アジャイルの原則で、アジャイル思考を身につけよう -...
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2014-04-25名古屋アジャイル勉強会
山本 博之
アジャイルの原則で、アジャイル思考を身につけよう
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はじめに
● 本資料は公開しますので、内容をメモする必要はありません。ワークショップ内容に集中いただければ幸いです
● ワークとしてたくさんお話ししていただきたいと思っていますが、話したくないこと・話せないことを無理にお話いただくことはありません
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自己紹介
● 山本 博之(やまもと ひろゆき)● 40代ソフトウェアエンジニア(設計・実装・テスト)● サーバー管理ソフトウェアの開発をしています● 最近あった楽しかったこと
– 先日、山崎あおい(というシンガーソングライター)のライブに行ってきました。楽しかった!
● 重視している価値観や考え方– 誰にでも、どんなことにも、相応の理由がある
– WinWinを考える
– 迷ったらつぶあん!
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アジェンダ
● アジャイルとは● ワーク:自己紹介● アジャイルの価値● アジャイルの12の原則● ワーク:自分の経験にあてはめる● ワーク:アジャイル思考を考える● まとめ
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「アジャイル」とは
● ある価値観や原則に沿った– ソフトウェア開発
– システム開発や運用
– ビジネス開拓や継続
– 行為一般
● ある価値観や原則に沿っているさま– 「アジャイルな(なにか)」
● 特定の具体的な開発手法ではない
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アジャイルなソフトウェア開発手法
● XP(eXtreme Programming)● SCRUM● Leanソフトウェア開発● KANBAN
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アジャイルななにか
● プロジェクトファシリテーション– アジャイルなチーム運営
● リーンスタートアップ– アジャイルな起業、ビジネス企画の実現
● DevOps– アジャイルなシステムライフサイクル管理
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ワーク:自己紹介
● A3用紙に以下の項目を書き出してください– お名前(本名でなくて構いません)
– お仕事(言える範囲で構いません)
– 最近あった楽しかったことは?
– 生活や仕事で重視している価値観や考え方は?
● 書いた紙を用いて、自己紹介してください
3分+ひとり1分
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アジャイルの価値
● 価値とは– 何を考え何を行うかを判断するのに用いる大まかな基
準
● アジャイルマニフェスト– よりよいソフトウェア開発を志す人たちが
– それぞれの実践や手助けの経験の中から
– お互いに共通すると認めた
– 4つの価値
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アジャイルマニフェスト
● プロセスやツールよりも個人と対話を● 包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを● 契約交渉よりも顧客との協調を● 計画に従うことよりも変化への対応を
● ←左記のことがらに価値があることを認めながらも● 右記→のことがらにより価値を置く
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私はこう思うんです...
● 人が人に価値を届ける最良の方法を求めている● より直接的であることが好ましいと考えている● より現実的であることが好ましいと考えている● 人の感性と能力を信頼している
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ここまでどうですか?
● 「表明じゃんけん」で確認します– 「よく分かった。問題なし」パー
– 「いまいちだが、進んでよし」チョキ
– 「ぜんぜん分からない。どういうこと」グー
● せーの、で、どれかを、出してください
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アジャイルの12の原則
● アジャイルマニフェストの背後にあるもの● 価値とプラクティス(行動や習慣)を結びつける指針
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アジャイルの12の原則(1/3)
● 顧客満足を最優先し、 価値のあるソフトウェアを早く継続的に提供します
● 要求の変更はたとえ開発の後期であっても歓迎します– 変化を味方につけることによって、お客様の競争力を引き上げ
ます
● 動くソフトウェアを、2-3週間から2-3ヶ月という できるだけ短い時間間隔でリリースします
● ビジネス側の人と開発者は、プロジェクトを通して 日々一緒に働かなければなりません
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アジャイルの12の原則(2/3)
● 意欲に満ちた人々を集めてプロジェクトを構成します
– 環境と支援を与え仕事が無事終わるまで彼らを信頼します
● 情報を伝えるもっとも効率的で効果的な方法は フェイス・トゥ・フェイスで話をすることです
● 動くソフトウェアこそが進捗の最も重要な尺度です
● アジャイル・プロセスは持続可能な開発を促進します
– 一定のペースを継続的に維持できるようにしなければなりません
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アジャイルの12の原則(3/3)
● 技術的卓越性と優れた設計に対する 不断の注意が機敏さを高めます
● シンプルさ(ムダなく作れる量を最大限にすること)が本質です
● 最良のアーキテクチャ・要求・設計は、 自己組織的なチームから生み出されます
● チームがもっと効率を高めることができるかを定期的に振り返り、 それに基づいて自分たちのやり方を最適に調整します
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ワーク:原則の背景と目的を考えよう
● グループで話し合ってみましょう● 12の原則を眺めてみて感じたことは?
– どのような背景があるでしょうか?
– どのような目的があるでしょうか?
18/27
ここまでどうですか?
● 「表明じゃんけん」で確認します– 「よく分かった。問題なし」パー
– 「いまいちだが、進んでよし」チョキ
– 「ぜんぜん分からない。どういうこと」グー
● せーの、で、どれかを、出してください
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ワーク:あなたの体験にあてはめよう
● 生活/仕事でのできごと・行動から、● 12の原則のいずれかにあてはまる(即している/反
している)エピソードを挙げてください● そのエピソードは
– どの原則にあてはまるものですか?
– Keep(続けたい)ですか?それはどうして?
– Problem(問題あり)ですか?どんな点が?
– Try(改善案)はありますか?どんな案ですか?
● 紙に書き出してください 5分
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なにかあれば1台のPCで一緒に作業をします
フェイス・トゥ・フェイス
KeepKeepKeep
Problem
Try
同じものを見ながら話ができて間違いがない
メールとか文章にする手間がない
その時やっていたことを中断しないで、でもなるべくそのときすぐやりたいけど、案外難しい
ペアプロ、ペアテスティング、ペアドキュメント書きと、適用範囲を広げていきたい
誰とでも、そうできるようにしたい(今のところやりやすい人とだけ)
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ワーク:あなたの体験にあてはめよう
● グループで共有しましょう● ひとりずつエピソードと分析を発表してください● 他の人は発表内容について、質問したり、コメント
を述べてください
● 後で、エピソードをひとつ、発表していただきます
ひとり2分
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アジャイル思考
● ソフトウェア開発に限定されない● 価値と原則を踏まえた考え方● 例えば
– 失敗や問題を学習機会と同一視する態度
– どんなことでもいずれは向上できる,私たちの能力は固定されたものではなく,努力すれば発達できる,という信念
(Agile2011 Linda Rising http://www.infoq.com/jp/news/2011/05/agile-2011-keynote-speakers)
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ワーク:アジャイル思考を考える
● グループで話し合ってみましょう– どの価値、どの原則が気になりましたか?
– どんな考え方が「アジャイルだ」と言えるでしょう?
– その考え方はなにをもたらしてくれますか?
● 後で、あらましを発表していただきます
10分
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全体で共有しましょう
● アジャイルの原則をあてはめたエピソードをひとつ選んで発表してください
● グループで話しあったアジャイル思考について教えて下さい
10分
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まとめ
● アジャイルは、価値観や考え方、それに沿った振る舞い
● アジャイルには4つの価値がある● アジャイルであるための12の原則がある● それらをふまえたアジャイルな思考で、生活や仕事
の価値を高めよう
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これで終わりですがどうですか?
● 「表明じゃんけん」で確認します– 「よく分かった。問題なし」パー
– 「いまいちだが、まあよしとしよう」チョキ
– 「ぜんぜん分からない。どういうこと」グー
● せーの、で、どれかを、出してください
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参考資料
● アジャイルソフトウェア開発宣言– http://agilemanifesto.org/iso/ja/
● アジャイル宣言の背後にある原則– http://agilemanifesto.org/iso/ja/principles.html
● XPエクストリームプログラミング入門 第2版