論点5
食品添加物表示の普及、啓発、消費者教育について
消費者庁説明資料
令和元年12月
消費者庁食品表示企画課
資料2
1.
食品
添加
物の
消費
者理
解の
現状
食品
添加
物の
消費
者理
解の
現状
(平
成29
年消
費者
意向
調査
報告
書か
ら)
参考
)「そ
の他
」の主
な回
答・SN
Sで知
った
・テ
レビ
で知
った
・家
族/
友人
から
聞い
て知
った
・学
校で
知っ
た(家
庭科
の教
科書
/大
学の
講義
で/
薬学
部出
身の
ため
)・書
籍で
知っ
た
・新
聞、
ニュ
ース
、雑
誌等
の記
事・広
告は
、全
年齢
層に
おい
て、
高い
比率
とな
って
いる
。(主
に赤
枠部
分)
・マ
スコ
ミか
らの
情報
以外
につ
いて
は、
年齢
対象
群ご
とに
異な
った
傾向
がみ
られ
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平成29
年消
費者
意向
調査
にお
いて
、食
品添
加物
の使
用目
的の
認知
度と
、使
用目
的を
知っ
てい
る者
の情
報源
につ
いて
、確
認を
行っ
た。
3
2.
普及
・啓
発の
取組
、消
費者
教育
の現
状
各機
関(国
、地
方公
共団
体、
民間
事業
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大学
等)
から
の教
育関
係の
教材
のポ
ータ
ルサ
イト
であ
り、
登録
され
たも
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フリ
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ード
検索
可能
2-
(1
)行
政機
関の
取組
事例 行
政機
関の
取組
事例
(消
費者
庁①
)
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903
07_0
001.p
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行政
機関
の取
組事
例(消
費者
庁②
)
地域
数男
性女
性計
36か
所3
%97%
約1600人
年代
10代
20代
30代
40代
50代
60代
70代
80代
以上
割合
1%
2%
2%
4%
8%
34%
42%
8%
問1
食品
添加
物は
安全
性が
評価
され
たも
のや
、日
本で
広く使
用さ
れて
長い
食経
験の
ある
もの
とし
て国
に認
めら
れた
もの
であ
るこ
とを
知っ
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まし
たか
。
①知
って
いた
57%
②本
日の
講義
で初
めて
知っ
た43
%
問2
添加
物に
つい
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不安
はあ
りま
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とつ
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択)
①不
安で
ある
34%
②不
安は
ない
26%
③本
日の
講義
で不
安が
和ら
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40%
④そ
の他
0%
●食
品表
示セ
ミナ
ーと
は、
消費
者(実
際に
食品
を購
入す
る頻
度が
高い
主婦
層(消
費者
団体
の会
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対象
とし
たセ
ミナ
ーを
全国
で開
催し
、食
品表
示制
度に
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及啓
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図る
もの
であ
り、
平成
30年
度よ
り本
格的
に実
施し
てい
る。
●セ
ミナ
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行っ
てい
るこ
と食
品添
加物
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見方
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目的
、食
品添
加物
の安
全性
確認
、AD
Iの考
え方
につ
いて
説明
6
(参
考)平
成30年
度食
品表
示制
度セ
ミナ
ーの
参加
者を
対象
とし
たア
ンケ
ート
結果
につ
いて
平成
30年
度食
品表
示セ
ミナ
ーの
参加
者割
合
7
食品
安全
委員
会に
おい
て作
成し
た動
画を
政府
イン
ター
ネッ
トテ
レビ
で視
聴す
るこ
とが
可能
。ま
た、DV
D貸
出し
につ
いて
も食
品安
全委
員会
のウ
ェブ
サイ
トよ
り申
込み
可能
とな
って
いる
。
行政
機関
の取
組事
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品安
全委
員会
)
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行政
機関
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組事
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部科
学省
)
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.go.jp
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行政
機関
の取
組事
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生労
働省
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hin
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行政
機関
の取
組事
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林水
産省
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14.p
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行政
機関
の取
組事
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京都
庁)
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l
11
消費
者団
体に
おけ
る取
組事
例(主
婦連
合会
、(一
社)全
国消
費者
団体
連絡
会)
●主
婦連
合会
●一
般社
団法
人全
国消
費者
団体
連絡
会
12
2-
(2
)消
費者
団体
の取
組事
例
これ
まで
実施
して
きた
学習
会・2019年
3月
20日
食料
部食
と健
康を
考え
る学
習会
「乳児
用液
体ミ
ルク
につ
いて
」
・2019年
10月
30日
社会
部学
習会
「プ
レハ
ーベ
スト
とポ
スト
ハー
ベス
トに
つい
て」
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/20191030-2/
また
、社
会部
では
食パ
ンの
表示
に注
目し
て調
査を
実施
。
・主
婦連
合会
機関
紙「化
学物
質何
ジャ
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行(➡
提供
資料
参照
)
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php
消費
者団
体に
おけ
る取
組事
例((公
社)全
国消
費生
活相
談員
協会
)
13
食品
表示
に関
する
法律
・生
鮮食
品の
表示
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rer.htm
l
消費
者団
体に
おけ
る取
組事
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om
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om
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14
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民間
事業
者に
おけ
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組事
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社)日
本食
品添
加物
協会
)
●食
品添
加物
「テ
ンカ
ちゃ
ん」夏
休み
自由
研究
教室
開催
(毎
年7
月末
に実
施)
現代
の食
生活
に欠
かせ
ない
食品
添加
物。
その
役割
は、
食品
を「作
る」「保
存性
を高
める
」「美
味し
くす
る」「栄
養価
を高
める
」な
ど。
しか
し、
漠然
とし
た不
安を
食品
添加
物に
抱い
てい
る人
も多
いの
が現
状で
す。
そん
な不
安感
によ
り、
食べ
物の
本来
のお
いし
さが
半減
して
いま
せん
か? そこ
で、
食品
添加
物の
役割
と安
全性
を正
確に
認識
する
こと
が大
切で
す。
日本
食品
添加
物協
会で
は、
「テ
ンカ
ちゃ
ん」の
夏休
み自
由研
究教
室を
開催
。パ
ネル
やビ
デオ
、簡
単な
実験
(と
うふ
作り
、香
料の
嗅ぎ
分け
、等
々)を
通し
て楽
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かり
やす
くご
紹介
しま
す。
夏休
みの
宿題
にも
活用
でき
ます
。さ
さや
かな
がら
、お
土産
もご
用意
して
おり
ます
。
食品
添加
物そ
のも
のの
理解
促進
のた
めの
、充
実し
たコ
ンテ
ンツ
を掲
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ww
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1
メデ
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向け
勉強
会も
適宜
開催
15
2-
(3
)民
間事
業者
の取
組事
例
第2
回、
第3
回検
討会
ヒア
リン
グ対
象者
の取
組事
例
16
htt
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.co.jp
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/ham
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sage
s/sa
usa
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win
/2125/
3.
普及
、啓
発、
消費
者教
育の
手段
・E
U(ド
イツ
)で
は、
幼稚
園の
頃か
ら表
示に
対し
ての
教育
をし
てい
ると
聞い
てい
る。
・幼
児教
育を
して
いる
現場
の先
生方
も、
表示
を見
なが
らし
っか
りと
安全
性を
確認
し、
子供
たち
に与
えた
りし
てい
る。
・認
識の
ギャ
ップ
の背
景に
は、
学校
教育
にお
ける
正確
な情
報提
供が
進ん
でい
ない
こと
も原
因。
・各
省庁
間で
の連
携の
もと
に、
学校
教育
にお
ける
情報
提供
を推
進す
るこ
とも
必要
。・教
科書
や食
育を
通じ
た学
校教
育で
普及
啓発
不足
。・教
育課
程に
おけ
る正
しい
添加
物教
育が
重要
であ
るに
もか
かわ
らず
、「添
加物
を避
けま
しょ
う」と
か「手
作り
が一
番」、
「添
加物
の少
ない
食品
を摂
りま
しょ
う」の
よう
な、
何気
ない
教え
の言
葉が
まだ
まだ
はび
こっ
てい
る。
・学
校教
育に
おい
ては
、表
示制
度だ
けで
なく、
食品
添加
物の
必要
性及
び国
によ
り認
めら
れた
もの
しか
使用
され
てい
ない
旨の
教育
が必
要。
・「学
校給
食衛
生管
理基
準」は
、有
害若
しくは
不必
要な
食品
添加
物は
流通
させ
ない
とい
う現
在の
国の
取組
に対
し誤
認を
招く基
準と
なっ
てお
り、
教育
現場
での
リス
クコ
ミュ
ニケ
ーシ
ョン
や情
報提
供及
び自
治体
の学
校給
食関
係者
の取
組に
大き
な影
響を
及ぼ
して
いる
と考
えら
れる
指導
例。
・学
校教
育に
おけ
る食
品添
加物
につ
いて
の情
報提
供の
現状
につ
き、
食品
安全
委員
会と
文部
科学
省の
関
係者
から
ヒア
リン
グを
行い
、各
省庁
の連
携に
よる
取組
を提
案。
・学
校教
育の
現場
とい
うと
ころ
では
、添
加物
は危
険と
いう
、か
なり
昔の
認識
のま
ま指
導を
して
いる
教師
もい
ると
いう
。・学
校給
食の
とこ
ろの
管理
基準
は、
いま
だに
、「有
害な
」と
いう
言葉
があ
りま
して
、学
校給
食の
現場
では
、い
まだ
に、
添加
物に
対し
て正
しい
理解
がさ
れて
いな
いの
では
ない
か。
・平
成29年
告示
の内
容が
教科
書に
反映
され
る2021年
度以
降は
、添
加物
への
理解
が進
むの
では
ない
か。
・食
育推
進基
本計
画の
中で
、こ
の添
加物
をも
っと
きち
んと
位置
付け
て、
普及
啓発
して
いくこ
とに
つい
てお
願い
した
い。
・学
校給
食の
栄養
士の
方は
、添
加物
に関
して
は、
やは
り安
全性
はと
ても
懸念
があ
ると
いう
意見
。・学
校給
食と
いう
のは
、家
庭の
中に
ある
食材
を使
って
提供
して
いる
ので
、食
品添
加物
は使
いた
くな
いと
いう
強い
思い
。・添
加物
の役
割や
安全
性な
ど、
企業
も行
政も
皆で
この
教育
をし
てい
かな
けれ
ばい
けな
いの
では
ない
か。
学校
教育 18
普及
、啓
発、
消費
者教
育に
係る
委員
等か
らの
御意
見①
(こ
れま
での
検討
会議
事録
から
)
・食
品添
加物
のリ
スク
評価
、リ
スク
管理
の考
え方
につ
いて
の理
解の
不足
が国
民に
とっ
て不
利益
であ
り、
行政
によ
るリ
スク
コミ
ュニ
ケー
ショ
ンの
更な
る推
進が
必要
。・添
加物
表示
の歴
史を
見て
いくと
、あ
る年
代以
上の
消費
者に
つい
ては
科学
的に
安全
であ
ると
いう
こと
が必
ずし
も安
心に
つな
がる
もの
では
なく、
これ
から
更に
コミ
ュニ
ケー
ショ
ンが
必要
。・不
安の
解消
のた
めに
は、
まず
、行
政を
中心
とす
る消
費者
のリ
スク
コミ
ュニ
ケー
ショ
ンに
よる
理解
促進
。・リ
スク
コミ
ュニ
ケー
ショ
ンの
現状
と課
題、
学校
教育
にお
ける
食品
添加
物に
つい
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情報
提供
の現
状に
つき
、食
品安
全委
員会
と文
部科
学省
の関
係者
から
ヒア
リン
グを
行い
、各
省庁
の連
携に
よる
取組
を提
案。
リス
コミ
・消
費者
にメ
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アリ
テラ
シー
が不
足。
特に
情報
を主
体的
に冷
静に
読み
解く力
が足
りて
いな
い。
これ
は消
費者
の自
立や
消費
者教
育に
も深
く関
わっ
てくる
こと
。・消
費者
も科
学的
なも
のの
考え
方を
する
必要
があ
るの
では
ない
のか
。
消費
者に 求
めら
れる
こと
・事
業者
や行
政に
は消
費者
の誤
解に
基づ
く無
用の
心配
を取
り除
くた
めの
働き
かけ
が足
りて
いな
い。
・間
違っ
た、
ある
いは
偏っ
た記
事や
ニュ
ース
に対
して
は、
事実
はこ
うで
すよ
とい
うよ
うな
良質
の情
報を
政府
機関
や事
業者
もレ
スポ
ンス
よく発
して
いくこ
とが
大事
。・添
加物
の役
割や
安全
性な
ど、
正し
い知
識を
伝達
する
消費
者教
育、
これ
は企
業も
行政
も皆
でこ
の教
育を
して
いか
なけ
れば
いけ
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ので
はな
いか
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・事
業者
と行
政に
求め
られ
るこ
と
19
普及
、啓
発、
消費
者教
育に
係る
委員
等か
らの
御意
見②
(こ
れま
での
検討
会議
事録
から
)
食品
添加
物表
示の
普及
、啓
発、
消費
者教
育に
おい
て伝
える
べき
こと
につ
いて
(案
)
●消
費者
がよ
り良
く食
品添
加物
の表
示を
理解
する
ため
には
、表
示と
付随
して
食品
添加
物が
どう
いっ
た役
割を
果た
して
いる
のか
を理
解す
ると
とも
に、
どの
よう
に国
がそ
の使
用を
認め
てい
るの
かに
つい
ての
理解
が必
要で
ある
こと
。
前提
条件
【食
品添
加物
の表
示の
見方
】・一
括名
表示
、簡
略名
・類
別名
表示
、用
途名
表示
等に
つい
て
【食
品添
加物
の働
き、
使用
方法
】・ど
のよ
うな
食品
にど
のよ
うな
目的
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加物
が使
用さ
れる
のか
・食
品添
加物
は必
要な
物質
が必
要な
量だ
け使
用さ
れて
いる
こと
・使
用す
る種
類が
少な
いこ
とと
使用
量が
少な
いこ
とは
、必
ずし
も一
致し
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こと
・複
数の
種類
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、機
能や
効果
のた
めに
意味
があ
り、
相乗
効果
で単
一使
用よ
りも
少な
い量
で効
果を
発揮
する
場合
もあ
るこ
と
【食
品添
加物
の安
全性
】・食
品添
加物
は国
が認
めた
もの
だけ
が使
用さ
れて
いる
こと
・食
品添
加物
の指
定に
至る
まで
の概
略・AD
Iの考
え方
・必
要な
量が
守ら
れて
いる
限り
、安
全性
に影
響は
ない
こと
【無
添加
、不
使用
の表
示】
・食
品添
加物
「無
添加
」等
の表
示に
つい
て等
留意
点
表示
だけ
でな
く食
品添
加物
その
もの
に対
する
消費
者理
解を
深め
るた
めに
は、
科学
的知
見に
基づ
いた
情報
発信
が必
要。
20
普及
・啓
発、
消費
者教
育に
おい
て伝
える
べき
具体
的な
内容
(案)
食品
添加
物表
示の
普及
、啓
発、
消費
者教
育の
手段
につ
いて
(案
)
行政
消費
者団
体
事業
者
●行
政間
の連
携(消
費者
庁、
食品
安全
委員
会、
文部
科学
省、
厚生
労働
省、
農林
水産
省)に
よる
取組
●食
育の
取組
等、
各省
庁が
既に
行っ
てい
る消
費者
教育
等の
取組
と連
携す
るこ
とを
模索
●消
費者
庁等
の行
政で
ウェ
ブサ
イト
、S
NS
、リ
ーフ
レッ
ト等
を充
実さ
せる
こと
によ
り、
情報
発信
をす
べき
では
ない
か。
●学
習会
の開
催●
ウェ
ブサ
イト
の充
実
報
告書
によ
り、
(新
聞、
ニュ
ース
等以
外で
は)事
業者
のウ
ェブ
サイ
ト、
お客
様相
談窓
口、
パン
フレ
ット
等か
ら情
報を
得て
いる
消費
者も
確認
され
るこ
とか
ら、
添加
物表
示を
含む
添加
物関
連情
報を
積極
的に
発信
すべ
きで
はな
いか
。
使用
され
た食
品添
加物
の詳
細を
知り
たい
消費
者が
情報
を得
るこ
とが
でき
るよ
う、
民間
事業
者に
おい
て、
問合
せに
応じ
られ
る体
制の
構築
を更
に進
める
べき
では
ない
か。
(例
:電
話相
談窓
口・ウ
ェブ
サイ
トの
開設
、相
談窓
口の
対応
者の
資質
向上
、社
内教
育の
充実
等)
21
食品
添加
物表
示の
普及
、啓
発、
消費
者教
育は
、消
費者
意向
調査
報告
書を
踏ま
える
と世
代別
のア
プロ
ーチ
をす
るこ
とが
効果
的と
考え
られ
るこ
とか
ら、
対象
者の
世代
に応
じた
普及
、啓
発、
消費
者教
育に
関す
る手
段を
考え
るべ
きで
はな
いか
。
上記
取組
によ
り、
論点
1、
2、
3、
(4
)を
補完
する
こと
にも
つな
がる
ので
はな
いか
。
情報
提供
の在
り方
表示
だけ
でな
く食
品添
加物
その
もの
に対
する
消費
者理
解を
深め
るた
めに
は、
関係
者間
の連
携を
図り
、取
組を
進め
るこ
とが
効果
的で
ある
。
若年
層
子育
て世
代
中高
年齢
層
マス
コミ
報道
関係
者
地方
公共
団体
等
消費
者庁
ほか
関係
省庁
食品
関連
事業
者
消費
者団
体
教育
行政
制 度 の 普 及
制度
の正
しい
普及正
確な
情報
発信
ウェ
ブサ
イト
、講
習会
等を
通じ
た制
度の
周知
普及
一般
消費
者
制 度 の 普 及
制度
の解
説、
説明
会の
実施
リス
クコ
ミュ
ニケ
ーシ
ョン
リス
クコ
ミュ
ニケ
ーシ
ョン
小中
学生
情報
提供
、問
合せ
対応
問合
せ
学校
教育
等に
おい
て添
加物
への
理解
の推
進
添 加 物 へ の 理 解 の 推 進 添 加 物 へ の 理 解 の 推 進
添加
物へ
の理
解の
推進
22
食品
添加
物表
示の
普及
、啓
発、
消費
者教
育に
つい
て(世
代別
のア
プロ
ーチ
案)
手段
対象
行政
青少
年教
育マ
スコ
ミ、
イベ
ント
等民
間事
業者
消費
者団
体
幼児
・専
門職
勉強
会へ
の講
師派
遣・関
係職
員へ
の発
信、
勉強
会の
開催
•保
育園
で配
布さ
れる
フリ
ーペ
ーパ
ー•
子育
てイ
ベン
ト•
学校
で配
布さ
れる
フリ
ーペ
ーパ
ー•
子ど
も向
け新
聞
•栄
養教
諭等
の専
門職
向け
専門
誌・雑
誌
•SN
S(In
stag
ram
、Tw
itte
r、Fac
ebook等
)•
若年
層を
ター
ゲッ
トに
した
食品
に関
する
雑誌
•子
育て
世代
をタ
ーゲ
ット
にし
た食
品に
関す
る雑
誌
•新
聞で
の特
集記
事(主
に生
活面
)の
連載
等
•各
社ウ
ェブ
サイ
トに
よる
情報
提供
、パ
ンフ
レッ
トの
配布
•ス
ーパ
ーマ
ーケ
ット
等で
普及
啓発
資材
の配
布
•出
前講
座の
実施
•子
ども
向け
イベ
ント
の実
施
•工
場見
学、
体験
イベ
ント
の実
施
•勉
強会
への
講師
派遣
•学
習会
の開
催
学生
(小
・中
)
・専
門職
勉強
会へ
の講
師派
遣・出
前講
座の
実施
・関
係職
員へ
の発
信、
勉強
会の
開催
・授
業で
の展
開(平
成29年
学習
指導
要領
)
学生
(高
・大
・専
)
・専
門職
勉強
会へ
の講
師派
遣・出
前講
座の
実施
・関
係府
省庁
ウェ
ブサ
イト
の充
実
・関
係職
員へ
の発
信、
勉強
会の
開催
・授
業で
の展
開(平
成30年
学習
指導
要領
)
・勉
強会
への
講師
派遣
・関
係府
省庁
ウェ
ブサ
イト
の充
実
・栄
養・食
物学
に携
わる
学校
の学
生・関
係者
への
発信
、勉
強会
の開
催
若年
層―
子育
て世
代
・関
係府
省庁
ウェ
ブサ
イト
の充
実・母
子保
健関
係の
取組
にお
ける
発信
(各
種健
診時
での
資料
配布
等)
―
中高
年層
・関
係府
省庁
ウェ
ブサ
イト
の充
実・出
前講
座、
各種
説明
会の
実施
(食
品表
示制
度セ
ミナ
ー等
)
―
対象
者
発信
者
23
24
論点5
食品添加物表示の普及、啓発、消費者教育について
論点
1一
括名
表示
、簡
略名
・類
別名
表示
の在
り方
論点
2用
途名
表示
の在
り方
論点
3「無
添加
」、
「不
使用
」表
示の
在り
方
論点
4栄
養強
化目
的で
使用
した
食品
添加
物の
表示
・一
般的
に添
加物
がど
のよ
うな
目的
で使
用さ
れる
のか
につ
いて
情報
提供
。
・用
途名
併記
が課
せら
れて
いな
添加
物に
つい
て、
どの
よう
な目
的で
使用
され
るの
か情
報提
供。
等
・「○
○不
使用
」と
表示
され
てい
ても
他の
添加
物が
使用
され
てい
るこ
とが
ある
ため
、一
括表
示を
見る
。
・塩
や砂
糖で
は加
工助
剤で
添加
物が
使用
され
るこ
とが
ある
。等
・省
略さ
れる
添加
物に
つい
て情
報提
供。
・複
数の
添加
物を
組み
合わ
せて
使用
する
こと
で最
適な
効果
を発
する
添加
物が
ある
。等
・ど
のよ
うな
添加
物が
栄養
強化
目的
で使
用さ
れる
のか
につ
いて
情報
提供
。
・併
せて
栄養
成分
表示
を確
認。
等
正確
な理
解に
より
、商
品選
択に
つな
げる
正し
い情
報提
供、
問合
せに
対し
て情
報提
供を
行う
体制
の整
備等
【技
術・家
庭編
】中
学校
学習
指導
要領
(平
成29年
告示
)解
説(抄
)平
成29年
7月
加工
食品
につ
いて
は,
身近
なも
のを
取り
上げ
,そ
の原
材料
や食
品添
加物
,栄
養成
分,
アレ
ルギ
ー物
質,
期限
,保
存方
法な
どの
表示
を理
解し
て用
途に
応じ
た選
択が
でき
るよ
うに
する
。ま
た,
生鮮
食品
と加
工食
品と
の比
較か
ら,
加工
食品
の種
類や
その
意義
につ
いて
も触
れ,
加工
食品
を適
切に
利用
する
ため
に表
示を
理解
する
こと
が必
要で
ある
こと
に気
付くよ
うに
する
。な
お,
食品
添加
物や
残留
農薬
,放
射性
物質
など
につ
いて
は,
基準
値を
設け
て,
食品
の安
全を
確保
する
仕組
みが
ある
こと
にも
触れ
るよ
うに
する
。
【家
庭編
】高
等学
校学
習指
導要
領(平
成30年
告示
)解
説(抄
)平
成30年
7月
<家
庭基
礎>
○食
品衛
生に
つい
ては
,食
品の
腐敗
や変
敗,
食中
毒,
食品
添加
物な
どに
つい
て食
品の
購入
,調
理,
保存
と関
わら
せて
理解
し,
食生
活を
安全
で衛
生的
に営
むこ
とが
でき
るよ
うに
する
。特
に食
中毒
につ
いて
は,
身近
な例
を具
体的
に取
り上
げ,
その
原因
や症
状,
予防
のた
めの
調理
上の
性質
につ
いて
理解
し,
調理
実習
の際
に十
分留
意す
る。
また
,食
品添
加物
や残
留農
薬,
放射
性物
質な
どに
つい
ては
,基
準値
を設
けて
いる
こと
など
を取
り上
げ,
社会
にお
ける
食品
の安
全確
保の
仕組
みに
つい
ても
触れ
るよ
うに
する
。※
「家
庭総
合」で
食品
衛生
につ
いて
指導
する
際の
取扱
いを
解説
する
中で
も「食
品添
加物
」に
つい
て触
れて
いる
。
<家
庭総
合>
○食
の安
全と
衛生
につ
いて
は,
例え
ば,
フー
ドマ
イレ
ージ
や地
産地
消な
どを
取り
上げ
,生
産か
ら消
費に
至る
過程
にお
ける
食の
安全
と衛
生に
つい
て理
解で
きる
よう
にす
る。
また
,食
品添
加物
や残
留農
薬,
放射
性物
質な
どに
つい
ては
,基
準値
を設
けて
いる
こと
など
を取
り上
げ,
社会
にお
ける
食品
の安
全確
保の
仕組
みに
つい
ても
理解
でき
るよ
うに
する
。
中学
校・高
等学
校学
習指
導要
領に
おけ
る食
品添
加物
の取
扱い
につ
いて
第4
回食
品添
加物
表示
制度
に関
する
検討
会資
料1
-1
を一
部改
編
25
(参
考1)
情報
媒体
の例
26
(参
考2)
(参考)
これまでの検討会における意見
普及
、啓
発、
消費
者教
育に
つい
て(第
1回
検討
会議
事録
から
)
有田
委員
・E
U(ド
イツ
)で
は、
幼稚
園の
頃か
ら表
示に
対し
ての
教育
をし
てい
ると
聞い
てい
る。
・幼
児教
育を
して
いる
現場
の先
生方
も、
表示
を見
なが
らし
っか
りと
安全
性を
確認
し、
子供
たち
に与
えた
りし
てい
る。
・教
育の
現場
で食
品表
示に
つい
ての
教育
がど
れほ
どな
され
てい
て、
表示
に関
心が
薄い
のは
、た
だ単
に分
かり
にくい
とか
、情
報が
多い
とか
では
なくて
、教
育の
問題
も絡
んで
くる
ので
はな
いか
。・分
かり
やす
さと
いう
こと
につ
いて
は、
教育
の問
題と
も絡
んで
くる
ので
、単
純に
は言
えな
いの
では
ない
か。
上田
委員
・表
示制
度の
検討
と併
せて
リス
クコ
ミュ
ニケ
ーシ
ョン
の在
り方
を検
討し
てい
ただ
きた
い。
・食
品安
全委
員会
が平
成27年
に実
施し
た食
品に
係る
リス
ク認
識ア
ンケ
ート
調査
の結
果で
は、
食品
添加
物を
使用
した
食品
の安
全性
に対
する
捉え
方に
つい
て、
食品
安全
の専
門家
と消
費者
の方
の間
には
大き
なギ
ャッ
プが
ある
。・食
品添
加物
のリ
スク
評価
、リ
スク
管理
の考
え方
につ
いて
の理
解の
不足
が国
民に
とっ
て不
利益
であ
り、
行政
によ
るリ
スク
コミ
ュニ
ケー
ショ
ンの
更な
る推
進が
必要
。・認
識の
ギャ
ップ
の背
景に
は、
学校
教育
にお
ける
正確
な情
報提
供が
進ん
でい
ない
こと
も原
因。
・各
省庁
間で
の連
携の
もと
に、
学校
教育
にお
ける
情報
提供
を推
進す
るこ
とも
必要
。・食
品添
加物
表示
制度
の検
討と
この
リス
クコ
ミュ
ニケ
ーシ
ョン
不足
の問
題は
密接
に関
連し
てい
る。
浦郷
委員
・食
品添
加物
が何
のた
めに
どの
よう
に使
われ
てい
るの
か、
そし
て、
基準
に沿
って
使わ
れて
いれ
ば健
康へ
の影
響が
ない
とい
うこ
とも
含め
て、
食品
添加
物に
対す
る消
費者
の理
解を
深め
てい
かな
けれ
ばい
けな
い。
坂田
委員
・分
から
ない
がゆ
えに
漠然
と不
安を
感じ
てい
る消
費者
が多
い。
・添
加物
表示
の歴
史を
見て
いくと
、あ
る年
代以
上の
消費
者に
つい
ては
科学
的に
安全
であ
ると
いう
こと
が必
ずし
も安
心に
つな
がる
もの
では
なく、
これ
から
更に
コミ
ュニ
ケー
ショ
ンが
必要
。・添
加物
の安
全性
を考
える
際に
、量
の概
念が
重要
であ
ると
いう
こと
を教
育・啓
発す
るこ
と。
・消
費者
は、
表示
され
てい
る添
加物
の数
が多
いと
大量
に添
加物
が使
われ
てい
ると
思い
、安
全性
も心
配だ
とい
うよ
うに
なり
がち
。・教
育や
啓発
は急
務で
、他
の省
庁な
どと
も連
携し
て強
力に
推進
して
いく必
要が
ある
。
武石
委員
・消
費者
にと
って
食品
添加
物自
体へ
の不
安感
はあ
る程
度あ
るこ
とは
事実
。・表
示の
問題
では
なく、
食品
添加
物自
体の
安全
性に
つい
ての
情報
や理
解が
十分
でな
いこ
とに
原因
があ
るの
では
ない
か。
・不
安の
解消
のた
めに
は、
まず
、行
政を
中心
とす
る消
費者
への
リス
クコ
ミュ
ニケ
ーシ
ョン
によ
る理
解促
進、
ある
いは
先ほ
ど来
出て
いる
教育
とい
う取
り組
みが
必要
では
ない
か。
中垣
委員
・教
育の
問題
、あ
るい
はコ
ミュ
ニケ
ーシ
ョン
の問
題は
論を
待た
ない
。
28
普及
、啓
発、
消費
者教
育に
つい
て(第
2回
検討
会議
事録
から
)
生活
クラ
ブ事
業連
合生
活協
同組
合連
合会
藤田
理事
・物
質名
表示
の原
則を
より
徹底
する
こと
こそ
最大
の普
及啓
発。
食の
コミ
ュニ
ケー
ショ
ン円
卓会
議市
川代
表
・食
品添
加物
の消
費者
理解
につ
いて
、な
ぜ理
解が
進ま
ない
理由
が次
の5
つ。
①教
科書
や食
育を
通じ
た学
校教
育で
普及
啓発
不足
。教
育課
程に
おけ
る正
しい
添加
物教
育が
重要
であ
るに
もか
かわ
らず
、「添
加物
を避
けま
しょ
う」と
か「手
作り
が一
番」、
「添
加物
の少
ない
食品
をと
りま
しょ
う」の
よう
な、
何気
ない
教え
の言
葉が
まだ
まだ
はび
こっ
てい
る。
②食
品添
加物
を悪
者に
仕立
てて
情報
や商
品を
売る
マス
メデ
ィア
の存
在や
、食
品事
業者
など
の存
在。
③無
添加
・不
使用
表示
が野
放し
状態
。④
消費
者に
メデ
ィア
リテ
ラシ
ーが
不足
。特
に情
報を
主体
的に
冷静
に読
み解
く力
が足
りて
いな
い。
これ
は消
費者
の自
立や
消費
者教
育に
も深
く関
わっ
てくる
こと
。⑤
事業
者や
行政
には
消費
者の
誤解
に基
づく無
用の
心配
を取
り除
くた
めの
働き
かけ
が足
りて
いな
い。
・事
業者
や行
政は
消費
者の
誤解
に基
づく心
配を
取り
除く働
きか
けを
して
ほし
い。
・間
違っ
た、
ある
いは
偏っ
た記
事や
ニュ
ース
に対
して
は、
事実
はこ
うで
すよ
とい
うよ
うな
良質
の情
報を
政府
機関
や事
業者
もレ
スポ
ンス
よく発
して
いくこ
とが
大事
。・安
全で
すと
いう
情報
を発
信す
ると
きに
、そ
れが
単な
るお
知ら
せや
伝達
にな
って
はい
けな
いと
いう
こと
も重
要。
・誠
心誠
意を
込め
た力
強い
メッ
セー
ジと
して
伝え
なけ
れば
、消
費者
の不
安、
消費
者の
心に
響か
ない
。
日本
生活
協同
組合
連合
会組
織推
進本
部二
村本
部長
・現
行の
制度
がど
のよ
うに
周知
され
てい
るの
か。
・私
ども
は2016年
に表
示を
変え
たと
きに
、変
わり
まし
たと
組合
員の
皆さ
んに
御説
明す
るの
もか
なり
大変
で、
全国
の何
か所
かで
説明
会も
実施
した
。
一般
財団
法人
消費
科学
セン
ター
犬伏
理事
・消
費者
も科
学的
なも
のの
考え
方を
する
必要
があ
るの
では
ない
のか
、消
費者
もし
っか
り学
び、
考え
てい
かね
ばな
らな
いと
考え
私ど
もの
会を
結成
した
29
普及
、啓
発、
消費
者教
育に
つい
て(第
3回
検討
会議
事録
から
)
三菱
商事
ライ
フサ
イエ
ンス
株式
会社
品質
保証
部高
松審
査・法
令グ
ルー
プマ
ネジ
ャー
・「食
品添
加物
への
理解
促進
」で
す。
・食
品添
加物
は必
要な
物質
が必
要な
量だ
け使
用さ
れて
おり
、単
純に
添加
量を
減ら
した
り、
使用
自体
を無
くし
てし
まう
とい
うこ
とは
、お
いし
さを
損な
った
り、
健康
被害
のリ
スク
が高
まる
場合
があ
る。
・食
品添
加物
の安
全性
や必
要性
、有
用性
など
が理
解さ
れて
おら
ず、
むし
ろ危
険な
物質
が食
品に
使用
され
てい
ると
すら
思わ
れて
いる
とい
うの
が現
状で
はな
いか
。・使
用す
る種
類が
少な
いこ
とと
使用
量が
少な
いこ
とは
、必
ずし
も一
致し
ませ
ん。
複数
の種
類の
使用
は、
機能
や効
果の
ため
に意
味が
あり
、ま
た、
相乗
効果
で単
一使
用よ
りも
少な
い量
で効
果を
発揮
する
場合
もあ
る。
・使
用さ
れる
食品
添加
物が
異な
る目
的で
あれ
ば、
それ
ぞれ
にも
ちろ
ん使
用す
る意
味が
あり
ます
ので
、種
類を
減ら
すこ
とは
、減
らし
た食
品添
加物
によ
る効
果が
なくな
るの
で、
食品
全体
とし
ての
品質
が失
われ
てし
まう
場合
もあ
る。
・同
じ用
途で
も複
数の
種類
を使
用す
るこ
とは
、特
徴が
異な
るも
のを
組み
合せ
るこ
とに
よる
効果
の範
囲や
複雑
さと
いっ
た機
能や
効果
に意
味が
ある
場合
もあ
る。
同じ
用途
で種
類を
減ら
すこ
とは
、限
られ
た範
囲で
単純
な効
果に
限定
され
るこ
とに
なり
、食
品全
体と
して
の品
質が
下が
るこ
とに
もな
る。
日本
ハム
株式
会社
品質
保証
部岩
間部
長
・発
がん
性・毒
性が
ある
から
とか
、危
険性
、更
に、
子供
に対
する
影響
とい
うこ
とで
、こ
れも
やは
り安
全性
につ
いて
知り
たい
とい
う方
が圧
倒的
だと
感じ
てい
る。
・現
状の
食品
添加
物表
示制
度自
体に
重大
な課
題を
感じ
てお
らず
、漠
然と
した
食品
添加
物の
用途
や安
全性
を知
りた
いと
いう
心境
では
ない
か。
・昭
和44年
から
主婦
の方
を対
象に
期間
限定
で「奥
様重
役」と
なっ
てい
ただ
きま
して
、い
ろい
ろな
御意
見を
頂く制
度で
あり
、人
数は
1回
10人
で、
本当
にフ
ェー
ス・ト
ゥ・フ
ェー
スで
食品
添加
物に
つい
ての
意見
交換
を実
施。
・話
を聞
いた
後は
非常
に意
識の
変化
があ
る。
特に
体に
良くな
いと
思っ
てい
たが
、安
全性
のと
れた
もの
は受
け入
れる
よう
にな
った
とか
、悪
いも
ので
はな
いと
分か
った
とい
うこ
とで
、弊
社と
して
は、
昭和
44年
から
今年
で50年
目に
なり
ます
けれ
ども
、地
道に
この
よう
な努
力と
共に
、意
見交
換を
させ
てい
ただ
いて
いる
。・添
加物
の役
割や
安全
性な
ど、
正し
い知
識を
伝達
する
消費
者教
育、
これ
は企
業も
行政
もそ
れぞ
れ皆
だと
思い
ます
けれ
ども
、皆
でこ
の教
育を
して
いか
なけ
れば
いけ
ない
ので
はな
いか
。
30
普及
、啓
発、
消費
者教
育に
つい
て(第
4回
検討
会議
事録
から
)
上田
委員
・行
政に
よる
リス
クコ
ミュ
ニケ
ーシ
ョン
と情
報提
供の
在り
方を
論点
にす
べき
。食
品添
加物
のリ
スク
評価
やリ
スク
管理
の仕
組み
につ
いて
の理
解促
進が
重要
な課
題。
・学
校教
育に
おき
まし
ては
、表
示制
度に
つい
ての
教育
も重
要と
思わ
れま
すが
、食
品添
加物
の必
要性
及び
国に
より
認め
られ
たも
のし
か食
品添
加物
とし
て使
用さ
れて
いな
い旨
につ
いて
も、
教育
が必
要。
・「学
校給
食衛
生管
理基
準」は
、有
害若
しくは
不必
要な
食品
添加
物は
流通
させ
ない
とい
う現
在の
国の
取組
に対
し誤
認を
招く基
準と
なっ
てお
り、
教育
現場
での
リス
クコ
ミュ
ニケ
ーシ
ョン
や情
報提
供及
び自
治体
の学
校給
食関
係者
の取
組に
大き
な影
響を
及ぼ
して
いる
と考
えら
れる
指導
例。
・食
品添
加物
表示
制度
の見
直し
以前
の課
題と
して
、行
政に
よる
リス
クコ
ミュ
ニケ
ーシ
ョン
と情
報提
供の
在り
方を
論点
に上
げ、
学校
教育
にお
ける
普及
・啓
発、
事業
者に
よる
情報
提供
も含
め、
幅広
い観
点か
ら、
食品
添加
物に
つい
ての
普及
・啓
発の
手段
につ
いて
議論
すべ
き。
議論
に際
し、
リス
クコ
ミュ
ニケ
ーシ
ョン
の現
状と
課題
、学
校教
育に
おけ
る食
品添
加物
につ
いて
の情
報提
供の
現状
につ
き、
食品
安全
委員
会と
文部
科学
省の
関係
者か
らヒ
アリ
ング
を行
い、
各省
庁の
連携
によ
る取
組を
提案
。
浦郷
委員
・学
校教
育の
現場
とい
うと
ころ
では
、添
加物
は危
険と
いう
、か
なり
昔の
認識
のま
ま指
導を
して
いる
教師
もい
ると
いう
。・平
成29年
と30年
にこ
の指
導要
領が
改定
され
、添
加物
に関
する
正し
い理
解が
進ん
でい
って
、そ
の指
導す
る方
にと
って
も正
しい
理解
が進
んで
いくの
だな
とい
うこ
とで
、こ
れは
本当
に評
価し
たい
。・学
校給
食の
とこ
ろの
管理
基準
は、
いま
だに
、「有
害な
」と
いう
言葉
があ
りま
して
、学
校給
食の
現場
では
、い
まだ
に、
添加
物に
対し
て正
しい
理解
がさ
れて
いな
いの
では
ない
か。
この
基準
も早
急に
見直
して
いた
だき
、学
校給
食の
現場
にも
、食
品添
加物
に対
する
正し
い理
解を
して
もら
いた
い。
坂田
委員
・学
習指
導要
領は
10年
ごと
に改
定さ
れる
ので
、そ
の前
の平
成20年
告示
を見
てみ
まし
たと
ころ
、加
工食
品に
つい
ては
、表
示を
理解
して
、良
否を
見分
け、
よい
か否
かで
すね
、そ
うい
う記
述に
なっ
てい
ます
。例
えば
、添
加物
の数
の少
ない
もの
を選
びま
しょ
うと
いう
よう
な指
導も
あり
得る
。・平
成29年
告示
の内
容が
教科
書に
反映
され
るの
は実
は2021年
度で
すか
ら、
今の
とこ
ろが
教科
書で
どん
な記
述に
なる
のか
は分
かり
ませ
んが
、添
加物
への
理解
が進
むの
では
ない
か。
武石
委員
・今
回の
整理
の前
提と
して
は、
リス
コミ
とか
、添
加物
につ
いて
の消
費者
の普
及啓
発の
一環
とし
て、
この
教育
の問
題が
出て
いる
。・食
育と
いう
中で
、こ
の添
加物
の問
題を
もっ
と考
えて
いっ
ても
いい
ので
はな
いか
とい
う視
点も
ある
と思
うの
です
が、
食育
推進
基本
計画
の中
で、
この
添加
物を
もっ
とき
ちん
と位
置付
けて
、普
及啓
発し
てい
くこ
とに
つい
てお
願い
した
い。
森田
委員
・地
方自
治体
の学
校給
食の
栄養
士の
方は
、添
加物
に関
して
は、
やは
り安
全性
はと
ても
懸念
があ
ると
いう
よう
な意
見を
頂い
た。
・学
校給
食と
いう
のは
、家
庭の
中に
ある
いろ
いろ
な食
材を
使っ
て提
供し
てい
るの
で、
食品
添加
物は
やは
り使
いた
くな
いと
いう
よう
な強
い思
いが
あっ
た。
31
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