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Human Dynamics

Benjamin Waber

手法

ソーシャルシグナル

人間行動認識

行動を変える

まとめ

ソーシャルシステムを把握して影響を与える

目的

手法

ソーシャルシグナル情報は会話、位置、動き、コンテクストに含まれている

手法

モバイルデバイスを使うことによってソーシャルシグナルを自動的に取得して、ソーシャルシステムを把握する

手法

ソーシャルシステムの把握は人間行動やグループダイナミクスの理解を助ける

Honest Signals

1. ソーシャルシグナルをどのように認識するか?

2. ソーシャルシグナルからどのような行動が把握できるか?

3. ユーザにどのように効果的な行動を促すか?

Sensible Organizations: 重要な質問

Sensible Organizations: 重要な質問

1. ソーシャルシグナルをどのように認識するか?

2. ソーシャルシグナルからどのような行動が把握できるか?

3. ユーザにどのように効果的な行動を促すか?

技術

1997 2009

Sociometric Badge

• 赤外線通信• 3軸加速度計• マイク• 2.4 GHz 無線• Bluetooth

Sensible Organizations: 重要な質問

1. ソーシャルシグナルをどのように認識するか?

2. ソーシャルシグナルからどのような行動が把握できるか?

3. ユーザにどのように効果的な行動を促すか?

ドイツでの実証実験

• ドイツの銀行のマーケッティング部門の従業員に、1ヶ月間、バッジを装着してもらった– 従業員数22人– 特徴的なオフィスレイアウト– バッジの有効性を調べる最初の実証実験

• 電子メールの通信記録も取得• 毎日各従業員に、個々のパフォーマンスや満足度を記録してもらう

組み合わせた SN結果

• 社交的な人ほど非効率で不満足に感じる– 総コミュニケーションは、仕事とインタラクションの満足度と強い負の相関があった (r = -0.48, -0.53, p < 0.05)

– ビトウィンネスはインタラクションの満足と負の相関があった (r = -0.49, p < 0.05)• 総コミュニケーションと相関がなかった

コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ

満足度

シカゴ実験

• シカゴのデータサーバーコンフィグレーション会社に一ヶ月の間配布した– 30人参加者– 顧客のためにシステムの仕様を作る

• 生産性情報は会社のデータベースから取得– 取引完了時間– 取引難易度– 失敗…

実験結果• 簡単な取引のみ分析した

• エキスパートと会えば会うほど完了時間が長い (p<0.0001, r=0.60)

• アクティビティレベルが高ければ高いほど完了時間が長い( p<0.0001, r=0.50)

• この二つの特長を組み合わせると生産性の 66%が予想できる

エ キ ス パ ー ト の 数

完了時間

動 き 標 準 偏 差

完了時間

Sensible Organizations: 重要な質問

1. ソーシャルシグナルをどのように認識するか?

2. ソーシャルシグナルからどのような行動が把握できるか?

3. ユーザにどのように効果的な行動を促すか?

日本実験

• 国際大学生リーダシップワークショップ– 6-8 人のグループに45大学生が参加– クリエイティブな工科プロジェクトで 10日間協力していた– プロジェクトが専門家に評価された

• 毎晩フィードバックを実施– グループ会議と一日全体のフィードバック– 個人、グループ、グループ間比較的な情報– 毎日フィードバックについて深いグループ議論があった

日本実験• 客観的なフィードバック

– 個人の会話時間– 動きレベル– 参加者のつながり(ソーシャルネットワークダイアグラム)

日本実験

• 説得的なフィードバック– グループダイナミクスダイアグラム• 参加バランス• 話し方• 存在していたクリーク(派閥)

– グループインタラクティビティレベル

– グループ比較

B

A

F E

D

C

日本実験

グループ演習実験

• リアルタイムフィードバック– 行動を変える– アンビエント– 携帯電話システム

Meeting Mediator

丸の位置:会話のバランス、丸の色:インタラクティビティレベル

スポンサー会議情報可視化

実験 : BoA Call Center

• 一ヶ月間で Bank of America のコールセンターで実施– 80+ 社員 (4 チーム )– メールと生産性情報

• ソーシャルネットワークの結束が高ければ高いほど生産性が高かった (r = 0.61)– コールセンターの普通な経営手法と逆!– 次の実験に社員の休憩システムを変える

最近の研究

•リアルタイムで全部バジのデータを送る

•ウェブでの情報可視化

• Facebookとの一体化

•リアルタイム経営

•新しいバジ開発

まとめ• ソーシャルシグナルが自動的に検出できる

• センサー情報によって把握できるのは :– 気分– 人間関係– 生産性– 仕事の満足度

• フィードバックによって個人の効果的な行動の理解を拡大できる

連絡情報

コラボレーションを楽しみにしています

Prof. Sandy [email protected]

Benjamin Waber [email protected]

携帯電話の研究

• MITの大学生 90人携帯電話を提供した• Bluetooth, WLAN, 加速度計, SMSなど取得した• 友達予想• ヴぃるす

組み合わせたソーシャルネットワーク

• 対面インタラクションと電子メールのソーシャルネットワークを組み合わせた

• 電子メールと対面インタラクションの量の関係が知られていない– 最大値を1に正規化

• 組み合わせた SNはそれぞれのネットワークととても違う特徴を示した

シカゴ実験

• ドイツ実証実験の結果に拡張

• 客観的、詳細な生産性情報

• 無線機能を実装した– 位置検出と人の近接検出

行動を変える

• 効果的な行動を促す– 客観的なフィードバック– 説得的なフィードバック

• ソーシャルシグナルは会議に重要– 誰が話すべきか– ポジティブとネガティブ反応の把握– 特に地理的に離れた職場

• 実証実験

Experiments

Experiments

Meeting Mediator

Sensible Organizations

enable organizations to sense, learn and respond

Learning Humans

• San Francisco Taxis– Taxi movement and Department store

sales

• Costa Rican Coffee Farmers – How do people accept new technology?– Who is influential?

Presence Book

最初の結果• 簡単な取引は、人と会えば会うほど完了時間が短い (p=0.041,

r=-0.571)

• 複雑な取引では関係は逆 (p=0.031, r=0.556)

• 感情的な人のほうが複雑な取引を早く完了する傾向だった (p=0.006, r=-0.675)

会 っ た 人 の

完了時間

ス ピー チ の 変

化 量

簡単な取引

複雑な取引

完了時間