110115_mimasakashi

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��� ������ �� ��� 発行所:さいぼぅ庵 所在地:上山2634 [email protected] 編集責任者:清田 豊 [email protected] 協力隊への問い合わせや 依頼のある方は八伏 さいぼぅ庵までお越しく ださい。 ~再生への経緯~

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110115 mimasakashi local players

Transcript of 110115_mimasakashi

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新年号 美 作 市 地 域 お こ し 協 力 隊 新 聞 平成二十三年 一月 十五日

四年前竹林に埋

れていた一軒の

古民家の情報を

得た。

村の方曰く「あ

〜腐ってぶちこ

われとるわぁ〜」

といわれつつ・・・

竹をかき分けか

き分け入ってい

くと暗闇の中に

木漏れ日を浴び

た一軒の古民家

を発見!!

まるで川口浩の

探検隊のロケ状

(笑)

玄関の扉をがら

〜〜〜っとあけ

てみると朽ち果

てること無く空

気がまるで動い

ていない時間が

とまったような

感じでした。

ふと壁をみると

昭和53年のカ

レンダーがはっ

てありました。

あたかも今日はっ

たような光沢と

なんの湿気も含

んでいないかの

ような真っさら

な状態で。「す

ごいっ!!これっ

てアンコールワッ

トと同じやん♪」

これが僕の第一

声でした!

柱を調べてみて

も雨漏りのある

箇所の柱は駄目

ですが修復すれ

ばなんとかなるっ!!

早速八伏の長老

@純さんに見て

もらって「筋交

いをいれんと台

風でひっくり返

るぞ!!」とご

指摘など頂戴し

ながらもなんと

かここを再生し

よう!というこ

とになりました。

それから必要な

材料やら建具や

らを大阪から運

び込んだり周辺

の木を切って整

備したりしなが

ら三年半の月日

が流れました。

で・・・棚田の

再生活動と並行

しながら今年7

月から美作市の

地域おこし協力

隊という立場も

頂戴しつつ地主

の方のご協力も

頂き純さんに

いちょう庵への

入路を作ってい

ただきました。

材料さえ家の前

まで運び込める

ようになればこっ

ちのもの!

思い立ったが吉

日!よし!クリ

スマス25日に

プレオープンじゃ

===!

はい。この何も

無い空間を二週

間でどうにか宴

会出きる状態に

まで仕上げるぞ!!

ということで徹

夜もしつつの突

貫工事がはじま

りました。

その様子は写真

で御覧ください

♪なんとか大き

な怪我もなく身

内だけでのお披

露目となりまし

たが皆で囲炉裏

を囲みつつ鍋な

どで宴を持ちま

した。

このいちょう庵

は今年3月に一

冊の本を吉備人

出版さん

から出し

ていただ

『限界集

落なんて

言わせな

い!〜英

田上山棚

田団〜』

という本

が全国にでます。

それを見てこの

上山の地にやっ

てきてくれる志

を持った人達が

まず訪れる観光

案内所的空間に

しようと思いま

す。

勿論地元の方が

普通にきてもらっ

て囲炉裏でお茶

など飲みながら

わいわいやって

いただく場所に

したいとも考え

ています。

4月23日にグ

ランドオープン

致します。まだ

まだ創り込む必

要がありますの

で遠慮無く覗き

にきてください。

(@かっち)

地域おこし協力隊新聞

発行所:さいぼぅ庵

所在地:上山2634

[email protected]編集責任者:清田 豊

[email protected]

協力隊への問い合わせや

依頼のある方は八伏

さいぼぅ庵までお越しく

ださい。

~再生への経緯~

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新年号 美 作 市 地 域 お こ し 協 力 隊 新 聞 平成二十三年 一月 十五日

僕が初めていちょ

う庵を見たのは

2010年の6

月。引っ越し作

業のために美作

市に初めて来た

日に上山を案内

していただいた

ときのこと。谷

向かいから見た

かぎり家など確

認することがで

きませんでした。

現地に到着して

も竹やぶ・雑草・

雑木があるだけ。。

案内されるがま

まに竹やぶの中

の僅かな道をた

どっていくと、

突如古い民家が

出現!扉を空け

ると床や天井が

引き剥がされ、

ボロボロで今に

も潰れるんじゃ

ないか?と素人

目では疑ってし

まうような光景

が目に入ってき

ました。案内さ

れたそのときは、

自分たちがこれ

を再生させてい

くなどという実

感が全くわきま

せんでした。い

ちょう庵再生に

は7月から協力

隊として活動を

始めてから徐々

に取り組んでい

ましたが、本腰

を入れていちょ

う庵再生に取り

組み始めたのは

12月中旬。

初めての大工仕

事に戸惑いつつ、

それでも2週間

後に迫ったプレ

オープンに向け

て毎日毎日必死

けました。

プレッシャー

だまだ水道・ト

イレ・風呂等の

整備、細かい作

り込みをしてい

かないといけな

い点は多々ある

ので、今後も4

月の正式オープ

ンへ向けて他の

作業と並行して

取り組んでいき

ます!子供から

おじいちゃんお

ばあちゃんまで

気軽に集まれる

場所にしていき

たいと思います

ので、よろしく

お願いします。

(@だいち)

私が初めていちょ

う庵に連れて行っ

てもらった日はい

つだっただろうか・・・。

少なくとも7月の

中頃には意識はし

ていたのを覚えて

いる。この7月9

日の写真でも「見

えないじゃん・・・」

と思っていた気が

する。

9月になる頃から

色々と上山で何を

どうしていくのか

を考えてい

ると、さい

ぼぅ庵だけ

ではない拠

点の必要性

を実感して

くるように

なり、いちょ

う庵は私に

とっても無

くてはなら

ないっ重要

拠点へとなってき

ました。何を進め

るにもまずいちょ

う庵だ・・・と言

い始めたのは丁度

この頃。

10月からいちょう

庵着工とのスケジュー

ルが出ていたので、

いよいよか〜と未

知なる大工仕事に

覚悟を決めつつ内

心燃えていたもの

です。しかし色々

あって順延を繰り

返し、もう年内は

無理なんじゃ

ないか〜なん

て思い始めた

師走。

突如我らが大

将が走り出し

た。

もう待ってら

れん!とばか

りに積算から

資材調達から

段取りまでを立て

続けに発し、残り

2週間、気合で仕

上げる!と燃え上

がった。そして私

と大地隊員にも延

焼したのであった。

大地隊員は宣言す

る。この2週間、

風邪なんかひけな

い、ひいてもひか

ない。と。その前

の周に親知らず抜

歯から細菌感染で

ダウンしていた私

に大きく響くこの

宣誓は、私の意識

に第一級臨戦態勢

を発令させた。以

後プレオープンま

での2週間、栄養

剤と気分昂揚の曲

をかけて自己暗示

かけながらの現場

入り。車の外まで

漏れる大音量を大

地隊員に指摘され

るシーンも(笑)

なんでこんなに燃

えたかっ

て言うと、

かっちが

常々話し

てくれる

中に、私

達を隊員

として育

ててるの

ではなく、

リーダー

となるように育て

ようとしている事

というのがあって、

今回も即戦力とし

てではなく、「次

の現場監督」とし

て育てようとして

くれてるって事を

知ったからでもあ

ります。壁一つとっ

ても「壊す過程で

作りを良く見てお

けば、その逆の工

程も解るようにな

るよ。」とか、一

軒やってしまえば

次からは自分で積

算できるようにな

る(なれ)とか。

言葉の端々から真

摯に向き合ってく

れてると実感でき

る現場でした。任

された以上はやり

遂げなければなら

ない。期待には応

えたい。そして任

されるという事の

喜びと好きにやっ

ていい事の楽しみ。

このいちょう庵の

二週間は最高でし

た。その余韻は正

月があけても残っ

ていて、今まで面

倒くさかった日曜

大工が偉く簡単な

事に思えてしまう

ようになっててびっ

くり。積算・・・

ほんとに出来るか

もしれないと思わ

された。そして道

具マニアの道に片

足を突っ込んでい

る私が居ました。

良い仕事をする為

には、道具の事を

良く知らなければ

ならない。これも

実際に使って知る

ことが出来ました。

本当に家一件直すっ

てのは大きな宝物

であったと思いま

す。(@ゆう)

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二年前から水面下で

計画していた炭焼き

Project

いよいよ始

動します!

大阪で主催する日本

営業道連盟なる組織

でのご縁を頂戴した

㈱グリーウィンド代

表取締役社長の森本

さんとのひょんな会

話から今に至ります。

彼は元アートコーポ

レーションの広島の

支店長を経緯して現

在の炭ビジネスの会

社を興された経営者

です。その営業道場

の場でたまたま私が

講師として話をさせ

ていただいていた時

に出た上山での再生

活動での持続可能な

森林資源について共

感してくださいまし

た。それからすぐに

上山を訪ねてきてく

ださり販売先の開拓

と製品をどう絞るか

を詰めてまりました。

それが今年になって

いよいよ稼働させて

いこう!という事に

なりました。

主力はコナラに特化

した完全国産上山ブ

ランド炭の供給とお

茶炭と呼ばれる菊炭

づくりに特化してい

こうというあえて難

しいことを高付加価

値をつけて高単価・

高技術な物を供給で

きる組織にしよう!

ということで今回の

着手となりました。

見せ窯として八伏の

入り口のところに広

島県改良型2号とい

うあえて平地に土盛

して作るという大変

な50俵窯を作りま

す。現在は土台と壁

まで3日間で完成し

あとは屋根づくりに

なります。二月中旬

には指導者の日の丸

練炭でおなじみの老

舗炭企業の商品開発

担当の上田さんに来

て頂いて仕上げます。

囲炉裏で使う炭は自

分達で作った炭で賄

いたいと思います!

ということで上山の

大自然を地元と都会

の交流人口との協力

で持続可能な資源と

して循環させ環境に

配慮した棚田と里山

の壮大なる空間と人

づくりを展開してい

きましょう♪

新年号 美 作 市 地 域 お こ し 協 力 隊 新 聞 平成二十三年 一月 十五日

上山炭窯作り

地域の子供達からお

爺ちゃんお婆ちゃん

までを巻き込んだ交

流手段としてのt

ree

+ing

(ツリーイン

グ)を八伏地区の里

山を整備して中国地

区の拠点となる上山

ツリーイング倶楽部

を創ろうと思います。

上山近辺にお住まい

のお子さんならいつ

でも大歓迎で

すので是非一

度体験しにき

てくださいね

♪一本のロープ

だけで十数メー

トルの木の上

に登るスポー

ツがツリーイ

ングです。欧

米から入って

きたものですが主に

レスキュー隊員が活

用している技術をレ

クリエーション用に

オシャレに楽しくカ

ラフルにしています。

5歳の子供でも簡単

にできるので八伏に

てこれからいろんな

イベントをしていき

ますので是非一度体

験してみてください

ね!面白いですよ〜

ツリーイング

いちょう庵周り

の伐採を敢行し、

杉の大木を切った

り、竹林を切り開

いたりした結果、

いちょう庵の赤い

屋根が反対側から

一目瞭然となりま

した。

緑に満ちた上山の

風景も、最近では

めっきり冬模様に

様変わりして、枯

れ草と野焼き後で

寒々としてきてい

ますが、春になれ

ばまた新緑に

包まれたいちょ

う庵を見る事

が出来ると思

うと、それま

でにはキッチ

リ手入れして

おかないとあっ

という間にま

た森に埋もれ

てしまうので、

これからも頑

張りどきの協

力隊でありま

したとさ。

いちょう庵

の変遷

1月13日13時から、

今後の地域おこし協力

隊体制と各地区の地域

おこしについて・特区

制度についての意見交

換・上山のこれからの

ビジョンについて・小

水力・太陽光・太陽熱

発電導入について等々

美作の国復活P

roject

基づいた今後の展開に

ついて新年のご挨拶を

兼ねて意見交換をさせ

ていただきました。

皆木副市長と対談

させてもらいました

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新年号 美 作 市 地 域 お こ し 協 力 隊 新 聞 平成二十三年 一月 十五日

雲南市では、雲南

や飯南などを含めた

南部地域で協同して、

「担い手育成支援室」

というものを作って

運営しているようで

す。これは新規就農

だけでなく、既存の

農業者に対しても開

かれた窓口で、ここ

へいけば補助金案内

や作付けや土壌改良

といった効果的な農

業運営を支援するた

めに必要な相談や案

内の為の窓口として

急郡単位で設置され

ています。半官半民

として組織されてい

るようで、農業委員

会や農協などが連携

して運営しているよ

うですが、それだけ

に目に見えないジレ

ンマも抱え込んでい

るようです。いずれ

にしても補助金や助

成金の情報は行政が

詳しく、農政や農業

技術に関する知識は

農協が詳しいのは確

かな所ですので、美

作市で実施するとし

た場合にも覚悟をし

なければならない事

案です。しかしこう

いったワンストップ

窓口と呼ばれる、そ

こへ行けば縦割り行

政や複数窓口をウロ

ウロしなくても、一

挙に解決できる窓口

というのは必要不可

欠であると思います

ので、協力隊として

美作市に合った形で

実現してはどうかと

考えています。

さて、食の杜・木次

乳業さんに視察で行っ

てきました。農薬に

頼らない食と農の安

全という事で先代社

長さんの時代から牧

場をやってこられ、

また今ではよくみか

けるようになった低

温殺菌牛乳を日本で

最初?に始められた

所です。岡山市内の

びっくりドンキーな

どとも提携して出荷

されてます。ブラウ

ンスイス種という牛

を山に放牧して飼育

されてます。山林地

への放牧というのは

上山でも考えていた

のでお話は興味深く

聞かせていただきま

した。

槻之屋ヒーリングさ

んは集落営農をなさっ

ています。上山に似

た標高で圃場整備を

施した圃場でハウス

を中心に運営されて

いました。地域貢献

型集落営農・農事組

合法人としての事例

として参考にさせて

もらいました。限界

地となった村落機能

の維持と高齢者の安

否確認や、女性や高

齢者にも出来る事を

提供することで生き

甲斐づくりといった

グリーンツーリズム

の要点を抑えつつ、

新規就農受け入れも

やっていかれている

そうです。この槻之

屋さんは前述の担い

手支援室でもモデル

ケースとして重要な

役割を担っておられ

ます。

中山間地域の担い手事業の最先端事例を視察

標高500M

という

高地での水耕メイン

での上山に非常に似

た土地柄の中、ここ

島根県飯

南地区はJ

A

の力が非

常強く日

本でも有

数の農業

地域。不

耕作地も

なくほぼ

圃場整備

が完了し

ていると

のことで

村の景観

も良く紅葉が素晴ら

しくとても素敵なと

ころでした。名産と

してやまの芋を取り

入れ、大豆、唐辛子

などをメインにして

加工品として豆腐・

ミソを名産品として

年間3億円程の売上

をあげています。こ

こでも中山間の補助

をおいて運営してい

くのかという問題を

乗り越えながらの組

織形態をとっている

ようでした。11月

30日に飯南地区か

ら二人の地域おこし

協力隊が上山に視察

に来て下さいました。

今後地域おこし協力

隊全国組織としての

LLP

(有限責任事業

組合)の立ち上げを

計画しています。

全国農業担い手サミット

イン

島根

安来市は、「安来節、

どじょうすくい踊り、

ゲゲゲの女房のふるさ

と、足立美術館」など、

知名度の高い観光コン

テンツをいくつも有し

ている所でした。視察

中もゲゲゲの女房のふ

るさとや足立美術館へ

の観光バスの往来は多

く見られました。農業

の方はというと大規模

圃場が進められていて、

そこで大規模農業をし

ている「農事組合法人

ファーム宇賀荘」の話

を聞きに行きました。

説明を聞いている時も

単位は「町」が基準と

いう感じで、「反」と

いう言葉は出てきませ

んでした。大規模圃場

整備された広い農地用

の機械たちはどれも大

きい物ばかりで、上山

にあるヤンマーの農機

具庫の約十倍ほどの大

きさの農機具庫を所有。

作付面積は22年度182.7ha

と広大で、水稲・大豆・

そば等を栽培していま

した。ファーム宇賀荘

の構成の内訳は13集落

265戸の農家からなって

いる。農家戸数が338戸

なので、約80%もの安

来の農家が加入してい

ることになります。宇

賀荘ファームの他にも

どじょうの養殖ををし

ている「やすぎどじょ

うセンター」にも見学

に行かせて頂きました。

安来におけるどじょう

の養殖は過去に3回失

敗しており、平成11年

から4回目となる挑戦

をして、先進地視察や

試験養殖を重ねてきた

ことで軌道に乗ること

ができたという。全国

的に見てkg2500〜3000円

が多い中、「やすぎど

じょうセンター」では

kg5250円。理由は短期

間で育て身が太く骨が

やわらかいから。つま

り質が良いから。供給

が追い

付かな

いほど

の需要

がある

そうだ。

失礼な

がらどじょうの養殖な

ら上山でも簡単にでき

そうだなと思っていた

のだけれど、やはり道

のりは険しそうで、エ

サになるワムシ・ミジ

ンコの養殖も並行して

進めて行かないといけ

なかったり、水深の問

題だったり、なかなか

簡単には真似できるこ

とではなさそうでした。

それでも「上山棚田ど

じょう米」なんてもの

ができたら面白そうな

ので、他の地域の事例

も調べてみます。大規

模圃場による生産性の

向上には魅かれる所が

あったのですが、上山

に適用できる事例では

ないと思いました。景

観を崩して中途半端に

圃場整備をしてまで生

産性を上げた所で魅力

には繋がらないと思い

ます。それよりも、今

ある棚田でお米等をつ

くり、棚田米としての

ブランド価値を上げて

いくことに専念してい

くべきだなと改めて認

識しました。

「雲南地区」の木次乳業

槻之屋ヒーリングの事例

島根農業サミットi

n

南地区視察

中心におられるのが今

回のサミット地区実行

委員会会長の松田さん

やまの芋を特産品とし

て村おこしをされてい

る農家さんを見学中。

全国から農業者が興味

をもってこの地に視察

にこれれています。残

念がら若者は僕だけで

したが・・・どこも担

い手不足で困っている

やうです。

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新年号 美 作 市 地 域 お こ し 協 力 隊 新 聞 平成二十三年 一月 十五日

12

月5日上山の

公会堂にて収穫

祭が行われまし

た!!天気は晴

れ。参加者は延

べ200人とい

う声もあったり?、

250人だった

り?・・・・

とにかく、市長

をはじめたくさ

んの方に来てい

ただきました。

1か月ほど前か

ら英田支所、萬

代議員、UK隊、

協力隊、そして

地元の方々が協

力して準備に取

りかかったおか

げで、当日の大

盛況にも対応で

きたのだと思い

ます。イベント

慣れしているU

K隊のたくまさ

んには準備から

後片付けまで大

車輪の活躍をし

ていただきまし

た。今回の収穫

祭の目玉となっ

た蕎麦。これは、

7月の草刈りボ

ランティアで綺

麗にしていただ

いた棚田、また

地元の方、協力

隊、大阪の棚田

団による再生し

た棚田で育てた

ものです。残念

ながら紅蕎麦は

収穫期が遅かっ

たため、収穫祭

には間に合いま

せんでしたが、

白蕎麦はなんと

か収穫祭までに

粉にすることが

でき、当日みな

さんに食べてい

ただくことがで

きました。協力

隊からはだいち

が蕎麦打ちに参

加させていただ

き、みなさんか

らのたくさんの

お声かけに奮起

して蕎麦を打ち

ました。蕎麦の

他にも、上山の

方たちがつくっ

た野菜や加工品

の直販ブース、

上山の棚田米で

作ったおにぎり、

上山産大根を使っ

たおでん、上山

産の蕎麦粉を使っ

た蕎麦饅頭、さ

らには抹茶を立

てていただきま

した。余興とし

ては区長さんの

紹介で実現した

マジックショー

や民謡披露が行

われ、ヤンマー

さんの農機展示

も行われていま

した。協力隊は

棚田再生の活動

展示ブースを作っ

て、これまでの

活動の写真によっ

て、上山の変貌

の様子を参加者

の方々に見てい

ただき、地元、

またその他参加

者の方々と交流

することができ

ました。ヤギと

犬とのふれあい

広場も好評でし

た。なかでも上

山五郎(犬)は

大人気で、お手

とおかわりと待

てを繰り返し繰

り返しやらされ

たことで、それ

以降混乱してし

まっているよう

です。みなさん

上山五郎を見か

けた際はお疲れ

さまと声をかけ

てやってくださ

い。今回の収穫

祭は一回目とい

うこともあって、

手探りな部分も

多々ありました。

予想来場者数が

つかめず、手紙

を出して出欠を

とったり、上山

の方の出欠は区

長さんに聞いて

いただいたりし

ました。それと

当初から駐車場

がないというこ

とが課題となっ

ていました。こ

れからも収穫祭

を行っていくた

めには、今年の

課題を踏まえ、

良かった点を引

き継いで、さら

に良い収穫祭に

していこうとい

うヤル気を持っ

ていかなくては

いけないと思い

ます。どんな収

穫祭にしたいか

という思いは各々

考えがあると思

うので、それを

話し合える場が

必要です。収穫

祭の記憶が薄れ

る前に、なにか

気付いたことが

あればどんどん

話し合っていき

ましょう。

英田上山収穫祭

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新年号 美 作 市 地 域 お こ し 協 力 隊 新 聞 平成二十三年 一月 十五日

〜楽しい原稿は

面白い原稿〜

3月(予定)に上山

をステージにした一

冊の本を出版してい

ただけます!!

15周年を記念し

て、今まで商業出版

の経験のない人を対

象に原稿を募集した。

8月31日までに2

9作品が寄せられ、

昨日最終審査をして、

『愛だ!上山棚田団

-限界集落なんて言

わせない』(協創L

LP出版プロジェク

ト・原田明代表=兵

庫県伊丹市)に決定

した。

この作品は、放棄

されていた岡山県美

作市英田上山地区の

8300枚の棚田再

生に取り組んだ大阪

の起業家集団「協創

LLP」の3年間に

わたる活動の記録。

限界集落と呼ばれ

る中山間地、ながく

放棄された棚田、そ

の再生に取り組む都

会(大阪)の起業家

集団。

LLP(有限責任

事業組合)というま

だあまり聞かない組

織。ツイッターやブ

ログ、ユーチューブ、

ipad…など、最

先端のテクノロジー

を駆使して情報を共

有し、一方で水路を

掃除し、草を刈り、

野を焼き、木を切る

作業でリアルな汗を

流す…。

これまでの地域再

生、まちづくり、田

舎暮らし、定年帰農

からこういう方法に

シフトしていくのか

もしれない…そんな

予感をさせてくれる。

登場する人物群像

もユニークで、「楽

しい事は正しい事」

という集団の理念で

はないが、原稿その

ものから楽しさがあ

ふれている。書籍化

にあたって、少し手

を加えたり、整理が

必要となるが、テー

マ、オリジナリティ、

インパクト、広がり

…いろんな角度から

みて小社の15周年

にふさわしい作品だ

と思う。

最優秀作品は、小

社から出版する予定。

刊行などは改めて案

内します。

〜吉備人出版山川社

長のB

LOG

より引用〜

ということで昨年

中旬に「あっちゃこっ

ちゃでいろんなこと

やってはるんやから

協創L

LP

として一冊の

本を出したらおもろ

いんとちゃ

う?」と一

人の男がつ

ぶやきまし

た。

そう原田明

ことニック

ネームがボ

ブ!彼

は元大

手広告会社

にて世の中

のメディア

といわれる

情報を操作していた

クリエーターです。

そんな彼が自分の

方向性を確信し早期

退職して協創L

LP

の仲

間として入ってきた

第一声でした。

「じゃぁボブやって

♪」

と僕は呟きました。

そうなんです協創L

LP

のルールはいうた

もんがやる!それだ

けです。いうたらや

らんとあかんのです。

そういう組織なんで

す(笑)

言うたら僕は上山の

棚田を再生するっちゅ

うたんでやってるん

です。

それだけです。

そんな事から端を

発したこのプロジェ

クトがひょんなこと

から岡山の出版社の

15周年記念イベント

に応募して最優秀作

品に選ばれて晴れて

出版されるという嘘

の様でほんとの話が

目前に迫ってきまし

た。皆

様には是非手に

とって私達の活動が

どういう思い出繰り

広げられているのか

を少しでもわかって

いただければという

思いだけです。

いちょう庵も出版

することにより恐ら

く全国から興味をもっ

てこの上山の地にやっ

てきてくださる思い

を持った方々がまず

訪れてくれる空間を!

ということで急ピッ

チで自分たちの手で

作りこんでいます。

作業途中ではあり

ますが気軽に八伏地

区にあるいちょう庵

へ遊びにいらしてく

ださい。

近い将来ここに世

界中からこの地を目

指してやってくる方

が増えるはずです。

その中から一人で

も多くの中山間地域

を一緒に守っていっ

てくれる同志が生ま

れることを心から望

んでいます。

この上山地区が活

気に溢れ♪笑顔で子

供達が走り回りおじ

いちゃんおばあちゃ

んが囲炉裏端で大笑

いしている光景を創っ

ていければこれほど

嬉しいことはありま

せん。

多少のご迷惑をお

かけすることもある

とは思いますがあく

まで原風景を守る!

ことを基本として最

先端のグリーンエネ

ルギーを導入しつつ

昔の生活のまま当た

り前に生きていける

空間づくりを徹底し

て取り組んでいきた

いと思います。

(@かっち)

協創LL

P

2007年7月設立

『楽しい事は正しい

事!』

〜”ありが

とう”を育む縁脈ビ

ジネスを創造する〜

を基本理念とし、参

画する皆さんが幸せ

な関係を構築し、ビ

ジネスに発展させる

空間を演出します。

「人と人との間のネッ

トワーク関係(縁脈)

を創出し、他業種・

多世代のコラボレー

ションから新たなる

価値を創出する(融

合イノベーション)」

をメインコンテンツ

に、様々(社会的・

研究的・経済的価値)

なスキルや人脈を持っ

た個々の力が集まり

変幻自在な群れにな

る事によって企業に

も対等に話しあえる

社会環境を創出しま

す。

そして、参画する会

員全てが主役であり

且つ対等で、お互い

様の精神に則って協

力しあい新たなるビ

ジネスシーンを創造

する場を提供いたし

ます。

【原田基風】

住民代理店B

OB

(Bre

akOccupiedBarier

)

代表。自転車で俳諧

するおっさん。ミッ

ションは誰かさんを

輝かすこと。

「BLOG

半農半X

@大阪友の会

新・基風’s

無櫓句

協創LLP

英田上山棚田団

出版プロジェクト!

悠悠閑閑(ゆう

ゆうかんかん)

とは、ゆったり

としたさま。急

がぬさまの事。

(三省堂辞書)、

気が長くのんび

りとしている様

子。静かに落ち

着いている様子

のこと。この激

動の時代にも目

先の利益にとら

われず、着実に

真摯に仕事に打

ち込む協力隊の

活動もこうあり

たいと思って題

に選びました。

来年度の協力隊

募集と活動の展

望についても非

常に面白い展開

となっていきそ

うだという感触

を得られていま

す。隊長を始め

とした関係者の

たゆまぬ努力の

賜物ですので、

これからも感謝

しつつ頑張って

いきたいところ

です。(@ゆう)

悠々閑々