そもそもバブルとは「一般には、資産価格がファンダメンタルズ(経済の基本的要因)から大幅にかい離して上昇すること」
中国の現状2008 年金融緩和政策→ 銀行は不動産関連貸出増加→ 不動産価格の異常な高騰
主張① バブル発生の条件がそろっている
• IMF の資産バブルの4指標
• 1.金融機関の融資の膨張
• 2. GDP に占める投資の比率
• 3. 経常収支• 4. 資産価格の変
化IMF によれば、これらの指標がバブルの発生の条件になりえる
• GDP に占める投資の比率総固定資本形成
住宅投資・設備投資・公共投資などの固定資本追加分のことであり、投資の一項目である。
中国の総固定資本形成の対GDP 比率は世界的にみても
約48%
と異常に高く、IMF の指標を満たしている
• 経常収支
直近 4 年間の経常収支合計対 GDP 比率
23.8%であり、 IMF の指標を満たしている。
IMF によれば、直近の4年間にあたる、経常収支の合計額が、 GDP の15%に及ぶ場合、経常収支による過剰流動性
が考えられ、バブルになる可能性が高いとされる。
ファンダメンタルズとは
• 「経済の基礎的要因」であり、ここでいうファンダメンタルズとは資産の適正な価格を表す指標のこと!
ファンダメンタルズの考え方
単純にいえばファンダメンタルズ=不動産賃料 ÷ 金利となる。
④ の式の今期予想収益 ÷ 資産価格というのは利回りのことである。
主張③ 実体経済が追い付いていかない
• 一部都市の不動産価格の 早すぎる上昇の抑制に関する通知中国政府が不動産の急騰に危機感を抱き設定した規制。 2010 年の 4 月 17 日に出され、一定期間その効果は持続したが、、、
規制をかけても不動産価格は上
昇し続ける
• 中国人の年収の伸び率 が不動産価格の推移に追いつかない
中国人の平均年収と今後の不動産価格の推移を試算・シミュレート。→ 中国の年収倍率が東京都の約 9倍に追い付くのが単純計算で 20 年後となった。
現在の不動産価格の形成・その継続的な上昇は、将来の期待収益を見込んだものとは到底言い
難い。
このような現状での不動産価格形成の上昇は、バブルの形成と
しか言いようがない!
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