1114 澤埜穂月,安井杏奈「紙面デザインについて」
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紙面レイアウトの
ポイント
2014年11月14日
まずは、自己紹介から。
澤埜穂月(サワノホヅキ)
商学部3回生
元幹事、マーケコンペ2013副長
出身は大阪の堺です
バリバリの関西弁しゃべります
ライブと少女漫画が好き
Twitter/Instagram
→hozukiii
安井杏奈(ヤスイアンナ)
社会学部メディア学科3回生
元書記、2013年度クリエ長
Yummy!もイマ*イチもデザイナー
マルチメディアラウンジで
補助員のバイトしてます
→@yas_ysnFacebookもやってます、申請してね
そもそも、
レイアウトって何?
レイアウトとは
空間に「何か」を配置する行為
グラフィックデザインにおいては
情報伝達 と視線誘導 が目的となる
⇒物事の内容を正しく読み取れるように配置
*ものを配置した時に生まれる意味を理解する
レイアウトの構造
設計版型・版面
段組み
演出
配色
タイポグラフィ
配置の要素
配色について
色の分類
無彩色:色味をもたない色
有彩色:色味を持つ色
etc...
色の三属性
①色相:色味の性質・色合い
(ex)赤み、黄み、緑み、青み など
無彩色
有彩色
赤系のグループ
黄系のグループ
緑系のグループ
青系のグループ
②明度:色の明るさの度合い
白に近いほど明るく高明度、黒に近いほど暗く低明度。
【明度の違いで分類】 【明度スケール】
高明度
中明度
低明度
高
低
有彩色の明度は明度スケールで測定できる
②彩度:鮮やかさ、色味の強さの度合い
ある色と同明度の灰色の分量が多いと色味が弱く低明度、
少ないと色味が強く高彩度。
高彩度
中彩度
低彩度
無彩色
【彩度の違いで分類】 【彩度の変化】
同明度の灰色を加える
高(灰:少)
低(灰:多)
色の持つイメージ
熱い、派手情熱的、危険
暖かい、派手陽気、楽しい
明るい、派手目立つ、注意
若々しい、平和さわやか、安全
さわやか、寒い澄んだ、静かな
高貴な、上品大人っぽいおしゃれ
女性的、甘いかわいい柔らかい
落ち着いた地味な、渋い大人っぽい
純粋、清潔きれい、軽い
大人っぽいおしゃれ、上品
高貴な
暗い、重いシック、高級
※同じ色でも
色相や明度、彩度によって与える印象は異なる。
赤 オレンジ 黄色 緑
青 紫 ピンク 茶色
白 灰色 黒
では、使う色を選択してみましょう。
アクセントカラー
使う色を3色にしぼり、それぞれの比率を
70%:25%:5%の比率にする。
ベースカラー:70% アソートカラー:25% アクセントカラー:5%
アクセントカラーの位置は自由です
日常には3色があふれてる!
では、やり方をご紹介。
まずは、アソートカラーを選択。
これは、色をつけようとしている対象の
メインとなる色になります。
ある程度、「明度の低い色」を選ぶほうが
使いやすいと言われている。
ココ!
文字が読みにくい
文字が読みにくい
文字が読みやすい
文字が読みやすい
明度の高い色 明度の低い色
文字が読みにくい
文字が読みにくい
文字が読みやすい
文字が読みやすい
次にベースカラーを選択。
これは、背景など広い面積を占める
色になります。
明度が高い(白や薄い)色が扱いやすいと
言われている。
ココ!
発光しすぎな色は目が痛い 明度が低いと暗くなる
ベースカラーを手っ取り早く選ぶ方法は、
①明度の高い無彩色にする
②メインカラーの明度を上げた色にする
明度の高い無彩色、濁色 メインカラーの明度を上げた色
白 アソートカラー ベースカラー
グレー
薄い茶色
アソートカラー ベースカラー
アソートカラー ベースカラー
最後にアクセントカラーを選択。
これは、少ない面積でアクセントを出す
色になります。
メインカラーから離れた色相
もしくは違うトーンの
色にするとよいと
されています。
ココ!
ちなみに、トーンとは
これ!
明度と彩度を組み合わせて考える概念。
同じ色相の中にある明暗・強弱の差。
3色だと足りない!
そんなときには、
カラーを分割する!
追加する色は、
①「色相」が同じで「トーン」が同じ色
② 「トーン」が同じで「色相」が同じ色
注意することは、
必ず、もとの比率は守ること!
70% 25% 5%
例えばこんな感じ
セパレーション
小さい面積で配色全体のコントラスト感を
調整する。
色と色の境界部分に用いる。
配色が弱すぎてぼやけるときは配色全体を和らげる
配色が強すぎて見苦しいときは配色全体を引き締める
あくまでも、ほかの色を引き立てる
補助色として使う。
そのため、無彩色や低彩度色が
好まれる。
明度差をつけることがポイント。
タイポグラフィーについて
タイポグラフィーって何?
印刷物の発展と同時に生まれた技術。
主に可読性、視認性の向上を目指すとともに、美的要素を持たせるために用いられる。
美しいタイポグラフィーを構成するための要素
書体 / サイズ / 文字、行間隔
段組み / ジャンプ率etc...
フォントの選び方
フォントはタイポグラフィーの鍵。
なぜ?
読みやすさと美しさを決める最大の要素
だから、
内容のイメージに合わせたフォントを
選ぶことが大切。
じゃあ、どうやってフォントを選ぶの?
フォントのもつイメージとがっている部分が多いほど
堅いイメージ
丸みが多いほどやわらかいイメージ
フォントの使い分け
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意味や情報の位置づけの
違いを表現
同種のものの微妙な程度と強弱
を表現
同種のものの微妙な程度と強弱
を表現
ファミリーデザイン的な特徴を共有した書体
ちなみに、
ファミリーの表記の意味はこんなかんじ。
小塚ゴシックPRO EL:エクストラライト 細
小塚ゴシックPRO L:ライト
小塚ゴシックPRO R:レギュラー
小塚ゴシックPRO M:ミディアム
小塚ゴシックPRO B:ボールド
小塚ゴシックPRO H:ヘビー 太
字間と行間読みやすさと紙面の印象を左右する。
字間 行間
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああ
ああああああああああああ
ああああああああああああ
ああああああああああああ
狭く取ると情報が多いイメージ
広く取るとゆったりとしたイメージ
元気活気のある
ゆったりおおらか
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つめすぎても広げすぎても読みづらい
配置の要素について
そろえる
テキストや写真をそろえる基本は
グリッド or 字送りと行送り
⇒情報量が多くても読みやすくなる
写真は互い違いに配置するとレイアウト全体を見せることができる
これがグリッド
例えばこんな感じ
きを出す
写真やイラスト、テキストなどを
配置の一部を法則からあえて外すことで
紙面に動きを与えて印象づける。
⇒躍動感、華やいだ雰囲気を付けられる
テキストに動きを付ける場合は
読みにくくなってないか気をつける。
例えばこんな感じ
ホワイトスペース
意図的な余白を大胆に使うことで
メリハリや緩急を出す
⇒上品な印象を与えられる
ポイントで使われる写真やイラストに
視線を向かわせられる
例えばこんな感じ
ターゲットを考える
「誰に」「何を」「どのように」伝達するのか
伝えたいことを正しく伝えられるよう、
適切なレイアウトにする
ターゲットを決め、コンセプトも明確に
きれいなレイアウトを作るには?
フォント や配色 などの要素を
なるべく少なく
することがポイントです。
まずは、 意識する こと。
今日紹介したのはほんの一部です。
気になった方はまた、調べてみてください。
ご静聴ありがとうございました。