アジャイルとクラウドの『危険なカンケイ』

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Transcript of アジャイルとクラウドの『危険なカンケイ』

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アジャイルとクラウドの

『危険なカンケイ』 2016 年 10 月 25 日

KDDI の技術の裏側見せます!〜アジャイル、クラウド、大規模ネットワーク編〜

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「 KDDI の技術の裏側見せます!」というタイトルに反して、、、、

私のセッションでは技術の話は一切しません!

ごめんなさい。。。。。

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自己紹介

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大橋 衛 ( オオハシマモル )1974/10/01(42 歳 )

アプリエンジニア 12 年インフラエンジニア 4 年クラウドエンジニア 3 年 (=AWS 歴 )

AWS コンサル / セキュリティ監査クラウドアーキテクト

家族:妻、娘2人、両親、祖母趣味:スノーボード、読書、 DIY

絶賛本名プレイ中

@mamohacy

http://blog.mamohacy.com/

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4AWS Summit Tokyo 2016 に登壇しました

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http://cloudblog.kddi.com/iaaspaas/4279/

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アジャイル、やってますか?

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6グローバルのトレンド

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【導入の効果 Top4 】① 優先順位による柔軟な変更管理、②生産性向上、③プロジェクトの可視化、④チームのモチベーション向上

出典: VERSIONONE 9th ANNUAL State of Agile Survey 2015

海外ではアジャイル開発などの新たな開発方法が主流

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7国内のトレンド

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リクルート、楽天をはじめとする先進的 Web 系企業のみではなく、金融、自動車、鉄鋼業でのエンタープライズ系システム開発に本格的な導入が始まっている。

導入事例

• トヨタ自動車• アクサ生命• 東京海上日動• 神戸製鋼• JFE

ここ数年で、大手企業が積極的に採用約 50% がアジャイル開発案件となっている (NTT-DATA 調査 )

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8一方で・・・・

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実際に導入したが、継続して Agile 開発を行っている企業は全体の 30 %強程度というデータもある

出典:一般社団法人 PMI 日本支部 アジャイル プロジェクト マネジメント 意識調査報告 2015

36%

31%

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クラウド、使ってますか?

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10グローバルでの市場動向

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2016 年度の世界のパブリッククラウド市場予測では、 2040 億ドルもの規模に到達。2015 年からの 1 年間で 16.5% もの成長が見込まれている。

出典:ガートナー社 パブリッククラウドのセグメント別市場規模 2016 年 1 月 25 日 16.5%

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11一方、国内では

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この5年間で 6ポイント近く上昇し、全体平均で 16.1% の採用率ただし 2015 年比では 0.3% の微増に留まる

出典:ガートナー社 クラウド・コンピューティングに関する調査 2016 年 4 月

16.1%

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12KDDI の選択

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1. Agile の利用を継続的に行っている国内のIT 企業はまだ半数にも遠く及ばない

2. Cloud の採用率に至っては国内全体の 1/6 程度しかも伸び悩んでいるようにも見える

しかし

KDDI は Agile も Cloud も正式に採用することを決めた

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ナゼ?

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KDDI がAgile を選んだ理由

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15KDDI が Agile を選んだ理由

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一、最初から誤差のない計画など立てられない

二、市場を取り巻く環境は常に変化し続けている

三、作られた機能の六割以上は使われない

WaterFall型開発が無視し続けている課題を避けられない現実として受け入れるため

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16①最初から誤差のない計画など立てられない

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出典:プロジェクトの本質とは何か 日経 ITPro 2013 年 10 月

不確実性は初期段階では大きく、時間が経っていくことで減っていく。ならば「進みながら計画を立ていくやり方」を受け入れるしか他に方法がない

不確実性のコーン

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17② 市場を取り巻く環境は常に変化し続けている

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??

時間の経過とともに市場をとりまく環境はひたすら変わり続ける。今日決めた要件は明日には陳腐化する可能性すらある。「じっくり狙い撃つ」ことを最初から諦める

競合相

手の

変化

お客様の反響

社内情勢

オーナーの心変わり

脆弱性の発見

技術革新

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18③作られた機能の殆どが使われない

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最初に決めて作られたソフトウェアの機能のうち 64 %は「まったく使わない」か「めったに使わない」。ならば最も確定的で優先度の高いものから作り、まず市場に出してみればいい

前進

漸進

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KDDI がPublic クラウドを

採用した理由

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20KDDI が Public クラウドを採用した理由

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一、工期の足を引っ張る「インフラ開発」

二、規模変化に迅速に対応できない

三、 Infrastructure As Code の採用

インフラ開発工期の絶対的短縮と規模変化へのリアルタイムな追従をコードで実装させるため

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21①工期の足を引っ張る「インフラ開発」

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開発全体の工期のうち、インフラの設計・調達・設置・ SI にかかる割合はおよそ3割。容量設計も調達リードタイムも不要なPublic クラウドならインフラ開発工数を絶対的に削減できる

要件定義

設計

イン

フラ

開発

アプ

リ開

試験

導入

/移行

開発全体の工期 (100%)

限りなく0へ!

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22② 規模変化に迅速に追従できない

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システムへの想定外のアクセス急増があった時にその場でいきなり増強 /増設が可能。さらに予測が外れたとしても全システムをクローズし費用をゼロにできるのは Public クラウドだけ。

Public Cloud Only

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23③Infrastructure As Code の採用

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システムを取り巻く状況の把握とそれに伴う構成変更をプログラムコードで実現させる。「ボタンひとつで云々」は Public クラウドの魅力のほんの一握りでしかない。

出典: AWS January 2016 Webinar Series - Managing your Infrastructure as Code 2016 年 1 月

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Agile

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ホンモノの Agility

+ Cloud

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25ある社内案件の例

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API

Consumer-A Consumer-B Consumer-C

Provider-1

Provider-2

Provider-3

Provider-4

Provider-5

Provider-6 Provider-7

MySQL

memcached

Proxy

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26ある社内案件の例

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API

Consumer-A Consumer-B Consumer-C

Provider-1

Provider-2

Provider-3

Provider-4

Provider-5

Provider-6 Provider-7

MySQL

memcached

Proxy

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インフラプロビインフラコンフィグインフラテストアプリケーションユニットテスト結合テスト上記のフロー制御

全てをコードで書けるからアジャイルで回せる!

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28” 怒り”から生まれたアジャイルとクラウド

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アジャイルとクラウドはどちらも現場で苦しむプログラマの苦悩から生み出された "究極の現実解 " 。コーディング能力やアーキテクティングと組み合わせてこそその効果が最大化される。

どちらもプログラマの "怒り " から生みだされた

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Agile

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一度繋げて使ってしまったらもう2度と離れられない…

もはや "麻薬 " のよう

と Cloud

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エンタープライズ業界におけるシステムエンジニア生存戦略

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31エンプラ業界でのシステムエンジニアの立ち位置

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お客様

ユーザ

オーナ

シス

テム

エン

ジニ

デベ

ロッ

パフィードバック

サービス提供

要求事項

・製品・ドキュメント

・ドキュメント・マネジメント

・製品・ドキュメント

ビジネス判断

成果物評価

・設計・製造・試験

非常に長いターンアラウンドタイム

オーナーの意図が作り手に伝わり難い

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32エンプラ業界でのシステムエンジニアの立ち位置

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お客様

ユーザ

シス

テム

エン

ジニ

フィードバック

サービス提供

要求事項

製品

・設計・製造・試験

オーナ

ビジネス判断

「フルスタック・エンジニア」

エンジニアもビジネスサイド志向へ!

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33組み合せ型アーキテクチャ

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あらゆるレイヤーの仮想化が進めば、究極的にはインフラや実行環境は作り手の意識から消えてなくなる。今後も SaaS は増え続けるから、最後は「スクラッチ」と「 SaaS 」の組み合わせのバランス取りがキモになる

調べる

使う

作る

組み合せる 生み出す

OSS/ プロプラ + フルスクラッチ

SaaS + コンフィグ

Agile

Cloud

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34未来に繋がるエンジニアスキル

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どれが欠けても生き残るのは難しい

技術力 コミュ力

コーディング力

好奇心

人脈力

会話力

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まとめ

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36Today’s Wrap-up

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日本国内市場における Agile 採用率は約 35 %、クラウド採用率は約 16 %

Agile の本質は、製品の市場へのリーチを早めユーザーニーズにずっと追随し続けること

Cloud の本質は、インフラをコードで書ける意味を理解しソフトウェア開発のノウハウを活かすこと

エンプラ業界のエンジニアは高い技術力と強い好奇心、

そしてそれを支えるコミュ力が生き残りのカギ

Page 37: アジャイルとクラウドの『危険なカンケイ』

One More Things....

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僕たちは共に戦い、共に笑い、共に成長していく仲間を求めています!

We are Hiring!

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39ここで募集してます!

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http://recruiting-site.jp/s/career-kddi-864/

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40アジャイル開発センターの設立

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http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2016/09/07/2011.html

「アジャイル開発センター」

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41アジャイル開発センターの機能

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アジャイル開発センターが保有する様々なリソースを共有化しKDDI 内のアジャイル開発を支援・促進する

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42Public クラウド ( ) の積極利用

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Private クラウド (KCPS) もPublic クラウド (AWS) も

まったく同じセキュリティ規準・規定で使えます!

社内セキュリティ規準に準拠

弊社セキュリティ規準を AWSに当てはめて正式に準拠!

安全に AWS を使う方法と運用の両方を整備

社内クラウド利用規定に準拠

「社内認定 Public クラウド」として AWS が利用可能に!

クラウド管理統制業務の運用体制を整備

Page 43: アジャイルとクラウドの『危険なカンケイ』

ご清聴有り難うございました!