観光による地域振興

新しい地域再生政策研究会新しい地域再生政策研究会

平成 21年9 月 8 日　観光庁　観光地域振興部　観光地域振興課

目次

１．総論

２．支援施策

-2-

日帰り旅行4.9兆円（ 21.1%）

海外旅行（国内分）1.8兆円（ 7.6%）

訪日外国人旅行1.5兆円（ 6.3%）

国土交通省「平成１９年度旅行・観光産業の経済効果に関する調査研究」による。

２３．５兆円

我が国経済への貢献度（経済効果）

生産波及効果　　　　５３．１兆円　 ５．６％（対産業連関表国内生･･･産額）付加価値誘発効果　２８．５兆円　 ５．５％（対名目ＧＤＰ）･･･雇用誘発効果　　　　　４４１万人　 ６．９％（対全国就業者数）･･･

生産波及効果　　　　５３．１兆円　 ５．６％（対産業連関表国内生･･･産額）付加価値誘発効果　２８．５兆円　 ５．５％（対名目ＧＤＰ）･･･雇用誘発効果　　　　　４４１万人　 ６．９％（対全国就業者数）･･･

国内における旅行消費額（平成１９年度）

宿泊旅行15.3兆円（ 65.1%）

-3-

「国内における旅行消費額（１９年度）」の規模

24.7

15.6 15.210.4

7.0 6.4

23.5

0

5

10

15

20

25

30

旅行

外食産業

自動車

百貨店・総合スーパー

ガソリンスタンド

コンビニエンスストア

家庭用電気機械器具

出所：経済産業省「平成 19年商業統計」、（財）外食産業総合調査研究センター「外食産業市場規模推移」

兆円 兆円

兆円 兆円

兆円兆円 兆円

旅

行

消費額 /販売額

-4-

2.81 2.78 2.89 2.72 2.42 2.44

1.70 1.71 1.77 1.681.50 1.55

0

0.5

1

1.5

2

2.5

3

平成１５年度 平成１６年度 平成１７年度 平成１８年度 平成１９年度 平成２０年度0.00

0.50

1.00

1.50

2.00

宿泊数

宿泊観光旅行回数

国民１人当たり国内宿泊観光旅行の回数及び宿泊数の推移

宿泊数

（

泊

）

回数

（

回

）

出典：国土交通省観光庁「旅行・観光消費動向調査」による。

（暫定値）

（暫定値）

-5-

（単位：十億円）

日本国内における旅行・観光消費の生産波及効果　５３．１兆円の内訳

観光産業以外の幅広い

産業に大き

な効果

交通・宿泊・飲食等　１６．５兆円

左記以外　３６．６兆円耕種農業 619

その他農業 林業･ 309

漁業 281

鉱業 111

農産食料品 425

水産食料品 311

菓子類 773

その他食料品 2,281

繊維製品 682

パルプ 紙 木製品･ ･ 695

出版 印刷･ 711

化学製品 913

石油 石炭製品･ 1,496

履物 皮革製品･ 120

窯業 土石製品･ 192

鉄鋼 218

非鉄金属 84

金属製品 253

一般機械 122

電気機械 519

輸送機械 789

精密機械 230

その他製造工業製品 794

建設 522

電力 ガス 熱供給･ ･ 1,068

水道 廃棄物処理･ 501

卸売 2,979

小売 2,773

金融 保険･ 2,816

不動産仲介 住宅賃貸料･ 1,053

住宅賃貸料 ( 帰属家賃 ) 1,978

鉄道貨物輸送 12

道路貨物輸送 743

道路輸送施設提供 166

その他運輸付帯サービス 710

その他運輸 99

通信 放送･ 1,135

公務 138

社会教育 141

その他教育 研究･ 544

医療 保健 社会保障 介護･ ･ ･ 462

その他の公共サービス 199

物品賃貸業 ( 除貸自動車業 ) 620

その他対事業所サービス 3,060

理容業 美容業･ 382

写真業 232

その他対個人サービス 863

事務用品 134

分類不明 378

鉄道旅客輸送 3,205

道路旅客輸送 736

水運 241

航空輸送 2,480

旅行 その他の運輸付帯サービス･ 1,808

貸自動車業 294

スポーツ施設提供業 公園 遊園地･ ･ 506

その他娯楽 484

飲食店 2,871

旅館 その他の宿泊所･ 3,880

国内旅行の増加は観光産業以外の幅広い産業に大きな効果

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定住人口＝１億２，８００万人定住人口１人減少分定住人口１人減少分

１人当り年間消費額＝１２１万円

減少

外国人旅行者７人分外国人旅行者７人分

国内旅行者（宿泊）２２人分国内旅行者（宿泊）２２人分

国内旅行者（日帰り）７７人分国内旅行者（日帰り）７７人分

又は

又は

拡大

観光交流人口増 大の経済効果（ 試算）

＋

国際交流人口（外国人旅行者）

１人１回当り消費額１８万円

７５６万人

国内交流人口（国内旅行者）

うち宿泊 ２億８，８８２万人

うち日帰り３億　　１２７万人１人１回当り消費額

うち宿泊 ５万４千円うち日帰り１万６千円

５億９，００９万人

定住人口は国勢調査（総務省）、定住人口１人当り年間消費額は家計調査（総務省）による。旅行消費額は旅行・観光消費動向調査（２００６年度） 、国際交流人口はＪＮＴＯにより，国内交流人口及び１人１回当り消費額（国内・外国人）は両調査を用いた試算。定住人口 1人減少分に相当する旅行者人数は、定住人口１人当り年間消費額を交流人口１人１回当り消費額で除したもの。

訪日外国人旅行１．４兆円 国民の旅行（海外分除く）２０．４兆円

うち宿泊旅行 １５．７兆円うち日帰り旅行 　４．７兆円

旅行消費額

-7--7-

目次

１．総論

２．支援施策

-8-

Ⅰ．Ａ旅館と温泉街との関係Ⅱ．温泉街と他の地区との関係 地域ブランド

駅

＜地　域＞

個別企業の競争力は、地域の持つ競争力に影響を与えるとともに、規定される。サービス産業の競争は必然的に地域間競争となる。地域内マーケット（対住民向け）から地域外マーケット（対非住民向け）への拡大プ ロセスが課題。

温泉街Ａ旅館

？ ？

？海岸線・漁港集落

＜地産地消＞

商店街

＜一店一品＞

住民居住区

＜古い街並み＞

農地・農業集落

＜地産地消＞

？

地域内連携・一体化

観光・集客サービス産業の特徴

-9-

ＴＤＲ（東京ディズニーリゾート）の強さから観光地づくりを学ぼう！○まち歩き 統一感・清潔 景観整備

（地域固有の自然・暮らし・文化にこだわる）

○アトラクション ストーリー・キャラクター

学習・体験・交流プログラム（住民向け→観光客も入れる）

○食事 オリジナリティー 地産地消（流通を変える）

○スタッフ ホスピタリティー 人材育成・意識改革（語り部をつくろう）

○情報 メディアミックス 情報提供システム整備（求める人に求めるものを求めるときに）

○リピーター 伝統と変化 たゆまぬコンテンツの見直し（同じキャラクターでも飽きさせない）

グローバル化した地域間競争に勝つには？

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観光圏の目指す方向― 点から線、線から面へ―

（１） 地理的広がり

　　○宿から街へ

　　○街から周辺地域へ

（２） 時間的 広がり

　　○日帰りから宿泊へ

　　○１泊から連泊へ

　　○特定時期の集客から通年化

（３） 人的広がり

　　○客からファンへ（リピーター）

　　○週末住民、二地域居住

旅行者のニーズをふまえた具体的な実践活動が必要

＜圏域単位でのサービス品質向上とブランド化＞○ 宿泊　　・泊食分離、地産地消の販路拡 大等宿 から街

への観光客の送り出し　　・共通入湯券導入等宿泊エリアのもてなしの

向上

○ 観光資源　　・体験・学習・交流・食のメニュー（特に早

朝・夕刻）の充実　　・本物・ゆかり・差別化・こだわりによるブ

ランド化

○ 交通・移動　　・移動をコスト（負担）からベネフィット

（楽しみ）へ転換する工夫　　・アクセスの改善による集客力強化と域内の

移動の容易化

○ 案内・情報提供・マーケティング　　・観光旅客のニーズ・目的に対応した提案型

の観光案内の強化　　・顧客満足度の向上と予約・販売の共通化、

会員制などマーケティング能力の向上

そのためには、

３つの連携を強化し、

①観光業と他業種②地域産業と自治体③地域と地域

「観光圏」形成の必要性

-11-

観光圏の整備による観光旅客の来訪及び滞在の促進に関する法律観光立国の実現に向けて、観光圏の整備による観光旅客の来訪及び滞在を促進するための地域における創意工夫を活かした主体的な取組を総合

的かつ一体的に推進するため、主務 大 臣による基本方針の策定、地域の関係者の協議を踏まえた市町村又は都道府県による観光圏整備計画の作成、観光圏整備事業の実施に必要な関 係法律の特例等について定める。

施策の背景施策の背景観光立国推進基本法の制定（平成１８年１２月） 「国際競争力の高い魅力ある観光地の形成」による地域の活性化

○国内旅行消費額の約９割が日本人 日本人を含めた内外からの観光旅客の来訪・滞在を促進することによる地域経済の活性化

○単独の観光地での取組には限界 地域間の連携を促進（観光圏※の形成）

○観光振興の関係者は多種多様　　

地域の活性化を通じた観光立国の実現

宿泊 観光資源 交通・移動

観光圏整備計画

市町村 観光事業者 農林水産業者協議会 等都道府県

「観光圏整備事業」：地域の創意工夫による観光圏の魅力を高めるための事業を具体的に列挙

案内・情報提供等

・社会資本整備事業及び公共交通支援における配慮

【ソフト・ハードの連携】

事業者が共同して作成し、国土交通大 臣に共同で認定申請

大 臣認定

・予算補助制度の創設・税制優遇措置・財政投融資　　　等

・宿泊施設が実施する旅行業者代理業に係る旅行業法の特例・運送事業関係の手続緩和の特例　等

【予算等】【 大 臣認定による特例措置】

連携

官民の連携観光業と他業種との連携

による一体的な取組（法定協議会）※複数の観光地の連携により観光旅客の来訪・滞在を促進する地域

商工業者 ＮＰＯ

農山漁村活性化法の特例観光圏整備計画に、地域間交流の拠点となる施設の 整備に関する事業等を記載した場合、交付金の交付が可能

ポイント

○滞在の魅力を高めた取組が必要 滞在促進に重点的に取り組む地区（滞在促進地区）の整備を含む総合的な取組により、２泊３日以 上の滞在型観光を目指す。

「滞在促進地区」：観光旅客の滞在の促進に資する事業を重点的に実施すべき区域を記載

概要概要

観光圏整備実施計画

国による総合的支援

※任意だが、認定を受けると 以 下の支援が受けられる。

基本方針　：　主務大 臣は、観光圏の整備による観光旅客の来訪及び滞在の促進に関する基本方針を策定

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Ｂ市

Ｃ町

Ｄ町

Ａ市

滞在促進地区

観光圏整備のイメージ 地域が連携して行う取組への国の主な支援 メニュー

○予算（観光圏整備事業費補助）、財投　宿泊、観光資源、交通移動、案内・情報提供などのレ

ベルアップを図る地域の取組を支援⇒２泊３日以 上快適に充実して過ごせる観光圏づくりに向けた地域の取組を活発化し、観光旅客の満足度を向上

○ハード面での連携　社会資本整備における、景観整備、案内標識整備等の

事業による観光圏整備事業との連携・配慮⇒ハード面を含めた観光圏全体の総合的な魅力向上

○農山漁村活性化法の特例　観光圏内の農山漁村における交流施設整備について、農山漁村活性化プロジェクト支援交付金の交付が可能⇒農山漁村の体験・交流メニュー等楽しく過ごせる滞在

メニューの充実

○旅行業法の特例　ホテル・旅館による旅行業者代理業の特例⇒宿による宿泊客への着地型旅行商品の販売を可能とし、宿泊客の滞在を拡大

観光旅客のニーズをふまえた取組への支援

国際競争力の高い魅力ある観光地の形成↓

内外観光客による２泊３日以 上のより長期の滞在を拡 大

↓地域経済の活性化

効果

農業・漁業体験交流メニューの充実

・体験交流施設の整備・農業体験プログラムの開発

体験・交流・食メニューの充実

・早朝・夕刻のイベント開催・地域限定の食のメニューの開発

観光案内・情報提供の充実

・提案型観光案内の導入・案内標識の充実

観光資源の活用促進

・魅力ある観光資源を生かした観光商品の開発

周遊

周遊周遊移動の快適化

・周遊割引券の導入・沿道の植樹

宿泊の魅力向上

・泊食分離の導入・共通入湯券の導入・宿による宿泊客への着地型旅行商品の販売

そぞろ歩きできる 環境づくり

・快適なまち歩きのた めのルート整備（ハード面での連携）と案内充実

観光圏整備による観光旅客の滞在の長期化

５-13-

観光圏一覧 （３０地域 ）

知床観光圏（北海道斜里町、羅臼町、標津町、清里町）

新たな青森の旅・十和田湖 広域観光 圏（青森県青森市、八戸市、十和田市、三沢市、七戸町、六戸町、東北町、おいらせ町）

日光観光圏栃木県日光市（旧今市市、旧日光市、旧藤原町、旧足尾町、旧栗山村）

さっぽろ 広域観光 圏（北海道札幌市、江別市、千歳市、恵庭市、北広 島市、石狩市、当別町、新篠津村）

富山湾・黒部峡谷・越中にいかわ観光圏（富山県魚津市、滑川市、黒部市、入善町、朝日町）

能登半島観光圏（石川県七尾市、輪島市、珠洲市、羽咋市、志賀町、宝達志水町、中能登町、穴水町、能登町）

福井坂井 広域観光 圏 （福井県福井市、あわら市、坂井市、永平寺町）

平戸・佐世保・西海ロングステイ観光圏（長崎県平戸市、佐世保市、西海市、鹿町町、江迎町）

雲仙天草観光圏（長崎県島原市、雲仙市、南島原市、熊本県天草市、上天草市、苓北町）

日本海きらきら羽越観光圏（秋田県にかほ市、山形県鶴岡市、酒田市、戸沢村、三川町、庄内町、遊佐町、新潟県村上市、関川村、粟島浦村）

20年度認定観光圏名（１６地域）（対象市町村名）

21年度認定観光圏名（１４地域）（対象市町村名）

富良野・美瑛　広域観光 圏（北海道美瑛町、上富良野町、中富良野町、富良野市、南富良野町、占冠村）

伊達な広域観光 圏（宮城県仙台市、気仙沼市、登米市、大 崎市、松島町、利府町、南三陸町、岩手県一関市、奥州市、平泉町）

やさしさと自然の温もり　ふくしま観光圏（福島県福島市、相馬市、二本松市、伊達市）

あなたの 空と 大地　水 戸ひたち観光圏（茨城県水戸市、日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、笠間市、ひたちなか市、常陸大 宮市、那珂市、大 洗町、城里町、東海村、大子町）

会津・米沢地域観光圏（福島県会津若松市、喜多方市、下郷町、南会津町、山形県米沢市） ＋ 圏域拡大（ 福島県猪苗代町、磐梯町、北塩原村、西会津町）

雪国観光圏（新潟県魚沼市、南魚沼市、湯沢町、十日町市、津南町、群馬県みなかみ町、長野県栄村）

富士山・富士五湖観光圏（山梨県富士吉田市、西桂町、山中湖村、忍野村、富士河口湖町、鳴沢村）

南房総地域観光圏（千葉県館山市、鴨川市、南房総市、鋸南町）

伊勢志摩地域観光圏（三重県伊勢市、鳥羽市、志摩市、南伊勢町）

京都府丹後観光圏（京都府舞鶴市、宮津市、京丹後市、伊根町、与謝野町）

淡路島観光圏（兵庫県洲本市、南あわじ市、淡路市）

にし阿波観光圏（徳島県美馬市、三好市、つるぎ町、東みよし町）

山陰文化観光圏（鳥取県倉吉市、三朝町、湯梨浜町、琴浦町、北栄町、米子市、境港市、日吉津村、大 山町、南部町、伯耆町、日南町、日野町、江府町、島根県松江市、出雲市、安来市、雲南市、東出雲町、奥出雲町、飯南町、斐川町、大田市） ＋ 圏域拡大（ 島根県海士町、西ノ島町、知夫村、隠岐の島町）

広 島・宮島・岩国地域観光圏（広 島県広 島市、廿日市市、大 竹市、山口県岩国市、和木町）

新東九州観光圏（大分 県別府市、由布市、大分市、 臼杵市、津久見市、佐伯市、宮崎県延岡市）

阿蘇くじゅう観光圏（熊本県阿蘇市、南小国町、小国町、産山村、高森町、南阿蘇村、西原村、山都町、大分 県竹田市）

びわ湖・近江路観光圏（滋賀県彦根市、長浜市、東近江市、米原市、安土町、日野町、竜王町、愛荘町、豊郷町、甲良町、多賀町、虎姫町、湖北町、高月町、木之本町、余呉町、西浅井町）

※ うち　　　　 　　　　　　は

２１年度補助案件（ 29地域）

四万十・足摺エリア（幡多地域）観光圏（高知県四万十市、宿毛市、土佐清水市、黒潮町、大月 町、三原村）

浜名湖観光圏（静岡県浜松市、湖西市、新居町）

聖地熊野を核とした癒しと蘇りの観光圏（和歌山県田辺市、奈良県十津川村）

（平成２１年４月２２日現在）

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伊勢志摩地域観光圏　～ＲＥ：明日（リアス）式伊勢志摩の創出～観光圏の区域：三重県伊勢市、鳥羽市、志摩市、南伊勢町の区域観光圏整備計画の期間：平成 20年 10月 1日～平成 25年 3月 31日数値目標：①観光入込客数（万人）： 919（Ｈ 18年）→ 1,195 （Ｈ 25年）　　　　　　　②観光消費額：宿泊観光客 39,596円／人（Ｈ 18年） → 41,576円／人（Ｈ 25年）　　　　　　　③再来訪意向： 92.7％（Ｈ 18）→ 100.0％（Ｈ 25）　　　　　　　　　

連携

国の支援及び特例内容・観光圏整備事業費補助・旅行業法特例・財政投融資・農山漁村プロジェクト交付金

伊勢市、鳥羽市、志摩市、南伊勢町、三重県、玉城町、度会町、観光協会、旅館組合、商工団体等９８会員　

海女小屋体験

丹後の間人かに　　　　　　　トリ貝

（社）伊勢志摩観光コンベンション機構

・ 2泊 3日商品開発と支援体制づくり事業

主な宿泊 魅力の向上事業

・環伊勢湾周遊観光事業

主な観光コン テンツ充実事業

・平成伊勢志摩塾実施事業

・人的観光資源の掘起こし事業

離島エコツアー

・美し国観光情報提供事業　 インターネットコンテンツの充実 着地型商品のＷＥＢ製作発信

主な観光 案内・観光情報の提供事業

主な交通移動の 利便向上事業

その他、社会資本整備事業等との連携

・美し国誘客事業（２次交通としてレンタカー・観光タ

クシーを活用した着地形旅行商品の開発）

外宮周辺地区

内宮周辺地区

南鳥羽地区

鳥羽・小浜・安

楽島町地

区

渡鹿野・的矢地

区

二見地区

離島地区

鵜方地区

賢島地

区

滞在促進地区

伊勢神宮おかげ横丁おはらい町

自然体験（五ヶ所体験ワールド） 英虞湾及び眺望

ポイント（横山展望台など）志摩スペイン村

夫婦岩・旅館街の散策

鳥羽水族館ミキモト真珠島みなとまち文化交流

海女小屋体験

それぞれの滞在促進地区から観光圏内の地域資源を巡る着地型ツアー商品を造成し、既存の着地型商品とともに宿泊施設で販売し、滞在促進を図る（レンタカー・観光タ

クシー・周遊バス等活用商品の開発

充実）

・美し国まちナビプロジェクト事業　・青都とばＰＲ事業　

・“新たな食 ”発見事業

海女小屋体験

相差

河崎の町並み

エコツアー養殖業（鯛な

ど）

伊勢志摩温泉

エリア

離島エコツアー

鳥羽駅

２次交通アクセスの整備２次交通（英虞湾周

遊）

・鳥羽マリンタウン整備事業（防波堤・浮桟橋・護岸・臨港道路整備）

・顧客満足度調査事業

・美し国おもてなし向 上事業（関係者の接遇研修、接遇マニュアル作成） -15-

持続可能な観光地 づくり

①宿泊　（連泊メニューの造成／販売）継続的な見直し（コアなニー ズの確認）

②体験メニューの拡充２度、３度訪れたくなるた めには

③域内交通の取組交通機関を維持させるためには

④情報提供人を引き付けるた めには

⑤食／農商工業との連携

観光圏整備事業における事業例

・宿泊施設との連携により泊食分離を推進するためのスキー場、飲食店、市街地等を結ぶダウンタウン　シャトルバスを運行（富良野・美瑛 広域観光 圏）

・圏域内における連泊者を対象とした手荷物の無料運搬サービス（富山湾・黒部峡谷・越中にいかわ観光圏）・連泊者向け共通クーポンや連泊割引制度の開発等（広 島・宮島・岩国地域観光圏）

・漁業体験、干物教室、海藻エキス入り石けんづくり等多くの体験ができる　「大 洗海の大学 体験」（水戸ひたち観光圏）・海女小屋体験（海女との交流）（伊勢志摩地域観光圏）

・電子カードを活用した顧客情報管理（雪国観光圏）・クイズラリーと鉄の道マイスター選手権（山陰文化観光圏）

地元を参加させるためには・地場産食材、各種加工品、料理等を「（仮称）富士山・富士五湖ブランド」として　観光圏内での地産地消の推進（富士山・富士五湖観光圏）・“ものづくりのまち”見学ルートの構築（浜名湖観光圏）・海、山、里の旬の食材を四季にＰＲする食材カレンダーの作成（京都府丹後観光圏）

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観光地づくりの先進事例集

■「国際競争力の高い魅力ある観光地の形成」に関する目標　○　国際競争力の高い魅力ある観光地づくりの取組を奨励するとともに、他の参考となるよ　　う、一年に一度、優れた事例を選定し、内外に発信する。

観光立国推進基本計画（平成 19年６月 29日閣議決定）

　

地域いきいき観光 まちづくり

■地域いきいき観光 まちづくり－ 100－　（平成 18年８月公表）　観光立国の実現に向けて、日本各地で行われている、魅力的な観光地づくりに向けた熱意と創意工夫にあふれた取組みを紹介。

■地域いきいき観光 まちづくり 2008　（平成 20年１月公表） ～滞在力のあるまち～　　　日本各地で宿泊数や滞在時間を延ばす取り組みを行った結果、　　　　　成果を発揮している地域　　～外国人で賑わうまち～　　　外国人にとって魅力ある資源があり、その魅力を活かす取り組み　　　が行われ、外国人が多く訪れている地域　

-17-

地域いきいき　観光 まちづくり－１００－　（平成１８年８月）

　 都道府県 観光地名1 北海道 函館2 北海道 小樽3 北海道 阿寒湖温泉4 北海道 帯 広・ 音更・池田5 北海道 東オホーツク6 北海道 富良野・美瑛7 北海道 ニセコ8 青森県 八戸9 青森県 五所川原10青森県 横浜

11岩手県 花巻

12岩手県 遠野

13岩手県 江刺

14宮城県 気仙沼

15宮城県 登米

16宮城県 鳴子温泉郷

17秋田県 田沢湖・角館

18秋田県 小坂

19山形県 小野川温泉

20山形県 酒田

21山形県 長井

22山形県 銀山温泉

23福島県 会津若松・喜多方

24福島県 大内宿・ 湯野上温

泉25栃木県 栃木

　 都道府県 観光地名26群馬県 四万温泉

27群馬県 草津温泉

28埼玉県 川越

29

千葉県 館山・南房総

30

千葉県 佐原

31新潟県 高柳

32新潟県 村上

33新潟県 安塚

34富山県 越中八尾

35富山県岐阜県

白川郷・五箇山

36石川県 能登半島

37石川県 山代温泉

38福井県 三国湊

39福井県 熊川宿

40山梨県 富士河口湖

41長野県 飯田

42長野県 白馬

43長野県 小布施

44岐阜県 飛騨高山

45岐阜県 飛騨古川

46静岡県 浜名湖

47静岡県 熱海

48愛知県 足助

49愛知県 日間賀島

50三重県 伊勢・二見

　 都道府県 観光地名51三重県 鳥羽

52滋賀県 長浜

53滋賀県 近江八幡

54

京都府 舞鶴

55

京都府 美山

56兵庫県 有馬温泉

57兵庫県 出石

58

三重県奈良県和歌山県

熊野古道

59和歌山県 高野山

60鳥取県 倉吉

61鳥取県 境港

62島根県 松江

63島根県 平田

64島根県 石見銀山

65島根県 隠岐

66岡山県 倉敷

67岡山県 津山

68岡山県 湯原温泉郷

69広 島県 呉

70広 島県 尾道

71広 島県 西条

72島根県山口県 萩・津和野

73山口県 下関

74山口県 山口

75徳島県 脇町

　 都道府県 観光地名76 香川県 小豆島77 愛媛県 松山78 愛媛県 内子79 高知県 四万十川80 高知県 馬路村81 福岡県 門司港82 福岡県 柳川83 佐賀県 大 川内山84 長崎県 長崎85 長崎県 佐世保86 熊本県 水俣87 熊本県 阿蘇88 熊本県 黒川温泉89 大分 県 別府温泉90 大分 県 日田91 大分 県 直入92 大分 県 豊後高田93 大分 県 安心院94 大分 県 由布院温泉95 宮崎県 飫肥96 宮崎県 綾97 鹿児島県 知覧98 鹿児島県 屋久島99 沖縄県 国際通り周辺10

0沖縄県 竹富島

＜創意工夫をいかした観光まちづくりの事例集＞ 地域いきいき地域いきいき 検索検索

-18-

地域いきいき観光 まちづくり 地域いきいき観光 まちづくり 20082008　掲載地域

外国人で賑わうまち

都道府県 観光地名

北海道 札幌

北海道 小樽

北海道 登別温泉

北海道 ニセコ

北海道 洞爺湖

青森県 十和田湖・奥入瀬

栃木県 日光

東京都 秋葉原

東京都 新宿

東京都 浅草・谷中・両国

東京都 高尾山

神奈川県 横浜

神奈川県 鎌倉

神奈川県 箱根

山梨県 富士河口湖

富山県・長野県

立山黒部アルペンルート

長野県 白馬

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※「観光地域づくり相談窓口」は、地方運輸局企画観光部等と観光庁観光地域振興部に設置しています。

相談内容に応じて、・先進事例によるアドバイス・他府省庁が実施しているものも含めた観光関連支援メニューの紹介　（国土交通省・観光庁ほか、農林水産省農村振興局、中小企業庁経営支援部など）・関係府省庁や部局への橋渡しが受けられるほか、相談後も、状況に応じて適切なフォローを行います。

お気軽に「相談窓口」へご相談ください！

「観光地域づくり相談窓口」は、観光まちづくりをサポートしています！

詳しくは観光庁ホームページへ　 http://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/kankochi/madoguchi.html（観光庁トップ→施策→観光地づくり→観光地域づくり相談窓口）

○相談内容舟運・河川を活用し、観光と防災の面から地域振興を図りたい。何かアドバイスや支援制度はない か？

○相談員の対応①先進事例からアドバイザーとして、ノウハウのある NPO法人を見つけ、担当者を紹介。②支援制度として内閣府で実施している「地方の元気再生事業」を紹介。→ 相談者は協議会を立ち上げ、同事業に応募。選定され、取組スタート。

相談実例①

相談実例②

○相談内容地下鉄開業にあわせて、地域振興のたに「お祭り会館（仮称）」を建設したい。何か支援制度はない か？

○相談員の対応支援制度として、整備局で実施している「まちづくり交付金」等を紹介。相談員が整備局へ取次を行い、担当者も紹介。→ 相談者は後日、整備局から同交付金の説明を受け、具体的検討スタート。

観光まちづくりによる地域活性化に取組む自治体、事業者の皆様・・・

こんなときは・・・

国の機関によるサポートはない か？

どこに相談したら良いんだろう？

他の地域ではどんな　　　　　　ことをしている

のか？

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北海道運輸局企画観光部観光地域振興課011-290-2722

北海道ブロック

東北運輸局企画観光部観光地域振興課022-380-1001

東北ブロック

北陸信越運輸局企画観光部観光地域振興課025-244-6118

北陸信越ブロック

関東運輸局企画観光部観光地域振興課045-211-7265

関東ブロック

中部運輸局企画観光部観光地域振興課 地域振興推進室

052-952-8009

中部ブロック

観光庁観光地域振興部03-5253-8111（代表）

全国

中国運輸局企画観光部観光地域振興課082-228-8701

中国ブロック

九州運輸局企画観光部観光地域振興課092-472-2920

九州ブロック

沖縄総合事務局運輸部企画室098-866-1812

沖縄ブロック

四国運輸局企画観光部観光地域振興課087-835-6357

四国ブロック近畿運輸局企画観光部観光地域振興課06-6949-6411

近畿ブロック

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「観光地域づくり相談窓口」の連絡先