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ユーザーストーリーマッピング ~後編~ 2011年10月14日(金)第3回 POStudy @fullvirtue 1 Copyright © POStudy (プロダクトオーナーシップ勉強会). All rights reserved.

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ユーザーストーリーマッピング ~後編~

2011年10月14日(金)第3回 POStudy

@fullvirtue

1 Copyright © POStudy (プロダクトオーナーシップ勉強会). All rights reserved.

POStudyのご紹介(1/3)

POStudy(プロダクトオーナーシップ勉強会)とは(1/1)

日本のITサービス業界において「プロダクトマネジメント」と いう分野が欠落していると言われています。そんな中で、 いかに「プロダクトオーナーシップ」を発揮していくかについて、 普段の生活や仕事を通して自己成長を重ねていく為のヒントを 提供していきます。

– 【オフライン】

» 東京・沖縄を中心にワークショップ形式の勉強会を通じて 「参加者同士で議論」を行い「情報交換」をすることで 互いに有益な場を作っていきます。

– 【オンライン】

» ワークショップを中心とした動画・静止画コンテンツを 配信していきます。

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POStudyのご紹介(2/3)

POStudyの情報を得るには(1/1)

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POStudyのご紹介(3/3)

過去に実施してきたテーマ(1/1)

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実施日 テーマ 参加者

第1回 2011/09/16(金) アジャイルとスクラム 9名

第2回 2011/09/30(金) ユーザーストーリーマッピング ~前編~ 18名

第3回 2011/10/14(金) ユーザーストーリーマッピング ~後編~ -

第4回 2011/10/28(金) ユーザーストーリーマッピング ~再演~ -

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今日のアジェンダ(1/1)

第2回の復習

第2回各チーム振り返り結果ご紹介

ワークショップ #4

ワークショップ #5

ワークショップ #6

スプリントとリリース 解説

プランニングポーカーと見積もり 解説

ワークショップ #7

振り返り&ディスカッション

成果発表&共有

まとめ 5

おことわり(1/1)

今回の資料について(1/1)

今回の資料は、以下の資料を参考にしています。 私自身のオリジナルはほとんどありませんので、 ご了承ください。

前半のプロダクトバックログの説明部分と 後半のワークショップは、 @kawaguti さんがScrum Boot Campで 使用した資料を参考にさせて頂いています。

前半のユーザーストーリーの説明部分については、 @ryuzee さんの公開資料 http://www.slideshare.net/Ryuzee/ss-8332120 を参考にさせて頂いています。

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第2回の復習 いきなり本題に入る前に、前回の復習をしましょう

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第2回目の復習(1/16)

スクラムの進め方(1/2)

• 出典:MOUNTAIN GOAT SOFTWARE http://www.mountaingoatsoftware.com/scrum/figures

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PO SM

プロダクトオーナー スクラムフィーチャーチーム マスター +スクラム

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第2回目の復習(2/16)

プロダクトバックログ(1/1)

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# 概要 デモ方法 優先 SP

21 管理者画面を利用出来る トップ画面から「管理者」ボタンで

画面に遷移 700 3

25 管理者として

ログインできるようになる 管理者権限を持つIDだけに「管理者」ボタ

ンを表示するところを見せる 640 5

27 セッションは15分間維持 されるが、その後は破棄

操作終了後15分待ってから操作を行う(その間は、他のデモを見せる)

500 2

24 管理画面は50件ごとに ページを分けて表示

管理画面を表示する。 次ページを選択して

最終ページまで見せる 490 2

29 タイトルを文字列検索で

探すことが出来る

トップ画面の検索窓に入力し、 検索結果画面へ。

~項目をクリックして 470 3

第2回目の復習(3/16)

スプリント計画(1/4)

スプリント計画第1部では、チームの到達範囲を予測

ベロシティ=6

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当スプリント で着手

第2回目の復習(4/16)

スプリント計画(2/4)

スプリント計画第1部では、チームの到達範囲を予測

ベロシティ=8

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第2回目の復習(5/16)

スプリント計画(3/4)

スプリント計画第1部では、チームの到達範囲を予測

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第2回目の復習(6/16)

スプリント計画(4/4)

スプリント計画第1部では、チームの到達範囲を予測

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第2回目の復習(7/16)

タスクボード(1/1)

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#172

リリース作業 3/22 18:00

#195

障害調査 IE6で表示が

崩れる

#193

件名からの 絞り込み表示

ができる 1

2 3

第2回目の復習(8/16)

バーンダウンチャート(1/1)

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第2回目の復習(9/16)

ユーザーストーリーとは(1/2)

要求仕様を自然言語で簡潔に記述したもの

[役割]として

[結果]が欲しい

それは [理由]のためだ

[役割]として

[機能や性能]が欲しい

それは [ビジネス価値]のためだ

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第2回目の復習(10/16)

ユーザーストーリーとは(2/2)

顧客との会話に役立つ

計画づくりに役立つ

無駄な詳細化から解放される

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第2回目の復習(11/16)

なぜユーザーストーリーが必要なのか(1/1)

要件(機能)のスケジュールが可能なユニット

– スケジュールは他に依存していない

ユーザーがどう使うかという目線に立って表現

– 他に依存せずにスケジュール可能な特徴を実現

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第2回目の復習(12/16)

Ron Jeffries の 3C / 3Cs(1/1)

Card

– ストーリーはカードに書き、 見積もりやメモ等も一緒に書く

Conversation

– ストーリーの背後にある詳細事項は POとの会話から引き出される

Confirmation

– 受け入れテストによってストーリーが 正しく実装されているか確認する

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第2回目の復習(13/16)

どちらの作り方を選びますか?(1/1)

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第2回目の復習(14/16)

分割の方向(1/1)

技術的レイヤー単位で分割しない

– このやり方だと、全てが揃わないと リリースできないリスクがある。

動作する機能単位で分割する

– エンドツーエンドで動作する単位で分割する。

– リリース可能な単位が小さくなる

– 早くリリースできることは ビジネス価値につながる

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第2回目の復習(15/16)

ユーザーストーリーのINVEST(1/1)

INVESTとは

Independent 独立

Negotiable 交渉可能

Valuable 価値

Estimable 見積可能

Sized right (Small ) 適切な大きさ

Testable テスト可能

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第2回目の復習(16/16)

PBI優先順位決定の原則(1/1)

高い価値のものから

市場投入への時間を短く

リスクを最小化

将来の無駄を避ける

– PBI:Product Backlog Item

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第2回各チーム振り返り結果 ご紹介

前回の振り返り結果をご紹介します

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第2回各チーム振り返り結果ご紹介(1/2)

Aチーム(1/1) Keep

– ストーリーと時系列に並べて抜けた見えた

– ペルソナがあるとイメージしやすい

– システム化不要なモノが意外と多いことに気づいた

problem

– 時間が足りない、ペルソナ読むヒマない

– 背景が複雑だった→ストーリーが発散した

– 独立しているストーリーにはなっていない

– 価値が高いストーリーから出すことができなかった

Try

– 時間を増やす、ワークショップの時間を長く

– 開始時間に間に合うようにする、話を単純にする

– ストーリー出しはブレスト方式の方が良いかな・・

– 個人ワークの前にチームで話す時間が欲しい

– 自己紹介する時間を取る

Bチーム(1/1) – ストーリーカードに書くと要件が小さくなって良

– 字はきれいに書きたい

– 書く項目が多くて時間がかかる

» 色を使い分けると良いのでは

» 色で区別出来る

» 記号を使う

– カードの重なり具合でチームの考え方の傾向がわかる

– ストーリーを逆からも考える

» 双方向からだと抜けが少なくなる

– 時間が区切られていないと考えが発散する

– 見通しをよくする工夫

– 概要のフローがあると良い

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第2回各チーム振り返り結果ご紹介(2/2)

Cチーム(1/1) – 最小限の機能

» 業務知識が高い

» 集約がうまかった

– 作り手が作りたくなるシンプルさ

– ストーリーが軽い

– モチベーションが下がらない

Dチーム(1/1) – 利用者の中でも重要人物に絞ると軽量化できる

– 幹事側の方が多かった

– なぜか

» 「自分が幹事だったら」 という前提をおいてしまったから

» 「利用者目線」で書けていなかったかも

– ユーザーストーリー作成時

» 互いのズレがあった

» ワークショップを通して、認識のズレを 解消できたと思う(短い時間でも)

– 「利用者」1人1人にもっと注目していけば、 挙げられなかったストーリーが出てくると思う

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ワークショップ#4

各チームごとに改めて自己紹介を行ってください

(チームワークショップ)

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ワークショップ#5

前回実施したワークショップ#1~#3の内容について、

各チームごとにフィードバックを実施してください

(チームワークショップ)

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ワークショップ#6

利害関係者に最初にデモンストレーションを実施するとしたら、

どのストーリーを実現するか?を各チームで考えてください

(チームワークショップ)

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スプリントとリリース解説 スプリントとリリースについて解説します

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プランニングポーカーと見積もり解説 プランニングポーカーと見積もりについて説明します

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プランニングポーカーと見積もり(1/3)

プランニングポーカー(1/2)

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【参考:@ryuzee – Scrum概論】 http://www.slideshare.net/Ryuzee/scrum-8048905

プランニングポーカーと見積もり(2/3)

プランニングポーカー(2/2)

プランニングポーカーの進め方

1. 基準となるストーリーを決めます。 (早めに着手するであろう)基本的なストーリーで、全員が内容を 想像でき、規模の小さいものを選びます。 基準のストーリーのポイントを2とします。

2. 次のストーリーを選び、その規模を相対的に考え、カードで 一斉に示します。

3. 数が食い違っている場合は、一番大きい数を出した人、 一番小さい数を出した人に理由を言ってもらい、その情報を 共有します。2に戻ります。

4. 数が一致した場合はその数で確定です。

5. 2~3回行って僅差なら、大きい数字を採用します。

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【参考:@kawaguti - 20110118 scrum 10 mins】 http://www.slideshare.net/kawaguti/20110118-scrum-10-mins

プランニングポーカーと見積もり(3/3)

相対的な見積もり(1/1)

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【参考:@ryuzee – Scrum概論】 http://www.slideshare.net/Ryuzee/scrum-8048905

ワークショップ#7

プランニングポーカーを使って

各チームで見積を実施してください

(チームワークショップ)

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振り返り&ディスカッション

今日気づいたことをテーブルごとに共有してください

各チームでの気づきを配布した用紙に記載してください

後ほど全チームの気づきをまとめたものをご連絡します

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成果発表&共有 各チームの振り返り結果を共有しましょう

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まとめ 今日お話したことを振り返ってみましょう

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今日お話したこと(1/1)

第2回の復習

第2回各チーム振り返り結果ご紹介

ワークショップ #4

ワークショップ #5

ワークショップ #6

スプリントとリリース 解説

プランニングポーカーと見積もり 解説

ワークショップ #7

振り返り&ディスカッション

成果発表&共有

まとめ 41

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ご静聴ありがとうございました。