AVL FIRETMは燃料噴射ノズル内の流れ、燃料噴射、燃焼、有害物質生成および排気後処理など、エンジン燃焼に関連

するプロセスに高精度のソリューションを提供します。

精度と計算時間が異なる種々の物理モデルを用意し、製品開発プロセスのあらゆる場面におけるニーズを満たします。

エンジン燃焼シミュレーションのエリアにおいて業界をリードするソフトウェアとエンジニアリングサポートによりあ

なたのエンジン開発を強力にサポートします。

機能概要

プリ・ポストプロセッサ

プリプロセッサ、ソルバー設定、ポストプロセッサを同一操作環境にする一体型GUIを採用

・形状データ読み込み（stl、Octree、Universal、DTS、Abaqus、Nastran、Star、SCRYU etc. ）

・サーフェス修正機能

・ボリュームメッシュ作成機能(リファインメント、スムージング、固定/移動メッシュ・スライディングメッシュ、

不連続結合、etc.

・2D Impress chart(グラフ処理）および3D Impress(等値面、ストリームライン、カット面へのコンター表示etc.）

・マクロによる自動ポスト処理

製品に関するお問い合わせ

・定常/非定常計算

・非圧縮性/圧縮性流体

・移動/固定境界

・不連続/スライディングメッシュのインターフェイス

・壁関数（Standard、Hybrid、Near-wall approach、

Analytical）

・解法（SIMPLE、SIMPLEC、SIMPLE/PISO）

・並列計算

ソルバー

・噴霧モデル（一次および二次分裂モデル、乱流拡散モデ

ル、衝突合体モデル、多成分蒸発モデル、壁面衝突モデル

他20種以上のモデル）

・液膜モデル（液膜の形成および伝播、液膜と噴霧の干

渉、蒸発）

・燃 焼 モ デ ル（Shell自 着 火、Eddy Break Up、

Turbulent Flame Speed Closure、ECFM-3Z、

Characteristic Time Scale、PDF、Flame Trucking

Particle Method、AKTIM/ISSIM点火モデル）

・エミッションモデル（NOx、すす、粒径、数密度予

測）

主な適用分野

ノズル内流れ、キャビテーション、エロージョン

噴射ノズル内の燃料の流れの詳細を予測し、燃料の微粒化および筒内燃焼への影響を解明。

ニードルの動きを考慮し、時刻歴の燃料流量変化、キャビテーションの発生を予測し、噴

霧、燃焼の精度を向上し、エンジンの性能アップをサポート。

燃焼およびエミッション

燃料噴射、混合気形成、点火、燃焼、有害物質の生成、熱移動の予測を可能にする最新の

AVLコア技術。SIおよびCIエンジンの開発をサポートする高精度の物理モデル。燃料噴射、

混合気形成、燃料と壁面の干渉を考慮したエンジンの最適化。

排気後処理

触媒およびDPFの効率予測と最適化。

尿素SCRのAdBlue噴射、アンモニア濃度分布の予測と最適化、SCRの性能予測と最適化、熱

負荷の予測。

エンジン熱マネージメント

エンジンヘッド・ブロックの設計、ガスケットのレイアウト、必要な冷却水流量の決定

熱負荷のクリティカルなポイントの予測により、エンジンの安全な運転条件と耐久性、性能

向上をサポート。

電動化

バッテリーセルからモジュール、パックまでの挙動を予測

燃料電池に関する電気化学物理モデルをサポート

電気化学反応、性能、熱マネージメントの観点からの最適化とクリティカルな条件の同定。

焼き入れ解析

エンジンヘッド・ブロックの設計、ガスケットのレイアウト、必要冷却水流量の決定。 熱

負荷がクリティカルな位置の予測により、エンジンの安全な運転条件と耐久性、性能向上を

サポート。