Windows Server 2003...

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2014 Microsoft Corporation. All rights reserved. ●記載されている、会社名、製品名、ロゴ等は、各社の登録商標または商標です。●製品の仕様は、予告なく変更することがあります。予めご了承ください。 ●本冊子の内容は 2014 7 月現在のものです。 〈マイクロソフトと製品に関するお問い合わせ〉 インターネット ホームページ http://www.microsoft.com/ja-jp/ マイクロソフト カスタマー インフォメーション センター 0120-41-6755 (9:00 17:30 土日祝日、弊社指定休業日を除く) ※電話番号のおかけ間違いにご注意ください。 2015 7 15 Windows Server 2003 サポート終了 今すぐ移行のご準備を ユーザー様向け Windows Server 2003 移行ガイドブック Windows Server 2003 移行リンク集 Windows Server 2003 移行ガイド http://aka.ms/ws03mig Server and Cloud Platform ポータル http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/#fbid=sCt1BzGKJ36 Microsoft Azure ポータル http://www.microsoft.com/japan/msbc/Express/campaign/azure/ マイクロソフトお客様導入事例サイト http://www.microsoft.com/ja-jp/casestudies マイクロソフト中堅中小企業向けサイト http://www.microsoft.com/japan/msbc/sbc 今すぐ始める

Transcript of Windows Server 2003...

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ⓒ2014 Microsoft Corporation. All rights reserved.●記載されている、会社名、製品名、ロゴ等は、各社の登録商標または商標です。 ●製品の仕様は、予告なく変更することがあります。予めご了承ください。 ●本冊子の内容は 2014 年 7 月現在のものです。

〈マイクロソフトと製品に関するお問い合わせ〉

■インターネット ホームページ http://www.microsoft.com/ja-jp/■マイクロソフト カスタマー インフォメーション センター 0120-41-6755 (9:00 ~ 17:30 土日祝日、弊社指定休業日を除く) ※電話番号のおかけ間違いにご注意ください。

2015 年 7 月 15 日Windows Server 2003 サポート終了 今すぐ移行のご準備を

ユーザー様向け

Windows Server 2003移行ガイドブック

Windows Server 2003 移行リンク集

Windows Server 2003 移行ガイド http://aka.ms/ws03mig 

Server and Cloud Platform ポータル http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/#fbid=sCt1BzGKJ36

Microsoft Azure ポータル http://www.microsoft.com/japan/msbc/Express/campaign/azure/

マイクロソフトお客様導入事例サイト http://www.microsoft.com/ja-jp/casestudies

マイクロソフト中堅中小企業向けサイト http://www.microsoft.com/japan/msbc/sbc

今すぐ始める

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2003 年 6 月の発売以来、数多くの企業で利用されてきた Windows Server 2003 ですが、

2015 年 7 月 15 日 にサポートが終了します。サポート終了後は、お客様のサーバーへのセキュ

リティの更新プログラムや問題発生時のマイクロソフトからのサポートの提供がなくなり、セキュリ

ティ上、たいへん危険な状態となります。今のうちに新しい環境への移行準備をご検討ください。

Windows XP などのクライアント OS の移行に比べ、Windows Server 2003 からのサーバーの移行作業は、たいへん時間がかかる作業です。サーバーの移行にあたっては、信頼性や耐障害性、サーバー集約率など検

討すべき項目が多く、検討開始から本番移行までには、予算取りの稟議から始まり、評価検証、環境構築、テスト

移行など、多くのフェーズを経ることになります。検討期間も含めると、移行に残された時間は、わずかしかありま

せん。今すぐ準備を進めてください。

2015 年 7 月 15 日Windows Server 2003 のサポートが終了します。

Windows Server 2003移行ガイドブック INDEX

サポート終了により、お客様のサーバーは大きなリスクにさらされます

最新の脅威は、最新のサーバーでなければ防げません

なぜサポート切れのサーバーを使い続けるのが危険なのか?

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Windows Server 2012 R2 を選択する理由

  最新の多層防御でお客様の IT 環境を守る

  サポート期限も最長で、心配ありません

  コストを抑えて、信頼性の高いファイル サーバー環境を構築

  シェア No.1 の仮想化環境を、標準機能で快適に利用可能

  本格的な災害対策機能にクラウド バックアップも可能

  在宅勤務やモバイル ワークなど柔軟なワークスタイルを手軽に実現

  ハイブリッド クラウド環境でオンプレミスとクラウドをシームレスに連携

移行や導入について効率的に学習しよう

スムーズな移行を実現するために

サポート終了後のリスク

最新のサーバーを選択する理由

移行の方法

まだ Windows Server 2003 をご使用のユーザーは、今すぐ移行の準備を進めてください。

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Windows Server 2012 R2 のお得な購入方法を知ろう! ①

Windows Server 2012 R2 のお得な購入方法を知ろう! ②

Windows Server 2012 R2 のお得な購入方法を知ろう! ③

購入の方法■ 論理/物理/合理化■ CPU 使用率■ サーバー集約率■ 保守/運用コスト

統合

サーバー移行ならではの検討事項

2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 202320222021

延長サポート

延長サポート

延長サポートメインストリーム サポート

メインストリーム サポート

2015 年 7 月 15 日 サポート終了2003

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2

3

4

5

6

7

仮想化■ 導入/管理コスト■ 拡張性■ 耐障害性■ セキュリティ

クラウド■ 従量課金■ 信頼性■ サービスレベル■ 利用ボリューム

クライアント PC 以上に移行の選択肢が多様化しています。

Windows Server 2003 移行ガイドブック01 02

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マイクロソフトでは、サーバー OS を改版するごとに、最新のセキュリティ技術を搭載することで、新しい脅威に対応し、マルウェアの感染率を下げてきています。Windows Server 2003 と 最新の Windows Server 2012 R2 ではマルウェアの感染率は 20 倍も違うことが、マイクロソフトの調べでわかっています。最新の脅威に対応するには、最新のサーバー OS にアップグレードすることが必要なのです。

古いサーバー OS と新しいサーバー OS ではマルウェアの感染率は 20 倍違う?

Windows Server 2003 のサポート終了後は、マイクロソフトからのセキュリティ更新プログラムが提供されなくなることに加えて、問題発生時の電話やメールによるサポートの終了、その他ベンダーの製品サポートも終了します。

サポート終了により、マイクロソフトからの更新プログラムの提供が終了すると、サーバー OS の脆弱性のリスクが急激に高まります。たとえマルウェア対策ソフトが最新バージョンのものを導入していたとしても、OS 脆弱性をついた攻撃には、対処することができません。サポート終了直後をねらった「ゼロデイ攻撃」なども想定されるため、サポー

ト期限切れの状態でサーバー OS を利用することは、絶対に避けてください。

Windows Server 2003 が発売された 2003 年当時に比べると、セキュリティの攻撃手法は複雑化の一途をたどっています。2003 年当時、セキュリティの攻撃の中心は、デスクトップ OS の脆弱性をついた、マルウェアによるシンプルな攻撃が中心でした。現在では特定の企業を執拗にねらう標的型攻撃や、国境を越えた大規模なサイ

バー攻撃が主流となり、その方法も多様化しています。またサーバーのセキュリティ ホールを悪用して、不特定多数の第三者に攻撃をするいわゆる「踏み台」の被害も拡大しています。「踏み台」によって攻撃対象が社外へと拡

大すると、自社の情報セキュリティ リスクだけにとどまらず、経営のリスクへと広がります。こうした最新の脅威への対策を考えるなら、最新のセキュリティ技術が搭載された、最新のサーバー OS に移行する必要があります。

サポートが終了すると、更新プログラムの提供も終了し、脆弱性リスクが増加します!

マイクロソフトによる保護がなくなると、ウイルスや攻撃などへの防御が手薄になってしまいます!

特にゼロデイ攻撃と呼ばれるサポート終了直後をねらった攻撃への対応ができません!

今後発生するセキュリティ リスク

サポート終了後は製品の安全な利用に必要なサポートが受けられなくなります。

更新プログラム 問題発生時のマイクロソフトのサポート

他メーカーの製品サポート

セキュリティ更新プログラムの提供が終了するため、脆弱性対策がとれない状態になり、安全な IT 環境の維持が難しくなります。

問題発生時にサポートが受けられない!!

脆弱性によるサーバーでのウイルス感染!!

電話/メールなどによる有償サポートや関連情報の提供がなくなります。

他メーカーからサポートが提供されない!!

サポートの終了により、ウイルス対策ソフトの定義ファイル提供や、問題発生時にメーカーからのサポート対応が行われない可能性があります。

サポート終了による影響

2003 年当時のセキュリティの脅威

ブロードバンド黎明期■ 個人や企業のデスクトップをねらったマルウェア

■ 国内のスパム メール

■ シンプルな攻撃が中心

現 在

モバイル ブロードバンドが発達■ 標的型攻撃(特定の企業をねらった攻撃)

■ 国境を越えたサイバー攻撃

■ 踏み台など攻撃が巧妙化

03 04Windows Server 2003 移行ガイドブック

サポート終了により、お客様のサーバーは大きなリスクにさらされます

最新の脅威は、最新のサーバーでなければ防げません

サポート終了後のリスク

サポート終了後のリスク

最新のサーバーを選択する理由

移行の方法

購入の方法

問題発生時のマイクロソフト サポートセキュリティ更新プログラム

2014 年 2015 年 7 月 15 日

ゼロデイ攻撃ネットワークにつながるサーバーだからこそ!攻撃の的になりやすいんです…

Windows Server 2003

スパムが多すぎて仕事にならないなあ

これってウイルスかなあ

うちのサーバーが取引先を勝手に攻撃したって?

わが社の機密情報が盗み出された・・・

4

2.5

0.2Windows Server2012

Windows Server2008R2SP2

Windows Server2003 SP2

OS 別のマルウェア感染率

OS を改版するごとに新しい脅威に対し、感染率を低減

(%)

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サポート切れのサーバーを使い続けるのが危険な理由①

企業の窓口となるサーバーだからこそねらわれやすい

なぜサポート切れのサーバーを使い続けるのが危険なのか?

サポートが終了することで、マイクロソフトのセキュリティ アップデートは提供されなくなります。以降、新たな脆弱性や新たな攻撃が発見されたとしても、ユーザーはその脅威に対応することはできません。セキュリティ ホールを放置したまま、サーバーを使用することは、家の玄関や窓に鍵をかけずに住み続けるようなものです。

サーバーは Web サーバーやメール サーバー、プロキシ サーバーなど、企業と社外を結ぶ「窓口」として機能することも多く、それだけに攻撃の対象となることが多いのが特徴です。さらにはファイル サーバーやドメイン サーバーなどは社内のクライアントが接続されており、内部システムの基点となるため、いったんサーバーが侵害されると、

被害はあっという間に全社へと広がります。

サポート切れのサーバーを使い続けるのが危険な理由④

踏み台など、経営のリスクにつながる可能性

サポート切れのサーバーを使い続けるのが危険な理由②

標的型攻撃はマルウェア対策だけでは防げない

たとえ、古いサーバーのサポートが終了したとしても、ウイルス対策ソフトが最新で、ファイアウォールがあれば大丈

夫、と考える人もいるようです。しかしながらマルウェア対策だけでは不正侵入は防げないのに加え、特定の従業

員にカスタマイズされた攻撃を行うため、パターン ファイルが通用しないケースが大半です。システムの脆弱性をついた攻撃を、執拗に仕掛けてくるため、サポート終了後のサーバーは格好の的となってしまいます。

昨今被害が急増している標的型攻撃では、脆

弱なクライアント PC を侵入経路として、内部のインフラ サーバーを攻撃するケースが増えています。たとえサーバーがインターネットに直

接接続していなくても 、こうした経路から内部への侵入を許し、Active Directory のドメインコントローラーを侵害されると、認証システム

全体を乗っ取られる危険性もはらんでいます。

インターネットに接続していないから大丈夫と

いうことはありません。

サーバーの脆弱性を悪用して、不特定多数の

第三者に攻撃を行う、「踏み台」が深刻化して

います。本来、踏み台にされたサーバーは被害

者であるはずなのに、攻撃を受けた側からは、

あたかも加害者のように見えてしまいます。こう

した攻撃により、取引先や他社へと被害が及

んだ場合、企業の社会的信頼やブランド イメージは大きく失墜し、経営のリスクへとつな

がります。踏み台による被害を未然に防ぐため

にも、最新のサーバー OS による最新のセキュリティ対策が必要不可欠です。

サポート切れのサーバーを使い続けるのが危険な理由③

Active Directory などインフラ基盤全体への影響

05 06

サポート終了後のリスク

サポート終了後のリスク

最新のサーバーを選択する理由

移行の方法

購入の方法

Windows Server 2003 移行ガイドブック

標的となった企業のネットワーク

イントラネット

攻撃者

攻撃者

標的となったユーザー

ウイルス添付メールを送信

1

添付された文書ファイルを開く

2

脆弱性をついて感染。パソコンを乗っ取る

3

文書ファイルにウイルスを仕込む

未対応の脆弱性を悪用することもある

ウイルスに注意!

対策をお願いします。システム部

対策方法 PDFPDF

情報を盗め

ウイルスに命令4 命令に従って動作5

CONFIDENTIAL

社内や関係者からのメールに見せかける

デスクトップコンピューター

インフラサーバー

ドメインコントローラー

攻撃者のマシン

踏み台

標的にされているマシン

直接攻撃するとアクセス履歴でわかってしまう

踏み台を使うことで身元を偽装する

なんだか最近インターネットの表示に時間がかかるなあ・・・

1

2 3

4

C

B

A

攻 撃

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企業の大切な情報資産を守るためには、インターネットと接す

る境界だけではなく、その内側の内部ネットワーク、ホスト、アプ

リケーション、データの各層での対策が重要となります。

Windows Server 2012 R2 では各レイヤーごとに、最新のセキュリティ機能を実装し、お客様の IT 環境を守ります。

□ 内部ネットワーク、ホスト、アプリケーション、  データの各層で最新の脅威に対応

Windows Server 2003 をファイル サーバーとして活用している企業は依然として多いものの、ストレージの信頼性や効率の面でも、時代遅れになっていることは否めません。Windows Server 2012 R2 の、最新の階層化ストレージや重複除去機能なら、コストを抑えてエンタープライズ ストレージ環境を構築可能。さらには SMB 3.0 対応で、高速性や耐障害性、セキュリティも大幅に強化されています。

移行先に関して、どのサーバーを選択するかは重要な問題です。当然のことながら、新しいサーバー OS ほどサポート終了までの期間は長くなります。Windows Server 2012 R2 ならメインストリーム サポートは 2018 年 1 月 9 日、延長サポートは 2023 年 1 月 10 日までと、十分です。

最新の多層防御でお客様の IT 環境を守る

コストを抑えて、信頼性の高いファイル サーバー環境を構築

サポート期限も最長で、心配ありません

サポート終了後のリスク

サポート終了後のリスク

最新のサーバーを選択する理由

移行の方法

購入の方法

07 08Windows Server 2003 移行ガイドブック

Windows Server 2012 R2 を選択する理由

□ Windows Server 2012 R2 ならメインストリーム サポートは   2018 年 1 月 9 日、延長サポートは 2023 年 1 月 10 日 まで対応

□ 廉価にエンタープライズ ストレージ機能を提供□ 高速化、信頼性/セキュリティ向上を実現した SMB 3.0

2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 202320222021

延長サポート

延長サポートメインストリーム サポート

メインストリーム サポート

ここがポイント!

ここがポイント!

ここがポイント!

1 3

2記憶域プール

階層化ストレージで効率の良いストレージ環境を構築 データの重複除去でストレージ利用量を節約

ストレージ アクセス

ホット データ

コールド データ

記憶域の階層化

DATA

物理セキュリティ警備員/施錠

内部ネットワークネットワーク ポート/IPSec/無線・有線 LAN セキュリティ/検疫

エンドポイントOS の設定/パッチ管理ネットワーク認証/侵入検知

アプリケーションセキュアなコーディング/ウイルス対策/ユーザー認証

データACL/暗号化

セキュリティ ポリシー文書化/ユーザー教育

ネットワーク境界部ファイアウォール/VPN/侵入検知

SSD

HDD

ファイル 1メタデータ

名前属性 A B C M N

チャンク ストア

A B C M N X Y

ファイル 2メタデータ

名前属性 A B C X Y

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Windows Server 2012 R2 を選択する理由

Hyper-V レプリカなら本格的な DR ソリューションを標準機能で

Azure Backup でデータをクラウドにバックアップライブ マイグレーションで仮想化環境をさらに快適に

Hyper-V は仮想化プラットフォーム シェア No.1

サポート終了後のリスク

サポート終了後のリスク

最新のサーバーを選択する理由

移行の方法

購入の方法

Windows Server 2012 R2 で登場した Hyper-V レプリカを利用すれば、OS の標準機能だけでコストをかけずに、災害対策のソリューションを構築可能。仮想マシン単位で異なるサイトにレプリカを設定し、起動することがで

きるため、災害時にもすばやくシステムを復旧できます。さらには Microsoft Azure を利用してクラウド環境を社内バックアップ サイトとして活用することも可能です。

本格的な災害対策機能にクラウド バックアップも可能

□ Hyper-V レプリカ で、エンタープライズ クラスの災害対策が可能□ Azure Backup でクラウドがバックアップ サイトに

Windows Server 2003 が発売された当時には、業務アプリケーションを動かすには、ハイスペックなハードウェアが必要とされており、用途の異なる複数台のサーバーを個別に管理する必要がありました。現在では仮想化技

術の進化により、限られたリソースを、まとめて効率的に管理することができます。Windows Server 2012 R2 に移行すれば、シェア No1 の仮想化プラットフォーム Hyper-V を標準機能として搭載、高速なライブ マイグレーション機能により快適な仮想化環境を、コストを抑えて運用することが可能になります。

シェア No.1 の仮想化環境を、標準機能で快適に利用可能4 5

□ 仮想化プラットフォーム シェア No.1 Hyper-V を標準機能として搭載□ 高速なライブ マイグレーション機能により快適な仮想化環境を、コストを抑えて  運用することが可能

ここがポイント!ここがポイント!

2008 2008 R2

2008 R2 SP1 2012 2012

R2

VMwareESX

Hyper-V

2010Q1

2011Q1

2012Q1

2013Q2

2013Q1

2013Q3

2013Q4

2014Q1

26.4

32.1

34.6

40.0

39.0 38.336.1

35.2%32.6%

39.6

43.4

39.8%

40.9%41.641.7

37.5

出典:IDC Worldwide Quarterly Server Virtualization Tracker CY2014 Q1 承諾番号:IDCJ-14-0667 

SMB 共有のライブ マイグレーション

仮想マシン

移行元 移行先

Hyper-V ホスト

仮想マシンメモリ

Hyper-V ホスト

SMB ネットワーク記憶域 CSV クラスター共有ボリューム

VHD VHD VHD

シェアド ナッシング ライブ マイグレーション

仮想マシンメモリ

移行元 移行先

Hyper-V ホスト

仮想マシンメモリ

Hyper-V ホスト

ローカル/ネットワーク記憶域

メモリ

Hyper-V ホスト

レプリケーション レプリケーションの拡大

プライマリ サイト

レプリカサーバー

Hyper-V ホスト

レプリカ サイト

レプリカサーバー

Hyper-V ホスト

プライマリ サイト

プライマリ サーバー

Windows Server

Windows ServerBackup

Microsoft AzureBackup

バックアップエンジン管理 UI

MS オンラインバックアップ

MS オンラインバックアップ サービス

MS オンラインバックアップ ポータル

09 10Windows Server 2003 移行ガイドブック

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Windows Server 2012 R2 を選択する理由

マイクロソフトの SaaS である Office 365 なら、社内のメール サーバーやグループウェアの移行先として最適です。いつでもどこからでも、どのデバイスからでもアクセスできる利点があり、提案資料など外出先で使用する個人データのバックアップ先として利用できます。Windows Server 2012 R2 と Office 365 を組み合わせれば、重要な顧客データや、財務データはオンプレミス環境で保管、メール システムや会議システムはクラウドで活用するといった、使い分けが可能になります。

マルチデバイス環境、外出先からもセキュアにアクセス

ハイブリッド クラウド環境も構築可能

Office 365 と組み合わせれば、メール サーバーやグループウェアも簡単移行!ワークプレイス参加で BYOD にも対応

サポート終了後のリスク

サポート終了後のリスク

最新のサーバーを選択する理由

移行の方法

購入の方法

ここがポイント!ここがポイント!

在宅勤務やモバイル ワークなど、BYOD (個人デバイスの業務利用) のニーズも高まっています。Windows Server 2012 R2 のリモート デスクトップ サービスを利用すれば、外出先や自宅など社外にあるデバイスから、社内のリソースにセキュアにアクセスすることが可能です。また VDI 機能により、仮想マシンで動作するクライアント OS を利用させることも可能です。また ワークプレイス参加機能で BYOD デバイスを識別し、ドメイン内のリソースにアクセスする際にデバイスを認証させるなど、フレキシブルなリモート アクセス環境を実現します。

在宅勤務やモバイル ワークなど柔軟なワークスタイルを手軽に実現

□ DirectAccess や VDI 機能で、柔軟な働き方を実現□ ワークプレイス参加で BYOD にも対応

IaaS としても活用できる Microsoft Azure なら、クラウドのテクノロジを自社内に展開する「プライベート クラウド」や、クラウド環境と Windows Server 2012 R2 のオンプレミス環境をシームレスに連携する「ハイブリッド クラウド」も構築可能です。また Azure SQL データベースと連携して Power BI などの機能を活用することも可能。2016 年にサポートが終了する、SQL Server 2005 の移行環境としても、大きな可能性を秘めています。

ハイブリッド クラウド環境でオンプレミスとクラウドをシームレスに連携

□ IaaS でも活用できる Microsoft Azure とシームレスに連携□ Azure SQL データベースと連携して Power BI も活用可能

6 7

外出先在宅勤務など

業務で使用するさまざまなデバイス

VDI による仮想デスクトップの提供

Web アプリケーションプロキシによる社内アプリケーションへのアクセス

自動 VPN 接続やDirectAccess による社内ネットワークへのアクセス

Windows/iOS/Android 端末を AD 認証し、社内の特定アプリへのアクセスを可能とする

2 要素認証

Device Registration Service

サーバープライベートクラウド

ハイブリッド構成

Windows ServerActive Directory

Windows Server 2012 R2オンプレミス

Microsoft Azure パブリック クラウド

PaaS IaaS

オンプレミス クラウド

Windows Server 2012 R2Standard(with Essential Rule)

■ ファイル共有・バックアップ■ PC/サーバー自動バックアップ■ ID 管理/シングル サインオン■ リモート Web アクセス■ Office 365 管理統合

■ e メール(Exchange Online)■ チーム サイト  (SharePoint Online)■ オンライン会議(Lync Online)■ Office ProPlus■ ブラウザーでの Office 文書編 集/閲覧(Office Web Apps) 等

Office 365Microsoft Azure Active Authentication

11 12Windows Server 2003 移行ガイドブック

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移行や導入について効率的に学習しよう

他の企業がどのような課題から導入や移行を決意したか、また導入後

の効果はどうだったのかを知ることで、自社の IT 戦略に役立てることができます。マイクロソフトの「導入事例」ページでは、業種やソリュー

ション、企業規模などで各種導入事例を検索できます。お客様の目的

や規模に応じた事例が、きっと見つかるでしょう。

Windows Server 2003 から最新の移行事例をチェック

http://www.microsoft.com/ja-jp/casestudies/default.aspx

お客様導入事例のご紹介

Windows Server 2012 R2 について理解を深めたいならば、マイクロソフトの Web サイトで多数公開されているホワイト ペーパーがお勧めです。たとえば『クラウドによるビジネスの最適化 Windows Server 2012 R2』では、これからの IT に欠かせないクラウドの視点から、Windows Server 2012 R2 を活用するヒントが得られるでしょう。

Windows Server 2012 R2 をより深く知る

http://download.microsoft.com/download/B/2/0/B20A660F-787F-4C17-8CE6-35E9789E2CB1/Windows_Server_2012_R2_Whitepaper_Cloud_optimize_your_business.pdf

ホワイト ペーパー ダウンロード

「TechNet Evaluation Center」では、評価ガイド、バーチャル ラボ、オンライン トレーニング コース、フォーラムなど、Windows Server 2012 R2 を評価するために必要なリソースが用意されています。また「Microsoft Virtual Academy (MVA)」では、専門家によるオンライン マイクロソフト トレーニングが提供されるので、技術者は数百ものコースで継続的に学習できます。

オンラインで効率良く学習

http://technet.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/dn205287.aspx

http://www.microsoftvirtualacademy.com/product-training/windows-server

TechNet や Microsoft Virtual Academy で独習

「Microsoft Solution Seminar」は、お客様の課題に対する最適なソリューション/テクノロジをご紹介、解説するセミナーです。通常のイベントやセミナーとは異なり、講師とお客様とのコミュニケーションの場を重視

し、Q&A や個別相談の時間を多く設けているので、Windows Server や関連ソリューション、テクノロジへのご理解をより深めることができます。

http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/local/events/#fbid=sCt1BzGKJ36

Microsoft Solution Seminar

「TechNet Virtual Labs」では、Windows Server 2012 R2 を始めとするマイクロソフトの製品をひととおり体験できる Web サイトです。Web ブラウザー経由でサーバーを実際に操作できるうえ、操作のための説明や機能紹介も用意されているので、製品についてじっくりと評価

することが可能です。

最新テクノロジをバーチャルで体験できる

http://technet.microsoft.com/en-us/virtuallabs

TechNet Virtual Labs

「マイクロソフト認定資格プログラム (MCP)」とは、コンピューターや情報システム関連の技術者を対象とした、マイクロソフト製品の技術的

知識に関する認定資格制度です。Windows Server 2012 R2 に関する試験も豊富に用意されていますので、Windows Server の持つ能力を最大限に引き出すためにも、ぜひご活用ください。

世界に通用する資格を取得して徹底的に使いこなそう

http://www.microsoft.com/ja-jp/learning/mcp/default.aspx

マイクロソフト認定資格プログラム (MCP)

セミナーで具体的なイメージをつかむサポート終了後のリスク

サポート終了後のリスク

最新のサーバーを選択する理由

移行の方法

購入の方法

13 14Windows Server 2003 移行ガイドブック

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サーバーを移行する際には、求められる業務要件やサービスレベルを適切に把握し、機材の種類や性能、数量、

配置などの具体的な計画を立てるキャパシティ プランニングが必要になります。効果的で正確なキャパシティ プランニングを行うために、まずは Windows Server 2012 R2 への移行の情報がまとまった Web サイト「Windows Server 2003 移行ガイド」を確認するとよいでしょう。さらに詳細な技術情報を知りたい場合には、マイクロソフトの TechNet 内にある 「Windows Server 2012 R2 の計画」が役立つはずです。加えて、インベントリ、評価、およびレポートを行うための強力なツール「Microsoft Assessment and Planning (MAP) Toolkit」を利用すると、IT インフラストラクチャの現状を評価して、IT のニーズに応じた適切なマイクロソフト テクノロジを簡単に判断することができます。

求められるサービス レベルから最適なシステム構成を計画しよう

キャパシティ プランニング

現在業務で利用しているアプリケーションが、Windows Server 2012 R2 にも対応しているのかどうかを確認しておくことは、移行をスムーズに実現するうえで重要です。

「対応アプリケーション」の Web ページでは、Windows Server 2012 R2 の対応アプリケーションを検索できます。開発者ツール、管理ツールといったアプリケーションの分類や、会社名での絞り込みは

もちろん、Hyper-V の対応/未対応やリモート デスクトップ サービスの対応/未対応、Microsoft Azure の対応/未対応でも絞り込むことができますので、目的のアプリケーションを簡単に検索できるでしょう。

アプリケーションの互換性を簡単にチェック!

http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/local/partner/isv/#fbid=sCt1BzGKJ36

Windows Server 2003 移行ガイドhttp://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/local/products/windows-server-2012-r2/migration/campaign.aspx#fbid=sCt1BzGKJ36

Windows Server 2012 R2 の計画http://technet.microsoft.com/ja-jp/windowsserver/hh553002

Microsoft Assessment and Planning (MAP) Toolkithttp://technet.microsoft.com/en-US/solutionaccelerators/dd537566

対応アプリケーション検索

Windows Server 2012 R2 の評価版をダウンロードして、無償でさまざまな機能を試すことが可能です。

評価版をダウンロードするには、まず Windows Server 2012 R2 のシステム要件を確認してください。要件を満たすことが確認できれ

ば、180 日間の評価を行うためにソフトウェア製品版のユーザー登録をしてから、ダウンロードおよびインストールを行います。

提供形態は、ISO、VHD、Microsoft Azure の 3 つから選ぶことができます。期限は 180 日間とたっぷりあるので、移行の前にじっくりと検証してみてください。

移行の前に評価版を検証しよう

Windows Server 2012 R2 評価版

「Microsoft Pinpoint」は、マイクロソフトのパートナーがマイクロソフト製品やテクノロジに基づいて開発したソリューションや製品を登録

し、それをお客様が迅速に検索することで最適なパートナーとソリュー

ションを得ることができる、新しい検索システムです。

自社に近いパートナー様をマップで視覚的に確認でき、たとえば「星 4 つ以上」というようにお客様の評価とレビューから並べ替えたり、MS 認定資格やコンピテンシーの有無、業務管理やセキュリティ、サー

バーの管理といったビジネス ニーズから探すことも可能です。お客様は、IT 分野における投資を最大限に活用するためのエキスパートやソフトウェア、アプリケーション、サービスをすばやく簡単に見

つけることができるでしょう。

あなたの近くの頼れる移行パートナーを検索

http://pinpoint.microsoft.com/ja-JP/companies/search?fs=100104&q=

http://technet.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/dn205286.aspx

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サポート終了後のリスク

サポート終了後のリスク

最新のサーバーを選択する理由

移行の方法

購入の方法

スムーズな移行を実現するために

※本ページに掲載された対応情報はマイクロソフトのパートナー企業各社へのヒアリングに基づ いて作成されております。各製品の詳細な対応状況、対応方法は各社にお問い合わせください。

15 16Windows Server 2003 移行ガイドブック

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Windows Server 2012 R2 のお得な購入方法を知ろう! ①

Windows Ser ver 2012 R2 のライセンス モデルは、Windows Server 2012 と同じく基本的には「プロセッサ + CAL (クライアント アクセス ライセンス)」となります。まずプロセッサ単位でライセンスが必要となり、1 ライセンスあたり 2 つの物理プロセッサ (ソケットの数) を使用できます。これに加えて、サーバーにアクセスするデバイスまたはユー

ザーごとに必要なライセンス、CAL があります。CAL にもバージョンがありますので、最新の CAL をお使いください。

Windows Server 2012 R2 のエディションは、4 つあります。汎用のサーバー OS としては、「Datacenter」と「Standard」エディションが用意されています。この 2 つに機能的な差はありませんが、仮想インスタンス権の数が異なります。つまり、Datacenter は高度に仮想化されたプライベート クラウド向け、Standard はあまり仮想化されていない、あるいはまったく仮想化されていない環境向けのエディションと言えます。

加えて、スモール ビジネス向けのサーバー OS として、25 ユーザーまで利用できる「Essentials」と、同じく 15 ユーザーまで利用できる「Foundation」があります。この 2 つのエディションでは、CAL は不要ですが、すべての機能が利用できるわけではないので、注意が必要です。

Windows Server 2012 R2 のライセンスはプロセッサ + CAL が基本

Standard では仮想インスタンス権は 2 つまでですが、Datacenter では無制限です。1 台のサーバーでたくさんの仮想インスタンスを実行するような、大規模な仮想化環境を構築したい場合には、1 つのプロセッサ ライセンスで無制限に仮想インスタンスを実行できる Datacenter が最適です。

1 台のサーバーに複数のライセンスを追加することも可能です。小規模な仮想化環境が必要な場合は、Standard を追加購入して構築することもできます。

大規模な仮想化なら Datacenter エディションが断然お得

4 つから選べるシンプルな構成、Windows Server 2012 R2 のエディション

Windows Server2012 R2

Datacenter

Windows Server2012 R2

Essentials

Windows Server2012 R2Standard

Windows Server2012 R2

Foundation

1 2 3 4

仮想インスタンス:

すべての機能を搭載

無制限仮想インスタンス:

2 つまで仮想インスタンス:

1 つまで仮想インスタンス:

0(使用権限なし)

制限された機能(クラウド連携機能有)

制限された機能(クラウド連携機能有)

すべての機能を搭載

仮想環境でのライセンスのポイント 1仮想インスタンスの追加が可能

SA (ソフトウェア アシュアランス) をお持ちのお客様は、既存のライセンスを 1 つ上のエディションにステップアップすることが可能です。仮想インスタンスを無制限に使用できる Datacenter エディションへ低コストでアップグレードできます。

仮想環境でのライセンスのポイント 2SA があれば低コストでステップアップも!

Windows Server 2012 R2 ではダウングレード パスが提供されますので、旧バージョンの各エディションにダウングレードして仮想インスタンスを実行できます。

Standard では 2 つの仮想インスタンス権がありますが、旧バージョンにダウングレードした場合も、同様に 2 つの仮想インスタンスをご利用いただけます。旧バージョンの Standard では仮想インスタンス権は 1 つでしたので、お得となっています。

仮想環境でのライセンスのポイント 3旧バージョンにダウングレード可能

仮想環境でのライセンスのポイント 4仮想インスタンス権の数はそのまま

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移行の方法

購入の方法

Datacenter Standard Essentials Foundation

CAL RDSCAL

RMSCAL

サーバー ライセンス クライアント アクセスライセンス (CAL)

Windows Server 2012 R2 のライセンス

2 仮想インスタンス

2 仮想インスタンス

4 仮想インスタンス 6 仮想インスタンス

Windows Server2012 R2 Standard

Windows Server2012 R2 Standard

2 仮想インスタンス

Windows Server2008/2008 R2 Standard

Windows Server2012 R2 Datacenter

ステップアップ

Windows Server 2012 R2Datacenter

Datacenterすべてのバージョン

Enterpriseすべてのバージョン

Windows Server 2012 R2Standard

Standardすべてのバージョン

Windows Server2008/2008 R2 にダウングレードした場合

17 18Windows Server 2003 移行ガイドブック

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Windows Server 2012 R2 のお得な購入方法を知ろう! ②

Windows Virtual Desktop Access (VDA) は、仮想デスクトップ環境 (VDI) を利用するにあたって、組織が仮想環境内の Windows クライアント OS の仮想コピーをライセンスできるようにしたものです。VDA は、デバイス ベースのサブスクリプション ライセンスで、Enterprise Agreement (EA) もしくは Software Assurance (SA) を契約するか、VDA ライセンスを購入することで利用できます。

■ データセンターでの Windows のコピーの実行■ 信頼性を高めるためにサーバー間で仮想マシンを移動する権利■ 仮想マシンの無制限のバックアップ■ デバイスごとに最大 4 つの実行中の VM インスタンスへのアクセス■ 職場で既にライセンスを受けているユーザーが自宅から企業デスクトップに アクセスする権利■ キー マネージメント サービス (KMS) やマルチプル アクティベーション キー  (MAK) などのボリューム ライセンス キー

Windows Server 2012 のリモート デスクトップ サービス (RDS) を実行するサーバーにアクセスするには、ユーザーまたはデバイスごとに Windows Server 2012 CAL と Windows Server 2012 RDS CAL が必要です。Windows Server 2012 CAL と同様に、RDS CAL でも「RDS デバイス CAL」と「RDS ユーザー CAL」の 2 種類の CAL を提供します。RDS デバイス CAL と RDS ユーザー CAL は、組み合わせて同時に使用することもできます。

仮想デスクトップ環境を構築するなら VDA を利用しよう

リモート デスクトップ サービスには専用の CAL が必要

VDA のメリット

サポート終了後のリスク

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移行の方法

購入の方法

Windows Server 2012 R2RDS サーバー

CAL

RDS CAL

CAL CAL

RDS CAL

※外部からアクセスするユーザーが多い場合には、 Windows Server 2012 R2 Remote Desktop Services External Connector ライセンス (EC) を 購入しての利用が可能です。

※他の技術を使用してGUI を ホストするようなアクセスの場合にも、 Remote Desktop Services CAL が 必要になります。

リモート デスクトップ サービスを利用するクライアントWindows Server 2012 R2 の CAL とRemote Desktop Services CAL が必要

リモート デスクトップ サービスを利用するクライアントWindows Server 2012 R2 の CAL とRemote Desktop Services CAL が必要

リモート デスクトップ サービスを利用しないクライアントWindows Server 2012 R2 の CAL のみ

Windows Server の仮想インスタンスは、適切なサーバー ライセンスが割り当てられた物理サーバー間で移動することができます。なお、移動先の物理サーバーにおいて、既にライセンスで許可された仮想インスタンスの最大

数を実行済みの場合、サーバー ライセンスを追加購入、あるいは仮想インスタンスをシャットダウンして実行数を減らす必要があります。Datacenter エディションであれば、仮想インスタンスの実行数と保有するライセンス数を心配する必要がなくなるため、コンプライアンスとライセンス管理の観点からも安心かつシンプルに移動できます。

ボリューム ライセンスで Windows Server を購入した場合、特定のハードウェアに割り当てたサーバー ライセンスを他のハードウェアに移動し、移動先のハードウェアの追加ライセンスとして

使用することができます。ただし、移動元のハードウェアにライセ

ンスを割り当ててから 90 日以内は移動することはできません*。* 恒久的なハードウェアの故障の場合は、90 日以内であっても別の物理サーバー にライセンスを再度割り当てることができます。* OEM ライセンスの場合は 90 日以降でもライセンスを移行することはできません。

仮想インスタンスは、別のハードウェアに移動可能

ボリューム ライセンスの 90 日ルール

物理サーバー A

Windows Server 2012 R2 Standardプロセッサ ライセンス × 1

Windows Server 2012 R2 Datacenterプロセッサ ライセンス × 1

仮想インスタンスを移動できます 仮想インスタンスを移動できません実行可能な仮想インスタンス数が空いている物理サーバー

既に許可された仮想インスタンスの最大数を実行済みの物理サーバー

管理用の物理インスタンス(Hyper-V 利用時) Windows Server

仮想インスタンスWindows Server仮想インスタンス

Windows Server仮想インスタンス

管理用の物理インスタンス(Hyper-V 利用時)

Windows Server仮想インスタンス

Windows Server仮想インスタンス

Windows Server仮想インスタンス

Windows Server仮想インスタンス

管理用の物理インスタンス(Hyper-V 利用時)

Windows Server仮想インスタンス

Windows Server仮想インスタンス

物理サーバー BWindows Server 2012 R2 Datacenterプロセッサ ライセンス × 1

物理サーバー C

割り当て後90 日以上経過

割り当て後90 日以内

19 20Windows Server 2003 移行ガイドブック

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OEM ライセンスは、ハードウェアと合わせて提供されるライセンスです。手配の容易さに加え、Windows Server 2012 R2 をインストールする手間を簡略化し、購入後すぐに利用を開始できるメリットがあります。また、OEM メーカーによりハードウェアとソフトウェア両方のサポートが提供されるので、より安心してサーバーを使うことができます。

OEM ライセンスとは?

OEM ライセンスで稼働している Windows Server インスタンスも、Windows Server のライセンスをお持ちのハードウェアに対して移動することは可能です。この場合、移動先のライセンスは、OEM 版、パッケージ版、ボリューム ライセンスのいずれでもかまいません。新しいハードウェア上で、これまで使われていた Windows Server 環境を再構築する際など、OEM 版のインストール メディアを再度利用することも可能です。ただし、メーカー提供のユーティリティ ソフトウェアなど、他ハードウェアでの利用が許諾されていない場合もあるので、提供元に確認することをお勧めします。なお、OEM ライセンスは購入したハードウェアに限り使用が許可されているため、ライセンスそのものを別のハードウェアに移管することはできません。

OEM ライセンスも、仮想インスタンスは移動可能

サポート終了後のリスク

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最新のサーバーを選択する理由

移行の方法

購入の方法

Windows Server 2012 R2 のお得な購入方法を知ろう! ③

Windows Server 2003 からクラウド環境への移行、またはオンプレミスとクラウドでハイブリッドな環境を検討するなら、Microsoft Azure をお勧めします。Microsoft Azure なら、クラウド上に作成したアプリケーションを社内のシステムと連携、統合できるほか、Microsoft Azure の外の環境で実行するアプリケーションのデータを格納するストレージとして利用することも可能です。

また、2014 年の 2 月から、東日本と西日本に Microsoft Azure データセンターを開設しました。データを国外に出すことなく、保存や冗長化が可能になるうえ、ネットワークが高速化され、パフォーマンスの向上が期待できます。

ハイブリッド クラウドに最適な Microsoft Azure

   Microsoft Azure の仮想マシンで実行されている Windows Server    イメージに接続するには、Windows Server CAL が必要ですか?

いいえ。Azure 環境で実行されている Windows Server に対するアクセス権の料金は仮想マシンの分単位の料金に含まれているため、Windows Server CAL は必要ありません。

Q

Open ライセンスとは、中小企業、公共/医療機関/教育機関向けボリューム ライセンスの一種です。同一の製品を複数購入したり、複数の製品をまとめてご購入される場合にコスト メリットがあります。VLSC (ボリューム ライセンス サービス センター) を使って保有しているライセンスの一括管理が可能で、パッケージ製品などと異なり、保管場所が必要ありません。また、ライセンスがハードウェアに紐付かないため、仮想化などでライセンスの移動が

必要な場合に最適です。

Open ライセンスとは?

Microsoft Azure の料金早見表はこちらから! http://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/overview/

Microsoft Azure の基本サービス

コンピューティング データ管理 ネットワーク

クラウド サービス

仮想マシン

Web サイト

モバイル サービス

SQL データベース

テーブル BLOB 仮想ネットワーク トラフィックマネージャー

プレインストール

ライセンスとハードウェアを紐付け

ライセンスが割り当てられたハードウェア※OEM、パッケージ製品、ボリューム ライセンス

ライセンスの割り当てがないハードウェア

インスタンス移動可能OEM 製品で購入した Windows Server 2012 R2

OEM 提供のインストール メディアや OS イメージ

OEM 製品

サポートOEM メーカーによるHW/SW の一元サポートトラブルの原因切り分けが不要

導入の手間が軽減初期インストールが不要

お客様のメリット

Windows Server 2012 R2

Windows Serverインスタンス

21 22Windows Server 2003 移行ガイドブック