いざという時のために 知って安心 成年後見制度 成年後見登記制度 · 2 ①...

12
自分が 将来認知症に なる場合に備えて, 娘に自分の生活や 療養看護やアパート経営を 任せるように 決めておきたい。 知的障害を持つ わが子のために, 私たちが亡くなった後も 子どもの生活や 財産管理を 任せたい。 認知症の おばさんを 悪徳訪問販売員から 守りたい。 いざという時のために 知って安心 成年後見制度 成年後見登記制度 せい ねん こう けん せい せい ねん こう けん とう せい とき あん しん にん ぶん あい むすめ りょう よう かん まか けい えい ぶん せい かつ そな しょう らい あく とく ほう まも もん はん ばい いん しょう にん しょう てき さん ざい まか かん せい かつ わたし あと しょう がい

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i

自分が将来認知症に

なる場合に備えて,娘に自分の生活や

療養看護やアパート経営を任せるように

決めておきたい。

知的障害を持つわが子のために,

私たちが亡くなった後も子どもの生活や財産管理を任せたい。

認知症のおばさんを

悪徳訪問販売員から守りたい。

いざという時のために 知って安心

成年後見制度成年後見登記制度

せい ねん こう けん せい ど

せい ねん こう けん とう き せい ど

とき あん しんし

にん

じ ぶん

ば あい

むすめ

りょうよう かん ご

まか

けい えい

じ ぶん せい かつ

そな

しょう らいあく とく ほう

まも

もん はん ばい いん

ち しょう

にん ち しょう

ち てき

さんざい

まか

りかん

こ せい かつ

わたし あと

しょう がい も

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1

自じ

分ぶん

のためにみんなの安

あん

心しん 成

せい

年ねん

後こう

見けん

制せい

度ど

成せい

年ねん

後こう

見けん

制せい

度ど

ってどんな制せい

度ど

ですか?

成せい

年ねん

後こう

見けん

制せい

度ど

には どのようなものがあるのですか?

 認にん

知ち

症しょう

,知ち

的てき

障しょう

害がい

,精せい

神しん

障しょう

害がい

などの理り

由ゆう

で判はん

断だん

能のう

力りょく

の不ふ

十じゅう

分ぶん

な方かた

々がた

は,不ふ

動どう

産さん

や預よ

貯ちょ

金きん

などの財ざい

産さん

を管かん

理り

したり,身み

のまわりの世せ

話わ

のために介かい

護ご

などのサービスや施し

設せつ

への入にゅう

所しょ

に関かん

する契けい

約やく

を結むす

んだり,遺い

産さん

分ぶん

割かつ

の協きょう

議ぎ

をしたりする必

ひつ

要よう

があっても,自じ

分ぶん

でこれらのことをするのが難

むずか

しい場ば

合あい

があります。また,自じ

分ぶん

に不ふ

利り

益えき

な契けい

約やく

であってもよく判はん

断だん

ができずに契

けい

約やく

を結むす

んでしまい,悪あく

徳とく

商しょう

法ほう

の被ひ

害がい

にあうおそれもあります。このような判はん

断だん

能のう

力りょく

の不ふ

十じゅう

分ぶん

な方かた

々がた

を保ほ

護ご

し,支し

援えん

するのが成せい

年ねん

後こう

見けん

制せい

度ど

です。

 成せい

年ねん

後こう

見けん

制せい

度ど

は,大おお

きく分わ

けると,法ほう

定てい

後こう

見けん

制せい

度ど

と任にん

意い

後こう

見けん

制せい

度ど

の 2つがあります。 また,法

ほう

定てい

後こう

見けん

制せい

度ど

は,「後こう

見けん

」「保ほ

佐さ

」「補ほ

助じょ

」の 3つに分わ

かれており,判はん

断だん

能のう

力りょく

の程てい

度ど

など本ほん

人にん

の事じ

情じょう

に応おう

じた制せい

度ど

を利り

用よう

できるようになっています。 法

ほう

定てい

後こう

見けん

制せい

度ど

においては,家か

庭てい

裁さい

判ばん

所しょ

によって選えら

ばれた成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

等とう

(成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

・保ほ

佐さ

人にん

・補ほ

助じょ

人にん

)が,本ほん

人にん

の利り

益えき

を考かんが

えながら,本ほん

人にん

を代だい

理り

して契けい

約やく

などの法ほう

律りつ

行こう

為い

をしたり,本ほん

人にん

が自じ

分ぶん

で法ほう

律りつ

行こう

為い

をするときに同どう

意い

を与あた

えたり,本ほん

人にん

が同どう

意い

を得え

ないでした不ふ

利り

益えき

な法ほう

律りつ

行こう

為い

を後あと

から取と

り消け

したりすることによって,本ほん

人にん

を保ほ

護ご

・支し

援えん

します。

×

契約をする時

判断能力の不十分な方々はんだんのうりょく

あく とく しょうほう ふ  り えき けい やく

ふじゅうぶん かたがた

悪徳商法などの不利益な契約

協議をする時財産の

ざい さん

きょう ぎけい やく

ときとき

かん り

管理

保護 支援とほ ご し えん

任にん

意い

後こう

見けん

制せい

度ど法

ほう

定てい

後こう

見けん

制せい

度ど

1

2

成せい

年ねん

後こう

見けん

制せい

度ど

後こう

見けん

保ほ

佐さ

補ほ

助じょ

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2

①本ほん

人にん

の状じょう

況きょう

:統とう

合ごう

失しっ

調ちょう

症しょう

②申もうし

立たて

人にん

:叔お

母ば

③成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

:司し

法ほう

書しょ

士し

④成せい

年ねん

後こう

見けん

監かん

督とく

人にん

:公こう

益えき

社しゃ

団だん

法ほう

人じん

成せい

年ねん

後こう

見けん

センター・リーガルサポート ⑤概

がい

要よう

 本ほん

人にん

は 20 年ねん

前まえ

に統とう

合ごう

失しっ

調ちょう

症しょう

を発はっ

症しょう

し,15 年ねん

前まえ

から入にゅう

院いん

していますが,徐じょ

々じょ

に知ち

的てき

能のう

力りょく

が低てい

下か

しています。また,障

しょう

害がい

認にん

定てい

1 級きゅう

を受う

け障しょう

害がい

年ねん

金きん

から医い

療りょう

費ひ

を支し

出しゅつ

しています。本ほん

人にん

の家か

族ぞく

構こう

成せい

は母はは

一ひと

人り

子こ

一ひと

人り

でしたが,母はは

が半はん

年とし

前まえ

に死し

亡ぼう

したため,親しん

族ぞく

は母はは

方かた

の叔お

母ば

がいるのみです。亡ぼう

母ぼ

が残のこ

した自じ

宅たく

やアパートを相

そう

続ぞく

し,その管かん

理り

を行おこな

う必ひつ

要よう

があるため,母はは

方かた

の叔お

母ば

は後こう

見けん

開かい

始し

の審しん

判ぱん

の申もうし

立た

てをしました。 家

庭てい

裁さい

判ばん

所しょ

の審しん

理り

を経へ

て,本ほん

人にん

について後こう

見けん

が開かい

始し

されました。そして,母はは

方かた

の叔お

母ば

は,遠えん

方ぽう

に居きょ

住じゅう

していることから成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

になることは困こん

難なん

であり,主しゅ

たる後こう

見けん

事じ

務む

は,不ふ

動どう

産さん

の登とう

記き

手て

続つづき

とその管かん

理り

であることから,司し

法ほう

書しょ

士し

が成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

に選せんにん

任され,併あわ

せて公こう

益えき

社しゃ

団だん

法ほう

人じん

成せい

年ねん

後こう

見けん

センター・リーガルサポートが成

せい

年ねん

後こう

見けん

監かん

督とく

人にん

に選せん

任にん

されました。

法ほう

定てい

後こう

見けん

制せい

度ど

の概がい

要よう

後こう

 見けん

保ほ

 佐さ

補ほ

 助じょ

対たい

象しょう

となる方かた 判

はん

断だん

能のう

力りょく

が欠か

けているのが通

つう

常じょう

の状じょう

態たい

の方かた

判はん

断だん

能のう

力りょく

が著いちじる

しく不ふ

十じゅう

分ぶん

な方かた 判

はん

断だん

能のう

力りょく

が不ふ

十じゅう

分ぶん

な方かた

申もうし

立た

てをすることができる方

かた 本ほん人にん,配

はい偶ぐう者しや,四

よん親しん等とう内ないの親

しん族ぞく,検

けん察さつ官かん,市

し町ちょう村そん長ちょうなど(注

ちゅう1)

成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

等とう

(成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

・保ほ

佐さ

人にん

・補ほ

助じょ

人にん

)の同どう

意い

が必ひつ

要よう

な行こう

為い

(注ちゅう

2)民みん

法ぽう

13 条じょう

1 項こう

所しょ

定てい

の行こう

為い

(注ちゅう

3)(注ちゅう

4)(注ちゅう

5)

申もうし

立た

ての範はん

囲い

内ない

で家か

庭てい

裁さい

判ばん

所しょ

が審しん

判ぱん

で定さだ

める「特とく

定てい

の法ほう

律りつ

行こう

為い

」(民みん

法ぽう

13条じょう

1 項こう

所しょ

定てい

の行こう

為い

の一いち

部ぶ

)(注

ちゅう

1)(注ちゅう

3)(注ちゅう

5)

取とり

消け

しが可か

能のう

な行こう

為い 日

にち

常じょう

生せい

活かつ

に関かん

する行こう

為い

以い

外がい

の行こう

為い

(注ちゅう

2)同どう

上じょう

(注ちゅう

3)(注ちゅう

4)(注ちゅう

5)同どう

上じょう

(注ちゅう

3)(注ちゅう

5)

成せい ねん こう けん にん

年後見人等とう

に与あた

えられる代

だい り けん

理権の範はん

囲い

財ざい

産さん

に関かん

するすべての法ほう

律りつ

行こう

為い

申もうし

立た

ての範はん

囲い

内ない

で家か

庭てい

裁さい

判ばん

所しょ

が審しんぱん

判で定さだ

める「特とく

定てい

の法ほう

律りつ

行こう

為い

」(注ちゅう

1)

同どう

左さ

(注ちゅう

1)

(注ちゅう

1) �本ほん

人にん

以い

外がい

の者もの

の申もうし

立た

てにより,保ほ

佐さ

人にん

に代だい

理り

権けん

を与あた

える審しんぱん

判をする場ば

合あい

,本ほん

人にん

の同どう

意い

が必ひつ

要よう

になります。補ほ

助じょ

開かい

始し

の審しんぱん

判や補ほ�じょ�にん

助人に同どう�い�けん

意権・代だい�り�けん

理権を与あた

える審しん

判ぱん

をする場ば

合あい

も同おな

じです。(注

ちゅう

2) �成せい

年ねん

被ひ

後こう

見けん

人にん

が契けい

約やく

等とう

の法ほう

律りつ

行こう

為い

(日にち

常じょう

生せい

活かつ

に関かん

する行こう

為い

を除のぞ

きます。)をした場ば

合あい

には,仮かり

に成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

の同どう

意い

があったとしても,後あと

で取と

り消け

すことができます。(注

ちゅう

3) �民みん

法ぽう

13 条じょう

1 項こう

では,借しゃっ

金きん

,訴そ

訟しょう

行こう

為い

,相そう

続ぞく

の承しょう

認にん

・放ほう

棄き

,新しん

築ちく

・改かい

築ちく

・増ぞう

築ちく

などの行こう

為い

が挙あ

げられています。(注

ちゅう

4) �家か

庭てい

裁さい

判ばん

所しょ

の審しんぱん

判により,民みん

法ぽう

13条じょう

1項こう

所しょてい

定の行こう

為い

以い

外がい

についても,同どう�い�けん

意権・取とりけしけん

消権の範はん

囲い

とすることができます。(注

ちゅう

5) 日にち

用よう

品ひん

の購こうにゅう

入など日にち

常じょう

生せい

活かつ

に関かん

する行こう

為い

は除のぞ

かれます。

法ほう

定てい

後こう

見けん

制せい

度ど

の事じ

例れい

後こう

見けん

開かい

始し

事じ

例れい

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3

①本ほん

人にん

の状じょう

況きょう

:中ちゅう

程てい

度ど

の認にん

知ち

症しょう

の症しょう

状じょう

②申もうし

立たて

人にん

:長ちょう

男なん

③保ほ

佐さ

人にん

:申もうし

立たて

人にん

④概がい

要よう

 本

ほん

人にん

は 1 年ねん

前まえ

に夫おっと

を亡な

くしてから一ひと

人り

暮ぐ

らしをしていました。以い

前ぜん

から物もの

忘わす

れが見み

られましたが,最さい

近きん

症しょう

状じょう

が進すす

み,買かい

物もの

の際さい

に 1万まん

円えん

札さつ

を出だ

したか 5千せん

円えん

札さつ

を出だ

したか,わからなくなることが多おお

くなり,日にち

常じょう

生せい

活かつ

に支し

障しょう

が出で

てきたため,長ちょう

男なん

家か

族ぞく

と同どう

居きょ

することになりました。隣りん

県けん

に住す

む長ちょう

男なん

は,本ほん

人にん

が住す

んでいた自じ

宅たく

が老ろう

朽きゅう

化か

しているため,この際さい

自じ

宅たく

の土と

地ち

,建たて

物もの

を売う

りたいと考かんが

えて,保ほ

佐さ

開かい

始し

の審しん

判ぱん

の申もうし

立た

てをし,併あわ

せて土と

地ち

,建たて

物もの

を売ばい

却きゃく

することについて代だい

理り

権けん

付ふ

与よ

の審しん

判ぱん

の申もうし

立た

てをしました。 家

庭てい

裁さい

判ばん

所しょ

の審しん

理り

を経へ

て,本ほん

人にん

について保ほ

佐さ

が開かい

始し

され,長ちょう

男なん

が保ほ

佐さ

人にん

に選せん

任にん

されました。長ちょう

男なん

は,家か

庭てい

裁さい

判ばん

所しょ

から居きょ

住じゅう

用よう

不ふ

動どう

産さん

の処しょ

分ぶん

についての許きょ

可か

の審しん

判ぱん

を受う

け,本ほん

人にん

の自じ

宅たく

を売ばい

却きゃく

する手て

続つづき

を進すす

めました。

①本ほん

人にん

の状じょう

況きょう

:軽けい

度ど

の認にん

知ち

症しょう

の症しょう

状じょう

②申もうし

立たて

人にん

:長ちょう

男なん

③補ほ

助じょ

人にん

:申もうし

立たて

人にん

④概がい

要よう

 本ほん

人にん

は,最さい

近きん

お米こめ

を研と

がずに炊た

いてしまうなど,家か

事じ

の失しっ

敗ぱい

がみられるようになり,また,貸かし

金きん

業ぎょう

者しゃ

からの借しゃっ

金きん

を繰く

り返かえ

すようになりました。困こま

った長ちょう

男なん

が家か

庭てい

裁さい

判ばん

所しょ

に申もうし

立た

てをし,併あわ

せて本ほん

人にん

が他た

人にん

からお金

かね

を借か

りたり,他た

人にん

の借しゃっ

金きん

の保ほ

証しょう

人にん

となることについて同どう

意い

権けん

付ふ

与よ

の審しん

判ぱん

の申もうし

立た

てをしました。 家

庭てい

裁さい

判ばん

所しょ

の審しん

理り

を経へ

て,本ほん

人にん

について補ほ

助じょ

が開かい

始し

され,長ちょう

男なん

が補ほ

助じょ

人にん

に選せん

任にん

されて同どう

意い

権けん

が与あた

えられました。その結

けっ

果か

,本ほん

人にん

が長ちょう

男なん

に断ことわ

りなく,貸かし

金きん

業ぎょう

者しゃ

から借しゃっ

金きん

をしたような場ば

合あい

には,長ちょう

男なん

がその契けい

約やく

を取と

り消け

すことができるようになりました。

保ほ

佐さ

開かい

始し

事じ

例れい

補ほ

助じょ

開かい

始し

事じ

例れい

成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

等とう

には, どのような人

ひと

が選えら

ばれるのでしょうか? 成

せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

等とう

は , 本ほん

人にん

のためにどのような保ほ

護ご

・支し

援えん

が必ひつ

要よう

かなどの事じ

情じょう

に応おう

じて,家か

庭てい

裁さい

判ばん

所しょ

が選せん

任にん

することになります。本ほん

人にん

の親しん

族ぞく

以い

外がい

にも,法ほう

律りつ

・福ふく

祉し

の専せん

門もん

家か

その他た

の第だい

三さん

者しゃ

や,福ふく

祉し

関かん

係けい

の公こう

益えき

法ほう

人じん

その他た

の法ほう

人じん

が選えら

ばれる場ば

合あい

があります。成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

等とう

を複ふく

数すう

選えら

ぶことも可か

能のう

です。また,成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

等とう

を監かん

督とく

する成せい

年ねん

後こう

見けん

監かん

督とく

人にん

などが選えら

ばれることもあります。 なお,後

こう

見けん

開かい

始し

等とう

の審しん

判ぱん

を申もう

し立た

てた人ひと

において特とく

定てい

の人ひと

が成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

等とう

に選えら

ばれることを希

望ぼう

していた場ば

合あい

であっても,家か

庭てい

裁さい

判ばん

所しょ

が希き

望ぼう

どおりの人ひと

を成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

等とう

に選せん

任にん

するとは限

かぎ

りません。希き

望ぼう

に沿そ

わない人ひと

が成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

等とう

に選せん

任にん

された場ば

合あい

であっても,そのことを理

由ゆう

に後こう

見けん

開かい

始し

等とう

の審しん

判ぱん

に対たい

して不ふ

服ふく

申もうし

立た

てをすることはできませんので,ご注ちゅう

意い

ください。

3

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4

成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

等とう

の役やく

割わり

は何なん

ですか?

成せい

年ねん

後こう

見けん

の申もうし

立た

てをする方かた

がいない場ば

合あい

は,どうすればよいのでしょうか?

成せい

年ねん

後こう

見けん

制せい

度ど

や保ほ

佐さ

制せい

度ど

を利り

用よう

した場ば

合あい

には,資し

格かく

などの制せい

限げん

はありますか?

任にん

意い

後こう

見けん

制せい

度ど

とは,どのような制せい

度ど

ですか?

 成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

等とう

は,本ほん

人にん

の生せい

活かつ

・医い

療りょう

・介かい

護ご

・福ふく

祉し

など,本ほん

人にん

の身み

のまわりの事こと

柄がら

にも目め

を配くば

りながら本ほん

人にん

を保ほ

護ご

・支し

援えん

します。具ぐ

体たい

的てき

には,本ほん

人にん

の不ふ

動どう

産さん

や預よ

貯ちょ

金きん

などの財ざい

産さん

を管かん

理り

したり,本ほん

人にん

の希き

望ぼう

や体からだ

の状じょう

態たい

,生せい

活かつ

の様よう

子す

等とう

を考こう

慮りょ

して,必ひつ

要よう

な福ふく

祉し

サービスや医い

療りょう

が受う

けられるよう,介かい

護ご

契けい

約やく

の締てい

結けつ

や医い

療りょう

費ひ

の支し

払はらい

などを行おこな

ったりします。もっとも,食しょく

事じ

の世せ

話わ

や実じっ

際さい

の介かい

護ご

などは,一いっ

般ぱん

に成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

等とう

の職しょく

務む

ではありません。 また,成

せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

等とう

はその事じ

務む

について家か

庭てい

裁さい

判ばん

所しょ

に報ほう

告こく

するなどして,家か

庭てい

裁さい

判ばん

所しょ

の監かん

督とく

を受う

けることになります。

 身み

寄よ

りがないなどの理り

由ゆう

で,申もうし

立た

てをする方かた

がいない認にん

知ち

症しょう

の高こう

齢れい

者しゃ

,知ち

的てき

障しょう

害がい

者しゃ

,精せい

神しん

障しょう

害がい

者しゃ

の方かた

の保ほ

護ご

・支し

援えん

を図はか

るため,市し

町ちょう

村そん

長ちょう

に法ほう

定てい

後こう

見けん

(後こう

見けん

・保ほ

佐さ

・補ほ

助じょ

)の開かい

始し

の審しん

判ぱん

の申もうし

立たて

権けん

が与あた

えられています。

 任にん

意い

後こう

見けん

制せい

度ど

は,本ほん

人にん

が十じゅう

分ぶん

な判はん

断だん

能のう

力りょく

があるうちに,将しょう

来らい

,判はん

断だん

能のう

力りょく

が不ふ

十じゅう

分ぶん

な状じょう

態たい

になった場

合あい

に備そな

えて,あらかじめ自みずか

らが選えら

んだ代だい

理り

人にん

(任にん

意い

後こう

見けん

人にん

)に,自じ

分ぶん

の生せい

活かつ

,療りょう

養よう

看かん

護ご

や財ざい

産さん

管かん

理り

に関かん

する事じ

務む

について代だい

理り

権けん

を与あた

える契けい

約やく

(任にん

意い

後こう

見けん

契けい

約やく

)を公こう

証しょう

人にん

の作さく

成せい

する公こう

正せい

証しょう

書しょ

で結むす

んでおくというものです。そうすることで,本ほん

人にん

の判はん

断だん

能のう

力りょく

が低てい

下か

した後のち

に,任にん

意い

後こう

見けん

人にん

が,任にん

意い

後こう

見けん

契けい

約やく

で決き

めた事じ

務む

について,家か

庭てい

裁さい

判ばん

所しょ

が選せん

任にん

する「任にん

意い

後こう

見けん

監かん

督とく

人にん

」の監かん

督とく

のもと本ほん

人にん

を代だい

理り

して契けい

約やく

などをすることによって,本ほん

人にん

の意い

思し

にしたがった適てき

切せつ

な保ほ

護ご

・支し

援えん

をすることが可か

能のう

になります。

4

5

6

7

 これまで,各かく

種しゅ

の法ほう

律りつ

において,成せい

年ねん

後こう

見けん

制せい

度ど

又また

は保ほ

佐さ

制せい

度ど

を利り

用よう

することにより,医い

師し

,税ぜい

理り

士し

等とう

の資し

格かく

や公こう

務む

員いん

等とう

の地ち

位い

を失うしな

うなど,本ほん

人にん

の権けん

利り

を制せい

限げん

する規き

定てい

が定さだ

められていましたが,令

れい

和わ

元がん

年ねん

に「成せい

年ねん

被ひ

後こう

見けん

人にん

等とう

の権けん

利り

の制せい

限げん

に係かか

る措そ

置ち

の適てき

正せい

化か

等とう

を図はか

るための関

かん

係けい

法ほう

律りつ

の整せい

備び

に関かん

する法ほう

律りつ

」が成せい

立りつ

し,上じょう

記き

権けん

利り

を制せい

限げん

する規き

定てい

は削さく

除じょ

されました(注

ちゅう

6)。今こん

後ご

は,各かく

資し

格かく

・職しょく

種しゅ

・営えい

業ぎょう

許きょ

可か

等とう

に必ひつ

要よう

な能のう

力りょく

の有う

無む

については,個こ

別べつ

に判はん

断だん

されることになります。(注

ちゅう

6)�もっとも,「会かい

社しゃ

法ほう

」及およ

び「一いっ

般ぱん

社しゃ

団だん

法ほう

人じん

及およ

び一いっ

般ぱん

財ざい

団だん

法ほう

人じん

に関かん

する法ほう

律りつ

」における法ほう

人じん

の役やく

員いん

(株かぶ

式しき

会がい

社しゃ

の取とり

締しまり

役やく

など)の資し

格かく

に関かん

する権けん

利り

制せい

限げん

は,改かい

正せい

の対たい

象しょう

となっていませんでしたが,その後ご

,「会かい

社しゃ

法ほう

の一いち

部ぶ

を改かい

正せい

する法ほう

律りつ

」等とう

が成せい

立りつ

し,成せい

年ねん

後こう

見けん

制せい

度ど

や保ほ

佐さ

制せい

度ど

を利り

用よう

した場ば

合あい

にも,一いっ

定てい

の要よう

件けん

を満み

たせば,これらの法ほう

人じん

の役やく

員いん

に就しゅう

任にん

することができることとされました(公こう

布ふ

の日ひ

(令れい

和わ

元がん

年ねん

12月がつ

11日にち

)から 1年ねん

6月つき

以い

内ない

に施し

行こう

)。

Page 6: いざという時のために 知って安心 成年後見制度 成年後見登記制度 · 2 ① 本 ほん 人 にん の状 じょう 況 きょう :統 とう 合 ごう 失

5

①本ほん

人にん

の状じょう

況きょう

:脳のう

梗こう

塞そく

による認にん

知ち

症しょう

の症しょう

状じょう

②任にん

意い

後こう

見けん

人にん

:長ちょう

女じょ

③任にん

意い

後こう

見けん

監かん

督とく

人にん

:弁べん

護ご

士し

④概がい

要よう

 本ほん

人にん

は,長なが

年ねん

にわたって自じ

己こ

の所しょ

有ゆう

するアパートの管かん

理り

をしていましたが,判はん

断だん

能のう

力りょく

が低てい

下か

した場ば

合あい

に備そな

えて,長ちょう

女じょ

との間あいだ

で任にん

意い

後こう

見けん

契けい

約やく

を結むす

びました。その数すう

か月げつ

後ご

,本ほん

人にん

は脳のう

梗こう

塞そく

で倒たお

れ,左ひだり

半はん

身しん

が麻ま

痺ひ

するとともに,認にん

知ち

症しょう

の症しょう

状じょう

が現あらわ

れアパートを所しょ

有ゆう

していることさえ忘わす

れてしまったため,任にん

意い

後こう

見けん

契けい

約やく

の相あい

手て

方かた

である長ちょう

女じょ

が任にん

意い

後こう

見けん

監かん

督とく

人にん

選せん

任にん

の審しん

判ぱん

の申もうし

立た

てをしました。 家

庭てい

裁さい

判ばん

所しょ

の審しん

理り

を経へ

て,弁べん

護ご

士し

が任にん

意い

後こう

見けん

監かん

督とく

人にん

に選せん

任にん

されました。その結けっ

果か

,長ちょう

女じょ

が任にん

意い

後こう

見けん

人にん

として,アパート管かん

理り

を含ふく

む本ほん

人にん

の財ざい

産さん

管かん

理り

,身しん

上じょう

監かん

護ご

に関かん

する事じ

務む

を行おこな

い,これらの事じ

務む

が適てき

正せい

に行おこな

われているかどうかを任にん

意い

後こう

見けん

監かん

督とく

人にん

が定てい

期き

的てき

に監かん

督とく

するようになりました。

任にん

意い

後こう

見けん

監かん

督とく

人にん

選せん

任にん

事じ

例れい

法ほう

定てい

後こう

見けん

制せい

度ど

を利り

用よう

したいのですが,法ほう

定てい

後こう

見けん

開かい

始し

の審しん

判ぱん

の申もうし

立た

てに必ひつ

要よう

な費ひ

用よう

はどのくらいかかるのでしょうか?8後こう

 見けん

保ほ

 佐さ

補ほ

 助じょ

申もうし

立たて

手て

数すう

料りょう

(収しゅう

入にゅう

印いん

紙し

) 800 円えん

800 円えん

(注ちゅう7) 800 円

えん

(注ちゅう8)

登とう

記き

手て

数すう

料りょう

(収しゅう

入にゅう

印いん

紙し

)※ 2,600 円えん

2,600 円えん

2,600 円えん

その他た

(注ちゅう9)(注

ちゅう10) 連

れん

絡らく

用よう

の郵ゆう

便びん

切きっ

手て

(注ちゅう11),鑑

かん

定てい

料りょう

(注ちゅう12)

※当とう

分ぶん

の間あいだ

,登とう

記き

印いん

紙し

も使し

用よう

することができます。(注

ちゅう

7)� �保ほ

佐さ

人にん

に代だい

理り

権けん

を付ふ

与よ

する審しん

判ぱん

又また

は保ほ

佐さ

人にん

の同どう

意い

を得え

ることを要よう

する行こう

為い

を追つい

加か

する審しん

判ぱん

の申もうし

立た

てをするには,申

もうし

立た

てごとに別べっ

途と

,収しゅう

入にゅう

印いん

紙し

800 円えん

が必ひつ

要よう

になります。(注

ちゅう

8)� �補ほ

助じょ

開かい

始し

の審しん

判ぱん

をするには,補ほ

助じょ

人にん

に同どう

意い

権けん

又また

は代だい

理り

権けん

を付ふ

与よ

する審しん

判ぱん

を同どう

時じ

にしなければなりませんが,これらの申

もうし

立た

てそれぞれにつき収しゅう

入にゅう

印いん

紙し

800 円えん

が必ひつ

要よう

になります。(注

ちゅう

9) �申もうし

立た

てをするには,戸こ

籍せき

謄とう

本ほん

,登とう

記き

事じ

項こう

証しょう

明めい

書しょ

,診しん

断だん

書しょ

などの書しょ

類るい

が必ひつ

要よう

です。これらを入にゅう

手しゅ

するための費

用よう

も別べっ

途と

かかります(申もうし

立た

てに必ひつ

要よう

な書しょ

類るい

については,申もうし

立た

てをされる家か

庭てい

裁さい

判ばん

所しょ

にご確かく

認にん

ください。)。

(注ちゅう

10)�資し

力りょく

が乏とぼ

しい方かた

については,日に

本ほん

司し

法ほう

支し

援えん

センター(愛あい

称しょう

「法ほう

テラス」)が行おこな

う民みん

事じ

法ほう

律りつ

扶ふ

助じょ

による援えん

助じょ

(申もうし

立たて

代だい

理り

人にん

費ひ

用よう

の立たて

替か

えなど)を受う

けることができる場ば

合あい

があります。詳くわ

しくは法ほう

テラスの相そう

談だん

窓まど

口ぐち

(コールセンター 0570-078374)へお電でん

話わ

ください。    �また,法

ほう

定てい

後こう

見けん

制せい

度ど

を利り

用よう

する際さい

に必ひつ

要よう

な経けい

費ひ

を助じょ

成せい

している市し

町ちょう

村そん

もあります。詳くわ

しくは各かく

市し

町ちょう

村そん

の窓まど

口ぐち

へお問と

い合あ

わせください。(注

ちゅう

11)申もうし

立た

てをされる家か

庭てい

裁さい

判ばん

所しょ

にご確かく

認にん

ください。(注

ちゅう

12)�後こう

見けん

と保ほ

佐さ

では,必ひつ

要よう

なときには,本ほん

人にん

の判はん

断だん

能のう

力りょく

の程てい

度ど

を医い

学がく

的てき

に十じゅう

分ぶん

確かく

認にん

するために,医い

師し

による鑑

かん

定てい

を行おこな

いますので,鑑かん

定てい

料りょう

が必ひつ

要よう

になります。鑑かん

定てい

料りょう

は個こ

々こ

の事じ

案あん

によって異こと

なりますが,ほとんどの場

合あい

,10 万まん

円えん

以い

下か

となっています。

 法ほう

定てい

後こう

見けん

制せい

度ど

の利り

用よう

開かい

始し

後ご

に,成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

等とう

から請せい

求きゅう

があった場ば

合あい

には,家か

庭てい

裁さい

判ばん

所しょ

の判はん

断だん

により,報ほう

酬しゅう

の支し

払はらい

が必ひつ

要よう

となります。

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6

法ほう

定てい

後こう

見けん

制せい

度ど

を利り

用よう

したいのですが,申もうし

立た

てから開かい

始し

までどれくらいの期き

間かん

がかかるのでしょうか?10

任にん

意い

後こう

見けん

契けい

約やく

公こう

正せい

証しょう

書しょ

を作さく

成せい

するために 必ひつ

要よう

な費ひ

用よう

はどのくらいかかるのでしょうか?

法ほう

定てい

後こう

見けん

が開かい

始し

した後あと

で,制せい

度ど

の利り

用よう

をやめることはできますか?

9

11

公こう

正せい

証しょう

書しょ

作さく

成せい

の基き

本ほん

手て

数すう

料りょう

11,000 円えん

登とう

記き

嘱しょく

託たく

手て

数すう

料りょう

1,400 円えん

法ほう

務む

局きょく

に納のう

付ふ

する印いん

紙し

代だい

2,600 円えん

その他た

本ほん人にんらに交

こう付ふする正

せい本ほん等とうの証

しょう書しょ代だい,登

とう記き嘱しょく託たく書しょ郵ゆう送そう用ようの切

きっ手て代だいなど

 上じょう

記き

費ひ

用よう

とは別べつ

に,任にん

意い

後こう

見けん

監かん

督とく

人にん

選せん

任にん

の申もうし

立た

て費ひ

用よう

が必ひつ

要よう

となります。 契

けい

約やく

の内ない

容よう

によっては , 任にん

意い

後こう

見けん

人にん

に対たい

する報ほう

酬しゅう

の支し

払はらい

が必ひつ

要よう

となります。 また,任

にん

意い

後こう

見けん

契けい

約やく

の発はっ

効こう

後ご

,任にん

意い

後こう

見けん

監かん

督とく

人にん

から請せい

求きゅう

があった場ば

合あい

には,家か

庭てい

裁さい

判ばん

所しょ

の判はん

断だん

により,報ほう

酬しゅう

の支し

払はらい

が必ひつ

要よう

となります。

 審しん

理り

期き

間かん

については,個こ

々こ

の事じ

案あん

により異こと

なり,一いち

概がい

には言い

えませんが,多おお

くの場ば

合あい

,申もうし

立た

てから法ほう

定てい

後こう

見けん

の開かい

始し

までの期き

間かん

は,4か月げつ

以い

内ない

となっています。鑑

かん

定てい

手て

続つづき

や成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

等とう

の候こう

補ほ

者しゃ

の適てき

格かく

性せい

の調ちょう

査さ

,本ほん

人にん

の陳ちん

述じゅつ

聴ちょう

取しゅ

などのために,一いっ

定てい

の審しん

理り

期き

間かん

を要よう

することになります。

 成せい

年ねん

後こう

見けん

制せい

度ど

は判はん

断だん

能のう

力りょく

が不ふ

十じゅう

分ぶん

な本ほん

人にん

の権けん

利り

を保ほ

護ご

するための制せい

度ど

ですので,本ほん

人にん

の判はん

断だん

能のう

力りょく

が回かい

復ふく

したと認みと

められる場ば

合あい

でない限かぎ

り,制せい

度ど

の利り

用よう

を途と

中ちゅう

でやめることはできません。

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7

成せい

年ねん

後こう

見けん

登とう

記き

制せい

度ど

とはどんな制

せい

度ど

ですか? 成

せい

年ねん

後こう

見けん

登とう

記き

制せい

度ど

は,成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

等とう

の権けん

限げん

や任にん

意い

後こう

見けん

契けい

約やく

の内ない

容よう

などを登とう

記き

官かん

がコンピュータ・システムを用

もち

いて登とう

記き

し,また,登とう

記き

官かん

が登とう

記き

事じ

項こう

を証しょう

明めい

した登とう

記き

事じ

項こう

証しょう

明めい

書しょ

(登とう

記き

事じ

項こう

の証しょう

明めい

書しょ

・登とう

記き

されていないことの証しょう

明めい

書しょ

)を交こう

付ふ

することによって登とう

記き

情じょう

報ほう

を開かい

示じ

する制せい

度ど

です。

12

成せい

年ねん

後こう

見けん

登とう

記き

制せい

度ど

のイメージ

自じ

分ぶん

のためにみんなの安

あん

心しん 成

せい

年ねん

後こう

見けん

登とう

記き

制せい

度ど

登記官

証明書交付

証明書交付

,

こうけん とう きいにん

こうけん とう きていほう

しょうめいしょこう ふ

しょうめいしょこう ふ

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8

登とう

記き

はどのようにされるのですか?

どのようなときに,登とう

記き

事じ

項こう

の証しょう

明めい

書しょ

・登とう

記き

されていないことの証

しょう

明めい

書しょ

を利り

用よう

することができますか?

 東とう

京きょう

法ほう

務む

局きょく

の後こう

見けん

登とう

録ろく

課か

で,全ぜん

国こく

の成せい

年ねん

後こう

見けん

登とう

記き

事じ

務む

を行おこな

っています。 後

こう

見けん

開かい

始し

の審しん

判ぱん

がされたときや,任にん

意い

後こう

見けん

契けい

約やく

の公こう

正せい

証しょう

書しょ

が作さく

成せい

されたときなどに,家か

庭てい

裁さい

判ばん

所しょ

又また

は公こう

証しょう

人にん

からの嘱しょく

託たく

によって登とう

記き

されます。また,登

とう

記き

されている本ほん

人にん

・成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

など(注ちゅう

13)は,登

とう

記き

後ご

の住じゅう

所しょ

変へん

更こう

などにより登とう

記き

内ない

容よう

に変へん

更こう

が生しょう

じたときは「変へん

更こう

の登とう

記き

」を,本ほん

人にん

の死し

亡ぼう

などにより法

ほう

定てい

後こう

見けん

又また

は任にん

意い

後こう

見けん

が終しゅう

了りょう

したときは「終

しゅう

了りょう

の登とう

記き

」を,申しん

請せい

する必ひつ

要よう

があります。この「変

へん

更こう

の登とう

記き

」,「終しゅう

了りょう

の登とう

記き

」の申しん

請せい

は,本ほん

人にん

の親しん

族ぞく

などの利り

害がい

関かん

係けい

人にん

も行おこな

うことができます。 登

とう

記き

の申しん

請せい

は,書かき

留とめ

郵ゆう

便びん

で行おこな

うことができます。

 たとえば,成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

が,本ほん

人にん

に代か

わって財ざい

産さん

の売ばい

買ばい

・介かい

護ご

サービス提てい

供きょう

契けい

約やく

などを締てい

結けつ

するときに,取とり

引ひき

相あい

手て

に対たい

し登とう

記き

事じ

項こう

の証しょう

明めい

書しょ

を提てい

示じ

することによって,その権

けん

限げん

などを確かく

認にん

してもらうという利り

用よう

方ほう

法ほう

が考かんが

えられます。また,成せい

年ねん

後こう

見けん

(法ほう

定てい

後こう

見けん

・任にん

意い

後こう

見けん

)を受う

けていない方かた

は,自じ

己こ

が登とう

記き

されていないことの証

しょう

明めい

書しょ

の交こう

付ふ

を受う

けることができます。

13

14

,,

,3

とう きょう ほう む きょく

とう

とうしゅう へん こうりょう き とう き

ざい さん ばい ばい

てい きょう けい やく

かい ご

けん げん

かく にん

Page 10: いざという時のために 知って安心 成年後見制度 成年後見登記制度 · 2 ① 本 ほん 人 にん の状 じょう 況 きょう :統 とう 合 ごう 失

9

どのように登とう

記き

事じ

項こう

の証しょう

明めい

書しょ

・登とう

記き

されていないことの証

しょう

明めい

書しょ

の交こう

付ふ

請せい

求きゅう

をするのですか? 証

しょう

明めい

書しょ

の交こう

付ふ

請せい

求きゅう

をする場ば

合あい

には,請せい

求きゅう

者しゃ

の住じゅう

所しょ

,氏し

名めい

,生せい

年ねん

月がっ

日ぴ

及およ

び資し

格かく

(本ほん

人にん

との関かん

係けい

)などを記

載さい

した申しん

請せい

書しょ

に,所しょ

定てい

の額がく

(注ちゅう

14)の収しゅう

入にゅう

印いん

紙し

(手て

数すう

料りょう

)を貼は

り,必ひつ

要よう

な添てん

付ぷ

書しょ

面めん

(注ちゅう

15)を添そ

えて請せい

求きゅう

(注ちゅう

16)してください。請せい

求きゅう

は,返へん

信しん

用よう

封ふう

筒とう

(あて名な

を書か

いて,切きっ

手て

を貼は

ったもの)を同どう

封ふう

して郵ゆう

送そう

で行おこな

うこともできます。なお,証しょう

明めい

書しょ

を交こう

付ふ

する際さい

には,免めん

許きょ

証しょう

・保ほ

険けん

証しょう

など本ほん

人にん

確かく

認にん

のための資

料りょう

の提てい

示じ

・提てい

供きょう

をお願ねが

いしております。郵ゆう

送そう

で請せい

求きゅう

される場ば

合あい

には,コピーしたものを同どう

封ふう

いただきますようご協

きょう

力りょく

願ねが

います。 窓

まど

口ぐち

での証しょう

明めい

書しょ

の交こう

付ふ

は,東とう

京きょう

法ほう

務む

局きょく

民みん

事じ

行ぎょう

政せい

部ぶ

後こう

見けん

登とう

録ろく

課か

及およ

び東とう

京きょう

法ほう

務む

局きょく

以い

外がい

の各かく

法ほう

務む

局きょく

・地ち

方ほう

法ほう

務む

局きょく

戸こ

籍せき

課か

で行おこな

っています。

15

(注ちゅう

14)  �登とう

記き

事じ

項こう

の証しょう

明めい

書しょ

� 1通つう

につき 550円えん

    ��登とう

記き

されていないことの証しょう

明めい

書しょ

� 1通つう

につき 300円えん

(注ちゅう

15) �本ほん

人にん

の配はい

偶ぐう

者しゃ

又また

は四よん

親しん

等とう

内ない

の親しん

族ぞく

が証しょう

明めい

書しょ

の交こう

付ふ

請せい

求きゅう

をする場ば

合あい

には,親しん

族ぞく

関かん

係けい

を証しょう

する書しょ

面めん

として戸

籍せき

謄とう

抄しょう

本ほん

や住じゅう

民みん

票ひょう

等とう

を添てん

付ぷ

する必ひつ

要よう

があります。

     �また,本ほん

人にん

から委い

任にん

を受う

けた代だい

理り

人にん

が,本ほん

人にん

に代か

わって証しょう

明めい

書しょ

の請せい

求きゅう

をすることもできますが,その場

合あい

には,委い

任にん

状じょう

を添てん

付ぷ

することが必ひつ

要よう

となります。

(注ちゅう

16) �登とう

記き

事じ

項こう

の証しょう

明めい

書しょ

について,特とく

別べつ

の請せい

求きゅう

がない限かぎ

り,住じゅう

所しょ

等とう

の変へん

更こう

前まえ

の登とう

記き

事じ

項こう

は記き

載さい

されません。

証しょう

明めい

書しょ

の申しん

請せい

書しょ

用よう

紙し

は,最も

寄よ

りの法ほう

務む

局きょく

・地ち

方ほう

法ほう

務む

局きょく

(最さい

終しゅう

ページの電でん

話わ

番ばん

号ごう

一いち

覧らん

を参さん

照しょう

してください。)又また

は法ほう

務む

省しょう

のホームページ(http://www.moj.go.jp/)の成せい

年ねん

後こう

見けん

制せい

度ど

のページからお取と

り寄よ

せください。

まど

こう ふ せい きゅう

ぐち ゆう そう

東とう京きょう法ほう務む局きょく民みん事じ行ぎょう政せい部ぶ後こう見けん登とう録ろく課か

(東とう京きょう法ほう務む局きょく以い

外がい

の)法ほう務む局きょく・地ち方ほう法ほう務む局きょく戸こ籍せき課か

〒 102 - 8226東とう京きょう都と千ち代よ田だ区く九く段だん南みなみ1- 1-15

九く段だん第だい2合ごう同どう庁ちょう舎しゃ

東とう京きょう法ほう務む局きょく民みん事じ行ぎょう政せい部ぶ後こう見けん登とう録ろく課か

TEL.03 - 5213 - 1234(代だい表ひょう)

   03- 5213 - 1360(ダイヤルイン)

請せい

求きゅう

先さき

窓まど

口ぐち

郵ゆう

送そう

での請せい

求きゅう

先さき

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10

オンラインによる登とう

記き

の申しん

請せい

や証しょう

明めい

書しょ

の交こう

付ふ

請せい

求きゅう

をすることはできますか?

誰だれ

が登とう

記き

事じ

項こう

の証しょう

明めい

書しょ

・登とう

記き

されていないことの証

しょう

明めい

書しょ

の交こう

付ふ

を請せい

求きゅう

できますか?

オンラインで証しょう

明めい

書しょ

を請せい

求きゅう

するときの手て

数すう

料りょう

はどのようになりますか?

 変へん

更こう

及およ

び終しゅう

了りょう

の登とう

記き

の申しん

請せい

や登とう

記き

事じ

項こう

の証しょう

明めい

書しょ

及およ

び登とう

記き

されていないことの証しょう

明めい

書しょ

の交こう

付ふ

請せい

求きゅう

は,自じ

宅たく

やオフィスからインターネットにより登とう

記き

・供きょう

託たく

オンライン申しん

請せい

システムを利り

用よう

して行おこな

うこともできます(注

ちゅう

17),(注ちゅう

18)。(注

ちゅう

17) �オンライン申しん

請せい

を行おこな

うには,認にん

証しょう

機き

関かん

から発はっ

行こう

される電でん

子し

証しょう

明めい

書しょ

を取しゅ

得とく

する必ひつ

要よう

があり,利り

用よう

できる認にん

証しょう

機き

関かん

は法ほう

務む

省しょう

ホームページに掲けい

載さい

されています。(注

ちゅう

18) �手て

数すう

料りょう

の額がく

,手て

数すう

料りょう

の納のう

付ふ

方ほう

法ほう

,その他た

オンライン申しん

請せい

の利り

用よう

方ほう

法ほう

については,法ほう

務む

省しょう

ホームページ上じょう

の「オンライン申

しん

請せい

」のページをご覧らん

ください。

 証しょう

明めい

書しょ

の交こう

付ふ

請せい

求きゅう

ができる方かた

は,取とり

引ひき

の安あん

全ぜん

の保ほ

護ご

と本ほん

人にん

のプライバシー保ほ

護ご

との調ちょう

和わ

を図はか

る観かん

点てん

から,登とう

記き

されている本ほん

人にん

,配はい

偶ぐう

者しゃ

・四よん

親しん

等とう

内ない

の親しん

族ぞく

,成せい

年ねん

後こう

見けん

人にん

など一いっ

定てい

の方かた

に限げん

定てい

されています。なお,取とり

引ひき

相あい

手て

であることを理り

由ゆう

に,請せい

求きゅう

することはできません。

 証しょう

明めい

書しょ

の交こう

付ふ

請せい

求きゅう

をオンラインにより行

おこな

う場ば

合あい

には,電でん

子し

データによって交こう

付ふ

される「電でん

子し

的てき

な証しょう

明めい

書しょ

」を求もと

める方

ほう

法ほう

と,従じゅう

来らい

どおりの紙かみ

の証しょう

明めい

書しょ

の交こう

付ふ

(郵ゆう

送そう

に限かぎ

ります。)を求もと

める方ほう

法ほう

とがあります。 それぞれの場

合あい

について,次つぎ

のとおりの額

がく

の手て

数すう

料りょう

を電でん

子し

的てき

に納のう

付ふ

しなければなりません。 詳

くわ

しくは,法ほう

務む

省しょう

ホームページ内ない

の「オンライン申

しん

請せい

」のページをご覧らん

ください。

16

18

17

及び

しん

しん せい しゃ せい きゅう しゃ

せい

とう きょう ほう む きょく

オンラインによる請求

窓口・郵送による請求

手数料

紙の証明書

紙の証明書

電子的な証明書

しょう

かみ

えん えん えん

えん えん えん

かみ

まど ぐち ゆう そう

せいきゅうせいきゅう

すう りょうて

でん し てき

めい しょ しょう めい しょ しょう めい しょ

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11

●法ほう

務む

省しょう

民みん

事じ

局きょく

参さん

事じ

官かん

室しつ

 TEL:03ー 3580ー 4111(代だい

表ひょう

)●法

ほう

テラス(日に

本ほん

司し

法ほう

支し

援えん

センター) TEL:0570 ー 0

7な

8や

3み

7な

4し

(コールセンター)●各

かく

市し

町ちょう

村そん

の地ち

域いき

包ほう

括かつ

支し

援えん

センター (障

しょう

害がい

者しゃ

の相そう

談だん

窓まど

口ぐち

は各かく

市し

町ちょう

村そん

)●全

ぜん

国こく

の弁べん

護ご

士し

会かい

●全ぜん

国こく

の司し

法ほう

書しょ

士し

会かい

 (公こう

益えき

社しゃ

団だん

法ほう

人じん

成せい

年ねん

後こう

見けん

センター・ リーガルサポート)●日

本ほん

社しゃ

会かい

福ふく

祉し

士し

会かい

及およ

び各かく

地ち

の 「権

けん

利り

擁よう

護ご

・ 成せい

年ねん

後こう

見けん

センターぱあとなあ」●全

ぜん

国こく

の社しゃ

会かい

福ふく

祉し

協きょう

議ぎ

会かい

●法ほう

務む

省しょう

民みん

事じ

局きょく

民みん

事じ

第だい

一いち

課か

 TEL:03ー 3580ー 4111(代だい

表ひょう

)●東

とう

京きょう

法ほう

務む

局きょく

民みん

事じ

行ぎょう

政せい

部ぶ

後こう

見けん

登とう

録ろく

課か

 東とう

京きょう

都と

千ち

代よ

田だ

区く

九く

段だん

南みなみ

1 ー 1ー 15 九く

段だん

第だい

2 合ごう

同どう

庁ちょう

舎しゃ

 TEL:03 ー 5213 ー 1234(代だい

表ひょう

),    03 ー 5213 ー 1360(ダイヤルイン)

●日に

本ほん

公こう

証しょう

人にん

連れん

合ごう

会かい

TEL:03 ー 3502 ー 8050●全

ぜん

国こく

の公こう

証しょう

役やく

場ば

●全ぜん

国こく

の家か

庭てい

裁さい

判ばん

所しょ

成せい

年ねん

後こう

見けん

制せい

度ど

についてわからないことがありましたら,下か

記き

までお問と

い合あ

わせください。成せい

年ねん

後こう

見けん

制せい

度ど

について 成せい

年ねん

後こう

見けん

登とう

記き

制せい

度ど

について

登とう

記き

事じ

項こう

証しょう

明めい

書しょ

の交こう

付ふ

請せい

求きゅう

,申しん

請せい

用よう

紙し

などについて

東とう京きょう法務局 03-5213-1360

横よこ浜はま地方法務局 045-641-7976

さいたま地方法務局048-851-1000

千ち葉ば地方法務局 043-302-1316

水み戸と地方法務局 029-227-9911

宇うつのみや都宮地方法務局 028-623-0921

前まえ橋ばし地方法務局 027-221-4466

静しず岡おか地方法務局 054-254-3555

甲こう府ふ地方法務局 055-252-7176

長なが野の地方法務局 026-235-6611

新にい潟がた地方法務局 025-222-1561

大おお阪さか法務局 06-6942-9459

京きょう都と地方法務局 075-231-0199

神こう戸べ地方法務局 078-392-1821

奈な良ら地方法務局 0742-23-5534

大おお津つ地方法務局 077-522-4692

和わ歌か山やま地方法務局 073-422-5131

名な古ご屋や法務局 052-952-8111

津つ地方法務局 059-228-4192

岐ぎ阜ふ地方法務局 058-245-3181

福ふく井い地方法務局 0776-22-5090

金かな沢ざわ地方法務局 076-292-7829

富と山やま地方法務局 076-441-0550

広ひろ島しま法務局 082-228-5765

山やま口ぐち地方法務局 083-922-2295

岡おか山やま地方法務局 086-224-5659

鳥とっ取とり地方法務局 0857-22-2260

松まつ江え地方法務局 0852-32-4230

福ふく岡おか法務局 092-721-9334

佐さ賀が地方法務局 0952-26-2185

長なが崎さき地方法務局 095-820-5953

大おお分いた地方法務局 097-532-3347

熊くま本もと地方法務局 096-364-2145

鹿か児ご島しま地方法務局 099-259-0668

宮みや崎ざき地方法務局 0985-22-5250

那な覇は地方法務局 098-854-7953

仙せん台だい法務局 022-225-5734

福ふく島しま地方法務局 024-534-1933

山やま形がた地方法務局 023-625-1321

盛もり岡おか地方法務局 019-624-1141

秋あき田た地方法務局 018-862-1129

青あお森もり地方法務局 017-776-6231

札さっ幌ぽろ法務局 011-709-2311

函はこ館だて地方法務局 0138-23-9526

旭あさ川ひかわ地方法務局 0166-38-1165

釧くし路ろ地方法務局 0154-31-5015

高たか松まつ法務局 087-821-6191

徳とく島しま地方法務局 088-622-4171

高こう知ち地方法務局 088-822-3331

松まつ山やま地方法務局 089-932-0888

法ほう

務む

省しょう

のホームページ・アドレス http://www.moj.go.jp/令和 2.1

任にん

意い

後こう

見けん

契けい

約やく

について

成せい

年ねん

後こう

見けん

制せい

度ど

を利り

用よう

するための申もうし

立た

ての手て

続つづき

や必ひつ

要よう

書しょ

類るい

,費ひ

用よう

などについて