ショープレビュー~2012 TAITRONICS, Broadband Taiwan and Cloud & IOT Taiwan

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Taiwan)」との同時開催となるため、様々な メリットがもたらされると見られています。 これら3つの見本市を合わせると、出展企 業約750社、出展ブースは約1,450、そして 来場者は延べ5万人になると見込まれていま す。 台湾のトップメーカーが集結する 「TAITRONICS」 電子産業は台湾経済への貢献度が最も高い 分野です。台湾の電気 ・電子産業の輸出額は 1137億米ドルに達し、 台湾の輸出総額の40% (Continued on Page 2) 優れた製品、メーカー、コンセプトが一堂に 「TAITRONICS」, 「BROADBAND」, 「Cloud & IOT Taiwan」 台北国際エレクトロニクス見本市 (TAITRONICS)」は、産業が集結する場 所として、業界関係者たちが心待ちに する見本市となっています。この巨大な調達 ショ一プレビュー October 9-12 , 2012 イベントは「台湾国際ブロードバンド通信 見本市(Broadband Taiwan)」及び今回初め て開催される「台湾国際クラウド技術及び モノのインターネット見本市(Cloud & IOT 台湾メーカーは最品質、高信頼性、そして価格競争力を有した製品を提供しています 主催者: 中華民国対外貿易発展協会 (TAITRA) 台湾区電機電子工業同業公会 (TEEMA) TWTC南港展覧館 会場: 亞格數位股有限公司 ARCO Infocomm, Inc. 出版協贊:

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ショープレビュー~「台北国際エレクトロニクス見本市(TAITRONICS)」.「台湾国際ブロードバンド通信見本市(Broadband Taiwan)」.「台湾国際クラウド技術及びモノのインターネット見本市(Cloud & IOT Taiwan)」

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Taiwan)」との同時開催となるため、様々なメリットがもたらされると見られています。

これら3つの見本市を合わせると、出展企業約750社、出展ブースは約1,450、そして来場者は延べ5万人になると見込まれています。

台湾のトップメーカーが集結する「TAITRONICS」

電子産業は台湾経済への貢献度が最も高い分野です。台湾の電気・電子産業の輸出額は1137億米ドルに達し、台湾の輸出総額の40%

(Continued on Page 2)

優れた製品、メーカー、コンセプトが一堂に 「TAITRONICS」, 「BROADBAND」, 「Cloud & IOT Taiwan」

「台北国際エレクトロニクス見本市(TAITRONICS)」は、産業が集結する場

所として、業界関係者たちが心待ちにする見本市となっています。この巨大な調達

ショ一プレビュー

October 9-12, 2012

イベントは「台湾国際ブロードバンド通信見本市(Broadband Taiwan)」及び今回初めて開催される「台湾国際クラウド技術及びモノのインターネット見本市(Cloud & IOT

■台湾メーカーは最品質、高信頼性、そして価格競争力を有した製品を提供しています

主催者:

中華民国対外貿易発展協会 (TAITRA)

台湾区電機電子工業同業公会 (TEEMA)

TWTC南港展覧館会場:

亞格數位股份有限公司ARCO Infocomm, Inc.

出版協贊:

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近くを占めています。電子部品の分野でも、大手メーカーにスマートフォン、次世代タブレット、ウルトラブックを含む多数の製品を提供しているので、今年下半期も売り上げが飛躍的に伸びると期待されています。

「TAITRONICS 2012」には、Formosa Plastics Group、KSS、TY-OHM、ECE、Diptronics、Protech、Mintron、GeoVision、Chin Fa、GW Instek、TES、TENMARS、Chroma といった台湾の主要企業のほか、日本、シンガポール、韓国、インドネシア、アイルランド、ウクライナ、ポーランド、香港、中国の海外企業も多数出展する予定です。富士通など世界的に知られる大手企業が出展業者に加わったことからも、「TAITRONICS」が果たす国際的役割への重視を見て取ることができます。

台湾の最先端技術に焦点を当てた「Broadband Taiwan」

「Broadband Taiwan」はブロードバンド分野における台湾の画期的な躍進を写す鏡となるでしょう。この見本市では、各分野の技術開発の成果だけでなく、最新のアプリケーションも数多く紹介されます。また、最高品質の通信用機器、部品、モジュール、ソフトウェアなども幅広く出展されます。この見本市は BSNL、MTNL、GSM、CDMA のサービス

・プロバイダや、ブロードバンド分野をけん引する革新的な機器メーカーの、熟練した技術者やプランニング・マネジャーとの交流を深める絶好の機会となるでしょう。

今年は、Chunghwa Telecom、Cotron、ASKEY Computer、Telit、Tektronix、Tai Tung Communicationといった通信分野のリーディングカンパニーが出展を予定しています。

台湾クラウド産業の台頭を意味する「Cloud & IOT Taiwan」

「Cloud & IOT Taiwan」では、台湾が IT 産

業の拠点となるべく舵を切ったことが特に強調されます。この見本市は、クラウド製品とサービスが全方位的に展示される非常に意義深いイベントです。ここでは、IT 分野全体の進歩を促すクラウド・コンピューティングと、インターネット・サービスに求められる最先端技術が明らかにされます。

米メリルリンチ社によれば、クラウド・コンピューティングの急速な普及が続いているため、世界のクラウド・コンピューティング・サービス市場は、2015年に950億米ドルを超える規模に達する見込みです。台湾の政府は、クラウド・コンピューティングが数兆ドルの利益を生む次のドル箱産業に成長することに期待し、「クラウド・コンピューティング産業発展計画」に今後5年間で8億米ドルを投入するための予算を計上しています。

台湾で初めての開催となる「Cloud & IOT Taiwan」は台湾経済部国際貿易局が主催し、中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)と台北市コンピュータ同業協会(TEEMA)が実行し、台湾クラウド・コンピューティング協会(TWCLOUD)が後援するものです。

情報満載の各パビリオンと関連のイベント&フォーラム

同時開催となる3つの見本市では、多数のパビリオンが設けられ、台湾の電子産業の最先端技術が披露されます。主なパビリオンとしては、「規格/検査/認証館」「スマート・ライフ館」「MITスマイルマーク家電館」「スマート・グリーン空調技術館」「台湾ソフトウェアテーマ館」、「ブロードバンド統合サービス館」「スマート・シティ館」「台湾クラウド・コンピューティ

ング館」、「Taiwan Excellence館」などがあります。

これら以外にも、開幕セレモニー、歓迎レセプション、専用スペースでの「テクノロジー・イノベーション賞」受賞製品の展示といった関連イベントが随時開催されます。

そして、多くのバイヤーにとって最も大きなイベントはTAITRA主催の商談会です。商談会には、「2012年政府調達向け商談会」、主要バイヤー向けの「1対1個別商談会」、来場できないバイヤー向けの「ウェブ商談会」があります。海外のバイヤーにより多くの調達機会を提供することで、ビジネスチャンスの拡大を目指します。

グリーン・エレクトロニクスの導入

電子産業ではグリーン・ビジネスの普及が進んでいます。最新の研究では、グリーン・サプライ・チェーン・マネージメント(GSCM)を実践するメーカーのほうが、GSCMを実践していない企業よりも優れた業績を上げていることが分かっています。また、グリーン市場を重視する企業の業績は、全体の中でも最上位を占めていることが明らかになっています。我々は、今年の見本市のテーマを「グリーン・エレクトロニクス、スマート・ライフ」とすることで、「グリーン」というこの勝利のキーワードを強調します。

「TAITRONICS」「Broadband Taiwan」「CLOUD & IOT Taiwan」に関する詳しい情報については、www.TAITRONICS.orgおよびwww.cloudtaiwan.com.twの各ウェブサイトをご覧ください。

■「TAITRONICS」に足を運ぶ世界各地のバイヤーは、台湾メーカーが革新的技術を有し、デザインの最先端をリードしていることを知っています。

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TWTC南港展覧館は2層の展示ホールから成る多目的複合施設で、生産的なイベントを盛り上げるために世界各地から台北に集結するイベント主催者、来場者、出展者のニーズを満たすように設計されています。

様々な施設とサービス

今年の台北国際エレクトロニクス見本市(TAITRONICS)、台湾ブロードバンド通信見本市(BROADBAND TAIWAN)、台湾国際クラウド・テクノロジーおよびモノのインターネット見本市(Cloud & IOT TAIWAN) の来場者は、食事ができる3つの会議室、西洋および中華レストラン、カフェテリア、売店、宅配サービス、コンビニ、ATMなどを含む展覧館の施設やサービスを利用できます。

MRT による便利なアクセス

台南港展示館駅にはMRT(大量高速輸送システム)のブラウンライン(文山-内湖)とブルーライン(南港-板橋-土城)が直接乗り入れています。海外からの来場者はMRTを利用して台北を探索できます。MRTは台北を移動するのに最も便利な交通手段です。

どこでもインターネットにアクセス可能

便利な交通手段に加え、市民や来場者には無線インターネット接続サービスが無料で提供されます。無料のWi-Fiサービスは、MRTの駅、地下商店街、市役所、市立病院、市立図書館といった場所で利用できます。スマートフォン、ノートパソコン、タブレット・デバイスが自動検出する無線LANの「TPE-Free」には、無料のアカウントを申請すれば、だれでもログインできます。海外からの来場者は、台北松山空港または市内各所の観光サービス・センターにパスポートを持参して申請してください。

見本市に関する最新情報は、スマートフォンを使ってQRコードをスキャンし、イベントの公式アプリをダウンロードすれば入手できます。QRコードの詳細情報については、イベントの公式ホームページをご覧ください。

コードをスキャンできない場合は、「App Store」または「Google Play」から「MyTaitronics」を検索してダウンロードするか、以下のURL(フェイスブックのファンページ)にアクセスしてください: www.facebook.com/TAITRONICS.TAIPEI

TWTC南港展覧館を含む地域のサービスおよび関連施設

■繁体字中国語バージョンの公式アプリQRコード

■英語バージョンの公式アプリQRコード

イベント情報

イベント名

第38回台北国際エレクトロニクス見本市 (TAITRONICS 2012)台湾ブロードバンド通信見本市(BROADBAND TAIWAN 2012)台湾国際クラウド・テクノロジーおよびモノのインターネット見本市(Taiwan Int’l Cloud Technology & Internet of Things Show)

出展カテゴリー

台北国際エレクトロニクス見本市アクティブ及びパッシブ部品セル、バッテリ、電源コンシューマ・エレクトロニクス電子部品産業プロセス及び製造設備LED照明及びアプリケーション計量器及び計器類安全及びセキュリティ検査及び認証

台湾ブロードバンド通信見本市ブロードバンド製品及びアプリケーションモバイル通信通信機器及び部品

台湾国際クラウド・テクノロジーおよびモノのインターネット見本市

クラウド・テクノロジー及び製品: IaaS, PaaS, SaaSモノのインターネット及びRFID

主催者

台北国際エレクトロニクス見本市台湾ブロードバンド通信見本市 主催:

中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)台湾区電機電子工業同業公会 (TEEMA)

台湾国際クラウド・テクノロジーおよびモノのインターネット見本市主催:

台湾経済部国際貿易局

実行:中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)台湾区電機電子工業同業公会(TEEMA)

後援:台湾クラウド・コンピューティング協会

同時開催

2012年台湾国際グリーン産業見本市(Taiwan Int'l Green Industry Show、TiGiS)

2012年台湾国際スマート・グリーンビルディング見本市(Taiwan Int'l Smart Green City Expo、BuildInG Taiwan)

開催日程 2012年10月9-12日

開催時間 10月9-11日: 午前9時 – 午後5時10月12日: 午前9時 – 午後4時

入場対象者

10月9-12日: 業者のみ(入場無料の事前または会場登録者)10月9-11日: 一般公開(有料)10月12日:一般公開(無料)

場所TWTC南港展覧館台北市南港区経貿路2段1号(No.1, Jingmao 2nd Rd., Nangang District, Taipei, Taiwan)

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■ TAITRONICS 2012では、来場者が探求すべき魅力に満ちた多数の特別なテーマ・エリアやテーマ館が開設される。

スマート・シティ館

FBBアプリケーション・サービス、無線ブロードバンド・ネットワーク・サービス向けのシームレスなハンドオーバーのシナリオ、モノのインターネット用ソリューションといったテーマを統合したパビリオンです。スマート体験がごくありふれたものとなっている来場者の皆さんは、台湾がスマート・ブロードバンド立国への歩調を加速していることや、その成果の証人となるでしょう。

台湾クラウド・コンピューティング館

モノのインターネット(IoT)およびRFID製品に加え、IaaS(Infrastructure as a Service)、PaaS(Platform as a Service)、SaaS(Software as a Service)の3つの主要なクラウド・コンピューティング・サービスが展示されるパビリオンです。これらすべてのイノベーションに加え、クラウド・コンピューティング、IoTテクロノジー、アプリケーションに関する最新の技術や製品が展示されます。

クラウド・コンピューティング館

同館の展示には、モノのインターネット(IoT)およびRFID製品に加え、IaaS(Infrastructure as a Service)、PaaS(Platform as a Service)、SaaS(Software as a Service)の3つの主要なクラウド・コンピューティング・サービスが含まれる。Cloud Taiwanには、これらすべてのイノベーションに加え、クラウド・コンピューティング、IoTテクロノジー、アプリケーションに関する最新の技術や製品が満載されている。

「TAITRONICS 2012」「Broadband Taiwan 2012」「Cloud & IOT Taiwan 2012」では、台湾の電子産業の素晴らしいイノベーションやアプリケーションを目撃することになるでしょう。それでは皆さん、10月の見本市でお会いしましょう。

「TAITRONICS 2012」は台北の TWTC 南港展覧館で、「Broadband TAIWAN」及び初の開催となる「Cloud & IOT Taiwan」

と共に、魅力に満ちた多様で特別なパビリオンをご用意して、皆様をお待ちしています。

テクノロジー・イノベーション賞

主催機関は今年、研究開発の実績と貢献を評価する「テクノロジー・イノベーション賞」を創設します。受賞者の革新的な製品は電子産業のトレンドを示すものとなるでしょう。「TAITRONICS 2012」では、専用エリアを設けて受賞製品を展示するほか、受賞者によるプレゼンテーションが行われます。それらの革新的な製品は、創造性に富む台湾製品と共に展示されるだけでなく、今後海外でプロモートされることになります。同賞は、台湾製(MIT)エレクトロニクス商品の品質とブランド・イメージを高め、台湾企業の経歴に華を添え、台湾企業の業務拡大を後押しし、そして新たな受注の獲得に貢献して国際貿易と産業の発展を促進するものとなるでしょう。

規格/検査/認証館

気候の変化や継続的な開発の結果、グリーン・エレクトロニクスは世界の産業界のトレンドになっています。このパビリオンでは、台湾経済部標準検験局をはじめとする出展者が最新の研究開発の成果を出展します。

台湾ソフトウェアテーマ館

「高付加価値ソフトウェアと高付加価値ハードウェア」というコア・コンセプトのもとで、ソフトウェアとハードウェアのリソースを統合した、台湾の電子産業の充実したサプライ・チェーンを展示します。

MITスマイルマーク家電館

安全、健康的、信頼性が高く、高品質ですが、まだ十分に知られていない「MIT(Made in Taiwanの意味)」の表示を付けた家電が展示されます。いずれも厳しい検査と認証規格に合格したもので、高い品質と価格競争力を持っています。

スマート・ライフ体験館

「i236プロジェクト(工業技術研究院がスマート・ライフ業者と提携して進めている国家プロジェクト)」に伴う台湾のスマート・シティ及びトレード・パークの成果を展示します。スマート・シティ及びトレード・パークの開発の経験を共有できるだけでなく、実際の生活に応用されるスマート・ライフ技術を体験することができます。

「Taiwan Excellence」館

台湾の経済部(MOEA)と中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)が主催するパビリオンで、台湾企業の革新的な製品を背後で支える研究、設計、マーケティングなどが紹介されます。また、今年の「Taiwan Excellence」賞の受賞商品の展示も行われます。

スマート・グリーン空調技術館

高効率のセントラル冷却システム、磁気ベアリングを使ったオイル不要のコンプレッサ、ヒート・ポンプ、多様な空調システム、スクロール・コンプレッサ、可変モーター・コントローラ、及び関連のパワー・エレクトロニクス、CPUチップといった基幹部品の一部が展示され、高効率の空調ソリューション

全体が紹介されます。

ブロードバンド統合サービス館

ここは、「ブロードバンド・アプリケーション(公共安

全およびホーム・エンタテイメント向け)」「統合マルチ・テクノロジー(WiMAX対応Gpon、G.hn対応Gpon、LED可視光通信システムを含む)」「新製品展示(Bluetooth SIG、WiFiおよびWiGigアライアンスを含む)」の3つをテーマとしたパビリオンになります。

魅力あるパビリオンとイベントの概要

■ 去年のBroadband Taiwanの会場の様子。

■ Broadband Taiwan 2012には高品質のメードイン台湾製品のあらゆる品目が出展される。

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1954年創業のFormosa Plastics Corporation(FPC)は主に、ポリ塩化ビニル(PVC)繊維やその他の中間プ

ラスチック製品を生産している。同社の現在の製品ラインには、VCM、苛性ソーダ、塩酸、MBS、HDPE、EVA/LDPE、LLDPEなどが含まれており、繊維製品はアクリル繊維と炭素繊維に分かれている。アクリル繊維の年間生産量は台湾最大の630億トンで、年間生産量87.5億トンの炭素繊維の生産に必要な炭素前駆体はすべて社内で開発されている。FPCは同製品を開発する世界でも数少ない企業の1つで、台湾のハイテク分野の発展に大きく貢献している。

TAIRYFILは100%自社開発の炭素繊維で、信頼性と品質を保証するISO 9001:2000+ AS9100B、SGS OHSAS 18001:2007、SGS ISO 14001:2004を含む多数の認証を取得している。TAIRYFIL炭素繊維は強度重量比が高く、スチールを上回る強度とアルミニウムを上回る密度と軽量性を備え、腐食や熱に強く、伝

Eris Technologyは急成長するエコ・フレンドリー市場のニーズに適合した製品を開発する道を常に模索しており、

最新製品である世界最薄のブリッジ整流器の開発に成功した。同製品の厚さは他の競合製品のわずか20%で、消費電力を10%節約できる。ErisではLED照明システムや省エネ・ランプ市場での同製品の浸透を目指している。

世界有数の整流器ODMサプライヤーのErisは、高機能のショットキー・バッテリ整流

導性に優れている。同製品は以下を含む多数の分野に使用可能である:● 航空宇宙産業:

航空機、衛星、ロケット、C/Cディスク・ブレーキ、一次および二次構造など

● 産業および交通: 自動車、ヨット、構造補強工事、CNGタンク、ローラー、風車の羽根、液晶用カセット、医療用ベッド

● スポーツ用品: テニスおよびバドミントン用ラケット、釣竿、自転車など

FPCがTAITRONICS 2012に出展する別の無機化合物は、白色(ほとんど無色)の結晶性粉末のLiPF6(ヘキサフルオロリン酸リチウム)で、商業用2次電池の電解物の作製に使用される。

器、超高速整流器、汎用整流器、超薄型ブリッジ整流器、TVS、ツェナー・ダイオード、バイパス・ソーラー・ダイオード、ESD保護デバイス、特許取得済みの整流器ウェハーなどの設計・開発を行っている。中でも、高周波ショットキー・バッテリ整流器はヒット製品となっている。整流器の用途は(情報デバイス、コンシューマ・エレクトロニクス、インターネット通信技術、自動車電子製品、産業用エレクトロニクス、軍事用航空機など)広範に及ぶため、端末産業の成長と先端技術製品の発展は同社の需要を大幅に押し上げてきた。Erisのショットキー・バッテリ整流器は主に、スマートフォン、ウルトラブック、液晶パネル、LED照明システム、自動車用電子製品などに使用される。

同社はISO9001、ISO/IEC 17025、ISO / TS 16949、ISO 14001などの国際規格の認定を取得しており、AEC-Q101基準にも適合している。

Formosa Plastics、TAIRYFIL炭素繊維およびLiPF6をリリース

Eris Technology、世界最薄のブリッジ整流器をリリース

FPCはエンジニアリング・サービスとコジェネレーション・プラントの両方を管轄するエンジニアリングおよび建設部門を立ち上げた。エンジニアリング・サービスには主に、国内外のFPCの様々な処理プラントの建設、拡張、改修の評価、設定、設計、検査、認可が含まれている。また、コジェネレーション・プラントはFPCの仁武工業区の様々な処理施設に、電力、スチーム、産業用水、酸素、窒素などのユーティリティを供給する。

Erisの自動車用整流器は韓国の2つの大手サプライヤーの認証を得ており、現在、パネル、カーステレオ、発電機、ナビゲーション・システム、エア・バッグなどに採用されている。現在、同社の整流器の約半数がコンシューマ・エレクトロニクス製品に使用されており、市場のニーズに呼応して、自動車用電子製品、クラウド・ストレージ・デバイス、太陽光発電といった分野への採用率の拡大が見込まれている。

ウェハーの分野では、Eris Technologyはチップ・サイズを40%削減できる高電流密度ショットキー整流器の特許申請を世界中で順次進めている。高効率と低コストを実現したこの新製品を軽・薄・短が求められる3C電子製品(コンピュータ、通信、コンシューマ・エレクトロニクス)の開発に採用すれば、最適な競争力と可能性を確保するのに役立つだろう。

Booth No.: J0608

Booth No.: I0816

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1969年創業のKai Suh Suh Enterprise(KSS)はアジアのケーブル・タイおよび配線アクセサリーのリーディング・メーカーで、現在では、台湾国内の4つの支社を配置し、国内および世界110の国々で2万社以上の業

者と取引を行っている。KSSは2011年に、世界的なブランドの確立に尽力したことで、台湾経済部から「台湾トップ100ブランド」賞を贈られた。

ISO 9001、ISO 14001、OHSAS 18001認定取得済みKSSは、最先端技術のコンピュータ制御による射出成形機を導入して、UL、CSA、DVE、DNV、GL、LLOYD、CE、ABS、RoHS、IP68といった規格に適合した製品を1,000種類以上生産している。したがって、KSSの電気および電子配線向けアクセサリーは「高品質」で「安全」なアプリケーションを保証できる。

成功のカギは量産と自動化

配線アクセサリー産業は競争の非常に激しい産業で、低価格の製品を提供できるのは中国のメーカーに限られると考えているベンダーが少なくない。しかし、KSSによれば、量産と自動化管理の採用こそコストダウンのための唯一の方法である。KSSが競争力に最も優れた価格の製品を迅速に、安定した品質で

提供できるのはそうした理由による。

KSSの世界事業本部では高速の射出成形機、押出成形機、および全自動製造工程を導入している。KSSによると、ナイロン製ケーブル・タイの生産を例に挙げれば、同社では原料の出荷からパッケージまで、毎日4,500万セットのナイロン製ケーブル結束ツールを生産している。同社では毎日大量の製品を生産しなければならないが、簡単に生産量のノルマを達成して、出荷予定に対応できる。KSSによれば、それは同社が内部の自動在庫およびロジスティックセンターに加え、ERPコン

ピュータ業務システムを活用しているからである。効率もコストダウンにつながるので、同社では市場で最も競争力のある価格を提供できる。

TAITRONICS 2012の注目点

KSSでは数千種類にも及ぶ同社の配線アクセサリーの全製品を展示するという。展示の中心は、ケーブル・タイ、配線ダクト、ブッシング、コンジット、ケーブル・クリップ、ケーブル・マーカー、ケーブル・クランプを含む同社の主力製品である。KSSは新しい仕様と素材の開発を続けて、顧客のすべてのニーズに対応し、あらゆる種類の高品質配線アクセサリーを購入できる便利なワンストップショップを提供してきた。KSSのブースを訪れ、同社の展示品を目にする機会を逸することがないようにされたい。

新しい技術の開発と製品システムの更新で、DC/DCコンバータ・アプリケーションの領域は絶えず拡大している。DPA(分散型電源システム)

の理論により、DC/DCコンバータは通信、コンピュータ、電子産業、ITの分野で必須部品となってきた。したがって、DC/DCコンバータは電源関連製品の中でより重要な役割を果たし始めている。

MOTIEN Technologyは台湾製のDC/DCコンバータの研究開発にこだわりを持ち続けてきた。同社では市場の動向やトレンドに対応して、新製品を開発し、既存のデザインを見直す独自の研究開発チームを有している。

TAITRONICS 2012では、MOTIENはVT 50ワット、VN/VNW 20ワット、VU/VV 15ワットDC/DCコンバータといった数種類の新シリーズを出展する。これらの新型高電流密度シリーズの主な特長は、パッケージのサイズは変わらずに、数倍の定格電力を出力できるようになったことである。

VT 50Wシリーズは5cm x 2.5cm x 1cmのコンパクトなサイズで、従来の5cm x 2.5cm製品の出力定格が15Wであるのに対し、3.3倍の50Wの定格電力を出力できる。

VN/VNW 20Wシリーズは2.5cm x 2.5cm x 1cmのコンパクトなサイズで、従来の2.5cm平方製品の出力定格が6Wであるのに対し、3.3倍の20Wの定格電力を出力できるようになっている。

VU/VV 15Wシリーズは通常のDIP24ケースを採用し、15Wの電力を出力できる。出力がわずか1.5Wの当初のDIP 24製品と比べて、定格電力は10倍以上に増大している。

なお、上記の新型シリーズは内部フィルタを装備し、ソリューションの追加を必要とせずに、EMC EN55022 Class A規格に適合している。上記の新製品でユーザーにはさらに多くの優れた選択肢が提供されることになった。

MOTIEN、新シリーズのDC/DCコンバータをリリース

KSS – アジアのケーブル・タイと配線アクセサリーのリーディング・メーカー

Booth No.: J0818 Booth No.: K0729a

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ウド・コンピューティングとブロードバンド技術を統合したhicloudモール(SaaS CRM、POSクラウド・ベース・ソリューション、顧客報告管理システム)や電子車両管理サービス(eFMS)などの革新的なアプリケーションも展示する。

hicloudモール

hicloudモールは販売および買い物向けに設計された安全で便利なデュアル・プラットフォームで、Chunghwa Telecomの最も広範なリソースを統合している。独立系ソフトウェア会社(ISV)は顧客を正確に特定し、マーケティング費用を削減して、製品の競争強化に集中できる。一方、顧客側の企業はソフトウェア/ハードウェアを購入する代わりにレンタルして、保守費用を削減できる。

て、制約のないカメラ・チャンネル制御を実現している。

ホーム・セキュリティ向けe-Homeインターフォン

KCAが新たにリリースする高機能のe-Homeインターフォンは7”/8”/10.1”のTFT液晶タッチパネルをオプションで装着できるよう設計されている。設定や操作はリモコンまたはタッチパネルを使って行われる。システムの配線はTCP/IPネットワーク通信プロトコルおよびデジタル通信に対応している。システムはネットワーク集信器を内蔵しているので、ビデオと音声の同時通信が無条件で可能である。

KCAのeHome Host EH-2000は「個人またはグループ電話」、「メールによる通知」、「メッセージ/掲示板」、「エレベータ制御」、「セキュリティ・ゾーンの設定および記録」、「家族メッセージおよび来客記録」、「照明およびエアコンの環境制御」といった多数の機能に対応している。記録や設定はすべてSDカードに保存可能で、セキュリティ・システムのリンクはスマートフォン(iPhone/Android/iPad)にも接続できるので、手軽にサポートを受けることができる。

KCAは20年以上、あらゆる種類のセキュリティ・プロジェクト向けの最適なプランニングとシステム統合を提供し

て、自動車/ホーム/CCTV-IPセキュリティの分野をリードしてきた。セキュリティ管理統合における同社の専門的な技術と知識には、ネットワーク対応インターフォン、IPサーベイランス、自動車追跡システムが含まれている。

自動車セキュリティ用VMSソフトウェア

KCAの車載DVRシステムは、多機能の「ビデオ録画」と「情報通信」システムを統合するために開発された。2CH / 4CH / 8CH DVRシステムの全シリーズ

は、あらゆる運転状況を記録するため、反転システムを統合したH.264圧縮技術に対応している。多機能のソフトウェア・アプリケーションは、録画/録音、分割画面録画、警報、タイヤ圧、3Gネットワーク通信、GPSといった多数の機能をサポートしている。データ・ログ・ファイルがすべて記録されるので、保存画像の損失がなく、実際の安全運転が確保される。

3G / WIFI無線通信による標準的な自動車追跡システムとGPSとの統合が加速するにつれ、VMSソフトウェアもスマートフォン(iPhone/アンドロイド)やタブレットで使用して、緊急時にすべてのドライビング・データや車両の位置を遠隔表示できるようになっている。このシステムは競争

力に優れた費用でGIS管理機能を提供する。

IPカメラ/HD-SDI/CCTV統合用CMSソフトウェア

最近のハイビジョン・デジタル・テレビ(HD)の急速な普及で、セキュリティ管理産業のHDビデオ技術は「必須」機能になっている。KCAが提供するHD統合システムは、既存のCMSシステムにHD-SDI、IPカメラ、アナログCCTVシステムを同時に統合し

優れたセキュリティ・ソリューションの追及

通信事業をリードするChunghwa Telecomは、台湾のモバイル、ブロードバンド、固定電話サービス市場

に最上級のネットワーク・ソリューションを提供することで知られている。同社は通常の通信事業だけでなく、産業チェーンで高付加価値サービスを得るためのクラウド・コンピューティングおよびカスタム・ソリューションを企業に提供する数々の情報通信サービスやデジタル統合サービスのリリースに成功している。

Broadband Taiwan 2012では、クラウド・サービス・センター、グリーン・エネルギー・サステナビリティ、スマート・リビング・センター、イノベーション・トレンドの4つの展示テーマ・エリアに、広範囲なスマート・ブロードバンド製品とクラウド・ベース・サービスを出展する予定である。また、クラ

Chunghwa Telecom、hicloudモールおよびeFMSシステムをリリース

電子車両管理サービス(eFMS)

AVL(自動車両特定)装置と管理センターで構成されるeFMSシステムは、システムの車両位置情報を提供して、車両を管理するのに役立つ。同システムの目的は車両をより効果的に管理できるよう顧客を支援することである。完全性が高く、環境にやさしいソリューションである同システムは、燃料消費の効率的な削減と事故率の大幅な低下にも貢献する。

Booth No.: N0614

Booth No.: N0502

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