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User’sManual UT750

ディジタル指示調節計2ループ制御ユーザーズマニュアル

IM 05D01B02-51

IM 05D01B02-513版

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<目次> <改訂情報> i

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

はじめにこのたびは,UT750ディジタル指示調節計をお買い上げまことにありがとうございます。

■マニュアルの読み方

目  的� タイトル� 内     容�

セットアップ� 調節計を操作できるようにするまでに必要な作業(取付け,�配線など)について説明しています。�

基本操作� 測定入力種類,制御出力種類,警報種類の設定例を説明して�います。ここの設定を行えば基本的な制御が行えます。�

機能解説と�設定値記録�

パラメータの持つ機能を簡単に解説しています。またお客様�設定値欄を設けてありますので, 調節計に設定すると同時に�記録するようにしてください。�

1. 設置�

2. 初期設定�

5.2 パラメータ一覧表�

運転操作・�トラブル対策�

運転時のキー操作について説明しています。�外部接点入力による運転操作については,「1.5 端子配線図」�外部接点入力をご覧ください。�

操作概略� パラメータ設定時の道しるべとなるパラメータマップを記�載しています。�

3. 運転�4.1 トラブル� シューティング�

5.1 パラメータマップ�

■ご使用可能な調節計2ループ制御は,下記仕様コードの調節計でご使用になれます。

UT750-50� UT750-51�

■本書に対する注意(1) 本書は,最終ユーザまでお届けいただきますようお願いいたします。また,本書は大切に保管していただきますようお願いいたします。

(2) 本製品の操作は,本書をよく読んで内容をよく理解したのちに行ってください。(3) 本書は,本製品に含まれる機能詳細を説明するものであり,お客様の特定目的に適合することを保証するものではありません。

(4) 本書の一部または全部を,無断で転載,複製することは固くお断りします。(5) 本書の内容については,将来予告なしに変更することがあります。(6) 本書の内容について,もしご不審な点や誤り,記載もれなどお気付きのことがありましたら,当社営業部または,お買い求めの代理店まで,ご連絡ください。

Media No. IM 05D01B02-51 (CD) 3rd Edition : May 2006 (YK)All Rights Reserved. Copyright © 2000, Yokogawa Electric Corporation

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<目次> <改訂情報>

IM 05D01B02-51

ii

3rd Edition : 2006.05.31-00

■本器を安全にご使用いただくために本器には,安全にご使用していただくために次のようなシンボルマークを使用しています。

取扱注意�

製品においては,人体および機器を保護するためにユーザーズマニュアルを参照する必要がある場合についています。またユーザーズマニュアルにおいては,感電事故など,取扱者の生命や身体に危険がおよぶ恐れがある場合に,その危険を避けるための注意事項を記述してあります。

以下のシンボルマークは,ユーザーズマニュアルおよびユーザーズマニュアル応用編(CD-ROM版)に使用しています。

注 意�

「ソフトウェア,ハードウェアの損傷およびシステムトラブルを引起こす可能性が想定される場合に注意すべきことがら」を記述してあります。

重 要�

「製品を取扱う上で重要な情報や,操作や機能を知る上で注意すべきことがら」を記載してあります。

■本製品の免責についてと取扱い上の注意(1) 本製品の使用によりお客様または第三者が損害を被った場合,あるいは当社の予測できない本製品の欠陥などのため,お客様または第三者が被った損害およびいかなる間接的損害に対しても当社は責任を負いかねますのでご了承ください。

(2) 本製品は,当社の事前の承認なしにその全部または一部を譲渡,交換,転貸などによって第三者に使用させることは,固くお断りいたします。

(3) 本製品の部品や消耗品を交換する場合は,必ず当社の指定品を使用してください。(4) 本製品は,特定された1台のコンピュータでご使用ください。別のコンピュータに対してご使用になる場合は,別途ご購入ください。

(5) 本製品をバックアップの目的以外でコピーすることは,固くお断りいたします。(6) 本製品の収められているフロッピーディスク(オリジナルメディア)は,大切に保管してください。

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<目次> <改訂情報> iii

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■本製品の保護・安全および改造に関する注意(1) 本製品および本製品で制御するシステムの保護・安全のため,本書の安全に関する指示事項にしたがって本製品をご使用ください。なお,これらの指示事項に反する扱いをされた場合,当社は安全性を保証いたしません。

(2) 本製品を改造することは固くお断りいたします。(3) 本製品の逆コンパイル,逆アセンブルなど(リバースエンジニアリング)を行うことは,固くお断りします。

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IM 05D01B02-51

<はじめに> <改訂情報>

3rd Edition : 2006.05.31-00

目次-i

UT750ディジタル指示調節計2ループ制御ユーザーズマニュアル IM 05D01B02-51 3版

目 次はじめに ........................................................................................................... i

1. 設置 .................................................................................................... 1-11.1 形名・仕様コード........................................................................................... 1-11.2 取付方法 ........................................................................................................ 1-21.3 配線方法 ........................................................................................................ 1-41.4 ハードウェア仕様........................................................................................... 1-61.5 端子配線図................................................................................................... 1-11

2. 初期設定.............................................................................................. 2-12.1 フロントパネルの名称と機能 ......................................................................... 2-22.2 UTモードを設定する(電源オン時に最初に設定) .............................................. 2-32.3 UTモードを変更する ...................................................................................... 2-42.4 ループ1とループ2の測定入力種類を設定する................................................. 2-62.5 ループ1とループ2の制御出力種類を設定する............................................... 2-102.6 パラメータを初期化する .............................................................................. 2-132.7 ループ1の警報種類を変更する ..................................................................... 2-142.8 ループ2の警報種類を変更する ..................................................................... 2-162.9 複数SPとPIDの解説 ..................................................................................... 2-19

3. 運転 .................................................................................................... 3-13.1 運転中の監視画面........................................................................................... 3-13.2 ループ1の目標設定値(SP)を設定する ............................................................. 3-53.3 ループ2の目標設定値(SP)を設定する ............................................................. 3-63.4 ループ1のオートチューニングを実行/中止する ............................................ 3-73.5 ループ2のオートチューニングを実行/中止する ............................................ 3-93.6 ループ1のPIDを手動で設定する ................................................................... 3-113.7 ループ2のPIDを手動で設定する ................................................................... 3-133.8 ループ1の警報設定値を設定する .................................................................. 3-143.9 ループ2の警報設定値を設定する .................................................................. 3-163.10 目標設定値番号(SPNO)を選択する ............................................................... 3-173.11 運転開始(RUN)/停止(STOP)の切替えを行う ............................................... 3-183.12 ループ1の自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う ..................................... 3-193.13 ループ2の自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う ..................................... 3-203.14 ループ1の手動時に制御出力を操作する........................................................ 3-213.15 ループ2の手動時に制御出力を操作する........................................................ 3-233.16 ループ1のリモート(REM)/ローカル(LCL)の切替えを行う ........................... 3-263.17 ループ2のリモート(REM)/ローカル(LCL)の切替えを行う ........................... 3-28

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<はじめに> <改訂情報>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

目次-ii

4. トラブルシューティング・保守 ........................................................... 4-14.1 トラブルシューティング ................................................................................ 4-14.2 保守 ............................................................................................................... 4-5

4.2.1 清掃時の注意事項..................................................................................................... 4-54.2.2 ブラケットの交換..................................................................................................... 4-54.2.3 端子カバーの取付け................................................................................................. 4-54.2.4 有寿命部品の交換..................................................................................................... 4-74.2.5 制御出力用リレーの交換 ......................................................................................... 4-7

5. パラメータ .......................................................................................... 5-15.1 パラメータマップ........................................................................................... 5-15.2 パラメータ一覧表........................................................................................... 5-6

6. 機能ブロック図と解説 ......................................................................... 6-1

ユーザーズマニュアル 改訂情報 ..................................................................... i

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<目次> <1. 設置> 1-1

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

1. 設置本章は,調節計を操作できるようにするまでに必要な作業(取付け,配線など)について説明しています。

1.1 形名・仕様コード製品をご使用になる前に,ご注文の形名コードと一致した製品が納入されていることをご確認ください。

形 名� 仕様コード� 内 容�

UT750 ディジタル指示調節計 (カスタム演算機能付き※)

-0 1ループ形�-1 位置比例形�-5 2ループ形�

種類�

0 なし�1 通信, 補助アナログ(リモート)入力付き�

付加機能�

次のものが揃っていることをご確認ください。・ディジタル指示調節計本体 (ご注文の形名のもの) ............... 1台・ブラケット (取付け具) ............................................................. 1組・単位シール ............................................................................... 1枚・単ループ制御ユーザーズマニュアル (A2サイズ) .................. 5枚・ユーザーズマニュアル応用編(CD-ROM版) ........................... 1枚

※ パソコンで動作する別売のカスタム演算作成ツール(形名LL200-J10)を利用して,調節計の入力信号および出力信号に各種演算(四則演算,論理演算,折線,温度補正係数演算,圧力補正係数演算など)を組み込むことができます。

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1-2<目次> <1. 設置>

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1.2 取付方法

注 意�

取付場所は,次のような場所を選んでください。

150mm150mm

150mm

150mm

1. 人が端子にうかつに触れない場所2. 機械的振動の少ない場所3. 腐食性ガスの少ない場所4. 温度変化が少なく常温(23℃)に近い場所5. 高いふく射熱を直接うけない場所6. 電磁界の影響のない場所7. 端子板面(基準接点補償素子)に風があたらない場所8. 水がかからない場所9. 燃えやすいものから離れた場所

特に燃えやすいものの上に直接置くことは止めてください。やむを得ず,燃えやすいもののそばに設置する場合は計器の上・下・左・右の側面から少なくとも150mm離れたところに,厚さ1.43mmのメッキした鉄板,あるいは厚さ1.6mmのコーディングしていない鉄板を使用してカバーを用意してください。

●取付姿勢:

左右水平,上向き最大30度,下向き不可

計器前面�30度以内に�取付けてください�

30度� 計器背面�

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<目次> <1. 設置> 1-3

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

■外形寸法・パネルカット寸法

PVPV2

AL

CAS

REM1REM2

MAN1

MAN2STP

34

2

1

DISPSET/ENT

A/M

(25)

(53)

[(N-1)×96+92]最小117

最小�145

+0.8�0

+0.8�0

92

+0.8�092

+0.8�092

Nは取付け台数�ただし,N≧5の時は実測値による。�

10011UT750

1~10mm (パネル厚)ブラケット小�

ブラケット大�

91.8

112

単位:mm96

96● 一般取付時パネルカット寸法� ● 密着計装時パネルカット寸法�

■取付方法

取扱注意�

感電の恐れがありますので,パネルへの取付作業時は,計器に供給する電源をオフにしてください。

パネルに調節計を取付ける穴をあけた後,以下の手順で取付けてください。1. 調節計を背面端子板の方からパネル前面から挿入します。2. 調節計の上・下にブラケット(取付け具)を下図のようにセットし,ブラケットのネジを締めます。このとき締めすぎないようにご注意ください。

ブラケット大�(上部取付具)

端子板�

ブラケット小�(下部取付具)

パネル�

ブラケットは,ドライバー�を挿入して締めて固定して�ください。�

パネルへの挿入方向�調節計の端子板の方�から挿入してくださ�い。�

推奨締付トルク�0.4N・m

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1-4<目次> <1. 設置>

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1.3 配線方法

取扱注意�

1) 感電の恐れがありますので,配線作業時は,計器に供給する電源をオフにして,つなぐケーブルに通電されていないことをテスタなどで確認してから作業を始めてください。

2) 安全のため本機器近傍の簡単に操作できる場所に,必ずサーキットブレーカ(IEC60947 適合品,5A 100Vまたは220VAC)を設置してください。また,このスイッチが本機器電源の切断装置であることを明示してください。

3) 配線作業は,電気関係の基礎知識があり,かつ実務経験がある方が行ってください。

注 意�

1) 電源は,単相の計器用電源から取ってください。電源ノイズが多い場合は,1次側に絶縁トランスを挿入し,2次側にラインフィルタ(推奨品:ZAC2205-00U,TDK製)を使用してください。ノイズ対策時は,1次側と2次側の電源ケーブルを近接しないでください。

2) 熱電対入力の場合は,シールド付補償導線で配線してください。また,測温抵抗体入力の場合は,導線抵抗が低く,3線間の抵抗差のないシールド線を使用してください。配線に使用するケーブルおよび端子の仕様と推奨品は下記の通りです。

3) 制御出力リレーは交換できます。ただし,出力リレーには寿命(抵抗負荷10万回)があるため,補助リレーを使って負荷のオン/オフを行ってください。

4) 補助リレー,モーターやソレノイドバルブのようなインダクタンス(L)負荷を使用する場合は誤作動や,リレーの故障の原因になりますので,必ずスパーク消去用のサージサプレッサ回路としてCRフィルタ(AC使用時)またはダイオード(DC使用時)を並列に挿入してください。

5) 外部からの雷サージ混入の恐れがある場合には,避雷器などを使用してください。

●CRフィルタ

メーカ� 松尾電機(株) (株)指月電機製作所� 信英通信工業(株)

形 名� CR UNIT 953, 955 その他�SKV, SKVB その他� CR-CFS, CR-U その他�

■DCリレー配線の場合 ■ACリレー配線の場合

UT750

R

外部直流電源�リレー�O.C

UTの接点�

ダイオード�(リレーコイル端子�(ソケット)に直接�取付けてください)�

リレー�(リレーコイル定格が�

UTの接点容量以下になる�ものを使用してください)�

R

UT750

UTの接点�CRフィルタ�(リレーコイル端子�(ソケット)に直接�取付けてください)�

外部交流電源�

リレー�(リレーコイル定格が�

UTの接点容量以下になる�ものを使用してください)�

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<目次> <1. 設置> 1-5

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●ケーブル仕様と推奨品

部 品� 品名およびメーカ�

電源/接地/リレー接点出力�600Vビニル絶縁電線 JISC3307 0.9~2.0mm2

熱電対� シールド付補償導線 JISC1610,□X-□-□-□『横河電機 GS 6B1U1参照』�

測温抵抗体� シールド線(3心) UL2482(日立電線)

その他信号線� シールド線�

●端子推奨品

3.7mmφ�

7mm以下�

3 .7mmφ�

7mm以下�

または�

日本圧着端子� 1.25-YS3A

日本端子� YD1.25-3.50.3~1.65mm2 0.8N・m以下�

メーカ� 型 式� 適合電線サイズ� 締付トルク�

●端子カバー部品

対象機種� 部品No. 販売単位� 価格�

UT750用� T9115YD 1枚� ¥1,000

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1-6<目次> <1. 設置>

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1.4 ハードウェア仕様

測定入力信号

○入力点数 : 2点 (ループ1: 11 - 12 - 13端子,ループ2: 41 - 42 - 43端子)○入力種類 : ユニバーサル入力方式(入力種類をソフト選択可能)○サンプリング周期 : 200,500ミリ秒(サンプリング周期をソフト選択可能)初期値: 200ミリ秒

○バーンアウト検出 : 熱電対,測温抵抗体,統一信号0.4~2V,1~5Vで機能アップスケール,ダウンスケール,オフ指定可統一信号は0.1V以下でバーンアウトと判断

○入力バイアス電流 : 0.05μA(熱電対,測温抵抗体b端子の場合)○測定電流(RTD) : 約0.13mA○入力抵抗 : 熱電対/mV入力の場合 1MΩ以上直流電圧入力の場合 約1MΩループ2測定入力の0.00~1.25Vレンジは約8MΩ

○許容信号源抵抗 : 熱電対/mV入力の場合 250Ω以下信号源抵抗の影響 0.1μV/Ω以下直流電圧入力の場合 2kΩ以下信号源抵抗の影響 約0.01%/100Ω

○許容配線抵抗 : 測温抵抗体入力の場合最大150Ω/1線(3線間の導線抵抗は等しい事)但し,-150.0~150.0℃レンジは最大10Ω/1線配線抵抗の影響 ±0.1℃/10Ω

○許容入力電圧 : 熱電対/mV/測温抵抗体入力の場合±10VDC直流電圧入力の場合 ±20VDC

○ノイズ除去比 : ノーマルモード 40dB(50/60Hz)以上コモンモード 120dB(50/60Hz)以上

○基準接点補償誤差 : ±1.0℃(15~35℃),±1.5℃(0~15℃,35~50℃)

○適応規格 : 熱電対,測温抵抗体 JIS/IEC/DIN(ITS-90)

リモート入力信号(ループ1とループ2共通)

リモート入力付きの調節計のみ装備。○入力点数 : 1点( 21- 22端子)○入力種類 : 0-2VDC,0-10VDC,0.4-2.0VDCまたは1-5VDCの範囲で設定可○サンプリング周期 : 200,500ミリ秒測定入力のサンプリング周期と連動しています。ただし,測定入力信号のサンプリング周期が50ミリ秒のとき,リモート入力信号のサンプリング周期は100ミリ秒となります。

○入力抵抗 : 約1MΩ○入力精度 : 0-2VDC入力の場合 入力スパンの±0.3%±1digit0-10VDC入力の場合 入力スパンの±0.2%±1digit0.4-2.0VDC入力の場合 入力スパンの±0.375%±1digit1-5VDC入力の場合 入力スパンの±0.3%±1digit基準動作状態 [23±2℃,55±10%RH,電源周波数50/60Hz]における性能

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<目次> <1. 設置> 1-7

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センサ用供給電源

2線式伝送器に電源を供給。(15VDC: 14 - 15端子)調節計と伝送器の間に抵抗器(10-250Ω任意)を置き,電流信号を電圧信号に変換して,測定入力部から読み込む。供給電源 14.5-18.0VDC,最大供給電流 約21mA(フィールド短絡時の保護回路付き)

伝送出力

測定値,目標設定値,制御出力値のいずれかを出力。15VDCセンサ用供給電源のどちらか一方を使用。

○出力点数 : 1点または2点 ( 14 - 15端子,16 - 17端子)○出力信号 : 4-20mADC,0-20mADC,20-4mADCまたは20-0mADC (但し,0mA以下は出力不可)

○負荷抵抗 : 600Ω以下○出力精度 : スパンの±0.1%(但し,1mA以下はスパンの±5%)基準動作状態 [23±2℃,55±10%RH,電源周波数50/60Hz]における性能

制御出力

ユニバーサル出力方式(出力種類をソフト選択可能)○電流出力(ループ1:16 -17端子/ループ2: 46 - 47端子,ループ1加熱側: 16 -17端子,ループ1冷却側:14 - 15端子,ループ2加熱側: 46 - 47端子,ループ2冷却側:選択不可 )

出力点数� 2点または3点(加熱冷却制御)�(電圧パルス出力と切替え)

出力信号�4-20mADC,0-20mADC,20-4mADC�または20-0mADC

負荷抵抗� 600Ω以下�出力精度� スパンの±0.1%�

(但し,1mA以下はスパンの±5%)�基準動作状態 [23±2℃,55±10%RH,�電源周波数50/60Hz]における性能�

○電圧パルス出力(ループ1:16 -17端子/ループ2: 46 - 47端子,ループ1加熱側: 16 -17端子,ループ1冷却側:選択不可,ループ2加熱側: 46 - 47端子,ループ2冷却側:選択不可)

出力点数� 2点(電流出力と切替え)出力信号�オン電圧=12V以上(負荷抵抗600Ω以上)�

オフ電圧=0.1VDC以下�分解能�10ミリ秒または出力値の0.1%の大きい方�

○リレー接点出力(ループ1: 1 - 2 - 3端子/ループ2: 48 - 49 - 50端子,ループ1加熱側: 1 - 2 - 3端子,ループ1冷却側: 4 - 7端子,ループ2加熱側: 48 - 49 - 50端子,ループ2冷却側: 5 - 7端子)

出力点数� 2点または4点(加熱冷却制御)出力信号� NC,NO,コモンの3端子/2端子�接点定格� 端子:250VAC 3Aまたは30VDC 3A(抵抗負荷)

端子:250VAC 1Aまたは30VDC 1A(抵抗負荷)

分解能�10ミリ秒または出力値の0.1%の大きい方�

1 2 3

4 7端子:24VDC 50mA5 7

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1-8<目次> <1. 設置>

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接点入力

○用途 : 目標設定値切替,リモート/ローカル切替,運転/停止切替など○入力点数 : 7点○入力形式 : 無電圧接点またはトランジスタ接点入力○入力接点容量 : 12VDC,10mA以上○オン/オフ判定 : 無電圧接点入力の場合オン時 接点抵抗1kΩ以下,オフ時接点抵抗20kΩ以上トランジスタ接点入力の場合オン時 2V以下,オフ時漏れ電流100μA以下

○状態検知最小保持時間 : 測定入力サンプリング周期×3

接点出力

○用途 : 警報出力,FAIL出力など○出力点数 : 7点(リレー: 3点,トランジスタ: 4点)○リレー接点定格 : 240VAC 1Aまたは30VDC 1A(コモン共通)○トランジスタ接点定格 : 24VDC 50mA(コモン共通)

表示部仕様

○測定値表示器 : 5桁 7セグメント赤色発光ダイオード字高 20mm

○設定値表示器 : 32×128ドットバックライト付き液晶表示器○状態表示ランプ : 発光ダイオード

安全およびEMC適合規格

○安全 : IEC/EN61010-1適合(CE)。C22.2 No.61010-1認定(CSA)。UL508認定。設置カテゴリ : CAT.2 汚染度 : 2(IEC/EN61010-1, C22.2 No.61010-1)測定分類 : 1 (CAT.1 : IEC/EN61010-1)定格測定入力電圧 : 10VDC max.(端子間),300VAC max.(対地間)定格過渡過電圧 : 1500V(注)注 : IEC/EN61010-1で測定分類1の場合に想定される安全規格上の値であり,機器性能を保証する値ではありません。

取扱注意�

本機器は,測定分類1(CAT.1)に適合した機器ですので,測定分類2,3および4の計測に使用しないでください。

測定分類�

1

2

3

4

測定分類表示

CAT.1

CAT.2

CAT.3

CAT.4

備考�

家電機器,携帯工具など�

配電盤,回路遮断器など�

架空線,ケーブル系統など�

説   明�

主電源に直接接続しない回路上で実施する測定のためのものです。�

低電圧設備に直接接続された回路上で実施する測定のためのものです。�

建造物設備内で実施する測定のためのものです。�

低電圧設備への供給源で実施する測定のためのものです。�

屋内配線�

コンセント�

引込み線�43 T

1

2

Page 17: User’s Manual UT750 ディジタル指示調節計 2ループ制御 ...IM 05D01B02-51 <はじめに> <改訂情報> 3rd Edition : 2006.05.31-00 目次-i UT750 ディジタル指示調節計

<目次> <1. 設置> 1-9

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

○EMC適合規格 : EN61326,EN61000-3-2,EN61000-3-3,EN55011に適合(CE)。AS/NZS 2064に適合(C-Tick)。Class A Group 1試験中,計器はレンジの±20%以内の測定精度で動作し続けます。

構造・取付・配線

○構造 : 前面防塵防滴構造(IP55準拠)密着計装時は防塵防滴不可

○材質 : ABS樹脂およびポリカーボネート○ケース色 : 黒○質量 : 約1kg以下○外形寸法 : 96(幅)×96(高さ)×100(パネル面からの奥行き) mm○取付 : パネル埋込み取付け。取付け具上下各1個○パネルカット寸法 : 920

+0.8 (幅)×920+0.8 (高さ)mm

○取付姿勢 : 上向き最大30度,下向き不可○配線方式 : M3.5ネジ端子 (信号配線,電源/接地線とも)

電源部仕様

○電源 : 定格電圧 100-240V AC(±10%),50/60Hz○消費電力 : 最大20VA(最大8.0W)○内部ヒューズ定格 : 250VAC,1.6A 遅断形○記憶保持 : リチューム電池,寿命約10年○耐電圧 : 1次端子 ←→ 2次端子 1500V AC 1分間

1次端子 ←→ 接地端子 1500V AC 1分間接地端子←→ 2次端子 1500V AC 1分間2次端子 ←→ 2次端子 500V AC 1分間

1次端子=電源端子,リレー出力端子2次端子=アナログ入出力信号端子,電圧パルス出力端子,接点入力端子

○絶縁抵抗 : 電源端子と接地端子間 500V DC 20MΩ以上○接地 : 第D種接地

アイソレーション

○ループ1測定入力端子 : ループ2測定入力端子,他の入出力端子とは絶縁。内部回路とは非絶縁。

○ループ2測定入力端子 : ループ1測定入力端子,他の入出力端子,内部回路とは絶縁。○リモート入力端子 : 他の入出力端子,内部回路とは絶縁。○15VDCセンサ用供給電源端子 : アナログ出力,電圧パルス制御出力とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

○アナログ出力端子(制御,伝送) : アナログ出力相互間,15VDCセンサ用供給電源,電圧パルス制御出力とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

○電圧パルス制御出力端子 : アナログ出力,15VDCセンサ用供給電源とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

○リレー接点制御出力端子 : 接点出力端子相互間,他の入出力端子,内部回路とは絶縁。○接点入力端子 : 接点入力端子相互間,通信端子とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

○リレー接点出力端子 : リレー接点出力相互間は非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

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1-10<目次> <1. 設置>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

○トランジスタ接点出力端子 : トランジスタ接点出力相互間は非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

○RS-485通信端子 : 接点入力端子とは非絶縁。他の入出力端子,内部回路とは絶縁。○電源端子 : 他の入出力端子,内部回路とは絶縁。○接地端子 : 他の入出力端子,内部回路とは絶縁。

環境条件

○正常動作条件 :周囲温度 : 0~50℃(密着計装時40℃以下)温度変化率 : 10℃/h以下周囲湿度 : 20~90%RH(結露しないこと)磁界 : 400A/m以下連続振動(5~14Hz) : 全振幅1.2mm以下連続振動(14~150Hz) : 4.9m/s2 以下短時間振動 : 14.7 m/s2 15秒以下衝撃 : 147m/s2 以下 11ミリ秒設置高度 : 標高2,000m以下ウォームアップ時間 : 電源オン後30分以上

○輸送・保管条件 :温度 : -25~70℃温度変化率 : 20℃/h以下湿度 : 5~95%RH(結露しないこと)

○動作条件の影響周囲温度の影響 :電圧・熱電対入力の場合 ±1μV/℃または±0.01% of F.S./℃いずれか大きい方リモート入力の場合 ±0.02% of F.S./℃測温抵抗体入力の場合 ±0.05℃/℃(周囲温度)以下アナログ出力の場合 ±0.05% of F.S./℃以下

電源変動に対する影響(定格電圧範囲内)リモート入力の場合 ±1μV/10Vまたは±0.01% of F.S. /10Vいずれか大きい方アナログ出力の場合 ±0.05% of F.S./10V以下

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<目次> <1. 設置> 1-11

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

1.5 端子配線図

注 意�

空き端子を中継端子として使用しないでください。

端子配線図は次ページ以降に記載してあります。

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1-12<目次>

<1. 設

置>

IM 05D

01B02-51

3rd Edition : 2006.05.31-00

■UT750 2ループ制御 端子配線図(形式UT750-5□)

ループ2制御出力�※OT2で選択�

※15VDCセンサ用供給電源�を使用する場合は伝送出力1�は使用できません。�

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

44

45

46

47

48

49

50

31

32

33

34

35

21

22

11

12

13

14

15

16

17

ループ1制御出力�

電流/電圧パルス出力� リレー接点出力�

接点容量 : 250VAC, 3A� 30VDC, 3A (抵抗負荷)

※伝送出力2はループ2制御出力�をリレーにした場合に使用可能�

21

22

リモート入力�

※補助アナログ入力付きの� 調節計のみ配線できます。�

ループ1と�ループ2で共通�

1-5VDC, 0-2VDC,�0-10V範囲内で指定�

初期値:1-5VDC

+�

-�

8

9

電源�

10

L

N

許容範囲 : 100-240VAC (�10%)� (フリー電源)� 50/60Hz共用�

電源�

1

2

リレー接点出力�

3

NC

NO

COM

接点容量 : 250VAC, 3A� 30VDC, 3A (抵抗負荷)

48

49

50

NC

NO

COM

※OT1で選択��

取扱注意�

感電の恐れがありますので,配線作業時は,計�器に供給する電源をオフにして,つなぐケーブ�ルに通電されていないことをテスタなどで確認�してから作業を始めてください。�

0-20mADC,�4-20mADC,�

電圧パルス(12V)

(注) 端子に取付ける250Ω抵抗は別売です。�形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)

※ 4-20mADC信号を受信する場合,測定入力�種類を1-5VDC(設定値"41")に設定します。�

■ 4-20mADC電流信号を調節計�に受信する場合�

6

5

外部接点出力�

4

7

34

33

DO1

DO2

DO3

COM

DO4

DO5

リレー接点容量 : 240VAC, 1A� 30VDC, 1A (抵抗負荷)�トランジスタ接点容量 : 24VDC, 50mA

リレー�

トランジスタ�

ループ2警報 1 出力�

ループ1警報 1 出力�

ループ1警報 2 出力�

ループ1警報 3 出力�

コモン�

ループ1警報 4 出力�

32DO6

31DO7

35COM

ループ2警報 2 出力�

コモン�

+�

-�

UT

46

47

0-20mADC,�4-20mADC,

+�

-�

46

47

12

13

熱電対(TC)入力�

11

12

測温抵抗体(RTD)入力�

ループ1測定入力�

13

12

13

電圧(mV, V)入力�

※工場出荷時は未設定です。�「2. 初期設定」をご覧ください。�

※工場出荷時は測定値伝送に�設定されています。�

+�

-�

A

b

B

+�

-�

42

43

熱電対(TC)入力�

41

42

測温抵抗体(RTD)入力�

ループ2測定入力�

43

42

43

電圧(mV, V)入力�

※工場出荷時は,熱電対タイ�プKです。�「2. 初期設定」をご覧�ください。�

+�

-�

A

b

B

+�

-�

16

17

電流/電圧パルス出力�

0-20mADC,�4-20mADC,�電圧パルス(12V)

14

15

伝送出力1

4-20mADCまたは�0-20mADC

14

15

15VDCセンサ用供給電源�

14.5-18.0VDC�(最大21mADC)

+�

-�

+�

-�

+�

-�

16

17

伝送出力2

+�

-�

初期値:4-20mADC

初期値:4-20mADC

0-20mADC,�4-20mADC

ループ1制御出力�※OT1で選択�※伝送出力2はループ1制御出力�をリレーにした場合に使用可能�

ループ2警報 3 出力�

初期値:伝送種類未設定�負荷抵抗600Ω以下�

12

13

+�

-�

4-20mA250Ω�

28

29

高速RS-485通信�

※通信付きの調節計� のみ配線できます。�

30

RSB(+)

RSA(-)

SG

通信1(PSL1) 通信2(PSL2)

23

24

RS-485通信�

25

26

27

SDB(+)

SDA(-)

RDB(+)

RDA(-)

SG

伝送出力2

初期値:4-20mADC

初期値:伝送種類未設定�

41

42

43

19

18

外部接点入力�

40

39

38

37

20

DI1

DI2

DI3

DI4

DI5

DI6

COMコモン�

DI1

DI2

1.SP2.SP3.SP4.SP

ONONOFFOFF

ONON OFFOFF

5.SP6.SP7.SP8.SP

ONONOFFOFF

ONON OFF

OFF

DI3

DI4

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

OFF

ON

目標設定値1~8を切替える場合�(ループ1とループ2共通)

※ 全てOFFに切替えたときは,直前�の目標設定値を使用します。�

19

18

40

39

38

37

20

DI1

DI2

DI3

DI4

DI5

DI6

COM

+5V

+5V

+5V

+5V

+5V

+5V

36DI7 36DI7

+5V

接点� トランジスタ接点�

※外部接点入力の機能は2ループ制御時の初期値です。�機能を変更する場合はセットアップパラメータを設定・変更します。�

※外部接点出力の機能は2ループ制御時の初期値です。�機能を変更する場合はセットアップパラメータを設定・変更します。�

接点容量 : 12VDC, 10mA以上�

OT2=0

時間比例�リレー出力( - - 端子)

OT2=1

OT2パラメータとループ2制御出力種類の対応�

時間比例�電圧パルス出力( - 端子)

OT2=2

電流出力( - 端子)

OT2=3

オンオフ�リレー出力( - - 端子)

※OT2はセットアップパラメータです。�OT2の設定値を変更することによりループ2制御出力の出力種類を変更できます。�「2. 初期設定」をご覧ください。�

(ループ1とループ2共通)DI7=ONで運転停止�DI7=OFFで運転開始�

DI6=ONでループ2自動�DI6=OFFでループ2手動�

DI5=ONでループ1自動�DI5=OFFでループ1手動�

UT

49 5048 49 504846 4746 47

OT1=0

時間比例�リレー出力( - - 端子)

OT1=1

OT1パラメータとループ1制御出力種類の対応�

時間比例�電圧パルス出力( - 端子)

OT1=2

電流出力( - 端子)

OT1=3

オンオフ�リレー出力( - - 端子)

※OT1はセットアップパラメータです。�OT1の設定値を変更することによりループ1制御出力の出力種類を変更できます。�「2. 初期設定」をご覧ください。�

2 31 2 3116 1716 17

36

37

38

39

40

19

20

29

30

23

24

25

26

27

28 18

(注) <電源オン時の外部接点入力について>�電源オン時,外部接点入力がオフのときは,電源が切れる前のモード(SPNO,R/L,�A/M)を継続します。(ただし,RUN/STOPは除く)

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<目次>

<1. 設

置>

1-13

IM 05D

01B02-51

3rd Edition : 2006.05.31-00

■UT750 2ループ加熱冷却制御 端子配線図(形式UT750-5□)

ループ2加熱側制御出力�※OT2で選択�

※15VDCセンサ用供給電源を�使用する場合は伝送出力1�は使用できません。�

※ループ1冷却側制御出力を�電流出力にした場合,伝送�出力1/15VDCセンサ用供給�電源は使用できません。�

※OT1で選択�

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

44

45

46

47

48

49

50

31

32

33

34

35

21

22

11

12

13

14

15

16

17

ループ1加熱側制御出力�

電流/電圧パルス出力� リレー接点出力�

接点容量 : 250VAC, 3A� 30VDC, 3A (抵抗負荷)

※伝送出力2はループ2加熱側制御出力�をリレーにした場合に使用可能�

21

22

リモート入力�

※補助アナログ入力付きの� 調節計のみ配線できます。�

1-5VDC, 0-2VDC,�0-10V範囲内で指定�

初期値:1-5VDC

+�

-�

8

9

電源�

10

L

N

許容範囲 : 100-240VAC (�10%)� (フリー電源)� 50/60Hz共用�

電源�

1

2

リレー接点出力�

3

NC

NO

COM

接点容量 : 250VAC, 3A� 30VDC, 3A (抵抗負荷)

48

49

50

NC

NO

COM

※OT1で選択��

取扱注意�

感電の恐れがありますので,配線作業時は,計�器に供給する電源をオフにして,つなぐケーブ�ルに通電されていないことをテスタなどで確認�してから作業を始めてください。�

0-20mADC,�4-20mADC,�

電圧パルス(12V)

(注) 端子に取付ける250Ω抵抗は別売です。�形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)

※ 4-20mADC信号を受信する場合,測定入力�種類を1-5VDC(設定値"41")に設定します。�

■ 4-20mADC電流信号を調節計�に受信する場合�

6

5

外部接点出力�

4

7

34

33

DO1

DO2

DO3

COM

DO4

DO5

リレー接点容量 : 240VAC, 1A� 30VDC, 1A (抵抗負荷)�トランジスタ接点容量 : 24VDC, 50mA

リレー�

トランジスタ�

ループ2�冷却側制御出力(注1)

ループ1警報 1 出力�

ループ2�冷却側制御出力(注1)

ループ1�冷却側制御出力(注2)

コモン�

ループ1�冷却側制御出力(注2)

32DO6

31DO7

35COM

ループ2警報 2 出力�

コモン�

+�

-�

UT

46

47

0-20mADC,�4-20mADC,

+�

-�

46

47

12

13

熱電対(TC)入力�

11

12

測温抵抗体(RTD)入力�

ループ1測定入力�

13

12

13

電圧(mV, V)入力�

※工場出荷時は未設定です。�「2. 初期設定」をご覧�ください。�

+�

-�

A

b

B

+�

-�

42

43

熱電対(TC)入力�

41

42

測温抵抗体(RTD)入力�

ループ2測定入力�

43

42

43

電圧(mV, V)入力�

※工場出荷時は熱電対タイ�プKです。�「2. 初期設定」をご覧�ください。�

+�

-�

A

b

B

+�

-�

16

17

電流/電圧パルス出力�

0-20mADC,�4-20mADC,�電圧パルス(12V)

14

15

伝送出力1

4-20mADCまたは�0-20mADC

14

15

15VDCセンサ用供給電源�

14.5-18.0VDC�(最大21mADC)

+�

-�

+�

-�

+�

-�

16

17

伝送出力2

+�

-�

初期値:4-20mADC

14

15

ループ1冷却側制御出力�

4-20mADCまたは�0-20mADC

+�

-�

初期値:4-20mADC

初期値:4-20mADC

0-20mADC,�4-20mADC

ループ1加熱側制御出力�

※伝送出力2はループ1加熱側制御出力を�リレーにした場合に使用可能�

※OT1で選択�

※工場出荷時は測定値伝送です。�

ループ2警報 3 出力�

初期値:伝送種類未設定�

12

13

+�

-�

4-20mA250Ω�

28

29

高速RS-485通信�

※通信付きの調節計� のみ配線できます。�

30

RSB(+)

RSA(-)

SG

通信1(PSL1) 通信2(PSL2)

23

24

RS-485通信�

25

26

27

SDB(+)

SDA(-)

RDB(+)

RDA(-)

SG

伝送出力2

初期値:4-20mADC

初期値:伝送種類未設定�

41

42

43

19

18

外部接点入力�

40

39

38

37

20

DI1

DI2

DI3

DI4

DI5

DI6

COMコモン�

DI1

DI2

1.SP2.SP3.SP4.SP

ONONOFFOFF

ONON OFFOFF

5.SP6.SP7.SP8.SP

ONONOFFOFF

ONON OFF

OFF

DI3

DI4

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

OFF

ON

目標設定値1~8を切替える場合�(ループ1とループ2共通)

※ 全てOFFに切替えたときは,直前�の目標設定値を使用します。�

19

18

40

39

38

37

20

DI1

DI2

DI3

DI4

DI5

DI6

COM

+5V

+5V

+5V

+5V

+5V

+5V

36DI7 36DI7

+5V

接点� トランジスタ接点�

※外部接点入力の機能は2ループ加熱冷却制御時の初期値です。�機能を変更する場合はセットアップパラメータを設定・変更します。�

接点容量 : 12VDC, 10mA以上�

(ループ1とループ2共通)DI7=ONで運転停止�DI7=OFFで運転開始�

DI6=ONでループ2自動�DI6=OFFでループ2手動�

DI5=ONでループ1自動�DI5=OFFでループ1手動�

UT

36

37

38

39

40

19

20

29

30

23

24

25

26

27

28 18

※外部接点出力の機能は2ループ加熱冷却制御時の�初期値です。�機能を変更する場合はセットアップパラメータを設定・�変更します。�

※ループ1:OT1で選択�ループ2:OT2で選択�

(注1)DO2をループ2冷却側制御出力とした場合,�DO5はループ2警報1出力となります。�また,DO5をループ2冷却側制御出力とした場合,�DO2はループ1警報2出力となります。�

(注2)DO3をループ1冷却側制御出力とした場合,�DO4はループ1警報4出力となります。�また,DO4をループ1冷却側制御出力とした場合,�DO3はループ1警報3出力となります。�ループ1冷却側制御出力が電流の場合,�DO3はループ1警報3出力,DO4はループ1警報4出力となります。�

※OT1はセットアップパラメータです。�OT1の設定値を変更することによりループ1制御出力の出力種類を変更できます。「2. 初期設定」をご覧ください。�

OT1=4 OT1=5 OT1=6 OT1=7 OT1=8 OT1=9 OT1=10 OT1=11 OT1=12

OT1パラメータとループ1加熱側出力種類/冷却側出力種類の対応�

加熱側: リレー出力�  - - 端子�

冷却側: トランジスタ出力�  - 端子�34 35

2 31加熱側: リレー出力�  - - 端子�

冷却側: リレー出力�  - 端子�

2 31

74

加熱側: 電圧パルス出力�  - 端子�

冷却側: リレー出力�  - 端子�74

16 17加熱側: 電圧パルス出力�  - 端子�

冷却側: トランジスタ出力�  - 端子�34 35

16 17加熱側: 電流出力�  - 端子�

冷却側: トランジスタ出力�  - 端子�34 35

16 17加熱側: 電圧パルス出力�  - 端子�

冷却側: 電流出力�  - 端子�

16 17

14 15

加熱側: リレー出力�  - - 端子�

冷却側: 電流出力�  - 端子�

2 31

14 15

加熱側: 電流出力�  - 端子�

冷却側: 電流出力�  - 端子�14 15

16 17加熱側: 電流出力�  - 端子�

冷却側: リレー出力�  - 端子�74

16 17

※OT2はセットアップパラメータです。�OT2の設定値を変更することによりループ2制御出力の出力種類を変更できます。「2. 初期設定」をご覧ください。�

OT2=4 OT2=5 OT2=6 OT2=7 OT2=8 OT2=9

OT2パラメータとループ2加熱側出力種類/冷却側出力種類の対応�

加熱側: リレー出力�  - - 端子�

冷却側: トランジスタ出力�  - 端子�33 35

2 31加熱側: リレー出力�  - - 端子�

冷却側: リレー出力�  - 端子�

2 31

75

加熱側: 電圧パルス出力�  - 端子�

冷却側: リレー出力�  - 端子�75

16 17加熱側: 電圧パルス出力�  - 端子�

冷却側: トランジスタ出力�  - 端子�33 35

16 17加熱側: 電流出力�  - 端子�

冷却側: トランジスタ出力�  - 端子�33 35

16 17加熱側: 電流出力�  - 端子�

冷却側: リレー出力�  - 端子�75

16 17

制御出力種類パラメータ(OT1およびOT2)を加熱�冷却制御用に設定・変更してください。�

重 要�

(注) <電源オン時の外部接点入力について>�電源オン時,外部接点入力がオフのとき�は,電源が切れる前のモード(SPNO,�R/L,A/M)を継続します。�(ただし,RUN/STOPは除く)

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<目次> <2. 初期設定> 2-1

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

2. 初期設定本章は,測定入力種類,制御出力種類,警報種類の設定例を説明しています。ここの設定を行えば基本的な制御が行えます。とくに各種設定例を参照し,必要なパラメータの設定方法をご理解いただけますようお願いいたします。「5.1 パラメータマップ」を活用していただくと操作がわかりやすくなります。設定中,操作がわからなくなったときは, DISP

キーを最大4回押していただくと電源オン時の表示画面(運転画面)に戻れます。

電源オン�

「2.2 UTモードを設定する(電源オン時に最初に設定)」� または「2.3 UTモードを変更する」をご覧ください。�

測定入力を設定�

:必ず設定してください。�

:必要に応じて設定してください。�

設定手順フロー�

「2.4 ループ1とループ2の測定入力種類を設定する」をご覧ください。�

UTモードを�“11”に設定�

(工場出荷時値 ループ1:未設定,ループ2:熱電対タイプK)

警報種類などの�セットアップ�

パラメータの設定�

制御出力を設定� (工場出荷時値:ループ1/ループ2時間比例リレー出力)

パラメータの初期化�

運転パラメータの設定�

運転へ�

「2.5 ループ1とループ2の制御出力種類を設定する」をご覧ください。�

(工場出荷時値:単ループ制御:1)

UTモード,測定入力種類を�設定/変更したら必ず行って�

ください。�「2.6 パラメータを初期化する」� をご覧ください。�

パラメータの初期化を実行すると,運転パラメータ,�セットアップパラメータが初期化されます。�設定したパラメータが適切な値となっていることを�ご確認ください。初期値に変更された場合は,�必要な値を再設定してください。�

注 意�

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2-2<目次> <2. 初期設定>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

2.1 フロントパネルの名称と機能

(6)測定値(PV)�表示器�

(7)設定値�表示器�

(1)PV2表示時の�指示ランプ�

(3)状態表示�ランプ�

(2)偏差モニタ�

(5)ライトローダ�光通信部�

(11)▽キー,△キー�(8)A/Mキー�

(9)SET/ENTキー�

(4)警報表示�ランプ�

(10)DISPキー�

PVPV2

AL

CAS

REM1REM2

MAN1

MAN2STP

34

2

1

DISPSET/ENT

A/M

各部の名称� 機能�

(2) 偏差モニタ�

(3) 状態表示ランプ�

(5) ライトローダ光通信部�

(6) 測定値(PV)表示器�

(7) 設定値表示器(液晶)

(8) A/Mキー�ループ1の自動モードと手動モードを切替えるためのキーです。押すたびに自動モードと手�動モードが交互に切替わります。ループ2の自動モードと手動モードの切替えはパラメータ�で行います。�

(9) SET/ENTキー�SET/ENT パラメータの表示切替えやパラメータの登録を行うためのキーです。3秒以上押し続けると,�

運転画面と運転パラメータ設定画面のメインメニューを交互に切替えることができます。�

(11) ▽キー,△キー�

数値変更を行うためのキーです。各種パラメータの設定画面では,目標設定値,パラメータ,�および出力値(手動運転時)の表示数値を変更します。▽キーを押すと数値が減少し,△キーを�押すと増加します。キーを押し続けると,変化のスピードが段階的に増加します。�各種パラメータ設定画面のメインメニューおよびサブメニューでは, メニュー画面を切替え�られます。�

A/M

偏差(PV-SP)の状態が点灯表示されます。�:偏差が偏差表示幅を超えた場合(橙色)。�:偏差が偏差表示幅の範囲内にある場合(緑色)。�:偏差が偏差表示幅を下回った場合(橙色)。�

運転画面,セレクト画面以外が表示されているときは消灯します。�

運転,制御の状態が点灯表示されます(緑色)。�CAS:2ループ制御では使用しません。�REM1:ループ1リモート運転時点灯します。�REM2:ループ2リモート運転時点灯します。�MAN1:ループ1手動運転時点灯します。�MAN2:ループ2手動運転時点灯します。�STP:運転停止時点灯します。�セットアップパラメータ設定画面が表示されているときは消灯します。�

パソコンからパラメータの設定・保存を行うときのアダプタケーブルとの通信インタフェース�です。別売のパラメータ設定ツールが必要です。��ループ1またはループ2の測定値(PV)が表示されます。�エラー発生時にはエラーコードが表示されます(赤色)。�

目標設定値(SP), 出力値(OUT), 偏差値(DV), 偏差トレンド, およびパラメータなどの設定項目�名と設定値が表示されます。�エラー発生時にはエラーコードが表示されます。�

(10) DISPキー�画面を切替えるためのキーです。運転画面で押すと用意された種類の運転画面を切替えること�ができます。運転画面以外の画面で押すと, 1つ前の画面に戻ります。(押す回数は運転状態で�異なりますが, 1~4回以内で運転画面にもどります。)

(1) PV2表示時の指示ランプ� 測定値(PV)表示器にループ2の測定値が表示されると点灯します。�

(4) 警報表示ランプ� ループ1警報1~4発生時に, AL1~AL4が点灯します。(橙色)

DISP

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<目次> <2. 初期設定> 2-3

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

2.2 UTモードを設定する(電源オン時に最初に設定)

注 意�

●調節計は通電すると運転画面を表示しますが,測定入力種類が未設定になっている場合はサブメニュー“IN”が表示されます。この場合,まず以下の操作手順でUTモードを“2ループ制御”に設定してください。その後,測定入力種類,制御出力種類等を設定してください。

●調節計は工場出荷時に各パラメータの初期値を設定してあります。まず「5.2 パラメータ一覧表」に記載の初期値を確認し,特に変更の必要がある場合はパラメータ設定値を変更してください。

以下の操作は,UTモードを2ループ制御(設定値“11”)に設定する手順です。 

1. 電源投入時の表示画面

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT input set

SETUP sub menu

IN

測定値�(PV)を表示�

サブメニュー�“IN”を表示�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。

2. キーを1回押して,サブメニュー“MD”を表示させます。

UT mode setSETUP sub menu

MD

A/M

DISPSET/ENT

3. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“UTM”を表示させます。≪調節計モード≫

MENU:UTMD/MD #1

SETUPUT mode select

UTM = 1

A/M

DISPSET/ENT

4. キーまたは キーを押して,設定値“11”を表示させます。

MENU:UTMD/MD #1

changingUT mode select

UTM = 11

A/M

DISPSET/ENT

変更中は�changingが点滅�

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2-4<目次> <2. 初期設定>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

5. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

A/M

DISPSET/ENT

MENU:UTMD/MD #1UT mode select

UTM = 11SETUP

6. 調節計は再起動します(正常です)。次に測定入力種類を設定してください。「2.4ループ1とループ2の測定入力種類を設定する」の手順8以降をご覧ください。

input setSETUP sub menu

IN

2.3 UTモードを変更する以下の操作は,UTモードを2ループ制御(設定値“11”)に変更する手順です。

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

SP :1.-10 0 +10

-270.0°C

DV

測定値�(PV)を表示�

目標設定値1�(1.SP)を表示�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“MODE”を表示させます。

mode parametermain menu

MODE

A/M

DISPSET/ENT

3. キーを1回押して,運転パラメータのメインメニュー“STUP”を表示させます。

password inputmain menu

STUP

A/M

DISPSET/ENT

4. SET/ENT キーを1回押して,セットアップパラメータのメインメニュー“LOOP1”を表示させます。

loop 1 setup paraSETUP main menu

LOOP1

A/M

DISPSET/ENT

5. キーを1回押して,セットアップパラメータのメインメニュー“UTMD”を表示させます。

UT750 configurationUTMD

A/M

DISPSET/ENT

SETUP main menu

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<目次> <2. 初期設定> 2-5

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

6. SET/ENT キーを1回押して,セットアップパラメータのサブメニュー“MD”を表示させます。

UT mode setSETUP main menu

MD

A/M

DISPSET/ENT

7. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“UTM”を表示させます。

SETUP

A/M

DISPSET/ENT

MENU:UTMD/MD #1UT mode select

UTM = 1

8. キーまたは キーを押して,設定値“11”を表示させます。

MENU:UTMD/MD #1

changingUT mode select

UTM = 11

A/M

DISPSET/ENT

変更中は�changingが点滅�

9. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

SETUP

A/M

DISPSET/ENT

MENU:UTMD/MD #1UT mode select

UTM = 11

10. 調節計は再起動します(正常です)。次に測定入力種類を設定してください。「2.4ループ1とループ2の測定入力種類を設定する」の手順8以降をご覧ください。

input setSETUP sub menu

IN

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2-6<目次> <2. 初期設定>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

2.4 ループ1とループ2の測定入力種類を設定する以下の操作手順は,ループ1測定入力種類を熱電対タイプK(-200.0~500.0℃),測定レンジ0.0~200.0℃に設定する例です。ループ2測定入力種類とレンジ(スケール)を設定する場合は,ループ1測定入力種類等を設定した後に表示されるパラメータ“IN2”,“RH2”,“RL2”,(“SH2”,“SL2”)で設定します。

ループ1測定入力 (工場出荷時:未設定) ループ2測定入力 (工場出荷時:熱電対タイプK)

測定入力端子 熱電対/mV/V入力 ……………�測温抵抗体入力 …………………�

 - � - - �12 1311

1312

測定入力端子 熱電対/mV/V入力 ……………�測温抵抗体入力 …………………�

 - � - - �42 4341

4342

測定入力レンジ�最小値(RL1)

計器入力レンジ�

-270.0℃� 1370.0℃�

0.0℃� 800.0℃�測定入力レンジ�最大値(RH1)

測定入力スケール�最小値(SL1)

1V 5V (入力信号)�

0.0m3/h 50.0m3/h測定入力スケール�最大値(SH1)

2V 4V

RL1 RH1

温度入力の場合に設定するパラメータ�(1)測定入力種類(IN1):センサに合わせて設定。�(2)測定入力レンジ最大値(RH1):制御する範囲の最大値を設定。�(3)測定入力レンジ最小値(RL1):制御する範囲の最小値を設定。�

電圧入力の場合に設定するパラメータ�(1)測定入力種類(IN1):入力信号に合わせて設定。�(2)測定入力レンジ最大値(RH1):入力信号の最大値を設定。�(3)測定入力レンジ最小値(RL1):入力信号の最小値を設定。�(4)測定入力小数点位置(SDP1):測定入力値表示の小数点位置を設定。�(5)測定入力スケール最大値(SH1):制御する範囲の最大値を設定。�

(入力信号最大値のときの表示値�を設定)�

(6)測定入力スケール最小値(SL1):制御する範囲の最小値を設定。�(入力信号最小値のときの表示値�を設定)�

実際に制御する�範囲を設定しま�す。�

実際に制御する�範囲を設定しま�す。�

計器入力レンジ�

測定入力レンジ�測定入力レンジ�

測定入力スケール�

電圧入力の場合の例�温度入力の場合の例�

注 意�

測定入力種類(IN1,IN2),測定入力レンジ最大値(RH1,RH2),測定入力レンジ最小値(RL1,RL2),測定入力小数点位置(SDP1,SDP2),測定入力スケール最大値(SH1,SH2),測定入力スケール最小値(SL1,SL2)を変更すると,運転パラメータの登録値を自動的に初期化する場合があります。このためこれらのパラメータ変更後は,必ず運転パラメータの登録値を確認し適切な値となっていることをご確認ください。初期値に変更された場合は,必要な値を再設定してください。

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<目次> <2. 初期設定> 2-7

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“MODE”を表示させます。

mode parametermain menu

MODE

A/M

DISPSET/ENT

3. キーを1回押して,運転パラメータのメインメニュー“STUP”を表示させます。

password inputmain menu

STUP

A/M

DISPSET/ENT

4. SET/ENT キーを1回押して,セットアップパラメータのメインメニュー“LOOP1”を表示させます。

loop 1 setup paraSETUP main menu

LOOP1

A/M

DISPSET/ENT

5. キーを1回押して,セットアップパラメータのメインメニュー“UTMD”を表示させます。

UT750 configurationUTMD

A/M

DISPSET/ENT

SETUP main menu

6. SET/ENT キーを1回押して,セットアップパラメータのサブメニュー“MD”を表示させます。

UT mode setSETUP main menu

MD

A/M

DISPSET/ENT

7. キーを1回押して,セットアップパラメータのサブメニュー“IN”を表示させます。

input setSETUP sub menu

IN

A/M

DISPSET/ENT

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)測定入力の配線を行っていない場合,測定値(PV)表示器には,入力断線のエラー表示( )が表示されます。適切な配線を行えばエラー表示は消えます。

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

-270.0°C-270.0°C

ループ1測定値�(PV1)を表示�

ループ2測定値�(PV2)を表示�

ループ1目標設定値1�(1.SP1)を表示�

ループ2目標設定値1�(1.SP2)を表示�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。

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2-8<目次> <2. 初期設定>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

8. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“IN1”を表示させます。《ループ1測定入力種類》

SETUP

A/M

DISPSET/ENT

MENU:UTMD/IN #1input 1 type select

IN1 = OFF

9. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,熱電対タイプK(-200.0℃~500.0℃)に設定した例です。

MENU:UTMD/IN #1

changinginput 1 type select

IN1 = typeK3

A/M

DISPSET/ENT

変更中は�changingが点滅�

10. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

SETUP

A/M

DISPSET/ENT

MENU:UTMD/IN #1input 1 type select

IN1 = typeK3

11. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“UNI1”を表示させます。《ループ1測定入力単位》

SETUP

A/M

DISPSET/ENT

MENU:UTMD/IN #2input 1 unit select

UNI1 = °C

12. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“RH1”を表示させます。《ループ1測定入力レンジ最大値》

SETUP

A/M

DISPSET/ENT

MENU:UTMD/IN #3input 1 range high

RH1 = 500.0

13. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,測定入力レンジ最大値に200.0℃を設定した例です。

MENU:UTMD/IN #3

changinginput 1 range high

RH1 = 200.0

A/M

DISPSET/ENT

変更中は�changingが点滅�

14. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

SETUP

A/M

DISPSET/ENT

MENU:UTMD/IN #3input 1 range high

RH1 = 200.0

15. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“RL1”を表示させます。《ループ1測定入力レンジ最小値》

SETUP

A/M

DISPSET/ENT

MENU:UTMD/IN #4input 1 range low

RL1 = -200.0

16. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,測定入力レンジ最小値に0.0℃を設定した例です。

MENU:UTMD/IN #4

changinginput 1 range low

RL1 = 0.0

A/M

DISPSET/ENT

変更中は�changingが点滅�

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<目次> <2. 初期設定> 2-9

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

17. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

SETUP

A/M

DISPSET/ENT

MENU:UTMD/IN #4input 1 range low

RL1 = 0.0

電圧入力の場合,この後に表示されるループ1測定入力小数点位置(SDP1),ループ1測定入力スケール最大値(SH1),ループ1測定入力スケール最小値(SL1)も設定してください。

18. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

A/M

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

0.0°C0.0°C

■計器入力レンジコード

入力�

未設定�

種類�計器入力�

レンジコード�計器入力レンジ� 測定精度�

typeK1(1)OFF(0)

-270.0~1370.0℃�typeK2(2) -270.0~1000.0℃�K

-200.0~500.0℃�J typeJ(4) -200.0~1200.0℃�

typeT1(5) -270.0~400.0℃�T

typeT2(6) 0.0~400.0℃�

0℃以上では計器レンジの±0.1%±1digit�0℃未満では計器レンジの±0.2%±1digit�ただし,熱電対Kの-200.0℃未満は,�計器レンジの±2%±1digit�熱電対Tの-200.0℃未満は,�計器レンジの±1%±1digit

B typeB(7) 0.0~1800.0℃�400℃以上では計器レンジの±0.15%±1digit�400℃未満では計器レンジの±5%±1digit

S typeS(8) 0.0~1700.0℃�R typeR(9) 0.0~1700.0℃�

計器レンジの±0.15%±1digit

N typeN(10) -200.0~1300.0℃�計器レンジの±0.1%±1digit�0℃未満では計器レンジの±0.25%±1digit

E typeE(11) -270.0~1000.0℃�L(DIN) typeL(12) -200.0~900.0℃�

-200.0~400.0℃�typeU1(13)U(DIN)

typeU2(14) 0.0~400.0℃�

0℃以上では計器レンジの±0.1%±1digit�0℃未満では計器レンジの±0.2%±1digit�ただし,熱電対Eの-200.0℃未満は,�計器レンジの±1.5%±1digit

W typeW(15) 0.0~2300.0℃�計器レンジの±0.2%±1digit

測定入力種類“IN1”にOFFを設定すると測定入力を未設定にできます。�

プラチネル2 Plati2(16) 0.0~1390.0℃�計器レンジの±0.1%±1digit

PR20-40 PR2040(17) 0.0~1900.0℃�800℃以上では計器レンジの±0.5%±1digit�800℃未満では精度保証なし�

熱電対�

W97Re3-�W75Re25

W97Re3(18) 0.0~2000.0℃�計器レンジの±0.2%±1digit

JPt1(30) -200.0~500.0℃�計器レンジの±0.1%±1digit(注1)(注2)�JPt100

JPt2(31) -150.00~150.00℃�計器レンジの±0.2%±1digit(注1)�Pt1(35) -200.0~850.0℃�Pt2(36) -200.0~500.0℃�

計器レンジの±0.1%±1digit(注1)(注2)�測温抵抗体�

Pt100Pt3(37) -150.00~150.00℃�計器レンジの±0.2%±1digit(注1)�

0.4~2V 0.4~2V(40)統一信号�

1~5V 1~5V(41)0~2V 0~2V(50)0~10V 0~10V(51)

0.400~2.000V1.000~5.000V0.000~2.000V0.00~10.00V

-10~20mV mV1(55) -10.00~20.00mV直流電圧�

0~100mV mV2(56) 0.0~100.0mV

計器レンジの±0.1%±1digit�表示範囲は-19999~30000の範囲でスケーリング可能�表示スパンは30000以下�

typeK3(3)

0.00~1.25V(注3) 0.00~1.25V(52) 0.000~1.250V

基準動作状態[23±2℃,55±10%RH,電源周波数50/60Hz]における性能(注1) 0~100℃範囲は±0.3℃±1digitとなります。(注2) -100~200℃範囲は±0.5℃±1digitとなります。(注3) 0.00~1.25Vレンジは,ループ2測定入力(IN2)でのみ使用できます。※ 4~20mADC信号を受信する場合は,統一信号1~5VDCを選択し,250Ω抵抗をつなげます。250Ω抵抗

は別売です。形名 : X010-250-2(M3.5圧着端子付き抵抗)

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2-10<目次> <2. 初期設定>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

2.5 ループ1とループ2の制御出力種類を設定する以下の操作手順は,ループ1制御出力種類を時間比例PIDリレー出力(0:工場出荷時)から電流出力(2)に変更する例です。ループ2制御出力種類を設定する場合は,ループ1制御出力種類を設定した後に表示されるパラメータ“OT2”で設定します。

ループ1制御出力

制御出力端子 (  )内は設定値�

時間比例PIDリレー(0)/オンオフ(3)出力 ……………�電流(2)/時間比例PID電圧パルス(1)出力 ……………�

加熱冷却制御の出力端子については,「1.5 端子配線図」をご覧�ください。�

 - � - - �2 31

1716

ループ2制御出力

制御出力端子 (  )内は設定値�

時間比例PIDリレー(0)/オンオフ(3)出力 ……………�電流(2)/時間比例PID電圧パルス(1)出力 ……………�

加熱冷却制御の出力端子については,「1.5 端子配線図」をご覧�ください。�

 - � - - �49 5048

4746

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

0.0°C0.0°C

ループ1測定値�(PV1)を表示�

ループ2測定値�(PV2)を表示�

ループ1目標設定値1�(1.SP1)を表示�

ループ2目標設定値1�(1.SP2)を表示�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。 

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“MODE”を表示させます。

mode parametermain menu

MODE

A/M

DISPSET/ENT

3. キーを1回押して,運転パラメータのメインメニュー“STUP”を表示させます。

password inputmain menu

STUP

A/M

DISPSET/ENT

4. SET/ENT キーを1回押して,セットアップパラメータのメインメニュー“LOOP1”を表示させます。

loop 1 setup paraSETUP main menu

LOOP1

A/M

DISPSET/ENT

5. キーを1回押して,セットアップパラメータのメインメニュー“UTMD”を表示させます。

UT750 configurationUTMD

A/M

DISPSET/ENT

SETUP main menu

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<目次> <2. 初期設定> 2-11

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

6. SET/ENT キーを1回押して,セットアップパラメータのサブメニュー“MD”を表示させます。

UT mode setSETUP sub menu

MD

A/M

DISPSET/ENT

7. キーを2回押して,セットアップパラメータのサブメニュー“OUT”を表示させます。

output setSETUP sub menu

OUT

A/M

DISPSET/ENT

8. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“OT1”を表示させます。《ループ1制御出力種類》

SETUP

A/M

DISPSET/ENT

MENU:UTMD/OUT #1output 1 select

OT1 = 0

9. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,電流出力(4-20mADC)に設定した例です。

MENU:UTMD/OUT #1

changingoutput 1 select

OT1 = 2

A/M

DISPSET/ENT

変更中は�changingが点滅�

10. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

SETUP

A/M

DISPSET/ENT

MENU:UTMD/OUT #1output 1 select

OT1 = 2

ループ2制御出力種類を設定する場合,この後に表示されるループ2制御出力種類(OT2)で設定します。

11. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

A/M

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

0.0°C0.0°C

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2-12<目次> <2. 初期設定>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

●ループ1制御出力種類一覧表

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定値� 制御出力種類�

ループ1�制御出力種類�OT1

時間比例PIDリレー接点出力(端子  -  -  )

時間比例PID電圧パルス出力(端子  -  )

電流出力(端子  -  )

オンオフ制御リレー接点出力(端子  -  -  )

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

加熱側リレー出力(端子  -  -  )・冷却側リレー出力(端子  -  )

加熱側パルス出力(端子  -  )・冷却側リレー出力(端子  -  )

加熱側電流出力(端子  -  )・冷却側リレー出力(端子  -  )

加熱側リレー出力(端子  -  -  )・冷却側トランジスタ出力(端子  -  )

加熱側パルス出力(端子  -  )・冷却側トランジスタ出力(端子  -  )

加熱側電流出力(端子  -  )・冷却側トランジスタ出力(端子  -  )

加熱側リレー出力(端子  -  -  )・冷却側電流出力(端子  -  )

加熱側パルス出力(端子  -  )・冷却側電流出力(端子  -  )

加熱側電流出力(端子  -  )・冷却側電流出力(端子  -  )

1716

2 31 74

74

1716

1716

74

2 31

2 31

3534

3534

1716

1716

1716

3534

1514

1514

1514

2 31

1716

1716

2 31

●ループ2制御出力種類一覧表

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定値� 制御出力種類�

ループ2�制御出力種類�OT2

時間比例PIDリレー接点出力(端子  -  -  )

時間比例PID電圧パルス出力(端子  -  )

電流出力(端子  -  )

オンオフ制御リレー接点出力(端子  -  -  )

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

加熱側リレー出力(端子  -  -  )・冷却側リレー出力(端子  -  )

加熱側パルス出力(端子  -  )・冷却側リレー出力(端子  -  )

加熱側電流出力(端子  -  )・冷却側リレー出力(端子  -  )

加熱側リレー出力(端子  -  -  )・冷却側トランジスタ出力(端子  -  )

加熱側パルス出力(端子  -  )・冷却側トランジスタ出力(端子  -  )

加熱側電流出力(端子  -  )・冷却側トランジスタ出力(端子  -  )

4746

49 5048 75

75

4746

4746

75

49 5048 3533

3533

4746 3533

49 5048

4746

4746

49 5048

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<目次> <2. 初期設定> 2-13

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

2.6 パラメータを初期化する測定入力種類,測定入力レンジまたは測定入力スケールを設定/変更したら,必ず以下の操作を行ってください。

注 意�

パラメータの初期化を実行すると,運転パラメータ,セットアップパラメータを初期化します。設定したパラメータが適切な値となっていることをご確認ください。初期値に変更された場合は,必要な値を再設定してください。

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

0.0°C0.0°C

ループ1測定値�(PV1)を表示�

ループ2測定値�(PV2)を表示�

ループ1目標設定値1�(1.SP1)を表示�

ループ2目標設定値1�(1.SP2)を表示�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。 

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“MODE”を表示させます。

mode parametermain menu

MODE

A/M

DISPSET/ENT

3. キーを1回押して,運転パラメータのメインメニュー“STUP”を表示させます。

password inputmain menu

STUP

A/M

DISPSET/ENT

4. SET/ENT キーを1回押して,セットアップパラメータのメインメニュー“LOOP1”を表示させます。

loop 1 setup paraSETUP main menu

LOOP1

A/M

DISPSET/ENT

5. キーを1回押して,セットアップパラメータのメインメニュー“UTMD”を表示させます。

UT750 configurationUTMD

A/M

DISPSET/ENT

SETUP main menu

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2-14<目次> <2. 初期設定>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

6. SET/ENT キーを1回押して,セットアップパラメータのサブメニュー“MD”を表示させます。

UT mode setSETUP sub menu

MD

A/M

DISPSET/ENT

7. キーを2回押して,セットアップパラメータのサブメニュー“INIT”を表示させます。

parameter initializeSETUP sub menu

INIT

A/M

DISPSET/ENT

8. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“INI”を表示させます。

SETUP

A/M

DISPSET/ENT

MENU:UTMD/INIT #1parameter initialize

INI = OFF

9. キーを押して,“ON”を表示させます。

MENU:UTMD/INIT #1

changingparameter initialize

INI = ON

A/M

DISPSET/ENT

変更中は�changingが点滅�

10. SET/ENT キーを1回押してください。表示が一瞬消えます(正常です)。これでパラメータが初期化されました。

SETUP

A/M

DISPSET/ENT

MENU:UTMD/INIT #1parameter initialize

INI = ON

11. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

A/M

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

0.0°C0.0°C

2.7 ループ1の警報種類を変更する以下の操作手順は,ループ1の警報1(工場出荷時:測定値上限警報)を測定値下限警報に変更する例です。なお,警報種類を変更した場合,警報設定値が初期化されます。再度警報設定値を設定してください。

警報出力端子 工場出荷時 �警報1(端子番号 - )・ ・ ・ ・測定値上限警報�警報2(端子番号 - )・ ・ ・ ・測定値下限警報�警報3(端子番号 - )・ ・ ・ ・測定値上限警報�警報4(端子番号 - )・ ・ ・ ・測定値下限警報

76

75

74

3534

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

0.0°C0.0°C

ループ1測定値�(PV1)を表示�

ループ2測定値�(PV2)を表示�

ループ1目標設定値1�(1.SP1)を表示�

ループ2目標設定値1�(1.SP2)を表示�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。 

Page 37: User’s Manual UT750 ディジタル指示調節計 2ループ制御 ...IM 05D01B02-51 <はじめに> <改訂情報> 3rd Edition : 2006.05.31-00 目次-i UT750 ディジタル指示調節計

<目次> <2. 初期設定> 2-15

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“MODE”を表示させます。

mode parametermain menu

MODE

A/M

DISPSET/ENT

3. キーを1回押して,運転パラメータのメインメニュー“STUP”を表示させます。

password inputmain menu

STUP

A/M

DISPSET/ENT

4. SET/ENT キーを1回押して,セットアップパラメータのメインメニュー“LOOP1”を表示させます。

loop 1 setup paraSETUP main menu

LOOP1

A/M

DISPSET/ENT

5. SET/ENT キーを1回押して,セットアップパラメータのサブメニュー“SP”を表示させます。

SP controlSETUP sub menu

SP

A/M

DISPSET/ENT

6. キーを1回押して,セットアップパラメータのサブメニュー“ALM”を表示させます。

alarm controlSETUP sub menu

ALM

A/M

DISPSET/ENT

7. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“AL1”を表示させます。《警報1種類》

SETUP

A/M

DISPSET/ENT

MENU:LOOP1/ALM #1alarm 1 type select

AL1 = 1

8. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,測定値下限警報に設定した例です。

MENU:LOOP1/ALM #1

changingalarm 1 type select

AL1 = 2

A/M

DISPSET/ENT

変更中は�changingが点滅�

9. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

SETUP

A/M

DISPSET/ENT

MENU:LOOP1/ALM #1alarm 1 type select

AL1 = 2

この後に表示される警報2種類(AL2),警報3種類(AL3),警報4種類(AL4)も上記と同様に設定できます。

10. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

A/M

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

0.0°C0.0°C

11. 警報設定値を設定する場合は,「3.8 ループ1の警報設定値を設定する」をご覧ください。

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2-16<目次> <2. 初期設定>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

2.8 ループ2の警報種類を変更する以下の操作手順は,ループ2の警報1(工場出荷時:測定値上限警報)を測定値下限警報に変更する例です。なお,警報種類を変更した場合,警報設定値が初期化されます。再度警報設定値を設定してください。

警報出力端子 工場出荷時 �警報1(端子番号 - )・ ・ ・ ・測定値上限警報�警報2(端子番号 - )・ ・ ・ ・測定値下限警報�警報3(端子番号 - )・ ・ ・ ・測定値上限警報�

3533

3532

3531

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

0.0°C0.0°C

ループ1測定値�(PV1)を表示�

ループ2測定値�(PV2)を表示�

ループ1目標設定値1�(1.SP1)を表示�

ループ2目標設定値1�(1.SP2)を表示�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。 

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“MODE”を表示させます。

mode parametermain menu

MODE

A/M

DISPSET/ENT

3. キーを1回押して,運転パラメータのメインメニュー“STUP”を表示させます。

password inputmain menu

STUP

A/M

DISPSET/ENT

4. SET/ENT キーを1回押して,セットアップパラメータのメインメニュー“LOOP1”を表示させます。

loop 1 setup paraSETUP main menu

LOOP1

A/M

DISPSET/ENT

5. キーを1回押して,セットアップパラメータのメインメニュー“LOOP2”を表示させます。

loop 2 setup paraSETUP main menu

LOOP2

A/M

DISPSET/ENT

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<目次> <2. 初期設定> 2-17

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

6. SET/ENT キーを1回押して,セットアップパラメータのサブメニュー“SP”を表示させます。

SP controlSETUP sub menu

SP

A/M

DISPSET/ENT

7. キーを1回押して,セットアップパラメータのサブメニュー“ALM”を表示させます。

alarm controlSETUP sub menu

ALM

A/M

DISPSET/ENT

8. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“AL1”を表示させます。《警報1種類》

SETUP

A/M

DISPSET/ENT

MENU:LOOP2/ALM #1alarm 1 type select

AL1 = 1

9. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。下図は,測定値下限警報に設定した例です。

MENU:LOOP2/ALM #1

changingalarm 1 type select

AL1 = 2

A/M

DISPSET/ENT

変更中は�changingが点滅�

10. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

SETUP

A/M

DISPSET/ENT

MENU:LOOP2/ALM #1alarm 1 type select

AL1 = 2

この後に表示される警報2種類(AL2),警報3種類(AL3),警報4種類(AL4)も上記と同様に設定できます。

11. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

A/M

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

0.0°C0.0°C

12. 警報設定値を設定する場合は,「3.9 ループ2の警報設定値を設定する」をご覧ください。

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2-18<目次> <2. 初期設定>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

■警報種類一覧表(ループ1とループ2共通)警報の種類と警報の動作を以下に示します。表中のコードの1~10は待機動作なし,11~20は待機動作付きです。

警報動作� 警報動作�警報の�

種類コード�

警報の�

種類コード�警報の種類�

開閉はリレー接点の状態を,(点)�

(滅)はランプの状態を示す�

警報時�

接点閉�

警報時�

接点開�

警報時�

接点閉�

警報時�

接点開�

警報の種類�

警報なし� OFF

測 定 値 上 限 �

測 定 値 下 限 �

警報設定点�

閉(点)

ヒステリシス�

測定値�

(滅)開�

1

11

偏 差 下 限 �

警 報 時 �

非 励 磁 �偏差設定値�目標設定値�

開(点)

ヒステリシス�

測定値�

閉(滅)6

16

閉(点)

ヒステリシス�

開(滅)

警報設定点� 測定値�

2

12

偏 差 上 下 限 �

目標設定値�

測定値�

ヒステリシス�ヒステリシス�

偏差設定値�

閉�(点)

開�(滅)

閉�(点)

7

17

偏 差 上 限 �

ヒステリシス�

測定値�

開(滅)

目標設定値�偏差設定値�

閉(点)3

13

上 下 限 �

偏 差 内 �偏差設定値�

目標設定値�

測定値�

ヒステリシス� ヒステリシス�

開(滅)開(滅)

閉(点)8

18

偏 差 下 限 �

測定値�目標設定値�

偏差設定値�

開(滅)

ヒステリシス�

閉(点)

開(点)

4

14

測 定 値 上 限 �

非 励 磁 �

測 定 値 下 限 �

非 励 磁 �

測定値�

開(点)

警報設定点�

ヒステリシス�

閉(滅)

9

19

偏 差 上 限 �

警 報 時 �

非 励 磁 � 測定値�

開(滅)

開(滅)

閉(点)

閉(点)

開(滅)

開(滅)

閉(点)

閉(点)

目標設定値�

偏差設定値�

ヒステリシス�

閉(滅)5

15警報設定点�

ヒステリシス�

測定値�

開(点) 閉(滅)

10

20

設 定 値 上 限 �

設 定 値 下 限 �

警報設定点�

ヒステリシス�

設定値�

28 出 力 値 上 限 �

警報設定点�出力値�

ヒステリシス�

30

ヒステリシス�

警報設定点� 設定値�

29 出 力 値 下 限 �

ヒステリシス�

警報設定点� 出力値�

31

開閉はリレー接点の状態を,(点)�

(滅)はランプの状態を示す�

タ イ マ 機 能 �

(警報1のみ )

セ ン サ 接 地 �

警     報 �上向き(時.分)

下向き(時.分)

上向き(分.秒)

下向き(分.秒)

25

26

27

21

22

23

24

故 障 診 断 �

出     力 �故障診断出力 (注1)

センサ接地警報�

F A I L 出 力 �

FAIL時は動作が停止します。 (注2)�

制御出力OFFまたは0%,警報出力�

OFFとなります。�

(注1) 故障診断出力は,入力バーンアウト,ADC異常,RJC不良のいずれかのときに出力されます。入力バーンアウト,ADC異常のときの制御出力は,プリセット出力値PO(運転パラメータ)となります。

(注2) FAIL出力は正常時オンで,異常時オフとなります。

正常の�あつかい�

℃�

電源投入� 時間�

ここでは測定値が�下限警報値以下でも�警報出力しない。�

下限警報�設定値�

正常� 異常�

警報出力ON

待機動作�

待機動作は,以下の�場合の働きます。��・電源投入時�・目標設定値変更時�・目標設定値切替え時� (リモート時は除く)�・警報種類変更時�

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<目次> <2. 初期設定> 2-19

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

2.9 複数SPとPIDの解説UT750は,ループ1とループ2に目標設定値(SP)をそれぞれ最大8つ持っています。この目標設定値に対しPIDパラメータをそれぞれ持っています。以下に目標設定値番号(SPNO),目標設定値(SP),PIDパラメータの対応について説明します。

例えば,目標設定値番号(SPNO)に“2”を設定したとき,使用される制御パラメータは,目標設定値(2.SP),比例帯(加熱側比例帯)(2.P),積分時間(加熱側積分時間)(2.I),微分時間(加熱側微分時間)(2.D),冷却側比例帯(2.Pc),冷却側積分時間(2.Ic),冷却側微分時間(2.Dc)です。

複数の目標設定値を使用する場合,下表を参照していただき,対応するパラメータを確認してください。

●ループ1の目標設定値(SP)とPID

PIDパラメータ�目標設定値番号�

(SPNO)

目標設定値�

(SP) 比例帯�(加熱側比例帯)

積分時間�(加熱側�積分時間)

微分時間�(加熱側�微分時間)

冷却側�比例帯�

冷却側�積分時間�

冷却側�微分時間�

SPNO=1 1.SP 1.P 1.I 1.D 1.Pc 1.Ic 1.Dc

SPNO=2 2.SP 2.P 2.I 2.D 2.Pc 2.Ic 2.Dc

SPNO=3 3.SP 3.P 3.I 3.D 3.Pc 3.Ic 3.Dc

SPNO=4 4.SP 4.P 4.I 4.D 4.Pc 4.Ic 4.Dc

SPNO=5 5.SP 5.P 5.I 5.D 5.Pc 5.Ic 5.Dc

SPNO=6 6.SP 6.P 6.I 6.D 6.Pc 6.Ic 6.Dc

SPNO=7 7.SP 7.P 7.I 7.D 7.Pc 7.Ic 7.Dc

SPNO=8 8.SP 8.P 8.I 8.D 8.Pc 8.Ic 8.Dc

●ループ2の目標設定値(SP)とPID

PIDパラメータ�目標設定値番号�

(SPNO)

目標設定値�

(SP) 比例帯�(加熱側比例帯)

積分時間�(加熱側�積分時間)

微分時間�(加熱側�微分時間)

冷却側�比例帯�

冷却側�積分時間�

冷却側�微分時間�

SPNO=1 1.SP 1.P 1.I 1.D 1.Pc 1.Ic 1.Dc

SPNO=2 2.SP 2.P 2.I 2.D 2.Pc 2.Ic 2.Dc

SPNO=3 3.SP 3.P 3.I 3.D 3.Pc 3.Ic 3.Dc

SPNO=4 4.SP 4.P 4.I 4.D 4.Pc 4.Ic 4.Dc

SPNO=5 5.SP 5.P 5.I 5.D 5.Pc 5.Ic 5.Dc

SPNO=6 6.SP 6.P 6.I 6.D 6.Pc 6.Ic 6.Dc

SPNO=7 7.SP 7.P 7.I 7.D 7.Pc 7.Ic 7.Dc

SPNO=8 8.SP 8.P 8.I 8.D 8.Pc 8.Ic 8.Dc

※目標設定値番号(SPNO)はループ1とループ2同じになります。

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<目次> <3. 運転> 3-1

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

3. 運転本章は,運転時の操作について説明しています。外部接点入力による運転操作については,「1.5 端子配線図」の外部接点入力をご覧ください。設定中,操作がわからなくなったときは, DISP キーを最大4回押していただくと,電源オン時の表示画面(運転画面)に戻れます。

3.1 運転中の監視画面運転中の監視画面は,2ループ制御の運転画面と,2ループ加熱冷却制御の運転画面があります。

■2ループ制御の運転画面

●PV2表示画面

測定値表示器に,ループ1測定入力値を表示します。設定値表示器(液晶)に,ループ2測定入力値(PV2),ループ1目標設定値(1.SP1),ループ2目標設定値(1.SP2)を表示します。

●OUT表示画面(ループ1)

測定値表示器に,ループ1測定入力値を表示します。設定値表示器(液晶)に,ループ1の目標設定値(1.SP1),PID番号,制御出力値と制御出力値バーを表示します。

●OUT表示画面(ループ2)

測定値表示器に,ループ2測定入力値を表示します。設定値表示器(液晶)に,ループ2の目標設定値(1.SP2),PID番号,制御出力値と制御出力値バーを表示します。

●偏差トレンド画面(ループ1)

測定値表示器に,ループ1測定入力値を表示します。設定値表示器(液晶)に,ループ1偏差トレンドを表示します。

●偏差トレンド画面(ループ2)

測定値表示器に,ループ2測定入力値を表示します。設定値表示器(液晶)に,ループ2偏差トレンドを表示します。

●データ一覧画面(ループ1)

測定値表示器に,ループ1測定入力値を表示します。設定値表示器(液晶)に,ループ1の目標設定値,制御出力値,偏差,PID番号を表示します。

●データ一覧画面(ループ2)

測定値表示器に,ループ2測定入力値を表示します。設定値表示器(液晶)に,ループ2の目標設定値,制御出力値,偏差,PID番号を表示します。

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3-2<目次> <3. 運転>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

監視のみ�

監視のみ�

監視のみ�

監視のみ�

OUT表示画面(ループ2)

偏差トレンド画面(ループ2)

データ一覧画面(ループ1)

PV2表示画面�

DISP キー�

DISP キー�

DISP キー�

0 50 100

1.SP2= 90.0 PID:1OUT2= 30.0 %

°C

1.SP1= 100.0OUT1=

==

70.0 %DV1 48.5°CPID 1

°C

データ一覧画面(ループ2)

DISP キー�

DISP キー�

1.SP2= 90.0OUT2=

==

70.0 %DV2 48.5°CPID 1

°C

DV2-trend /scan=-

20sec

0

偏差トレンド画面(ループ1)

DISP キー�

DV1-trend /scan=-

20sec

0

制御出力値を変更できます。�

OUT表示画面(ループ1)

DISP キー�

0 50 100

1.SP1= 100.0 PID:1OUT1= 30.0 %

°C

制御出力値を変更できます。� ・  キーを押して,MAN1ランプを点灯させます � ・  キーまたは  キーで制御出力値を変更�

A/M

目標設定値を変更できます。�PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

100.0°C90.0°C

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<目次> <3. 運転> 3-3

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

■2ループ加熱冷却制御の運転画面

●PV2表示画面

測定値表示器に,ループ1測定入力値を表示します。設定値表示器(液晶)に,ループ2測定入力値(PV2),ループ1目標設定値(1.SP1),ループ2目標設定値(1.SP2)を表示します。

●加熱冷却OUT表示画面(ループ1)

測定値表示器に ,ループ1測定入力値を表示します。設定値表示器(液晶)に,ループ1の目標設定値(1.SP1),PID番号,加熱側(H1)と冷却側(C1)の制御出力値を表示します。

●加熱冷却OUT表示画面(ループ2)

測定値表示器に,ループ2測定入力値を表示します。設定値表示器(液晶)に,ループ2の目標設定値(1.SP2),PID番号,加熱側(H2)と冷却側(C2)の制御出力値を表示します。

●偏差トレンド画面(ループ1)

測定値表示器に,ループ1測定入力値を表示します。設定値表示器(液晶)に,ループ1偏差トレンドを表示します。

●偏差トレンド画面(ループ2)

測定値表示器に,ループ2測定入力値を表示します。設定値表示器(液晶)に,ループ2偏差トレンドを表示します。

●加熱冷却データ一覧画面(ループ1)

測定値表示器に,ループ1測定入力値を表示します。設定値表示器(液晶)に,ループ1の目標設定値,加熱側(H1)と冷却側(C1)の制御出力値,偏差,PID番号を表示します。

●加熱冷却データ一覧画面(ループ2)

測定値表示器に,ループ2測定入力値を表示します。設定値表示器(液晶)に,ループ2の目標設定値,加熱側(H2)と冷却側(C2)の制御出力値,偏差,PID番号を表示します。

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3-4<目次> <3. 運転>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

監視のみ�

監視のみ�

監視のみ�

監視のみ�

制御出力値を変更できます。�

制御出力値を変更できます。�A/M

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

100.0°C90.0°C

加熱冷却OUT表示画面(ループ2)

偏差トレンド画面(ループ2)

加熱冷却データ一覧画面(ループ1)

加熱冷却データ一覧画面(ループ2)

加熱冷却OUT表示画面(ループ1)

DISP キー�

DISP キー�

DISP キー�

1.SP2= 90.0C2 =

==

100.0 % H2 = 0.0 %

C1 =100.0 % H1 = 0.0 %

DV2 48.5°CPID 1

°C

DV2-trend /scan=-

20sec

0

偏差トレンド画面(ループ1)

DISP キー�

DISP キー�

DV1-trend /scan=-

20sec

0

1.SP2 PID:1= 90.0C2 =100.0 % H 2= 0.0 %

°C

CooL2

1.SP1 PID:1=100.0C1 =100.0 % H 1= 0.0 %

°C

CooL1 ・  キーを押して,MAN1ランプを点灯させます � ・  キー:冷却側上げ,加熱側下げ方向� ・  キー:冷却側下げ,加熱側上げ方向�

PV2表示画面�

DISP キー�

目標設定値を変更できます。�

1.SP1= 100.0

==

DV1 48.5°CPID 1

°C

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<目次> <3. 運転> 3-5

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

3.2 ループ1の目標設定値(SP)を設定する以下の操作手順は,ループ1の目標設定値に150.0を設定する例です。自動運転時,設定した目標設定値で制御を開始します。

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

100.0°C90.0°C

ループ1測定値�(PV1)を表示�

“ 1.SP1”を確認�(  ,  キーで変更)

ループ2測定値�(PV2)を表示�

ループ1目標設定値1�(1.SP1)を表示�

ループ2目標設定値1�(1.SP2)を表示�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。 

2. SET/ENT キーを1回押して,“ 1.SP1”を表示させてください。

A/M

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

100.0°C90.0°C

3. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。

A/M

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

150.090.0

?�°C

変更中�は点滅�

4. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

A/M

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

150.0°C90.0°C

1.SP1 =

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3-6<目次> <3. 運転>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

3.3 ループ2の目標設定値(SP)を設定する以下の操作手順は,ループ2の目標設定値に150.0を設定する例です。自動運転時,設定した目標設定値で制御を開始します。

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

100.0°C90.0°C

ループ1測定値�(PV1)を表示�

“ 1.SP2”を確認�(  ,  キーで変更)

ループ2測定値�(PV2)を表示�

ループ1目標設定値1�(1.SP1)を表示�

ループ2目標設定値1�(1.SP2)を表示�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。 

2. SET/ENT キーを1回押して,“ 1.SP2”を表示させてください。

A/M

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C100.0°C90.0°C

1.SP1 = 1.SP2 =

3. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。

A/M

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C100.0150.0

°C?�

変更中�は点滅�

1.SP1 = 1.SP2 =

4. SET/ENT キーを1回押して,数値を登録してください。

A/M

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C100.0°C150.0°C

1.SP1 = 1.SP2 =

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<目次> <3. 運転> 3-7

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

3.4 ループ1のオートチューニングを実行/中止するループ1の目標設定値(SP)を設定した後にオートチューニングを実行してください。なお,オートチューニングを行うときは,自動運転(AUTO)かつ運転開始状態(RUN)にしてください。自動運転(AUTO)にするには,「3.12 ループ1の自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う」を,運転開始状態(RUN)にするには,「3.11 運転開始(RUN)/停止(STOP)の切替えを行う」をご覧ください。

注 意�

オンオフ制御を使用している場合,オートチューニングを実行することができません。また,次のようなプロセスを制御する場合には,オートチューニングを実行しないでください。・流量制御や圧力制御のように応答が速い制御プロセス・一時的にせよ,出力をオンオフさせると不都合が生じるプロセス・操作端に大きな出力変化を加えると不都合が生じるプロセス・測定値の変動が許容幅を超え,製品の品質に悪影響が生じる恐れのあるプロセス

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

100.0°C90.0°C

ループ1測定値�(PV1)を表示�

ループ2測定値�(PV2)を表示�

ループ1目標設定値1�(1.SP1)を表示�

ループ2目標設定値1�(1.SP2)を表示�

MAN1ランプ�消灯�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“MODE”を表示させます。

mode parametermain menu

MODE

A/M

DISPSET/ENT

3. キーを1回押して,運転パラメータのメインメニュー“LP1”を表示させます。

loop 1 parametermain menu

LP1

A/M

DISPSET/ENT

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3-8<目次> <3. 運転>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

4. SET/ENT キーを1回押して,運転パラメータのサブメニュー“PAR”を表示させます。

parametersub menu

PAR

A/M

DISPSET/ENT

5. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“AT”を表示させます。

MENU:LP1/PAR #1auto tuning switch

AT = OFF

A/M

DISPSET/ENT

6. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。1.SPに対するチューニングはAT=1です。オートチューニングを中止する場合は,AT=OFFに設定してください。

MENU:LP1/PAR #1

changingauto tuning switch

AT = 1

A/M

DISPSET/ENT

変更中は�changingが点滅�

7. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。(オートチューニングを実行します。)AT=OFFで SET/ENT キーを押した場合,オートチューニングを中止します。中止した場合,PIDはオートチューニング以前の値が残ります。

MENU:LP1/PAR #1auto tuning switch

AT = 1

A/M

DISPSET/ENT

8. オートチューニング実行中は下図のようになります。

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

0 50 100

1.SP1= 100.0 PID:1OUT1= 100.0 %

°C

MAN1ランプ�が点滅�

MAN1ランプが消灯したら終了です。

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<目次> <3. 運転> 3-9

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

3.5 ループ2のオートチューニングを実行/中止するループ2の目標設定値(SP)を設定した後にオートチューニングを実行してください。なお,オートチューニングを行うときは,自動運転(AUTO)かつ運転開始状態(RUN)にしてください。自動運転(AUTO)にするには,「3.13 ループ2の自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う」を,運転開始状態(RUN)にするには,「3.11 運転開始(RUN)/停止(STOP)の切替えを行う」をご覧ください。

注 意�

オンオフ制御を使用している場合,オートチューニングを実行することができません。また,次のようなプロセスを制御する場合には,オートチューニングを実行しないでください。・流量制御や圧力制御のように応答が速い制御プロセス・一時的にせよ,出力をオンオフさせると不都合が生じるプロセス・操作端に大きな出力変化を加えると不都合が生じるプロセス・測定値の変動が許容幅を超え,製品の品質に悪影響が生じる恐れのあるプロセス

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

100.0°C90.0°C

ループ1測定値�(PV1)を表示�

ループ2測定値�(PV2)を表示�

ループ1目標設定値1�(1.SP1)を表示�

ループ2目標設定値1�(1.SP2)を表示�

MAN2ランプ�消灯�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。

3. キーを2回押して,運転パラメータのメインメニュー“LP2”を表示させます。

loop 2 parametermain menu

LP2

A/M

DISPSET/ENT

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“MODE”を表示させます。

mode parametermain menu

MODE

A/M

DISPSET/ENT

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3-10<目次> <3. 運転>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

4. SET/ENT キーを1回押して,運転パラメータのサブメニュー“PAR”を表示させます。

parametersub menu

PAR

A/M

DISPSET/ENT

5. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“AT”を表示させます。

MENU:LP2/PAR #1auto tuning switch

AT = OFF

A/M

DISPSET/ENT

6. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。1.SPに対するチューニングはAT=1です。オートチューニングを中止する場合は,AT=OFFに設定してください。

MENU:LP2/PAR #1

changingauto tuning switch

AT = 1

A/M

DISPSET/ENT

変更中は�changingが点滅�

7. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。(オートチューニングを実行します。)AT=OFFで SET/ENT キーを押した場合,オートチューニングを中止します。中止した場合,PIDはオートチューニング以前の値が残ります。

MENU:LP2/PAR #1auto tuning switch

AT = 1

A/M

DISPSET/ENT

8. オートチューニング実行中は下図のようになります。

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

0 50 100

1.SP2= 90.0 PID:1OUT2= 100.0 %

MAN2ランプ�が点滅�

°C

MAN2ランプが消灯したら終了です。

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<目次> <3. 運転> 3-11

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

3.6 ループ1のPIDを手動で設定するあらかじめ設定する値がわかっているときやオートチューニングで適切なPID定数が求められないときは,下記手順で設定してください。

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

100.0°C90.0°C

ループ1測定値�(PV1)を表示�

ループ2測定値�(PV2)を表示�

ループ1目標設定値1�(1.SP1)を表示�

ループ2目標設定値1�(1.SP2)を表示�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“MODE”を表示させます。

mode parametermain menu

MODE

A/M

DISPSET/ENT

3. キーを1回押して,運転パラメータのメインメニュー“LP1”を表示させます。

loop 1 parametermain menu

LP1

A/M

DISPSET/ENT

4. SET/ENT キーを1回押して,運転パラメータのサブメニュー“PAR”を表示させます。

parametersub menu

PAR

A/M

DISPSET/ENT

5. キーを1回押して,運転パラメータのメインメニュー“1.PID”を表示させます。

PID parameter SPno.1sub menu

1.PID

A/M

DISPSET/ENT

6. SET/ENT キーを6回押して,パラメータ“1.P”を表示させます。

A/M

DISPSET/ENT

MENU:LP1/1.PID #6proportional band

1.P = 5.0%

7. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。

MENU:LP1/1.PID #6

changingproportional band

1.P = 18.0%

A/M

DISPSET/ENT

変更中は�changingが点滅�

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3-12<目次> <3. 運転>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

8. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

A/M

DISPSET/ENT

MENU:LP1/1.PID #6proportional band

1.P = 18.0%

この後に表示される積分時間(1.I)と微分時間(1.D)は,比例帯(1.P)と同様に設定できます。

【補足】手順5において設定するPIDパラメータについて 1.SPに対するPIDの場合,サブメニュー“1.PID” 2.SPに対するPIDの場合,サブメニュー“2.PID” 3.SPに対するPIDの場合,サブメニュー“3.PID” 4.SPに対するPIDの場合,サブメニュー“4.PID”を選択します。

 

9. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

100.0°C90.0°C

ループ2測定値�(PV2)を表示�

ループ1測定値�(PV1)を表示�

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<目次> <3. 運転> 3-13

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

3.7 ループ2のPIDを手動で設定するあらかじめ設定する値がわかっているときやオートチューニングで適切なPID定数が求められないときは,下記手順で設定してください。

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

100.0°C90.0°C

ループ1測定値�(PV1)を表示�

ループ2測定値�(PV2)を表示�

ループ1目標設定値1�(1.SP1)を表示�

ループ2目標設定値1�(1.SP2)を表示�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“MODE”を表示させます。

mode parametermain menu

MODE

A/M

DISPSET/ENT

3. キーを2回押して,運転パラメータのメインメニュー“LP2”を表示させます。

loop 2 parametermain menu

LP2

A/M

DISPSET/ENT

4. SET/ENT キーを1回押して,運転パラメータのサブメニュー“PAR”を表示させます。

parametersub menu

PAR

A/M

DISPSET/ENT

5. キーを1回押して,運転パラメータのメインメニュー“1.PID”を表示させます。

PID parameter SPno.1sub menu

1.PID

A/M

DISPSET/ENT

6. SET/ENT キーを6回押して,パラメータ“1.P”を表示させます。

A/M

DISPSET/ENT

MENU:LP2/1.PID #6proportional band

1.P = 5.0%

7. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。

MENU:LP2/1.PID #6

changingproportional band

1.P = 18.0%

A/M

DISPSET/ENT

変更中は�changingが点滅�

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3-14<目次> <3. 運転>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

8. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

A/M

DISPSET/ENT

MENU:LP2/1.PID #6proportional band

1.P = 18.0%

この後に表示される積分時間(1.I)と微分時間(1.D)は,比例帯(1.P)と同様に設定できます。

【補足】手順5において設定するPIDパラメータについて 1.SPに対するPIDの場合,サブメニュー“1.PID” 2.SPに対するPIDの場合,サブメニュー“2.PID” 3.SPに対するPIDの場合,サブメニュー“3.PID” 4.SPに対するPIDの場合,サブメニュー“4.PID”を選択します。

 

9. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

100.0°C90.0°C

ループ2測定値�(PV2)を表示�

ループ1測定値�(PV1)を表示�

3.8 ループ1の警報設定値を設定する以下の操作手順は,ループ1の警報1設定値に160.0を設定する例です。警報設定値を設定する前に警報の種類を確認してください。警報の種類を変更する場合は,「2.7 ループ1の警報種類を変更する」をご覧ください。

警報出力端子 工場出荷時 �警報1(端子番号 - )・ ・ ・ ・測定値上限警報�警報2(端子番号 - )・ ・ ・ ・測定値下限警報�警報3(端子番号 - )・ ・ ・ ・測定値上限警報�警報4(端子番号 - )・ ・ ・ ・測定値下限警報

76

75

74

3534

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

100.0°C90.0°C

ループ1測定値�(PV1)を表示�

ループ2測定値�(PV2)を表示�

ループ1目標設定値1�(1.SP1)を表示�

ループ2目標設定値1�(1.SP2)を表示�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。

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<目次> <3. 運転> 3-15

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

6. SET/ENT キーを2回押して,パラメータ“1.A1”を表示させます。

MENU:LP1/1.PID #2alarm-1 set point

1.A1 = 200.0°C

A/M

DISPSET/ENT

7. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。

°C

MENU:LP1/1.PID #2

changingalarm-1 set point

1.A1 = 160.0

A/M

DISPSET/ENT

変更中は�changingが点滅�

8. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

A/M

DISPSET/ENT

MENU:LP1/1.PID #2alarm-1 set point

1.A1 = 160.0

この後に表示される警報2設定値(1.A2),警報3設定値(1.A3),警報4設定値(1.A4)も上記と同様に設定できます。

9. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

A/M

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

100.0°C90.0°C

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“MODE”を表示させます。

mode parametermain menu

MODE

A/M

DISPSET/ENT

3. キーを1回押して,運転パラメータのメインメニュー“LP1”を表示させます。

loop 1 parametermain menu

LP1

A/M

DISPSET/ENT

4. SET/ENT キーを1回押して,運転パラメータのサブメニュー“PAR”を表示させます。

parametersub menu

PAR

A/M

DISPSET/ENT

5. キーを1回押して,運転パラメータのメインメニュー“1.PID”を表示させます。

PID parameter SPno.1sub menu

1.PID

A/M

DISPSET/ENT

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3-16<目次> <3. 運転>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

3.9 ループ2の警報設定値を設定する以下の操作手順は,ループ2の警報1設定値に160.0を設定する例です。警報設定値を設定する前に警報の種類を確認してください。警報の種類を変更する場合は,「2.8 ループ2の警報種類を変更する」をご覧ください。

警報出力端子 工場出荷時 �警報1(端子番号 - )・ ・ ・ ・測定値上限警報�警報2(端子番号 - )・ ・ ・ ・測定値下限警報�警報3(端子番号 - )・ ・ ・ ・測定値上限警報

3533

3532

3531

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

100.0°C90.0°C

ループ1測定値�(PV1)を表示�

ループ2測定値�(PV2)を表示�

ループ1目標設定値1�(1.SP1)を表示�

ループ2目標設定値1�(1.SP2)を表示�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。

5. キーを1回押して,運転パラメータのメインメニュー“1.PID”を表示させます。

PID parameter SPno.1sub menu

1.PID

A/M

DISPSET/ENT

6. SET/ENT キーを2回押して,パラメータ“1.A1”を表示させます。

MENU:LP2/1.PID #2alarm-1 set point

1.A1 = 200.0°C

A/M

DISPSET/ENT

7. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。

°C

MENU:LP2/1.PID #2

changingalarm-1 set point

1.A1 = 160.0

A/M

DISPSET/ENT

変更中は�changingが点滅�

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“MODE”を表示させます。

mode parametermain menu

MODE

A/M

DISPSET/ENT

3. キーを2回押して,運転パラメータのメインメニュー“LP2”を表示させます。

loop 2 parametermain menu

LP2

A/M

DISPSET/ENT

4. SET/ENT キーを1回押して,運転パラメータのサブメニュー“PAR”を表示させます。

parametersub menu

PAR

A/M

DISPSET/ENT

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<目次> <3. 運転> 3-17

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

8. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

A/M

DISPSET/ENT

MENU:LP2/1.PID #2alarm-1 set point

1.A1 = 160.0

この後に表示される警報2設定値(1.A2),警報3設定値(1.A3),警報4設定値(1.A4)も上記と同様に設定できます。

9. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

A/M

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

100.0°C90.0°C

3.10 目標設定値番号(SPNO)を選択する以下の操作手順は,目標設定値番号(SPNO)を1から2に変更する例です。

注 意�

・目標設定値番号を接点入力で切替えている場合で,接点入力がオンのとき,キー操作により目標設定値番号を選択することはできません。

・目標設定値番号(SPNO)はループ1とループ2同じになります。

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

100.0°C90.0°C

ループ1測定値�(PV1)を表示�

ループ2測定値�(PV2)を表示�

ループ1目標設定値1�(1.SP1)を表示�

ループ2目標設定値1�(1.SP2)を表示�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。 

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3-18<目次> <3. 運転>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“MODE”を表示させます。

mode parametermain menu

MODE

A/M

DISPSET/ENT

3. SET/ENT キーを数回押して,パラメータ“SPNO”を表示させます。

A/M

DISPSET/ENT

MENU:MODE #6SPno. select

SPNO = 1

4. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。

MENU:MODE #6

changingSPno. select

SPNO = 2

A/M

DISPSET/ENT

変更中は�changingが点滅�

3.11 運転開始(RUN)/停止(STOP)の切替えを行う運転開始(RUN)/停止(STOP)の切替えは,接点入力7(DI7)で切替えできます。(ループ1,ループ2同時)

OFFで運転開始�

36

20

ONで運転停止�

36

20

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

調節計が運転停止状態(STOP)は次の通りです。

測定入力� 測定値を表示�

制御出力� プリセット出力値(工場出荷時は0%)

警報出力� 警報発生時はオン�

※運転停止時は計器前面のSTPランプが点灯します。�

5. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

A/M

DISPSET/ENT

MENU:MODE #6SPno. select

SPNO = 2

6. SET/ENT キーを3秒以上押してください。電源投入時の画面(下図)に戻ります。

A/M

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C2.SP1 = 2.SP2 =

140.0°C120.0°C

目標設定値2�(2.SP1,2.SP2)�を表示�

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<目次> <3. 運転> 3-19

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

3.12 ループ1の自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う

注 意�

ループ1の自動/手動を接点入力で切替えている場合で,接点入力がオンのとき,キー操作による自動/手動の切替えはできません。

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

100.0°C90.0°C

ループ1測定値�(PV1)を表示�

ループ2測定値�(PV2)を表示�

ループ1目標設定値1�(1.SP1)を表示�

ループ2目標設定値1�(1.SP2)を表示�

2. 計器前面の A/M キーを押すごとに,自動と手動を交互に切替えます。

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

0 50 100

1.SP1= 100.0 PID:1OUT1= 30.0 %

°CPV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

100.0°C90.0°C

MAN1ランプ�消灯�

出力値を表示�

自動運転時� 手動運転時�

MAN1ランプ�点灯�

出力値バー表示�

ループ2測定値�(PV2)を表示�

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3-20<目次> <3. 運転>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

3.13 ループ2の自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う

注 意�

ループ2の自動/手動を接点入力で切替えている場合で,接点入力がオンのとき,キー操作による自動/手動の切替えはできません。

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

100.0°C90.0°C

ループ1測定値�(PV1)を表示�

ループ2測定値�(PV2)を表示�

ループ1目標設定値1�(1.SP1)を表示�

ループ2目標設定値1�(1.SP2)を表示�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。 

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“MODE”を表示させます。

mode parametermain menu

MODE

A/M

DISPSET/ENT

3. SET/ENT キーを1回押して,パラメータ“MODE”を表示させます。

A/M

DISPSET/ENT

MENU:MODE #1AUTO/MAN2 select

MODE : AUTO

4. キーまたは キーを押して,必要な設定値を表示させます。

A/M

DISPSET/ENT

MENU:MODE #1AUTO/MAN2 select

MODE : MANchanging

変更中は�changingが点滅�

5. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

A/M

DISPSET/ENT

MENU:MODE #1AUTO/MAN2 select

MODE : MAN

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<目次> <3. 運転> 3-21

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

6. 自動的に運転画面(下図)に戻ります。

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

0 50 100

1.SP2= 90.0 PID:1OUT2= 30.0 %

°C

MAN2ランプ�点灯�

出力値を表示�

出力値バー表示�

3.14 ループ1の手動時に制御出力を操作する

注 意�

運転停止(STOP)時は,制御出力を変えることはできません。プリセット出力値(運転パラメータ“PO”)が出力されます。

制御出力値は, キーまたは キーで変更した表示値と連動しています。 SET/ENT キーを押す必要なく表示値通りに変化しますのでご注意ください。

1. 手動運転時の表示にしてください。手動運転にするには,「3.12 ループ1の自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う」をご覧ください。

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

0 50 100

1.SP1= 100.0 PID:1OUT1= 30.0 %

°C

MAN1ランプ�点灯�

2. キーまたは キーを押して,制御出力値を変更できます。 SET/ENT キーを押す必要はありません。

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

0 50 100

1.SP1= 100.0 PID:1OUT1= 40.0 %

°C

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3-22<目次> <3. 運転>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

■加熱冷却制御時,制御出力を操作する加熱冷却OUT表示画面を表示させます。

加熱冷却OUT表示画面�

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

1.SP1 PID:1=100.0C1 =100.0 % H1= 0.0 %

°C

CooL1

MAN1ランプ�点灯�

冷却側�出力値�

加熱側�出力値�

●不感帯が正(+)の場合の動作と操作

例として,不感帯“DB”に12.4%を仮定した場合について説明します。加熱側の出力値を操作している状態(冷却側出力値C1=0.0%の場合)で キーを押し続けると,加熱側出力値(H1=)が減少し,加熱側出力値(H1=)および冷却側出力値(C1=)の両方とも0.0%になります。さらに キーを押し続けると,冷却側の出力値を操作する状態となり,冷却側出力値(C1=)が増加していきます。逆に,冷却側の出力値を操作している状態(加熱側出力値H1=0.0%の場合)で キーを押し続けると,冷却側出力値(C1=)が減少し,加熱側出力値(H1=)および冷却側出力値(C1=)の両方とも0.0%の状態となります。さらに キーを押し続けると,加熱側の出力値を操作する状態となり,加熱側出力値(H1=)が増加していきます。

冷却側操作出力� 加熱側操作出力�

出力(%)

DB=12.4

不感帯:運転パラメータDB

12.40-12.4

不感帯が正(+)の場合の操作出力値の変化�

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<目次> <3. 運転> 3-23

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

●不感帯が負(ー)の場合の動作と操作

例として,不感帯“DB”に-12.4%を設定した場合について説明します。加熱側の出力値を操作している状態(冷却側出力値C1=0.0%の場合)で キーを押し続けると,加熱側出力値(H1=)が減少し,H1=24.8%を下まわると冷却側出力値(C1=)が0.0%から増加を始めます。さらに キーを押し続けてC1=24.8%を超えるとH1=0.0%となり,冷却側の出力値を操作する状態となります。

冷却側操作出力� 加熱側操作出力�

出力(%)

24.8

DB= -12.4

12.40-12.4

不感帯が負(-)の場合の操作出力値の変化�

3.15 ループ2の手動時に制御出力を操作する

注 意�

運転停止(STOP)時は,制御出力を変えることはできません。プリセット出力値(運転パラメータ“PO”)が出力されます。

制御出力値は, キーまたは キーで変更した表示値と連動しています。 SET/ENT キーを押す必要なく表示値通りに変化しますのでご注意ください。

1. 手動運転時の表示にしてください。手動運転にするには,「3.13 ループ2の自動(AUTO)/手動(MAN)の切替えを行う」をご覧ください。

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

0 50 100

1.SP2= 90.0 PID:1OUT2= 30.0 %

°C

MAN2ランプ�点灯�

2. キーまたは キーを押して,制御出力値を変更できます。 SET/ENT キーを押す必要はありません。

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

0 50 100

1.SP2= 90.0 PID:1OUT2= 40.0 %

°C

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3-24<目次> <3. 運転>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

■加熱冷却制御時,制御出力を操作する加熱冷却OUT表示画面を表示させます。

加熱冷却OUT表示画面�

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

1.SP2 PID:1= 90.0C2 =100.0 % H2= 0.0 %

°C

CooL2

MAN2ランプ�点灯�

冷却側�出力値�

加熱側�出力値�

●不感帯が正(+)の場合の動作と操作

例として,不感帯“DB”に12.4%を仮定した場合について説明します。加熱側の出力値を操作している状態(冷却側出力値C2=0.0%の場合)で キーを押し続けると,加熱側出力値(H2=)が減少し,加熱側出力値(H2=)および冷却側出力値(C2=)の両方とも0.0%になります。さらに キーを押し続けると,冷却側の出力値を操作する状態となり,冷却側出力値(C2=)が増加していきます。逆に,冷却側の出力値を操作している状態(加熱側出力値H2=0.0%の場合)で キーを押し続けると,冷却側出力値(C2=)が減少し,加熱側出力値(H2=)および冷却側出力値(C2=)の両方とも0.0%の状態となります。さらに キーを押し続けると,加熱側の出力値を操作する状態となり,加熱側出力値(H2=)が増加していきます。

冷却側操作出力� 加熱側操作出力�

出力(%)

DB=12.4

不感帯:運転パラメータDB

12.40-12.4

不感帯が正(+)の場合の操作出力値の変化�

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<目次> <3. 運転> 3-25

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

●不感帯が負(ー)の場合の動作と操作

例として,不感帯“DB”に-12.4%を設定した場合について説明します。加熱側の出力値を操作している状態(冷却側出力値C2=0.0%の場合)で キーを押し続けると,加熱側出力値(H2=)が減少し,H2=24.8%を下まわると冷却側出力値(C2=)が0.0%から増加を始めます。さらに キーを押し続けてC2=24.8%を超えるとH2=0.0%となり,冷却側の出力値を操作する状態となります。

冷却側操作出力� 加熱側操作出力�

出力(%)

24.8

DB= -12.4

12.40-12.4

不感帯が負(-)の場合の操作出力値の変化�

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3-26<目次> <3. 運転>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

3.16 ループ1のリモート(REM)/ローカル(LCL)の切替えを行うループ1のリモート/ローカルの切替えはリモート入力付きの調節計のみ行えます。以下の操作は,ローカルからリモートに切替える手順です。

●ローカル

調節計に設定した目標設定値で制御を行います。

●リモート

外部のアナログ信号を目標設定値として制御を行います。

SP

PID

測定入力� リモート入力�(アナログ信号)

制御出力�

リモート�(REM)

ローカル�(LCL)

※リモート運転時のPIDグループの番号は,目標設定値番号(SPNO)で選択した番号と同じになります。

注 意�

外部接点入力でリモート状態(接点入力がオン)のときは,キー操作によるリモート/ローカルの切替えはできません。

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

100.0°C90.0°C

ループ1測定値�(PV1)を表示�

REM1ランプ�消灯�

ループ2測定値�(PV2)を表示�

ループ1目標設定値1�(1.SP1)を表示�

ループ2目標設定値1�(1.SP2)を表示�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。 

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<目次> <3. 運転> 3-27

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“MODE”を表示させます。

mode parametermain menu

MODE

A/M

DISPSET/ENT

3. SET/ENT キーを数回押して,パラメータ“MODE:LOCAL”を表示させます。

A/M

DISPSET/ENT

MENU:MODE #3REM/LOC1 select

MODE : LOCAL

4. キ ー ま た は キ ー を 押 し て ,“REMOTE”を表示させます。

MENU:MODE #3

changingREM/LOC1 select

MODE : REMOTE

A/M

DISPSET/ENT

変更中は�changingが点滅�

5. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

A/M

DISPSET/ENT

MENU:MODE #3REM/LOC1 select

MODE : REMOTE

 自動的に運転画面(下図)に戻ります。

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°CR.SP1 = 1.SP2 =

120.0°C90.0°C

REM1ランプ�点灯�

リモート設定値�(R.SP1)を表示�

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3-28<目次> <3. 運転>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

3.17 ループ2のリモート(REM)/ローカル(LCL)の切替えを行うループ2のリモート/ローカルの切替えはリモート入力付きの調節計のみ行えます。以下の操作は,ローカルからリモートに切替える手順です。

●ローカル

調節計に設定した目標設定値で制御を行います。

●リモート

外部のアナログ信号を目標設定値として制御を行います。

SP

PID

測定入力� リモート入力�(アナログ信号)

制御出力�

リモート�(REM)

ローカル�(LCL)

※リモート運転時のPIDグループの番号は,目標設定値番号(SPNO)で選択した番号と同じになります。

注 意�

外部接点入力でリモート状態(接点入力がオン)のときは,キー操作によるリモート/ローカルの切替えはできません。

1. 運転画面を表示させてください。(電源投入時の画面)

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = 1.SP2 =

100.0°C90.0°C

ループ1測定値�(PV1)を表示�

REM2ランプ�消灯�

ループ2測定値�(PV2)を表示�

ループ1目標設定値1�(1.SP1)を表示�

ループ2目標設定値1�(1.SP2)を表示�

手順2以降は,液晶部分の表示画面で説明します。 

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<目次> <3. 運転> 3-29

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

2. SET/ENT キーを3秒以上押して,運転パラメータのメインメニュー“MODE”を表示させます。

mode parametermain menu

MODE

A/M

DISPSET/ENT

3. SET/ENT キーを数回押して,パラメータ“MODE:LOCAL”を表示させます。

A/M

DISPSET/ENT

MENU:MODE #4REM/LOC2 select

MODE : LOCAL

4. キ ー ま た は キ ー を 押 し て ,“REMOTE”を表示させます。

MENU:MODE #4

changingREM/LOC2 select

MODE : REMOTE

A/M

DISPSET/ENT

変更中は�changingが点滅�

5. SET/ENT キーを1回押して,設定値を登録してください。

A/M

DISPSET/ENT

MENU:MODE #4REM/LOC2 select

MODE : REMOTE

 自動的に運転画面(下図)に戻ります。

AL

A/M

PV

REM1CAS

REM2MAN1MAN2STP

2

4

1

3

PV2

AL

DISPSET/ENT

PV2 : 26.5°C1.SP1 = R.SP2 =

100.0°C110.0°C

REM2ランプ�点灯�

リモート設定値�(R.SP2)を表示�

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<目次> <4. トラブルシューティング・保守> 4-1

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

4. トラブルシューティング・保守

4.1 トラブルシューティング

■トラブルシューティングフロー調節計に通電しても運転画面が表示されない場合は,以下のフローにしたがって処置してください。複雑な故障と思われましたら,お買い求め先へご連絡ください。

計器の故障?�

修理依頼して下さい� 原因確認�

通信機能なし�

全く作動しない�

Yes

Yes

Yes

No

No

No

キー操作不良�

Yes

No

Yes

電源端子の接続を�確認�

キーロックの設定�を確認�

表示不良�

Yes

No

電源をオフ/オン�にする�

入出力信号不良�

Yes

No

計器の入出力仕様�を確認�

電源の供給電圧を�確認�

入出力先の仕様と�極性を確認�

通信関連�パラメータを確認�

通信相手の仕様を�確認�

通信配線を確認�

通信不良�

No通信付�

Yes

良好�

設定�

仕様コードを確認�

Yes

No正常�

手直し�

設定解除�

計器の故障?�

修理依頼して下さい� 原因確認�

通信機能なし�

全く作動しない�

Yes

Yes

Yes

No

No

No

キー操作不良�

Yes

No

Yes

電源端子の接続を�確認�

キーロックの設定�を確認�

表示不良�

Yes

No

電源をオフ/オン�にする�

入出力信号不良�

Yes

No

計器の入出力仕様�を確認�

電源の供給電圧を�確認�

入出力先の仕様と�極性を確認�

通信関連�パラメータを確認�

通信相手の仕様を�確認�

通信配線を確認�

通信不良�

No通信付�

Yes

良好�

設定�

仕様コードを確認�

Yes

No正常�

手直し�

設定解除�

重 要�

修理依頼する場合は,パラメータの設定値を記録してください。

■電源投入時のエラー電源投入時の自己診断時に発生する可能性のあるエラーを以下に示します。

エラー表示� 異常の内容� 対処�

RAM異常�

ROM異常�

システムデータ異常�

PV小数点点滅�校正値異常�

測定値� 制御出力�警報出力�伝送出力� 通信�

なし� OFF 0%以下� 停止�

不定�

0%以下�または�OFF

不定� 不定�

通常動作�

故障です。�修理を依頼してください�

設定パラメータが初期化�されているため確認と再�設定を行ってください。�

通常動作�(精度外)

通常動作�(精度外)

通常動作�(精度外)

通常動作�(精度外)

エラーコード�(以下の説明を参照)

パラメータ異常� 通常動作� 通常動作�通常動作�通常動作�

E000

E001

E002

表示�位置�(注)

2

1

(注) 1:測定値(PV)表示器,2:設定値表示器

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4-2<目次> <4. トラブルシューティング・保守>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

エラーコードは,パラメータ異常時に,異常の種類に応じて表示されます。エラーコードは,6ビットのオン/オフの組合せを10進数に変換した2桁の数値です。各ビットと異常監視対象パラメータの関係を以下に示します。

UTモード�カスタム�演算データ�

ビットNo. 6 5 4 3 2 1 0

対象パラメータ� 運転モード/出力�運転パラメータ�セットアップ�パラメータ�

レンジデータ� 校正データ�

例えば,運転パラメータと校正データに異常が発生した場合のエラーコードは以下のようになります。

2

設定値表示器�

エラーコード21が表示されます。�

ビットNo. -� 6 5 4 3 2 1 0

エラーコード� -� 22

21

20

23

22

21

20

1

12

■運転時のエラー運転時に発生する可能性のあるエラーを以下に示します。

エラー表示�(PV表示器に表示) 異常の内容� 測定値� 制御出力� 警報�

出力�伝送�出力�通信� 対処�

RJC異常� 補償なしで測定�

設定値表示器の項目�部の小数点点滅�

EEPROM�エラー� 通常動作�

通常動作�

ADC異常� 105%�

故障です。�修理を依頼してください�

PVバーンアウト�異常�

パラメータBSLによる�アップスケール: 105%�ダウンスケール: -5%

AUTO時:�プリセット値出力�MAN時:�通常動作�

配線とセンサをチェック�してください�

PVオーバー�-5~105%以外�

-5%または105% � 通常動作� プロセスをチェック�してください�

オート�チューニング�異常�(タイムアウト)

オート�チューニング前�のPIDで動作�

設定値表示器の�左隅点滅� 通信回線異常�

配線および通信パラメータを�確認し,再設定してください。�正常受信で復帰します�

プロセスをチェック�してください。任意キーの�押下でエラー表示が消えます�

通常動作�

通常�動作�

通常�動作�

通常�動作�

右端の小数点点灯� 暴走(電源異常�またはノイズ�による暴走)

不定�電源オフ/オンでリセット�スタートしない場合は故障です。�修理を依頼してください�

全表示消灯� 電源オフ� なし�

0%以下�またはOFF OFF 0%�以下�停止�

電源に異常がないかチェック�してください�

E200

E300

OVERまたは-OVER

B.OUT

“RJC”とPV値を�交互に表示�

設定値表示器� 通常動作� 停止� 停止�フィードバック�抵抗断線�

フィードバック抵抗をチェック�してください�

設定値表示器� 通常動作� 停止� 停止�フィードバック�抵抗断線�

フィードバック抵抗をチェック�してください�

通常�動作�

表示�位置�(注)

表示�なし�

2�

1�

3�

(注) 1:測定値(PV)表示器,2:設定値表示器,3:該当ループの測定値(PV)を表示している表示器

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<目次> <4. トラブルシューティング・保守> 4-3

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

■運転中に停電となった場合の対処方法停電後の動作状態と対処は,停電時間の長さによって異なります。

●20ミリ秒以内の瞬時停電

停電を検知しません。正常動作を継続します。

●約2秒以内の停電

「設定」および「動作状態」に生じる影響を示します。

警報動作� 継続します。待機機能付き警報の場合は待機状態になります。�

設定パラメータ� 各パラメータの設定内容は保持されます。�

オートチューニング�解除されます。�

制御動作� 停電前の動作を継続します。�

●約2秒以上の停電

「設定」および「動作状態」に生じる影響を示します。

警報動作� 継続します。待機機能付き警報の場合は待機状態になります。�

設定パラメータ� 各パラメータの設定内容は保持されます。�

オートチューニング�解除されます。�

制御動作�

R.MD設定値�停電復帰後の制御動作�

CONT 停電前の動作を継続(工場出荷時)

MAN 制御出力としてプリセット出力値(PO) (注)を出力し,手動モードで停電前の動作を継続�

AUTO 制御出力としてプリセット出力値(PO) (注)を出力し,自動モードで停電前の動作を継続�

セットアップパラメータ“R.MD”(リスタートモード)の設定により異なります。�

(注)加熱冷却制御時は,制御演算出力の50%となります。�

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4-4<目次> <4. トラブルシューティング・保守>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

■運転がうまくいかないとき 運転に際して,「どうも制御がうまくいかない」と感じられたら,故障とお考えになる前に設定したパラメータや配線状況を調査していただくことをお願いします。以下に例を示しますが,これ以外にも同様の処置で不都合を回避できる場合がありますので,参考にしてください。

●測定値(PV)が正しく表示されないとき

・UT750はユニバーサル入力方式を採用しています。測定入力の種類は,パラメータ“IN1”,“IN2”で設定/変更できます。このとき,選択した入力種類に合わせて,配線も正しく行っていただく必要がありますので,測定値(PV)表示が正しく表示されないときは,まずこの点を調査してください。「2. 初期設定」をご覧ください。また,入力信号は,パラメータ“RH1”,“RL1”,“SDP1”,“SH1”,“SL1”でスケーリングおよび小数点以下桁数の変更ができます。これらのパラメータが正しく設定されているかについても調査してください。

●制御出力が出ない,変化しないとき

・UT750はユニバーサル出力方式を採用しています。制御出力の種類はパラメータ“OT1”,“OT2”で設定/変更できます。このとき選択した出力方式に合わせて,配線も正しく行っていただく必要がありますので,制御出力が出ない場合はまずこの点を調査してください。「1.5 端子配線図」をご覧ください。また,制御出力値は,パラメータ“OH”,“OL”で上限・下限値を設定/変更できます。これらのパラメータ値の制限によって,出力値が変化しない場合がありますので,この点も調査してください。

・キー操作で出力値を変更できるのは,手動(MAN)モードのときです。MANランプが点灯していないときは,{自動(AUTO)モードですので}キーによる出力値変更はできません。

●目標設定値(SP)を変更してもすぐに制御出力値が変化しないとき

・この場合は,パラメータ“MOD”の設定値を調査してください。“MOD”によってPID制御モードが定値制御(MOD=1)となっている場合は,目標設定値(SP)を変更しても出力値の急変を防止するように積分項のトラッキングが機能します。このため,一見制御出力がうまく動作しないように見えますが,次第に変更後の目標設定値に対する制御出力値となります。

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<目次> <4. トラブルシューティング・保守> 4-5

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

4.2 保守ここでは,調節計の清掃および保守について説明します。

4.2.1 清掃時の注意事項本器の前面パネル,キースイッチなどの清掃は,乾布でかるく拭く程度にしてください。

注 意�

アルコール,ベンジンなどの溶剤は使用しないでください。

4.2.2 ブラケットの交換ブラケットの破損および紛失の際には,以下の部品をご購入の上,交換してください。

対象機種� 部品No.

UT750 T9115NL 1組(上・下ブラケット) ¥1,000

販売単位� 価格�

参照

ブラケットの交換方法:「1.2 取付方法」

4.2.3 端子カバーの取付け端子カバーが必要な場合には,以下の部品をご購入の上,取付けてください。端子カバーには以下の部品を使用してください。

対象機種� 部品No.

UT750 T9115YD 1枚� ¥1,000

販売単位� 価格�

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4-6<目次> <4. トラブルシューティング・保守>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

■端子カバーを取付ける端子カバーを取付ける手順を次に示します。

取扱注意�

通電中は端子に絶対に触れないでください。感電する恐れがあります。端子カバーの取付けを行う場合には,調節計の電源をオフにして,テスタなどで端子に通電されていないことを確認してから作業を行ってください。

1. 端子カバーは,取付けの前に, (アラートシンボル)のある面が外側になるように1,2回折りまげてください。

折りまげる�

溝があります�

折りまげる�

裏面にあります�

溝があります�

端子カバーの折りまげ方向

注 意�

端子カバーを反対方向に折りまげると取付強度が低下したり,ヒンジ部分に割れが生じて取付けできなくなります。

2. 折りまげた状態で,端子カバーの上下の穴をブラケットの突起部にはめて固定してください。

端子カバーの穴を取付�金具(ブラケット)の�突起部にはめる�

端子カバーの取付け

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<目次> <4. トラブルシューティング・保守> 4-7

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

4.2.4 有寿命部品の交換調節計本体に使用されている有寿命部品には,主に以下のものがあります。部品寿命は,基準動作条件下で使用した場合のものです。

部品�

バックアップ用電池�

警報出力用リレー�

本体電源オフの状態で約10年(公称)

アルミ電解コンデンサ� 約10年(公称)

約10万回以上(オン/オフ,抵抗負荷)

寿命�

制御出力用リレー� 約10万回以上(オン/オフ,抵抗負荷)

制御出力用リレー以外の部品の寿命劣化によって,調節計本体に支障が生じた場合は,引取り交換サービス(有償)にて対応させていただきます。

参照

制御出力用リレーの交換方法:「4.2.5 制御出力用リレーの交換」

4.2.5 制御出力用リレーの交換制御出力用リレーの交換手順について示します。部品を交換する際は検査が必要となりますので,YOKOGAWAの技術者またはYOKOGAWA認定の技術者が行います。交換が必要なときは,お買い求め先か,最寄りの当社サービス網にご連絡ください。

取扱注意�

作業開始の際には必ず電源をオフにしてください。感電の危険があります。制御出力用リレーを交換する目的以外では不用意に内器を抜出さないでください。

1. マイナスドライバ(推奨JIS B4609呼び6×100(先端幅6mm))を上下部の溝(4箇所)にパネル面と平行に差し込み,ゆっくり回してください。ベゼルがケースから僅かにせり出します。

1

2

4

3

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4-8<目次> <4. トラブルシューティング・保守>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

2. 本器ベゼル下部中央のゴムを指で押し上げてラッチを解除してください。

中央のゴム�

パネル面�

本体を下から見た図�

ラッチ(パネルの中で見えない部分)

3. ドライバを上下部の溝に差し込み,手前に倒してベゼルをせり出してください。4. 手でベゼル部分をつかみ,手前に引いて,ベゼルと共に内器を抜出してください。(注) 内器を抜出したとき,RJCセンサ部分を折らないように十分気をつけてください。

5. 調節計の機種によって,制御出力用リレーの取付位置と数が異なります。リレーを引抜く前に,リレーの取付位置を確認してください。

UT750-5□の場合のリレー位置�(2個)�

下側�

6. 交換するリレーをつまんで引抜いてください。制御出力用リレーは,調節計本体内のプリント板とはソケットで接続されているため,簡単に着脱できます。

新しい制御出力用リレーをソケットに差込んでください。制御出力用リレーには以下の部品を使用してください。

メーカ� オムロン�

形式� G6B-2114P-FD-US-P6B

電圧� DC12V

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<目次> <4. トラブルシューティング・保守> 4-9

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

7. 内器をケースに差込んでください。調節計に通電して運転画面が表示されることを確認してください。運転画面が正しく表示されない場合には,電源をオフにしてから内器を抜き,再度ケースに差込んでください。

以上で,制御出力用リレーの交換は終了です。

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<目次> <5. パラメータ> 5-1

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

5. パラメータ

5.1 パラメータマップ本節は,パラメータ設定時の道しるべとなるパラメータマップを記載しています。

UT750の「運転パラメータマップ」および「セットアップパラメータマップ」を示します。パラメータ設定時に画面の位置把握用としてご利用ください。また,全パラメータ画面の早見表としてもご利用ください。

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5-2<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

SPNO

MODE�(A/M2)

MODE�(R/L1)

MODE�(C.A.M)

SET

SET

SET3S

運転画面�

UT750 運転パラメータマップ�

メニュー�メイン�

メニュー�サブ�

第1�運転画面�

第2�運転画面�

第3�運転画面�

第n�運転画面�

セレクト�画面1

セレクト�画面2

セレクト�画面3

セレクト�画面4

セレクト�画面5

(注)

1.A31.A21.A11.SP

1.I1.P1.A4

1.OH1.D

1.MR1.OL

1.H

1.Pc1.DR

1.Ic

1.Hc1.Dc

1.DB

1.Oc1.PO

7.A37.A27.A17.SP

7.I7.P7.A4

7.OH7.D

7.MR7.OL

7.H

7.Pc7.DR

7.Ic

7.Hc7.Dc

7.DB

7.Oc7.PO

7.PID1.PID 8.PID

SET

8.A38.A28.A18.SP

8.I8.P8.A4

8.OH8.D

8.MR8.OL

8.H

8.Pc8.DR

8.Ic

8.Hc8.Dc

8.DB

8.Oc8.PO

SETSET

BSSCAT

DNRUPRFL

RBSRT

ORBRFL

ORHORL

SET

PAR

MODE�(R/L2)MODE�(S/R)

または�

DISP

DISP

SET1S

DISP

SET3S

*1

*2

*3

*4

*5

*1 パラメータMODE(A/M2)は,UTモードが“2ループ制御”,“温湿度制御”のときに表示されます。�*2 パラメータMODE(C.A.M)は,UTモードが“カスケード2次側制御”,“カスケード制御”のときに表示されます。�*3 パラメータMODE(R/L1)は,補助アナログ(リモート)入力付きの調節計のみ表示されます。�*4 パラメータMODE(R/L2)は,2ループ形で補助アナログ(リモート)入力付きの調節計のみ表示されます。�*5 パラメータMODE(S/R)は,接点入力登録パラメータS/R(セットアップパラメータ)が“0”のときに表示されます。��

オンオフ制御時�非表示�

加熱冷却�制御時表示�

加熱冷却�制御時表示�

加熱冷却制御,位置�比例制御時非表示�

加熱冷却制御または�位置比例制御時表示�

MODE LP1

DISPSET

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<目次> <5. パラメータ> 5-3

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

セットアップ�パラメータ設定画面�メインメニュー�[LOOP1]へ�(次ページへ)

パスワード�照会画面�

SET SET

OK

SET

U2U1

U4U3

U6U5

U8U7

SET

LP1�と同様�

SET : キーを1回押す�

: キーを1回押す�

: キーを1秒間押す�

: キーを3秒間押す�

: キーまたは キーを1回押す�

SET1S

DISP

SET3S

各パラメータ設定画面において キーを1回押すと,そのパラメータ�

の上位にあるメニュー画面に戻ります。�

例:サブメニュー[PAR]で キーを1回押すとメインメニュー�

[LP1]が表示されます。また,サブメニュー[PAR]の下位に表�

示されるパラメータ“FL”で キーを1回押すとサブメニュー�

[PAR]が表示されます。�

(注) 運転画面はUT750の形名,UTモード,制御出力種別によって表示�

される数や内容が異なります。�

セレクト画面1~5は登録された画面のみ表示されます。�

1.b21.a21.b11.a1

1.a41.b31.a3

1.a51.b4

1.a61.b5

1.b6

1.b71.a7

1.a8

1.a91.b8

1.b9

1.b101.a10

1.a11

1.PMD1.b11

2.b22.a22.b12.a1

2.a42.b32.a3

2.a52.b4

2.a62.b5

2.b6

2.b72.a7

2.a8

2.a92.b8

2.b9

2.b102.a10

2.a11

2.PMD2.b11

*6 メインメニューLP2は,UTモードが“カスケード制御”,“2ループ制御”,“温湿度制御”,“ユニバーサル2入力�カスケード制御”のときに表示されます。�

*7 メインメニューUSRは,UTモードが“2入力切替制御”,“2入力選択制御”,“ユニバーサル2入力切替制御”,�“ユニバーサル2入力選択制御”のときに表示されます。�

*8 メインメニューPYS2は,UTモードが“カスケード制御”,“2入力切替制御”,“2ループ制御”,“温湿度制御”,�“ユニバーサル2入力カスケード制御”,“ユニバーサル2入力切替制御”のときに表示されます。�

PYS1USRLP2 PYS2PYS1 STUP

*6 *7 *8

DISP

SET/ENT

SET/ENT

SET/ENT

DISP

DISP

DISP

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5-4<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

UT750 セットアップパラメータマップ�

メニュー�メイン�

メニュー�サブ�

AL4AL3AL2AL1

HY3HY2HY1

DY1HY4

DY3DY2

DY4AMD

ALM CTL

SET

ZONARMOD

LOOP1�と同様��

ただし,�RMS�ZON�R.MD�R.TM�は�

ありま�せん�

OPR

GRPR.TMR.MD

2.RP1.RP

4.RP3.RP

5.RP

RHY6.RP

RDV

SET

TMUPVTSPTRMS

SPLSPH

SET

SP

SET

RET2RTL1RTH1RET1

RTL2RTH2

RET LOCK

SET

LP1MODEA/M�/�

USRPIDLP2

PYS2PYS1

PWD

SET

A.LC1A.SR1A.FL1A.BS1

A.LC2A.SR2

SET

AIN

SET

パスワード�照会画面�

OK

運転パラメータ設定画面�メインメニュー[MODE]へ�

(前ページへ)

A.FL2A.BS2

A.LC3A.SR3A.FL3A.BS3

TRND

DVB2DVB1

TSC2TSC1

TTM

SET

各パラメータ設定画面において キーを1回押すと,そのパラメータの上位にあるサブメニュー画面に戻ります。�

DISP

*1 パラメータRMSとSPTは,補助アナログ(リモート)入力付きの調節計のみ表示されます。�*2 パラメータZONが“1”のときに表示されます。�*3 メインメニューLOOP2は,UTモードが“カスケード制御”,“2ループ制御”,“温湿度制御”,“ユニバーサル2入力カスケード�制御”のときに表示されます。�

*1

*2

DISP

LOOP2

*3

DISP

LOOP1 CMLP

DISP

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<目次> <5. パラメータ> 5-5

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

(注) セットアップパラメータ設定画面のサブメニュー[TEST]の下位に表示されるパラメータは,当社サービス員が�

調節計機能を確認するための項目です。お客様では設定および変更を行わないでください。�

DO4DO3DO2DO1

DO7DO6DO5

DO C.PYS

SET

PY1A

R/L1PY1B

SET

C.S4C.S3C.S2C.S1

C.S5

SET

CSEL

SET

RL1RH1UNI1IN1

P.RL1P.RH1P.DP1P.UN1

P.RL2P.RH2P.DP2P.UN2

RJC1BSL1SL1SH1SDP1

RL2RH2UNI2IN2

RJC2BSL2SL2SH2SDP2

RL3RH3UNI3IN3

BSL3SL3SH3SDP3

IN VALV

SET

V.HV.L

V.ATV.RS

V.MODTR.T

SET

SMECSMPUTM

SET

MD

SET

OUT

OT2OT1

CTc2

CT2CTc1

CT1

AO2AO1

AO3

SET

R485

STP1PRI1BPS1PSL1

RP.T1ADR1DLN1

STP2PRI2BPS2PSL2

RP.T2ADR2DLN2

SET

A1HA1LA2HA2LA3HA3L

TEST

(注)

INIT

INI

SET

PY2BPY2A

R151R152R153R154R155R156R157R158R251R252R253R254R255R256R257R258

SET : キーを1回押す�

: キーを1回押す�

: キーまたは キーを1回押す�

DISP

DI

A/M1

CASS/R

R/L1A/M2

SP.0MANAUTO

SP.2SP.1

SP.3DP1DP1DP2MG1MG2MG3MG4

SET

R/L2R/L1

*4 *5

*4 サブメニューR485は,通信付きの調節計のみ表示されます。�*5 サブメニューVALVは,位置比例形の調節計のみ表示されます。�

DISP

SET/ENT

CONF

DISP

UTMD

DISP

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5-6<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

5.2 パラメータ一覧表本節は,パラメータのもつ機能を簡単に解説しています。またお客様設定値欄を設けてありますので,調節計に設定すると同時に記録するようにしてください。

※測定値/設定値に関するパラメータはすべて実数値で設定します。例えば,温度入力のとき,目標設定値や警報設定値は温度設定となります。

※表の中の「お客様設定値欄」は,お客様が設定値を記録しておくための欄です。※( )内数値は,通信使用時の設定値。例:REMOTE(1),LOCAL(0)

■運転パラメータ

●運転モードパラメータ

[表示位置] メインメニュー : MODE

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

ループ1リモート/�ローカル選択�

調節計の持っている目標設定値で制御する場合, “ローカル運転”に�設定します。�リモート入力信号または通信経由の目標設定値で制御する場合, “リ�モート運転”に設定します。�リモート入力信号または通信のどちらかから目標設定値を取り込む�かは, “リモート入力選択”で設定します。セットアップパラメータ�“RMS”で設定します。�  REMOTE(1) : リモート運転�  LOCAL(0) : ローカル運転�

LOCAL(0)

1

運転停止/開始選択� 運転停止時, 予め設定しておいた固定出力値(プリセット出力値)が出�力されます。目標設定値ごとにプリセット出力値を設定できます。�運転パラメータ“PO”で設定します。 (ループ1とループ2同じ)�  STOP(1) : 運転停止�  RUN(0) : 運転開始�

RUN(0)

目標設定値番号選択�1 : 目標設定値 1 (1.SP)を選択 (ループ1とループ2同じ)�2 : 目標設定値 2 (2.SP)を選択�3 : 目標設定値 3 (3.SP)を選択�4 : 目標設定値 4 (4.SP)を選択�5~8は上記と同様に,5.SP~8.SPを選択�

お客様�

設定値�

MODE(R/L1)

MODE(S/R)

SPNO

ループ2リモート/�ローカル選択�

  REMOTE(1) : リモート運転�  LOCAL(0) : ローカル運転�

LOCAL(0)MODE(R/L2)

ループ2自動/手動�切替�

  AUTO(0) : 自動�  MAN(1) : 手動�

MAN(1)MODE(A/M2)

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<目次> <5. パラメータ> 5-7

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

以下のパラメータは,ループ1のパラメータとなります。

●運転関連パラメータ

[表示位置] メインメニュー : LP1,サブメニュー : PAR

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値� お客様�

設定値�オートチューニング� OFF(0), �

1 : 1.SPに対するオートチューニング�2 : 2.SPに対するオートチューニング�3 : 3.SPに対するオートチューニング�4 : 4.SPに対するオートチューニング�5~8 : 1~4と同様にグループ別に実行�9 : 1~8グループすべてに対して自動的に実行。��

OFF(0)

「スーパー」機能� OFF(0)

測定入力フィルタ� 測定入力値がふらつくようなとき使用します。�  OFF(0) : 機能しない�  1~120 秒��

OFF(0)

測定入力バイアス� 測定入力値を補正するとき使用します。�  ループ1測定入力レンジスパンの-100.0~100.0 %

ループ1測定入�力レンジスパン�の0.0 %

設定値上昇勾配�

設定値下降勾配�

目標設定値の急変を防ぐときに使用します。�勾配設定機能が働くのは次の場合です。�(1)目標設定値を変更したとき。(例:1.SPを100℃から150℃に変更)�(2)目標設定値番号(SPNO)を切替えたとき。(例:1.SPから2.SPに切替え)�(3)電源を投入したときまたは停電復帰のとき。�(4)手動運転から自動運転へ切替えたとき。� �1時間または1分間あたりの上昇/下降勾配を設定します。�時間単位は勾配時間単位(TMU)で設定します。�

  OFF(0) : 機能しない�ループ1測定入力レンジスパンの0.0%+1digit~ループ1測定入�力レンジスパンの100.0 %

OFF(0)

OFF(0)

比率設定� 目標設定値 = リモート入力値×比率設定値+リモートバイアス値�  0.001~9.999��

1.000

リモート入力バイアス�

リモート入力フィルタ�

リモート入力値を補正するとき使用します。�  ループ1測定入力レンジスパンの-100.0~100.0 %

ループ1測定入�力レンジスパン�の0.0 %

ループ1測定入�力レンジスパン�の1.0 %

リモート入力値がふらつくようなとき使用します。�  OFF(0) : 機能しない�  1~120 秒��

OFF(0)

オン/オフ率検出幅�

オン/オフ率上限�

オン/オフ率下限�

ループ1測定入力レンジスパンの0.0~100.0 %

ORL + 1digit ~ 105.0 % 100.0 %

-5.0 % ~ ORH - 1digit 0.0 %

AT

SC

FL

BS

UPRDNR

RTRBS

RFL

ORB

ORHORL

昇温時間 2分�

温度差�140℃�

2.SP=640℃�

1.SP=500℃�

70℃/分�昇温変化率�=140/2=70�(℃/分)�

1.SP 2.SP

1.SPから�2.SPへの切替�

OFF(0) : 機能なし�1 : 「オーバーシュート」抑制機能� 外乱などによるオーバーシュートを抑制します。�2 : 「ハンチング」抑制機能(安定性重視モード)� 安定性が優れています。応答性重視モードに比べて,広い�特性変化に対応します。�

3 : 「ハンチング」抑制機能(応答性重視モード)� 変更した目標設定値に対する測定値の追従/収束時間が早�いモードです。�

注意 : 「SC=2と3」は,必ずPID制御,PI制御で使用してくだ�さい。�以下の場合は機能しません。�1) オンオフ制御�2) P制御(比例帯のみの制御)�3) PD制御(比例帯と微分項のみの制御)�4) 加熱冷却制御�

応答の早い制御(流量,圧力)では使用しないでください。�

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5-8<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

以下のパラメータは,ループ1のパラメータとなります。

●SP・警報・PID関連パラメータ

[表示位置] メインメニュー : LP1,サブメニュー : 1.PID

以下のパラメータは,目標設定値 1(1.SP)に対応するパラメータです。

1.P 比例帯�加熱側比例帯 (加熱冷却�制御時)

ループ1測定入力レンジの0.1~999.9 %�加熱冷却制御時 : 0.0~999.9 % (0.0で加熱側オン/オフ�制御となる)

5.0 %

目標設定値 1

警報 1 設定値�

警報 2 設定値�

ループ1測定入力レンジの0.0~100.0 %�ただし,設定値リミット下限値(SPL)~上限値(SPH)�の範囲内。�

ループ1測定入力レンジ�の0.0 %

測定値上限 / 設定値上�限警報 : ループ1測定入力�レンジの100.0 %�偏差警報 : ループ1測定入�力レンジスパンの0.0 %�その他測定値 / 設定値下限�警報 : ループ1測定入力レンジ�の0.0 %�出力値上限警報 : 100.0 %�出力値下限警報 : 0.0 %

目標設定値1(1.SP)に対し, 警報1(1.A1)~警報4(1.A4)�を設定できます。�目標設定値2から8に対しても, それぞれ警報を4つ設�定できます。�測定値警報 / 設定値警報 : ループ1測定入力レンジ�の-100.0~100.0 %�偏差警報 : ループ1測定入力レンジスパンの�-100.0~100.0 %�出力値警報 : -5.0~105.0 %�タイマ警報(警報1のみ) : 0.00~99.59 (時.分)または�(分.秒)

1.SP

1.A1

1.A2

パラメータ記号�

設定値�

パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

警報 3 設定値�

警報 4 設定値�

1.A3

1.A4

積分時間�加熱側積分時間 (加熱冷�却制御時)

微分時間�加熱側微分時間 (加熱冷�却制御時)

出力リミット上限値�加熱側出力リミット上�限値 (加熱冷却制御時)

出力リミット下限値�冷却側出力リミット上�限値 (加熱冷却制御時)

マニュアルリセット�

オンオフ制御のヒステ�リシス�加熱側オンオフ制御の�ヒステリシス (加熱冷却�制御時)

1.I

1.D

1.OH

1.OL

1.MR

1.H

正逆動作切替�1.DR

OFF(0), 1~6000 秒�

OFF(0), 1~6000 秒�

240 秒�

60 秒�

�-5.0~105.0 %�加熱冷却制御時加熱側リミッタ : 0.0~105.0 % �(1.OL<1.OH)

100.0 %�加熱冷却制御 : 100.0 %

0.0 %�加熱冷却制御 : 100.0 %

�-5.0~105.0 %�加熱冷却制御時冷却側リミッタ : 0.0~105.0 %�(1.OL<1.OH)�SD(シャットダウン) : 4-20mA制御出力で手動操作時に働�きます。出力は0mAとなります。�-5.0~105.0 % (積分時間"1.I"がOFFの場合に有効)�マニュアルリセット値はPV=SPのときの出力値となります。�例えば, マニュアルリセット値50%のとき, PV=SPになると�出力値は50%となります。�

50.0 %

オンオフ制御を行っているとき, 目標設定値にヒステ�リシスを設定できます。�

オンオフ制御 : ループ1測�定入力レンジスパンの�0.5 %�加熱冷却制御 : 0.5 %

オンオフ制御時 : ループ1測定入力レンジスパンの�0.0~100.0 %�加熱冷却制御時 : 0.0~100.0 %

REVERSE(0) : 逆動作, DIRECT(1) : 正動作� REVERSE(0)

偏差�(PV-SP)�

+�ー�

100 %

0 %

正動作�逆動作�

制御出力�

オン/オフ動作点�(目標設定値)�

ヒステリシス�

測定値�

出力�

オン�

オフ�

お客様�

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<目次> <5. パラメータ> 5-9

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

パラメータ記号�

設定値�

パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

冷却側比例帯�

冷却側積分時間�

冷却側微分時間�

冷却側オンオフ制御の�ヒステリシス�

不感帯�

プリセット出力値�加熱側プリセット出力値 �(加熱冷却制御時)

冷却側プリセット出力値�

1.Pc1.Ic1.Dc1.Hc1.DB

1.PO

1.Oc

ループ1測定入力レンジの0.0~999.9 % (0.0で冷却側�オン/オフ制御となる)

5.0 %

OFF(0), 1~6000 秒� 240 秒�

60 秒�OFF(0), 1~6000 秒�

0.0~100.0 %

-加熱冷却制御の場合-�プラス設定のとき, 加熱出力と冷却出力を共に出さない領域があります。�マイナス設定のとき, 加熱出力と冷却出力を共に出す領域があります。�“0”設定のとき, 加熱出力または冷却出力を出す。�  加熱冷却制御時 : -100.0~50.0 %

3.0 %

0.5 %

運転停止時,固定制御出力値を出力できます。�加熱冷却制御時 : 加熱側 0.0~105.0 %�  -5.0~105.0 %

0.0 %

運転停止時,冷却側固定制御出力値を出力できます。�  0.0~105.0 %

0.0 %��

お客様�

下表は,PIDパラメータを2組以上使用する場合,設定値記録用としてご使用ください。

パラメータ�n.SPn.A1n.A2n.A3n.A4n.Pn.In.Dn.OHn.OLn.MRn.Hn.DRn.Pcn.Icn.Dcn.Hcn.DBn.POn.Oc

n=2 n=3 n=4 n=5 n=6 n=7 n=8

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5-10<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

以下のパラメータは,ループ1のパラメータとなります。

●折線1パラメータ

[表示位置] メインメニュー : PYS1

○ 折線バイアス(工場出荷時)

折線入力�

実際の入力�

折線バイアス�

補正値�(実際の入力+折線バイアス)

折�線�出�力�

1.a1 1.a2 1.a3 1.a4 1.a5 1.a61.a71.a8

1.b3 1.b4

1.b5

1.b6

ループ1測定入力レンジの-66.7~105.0%

ループ1測定入力レンジスパンの-66.7~105.0%

○ 折線近似

ループ1測定入力レンジの-66.7~105.0%

ループ1測定入力レンジの-66.7~105.0%

1.b1

1.a1 1.a2 1.a3 1.a4 1.a11

1.a5~1.a11は,�1.a4と同じにする�

1.b2

1.b3

1.b4

1.b5~1.b11は,�1.b4と同じにする�

折線入力�

折線出力�

実際の測定入力範囲�

折線近似を�施した後の�測定入力範囲�

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<目次> <5. パラメータ> 5-11

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

折線 1 入力 1 ループ1測定入力レンジの-66.7~105.0 % ループ1測定入力レンジの0.0 %

折線 1 出力 1 ループ1測定入力レンジスパンの�-66.7~105.0 %�折線近似のとき, ループ1測定入力レンジの�-66.7~105.0 %

ループ1測定入力レンジスパンの�0.0 %�折線近似のとき, ループ1測定入力�レンジの0.0 %

お客様�

設定値�

1.b11.a1

折線 1 入力 2 ループ1測定入力レンジの-66.7~105.0 % ループ1測定入力レンジの0.0 %

折線 1 出力 2 ループ1測定入力レンジスパンの�-66.7~105.0 %�折線近似のとき, ループ1測定入力レンジの�-66.7~105.0 %

ループ1測定入力レンジスパンの�0.0 %�折線近似のとき, ループ1測定入力�レンジの0.0 %

1.b21.a2

折線 1 入力 3 ループ1測定入力レンジの-66.7~105.0 % ループ1測定入力レンジの0.0 %1.a3

折線 1 入力 4 ループ1測定入力レンジの-66.7~105.0 % ループ1測定入力レンジの0.0 %

折線 1 出力 4 ループ1測定入力レンジスパンの�-66.7~105.0 %�折線近似のとき, ループ1測定入力レンジの�-66.7~105.0 %

ループ1測定入力レンジスパンの�0.0 %�折線近似のとき, ループ1測定入力�レンジの0.0 %

折線 1 入力 5 ループ1測定入力レンジの-66.7~105.0 % ループ1測定入力レンジの0.0 %

折線 1 出力 5 ループ1測定入力レンジスパンの�-66.7~105.0 %�折線近似のとき, ループ1測定入力レンジの�-66.7~105.0 %

ループ1測定入力レンジスパンの�0.0 %�折線近似のとき, ループ1測定入力�レンジの0.0 %

折線 1 入力 6 ループ1測定入力レンジの-66.7~105.0 % ループ1測定入力レンジの0.0 %

折線 1 出力 6 ループ1測定入力レンジスパンの�-66.7~105.0 %�折線近似のとき, ループ1測定入力レンジの�-66.7~105.0 %

ループ1測定入力レンジスパンの�0.0 %�折線近似のとき, ループ1測定入力�レンジの0.0 %

折線 1 入力 7 ループ1測定入力レンジの-66.7~105.0 % ループ1測定入力レンジの0.0 %

折線 1 出力 7 ループ1測定入力レンジスパンの�-66.7~105.0 %�折線近似のとき, ループ1測定入力レンジの�-66.7~105.0 %

ループ1測定入力レンジスパンの�0.0 %�折線近似のとき, ループ1測定入力�レンジの0.0 %

折線 1 入力 8 ループ1測定入力レンジの-66.7~105.0 % ループ1測定入力レンジの0.0 %

折線 1 出力 8 ループ1測定入力レンジスパンの�-66.7~105.0 %�折線近似のとき, ループ1測定入力レンジの�-66.7~105.0 %

ループ1測定入力レンジスパンの�0.0 %�折線近似のとき, ループ1測定入力�レンジの0.0 %

折線 1 入力 9 ループ1測定入力レンジの-66.7~105.0 % ループ1測定入力レンジの0.0 %

折線 1 出力 9 ループ1測定入力レンジスパンの�-66.7~105.0 %�折線近似のとき, ループ1測定入力レンジの�-66.7~105.0 %

ループ1測定入力レンジスパンの�0.0 %�折線近似のとき, ループ1測定入力�レンジの0.0 %

折線 1 入力 10 ループ1測定入力レンジの-66.7~105.0 % ループ1測定入力レンジの0.0 %

折線 1 出力 10 ループ1測定入力レンジスパンの�-66.7~105.0 %�折線近似のとき, ループ1測定入力レンジの�-66.7~105.0 %

ループ1測定入力レンジスパンの�0.0 %�折線近似のとき, ループ1測定入力�レンジの0.0 %

折線 1 入力 11 ループ1測定入力レンジの-66.7~105.0 % ループ1測定入力レンジの0.0 %

折線 1 出力 11 ループ1測定入力レンジスパンの�-66.7~105.0 %�折線近似のとき, ループ1測定入力レンジの�-66.7~105.0 %

ループ1測定入力レンジスパンの�0.0 %�折線近似のとき, ループ1測定入力�レンジの0.0 %

折線 1 モード� 0 : 折線バイアス�1 : 折線近似�

0

1.a41.b4

1.a51.b5

1.a61.b6

1.a71.b7

1.a81.b8

1.a91.b9

1.a101.b10

1.a111.b11

1.PMD

折線 1 出力 3 ループ1測定入力レンジスパンの�-66.7~105.0 %�折線近似のとき, ループ1測定入力レンジの�-66.7~105.0 %

ループ1測定入力レンジスパンの�0.0 %�折線近似のとき, ループ1測定入力�レンジの0.0 %

1.b3

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5-12<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

以下のパラメータは,ループ2のパラメータとなります。

●運転関連パラメータ

[表示位置] メインメニュー : LP2,サブメニュー : PAR

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値� お客様�

設定値�オートチューニング� OFF(0), �

1 : 1.SPに対するオートチューニング�2 : 2.SPに対するオートチューニング�3 : 3.SPに対するオートチューニング�4 : 4.SPに対するオートチューニング�5~8 : 1~4と同様にグループ別に実行�9 : 1~8グループすべてに対して自動的に実行。��

OFF(0)

「スーパー」機能� OFF(0)

測定入力フィルタ� 測定入力値がふらつくようなとき使用します。�  OFF(0) : 機能しない�  1~120 秒��

OFF(0)

測定入力バイアス� 測定入力値を補正するとき使用します。�  ループ2測定入力レンジスパンの-100.0~100.0 %

ループ2測定入�力レンジスパン�の0.0 %

設定値上昇勾配�

設定値下降勾配�

目標設定値の急変を防ぐときに使用します。�勾配設定機能が働くのは次の場合です。�(1)目標設定値を変更したとき。(例:1.SPを100℃から150℃に変更)�(2)目標設定値番号(SPNO)を切替えたとき。(例:1.SPから2.SPに切替え)�(3)電源を投入したときまたは停電復帰のとき。�(4)手動運転から自動運転へ切替えたとき。� �1時間または1分間あたりの上昇/下降勾配を設定します。�時間単位は勾配時間単位(TMU)で設定します。�

  OFF(0) : 機能しない�ループ2測定入力レンジスパンの0.0%+1digit~ループ2測定入�力レンジスパンの100.0 %

OFF(0)

OFF(0)

比率設定� 目標設定値 = リモート入力値×比率設定値+リモートバイアス値�  0.001~9.999��

1.000

リモート入力バイアス�

リモート入力フィルタ�

リモート入力値を補正するとき使用します。�  ループ2測定入力レンジスパンの-100.0~100.0 %

ループ2測定入�力レンジスパン�の0.0 %

ループ2測定入�力レンジスパン�の1.0 %

リモート入力値がふらつくようなとき使用します。�  OFF(0) : 機能しない�  1~120 秒��

OFF(0)

オン/オフ率検出幅�

オン/オフ率上限�

オン/オフ率下限�

ループ2測定入力レンジスパンの0.0~100.0 %

ORL + 1digit ~ 105.0 % 100.0 %

-5.0 % ~ ORH - 1digit 0.0 %

AT

SC

FL

BS

UPRDNR

RTRBS

RFL

ORB

ORHORL

昇温時間 2分�

温度差�140℃�

2.SP=640℃�

1.SP=500℃�

70℃/分�昇温変化率�=140/2=70�(℃/分)�

1.SP 2.SP

1.SPから�2.SPへの切替�

OFF(0) : 機能なし�1 : 「オーバーシュート」抑制機能� 外乱などによるオーバーシュートを抑制します。�2 : 「ハンチング」抑制機能(安定性重視モード)� 安定性が優れています。応答性重視モードに比べて,広い�特性変化に対応します。�

3 : 「ハンチング」抑制機能(応答性重視モード)� 変更した目標設定値に対する測定値の追従/収束時間が早�いモードです。�

注意 : 「SC=2と3」は,必ずPID制御,PI制御で使用してくだ�さい。�以下の場合は機能しません。�1) オンオフ制御�2) P制御(比例帯のみの制御)�3) PD制御(比例帯と微分項のみの制御)�4) 加熱冷却制御�

応答の早い制御(流量,圧力)では使用しないでください。�

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<目次> <5. パラメータ> 5-13

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

以下のパラメータは,ループ2のパラメータとなります。

●SP・警報・PID関連パラメータ

[表示位置] メインメニュー : LP2,サブメニュー : 1.PID

以下のパラメータは,目標設定値 1(1.SP)に対応するパラメータです。

1.P 比例帯�加熱側比例帯 (加熱冷却�制御時)

ループ2測定入力レンジの0.1~999.9 %�加熱冷却制御時 : 0.0~999.9 % (0.0で加熱側オン/オフ�制御となる)

5.0 %

目標設定値 1

警報 1 設定値�

警報 2 設定値�

ループ2測定入力レンジの0.0~100.0 %�ただし,設定値リミット下限値(SPL)~上限値(SPH)�の範囲内。�

ループ2測定入力レンジの�0.0 %

測定値上限 / 設定値上�限警報 : 測定入力レンジ�の100.0 %�偏差警報 : 測定入力レンジ�スパンの0.0 %�その他測定値 / 設定値下限�警報 : 測定入力レンジの0.0 %�出力値上限警報 : 100.0 %�出力値下限警報 : 0.0 %

目標設定値1(1.SP)に対し, 警報1(1.A1)~警報4(1.A4)�を設定できます。�目標設定値2から8に対しても, それぞれ警報を4つ設�定できます。�測定値警報 / 設定値警報 : 測定入力レンジの�-100.0~100.0 %�偏差警報 : 測定入力レンジスパンの-100.0~100.0 %�出力値警報 : -5.0~105.0 %�タイマ警報(警報1のみ) : 0.00~99.59 (時.分)または�(分.秒)

1.SP

1.A1

1.A2

パラメータ記号�

設定値�

パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

警報 3 設定値�

警報 4 設定値�

1.A3

1.A4

積分時間�加熱側積分時間 (加熱冷�却制御時)

微分時間�加熱側微分時間 (加熱冷�却制御時)

出力リミット上限値�加熱側出力リミット上�限値 (加熱冷却制御時)

出力リミット下限値�冷却側出力リミット上�限値 (加熱冷却制御時)

マニュアルリセット�

オンオフ制御のヒステ�リシス�加熱側オンオフ制御の�ヒステリシス (加熱冷却�制御時)

1.I

1.D

1.OH

1.OL

1.MR

1.H

正逆動作切替�1.DR

OFF(0), 1~6000 秒�

OFF(0), 1~6000 秒�

240 秒�

60 秒�

�-5.0~105.0 %�加熱冷却制御時加熱側リミッタ : 0.0~105.0 % �(1.OL<1.OH)

100.0 %�加熱冷却制御 : 100.0 %

0.0 %�加熱冷却制御 : 100.0 %

�-5.0~105.0 %�加熱冷却制御時冷却側リミッタ : 0.0~105.0 %�(1.OL<1.OH)�SD(シャットダウン) : 4-20mA制御出力で手動操作時に働�きます。出力は0mAとなります。�-5.0~105.0 % (積分時間"1.I"がOFFの場合に有効)�マニュアルリセット値はPV=SPのときの出力値となります。�例えば, マニュアルリセット値50%のとき, PV=SPになると�出力値は50%となります。�

50.0 %

オンオフ制御を行っているとき, 目標設定値にヒステ�リシスを設定できます。�

オンオフ制御 : ループ2�測定入力レンジスパンの�0.5 %�加熱冷却制御 : 0.5 %

オンオフ制御時 : ループ2測定入力レンジスパンの�0.0~100.0 %�加熱冷却制御時 : 0.0~100.0 %

REVERSE(0): 逆動作, DIRECT(1): 正動作� REVERSE(0)

偏差�(PV-SP)�

+�ー�

100 %

0 %

正動作�逆動作�

制御出力�

オン/オフ動作点�(目標設定値)�

ヒステリシス�

測定値�

出力�

オン�

オフ�

お客様�

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5-14<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

パラメータ記号�

設定値�

パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

冷却側比例帯�

冷却側積分時間�

冷却側微分時間�

冷却側オンオフ制御の�ヒステリシス�

不感帯�

プリセット出力値�加熱側プリセット出力値 �(加熱冷却制御時)

冷却側プリセット出力値�

1.Pc1.Ic1.Dc1.Hc1.DB

1.PO

1.Oc

ループ2測定入力レンジの0.0~999.9 % (0.0で冷却側�オン/オフ制御となる)

5.0 %

OFF(0), 1~6000 秒� 240 秒�

60 秒�OFF(0), 1~6000 秒�

0.0~100.0 %

-加熱冷却制御の場合-�プラス設定のとき, 加熱出力と冷却出力を共に出さない領域があります。�マイナス設定のとき, 加熱出力と冷却出力を共に出す領域があります。�“0”設定のとき, 加熱出力または冷却出力を出す。�  加熱冷却制御時 : -100.0~50.0 %

3.0 %

0.5 %

運転停止時,固定制御出力値を出力できます。�加熱冷却制御時 : 加熱側 0.0~105.0 %�  -5.0~105.0 %

0.0 %

運転停止時,冷却側固定制御出力値を出力できます。�  0.0~105.0 %

0.0 %��

お客様�

下表は,PIDパラメータを2組以上使用する場合,設定値記録用としてご使用ください。

パラメータ�n.SPn.A1n.A2n.A3n.A4n.Pn.In.Dn.OHn.OLn.MRn.Hn.DRn.Pcn.Icn.Dcn.Hcn.DBn.POn.Oc

n=2 n=3 n=4 n=5 n=6 n=7 n=8

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<目次> <5. パラメータ> 5-15

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

以下のパラメータは,ループ2のパラメータとなります。

●折線2パラメータ

[表示位置] メインメニュー : PYS2

○ 折線バイアス(工場出荷時)

折線入力�

実際の入力�

折線バイアス�

補正値�(実際の入力+折線バイアス)

折�線�出�力�

2.a1 2.a2 2.a3 2.a4 2.a5 2.a62.a72.a8

2.b3 2.b4

2.b5

2.b6

ループ2測定入力レンジの-66.7~105.0%

ループ2測定入力レンジスパンの-66.7~105.0%

○ 折線近似

ループ2測定入力レンジの-66.7~105.0%

ループ2測定入力レンジの-66.7~105.0%

2.b1

2.a1 2.a2 2.a3 2.a4 2.a11

2.a5~2.a11は,�2.a4と同じにする�

2.b2

2.b3

2.b4

2.b5~2.b11は,�2.b4と同じにする�

折線入力�

折線出力�

実際の測定入力範囲�

折線近似を�施した後の�測定入力範囲�

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5-16<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

折線 2 入力 1 ループ2測定入力レンジの-66.7~105.0 % ループ2測定入力レンジの0.0 %

折線 2 出力 1 ループ2測定入力レンジスパンの�-66.7~105.0 %�折線近似のとき, ループ2測定入力レンジの�-66.7~105.0 %

ループ2測定入力レンジスパンの�0.0 %�折線近似のとき, ループ2測定入力�レンジの0.0 %

お客様�

設定値�

2.b12.a1

折線 2 入力 2 ループ2測定入力レンジの-66.7~105.0 % ループ2測定入力レンジの0.0 %

折線 2 出力 2 ループ2測定入力レンジスパンの�-66.7~105.0 %�折線近似のとき, ループ2測定入力レンジの�-66.7~105.0 %

ループ2測定入力レンジスパンの�0.0 %�折線近似のとき, ループ2測定入力�レンジの0.0 %

2.b22.a2

折線 2 入力 3 ループ2測定入力レンジの-66.7~105.0 % ループ2測定入力レンジの0.0 %2.a3

折線 2 入力 4 ループ2測定入力レンジの-66.7~105.0 % ループ2測定入力レンジの0.0 %

折線 2 出力 4 ループ2測定入力レンジスパンの�-66.7~105.0 %�折線近似のとき, ループ2測定入力レンジの�-66.7~105.0 %

ループ2測定入力レンジスパンの�0.0 %�折線近似のとき, ループ2測定入力�レンジの0.0 %

折線 2 入力 5 ループ2測定入力レンジの-66.7~105.0 % ループ2測定入力レンジの0.0 %

折線 2 出力 5 ループ2測定入力レンジスパンの�-66.7~105.0 %�折線近似のとき, ループ2測定入力レンジの�-66.7~105.0 %

ループ2測定入力レンジスパンの�0.0 %�折線近似のとき, ループ2測定入力�レンジの0.0 %

折線 2 入力 6 ループ2測定入力レンジの-66.7~105.0 % ループ2測定入力レンジの0.0 %

折線 2 出力 6 ループ2測定入力レンジスパンの�-66.7~105.0 %�折線近似のとき, ループ2測定入力レンジの�-66.7~105.0 %

ループ2測定入力レンジスパンの�0.0 %�折線近似のとき, ループ2測定入力�レンジの0.0 %

折線 2 入力 7 ループ2測定入力レンジの-66.7~105.0 % ループ2測定入力レンジの0.0 %

折線 2 出力 7 ループ2測定入力レンジスパンの�-66.7~105.0 %�折線近似のとき, ループ2測定入力レンジの�-66.7~105.0 %

ループ2測定入力レンジスパンの�0.0 %�折線近似のとき, ループ2測定入力�レンジの0.0 %

折線 2 入力 8 ループ2測定入力レンジの-66.7~105.0 % ループ2測定入力レンジの0.0 %

折線 2 出力 8 ループ2測定入力レンジスパンの�-66.7~105.0 %�折線近似のとき, ループ2測定入力レンジの�-66.7~105.0 %

ループ2測定入力レンジスパンの�0.0 %�折線近似のとき, ループ2測定入力�レンジの0.0 %

折線 2 入力 9 ループ2測定入力レンジの-66.7~105.0 % ループ2測定入力レンジの0.0 %

折線 2 出力 9 ループ2測定入力レンジスパンの�-66.7~105.0 %�折線近似のとき, ループ2測定入力レンジの�-66.7~105.0 %

ループ2測定入力レンジスパンの�0.0 %�折線近似のとき, ループ2測定入力�レンジの0.0 %

折線 2 入力 10 ループ2測定入力レンジの-66.7~105.0 % ループ2測定入力レンジの0.0 %

折線 2 出力 10 ループ2測定入力レンジスパンの�-66.7~105.0 %�折線近似のとき, ループ2測定入力レンジの�-66.7~105.0 %

ループ2測定入力レンジスパンの�0.0 %�折線近似のとき, ループ2測定入力�レンジの0.0 %

折線 2 入力 11 ループ2測定入力レンジの-66.7~105.0 % ループ2測定入力レンジの0.0 %

折線 2 出力 11 ループ2測定入力レンジスパンの�-66.7~105.0 %�折線近似のとき, ループ2測定入力レンジの�-66.7~105.0 %

ループ2測定入力レンジスパンの�0.0 %�折線近似のとき, ループ2測定入力�レンジの0.0 %

折線 2 モード� 0 : 折線バイアス�1 : 折線近似�

0

2.a42.b4

2.a52.b5

2.a62.b6

2.a72.b7

2.a82.b8

2.a92.b9

2.a102.b10

2.a112.b11

2.PMD

折線 2 出力 3 ループ2測定入力レンジスパンの�-66.7~105.0 %�折線近似のとき, ループ2測定入力レンジの�-66.7~105.0 %

ループ2測定入力レンジスパンの�0.0 %�折線近似のとき, ループ2測定入力�レンジの0.0 %

2.b3

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<目次> <5. パラメータ> 5-17

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

■セットアップパラメータ以下のパラメータは,ループ1のパラメータとなります。

●目標設定値関連パラメータ

[表示位置] メインメニュー : LOOP1,サブメニュー : SP

パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

リモート入力選択�

SPトラッキング選択�

PVトラッキング選択�

RSP(0) : リモート入力(端子)経由のリモート設定値を使用します。�COM(1) : 通信経由のリモート設定値を使用します。�ループ1とループ2で共通です。��

RSP(0)

リモートからローカルに切替わるときトラッキングします。�(ローカル設定値がリモート設定値に追従)�  OFF(0) : 機能しない�  ON(1) : 機能する�

ON(1)

設定値を測定値に追従させ,予め設定した変化率で元の設定値�に自動的に戻します。�設定値上昇勾配(UPR)と設定値下降勾配(DNR)と組合わせて使�用します。�-動作条件-�(1)手動運転→自動運転,(2)運転停止→自動運転開始,(3)電源投入�(4)SP番号変更�  OFF(0) : 機能しない�  ON(1) : 機能する�

OFF(0)

勾配時間単位� 設定値上昇勾配(UPR)と設定値下降勾配(DNR)の時間単位を設�定します。�  HOUR(0) : 「1時間あたり」を示します。�  MIN(1) : 「1分間あたり」を示します。�

HOUR(0)

設定値リミット上限値�

設定値リミット下限値�

ループ1測定�入力レンジの�100.0 %

ループ1測定�入力レンジの�0.0 %

目標設定値(1.SP~8.SP)の変更に制限をかけます。�  ループ1測定入力レンジの0.0~100.0 %�  但しSPL<SPH

お客様�

設定値�

パラメータ記号�

RMS

SPT

PVT

TMU

SPH

SPL

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5-18<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

以下のパラメータは,ループ1のパラメータとなります。

●警報関連パラメータ

[表示位置] メインメニュー : LOOP1,サブメニュー : ALM

警報 1 種類�

警報 2 種類�

警報 3 種類�

警報 4 種類�

全ての目標設定値で共通の警報種類となります。�OFF(0), 1~31�(下記と同様)

1

2

1

2

全ての目標設定値で共通の警報種類となります。�OFF(0), 1~20, 25~31�1 : 測定値上限(励磁,待機動作なし)�2 : 測定値下限(励磁, 待機動作なし)�3 : 偏差上限(励磁,待機動作なし)�4 : 偏差下限(励磁,待機動作なし)�5 : 偏差上限(非励磁,待機動作なし)�6 : 偏差下限(非励磁,待機動作なし)�その他の警報種類については,「2.7 ループ1の警報種類を�変更する」を参照�

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値� お客様�

設定値�

AL1

AL2

AL3

AL4

警報 1 ヒステリシス�

警報 2 ヒステリシス�

警報 3 ヒステリシス�

警報 4 ヒステリシス�

警報設定点に動作すきまを設定できます。�ヒステリシスを設定することによりリレーのチャタリングを防止できます。�

  ループ1測定入力レンジスパンの0.0~100.0 %�  出力値警報時 : 0.0~100.0%

ループ1測定�入力レンジス�パンの0.5 %�出力値警報 : �0.5 %

警報 1 ディレイタイマ�警報設定値に達してからディレイタイマ経過後に警報が出力さ�れます。�0.00~99.59 (分.秒), (警報 1 種類“AL1”が1~20または28~31�の場合に有効)��

0.00

警報 2 ディレイタイマ� 0.00~99.59 (分.秒), (警報 2 種類“AL2”が1~20または28~31�の場合に有効)��警報 3 ディレイタイマ� 0.00~99.59 (分.秒), (警報 3 種類“AL3”が1~20または28~31�の場合に有効)���0.00~99.59 (分.秒), (警報 4 種類“AL4”が1~20または28~31�の場合に有効)

警報 4 ディレイタイマ�

0  0 : 常に動作�  1 : 運転停止時動作しない�  2 : 運転停止または手動運転時動作しない�

警報モード�

▼�

オン/オフ動作点�(警報設定値)�

ヒステリシス�

測定値�

出力�

測定値上限警報の場合のヒステリシス�

オン�

オフ�

HY1

HY4

DY1

DY2DY3DY4AMD

HY2

HY3

時間�

ヒステリシス�

警報設定値�

警報出力�

ディレイタイマ�

PV

onoff

ディレイタイマ�

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<目次> <5. パラメータ> 5-19

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

以下のパラメータは,ループ1のパラメータとなります。

●制御動作関連パラメータ

[表示位置] メインメニュー : LOOP1,サブメニュー : CTL

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

出力変化率リミッタ�制御出力の変化率を制限できます。�  OFF(0) : 機能しない�  0.1~100.0% / 秒�

OFF(0)

お客様�

設定値�

OPR

AUTO(0)

PID制御モード� 0 : 追値制御(設定値変更時出力バンプ有り)�1 : 定値制御(設定値変更時出力バンプ無し)�圧力や流量を制御する場合は, “定値制御”を選択してください。�

0

アンチリセットワ�インドアップ(過積�分抑制機能)

制御出力が100%または0%にはりつくようなとき, 使用します。�設定値が大きいほどPID演算(積分演算)を早く停止します。�  AUTO(0), 50.0~200.0 %

MOD

ARゾーンPID選択� SP選択のとき, 目標設定値ごとのPID定数を選択します。�

ゾーンPIDのとき, リファレンスポイントで設定した温度範囲に�より自動的にPID定数を選択します。�(ループ1とループ2で共通です。)�  0 : SP選択�  1 : ゾーンPID

0

リスタートモード�

リスタートタイマ�

2秒以上の停電が起きたとき, 調節計の復帰状態を決めることが�できます。�  CONT(0) : 停電前の動作を継続します。�  MAN(1) : 手動運転状態から開始します。�  AUTO(2) : 停電前の動作を継続して自動運転します。�(ループ1とループ2で共通です。)

CONT(0)

調節計が電源オン後,演算を開始する時間を設定できます。�  0~10 秒�(ループ1とループ2で共通です。)

0 秒�

PID組数� SP・警報・PIDパラメータの表示組数を決定します。�  1 : 1組表示します。 2 : 2組表示します。�  3 : 3組表示します。 4 : 4組表示します。�  5~8 : 設定した数のパラメータ組を表示します。�

8

ゾーンPID�リファレンスポイント 1

ゾーンPID�リファレンスポイント 2

ゾーンPID�リファレンスポイント 3

ゾーンPID�リファレンスポイント 4

ゾーンPID�リファレンスポイント 5��

ゾーンPID�リファレンスポイント 6

温度帯によりPID定数を切替えるポイントを設定します。最大�6つまで設定できます。温度帯は最大7ゾーンまでです。�ゾーンPID選択(ZON)を“1”に設定します。�ループ1測定入力レンジの0.0~100.0 %�但し1.RP≦2.RP≦3.RP≦4.RP≦5.RP≦6.RP� �

以下の例は,リファレンスポイント1と2を設定し,3つのゾーン�を設けPID定数を自動的に切替えます。�最大7ゾーンまで設定可能�

ループ1測定入�力レンジの�100.0 %

ZON

R.MD

R.TM

GRP

1.RP

2.RP

3.RP

4.RP

5.RP

6.RP時間�

ループ1測定入力レンジ�最大値�RH1

リファレンスポイント 2�2.RP

ループ1測定入力レンジ�最小値�RL1

リファレンスポイント 1�1.RP

ゾーン3�3組目のPID定数で運転�

ゾーン2�2組目のPID定数で運転�

ゾーン1�1組目のPID定数で運転�

測定入力値�

設定値�

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5-20<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値� お客様�

設定値�ゾーン切替のヒス�テリシス�

リファレンスポイントでの切替時, ヒステリシスを設定できます。�ループ1測定入力レンジスパンの0.0~10.0 %

ループ1測定入�力レンジスパン�の0.5 %

リファレンス偏差� 目標設定値との偏差によりPIDを選択するとき使用します。�偏差を外れたとき, PID組数(GRP)で設定した数値のPID組を使用�します。� �

下図の例は,リファレンスポイントを設定しないで, リファレンス偏差の�みを設定したものです。選択するPID組は, 次の通りです。�(1)の領域は, 偏差範囲内ですので, 1組目のPIDパラメータが使用されます。�(2)の領域は, 偏差範囲外ですので, PID組数(GRP)で設定した番号のPID�パラメータが使用されます。�

  OFF(0) : 機能しない�  ループ1測定入力レンジスパンの0.0~100.0 %

OFF(0)

RHY

RDV

リファレンス偏差(RDV)

ループ1測定入力レンジ�最大値(RH1)

ループ1測定入力レンジ�最小値(RL1)

目標設定値�

測定入力値�

リファレンス偏差(RDV)

(1)

(2)

(2)

(1)

(1)

(2)

勾配を設けて目標値を�変化させています。�

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<目次> <5. パラメータ> 5-21

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

以下のパラメータは,ループ2のパラメータとなります。

●目標設定値関連パラメータ

[表示位置] メインメニュー : LOOP2,サブメニュー : SP

パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

SPトラッキング選択�

PVトラッキング選択�

リモートからローカルに切替わるときトラッキングします。�(ローカル設定値がリモート設定値に追従)�  OFF(0) : 機能しない�  ON(1) : 機能する�

ON(1)

設定値を測定値に追従させ,予め設定した変化率で元の設定値�に自動的に戻します。�設定値上昇勾配(UPR)と設定値下降勾配(DNR)と組合わせて使�用します。�-動作条件-�(1)手動運転→自動運転,(2)運転停止→自動運転開始,(3)電源投入�(4)SP番号変更�  OFF(0) : 機能しない�  ON(1) : 機能する�

OFF(0)

勾配時間単位� 設定値上昇勾配(UPR)と設定値下降勾配(DNR)の時間単位を設�定します。�  HOUR(0) : 「1時間あたり」を示します。�  MIN(1) : 「1分間あたり」を示します。�

HOUR(0)

設定値リミット上限値�

設定値リミット下限値�

ループ2測定�入力レンジの�100.0 %

ループ2測定�入力レンジの�0.0 %

目標設定値(1.SP~8.SP)の変更に制限をかけます。�  ループ2測定入力レンジの0.0~100.0 %�  但しSPL<SPH

お客様�

設定値�

パラメータ記号�

SPT

PVT

TMU

SPH

SPL

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5-22<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

以下のパラメータは,ループ2のパラメータとなります。

●警報関連パラメータ

[表示位置] メインメニュー : LOOP2,サブメニュー : ALM

警報 1 種類�

警報 2 種類�

警報 3 種類�

警報 4 種類�

全ての目標設定値で共通の警報種類となります。�OFF(0), 1~31�(下記と同様)

1

2

1

2

全ての目標設定値で共通の警報種類となります。�OFF(0), 1~20, 25~31�1 : 測定値上限(励磁,待機動作なし)�2 : 測定値下限(励磁, 待機動作なし)�3 : 偏差上限(励磁,待機動作なし)�4 : 偏差下限(励磁,待機動作なし)�5 : 偏差上限(非励磁,待機動作なし)�6 : 偏差下限(非励磁,待機動作なし)�その他の警報種類については,「2.8 ループ2の警報種類を�変更する」を参照�

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値� お客様�

設定値�

AL1

AL2

AL3

AL4

警報 1 ヒステリシス�

警報 2 ヒステリシス�

警報 3 ヒステリシス�

警報 4 ヒステリシス�

警報設定点に動作すきまを設定できます。�ヒステリシスを設定することによりリレーのチャタリングを防止できます。�

  ループ2測定入力レンジスパンの0.0~100.0 %�  出力値警報時 : 0.0~100.0%

ループ2測定�入力レンジ�スパンの�0.5 %�出力値警報 : �0.5 %

警報 1 ディレイタイマ�警報設定値に達してからディレイタイマ経過後に警報が出力さ�れます。�0.00~99.59 (分.秒), (警報 1 種類“AL1”が1~20または28~31�の場合に有効)��

0.00

警報 2 ディレイタイマ� 0.00~99.59 (分.秒), (警報 2 種類“AL2”が1~20または28~31�の場合に有効)��警報 3 ディレイタイマ� 0.00~99.59 (分.秒), (警報 3 種類“AL3”が1~20または28~31�の場合に有効)���0.00~99.59 (分.秒), (警報 4 種類“AL4”が1~20または28~31�の場合に有効)

警報 4 ディレイタイマ�

0  0 : 常に動作�  1 : 運転停止時動作しない�  2 : 運転停止または手動運転時動作しない�

警報モード�

▼�

オン/オフ動作点�(警報設定値)�

ヒステリシス�

測定値�

出力�

測定値上限警報の場合のヒステリシス�

オン�

オフ�

HY1

HY4

DY1

DY2DY3DY4AMD

HY2

HY3

時間�

ヒステリシス�

警報設定値�

警報出力�

ディレイタイマ�

PV

onoff

ディレイタイマ�

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<目次> <5. パラメータ> 5-23

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

以下のパラメータは,ループ2のパラメータとなります。

●制御動作関連パラメータ

[表示位置] メインメニュー : LOOP2,サブメニュー : CTL

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

出力変化率リミッタ�制御出力の変化率を制限できます。�  OFF(0) : 機能しない�  0.1~100.0% / 秒�

OFF(0)

お客様�

設定値�

OPR

AUTO(0)

PID制御モード� 0 : 追値制御(設定値変更時出力バンプ有り)�1 : 定値制御(設定値変更時出力バンプ無し)�圧力や流量を制御する場合は, “定値制御”を選択してください。�

0

アンチリセットワ�インドアップ(過積�分抑制機能)

制御出力が100%または0%にはりつくようなとき, 使用します。�設定値が大きいほどPID演算(積分演算)を早く停止します。�  AUTO(0), 50.0~200.0 %

MOD

ARPID組数� SP・警報・PIDパラメータの表示組数を決定します。�

  1 : 1組表示します。 2 : 2組表示します。�  3 : 3組表示します。 4 : 4組表示します。�  5~8 : 設定した数のパラメータ組を表示します。�

8GRP

ゾーン切替のヒス�テリシス�

リファレンスポイントでの切替時, ヒステリシスを設定できます。�ループ2測定入力レンジスパンの0.0~10.0 %

ループ2測定入�力レンジスパン�の0.5 %

リファレンス偏差� 目標設定値との偏差によりPIDを選択するとき使用します。�偏差を外れたとき, PID組数(GRP)で設定した数値のPID組を使用�します。� �

下図の例は,リファレンスポイントを設定しないで, リファレンス偏差の�みを設定したものです。選択するPID組は, 次の通りです。�(1)の領域は, 偏差範囲内ですので, 1組目のPIDパラメータが使用されます。�(2)の領域は, 偏差範囲外ですので, PID組数(GRP)で設定した番号のPID�パラメータが使用されます。�

  OFF(0) : 機能しない�  ループ2測定入力レンジスパンの0.0~100.0 %

OFF(0)

RHY

RDV

リファレンス偏差(RDV)

ループ2測定入力レンジ�最大値(RH2)

ループ2測定入力レンジ�最小値(RL2)

目標設定値�

測定入力値�

リファレンス偏差(RDV)

(1)

(2)

(2)

(1)

(1)

(2)

勾配を設けて目標値を�変化させています。�

ゾーンPID�リファレンスポイント 1

ゾーンPID�リファレンスポイント 2

ゾーンPID�リファレンスポイント 3

ゾーンPID�リファレンスポイント 4

ゾーンPID�リファレンスポイント 5��

ゾーンPID�リファレンスポイント 6

温度帯によりPID定数を切替えるポイントを設定します。最大�6つまで設定できます。温度帯は最大7ゾーンまでです。�ゾーンPID選択(ZON)を“1”に設定します。�ループ2測定入力レンジの0.0~100.0 %�但し1.RP≦2.RP≦3.RP≦4.RP≦5.RP≦6.RP� �

以下の例は,リファレンスポイント1と2を設定し,3つのゾーン�を設けPID定数を自動的に切替えます。�最大7ゾーンまで設定可能�

ループ2測定入�力レンジの�100.0 %

1.RP

2.RP

3.RP

4.RP

5.RP

6.RP時間�

ループ2測定入力レンジ�最大値�RH2

リファレンスポイント 2�2.RP

ループ2測定入力レンジ�最小値�RL2

リファレンスポイント 1�1.RP

ゾーン3�3組目のPID定数で運転�

ゾーン2�2組目のPID定数で運転�

ゾーン1�1組目のPID定数で運転�

測定入力値�

設定値�

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5-24<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

●アナログ入力演算パラメータ

[表示位置] メインメニュー : CMLP,サブメニュー : AIN

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

アナログ入力 2�バイアス�

予めループ2測定入力値を補正したい場合に使用します。�通常運転時は, 運転パラメータの測定入力バイアス(BS)を使用します。�  ループ2測定入力レンジスパンの-100.0~100.0 %

ループ2測定入�力レンジスパン�の0.0 %

アナログ入力 2 �フィルタ�

OFF(0) : 機能しない�1~120秒�

OFF(0)

お客様�

設定値�

A.BS2

A.FL2A.SR2

A.LC2A.BS3

A.FL3A.SR3A.LC3

アナログ入力 2�開平演算の有無�

ループ2測定入力値に開平演算を施します。�OFF(0) : 開平演算しない�ON(1) : 開平演算する�

OFF(0)

アナログ入力 2 �ローカット�

0.0~5.0 %�ローカット点以下は, 傾き“1”となります。�

1.0 %

アナログ入力 3�バイアス�

リモート入力値を補正したい場合に使用します。�  ループ1測定入力レンジスパンの-100.0~100.0 %

ループ1測定入�力レンジスパン�の0.0 %

アナログ入力 3 �フィルタ�

OFF(0) : 機能しない�1~120秒�

OFF(0)

アナログ入力 3 �開平演算の有無�

OFF(0) : 機能しない�ON(1) : 機能する�

OFF(0)

アナログ入力 3 �ローカット�

0.0~5.0 %�ローカット点以下は, 傾き“1”となります。�

1.0 %

アナログ入力 1�バイアス�

予めループ1測定入力値を補正したい場合に使用します。�通常運転時は, 運転パラメータの測定入力バイアス(BS)を使用します。�  ループ1測定入力レンジスパンの-100.0~100.0 %

ループ1測定入�力レンジスパン�の0.0 %

アナログ入力 1 �フィルタ�

OFF(0) : 機能しない�1~120秒�

OFF(0)

A.BS1

A.FL1A.SR1

A.LC1

アナログ入力 1�開平演算の有無�

ループ1測定入力値に開平演算を施します。�OFF(0) : 開平演算しない�ON(1) : 開平演算する�

OFF(0)

アナログ入力 1 �ローカット�

0.0~5.0 %�ローカット点以下は, 傾き“1”となります。�

1.0 %

●伝送出力パラメータ

[表示位置] メインメニュー : CMLP,サブメニュー : RET

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

伝送出力 1 種類� OFF(0) : 機能しない�1 : PV1, 2 : SP1, 3 : OUT1, 4 : LPSセンサ用供給電源(15V)�5 : PV2, 6 : SP2, 7 : OUT2�伝送出力1は, 常に - 端子から出力されます。� �加熱冷却制御を行っている場合, 設定値に“3”または“7”�を設定したとき, 加熱と冷却に振り分ける前の出力値が�伝送されます。�(0~50 % : 冷却側出力, 50~100 % : 加熱側出力)

1

伝送出力 1 スケール�最大値�

RET1=1, 2 : RTL1+1digit~測定入力レンジの100.0 % ループ1測定入力�レンジの100.0 %

お客様�

設定値�

RTH1

RET1

伝送出力 1 スケール�最小値�

RET1=1, 2 : 測定入力レンジの0.0 %~RTH1-1digit ループ1測定入力�レンジの0.0 %

伝送出力 2 種類� 伝送出力2は, 制御出力が電流または電圧パルス以外のとき�に使用できます。出力端子は - 端子です。�OFF(0) : 機能しない�1 : PV1, 2 : SP1, 3 : OUT1, 4 : LPSセンサ用供給電源(15V)�5 : PV2, 6 : SP2, 7 : OUT2� �加熱冷却制御を行っている場合, 設定値に“3”または“7”�を設定したとき, 加熱と冷却に振り分ける前の出力値が�伝送されます。�(0~50 % : 冷却側出力, 50~100 % : 加熱側出力)

OFF(0)

RTL1

伝送出力 2 スケール�最大値�

RET2=1, 2 : RTL2+1digit~測定入力レンジの100.0 %

伝送出力 2 スケール�最小値�

RET2=1, 2 : 測定入力レンジの0.0 %~RTH2-1digit

RTH2

RET2

RTL2

1716

1514

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<目次> <5. パラメータ> 5-25

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

●偏差トレンドパラメータ

[表示位置] メインメニュー : CMLP,サブメニュー : TRND

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

ループ 2 偏差表示幅� 計器前面の偏差モニタの偏差表示幅を変更できます。�  ループ2測定入力レンジスパンの0.0~100.0 %

ループ2測定入�力レンジスパン�の1.0 %

お客様�

設定値�

DVB2

ループ 2 偏差トレンド�画面トレンドスケール�

運転画面の偏差トレンド画面の偏差軸のスケールを変更できます。�  ループ2測定入力レンジスパンの0.1~100.0 %

ループ2測定入�力レンジスパン�の5.0 %

TSC2偏差トレンド画面トレ�ンドタイム�

運転画面の偏差トレンド画面の時間軸のスケールを変更できます。�  1~600 秒�

5 秒�TTM

ループ 1 偏差表示幅� 計器前面の偏差モニタの偏差表示幅を変更できます。�  ループ1測定入力レンジスパンの0.0~100.0 %

ループ1測定入�力レンジスパン�の1.0 %

DVB1

ループ 1 偏差トレンド�画面トレンドスケール�

運転画面の偏差トレンド画面の偏差軸のスケールを変更できます。�  ループ1測定入力レンジスパンの0.1~100.0 %

ループ1測定入�力レンジスパン�の5.0 %

TSC1

●セキュリティ関連パラメータ

[表示位置] メインメニュー : CMLP,サブメニュー : LOCK

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

計器前面のデータ設定�(▼,▲)キーロック�

OFF(0) : ロック解除�ON(1) : ロック�

OFF(0)��

計器前面のA/Mキー�ロック�

OFF(0) : ロック解除�ON(1) : ロック�

OFF(0)

お客様�

設定値�

A/M▼/▲

運転パラメータメイン�メニューのMODE画面�をロック�

OFF(0) : ロック解除�ON(1) : ロック�

OFF(0)

運転パラメータメインメ�ニューのLP1画面をロック�

OFF(0) : ロック解除�ON(1) : ロック�

OFF(0)LP1

MODE

運転パラメータサブメ�ニューのPID画面をロック�

OFF(0) : ロック解除�ON(1) : ロック�

パラメータは表示されますが, 2ループ制御では使用しません。�

OFF(0)

OFF(0)

PIDLP2

運転パラメータメイン�メニューのPYS1画面�をロック�

OFF(0) : ロック解除�ON(1) : ロック�

運転パラメータメインメ�ニューのLP2画面をロック�

OFF(0) : ロック解除�ON(1) : ロック�

運転パラメータメイン�メニューのPYS2画面�をロック�

OFF(0) : ロック解除�ON(1) : ロック�

OFF(0)

OFF(0)

PYS1USR

パスワード登録� 0 : パスワード未設定�1~30000

0PWD

PYS2

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5-26<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

●セレクト画面パラメータ - 便利な運転画面 -

[表示位置] メインメニュー : CONF,サブメニュー : CSEL

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

セレクト画面 1 への登録�OFF(0), 201~1023� �表示させたいパラメータを運転パラメータまたはセットアップ�パラメータの中から選択し,そのパラメータに付随する番号(Dレ�ジスタ番号)を登録します。� �例えば,C.S1に302を登録すると,運転画面で警報1設定値を変�更できるようになります。� �警報設定値パラメータを運転画面に登録する番号� 警報 1 設定値 : 302� 警報 2 設定値 : 303� 警報 3 設定値 : 304� 警報 4 設定値 : 305�いずれも目標設定値1(1.SP)に対応する警報設定値パラメータ� �目標設定値2(2.SP)に対応する警報設定値パラメータの登録番号�は, 1.SPに対応する警報設定値パラメータの登録番号に“25”を�加算した値を設定します。�目標設定値3(3.SP)に対応する警報設定値パラメータの登録番号�は, 2.SPに対応する警報設定値パラメータの登録番号に“25”を�加算した値を設定します。� �4.SPから8.SPについても, 上記と同様に1組前の登録番号に“25”�を加算した値を設定します。�

OFF(0)��

セレクト画面 2 への登録�

お客様�

設定値�

セレクト画面 3 への登録�

セレクト画面 4 への登録�

セレクト画面 5 への登録�

C.S1C.S2C.S3C.S4C.S5

●接点出力登録パラメータ

[表示位置] メインメニュー : CONF,サブメニュー : DO

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

DO1出力フラグ登録�(リレー)

下記の設定値は, 2ループ制御時のみの登録番号です。�5689 : 警報 1 出力 0 : 機能なし�5690 : 警報 2 出力�5691 : 警報 3 出力�5693 : 警報 4 出力��下記の設定値は, 加熱冷却制御の場合のみ使用できます。�1607 : 冷却側出力(ループ1)�1609 : 冷却側出力(ループ2)�1615 : 冷却側出力(ループ2)�1617 : 冷却側出力(ループ2)��1607と1609または1615と1617は同じ冷却出力値が出力され�ます。�

5689

1615

1607

DO2出力フラグ登録�(リレー)

お客様�

設定値�

DO3出力フラグ登録�(リレー)

DO1DO2DO3DO4DO5DO6DO7

1609

1617

5698

5699

DO4出力フラグ登録�(オープンコレクタ)

DO5出力フラグ登録�(オープンコレクタ)

DO6出力フラグ登録�(オープンコレクタ)

DO7出力フラグ登録�(オープンコレクタ)

パラメータR151~R258は通信付きの調節計のみ表示されます。使い方についてはCD-ROMをご覧ください。

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<目次> <5. パラメータ> 5-27

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

●接点入力登録パラメータ

[表示位置] メインメニュー : CONF,サブメニュー : DI

DI1

DI2

1.SP 2.SP 3.SP 4.SP

ON

ONOFF

OFF

ON

ON OFF

OFF

5.SP 6.SP 7.SP 8.SP

ON

ONOFF

OFF

ON

ON OFF

OFF

DI3

DI4

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

OFF

ON

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

ループ 1 自動/手動切替� 左記の機能の切替えをどの接点入力で行うかを設定します。��DI1 : 5161,DI2 : 5162,DI3 : 5163,DI4 : 5164,�DI5 : 5165,DI6 : 5166,DI7 : 5167�機能なし : 0��工場出荷時は,次の通りに割付けられています。�接点入力1(DI1)~接点入力4(DI4) : 目標設定値切替(下記)�接点入力5(DI5) : ループ1自動(ON)/手動(OFF)切替�接点入力6(DI6) : ループ2自動(ON)/手動(OFF)切替�接点入力7(DI7) : 運転停止(ON)/開始(OFF)切替��目標設定値切替�

接点入力が全てOFFのときは,直前の目標設定値を使用�します。�

5165

ループ 2 自動/手動切替� 5166

0

5167

0

0

0

ループ 1 リモート/ロー�カル切替�

0��

ループ 2 リモート/ロー�カル切替�

お客様�

設定値�

運転停止/開始切替�

カスケードモードへの�切替 (カスケード制御時)

自動モードへの切替 �(カスケード制御時)

A/M1A/M2R/L1R/L2S/RCASAUTOMAN 手動モードへの切替 �

(カスケード制御時)5161SP.0

SP.1SP.2SP.3

目標設定値番号指定時�のビット0

5162目標設定値番号指定時�のビット1

5163目標設定値番号指定時�のビット2

5164目標設定値番号指定時�のビット3

DP1DP2MG1

0運転画面の割込み表示1

0運転画面の割込み表示2

0メッセージ割込み表示1

MG2MG3MG4

0メッセージ割込み表示2

0メッセージ割込み表示3

0メッセージ割込み表示4

●UTモードパラメータ

[表示位置] メインメニュー : UTMD,サブメニュー : MD

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

調節計モード�(UTモード)

11 : 2ループ制御�他の調節計モードについては, ユーザーズマニュアル応用編�(CD-ROM版)をご覧下さい。�

1

測定入力サンプリ�ング周期設定�

200ms, 500ms 200ms

お客様�

設定値�

SMP

UTM

サンプリング周期�エラーカウンタ�(表示のみ)

0~30000 電源オン時0を�表示�SMEC

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5-28<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

●入力関連パラメータ

[表示位置] メインメニュー : UTMD,サブメニュー : IN

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値�

ループ1測定入力�種類(INPUT1端子)� - - 端子�

ループ1測定入力の種類をレンジコードで設定します。�  「2. 初期設定」の■計器入力レンジコードを参照�

OFF(0)

ループ1測定入力�単位�

ループ1測定入力の単位を設定します。�  %(0) : パーセント�  ℃(1) : 摂氏�  -(2) : 無単位�

お客様�

設定値�

IN1

ループ1測定入力�レンジ最大値�

測定入力レンジの範囲を設定します。(RL1<RH1)��-温度入力の場合-�実際に制御する温度範囲を設定します。�-電圧入力の場合-�電圧信号の範囲を設定します。�実際に制御するスケール値は, ループ1測定入力スケール最大�値(SH1)とループ1測定入力スケール最小値(SL1)で設定します。�

ループ1測定入力�種類による�

ループ1測定入力�種類による�

ループ1測定入力�種類による�UNI1

RH1ループ1測定入力�レンジ最小値�

ループ1測定入力�小数点位置�(電圧入力時表示)

電圧入力時のループ1測定入力小数点位置を設定します。�  0~4�0 : 小数点なし,1 : 小数点以下1桁,2~4 : 各桁位置�

ループ1測定入力�種類による�

ループ1測定入力�種類による�

ループ1測定入力�種類による�

RL1

ループ1測定入力�スケール最大値�(電圧入力時表示)

電圧入力時のループ1測定入力表示スケールを設定します。�  -19999~30000, 但しSL1<SH1,SH1-SL1<=30000

SDP1

SH1ループ1測定入力�スケール最小値�(電圧入力時表示)

ループ1測定入力�バーンアウト動作�選択�

ループ1測定入力断線時の測定値を決めることができます。�アップスケールを設定したとき, ループ1測定入力レンジの�105 %,ダウンスケールを設定したとき, ループ1測定入力レ�ンジの-5.0 %がループ1測定入力値となります。�  OFF(0) : オフ�  UP(1) : アップスケール�  DOWN(2) : ダウンスケール�

ループ1測定入力�種類による�

SL1

ループ1測定入力基�準接点補償の有無�

熱電対入力の入力補償を設定できます。�  OFF(0) : なし ON(1) : あり�

ON(1)

BSL1

RJC1

1311 12

ループ2測定入力�レンジ最大値�

測定入力レンジの範囲を設定します。(RL2<RH2)��-温度入力の場合-�実際に制御する温度範囲を設定します。�-電圧入力の場合-�電圧信号の範囲を設定します。�実際に制御するスケール値は, ループ2測定入力スケール最大�値(SH2)とループ2測定入力スケール最小値(SL2)で設定します。�

1370.0

-270.0

RH2ループ2測定入力�レンジ最小値�

ループ2測定入力�小数点位置�(電圧入力時表示)

電圧入力時の測定入力小数点位置を設定します。�  0~4�0 : 小数点なし,1 : 小数点以下1桁,2~4 : 各桁位置�

2

RL2

SDP2

ループ2測定入力�種類(INPUT2端子)� - - 端子�

ループ2測定入力の種類をレンジコードで設定します。�  「2. 初期設定」の■計器入力レンジコードを参照�

typeK1(1)

ループ2測定入力�単位�

ループ2測定入力の単位を設定します。�  %(0) : パーセント�  ℃(1) : 摂氏�  -(2) : 無単位�

IN2℃(1)UNI2

4341 42

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<目次> <5. パラメータ> 5-29

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値� お客様�

設定値�

リモート入力種類�(INPUT3端子)� - 端子�

リモート入力の種類をレンジコードで設定します。�  「2. 初期設定」の■計器入力レンジコードを参照�

1~5 V(41)

リモート入力単位� リモート入力の単位を設定します。�  %(0) : パーセント�  ℃(1) : 摂氏�  -(2) : 無単位�

%(0)

IN3

UNI3

リモート入力�レンジ最大値�

電圧信号の範囲を設定します。(RL3<RH3)��

5.000

1.000

RH3リモート入力�レンジ最小値�

リモート入力小数�点位置�

リモート入力小数点位置を設定します。�  0~4

ループ1測定入力�小数点位置と同じ�

ループ1測定入力�スケール最大値�

ループ1測定入力�スケール最小値�

RL3

リモート入力�スケール最大値�

リモート入力表示スケールを設定します。�  -19999~30000, 但しSL3<SH3,SH3-SL3<=30000

SDP3SH3

リモート入力�スケール最小値�SL3リモート入力�バーンアウト動作�選択�

リモート入力(統一信号)断線時の測定値を決めることができます。�アップスケールを設定したとき, リモート入力レンジの�105 %, ダウンスケールを設定したとき, リモート入力レンジ�の-5.0 %がリモート入力値となります。�  OFF(0) : オフ�  UP(1) : アップスケール�  DOWN(2) : ダウンスケール�

OFF(0)BSL3

21 22

100.00

0.00

ループ2測定入力�スケール最大値�(電圧入力時表示)

電圧入力時のループ2測定入力表示スケールを設定します。�  -19999~30000, 但しSL2<SH2,SH2-SL2<=30000SH2

ループ2測定入力�スケール最小値�(電圧入力時表示)

ループ2測定入力�バーンアウト動作�選択�

ループ2測定入力断線時の測定値を決めることができます。�アップスケールを設定したとき, ループ2測定入力レンジの�105 %, ダウンスケールを設定したとき, ループ2測定入力レ�ンジの-5.0 %がループ2測定入力値となります。�  OFF(0) : オフ�  UP(1) : アップスケール�  DOWN(2) : ダウンスケール�

OFF(0)

SL2

ループ2測定入力基�準接点補償の有無�

熱電対入力の入力補償を設定できます。�  OFF(0) : なし ON(1) : あり�

ON(1)

BSL2

RJC2

PV1単位�(ループ1)

PV1の単位を設定します。�  %(0) : パーセント�  ℃(1) : 摂氏�  -(2) : 無単位�

ループ1測定入力�単位と同じ�

PV1小数点位置�(ループ1)

通常は,ループ1測定入力小数点位置(SDP1)と同じにしま�す。�温度入力で小数点の表示位置を移動させたい場合,PV1小数点�位置(P.DP1)を使用します。�例えば,小数点1桁の温度表示を小数点なしの温度表示にし�たい場合,“P.DP1=0”とします。また,P.RH1とP.RL1を�再設定する必要があります。�  0~4

-�

P.UN1

P.DP1

PV1レンジ最大値�(ループ1)

通常は,ループ1測定入力レンジ最大値と最小値の範囲で使�用します。�  -19999~30000�  P.RL1<P.RH1. 但しP.RH1-P.RL1≦30000

ループ1測定入力�レンジ最大値また�はループ1測定入�力スケール最大値�

ループ1測定入力�レンジ最大値また�はループ1測定入�力スケール最小値�

P.RH1

PV1レンジ最小値�(ループ1)P.RL1

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5-30<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値� お客様�

設定値�PV2単位�(ループ2)��

PV2の単位を設定します。�  %(0) : パーセント�  ℃(1) : 摂氏�  -(2) : 無単位�

ループ2測定入力�単位と同じ�

PV2小数点位置�(ループ2)

通常は,ループ2測定入力小数点位置(SDP2)と同じにしま�す。�温度入力で小数点の表示位置を移動させたい場合,PV小数点�位置(P.DP2)を使用します。�例えば,小数点1桁の温度表示を小数点なしの温度表示にし�たい場合,“P.DP2=0”とします。また,P.RH2とP.RL2を�再設定する必要があります。�  0~4

-�

P.UN2

P.DP2

PV2レンジ最大値�(ループ2)

通常は,ループ2測定入力レンジ最大値と最小値の範囲で使�用します。�  -19999~30000�  P.RL2<P.RH2. 但しP.RH2-P.RL2≦30000

ループ2測定入力�レンジ最大値また�はループ2測定入�力スケール最大値�

ループ2測定入力�レンジ最大値また�はループ2測定入�力スケール最小値�

P.RH2

PV2レンジ最小値�(ループ2)P.RL2

●出力関連パラメータ

[表示位置] メインメニュー : UTMD,サブメニュー : OUT

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値� お客様�

設定値�ループ1制御出力種類� 0OT1 時間比例PIDリレー接点出力(端子 - - )

時間比例PID電圧パルス出力(端子 - )

電流出力(端子 - )

オンオフ制御リレー接点出力(端子 - - )

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

加熱側リレー出力(端子 - - )・冷却側リレー出力(端子 - )

加熱側パルス出力(端子 - )・冷却側リレー出力(端子 - )

加熱側電流出力(端子 - )・冷却側リレー出力(端子 - )

加熱側リレー出力(端子 - - )・冷却側トランジスタ出力(端子 - )

加熱側パルス出力(端子 - )・冷却側トランジスタ出力(端子 - )

加熱側電流出力(端子 - )・冷却側トランジスタ出力(端子 - )

加熱側リレー出力(端子 - - )・冷却側電流出力(端子 - )

加熱側パルス出力(端子 - )・冷却側電流出力(端子 - )

加熱側電流出力(端子 - )・冷却側電流出力(端子 - )

21 3

21 3

21 3 4 7

4 7

1716

1716

1716

4 71716

21 3 34 35

34 351716

34 351716

21 3 14 15

14 151716

14 151716

ループ2制御出力種類� 0OT2 時間比例PIDリレー接点出力(端子 - - )

時間比例PID電圧パルス出力(端子 - )

電流出力(端子 - )

オンオフ制御リレー接点出力(端子 - - )

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

加熱側リレー出力(端子 - - )・冷却側リレー出力(端子 - )

加熱側パルス出力(端子 - )・冷却側リレー出力(端子 - )

加熱側電流出力(端子 - )・冷却側リレー出力(端子 - )

加熱側リレー出力(端子 - - )・冷却側トランジスタ出力(端子 - )

加熱側パルス出力(端子 - )・冷却側トランジスタ出力(端子 - )

加熱側電流出力(端子 - )・冷却側トランジスタ出力(端子 - )

4948 50

4948 50

4948 50 5 7

5 7

4746

4746

4746

5 74746

4948 50 33 35

33 354746

33 354746

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<目次> <5. パラメータ> 5-31

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値� お客様�

設定値�

ループ2制御出力サイ�クルタイム�加熱冷却制御時は加�熱側制御出力サイク�ルタイム�

ループ2冷却側制御�出力サイクルタイム�

1~1000 秒� 30 秒�

1~1000 秒� 30 秒�

CT2

CTc2AO1AO2AO3A1HA1LA2HA2LA3HA3L

アナログ出力 1 種類�(OUTPUT1 - 端子)

アナログ出力 3 種類�(OUTPUT3 - 端子)

0

0

制御出力または伝送出力を以下の電流信号で出力できます。� 0 : 4~20mA� 1 : 0~20mA� 2 : 20~4mA� 3 : 20~0mA 0

アナログ出力-1�100%折れ点�

アナログ出力-2�100%折れ点�

アナログ出力-2�0%折れ点�

アナログ出力-3�100%折れ点�

アナログ出力-3�0%折れ点�

アナログ出力-1�0%折れ点�

100.0 %OUTPUT1 - 端子に出力させる0%と100%の折れ点を設定します。�下記の「■ スプリット演算を行う」をご覧ください。� -5.0~105.0 %

OUTPUT3 - 端子に出力させる0%と100%の折れ点を設定します。�下記の「■ スプリット演算を行う」をご覧ください。� -5.0~105.0 %

0.0 %

100.0 %

0.0 %

100.0 %

0.0 %

OUTPUT2 - 端子に出力させる0%と100%の折れ点を設定します。�下記の「■ スプリット演算を行う」をご覧ください。� -5.0~105.0 %

アナログ出力 2 種類�(OUTPUT2 - 端子)

オン�

オフ�

サイクルタイム�

オン�

オフ�

サイクルタイム�

サイクルタイム=10秒のときのリレーの動き�制御出力20%時� 制御出力50%時� 制御出力80%時�

10秒� 10秒� 10秒�

オン時間 2秒�オフ時間 8秒�

オン時間 5秒�オフ時間 5秒�

オン時間 8秒�オフ時間 2秒�

1716

1716

4746

4746

1514

1514

ループ1制御出力サイ�クルタイム�加熱冷却制御時は加�熱側制御出力サイク�ルタイム�

1~1000 秒� 30 秒�CT1オン�

オフ�

サイクルタイム�

オン�

オフ�

サイクルタイム�

サイクルタイム=10秒のときのリレーの動き�制御出力20%時� 制御出力50%時� 制御出力80%時�

10秒� 10秒� 10秒�

オン時間 2秒�オフ時間 8秒�

オン時間 5秒�オフ時間 5秒�

オン時間 8秒�オフ時間 2秒�

ループ1冷却側制御�出力サイクルタイム�

1~1000 秒� 30 秒�CTc1

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5-32<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

■スプリット演算を行う[ V特性出力 ]以下にアナログ出力1(16 -17端子)とアナログ出力3(14 -15端子)にV特性のスプリット演算出力を出す例を説明します。(1) 制御出力種類(OT1)の設定値に“2”を設定します。制御出力を電流出力にします。

(2) 伝送出力1(RET1)の設定値に“3”を設定します。伝送出力を制御出力伝送にします。

(3) アナログ出力-1 100%折れ点(A1H)に“100%”を設定します。(4) アナログ出力-1 0%折れ点(A1L)に“25%”を設定します。(5) アナログ出力-3 100%折れ点(A3H)に“0%”を設定します。(6) アナログ出力-3 0%折れ点(A3L)に“75%”を設定します。

下図はともに出力信号4~20mADCの例です。それぞれに出力信号を決められます。下記3つのパラメータで出力信号を決めます。アナログ出力1 : アナログ出力1種類(AO1)アナログ出力2 : アナログ出力2種類(AO2)アナログ出力3 : アナログ出力3種類(AO3)

0 5025 75 100 %

%mA

スプリット演算前の出力値�

演算後の出力値�

アナログ出力-1�100%折れ点�(A1H)

アナログ出力-1�0%折れ点(A1L)

アナログ出力-3�100%折れ点�(A3H)

アナログ出力-3�0%折れ点�(A3L)

アナログ出力3

25

0

50

75

10020

4

12

8

16

アナログ出力1

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<目次> <5. パラメータ> 5-33

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

[ 平行特性出力 ]以下にアナログ出力1( 16 -17端子)とアナログ出力3( 14 -15端子)に平行特性のスプリット演算出力を出す例を説明します。(1) 制御出力種類(OT1)の設定値に“2”を設定します。制御出力を電流出力にします。

(2) 伝送出力1(RET1)の設定値に“3”を設定します。伝送出力を制御出力伝送にします。

(3) アナログ出力-1 100%折れ点(A1H)に“100%”を設定します。(4) アナログ出力-1 0%折れ点(A1L)に“25%”を設定します。(5) アナログ出力-3 100%折れ点(A3H)に“75%”を設定します。(6) アナログ出力-3 0%折れ点(A3L)に“0%”を設定します。

下図はともに出力信号20~0mADCの例です。それぞれに出力信号を決められます。下記3つのパラメータで出力信号を決めます。アナログ出力1 : アナログ出力1種類(AO1)アナログ出力2 : アナログ出力2種類(AO2)アナログ出力3 : アナログ出力3種類(AO3)

0 5025 75 100

25

50

75

100

%

%0mA

20 0

10

15

5

スプリット演算前の出力値�

演算後の出力値�

アナログ出力-1�100%折れ点�(A1H)

アナログ出力-3�100%折れ点�

(A3H)

アナログ出力-3�0%折れ点(A3L)

アナログ出力-1�0%折れ点�(A1L)

アナログ出力1

アナログ出力3

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5-34<目次> <5. パラメータ>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

●通信パラメータ

[表示位置] メインメニュー : UTMD,サブメニュー : R485

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値� お客様�

設定値�プロトコル選択 1 0PSL1 0 : パソコンリンク通信�

1 : パソコンリンク通信(サムチェック付き)�2 : ラダー通信�3 : 協調親局�4 : 協調子局�7 : MODBUS(ASCII)�8 : MODBUS(RTU)�9 : 協調親局(2ループモード)�10 : 協調子局(ループ1モード)�11 : 協調子局(ループ2モード)�(10, 11:親局が2ループ制御のとき,子局は親局の�どちらのループの制御に従うかを選択できます)�端子番号 :  - - - - の4線式配線端子�

最小応答時間 1 0~10 (×10ms.) 0RP.T1

通信速度 1 600(0), 1200(1), 2400(2), 4800(3), 9600(4) (bps) 9600(4)

パリティ 1 NONE(0) : なし�EVEN(1) : 偶数�ODD(2) : 奇数�

EVEN(1)

ストップピット 1 1, 2 1

データ長 1 7, 8 ; �MODBUS(ASCII)のとき,7固定です。�MODBUS(RTU),ラダーのとき,8固定です。��

8

アドレス 1 1~99, ただし最大31台まで接続可能� 1

BPS1PRI1

STP1DLN1

ADR1

プロトコル選択 2 0PSL2

最小応答時間 2 0~10 (×10ms.) 0RP.T2

通信速度 2 600(0), 1200(1), 2400(2), 4800(3), 9600(4), �19200(5), 38400(6) (bps)

9600(4)

パリティ 2 NONE(0) : なし�EVEN(1) : 偶数�ODD(2) : 奇数�

EVEN(1)

ストップピット 2 1, 2 1

データ長 2 7, 8 ; �ラダーのとき,8固定です。�

8

アドレス 2 1~99, ただし最大31台まで接続可能� 1

BPS2PRI2

STP2DLN2ADR2

0 : パソコンリンク通信�1 : パソコンリンク通信(サムチェック付き)�2 : ラダー通信�3 : 協調親局�4 : 協調子局�5 : 入出力拡張(1台使用の場合)�6 : 入出力拡張(2台使用の場合)�9 : 協調親局(2ループモード)�10 : 協調子局(ループ1モード)�11 : 協調子局(ループ2モード)�(10, 11:親局が2ループ制御のとき,子局は親局の�どちらのループの制御に従うかを選択できます)�端子番号 :  - - の2線式配線端子�

23 25 26 2724

28 3029

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<目次> <5. パラメータ> 5-35

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

●パラメータ初期化のパラメータ

[表示位置] メインメニュー : UTMD,サブメニュー : INIT

パラメータ記号� パラメータ名称� 設定範囲と解説� 初期値� お客様�

設定値�パラメータ初期化� 測定入力種類,測定入力スケール,小数点位置を変更�

したら必ず実行してください。�OFF(0)�ON(1) : パラメータ初期化実行�

OFF(0)INI

■加熱冷却制御について加熱冷却制御では,演算結果を加熱用と冷却用の2つの信号に振り分けて出力します。加熱側と冷却側それぞれPID制御またはオンオフ制御を行うことができます。オンオフ制御は,比例帯を"0"に設定します。調節計は,演算を施した結果(0~100%)を加熱側と冷却側に振り分けて制御します。演算結果の0~50%は,冷却側出力0~100%として出力します。演算結果の50~100%は,加熱側出力0~100%として出力します。

PID演算�

0~100%

加熱/冷却演算�

0~50%

冷却側出力リミッタ�

冷却側操作出力�0~100%

加熱側操作出力�0~100%

50~100%

加熱側出力リミッタ�

測定値� 目標設定値�

手動操作出力�

通信�

加熱冷却制御では,下図のように加熱側出力と冷却側出力をともに出力しない方法と,ともに出力する方法があります。

0

不感帯�

0

冷却側�出力�

冷却側�出力�

加熱側�出力�

加熱側�出力�

出力(%)�

100

出力(%)�

100

不感帯�

100(%) 100(%)50 500 0

加熱側出力と冷却側出力に振り分ける前の出力値� 加熱側出力と冷却側出力に振り分ける前の出力値�

加熱冷却制御時の注意点

・加熱側比例帯(P)と冷却側比例帯(Pc)の比を5対1以内にしてください。・加熱側と冷却側ともにオンオフ制御でないとき,いずれか一方の積分時間(IまたはIc)を0にすると,片方の積分時間に関わりなく,両方の積分時間がオフとなります。

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<目次> <6. 機能ブロック図と解説> 6-1

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

6. 機能ブロック図と解説ここでは,「2ループ制御」,「2ループ加熱冷却制御」の機能ブロック図を示します。これらの機能ブロック図の解説は,後述の説明をご覧ください。

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6-2<目次> <6. 機能ブロック図と解説>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

■2ループ制御の機能ブロック図

警報機能�プリセット出力�

OT1

S/R運転�停止� S/R運転�停止�

ループ1�制御出力�

OUTPUT1 OUTPUT1 OUTPUT1 OUTPUT3

伝送出力�

RET2 RET1

電流または�パルス�

1716  端子�リレー�2 31   端子�

電流*1716  端子�

電流�1514  端子�

OUTPUT2

電流*4746  端子�

*: 制御出力が電流またはパルスの場合,使用不可能�

DO7DO4DO3DO2DO1

ループ1�警報1

ループ1�警報2

ループ1�警報3

DO6DO5

ループ1�警報4

ループ2�警報1

ループ2�警報2

ループ2�警報3

プリセット出力�

OT2

ループ2�制御出力�

OUTPUT2 OUTPUT2

電流または�パルス�

4746  端子�リレー�49 5048   端子�

端子記号� パラメータ� 機能�

アナログ信号� 接点信号�凡例�

通信� ~ 端子� ~ 端子�

目標設定値選択�

RMS SPNO

RS485

制御演算部1手動操作�

リモート� ローカル�

自動�手動�

制御演算部2手動操作�

自動�手動�

ループ1�測定入力�   端子�

リモート入力�  端子�12 1311

DI1 DI2 DI3 DI4 DI5 DI6 DI7INPUT1 INPUT3

2221 2723

3028

入力種別選択�

単位選択�

アナログ入力レンジ変換�

アナログ入力バイアス�

開平演算�

アナログ入力フィルタ�

入力種別選択�

単位選択�

アナログ入力レンジ変換�

アナログ入力バイアス�

開平演算�

アナログ入力フィルタ�

折線近似/折線バイアス�

リモート設定フィルタ�

R/L1 R/L2

目標設定値1~8�

SPNO

目標設定値1~8�

測定入力バイアス�

測定入力フィルタ�

接点入力�接点入力�

ループ2�測定入力�   端子�42 4341

INPUT2

入力種別選択�

単位選択�

アナログ入力レンジ変換�

アナログ入力バイアス�

開平演算�

アナログ入力フィルタ�

折線近似/折線バイアス�

測定入力バイアス�

測定入力フィルタ�

ループ1自動 /手動 切替�

ループ2自動 /手動 切替�

ON ON

OFF OFF

目標設定値勾配設定�

リモート� ローカル�

A/M2

目標設定値勾配設定�

停止 /運転 切替�

ON

OFF

出力リミッタ� 出力リミッタ�

15Vセンサ電源�

A/M

計器前面キー�

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<目次> <6. 機能ブロック図と解説> 6-3

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

■2ループ加熱冷却制御の機能ブロック図

通信� ~ 端子� ~ 端子�

目標設定値選択�

RMS SPNO

RS485

制御演算部1手動操作�

警報機能�

加熱側�プリセット�出力�

OT1

S/R

リモート� ローカル�

自動�手動�

停止/運転切替�

S/R停止/運転切替�

制御演算部2手動操作�

自動�手動�

加熱側�出力�

OUTPUT1 OUTPUT1 OUTPUT1 OUTPUT3

伝送出力�

RET2 RET1

ループ1�測定入力�   端子�

リモート入力�  端子�12 1311

電流または�パルス�

1716  端子�リレー�2 31   端子�

電流*1716  端子�

電流�1514  端子�

OUTPUT2

電流*4746  端子�

*: 制御出力が電流またはパルスの場合,使用不可能�

DO7DO6DO1

DO3

ループ1�警報1

ループ2�警報2

ループ2�警報3

DI1 DI2 DI3 DI4 DI5 DI6 DI7INPUT1 INPUT3

2221 2723

3028

入力種別選択�

単位選択�

アナログ入力レンジ変換�

アナログ入力バイアス�

開平演算�

アナログ入力フィルタ�

入力種別選択�

単位選択�

アナログ入力レンジ変換�

アナログ入力バイアス�

開平演算�

アナログ入力フィルタ�

折線近似/折線バイアス�

リモート設定フィルタ�

R/L1

目標設定値1~8�

SPNO

目標設定値1~8�

測定入力バイアス�

測定入力フィルタ�

冷却側�プリセット出力�

加熱側�プリセット出力�

冷却側�プリセット出力�

DO4

OT1

冷却側�出力�

OUTPUT3

電流�1514  端子�

リレー�または�

トランジスタ�

端子記号� パラメータ� 機能�

アナログ信号� 接点信号�凡例�

接点入力�接点入力�

ループ2�測定入力�   端子�42 4341

INPUT2

入力種別選択�

単位選択�

アナログ入力レンジ変換�

アナログ入力バイアス�

開平演算�

アナログ入力フィルタ�

折線近似/折線バイアス�

測定入力バイアス�

測定入力フィルタ�

ループ1自動 /手動 切替�

ループ2自動 /手動 切替�

ON ON

OFF OFF

目標設定値勾配設定�

リモート� ローカル�R/L2

目標設定値勾配設定�

OT2

加熱側�出力�

OUTPUT2 OUTPUT2

電流または�パルス�

4746  端子�リレー�49 5048   端子�

DO5DO2

OT2

冷却側�出力�

リレー�トランジスタ�

加熱/冷却演算�

加熱側出力�リミッタ�

冷却側出力�リミッタ�

加熱/冷却演算�

加熱側出力�リミッタ�

冷却側出力�リミッタ�

停止 /運転 切替�

ON

OFF

A/M2

15Vセンサ電源�

A/M

計器前面キー�

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6-4<目次> <6. 機能ブロック図と解説>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

「2ループ制御」の初期状態における機能とパラメータ

以下に初期状態における機能とパラメータを記載しています。それぞれのパラメータの解説については,「5.2 パラメータ一覧表」をご覧ください。

■ループ1測定入力ループ1測定入力(INPUT1)は,ユニバーサル入力であり,熱電対,測温抵抗体,直流電圧信号を入力できます。入力に対して,バイアス,開平演算,一次遅れフィルタ,折線近似または折線バイアスの演算を行うことができます。各機能は,以下のパラメータで設定できます。

セットアップパラメータ

機能� パラメータ�

入力種類選択� IN1

単位選択� UNI1

アナログ入力レンジ変換� RH1とRL1(SDP1,SH1,SL1)

UTMD

UTMD

UTMD

IN

IN

IN

アナログ入力バイアス� A.BS1

開平演算� A.SR1とA.LC1

アナログ入力フィルタ� A.FL1

CMLP

CMLP

CMLP

AIN

AIN

AIN

メインメニュー� サブメニュー�

運転パラメータ

機能� パラメータ�

折線モード� 1.PMD

折線近似/折線バイアス� 1.a1~1.a11, 1.b1~1.b11

測定入力バイアス� BS

PYS1

PYS1

LP1

なし�

なし�

PAR

測定入力フィルタ� FL LP1 PAR

メインメニュー� サブメニュー�

注: バイアスとフィルタは,通常運転時は運転パラメータの測定入力バイアス(BS)と測定入力フィルタ(FL)を使用します。セットアップパラメータのアナログ入力バイアス(A.BS1)とアナログ入力フィルタ(A.FL1)は,予め補正値がわかっているときに設定します。

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<目次> <6. 機能ブロック図と解説> 6-5

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

■ループ2測定入力ループ2測定入力(INPUT2)は,ユニバーサル入力であり,熱電対,測温抵抗体,直流電圧信号を入力できます。入力に対して,バイアス,開平演算,一次遅れフィルタ,折線近似または折線バイアスの演算を行うことができます。各機能は,以下のパラメータで設定できます。

セットアップパラメータ

機能� パラメータ�

入力種類選択� IN2

単位選択� UNI2

アナログ入力レンジ変換� RH2とRL2(SDP2,SH2,SL2)

UTMD

UTMD

UTMD

IN

IN

IN

アナログ入力バイアス� A.BS2

開平演算� A.SR2とA.LC2

アナログ入力フィルタ� A.FL2

CMLP

CMLP

CMLP

AIN

AIN

AIN

メインメニュー� サブメニュー�

運転パラメータ

機能� パラメータ�

折線モード� 2.PMD

折線近似/折線バイアス� 2.a1~2.a11, 2.b1~2.b11

測定入力バイアス� BS

PYS2

PYS2

LP2

なし�

なし�

PAR

測定入力フィルタ� FL LP2 PAR

メインメニュー� サブメニュー�

注: バイアスとフィルタは,通常運転時は運転パラメータの測定入力バイアス(BS)と測定入力フィルタ(FL)を使用します。セットアップパラメータのアナログ入力バイアス(A.BS2)とアナログ入力フィルタ(A.FL2)は,予め補正値がわかっているときに設定します。

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6-6<目次> <6. 機能ブロック図と解説>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

■リモート入力リモート入力(INPUT3)は,直流電圧信号を入力できます。リモート入力に対して,バイアス,開平演算,一次遅れフィルタ,比率バイアスなどの演算を行うことができます。各機能は,以下のパラメータで設定できます。

セットアップパラメータ

機能� パラメータ�

入力種類選択� IN3

単位選択� UNI3

アナログ入力レンジ変換� RH3とRL3(SDP3,SH3,SL3)

UTMD

UTMD

UTMD

IN

IN

IN

アナログ入力バイアス� A.BS3

開平演算� A.SR3とA.LC3

アナログ入力フィルタ� A.FL3

CMLP

CMLP

CMLP

AIN

AIN

AIN

リモート入力選択� RMS LOOP1 SP

メインメニュー� サブメニュー�

注: リモート入力は,通信経由でも取り込むことができます。詳しくは,GREENシリーズ通信機能説明書(IM 05G01B02-01)をご覧ください。

運転パラメータ

機能� パラメータ�

リモート設定フィルタ� RFL

比率バイアス演算� RTとRBS

ループ1リモート/ローカル選択�MODE(REM/LOC1)

LP1

LP1

MODE

PAR

PAR

なし�

ループ2リモート/ローカル選択�MODE(REM/LOC2) MODE なし�

メインメニュー� サブメニュー�

■接点入力DI1(接点入力1)からDI4(接点入力4)で,目標設定値の切替えが行えます。接点入力4点のオンオフの組合わせで目標設定値を切替えることができます。(ループ1,ループ2共通)

接点入力�

8

DI1 OFF

DI2 OFF

DI3 OFF

DI4 ON

選択する目標設定値番号(SPNO) 全てOFFにした�場合は,直前の�目標設定値を使�用します。�

7

ON

ON

ON

OFF

6

OFF

ON

ON

OFF

5

ON

OFF

ON

OFF

4

OFF

OFF

ON

OFF

3

ON

ON

OFF

OFF

2

OFF

ON

OFF

OFF

1

ON

OFF

OFF

OFF

例えば,目標設定値1を目標設定値2に切替える場合,接点入力2(DI2)のみをONします。また,目標設定値3を選択する場合は,接点入力1(DI1)と接点入力2(DI2)をONします。

DI5(接点入力5)で,ループ1自動(ON)/手動(OFF)切替えが行えます。手動にすると制御出力値を キーまたは キーで操作できます。DI6(接点入力6)で,ループ2自動(ON)/手動(OFF)切替えが行えます。手動にすると制御出力値を キーまたは キーで操作できます。DI7(接点入力7)で,運転(OFF)/停止(ON)切替えが行えます。運転停止にすると,あらかじめ設定した固定出力値(プリセット出力値)が出力されます。測定入力や警報機能は継続して動作します。ループ1とループ2共通です。

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<目次> <6. 機能ブロック図と解説> 6-7

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

■目標設定値とPID(ループ1)目標設定値は,最大8つまで使用できます。目標設定値を切替えるには,キー操作による切替えまたは接点入力による切替えで行えます。接点入力による切替えは,「■ 接点入力」をご覧ください。なお,目標設定値番号(SPNO)は,ループ1とループ2で同じです。

運転パラメータ

機能� パラメータ�

目標設定値番号選択� SPNO

目標設定値1~8 n.SP

比例帯(P) n.P

MODE

LP1

LP1

なし�

n.PID

n.PID

積分時間(I) n.I

微分時間(D)

冷却側比例帯(Pc)

冷却側積分時間(Ic)

冷却側微分時間(Dc)

n.D

LP1

LP1

n.Pc LP1

n.Ic LP1

n.Dc LP1

n.PID

n.PID

n.PID

n.PID

n.PID

メインメニュー� サブメニュー�

注: パラメータn.SP,n.P,n.I,n.D,n.Pc,n.Ic,n.Dc(n=1~8),サブメニューn.PID(n=1~8)は目標設定値番号(SPNO)で選択した番号と同じです。

目標設定値の急変を勾配設定で防ぐことができます。勾配時間単位(1時間または1分間)あたりに,設定値上昇勾配(UPR)または設定値下降勾配(DNR)で設定した値で変化させることができます。

セットアップパラメータ

機能� パラメータ�

勾配時間単位� TMU LOOP1 SP

メインメニュー� サブメニュー�

運転パラメータ

機能� パラメータ�

目標設定値勾配設定� UPRとDNR LP1 PAR

メインメニュー� サブメニュー�

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6-8<目次> <6. 機能ブロック図と解説>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

■目標設定値とPID(ループ2)目標設定値は,最大8つまで使用できます。目標設定値を切替えるには,キー操作による切替えまたは接点入力による切替えで行えます。接点入力による切替えは,「■ 接点入力」をご覧ください。なお,目標設定値番号(SPNO)は,ループ1とループ2で同じです。

運転パラメータ

機能� パラメータ�

目標設定値番号選択� SPNO

目標設定値1~8 n.SP

比例帯(P) n.P

MODE

LP2

LP2

なし�

n.PID

n.PID

積分時間(I) n.I

微分時間(D)

冷却側比例帯(Pc)

冷却側積分時間(Ic)

冷却側微分時間(Dc)

n.D

LP2

LP2

n.Pc LP2

n.Ic LP2

n.Dc LP2

n.PID

n.PID

n.PID

n.PID

n.PID

メインメニュー� サブメニュー�

注: パラメータn.SP,n.P,n.I,n.D,n.Pc,n.Ic,n.Dc(n=1~8),サブメニューn.PID(n=1~8)は目標設定値番号(SPNO)で選択した番号と同じです。

目標設定値の急変を勾配設定で防ぐことができます。勾配時間単位(1時間または1分間)あたりに,設定値上昇勾配(UPR)または設定値下降勾配(DNR)で設定した値で変化させることができます。

セットアップパラメータ

機能� パラメータ�

勾配時間単位� TMU LOOP2 SP

メインメニュー� サブメニュー�

運転パラメータ

機能� パラメータ�

目標設定値勾配設定� UPRとDNR LP2 PAR

メインメニュー� サブメニュー�

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<目次> <6. 機能ブロック図と解説> 6-9

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

■ループ1制御出力ループ1制御出力(OUTPUT1)は,電流出力,電圧パルス出力,リレー接点出力信号から選択します。キー操作または接点入力で運転停止したとき,固定出力値(プリセット出力値)が出力されます。手動操作より優先されます。各機能は,以下のパラメータで設定できます。

セットアップパラメータ

機能� パラメータ�

制御出力種類選択� OT1

制御出力サイクルタイム� CT1

アナログ出力1種類� AO1

UTMD

UTMD

UTMD

OUT

OUT

冷却側制御出力サイクルタイム�CTc1 UTMD OUT

OUT

メインメニュー� サブメニュー�

運転パラメータ

機能� パラメータ�

プリセット出力� n.PO

出力リミッタ� n.OLとn.OH

LP1

LP1�

n.PID

n.PID�

冷却側プリセット出力� n.POc� LP1� n.PID�

メインメニュー� サブメニュー�

注: パラメータn.PO,n.POc,n.OL,n.OH(n=1~8),サブメニューn.PID(n=1~8)は目標設定値番号(SPNO)で選択した番号と同じです。

■ループ2制御出力ループ2制御出力(OUTPUT2)は,電流出力,電圧パルス出力,リレー接点出力信号から選択します。キー操作または接点入力で運転停止したとき,固定出力値(プリセット出力値)が出力されます。手動操作より優先されます。各機能は,以下のパラメータで設定できます。

セットアップパラメータ

機能� パラメータ�

制御出力種類選択� OT2

制御出力サイクルタイム� CT2

アナログ出力1種類� AO2

UTMD

UTMD

UTMD

OUT

OUT

冷却側制御出力サイクルタイム�CTc2 UTMD OUT

OUT

メインメニュー� サブメニュー�

運転パラメータ

機能� パラメータ�

プリセット出力� n.PO

出力リミッタ� n.OLとn.OH

LP2

LP2

n.PID

n.PID

冷却側プリセット出力� n.POc LP2 n.PID

メインメニュー� サブメニュー�

注: パラメータn.PO,n.POc,n.OL,n.OH(n=1~8),サブメニューn.PID(n=1~8)は目標設定値番号(SPNO)で選択した番号と同じです。

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6-10<目次> <6. 機能ブロック図と解説>

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

■接点出力DO1(接点出力1)に,ループ1警報1が出力されます。DO2(接点出力2)に,ループ1警報2が出力されます。ループ2加熱冷却制御時,冷却側出力をリレー出力に設定した場合は,DO2は冷却側出力となります。ループ1警報2は,DO5から出力されます。DO3(接点出力3)に,ループ1警報3が出力されます。ループ1加熱冷却制御時,冷却側出力をリレー出力に設定した場合は,DO3は冷却側出力となります。ループ1警報3は,DO4から出力されます。DO4(接点出力4)に,ループ1警報4が出力されます。ループ1加熱冷却制御時,冷却側出力をトランジスタ出力に設定した場合は,DO4は冷却側出力となります。ループ1警報4は,DO3から出力されます。DO5(接点出力5)に,ループ2警報1が出力されます。ループ2加熱冷却制御時,冷却側出力をトランジスタ出力に設定した場合は,DO5は冷却側出力となります。ループ2警報1は,DO3から出力されます。DO6(接点出力6)に,ループ2警報2が出力されます。DO7(接点出力7)は,ループ2警報3が出力されます。

セットアップパラメータ

機能� パラメータ�

ループ1警報1種類� AL1

ループ1警報2種類� AL2

ループ1警報3種類� AL3

LOOP1

LOOP1

LOOP1

ALM

ALM

ALM

ループ1警報4種類� AL4 LOOP1 ALM

ループ2警報1種類� AL1

ループ2警報2種類� AL2

ループ2警報3種類� AL3

LOOP2

LOOP2

LOOP2

ALM

ALM

ALM

ループ2警報4種類� AL4 LOOP2 ALM

メインメニュー� サブメニュー�

運転パラメータ

機能� パラメータ�

ループ1警報1設定値� n.A1

ループ1警報2設定値� n.A2

ループ1警報3設定値� n.A3

LP1

LP1

LP1

n.PID

n.PID

n.PID

ループ1警報4設定値� n.A4 LP1 n.PID

ループ2警報1設定値� n.A1

ループ2警報2設定値� n.A2

ループ2警報3設定値� n.A3

LP2

LP2

LP2

n.PID

n.PID

n.PID

ループ2警報4設定値� n.A4 LP2 n.PID

メインメニュー� サブメニュー�

注: サブメニューn.PID(n=1~8)は目標設定値番号(SPNO)で選択した番号と同じです。

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<目次> <6. 機能ブロック図と解説> 6-11

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

■伝送出力伝送出力1(OUTPUT3)は,測定入力値,目標設定値,制御出力値のいずれかを出力できます。ただし,ループ1冷却側出力が電流または電圧パルスのとき使用できません。ループ2加熱側出力がリレーの場合,伝送出力2(OUTPUT1)が使用できます。各機能は,以下のパラメータで設定できます。

セットアップパラメータ

機能� パラメータ�

伝送出力1種類選択� RET1

伝送出力1スケール� RTH1とRTL1

伝送出力2種類選択� RET2

CMLP

CMLP

CMLP

RET

RET

RET

伝送出力2スケール� RTH2とRTL2 CMLP RET

メインメニュー� サブメニュー�

■ 15VDCセンサ用電源15VDCセンサ用電源(OUTPUT3)は,伝送出力1または伝送出力2と同じ端子を使用します。伝送出力1または伝送出力2を使用する場合は,15VDCセンサ用電源は使用できません。15VDCセンサ用電源を使用するには,伝送出力1種類選択パラメータRET1または伝送出力2種類選択パラメータRET2を“4”に設定します。各機能は,以下のパラメータで設定できます。

セットアップパラメータ

機能� パラメータ�

伝送出力1種類選択� RET1

伝送出力2種類選択� RET2�

CMLP

CMLP�

RET

RET�

メインメニュー� サブメニュー�

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<はじめに> <目次> i

IM 05D01B02-51 3rd Edition : 2006.05.31-00

ユーザーズマニュアル 改訂情報資料名称 : UT750 ディジタル指示調節計 2ループ制御 ユーザーズマニュアル

資料番号 : IM 05D01B02-51

2000年5月/初版新規発行

2004年6月/2版社名ロゴ変更

2006年5月/3版安全規格表記変更による改訂

著作者 横河電機株式会社

発行者 横河電機株式会社

〒180-8750 東京都武蔵野市中町2-9-32

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�〒180-8750 東京都武蔵野市中町2-9-32�

中部支社�〒450-0003 名古屋市中村区名駅南1-27-2(日本生命笹島ビル12階)�

関西支社�〒564-0063 大阪府吹田市江坂町1-23-101(大同生命江坂ビル7階)�

中国支社�〒730-0037 広島市中区中町8-12(広島グリーンビル8階)�

九州支社�〒812-0037 福岡市博多区御供所町3-21(大博通りビジネスセンター7階)�

支   店�北海道 011-223-2821�東 北 022-243-4441�千 葉 0436-61-6751�豊 田 0565-33-1611�

北 陸 076-231-5301�岡 山 086-221-1411�四 国 087-821-0646�北九州 093-521-7234

営 業 所�新 潟 025-241-3511�水 戸 029-306-2520� 堺 072-224-2515�四日市 0593-52-4144�鹿 島 0299-93-3801�

川 崎 044-280-4161�水 島 086-427-5181�新居浜 0897-33-9374�沖 縄 098-862-2093

��052-586-1681��06-6368-7130��082-541-4488��092-272-1731

IA事業部プロダクト事業センター 国内営業部 0422-52-6765