諸注意
一度も使ったことがない人は、ベテランの説明を受けてからにすること
不慣れな人は各所の確認を特に丁寧に行うこと
慣れてる人も油断しないこと
シャッター、鏡など、安全確認を十分に行うこと
古い機械で壊れやすい部分も多いので、大切に使うこと
壊れた場合や異常 ( いつもと違うこと ) など気づいた点は報告すること報告先: 石井 (花山か飛騨にいる場合は口頭か電話で)
飛騨電話 : 0578-86-2311 飛騨以外の出張などで不在の場合、仲谷@飛騨 どちらも連絡がつかない場合は、花山の職員に連絡のうえ [email protected]へメール連絡
このページ以降の各ページの説明項目
光図など説明写真
第一焦点付近写真、ハンドボックス操作図
観測準備手順
見学案内 解説ポイント
観測終了手順
退出時チェック項目
補足資料 (CCD 観測手順など )
太陽館見学マニュアル
2008.04.15T.T.Ishii
光路図
三面鏡 ( 像をつくる鏡 )
一面鏡
二面鏡
眼視用スクリーンを外したところ↓
眼視用セッティング
回折格子自動回転装置
数値セット
設定値移動ボタン(押す)
このガイドに合わせて
CCD カメラを設置する
通常開けるのはコリメータ鏡と回折格子の蓋のみ他の鏡の蓋は開けない
この裏あたりにコンセント色々
ハンドボックス
フォーカス調整
第一焦点モニター用カメラと電源
モニター電源
ビデオデッキ
追尾用モーター電源上下二つとも
入れる
ハンドボックスの各ボタンを押した時に太陽が動く方向
東西
北
南
太陽面上での方向と一致( つまり南は太陽の南側部分 )
東西は実際は水平ではなく数度傾いてる ( 西側がさがっている )
速度は通常は M(Mid) に大きく動かす時は F(Fast)
西に動かした時に止まりにくいので注意
第一焦点面のモニター画面は上下は一緒で左右反転
観測準備手順 1. 小屋を開ける
鍵は共通玄関用で開くシャッターを開ける ( シャッターわき Box 内の上のボタンを押す )シャッターが一番上まで上がってること、高さがいつもと同じであるこ
とレール上に障害物がないことを確認起動、後進 小屋が動く間、異常がないか見ておく , 異常時には停止を押すリミットで止まったら、停止を押す
2. 鏡の蓋を外す緑のカバーとビニールはたたんで (3-5 面鏡のある ) 小屋の中に入れておく二面鏡 ( 上側 ) の蓋から先に外す一面、二面鏡の蓋も小屋の中にしまう
3. 追尾のスイッチを入れるコンセントは全てさしておく ( 第一焦点の向こう ( 西 ) 側、除湿機の方の
OA タップ )追尾用モーターのスイッチ ( 二箇所 ) を入れる
4. 太陽導入二面鏡の影が一面鏡にかからないように一面鏡をレール上で移動一面鏡からの反射光の高さに合わせて二面鏡をレール上で移動一面鏡の光が二面鏡にバランスよく当たるように一面鏡を動かす二面鏡の光が三面鏡に当たって、焦点面スリット付近に太陽像ができるよ
うに 二面鏡を動かす ( 二面鏡のクランプは二箇所 ,締めすぎないように注
意 )モーター部とおしりと二箇所モーター部が上下、おしりが左右それぞれ二つねじがあるが片方を緩めれば動く通常モーター部は下側を、おしりは東側を緩め
る動きが重いときはもう片方も緩める
二面鏡おしりのクランプ5. 分光器室内準備
鍵は、鍵置き場の5番 ( 分北 5) の鍵 鍵置き場は、分光器室ドアの右斜めぐらいのドアを開けた左手コリメーター鏡と回折格子の蓋を外す除湿機 ( 二つ ) の電源を切る
6. スペクトルができる焦点部の準備
眼視用スクリーン設置スリット幅全開回折格子角度と波長は右の表数値をセットして、設定値移動を押す必要ならフォーカス調整第一焦点面を H-alpha でモニターする場合はカメラ電源、モニター電源、ビデオデッキの電源を ON
7. CCD 観測の過去の例を PC に用意見学の内容によってはリアルタイム CCD 画像をみせるなども
H-alpha 20 41 00Na 18 11 30Mg 15 33 50H-beta 14 25 00Ca (H) 11 12 00
望遠鏡部分
三面鏡のところで、「今、皆さんは望遠鏡の中います」というと大抵驚かれる50cm凹面鏡、焦点距離 20m 、直径約 20cm の太陽像ができる
外に出てシーロスタットの説明 (70cm 平面鏡二枚 )北はどっちでしょう、クイズなど
子供向けには、動かせるときは、十分気をつけたうえで小屋を移動することも
第一焦点面
太陽像や黒点の説明晴れててリアルタイム画像だと反応がいい時間がたっぷりあれば H-alpha のモニターが画像を説明することも
スリットの説明と、となりの部屋で虹をつくることの説明
眼視用スクリーンで、各スペクトルを説明、紫から赤への色の移動をみせる
時間と対象年齢によっては、スペクトルで何がわかるかを自転速度の観測の例などで説明デスクトップ、見学用サンプル画像を Iview で表示
暗室
回折格子や鏡には人を近付けないように注意スリットからの光の路の説明(見学者は動かずに説明者が動くとよい)
回折格子の説明、暗室内に CD をおいてある1mm に 1200本
虹をみせる、光路に人が立たないように、暗くなって子供が騒がないように注意曇ってる場合は、飛騨の虹の巻物(コリメーター鏡付近においてある)で雰囲気だけでも説明
H-alpha の赤を説明(別館でみてる太陽の光の色)
見学説明ポイント
観測終了手順
1. 起動した周辺機器の電源 OFFCCD カメラ、 PC 、焦点モニター用カメラ、モニター、ビデオデッキ OFF 確認
2. 追尾停止追尾モーターのスイッチを二つとも切るフィルター以外のコンセントを全て抜く抜かないと書いてあるフィルターのコンセントは抜いてはいけない
3. 鏡の蓋をする一面鏡の蓋を先にしめてから二面鏡の蓋をする緑のカバーもかける マジックテープがあるのが二面鏡用、ビニールは二面鏡モーター部に三 ,四 ,五面鏡の蓋もする
4. 小屋を閉めるレール上に障害物がないことを確認起動、前進 小屋が動く間、異常がないか見ておく , 異常時には停止を押すリミットで止まったら、停止を押すシャッターを閉める ( シャッターわき Box 内の下のボタンを押す )一面鏡の小屋、三面鏡付近東西二箇所の各扉の施錠確認
5. 分光器室内片付けコリメーター鏡と回折格子の蓋をする除湿機 ( 二つ ) の電源を入れる鍵を閉めて、鍵は鍵置き場に戻す ( 退出時には玄関の鍵を閉めるのも忘れ
ずに )
この裏あたりにコンセント色々
ハンドボックス
フォーカス調整
第一焦点モニター用カメラと電源
モニター電源
ビデオデッキ
追尾用モーター電源上下二つとも
入れる
シーロスタット使用後は、退出前に以下を確認すること
小屋移動装置電源切
鏡(五ヶ所)蓋閉鏡(二ヶ所)緑カバー、定位置
小屋シャッター閉
小屋、光路(東西)鍵閉
第一焦点コンセント(フィルター以外)抜
CCD カメラ電源切観測用 PC 電源切、コンセント&ネットワークケーブル抜
除湿機 ON扉閉
暗室内、回折格子、コリメーター鏡蓋除湿機(二ヶ所) ON電気消
暗室鍵閉、鍵を鍵置き場、定位置
スペクトルコンセント抜
廊下電気消灯
以上を確認してから、玄関の鍵を忘れずに閉めて退出
使用中に、異常あるいは普段と違うことなど気づいた点があれば、報告すること
報告先: 石井 (花山か飛騨にいる場合は口頭か電話で)
飛騨電話 : 0578-86-2311 飛騨以外の出張などで不在の場合、仲谷@飛騨 どちらも連絡がつかない場合は、花山の職員に連絡のうえ [email protected]へメール連絡
退出時チェック項目
補足資料
1. PC起動、 CCD カメラ準備パソコンのコンセントをさして電源を入れる焦点部の眼視用スクリーンを外して CCD カメラをガイドに合わせて設置するCCD カメラにケーブル (3本 ) をつなぐCCD カメラの電源 (パソコンラックの上の箱 ) を入れる
2. 初期設定と撮影準備フォーカス調整 ( 第一焦点は目でみて判断、 CCD カメラは一番奥まで押し付ける )CCD制御ソフトを起動 (CCD 観測のアイコンをダブルクリック )コンフィグファイル (C:\ccd\Fc1500_pusle0.dat) をロード ( ファイルを開く )
設定のタイムアウト値 (200000msec に 0 二つ増やす )設定の保存範囲 (表示部分だけのチェックをはずす ) を変更window size を全視野表示あるいは最大化
露出時間 ( トリガーカウンタ設定 PA イネーブルの値を変更 ) を調整光量と波長にもよるが H-alpha で PA イネーブル 3000ぐらいか詳細は裏面に
回折格子の角度を設定して、使用する波長を導入する (詳細次ページ )H-alpha は、 20 39 10 付近でリファレンスがきちんと入るFe(6302: 19 40 50)
第一焦点の H-alpha モニターを用意 ( カメラ、モニター、ビデオデッキの電源 ON)スリット幅は 100mm に。適当な露出にしておいてプレイっぽいボタンを押して連続撮影にして画面上下にわずかにスリットの影ができるようにスリット位置を調整するビデオデッキの時刻更正(時報 117 の毎分に合わせてセット)をしておく
3. 撮影と保存連続撮影を■で停止して、 ●ボタンで一枚だけ撮影フロッピーボタンをクリックすると保存用画面になるので、 tiff で保存する( 一番最初は、上の階層に戻って新しくフォルダをつくること )
4. データ転送観測が終了したら、ネットワークケーブルをつないで( ハブに PC からと上流からと二本さす )データ転送 (Secure File Transfer Client を使用 )観測データは、バックアップ兼ねてそのまま HDD に残しておく
5. 終了処理ソフト終了、 CCD カメラの電源 OFF 、ケーブル (3本 ) を抜いて PC ラックの上に片付けるPC 電源 OFF 、ネットワークケーブル二本抜く、コンセント抜く第一焦点モニター用電源を全て ( カメラ、モニター、ビデオデッキ )OFF
CCD 観測手順
波長と回折格子の角度計算用 IDL script (/home/ishii/lib/cal_grating_angle.pro)
眼視用H-alpha 20 41 00Na 18 11 30Mg 15 33 50H-beta 14 25 00Ca (H) 11 12 00----------------------------
CCD 用( CCD の置き方によってずれる)H-alpha(6563) 20 39 10Fe(6302) 19 40 50H-beta (4861) 14 23 50H-gamma 12 31 30Ca H(3968) 11 12 00
10”の精度で微調整可能なので観測時に調整
FC1500_long10.dat でのトリガーカウンタ設定の PA イネーブルの値と露出時間の対応
露出時間 PA イネーブル値0.1 sec 870.2 sec 1750.5 sec 4371.0 sec 8742.0 sec 17483.0 sec 26224.0 sec 34965.0 sec 4370
もっと短い時間にはコンフィグファイルとして、 Fc1500_pulse10.dat をロード
PA イネーブルの 16 が 1/1000.秒
露出時間 PA イネーブル値0.1 sec 16000.05 sec 8000.01 sec 160
1/30. sec 5321/60. sec 266
PC での CCD 画面は上下反転CCD 画面の波長方向は、左が赤回折格子の角度を増やすとより赤い波長が入る
もう 20”増やして設定値移動
スリット下側波長長い 波長短い
もう 20”減らして設定値移動
スリット上側
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