【The maple seed】企画ご提案書

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短編映画 The Maple Seed 企画ご提案書 www.mapleseedpictures.com

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短編映画

The Maple Seed 企画ご提案書

www.mapleseedpictures.com

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人生を考え直すきっかけになる映画を世界へ発信したい。そんな想いで

Mapleseed Picturesを立ち上げました。私たちの第一回作品は「再出

発」をテーマに、夢がないことに悩むアメリカ人学生と生まれた時から

将来が決まっているお寺の住職のそれぞれの葛藤を描きます。映画を観

て頂いた方に、子供のころに描いていた「夢」を思い出してほしい―そ

んな想いを込めています。

3 Mapleseed Pictures

人生を変える映画を 世界の人々へ

短編映画「The  Maple  Seed」

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映画企画の前提

4 Mapleseed Pictures

ここでは、企画の前提として、自主製作映画の動向分析します。

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出典:「映画ビジネスデータブック」 2010年 キネマ旬報社

日本の映画館観客数推移

観客動員数は2000年より増加傾向にある

Mapleseed Pictures

0  20000  40000  60000  80000  

100000  120000  140000  160000  180000  

1998   1999   2000   2001   2002   2003   2004   2005   2006   2007   2008   2009   年

千人

日本の映画観客数の動向

まず、日本の映画観客数の動向です。

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大手3社(東宝、松竹、東映)vs  インデペンデント映画(自主製作を含む)

Mapleseed Pictures

興行収入 公開本数

公開本数は減少しているが、トータルの興行収入は増加している ■一本あたりの収入が増加している

大手映画の5倍以上の公開本数だが収入は停滞傾向にある ■一本あたりの収入が減少している

135  80   88   91   80   78  

241  

123  185   201  225   224   248   234   254  

298  353   338   353   381  

2000   2001   2002   2003   2004   2005   2006   2007   2008   2009  

インデペンデント映画

407  

700  

444  

579  

710   738  837   823  

972   971  

57   48   59   49   49   59   68   72   65   67  

2000   2001   2002   2003   2004   2005   2006   2007   2008   2009  

大手3社

公開本数は年々増加しているが、一本あたりの収入が減少している

インデペンデント映画

大手3社(東宝、松竹、東映)・外国映画以外の映画(インデペンデント映画)の動向です。

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ミニシアター映画館の推移

Mapleseed Pictures

自主製作映画を含むインデペンデント映画は衰退しつつある

2011年1月 恵比寿ガーデンシネマ 休館 2011年2月 シネセゾン渋谷 休館

97   104  92   84  

77  

0  

20  

40  

60  

80  

100  

120  

2007   2008   2009   2010   2011  

ミニシアタースクリーン数の推移(首都圏)

1本あたりの収入が減ったことから、経営が難しくなっており、ミニシアター系映画間のスクリーン数

はここ5年間で約25%減少している

上映機会の減少

次に、インデペンデント映画を中心に上映しているミニシアターの推移です。

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I.  メッセージ

“自分が作りたい映画”を作成

作り手の自己満足のために作られており、観客を無視したテーマの

映画が多く、共感が得られない

Mapleseed Pictures

映画製作における問題点

 主題(テーマ)

+II. 表現 • ストーリー • 演出

+III. マーケティング • 配給 • プロモーション

フィルム(映像)

上映

I. メッセージ

II.  表現

芸術的要素にとらわれ過ぎている

映画は最高の芸術文化であると考えており、凝った表現(ストーリー、

演出)のため理解し難い映画になっている

III.  マーケティング

プロモーション戦略が練られていない

より多くの人たちに映画を見てもらうための仕掛けをしていない。宣伝

的に何を売ればよいのかはっきりとしていない

映画製作工程

観客を無視した映画が多い

日本のインデペンデント映画の問題点

日本のインデペンデント映画の問題点は、大きく3つに分けられる製作過程の中にあると考えます。

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9 Mapleseed Pictures

観客を中心にした映画

短編映画「The  Maple  Seed」 コンセプト

普遍性、時代性にマッチしたテーマ

I.  メッセージ

II.  表現(脚本・演出)

わかりやすい、シンプルな映画

III.  マーケティング(配給、プロモーション)

映画のターゲットにあったマーケティング

3つのアプローチ

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短編映画「The  Maple  Seed」企画案

10 Mapleseed Pictures

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11 Mapleseed Pictures

再出発 自分の種をもう一度 

メッセージ(伝えたいこと)

 「夢」。私たちは、子供のころ希望に満ちあふれた将来を描いていました。年を重ね

るとともに、目の前にある無限の可能性に目をつぶり、いつの間にか「夢」から「安定」

を望むようになってしまいます。本当に望んではいないこととわかっていながら「安

定」を選択する。世界には、自分で選ぶことができない人生を送っている人々がたく

さんいます。先進国に住む幸運な私たちに、後悔のない人生、明日死んでも良いと

思えるような人生を送ってもらいたい。自分たちも含め世界の人々の背中を押したい。

そんな想いを映画「Maple Seed」に込めています。

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12 Mapleseed Pictures

夢より現実を取る人の増加

2.1  

30.8  

11.4  

21  

9.5  

17.4  

1.4  6.7  

収入

自分

夢働

個人

生活

仕事

両立

仕事

人仕事

出世

社会

貢献

(出展:毎ナビ就職アンケート)

就職で何を実現したいか

自分

夢の実現のために生きたいと望む若者は10人に1人 

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アメリカ名門大学に通うエマは、卒業を間近に控え、将来を悩んでいた。親に言われるがまま生きてきた彼女はこのままでい

いのだろうか。エマは、大学卒業と同時に自分探しの旅へ出る決意をする。はじめに訪れた国日本で財布とパスポートを紛失

し、あるお寺に助けを求める。そこは、住職の健一とその父親の義男が住む貧乏寺だった。そこで居候をすることになったエ

マは、別れた妻との子供の養育費を稼ぐために、アルバイトをしながら住職の業務をこなす健一の姿に衝撃を覚える*1。 目

の前に多くの選択肢がある主人公エマと、レールで敷かれた人生を歩んできた健一が日本で交差し、それぞれの人生に変

化が訪れていく。

*1.実際に住職の約半数は、お寺の収入だけでは生活が出来ずに、教師や役所で働くなどの兼業をしている

Mapleseed Pictures

アメリカ人学生とお寺の住職

ストーリー

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14 Mapleseed Pictures

ストーリー(詳細)

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15 Mapleseed Pictures

2人の対比 

目の前に無限の可能性がありながらも、これからの何をすればいいのか悩むエマ。生まれたときから跡継ぎに決

まっている住職の健一。これらの2人を対比させることで、若い世代の観客に、自分がどれだけ幸せか、やりたい

ことが何かわからないか悩むことがどれだけ幸せを訴えかけます。

 人は、自分を変えようと思うときは、人から指摘されるのではなく、自分で気づくことで自発的に自分自身を変え

られると思います。そのため、私たちは宮崎駿監督の作品のような「こうしなさい」と指摘する映画ではなく、「自分

でハッと気づいてもらえる」きっかけになる映画を作りたいと考えています。そのために、全く異なる境遇にいるエ

マと健一のそれぞれの葛藤を描き、客観的に自分を見つけるきっかになればと思っています。

多くの選択肢があるエマ

一つのレールの 上を歩く住職健一

メッセージを伝えるために

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マーケティング

より多くの人々に映画を届けるために

Mapleseed Picturesでは、一人でも多くの人に映画を届けるために、様々な施策を行っております。今回の映画では、「お

寺」「ボーダレス」「世代」などの映画のキーワードに合ったマーケティング(プロモーション)活動を行っています。

英語字幕作成

英語の字幕を作成し、日本だけではなく、世界の人々に楽しんで頂けるようにします。字幕は、英語がネイティブのバイ

リンガルのアメリカ人ライターが作成し、日本語がネイティブのバイリンガルのプロデューサーと監督で確認する体制を

とります。これにより、私たちが伝えたいことが、正確に発信できるようにします。

米国での上映

日本だけでなく、欧州を中心に世界の映画祭に応募します。また、米国iTuneでのレンタル上映を予定しています。

世界への発信

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17 Mapleseed Pictures

日本での上映

地方での上映

インデペンデント映画(自主映画)をより多くの人に届けるために、地方自治体に協力いただいて地方での上映をします。

地方に暮らす方々は、インデペンデント映画に触れる機会がないため、地方を中心に多くの方に映画のファンになって

頂けるきっかけになればと考えています。

全ての世代の人に

全ての世代の人に映画を観て、共感頂けるように、映画ファンが集まりやすい映画祭や単体での映画上映だけでなく、

地域のイベント(子供会、敬老会など)のイベントの一部としての上映を提案します。

浄土真宗大谷派

2011年に親鸞聖人の750回忌を迎え、現在全国で積極的にイベントを行っています。法話や勉強会、子供会などのイ

ベントの一部として本作を上映します。第一回上映は岐阜県下呂市光明山賢誓寺を予定しています。

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出資

浄土真宗大谷派光明山賢誓寺

Idefix

Tokyo  Pear

出資

協力

上映

地方イベントミニシアター(映画館)iTunes(日本、米国)など

Mapleseed  Pictures

18 Mapleseed Pictures

Campfire,  Mapleseed  Pictures

映画上映

制作

協力

製作体制図

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Mapleseed  Picturesについて

19 Mapleseed Pictures

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楓の種は、種についた翼で遠くまで飛んでいきます。

多くの人は子供のころに描いていた夢をいつの間にか忘れてしまっています。私たち

Mapleseed Picturesは社会人になっても夢を追い続けています。その夢とは、「人生を

変える映画を世界の人々へ」届ける事です。私たちの映画が楓の種のように世界中の

人々の心に飛んでいき、夢の種を芽吹かせる。この想いを込めて映画を作っています。

20 Mapleseed Pictures

Mapleseed 楓の種

Mapleseed  Pictures

“人生を変える映画を世界の人々へ”

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プロデューサー  中村 圭太

高校卒業後、黒沢映画に憧れて渡米。カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)にて、経済学、映画学

を学ぶ。大学卒業後、IT企業の営業職を経て、現在コミュニケーション支援会社に勤務。

好きな映画:生きる

21 Mapleseed Pictures

メンバー全員が、フルタイムの仕事を持っており、週末を中心に活動しています。映像制作、芸能事務所などそれぞれのフィールドで培ったスキルを活かして、映画製作を行っています。

キャスティング・ディレクター  大畑 亜沙子

青山学院大学卒業後、放送事業会社で音楽配信業務に携わる。その後、世界一周旅行に旅立つも、7カ

国目のペルーにて右足を骨折し挫折。現在は、芸能事務所にてイラストレーターのマネジメントを行う。

好きな映画:This Is It

  広報 大塚 貴

明治大学卒業後、東京大学大学院で「記憶の分子メカニズム」について研究。現在IT企業に勤務。

好きな映画:今を生きる

ディレクター  井上 大輔

オーストラリアで映画を学び、帰国後はモバイルコンテンツ配信会社に勤務し、その傍らで自主映画制作を続

ける。映像以外にもミュージッククリップや写真など活動は多岐にわたる。http://www.macadamiafilms.com

好きな映画:Stand By Me

 

メンバー

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22 Mapleseed Pictures

映画製作の基本は人を楽しませること(entertain)だと考えています。

そのために観客中心の企画、脚本、演出、マーケティングを行っています。

観客に楽しんでもらうもの

Mapleseed  Picturesが考える映画

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普遍性、時代性にマッチしたテーマを

Mapleseed Pictures

Mapleseed  Picturesの映画製作

I.  メッセージ

多くの人に映画を楽しんでもらうために、映画のテーマ(主題)は、誰もが共感でき(普遍性)、かつ現在の社会にあった

もの(時代性)である必要があると考えています。

  「千と千尋の神隠し」「Always三丁目の夕日」「The Dark Knight」など、多くの人が楽しめる映画は、普遍性と時代性が

マッチした映画です。今どのような映画が求められているのかを、正確に把握することはできません。ただ、少なくとも社

会の中で、日々暮らすことで、何となくでも、人々が何を感じているのか、何を求めているのか、感覚的ですがわかるよう

な気がします。

  私たちMapleseed Picturesは、自分たちが社会人として、社会に触れることで、観客が望むテーマを模索しています。

時代性

私たちは、「観客が楽しめる映画」を製作するために、以下の3つのアプローチを行っています。

普遍性

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24 Mapleseed Pictures

II.  表現(脚本・演出)

【徹底したリサーチ】

どんなメッセージでも、観客に伝わらないと意味がないと考えています。

そのために、観客が映画にのめり込めるように、リアリティを追求しています。具体的に

は脚本を進める以前の段階で、関係者へのインタビューなど徹底したリサーチを行い

ます。

わかりやすい、シンプルな映画を

【EDGE International】 上場企業のIRコミュニケーションツール Annual Report

の作成

【Stitch】 Web映像を中心にしたコミュニケーションデザインを作成

【客観的に表現】

また、Mapleseed Picturesでは、プロデューサーと監督がコミュニケーションツール

(伝えるための媒体)の制作業務に携わっており、factを客観的にとらえ、それを「伝

える」実績、経験があります。

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25 Mapleseed Pictures

完成した映画を多くの人に見て頂いて、共感、楽しんで頂くために、

Mapleseedでは、マーケティングを重視した映画作り、プロモーション活動

を行っています。

【マーケティングを意識した映画作り】

脚本の段階で、マーケティングを意識した構成を考えています。観客ターゲット(世代、性別な

ど)を明確にして、彼らが共感できる設定を考えています。

【メディア広告】

ITベンチャー企業Idefixのサポートを受けながら、facebook、trublrなどのアーンドメディア*1を

中心にプロモーション活動展開。

*1.信用や評判を得るメディア、SNSやブログのようなソーシャルサイト

【地方での上映会】

日本各地の方々に映画を見て頂くために、地方でのイベントの一部として映画上映をして頂く

ように営業活動を行っています。

III.  マーケティング(配給、プロモーション)

映画のターゲットにあったマーケティングを

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ご検討のほど、宜しくお願い致します。

お問い合わせ先

Mapleseed  Pictureswww.mapleseedpictures.com

【企画について】プロデューサー中村 圭太[email protected]

【キャスティングについて】キャスティングディレクター大畑 亜沙子

[email protected]