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09の腎内試験201 2 (平成 24年)9月 7日実施4年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 1

高齢者に比べて若年者に多いネフローゼ症候群を2つ選べ

a.膜性腎症b.微小変化群c.糖尿病性腎症d.アミロイド腎症e.巣状分節性糸球体硬化症

解答: b.e

説:

a.×  成人難治性・高齢者のネフローゼに多いb.○  小児・成人のネフローゼに多いc.×  ネフローゼについてはわかりませんが、糖尿病は年齢が上がるほど多いです。

d.×  e.○  小児の難治性ネフローゼに多い

参 考 文

献:

2010年No.1

学籍番号: A09001 氏名: 浅原和久

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2012 (平成24年)9月7日実施09年次試験

試験科目: 腎臓内科

         

No. 2

ネフローゼ症候群に関する下記の記載で正しいものはどれか。一つ選べ。

a. ネフローゼ症候群では有効循環血漿量では全例で増加している。b. 微小変化群によるネフローゼ症候群では腎不全をきたすことはない。c. 頻回再発型ネフローゼ症候群とは 1年間に 2回以上再発する場合である。d. ステロイド投与 1ケ月後の蛋白尿が 0.5g/日の場合は不完全寛解Ⅰ型の状態である。

e. 難治性ネフローゼ症候群とは 1ヶ月に渡る十分量のステロイド投与でも不完全寛解Ⅰ型にならない場合である。

解答: d

説:

a. × 浮腫をおこす:間質中に水分が漏れる→有効循環血漿量減少

b. × きたす。

c. × 頻回再発型:6ヶ月間に2回以上

d. ○ 不完全寛解Ⅰ型:血清蛋白・臨床症状は改善したが尿蛋白陽性(治療開始後 1か月、6か月の尿蛋白量定量 0.3g/日≦尿蛋白<1.0g/日) 

0.5g/日はまさにこれ!

e. × 難治性ネフローゼ症候群:ステロイドと免疫抑制薬を含む種々の治療を 6 ヶ月 行っても、

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完全寛解または不完全寛解 I型に至らない場合

参 考 文

献:

病みえ

学籍番号: 09004 氏名: めしだ

2012(平成 24年)9月 7日実施4年次試験(09受験)

試験科目: 腎臓内科

No.3ネフローゼ症候群について、正しいものを 1つ選べ。

1. タンパク質は、1.4g/kg/日とする。2. 発症 6カ月以内に血栓症が生じることが多い。3. クリオグロブリンにより膜性増殖性糸球体腎炎が生じる。4. 悪性リンパ腫では、膜性腎症が生じる5. 金製剤では、巣状分節性糸球体硬化症が生じる。

解答: 2解

説:

1.×  微小変化型では 1.0~1.1g/kg、その他のネフローゼ症候群では0.8g/kgだそうです。     ネットからの引用なので、若干数値が異なるかもしれませんが、2が正しいので消去法

で間違っていることが分かると思います。

2.〇  ネフローゼの約 35%で血栓症が生じる。3.×  C型肝炎による二次性ネフローゼ症候群により、膜性増殖性糸球体腎炎や

クリオグロブリン血症が生じる。クリオグロブリンにより生じるわけ

ではない。

4.×  悪性リンパ腫では、微小変化型糸球体腎炎が生じる。5.×  金製剤では、膜性腎症が生じる。

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参 考

献:

授業プリント

北里大学病院栄養部 ネフローゼ症候群の食事療法

( http://www.khp.kitasato-u.ac.jp/Bumon/eiyou/sodan/advice/zinzo.html)

該 当 授

業:

「ネフローゼ症候群」 山本龍夫先生

学籍番号: A09005、A09006 氏名:

2012 (平成 24年) 9月 7日実施09年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 4

腎梗塞について正しいものはどれか。2つ選べ。

a.心房細動が原因となる。

b.動脈硬化は原因とならない。

c.早期診断は容易である。

d.腎動脈造影は診断に有用でない。

e.治療に線溶療法は有効である。

解答: a.e

説:

a:腎動脈塞栓症で心源性によるものの中に不整脈(心房細動)が含まれる。

b:腎動脈血栓症で非外傷性によるものの中に動脈硬化症が含まれる。×c:発症頻度の低さと非特異的な症状の為、早期診断は困難。→48%が診断

までに48時間以上経過。×d:最も確実な診断方法。(検査の浸襲性、新たな塞栓誘発の可能性より現

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実的ではない。)×?

e:保存的治療で線溶療法が用いられる。○

よって、たぶん a.e

参 考 文

献:

授業プリント『血管系疾患と腎』 大橋先生

学籍番号: A09007 氏名:

201 2 (平成 年) 9月 日実施09年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 5腎血管性高血圧について、間違っているのを 2つA:動脈硬化が多くみられる

B:RAA 系が活性化している

C:低 K血症がみられるD:カプトプリルテストは適さない

E:筋線維性異形成に PTRAは適さない

解答: D,E

説:

腎血管性高血圧について、

原因:大型腎動脈の狭窄 主には以下の 3つ   粥状硬化(動脈硬化性腎動脈狭窄症)、線維筋性異形成、高安動脈炎

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診断:血漿レニン活性↑⇒RAA 系↑⇒アルドステロンによる K 排泄↑=低 K血症

カプトプリルテスト…本症を見る際特に有効な検査

(機序)カプトプリルという ACE 阻害薬を投与

⇒ATⅡの著しい減少⇒腎動脈の著しい血圧低下

⇒血圧をあげようとレニンが著しく上昇

   CTA、MRAでの狭窄部位確認

   確定診断には腎動脈造影で直接観察

治療:薬剤などでは治療抵抗性があるため、血行再建術が第一選択

   中でも PTRAが第一選択

   PTRA…バルーンカテーテルを狭窄部に挿入、バルーンを拡張させる

これを見ればわかると思います。

ちなみに、Eのような記述はネットにも病見えにもなかったので、Eは誤り

でしょう。

参考文献: 病気が見える

追伸:「粥状硬化」ってうったら「熟女う硬化」とか出てきたんだけど

   俺のパソコンどっかおかしい

   俺は熟女よりは・・・おっと誰か来たようだ

学籍番号: 第 09小隊 氏名: キモヲタDT引きニート

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201 2(平成 年) 月 日実施0年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 6良性腎硬化症について正しいのはどれか、2つ選べa.起立性低血圧をきたすことが多い。

b.大量の蛋白尿を認める事が多い。

c.網膜動脈硬化症を認める事が多い。

d.我が国の透析導入の原因疾患の第 1 位である。

e.治療として血圧の適切なコントロールが有効である。

解答:

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解説:

参考文献:

学籍番号: 氏名: 脇山、渡邊

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201 2(平成 24年)9月 7日実施09年次試験

試験科目: 腎臓内科

         

No. 7

血清カルシウムについて正しいものを2つ選べ。

a.カルシウムの生理作用の一つに興奮伝達がある

b.血清アルブミンが低値であるとき、血清カルシウム濃度は低値となる

c.血清カルシウム濃度のうち、イオン化カルシウムが約25%を占める

d.副甲状腺ホルモンは骨吸収を抑制する

e.副甲状腺ホルモンは腎臓でのカルシウムの再吸収を抑制する

解答: a,b

説:

a.○神経・筋肉の刺激、興奮伝達、血液凝固

b.○低アルブミン血症では、アルブミンと結合するカルシウムが減少するた

め、その分血清カルシウム濃度が低い値を示す。

c.×血清カルシウム濃度のうち、イオン化カルシウムは50%を占める。

d.×副甲状腺ホルモン(PTH)の骨に対する作用は骨吸収の促進である。

e.×副甲状腺ホルモンの腎臓への作用は、カルシウム再吸収の促進、リン再

吸収の抑制、ビタミンD3の活性化である。

参 考 文

献:

授業プリント

病気が見える

学籍番号: A09013 氏名: 乾航

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2012 (平成 24年) 9月 7日実施4年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 8

活性化ビタミンD3について正しいものを一つ選べ。a.腎不全での線維性骨炎に関与する。

b.大腸でのCa 吸収を促進する。

c.不足は心血管疾患のリスクとなる。

d.甲状腺ホルモンにより産生が亢進する。

e.線維芽細胞増殖因子(FGF)-23により産生が亢進する。

解答: c

説:

a.腎不全での線維性骨炎は、CKD→腎臓での活性型ビタミンD3の産生が低下

→小腸での Ca 吸収低下→低 Ca血症→二次性副甲状腺機能亢進症→骨吸収増

加→線維性骨炎という機序で起こる。関与するといえばするが、cが正解なのと、活性化ビタミンD3の作用で発症するわけではないので×。b.大腸ではなく小腸でCaは吸収される。

c.授業プリント「骨ミネラル代謝異常」に記載あり。

d.甲状腺ホルモンではなく副甲状腺ホルモン。

e.逆。産生が抑制される。

参 考 文

献:

授業プリント「骨ミネラル代謝異常」「慢性腎不全」、病気がみえる

vol.8

学 籍 番

号:

A09016 氏名: 内山 哲

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201 (平成 年) 月 日実施0年次試験

試験科目: 腎臓内科

         

No. 9血清リンについて正しいのはどれか。

a.無機リンは細胞内エネルギー供給に関わっている。

b.副甲状腺ホルモンにより腎臓での排泄が亢進する。

c.線維芽細胞増殖因子(FGF)-23により腎臓で再吸収をうける。

d.低リン血症は異所性石灰化に関与する。

e.慢性腎臓病に伴う骨ミネラル代謝異常で最も生命予後に寄与する因子である。

解答:

説:

参 考 文

献:

学籍番号: 氏名: 大林、小木

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201 (平成 年) 月 日実施09年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 10

急性腎不全・急性腎障害について正しいものを選べ

1. 尿中Na濃度が40 mEq/lは腎前性である。

2. 尿浸透圧が600 mOsmは腎前性である。

3. 蛋白尿・血尿有は腎性である。

4. FEUNが30%は腎性である。

5. FENaが2%以下は腎前性である。

a. 1,2 b. 1,5 c. 2,3 d. 3,4 e. 4,5

解答: c

説:

腎前性、腎性、腎後性の鑑別は以下のような流れ

病歴や身体所見を参考に、超音波試験を行って腎後性を鑑別

→尿および血液所見により、腎前性と腎性を鑑別

→腎前性とATNを鑑別

1 腎前性と腎性の鑑別

尿所見: 腎前性  軽度の尿異常

   腎性   蛋白尿・血尿

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2.腎前性とATNの鑑別

      尿浸透圧: 腎前性  >400    腎性 <300

      FENa  : 腎前性  <1%    腎性  >1%

      FEUN  : 腎前性  <35%   腎性  >35%

   尿中N a 濃度 : 腎前性 ≦20~30  腎性  ≧20~30

      

以上より、答えはc

参 考 文

献:

急性腎不全・急性腎障害のプリント、病みえp206

学 籍 番

号:

A09019 氏名: 尾崎有里奈

201 2(平成 24年) 9月 7日実施4年次試験 09受験

試験科目: 腎臓内科

No. 11

正常血圧においても腎前性急性腎不全をきたす病態としている因子はどれか。

(1)男性(2)肺水腫(3)慢性腎不全(4)非ステロイド性抗炎症薬

(5)アンジオテンシンⅡ受容体阻害薬

a.(1,2,3) b.(1,2,5) c.(1,4,5) d.(2,3,4) e.(3,4,5)

解答: e

説:

NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)、ACEI、ARB(アンジオテンシンⅡ受容

体阻害薬)による腎前性急性腎不全は有効循環血液量の減少が大きな危険因子

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である。そして有効循環血液量の減少の最も多い原因が脱水である。

患者側のリスク因子としては高齢、基礎疾患に慢性腎不全がある、発熱、脱

水、食事摂取量の減少、複数の医薬品の服用、肝不全などがあげられる。

ということがネットに載っていたので(3)CKF、(4)NSAIDs、(5)ARB の eが正解。

病みえだけではなかなか辛いものがありました…

参考文

献:

「医療関係者の皆様へ」  

http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/11/dl/tp1122-1e03.pdf

学籍番号: A09022 氏名: 加藤 佑季

201 2 (平成 24年) 9月 7日実施09年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 12急性腎不全の合併症として正しいものを選べ。

1. アシドーシス

2. 高 K血症3. 高Ca血症4. 低血糖

5. 消化管出血

a.(1,2,3) b.(1,2,5) c.(1,4,5) d.(2,3,4) e.(2,3,5)

解答: b

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説:

急性腎不全の合併症としては

・代謝性アシドーシス

・高カリウム血症

・高リン血症

・低カルシウム血症

・肺水腫

・消化管出血

などがあるようです。

参 考 文

献:

学籍番号: 氏名:

201 2 (平成 24年) 9月 7日実施4年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 12

急性腎不全の合併症として正しい組み合わせを選びなさい。

1.アシドーシス

2.高 K血症3.高Ca血症4.低血糖

5.消化管出血

a.(1,2,3)  b.(1,2,5)  c.(1,4,5)  d.(2,3,

4)  e.(3,4,5)

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解答: b. (1,2,5)

説:

安田先生出題の問題。安田先生は、急性腎不全の合併症として「出血傾向」

を強調してました。他にはあまり触れていませんでした。

1. ○ 代謝性アシドーシスを起こす(安田先生のプリントの表には載ってな

かったけど、『病気が見える vol.8腎・泌尿器』とかには思いっきり

載ってます)。

2. ○3. × 高Ca血症は起こさず、低 Ca血症を起こす。

4. × 低血糖は起こさない。

5. ○

参 考 文

献:

安田先生の授業プリント「急性腎不全、急性腎障害」、病気が見える

vol.8腎・泌尿器

学籍番号: A09023, A09024 氏名: 加藤、河内

201 2 (平成 24年) 9月 7日実施09年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 13

薬剤性腎障害の組み合わせが正しいものを選べ。

1. シスプラチン-膜性腎炎

2. シクロスポリン-急性尿細管壊死

3. 非ステロイド性抗炎症剤-ネフローゼ症候群

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4. プロピルチオウラシル-半月体形成性糸球体腎炎

5. ループ利尿剤-低 Na血症a(1,2,3) b(1,2,5) c( , , ) d( , , ) e( , , )

解答: 3,4,5?

説:

選択肢メモるの忘れました。すいません。

一応授業プリントに書いてある内容で解答してみますが、ネットで調べる

と、引き起こす腎障害がいろいろ

書かれていて、どれが正しい解答か自信ありません。

選択肢覚えてれば消去法で決めることもできたんですが・・・。

1. ×  シスプラチンは白金系抗癌薬に分類される抗腫瘍薬です。急性尿細

管壊死を起こします。

膜性腎症は、金製剤やペニシラミンなどの抗リウマチ薬などで発症

します。

2. ×  シクロスポリンは免疫抑制薬(のうちのカルシニューリン阻害薬)

です。間質性腎炎や、

血栓性微小血管症を起こすようです。

      急性尿細管壊死は CDDP(シスプラチン)や造影剤、アシクロ

ビルなどで発症します。

3. ○  NSAIDs内服より数週間~1年後にネフローゼ症候群を発症します。

4. ○  抗甲状腺剤のひとつです。半月体形成性糸球体腎炎を起こします。

他にも、抗 TNFα 抗体薬や

       リファンピシンなどで起こるようです。

5. ○? ループ利尿薬では起こりにくいとネットにはありましたが、プリン

トには、低 Na血症を引き起こす

薬剤にサイアザイド系、ループ利尿薬とあります。とりあえずプリ

ントを信頼した方がいいのか?

間違ってたらすいません。調べたところ 2も怪しかったんですが・・・。とりあえず授業でやったプリントには全部目を通せということですね。

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参 考 文

献:

授業プリント「薬剤性腎疾患」

病気がみえる vol.8 P.200 薬剤性腎障害

学籍番号: A09099 氏名: スターウォーズのあの人

2012(平成24年)9月7日実施09年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 14

造影剤腎症のリスク因子として間違っているものを1つ選べ。

a)高血圧

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b)利尿薬c)慢性腎臓病d)造影剤の高用量使用

e)非ステロイド性抗炎症薬

解答: a解

説:

安田先生の薬剤性腎疾患のプリントに載っています。造影剤腎症とは、CTや血管造影などの画像診断で使われるヨード造影剤によって引き起こされる腎

障害。ヨード造影剤投与から1~2日後に腎機能が悪化し、急性腎不全を引

き起こすものを言います。

多くは対症療法で回復します。

リスク因子としては、

・CKD(慢性腎臓病)・利尿薬

・脱水

・加齢

・NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)・造影剤の高用量使用

・糖尿病←ただしはっきりとしたリスク因子とは言えない(CKD 患者ではリ

スク因子となるが、非 CKD 患者ではリスクになるかが不明)などがあげられます(太字がプリントに載っていたやつです)。選択肢を見る

と、aの高血圧に関しては特に言及されていないので、これが正解かと思い

ます。

予防法としては、生理食塩水や重炭酸ナトリウムの投与などが効果的で、造

影剤の用量を調節することが大事です。

参 考 文

献:

安田先生の「薬剤性腎疾患」のプリント、病気が見える vol.8「腎・泌

尿器」の p201

学籍番号: A09027 氏名: 北原 佳泰

201 (平成 年) 月 日実施0年次試験

試験科目: 腎臓内科

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No. 15薬剤性腎障害について正しいものはどれか

(1) アンジオテンシンⅡ受容体阻害薬による血清カリウム値異常は上皮型ナトリウ

ムチャネルの障害が関与する。

(2) 腎障 害 予防対策としてバンコマイシン投与例に therapeutic drug monitoring(TDM)が行われる。(3) 薬剤中止後 2週異常経過しても改善しない薬剤性急性間質性腎炎に対してステ

ロイドが勧められる。

(4) 薬剤性急性間質性腎炎の診断にはガリウムシンチグラフィが必要である。

(5) 薬剤性急性間質性腎炎は尿中に赤血球や白血球が見られることが多い。

a.(1,2,3) b.(1,2,5) c.(1,4,5,) d.(2,3,4,) e.(3,4,5)

解答:

説:

参 考 文

献:

学籍番号: 氏名: ひろし、金

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2012 (平成24 年)9月7日実施09年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 1 6水代謝について正しい組み合わせを選べ

1. 体重の約 20%は細胞外液である

2. Naと水はヘンレ上行脚で最も再吸収される

3. 低 Na血症とは尿中Naの欠乏である4. 血漿浸透圧は血清Na 濃度の約2倍である

5. 電解質異常では低 Na血症が最も多い

解答:

説:

参 考 文

献:

学籍番号: まさし

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2012 (平成24 年)9月7日実施09年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 17

低 Na血症について正しいものを選べ1、 転倒リスクが高まる

2、 尿Na+K 濃度>血清Na 濃度は改善傾向にある。

3、 低血糖は偽性低 Na血症を起こす。

4、 抗利尿ホルモンの分泌低下によっておこる。

5、 急速に補正すると橋中心髄鞘崩壊症になる。

選択肢

a(1.2) b(1.5) c(2.3) d(3.4) e(4.5)

解答: B(1.5)

説:

参 考 文

献:

過去問

学籍番号: 33

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2012 (平成24年) 9月7日実施4年次試験

試験科目: 腎泌尿器系 腎臓内科

No. 18

低 Na血症を引き起こす可能性のある薬剤はどれか。二つ選べ。

a.リチウム

b.サイアザイド系

c.シクロフォスファミドd.インスリンe.活性型ビタミンD 3製剤

解答: b,c

説:

低 Na血症を引き起こす原因は主に ① Na喪失・欠乏 ②水摂取過剰 ③水

排泄障害 である。

①Na喪失・欠乏に関して腎以外のからのものとして、嘔吐・下痢・発汗過多・低栄養があげられ

腎からのものとして、利尿薬・副腎不全・アルドステロン欠乏・浸透圧利尿

が挙げられる。

②水摂取過剰

これは原因として、心因性多飲・マラソン中の多飲が挙げられる。

③水排泄障害

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これらは、有効血漿量減少によるものとしては重症甲状腺機能低下症や妊娠

が浮腫を伴わず、浮腫を伴うものとして心不全・肝不全・ネフローゼ症候群

が挙げられる。

内分泌異常によるものは、SIADH・コルチゾール欠乏・副腎不全・下垂体機

能低下症があり、

GFR 低下によるものが腎不全などである。

以上のように、低 Na血症の原因は分けられる。

これを踏まえ選択肢をみていく

a.リチウム―――× リチウム単体としては、薬剤性の肺水腫を引き起こす可能性があるようで

す。またリチウム製剤はとしてはうつ病の薬として使われており、これは過

剰に摂取すると腎臓に組織的・機能的な変化を起こし尿崩症を引き起こすこ

とがある。よって尿崩症を引き起こす可能性があるということは低 Na血症とは反対の作用であるため間違い。ちなみに低 Na血症の治療に用いられることもあるようだ。

b.サイアザイド系―――○

 利尿薬はNa+再吸収を阻害して利尿させる。サイアザイド系利尿薬では Na+-Cl-輸送体の阻害により、Na利尿を促進する作用がある。主な副作用に低

K血症・代謝性アルカローシス・高 Ca血症・高尿酸血症があり、作用機序と

して低 Na血症を引き起こしがちなのは必然である。(①Na喪失・欠乏の腎臓によるもの)c.シクロフォスファミド―――○

 抗腫瘍薬であり、副作用として骨髄抑制や易感染性などがあるが、この他

に同じ抗腫瘍薬であるビンクリスチンと同様に下垂体後葉からの AVP分泌を亢進させる作用があり、これにより SIADHを引き起こし低 Na血症となる。この他にもカルバマゼピン、クロフィブレート、三環系抗うつ薬などがあ

る。(③の内分泌異常)d.インスリン―――× 糖尿病の薬として有名で血糖値を下げる効果があり、副作用に低血糖があ

るが、今回は関係がない。

e.活性型ビタミンD 3製剤―――× 骨粗鬆症の薬で腸管からの Caの吸収を促進させるが副作用に高 Ca血症があるが、これは PTHの亢進によるものなので、重症甲状腺機能低下症(③)を引き起こすことはないので間違いです。

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参 考 文

献:

病気がみえる vol.3・8

201 2 (平成 24年)9 月 7 日実施4年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 19急性間質性腎炎について正しいものはどれか。

1.発熱、関節痛、皮疹、腰背部痛などの症状がみられる。

2.尿中のα1-ミクログロブリンが増加する。3.薬剤が原因となることは稀である。

4.Tubulointerstitial nephritis with uveitis症候群では、ぶどう膜炎が腎炎に先

行することが多い。

5.67Ga シンチグラムは陰性となる。

a.(1,2) b.(1,5) c.(2,3) d.(3,4) e.(4,5)

解答: a

学籍番号: A09036 氏名:

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説:

1. ○ 無症状か、あっても全身症状程度のことが多いです。

     薬剤性の急性間質性腎炎では、皮疹・関節痛・発熱などといったア

レルギー症状もみられます。

2.○ α1-ミクログロブリン、β2-ミクログロブリン、NAGの尿中排泄が増

加します。

3.× 多くは薬剤アレルギー(抗菌剤、NSAIDsなど)や感染症によるものです。

4.× TINU症候群では、約 65%で間質性腎炎がぶどう膜炎に先行します。

5.× Ga シンチは陽性になります。

参 考 文

献:

病気がみえる、授業プリント

学籍番号: A09038 氏名: 佐藤 茜

2012 (平成 24年) 9月 7日実施09年次試験

試験科

目:腎臓内科

No.

20

Gitelman 症候群の特徴として正しいものを2つ選べ。

1. Na-K-2Cl共輸送体の異常による低カリウム血症が起こる。

2. 腎石灰化が起こる。

3. 6才までに診断される。

4. 低マグネシウム血症によるテタニーが主症状である。

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5. 傍糸球体細胞の過形成を認めない。

解答: 4 、 5

説:

1. × Bartter 症候群の特徴である。

2. × Bartter 症候群の特徴である。

3. × 授業プリントの比較表によると発症年齢は、Bartterでは新生児~幼児、

Gitelmanでは幼児期~

   成人であるという。

4. ○ Gitelman 症候群の特徴である。

5. ○ 授業プリントの比較表によると傍糸球体装置(JGA)過形成は、Bartterでは有り、Gitelmanでは

通常無いという。

参考文

献:

授業プリント「間質性腎炎と尿細管性疾患」加藤先生、 病気がみえ

る・腎泌尿器編

学籍番号: 氏名: マツモトアキオ☆

2012 (平成24年) 9月 7日実施09年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 21

尿細菅性アシドーシスについて正しいものを選べ。

1.アニオンギャップは上昇する

2.血漿 pHは 7.4未満である

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3.Ⅰ型は遠位尿細管のH+分泌低下によるものである

4.Ⅱ型は近位尿細管障害によるものである

5.Ⅳ型はアルドステロン産生亢進によるものである

a(1,2) 、b (1,5) 、c(2,3) 、d(3,4) 、e(4,5)

解答: d

説:

尿細管性アシドーシスはⅠ型、Ⅱ型、Ⅳ型に分類されます。

Ⅰ型は遠位尿細管でのH+分泌障害、Ⅱ型は近位尿細管でのHCO3-再吸収障害に

よるもので、腎機能低下は伴いません。

Ⅳ型はアルドステロン作用の低下により、2次的に酸分泌低下がおこること

で生じる。腎機能低下が伴うことが多いです。

1.× アニオンギャップは正常です。

2.× アシデミアは 7.35未満だと思われ・・・3.○ 

4.○ Ⅱ型は近位尿細管でのHCO3-再吸収障害です。

5.× Ⅳ型はアルドステロン作用の低下によるもの

参 考 文

献:

病気がみえる vol.8

学 籍 番

号:

A09042 氏名: しのはら けい

201 (平成 年) 月 日実施0年次試験

試験科目: 腎臓内科

         

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No. 22慢性腎不全に伴う合併症で正しいものはどれか。

(1) 腎性貧血の原因はエリスロポエチンの産生低下である。

(2) 保存期腎不全では赤血球造血刺激薬が使用できない。

(3) 骨・ミネラル代謝異常では副甲状腺ホルモン値の管理が最も重要である。

(4) 高リン血症と心血管イベントや生命予後は無関係である。

(5) 代謝性アシドーシスにより血清カリウム値が上昇する。

a.(1,2) b.(1,5) c.(2,3) d.(3,4) e(4,5)

解答:

解説:

参考文献:

学籍番号: 氏名: ぱいちん

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2012 (平成 24年)9月 7日実施09年次試験

試験科目: 腎臓内科

.23

二次性副甲状腺機能亢進症の原因はどれか。正しいものを 2つ選べ。

1、高Ca血症2、低リン血症

3、活性型ビタミンD3の増加4、副甲状腺ビタミンD3受容体減少

5、副甲状腺細胞のカルシウム感受性受容体減少

解答:

説:

すみません、いくつ選べかは自信ありません。確か 2つだったと思います。1、×: 低カルシウム血症

2、×: 高リン血症3、×:低下4、○:授業プリントにビタミンD受容体の発現・機能低下、と副甲状腺の治療のスラ

イドに書いてあります。

5、○:授業プリントに治療のところで〈シナカルセト(Ca受容体作動薬)>と書いてあるので、病態的に合ってると思います。

参考文献: :授業プリント 骨ミネラル代謝異常(大橋先生)

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学籍番

号:

氏名: 杉山未紗

A09046

2012(平成 24年) 9月 7日実施4年次試験

試験科目: 腎臓内科

         

No. 24 血液浄化療法について正しいもの 2つ選べ。(a) 透析導入の原疾患の第一位は慢性糸球体腎炎である。

(b) 血液透析において腹膜透析は 10%を占める。

(c) 透析導入は血清クレアチニン値で決める。

(d) 1991年透析導入規準で点数が高い方が予後が悪い。

(e) 血液透析においては地域やコメディカルとの連携が重要である。

解答: D,E

説:

(a)× 一位は糖尿病性腎症。

(b)× プリントより 3.3%。(c)× だけではなく臨床症状や疾患によっても。

(d)○   (e)○ 授業で言ってた。常識的にもこの選択肢は正しいだろう。

参 考 文

献:

授業プリント

病気がみえる 8   

学 籍 番

号:

A09048 氏名: 鈴木佑一

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2012(平成24年)9月7日実施4年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 25

透析療法について正しいのものはどれか。

(1)平均的な血液透析の条件は週3回、4時間である。

(2)1回あたりの透析時間が短いほど生命予後が良い。

(3)ヘパリン惹起性血小板減少性は一過性である。

(4)腹膜透析では食事制限が必要ない。

(5)腹膜透析は残存腎機能の保持に優れる。

a(1,2) b(1,5) c(2,3) d(3,4) e(4,5)

解答: b

説:

(1)❍(2)× 予後悪い。

(3)× ヘパリン惹起性血小板減少症(HIT)には一過性で自然治癒するタイ

プ1と重症化するタイプ2があり、透析でなるのは主にタイプ2だそうで

す。

(4)× 血液透析よりはゆるいけれど食事制限あります。

(5)❍

参 考 文

献:

プリント(血液浄化療法)、

病みえの腎・泌尿器

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学 籍 番

号:

A09049 氏名: 鈴木ゆみ重

201 2 (平成 24年) 9月 7日実施4年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 26

透析患者の合併症について正しいものはどれか。

1. 透析導入期は感染症の合併が多い。

2. 市中肺炎で最も頻度の高い起炎菌は肺炎マイコプラズマである。

3. 長期透析患者では肺結核の合併が多い。

4. 透析患者のアミロイド沈着は限局性である。

5. アミロイドーシスの前駆物質はβ2-ミクログロブリンである。

a.(1, 2) b.(1, 5) c.(2, 3) d.(3, 4) e.(4, 5)

解答: b

解説:

1. ○新規透析導入期の合併症としては感染症が多く、長期透析期になるとアミ

ロイドーシスが多くなります。(授業プリント P.8)2. ×

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  透析患者に起こる感染症による死亡の中では肺炎が最も多いです。市中

肺炎(通常の社会生活を送っている人が町の中でかかる肺炎のこと)の原

因としては肺炎球菌が最も多く、次いでインフルエンザ桿菌、肺炎マイコ

プラズマが多いです。(授業プリント P.9)3. ×

1.の解説と重複しますが、長期透析患者に起こる合併症としてはアミロイ

ドーシスが最も多いです。ちなみに結核(30%は肺外結核)は透析導入

期に多いです。(授業プリント P.9)4. ×アミロイドーシスは全身諸臓器にアミロイド蛋白が沈着する全身性アミロ

イドーシスと、ある臓器に限局して沈着する限局性アミロイドーシスに分

類されます。透析患者では、おもには関節周囲の骨・軟骨・滑膜・靭帯に

沈着しやすい(授業プリント P.9)ですが、それらの部位に限らず全身に

沈着する(病気がみえる P.230)ようです。5. ○その通りです。β2-ミクログロブリンは腎臓で処理されるため(たしかに

近位尿細管の障害によって尿中にたくさん出てきますよね^^)、腎不全

患者の血清濃度は腎機能正常患者の約 10~50倍にもなります。(授業プリント P.9)

参 考 文献:

授業プリント「血液浄化療法」(加藤明彦先生)

病気がみえる vol.8 腎・泌尿器

学籍番号: A09052 氏名: 曹 宇晨

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201 2 (平成 24年) 9月 7日実施0年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 27透析患者の疫学に関して正しいものはどれか。

1.人口 100万人あたりの透析患者数は日本が世界で最も多い。

2.2011年度末の透析患者数は 30万人をこえる。3.日本の総透析患者数は世界第 2 位である。

4.最近、日本の透析導入患者の平均年齢は横ばいになっている。

5.日本の人口 100万人あたりの腹膜透析患者数は世界第 2 位である。

解答:

説:

参 考 文

献:

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学籍番号: 氏名:

201 2(平成 24年)9月 7日実施09年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 28血尿について、以下の文章から正しいものを一つ選びなさい。

a. 糸球体性血尿では変形赤血球となる。

b. 尿沈査で赤血球数 3個/1視野以上と定義される。c. 肉眼的血尿では膀胱鏡検査が必須である。

d. 無症候性血尿のほとんどで尿所見は消失しない。

e. ミオグロビン含有尿では尿潜血反応が陰性となる。

解答: a

説:

a. ○ 糸球体疾患では、変形赤血球や赤血球円柱が認められます。

b. × 顕微鏡的血尿の判断基準は 5個/1視野以上となっています。

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c. × 血尿は、腎実質由来のもの、尿路由来のもの、血管系由来のものがあ

ります。このことから、膀胱鏡検査が必須というのはどうかと・・・。ち

なみに、突発的な肉眼的血尿が見られる場合は、ナットクラッカー現象な

どの血管病変を考慮し、画像検査を中心に検索を行います。

d. × 参考書や授業プリントには記述がありませんでしたが、ネットで自然

軽快する場合があるとの記述がありました。

e. × 尿潜血反応では、遊離したミオグロビンに偽陽性を示します。

今回は、正しいもの一つ選べという問題だったので、比較的迷わずに即決す

ることができました。

bに引っかからないかが肝心だと思います。

余談ですが、腎臓内科は、試験 80%、出席 20%で合否を決めるらしいです。

知らんかった―。。。

参考文献: 授業プリント

病気が見える vol.8

学籍番号: A090 氏名: とらたにかずのり

201 2 (平成 24年) 9月 7日実施09年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 29ある男性のクレアチニン・クリアランスを計算したところ、30 L/day であった。このときの血清クレアチニン値が 3.0 mg/d1 であった。この男性の1日尿中クレアチニン排泄量に最も近い値はどれか。一つ選べ。a)b)1200mg/dayc)900mg/dayd)e)

解答: b

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参考文

献:

病気が見える8

学籍番号: 氏名:

201 2 (平成 24年) 9月 7日実施4年次試験09受験

試験科目: 腎臓内科

No. 29ある男性のクレアチニン・クリアランスを計算したところ、30 L/dayであった。このときの血清クレアチニン値が 3.0 mg/dLであった。この男性の 1日尿中クレアチ

ニン排泄量に最も近い値はどれか。一つ選べ。

(a)1500 mg/day(b)1200 mg/day(c) 900 mg/day

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(d) 600 mg/day(e) 300 mg/day

解答: (c)解

説:

おなじみのやつです

1 L = 10 dL であることに注意しましょう(・ω・)。

3.0 mg/dL x 30 L/day = 900 mg/dayとなります。

参 考 文

献:

学籍番号: A09302 氏名: T_T

2012 (平成 24年) 9月 7日実施4年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 30一次性糸球体疾患の臨床症候分類と発症しやすい症候で正しい組み合わせはどれ

か。2つ選べ。a. 無症候性血尿・蛋白尿 ‐ 低蛋白血症

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b. 慢性腎炎症候群 ‐ 高血圧

c. 急性腎炎症候群 ‐ 血栓症

d. 急速進行性腎炎症候群 ‐ 貧血

e. ネフローゼ症候群 ‐ 多尿

解答: b.d

説:

a.×  無症候性血尿・蛋白尿は蛋白尿、血尿の他に臨床症状や腎機能低下

が見られない。

b.○  慢性腎炎症候群は 1年以上持続して蛋白尿、円柱尿、血尿などの異常尿所見を認めるもの。一般的に無症状だが、高血圧や浮腫などの急性腎炎

のような症状をきたす。

c.×  血栓症はネフローゼ症候群で有名です。d.○  急速進行性腎炎症候群は、蛋白尿、血尿、貧血が急激または潜在性

に発症し、急速に腎不全が進行する症候群。

e.×  ネフローゼ症候群は、高度の蛋白尿を基本的な病態とし、浮腫、低

蛋白血症、高コレステロール血症を呈する疾患群の総称。

この時期テストが立て続けで大変だと思いますが頑張ってください!

参 考 文

献:

病気がみえる vol.8 腎・泌尿器 ネット

学 籍 番

号:

A09059 氏名: 武部友寛

201 2 (平成 24年) 9月 7日実施09年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 31

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19歳の男性。約 2週間前に扁桃腺炎に罹患し、昨日から顔面の浮腫を家人に指摘さ

れ、今朝コーラ色の尿を認めたため外来受診した。尿検査所見は、潜血(2+)、蛋白(+)。血液検査では、補体価の低下があった。

この患者の経過を観察中、最も注意するべき所見はどれか。

正しいものを 1つ選べ。a.低ナトリウム血症

b.腹水・胸水の出現

c.消化管出血の出現

d.関節痛の出現

e.高カリウム血症

解答: e

説:

選択肢はちょっと違うかもしれません、すみません。

2週間前に扁桃腺炎の罹患があったことから、溶連菌感染後急性糸球体腎炎が

強く疑われます。

<溶連菌感染後急性糸球体腎炎>

・原因となるのは A群 β 溶連菌

・浮腫(特に顔面)

・高血圧

・肉眼的血尿(コーラ色、褐色などと表現されることが多い)

・蛋白尿

・血清補体価の低下

・血中ASO(この菌が産生する毒素に対する抗体)の上昇

などが特徴として挙げられます。

腎機能の障害が進むと、Kの排泄能が低下し高カリウム血症が現れる可能性

があります。

症状の、浮腫という部分から考えると胸水・腹水も当てはまるように思いま

すが、最も注意する(=生命予後に関わる)所見は高カリウム血症だと思い

ます。

                 ↓

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         5~6m Eq/ℓを超えると心電図に異常。致死的不整脈を起

こすおそれがある。

参 考 文

献:

病気がみえる Vol.8 腎・泌尿器

学籍番号: A09062 氏名: 丹後結衣

201 2 (平成 24年) 9月 7日実施

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4年次試験試験科目: 腎臓内科

No. 32

IgA腎症について正しい記述はどれか。2つ選べ。a. 我が国の慢性糸球体腎炎の中で最も多い。

b. 扁桃炎の治癒後に肉眼的血尿を呈することが多い。

c. 血清 IgA値は正常であることが多い。

d. 血清補体価は低下する。

e. メサンギウム増殖性糸球体腎炎の組織像を示す。

解答: a,e

説:

a. ○b. 肉眼的血尿は治癒後ではなく感冒時にみられる。

c. 高値を示すことが多い。

d. 補体は正常。

e. ○

参 考 文

献:

過去問、「慢性糸球体腎炎」プリント

学籍番号: A09064 氏名: 角替麻里絵

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201 (平成 年) 月 日実施4年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 33

45歳、女性。生来健康で今まで検尿異常や腎臓病を指摘されたことはなかった。最

近、微熱が続き、食欲不振、全身倦怠感を感じるようになった。近医を受診したとこ

ろ、血圧150/90 mmHg、ヘマトクリット27%、血清クレアチニン3.7m

g/dl、尿蛋白2+、尿糖+、尿潜血3+であった。最も可能性の高い疾患はどれか。

一つ選べ。

a.膜性腎症 b.糖尿病性腎症 c.悪性腎硬化症 d.ANCA関連腎炎 e.腎アミロイドーシス

解答: d

説:

まず、b.と c.は完全に除外されます。

b.糖尿病性腎症は糖尿病に5年以上罹患し、網膜症や神経障害などの他の糖尿

病合併症を有し、糖尿病以外の疾患が疑われないとき、臨床所見のみで診断

されます。今回、症状がでてきたのは最近なので×

c.悪性腎硬化症は悪性高血圧によって生じる急速に進行する腎障害で、小~細

動脈と糸球体が障害されます。血漿レニン活性や、眼底の乳頭浮腫などがみ

られます。悪性高血圧は拡張期圧が 130mmHg以上なので×

つぎに、a、d、eについてa.膜性腎症は、症状としては無症状で無症候性蛋白尿の場合や、浮腫、体重増

加を認める場合があり

ます。経過としては緩徐です。組織所見として糸球体係蹄壁の肥厚やスパイ

ク形成が特徴的です。

d.ANCA関連腎炎は半月体形成性糸球体腎炎の pauci-immune型でみられる

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疾患です。半月体形成性糸球体腎炎は中高年に好発し、発熱、全身倦怠感、筋

肉痛などの非特異的な全身症状を呈します。また、尿所見で顕微鏡的血尿、

蛋白尿を認めます。

e.腎アミロイドーシスはアミロイド蛋白が腎臓に沈着し、腎機能障害をきた

す疾患です。ネフローゼ症候群を呈することもあります。腎アミロイドーシ

スは全身性アミロイドーシスの部分症であり、アミロイド沈着は他に心臓、

肝臓、消化管、神経系などでもみられます。また巨舌がみられます。

以上より最も適当なのは dです。

参 考 文

献:

びょうみえ8

学籍番号: A09066 氏名: 中島 保博

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2012(平成24年)09月07日実施

4年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 34ループス腎炎について正しい組み合わせはどれか。

1.膜性ループス腎炎の予後が最も不良である。

2.抗リン脂質抗体症候群の合併はまれである。

3.ループス腎炎の組織病変は治療により変化することがある。4.ワイヤーループ病変は糸球体基底膜内皮下免疫複合体形成による。

5.腎病変の出現は、全身性エリテマトーデスの他の症状に遅れて出現する。

a(1.2)、b(1.5)、c(2.3)、d(3.4)、e(4.5)

解 答 :

説:

この問題は毎年恒例のループス腎炎の問題です。

以下にループス腎炎について簡単にまとめます。

ループス腎炎は SLEの 50〜60%に合併します。尿:蛋白尿、様々な細胞性円柱

血液:血清CrとBUN上昇、低補体血症、赤沈亢進でもCPRは上がらない。クラス分類:Ⅰ〜Ⅵがある。Ⅲ(巣状)とⅣ(びまん性)は活動性が高くステロイド

パルスを用いる。腎予後が 1番悪いのはⅣである。特徴:ワイヤーループ病変・・・糸球体係蹄壁(内皮下)に大量の免疫複合体が

沈着する場合 orあらかじめ抗原が糸球体に沈着はして糸球体内で免疫複合体

を形成する場合がある。それにより太く見えることを言う。

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以上のことから選択肢について考えます。

1:×・・・最も不良なのはびまん性分節型。

2:×・・・SLEと抗リン脂質抗体症候群は相関大。

3:○・・・その通りです。4:○・・・そうです。5:×・・・毎年出ている問題ですが、はっきりとした証拠はみつかりません

でした。しかしプリントには SLEと同時に発症する事が多いみたいです。な

ので SLEの症状に遅れるというわけではないと思います。

ですので解答は dとなります。ループス腎炎の問題は年度ごとで文自体は変

わりますが、聞いてる内容は変わりません。過去問をしっかりやれば OKです。

腎臓内科はプリントを読んでもイメージが湧きにくいので、病気が見えると

合わせて疾病ごとに勉強すると分かりますいです。

参考文献: プリント

学籍番号: A09067・68 氏名:

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201 (平成 年) 月 日実施0年次試験

試験科目: 腎臓内科

         

No. 35半月体形成性糸球体腎炎について正しいのはどれか。2つ選べ。

a.高齢者に多い。b.中動脈のフィブリノイド壊死を伴う。

c.顕微鏡的多発血管炎に伴うものでは高血圧の合併が多い。

d.Goodpasture症候群では消化管出血の合併に注意する。

e.抗好中球細胞質抗体陽性例では通常、糸球体の免疫グロブリン染色は陰性。

解答:

解説:

参考文献:

学 籍 番

号:

氏名: 中山、夏目

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201 (平成 年) 月 日実施0年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 36

55歳の男性 尿蛋白陽性のため腎生検を施行したところ 下記に示す糸球体組織像。 、(periodic silver methenamine染色)の結果を得た。どの診断が適当か。一つ

選べ。

a. 微小変化群b. 巣状分節性糸球体硬化症c. 膜性腎症d. 膜性増殖性糸球体腎炎e. 半月体形成性腎炎

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解答: c

説:

とってもわかりにくい画像ですが、よく見るとスパイクっぽいものが見える

ので、おそらく膜性腎症です。

a.×  ほぼ正常組織と同じ。電顕では足突起の癒合(消失)がみられる。

b.×  光顕:巣状分節型の硬化像。蛍光:硬化部やメザンギウムに

IgM、C3沈着。電顕:上皮足突起の広範な消失

c.× 光顕:基底膜肥厚。PAM染色で spike lesion。メザンギウムは正常。

   蛍光:糸球体係蹄に IgG、C3顆粒状沈着。d.× 光顕:基底膜肥厚。メサンギウム細胞・基質増加。係蹄の分葉化。基底

膜二重。

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   蛍光:係蹄・メサンギウムに IgG・IgM・C3の顆粒状沈着   電顕:基底膜上皮下、内皮下沈着物

e.× 半月体形成性腎炎→急速進行性糸球体腎炎のこと

   光顕:半月体形成(Bowmann腔内に2層以上の細胞増殖)

   蛍光:抗 GBM;IgGの線状沈着。 Pauchi-immue型;明らかな陽性所見なし

   免疫複合体型;顆粒状の免疫複合体沈着。

と、いっぱい貼りましたが、画像がこんなアップで写ってる時点で、膜性腎

症 or膜性増殖性にしぼれる気がするので、a、d、eは消せて、あとはスパイクがあるのか基底膜がだぶってるのかだけ見ればいいと思います。

今年は藤垣先生が問題がらっと変えてきて、2問目あたりから血圧が下がり

ました。。。

参 考 文

献:

過去問 etc

学籍番号: A09071 氏名: 二階堂 有加

201 (平成 年) 月 日実施0年次試験

試験科目: 腎臓内科

         

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No. 37通常、腎生検の適応とならない患者はどれか。

(1) 画像検査で腎細胞癌を疑う 40歳の男性。

(2) 無症候性蛋白尿(尿蛋白 0.5g/gクレアチン)の 17歳の女性。

(3) 蛋白尿が出現してきた 40歳の腎移植患者。

(4) 3カ月で血清クレアチニン値が 0.8mg/dlから 2.0mg/dlに上昇した糖尿病患

者。

(5) 多発性嚢胞腎の 30歳の女性。

a.(1,2) b.(1,5) c.(2,3) d.(3,4) e.(4,5)

解答:

解説:

参考文献:

学籍番号: 氏名: 野尻、野田

201 (平成 年) 月 日実施

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0年次試験試験科目: 腎臓内科

         

No. 3855歳の女性。下腿浮腫を主訴に来院した。

検査所見:尿検査;蛋白 3+、潜血(-)血液生化学所見;血清クレアチニン 0.8mg/dl、アルブミン 2.5g/dl

この患者の腎組織所見として可能性が低いものはどれか。1つ選べ。

a.糸球体係蹄壁の二重化。b.糸球体基底膜のびまん性肥厚。

c.糸球体係蹄壁の IgG顆粒状沈着。d.糸球体でコンゴレッド陽性

e.糸球体上皮細胞足突起の扁平化

解答:

説:

参考文献:

学籍番号: 氏名: 野元、林

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201 2年 (平成 24年) 9月 7日実施09年次試験

試験科目: 腎臓内科

o.3950歳の女性。1ヶ月前に糖尿病と診断され、尿蛋白陽性であったため腎臓内科に紹

介され

た。この患者で糖尿病性腎症を示唆しない所見はどれか。2つ選べ。

a.3年前に糖尿病と診断された。

b.糖尿病の家族歴を認める。

c.高血圧を認める。

d.高度な血尿を認める。

e.腎機能低下を認める。

解答: a,d

説:

糖尿病性腎症の診断基準を覚えているかどうかです。

・糖尿病が一定期間存在する(ほぼ5年以上)

・尿中蛋白(アルブミン)の排泄量増加を認め、他の原因病態が除外され

る。

・糖尿病性網膜症が存在する。

・高度の血尿を認めない。

病期分類とかあるのですが、そんな細かいことよりもっとテストに出そうな

ことを覚えてください。

そんなことよりあなたもゴルフしませんか。

参 考 文 糖尿病性腎症の授業プリント

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献:

201 2 (平成 24年) 9月 7日実施09年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 39

50歳の女性。1か月前に糖尿病と診断され、尿蛋白陽性であったため腎臓内科に

紹介された。子の患者で糖尿病性腎症を示唆しない所見はどれか。2つ選べ。a)3年前に糖尿病と診断された

b)糖尿病の家族歴を認める

c)高血圧を認める

d)高度の血尿を認める

e)腎機能低下を認める

解答:

説:

尿蛋白陽性→糖尿病性腎症の病期は第三期 A(顕性腎症前期)以降と考えられ

る。

a)発症は 5年以上が多い(診断基準)。→示唆しない。

b)示唆するc)顕性腎症では高血圧がみられる→示唆する。

d)高度の血尿を認めないはず。(診断基準)→示唆しない。

e)三期 Aでは GFRほぼ正常だが、三期 B以降では GFR 低下する。→示唆す

る。

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参考文献: 授業プリント「糖尿病性腎症」藤垣先生 3ページ目

学籍番号: A09303 氏名: 中村早希

201 2 (平成 24年) 9月 7日実施4年次試験 (09年度生)

試験科目: 腎

No. 40糖尿病性腎症について正しい組み合わせはどれか。

(1) 臨床経過により診断されることが多い。

(2) 糖尿病性網膜症の存在は診断に重要である。

(3) 腎組織所見で糸球体基底膜の肥厚を認める。

(4) 腎組織所見ではメサンギウム増殖が特徴的である。

(5) 糸球体高血圧の原因は糸球体輸出細動脈の相対的拡張が主体である。

a.(1,2,3) b.(1,2,4) c.(1,3,5) d.(2,4,5) e.(3,4,5)

解答: a.(1,2,3)解

説:

糖尿病性腎症の診断基準は次の 4つ。① 糖尿病が一定期間存在する(ほぼ 5年以上、多くは 10年以上)② 尿中蛋白(アルブミン)の排泄量増加を認め、他の原因疾患が除外される

③ 糖尿病性網膜症が存在する

④ 高度の血尿を認めない

(1) 以下の場合腎生検は不要である、つまり、臨床経過から診断や病気分

類を行う。

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・ 腎臓病の経過が糖尿病患者に典型的である。

・ 明らかな糖尿病網膜症がある。

(2) 診断基準③より。

(3) びまん性病変の特徴は、糸球体基底膜の肥厚と、メサンギウム基質の

増加。

(4) (3) のとおり。「メサンギウム増殖」はメサンギウム「細胞」の増殖

を伴うもので、本症のメサンギウム「基質」のみの増加とは違うと思

われる。

(5) 本症における糸球体高血圧の原因は、糸球体輸「入」細動脈の相対的

拡張が主体である。なお、輸出細動脈が拡張すると、糸球体血圧は低

下する。

参考文献: 「糖尿病性腎症」のプリント

学籍番号: A09084 氏名: 丸山 享子

201 (平成 年) 月 日実施0年次試験

試験科目: 腎臓内科

         

No. 41糖尿病性腎症について正しいのはどれか。2つ選べ。a.早期から糸球体濾過量は低下する。

b.早期から高度の蛋白尿と血尿が見られる。

c.早期から腎臓の萎縮が特徴的な所見として見られる。

d.微量アルブミン尿の測定は早期腎症の診断に必要である。

e.早期からアンジオテンシン変換酵素阻害薬を使用すると腎症の進行抑制に有効で

ある。

解答:

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説:

参考文

献:

学籍番号: 氏名: 前波、牧野

201 2 (平成 24年) 9月 7日実施09年次試験

試験科目: 腎臓内科

         

No. 42

慢性腎臓病(CKD)のステージ分類について判断基準となる要素で正しいものを2つ選

べ。

a.性別

b.年齢c.体重d.身長e.体表面積

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解答: a.b

説:

CKDのステージはGFRに応じて分類する。GFRは測定が煩雑なため、推算GFR(eGFR)を用いる事が多い。GEFの検査として一般的なクレアチニンクリ

アランスの測定には、24時間の蓄尿や採血が必要であるが、血清クレアチ

ニン値、年齢、性別によって簡易にGFR(eGFR)を推定することができる。と教科書に書いてあるため、答えは a.bだと思います。できた人は少ないと思います。

参考文

献:

病気が見える8

学籍番号: 氏名: ピンクゴリラ

201 2(平成24年)9月7日実施4年次試験

試験科目: 腎臓内科

No. 43

Alport症候群でみられる所見を一つ選べ。

a. 発熱

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b. 難聴c. 肺出血

d. 皮膚紅斑e. ブドウ膜炎

解答: b

説:

Alport症候群の症状には、・反復性の肉眼的血尿

・顕微鏡的血尿

・ネフローゼ症候群

・神経性難聴

・高音域での感音性難聴

などがあります。

よって答えはbです。

参 考 文

献:

授業プリント「全身性疾患と腎(2)」

学籍番号: A09085 氏名:

201 2年次試験 (平成 24年) 9月 7日実施試験科目: 腎臓内科

o.

44

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慢性腎臓病について正しいものを 2つ選べ。a.心臓血管死のリスクとなる。

b.治療薬の第一選択はレニン-アンジオテンシン系抑制薬である。

c.ステージ 3では何らかの症状を生じる。d.微量たんぱく尿は慢性腎臓病が進行しないと現れない。

e.糖尿病に比して患者数はとても少ない。

解答: a,b

解説: a.○ CKDは最大のリスク。

b.○ 降圧が大事。また、ARBには腎保護作用もある。

c.× GFRが 30m L/min/1.7m2をきるまで(ステージ 4に入るまで)無

症状のことも多い。

d.× 比較的早期に現れるので、検査が診断に有効。

e.× CKD is common.慢性腎臓病の有病率は高く、stage3~5で 1098万人。一方 2011年現在の糖尿病人口は 1067万人。

選択肢の内容が間違っていたらごめんなさい…。

参考文献: 講義プリント、インターネット

学籍番号: A09 氏名: