TOPIC 開発途上国での 交流から見えること - OISCA · 2019. 2. 7. ·...

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■平成29年2月1日印刷 ■平成29年2月5日発行 ■オイスカ ■毎月1回5日発行 ■通巻642号 ■昭和42年12月27日第三種郵便物認可 オイスカ便り 国際協力の現場から 2017 FEBRUARY 2 TOPIC 開発途上国での 交流から見えること 高校生に聞いてみました

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■平成29年2月1日印刷 ■平成29年2月5日発行 ■オイスカ ■毎月1回5日発行 ■通巻642号 ■昭和42年12月27日第三種郵便物認可

オイスカ便り国際協力の現場から2017

FEBRUARY2TOPIC開発途上国での交流から見えること~高校生に聞いてみました~

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2Contents | February 2017 OISCA

今月の表紙写真

“宮殿”と名前についたホテルに到着すると豊かな髭を蓄えたドアマンが出迎えてくれた。マハラジャ統治時代はこのような人たちが仕えていたのだろうか。風格漂うその姿が強く印象に残る。         (インド)

What's OISCAオイスカ・インターナショナルは、「すべての人々がさまざまな違いを乗り越えて共存し、地球上のあらゆる生命の基盤を守り育てようとする世界」を目指して1961年に創立され、現在35の国と地域に組織を持つ国際協力NGOです。

公益財団法人オイスカは、1969年にオイスカ・インターナショナルの基本理念を具体的な活動によって推進する機関として生まれ、主にアジア・太平洋地域で農村開発や環境保全活動を展開。特に人材育成に力を入れ、オイスカの研修を修了した現地の青年は、各地で地域開発に取り組んでいます。国内では農林業体験やセミナー開催などを通して啓発活動を積極的に進めています。

オイスカの世界観がこの標章に象徴的に表さ

れています。天(青)、火(赤)、水(水色)、地

(黄)、それにこの4要素を調和的に活動さ

せ、人類万物のいのちを生成発展させる源で

ある「宇宙」を表す黒です。

人間の生存に不可欠な三要素“産業・精神・

文化”のバランスを大事にした発展を世界規

模で推進していくことを目的として、このよ

うに名付けられました。

OISCAの標章

OISCAという名称の意味

O rganization 機構

I ndustrial 産業

S piritual 精神

C ultural 文化

A dvancement 促進

Photo by Kumiko Hayashi

Contents3 OISCA NEWS

6

8 TOPIC

宮城県支部/本部/中部日本研修センター/西日本研修センター/沖縄事務所

10 国際協力の現場から 社会貢献の原点“オイスカ”

12 オイスカ広場 われらがオイスカ!/おいしいオイスカ/研修生の素顔/スタッフ日記

14 情報交差点 新着情報 ほか

TOP NEWS/海外/国内

~高校生に聞いてみました~

オイスカ賛助会員 弘中信治

オイスカ便り

創 立 者 の こ と ばやまとだましい

開発途上国での交流から見えること

「大和霊」の真義について 9 「世界融和の大精神としての「大和霊」を考えるならば、これは宇宙創造以来、人類全ての民族が有する一貫した精神である。即ち、大和霊は神ながらの道であり、天地自然の自らなる道である。天地の公道ともいわれ、天地自然の中に具わっている現実の道である。大和霊は宇宙大道を実践し、人類繁栄を保持し、さらに発揚する精神である。道を離れて大和霊はなく、大和霊を離れて道はない。人類・大和霊・道は不離一体である。如何なる学説理論にもかかわることなく、道は普遍・永遠にして過去・現在・未来に一貫し、実在する。 人類は宇宙を対象とした教えを求め、世界、国家の生きる道を開くという至命を、宇宙御意思によって与えられている。宇宙は無限の過去よりの流れで、現在に生活し、無限の未来に流れる大生命の教

えの実体である。しかして、この教えの実体である宇宙生活の大精神を守る心、これが大和霊なのである。大自然の宇宙大空は無形無声であるが故に、人の目には見えず、人の耳には聞こえない世界である。その無形無声の中に、人類万物の生きる大切な養素が含まれている。しかして一秒といえども休むことのない御活動が続けられている。 人間の目や耳に止まらない音・色・流れをもって、極微の世界から極大の世界へ、また極大から極微へと、天地宇宙間に遍く御活動がある無象実体。地上人類万物の生命は、この力によって守られている。したがって、これが人類万物の生きる基であり、天授の真理なのである。」(つづく)

(1967年、創立者・中野與之助著『人類大融和の精神』より)

2017FEBRUARY2

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オイスカの最新ニュースを3ページにわたってご紹介します。

TOP NEWS

3 February 2017 OISCA | OISCA NEWS

「子供の森」計画

国内外でさまざまな取り組み

緑豊かで美しいふるさとをつくる

今回は15年の静岡県支部主催に続くカンボジアツアー。同国でのCFPは訪日研修生OBソバンナ氏の熱い想いによりスタートした

ミャンマーでのエコキャンプ。シンマ山での植物採集で植物の名前や特徴を一生懸命ノートに書き込む子どもたち

子ども親善大使招聘事業で大岳小学校の児童らと。今後の活動における多くのヒントを得る機会となった

ーディネーター計7名を招聘。

東京では支援企業への表敬訪

問や活動報告会、瑞穂町での

交流会やホームステイ、杉並

区立西田小学校での交流授業

などを実施しました。

 

沖縄の久米島では、町立大

岳小学校で互いの文化や環境

保全活動を紹介。具志川農村

環境改善センターでは同校児

童やオイスカの技能実習生、

みよし推進協議会一行と、そ

れぞれのふるさとが緑豊かに

なることを願いながら白く美

しい花をつけるクメノサクラ

の苗木38本を植えました。ま

た、ネイチャーゲームなどを

通じ人々の暮らしとバランス

を取りながら生態系の保全を

進める取り組みについて理解

を深め、親善大使の子どもた

ちにとっては、気候や風土が

自国と重なる同県で島ならで

はの環境や伝統文化の保全に

ついて学ぶことができました。

 

12月2〜7日には首都圏支

部の企画による「子どもたち

と森を守るカンボジア植林ボ

ランティア」ツアーが開催さ

れ、9名が現地を訪れました。

オイスカは09年よりカンボジ

アでCFPをスタート、当時

コンポンチャム県の参加校に

植えた木々は大きく成長して

いることが確認されました。

新規に活動が始まった首都プ

ノンペンのプニート小学校で

は、その運営母体である韓国

NGOの関係者も参加して記

念植樹を実施。三豊推進協議

会が植林を進めてきたアンコ

ールワット周辺の〝オイスカ

パーク〞で在来種を1500

本植え、岐阜県支部が支援を

スタートした参加校も訪れま

した。内戦終結後は経済成長

を見せるカンボジアも、隣り

合わせに環境破壊やゴミ問題

が発生。美しいふるさとを取

り戻そうと、学校関係者や地

域住民からはCFPへの期待

の高まりがうかがえました。

 

ミャンマー農村開発研修セ

ンターでは12月25〜29日にエ

コキャンプを開催、CFP参

加校から59名が集まりました。

子ども親善大使として訪日経

験のある6名をリーダーに、

グループごとにセンターでの

農業や畜産、食品加工を体験。

動物の立場で身の回りの環境

問題を考えるワークショップ

や、近くの山で動植物を探索

し森と生物の多様性に深い関

わりがあることを学習しまし

た。リーダーとなった6名は

日本で学んだゴミの分別など

を帰国後に実践。家族や友達

と一緒に環境問題に向き合っ

ている様子が見られました。

 

今後も世界にCFPを広め

るとともに、さまざまな取り

組みを展開する各国での活動

を後押ししていきます。

 

2016年に事業開始から

25年を迎えた「子供の森」計

画(以下、CFP)。年を追う

ごとに活動は充実し多様なも

のとなっています。子ども親

善大使招聘事業では11月16〜

26日、インドネシアとフィジ

ーから代表児童生徒およびコ

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OISCA NEWS | February 2017 OISCA 4

感謝の言葉を述べる中野副総裁(中央)

プロジェクト開始宣言の様子。オイスカ・タイ総局のアリ・チョングリア会長(左)が実施概要を説明、来賓代表の副知事が承認し開始を宣言した

バングラデシュ研修センター

現地スタッフによる

プロジェクト運営がスタート

オイスカ・タイ

日本NGO連携無償資金協力事業

モデルプロジェクトの期待高まる

中華民国総会

会員大会に中野利弘副総裁が出席

長年の貢献者に盾の贈呈も

現地でのプロジェクト責任者となるアラム氏(右から3番目)

海 外

海 外海 外 

日本の外務省の「日本NG

O連携無償資金協力」を得て、

2016年6月よりタイ北部

で進められる「チェンライ県

の山岳地帯の貧困層を中心と

した対象地域における森林保

全・再生と生計向上プロジェ

クト」(以下、事業)。12月15日、

その開会セレモニーがチェン

ライ国際空港近くのパワドン

リゾート&スパホテルで行わ

れました。来賓に同県副知事、

事業実施対象村のあるメース

アイ郡長、県森林管理署関係

者らを迎え、事業実施3村の

代表グループや学校関係者、

オイスカ会員など約180名

が参加。開始宣言のほか副知

事から祝福の言葉が述べられ、

日本からは本部海外事業部部

長の森田章があいさつに立ち

ました。

 

事業開始から半年が過ぎ、

養豚や養蜂をはじめとする取

り組みはおおむね順調に進ん

でいます。専門家やコーディ

ネーターのアドバイスを取り

込み自らもアイデアを出し工

夫するなど村人たちの熱心な

様子から、タイ北部山岳地帯

の環境保全と生活改善のモデ

ルプロジェクトとして期待さ

れています。

 

2016年7月、日本人7

人を含む人質20人が犠牲とな

ったテロの発生以降、バング

ラデシュ在住の日本人は緊迫

した状況の中での生活を強い

られています。さらに10月、

同国で活動する海外のNGO

との連携を担う政府の部局か

ら、NGOの駐在員情報が漏

出しテロリストの手に渡った

可能性があることが伝えられ

ました。ダッカにあるバング

ラデシュ研修センターも含ま

れていたことから、オイスカ

は安全管理の観点から小杉辰

雄駐在代表の引き上げを決定

しました。

 

現地オイスカ組織に属する

メンバーの申し出により、今

後もセンターならびにマング

ローブ植林プロジェクトをは

じめとする活動を継続。バン

グラデシュ総局のヌルル・ア

ラム事務局長を責任者とし、

研修生OBで養鶏専門家とし

てミャンマーや中部日本研修

センターで活躍したラヒム・

ウラ氏が支えるかたちで取り

組んでいくこととなりました。

 

オイスカ本部は慎重に情勢

を見守り、必要とされる対応

を続けていきます。

 

2016年12月5日、台北

市の国賓大飯店樓外樓でオイ

スカ中華民国総会(以下、総

会)会員大会が開催され、会

員約130名が参加したほか、

オイスカ・インターナショナ

ルの中野利弘副総裁が出席し

ました。中野副総裁は、総会

会員の積極的な活動参加およ

び会費を中心とした自主財源

による取り組みなどに感謝の

意を表し、「ますますの発展

を願う」とあいさつ。続いて、

総会の陳烱松理事長を議長に

16年の事業報告・決算報告お

よび17年の事業計画・収支予

算が審議されました(会計年

度は1〜12月)。

 

活動報告では「子供の森」

計画(以下、CFP)の理念

を広めることを目的のひとつ

とした「台北市童軍会201

6植樹節活動」への参加をは

じめ、オイスカデーや国際農

村青年交流団などについて報

告がなされました。16年には

日本のNPO法人次世代のチ

カラFUKUOKAから派遣

の14組の親子とともに、総会

の法人会員である台北市錫瑠

環境緑化基金会の協力のもと

CFP参加校の福安国民中学

校で植林も行いました。17年

の事業計画では「愛護地球

育生態

発展経済」をテーマに

オイスカの基本理念の高揚を

掲げ、CFPの推進、アジア・

太平洋地域の会員との農漁業

を中心とした技術協力、日本

との交流などを展開する旨が

承認されました。また、長く

オイスカを支援し貢献された

会員を表彰、李月美氏ら12名

に盾が授与されました。

 

帰国を前に、中野副総裁は

対日窓口機関のひとつである

亜東関係協会の蔡明燿秘書長

らと懇談。日台の連携を強化・

協力することに合意、再会を

約束しました。

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5 February 2017 OISCA | OISCA NEWS

国 内

国 内国 内

西日本研修センター

ラオス計画投資省大臣が来所

研修生の受け入れ要請も

人材育成事業/沖縄県受託事業

第1期生26名が実習を終え帰国

ふるさとでの活躍を誓う

26名が帰国した後も74名の実習生が日々学びを深めている

中野総裁がフィリピンの元首やミャンマーの国家最高顧問と面会した際の内容を報告する永石安明専務理事

研修生が実践する有機肥料づくりなどを視察

第43回東京フォーラム

在京外交団13名が参集

より緊密な連携に向け意見交換

 

2016年12月1日、衆議

院第一議員会館(東京都千代

田区)で第43回オイスカ東京

フォーラムが開催されました。

本フォーラムは1979年か

ら続くもので、オイスカが活

動拠点を置くアジア・太平洋

地域の国々を中心とする在日

外国公館関係者と国際協力推

進に関する意見交換を行う場

となっています。

 

冒頭、国内外で広がりを見

せるオイスカの取り組みを海

外事業部調査研究担当部長の

長宏行が報告、続いてオイス

カ・インターナショナルの中

野良子総裁より、設立当時か

ら脈々と受け継がれるオイス

カの理念を伝えるとともに今

世界が直面する「生命の危機」

への警鐘を鳴らしました。ま

た、あいさつに立ったオイス

カ国際活動促進国会議員連盟

の会長である石破茂衆議院議

員は出席者と日本の現状や課

題を共有、その中でのオイス

カの存在意義などに触れ「オ

イスカと共に日本の人材や文

化をよりよい世界のために活

用したい」と強調しました。

 

今回のフォーラムには、パ

プアニューギニアやミャンマ

ーなど協力関係のある国々を

はじめ、活動拠点のないザン

ビアやブルガリアからも参加

がありました。12ヵ国13名の

大使および大使館関係者が出

席、オイスカ活動のさらなる

拡大への期待が寄せられると

ともに、今後の連携強化に向

けた活発な意見交換がなされ

ました。

 

沖縄県では県からの受託事

業により、オイスカの技能実

習生が離島も含めた各地で野

菜やサトウキビ、花き栽培な

どの農業技術の習得に励んで

います。2016年12月15日

には、14年1月にインドネシ

アとフィリピンから来日した

第1期生26名の修了式が行わ

れました。

 

フィリピンの高校で農業を

教えていたエリガル・アボヨ・

アバディリャは「母国と気候

が似通った沖縄で各種野菜の

種子の植え付けから苗の育成、

管理などを総合的に学ぶこと

ができた」と達成感にあふれ

た表情で語り、帰国後は復職

し学んだ技術を生徒の指導に

役立てることを約束しました。

3年もの期間、糸満市、渡嘉

敷村、南大東村、八重瀬町な

ど各地で実習生の指導に当た

ってきた受け入れ先の方々は

その成長を称え、別れを惜し

む姿が見られました。

 

8月には第2期生が実習を

終え帰国する予定です。沖縄

県では、今後も受け入れ先の

協力を得ながら、各国の青年

たちの育成を進めていきます。

 

2016年11月18日、ラオ

スから来日中のスパン・

ケオ

ミサイ計画投資大臣一行16名

が西日本研修センターを訪問

しました。日本アセアンセン

ターの仲介により実現したも

ので、農場見学のほか研修生

との意見交換などを行いまし

た。

 

オイスカは1975年にラ

オスでの農業支援を開始し、

日本でも同国からの研修生を

受け入れていましたが、政情

不安から撤退を余儀なくされ

た経緯があります。オイスカ

の人材育成活動への理解を深

めた一行は、「さまざまな国の

青年が母国の発展のために技

術を習得しようと切磋琢磨す

る姿に感銘を受けた」と語り、

ラオスの農業開発および人材

育成に協力をお願いしたいと

の希望も伝えられました。

 

大相撲九州場所の開催中で、

合宿所としてセンターを利用

していた髙田川部屋の力士か

らちゃんこ鍋が振る舞われる

など、日本文化の一端に間近

に触れる場面もありました。

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6オイスカ便り | February 2017 OISCA

1

本部

日本最大の環境展示会に

出展、ワークショップも

中部日本研修センター

「フォレスターズ・スクール」開催

森づくりへの理解を深める

23

(本部啓発普及部/家老杏奈)スギの圧縮材を使用したkids furniture

宮城県支部

ミャンマーへ!

心洗われる旅に

(宮城県支部事務局長/小野喜代寿)

センターの前で、中野良子総裁を囲んで

 

2016年12月8〜10日、

江東区にある東京ビッグサイ

トで開催された「エコプロ2

016 

環境とエネルギーの

未来展」に出展しました。

 

オイスカはアジア太平洋青

年連合(APYF)と協力し

てブースを出展し、「子供の

森」計画を中心に国内外の環

境保全や人材育成の取り組み

を紹介。フィリピンで進む養

蚕プロジェクトのまゆ玉を活

用した人形づくりワークショ

ップが好評で、多くの方に体

験していただきました。また、

オイスカが運営事務局を務め

る、やまなし水源地ブランド

推進協議会は、新たな試みと

してスギの圧縮材を使用した

子どものための家具〝kid

s furniture

〞を展示。丸みを帯

びた温かな肌触りは、ブース

に来てくださった皆さんの心

をわしづかみにしました。

 

来場者は約17万人。「持続

可能な社会の実現に向けて」

というテーマに沿ったオイス

カの取り組みを紹介しました。

 

1月号に記事が掲載された

ミャンマー農村開発研修セン

ター設立20周年記念式典に、

支部からも6名が参加しまし

た。支部主催の海外訪問は経

験がありましたが、本部企画

のツアーは初めて。ほかの支

部の方々と交流を深めること

ができ、非常に有意義なもの

となりました。

 

式典は現地要人や大勢の地

域住民、日本からも55名が参

加して盛大に行われました。

また、建設が進む新研修セン

ターの視察時にはマンゴーの

苗木を記念に植樹。一連の記

念行事もさることながら、建

物全体に金箔が施され、宝石

で装飾されたパゴダ(仏塔)

には目を見張るものがありま

した。特に日没に広がる景色

は圧巻でした。心が洗われる

ようで、余韻を残して空路帰

国の途につきました。

日本全国、各地方のオイスカのイベントや

活動をご紹介します。

オイスカ

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7 February 2017 OISCA | オイスカ便り

沖縄事務所

ヤンバルクイナのふるさとで

イジュを植えました

4

5

(中部日本研修センター副所長/

           

小杉裕一郎)

(沖縄事務所所長/新屋敷道保)

「子供の森」計画の “環境かみしばい ”を教材に、森林減少の原因など世界の現状について学びました

(西日本研修センター研修課/榮あずさ)

西日本研修センター

大きな〝おすもうさん〞に

研修生の目が点に!?

雨の中、国頭村役場、国頭村森林組合、NPO国頭ツーリズム協会、地元の少年たち、プロジェクトを企画された仲宗根ゆうこさんのグループ、ローソン一行、沖縄のオイスカの技能実習生・関係者など多数が参加しました

力士の皆さんは、休憩時間に研修生とお相撲をとってくれたり質問攻めに応じてくれたり。どうもありがとうございました!

 

2016年11月19・20日、

中部電力㈱協力の下「第6回

フォレスターズ・スクール」

を開催しました。この研修で

得た知識や技能を実践につな

げ役立てることが狙いで、参

加した青年10名は座学や間伐

実習、アクションプランの作

成などを通じ森林環境への理

解を深めました。

 

基調講演では国内と海外の

森林問題について学び、中部

電力の森林ボランティア指導

者による間伐実習では、目的

や手法の説明を受けた後、全

員がのこぎりやチェーンソー

を使って伐倒を体験。参加者

からは「こんなに重労働だと

は思わなかった。間伐した材

の活用が重要だと感じている」

といった声が聞かれました。

 

これまでの受講生は70名以

上。今後はそのネットワーク

をつくり、実践活動の場を設

けていく予定です。

 

2016年10月中旬〜12月

初旬、大相撲九州場所のため

髙田川部屋ご一行(親方、行

司2名、床山1名、力士18名)

がセンターに滞在しました。

センターを稽古場として使っ

ていただくのは3年目となり

ますが、16年度の研修生にと

っては初めての経験。実際に

〝おすもうさん〞を見た時、想

像を超えた大きさに研修生の

目は点! 

体がぶつかり合う

重い音と、気合いの入った声

が響く大迫力の朝稽古。最初

は怖くて近寄れなかった研修

生も、「めったにできない経

験!」という思いがあふれ、

ご飯やお風呂を共にするうち

にすっかり仲良くなりました。

 

活気あふれる日々、研修生

には一生の思い出になったこ

とでしょう。そして、塩のき

いたできたてのアツアツちゃ

んこの味。忘れられません。

 

2016年11月20日、「や

んばるやんわりプロジェクト」

と題し沖縄県北部に位置する

国頭村で植林を行いました。

植林は同村との協働で2回目、

 

国土緑化推進機構を通じた

㈱ローソンの支援によるもの

です。

 

当日は猛烈な雨。小降りに

なるのを待ちましたが強くな

る一方で、ならばと中止どこ

ろか勢いをもって現場に飛び

出し、国頭村の花木であるイ

ジュを650本植えました。

イジュは5月頃に白く可憐な

花を咲かせます。悪天候の中、

皆さん一生懸命に、どろんこ

になって頑張りました。ロー

ソンからは、記念のタオルが

皆さんに贈られました。

くにがみそん

公社

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8TOPIC | February 2017 OISCA

静岡県立田方農業高等学校 

2年生

 「地球環境再生フォーラム2016」参加

          

スリランカを訪問

星谷友理さん

開発途上国での交流から見えること~高校生に聞いてみました~

―海外には以前から関心があったの

ですか

海外ということよりも、ボランティア

が好きなんです。学校で地球環境再生

フォーラムの募集チラシを見て参加を

決めました。花に関する仕事に就きた

くて、植物について学ぼうと農業高校

に入りましたし、小学生の頃から毎年

富士山で植林を続けているので、木を

植えることなら自分も役に立てると思

いました。

―スリランカで感じたことは

水道水がそのままでは飲めなかったり、

道路が整備されていなかったりという

不便さを体験したことで、日本は恵ま

れていると感じました。それと、子ど

もたちの積極性が印象に残っています。

「子供の森」計画の参加校で植林をし

た時、小学2年生ぐらいの女の子が、

言葉が通じない中で懸命に身振り手振

りで気持ちを伝えようとしてくれて、

そこからコミュニケーションがとれま

した。自分からは踏み出せなかったの

ですが、彼女のおかげで私も歩み寄る

ことができました。

■静岡県支部企画 

福岡県立朝倉東高等学校 

3年生

 「佐賀ラブグリーンの翼」参加

         

 

フィリピンを訪問

窪山由奈さん

―印象に残っていることを教えてく

ださい

ホームステイです。とても温かく迎え

ていただきました。特に思い出に残っ

ているのは桶に水を溜めて髪の毛や体

を洗ったこと、そして将来の夢につい

て語り合ったことです。ホストファミ

リーにはとても感謝しています。

―参加のきっかけは

幼い頃から人見知りで、高校生になっ

ても初対面の人とコミュニケーション

を取れず、悩んでいた時にタイでホー

ムステイを体験しました。それがきっ

かけで積極的な性格になることができ、

海外に興味を持つようになったんです。

もっと海外のことを知りたいというの

と、もっと自分を変えたいという思い

がありました。

―変えることができましたか

〝誰のために働くのか〞という考えが

変わりました。これまでは、食への興

味から管理栄養士を目指していたので

すが、十分な食事がとれずにやせ細っ

た子どもやゴミの中から食べ物を探す

■佐賀県推進協議会企画

 「子供の森」計画25周年記念式典参加

           

フィリピンを訪問

江戸川女子高等学校 

3年生

今西美里さん

―お父さんと一緒でした

オイスカ会員の父から誘われたんです。

これまで留学を含め海外へは何度か行

きましたが、東南アジアの開発途上国

を訪れる機会はありませんでした。早

くに発展を遂げた先進諸国とは違う、

植民地政策下にあった国の歴史を見た

いと思い参加しました。

―実際に行ってみてどうでしたか

貧富の差が大きいことに驚きました。

15年に10ヵ月ほど、生の英語や日本と

の文化の違いなどに触れたいと思いニ

ュージーランドに留学しました。街の

様子や生活などはもちろん日本とは違

うものの、想定の範囲内でした。でも、

フィリピンは予想を超えていました。

路上で生活をする人たちもいましたし、

マニラで父と買い物に出かけた時には

物乞いをする少女に遭遇しました。そ

うした事実は以前から知ってはいたも

のの、実際に目にして大きな衝撃を受

けました。

―アブラ州でホームステイも体験し

ましたね

■本部・アジア太平洋青年連合共同企画 

TOPIC

Page 9: TOPIC 開発途上国での 交流から見えること - OISCA · 2019. 2. 7. · 開発途上国での交流から見えること 「大和霊」の真義について 9 「世界融和の大精神としての「大和霊」

渡航前、世界遺産が多い国との印象を持っていた。その一つ、シギリヤにて

ダンスを披露すると子どもたちも一緒に踊ってくれた

マングローブ植林地では子どもたちがずっと手をつないでくれていた

9 February 2017 OISCA | TOPIC

 

彼女たちの言葉から、ホー

ムステイや植林を通じた現地

の人たちとの交流が、特に印

象に残っていることが分かり

ました。社会人参加者が記入

したアンケートでも、訪れた

国・地域の文化や生活に触れ

た体験が思い出深い出来事と

して多く挙げられています。

またゴミ問題や森林破壊など

を目の当たりにし、帰国後に

そうした問題について調べ開

発途上国の現実を再認識した

といった声や、植林を通じ地

球環境問題の解決に関われた

ことへの喜びの声も聞かれま

した。

 

オイスカが派遣するツアー

は、UNWTOが目指す国を

超えた相互理解やさまざまな

問題への取り組みの強化に貢

献できるものであると同時に、

参加者、特に若者たちの意識

の変革にもつながるものであ

るといえるでしょう。16年の

高校生の参加は18名でしたが、

今後はその数が増えることを

期待します(特に男子生徒。

16年は17名が女子でした)。

 

本年も多くの海外派遣プロ

グラムが予定されています。

皆さん、ぜひご参加ください。

―初めての海外でしたね

はい。でも友達が一緒だったし、周り

の大人がいろいろとアドバイスをして

くれたので不安はありませんでした。

スリランカにはもう一度行きたいです

し、ほかの国も訪れてみたいです。い

ろいろなことを見聞きして視野を広げ

たいと思っています。

2017年は国連が定めた「開発のための持続可能な観光の国際年」。国連世界観光機関(UNWTO)は、観光が国を超えた相互理解を促し、世界平和への道につながると考え、国際年を契機に貧困や環境の問題に対する取り組みの強化を促したいとしています。オイスカでは国際協力の現場で、植林などを通じ現地の人々との交流を深める体験型のツアーを多く受け入れています。参加者はどんなことを感じているのか、高校生に聞いてみました。

人をフィリピンで目にしたことで、将

来は被災地や開発途上国で活動する管

理栄養士を目指したいと思うようにな

りました。現地の子どもたちとの交流

や一緒に参加した仲間たちとダンスを

披露したことなども楽しい思い出です

が、それ以上に貴重な体験を通じて人

として成長できたことをうれしく思っ

ています。

家の中にアリがたくさん入ってきたり

シャワーの水が出なかったりと不便な

ことはいろいろありましたが、それが

不快だったわけではなく、こちらでは

これが普通なのだと自然に受け止める

ことができました。ホストファミリー

とは今でもSNSでやり取りをしてい

ます。さまざまな体験ができてよかっ

たです。

(構成:月刊「OISCA」編集部)

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子どもたちと一緒にマングローブを植林

タダで海外へ行ける!?

オイスカとの出会い

バングラデシュ・チョコリアの植林現場。UIゼンセン同盟(当時)の仲間と(右端が筆者/2011年6月)

10国際協力の現場から | February 2017 OISCA

 

大学卒業後の20年余り、勤

務するアパレル会社で常に新

しいファッションを追い求め、

日々忙しく過ごしていました。

充実はしていたものの年齢は

50代に突入、感性も衰えつつ

ある中で、今までのように働

き続けていいのか、自問自答

を繰り返すようになりました。

そんなある日、労働組合の掲

示版を何気なく眺めていると

「ボランタス海外派遣」とい

う聞き慣れない言葉が目に入

りました。見てみると会社の

労働組合とその上部組織のU

Iゼンセン同盟(現UAゼン

セン/以下、ゼンセン)が旅

費を負担してくれて海外に行

けるということでした。組合

のお金で社会貢献ができる。

こんな魅力的なことはないと、

慌てて応募に必要な作文を書

いたことをよく覚えています。

 

ゼンセンはさまざまな社会

貢献活動を〝ボランタス〞と

銘打って取り組んでおり、そ

の一つが海外派遣です。支援

する3つの国際協力NGOの

プロジェクトを組合員が訪問

するというもので、世界から

飢餓・病気・無知・争いを無

くすことを目指す「サルボダ

ヤ」、南アジアの貧しい人々の

生活上の問題解決に向けた活

動を行う「シャプラニール」、

そして私が選んだのが「オイ

スカ」でした。正直にいうと、

最初は海外に行けるのならど

こでもよかったのですが、ほ

かの2つは現地への訪問と交

流が主な目的なのに対し、オ

イスカはまず観光で訪れるこ

とはないであろうバングラデ

シュが行き先だったこと、ま

たマングローブ植林の作業が

あることに興味を持ち決めま

した。

 

とはいうものの、誰でも行

けるわけではありません。私

の作文は会社の組合のチェッ

クで早速アウト。「弘中さん、

すぐに書き直してください」

といわれてしまいました。内

容はよく覚えていないのです

が、よほどひどいものだった

のでしょう。締め切りギリギ

リで応募に間に合い、何とか

選考を潜り抜けることができ

ました。

 

2011年6月、ついに訪

れたバングラデシュ。全国か

ら集まったメンバーは、下は

19歳の若者から上は50代半ば

の私まで男女合わせて12名。

このメンバーもまた魅力的で、

今でも交流は続いています。

現地で何よりも印象的だった

のは、初めて出会ったオイス

カのスタッフたちの姿でした。

社会貢献の原点〝オイスカ〞

オイスカ賛助会員 

弘中信治

国際協力の現場から 141回

勤め先で目にした海外ボランティア派遣のポスター。

選考を潜り抜け、植林のため訪れたバングラデシュでの体験が、

その後の筆者の人生を大きく変えることになる。

50代半ばで早期退職をし、選んだ道とは。

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バゴ研修センターを訪問(2013年5月)

グローバルフェスタのオイスカワークショップにて(2012年10月)

左/(公財)ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンの東大ハウスで

右/東京マラソン2015に勤務先が寄附先団体として登録され、自身がチャリティランナーとして参加。2017年も挑戦する予定

11 February 2017 OISCA | 国際協力の現場から

社会貢献への覚醒

今の私

弘中信治(ひろなか・のぶはる)1957年生まれ。大学卒業後、アパレル企業に勤務。2011年に労働組合が企画する社会貢献活動への参加を機にオイスカ活動にも参加。13年に退職し、現在は(公財)ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンの東大ハウスでハウスマネージャーとして勤務。

ボランティアの受け入れに慣

れている面もあると思います

が、すべての対応が心地よく、

特に当時駐在員だった渡辺洋

地さん、安部雅之さんの、真

似をしたくてもできないやさ

しさが胸に残っています。こ

こから私の人生は変わってい

くのです。

 

素晴らしい出会いと経験を

得たものの、自腹を切らずに

〝体験させてもらった〞だけ

だと感じていた私は、帰国し

てからが自分の社会貢献活動

のスタートだと、オイスカの

本部事務所でのボランティア

などに参加するようになりま

した。実は、ボランタスの海

外派遣でオイスカを選んだ人

たちは、「ボランティアに〝は

まる〞人が多い」と、出発前

に聞いていました。参加者の

中には会社を辞め、JICA

やオイスカで新たな人生を歩

み始めた人もいます。もとも

と海外支援やボランティアな

どに対して意識の高い人たち

だったのだと思います。

 

私自身も軽い気持ちでの参

加だったとはいえ、やはり何

かしたいという思いは持って

いたのでしょう。この年の3

月に東日本大震災があったこ

とも影響してか、今までのよ

うにファッションの世界で仕

事をしていくのではなく、自

分の残りの社会人としての人

生を、より直接的に社会に貢

献できるところで過ごしたい

と考えるようになりました。

職場で希望退職者を募ってい

たことがいいきっかけとなり、

新たな道を歩むことを決意、

13年に退職しました。

 

求職活動中は時間がたっぷ

りとあったので、オイスカ本

部で事務仕事を手伝ったり、

宮城県で進む「海岸林再生プ

ロジェクト」のボランティア

に参加したり。その5月には

フィリピンのネグロス島を訪

ねて、バングラデシュでお世

話になった渡辺洋地さんがい

るオイスカのバゴ研修センタ

ーで活動に触れることもでき

ました。

 

現在、私は 

ドナルド・マ

クドナルド・ハウス・チャリ

ティーズ・ジャパンが運営す

る東大ハウスに勤務していま

す。ハウスというのは、治療

や入院が必要な子どもたちが

家族と一緒に滞在できる施設

で、日本には現在12のハウス

があります。施設の管理や食

事の提供などはすべてボラン

ティアによって支えられてお

り、私はそれらを統括するハ

ウスマネージャーを務めてい

ます。

 

日々の仕事の中では、オイ

スカでも同じだと思いますが、

資金獲得の難しさを感じてい

ます。「海岸林再生プロジェ

クト」の担当部長の吉田俊通

さんが「資金集めが一番楽し

い」と話していたのが深く印

象に残っていて、自分もそう

ありたいと思いながらも、ま

だその域には達していません。

またボランティア希望者が多

いのはありがたく、「役に立

ちたい」という気持ちも尊重

したいのですが、長期的・継

続的に参加してくださる方ば

かりではなく、個々の対応に

追われてしまっている現実も

あります。今後の課題ではあ

りますが、バングラデシュで

自分たちを受け入れてくれた

オイスカスタッフの姿をお手

本としながら、プロとして完

璧な受け入れをしていきたい

と思っています。

 

会社勤めをしていた頃とは、

気持ちのあり方も変わりまし

た。以前は、自分のパフォー

マンスにふさわしい報酬を求

め続け、不満やストレスを感

じていましたが、今は手当て

に関係なく、自らが持つ最大

のパフォーマンスをしようと

思えるようになり、精神的な

安定も手に入れることができ

ました。それともう一つ、く

じ運がよくなったこと。〝誰か

のために〞という欲のないと

ころには、いろいろなものが

巡りくるのを実感しています。

 「ボランタス海外派遣」に

参加するために書いた作文。

今思えば、ゼンセンへの提出

前にダメ出しをしてくれた組

合の副委員長に感謝!です。

あのまま応募していたら間違

いなく選考から漏れ、オイス

カとの出会いもなく、またそ

の後の私の人生も大きく変わ

ることはなかったでしょう。

きっかけは何気ないことでし

たが、そのおかげで、還暦を

間近に控えた今でも日々前進

を続けていられます。感謝の

思いを胸にこれからも自らの

信じる道を進んでいきます。

公財

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12オイスカ広場 | February 2017 OISCA

前日に準備ができ、彩りも抜群。センターで行われるパーティの定番メニュー

オイスカ★広場OISCA SQU

ARE会員さん、ボランティアさん、職員、研修生など

オイスカ活動に関わる人たちのための「広場」です

がオイスカ!わ られ

夢は1万人の

笑顔をつくること

山田澄男さん(岐阜県支部幹事)

入会していました。80年にスリランカで

開催されたアジア太平洋地域開発青年フ

ォーラム(当時)に参加したのがきっか

けとなり、ネグロス島に県内の学生を連

れて植林に行くなどフィリピンは4回訪

れました。バゴ研修センター所長の渡辺

重美さんは岐阜県の出身ですし、私は年

が同じなんです。当時は家具をつくる会

社に勤めていて、景気はよかったものの、

ラワン材などの木材を必要以上に消費し

ていたため、『これはオイスカ精神に反し

ているのでは』と疑問を感じるようにな

りました。33歳の時に会社から『仕事を

とるかオイスカをとるか』と決断を迫ら

れ退職。経験もないのに、オイスカの道

を選んで山田農園を設立、農業を始めま

した。大変な時期もありましたが、昨年

11月に息子に経営を譲り一段落です」

―オイスカに影響を受けた人生だといえ

ますね

 「オイスカを通してたくさんの仲間がで

き、いろいろな分野のトップの人たちと

も接することができて刺激を受けました。

仕事でもなんでもそうですが、大切なの

はお金ではなく地道に継続していくこと

です。これからも柿ノ木登としての活動

と併せ、オイスカもコツコツ続けていき

ます」

 

今年で入会40年になるベテラン会員の

山田さんは、柿ノ木登という芸名を持ち、

地域で物まね、声帯模写などを披露して

います。得意な田中角栄の口調や鳥の鳴

きまねで、今日も多くの人々を楽しませ

ています。

―物まねがそっくりで驚きました

 「お寺や公民館など地域の人たちが集う

場所に呼ばれては披露しています。カラ

スの鳴き声などは屋外でやると、本物と

間違われるくらいです。60歳の時に体の

不調を感じて医者にかかったら、脳梗塞

の恐れがあるといわれて即入院。同室に

は亡くなってしまった方もいて自分も人

生について深く考えました。退院後は自

分だけではなくたくさんの人を笑顔にし

ようと、観客動員数1万人を目標に地道

に公演を続けています」

―オイスカ入会のきっかけを教えてくだ

さい

 「オイスカを知ったのは1975年の第

9回オイスカデーでした。地域の青年団

の団長を務めていた時で、海外から大勢

の参加者が来るからと手伝いを頼まれた

のです。たいしたことはできませんでし

たが、外国人がめずらしい時代でしたか

ら強く印象に残って……知らないうちに

おいしいオイスカVol.16「イエガーベッケン」

〈材料/12人分〉 フランスパン 3本

バター 1箱 チューブ入り和がらし 1/2本

かまぼこ 6本チーズ 1箱

ミックスベジタブル 500g卵 10個

砂糖 小さじ1塩 小さじ1/2

※分量外:バター、塩、コショウ

ドイツのサンドイッチ、バゲットの詰め物です。通常はソーセージやハムを入れますが、今回のレシピはかまぼこを使用。2001年から四国研修センターで調理を担う菅原浩子が“イスラム教の研修生も食べられるように”とアレンジしたものです。

❶Ⓐを混ぜ、炒り卵をつくる

■室温に戻したバター1箱を木べら で混ぜ、和がらしを加えてさらに 混ぜる

■かまぼこ、チーズは5㎜角のサイコ ロ状に切る

■フランスパンを半分に切り、周囲 1㎝を残してスプーンでくり抜き、 中身は小さくちぎっておく

❷かまぼこをバター※で炒めミックスベジタブルを加え、塩とコショウ※で軽く味をつける

❸バターとパンの中身、❶と❷、チーズを混ぜ、隙間なくパンに堅く詰め込む

❹ラップで包み輪ゴムでとめる。冷蔵庫で2~3時間冷やして1㎝幅に切る

作 り 方

まず先に

季節の素材を使った料理やふるさとの味自慢など、おすすめレシピ大募集! 月刊「OISCA」編集部までお送りください。

できあがり!

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13 February 2017 OISCA | オイスカ広場

次回は

ラーメン山山登り頑固

好きな食べ物好きな日本語趣 味 性 格

::::

来たばかりの頃は食品加工のことは全然分かりませんでした。今はタルトも作れるように!

「海岸林再生プロジェクト」でボランティア。支部のメンバーと(前列左から2番目)

北海道支部安達寿夫です

TRAINEE CLO

SE UP!

研修生の素顔

「悪戦苦闘と楽しみと」

アンギタ・クスマ・ニングルン(愛称:アンギ)四国研修センター(地域開発コース)●研修期間2016年2月~12月●インドネシア・中部ジャワ州

 2016年、私ははじめて日本へ来

ました。日本で生活するなかでた

いへんだったことは、おいのりの

時間です。私はイスラム教徒です

から、一日に5回、おいのりをし

なければなりません。四国研修セ

ンターにいるほかの研修生と、私

の宗教はちがいます。日本は時間

にきびしくて、いそがしいです。

だから、自分でスケジュールをち

ょうせいして、おいのりをする時

間をつくりました。さいしょはた

いへんでしたけど、みなさん分か

ってくれました。

 約1ヵ月間のラマダン(断食)

のときも、サポートしてもらいま

した。たとえば、日中は私はごは

んを食べません。みんなも私の前

では何も食べませんでした。また、

イスラム教では豚肉を食べてはい

けません。おかしにラードなど豚

にかんけいするものが入っている

と、みんながよく教えてくれまし

た。いろいろな宗教がありますが、

研修生のなかまは、おたがいをり

かいしてなかよくなりました。

 日本へ来ていろいろな経験がで

きました。特に時間のかんりを勉

強することができて、よかったで

す。 国へ帰っても同じようにでき

るよう、がんばります。

201

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感じています。まだまだ慣れないこと

もあり、楽しみながらも悪戦苦闘の毎

日です。

富山環境大臣会合に合わせたシンポジ

ウムもあり、オイスカの活動を紹介す

るプレゼン資料の作成に追われ、この

1年半は目が回る忙しさでした。

 

20年以上にわたり、二酸化炭素の最

大の排出源といわれている石炭などの

燃料調達を生業としてきた私にとって、

環境部門の仕事はまさしく180度異

なるものでした。一方、エネルギー問

題と環境問題は〝コインの裏表〞の関

係にあり、かつ地球規模で取り組まな

ければならない課題という点で共通し

ています。

 

自分がオイスカと関わりを持つに至

ったことに、何かしら運命的なものを

 

私は現在、北陸電力㈱に勤務してい

ます。2015年7月、燃料部から環

境部への異動に伴い、オイスカ富山県

支部の事務局長に就きました。ちょう

ど支部設立40周年の節目を迎える年で、

就任直後から記念大会の開催や記念誌

の発行、記念事業の一環としての「海

岸林再生プロジェクト」へのボランテ

ィア派遣など、その企画や準備作業が

続きました。また、16年5月にはG7

中田峰行富山県支部事務局長

私たちはみんな、違うからこそ素晴らしい(宗教や文化、人種、性格などの違いを超えて)

インダッニャ プルベダアン(インドネシア語)

※アンギは研修を終え2016年12月に帰国しました

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14情報交差点 | February 2017 OISCA

情報交差点INFORMATION CROSSROAD

ミャンマーの長財布

2月16日~3月15日は所得税の確定申告の期間です。対象となるのは、平成28年中に●オイスカに賛助会費を納めた●「子供の森」計画に支援をした●各種寄附をしたという方で、年末調整などでの各種控除後の納税額のある方。確定申告をすることで所得税が一部還付されます。

【確定申告に必要なもの】❶当法人の発行した受領証❷税額控除に係る証明書(当法人ホームページよりダウンロードできます→

❸確定申告書❹給与所得者の場合は、加えて勤務先の源泉徴収票

E-mail oisca@

oisca.org

http://www.oisca.org/support/data/koujyo.pdf)

確定申告

下記の自治体にお住まいの方で、次に当てはまる方は、簡易な申告により住民税から寄附金額の最大10%(都道府県民税4%、市区町村民税6%)の控除を受けられます。

平成28年中に●オイスカに賛助会費を納めた●「子供の森」計画に支援をした●各種寄附をした

【都道府県】東京都、神奈川県、長野県、富山県、石川県、岐阜県、広島県、福岡県、佐賀県

【市区町村】仙台市、那珂市、杉並区、横浜市、相模原市、富山県下の全市町村、浜松市、常滑市、豊田市、岐阜市、福岡市、佐賀市

住民税控除

※詳しくは最寄りの税務署、または公益財団法人オイスカ 総務部 (03-3322-5161)までお問い合わせください。

※このほかの自治体でも控除が受けられる場合があります。手続きなど詳細 については各自治体にお問い合わせください。

イベントや植林ツアーの情報など、オイスカの最新情報をお伝えします。

 

2016年11月にミャンマー農

村開発研修センターの20周年記念

式典が開催され、日本からも会員

の皆さんをはじめ多くの関係者が

参加しました。現地でのバス移動

やガイドなどの手配をしてくださ

ったさくら観光よりお土産として

いただいた長財布を6名にプレゼ

ントします。

 

ヤンゴンにある同社では、滞在

中にミャンマーの通貨であるチャ

ットの紙幣を入れて使えるように

と、お客さまの到着直後にこの長

財布をプレゼントしているのだそ

うです。金色の糸を使った華やか

な刺繍がミャンマーらしく、また

実用的だとたいへん喜ばれている

とのこと。オイスカ本部でも出張

時などの経費を入れるのに愛用し

ているスタッフがいます。サイズ

は21・5㎝×10㎝。内側にはファ

スナーが付いており、小銭も入れ

られます。

応募方法:はがきかメールに住所、

氏名、電話番号、ご希望の番号、

今月号の感想、「2月号読者プレ

ゼント」を明記の上、左記宛先ま

でお送りください。

〒168ー

0063

東京都杉並区和泉2ー

17ー

5

公益財団法人オイスカ

月刊「OISCA」編集部 

確定申告&住民税控除のご案内オイスカは2011年2月1日に特定公益増進法人※の認定を受けており、当法人への賛助会費や寄附金は税制上の優遇措置が適用されます。

※「公益の増進に著しく寄与する特定の法人」の略。教育の振興や文化・芸術の普及向上、社会 福祉や開発途上国への技術協力といった分野における公益の増進に寄与する法人のこと。

読者プレゼント!

お忘れなく!!

来年(平成30年)の確定申告では、税控除の割合が変わります。 ※平成29年1月1日以降の会費や寄附が対象変わります!!

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NEXT

15 February 2017 OISCA | 情報交差点 

安全な海外渡航のために(仮)

MARCH3 TOPIC

〒168-0063 東京都杉並区和泉2-17-5TEL(03)3322-5161 FAX(03)3324-7111E-mail [email protected]

お問い合わせや資料請求のお申し込みは

OISCA NETWORK

国内支部

国内研修センター

海外赴任

1月4日、石橋幸

裕フィリピン・マ

ニラ事務所駐在代

表が同事務所へ再

赴任しました。

1月18日、ジョセ

リン・L・マトゥ

ンハイ海外駐在員

がフィジーへ再赴

任しました。

岡村郁男氏

(農業指導専門家)

1月16日、三菱商

事㈱支援によるミ

ャンマー農業指導

者研修センター設立事業における

農業指導専門家としてミャンマー

に赴任しました。

「OISCA」 2月号 定価160円

■ 発行人永石安明

■ 発行所オイスカ・インターナショナル〒168-0063 東京都杉並区和泉2丁目17番5号TEL(03)3322-5161 FAX(03)3324-7111E-mail [email protected]

■ 編集:OISCA松井孝司/林久美子/井上聖子

■ アートディレクション土肥幹人

■ デザイン土肥幹人/坂巻貴行

■ 印刷・製本株式会社ケープリント

本誌掲載の記事・写真・イラストなどの無断転載を禁じます。

アタリ

ご支援ありがとうございます!

●オルビス株式会社/「子供の森」

計画と「富士山の森づくり」、山梨

県甲州市での森林整備活動に合わ

せて513万円

●九州電力労働組合/タイでのマ

ングローブ植林事業に100万円

●東銀リース株式会社/「子供の

森」計画に69万4671円

●株式会社関電工/「富士山の森

づくり」に50万円

●九州ハートネット21/フィリピ

ンでのマングローブ植林に20万円

●NECフィールディング株式会

社/「海岸林再生プロジェクト」に

17万1000円

●東京センチュリー株式会社/

「子供の森」計画と「海岸林再生プ

ロジェクト」に合わせて30万円

●株式会社髙島屋/「海岸林再生

プロジェクト」に14万9300円

●仙台トヨペット株式会社/「海

岸林再生プロジェクト」に13万2

10円

●東日本パワーファスニング株式

会社/「海岸林再生プロジェクト」

に10万円

●四国電力総連/啓発普及事業と

「海岸林再生プロジェクト」に合わ

せて15万円

新しく会員になられた方は次の通

り。(2016年11月9日〜12月6

日、本部登録済分。順不同、敬称略)

■維持法人

【宮城県】宝来産業株式会社【静岡

県】株式会社静岡県セイブ自動車

学校【ミャンマー】さくら観光

■維持個人

【宮城県】高城克彦、太田洋子、大

槻壽夫、熊谷清一、吉田直美、伊

藤薫、佐藤百合恵【岐阜県】長江重

光【大阪府】中村暢秀【奈良県】松尾

兼裕【香川県】森一夫、寺内千代【福

岡県】後藤和幸

2016年11月10日〜12月9日ま

でにいただいた寄附は次の通り。

(順不同、敬称略)

●コスモ石油エコカード基金/フ

ィリピンの中部ルソン自然林再生

プロジェクトとパプアニューギニ

アの熱帯雨林保全プロジェクトに

合わせて616万8075円

●前田建設工業株式会社/「子供

の森」計画に150万円

●三菱UFJニコス株式会社/

「海岸林再生プロジェクト」に26万

7000円

●福岡西ライオンズクラブ/人材

育成事業に10万円

●大橋克幸(岐阜県)/啓発普及事

業に10万円

●オイスカ岐阜本巣推進協議会/

「子供の森」計画に10万円

●デリシャス株式会社/「子供の

森」計画に76万7620円

●生興株式会社/「子供の森」計画

に15万5000円

1月号の寄附欄に記載もれがあり

ました。お詫びしてここに掲載い

たします。

●三菱UFJニコス株式会社/

「海岸林再生プロジェクト」と学校

林活動に合わせて1400万円

新会員の紹介

寄附

中部日本研修センター関西研修センター四国研修センター西日本研修センター

〒470-0328 愛知県豊田市勘八町勘八27-56 30565-42-1101 50565-42-1103 〒563-0101 大阪府豊能郡豊能町吉川120 3072-738-3699 5072-738-3901〒761-2103 香川県綾歌郡綾川町陶5179-1 3087-876-3333 5087-876-3334〒811-1112 福岡県福岡市早良区小笠木678-1 3092-803-0311 5092-803-0322

〒062-0931 札幌市豊平区平岸1条1丁目9-6 ラルズビル3F 3011-867-9684 5011-867-9685  〒980-0014 仙台市青葉区本町2-10-28 カメイ仙台グリーンシティビル6F 3022-265-3350 5022-265-3350〒168-0063 東京都杉並区和泉2-17-5 (公財)オイスカ内 303-3322-5161 503-3324-7111〒400-0032 甲府市中央4-11-9 3055-231-6699 5055-231-6699〒380-0838 長野市県町584 長野県経営者協会総務部内 3026-235-3522 5026-234-0667 〒939-2251 富山市下大久保2412-9 3076-468-7120 5076-468-7128〒435-0036 浜松市南区渡瀬町87 3053-464-0339 5053-463-0316〒470-0328 豊田市勘八町勘八27-56 オイスカ中部日本研修センター内 30565-42-1162 50565-42-1103 〒500-8384 岐阜市藪田南5-14-12 岐阜県シンクタンク庁舎本館1F 3058-216-2463 5058-216-5665〒541-0058 大阪市中央区南久宝寺町4-4-1 新御堂ビル 306-6244-2366 506-6244-9422 〒730-0041 広島市中区小町4-33 中国企業㈱内 3082-242-7804 5082-242-4706〒760-0017 高松市番町2-17-15 第2讃機ビル2F 3087-821-1503 5087-821-1536〒795-0064 大洲市東大洲1220-1 CELCO JAPAN内 30893-25-0033 50893-25-7333 〒811-1112 福岡市早良区小笠木678-1 オイスカ西日本研修センター内 3092-803-0311 5092-803-0322

北海道支部宮城県支部 首都圏支部山梨県支部長野県支部 富山県支部静岡県支部愛知県支部 岐阜県支部関 西 支 部広島県支部四 国 支 部愛媛県支部西日本支部

福 島 茨 城 神奈川 三 重 奈 良岡 山徳 島 高 知 佐 賀 長 崎 熊 本 大 分 宮 崎 鹿児島 沖 縄

〒963-0534 郡山市日和田町字大窪50-8 ㈲根本産業内 3024-958-2643 5024-958-3741〒311-0113 那珂市中台852-9 3029-298-2539 5029-298-2539〒231-0003 横浜市中区北仲通3-33 関内フューチャーセンター 3045-274-8682 5045-330-6484〒510-1241 三重郡菰野町大羽根園新林町4443-50 3059-393-4461 5059-393-4461〒630-8444 奈良市今市町53-6 30742-63-6277 50742-63-6277〒700-0011 岡山市北区学南町2-6-11 PORTA美容室内 3086-252-3027 5086-252-3027〒770-8555 徳島市寺島本町東2-29 四国電力㈱徳島支店総務部内 3088-656-4593 5088-656-4511〒780-0870 高知市本町1-6-24 高知商工会議所総務企画部内 3088-875-1177 5088-873-0572〒840-0826 佐賀市白山2-1-12-4F 30952-28-1368 50952-28-1368〒858-0908 佐世保市光町109 ㈱堀内組内 30956-47-2127 50956-48-5069〒865-0055 玉名市大浜町2173-1 丸光グループ本社内 30968-76-2161 50968-76-2162〒870-0002 大分市浜の市1-3-7 ㈲大地企画内 3097-533-2101 5097-533-5040〒880-0843 宮崎市下原町227-6 30985-26-5673 50985-26-5673 〒892-0843 鹿児島市千日町1-12 高島屋開発㈱タカプラ内 3099-801-6700 5099-801-6700〒900-0013 那覇市牧志2-18-17 NTT牧志ビル1F 3098-943-2871 5098-943-2881

編 集 後 記2016年は「子供の森」計画の25周年にちなみ、表紙を子どもたちの写真で飾りました。今年は「働く大人たち」の魅力的な姿をお届けします。「我こそは!」(被写体・写真提供)の声、お待ちしています。   (林)

Page 16: TOPIC 開発途上国での 交流から見えること - OISCA · 2019. 2. 7. · 開発途上国での交流から見えること 「大和霊」の真義について 9 「世界融和の大精神としての「大和霊」

●特別会員(年額一口) 個人/5万円法人/10万円

●維持会員(年額一口) 個人/2万円法人/ 4万円

●マンスリーサポーター 個人/月々 2,000円~

 オイスカは、会員・支援者の皆さまからの会費や寄附金によって運営されています。「公益法人」としての認定を受けているため、所得税・法人税・相続税、また条例で定められた自治体では住民税も控除対象となります。受領書をお届けしますので、申告の際にご利用ください。

※海外の支援地域の活動案内(年1回)やニュースレター(年2回)をお届けします。※子どもたちからのグリーティングカード(年1回)が届きます。

※特別会員と維持会員には、会員としての差異はなく、口数とともに、自由にお選び ください。※会員、マンスリーサポーターの皆さまには、毎月、月刊「OISCA」(8-9月号は年次 報告書)をお届けします。※新入会年度は入会月によって納入金額が異なります。

個人・法人/5,000円●「子供の森」計画支援金(年額一口)

〒168-0063 東京都杉並区和泉2-17-53(03)3322-5161 5(03)3324-7111 E-mail [email protected] 

お問い合わせや資料請求のお申し込みは

http://www.oisca.org/

ウェブからも支援のお申し込みができます  http://www.oisca.org/support/

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国内支部

国内研修センター中部日本研修センター関西研修センター四国研修センター西日本研修センター

〒470-0328 愛知県豊田市勘八町勘八27-56 30565-42-1101 50565-42-1103 〒563-0101 大阪府豊能郡豊能町吉川120 3072-738-3699 5072-738-3901〒761-2103 香川県綾歌郡綾川町陶5179-1 3087-876-3333 5087-876-3334〒811-1112 福岡県福岡市早良区小笠木678-1 3092-803-0311 5092-803-0322

〒062-0931 札幌市豊平区平岸1条1丁目9-6 ラルズビル3F 3011-867-9684 5011-867-9685  〒980-0014 仙台市青葉区本町2-10-28 カメイ仙台グリーンシティビル6F 3022-265-3350 5022-265-3350〒168-0063 東京都杉並区和泉2-17-5 (公財)オイスカ内 303-3322-5161 503-3324-7111〒400-0032 甲府市中央4-11-9 3055-231-6699 5055-231-6699〒380-0838 長野市県町584 長野県経営者協会総務部内 3026-235-3522 5026-234-0667 〒939-2251 富山市下大久保2412-9 3076-468-7120 5076-468-7128〒435-0036 浜松市南区渡瀬町87 3053-464-0339 5053-463-0316〒470-0328 豊田市勘八町勘八27-56 オイスカ中部日本研修センター内 30565-42-1162 50565-42-1103 〒500-8384 岐阜市藪田南5-14-12 岐阜県シンクタンク庁舎本館1F 3058-216-2463 5058-216-5665〒541-0058 大阪市中央区南久宝寺町4-4-1 新御堂ビル 306-6244-2366 506-6244-9422 〒730-0041 広島市中区小町4-33 中国企業㈱内 3082-242-7804 5082-242-4706〒760-0017 高松市番町2-17-15 第2讃機ビル2F 3087-821-1503 5087-821-1536〒795-0064 大洲市東大洲1220-1 CELCO JAPAN内 30893-25-0033 50893-25-7333 〒811-1112 福岡市早良区小笠木678-1 オイスカ西日本研修センター内 3092-803-0311 5092-803-0322

北海道支部宮城県支部 首都圏支部山梨県支部長野県支部 富山県支部静岡県支部愛知県支部 岐阜県支部関 西 支 部広島県支部四 国 支 部愛媛県支部西日本支部

福 島 茨 城 神奈川 三 重 奈 良岡 山徳 島 高 知 佐 賀 長 崎 熊 本 大 分 宮 崎 鹿児島 沖 縄

〒963-0534 郡山市日和田町字大窪50-8 ㈲根本産業内 3024-958-2643 5024-958-3741〒311-0113 那珂市中台852-9 3029-298-2539 5029-298-2539〒231-0003 横浜市中区北仲通3-33 関内フューチャーセンター 3045-274-8682 5045-330-6484〒510-1241 三重郡菰野町大羽根園新林町4443-50 3059-393-4461 5059-393-4461〒630-8444 奈良市今市町53-6 30742-63-6277 50742-63-6277〒700-0011 岡山市北区学南町2-6-11 PORTA美容室内 3086-252-3027 5086-252-3027〒770-8555 徳島市寺島本町東2-29 四国電力㈱徳島支店総務部内 3088-656-4593 5088-656-4511〒780-0870 高知市本町1-6-24 高知商工会議所総務企画部内 3088-875-1177 5088-873-0572〒840-0826 佐賀市白山2-1-12-4F 30952-28-1368 50952-28-1368〒858-0908 佐世保市光町109 ㈱堀内組内 30956-47-2127 50956-48-5069〒865-0055 玉名市大浜町2173-1 丸光グループ本社内 30968-76-2161 50968-76-2162〒870-0002 大分市浜の市1-3-7 ㈲大地企画内 3097-533-2101 5097-533-5040〒880-0843 宮崎市下原町227-6 30985-26-5673 50985-26-5673 〒892-0843 鹿児島市千日町1-12 高島屋開発㈱タカプラ内 3099-801-6700 5099-801-6700〒900-0013 那覇市牧志2-18-17 NTT牧志ビル1F 3098-943-2871 5098-943-2881

1961年の創立以来、オイスカは農業技術指導を通じた人づくりに取り組んできました。今、世界各地に育った人材が、その技術を伝えながら

持続可能な農業を基盤とした“ふるさとづくり”を進めています。

人づくりのオイスカ、これまでもこれからも。

■平成29年2月1日印刷

■平成29年2月5日発行 ■オイスカ

■毎月1回5日発行

■通巻642号

■昭和42年12月27日第三種郵便物認可

2017FEB2