第12回『苫小牧・出光』石油懇談会 - IDEMITSU · 2013年11月26日...

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2013年11月26日 出光興産株式会社 北 海 道 製 油 所 第12回『苫小牧・出光』石油懇談会

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2013年11月26日

出光興産株式会社 北 海 道 製 油 所

第12回『苫小牧・出光』石油懇談会

10時45分 ご出席者 紹介

主催者挨拶

執行役員製油所長 大橋 邦一

10時50分 製油所の現況説明

副 所 長 藤 昭一郎

11時10分 質疑応答

11時30分 石油懇談会終了

本日のスケジュール

1.製油所操業近況

(1)製油所概要

(2)トピックス

2.安全防災と環境保全の取組

(1)安全防災

(2)環境保全

3.地元とともに40年

製油所の現況説明

製油所操業近況

製油所概要

苫小牧市街地

北海道製油所 原油タンク 苫小牧西港

太平洋

北海道製油所のロケーション

総合運動公園

シーバース(沖合い約3km)

徳山製油所・工場 (山口県周南市)

原油処理能力:12万バーレル/日 エチレン生産能力:62.3万㌧/年

北海道製油所 (北海道苫小牧市)

原油処理能力:14万バーレル/日

高分解型製油所

石油化学一体型

千葉製油所・工場 (千葉県市原市)

原油処理能力:22万バーレル/日 エチレン生産能力:37.4万㌧/年

愛知製油所 (愛知県知多市)

原油処理能力:16万バーレル/日

高分解型製油所

石油化学一体型

出光興産の生産拠点

<沸点>

35~170℃

160~280℃

260~370℃

370℃<

ベンゼン除去装置

ナフサ接触

改質装置

ガス・LPG

灯油

ナフサ

軽質軽油

重質軽油

重油

常圧蒸留装置

140,000BD

船舶燃料 発電用

硫黄

プロパン

ナフサ

ガソリン

ジェット

灯油

軽油

A重油

C重油

ブタン

原油

灯油脱硫装置

軽油超深度

脱硫装置

重質軽油

水素化分解装置

重油直接

脱硫装置

減圧蒸留

装置

重油接触

分解装置

硫黄回収装置

LPG生産装置 洗浄装置 家庭用燃料 タクシー等

ガソリン基材 石油化学原料 ・化学繊維 ・プラスティック

自動車燃料

飛行機燃料

暖房用

化学薬品等

自動車燃料

原油

原油

精製設備の構成

脱硫装置

ナフサ脱硫装置

1973年9月操業

1984年

1994年

船舶燃料 工場燃料

33,000BD

16,500BD

原油処理と生産得率の実績(2012年度)

1.処理原油構成 2.生産得率(対原油)

2012 API 日本平均 36.0 出光平均 35.5 北海道製油所 32.6

ナフサ 6.9%

灯油 17.5%

軽油 19.4%

A重油 12.7%

C重油 10.8%

副製品 6.4%

ガソリン 23.5%

LPG 2.8%

製品出荷エリア

徳山

愛知 千葉

苫小牧 釧路

函館

青森

八戸

新潟

伏木

秋田

製油所

釧路

苫小牧

函館

音威子府

名寄

札幌

帯広

今金

旭川

油槽所

道内向け 60%

東北向け 20%

北陸向け 20%

道内向け

陸上出荷 60%

海上出荷 40%

陸上出荷エリア

海上出荷エリア

塩釜

仙台(JX)

室蘭(JX)

石油製品の需給動向と対応

出所: 1970年度~2000年度,2005~2008年度「資源・エネルギー統計年報」

2009年度~2014年度総合資源エネルギー調査会石油分科会

石油市場動向調査委員会「平成22~26年度石油製品需要見通し」

燃料油全体で▲3.5%/年の需要減退 (⇒1製油所の生産量に相当)

日本における石油製品の需要推移

(単位:百万BD)

(単位:千kL)

国内 27製油所 448万BD (出光 4製油所 64万BD)

2009年度平均稼働率約76%

1製油所あたりの稼働率向上のため 出光は2014年3月までに 徳山製油所の原油処理停止を決断

北日本・北陸は これまで以上に 北海道製油所から 供給

苫小牧

千葉 愛知 徳山

安全・安定操業の確保と競争力強化 そして、未来へ繋がる製油所の実現へ

安全・安定操業の確保(ほっと)

どのような経営環境であっても安全最優先の価値観の下で、自分達の役割責任を十分認識し、一人ひとりが考える力を身に付け、職場に潜む曖昧さを積極的に排除し、「安全・安定操業の確保」に努めることで、製油所経営の基盤を確固たるものとする。

そして、未来へ繋がる製油所の実現へ(きっと)

2013年、北海道製油所は40周年を迎える。

北海道唯一の製油所として重要な責務を担っていくことに誇り持ち、何ごとにも常に前向きに情熱を持って取り組み、地域社会から信頼され期待され、「うちの製油所」と呼ばれ、愛されるエネルギー企業となることを目指す。

第4次中計の要旨(目指す姿)

競争力強化(もっと)

日本における石油製品の需要の減退や国際的なエネルギー情勢の変化を勘案すると、今まで培ってきた「競争力強化」の重要性は変わることはなく、いかなる経営環境においても、長く高稼働を維持できる体質・体制を目指し続ける。

トピックス

2013年7月 工事開始 2013年8月 鉄骨工事開始

石油製品入出荷機能強化 陸上出荷設備 建設状況

2013年11月 配管・機器取り付け ほぼ完了 目的

北日本地区の安定供給体制の強化と災害発生時の供給手段多様化を図る。

内容

陸上出荷設備の新設・改造

海上入出荷設備の改造 等

完工時期

2014年2月末(予定)

8.19安全祈願祭

■会社名 ニソン・リファイナリー・アンド・ペトロケミカル・リミテッド (以下NSRP) ■所在地 ベトナム社会主義共和国 タインホア省ニソン経済区 ■出資比率 出光興産 35.1% クウェート国際石油 35.1% ペトロベトナム社 25.1% 三井化学 4.7% ■精製能力 20万バレル/日 ■スケジュール(予定) 2013年 1月 建設契約締結 2013年 第2四半期 建設工事開始予定 2016年 第3四半期 完工・試運転開始予定 2017年 第2四半期 商業運転開始予定

●Nghi Son

●Dung Quat

約250km

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ベトナム製油所の概要

・停止期間 : 6月1日~7月1日 (31日間)

・関係者動員数 : 7889人、 最大入構者数 467人/日

・構内入講車両数 : 3676台

・総費用(予算) : 9億7100万円

2013年度 定期修理(マイナーSDm)実施

軽油超深度脱硫装置・重油直接脱硫装置等を停止し、設備の保全工事・改善工事を実施

発 行 元 : 安環室 発行:2013年 6月11日

期限:2013年 6月25日

藤副所長 挨拶

協力会および出光関係者500名余りが参加 してSDm安全大会を開催しました

6月10日(月)

苫小牧労働基準監督署

小林署長殿 訓示

今年のSDmは、2DH・RH・HY装置の触媒取り替え及び同装置の

熱交換器等の開放清掃検査が主な工事となります。工事環境は、昨年と異

なり、活きた系が混在した状態となりますので、全員がそのことを十分に

認識し、SDmを無事故無災害で達成するため、三現主義を行動の基軸に

置き、「誠実でオープンな姿勢」「事故の芽となる曖昧さの徹底排除」「最後

の歯止めである確認の徹底」を行動規範に、運転部門、保全部門及び協力

会社が、それぞれの司、司で役割を強く認識すると共に連携強化を図り、

安全最優先の活動を実践し、無事故・無災害はもとより、重大ヒヤリ・人

身ヒヤリゼロも絶対に達成します。

具体的には、

運転部門においては、

一、昨年制定した「SDM工事原本作成・管理要領」をしっかりと使い切

り、「活きている箇所との縁切り・区分」の徹底した確認と実行によ

り「安全でスムーズに工事ができる工事環境を確実に作り上げ」提

供します。

保全部門においては、

一、

SDMに係る全員がプロとして基本の遵守を徹底し、要領を使い切る

ことによって、事故・災害の未然防止に努めます。

一、仕様書の要求事項に則って、確実に施工が行われている事を

初期段階から終了まで三現主義で確認し、トラブル要因の芽を

早期に排除すると共に、工事品質の保証を担保します。

協力会社においては、

一、慣れた仕事で例年通りとの認識でなく、今一度工事仕様を徹底的に再

確認し、確実な手順・安全対策の下、業務遂行できるよう、出光殿と

共有化を図ります。

一、工事品質を保証するため、

品質管理専任者による工事品質の確実な確認

工事品質チェックリストの徹底活用

軽微な変更を含めた全ての変更管理の実施

の3点を徹底します。

二〇一三年六月十日

運転部門代表

製油一課

高谷

晴男

保全部門代表

機械課

長谷川

裕之

協力会社代表

日本通運株式会社 白田

和雄

3部門代表による決意表明

2013年SDm安全スローガン

決めた事 守る勇気と続ける努力

今日も一日安全作業ヨシ!

安全防災と環境保全の取組

安 全 防 災

十勝沖地震から10年を経て

地震の概要 発生日時: 平成15年9月26日(金)04時50分頃 震源地:北海道釧路沖 (製油所から直線距離で220km) 震源深さ:42km マグニチュード:8.0 最大加速度:86gal(製油所) 鵡川:189,早来:181,厚真:376 揺れの特徴:やや長周期(3~8秒) 最大加速度は苫東地区の約1/2

9月26日

概要説明をする

安全環境部会の中島さん

藤副所長からのコメント

皆様おはようございます。十勝沖地震に伴う

震災から早いもので10年を迎えました。

当時の映像を見るたびに、当時の状況が鮮明

に思い出されますし、被災により、行政面、社

内等いろいろな面において、強化されたと感じ

ています。

我々も当時の教訓を忘れることなく日々製油所

の安全・安定供給に邁進することを強く胸に刻

み込まれていることと思います。

我々は、この災害に学び、再発防止、設備の

信頼性向上、しくみの見直し、所員1人ひとり

が安全に対する意識・感度の向上を図っていく

ことを地道に継続していますし、今後も継続し

ていかなければなりません。

この日を新たなスタート地点にして日々の安全・

安定運転に一人ひとりが主体的に取り組み行

動に移していきましょう。

大容量泡放射砲システム防災訓練(広域共同防災組織)

7月24日北海道石油共同備蓄㈱北海道事業所にて、9月11日12日北海道電力㈱苫小牧発電所にて、広域共同防災組織が主催する防災訓練を実施しました。 北海道石油共同備蓄㈱北海道事業所に配備されている資機材を設置、大型放射砲による1分間3万リットルの放水を実施して訓練を行いました。

放水訓練実施前に各資機材の取扱いの上の注意点等を確認した後、各班毎に分かれて放水訓練を実施しました。

平成25年度緊急消防援助隊北海道東北ブロック合同訓練が 11日より開催され、12日の大規模危険物施設消火訓練 (会場:北海道石油共同備蓄㈱)に苫小牧石油コンビナー ト特別防災区域協議会として参加しました。 特防協としては総勢21名、車両9台が参加しました。 天候には恵まれましたが、強風の中での訓練となり、放水 塔が伸ばせないのではないかという心配もありましたが、 無事に終えることができました。

ケーソンヤード地区に 設置されていた大画面 で放映されていました。

現場指揮所

一斉放水

総務省消防庁国民保護・防災部 室田部長が視察に来られました。

環 境 保 全

苫小牧実証事業基地全体

の位置関係

貯留層ターゲット 萌別層(深度1100m) 滝上層(2600m)

CCS実証事業への協力: 全体事業計画

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CCS実証事業への協力: CCSとは

遮蔽層(泥岩など)

貯留槽(砂岩など)

CO2は岩石中の隙間に

貯留される

遮蔽層

貯留槽

循環型エネルギーの取組み

地熱発電事業の取組み 1996年から操業開始 発電能力:27.5MW(27,500KW) 一般住宅 6,875戸相当 設置場所:大分県九重町 北海道赤井川村および秋田県湯沢市で地熱発電の掘削調査を開始

北海道赤井川村 秋田県湯沢市

循環型エネルギーの取組み

太陽光発電事業の取組み 2013年11月1日からメガソーラー運転開始 発電能力:2.9MW(2,900kw) 一般住宅 725戸相当 設置場所:福岡県北九州市門司区新門司 姫路においても来春運転予定 発電能力10MWのメガソーラー建設中

木質バイオマス発電事業の取組み 2015年4月から運転開始予定 発電能力:5.0MW(5,000kw) 一般住宅 1,250戸相当 設置場所:高知県高知市仁井田新築

(Social and Environmental Green Evaluation System)

SEGESとは「社会・環境貢献緑地システム」を総称したものです。公益法人都市緑化機構が進める「緑の認定」制度で、社会・環境に対する貢献度の高い優れた緑を認定する制度です。北海道製油所は、2010年に北海道内で初めてExcellent StageⅡの認定証をいただきました。 今年の更新審査では、Excellent StageⅢに挑戦し、見事認定証をいただきました! 「野鳥の教室」

工場緑化の取組み

緑豊かな郷土づくり

自然との調和=緑輝く公園工場 (生物多様性を育む製油所)

地元とともに40年

地元とともに -感謝をこめて-

地元とともに -感謝をこめて-

地元とともに -社会貢献活動-

開館記念オープンセレモニー (テープカット)

苫小牧市美術博物館開館記念 出光美術館 日本陶磁名品展(協賛)

地元とともに -社会貢献活動-

地元とともに -社会貢献活動-

地元とともに -社会貢献活動-

地元とともに

地元から 「うちの製油所」と言われる製油所を目指して

以 上