平成26年度活動報告

松本地域健康産業推進協議会

１． 健康産業フォーラム

健康産業フォーラム（通算第４回） 1 期 日 平成２６年５月２０日（火） １５時３０分～１７時００分 2 会 場 松本市役所 議員協議会室 3 内 容 平成２５年度 松本地域健康産業推進協議会の取組成果発表 （１）「介護現場の市民ニーズ」 特定非営利活動法人SCOP 主任研究員補佐 牧野透太 氏

（２）「けんきゃくんの効果・効用」 株式会社デリカ 代表取締役 戸田竹廣 氏 （３）「健康寿命延伸 特別金利定期積金」 松本信用金庫 業務部課長代理 山田智之 氏

健康産業フォーラム（通算第５回） 1 期 日 平成２６年１０月２日（木） １８時００分～１９時３０分 2 会 場 松本市中央公民館 ３－１会議室 3 内 容

「医療産業の巨大化現象に注目せよ!! ～アベノミクス成長戦略の柱は世界への病院展開と医療機器輸出～」

（株）産業タイムズ社 代表取締役社長 泉谷 渉 氏

健康産業フォ－ラム（通算第６回） 1 期 日 平成２７年２月３日（火） １３時３０分～１５時００分 2 会 場 松本市役所 議員協議会室 3 内 容

「ケアプロ、その挑戦の軌跡！！ ～革新的なヘルスケアサービスをプロデュース～」 ケアプロ（株） 代表取締役社長 川添高志 氏

（コクヨファニチャー㈱）

これまでの経緯 26.1 コクヨファニチャー(株)から調査企画の提案。 松本市立病院と分科会を設置して検討開始。 26.6 調査実施 26.10 市立病院向け報告会 26.11 第４回世界健康首都会議にて成果発表

「病院空間改善のための働き方」調査

２． 現場ニーズとのマッチング

○調査方法

日時 平成２６年６月１９日（木）8:30～17:15

場所 松本市立病院 ３階外科病棟、５階内科病棟

内容

ア 看護師追跡調査・・・各病棟の看護師１名に対し、

調査員１名が看護業務を観察。

イ 定点観察調査・・・調査員１名がスタッフステーションに

滞在し、写真撮影。

ウ 看護師長インタビュー調査・・・各病棟の看護師長から

現場の課題をヒアリング。

○実績

・コクヨファニチャーは、自社製品が、看護師に負荷のかかる姿勢で

使われていることを発見できた他、新製品のアイデアも多数得られた。

・松本市立病院では、各業務にかかる時間や作業動線等について、

客観的な考察を得ることができた。

３． 市民ニーズ調査事業

医師・看護師等と参加企業とのマッチングを行う「現場ニーズ研究会」は、個別企業等との対応で実施しました。

（１） 松本信用金庫

（２） 株式会社第一興商

（３） 株式会社ＪＩＮＲＩＫＩ

（４） 森永乳業株式会社

４． 実用化検証・実証実験事業等

（１） 金融商品による検診受診率向上や健康意識高揚 （松本信用金庫）

これまでの経緯 25.2 松本市と企業連携協定調印式を実施。 25.9 「健康寿命延伸特別金利定期積金」 販売開始 26.3 販売終了（契約者1,646人 契約額約12億円） 26.6 「健康寿命延伸 ファミリーサポート定期積金」 販売開始 26.7 「健康情報誌」第2号（身体活動編）発行 27.1 「健康情報誌」第3号（つながり編）発行

実証実験の内容

概要 ア 商品名「健康寿命延伸 ファミリーサポート定期積金」 イ 利率 店頭表示金利 ウ 発売期間 平成２６年６月～ エ 契約期間 ５年間 オ 販売エリア 松本信用金庫 全店舗 （松本市、安曇野市、塩尻市 他）

預金者へのインセンティブ ア ライフサポートサービス（提携ホテル宿泊割引等） イ 健康関連サービス（セカンドオピニオン、24時間電話健康相談等） ウ 健康情報誌 （特別金利定期積金 契約者と共通）

エ がん検診受診を確認した契約者から毎年ディズニーランドチケットを抽選でプレゼント

検証項目 ア 特典の満足度 イ 健診、がん検診受診者の増加 （特別金利定期積金も継続検証）

「ファミリーサポート定期積金」 ア 契約者数 ：351人 契約額：約2億円（2月現在） イ 商品の魅力：「健康関連サービス」（37%） ウ 「健康情報誌（つながり編）」：参考になった（60%） エ 推計20人が本商品をきっかけにがん検診を受診 「特別金利定期積金」 オ ラーラ松本利用者：415人

○事業費：1,000,000円（広告宣伝費、特典、モニター調査費等）

○実施内容

特典申込書（がん検診受診確認）

○実績

（２） カラオケシステムによる健康・生きがいづくり （㈱第一興商）

これまでの経緯 25. 11 第3回世界健康首都会議にて、地区福祉ひろ

ばコーディネーター向けデモンストレーションを実施

25.12 分科会を設置し検討開始 26. 5 実証事業開始 26.11 第4回世界健康首都会議にて、中間発表

実証実験の内容 ○事業費：1,000,000円 （情報使用料、セッション委託料、広告宣伝費、他）

○実施内容 3地区の福祉ひろばに機器を設置して、指導スタッフ付きの

健康教室を行い、健康意識、運動習慣等の変化を検証する。

場所：新村、松原、岡田地区福祉ひろば

期間：平成26年5月～平成27年2月

回数：全54回 （1クール6回 × 3クール × 3地区）

○実績 延べ参加人数：1,066人

→第3クールの男性限定講座（岡田地区）では、

男性約20名が継続参加

健康関連QOL（SF-36）で有意差のあったスコア

・GH（全体的健康観） ・VT（活力） ・GH_N（全体的健康観｛国民標準値に基づいたスコアリング｝） ・VT_N（活力｛国民標準値に基づいたスコアリング｝） ・PCS（身体的QOLサマリースコア）

アンケート調査

・81.6%が、カラオケ健康教室をきっかけに、他の事業にも参加

するようになったと回答。

・82.9%が、カラオケ健康教室は、ひろばに参加するきっかけと

なり、また参加したいと回答。

（３） 車いすけん引装置を使った旅行検討ワークショップ （㈱ＪＩＮＲＩＫＩ）

これまでの経緯 26. 6 分科会を設置し検討開始 27. 2 実証事業開始

実証実験の内容 ○事業費：216,000円 （ワークショップ運営費）

○実施内容 車いすけん引装置ＪＩＮＲＩＫＩを市街地散策に使用する

場合における、ユーザー側、供給側双方の課題を明らかにする

ため、モデルツアー企画に向けたワークショップを開催。

障がいを持つ子どもたちとその家族にもやさしいまちづくりへ

「新しい発見ができる松本のプチ旅行企画を考えるワークショップ」 平成27年3月10日(火) 10:30～13:00

松本市中央公民館 3-2会議室

参加団体 ゆうテラス、(株)グラグリッド、松本大学、

アビリティーズケアネット(株)、長野県テクノ財団

○実績 車いす利用者２名、商店街関係者、旅行事業関係者が参加

１４の体験アイディアを得て、６つの分類に整理することができた。

（４）ラクトフェリン入りヨーグルトを使った感染症対策に関する調査 （森永乳業㈱、信州大学）

実証実験の内容

〇事業費：1,104,840円

〇実施内容

保育園児約１２００名を対象に、感染性胃腸炎に予防

効果があるとされるラクトフェリンを含有するヨーグル

トの摂取による効果検証

〇効果検証

現在分析中

2015.1.20 市民タイムス

実施期間 ヨーグルト摂取期間 平成２６年１１月～平成２７年３月（５か月） その他の取り組み

・森永乳業㈱と連携市民と観光客を対象に健康維持を支持する取り組みを開始

・白骨温泉「健康を感じるツアー」の参加者にラクトフェリンヨーグルトを提供 ・松本大学の学食で特定のランチメニューにラクトフェリンヨーグルトを提供 ・松本市内の飲食店３店舗と連携して、ラクトフェリ ンヨーグルトを使用したメニューを開発、販売

（１） ローソン「まちかど健康相談」

（２） 白骨温泉「健康を感じるツアー」

５． 企業連携事業

（「健康寿命延伸都市・松本」プロジェクト）

これまでの経緯 ２５． １１．１８ 株式会社ローソンと「松本市民の健康づくり

に関する協定」を締結 ２６ 第３回世界健康首都会議において株式会社

ローソンが取組みを報告 ２６． ３．１４ 本格実施を前にまちかど健康相談を松本石

芝店にて２日間プレ実施 ７．１０ 平成２６年度最初のまちかど健康相談を松

本石芝店で実施（７月は４店舗で計４回実施） ９． ３店舗計３回実施 １１． ３店舗計３回実施

概要 • ローソン店舗駐車場内にテントを設置し、市の保健師が来店者に対し無料で健康相談を実施（体組成測定、健診受診勧奨、健診申込み、ストレスチェック、咀嚼力チェック、アルコールパッチテスト、他）

•相談者には低糖質パン、特保飲料などの試供品提供

•店内ポスター、レジ袋チラシ、広報まつもと、地区内回覧、および児童センター等の対象者利用施設で実施を告知。

まちかど健康相談 ７月日程 １０日（木） 松本石芝店 参加者６４名（男13：女51） １２日（土） 松本征矢野店 参加者５３名（男17：女36） １８日（金） 松本庄内店 参加者７１名（男12：女59） ２２日（火） 松本寿北８丁目店 参加者６１名（男 9：女52）

９月日程 １２日（金） 松本寿北８丁目店 参加者５０名（男10：女40） ２０日（土） 松本石芝店 参加者６１名（男19：女42） ２６日（金） 松本庄内店 参加者５９名（男16：女43）

１１月日程 ８日（土） 松本庄内店 参加者４４名（男19：女25） １４日（金） 松本石芝店 参加者４０名（男23：女17） ２８日（金） 松本寿北８丁目店 参加者２９名（男 8：女21）

店舗 ローソン松本石芝店

(3) 内容 血圧測定、体組成検査、健康相談、健（検）診受診勧奨、スモーカーライザー、アルコールパッチテスト、脂肪モデル展示

効果 健康に関心の薄い層、若年層（既存の健診実施場所では出会えない層）へのアプローチの場として、健診の受診勧奨を行うことが可能

⇒ 参加者の約２割が健診申込み意向

（１） ローソン「まちかど健康相談」

これまでの経緯 ２５． ８ 白骨温泉旅館組合と「現代版湯治」をコンセ

プトとした新しい旅行スタイルの検討開始 １０．１８ 協議会内にヘルスツーリズム分科会を設置

（旅館組合、松本観光コンベンション協会、㈱長野メディカルサポート、松本市）

２６． ５．１８ 国際シンポジウム「温泉を医学する」に共催

（主催：健康保養地医学研究機構、信濃毎日新聞社）

９．１０ 泡の湯旅館にて1回目のツアーを開催 １７ 泡の湯旅館にて２回目のツアーを開催 １１． ５ 湯元齋藤旅館にて３回目のツアーを開催

実績 ①泡の湯旅館 9月10日（水）～9月13日（土） 参加者 県内4名、県外6名 計10名 平均年齢 74.9歳 ②泡の湯旅館 9月17日（水）～9月20日（土） 参加者 県内10名、県外1名 計11名 平均年齢 75.3歳 ③湯元齋藤旅館 11月5日（水）～11月8日（土） 参加者 県内8名、県外5名 計13名 平均年齢 73.7歳

（２） 白骨温泉「健康を感じるツアー」

内容 基本コンセプトは「アクティブ・レスト（積極的な休養）！」

健康づくりのスペシャリスト （医師、理学療法士保健師、管理栄養士）

信州の名湯 白骨温泉

+

主なツアーメニュー • フィジカルチェック及びポイント指導 •健康講座 •乗鞍一之瀬遊園ウォーキング

（相澤病院、松本市立病院、松本市医師会、他） •市長講話 （松本市） •問診と健康相談 （㈱長野メディカルサポート、他） •入浴指導 （泡の湯旅館、湯元齋藤旅館） •健康食メニュー「解析（懐石）料理」

（㈱王滝、泡の湯旅館、湯元齋藤旅館） 旅行企画・実施 ： 一般社団法人松本観光コンベンション協会 ツアーコーディネート ： 株式会社長野メディカルサポート

1日目 2日目 3日目 4日目

朝食 - 健康メニュー 健康メニュー -

健康講座 11:00までに チェックアウト

松本市長の講話

14:00 集合

オリエンテーション

温泉入浴指導

血圧測定と問診 生活習慣病の 医療相談

夕食 健康メニュー 健康メニュー 健康メニュー

夜 血圧測定と問診 自由時間 自由時間

理学療法士同行 で乗鞍散策

※雨天時 運動実技講座

昼食 - 弁当 弁当 -

午後

フィジカルチェック

自由時間

ツアースケジュール

午前

※内容は各ツアーごと に異なります

６． 第4回世界健康首都会議 平成２６年１１月１８日（火）、１９日（水） ＠Ｍウイング （参加者：のべ１，１００人）

・基調講演 ハーバード大学 イチロー・カワチ 氏 フィンランドアウトドア協会名誉総裁 トゥオモ・ヤントゥネン 氏 ・松本発健康先進都市ゼミナール (株)くまもと健康支援研究所､ 弘前大学 （長野県「地域発 元気づくり支援金」活用事業）

・取組事例発表 マッスル㈱ 、㈱第一興商、松本市医師会、多摩川精機㈱ ・パネル・ディスカッション 「健康な地域をつくるために ～“絆”という「共通」価値を求めて～」 ・企業・団体によるブース出展 （全21ブース） ・デモンストレーションの実施 ・関係団体の研修・セミナー ・健康弁当の販売 （※19日のみ 限定300食）

ハーバード大学 イチロー・カワチ氏による基調講演