札幌市ICT活用プラットフォームの取組について€¦ ·...

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資料1

札幌市ICT活用プラットフォームの取組について

平成29年11月

資料11.1 「札幌市ICT活用戦略」の目標

1

目指すべき都市像(札幌市まちづくり戦略ビジョン)

未来の札幌の姿(札幌市まちづくり戦略ビジョン・アクションプラン2015)

ICTの活用により、「目指すべき都市像」、「未来の札幌の姿」の実現に寄与

多様な価値を創造し、向上させた取組の成果を内外へ積極的に発信していく

札幌がICT活用のトップランナーとして注目されることで、さらなる価値の創造・向上につながる

地理的価値 人的価値 技術的価値 創造的価値

・ 北海道の未来を創造し、世界が憧れるまち・ 互いに手を携え、心豊かにつながる共生のまち

・誰もが安心して暮らし、生涯現役として輝き続ける街・世界都市としての魅力と活力を創造し続ける街

価値の創造 価値の向上

資料11.2 「札幌市ICT活用戦略」イノベーション・プロジェクトの取組イメージ

2

チ・カ・ホでの取組(ICT活用のショーケース化) 札幌市ICT活用プラットフォーム その他の取組

集める

集まる

活かす

蓄える

収集変換

蓄積

分析 可視化

生活の向上 経済の活性化 行政の信頼性・透明性の向上

共通ID

認証

アクセス制御

データ管理 ユーザー管理

札幌市ICT活用プラットフォーム

自動制御 ・・・

行政保有データ センサー等によるリアルタイムデータ 民間保有データ

ネットワーク

提供

連携

チ・カ・ホに設置した各種センサー等からデータを収集

(移動ルート、滞留状況、属性情報など)

①誘客・案内サイネージやスマートフォンを活用した各種サービスの実施②マーケティング周辺民間事業者による活用③防災支援災害発生時の誘導支援等

都心版データプラットフォーム 反映・統合

札幌市IoTイノベーション推進コンソーシアム

• 先端技術を活用した新たなビジネスを創出していくことを目指す産学官連携組織(平成28年8月設立)

• 大学・研究機関等が保有する技術シーズと企業等のビジネスニーズのマッチングやプロジェクト創出、事業化支援を実施

クリエイティブ・コンベンション「NoMaps 」

• 映像・音楽・インタラクティブ(ICT先端技術等)の3つのクリエイティブ分野を統合したビジネスイベント

• このイベントを通じて、札幌を「世界屈指のイノベーティブなまち」にすることを目指す。

実証実験事業の支援窓口に係る在り方検討

イノベーション人材の育成に係る在り方検討

イノベーション「環境」

イノベーション「事業」

資料12.1 H28検討会資料 札幌ICT活用プラットフォームの基本的な方向(1)

3

収集変換蓄積

分析 可視化

生活の向上 経済の活性化 行政の信頼性・透明性の向上

データ管理

札幌市ICT活用プラットフォーム

自動制御 ・・・

集める↓集まる

蓄える

活かす

民間保有データ

提供

ネットワーク

行政保有データ

(1)ネットワーク層

(2)プラットフォーム層

(3)サービス(データ流通)層

資料12.2 H28検討会資料 札幌ICT活用プラットフォームの基本的な方向(2)

4

レイヤ 項目 基本的な方向

(1)ネットワーク層 ①IoTインフラ ・既存の官民のネットワーク層の活用を図る。・必要に応じ、LPWA等のIoT向けネットワークサービスを利用したビッグデータ収集インフラの構築を検討する。

(2)プラットフォーム層 ②クラウド化 ・共通基盤となるプラットフォームをクラウド上に構築し、インターネット経由でアクセスするクラウドサービスを想定する。

③オープンソースの活用 ・コスト低減等を目的として、OSS(オープンソースソフトウエア)の活用を図る。・ただし、コスト増となったり信頼性等が期待できない場合等は機能の作り込みも必要。

④プラットフォームの相互性確保

・チ・カ・ホで構築するプラットフォーム等、他のプラットフォームとの相互性を確保する。

⑤ダッシュボード機能 ・データ利用者の利便性向上のため、プラットフォームの機能として、簡易なビューアやダッシュボード機能を具備する。

⑥ブロックチェーンの活用 ・データ流通の履歴保障など、メタデータ管理を主目的として、ブロックチェーンの活用を検討する。

資料12.3 H28検討会資料 札幌ICT活用プラットフォームの基本的な方向(3)

5

レイヤ 項目 基本的な方向

(3)サービス(データ流通)層

⑦利用料 ・段階的な有償部分の追加を視野に入れつつ、スタート時は無償での利用を先行して取り組む。

⑧著作権の取り扱い ・基本的にCC-BY準拠とする。・加えて、「オープンデータ利用規約」や「免責事項」等の整理により、運用面での強化を図る。

⑨持続可能なオープンデータ化のエコシステム

・無償のボランティア的協力だけでなく、協力者のインセンティブとしてポイント等を想定したオープンデータ化促進のエコシステムの構築を検討する。

⑩サービス提供者 ・オープンデータ・ビッグデータを活用したサービス提供者(アプリ開発など)として、市民、地元ベンチャー、大学など多様な主体を想定する。

資料13.1 平成29年度 総務省 データ利活用型スマートシティ推進事業について

6

都市が抱える多様な課題解決を実現

プラットフォーム

交通交通観光観光

健康健康雪対策雪対策

データ利活用型スマートシティ

実証

プラットフォーム構築補助事業範囲

様々なデータを収集

ICTを活用した分野横断的なスマートシティ型の街づくりに取り組む、地方公共団体等の初期投資・継続的な体制整備等にかかる経費の一部を補助。

ICT活用戦略においては平成31年度のシステム構築に向けて検討することとしていたが、ICTの急速な発達・普及に対応するため、総務省の補助金を活用しプラットフォーム構築に向けた取組を加速させる。

・ 官民のICT活用を推進するため、複数分野のデータを連携するプラットフォームを構築・ 行政の持つオープンデータや、複数分野の実証により収集したデータを蓄積

実施内容

資料1

札幌市ICT活用プラットフォームデータ提供者

3.2 札幌市ICT活用プラットフォームの全体イメージ

7

センサー等データ

行政保有データ

民間保有データデータ編集者 データ活用者

札幌市

民間事業者大学・研究機関

・人流データ・画像データ・各種センシングデータ等

・行政オープンデータ等

・購買情報・交通機関データ等

民間事業者大学・研究機関市民・コミュニティ

・匿名化・クレンジング・統計化・データ形式変換

民間事業者大学・研究機関市民・コミュニティ

・分析・サービス提供・プログラム開発・コンサル・マーケティング

札幌市民間事業者大学・研究機関

札幌市民間事業者大学・研究機関

札幌市民

データベースサーバー

WEB・アプリケーションサーバー

・カタログサイト・ダッシュボード・データ検索・データ登録・データ提供・ユーザ管理

・データ蓄積・管理

プラットフォーム運営者

データ・サービス利用者

システム管理・システム維持管理・ヘルプデスク対応・機能追加・修正対応

データ利活用活性化・ニーズ把握・マッチング・データ提供拡大・普及啓発活動・各種取組連携支援

協議会運営・参画団体検討・自走化検討・ルール策定

・ダッシュボード参照・データ取得・利用・サービス利用

資料13.3 プラットフォームおよび実証事業概要

8

官民にわたる多様なデータの収集・蓄積

③持続可能な体制整備

観光分野

交通分野

健康分野

市民、地元ベンチャー、大学など多様な主体によるデータ活用、サービス開発、サービス提供

Bサービス

Aサービス

Cサービス

札幌市ICT活用プラットフォーム

収集データの拡大・拡充

分野の拡大

①生活の向上②経済の活性化③行政の信頼性・透明性の向上

多様なデータの収集・蓄積

多様なデータの活用

①分野別の実証の実施

③持続可能な体制整備

②実証の結果も踏まえたプラットフォームの構築

スマートシティ

分野 観光 観光 雪対策 雪対策 健康

実証名 インバウンドの周遊誘導及び消費拡大

観光客向け「交通情報一元化システム」

冬季プローブカーデータの収集・提供及びスマート除排雪

冬季路面情報の収集・提供及び砂まき行動促進

健康ポイント活用型市民健康活動促進

テーマ複数分野の民間データ共有による外国人観光客の行動と消費のマッチング

交通情報の集約と情報発信環境の整備

ビッグデータを活用した効果的・効率的な除排雪のあり方検討

市民との協働による滑り止め材散布の促進

健康活動状況や健康状態の可視化による健康意識向上

収集データ

・携帯基地局データ、GPS、ビーコンの位置情報・商業施設の購買データ

・各交通機関の運行・遅延情報

・路面情報・路肩積雪データ・GPSデータ・除排雪実施記録データ・気象データ・ABS作動データ

・砂箱位置情報・歩行者転倒者情報・路面観察情報(市民等からアップロードされた情報)・砂箱在庫情報

・属性情報(性別、身長、体重など)・歩行に関する活動量情報・食生活情報

資料1

札幌市ICT活用プラットフォーム札幌市ICT活用プラットフォーム

課題・ インバウンドの滞在中の移動、購買行動等の把握・ 市内中心部に偏っている観光客の郊外施設等への誘客案内

4.1 (参考)実証① 【観光】 人流×購買データを活用したインバウンド向け消費促進/周遊促進サービス

9

テーマ 民間企業が有効にデータを利活用できる仕組みの構築

取得するデータ・ 人流データ:携帯基地局データ、GPS、ビーコンの位置情報・ 購買データ:商業施設の購買データ

実証ポイント・ 人流・購買データの分析 ⇒ インバウンドの動態把握分析に基づいたマーケティングによる販路拡大、購買データ比較による、自社販促(品揃え等)の検討、インバウンドの呼び込みのためのプロモーション検討

・ 観光アプリ活用 ⇒ 魅力ある郊外施設への誘導おすすめスポットに誘客するための施設情報、交通手段情報等の提供

携帯基地局データ

商業施設

駅に到着した際(GPSやビーコンを測位した際)に近隣のおすすめスポットをPush配信することで誘客

人流データ 人流データ

観光アプリと連動したGPS・Beaconデータ

人流×購買情報をプロモーション等に活用

観光アプリ利用者

民間企業等

概要図

分析結果

購買データ

購買情報を提供することで人流データとクロス分析した結果を入手⇒自社のマーケティングに活用

二次利用

資料1

サイネージ・Web

課題・ 荒天時等の交通混乱時における、運行状況の一元的な把握・ 適切な交通情報を提供することによる観光客満足度の向上

テーマ 交通情報の集約と情報発信環境の整備

取得するデータ・ 各交通機関の運行・遅延情報

実証ポイント

① 市内各交通機関の運行情報を集約、一元化し、荒天・災害・事故発生時における遅延、運休情報を多言語に変換② 観光案内所、ホテル等のデジタルサイネージなどで掲示するほか、Webページで詳細情報を提供③ 集積した情報はプラットフォームに蓄積し、二次利用可能な形式で提供

4.2 (参考)実証② 【観光】 観光客向け「交通情報一元化提供」サービス

10

札幌市ICT活用

プラットフォーム

札幌市ICT活用

プラットフォーム

空港

空港連絡バス

JR北海道

地下鉄

市電

高速道路

データ提供者(交通機関)

データ提供者(交通機関)

サービス事業者

① 情報をwebページに一元化(形式統一)

② 表示の多言語化

③ リアルタイムで情報更新

サイネージ通常運行・異常時を直感的に判別できるアイコンで表示

Webページ補足情報を付加した詳細情報を提供

各交通機関の運行情報を集積

概要図

データ利用者(観光客)

ロープウェイ

・・・

集積した情報をプラットフォームに蓄積し二次利用

資料14.3 (参考)実証③ 【雪対策】 冬季プローブカーデータの収集・提供およびスマート除排雪サービス

11

課題・ 路肩の雪山や路面のわだち等による渋滞発生、交通機関運行状況の乱れ

テーマ ビッグデータを活用した効果的・効率的な除排雪のあり方検討

取得するデータゴミ収集車等に搭載したセンサーから路面情報(画像データ、位置データ、加速度データ、温度)を新たに収集※ 別途取得する路肩積雪データ、GPSデータ、除排雪実施記録データ、気象データ、交通事故データ、 ABS作動データも活用

実証ポイント・ 収集したデータを分析し、渋滞が発生しやすい区間の特定を行い、降雪時にスポット的な除排雪を実施⇒交通状況の変化などについて効果検証を実施

画像データは、事業者サーバにて、個人情報をマスク処理し、プラットフォームに格納される位置情報から参照

タクシー、バスGPS、加速度センサー【交通情報/路面情報(位置、加速度)】

ごみ収集車、除雪パトロールカー

GPS、ドライブレコーダー、加速度センサー【交通情報/路面情報(位置、加速度、画像、路面温度)】

札幌市・雪対策室

【スマート除排雪】各種のデータをもとに、渋滞が発生しやすい時期・区間を特定し、重点的に除排雪を行う実証実験を実施

札幌市ICT活用プラットフォーム

札幌市ICT活用プラットフォーム

データの利活用

バスレーザーレンジ・スキャナ・データ【路肩積雪情報、路面情報】

その他静的データ【除排雪実施記録データ、気象データ、交通事故データ など】

データの収集

事業者サーバー

データクレンジング 匿名化 統計化収集データを加工し、オープンデータに適した状態に変換

二次利用

大学・研究機関、市民、民間企業等

【大学・研究機関】プローブカー・データを活用した研究等の活性化【市民】行政サービスの見える化による市民への情報発信【民間企業】マーケティングやアプリ開発など、事業者のビジネス化促進

概要図

資料14.4 (参考)実証④ 【雪対策】 冬季路面情報の収集・提供および砂まき行動促進サービス

12

課題・ 冬季の路面凍結による歩行者転倒事故の防止・ 凍結防止の砂箱(滑り止め材)の認知・利用向上

テーマ 市民との協働による滑り止め材散布の促進

実証ポイント・ 市民からの情報発信による歩道路面状況の収集(協働の取組促進)・ 利用者の現在位置の状況を分析することによる、転倒リスク判定結果の表示による注意喚起・ 近隣の砂箱位置の表示による、市民による滑り止め材散布の促進・ 砂箱在庫情報のリアルタイム状況の砂箱補充者への提供⇒上記より、転倒者数の削減、転倒による緊急搬送者数の削減、効率的な砂袋補充作業を目指す

取得するデータ・ 市内の砂箱の位置情報・ 歩行者転倒者情報・ 路面観察情報(市民等からアップロードされた情報を蓄積)・ 砂箱在庫情報

歩道や横断歩道の滑りやすさ情報の収集および発信

滑りやすい状態の解消に向けた滑り止め材の利用促進

スマートフォンでアップロード

転倒リスク軽減のための各種情報の発信

地域住民各種団体企業等

滑り止め材の利用促進

(一般利用者向け)・路面状態確認・砂箱位置確認・転倒リスク判定

(事業者向け)・砂箱在庫確認

路面・位置情報

札幌市ICT活用プラットフォーム

札幌市ICT活用プラットフォーム

砂箱位置・転倒者データ

砂箱在庫

歩行者転倒予防

概要図

事業者サーバー

資料14.5 (参考)実証⑤ 【健康】 健康行動促進を目的とするIoTによるビッグデータの収集と活用サービス

13

課題・ 若年齢層の健康意識向上・ 少子高齢化による将来的な医療費増加の抑制・ 市民の健康促進による生産年齢人口の確保

テーマ 健康活動状況や健康状態の可視化による健康意識向上

実証ポイント・ 健康イベントと連携し、会員の登録、スマホアプリを利用したデータ収集の実施⇒ 健康活動状況や健康状態の可視化による健康意識向上

取得するデータ・属性情報(性別、身長、体重など)・歩行に関する活動量情報・健康行動の意識調査(アンケート)

将来的な活用イメージ

・複数事業者の参加によるポイント制度の多面的運用

・アプリへの入力可能なパーソナルデータの拡張(健診情報、服薬情報等)

・収集したデータを、民間企業等による研究・販売活動に活用

<健康ポイント参加者>概要図

札幌市ICT活用プラットフォーム札幌市ICT活用プラットフォーム

札幌市

複数事業者での利用を想定

QRコードにより参加登録

[スマホアプリ]・ID・年齢・歩数

属性データアンケートデータ

健康イベント/アンケート等の通知

<健康ポイント参加企業>(ドラッグストア・薬局など)

ビッグデータ活用・医薬品、健康食品等の購買情報分析

属性データアンケートデータ

健康ポイントサーバ(事業者サーバ)

健康イベント/アンケート等の告知

健康イベント/アンケート等の登録

属性データアンケートデータ

統計化

二次利用