 1

園宰名校(名卒・業施校設を名含・む保)育

圏名

童13.7

7

11.1 2

21.7 5

一回目M-け

2-14一川

6

麗業(幼稚園児・保育画児含む)一

ZE--刷

被害者Bの報道状況

世年仲

別齢住所

2(市区町村名まで表記)

田町ぴ方(その他)

新聞別

呼び方(名前のみ呼ぴ捨て}

呼び方{ちゃん、くん}

表 2.4・7

官名

耳咽前のみ

正名

記事数

9.8 5

5.6

40.0 4

45目123

33.3 6

47.8 11

60.0 6

2一.. 一日

1

一川1

2

一Mt一ut

92-61一31

q

d

R

d・

-

52.9 27 -27.8 5

56.5 13

90.0 9

17.6 9

5.6 1

17.4 4

40.0 4

52.9 27

38.9 7

56.5 13

70.。7

100% 51

35.3 18

45.1 23

19.6 10

全体

朝日新聞

毎日新聞

読売新聞

注〕表には該当レた項目のパーセンテージ(上段〉と記事獄(下段)のみを掲載している。

(2.0%)で、 「昭び方(さん)J (11.8%)

「住所1(都道府県名まで表記)J

2.4.6 被害者Bの親族(父・母〉の報道

①被害者B'父

氏名が掲載されることはなく、 「名前のみJ (11.8%)と「名字のみ」

と「醇び方(その他)J (9.8%)となっている。その他、 「年齢」が 7.8%、

と「職業」がともに 2.0%である(表2.4-8参照〉。

19

新聞別にみると、 「朝日新聞」は「名前のみ」と「哩び方(さん)J (ともに 16.7%)を用いており、 「毎日新

聞」と「読売新聞」は「哩び方〈その他)Jも用いている。その他、 「朝日新聞」は「年齢Jr住所1(都道府県

名まで表記)J r職業J (すべて 5.6%)を掲載しているが、 「毎日新聞」と「読売新聞」は「年齢」のみの記載

である〈表2.4-8参照〉。

該当なし

78.4 40

83.3 15

78.3 18

70.。7

被害者B・父の報道状況

呼年名住脇

ぴ齢ま所裳方で1(表(

そ 記都の)道他府}県

9.8 7.8 2.0 5 4 1

5.6 5.6

17.4 4.3 41

10.0 20.0 1 2

01-aut

-

-

4

z

u

叫ぴ方(さん)

11.8 6

16.7 3

4.3

20.0 2

11.8 6

16.7 3

4.3

20.0 2

表2.4-8 新聞別

若字のみ

車咽前のみ

日ー一.一M

M

1

記事数

問日一訓"一削ぉ一川叩

全体

朝日新聞

毎日新聞

続完新聞

注)表には該当した項目のパーセンテージ(上段)と記事数(下段〉のみを掲載している。

「睡び方(その他)Jで「読売新聞」で 1件、

②被害者B・母

第3期に続き、被害者Bの母に関する報道内容はほとんど無い。

掲載されているのみである(表2.4-9参照〉。

新聞別 被害者 B・母の報道状況

記他呼阪事)ぴ当数方な

その

表 2.4-9

98.0 50 -100.0 18

100.0 23

90.0 9

例制山一則崎山一一一幻一間日山

全体

朝日新聞

毎日新聞

読売新聞

注〉表には該当した項目のパーセンテージ(上段)と記事数(下段〉のみを掲載している。

3.まとめ

以上、第4期に渡る各新聞の「加害者」、 「被害者」の属性報道についてみてきた。ます、ここで新聞に掲載さ

れている用語について触れておく。 r容疑者」、 「被疑者」、 「被告」については以下のとおりである。 r被疑者」

とは「犯罪の疑いを受けて捜査対象になっている人。紙面では原則として起訴されるまでは被疑者を『容疑者』と

し、任意調べの段階では『被疑者』ち『容疑者』ち使わない。~被疑者』の使用はやむを得ない揚合に限るJ (共

同通信社,2010:498)。そレて、 「起訴後、容疑者は被告になるJ (共同通信社,2010:487)。また、人名の敏称は、

「原則として『氏、さん、ちゃん』を使う。[注]~君』は高校生以下、 『ちゃん』は主として小学校入学前。小学

生でも事件の被害者や特別なケースでは適宜『ちゃん』を使用してよいJ (共同通信社,2010:559)。

次に「牧田連続児童殺害事件」の内容分析の結果から、 4期に渡る「朝日新聞」、 「毎日新聞」、 「読売新聞」

の報道の特徴をみていく。第 l期では「被害者AJと「被害者BJを中山に「氏名」、 「性別」、 「年齢」、 「住

所」、 「職業」、 「学校名」について報道されている。被害者の「哩び方」については各社の傾向が見られた。 r朝日新聞Jは「被害者AJを「醇び方〈ちゃん、くん)J (5.6%)、 「哩び方(さん)J (72.2%)で報道しており、

「毎日新聞」はすべて「昭び方(ちゃん、くん)J (80.0%)で報道しており、 「読売新聞」はすべて「醇び方(さ

ん)J (35.5%)のみで報道している。 r被害者BJについては、 「朝日新聞」の 5.6%を除き、各社ともに「岬び

方(ちゃん、くん)J (朝日新聞は 83.3%、毎日新聞は 70.0%、読売新聞は77.4%)と報道している。 r被害者AJ

20

と「被害者BJに苅する「哩ひ万〈ちゃん、くん)Jの報道傾向は、上記のように被害者であり特別なケースとし

て便宜をはかったうえでの報道と考えられる。とりわけ、 「毎日新聞」の「被害者AJに苅する「昭び方(ちゃん、

くん)Jの報道は、第4期まで同様の傾向が見られ疋。また、 「被害者AJの住所については、 「朝日新聞Jは「住

所i (都道府県名まで表記)J (5.6%)と「住所2(市区町柑名まで表記)J (11.1%)、 「毎日新聞」は「住所

2 (市区町柑名まで表記)Jと「住所3(字名以下表記)J (ともに 5.0%)、 「読売新聞」は「住所2(市区町

村名まで表記)J (12.9%)と「住所3(宇名以下表記)J (3.2%)を報道している。他方「被害者 BJでは、 3

紙とも「住所i(都道府県名まで表記)J、 「住所2 (市区町村名まで表記)J、 「住所3 (字名以下表記)Jの

すべてを取り上げている。さらに、 「性格・人間性(内面的なもの)J、 「顔写真」、 「家写真」、 「その他の写

真」、 「イラスト」など、 「被害者AJよりも多岐に渡り報道していることがわかる。

また、 「被害者 AJと「被害者 BJの報道内容項目の相違は、 「被害者 Aの父」、 「被害者Aの母」と「被害

者Bの父」、 「被害者Bの母」にも男られた。 i被害者Aの父」に関する報道は「毎日新聞」の l件のみで、 「氏

名」、 「名字のみ」、 「醇び方(さん)J、 「年齢」、 「住所3(字名以下表記)J、 「職業」についての記載で

ある。それに苅し、 「被害者Aの母」に関する報道は全 12件で、そのうち「朝日新聞」の記事は5件で、 「氏名」

「醇び方(さん)J (ともに 11.1%)、 「醇び方(その他)J i年齢Ji住所3(宇名以下表記)J (それぞれ 16.7%)

を報道している。 i毎日新聞J (2件〉は「陣び方(その他)J (10.0%)のみの掲載となっている。 i読売新聞」

(5件〉は、 「氏名J i哩び方(さん)J i哩び方(その他)J i年齢J i住所3(字名以下表記)J (それぞれ

6.5%)、 「仮名J i性別J i住所2(市区町柑名まで表記)J (それぞれ3.2%)となっており、 3紙のうちで最も

多岐に渡り報道している。

被害者Aの親族〈父・母〉に対レ、 「被害者Bの父」に関する報道は 15i牛で、 「氏名」、 「住所」のみならず

「職業」や「実家関係事項」なども報道されている。とりわけ、 「読売新聞J (8件〉が多岐に渡り報道している。

しかし、 「被害者Bの母J (7件〉に闘しては、 「朝日新聞」と「毎日新聞」は「呼び方(その他)J (朝日新聞

は16.7%、毎日新聞は5.0%)のみの報道であり、 「読売新聞」でも「名前のみJ i呼び方(さん)J i昭び方(そ

の他)J (それぞれ6.5%)の哩称と「年齢J (6.5%)の掲載である。この「被害者Bの父」と「被害者Bの母」

の記事件数は、第2期から第4期にかけて減少している。

第2期の報道傾向は、 「被害者AJの母親が「被害者BJの「加害者」となつだことから一変する。 i加害者」

はこの時期「被害者AJの母親であるが、圧倒的に「加害者」とレて報道されている。また、 「加害者」の個人情

報は「氏名J (88.1%)、 「呼び方〈容疑者)J (89.6%)、 「年齢J (79.1%)に加え、記事数は少ないが、 「性

格・人間性(内面的なもの)J (7.5%)、 「経済状況J (6.0%)、 「実家関係事項J (6.0%)など多岐に渡り報

道されている。加害者の親族の報道としては、 「加害者の父」は「朝日新聞」の l件で、 「睡び万(その他)Jと

「職業」の報道であったが、 「加害者の母」は「毎日新聞」が実名を報道レ、その他、 「年齢J (8.0%)や「哩び

「性格・人間性(内面的なもの)J i職業J (ともに4.0%)について報道している。 i朝日新聞」は「哩び名(そ

の他)J (7.1%)で、 「職業」と「異常性の示唆J (ともに 3.6%)を報道し、 「読売新聞」は「仮名」と「醇び

名(その他)J (とちに 7.1%)で報道している。 i被害者AJの報道は昭称に闘して特徴的である。とりわけ「朝

日新聞」と「毎日新聞」では「氏名」の報道はなく、 「読売新聞J (14.3%)で報道されたのみであった。また、

「醇び方」にも各紙の傾向が見られた。 i朝日新聞」と「読売新聞」は「呼び方(さん)J (朝日新聞は39.3%、

読売新聞は 64.3%)で報道し、他方「毎日新聞」は「昭び方(ちゃん、くん)J (48.0%)で報道している。しか

し、 「被害者BJでは「氏名」報道が見られた。

第3期は、 「加害者」中I~\の報道であった。ここでは「加害者」の「噂び方」に各紙の特徴が見られだ。第 3 期

は、検察が2006年6月25日に豪憲くん死体遺棄罪で起訴し、 2006年7月 17日に豪憲くん殺人罪で追起訴したこ

とにより、 「被告・被告人」の昭び方が表れた。この報道は「毎日新聞J (18.8%)のみで見られた報道傾向であ

り、 「朝日新聞」は依然とレて「呼び方(容疑者)Jと報道している。また、 「被害者AJの哩称の報道傾向では、

「朝日新聞」が「名前のみ」と「昭び方(さん)J (ともに 54.5%)で報道し、 「毎日新聞」が「氏名J (12.5%)、

「名字のみJ (6.3%)、 「名前のみJ (62.5%)、 「陣び方(ちゃん、くん)J (75.0%)で報道しており、双方

に相違が見られた。

第4期では「加害者」が彩香ちゃん殺害容疑で再逮捕されだことから、第3期に次いで3紙の「加害者」の「岬

21

び方」報道に特徴が見られた。 r朝日新聞」は「昭び方(容疑者)J (88.9%)、 「昭ぴ方(被告・被告人)J (0%)、

「毎日新聞」は「昭び方(容疑者)J (82.6%)、 「昭び方(被告・被告人)J (17.4%)、 「読売新聞」は「昭ぴ

方(容疑者)J (0%)、 「昭ぴ方〈被告・被告人)J (90.0%)であった。この結果から、 「朝日新聞」は起訴後

ち「容疑者」と報道し、 「読売新聞」は「被告・被告人」と報道している。他方、 「毎日新聞」は「容疑者」と「被

告・被告人」の双方を使用し報道している。次に「被害者AJの昭称に闘しては、第2期で減少していた「氏名」

報道が第4期になると増加している。しかし、各紙の報道傾向には特徴があり、「朝日新聞」は「昭び方(ちゃん、

くん)J (11.1%)と「哩ぴ方〈さん)J (66.7%)で報道し、 「毎日新聞」は「昭び方(ちゃん、くん)J (82.6%)

のみ、 「読売新聞」は「昭び方〈さん)J (9%)のみで報道している。

以上、各紙の報道の特徴を示してきた。 3紙ともに共通して「加害者の父」の実名報道はなかった。しかし、「加

害者」、 「加害者の母」、 「被害者AJ、 「被害者Aの父」、 「被害者Aの母」、 「被害者BJ、 「被害者Bの

父」、 「被害者Bの母」はすべて実名で報道している〈資料参照〉。また、 「被害者BJと「被害者Bの親族〈父

・母)Jに闘する報道は、 「被害者AJのケースよりも多岐に渡っており、これらの報道によって被害者側が被害

を受けることは否定できない。

マス・メディアにおける実名報道とは、事実の核山である。しかし、実名報道はプライバシーと混同されている。

日本新聞協会によるとプライバシーの侵害の判断要件となるものは、次の3要件である。 r①公表され疋内容が、

私生活上の事実まだは私生活上の事実らしく受け取られるおそれのある事柄であること。②一般の感受性を基準に

して、当該私人の立場に立った場合、公開を欲しないであろうと認められる事柄であること」。そして、 「③一般

の人々にいまだ知られていない事柄であることJ (日本新聞協会2006:76-77)。また、日本新聞協会の示す個人情

報の概詣では、個人情報の方がプライバシーより幅広いものであり、前述した3要件を満たす情報がプライバシー

にあたる。し疋がって、個人情報を公表することは、プライバシーの侵害にならない〈日本新聞協会,2006:80)。

昨今、個人i情報保護法や人権擁護法案などによって、マス・メディアを規制する動きが高まっている。マス・メ

ディアからするとこれらの法律や法案は、国民をメディアから守る目的で作られたものであり、 「公権力が『国民

の保護』を名目にメディアをコントロールする状況J(日本新聞協会,2006:102)となったことを意味する。公権力

のちとでの報道は、人びとの「知る権利」を奪いかねない。しかし、他方で過剰なマス・メディアの報道が人権侵

害に繋がることも否定できない。世論とは、 「メディアの中で具体化されると、ある種自立した寄在となる。世論

は客観的な『社会的事実nJとなる (McQ回 il,2005=201 0:675)。世論を形成する担い手であるマス・メディアの犯

罪報道において求められる課題とは、人権の意識と「表現の自由」のバランスを保ち、報道される側の立揚を考慮

したうえで、国民の「知る権利」が守られる報道といえよう。

引用文献

赤尾光史,2010,r日本のジャーナリズムJ,早川善治郎編『新版概説マス・コミュニケーションL学文社

赤木孝次,2010,r新聞J,早川善治郎編『新版概説マス・コミュニケーションn,学文社

Berelson,B.1952,Content Analysis in communication Research,Free press=1957,稲葉三千男,金圭焼語訳『内容分析n,み

すす書房

D.McQuail,2005,Mass Communication Theory, Sage Publication ofLondon L叫=大石裕監訳,2010~マス・コミュニケー

ション研究』慶応義塾大学出版

早川善治郎,1996,~メディア・コミュニケーション研究序説L学文社

「事件の取材と報道」編集委員会,2005,~事件の取材と報道n ,朝日新聞社

〈公益財団法人〉新開通信調査会,2011,~第 3 固メディアに閲する全国世論調査n ,公益財団法人新聞通信調査会

三上俊治,2004,~メディアコミュニケーション学への招待n ,学文社

〈社団法人〉共同通信社,2010,~記者ハンドブックn ,共同通信社

(社団法人)日本新聞協会,2006,~実名と報道n ,日本新聞協会

〈社団法人〉日本新聞協会ホームページ, http://www.pressnet.or.jp/dataJcirculation/circulation02.html. (2011年2用 12

日アクセス〉

高木強,2010,r日本のジャーナリズムJ,早JlI善治郎編『新版概説マス・コミュニケーションn,学文社

22

(1) r棋回連続児童殺害事件」に闘する研究は、 2010年度東洋大学社会学部の授業である「社会調査および実習⑬」の中で一部実施

されたものである。

(2) r朝日新聞」の検索キーワードは、 「紋田&児童&事件」と「枚目&畠山」とした。 r毎日新聞」の検察キーワードは、 「枚目児

童事件」と「獄図畠山」とした。 r読売新聞」の検索キーワードは、 「紋回 AND児童AND事件」と「紋田 AND畠山 AND児童」

とした。

(3) 紋由連続児童殺害事件という事件名や赦田で起こった事件など、本事件と直接闘連のない記事は隊外した。

資料

(1)加害者〈該当する項目を複数選択〉

1 氏名(名字と名前の両方がある) 61.2% (131) 22 学校名・施館名(寧裳した学校など含む} ー2 名字のみ 17.3% (37) 23 学歴 0.9% (2)

3 名前のみ 1.4% (3) 24 出身地 1.9% (4)

4 仮名 25 勤め先の名前のみ 0.5% (1)

5 呼び方:犯人 5.1% (11) 26 勤め先の住所 一6 呼び方.容疑者 56.1% (120) 27 病歴 0.9% (2)

7 呼び方・加害者 28 性傍 ー8 呼び方・敏告被告人 7.5% (16) 29 見た目{外見) 1.4% (3)

9 呼び方・受刑者 30 異常性の示唆 4.7% (10)

10 呼び方:死刑囚 31 趣味・趣向 0.5% (1)

11 呼び方:氏名呼ぴ槍て 0.5% (1) 32 性格・人間性{肉面的なもの) 4.7% (10)

12 呼び方:名字のみ呼ぴ鎗て 33 経済状混 2.3% (5)

13 呼び方:名前のみ呼ぴ鎗て 0.5% (1) 34 実家関係事項 2.3% (5)

14 呼び方:その他(具体的に) 7.5% (16) 35 寅佳能力の有無 3.3% (7)

15 性別 4.7% (10) 36 額写真 2.3% (5)

16 年齢 48.6% (104) 37 家写真 0.5% (1)

17 住所1(都道府県まで表記) 0.5% (1) 38 その他の写真(具体的に} 1.4% (3)

18 住所2(市区町村名まで袋毘} 13.1% (28) 39 イラスト ー19 住所3(字名以下表担} 0.5% (1) 40 その他(具体的に} 2.8% (6)

20 職業 23.4% (50) 41 該当なし 28.0% (60)

21 役醜{具体的に} 3.3% (7) 全体 (214)

(2)加害者の父〈該当する項目を複数選択〉

1 氏名{名字と名前の荷方がある) 20 出身地

2 名字のみ 21 勤め先の名前のみ 一3 名前のみ 22 勤め先の住所

4 仮名{仮の名前} 23 病鹿

5 呼び方:氏 24 性繍

6 呼び方・さん 25 見た目{外見) 一7 呼ぴ方・氏名呼ぴ槍て 26 異常性の示唆 一8 呼び方:名字のみ呼ぴ拾て 27 趣味・趣向

9 呼び方:名前のみ呼ぴ捻て 28 性格・人間性{内面的なもの}

10 呼び方・その他{具体的に} 0.9% (2) 29 経済状況

11 性別 30 実家関係事項

12 年齢 31 責任能力の有無

13 住所1(都道府県まで表飽) 32 翻写真 一14 住所副市区町村名まで表包} 33 家写真

15 住所以字名以下表毘} 34 その他の写真{具体的に}

16 臓裳 0.5% (1) 35 イラスト

17 役軍韓(具体的に) 36 その他(具体的に)

18 学綾名・施盟名(寧察した学校など含む) 37 餓当なし 99.1% (212)

19 学歴 金体 (214)

注〉上記(1)"'(2)の表側の数値は、コーデイング項目のナンバーを示す。

23

(3)加害者の母(該当する項目を複数選択)

1 氏名(名字と名前の両方がある} 20 出身地

2 名字のみ 21 勤め先の名前のみ

3 名前のみ 0.5% (1 ) 22 勤め先の住所

4 仮名{仮の名前) 0.9% (2) 23 病歴

5 呼び方:氏 24 性感

6 呼び方:さん 25 見た目(外見)

7 呼び方ー氏名呼び鎗て 26 異常性の示唆 0.5% (1 )

8 呼び方名字のみ呼ぴ槍て 27 趣味・趣向

9 呼び方名前のみ呼び捨て 28 性格・人間性(内面的なもの) 0.5% (1)

10 呼び方その他(具体的に) 2.8% (6) 29 経済状況

11 性別 30 実家関係事項

12 年齢 0.9% (2) 31 責佳能力の有無

13 住所1(都道府県まで表包} 32 顔写真

14 住所2(市区町村名まで表飽) 33 家写真

15 住所3(字名以下表記} 34 その他の写真(具体的に)

16 職業 0.9% (2) 35 イラスト

17 役臓{具体的1::) 36 その他{具体的に)

18 学校名・錨設名(寧察した学校など含む) 37 骸当なし 95.8% (205)

19 学歴 全体 (214)

(4)被害者 A (該当する項目を複数選択〉

氏名(名字と名前の爾方がある) 31.8% (68) 21 出身地

2 名字のみ 0.9% (2) 22 勤め先の名前のみ

3 名前のみ 44.4% (95) 23 勤め先の住所

4 仮名(仮の名前} 24 病歴

5 呼び方.ちゃん・くん 29.0% (62) 25 性詩

6 呼び方ーさん 33.2% (71) 26 見た目(外見) 3.3% (7)

7 呼び方・氏 27 異常性の軍唆

8 呼び方氏名呼ぴ捨て 0.5% (1) 28 趣味・趣向 2.3% (5)

自 呼び方。名字のみ呼ぴ鎗て 0.5% (1 ) 29 性格・人間性(内面的なもの) 0.5弘 (1)

10 呼び方名前のみ呼ぴ拾て 3.7% (8) 30 経済状況 0.5% (1 )

11 呼び方その他(具体的に) 7.9% (17) 31 実家関係事項 0.5% (1)

12 性別 16.4% (35) 32 責任能力の有無

13 年齢 53.7% (115) 33 顔写真 0.5% (1)

14 住所1(都道府県名まで袋飽) 0.9% (2) 34 家写真

15 住所2(市区町村名まで表毘) 10.7% (23) 35 その他の写真(具体的に)

16 住所3(字名以下表記) 0.9% (2) 36 イラスト17 聡業{幼稚園児・保宵由児含む) 24.8% (53) 37 その他{具体的に) 0.5% (1 )

18 役職(具体的1::) 0.9% (2) 38 該当なし 30.8% (66)

19 学校名・施設名・保育園名・幼稚園名(卒業した学校など含む) 22.9% (49) (214)

20 学歴 1.4% (3) 全体

(5)被害者Aの父(該当する項目を複数選択〉

1 氏名(名字と名前の両方がある) 0.5% (1) 20 出身地

2 名字のみ 0.5% (1) 21 勤め先の名前のみ

3 名前のみ 22 勤め先の住所

4 仮名{仮の名前) 23 病屋

5 呼び方ー氏 24 性鶴

6 呼び方:さん 0.5% (1) 25 見た目(外見}

7 呼び方:氏名呼ぴ鎗て 26 異常性の示唆

8 呼び方:名字のみ呼ぴ槍て 27 趣味・趣向

9 呼び方:名前のみ呼ぴ拾て 28 性格・人開設(内面的なもの) 0.5% (1)

10 呼び方:その他{具体的に} 0.9% (2) 29 経済状況 0.5% (1)

11 性別 30 実家関係事項

12 年齢 0.5% (1) 31 責任能力の有無

13 住所1(都道府県まで表記) 32 顔写真

14 住所2(市区町村名まで表飽) 33 家写真

15 住所3(宇名以下表記) 。,5% (1) 34 その他の写真(具体的に)

16 職業 0.9% (2) 35 イヲスト

17 役職(具体的に) 36 その他(具体的に)

18 学校名・施殴名{卒業した学校など含む) 37 該当なし 98.6% (212)

19 学歴 全体 (214)

注〉上記(3)~(5)の表側の数値は、コーデインク項目のナンバーを示す。

24

(6)被害者Aの母(該当する項目を複数選択〉

1 氏名(名字と名前の両方がある) 14目。% (30) 20 出身地2 名字のみ 7.0% (15) 21 勤め先の名前のみ3 名前のみ 22 勤め先の住所

4 仮名(仮の名前) 0.5% (1) 23 病歴

5 呼び方.氏 24 性趨6 呼び方:さん 1.9% (4) 25 見た目(外見} 0.5% (1 )

7 呼ぴ方・氏名呼ぴ槍て 26 異常性の事唆 0.9% (2)

8 呼ぴ方:名字のみ呼ぴ捨て 27 趣味・趣向自 呼び方.名前のみ呼ぴ拾て 28 性格・人悶性(肉面的なもの) 0.5% (1)

10 呼び方:その他(具体的!こ) 17.3% (37) 29 経済状混

11 性別 0.9% (2) 30 実家闘係事項12 年齢 13.1% (28) 31 責任能力の有無 0.9% (2)

13 住所1(都道府県まで表記) 32 顔写真14 住所2(市区町村名まで表飽) 0.5% 33 家写真15 住所3(字名以下表毘) 2.3% (5) 34 その他の写真(具体的に)

16 職業 5.1% (11) 35 イヲスト17 役職(具体的に) 0.9% (2) 36 その他(具体的に)

18 学校名・施股名(卒業した学校など含む) 37 骸当なし 80.4% (172)

19 学歴 全体 (214)

(7)被害者 B(該当する項目を複数選択)1 氏名{名字と名前の両方がある) 75.2% (161) 21 出身地

2 名字のみ 0.9弘 (2) 22 勤め先の名前のみ

3 名前のみ 26.2% (56) 23 勤め先の住所

4 仮名(仮の名前) 。目5% (1) 24 病歴

5 呼び方目ちゃん・〈ん 77.1% (165) 25 性癖

6 呼び方.さん 0.5% (1 ) 26 見た目(外見) 1.4% (3)

7 呼び方田氏 27 異常性の示唆

B 呼び方田氏名呼ぴ捨て 0.5% (1 ) 28 組味・趣向

9 呼び方目名字のみ呼ぴ捨て 29 性格・人間性(内面的なもの) 3.3% (7)

10 呼び方・名前のみ呼ぴ捨て 1.4% (3) 30 経済状況

11 呼び方・その他(具体的に} 3.3% (7) 31 実家関係事項

12 性耳IJ 11.7% (25) 32 責任能力の有無

13 年齢 63.6% (136) 33 顔写真 1.9% (4)

14 住所1(都道府県名まで表記} 2.8% (6) 34 家写真 0.5% (1)

15 住所2(市区町村名まで表記} 22.9% (49) 35 その他の写真(具体的に) 1.4% (3)

16 住所3(字名以下表記) 2.8% (6) 36 イラスト 0.5% (1)

17 職業(幼稚園児・保育園児含む) 37.9% (81) 37 その他(具体的に)

18 役職〔具体的に) 3.7% (8) 38 骸当なし 17.3% (37)

19 学校名・飽段名・保育園名・幼稚園名(卒業した学校など含む) 42.1% (90) 全体 (214)

20 学歴 4.7% (10)

(8)被害者Bの父(該当する項目を複数選択〉

1 氏名(名字と名前の荷方がある) 4.7% (10) 20 出身地

2 名字のみ 0.9% (2) 21 勤め先の名前のみ

3 名前のみ 6.5% (14) 22 勤め先の住所

4 仮名{仮の名前) 0.5% (1) 23 病歴

5 呼び方・氏 24 性婦

6 呼び方:さん 10.3% (22) 25 見た目{外見)

7 呼ぴ方:氏名呼ぴ指て 26 異常性の市唆

8 呼び方:名字のみ呼ぴ捨て 27 趣味・趣向

自 呼び方・名前のみ呼ぴ捨て 28 性格・人間性(内面的なもの)

10 呼び方ーその他(具体的に) 7.0% (15) 29 経済状況

11 性別 30 実家関係事項 0.5% (1)

12 年齢 7.9% (17) 31 責任能力の有無

13 住所1(都道府県まで表包} 1.4% (3) 32 顔写真

14 住所2(市区町村名まで表偲) 2.8% (6) 33 家写真

15 住所3(字名以下表記) 1.4% (3) 34 その他の写真(具体的に)

16 酸素 4.7% (10) 35 イラスト

17 役職(具体的に) 0.5% (1 ) 36 その他(具体的に}

18 学校名・施設名{卒業した学校など含む} 37 該当なし 82.7% (177)

19 学歴 全体 (214)

注)上記(6)~(8)の表側の鍛値は、コーデイング項目のナンバーを示す。

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(9)被害者Bの母〈該当する項目を複数選択〉

1 氏名{名字と名前の商方がある) 0.5% (1) 20 出身地

2 名字のみ 21 勤め先の名前のみ

3 名前のみ 1.9% (4) 22 勤め先の住所

4 仮名{仮の名前) 0.5% (1 ) 23 病歴

5 呼び方氏 24 性癖

6 呼び方.さん 2.3% (5) 25 見た目(外見)

7 呼び方氏名呼び指て 26 異常性の示唆

8 呼び方名字のみ呼ぴ槍て 27 趣味・趣向

9 呼び方名前のみ呼ぴ鎗て 28 性格・人間性{肉面的なもの)

10 呼び方・その他(具体的に) 6.1% (13) 29 経済状況

11 性別 30 実家関係事項

12 年齢 1.9% (4) 31 責任能力の有無

13 住所1(都道府県まで表但) 32 顔写真

14 住所2(市区町村名まで表飽} 33 家写真

15 住所3(字名以下表毘) 34 その他の写真(具体的に}

16 職業 35 イラスト

17 役職{具体的に) 36 その他(具体的に}

18 学校名・施設名(卒業した学校など含む} 37 骸当なし 92.5% (198)

19 学歴 全体 (214)

注〕表側の数値は、コーデインク項目のナンバーを示す。

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