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〔野外運動掛究班〕 アルペン・スキーの護み測定装置の開発 影山 布目 䅢獴牡捴 光則 義靖 八島健司 坥 桡癥 摥癥汯灥搠 瑨攠 䵥慳畲楮朠 䅰灡牡瑵猠 景爠 却牡楮 楮 䅬灩湥 周楳 䵥慳u 楮朠 䅰灡牡瑵猠 却牡楮 景爠 䅬灩湥 卫椠 瑥獴敤 潮 㤰洠 潦 汥湧瑨 慮搠 ㄱ 潦 捯浰慣瑥搠 獮潷 獬潰攠 瑨慴 桡猠㤠獨潲琠 獩湧汥 灯汥 睩瑨 ㈠獫楥牳⸠ 周攠 景汬潷楮朠 畬瑳 睥牥 潢瑡楮敤㨠 周楳 䵥慳畲楮朠 䅰灡牡瑵猠 景爠 却牡楮 楮 䅬灩湥 S i楳愠癡汩搠 浥瑨潤 瑯 數慭楮攠 摥s瑩潮 潦 卫 楳 灯獳楢汥 瑯 捯浰慲攠 摥獥捴楯渠 潦 愠獫椠睩瑨 潴桥爠 瑹灥 潦 s 主椮 坥 捡渠 慰灬礠 瑯 獡浥 捯浰慲楳潮 瑨攠 獰敥搠 潦 獫楥r 瑥捨湩煵攠 慮搠 獬潰攠 捯湤楴楯渮 周畳 䵥慳畲楮朠 䅰灡牡瑵猠 景爠 却牡楮 楮 䅬灩湥 卫椠睩汬 扥 愠獣楥湴楦楣 癡物慢汥⸠ 䔳的 最近のカーピング・スキ…の開発によって,ワールドカップのスラローム競技では, ㄵ㙣洠 のスキ…を使用した者が擾欝している⺃䪁它玃塔侁䖃境䲁掂춁䎃咃䎃梃䪃抃枔벐揩겂뎂궂キ ると問時に曲げ略性やねじり剛性を改良して 2 枚のスキー殺に来った切れ込みターンおよび エッジの切り換えを容易にしたスキーと考えられている そして スキーのターン開始時に は角付け⢃䞃抃垃塔伩操作とスキ…ヤ…の荷重によりスキーは詣げ変形⢂붂 ゃねじれ 変形を起こし,本来のサイドカット半窪とは異なる有効サイドカーブに捨って切れ込みターン が起こると言むれている しかし,スキーのタ…ン動作中の変形に撰しては,斜度や雷質と いった零揺の状況や能力や技第といった人的鱒揺の状況,そしてスキーと締具・ブーツといっ た爵具の状況か複雑に入り混じった中で,科学的に調査することは非常に菌難が搾っている. しかし,こり変形が技術のよ漉やスどードの向上などにどのような関係があるか調査すること は,スキー技術や競技力の向上にとって大拐なことであると考えられる. スキーのターン動作中の変形は,ザイドカーブとねじれ変影,そしてたわみ変形によって決 定されるー特にたわみ変形は,雪奮のグリップやタ…ンの方向に重要な役割を果たしており,

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〔野外運動掛究班〕

アルペンスキーの護み測定装置の開発

影山

布目

Abstract

八島健司

We have developed the Measuring Apparatus for Strain in Alpine SkiThis Measuト

ing Apparatus Strain for Alpine Ski tested on 90m of length and 11 of compacted 0

snow slope that has 9 short single pole with 2 skiers

The following re話ultswere obtained

This Measuring Apparatus for Strain in Alpine S主iis a valid method to examine

des杭 tionof SkiItis possible to compare desection of a ski with other type of s主i

We can apply to same comparison the speed of skiertechnique and slope condition

Thus Measuring Apparatus for Strain in Alpine Ski will be a scientific variable

1 E 3 的

最近のカーピングスキhellipの開発によってワールドカップのスラローム競技では 156cm

のスキhellipを使用した者が擾欝しているカーピングスキhellipはサイドカット半雀を小さくす

ると問時に曲げ略性やねじり剛性を改良して 2枚のスキー殺に来った切れ込みターンおよび

エッジの切り換えを容易にしたスキーと考えられている 1)そして スキーのターン開始時に

は角付け(エッジング)操作とスキhellipヤhellipの荷重によりスキーは詣げ変形(たわみ)ゃねじれ

変形を起こし本来のサイドカット半窪とは異なる有効サイドカーブに捨って切れ込みターン

が起こると言むれている 1)しかしスキーのタhellipン動作中の変形に撰しては斜度や雷質と

いった零揺の状況や能力や技第といった人的鱒揺の状況そしてスキーと締具ブーツといっ

た爵具の状況か複雑に入り混じった中で科学的に調査することは非常に菌難が搾っている

しかしこり変形が技術のよ漉やスどードの向上などにどのような関係があるか調査すること

はスキー技術や競技力の向上にとって大拐なことであると考えられる

スキーのターン動作中の変形はザイドカーブとねじれ変影そしてたわみ変形によって決

定されるー特にたわみ変形は雪奮のグリップやタhellipンの方向に重要な役割を果たしており

42 中央大学保韓体育講究所紀要 第20号

たわみ変形を研究することは大変重要なことと思われる従来のスキhellipのたわみ変形の研究は

両端単純支持のスキーのたわみ変形を測定したもの2) スキーむポットに歪み計を 2富所取り

村けたもの3) ぜンデイングを取与背けた時と取り付け弘前のスキーたわみ変形を見たもの心

などがあるまた実轄に雪国を人間が溝走したものを分析した研究は ミズノ 5)と長野県工業

試験場紛が実擁しているミズノで開発されたものは片側 8チャンネルである本講究で辻

雨11tH8チャンネルで両スキhellipのたわみ変形を概念的に表すことができる長野工業試験場の

一タリングシステムでは 16チャンネルであるが これはスキー開発の支援のために

開発されたもので護み分布をたわみ変形ととらえた分析はされていなかった本研究で関発

されたものはタhellipン中のスキーのたわみ変形を見るために歪み分布の瀦定を実施しその

データをソフトウょにアにより甑箇上に実灘龍として表しそれをスプライン補正によりスムー

ジングしスキhellip全体のたわみ変形を概念閣として表すことができるところであるまたそ

のヂータをアスキー変換し統計処理ソブトウエアにより分析やグラフイとが簡易に可能とな

りスキhellipの用具斜酷状況そして運動技穣スピードとの関連等を調査するスキーの実

滑走の実験場語で試科便性があるものである

本研究ではアルペンスキーのターン動作中の変形に関してスキーの歪みを測定するこ

とによってスキーのたわみ変形がスキー用具斜酷状況そして運動技術スピードとの

関連などによってどのように変化するか 歪み測定が科学的な指標になち得ると考え盗みを

溺定記慌する装置を開発しパイ口ットスタヂィとして ラ旗門90mの平均斜震約11農の緩斜

面を滑走した時のスキーの褒み瀦定の実験を実施した

2 方法

(1)歪み測定記様装置

護み灘定記機装置(共和電業社製 EDS-2infinA) を用い増属部を 2台接続し 16チャンネ

ルとした EDS-200Aは車両搭載患に開発されたもので振動にも強くスキーヤー

中であっても安定した護みデータの収集を可能にする左右のスキーのそれぞれ 8チャンネル

に小型詩水語強みゲージ〈共初寵業社製KFWS-2N寸 20-C1-11L3M2R) を取り fすけ歪

みを測定した護みゲージの抵抗檀の変化識をブワッジボックスにより綴小電庄備に変換し

ぞれを PCカード (SまAM) に記憶しパーソナル立ンピュータhellip (PC9821Nr15)で解析を

行った解析にはスキhellip板歪み分布モニタソフトウエア(テクノサイエンス社製〉を用い

たこのソフトウエア辻歪みデータを露関上に実灘笹として表しそれをスプライン補正に

アルペンスキーの歪み測定装量の開発(影山八島右自)2002 43

よちスムhellipジングし留 1のようにスキー全体のたわみとして表すことができるまたその

データをアスキー変換し統計娃理ソフトウエアにより分析やグラフ化が鱒易に可能となる

ものである今回のサンプリング周波数は 002 kHzとしたこの歪み測定記慢装置はデ

イパック (15リットル)に入る大きさで麓さは約 5勾であり写真 1のようぷ被験者が背中

モニタ右 J のY軸+フルスケhellip)~ [ 6

191M-裂にこコ E却盟 口重訂

諮 1 スキー根袈み分布モニタ繭面

に背負って灘定した

[スキー板歪み分脊モニタ】

με rEDS-200サンプルデモi 仁預QQ]

-1000 με rEDS-200サンプルデモJI

1000

G

一1000o 500 1000 1500

[右]

イメ岬ジ77イJlt

IMAGE-10 E灘蓄をテヲノザイエンス

モ二女時間 10200 sec

〔窓]

4メ叫ジ77イJレ IMAGE_20

計測者 TSCIENC主

モ二女時期 10400 sec

2000 mm

44 中央大学保健体育研究所紀要 第20号

(2) 灘定場所と時間測定

測定場所は戸揺高原スキhellip場中社ゲレンヂ間制コースを用いた王子均斜度11度の整地され

た議斜冨で 10mおきにフォールラインょに詰ぼ直線に育種i式ショhellipトポール 9本受用いス

タートと合せ90mでショートポールの斜冨上部の倒箇に雪面から高さ30cmに合せた党軍管

を設置し合計10ポイントの時間をニシ式電子計時機(ニシスポーツ製 NTR-10) を黒い

瀬定した図 2に特需灘定説定ポイントを示す写真 23にそれぞれ実験場面を示した

Start 1 10 m

P1 10 m

P2 10 m

P3 10 m

P4 10 m

P5 10 m

L R

R1 1-L 1 -1 接零点

L2 260mm-1 R3560mm- L3

R2

-1 L4 790mm R4-1 L5 1000mm R5

L6 1260mm -1

L7 1560mm R7-1 10 m P7 ミ

R6 1

10 m P8

P6

10 m P9 己JL8 1側 mm R8 I

図2 時間割定ポイントとスキーの灘定位置の概念毘

容翼2 実l験智頭 1

2002 45アルペンスキーの蓋み測定装量的開発(影山八島布告)

容業 3 実験雪麗2

(3) 瀦定日時と曽臨状涜

部定日時は2001年 3舟13日と 148であった 13自の警龍状況は測定前8~こ約lOcmの降繋が

ありゲレンヂをラトラックにて在脅して測定を実施した 13日14日ともに快晴で 148もラ

トラックで圧雪してillJ定を実施した雪議tt-1肢から -2度であった

(4) 被験者

基礎スキー指導員A身長172cm体重760kg57最 Bootsロシニョhellip jレSOFT

基礎スキー指導員 B身長171αn体議745持討議 Bootsヘッド T廷4レhellipシング

(5) スキー用具

小賀坂スキー製の大臨転用の競技スキー (TZGS 203) 203cm結具 SALOMONEXPを取

与fすけた物を使用した灘定した左右スキーのインエッジ髄のポイントは R1L1接雪点

R2L2接雪点より 260mmR 3L3 (560mm)設 4L4 (790m混入 R5L5 (lOOOmm

である840mm)(1L8R 8) L7 (l560mmR 7260mm)(lL6R 6Boos Center)

3 結果

灘定結果を歪み分布ニモニタより検討しスキーのたわみ変形を見たところ明らかに被験者A

46 中央大学保鍵体育研究所紀要 第20号

とBの開に相違が認められた回転が安定している P4から P8までの左右 2聞紙に焦点を当

て検討することにした表 1と表 2に被験者ABの統計ヂータを示す表 3に靖走灘定ポ

イントの時間を示す

表 1 被験者AのP4から P8の議みの統計量

度数 最小値(pe) 最大龍(μe) 平均傭(με) 標準煽差 分 散

R 1 81 -136778000 56555600 -3044033123 31290575 979100

R2 81 - 53166700 569611000 14640125309 11578515 13406200

R3 81 -201222000 456556000 10752262185 12206990 14901060

R4 81 -567 889000 569611000 2157610988 31590404 99795362

R5 81 -479556000 430167000 9145602074 21944299 48155226

設 6 81 -332889000 376000000 7673731277 15245651 23242987

設 7 81 -230 389000 175167000 8lsquo36285358 87610780 7675649

R8 81 -424833000 -238722000 -369 26753086 39839251 1587166

L 1 81 - 97611100 109889000 473045238 25524573 651504

L 2 81 -157611000 146278000 2162758012 66491962 4421181

L3 81 -226 500000 186278000 3392866000 89040354 7928185

L4 81 -567889000 227944000 -12491567688 22327752 49852lsquo853

L 5 81 -567889000 259889000 5424691152 20924337 43782786

L6 81 -567 889000 323222000 333536151 20041163 40164821

L 7 81 -314556000 86277800 5712070519 86113670 7415lsquo564

81 - 30111100 - 9833330 - 1950411148 440829822 19433

表 2 被験者日の P4から P8の謹みの統計量

度数 最小f直(με) 最大値(με) 平均穣(μe) 標準鍾差 分 数

R 1 91 -148167000 162667000 - 1734859374 42320073 1790989

R2 91 -204278000 264056000 9669592014 10586164 11206688

R3 91 -379 833000 314889000 6900058055 18095187 32743580

Eミ4 91 -567889000 359611000 - 9661902978 33317253 111003932

R5 91 -567 889000 257389000 -16537360341 28170697 79358814

R6 91 一567889000 202667000 -18694876571 24738673 61200195

R7 91 -567889000 68500000 -13103599610 13610560 18524lsquo735

R8 91 - 25388900 388889 - 1364285713 326873933 10685

L 1 91 68444400 58222200 - 1963186680 21990655 483589

L 2 91 -424278000 63500000 -83 10865599 72342568 5233447

L3 91 -437611000 105444000 - 7194871463 10149486 10301207

L4 91 -459000000 427389000 13219049876 24563373 60335929

L 5 91 hellip 430667000 524056000 13676615319 22551508 50857053

L6 91 hellip 416222000 563778000 15660133231 19279305 37169161

L 7 91 -409 556000 67944400 - 9746151220 91073759 8294430

L 8 91 24833300 -7611110 - 1550182714 293065805 8589

2002 アルペンス今一の蛮み測定装置の開発(影山八島布日) 47

襲 3 滑定測定ポイントの時間 (sec)

被験者 A 被験者 B

3

P 1

P 2

P 3

P4

P 5

P 6

P 7

P8

P 9

G

24

395

53

65

76

86

955

1050

114

(24)

(155)

(135)

(12)

(11)

(10)

(095)

(095)

(090)

S

P 1

P2

P3

P4

P5

P 6

P7

P8

P 9

G

24

4

55

67

79

905

101

112

12 4

(2 4)

(16)

(15)

(I2)

(I2)

(I15)

(105)

(Ilsquo 1) (13)

左右スキーの袈みをグラフ化したものを図 3から図18に示す イント聞の時間は約 1

秒であるこれらを比較すると被験者によってそれぞれのパタhellipンがあり被験者Aの図 3

と盟 7の右スキhellipの都議している歪みのパターンはよく似ている (但し右スキーの R8は測

定不能であるJまた被験者Aの菌 4と密 8の左スキhellipの碕議されていないパターンも訟でい

る被験者Bでも顕11と醤誌の右スキーの蕎重パターン臨13と関17の右スキーに膏重がさ

れていないパタhellipン多語14と臨18の左スキー蕎重パタhellipンが似てまきりそれぞれ被験者の靖ち

方の蓋み分布の特徴的なものと考えられるその歪み分布をたわみ変形と仮定しグラフfとし

たものを個人の滑り方や技構との関連で分析する手段のーっとなり搾るだろう彊人に対する

滑り方へのブイhellipドパックや技術の分析の手がかりとなると考えられる

48

司500

-400

-300

-200

ぺ00

o

100

200

300

400

500

600

国3

μe

600

-500

-400

-300

-200

-100

O

100

200

300

400

500

600

関4

中央大学保欝体育研究所紀繋 第20号

被験者A右スキhellip P4-P 5の査み分有 (μι)

被験者A左スキhellip P4-P 5の蛮み分布 (μe)

2002 アルペンスキhellipの歪み挺定装翠の揮発〈影山八島春吉〉 49

-500

-400

300

-200

-100

B

100

200

300

400

5infin

600

民 5 被験者A右スキhellip P5-P 6の歪み分帯拾が

μe -600

500

-400

300

200

-100

2 o

100

200

300

400

500

600

図 6 被験者A左スキー P5-P 6の歪み分者 e)(μ

50

格500

峰400

鯵300

200

-100

G

100

200

300

400

500

600

関7

μe

600

-500

-400

300

-200

-100

G

100

200

300

400

500

600

中央大学保健体育研究所紀要 第20号

被験者A右スキー P6-P 7の歪み分布 (με)

思s被験者A左スキhellip P6-P 7の袈み分事 με)

2002 アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影山八島布目) 51

-500

-400

-300

-200

-100

G

100

200

300

400

500

600

盟 9 被験者Aおスキhellip P7-P 8の歪み分布 (μe)

μe

600

るinfin

-400

-300

-200

-100

G

100

200

300

4infin

500

600

閥均被験者A左スキー P7-8 6の歪み分布 (με)

52

με -600

-500

-400

-300

-200

-100

100

200

300

400

500

600

図11

με

600

-500

-400

-300

-200

-100

o

100

200

300

400

500

600

図12

中央大学保健体育研究所紀要 第20号

被験者B右スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

被験者 B左スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

53 2002

p1I 900

-800

-700

-600

嗣 500

働 400

倫300

200

1infin 200

300

400

500

8infin

pt -600

lsquo500

-400

幽300

-200

-100

O

100

200

300

400

500

600

アルペンスキhellipの歪み測定接種の開発影山八鳥年吾〉

P5-P 6被験者務者スキー13語 e)(μの歪み分布

詔14 被験者3左スキhellip P5-P 6の重み分事 (με)

54

μe 輔600

500

400

-300

輸200

100

100

200

300

400

500

600

μe

600

-500

-400

鴨 300

-200

-100

O

100

200

300

ヰinfin

500

600

中央大学課建捧宵研究所紀要 第20i子

題15 被験者B右スキhellip P6-P 7の重み分布 (μe)

函16 被験者Bt五スキー P6-P 7の翠み分布 (με〉

55 2002

p -900

-800

-700

-600

-500

-400

-3infin -200

-100

o

100

200

3infin 400

500

600

J日雄容

働500

-400

-300

ldquo2infin

ぺ00

8

100

200

3infin

400

500

600

アルペン拳スキーの歪み溺定装畿の開発(影山八島布日)

図17 被験者B宕スキー P7-P 8の歪み分布 (μξ)

図18 被験者ち左スキー P7-P 8の盗み分布 (με〉

56 中央大学保健体育研究所紀要 第20号

次に荷重の袈み方が最も多い BootsCenterの歪みを検討した臨時と盟20に Boots

Centerの査みのよと較を被験者ごとに示した

図19 被験者A

菌20 被験者3

関19図20から分かるように Aは右スキーの歪みが多く Bは在スキーの歪みが多い 90

mのコースを靖っていた時間は Aは11秒39Bは12秒38であった各ポイント通過時と歪み

の時間を合せるとポイント通過前後に盗みが大きくなっているのが分かり回転の最深部の舵

取り部分で最大になっていることがわかったターン中の歪み (1e)は Aが最大で右スキ-

4329441eBが最大左スキーの5512781εであった

先端部はたわみの騒が少なくまた罵部の部分もたわみの騒が少なかった乾のすぐ下の

Boots Center蔀立が最もたわみの蟻が大きかったそのため今後スキーの歪みを灘定する

2002 57アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影 ~lJ八島布詩)

場合 Boots Centerを中心として測定ポイントを数多くとり異なったスキー等の比較を

実施すればよいと考えられたlsquo

このように今後アルペンスキーのターン動作中の変形に関してこの開発した歪み制定

装置によってスキーの琵みを灘定することによちスキhellip用具の違いや斜麗状況そして技

術スピードなどによってどのようにたわみ変形が変化するかこの歪み灘定が科学的な指標

になりえると考えられたただし雪質や天候など自然条件をなるべく一定に状況設定するこ

とが重要な課題である

4 結論

本新究ではアルペンスキーの歪みを灘定する装董を開発しパイ口ットスタヂィとして

9旗門90mの平均斜度11度の績斜面を溝悲した時のスキーの査み測定の実験を実施した結果

は以下の通りである

スキーのターン動作中の変形iこ関して開発した歪み灘定装置によって スキーの歪みを測

定することによりスキー用具の違いや斜蕗状況そして技矯スピードなどによってどのよ

うにたわみ変形が変化するかこの歪み謀IJ定が科学的な指標になり得ると考えられた

引用参考文章史

1) 長谷川韓三スキーにおける工学的確究動向と展望J臼本スキー学会誌 Vo19No21999p87-90

2) 坂田敏有他スキhellip桜の機械特性に関する研究J中部大学工学部紀要 Vo1271991p19-26

3) 坂田敏行也ロボツトを用いたスキー滑走に関する実験的研究J総合工学 Vol71995p97-103

4) 筒井和彦地スキhellip板曲げ蒋性こ及段すピンデイングの影響についてJ間際スキー科学技禽研究

会第24聞大会研究発表サマリー 1992p84-86

ら) スキージャーナル編集部長野五輪を見据えたミズノの進撃Jスキージャーナル No375March

1997p63-67

6) 長野県工業試験場スキーの高性能化に関する時究J長野県工業試験場 1996

7) 芳袈也リュhellipジlsquoニ工競技におけるグリップ反力測定装置の開発Jスポhellipツ産業学耕究 VoI6No2

1996p9-14

8) LindD amp SandersSrThe physics of Skiing at the triple pointJSpringerωVerlag1996

9) 坂田敏行他スキー板の動的曲げ変形に関する考察J自本機会学会論文集 (C編)Vo160No578

1994p3328-3334

10) 坂田敏行弘「スキー板の形状および機按特牲に関する考察ースキーターンに及ぼす影響一J日本

スキー学会蒜 Vol5No 11995p187 -196

Page 2: AyEXL[フンェuフJュ › uploads › 2018 › 11 › 1865_2112135.pdf2002 AyEXL[フcンェハフJュ(eRCェCEゥ) 43 ソXcWOオCッ 1 フ、ノXL[Sフフスンニオト¥キアニェナォ.ワスCサフ

42 中央大学保韓体育講究所紀要 第20号

たわみ変形を研究することは大変重要なことと思われる従来のスキhellipのたわみ変形の研究は

両端単純支持のスキーのたわみ変形を測定したもの2) スキーむポットに歪み計を 2富所取り

村けたもの3) ぜンデイングを取与背けた時と取り付け弘前のスキーたわみ変形を見たもの心

などがあるまた実轄に雪国を人間が溝走したものを分析した研究は ミズノ 5)と長野県工業

試験場紛が実擁しているミズノで開発されたものは片側 8チャンネルである本講究で辻

雨11tH8チャンネルで両スキhellipのたわみ変形を概念的に表すことができる長野工業試験場の

一タリングシステムでは 16チャンネルであるが これはスキー開発の支援のために

開発されたもので護み分布をたわみ変形ととらえた分析はされていなかった本研究で関発

されたものはタhellipン中のスキーのたわみ変形を見るために歪み分布の瀦定を実施しその

データをソフトウょにアにより甑箇上に実灘龍として表しそれをスプライン補正によりスムー

ジングしスキhellip全体のたわみ変形を概念閣として表すことができるところであるまたそ

のヂータをアスキー変換し統計処理ソブトウエアにより分析やグラフイとが簡易に可能とな

りスキhellipの用具斜酷状況そして運動技穣スピードとの関連等を調査するスキーの実

滑走の実験場語で試科便性があるものである

本研究ではアルペンスキーのターン動作中の変形に関してスキーの歪みを測定するこ

とによってスキーのたわみ変形がスキー用具斜酷状況そして運動技術スピードとの

関連などによってどのように変化するか 歪み測定が科学的な指標になち得ると考え盗みを

溺定記慌する装置を開発しパイ口ットスタヂィとして ラ旗門90mの平均斜震約11農の緩斜

面を滑走した時のスキーの褒み瀦定の実験を実施した

2 方法

(1)歪み測定記様装置

護み灘定記機装置(共和電業社製 EDS-2infinA) を用い増属部を 2台接続し 16チャンネ

ルとした EDS-200Aは車両搭載患に開発されたもので振動にも強くスキーヤー

中であっても安定した護みデータの収集を可能にする左右のスキーのそれぞれ 8チャンネル

に小型詩水語強みゲージ〈共初寵業社製KFWS-2N寸 20-C1-11L3M2R) を取り fすけ歪

みを測定した護みゲージの抵抗檀の変化識をブワッジボックスにより綴小電庄備に変換し

ぞれを PCカード (SまAM) に記憶しパーソナル立ンピュータhellip (PC9821Nr15)で解析を

行った解析にはスキhellip板歪み分布モニタソフトウエア(テクノサイエンス社製〉を用い

たこのソフトウエア辻歪みデータを露関上に実灘笹として表しそれをスプライン補正に

アルペンスキーの歪み測定装量の開発(影山八島右自)2002 43

よちスムhellipジングし留 1のようにスキー全体のたわみとして表すことができるまたその

データをアスキー変換し統計娃理ソフトウエアにより分析やグラフ化が鱒易に可能となる

ものである今回のサンプリング周波数は 002 kHzとしたこの歪み測定記慢装置はデ

イパック (15リットル)に入る大きさで麓さは約 5勾であり写真 1のようぷ被験者が背中

モニタ右 J のY軸+フルスケhellip)~ [ 6

191M-裂にこコ E却盟 口重訂

諮 1 スキー根袈み分布モニタ繭面

に背負って灘定した

[スキー板歪み分脊モニタ】

με rEDS-200サンプルデモi 仁預QQ]

-1000 με rEDS-200サンプルデモJI

1000

G

一1000o 500 1000 1500

[右]

イメ岬ジ77イJlt

IMAGE-10 E灘蓄をテヲノザイエンス

モ二女時間 10200 sec

〔窓]

4メ叫ジ77イJレ IMAGE_20

計測者 TSCIENC主

モ二女時期 10400 sec

2000 mm

44 中央大学保健体育研究所紀要 第20号

(2) 灘定場所と時間測定

測定場所は戸揺高原スキhellip場中社ゲレンヂ間制コースを用いた王子均斜度11度の整地され

た議斜冨で 10mおきにフォールラインょに詰ぼ直線に育種i式ショhellipトポール 9本受用いス

タートと合せ90mでショートポールの斜冨上部の倒箇に雪面から高さ30cmに合せた党軍管

を設置し合計10ポイントの時間をニシ式電子計時機(ニシスポーツ製 NTR-10) を黒い

瀬定した図 2に特需灘定説定ポイントを示す写真 23にそれぞれ実験場面を示した

Start 1 10 m

P1 10 m

P2 10 m

P3 10 m

P4 10 m

P5 10 m

L R

R1 1-L 1 -1 接零点

L2 260mm-1 R3560mm- L3

R2

-1 L4 790mm R4-1 L5 1000mm R5

L6 1260mm -1

L7 1560mm R7-1 10 m P7 ミ

R6 1

10 m P8

P6

10 m P9 己JL8 1側 mm R8 I

図2 時間割定ポイントとスキーの灘定位置の概念毘

容翼2 実l験智頭 1

2002 45アルペンスキーの蓋み測定装量的開発(影山八島布告)

容業 3 実験雪麗2

(3) 瀦定日時と曽臨状涜

部定日時は2001年 3舟13日と 148であった 13自の警龍状況は測定前8~こ約lOcmの降繋が

ありゲレンヂをラトラックにて在脅して測定を実施した 13日14日ともに快晴で 148もラ

トラックで圧雪してillJ定を実施した雪議tt-1肢から -2度であった

(4) 被験者

基礎スキー指導員A身長172cm体重760kg57最 Bootsロシニョhellip jレSOFT

基礎スキー指導員 B身長171αn体議745持討議 Bootsヘッド T廷4レhellipシング

(5) スキー用具

小賀坂スキー製の大臨転用の競技スキー (TZGS 203) 203cm結具 SALOMONEXPを取

与fすけた物を使用した灘定した左右スキーのインエッジ髄のポイントは R1L1接雪点

R2L2接雪点より 260mmR 3L3 (560mm)設 4L4 (790m混入 R5L5 (lOOOmm

である840mm)(1L8R 8) L7 (l560mmR 7260mm)(lL6R 6Boos Center)

3 結果

灘定結果を歪み分布ニモニタより検討しスキーのたわみ変形を見たところ明らかに被験者A

46 中央大学保鍵体育研究所紀要 第20号

とBの開に相違が認められた回転が安定している P4から P8までの左右 2聞紙に焦点を当

て検討することにした表 1と表 2に被験者ABの統計ヂータを示す表 3に靖走灘定ポ

イントの時間を示す

表 1 被験者AのP4から P8の議みの統計量

度数 最小値(pe) 最大龍(μe) 平均傭(με) 標準煽差 分 散

R 1 81 -136778000 56555600 -3044033123 31290575 979100

R2 81 - 53166700 569611000 14640125309 11578515 13406200

R3 81 -201222000 456556000 10752262185 12206990 14901060

R4 81 -567 889000 569611000 2157610988 31590404 99795362

R5 81 -479556000 430167000 9145602074 21944299 48155226

設 6 81 -332889000 376000000 7673731277 15245651 23242987

設 7 81 -230 389000 175167000 8lsquo36285358 87610780 7675649

R8 81 -424833000 -238722000 -369 26753086 39839251 1587166

L 1 81 - 97611100 109889000 473045238 25524573 651504

L 2 81 -157611000 146278000 2162758012 66491962 4421181

L3 81 -226 500000 186278000 3392866000 89040354 7928185

L4 81 -567889000 227944000 -12491567688 22327752 49852lsquo853

L 5 81 -567889000 259889000 5424691152 20924337 43782786

L6 81 -567 889000 323222000 333536151 20041163 40164821

L 7 81 -314556000 86277800 5712070519 86113670 7415lsquo564

81 - 30111100 - 9833330 - 1950411148 440829822 19433

表 2 被験者日の P4から P8の謹みの統計量

度数 最小f直(με) 最大値(με) 平均穣(μe) 標準鍾差 分 数

R 1 91 -148167000 162667000 - 1734859374 42320073 1790989

R2 91 -204278000 264056000 9669592014 10586164 11206688

R3 91 -379 833000 314889000 6900058055 18095187 32743580

Eミ4 91 -567889000 359611000 - 9661902978 33317253 111003932

R5 91 -567 889000 257389000 -16537360341 28170697 79358814

R6 91 一567889000 202667000 -18694876571 24738673 61200195

R7 91 -567889000 68500000 -13103599610 13610560 18524lsquo735

R8 91 - 25388900 388889 - 1364285713 326873933 10685

L 1 91 68444400 58222200 - 1963186680 21990655 483589

L 2 91 -424278000 63500000 -83 10865599 72342568 5233447

L3 91 -437611000 105444000 - 7194871463 10149486 10301207

L4 91 -459000000 427389000 13219049876 24563373 60335929

L 5 91 hellip 430667000 524056000 13676615319 22551508 50857053

L6 91 hellip 416222000 563778000 15660133231 19279305 37169161

L 7 91 -409 556000 67944400 - 9746151220 91073759 8294430

L 8 91 24833300 -7611110 - 1550182714 293065805 8589

2002 アルペンス今一の蛮み測定装置の開発(影山八島布日) 47

襲 3 滑定測定ポイントの時間 (sec)

被験者 A 被験者 B

3

P 1

P 2

P 3

P4

P 5

P 6

P 7

P8

P 9

G

24

395

53

65

76

86

955

1050

114

(24)

(155)

(135)

(12)

(11)

(10)

(095)

(095)

(090)

S

P 1

P2

P3

P4

P5

P 6

P7

P8

P 9

G

24

4

55

67

79

905

101

112

12 4

(2 4)

(16)

(15)

(I2)

(I2)

(I15)

(105)

(Ilsquo 1) (13)

左右スキーの袈みをグラフ化したものを図 3から図18に示す イント聞の時間は約 1

秒であるこれらを比較すると被験者によってそれぞれのパタhellipンがあり被験者Aの図 3

と盟 7の右スキhellipの都議している歪みのパターンはよく似ている (但し右スキーの R8は測

定不能であるJまた被験者Aの菌 4と密 8の左スキhellipの碕議されていないパターンも訟でい

る被験者Bでも顕11と醤誌の右スキーの蕎重パターン臨13と関17の右スキーに膏重がさ

れていないパタhellipン多語14と臨18の左スキー蕎重パタhellipンが似てまきりそれぞれ被験者の靖ち

方の蓋み分布の特徴的なものと考えられるその歪み分布をたわみ変形と仮定しグラフfとし

たものを個人の滑り方や技構との関連で分析する手段のーっとなり搾るだろう彊人に対する

滑り方へのブイhellipドパックや技術の分析の手がかりとなると考えられる

48

司500

-400

-300

-200

ぺ00

o

100

200

300

400

500

600

国3

μe

600

-500

-400

-300

-200

-100

O

100

200

300

400

500

600

関4

中央大学保欝体育研究所紀繋 第20号

被験者A右スキhellip P4-P 5の査み分有 (μι)

被験者A左スキhellip P4-P 5の蛮み分布 (μe)

2002 アルペンスキhellipの歪み挺定装翠の揮発〈影山八島春吉〉 49

-500

-400

300

-200

-100

B

100

200

300

400

5infin

600

民 5 被験者A右スキhellip P5-P 6の歪み分帯拾が

μe -600

500

-400

300

200

-100

2 o

100

200

300

400

500

600

図 6 被験者A左スキー P5-P 6の歪み分者 e)(μ

50

格500

峰400

鯵300

200

-100

G

100

200

300

400

500

600

関7

μe

600

-500

-400

300

-200

-100

G

100

200

300

400

500

600

中央大学保健体育研究所紀要 第20号

被験者A右スキー P6-P 7の歪み分布 (με)

思s被験者A左スキhellip P6-P 7の袈み分事 με)

2002 アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影山八島布目) 51

-500

-400

-300

-200

-100

G

100

200

300

400

500

600

盟 9 被験者Aおスキhellip P7-P 8の歪み分布 (μe)

μe

600

るinfin

-400

-300

-200

-100

G

100

200

300

4infin

500

600

閥均被験者A左スキー P7-8 6の歪み分布 (με)

52

με -600

-500

-400

-300

-200

-100

100

200

300

400

500

600

図11

με

600

-500

-400

-300

-200

-100

o

100

200

300

400

500

600

図12

中央大学保健体育研究所紀要 第20号

被験者B右スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

被験者 B左スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

53 2002

p1I 900

-800

-700

-600

嗣 500

働 400

倫300

200

1infin 200

300

400

500

8infin

pt -600

lsquo500

-400

幽300

-200

-100

O

100

200

300

400

500

600

アルペンスキhellipの歪み測定接種の開発影山八鳥年吾〉

P5-P 6被験者務者スキー13語 e)(μの歪み分布

詔14 被験者3左スキhellip P5-P 6の重み分事 (με)

54

μe 輔600

500

400

-300

輸200

100

100

200

300

400

500

600

μe

600

-500

-400

鴨 300

-200

-100

O

100

200

300

ヰinfin

500

600

中央大学課建捧宵研究所紀要 第20i子

題15 被験者B右スキhellip P6-P 7の重み分布 (μe)

函16 被験者Bt五スキー P6-P 7の翠み分布 (με〉

55 2002

p -900

-800

-700

-600

-500

-400

-3infin -200

-100

o

100

200

3infin 400

500

600

J日雄容

働500

-400

-300

ldquo2infin

ぺ00

8

100

200

3infin

400

500

600

アルペン拳スキーの歪み溺定装畿の開発(影山八島布日)

図17 被験者B宕スキー P7-P 8の歪み分布 (μξ)

図18 被験者ち左スキー P7-P 8の盗み分布 (με〉

56 中央大学保健体育研究所紀要 第20号

次に荷重の袈み方が最も多い BootsCenterの歪みを検討した臨時と盟20に Boots

Centerの査みのよと較を被験者ごとに示した

図19 被験者A

菌20 被験者3

関19図20から分かるように Aは右スキーの歪みが多く Bは在スキーの歪みが多い 90

mのコースを靖っていた時間は Aは11秒39Bは12秒38であった各ポイント通過時と歪み

の時間を合せるとポイント通過前後に盗みが大きくなっているのが分かり回転の最深部の舵

取り部分で最大になっていることがわかったターン中の歪み (1e)は Aが最大で右スキ-

4329441eBが最大左スキーの5512781εであった

先端部はたわみの騒が少なくまた罵部の部分もたわみの騒が少なかった乾のすぐ下の

Boots Center蔀立が最もたわみの蟻が大きかったそのため今後スキーの歪みを灘定する

2002 57アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影 ~lJ八島布詩)

場合 Boots Centerを中心として測定ポイントを数多くとり異なったスキー等の比較を

実施すればよいと考えられたlsquo

このように今後アルペンスキーのターン動作中の変形に関してこの開発した歪み制定

装置によってスキーの琵みを灘定することによちスキhellip用具の違いや斜麗状況そして技

術スピードなどによってどのようにたわみ変形が変化するかこの歪み灘定が科学的な指標

になりえると考えられたただし雪質や天候など自然条件をなるべく一定に状況設定するこ

とが重要な課題である

4 結論

本新究ではアルペンスキーの歪みを灘定する装董を開発しパイ口ットスタヂィとして

9旗門90mの平均斜度11度の績斜面を溝悲した時のスキーの査み測定の実験を実施した結果

は以下の通りである

スキーのターン動作中の変形iこ関して開発した歪み灘定装置によって スキーの歪みを測

定することによりスキー用具の違いや斜蕗状況そして技矯スピードなどによってどのよ

うにたわみ変形が変化するかこの歪み謀IJ定が科学的な指標になり得ると考えられた

引用参考文章史

1) 長谷川韓三スキーにおける工学的確究動向と展望J臼本スキー学会誌 Vo19No21999p87-90

2) 坂田敏有他スキhellip桜の機械特性に関する研究J中部大学工学部紀要 Vo1271991p19-26

3) 坂田敏行也ロボツトを用いたスキー滑走に関する実験的研究J総合工学 Vol71995p97-103

4) 筒井和彦地スキhellip板曲げ蒋性こ及段すピンデイングの影響についてJ間際スキー科学技禽研究

会第24聞大会研究発表サマリー 1992p84-86

ら) スキージャーナル編集部長野五輪を見据えたミズノの進撃Jスキージャーナル No375March

1997p63-67

6) 長野県工業試験場スキーの高性能化に関する時究J長野県工業試験場 1996

7) 芳袈也リュhellipジlsquoニ工競技におけるグリップ反力測定装置の開発Jスポhellipツ産業学耕究 VoI6No2

1996p9-14

8) LindD amp SandersSrThe physics of Skiing at the triple pointJSpringerωVerlag1996

9) 坂田敏行他スキー板の動的曲げ変形に関する考察J自本機会学会論文集 (C編)Vo160No578

1994p3328-3334

10) 坂田敏行弘「スキー板の形状および機按特牲に関する考察ースキーターンに及ぼす影響一J日本

スキー学会蒜 Vol5No 11995p187 -196

Page 3: AyEXL[フンェuフJュ › uploads › 2018 › 11 › 1865_2112135.pdf2002 AyEXL[フcンェハフJュ(eRCェCEゥ) 43 ソXcWOオCッ 1 フ、ノXL[Sフフスンニオト¥キアニェナォ.ワスCサフ

アルペンスキーの歪み測定装量の開発(影山八島右自)2002 43

よちスムhellipジングし留 1のようにスキー全体のたわみとして表すことができるまたその

データをアスキー変換し統計娃理ソフトウエアにより分析やグラフ化が鱒易に可能となる

ものである今回のサンプリング周波数は 002 kHzとしたこの歪み測定記慢装置はデ

イパック (15リットル)に入る大きさで麓さは約 5勾であり写真 1のようぷ被験者が背中

モニタ右 J のY軸+フルスケhellip)~ [ 6

191M-裂にこコ E却盟 口重訂

諮 1 スキー根袈み分布モニタ繭面

に背負って灘定した

[スキー板歪み分脊モニタ】

με rEDS-200サンプルデモi 仁預QQ]

-1000 με rEDS-200サンプルデモJI

1000

G

一1000o 500 1000 1500

[右]

イメ岬ジ77イJlt

IMAGE-10 E灘蓄をテヲノザイエンス

モ二女時間 10200 sec

〔窓]

4メ叫ジ77イJレ IMAGE_20

計測者 TSCIENC主

モ二女時期 10400 sec

2000 mm

44 中央大学保健体育研究所紀要 第20号

(2) 灘定場所と時間測定

測定場所は戸揺高原スキhellip場中社ゲレンヂ間制コースを用いた王子均斜度11度の整地され

た議斜冨で 10mおきにフォールラインょに詰ぼ直線に育種i式ショhellipトポール 9本受用いス

タートと合せ90mでショートポールの斜冨上部の倒箇に雪面から高さ30cmに合せた党軍管

を設置し合計10ポイントの時間をニシ式電子計時機(ニシスポーツ製 NTR-10) を黒い

瀬定した図 2に特需灘定説定ポイントを示す写真 23にそれぞれ実験場面を示した

Start 1 10 m

P1 10 m

P2 10 m

P3 10 m

P4 10 m

P5 10 m

L R

R1 1-L 1 -1 接零点

L2 260mm-1 R3560mm- L3

R2

-1 L4 790mm R4-1 L5 1000mm R5

L6 1260mm -1

L7 1560mm R7-1 10 m P7 ミ

R6 1

10 m P8

P6

10 m P9 己JL8 1側 mm R8 I

図2 時間割定ポイントとスキーの灘定位置の概念毘

容翼2 実l験智頭 1

2002 45アルペンスキーの蓋み測定装量的開発(影山八島布告)

容業 3 実験雪麗2

(3) 瀦定日時と曽臨状涜

部定日時は2001年 3舟13日と 148であった 13自の警龍状況は測定前8~こ約lOcmの降繋が

ありゲレンヂをラトラックにて在脅して測定を実施した 13日14日ともに快晴で 148もラ

トラックで圧雪してillJ定を実施した雪議tt-1肢から -2度であった

(4) 被験者

基礎スキー指導員A身長172cm体重760kg57最 Bootsロシニョhellip jレSOFT

基礎スキー指導員 B身長171αn体議745持討議 Bootsヘッド T廷4レhellipシング

(5) スキー用具

小賀坂スキー製の大臨転用の競技スキー (TZGS 203) 203cm結具 SALOMONEXPを取

与fすけた物を使用した灘定した左右スキーのインエッジ髄のポイントは R1L1接雪点

R2L2接雪点より 260mmR 3L3 (560mm)設 4L4 (790m混入 R5L5 (lOOOmm

である840mm)(1L8R 8) L7 (l560mmR 7260mm)(lL6R 6Boos Center)

3 結果

灘定結果を歪み分布ニモニタより検討しスキーのたわみ変形を見たところ明らかに被験者A

46 中央大学保鍵体育研究所紀要 第20号

とBの開に相違が認められた回転が安定している P4から P8までの左右 2聞紙に焦点を当

て検討することにした表 1と表 2に被験者ABの統計ヂータを示す表 3に靖走灘定ポ

イントの時間を示す

表 1 被験者AのP4から P8の議みの統計量

度数 最小値(pe) 最大龍(μe) 平均傭(με) 標準煽差 分 散

R 1 81 -136778000 56555600 -3044033123 31290575 979100

R2 81 - 53166700 569611000 14640125309 11578515 13406200

R3 81 -201222000 456556000 10752262185 12206990 14901060

R4 81 -567 889000 569611000 2157610988 31590404 99795362

R5 81 -479556000 430167000 9145602074 21944299 48155226

設 6 81 -332889000 376000000 7673731277 15245651 23242987

設 7 81 -230 389000 175167000 8lsquo36285358 87610780 7675649

R8 81 -424833000 -238722000 -369 26753086 39839251 1587166

L 1 81 - 97611100 109889000 473045238 25524573 651504

L 2 81 -157611000 146278000 2162758012 66491962 4421181

L3 81 -226 500000 186278000 3392866000 89040354 7928185

L4 81 -567889000 227944000 -12491567688 22327752 49852lsquo853

L 5 81 -567889000 259889000 5424691152 20924337 43782786

L6 81 -567 889000 323222000 333536151 20041163 40164821

L 7 81 -314556000 86277800 5712070519 86113670 7415lsquo564

81 - 30111100 - 9833330 - 1950411148 440829822 19433

表 2 被験者日の P4から P8の謹みの統計量

度数 最小f直(με) 最大値(με) 平均穣(μe) 標準鍾差 分 数

R 1 91 -148167000 162667000 - 1734859374 42320073 1790989

R2 91 -204278000 264056000 9669592014 10586164 11206688

R3 91 -379 833000 314889000 6900058055 18095187 32743580

Eミ4 91 -567889000 359611000 - 9661902978 33317253 111003932

R5 91 -567 889000 257389000 -16537360341 28170697 79358814

R6 91 一567889000 202667000 -18694876571 24738673 61200195

R7 91 -567889000 68500000 -13103599610 13610560 18524lsquo735

R8 91 - 25388900 388889 - 1364285713 326873933 10685

L 1 91 68444400 58222200 - 1963186680 21990655 483589

L 2 91 -424278000 63500000 -83 10865599 72342568 5233447

L3 91 -437611000 105444000 - 7194871463 10149486 10301207

L4 91 -459000000 427389000 13219049876 24563373 60335929

L 5 91 hellip 430667000 524056000 13676615319 22551508 50857053

L6 91 hellip 416222000 563778000 15660133231 19279305 37169161

L 7 91 -409 556000 67944400 - 9746151220 91073759 8294430

L 8 91 24833300 -7611110 - 1550182714 293065805 8589

2002 アルペンス今一の蛮み測定装置の開発(影山八島布日) 47

襲 3 滑定測定ポイントの時間 (sec)

被験者 A 被験者 B

3

P 1

P 2

P 3

P4

P 5

P 6

P 7

P8

P 9

G

24

395

53

65

76

86

955

1050

114

(24)

(155)

(135)

(12)

(11)

(10)

(095)

(095)

(090)

S

P 1

P2

P3

P4

P5

P 6

P7

P8

P 9

G

24

4

55

67

79

905

101

112

12 4

(2 4)

(16)

(15)

(I2)

(I2)

(I15)

(105)

(Ilsquo 1) (13)

左右スキーの袈みをグラフ化したものを図 3から図18に示す イント聞の時間は約 1

秒であるこれらを比較すると被験者によってそれぞれのパタhellipンがあり被験者Aの図 3

と盟 7の右スキhellipの都議している歪みのパターンはよく似ている (但し右スキーの R8は測

定不能であるJまた被験者Aの菌 4と密 8の左スキhellipの碕議されていないパターンも訟でい

る被験者Bでも顕11と醤誌の右スキーの蕎重パターン臨13と関17の右スキーに膏重がさ

れていないパタhellipン多語14と臨18の左スキー蕎重パタhellipンが似てまきりそれぞれ被験者の靖ち

方の蓋み分布の特徴的なものと考えられるその歪み分布をたわみ変形と仮定しグラフfとし

たものを個人の滑り方や技構との関連で分析する手段のーっとなり搾るだろう彊人に対する

滑り方へのブイhellipドパックや技術の分析の手がかりとなると考えられる

48

司500

-400

-300

-200

ぺ00

o

100

200

300

400

500

600

国3

μe

600

-500

-400

-300

-200

-100

O

100

200

300

400

500

600

関4

中央大学保欝体育研究所紀繋 第20号

被験者A右スキhellip P4-P 5の査み分有 (μι)

被験者A左スキhellip P4-P 5の蛮み分布 (μe)

2002 アルペンスキhellipの歪み挺定装翠の揮発〈影山八島春吉〉 49

-500

-400

300

-200

-100

B

100

200

300

400

5infin

600

民 5 被験者A右スキhellip P5-P 6の歪み分帯拾が

μe -600

500

-400

300

200

-100

2 o

100

200

300

400

500

600

図 6 被験者A左スキー P5-P 6の歪み分者 e)(μ

50

格500

峰400

鯵300

200

-100

G

100

200

300

400

500

600

関7

μe

600

-500

-400

300

-200

-100

G

100

200

300

400

500

600

中央大学保健体育研究所紀要 第20号

被験者A右スキー P6-P 7の歪み分布 (με)

思s被験者A左スキhellip P6-P 7の袈み分事 με)

2002 アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影山八島布目) 51

-500

-400

-300

-200

-100

G

100

200

300

400

500

600

盟 9 被験者Aおスキhellip P7-P 8の歪み分布 (μe)

μe

600

るinfin

-400

-300

-200

-100

G

100

200

300

4infin

500

600

閥均被験者A左スキー P7-8 6の歪み分布 (με)

52

με -600

-500

-400

-300

-200

-100

100

200

300

400

500

600

図11

με

600

-500

-400

-300

-200

-100

o

100

200

300

400

500

600

図12

中央大学保健体育研究所紀要 第20号

被験者B右スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

被験者 B左スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

53 2002

p1I 900

-800

-700

-600

嗣 500

働 400

倫300

200

1infin 200

300

400

500

8infin

pt -600

lsquo500

-400

幽300

-200

-100

O

100

200

300

400

500

600

アルペンスキhellipの歪み測定接種の開発影山八鳥年吾〉

P5-P 6被験者務者スキー13語 e)(μの歪み分布

詔14 被験者3左スキhellip P5-P 6の重み分事 (με)

54

μe 輔600

500

400

-300

輸200

100

100

200

300

400

500

600

μe

600

-500

-400

鴨 300

-200

-100

O

100

200

300

ヰinfin

500

600

中央大学課建捧宵研究所紀要 第20i子

題15 被験者B右スキhellip P6-P 7の重み分布 (μe)

函16 被験者Bt五スキー P6-P 7の翠み分布 (με〉

55 2002

p -900

-800

-700

-600

-500

-400

-3infin -200

-100

o

100

200

3infin 400

500

600

J日雄容

働500

-400

-300

ldquo2infin

ぺ00

8

100

200

3infin

400

500

600

アルペン拳スキーの歪み溺定装畿の開発(影山八島布日)

図17 被験者B宕スキー P7-P 8の歪み分布 (μξ)

図18 被験者ち左スキー P7-P 8の盗み分布 (με〉

56 中央大学保健体育研究所紀要 第20号

次に荷重の袈み方が最も多い BootsCenterの歪みを検討した臨時と盟20に Boots

Centerの査みのよと較を被験者ごとに示した

図19 被験者A

菌20 被験者3

関19図20から分かるように Aは右スキーの歪みが多く Bは在スキーの歪みが多い 90

mのコースを靖っていた時間は Aは11秒39Bは12秒38であった各ポイント通過時と歪み

の時間を合せるとポイント通過前後に盗みが大きくなっているのが分かり回転の最深部の舵

取り部分で最大になっていることがわかったターン中の歪み (1e)は Aが最大で右スキ-

4329441eBが最大左スキーの5512781εであった

先端部はたわみの騒が少なくまた罵部の部分もたわみの騒が少なかった乾のすぐ下の

Boots Center蔀立が最もたわみの蟻が大きかったそのため今後スキーの歪みを灘定する

2002 57アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影 ~lJ八島布詩)

場合 Boots Centerを中心として測定ポイントを数多くとり異なったスキー等の比較を

実施すればよいと考えられたlsquo

このように今後アルペンスキーのターン動作中の変形に関してこの開発した歪み制定

装置によってスキーの琵みを灘定することによちスキhellip用具の違いや斜麗状況そして技

術スピードなどによってどのようにたわみ変形が変化するかこの歪み灘定が科学的な指標

になりえると考えられたただし雪質や天候など自然条件をなるべく一定に状況設定するこ

とが重要な課題である

4 結論

本新究ではアルペンスキーの歪みを灘定する装董を開発しパイ口ットスタヂィとして

9旗門90mの平均斜度11度の績斜面を溝悲した時のスキーの査み測定の実験を実施した結果

は以下の通りである

スキーのターン動作中の変形iこ関して開発した歪み灘定装置によって スキーの歪みを測

定することによりスキー用具の違いや斜蕗状況そして技矯スピードなどによってどのよ

うにたわみ変形が変化するかこの歪み謀IJ定が科学的な指標になり得ると考えられた

引用参考文章史

1) 長谷川韓三スキーにおける工学的確究動向と展望J臼本スキー学会誌 Vo19No21999p87-90

2) 坂田敏有他スキhellip桜の機械特性に関する研究J中部大学工学部紀要 Vo1271991p19-26

3) 坂田敏行也ロボツトを用いたスキー滑走に関する実験的研究J総合工学 Vol71995p97-103

4) 筒井和彦地スキhellip板曲げ蒋性こ及段すピンデイングの影響についてJ間際スキー科学技禽研究

会第24聞大会研究発表サマリー 1992p84-86

ら) スキージャーナル編集部長野五輪を見据えたミズノの進撃Jスキージャーナル No375March

1997p63-67

6) 長野県工業試験場スキーの高性能化に関する時究J長野県工業試験場 1996

7) 芳袈也リュhellipジlsquoニ工競技におけるグリップ反力測定装置の開発Jスポhellipツ産業学耕究 VoI6No2

1996p9-14

8) LindD amp SandersSrThe physics of Skiing at the triple pointJSpringerωVerlag1996

9) 坂田敏行他スキー板の動的曲げ変形に関する考察J自本機会学会論文集 (C編)Vo160No578

1994p3328-3334

10) 坂田敏行弘「スキー板の形状および機按特牲に関する考察ースキーターンに及ぼす影響一J日本

スキー学会蒜 Vol5No 11995p187 -196

Page 4: AyEXL[フンェuフJュ › uploads › 2018 › 11 › 1865_2112135.pdf2002 AyEXL[フcンェハフJュ(eRCェCEゥ) 43 ソXcWOオCッ 1 フ、ノXL[Sフフスンニオト¥キアニェナォ.ワスCサフ

44 中央大学保健体育研究所紀要 第20号

(2) 灘定場所と時間測定

測定場所は戸揺高原スキhellip場中社ゲレンヂ間制コースを用いた王子均斜度11度の整地され

た議斜冨で 10mおきにフォールラインょに詰ぼ直線に育種i式ショhellipトポール 9本受用いス

タートと合せ90mでショートポールの斜冨上部の倒箇に雪面から高さ30cmに合せた党軍管

を設置し合計10ポイントの時間をニシ式電子計時機(ニシスポーツ製 NTR-10) を黒い

瀬定した図 2に特需灘定説定ポイントを示す写真 23にそれぞれ実験場面を示した

Start 1 10 m

P1 10 m

P2 10 m

P3 10 m

P4 10 m

P5 10 m

L R

R1 1-L 1 -1 接零点

L2 260mm-1 R3560mm- L3

R2

-1 L4 790mm R4-1 L5 1000mm R5

L6 1260mm -1

L7 1560mm R7-1 10 m P7 ミ

R6 1

10 m P8

P6

10 m P9 己JL8 1側 mm R8 I

図2 時間割定ポイントとスキーの灘定位置の概念毘

容翼2 実l験智頭 1

2002 45アルペンスキーの蓋み測定装量的開発(影山八島布告)

容業 3 実験雪麗2

(3) 瀦定日時と曽臨状涜

部定日時は2001年 3舟13日と 148であった 13自の警龍状況は測定前8~こ約lOcmの降繋が

ありゲレンヂをラトラックにて在脅して測定を実施した 13日14日ともに快晴で 148もラ

トラックで圧雪してillJ定を実施した雪議tt-1肢から -2度であった

(4) 被験者

基礎スキー指導員A身長172cm体重760kg57最 Bootsロシニョhellip jレSOFT

基礎スキー指導員 B身長171αn体議745持討議 Bootsヘッド T廷4レhellipシング

(5) スキー用具

小賀坂スキー製の大臨転用の競技スキー (TZGS 203) 203cm結具 SALOMONEXPを取

与fすけた物を使用した灘定した左右スキーのインエッジ髄のポイントは R1L1接雪点

R2L2接雪点より 260mmR 3L3 (560mm)設 4L4 (790m混入 R5L5 (lOOOmm

である840mm)(1L8R 8) L7 (l560mmR 7260mm)(lL6R 6Boos Center)

3 結果

灘定結果を歪み分布ニモニタより検討しスキーのたわみ変形を見たところ明らかに被験者A

46 中央大学保鍵体育研究所紀要 第20号

とBの開に相違が認められた回転が安定している P4から P8までの左右 2聞紙に焦点を当

て検討することにした表 1と表 2に被験者ABの統計ヂータを示す表 3に靖走灘定ポ

イントの時間を示す

表 1 被験者AのP4から P8の議みの統計量

度数 最小値(pe) 最大龍(μe) 平均傭(με) 標準煽差 分 散

R 1 81 -136778000 56555600 -3044033123 31290575 979100

R2 81 - 53166700 569611000 14640125309 11578515 13406200

R3 81 -201222000 456556000 10752262185 12206990 14901060

R4 81 -567 889000 569611000 2157610988 31590404 99795362

R5 81 -479556000 430167000 9145602074 21944299 48155226

設 6 81 -332889000 376000000 7673731277 15245651 23242987

設 7 81 -230 389000 175167000 8lsquo36285358 87610780 7675649

R8 81 -424833000 -238722000 -369 26753086 39839251 1587166

L 1 81 - 97611100 109889000 473045238 25524573 651504

L 2 81 -157611000 146278000 2162758012 66491962 4421181

L3 81 -226 500000 186278000 3392866000 89040354 7928185

L4 81 -567889000 227944000 -12491567688 22327752 49852lsquo853

L 5 81 -567889000 259889000 5424691152 20924337 43782786

L6 81 -567 889000 323222000 333536151 20041163 40164821

L 7 81 -314556000 86277800 5712070519 86113670 7415lsquo564

81 - 30111100 - 9833330 - 1950411148 440829822 19433

表 2 被験者日の P4から P8の謹みの統計量

度数 最小f直(με) 最大値(με) 平均穣(μe) 標準鍾差 分 数

R 1 91 -148167000 162667000 - 1734859374 42320073 1790989

R2 91 -204278000 264056000 9669592014 10586164 11206688

R3 91 -379 833000 314889000 6900058055 18095187 32743580

Eミ4 91 -567889000 359611000 - 9661902978 33317253 111003932

R5 91 -567 889000 257389000 -16537360341 28170697 79358814

R6 91 一567889000 202667000 -18694876571 24738673 61200195

R7 91 -567889000 68500000 -13103599610 13610560 18524lsquo735

R8 91 - 25388900 388889 - 1364285713 326873933 10685

L 1 91 68444400 58222200 - 1963186680 21990655 483589

L 2 91 -424278000 63500000 -83 10865599 72342568 5233447

L3 91 -437611000 105444000 - 7194871463 10149486 10301207

L4 91 -459000000 427389000 13219049876 24563373 60335929

L 5 91 hellip 430667000 524056000 13676615319 22551508 50857053

L6 91 hellip 416222000 563778000 15660133231 19279305 37169161

L 7 91 -409 556000 67944400 - 9746151220 91073759 8294430

L 8 91 24833300 -7611110 - 1550182714 293065805 8589

2002 アルペンス今一の蛮み測定装置の開発(影山八島布日) 47

襲 3 滑定測定ポイントの時間 (sec)

被験者 A 被験者 B

3

P 1

P 2

P 3

P4

P 5

P 6

P 7

P8

P 9

G

24

395

53

65

76

86

955

1050

114

(24)

(155)

(135)

(12)

(11)

(10)

(095)

(095)

(090)

S

P 1

P2

P3

P4

P5

P 6

P7

P8

P 9

G

24

4

55

67

79

905

101

112

12 4

(2 4)

(16)

(15)

(I2)

(I2)

(I15)

(105)

(Ilsquo 1) (13)

左右スキーの袈みをグラフ化したものを図 3から図18に示す イント聞の時間は約 1

秒であるこれらを比較すると被験者によってそれぞれのパタhellipンがあり被験者Aの図 3

と盟 7の右スキhellipの都議している歪みのパターンはよく似ている (但し右スキーの R8は測

定不能であるJまた被験者Aの菌 4と密 8の左スキhellipの碕議されていないパターンも訟でい

る被験者Bでも顕11と醤誌の右スキーの蕎重パターン臨13と関17の右スキーに膏重がさ

れていないパタhellipン多語14と臨18の左スキー蕎重パタhellipンが似てまきりそれぞれ被験者の靖ち

方の蓋み分布の特徴的なものと考えられるその歪み分布をたわみ変形と仮定しグラフfとし

たものを個人の滑り方や技構との関連で分析する手段のーっとなり搾るだろう彊人に対する

滑り方へのブイhellipドパックや技術の分析の手がかりとなると考えられる

48

司500

-400

-300

-200

ぺ00

o

100

200

300

400

500

600

国3

μe

600

-500

-400

-300

-200

-100

O

100

200

300

400

500

600

関4

中央大学保欝体育研究所紀繋 第20号

被験者A右スキhellip P4-P 5の査み分有 (μι)

被験者A左スキhellip P4-P 5の蛮み分布 (μe)

2002 アルペンスキhellipの歪み挺定装翠の揮発〈影山八島春吉〉 49

-500

-400

300

-200

-100

B

100

200

300

400

5infin

600

民 5 被験者A右スキhellip P5-P 6の歪み分帯拾が

μe -600

500

-400

300

200

-100

2 o

100

200

300

400

500

600

図 6 被験者A左スキー P5-P 6の歪み分者 e)(μ

50

格500

峰400

鯵300

200

-100

G

100

200

300

400

500

600

関7

μe

600

-500

-400

300

-200

-100

G

100

200

300

400

500

600

中央大学保健体育研究所紀要 第20号

被験者A右スキー P6-P 7の歪み分布 (με)

思s被験者A左スキhellip P6-P 7の袈み分事 με)

2002 アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影山八島布目) 51

-500

-400

-300

-200

-100

G

100

200

300

400

500

600

盟 9 被験者Aおスキhellip P7-P 8の歪み分布 (μe)

μe

600

るinfin

-400

-300

-200

-100

G

100

200

300

4infin

500

600

閥均被験者A左スキー P7-8 6の歪み分布 (με)

52

με -600

-500

-400

-300

-200

-100

100

200

300

400

500

600

図11

με

600

-500

-400

-300

-200

-100

o

100

200

300

400

500

600

図12

中央大学保健体育研究所紀要 第20号

被験者B右スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

被験者 B左スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

53 2002

p1I 900

-800

-700

-600

嗣 500

働 400

倫300

200

1infin 200

300

400

500

8infin

pt -600

lsquo500

-400

幽300

-200

-100

O

100

200

300

400

500

600

アルペンスキhellipの歪み測定接種の開発影山八鳥年吾〉

P5-P 6被験者務者スキー13語 e)(μの歪み分布

詔14 被験者3左スキhellip P5-P 6の重み分事 (με)

54

μe 輔600

500

400

-300

輸200

100

100

200

300

400

500

600

μe

600

-500

-400

鴨 300

-200

-100

O

100

200

300

ヰinfin

500

600

中央大学課建捧宵研究所紀要 第20i子

題15 被験者B右スキhellip P6-P 7の重み分布 (μe)

函16 被験者Bt五スキー P6-P 7の翠み分布 (με〉

55 2002

p -900

-800

-700

-600

-500

-400

-3infin -200

-100

o

100

200

3infin 400

500

600

J日雄容

働500

-400

-300

ldquo2infin

ぺ00

8

100

200

3infin

400

500

600

アルペン拳スキーの歪み溺定装畿の開発(影山八島布日)

図17 被験者B宕スキー P7-P 8の歪み分布 (μξ)

図18 被験者ち左スキー P7-P 8の盗み分布 (με〉

56 中央大学保健体育研究所紀要 第20号

次に荷重の袈み方が最も多い BootsCenterの歪みを検討した臨時と盟20に Boots

Centerの査みのよと較を被験者ごとに示した

図19 被験者A

菌20 被験者3

関19図20から分かるように Aは右スキーの歪みが多く Bは在スキーの歪みが多い 90

mのコースを靖っていた時間は Aは11秒39Bは12秒38であった各ポイント通過時と歪み

の時間を合せるとポイント通過前後に盗みが大きくなっているのが分かり回転の最深部の舵

取り部分で最大になっていることがわかったターン中の歪み (1e)は Aが最大で右スキ-

4329441eBが最大左スキーの5512781εであった

先端部はたわみの騒が少なくまた罵部の部分もたわみの騒が少なかった乾のすぐ下の

Boots Center蔀立が最もたわみの蟻が大きかったそのため今後スキーの歪みを灘定する

2002 57アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影 ~lJ八島布詩)

場合 Boots Centerを中心として測定ポイントを数多くとり異なったスキー等の比較を

実施すればよいと考えられたlsquo

このように今後アルペンスキーのターン動作中の変形に関してこの開発した歪み制定

装置によってスキーの琵みを灘定することによちスキhellip用具の違いや斜麗状況そして技

術スピードなどによってどのようにたわみ変形が変化するかこの歪み灘定が科学的な指標

になりえると考えられたただし雪質や天候など自然条件をなるべく一定に状況設定するこ

とが重要な課題である

4 結論

本新究ではアルペンスキーの歪みを灘定する装董を開発しパイ口ットスタヂィとして

9旗門90mの平均斜度11度の績斜面を溝悲した時のスキーの査み測定の実験を実施した結果

は以下の通りである

スキーのターン動作中の変形iこ関して開発した歪み灘定装置によって スキーの歪みを測

定することによりスキー用具の違いや斜蕗状況そして技矯スピードなどによってどのよ

うにたわみ変形が変化するかこの歪み謀IJ定が科学的な指標になり得ると考えられた

引用参考文章史

1) 長谷川韓三スキーにおける工学的確究動向と展望J臼本スキー学会誌 Vo19No21999p87-90

2) 坂田敏有他スキhellip桜の機械特性に関する研究J中部大学工学部紀要 Vo1271991p19-26

3) 坂田敏行也ロボツトを用いたスキー滑走に関する実験的研究J総合工学 Vol71995p97-103

4) 筒井和彦地スキhellip板曲げ蒋性こ及段すピンデイングの影響についてJ間際スキー科学技禽研究

会第24聞大会研究発表サマリー 1992p84-86

ら) スキージャーナル編集部長野五輪を見据えたミズノの進撃Jスキージャーナル No375March

1997p63-67

6) 長野県工業試験場スキーの高性能化に関する時究J長野県工業試験場 1996

7) 芳袈也リュhellipジlsquoニ工競技におけるグリップ反力測定装置の開発Jスポhellipツ産業学耕究 VoI6No2

1996p9-14

8) LindD amp SandersSrThe physics of Skiing at the triple pointJSpringerωVerlag1996

9) 坂田敏行他スキー板の動的曲げ変形に関する考察J自本機会学会論文集 (C編)Vo160No578

1994p3328-3334

10) 坂田敏行弘「スキー板の形状および機按特牲に関する考察ースキーターンに及ぼす影響一J日本

スキー学会蒜 Vol5No 11995p187 -196

Page 5: AyEXL[フンェuフJュ › uploads › 2018 › 11 › 1865_2112135.pdf2002 AyEXL[フcンェハフJュ(eRCェCEゥ) 43 ソXcWOオCッ 1 フ、ノXL[Sフフスンニオト¥キアニェナォ.ワスCサフ

2002 45アルペンスキーの蓋み測定装量的開発(影山八島布告)

容業 3 実験雪麗2

(3) 瀦定日時と曽臨状涜

部定日時は2001年 3舟13日と 148であった 13自の警龍状況は測定前8~こ約lOcmの降繋が

ありゲレンヂをラトラックにて在脅して測定を実施した 13日14日ともに快晴で 148もラ

トラックで圧雪してillJ定を実施した雪議tt-1肢から -2度であった

(4) 被験者

基礎スキー指導員A身長172cm体重760kg57最 Bootsロシニョhellip jレSOFT

基礎スキー指導員 B身長171αn体議745持討議 Bootsヘッド T廷4レhellipシング

(5) スキー用具

小賀坂スキー製の大臨転用の競技スキー (TZGS 203) 203cm結具 SALOMONEXPを取

与fすけた物を使用した灘定した左右スキーのインエッジ髄のポイントは R1L1接雪点

R2L2接雪点より 260mmR 3L3 (560mm)設 4L4 (790m混入 R5L5 (lOOOmm

である840mm)(1L8R 8) L7 (l560mmR 7260mm)(lL6R 6Boos Center)

3 結果

灘定結果を歪み分布ニモニタより検討しスキーのたわみ変形を見たところ明らかに被験者A

46 中央大学保鍵体育研究所紀要 第20号

とBの開に相違が認められた回転が安定している P4から P8までの左右 2聞紙に焦点を当

て検討することにした表 1と表 2に被験者ABの統計ヂータを示す表 3に靖走灘定ポ

イントの時間を示す

表 1 被験者AのP4から P8の議みの統計量

度数 最小値(pe) 最大龍(μe) 平均傭(με) 標準煽差 分 散

R 1 81 -136778000 56555600 -3044033123 31290575 979100

R2 81 - 53166700 569611000 14640125309 11578515 13406200

R3 81 -201222000 456556000 10752262185 12206990 14901060

R4 81 -567 889000 569611000 2157610988 31590404 99795362

R5 81 -479556000 430167000 9145602074 21944299 48155226

設 6 81 -332889000 376000000 7673731277 15245651 23242987

設 7 81 -230 389000 175167000 8lsquo36285358 87610780 7675649

R8 81 -424833000 -238722000 -369 26753086 39839251 1587166

L 1 81 - 97611100 109889000 473045238 25524573 651504

L 2 81 -157611000 146278000 2162758012 66491962 4421181

L3 81 -226 500000 186278000 3392866000 89040354 7928185

L4 81 -567889000 227944000 -12491567688 22327752 49852lsquo853

L 5 81 -567889000 259889000 5424691152 20924337 43782786

L6 81 -567 889000 323222000 333536151 20041163 40164821

L 7 81 -314556000 86277800 5712070519 86113670 7415lsquo564

81 - 30111100 - 9833330 - 1950411148 440829822 19433

表 2 被験者日の P4から P8の謹みの統計量

度数 最小f直(με) 最大値(με) 平均穣(μe) 標準鍾差 分 数

R 1 91 -148167000 162667000 - 1734859374 42320073 1790989

R2 91 -204278000 264056000 9669592014 10586164 11206688

R3 91 -379 833000 314889000 6900058055 18095187 32743580

Eミ4 91 -567889000 359611000 - 9661902978 33317253 111003932

R5 91 -567 889000 257389000 -16537360341 28170697 79358814

R6 91 一567889000 202667000 -18694876571 24738673 61200195

R7 91 -567889000 68500000 -13103599610 13610560 18524lsquo735

R8 91 - 25388900 388889 - 1364285713 326873933 10685

L 1 91 68444400 58222200 - 1963186680 21990655 483589

L 2 91 -424278000 63500000 -83 10865599 72342568 5233447

L3 91 -437611000 105444000 - 7194871463 10149486 10301207

L4 91 -459000000 427389000 13219049876 24563373 60335929

L 5 91 hellip 430667000 524056000 13676615319 22551508 50857053

L6 91 hellip 416222000 563778000 15660133231 19279305 37169161

L 7 91 -409 556000 67944400 - 9746151220 91073759 8294430

L 8 91 24833300 -7611110 - 1550182714 293065805 8589

2002 アルペンス今一の蛮み測定装置の開発(影山八島布日) 47

襲 3 滑定測定ポイントの時間 (sec)

被験者 A 被験者 B

3

P 1

P 2

P 3

P4

P 5

P 6

P 7

P8

P 9

G

24

395

53

65

76

86

955

1050

114

(24)

(155)

(135)

(12)

(11)

(10)

(095)

(095)

(090)

S

P 1

P2

P3

P4

P5

P 6

P7

P8

P 9

G

24

4

55

67

79

905

101

112

12 4

(2 4)

(16)

(15)

(I2)

(I2)

(I15)

(105)

(Ilsquo 1) (13)

左右スキーの袈みをグラフ化したものを図 3から図18に示す イント聞の時間は約 1

秒であるこれらを比較すると被験者によってそれぞれのパタhellipンがあり被験者Aの図 3

と盟 7の右スキhellipの都議している歪みのパターンはよく似ている (但し右スキーの R8は測

定不能であるJまた被験者Aの菌 4と密 8の左スキhellipの碕議されていないパターンも訟でい

る被験者Bでも顕11と醤誌の右スキーの蕎重パターン臨13と関17の右スキーに膏重がさ

れていないパタhellipン多語14と臨18の左スキー蕎重パタhellipンが似てまきりそれぞれ被験者の靖ち

方の蓋み分布の特徴的なものと考えられるその歪み分布をたわみ変形と仮定しグラフfとし

たものを個人の滑り方や技構との関連で分析する手段のーっとなり搾るだろう彊人に対する

滑り方へのブイhellipドパックや技術の分析の手がかりとなると考えられる

48

司500

-400

-300

-200

ぺ00

o

100

200

300

400

500

600

国3

μe

600

-500

-400

-300

-200

-100

O

100

200

300

400

500

600

関4

中央大学保欝体育研究所紀繋 第20号

被験者A右スキhellip P4-P 5の査み分有 (μι)

被験者A左スキhellip P4-P 5の蛮み分布 (μe)

2002 アルペンスキhellipの歪み挺定装翠の揮発〈影山八島春吉〉 49

-500

-400

300

-200

-100

B

100

200

300

400

5infin

600

民 5 被験者A右スキhellip P5-P 6の歪み分帯拾が

μe -600

500

-400

300

200

-100

2 o

100

200

300

400

500

600

図 6 被験者A左スキー P5-P 6の歪み分者 e)(μ

50

格500

峰400

鯵300

200

-100

G

100

200

300

400

500

600

関7

μe

600

-500

-400

300

-200

-100

G

100

200

300

400

500

600

中央大学保健体育研究所紀要 第20号

被験者A右スキー P6-P 7の歪み分布 (με)

思s被験者A左スキhellip P6-P 7の袈み分事 με)

2002 アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影山八島布目) 51

-500

-400

-300

-200

-100

G

100

200

300

400

500

600

盟 9 被験者Aおスキhellip P7-P 8の歪み分布 (μe)

μe

600

るinfin

-400

-300

-200

-100

G

100

200

300

4infin

500

600

閥均被験者A左スキー P7-8 6の歪み分布 (με)

52

με -600

-500

-400

-300

-200

-100

100

200

300

400

500

600

図11

με

600

-500

-400

-300

-200

-100

o

100

200

300

400

500

600

図12

中央大学保健体育研究所紀要 第20号

被験者B右スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

被験者 B左スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

53 2002

p1I 900

-800

-700

-600

嗣 500

働 400

倫300

200

1infin 200

300

400

500

8infin

pt -600

lsquo500

-400

幽300

-200

-100

O

100

200

300

400

500

600

アルペンスキhellipの歪み測定接種の開発影山八鳥年吾〉

P5-P 6被験者務者スキー13語 e)(μの歪み分布

詔14 被験者3左スキhellip P5-P 6の重み分事 (με)

54

μe 輔600

500

400

-300

輸200

100

100

200

300

400

500

600

μe

600

-500

-400

鴨 300

-200

-100

O

100

200

300

ヰinfin

500

600

中央大学課建捧宵研究所紀要 第20i子

題15 被験者B右スキhellip P6-P 7の重み分布 (μe)

函16 被験者Bt五スキー P6-P 7の翠み分布 (με〉

55 2002

p -900

-800

-700

-600

-500

-400

-3infin -200

-100

o

100

200

3infin 400

500

600

J日雄容

働500

-400

-300

ldquo2infin

ぺ00

8

100

200

3infin

400

500

600

アルペン拳スキーの歪み溺定装畿の開発(影山八島布日)

図17 被験者B宕スキー P7-P 8の歪み分布 (μξ)

図18 被験者ち左スキー P7-P 8の盗み分布 (με〉

56 中央大学保健体育研究所紀要 第20号

次に荷重の袈み方が最も多い BootsCenterの歪みを検討した臨時と盟20に Boots

Centerの査みのよと較を被験者ごとに示した

図19 被験者A

菌20 被験者3

関19図20から分かるように Aは右スキーの歪みが多く Bは在スキーの歪みが多い 90

mのコースを靖っていた時間は Aは11秒39Bは12秒38であった各ポイント通過時と歪み

の時間を合せるとポイント通過前後に盗みが大きくなっているのが分かり回転の最深部の舵

取り部分で最大になっていることがわかったターン中の歪み (1e)は Aが最大で右スキ-

4329441eBが最大左スキーの5512781εであった

先端部はたわみの騒が少なくまた罵部の部分もたわみの騒が少なかった乾のすぐ下の

Boots Center蔀立が最もたわみの蟻が大きかったそのため今後スキーの歪みを灘定する

2002 57アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影 ~lJ八島布詩)

場合 Boots Centerを中心として測定ポイントを数多くとり異なったスキー等の比較を

実施すればよいと考えられたlsquo

このように今後アルペンスキーのターン動作中の変形に関してこの開発した歪み制定

装置によってスキーの琵みを灘定することによちスキhellip用具の違いや斜麗状況そして技

術スピードなどによってどのようにたわみ変形が変化するかこの歪み灘定が科学的な指標

になりえると考えられたただし雪質や天候など自然条件をなるべく一定に状況設定するこ

とが重要な課題である

4 結論

本新究ではアルペンスキーの歪みを灘定する装董を開発しパイ口ットスタヂィとして

9旗門90mの平均斜度11度の績斜面を溝悲した時のスキーの査み測定の実験を実施した結果

は以下の通りである

スキーのターン動作中の変形iこ関して開発した歪み灘定装置によって スキーの歪みを測

定することによりスキー用具の違いや斜蕗状況そして技矯スピードなどによってどのよ

うにたわみ変形が変化するかこの歪み謀IJ定が科学的な指標になり得ると考えられた

引用参考文章史

1) 長谷川韓三スキーにおける工学的確究動向と展望J臼本スキー学会誌 Vo19No21999p87-90

2) 坂田敏有他スキhellip桜の機械特性に関する研究J中部大学工学部紀要 Vo1271991p19-26

3) 坂田敏行也ロボツトを用いたスキー滑走に関する実験的研究J総合工学 Vol71995p97-103

4) 筒井和彦地スキhellip板曲げ蒋性こ及段すピンデイングの影響についてJ間際スキー科学技禽研究

会第24聞大会研究発表サマリー 1992p84-86

ら) スキージャーナル編集部長野五輪を見据えたミズノの進撃Jスキージャーナル No375March

1997p63-67

6) 長野県工業試験場スキーの高性能化に関する時究J長野県工業試験場 1996

7) 芳袈也リュhellipジlsquoニ工競技におけるグリップ反力測定装置の開発Jスポhellipツ産業学耕究 VoI6No2

1996p9-14

8) LindD amp SandersSrThe physics of Skiing at the triple pointJSpringerωVerlag1996

9) 坂田敏行他スキー板の動的曲げ変形に関する考察J自本機会学会論文集 (C編)Vo160No578

1994p3328-3334

10) 坂田敏行弘「スキー板の形状および機按特牲に関する考察ースキーターンに及ぼす影響一J日本

スキー学会蒜 Vol5No 11995p187 -196

Page 6: AyEXL[フンェuフJュ › uploads › 2018 › 11 › 1865_2112135.pdf2002 AyEXL[フcンェハフJュ(eRCェCEゥ) 43 ソXcWOオCッ 1 フ、ノXL[Sフフスンニオト¥キアニェナォ.ワスCサフ

46 中央大学保鍵体育研究所紀要 第20号

とBの開に相違が認められた回転が安定している P4から P8までの左右 2聞紙に焦点を当

て検討することにした表 1と表 2に被験者ABの統計ヂータを示す表 3に靖走灘定ポ

イントの時間を示す

表 1 被験者AのP4から P8の議みの統計量

度数 最小値(pe) 最大龍(μe) 平均傭(με) 標準煽差 分 散

R 1 81 -136778000 56555600 -3044033123 31290575 979100

R2 81 - 53166700 569611000 14640125309 11578515 13406200

R3 81 -201222000 456556000 10752262185 12206990 14901060

R4 81 -567 889000 569611000 2157610988 31590404 99795362

R5 81 -479556000 430167000 9145602074 21944299 48155226

設 6 81 -332889000 376000000 7673731277 15245651 23242987

設 7 81 -230 389000 175167000 8lsquo36285358 87610780 7675649

R8 81 -424833000 -238722000 -369 26753086 39839251 1587166

L 1 81 - 97611100 109889000 473045238 25524573 651504

L 2 81 -157611000 146278000 2162758012 66491962 4421181

L3 81 -226 500000 186278000 3392866000 89040354 7928185

L4 81 -567889000 227944000 -12491567688 22327752 49852lsquo853

L 5 81 -567889000 259889000 5424691152 20924337 43782786

L6 81 -567 889000 323222000 333536151 20041163 40164821

L 7 81 -314556000 86277800 5712070519 86113670 7415lsquo564

81 - 30111100 - 9833330 - 1950411148 440829822 19433

表 2 被験者日の P4から P8の謹みの統計量

度数 最小f直(με) 最大値(με) 平均穣(μe) 標準鍾差 分 数

R 1 91 -148167000 162667000 - 1734859374 42320073 1790989

R2 91 -204278000 264056000 9669592014 10586164 11206688

R3 91 -379 833000 314889000 6900058055 18095187 32743580

Eミ4 91 -567889000 359611000 - 9661902978 33317253 111003932

R5 91 -567 889000 257389000 -16537360341 28170697 79358814

R6 91 一567889000 202667000 -18694876571 24738673 61200195

R7 91 -567889000 68500000 -13103599610 13610560 18524lsquo735

R8 91 - 25388900 388889 - 1364285713 326873933 10685

L 1 91 68444400 58222200 - 1963186680 21990655 483589

L 2 91 -424278000 63500000 -83 10865599 72342568 5233447

L3 91 -437611000 105444000 - 7194871463 10149486 10301207

L4 91 -459000000 427389000 13219049876 24563373 60335929

L 5 91 hellip 430667000 524056000 13676615319 22551508 50857053

L6 91 hellip 416222000 563778000 15660133231 19279305 37169161

L 7 91 -409 556000 67944400 - 9746151220 91073759 8294430

L 8 91 24833300 -7611110 - 1550182714 293065805 8589

2002 アルペンス今一の蛮み測定装置の開発(影山八島布日) 47

襲 3 滑定測定ポイントの時間 (sec)

被験者 A 被験者 B

3

P 1

P 2

P 3

P4

P 5

P 6

P 7

P8

P 9

G

24

395

53

65

76

86

955

1050

114

(24)

(155)

(135)

(12)

(11)

(10)

(095)

(095)

(090)

S

P 1

P2

P3

P4

P5

P 6

P7

P8

P 9

G

24

4

55

67

79

905

101

112

12 4

(2 4)

(16)

(15)

(I2)

(I2)

(I15)

(105)

(Ilsquo 1) (13)

左右スキーの袈みをグラフ化したものを図 3から図18に示す イント聞の時間は約 1

秒であるこれらを比較すると被験者によってそれぞれのパタhellipンがあり被験者Aの図 3

と盟 7の右スキhellipの都議している歪みのパターンはよく似ている (但し右スキーの R8は測

定不能であるJまた被験者Aの菌 4と密 8の左スキhellipの碕議されていないパターンも訟でい

る被験者Bでも顕11と醤誌の右スキーの蕎重パターン臨13と関17の右スキーに膏重がさ

れていないパタhellipン多語14と臨18の左スキー蕎重パタhellipンが似てまきりそれぞれ被験者の靖ち

方の蓋み分布の特徴的なものと考えられるその歪み分布をたわみ変形と仮定しグラフfとし

たものを個人の滑り方や技構との関連で分析する手段のーっとなり搾るだろう彊人に対する

滑り方へのブイhellipドパックや技術の分析の手がかりとなると考えられる

48

司500

-400

-300

-200

ぺ00

o

100

200

300

400

500

600

国3

μe

600

-500

-400

-300

-200

-100

O

100

200

300

400

500

600

関4

中央大学保欝体育研究所紀繋 第20号

被験者A右スキhellip P4-P 5の査み分有 (μι)

被験者A左スキhellip P4-P 5の蛮み分布 (μe)

2002 アルペンスキhellipの歪み挺定装翠の揮発〈影山八島春吉〉 49

-500

-400

300

-200

-100

B

100

200

300

400

5infin

600

民 5 被験者A右スキhellip P5-P 6の歪み分帯拾が

μe -600

500

-400

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200

-100

2 o

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図 6 被験者A左スキー P5-P 6の歪み分者 e)(μ

50

格500

峰400

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200

-100

G

100

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関7

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-500

-400

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-200

-100

G

100

200

300

400

500

600

中央大学保健体育研究所紀要 第20号

被験者A右スキー P6-P 7の歪み分布 (με)

思s被験者A左スキhellip P6-P 7の袈み分事 με)

2002 アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影山八島布目) 51

-500

-400

-300

-200

-100

G

100

200

300

400

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盟 9 被験者Aおスキhellip P7-P 8の歪み分布 (μe)

μe

600

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-400

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G

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閥均被験者A左スキー P7-8 6の歪み分布 (με)

52

με -600

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図11

με

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-500

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o

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図12

中央大学保健体育研究所紀要 第20号

被験者B右スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

被験者 B左スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

53 2002

p1I 900

-800

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嗣 500

働 400

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-200

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O

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300

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500

600

アルペンスキhellipの歪み測定接種の開発影山八鳥年吾〉

P5-P 6被験者務者スキー13語 e)(μの歪み分布

詔14 被験者3左スキhellip P5-P 6の重み分事 (με)

54

μe 輔600

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O

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ヰinfin

500

600

中央大学課建捧宵研究所紀要 第20i子

題15 被験者B右スキhellip P6-P 7の重み分布 (μe)

函16 被験者Bt五スキー P6-P 7の翠み分布 (με〉

55 2002

p -900

-800

-700

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o

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J日雄容

働500

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ぺ00

8

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3infin

400

500

600

アルペン拳スキーの歪み溺定装畿の開発(影山八島布日)

図17 被験者B宕スキー P7-P 8の歪み分布 (μξ)

図18 被験者ち左スキー P7-P 8の盗み分布 (με〉

56 中央大学保健体育研究所紀要 第20号

次に荷重の袈み方が最も多い BootsCenterの歪みを検討した臨時と盟20に Boots

Centerの査みのよと較を被験者ごとに示した

図19 被験者A

菌20 被験者3

関19図20から分かるように Aは右スキーの歪みが多く Bは在スキーの歪みが多い 90

mのコースを靖っていた時間は Aは11秒39Bは12秒38であった各ポイント通過時と歪み

の時間を合せるとポイント通過前後に盗みが大きくなっているのが分かり回転の最深部の舵

取り部分で最大になっていることがわかったターン中の歪み (1e)は Aが最大で右スキ-

4329441eBが最大左スキーの5512781εであった

先端部はたわみの騒が少なくまた罵部の部分もたわみの騒が少なかった乾のすぐ下の

Boots Center蔀立が最もたわみの蟻が大きかったそのため今後スキーの歪みを灘定する

2002 57アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影 ~lJ八島布詩)

場合 Boots Centerを中心として測定ポイントを数多くとり異なったスキー等の比較を

実施すればよいと考えられたlsquo

このように今後アルペンスキーのターン動作中の変形に関してこの開発した歪み制定

装置によってスキーの琵みを灘定することによちスキhellip用具の違いや斜麗状況そして技

術スピードなどによってどのようにたわみ変形が変化するかこの歪み灘定が科学的な指標

になりえると考えられたただし雪質や天候など自然条件をなるべく一定に状況設定するこ

とが重要な課題である

4 結論

本新究ではアルペンスキーの歪みを灘定する装董を開発しパイ口ットスタヂィとして

9旗門90mの平均斜度11度の績斜面を溝悲した時のスキーの査み測定の実験を実施した結果

は以下の通りである

スキーのターン動作中の変形iこ関して開発した歪み灘定装置によって スキーの歪みを測

定することによりスキー用具の違いや斜蕗状況そして技矯スピードなどによってどのよ

うにたわみ変形が変化するかこの歪み謀IJ定が科学的な指標になり得ると考えられた

引用参考文章史

1) 長谷川韓三スキーにおける工学的確究動向と展望J臼本スキー学会誌 Vo19No21999p87-90

2) 坂田敏有他スキhellip桜の機械特性に関する研究J中部大学工学部紀要 Vo1271991p19-26

3) 坂田敏行也ロボツトを用いたスキー滑走に関する実験的研究J総合工学 Vol71995p97-103

4) 筒井和彦地スキhellip板曲げ蒋性こ及段すピンデイングの影響についてJ間際スキー科学技禽研究

会第24聞大会研究発表サマリー 1992p84-86

ら) スキージャーナル編集部長野五輪を見据えたミズノの進撃Jスキージャーナル No375March

1997p63-67

6) 長野県工業試験場スキーの高性能化に関する時究J長野県工業試験場 1996

7) 芳袈也リュhellipジlsquoニ工競技におけるグリップ反力測定装置の開発Jスポhellipツ産業学耕究 VoI6No2

1996p9-14

8) LindD amp SandersSrThe physics of Skiing at the triple pointJSpringerωVerlag1996

9) 坂田敏行他スキー板の動的曲げ変形に関する考察J自本機会学会論文集 (C編)Vo160No578

1994p3328-3334

10) 坂田敏行弘「スキー板の形状および機按特牲に関する考察ースキーターンに及ぼす影響一J日本

スキー学会蒜 Vol5No 11995p187 -196

Page 7: AyEXL[フンェuフJュ › uploads › 2018 › 11 › 1865_2112135.pdf2002 AyEXL[フcンェハフJュ(eRCェCEゥ) 43 ソXcWOオCッ 1 フ、ノXL[Sフフスンニオト¥キアニェナォ.ワスCサフ

2002 アルペンス今一の蛮み測定装置の開発(影山八島布日) 47

襲 3 滑定測定ポイントの時間 (sec)

被験者 A 被験者 B

3

P 1

P 2

P 3

P4

P 5

P 6

P 7

P8

P 9

G

24

395

53

65

76

86

955

1050

114

(24)

(155)

(135)

(12)

(11)

(10)

(095)

(095)

(090)

S

P 1

P2

P3

P4

P5

P 6

P7

P8

P 9

G

24

4

55

67

79

905

101

112

12 4

(2 4)

(16)

(15)

(I2)

(I2)

(I15)

(105)

(Ilsquo 1) (13)

左右スキーの袈みをグラフ化したものを図 3から図18に示す イント聞の時間は約 1

秒であるこれらを比較すると被験者によってそれぞれのパタhellipンがあり被験者Aの図 3

と盟 7の右スキhellipの都議している歪みのパターンはよく似ている (但し右スキーの R8は測

定不能であるJまた被験者Aの菌 4と密 8の左スキhellipの碕議されていないパターンも訟でい

る被験者Bでも顕11と醤誌の右スキーの蕎重パターン臨13と関17の右スキーに膏重がさ

れていないパタhellipン多語14と臨18の左スキー蕎重パタhellipンが似てまきりそれぞれ被験者の靖ち

方の蓋み分布の特徴的なものと考えられるその歪み分布をたわみ変形と仮定しグラフfとし

たものを個人の滑り方や技構との関連で分析する手段のーっとなり搾るだろう彊人に対する

滑り方へのブイhellipドパックや技術の分析の手がかりとなると考えられる

48

司500

-400

-300

-200

ぺ00

o

100

200

300

400

500

600

国3

μe

600

-500

-400

-300

-200

-100

O

100

200

300

400

500

600

関4

中央大学保欝体育研究所紀繋 第20号

被験者A右スキhellip P4-P 5の査み分有 (μι)

被験者A左スキhellip P4-P 5の蛮み分布 (μe)

2002 アルペンスキhellipの歪み挺定装翠の揮発〈影山八島春吉〉 49

-500

-400

300

-200

-100

B

100

200

300

400

5infin

600

民 5 被験者A右スキhellip P5-P 6の歪み分帯拾が

μe -600

500

-400

300

200

-100

2 o

100

200

300

400

500

600

図 6 被験者A左スキー P5-P 6の歪み分者 e)(μ

50

格500

峰400

鯵300

200

-100

G

100

200

300

400

500

600

関7

μe

600

-500

-400

300

-200

-100

G

100

200

300

400

500

600

中央大学保健体育研究所紀要 第20号

被験者A右スキー P6-P 7の歪み分布 (με)

思s被験者A左スキhellip P6-P 7の袈み分事 με)

2002 アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影山八島布目) 51

-500

-400

-300

-200

-100

G

100

200

300

400

500

600

盟 9 被験者Aおスキhellip P7-P 8の歪み分布 (μe)

μe

600

るinfin

-400

-300

-200

-100

G

100

200

300

4infin

500

600

閥均被験者A左スキー P7-8 6の歪み分布 (με)

52

με -600

-500

-400

-300

-200

-100

100

200

300

400

500

600

図11

με

600

-500

-400

-300

-200

-100

o

100

200

300

400

500

600

図12

中央大学保健体育研究所紀要 第20号

被験者B右スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

被験者 B左スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

53 2002

p1I 900

-800

-700

-600

嗣 500

働 400

倫300

200

1infin 200

300

400

500

8infin

pt -600

lsquo500

-400

幽300

-200

-100

O

100

200

300

400

500

600

アルペンスキhellipの歪み測定接種の開発影山八鳥年吾〉

P5-P 6被験者務者スキー13語 e)(μの歪み分布

詔14 被験者3左スキhellip P5-P 6の重み分事 (με)

54

μe 輔600

500

400

-300

輸200

100

100

200

300

400

500

600

μe

600

-500

-400

鴨 300

-200

-100

O

100

200

300

ヰinfin

500

600

中央大学課建捧宵研究所紀要 第20i子

題15 被験者B右スキhellip P6-P 7の重み分布 (μe)

函16 被験者Bt五スキー P6-P 7の翠み分布 (με〉

55 2002

p -900

-800

-700

-600

-500

-400

-3infin -200

-100

o

100

200

3infin 400

500

600

J日雄容

働500

-400

-300

ldquo2infin

ぺ00

8

100

200

3infin

400

500

600

アルペン拳スキーの歪み溺定装畿の開発(影山八島布日)

図17 被験者B宕スキー P7-P 8の歪み分布 (μξ)

図18 被験者ち左スキー P7-P 8の盗み分布 (με〉

56 中央大学保健体育研究所紀要 第20号

次に荷重の袈み方が最も多い BootsCenterの歪みを検討した臨時と盟20に Boots

Centerの査みのよと較を被験者ごとに示した

図19 被験者A

菌20 被験者3

関19図20から分かるように Aは右スキーの歪みが多く Bは在スキーの歪みが多い 90

mのコースを靖っていた時間は Aは11秒39Bは12秒38であった各ポイント通過時と歪み

の時間を合せるとポイント通過前後に盗みが大きくなっているのが分かり回転の最深部の舵

取り部分で最大になっていることがわかったターン中の歪み (1e)は Aが最大で右スキ-

4329441eBが最大左スキーの5512781εであった

先端部はたわみの騒が少なくまた罵部の部分もたわみの騒が少なかった乾のすぐ下の

Boots Center蔀立が最もたわみの蟻が大きかったそのため今後スキーの歪みを灘定する

2002 57アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影 ~lJ八島布詩)

場合 Boots Centerを中心として測定ポイントを数多くとり異なったスキー等の比較を

実施すればよいと考えられたlsquo

このように今後アルペンスキーのターン動作中の変形に関してこの開発した歪み制定

装置によってスキーの琵みを灘定することによちスキhellip用具の違いや斜麗状況そして技

術スピードなどによってどのようにたわみ変形が変化するかこの歪み灘定が科学的な指標

になりえると考えられたただし雪質や天候など自然条件をなるべく一定に状況設定するこ

とが重要な課題である

4 結論

本新究ではアルペンスキーの歪みを灘定する装董を開発しパイ口ットスタヂィとして

9旗門90mの平均斜度11度の績斜面を溝悲した時のスキーの査み測定の実験を実施した結果

は以下の通りである

スキーのターン動作中の変形iこ関して開発した歪み灘定装置によって スキーの歪みを測

定することによりスキー用具の違いや斜蕗状況そして技矯スピードなどによってどのよ

うにたわみ変形が変化するかこの歪み謀IJ定が科学的な指標になり得ると考えられた

引用参考文章史

1) 長谷川韓三スキーにおける工学的確究動向と展望J臼本スキー学会誌 Vo19No21999p87-90

2) 坂田敏有他スキhellip桜の機械特性に関する研究J中部大学工学部紀要 Vo1271991p19-26

3) 坂田敏行也ロボツトを用いたスキー滑走に関する実験的研究J総合工学 Vol71995p97-103

4) 筒井和彦地スキhellip板曲げ蒋性こ及段すピンデイングの影響についてJ間際スキー科学技禽研究

会第24聞大会研究発表サマリー 1992p84-86

ら) スキージャーナル編集部長野五輪を見据えたミズノの進撃Jスキージャーナル No375March

1997p63-67

6) 長野県工業試験場スキーの高性能化に関する時究J長野県工業試験場 1996

7) 芳袈也リュhellipジlsquoニ工競技におけるグリップ反力測定装置の開発Jスポhellipツ産業学耕究 VoI6No2

1996p9-14

8) LindD amp SandersSrThe physics of Skiing at the triple pointJSpringerωVerlag1996

9) 坂田敏行他スキー板の動的曲げ変形に関する考察J自本機会学会論文集 (C編)Vo160No578

1994p3328-3334

10) 坂田敏行弘「スキー板の形状および機按特牲に関する考察ースキーターンに及ぼす影響一J日本

スキー学会蒜 Vol5No 11995p187 -196

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司500

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国3

μe

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-100

O

100

200

300

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500

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関4

中央大学保欝体育研究所紀繋 第20号

被験者A右スキhellip P4-P 5の査み分有 (μι)

被験者A左スキhellip P4-P 5の蛮み分布 (μe)

2002 アルペンスキhellipの歪み挺定装翠の揮発〈影山八島春吉〉 49

-500

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B

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5infin

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民 5 被験者A右スキhellip P5-P 6の歪み分帯拾が

μe -600

500

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200

-100

2 o

100

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図 6 被験者A左スキー P5-P 6の歪み分者 e)(μ

50

格500

峰400

鯵300

200

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G

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関7

μe

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-500

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-200

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G

100

200

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中央大学保健体育研究所紀要 第20号

被験者A右スキー P6-P 7の歪み分布 (με)

思s被験者A左スキhellip P6-P 7の袈み分事 με)

2002 アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影山八島布目) 51

-500

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G

100

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盟 9 被験者Aおスキhellip P7-P 8の歪み分布 (μe)

μe

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G

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閥均被験者A左スキー P7-8 6の歪み分布 (με)

52

με -600

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図11

με

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図12

中央大学保健体育研究所紀要 第20号

被験者B右スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

被験者 B左スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

53 2002

p1I 900

-800

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嗣 500

働 400

倫300

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1infin 200

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O

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アルペンスキhellipの歪み測定接種の開発影山八鳥年吾〉

P5-P 6被験者務者スキー13語 e)(μの歪み分布

詔14 被験者3左スキhellip P5-P 6の重み分事 (με)

54

μe 輔600

500

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-300

輸200

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100

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O

100

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500

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中央大学課建捧宵研究所紀要 第20i子

題15 被験者B右スキhellip P6-P 7の重み分布 (μe)

函16 被験者Bt五スキー P6-P 7の翠み分布 (με〉

55 2002

p -900

-800

-700

-600

-500

-400

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o

100

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J日雄容

働500

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8

100

200

3infin

400

500

600

アルペン拳スキーの歪み溺定装畿の開発(影山八島布日)

図17 被験者B宕スキー P7-P 8の歪み分布 (μξ)

図18 被験者ち左スキー P7-P 8の盗み分布 (με〉

56 中央大学保健体育研究所紀要 第20号

次に荷重の袈み方が最も多い BootsCenterの歪みを検討した臨時と盟20に Boots

Centerの査みのよと較を被験者ごとに示した

図19 被験者A

菌20 被験者3

関19図20から分かるように Aは右スキーの歪みが多く Bは在スキーの歪みが多い 90

mのコースを靖っていた時間は Aは11秒39Bは12秒38であった各ポイント通過時と歪み

の時間を合せるとポイント通過前後に盗みが大きくなっているのが分かり回転の最深部の舵

取り部分で最大になっていることがわかったターン中の歪み (1e)は Aが最大で右スキ-

4329441eBが最大左スキーの5512781εであった

先端部はたわみの騒が少なくまた罵部の部分もたわみの騒が少なかった乾のすぐ下の

Boots Center蔀立が最もたわみの蟻が大きかったそのため今後スキーの歪みを灘定する

2002 57アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影 ~lJ八島布詩)

場合 Boots Centerを中心として測定ポイントを数多くとり異なったスキー等の比較を

実施すればよいと考えられたlsquo

このように今後アルペンスキーのターン動作中の変形に関してこの開発した歪み制定

装置によってスキーの琵みを灘定することによちスキhellip用具の違いや斜麗状況そして技

術スピードなどによってどのようにたわみ変形が変化するかこの歪み灘定が科学的な指標

になりえると考えられたただし雪質や天候など自然条件をなるべく一定に状況設定するこ

とが重要な課題である

4 結論

本新究ではアルペンスキーの歪みを灘定する装董を開発しパイ口ットスタヂィとして

9旗門90mの平均斜度11度の績斜面を溝悲した時のスキーの査み測定の実験を実施した結果

は以下の通りである

スキーのターン動作中の変形iこ関して開発した歪み灘定装置によって スキーの歪みを測

定することによりスキー用具の違いや斜蕗状況そして技矯スピードなどによってどのよ

うにたわみ変形が変化するかこの歪み謀IJ定が科学的な指標になり得ると考えられた

引用参考文章史

1) 長谷川韓三スキーにおける工学的確究動向と展望J臼本スキー学会誌 Vo19No21999p87-90

2) 坂田敏有他スキhellip桜の機械特性に関する研究J中部大学工学部紀要 Vo1271991p19-26

3) 坂田敏行也ロボツトを用いたスキー滑走に関する実験的研究J総合工学 Vol71995p97-103

4) 筒井和彦地スキhellip板曲げ蒋性こ及段すピンデイングの影響についてJ間際スキー科学技禽研究

会第24聞大会研究発表サマリー 1992p84-86

ら) スキージャーナル編集部長野五輪を見据えたミズノの進撃Jスキージャーナル No375March

1997p63-67

6) 長野県工業試験場スキーの高性能化に関する時究J長野県工業試験場 1996

7) 芳袈也リュhellipジlsquoニ工競技におけるグリップ反力測定装置の開発Jスポhellipツ産業学耕究 VoI6No2

1996p9-14

8) LindD amp SandersSrThe physics of Skiing at the triple pointJSpringerωVerlag1996

9) 坂田敏行他スキー板の動的曲げ変形に関する考察J自本機会学会論文集 (C編)Vo160No578

1994p3328-3334

10) 坂田敏行弘「スキー板の形状および機按特牲に関する考察ースキーターンに及ぼす影響一J日本

スキー学会蒜 Vol5No 11995p187 -196

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2002 アルペンスキhellipの歪み挺定装翠の揮発〈影山八島春吉〉 49

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民 5 被験者A右スキhellip P5-P 6の歪み分帯拾が

μe -600

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図 6 被験者A左スキー P5-P 6の歪み分者 e)(μ

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中央大学保健体育研究所紀要 第20号

被験者A右スキー P6-P 7の歪み分布 (με)

思s被験者A左スキhellip P6-P 7の袈み分事 με)

2002 アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影山八島布目) 51

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盟 9 被験者Aおスキhellip P7-P 8の歪み分布 (μe)

μe

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G

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閥均被験者A左スキー P7-8 6の歪み分布 (με)

52

με -600

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図12

中央大学保健体育研究所紀要 第20号

被験者B右スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

被験者 B左スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

53 2002

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アルペンスキhellipの歪み測定接種の開発影山八鳥年吾〉

P5-P 6被験者務者スキー13語 e)(μの歪み分布

詔14 被験者3左スキhellip P5-P 6の重み分事 (με)

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中央大学課建捧宵研究所紀要 第20i子

題15 被験者B右スキhellip P6-P 7の重み分布 (μe)

函16 被験者Bt五スキー P6-P 7の翠み分布 (με〉

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アルペン拳スキーの歪み溺定装畿の開発(影山八島布日)

図17 被験者B宕スキー P7-P 8の歪み分布 (μξ)

図18 被験者ち左スキー P7-P 8の盗み分布 (με〉

56 中央大学保健体育研究所紀要 第20号

次に荷重の袈み方が最も多い BootsCenterの歪みを検討した臨時と盟20に Boots

Centerの査みのよと較を被験者ごとに示した

図19 被験者A

菌20 被験者3

関19図20から分かるように Aは右スキーの歪みが多く Bは在スキーの歪みが多い 90

mのコースを靖っていた時間は Aは11秒39Bは12秒38であった各ポイント通過時と歪み

の時間を合せるとポイント通過前後に盗みが大きくなっているのが分かり回転の最深部の舵

取り部分で最大になっていることがわかったターン中の歪み (1e)は Aが最大で右スキ-

4329441eBが最大左スキーの5512781εであった

先端部はたわみの騒が少なくまた罵部の部分もたわみの騒が少なかった乾のすぐ下の

Boots Center蔀立が最もたわみの蟻が大きかったそのため今後スキーの歪みを灘定する

2002 57アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影 ~lJ八島布詩)

場合 Boots Centerを中心として測定ポイントを数多くとり異なったスキー等の比較を

実施すればよいと考えられたlsquo

このように今後アルペンスキーのターン動作中の変形に関してこの開発した歪み制定

装置によってスキーの琵みを灘定することによちスキhellip用具の違いや斜麗状況そして技

術スピードなどによってどのようにたわみ変形が変化するかこの歪み灘定が科学的な指標

になりえると考えられたただし雪質や天候など自然条件をなるべく一定に状況設定するこ

とが重要な課題である

4 結論

本新究ではアルペンスキーの歪みを灘定する装董を開発しパイ口ットスタヂィとして

9旗門90mの平均斜度11度の績斜面を溝悲した時のスキーの査み測定の実験を実施した結果

は以下の通りである

スキーのターン動作中の変形iこ関して開発した歪み灘定装置によって スキーの歪みを測

定することによりスキー用具の違いや斜蕗状況そして技矯スピードなどによってどのよ

うにたわみ変形が変化するかこの歪み謀IJ定が科学的な指標になり得ると考えられた

引用参考文章史

1) 長谷川韓三スキーにおける工学的確究動向と展望J臼本スキー学会誌 Vo19No21999p87-90

2) 坂田敏有他スキhellip桜の機械特性に関する研究J中部大学工学部紀要 Vo1271991p19-26

3) 坂田敏行也ロボツトを用いたスキー滑走に関する実験的研究J総合工学 Vol71995p97-103

4) 筒井和彦地スキhellip板曲げ蒋性こ及段すピンデイングの影響についてJ間際スキー科学技禽研究

会第24聞大会研究発表サマリー 1992p84-86

ら) スキージャーナル編集部長野五輪を見据えたミズノの進撃Jスキージャーナル No375March

1997p63-67

6) 長野県工業試験場スキーの高性能化に関する時究J長野県工業試験場 1996

7) 芳袈也リュhellipジlsquoニ工競技におけるグリップ反力測定装置の開発Jスポhellipツ産業学耕究 VoI6No2

1996p9-14

8) LindD amp SandersSrThe physics of Skiing at the triple pointJSpringerωVerlag1996

9) 坂田敏行他スキー板の動的曲げ変形に関する考察J自本機会学会論文集 (C編)Vo160No578

1994p3328-3334

10) 坂田敏行弘「スキー板の形状および機按特牲に関する考察ースキーターンに及ぼす影響一J日本

スキー学会蒜 Vol5No 11995p187 -196

Page 10: AyEXL[フンェuフJュ › uploads › 2018 › 11 › 1865_2112135.pdf2002 AyEXL[フcンェハフJュ(eRCェCEゥ) 43 ソXcWOオCッ 1 フ、ノXL[Sフフスンニオト¥キアニェナォ.ワスCサフ

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中央大学保健体育研究所紀要 第20号

被験者A右スキー P6-P 7の歪み分布 (με)

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2002 アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影山八島布目) 51

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被験者B右スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

被験者 B左スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

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アルペンスキhellipの歪み測定接種の開発影山八鳥年吾〉

P5-P 6被験者務者スキー13語 e)(μの歪み分布

詔14 被験者3左スキhellip P5-P 6の重み分事 (με)

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中央大学課建捧宵研究所紀要 第20i子

題15 被験者B右スキhellip P6-P 7の重み分布 (μe)

函16 被験者Bt五スキー P6-P 7の翠み分布 (με〉

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アルペン拳スキーの歪み溺定装畿の開発(影山八島布日)

図17 被験者B宕スキー P7-P 8の歪み分布 (μξ)

図18 被験者ち左スキー P7-P 8の盗み分布 (με〉

56 中央大学保健体育研究所紀要 第20号

次に荷重の袈み方が最も多い BootsCenterの歪みを検討した臨時と盟20に Boots

Centerの査みのよと較を被験者ごとに示した

図19 被験者A

菌20 被験者3

関19図20から分かるように Aは右スキーの歪みが多く Bは在スキーの歪みが多い 90

mのコースを靖っていた時間は Aは11秒39Bは12秒38であった各ポイント通過時と歪み

の時間を合せるとポイント通過前後に盗みが大きくなっているのが分かり回転の最深部の舵

取り部分で最大になっていることがわかったターン中の歪み (1e)は Aが最大で右スキ-

4329441eBが最大左スキーの5512781εであった

先端部はたわみの騒が少なくまた罵部の部分もたわみの騒が少なかった乾のすぐ下の

Boots Center蔀立が最もたわみの蟻が大きかったそのため今後スキーの歪みを灘定する

2002 57アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影 ~lJ八島布詩)

場合 Boots Centerを中心として測定ポイントを数多くとり異なったスキー等の比較を

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このように今後アルペンスキーのターン動作中の変形に関してこの開発した歪み制定

装置によってスキーの琵みを灘定することによちスキhellip用具の違いや斜麗状況そして技

術スピードなどによってどのようにたわみ変形が変化するかこの歪み灘定が科学的な指標

になりえると考えられたただし雪質や天候など自然条件をなるべく一定に状況設定するこ

とが重要な課題である

4 結論

本新究ではアルペンスキーの歪みを灘定する装董を開発しパイ口ットスタヂィとして

9旗門90mの平均斜度11度の績斜面を溝悲した時のスキーの査み測定の実験を実施した結果

は以下の通りである

スキーのターン動作中の変形iこ関して開発した歪み灘定装置によって スキーの歪みを測

定することによりスキー用具の違いや斜蕗状況そして技矯スピードなどによってどのよ

うにたわみ変形が変化するかこの歪み謀IJ定が科学的な指標になり得ると考えられた

引用参考文章史

1) 長谷川韓三スキーにおける工学的確究動向と展望J臼本スキー学会誌 Vo19No21999p87-90

2) 坂田敏有他スキhellip桜の機械特性に関する研究J中部大学工学部紀要 Vo1271991p19-26

3) 坂田敏行也ロボツトを用いたスキー滑走に関する実験的研究J総合工学 Vol71995p97-103

4) 筒井和彦地スキhellip板曲げ蒋性こ及段すピンデイングの影響についてJ間際スキー科学技禽研究

会第24聞大会研究発表サマリー 1992p84-86

ら) スキージャーナル編集部長野五輪を見据えたミズノの進撃Jスキージャーナル No375March

1997p63-67

6) 長野県工業試験場スキーの高性能化に関する時究J長野県工業試験場 1996

7) 芳袈也リュhellipジlsquoニ工競技におけるグリップ反力測定装置の開発Jスポhellipツ産業学耕究 VoI6No2

1996p9-14

8) LindD amp SandersSrThe physics of Skiing at the triple pointJSpringerωVerlag1996

9) 坂田敏行他スキー板の動的曲げ変形に関する考察J自本機会学会論文集 (C編)Vo160No578

1994p3328-3334

10) 坂田敏行弘「スキー板の形状および機按特牲に関する考察ースキーターンに及ぼす影響一J日本

スキー学会蒜 Vol5No 11995p187 -196

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図12

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被験者B右スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

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アルペンスキhellipの歪み測定接種の開発影山八鳥年吾〉

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題15 被験者B右スキhellip P6-P 7の重み分布 (μe)

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アルペン拳スキーの歪み溺定装畿の開発(影山八島布日)

図17 被験者B宕スキー P7-P 8の歪み分布 (μξ)

図18 被験者ち左スキー P7-P 8の盗み分布 (με〉

56 中央大学保健体育研究所紀要 第20号

次に荷重の袈み方が最も多い BootsCenterの歪みを検討した臨時と盟20に Boots

Centerの査みのよと較を被験者ごとに示した

図19 被験者A

菌20 被験者3

関19図20から分かるように Aは右スキーの歪みが多く Bは在スキーの歪みが多い 90

mのコースを靖っていた時間は Aは11秒39Bは12秒38であった各ポイント通過時と歪み

の時間を合せるとポイント通過前後に盗みが大きくなっているのが分かり回転の最深部の舵

取り部分で最大になっていることがわかったターン中の歪み (1e)は Aが最大で右スキ-

4329441eBが最大左スキーの5512781εであった

先端部はたわみの騒が少なくまた罵部の部分もたわみの騒が少なかった乾のすぐ下の

Boots Center蔀立が最もたわみの蟻が大きかったそのため今後スキーの歪みを灘定する

2002 57アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影 ~lJ八島布詩)

場合 Boots Centerを中心として測定ポイントを数多くとり異なったスキー等の比較を

実施すればよいと考えられたlsquo

このように今後アルペンスキーのターン動作中の変形に関してこの開発した歪み制定

装置によってスキーの琵みを灘定することによちスキhellip用具の違いや斜麗状況そして技

術スピードなどによってどのようにたわみ変形が変化するかこの歪み灘定が科学的な指標

になりえると考えられたただし雪質や天候など自然条件をなるべく一定に状況設定するこ

とが重要な課題である

4 結論

本新究ではアルペンスキーの歪みを灘定する装董を開発しパイ口ットスタヂィとして

9旗門90mの平均斜度11度の績斜面を溝悲した時のスキーの査み測定の実験を実施した結果

は以下の通りである

スキーのターン動作中の変形iこ関して開発した歪み灘定装置によって スキーの歪みを測

定することによりスキー用具の違いや斜蕗状況そして技矯スピードなどによってどのよ

うにたわみ変形が変化するかこの歪み謀IJ定が科学的な指標になり得ると考えられた

引用参考文章史

1) 長谷川韓三スキーにおける工学的確究動向と展望J臼本スキー学会誌 Vo19No21999p87-90

2) 坂田敏有他スキhellip桜の機械特性に関する研究J中部大学工学部紀要 Vo1271991p19-26

3) 坂田敏行也ロボツトを用いたスキー滑走に関する実験的研究J総合工学 Vol71995p97-103

4) 筒井和彦地スキhellip板曲げ蒋性こ及段すピンデイングの影響についてJ間際スキー科学技禽研究

会第24聞大会研究発表サマリー 1992p84-86

ら) スキージャーナル編集部長野五輪を見据えたミズノの進撃Jスキージャーナル No375March

1997p63-67

6) 長野県工業試験場スキーの高性能化に関する時究J長野県工業試験場 1996

7) 芳袈也リュhellipジlsquoニ工競技におけるグリップ反力測定装置の開発Jスポhellipツ産業学耕究 VoI6No2

1996p9-14

8) LindD amp SandersSrThe physics of Skiing at the triple pointJSpringerωVerlag1996

9) 坂田敏行他スキー板の動的曲げ変形に関する考察J自本機会学会論文集 (C編)Vo160No578

1994p3328-3334

10) 坂田敏行弘「スキー板の形状および機按特牲に関する考察ースキーターンに及ぼす影響一J日本

スキー学会蒜 Vol5No 11995p187 -196

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被験者B右スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

被験者 B左スキー P4-P 5の歪み分布 (μe)

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アルペンスキhellipの歪み測定接種の開発影山八鳥年吾〉

P5-P 6被験者務者スキー13語 e)(μの歪み分布

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題15 被験者B右スキhellip P6-P 7の重み分布 (μe)

函16 被験者Bt五スキー P6-P 7の翠み分布 (με〉

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アルペン拳スキーの歪み溺定装畿の開発(影山八島布日)

図17 被験者B宕スキー P7-P 8の歪み分布 (μξ)

図18 被験者ち左スキー P7-P 8の盗み分布 (με〉

56 中央大学保健体育研究所紀要 第20号

次に荷重の袈み方が最も多い BootsCenterの歪みを検討した臨時と盟20に Boots

Centerの査みのよと較を被験者ごとに示した

図19 被験者A

菌20 被験者3

関19図20から分かるように Aは右スキーの歪みが多く Bは在スキーの歪みが多い 90

mのコースを靖っていた時間は Aは11秒39Bは12秒38であった各ポイント通過時と歪み

の時間を合せるとポイント通過前後に盗みが大きくなっているのが分かり回転の最深部の舵

取り部分で最大になっていることがわかったターン中の歪み (1e)は Aが最大で右スキ-

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先端部はたわみの騒が少なくまた罵部の部分もたわみの騒が少なかった乾のすぐ下の

Boots Center蔀立が最もたわみの蟻が大きかったそのため今後スキーの歪みを灘定する

2002 57アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影 ~lJ八島布詩)

場合 Boots Centerを中心として測定ポイントを数多くとり異なったスキー等の比較を

実施すればよいと考えられたlsquo

このように今後アルペンスキーのターン動作中の変形に関してこの開発した歪み制定

装置によってスキーの琵みを灘定することによちスキhellip用具の違いや斜麗状況そして技

術スピードなどによってどのようにたわみ変形が変化するかこの歪み灘定が科学的な指標

になりえると考えられたただし雪質や天候など自然条件をなるべく一定に状況設定するこ

とが重要な課題である

4 結論

本新究ではアルペンスキーの歪みを灘定する装董を開発しパイ口ットスタヂィとして

9旗門90mの平均斜度11度の績斜面を溝悲した時のスキーの査み測定の実験を実施した結果

は以下の通りである

スキーのターン動作中の変形iこ関して開発した歪み灘定装置によって スキーの歪みを測

定することによりスキー用具の違いや斜蕗状況そして技矯スピードなどによってどのよ

うにたわみ変形が変化するかこの歪み謀IJ定が科学的な指標になり得ると考えられた

引用参考文章史

1) 長谷川韓三スキーにおける工学的確究動向と展望J臼本スキー学会誌 Vo19No21999p87-90

2) 坂田敏有他スキhellip桜の機械特性に関する研究J中部大学工学部紀要 Vo1271991p19-26

3) 坂田敏行也ロボツトを用いたスキー滑走に関する実験的研究J総合工学 Vol71995p97-103

4) 筒井和彦地スキhellip板曲げ蒋性こ及段すピンデイングの影響についてJ間際スキー科学技禽研究

会第24聞大会研究発表サマリー 1992p84-86

ら) スキージャーナル編集部長野五輪を見据えたミズノの進撃Jスキージャーナル No375March

1997p63-67

6) 長野県工業試験場スキーの高性能化に関する時究J長野県工業試験場 1996

7) 芳袈也リュhellipジlsquoニ工競技におけるグリップ反力測定装置の開発Jスポhellipツ産業学耕究 VoI6No2

1996p9-14

8) LindD amp SandersSrThe physics of Skiing at the triple pointJSpringerωVerlag1996

9) 坂田敏行他スキー板の動的曲げ変形に関する考察J自本機会学会論文集 (C編)Vo160No578

1994p3328-3334

10) 坂田敏行弘「スキー板の形状および機按特牲に関する考察ースキーターンに及ぼす影響一J日本

スキー学会蒜 Vol5No 11995p187 -196

Page 13: AyEXL[フンェuフJュ › uploads › 2018 › 11 › 1865_2112135.pdf2002 AyEXL[フcンェハフJュ(eRCェCEゥ) 43 ソXcWOオCッ 1 フ、ノXL[Sフフスンニオト¥キアニェナォ.ワスCサフ

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アルペンスキhellipの歪み測定接種の開発影山八鳥年吾〉

P5-P 6被験者務者スキー13語 e)(μの歪み分布

詔14 被験者3左スキhellip P5-P 6の重み分事 (με)

54

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中央大学課建捧宵研究所紀要 第20i子

題15 被験者B右スキhellip P6-P 7の重み分布 (μe)

函16 被験者Bt五スキー P6-P 7の翠み分布 (με〉

55 2002

p -900

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アルペン拳スキーの歪み溺定装畿の開発(影山八島布日)

図17 被験者B宕スキー P7-P 8の歪み分布 (μξ)

図18 被験者ち左スキー P7-P 8の盗み分布 (με〉

56 中央大学保健体育研究所紀要 第20号

次に荷重の袈み方が最も多い BootsCenterの歪みを検討した臨時と盟20に Boots

Centerの査みのよと較を被験者ごとに示した

図19 被験者A

菌20 被験者3

関19図20から分かるように Aは右スキーの歪みが多く Bは在スキーの歪みが多い 90

mのコースを靖っていた時間は Aは11秒39Bは12秒38であった各ポイント通過時と歪み

の時間を合せるとポイント通過前後に盗みが大きくなっているのが分かり回転の最深部の舵

取り部分で最大になっていることがわかったターン中の歪み (1e)は Aが最大で右スキ-

4329441eBが最大左スキーの5512781εであった

先端部はたわみの騒が少なくまた罵部の部分もたわみの騒が少なかった乾のすぐ下の

Boots Center蔀立が最もたわみの蟻が大きかったそのため今後スキーの歪みを灘定する

2002 57アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影 ~lJ八島布詩)

場合 Boots Centerを中心として測定ポイントを数多くとり異なったスキー等の比較を

実施すればよいと考えられたlsquo

このように今後アルペンスキーのターン動作中の変形に関してこの開発した歪み制定

装置によってスキーの琵みを灘定することによちスキhellip用具の違いや斜麗状況そして技

術スピードなどによってどのようにたわみ変形が変化するかこの歪み灘定が科学的な指標

になりえると考えられたただし雪質や天候など自然条件をなるべく一定に状況設定するこ

とが重要な課題である

4 結論

本新究ではアルペンスキーの歪みを灘定する装董を開発しパイ口ットスタヂィとして

9旗門90mの平均斜度11度の績斜面を溝悲した時のスキーの査み測定の実験を実施した結果

は以下の通りである

スキーのターン動作中の変形iこ関して開発した歪み灘定装置によって スキーの歪みを測

定することによりスキー用具の違いや斜蕗状況そして技矯スピードなどによってどのよ

うにたわみ変形が変化するかこの歪み謀IJ定が科学的な指標になり得ると考えられた

引用参考文章史

1) 長谷川韓三スキーにおける工学的確究動向と展望J臼本スキー学会誌 Vo19No21999p87-90

2) 坂田敏有他スキhellip桜の機械特性に関する研究J中部大学工学部紀要 Vo1271991p19-26

3) 坂田敏行也ロボツトを用いたスキー滑走に関する実験的研究J総合工学 Vol71995p97-103

4) 筒井和彦地スキhellip板曲げ蒋性こ及段すピンデイングの影響についてJ間際スキー科学技禽研究

会第24聞大会研究発表サマリー 1992p84-86

ら) スキージャーナル編集部長野五輪を見据えたミズノの進撃Jスキージャーナル No375March

1997p63-67

6) 長野県工業試験場スキーの高性能化に関する時究J長野県工業試験場 1996

7) 芳袈也リュhellipジlsquoニ工競技におけるグリップ反力測定装置の開発Jスポhellipツ産業学耕究 VoI6No2

1996p9-14

8) LindD amp SandersSrThe physics of Skiing at the triple pointJSpringerωVerlag1996

9) 坂田敏行他スキー板の動的曲げ変形に関する考察J自本機会学会論文集 (C編)Vo160No578

1994p3328-3334

10) 坂田敏行弘「スキー板の形状および機按特牲に関する考察ースキーターンに及ぼす影響一J日本

スキー学会蒜 Vol5No 11995p187 -196

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中央大学課建捧宵研究所紀要 第20i子

題15 被験者B右スキhellip P6-P 7の重み分布 (μe)

函16 被験者Bt五スキー P6-P 7の翠み分布 (με〉

55 2002

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アルペン拳スキーの歪み溺定装畿の開発(影山八島布日)

図17 被験者B宕スキー P7-P 8の歪み分布 (μξ)

図18 被験者ち左スキー P7-P 8の盗み分布 (με〉

56 中央大学保健体育研究所紀要 第20号

次に荷重の袈み方が最も多い BootsCenterの歪みを検討した臨時と盟20に Boots

Centerの査みのよと較を被験者ごとに示した

図19 被験者A

菌20 被験者3

関19図20から分かるように Aは右スキーの歪みが多く Bは在スキーの歪みが多い 90

mのコースを靖っていた時間は Aは11秒39Bは12秒38であった各ポイント通過時と歪み

の時間を合せるとポイント通過前後に盗みが大きくなっているのが分かり回転の最深部の舵

取り部分で最大になっていることがわかったターン中の歪み (1e)は Aが最大で右スキ-

4329441eBが最大左スキーの5512781εであった

先端部はたわみの騒が少なくまた罵部の部分もたわみの騒が少なかった乾のすぐ下の

Boots Center蔀立が最もたわみの蟻が大きかったそのため今後スキーの歪みを灘定する

2002 57アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影 ~lJ八島布詩)

場合 Boots Centerを中心として測定ポイントを数多くとり異なったスキー等の比較を

実施すればよいと考えられたlsquo

このように今後アルペンスキーのターン動作中の変形に関してこの開発した歪み制定

装置によってスキーの琵みを灘定することによちスキhellip用具の違いや斜麗状況そして技

術スピードなどによってどのようにたわみ変形が変化するかこの歪み灘定が科学的な指標

になりえると考えられたただし雪質や天候など自然条件をなるべく一定に状況設定するこ

とが重要な課題である

4 結論

本新究ではアルペンスキーの歪みを灘定する装董を開発しパイ口ットスタヂィとして

9旗門90mの平均斜度11度の績斜面を溝悲した時のスキーの査み測定の実験を実施した結果

は以下の通りである

スキーのターン動作中の変形iこ関して開発した歪み灘定装置によって スキーの歪みを測

定することによりスキー用具の違いや斜蕗状況そして技矯スピードなどによってどのよ

うにたわみ変形が変化するかこの歪み謀IJ定が科学的な指標になり得ると考えられた

引用参考文章史

1) 長谷川韓三スキーにおける工学的確究動向と展望J臼本スキー学会誌 Vo19No21999p87-90

2) 坂田敏有他スキhellip桜の機械特性に関する研究J中部大学工学部紀要 Vo1271991p19-26

3) 坂田敏行也ロボツトを用いたスキー滑走に関する実験的研究J総合工学 Vol71995p97-103

4) 筒井和彦地スキhellip板曲げ蒋性こ及段すピンデイングの影響についてJ間際スキー科学技禽研究

会第24聞大会研究発表サマリー 1992p84-86

ら) スキージャーナル編集部長野五輪を見据えたミズノの進撃Jスキージャーナル No375March

1997p63-67

6) 長野県工業試験場スキーの高性能化に関する時究J長野県工業試験場 1996

7) 芳袈也リュhellipジlsquoニ工競技におけるグリップ反力測定装置の開発Jスポhellipツ産業学耕究 VoI6No2

1996p9-14

8) LindD amp SandersSrThe physics of Skiing at the triple pointJSpringerωVerlag1996

9) 坂田敏行他スキー板の動的曲げ変形に関する考察J自本機会学会論文集 (C編)Vo160No578

1994p3328-3334

10) 坂田敏行弘「スキー板の形状および機按特牲に関する考察ースキーターンに及ぼす影響一J日本

スキー学会蒜 Vol5No 11995p187 -196

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55 2002

p -900

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アルペン拳スキーの歪み溺定装畿の開発(影山八島布日)

図17 被験者B宕スキー P7-P 8の歪み分布 (μξ)

図18 被験者ち左スキー P7-P 8の盗み分布 (με〉

56 中央大学保健体育研究所紀要 第20号

次に荷重の袈み方が最も多い BootsCenterの歪みを検討した臨時と盟20に Boots

Centerの査みのよと較を被験者ごとに示した

図19 被験者A

菌20 被験者3

関19図20から分かるように Aは右スキーの歪みが多く Bは在スキーの歪みが多い 90

mのコースを靖っていた時間は Aは11秒39Bは12秒38であった各ポイント通過時と歪み

の時間を合せるとポイント通過前後に盗みが大きくなっているのが分かり回転の最深部の舵

取り部分で最大になっていることがわかったターン中の歪み (1e)は Aが最大で右スキ-

4329441eBが最大左スキーの5512781εであった

先端部はたわみの騒が少なくまた罵部の部分もたわみの騒が少なかった乾のすぐ下の

Boots Center蔀立が最もたわみの蟻が大きかったそのため今後スキーの歪みを灘定する

2002 57アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影 ~lJ八島布詩)

場合 Boots Centerを中心として測定ポイントを数多くとり異なったスキー等の比較を

実施すればよいと考えられたlsquo

このように今後アルペンスキーのターン動作中の変形に関してこの開発した歪み制定

装置によってスキーの琵みを灘定することによちスキhellip用具の違いや斜麗状況そして技

術スピードなどによってどのようにたわみ変形が変化するかこの歪み灘定が科学的な指標

になりえると考えられたただし雪質や天候など自然条件をなるべく一定に状況設定するこ

とが重要な課題である

4 結論

本新究ではアルペンスキーの歪みを灘定する装董を開発しパイ口ットスタヂィとして

9旗門90mの平均斜度11度の績斜面を溝悲した時のスキーの査み測定の実験を実施した結果

は以下の通りである

スキーのターン動作中の変形iこ関して開発した歪み灘定装置によって スキーの歪みを測

定することによりスキー用具の違いや斜蕗状況そして技矯スピードなどによってどのよ

うにたわみ変形が変化するかこの歪み謀IJ定が科学的な指標になり得ると考えられた

引用参考文章史

1) 長谷川韓三スキーにおける工学的確究動向と展望J臼本スキー学会誌 Vo19No21999p87-90

2) 坂田敏有他スキhellip桜の機械特性に関する研究J中部大学工学部紀要 Vo1271991p19-26

3) 坂田敏行也ロボツトを用いたスキー滑走に関する実験的研究J総合工学 Vol71995p97-103

4) 筒井和彦地スキhellip板曲げ蒋性こ及段すピンデイングの影響についてJ間際スキー科学技禽研究

会第24聞大会研究発表サマリー 1992p84-86

ら) スキージャーナル編集部長野五輪を見据えたミズノの進撃Jスキージャーナル No375March

1997p63-67

6) 長野県工業試験場スキーの高性能化に関する時究J長野県工業試験場 1996

7) 芳袈也リュhellipジlsquoニ工競技におけるグリップ反力測定装置の開発Jスポhellipツ産業学耕究 VoI6No2

1996p9-14

8) LindD amp SandersSrThe physics of Skiing at the triple pointJSpringerωVerlag1996

9) 坂田敏行他スキー板の動的曲げ変形に関する考察J自本機会学会論文集 (C編)Vo160No578

1994p3328-3334

10) 坂田敏行弘「スキー板の形状および機按特牲に関する考察ースキーターンに及ぼす影響一J日本

スキー学会蒜 Vol5No 11995p187 -196

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56 中央大学保健体育研究所紀要 第20号

次に荷重の袈み方が最も多い BootsCenterの歪みを検討した臨時と盟20に Boots

Centerの査みのよと較を被験者ごとに示した

図19 被験者A

菌20 被験者3

関19図20から分かるように Aは右スキーの歪みが多く Bは在スキーの歪みが多い 90

mのコースを靖っていた時間は Aは11秒39Bは12秒38であった各ポイント通過時と歪み

の時間を合せるとポイント通過前後に盗みが大きくなっているのが分かり回転の最深部の舵

取り部分で最大になっていることがわかったターン中の歪み (1e)は Aが最大で右スキ-

4329441eBが最大左スキーの5512781εであった

先端部はたわみの騒が少なくまた罵部の部分もたわみの騒が少なかった乾のすぐ下の

Boots Center蔀立が最もたわみの蟻が大きかったそのため今後スキーの歪みを灘定する

2002 57アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影 ~lJ八島布詩)

場合 Boots Centerを中心として測定ポイントを数多くとり異なったスキー等の比較を

実施すればよいと考えられたlsquo

このように今後アルペンスキーのターン動作中の変形に関してこの開発した歪み制定

装置によってスキーの琵みを灘定することによちスキhellip用具の違いや斜麗状況そして技

術スピードなどによってどのようにたわみ変形が変化するかこの歪み灘定が科学的な指標

になりえると考えられたただし雪質や天候など自然条件をなるべく一定に状況設定するこ

とが重要な課題である

4 結論

本新究ではアルペンスキーの歪みを灘定する装董を開発しパイ口ットスタヂィとして

9旗門90mの平均斜度11度の績斜面を溝悲した時のスキーの査み測定の実験を実施した結果

は以下の通りである

スキーのターン動作中の変形iこ関して開発した歪み灘定装置によって スキーの歪みを測

定することによりスキー用具の違いや斜蕗状況そして技矯スピードなどによってどのよ

うにたわみ変形が変化するかこの歪み謀IJ定が科学的な指標になり得ると考えられた

引用参考文章史

1) 長谷川韓三スキーにおける工学的確究動向と展望J臼本スキー学会誌 Vo19No21999p87-90

2) 坂田敏有他スキhellip桜の機械特性に関する研究J中部大学工学部紀要 Vo1271991p19-26

3) 坂田敏行也ロボツトを用いたスキー滑走に関する実験的研究J総合工学 Vol71995p97-103

4) 筒井和彦地スキhellip板曲げ蒋性こ及段すピンデイングの影響についてJ間際スキー科学技禽研究

会第24聞大会研究発表サマリー 1992p84-86

ら) スキージャーナル編集部長野五輪を見据えたミズノの進撃Jスキージャーナル No375March

1997p63-67

6) 長野県工業試験場スキーの高性能化に関する時究J長野県工業試験場 1996

7) 芳袈也リュhellipジlsquoニ工競技におけるグリップ反力測定装置の開発Jスポhellipツ産業学耕究 VoI6No2

1996p9-14

8) LindD amp SandersSrThe physics of Skiing at the triple pointJSpringerωVerlag1996

9) 坂田敏行他スキー板の動的曲げ変形に関する考察J自本機会学会論文集 (C編)Vo160No578

1994p3328-3334

10) 坂田敏行弘「スキー板の形状および機按特牲に関する考察ースキーターンに及ぼす影響一J日本

スキー学会蒜 Vol5No 11995p187 -196

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2002 57アルペンスキーの歪み測定装置の開発(影 ~lJ八島布詩)

場合 Boots Centerを中心として測定ポイントを数多くとり異なったスキー等の比較を

実施すればよいと考えられたlsquo

このように今後アルペンスキーのターン動作中の変形に関してこの開発した歪み制定

装置によってスキーの琵みを灘定することによちスキhellip用具の違いや斜麗状況そして技

術スピードなどによってどのようにたわみ変形が変化するかこの歪み灘定が科学的な指標

になりえると考えられたただし雪質や天候など自然条件をなるべく一定に状況設定するこ

とが重要な課題である

4 結論

本新究ではアルペンスキーの歪みを灘定する装董を開発しパイ口ットスタヂィとして

9旗門90mの平均斜度11度の績斜面を溝悲した時のスキーの査み測定の実験を実施した結果

は以下の通りである

スキーのターン動作中の変形iこ関して開発した歪み灘定装置によって スキーの歪みを測

定することによりスキー用具の違いや斜蕗状況そして技矯スピードなどによってどのよ

うにたわみ変形が変化するかこの歪み謀IJ定が科学的な指標になり得ると考えられた

引用参考文章史

1) 長谷川韓三スキーにおける工学的確究動向と展望J臼本スキー学会誌 Vo19No21999p87-90

2) 坂田敏有他スキhellip桜の機械特性に関する研究J中部大学工学部紀要 Vo1271991p19-26

3) 坂田敏行也ロボツトを用いたスキー滑走に関する実験的研究J総合工学 Vol71995p97-103

4) 筒井和彦地スキhellip板曲げ蒋性こ及段すピンデイングの影響についてJ間際スキー科学技禽研究

会第24聞大会研究発表サマリー 1992p84-86

ら) スキージャーナル編集部長野五輪を見据えたミズノの進撃Jスキージャーナル No375March

1997p63-67

6) 長野県工業試験場スキーの高性能化に関する時究J長野県工業試験場 1996

7) 芳袈也リュhellipジlsquoニ工競技におけるグリップ反力測定装置の開発Jスポhellipツ産業学耕究 VoI6No2

1996p9-14

8) LindD amp SandersSrThe physics of Skiing at the triple pointJSpringerωVerlag1996

9) 坂田敏行他スキー板の動的曲げ変形に関する考察J自本機会学会論文集 (C編)Vo160No578

1994p3328-3334

10) 坂田敏行弘「スキー板の形状および機按特牲に関する考察ースキーターンに及ぼす影響一J日本

スキー学会蒜 Vol5No 11995p187 -196