2014 年 5 月 24 日シックス・アパート株式会社
長内 毅志
さくらのレンタルサーバに MT6 をインストールしてみよう
アジェンダ
•Movable Type の概要とライセンス
•さくらのレンタルサーバへ
インストール
•Movable Type の基本的な
構築・設計 Tips
Movable Type の概要とライセンス
Movable Type とは
• 10 年以上利用されているブログ・ CMS( 通称 MT)
• MT タグ組み合わせでロジック生成
• テンプレートと DB が完全に分離している
(MVC ライク )
• プラグインで拡張可能
• どんなコードも生成可能
html 感覚でテンプレートを構築できる
<ul> <MT:Entries limit="10"> <li>
<a href="<MT:EntryPermalink>"><MT:EntryTitle></a> </li> </MT:Entries> </ul>
最新 10 件のブログ記事をリンク付きで生成
Movable Type のライセンス
•Movable Type のライセンス 4 種類
–通常ライセンス
–アカデミックディスカウント
–開発者ライセンス
–個人無償ライセンス
個人用ブログ
開発用途( 公開はできない )
ビジネス利用
通常ライセンス ○ ○ ○アカデミックディスカウント ☓ ○ ☓開発者ライセンス ☓ ○ ☓個人無償ライセンス ○ ○ ☓
通常ライセンスはさらに 3 つの形態があります
•ソフトウェア版
•クラウド版
•AWS 版
費用 個人用ブログ
開発用途( 公開はできない )
ビジネス利用
ソフトウェア版
買い切り9 万円 /1 ライセンス
○ ○ ○
クラウド版
月額課金 9,500 円 / 月(税抜)〜
○ ○ ○AWS 版 $0.07/ 時間
(Micro インスタンスは無料 )
○ ○ ○
整理すると
通常ライセンス
アカデミックライセンス
開発者ライセンス
個人無償ライセンス
ソフトウェア版
クラウド版
AWS版
個人で使う場合
•個人無償版で OK !
–アフィリエイトも OK !
•AWS のマイクロインスタンスなら無料
で使える! (AWS 利用料は別 )
プラグイン開発やテーマ開発
•開発者ライセンスで OK!
ビジネスで使う場合
•通常ライセンスをお使いください。
•用途に合わせてお選びください。
さくらのレンタルサーバへ
Movable Type をインストール
個人無償版のダウンロード
•http://goo.gl/qyYBi0• https://www.sixapart.jp/inquiry/movabletype/personal_download.html
コントロールパネルにログイン
データベースの準備
• データベースのバージョン
– 変更の必要はありません。 (Movable Type は MySQL 5.0 以上で動作しま
す )
• データベース名
– 任意のデータベース名を入力します。
• データベースユーザ名
– 初期状態のユーザ名を利用します。
• 接続用パスワード
– 任意のパスワードを入力します。
• データベース文字コード
– 必ず「 UTF-8 」を選んでください。
データベースの設定項目の中で
• データベースサーバ
• データベース名
• データベースユーザ名
• 接続用パスワード
の4つは、 Movable Type のインストール時に必要とな
ります。
Movable Type のインストールパスと公開パスの計画
Movable Type は
•ソフトウェアの配置場所
•出力するブログの公開場所
を別々に設定できます。
メリット
• ソフトウェアのインストール場所をわかりにくくする
–公開ソフトウェアのインストールパスとブログの公開パスを
別々に設定することで、悪意のある第三者からソフトウェアへ
攻撃をしにくくすることができます。
• 複数のブログを設定できる
–Movable Type は、ひとつのソフトウェアで複数のブログを構
築できます。複数のブログを異なるパスに設定して、それぞれ
を独立して運用することができます。
•http://www.movabletype.jp/docum
entation/mt6/installation/linux.html
インストールパスと公開パスの計画例
•example.com/
–ブログの公開パス
( /home/ ユーザー名 /www/ )
•example.com/mt/
–Movable Type のインストールパス
( /home/ ユーザー名 /www/mt/ )
ファイルの転送
www 以下に Movable Type のファイル一式を転送
パーミッションの変更
• cgi ファイルのパーミッションを 755 もしくは
705 に変更
http://support.sakura.ad.jp/manual/sw/tech_cgi.html
インストールウィザードの起動
初期画面
• 日本語を選択
システムチェック
データベース設定
コントロールパネルから設定したデータベースの情報か
ら
• データベースサーバ
• データベース名
• ユーザー名
• パスワード
の 4 つを入力します。
メール設定
アカウント設定
• ユーザー名
–サインインするためのユーザーアカウントです。
• 表示名
–Movable Type で記事を書いた時に使われる表示名です。ユー
ザーアカウント設定後も自由に変更できます。
• 電子メール
–ユーザーアカウントで利用するメールアドレスを設定します。
• 使用言語
–Movable Type では、アカウントごとに管理画面の言語設定を変
更することができます。管理画面を何語で使うかを設定します。
• パスワード
–アカウントで利用するパスワードです。
ウェブサイトの作成
• ウェブサイト名
– Movable Type で公開するサイトの名称です。
• ウェブサイト URL
– 公開するサイトへアクセスするための URL です。
• ウェブサイトパス
– 公開するサイトのサーバーパスです。インストール前に設定したサーバー
パス情報を入力します。
• テーマ
– インストール直後に使用するデザインテーマを選択できます。あとで変更
可能です。ここでは初期状態の「 Rainier 」をそのまま使います。
• タイムゾーン
– 特に変更の必要はありません。
インストール実行
最初の記事を書いてみる
デザインを変えてみる
スタイルキャッチャー
•デザイン => スタイル
テーマ
•デザイン => テーマ
MT タグを操作してみる
ダミーデータ
•ダウンロード
http://goo.gl/yaBMIU
トップページの表示件数を変えてみる
トップページの表示件数を変えてみる
デザイン => テンプレート =>
インデックステンプレート => メインページ
<mt:Entries limit="$entries_per_page" search_results="1">
<$mt:Include module=" ブログ記事の概要 "$>
</mt:Entries>
表示をタイトルだけにしてみる
表示をタイトルだけにしてみる
デザイン => テンプレート =>
テンプレートモジュール => ブログ記事の概
要 <MTIgnore>
<div class="asset-content entry-content"
itemprop="articleBody">
<$mt:EntryBody$>
</div>
</MTIgnore>
タイトルの色を変えてみる
タイトルの色を変えてみる
デザイン => テンプレート =>
テンプレートモジュール => ブログ記事の概
要 <h2 class="asset-name entry-title" itemprop="name">
<a href="<$mt:EntryPermalink encode_html="1"$>">
<$mt:EntryTitle$></a>
</h2>
Movable Type
設計・構築の Tips
ホームページ (Web サイト ) とブログの違い
•ホームページ (Web サイト )
–データはツリー構造
–階層的
–ページは常に一意
•ブログ
–データは時系列ごとに増えるスタック構造
–カテゴリーやタグで構造化
–1 つのページが複数のカテゴリにまたがる
Movable Type の「ウェブサイト」と「ブログ」
• ウェブサイト…
いわゆる「 Web サイト」「ホームページ」全体を管理
するための仕組み
• ブログ…
Web サイト (ホームページ ) の中にある、更新頻度の高
いコンテンツを管理するための仕組み
「ブログ」「ニュースリリース」「 IR 情報」
「新製品紹介」など
•サイト内のコンテンツの中で
「定期的な情報発信コンテンツ」
をブログとして構築
小規模なウェブサイト
中大規模なウェブサイト ( 複数事業部など )
まとめ
•設計の際は「ウェブサイト」
「ブログ」の特徴を意識する
•サイト内の「固定的なページ」
「更新と蓄積があるページ」
を分けてコンテンツを整理する
参考
•LIG ブログ
–http://liginc.co.jp/web/tool/other-tool/8877
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•ありがとうございました。