台風第21号による暴風・高潮等 概要2018/09/11 · 9月4日21時 9月4日21時 - 6 - 天気図 衛星赤外画像 1時間降水量(解析雨量※) 9月5日09時 9月5日09時
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Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
機密性2情報
※数値等は速報値ですので、今後の精査等により変更する場合があります。
平成30年9月11日
国土交通省 近畿地方整備局河川部
≪第2報≫
出水速報出水速報
平成30年9月台風21号による高潮・大雨の概要(近畿管内)
機密性2情報国管理河川の水位状況
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平成30年9月台風21号による高潮・大雨の概要(近畿管内)
機密性2情報
※数値等は速報値ですので、今後の精査等により変更する場合があります。 2
平成30年9月台風21号の概要<第2報>
台風21号による高潮・大雨[平成30年9月3日~4日]の概要
9月4日 12:00
神戸
神戸
大阪
淡輪
和歌山
大阪
淡輪
和歌山
累加レーダ雨量
平家平地点(巣原川)累加雨量 200mm※降り始めからの総雨量
平谷地点(十津川)累加雨量 351mm※降り始めからの総雨量
永源寺地点(愛知川)累加雨量 131mm※降り始めからの総雨量
9/3 15:00~9/5 00:00累加レーダ雨量
台風進路
潮位観測所
潮位
4日14時
9月4日 12:00
○大型台風21号が近畿に最接近し、大阪湾においては、これまでの最高潮位293cm(第2室戸台風1961年.9.16)を超過。○大阪府堺市堺区では日最大風速21.1m/sを記録するなど、近畿管内の多くの地点において日最大風速の観測史上一位の値を更新。
○3日から4日にかけて、近畿全域で激しい雨が降り、降り始めからの雨量は多いところで、近畿南部で約350ミリ、近畿中部で約130ミリ、近畿北部で約200ミリを超えることとなった。
日最大風速(10分平均値) 2018年9月4日
天気図
気象衛星画像
気象庁(大阪湾内)
機密性2情報国管理河川の水位状況
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国管理河川・海岸の出水状況
機密性2情報河川の出水状況
大滝ダム
揖保川
加古川
大和川
紀の川
熊野川
淀川
宇治川桂川
木津川
瀬田川
野洲川
北川
円山川
由良川
川上ダム(機)
大戸川ダム猪名川
猿谷ダム
天ケ瀬ダム高山ダム(機)
青蓮寺ダム(機)室生ダム(機)
布目ダム(機)比奈知ダム(機)
一庫ダム(機)
日吉ダム(機)
九頭竜川
真名川ダム
九頭竜ダム
足羽川ダム
河川出水状況(直轄河川)●計画高水位超過<2河川>
淀川水系淀川(福島水位観測所)猪名川(戸ノ内水位観測所)
※高潮による超過
※数値等は速報値ですので、今後の精査等により変更する場合があります。4凡例 計画高水位超過
平成30年9月台風21号の概要<第2報>
○高潮の影響により河川水位が上昇し、2河川(淀川・猪名川)の河口部において計画高水位(計画高潮位)を超過。
■福島水位観測所の水位(9/416時時点)
計画高水位(計画高潮位)4.17m
最高水位4.33m(14:40)
■戸ノ内水位観測所の水位(9/416時時点)
淀川
猪名川
計画高水位(計画高潮位) 5.20m
最高水位5.25m(14:40)
平常時 9/4 14:40
機密性2情報
最高潮位T.P.+1.52m(9/4 15:10)
東播海岸の出水状況
明石西外港地区 狩口地区
塩屋東地区
明石潮位観測所
◆潮位の状況(明石観測所)
兵庫県HPより◆各地区の状況
(9/4 15:15) (9/4 15:02)
狩口地区(神戸市垂水区狩口台地先)
○台風21号の接近に伴い、大阪湾及び播磨灘では潮位が上昇し、高潮・高波が発生。
○東播海岸では、高波による越波は確認されたが、浸水被害は生じていない。
○明石西外港地区では、潮位の上昇に備え、堤防整備予定区間において9/4水防活動(大型土のう設置等)を実施。
○いずれの地区でも、今回の台風による新たな被害は確認されなかった。
平成30年9月台風21号の概要<第2報>
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塩屋東地区(神戸市垂水区塩屋町地先)
◆位置図
事業箇所
潮位観測所(兵庫県)
明石西外港地区(明石市岬町地先他)
潮位ピーク頃の越波状況潮位ピーク頃の越波状況
(9/4 16:45) 平常時の状況
① 大型土のう設置状況(9/4 9:52)
海側
陸側
② 潮位の痕跡状況(9/4 18:27)
陸側 海側
H30.8.24 平常時の状況(9/6 10:50) (9/6 10:50) 平常時の状況
機密性2情報国管理河川の水位状況
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施設状況
機密性2情報ダムによる洪水調節状況
○国土交通省管理の4ダムのうち2ダムにて洪水調節実施。○水資源機構管理の7ダムのうち2ダムにて洪水調節実施。○府県管理の46ダムのうち、福井県、兵庫県、奈良県、和歌山県が管理する10ダムにて
洪水調節実施。
※数値等は速報値ですので、今後の精査等により変更する場合があります。 7
凡例国土交通省管理ダム水資源機構管理ダム県管理ダム
椿山ダム(日高川水系日高川)つばやま
日吉ダム(淀川水系桂川)ひよし
桝谷ダム(九頭竜川水系桝谷川)ますたに
天王ダム(新湊川水系天王谷川)てんのう
切目川ダム(切目川水系切目川)きりめがわ
七川ダム(古座川水系古座川)しちかわ
笹生川ダム(九頭竜川水系真名川)さそうがわ
広野ダム(九頭竜川水系日野川)ひろの
九頭竜ダム(九頭竜川水系九頭竜川)くずりゅう
一庫ダム(淀川水系一庫大路次川)ひとくら
真名川ダム(九頭竜川水系真名川)まながわ
石井ダム(新湊川水系鳥原川)いしい
龍ヶ鼻ダム(九頭竜川水系竹田川)りゅうがはな
天理ダム(大和川水系布留川)てんり
平成30年9月台風21号の概要<第2報>
機密性2情報
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淀川 防潮鉄扉(陸閘)の操作状況
淀川大橋
阪神なんば線淀川橋梁
伝法大橋
淀川大橋の防潮鉄扉
計画堤防高 O.P.+8.1m
防潮鉄扉敷高 O.P.+5.07m
潮位ピーク O.P.+5.28m
←
淀川
陸閘
閉鎖の準備
閉鎖中
閉鎖完了
左岸 右岸
福島観測所の水位(淀川大橋左岸直下流)
* 21cm = ピーク時の潮位 5.28m-防潮鉄扉(陸閘)の敷高 5.07m
陸閘敷高 O.P.+5.07m
潮位ピーク O.P.+5.28m(14:36)
水位上昇開始2時間で約3.7m上昇
時刻 淀川大橋防潮鉄扉の操作
12:30 通行止め(国道2号)
12:35 鉄扉閉鎖開始
13:00 鉄扉閉鎖完了
18:00 鉄扉開放完了
18:30 通行止め解除(国道2号)
計画高潮位O.P.+5.20m
堤防高を21cm超過
平成30年9月台風21号の概要<第2報>
:陸閘閉鎖
淀川
淀川大橋 14:40
伝法大橋 14:44
淀川
阪神なんば線淀川橋梁 14:40
淀川
右岸下流側より撮影
左岸下流側より撮影
左岸側より撮影
○淀川では、高潮による浸水が予想されたことから、国道2号淀川大橋、国道43号伝法大橋、阪神なんば線淀川橋梁の防潮鉄扉(陸閘)を閉鎖。
*台風21号による高潮は第二室戸台風(昭和36年)を越える規模となり、淀川本川の3つの防潮扉(陸閘)の閉鎖は、1979年(昭和54年)9月以来の39年ぶり。
○淀川大橋では、高潮による水位が堤防高を約21cm*超過したものの、防潮鉄扉(陸閘)の閉鎖により浸水を回避。○阪神なんば線淀川橋梁では、橋桁を越波するまで潮位が上昇。
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うち、14:00からの30分間で約2.5m上昇
機密性2情報
年月日 時刻 年月日 時刻総排水量(千m3)
① 淀川 淀川 淀川 毛馬排水機場 H30.9.4 13:45 H30.9.4 19:55 4,078
② 淀川 淀川 山科川 大島排水機場 H30.9.4 14:30 H30.9.5 0:06 138
③ 豊岡 円山川 円山川 豊岡排水機場 H30.9.4 14:35 H30.9.4 23:07 95
④ 豊岡 円山川 円山川 六方排水機場 H30.9.4 19:29 H30.9.5 0:43 325
閉操作/ポンプ始動 開操作/ポンプ停止
操作・運転状況
No. 事務所名 水系名 河川名 施設名
国管理河川における排水機場の操作状況
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〇国管理の排水機場25施設のうち4施設について、ポンプ排水を実施。○大阪の高潮被害を防ぐため大阪府三大水門 (安治川水門、尻無川水門、木津川水門)を閉鎖したことにより、
寝屋川の水位が上昇するのを防ぐため、毛馬排水機場で排水を実施。(施設全排水量:330m3/s)
※数値等は速報値ですので、今後の精査等により変更する場合があります。
淀川
大川
毛馬水門
毛馬排水機場
■排水機場操作運転状況一覧
①毛馬排水機場
③豊岡排水機場
④六方排水機場
②大島排水機場←宇治川
■排水機場操位置図
平成30年9月台風21号の概要<第2報>
豊岡排水機場
戸牧川
大嶋排水機場
山科川
機密性2情報国管理河川の水位状況
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水防災意識社会再構築ビジョンの取組による効果
機密性2情報「水防災意識社会再構築ビジョン」の取組による効果(新宮川水系熊野川)
タイムラインによる連携・事前防災の取り組み状況
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タイムラインのスケジュール
【5日前】タイムライン始動
【3日前】連絡調整・機器点検
台風最接近
新宮市災害対策本部会議
新宮市長
<新宮市相筋地区>
<紀宝町大里地区>
排水ポンプ車配備状況
【1日前】各機関との連携会議
新宮川水系
紀宝町
新宮市
【位置図】
紀宝町タイムライン連携会議
紀宝町長
気象台
•事前に顔を合わせて話が出来るので安心感がある。
•事前にきめ細かい情報交換が行えるので大変ありがたい。
•排水ポンプ車の配備は地元住民からも感謝されており、効果が大きい。
台風通過後の自治体のコメント
平成30年9月台風21号の概要<第2報>
○紀南河川国道事務所では「熊野川減災協議会」の取り組み方針に基づき、台風接近前に各機関の連携が円滑に図れるよう、和歌山県新宮市・三重県紀宝町とそれぞれに「タイムライン協定」を締結。
○台風第21号では、台風接近の5日前(8/31)からタイムラインを始動し、協定に基づく連携会議(テレビ会議)を開催。ホットラインのタイミング等自治体が必要とする情報を確認すると共に、自治体からの要請に基づき、内水の発生が懸念される地区への排水ポンプ車の事前配備を実施。
○新宮市、紀宝町からは、事前に顔を合わせて話が出来るので安心感がある。排水ポンプ車は地元住民からも感謝されている。といった声を頂いた。
■会議での確認事項
•台風進路とその影響•総雨量予測・降雨の傾向•水位上昇の見込み•ホットラインの有無・タイミング•内水発生の可能性•排水ポンプ車の配備箇所•避難所開設の状況•避難指示の見込み•各機関の今後の体制など
機密性2情報
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高潮対策(河川整備)・ダムによる効果
機密性2情報
毛馬排水機場
毛馬排水機場
安治川水門
木津川水門
尻無川水門
淀川大堰
【大阪湾高潮対策】三大防潮水門高潮堤(約72km)
第2室戸台風浸水被害
ゼロメートル地帯
大阪湾高潮対策の効果
毛馬排水機場【国】(S58改築)淀川大堰【国】(S58完成)
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淀川大堰
毛馬排水機場
9/4 15:30頃
平成30年9月台風21号の概要<第2報>
<大阪府三大水門川水門と毛馬排水機場の稼働実績>①三大水門高潮警報発令(9/4 6:30) →②三大水門 閉 操作完了(9/4 13:43) →③毛馬排水機場 運転 開始(9/4 13:45)→④木津川水門 開 操作完了(9/4 18:36)→⑤安治川水門 開 操作完了(9/4 18:49)→⑥毛馬排水機場 運転 停止(9/4 19:55)→⑦尻無川水門 開 操作完了(9/4 21:07)
安治川水門(府)9/4 14:00頃 9/4 14:00頃 木津川水門(府)尻無川水門(府) 9/4 14:00頃
尻無川水門(府)
9/4 13:40頃9/4 13:40頃
9/4 14:00頃木津川水門(府)9/4 14:00頃
三大防潮水門【府】(S45完成)
① 高潮
高潮
高潮
①
①
②閉
②閉
②閉
②寝屋川水位上昇
③寝屋川水位下降
③排水
⑤開
⑦開
④開
→ ⑥排水停止
高潮
○第2室戸台風(昭和36年9月)の高潮により、大阪市内で大規模な浸水被害が発生したことを踏まえ、「三大水門(S45完成)、毛馬排水機場(S58改築)及び、淀川大堰(S58完成)等の整備、大阪湾岸及び淀川の高潮堤(S44完成)の整備」を実施。
○台風21号において、大阪湾ではこれまでの最高潮位293cm(第2室戸台風1961年.9.16)を超過し潮位329cmを記録したが、
これまで進めてきた大阪湾高潮対策や三大水門等の操作したことにより、大阪市内の浸水被害を回避。
機密性2情報
○平成30年台風21号に伴う豪雨により九頭竜川上流域では、9月4日から9月5日にかけて、総雨量が110mmを超える降雨となり、九頭竜ダムへの流入量が約636m3/s を記録。
○九頭竜ダムでは、5日11:00時点で約1900万m3の洪水を貯留し、ダム下流の九頭竜川の水位を朝日地点(大野市朝日付近)の河川水位を最高で約1.3m低減させる効果があったと推定。
▽(堤防高 標高431.83m)左岸
右岸
▽ 実績最高水位(3.62m 標高427.38m) 約1.3mの低減効果
朝日地点 (九頭竜ダムから下流約5km)
朝日地点における水位低減効果
位置図
九頭竜ダム
朝日地点
朝日地点
九頭竜ダム
鷲ダム
朝日地点 航空写真
平成30年9月台風21号の概要<第2報>
※数値等は速報値ですので、今後の精査等により変更する場合があります。
九頭竜川水系 九頭竜ダムによる効果
水位
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▽ ダムが無かった場合の推定最高水位(4.90m 標高428.66m)
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おおのし あさひ
流入量と放流量 流域平均累加雨量 112.7mm 4日2:00~ 5日10:00流域平均最大時間雨量 24.8mm 4日16:00~17:00
ダムへの流入量 最大約636m3/s
ダム下流において最大約636m3/sの流量を低減
ダムからの放流量0m3/s
▽増水後 EL=554.43m
▽増水前 EL=551.88m
撮影日 H30.9.5
状況写真(九頭竜ダム)
機密性2情報
○平成30年台風21号に伴う豪雨により真名川上流域では、9月4日から9月5日にかけて、総雨量が170mmを超える降雨となり、真名川ダムへの流入量が約525m3/s を記録。
○真名川ダムでは、約573万m3の洪水を貯留し、ダム下流の真名川の水位を五条方地点(大野市五条方付近)の河川水位を最高で約1.1m低減させる効果があったと推定。
流入量と放流量 流域平均累加雨量 173mm 4日2:00~ 5日5:00流域平均最大時間雨量 44.3mm 4日15:00~16:00
▽ ダムが無かった場合の推定最高水位 (3.03m 標高226.50m)
左岸
右岸
▽ 実績最高水位 (1.93m 標高225.40m) 約1.1mの低減効果
五条方地点 (真名川ダムから下流約3.6km)
五条方地点における水位低減効果状況写真(真名川ダム)
ダムへの流入量 最大約525m3/s
ダム下流において最大約510m3/sの流量を低減
ダムからの放流量15m3/s
撮影日H30. 9.5
位置図
真名川ダム
五条方地点
五条方地点
真名川ダム
五条方地点 航空写真
平成30年9月台風21号の概要<第2報>
※数値等は速報値ですので、今後の精査等により変更する場合があります。
九頭竜川水系 真名川ダムによる効果
水位
(m
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おおのし ごじょうほう
機密性2情報
保津小学校側
JR亀岡駅側
はん濫危険水位 4.00m
ダムが無かった場合の
最高水位(推定)3.03m
ダムの操作による
最高水位(実績) 2.84m
水防団待機水位 2.30m
日吉ダムと保津橋地点の位置図
●保津橋地点
日吉ダム
ひよしよどがわ
洪水調節前の4日9時頃のダム堤体上流面
○台風21号の影響により、9月4日11時から5日3時にかけて、流域平均の総雨量が83㎜、 時間最大雨量が45.7mmとなり、日吉ダムへの流入量は約220m3/sを記録。
○日吉ダムでは、約49万m3の洪水を貯留し、ダム下流の桂川の水位を保津橋地点(亀岡市保津町下中島)で約0.19m低下させる効果があったと推定。
ダム貯留状況写真
平成30年9月4日23時10分最高貯水位 標高 178.37m
洪水貯留開始時より約0.35mのダム水位上昇
保津橋地点における水位低減効果
約0.19m低減ダムに水を貯めたことによる効果
かめおかし ほづちょう しもなかじま
淀川水系 日吉ダムによる効果平成30年9月台風21号の概要<第2報>
※数値等は速報値ですので、今後の精査等により変更する場合があります。 16
日吉ダムの防災操作図
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9月3日 9月4日 9月5日
時間雨量
累計雨量
流域平均
累計雨量
(㎜)(㎜)
流域平均
時間雨量
9/4 14時~15時1時間最大雨量45.7㎜
9/4 11時~9/5 3時 累計雨量83.4㎜
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9月3日 9月4日 9月5日
ダム流入量 ダム流下量 貯水位 貯水位(EL.m)流量(m3/s)
洪水貯留準備貯水位 標高 178.50m
洪水時最高水位 標高 201.00m
流入量の約32%
71m3/sを貯留
最大流入量 220m3/s
9/4 19:10
最大流入時
ダム流下量 149m3/s
最高貯水位 EL.178.37m
9/4 23:10
機密性2情報
多田院地点における水位低減効果
○台風21号の影響により、9月4日11時から19時にかけて流域平均の総雨量が93.3mm、時間最大雨量が
45mmとなり、一庫ダムへの流入量は約239m3/sを記録。
○一庫ダムでは、約59万m3の洪水を貯留し、ダム下流の猪名川の水位を多田院地点(川西市多田院地先)で
約0.7m低下させる効果があったと推定。
○この防災操作により、多田院地点の水位を避難判断水位未満に抑えた。
ダムに水を貯めたことによる効果
ダムが無かった場合の最高水位(推定)6.39m
左岸
避難判断水位6.10m
最高水位(実績)5.67mダムの防災操作による
氾濫危険水位7.20m
0.72mの低減右岸
8.26m
淀川水系 一庫ダムによる効果平成30年9月台風21号の概要<第2報>
※数値等は速報値ですので、今後の精査等により変更する場合があります。 17
かわにしし ただいん
一庫ダム
多田院地点
一庫ダムの防災操作図
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時間雨量 累計雨量
時間
雨量
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雨量
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※雨量は、一庫ダム流域平均雨量です。
9月4日13時~14時
1時間最大雨量45.2mm 9/4 11時~19時 累計雨量93.3mm
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貯水
位(E
Lm)
流入量 [m³/s] 全放流量 [m³/s] 貯水位 [m]
下流へ流れる水量を約62%(149m3/s)を貯留
最大流入量239m3/s
[4日15時35分]
洪水時最高水位 EL.152.0m
洪水貯留準備水位 EL.135.3m
9/4 9/5
流量
(m3/s)
最大流入時ダム流下量90m3/s
機密性2情報
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紀伊山系の被害状況
機密性2情報栗平地区(奈良県十津川村)における被災状況
○仮排水路が流失し、4日23時15分頃に河道閉塞部の一部侵食が発生し、上流の湛水池の水が流下し、下流河川の水位が一時的に上昇。
○5日午前のヘリコプター等による現地調査の結果、崩壊地のさらなる拡大崩壊の発生や、下流集落の浸水被害等は発生していない。
平成30年9月台風21号の概要<第2報>
湛水池
崩壊斜面
被災箇所
仮排⽔路流失
全体80m
被災前 平成30年8月25日撮影 被災後
仮排水路の流失
平成30年9月5日撮影
湛水池 19
仮排水路敷高 535.53m
最大時間雨量 44.0mm
総雨量 304.0mm
約0.4m水位上昇
約5.8m水位低下
23時15分河道閉塞部の一部侵食
○連続降雨量 304.0mm ( 9/3 8:00 ~ 9/5 8:00 )
○最大時間雨量 44.0mm ( 9/4 12:00 )
湛水池