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AWS Database Migration Service の紹介
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クラスメソッド 川原邦男
2015/10/26
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川原 邦男• オペレーション部に所属 • 仕事:AWSのサーバーを監視するシステムをつくってます
• 好きなAWSサービス •CloudWatch、CloudTrail、Configなどマネジメント系サービス •混沌としがちなAWSサーバー群の管理を手助けしてくれそうなところに魅力を感じます
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今日はなすこと• AWS Database Migration Service(DMS) •まだPreview段階のサービス、かつ、私がPreviewに通っていないので、基本、AWS公式サイトと、re:Inventのセッションスライドが情報源です
• AWS Schema Conversion Tool(スキーマ変換ツール) •DMSの付属的なツール •こちらのツールは使用できましたので、画面や使用感などを話します
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AWS Database Migration Service (DMS)
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AWS Database Migration Service(DMS)とは• DBの移行を行うサービス • 10分くらいで移行完了 • 移行元のDBは稼働したまま、移行できる • オンプレのDB、EC2上のDB、RDSを扱える • 同種のDBエンジン間(例:MySQL→MySQLだけで
なく、異種のDBエンジン間(Oracle→MySQL)の移
行もできる
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DMS実行方式イメージ
• DMS(レプリカ作成インスタンス)が移行元DBから移行先DBにコピー • DMSは移行元DBのDBエンジンが発行するAPIを監視し、随時、移行先DBにその内容を反映
• ユーザー(APサーバー等)は、移行先へのDB同期が完全に完了したタイミングで、向き先を移行先DBに切り替えればよい
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移行サポート環境• 移行元、移行先DBとして以下のDBエンジンをサポート
※Redshiftは移行先のみ、ODBCは移行元のみサポート
• 移行元、移行先DBはオンプレ環境DB、EC2上のDB、RDSのいずれも可
• ただし、移行元DB、移行先DBのいずれか、もしくは両方は「EC2上のDB or RDS」でないといけない (つまり、オンプレ→オンプレの移行は不可)
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ODBC
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DMS実行イメージ:スタート画面
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DMS実行イメージ:レプリカ作成インスタンス設定画面
レプリカ作成インスタンスのインスタンスタイプや、配置させるVPCを設定
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DMS実行イメージ:移行元、移行先DB情報設定画面
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移行元/移行先DBのDBエンジンタイプ(Oracle、MySQL等)、DBのエンドポイント、接続ユーザー情報を設定
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DMS実行イメージ:移行タスク作成画面
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移行タスク名や、移行方法(マイグレ方法)、マッピング方法等を設定
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料金について•3つの要素 1. レプリカ作成インスタンスの使用料
•インスタンスタイプはT2シリーズとC4シリーズ •$0.018 /h ~ $1.232 /h
2. ストレージの使用料(オプション) •$0.115 /GB/月
3. データ転送の使用料 •受信は無料、送信分のみ課金 •AZ内の転送は無料、AZ間だと$0.010 /GB、リージョン間だと$0.020 /GB •AZ間について、10GBでたったの$0.81、1TBでも$89.9
• だいたいは、インスタンス使用料が大部分を占めると思われる • “テラバイトサイズのデータベースの移行に必要なコストはわずか$3” (by AWS公式ページ)
• 上記$3が、移行インスタンスの最大タイプのdms.c4.4xlarge(料金$1.232 /h)を使用した時の費用と仮定した場合、約2.5時間で移行完了できる計算
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AWS Schema Conversion Tool (スキーマ変換ツール)
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AWS Schema Conversion Tool(スキーマ変換ツール)とは• Oracle DB、SQL ServerのDBスキーマをMySQL(Amazon Aurora)スキーマに変換するのを手助けするツール ⇒逆の変換はできない模様
• Windows、Mac、Linux上で動作するデスクトップアプリ • 移行先DB用のスキーマ情報(テーブル、インデックス定義等)を自動変換して作成し、その反映まで行う
• 自動で変換できない部分(例えば、移行先DBには存在しない記法など)については、それらをレポートとして一覧表示する
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スキーマ変換ツールの操作• 基本的な操作の流れは以下 1.スキーマ変換ツール上でプロジェクト作成 2.ツールを移行元DBに接続し、スキーマ情報取得 3.ツールを移行先DBに接続 4.ツールでマイグレ調査レポートを出力させる。レポートには自動変換できない箇所の情報が記載されている
5.自動変換できないスキーマについて、手動で対処 6.ツールで変換後のスキーマを作成 7.ツールで移行先DBに変換後スキーマを適用する
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スキーマ変換ツールの画面
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レポートの例
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スキーマ変換ツールのデモ• Mac上でスキーマ変換ツールを実行 • 移行元、移行先DBはVMware上のWindowsに存在
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Windows on VMware
移行元 移行先
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まとめ• Amazon DMSを使うことで、DBの移行が簡単、かつ、短時間、かつ、低コストで行えるようになりました
• スキーマ変換ツールを使うことで、異なるDBエンジン間の移行ハードルが下がりました
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補足• 本資料は、主に以下を情報源としています • AWS re:Invent 2015 セッション (DAT205) NEW LAUNCH! Introduction to AWS Database Migration Service •スライド:http://www.slideshare.net/AmazonWebServices/dat205-new-launch-introduction-to-aws-database-migration-service
•動画:https://www.youtube.com/watch?v=JuUE5HZb2gs
• AWS公式サイト •https://aws.amazon.com/dms/
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ご静聴ありがとうございました
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