The cautions point which prevents the trouble of a Web design

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Transcript of The cautions point which prevents the trouble of a Web design

thinaks(シナクス) デザイナー愛媛県松山市在住

2003年 楽天ショップの運営

2007年 松山市内のWeb制作会社 入社     更新・運用担当 → Webデザイナー

2012年 フリーランス(6月より)

経歴

Saeka Abe

自己紹介。

このトラブルを防ぐために、あなたなら、どのように防ぎますか?(ワーク形式)

Webデザイナーとしての『力』を『誤解』させないために

1.

2.

簡単に本日の流れ。

この2つが組み合わさってはじめて『力』を発揮する

仕事というのは…

このトラブル、あなたならどのように防ぎますか?

店舗ロゴをリニューアルしたのでサイトのロゴを差し替えて欲しいという依頼。

こんなことがありました。1

ロゴの色調とサイトの色調の相性が悪いことを説明納得していただいた上で

ロゴの色を可能な範囲で変更

ロゴは後で送られる、ということで先にサイトのデザインを進めていたが、イメージが違うロゴが届いてしまいもう一度作りなおすことに。

Case.1

ロゴはプロジェクトの『核』であり企業の『顔』である

Case.1 Answer

1.可能な限り、ロゴを先にいただく。2.できなければ、ロゴ制作者・制作管理者と打ち合わせを行い、イメージ・方向性を決める。

『VI(ビジュアルアイデンティティ)=ロゴは、企業の「顔」であり、どんな会社なのか?どんな事業をしている会社なのか?といった企業そのもののイメージを相手に伝える大切な役割を持っています。』

Co’sy Design Studio『Co'sy Design Studioが考えるロゴデザインとは。』より引用

http://www.cosydesign.com/kangae.html

佐藤浩二さん

ロゴ例

黄色の矢印はA→Zまでの商品=多種の商品を扱っていることを意味し、スマイルのような形は、顧客(ユーザー)に満足してもらいたいという意味が込められている。

クライアントから修正の指示が何度も来て作業が終わらない。

Case.2

一旦、制作をストップ。今までの作業とやりとりの内容を見直す。

クライアントの『意図』をちゃんと認識する

Case.2 Answer

『意図』が伝わっているかさまざまな面からもう一度見直す

タイトルを赤に変更して欲しい。

実際は目立てばそれで良かっただけ。

指示通りに直しても、クレームが来るので何とかして欲しいとの依頼。

こんなことがありました。2

やり取りしたメール、資料制作したデザイン全部を

転送してもらい、意図を掴んだ上で新たにデザイン制作

こんなことがありました。3

話し合いをした上で納期までに対応できることは

全て対応した

公開数日前に、すべて制作済みな状態なのに、クライアントの最終決定者から『色が気に入らない』『幅を狭くしろ』という要望が来た。

納品間際にクライアントの社長からダメ出しが入って、デザインを最初からやり直すことになった。

Case.3

プロジェクトの初期から認識を一緒にすることで

間違った方向へ進むことを防ぐ

Case.3 Answer

打ち合わせの要所で最終決定者に参加・確認していただく。

大抵のトラブルはコミュニケーション不足が

大きな原因

3つの事例を見てきて…

Webデザイナーとしての『力』を『誤解』させないために大切なこと

注:後藤さん

クライアントが『何を成し遂げたいか』その目的をつかむこと

ためにやっている5つの代表例

『目的をつかむ』

モヤモヤした部分は放置しない、放置させない

モヤモヤしたままにすると自分で勝手に解釈して食い違いをしてしまう確率が高くなる。

目的をつかむ その1

相手の言葉をそのまま受け取らない

言葉通りに受け取るとクライアントの本当の『意図』を見逃す可能性があるため。

目的をつかむ その2

自分から見えている部分

クライアントが望んでいる本来の『意図』

イメージのすり合わせには『Webサイト』以外も活用する世の中の『デザイン』を表現しているものはWebだけではない。

雑誌・パンフレットなどの印刷物、写真、イラスト、雑貨など活用できるものは何でも活用。

目的をつかむ その3

話しやすい雰囲気で打ち合わせをするようにする

リラックスした状態で話した方がより本音を引き出しやすい。

目的をつかむ その4

『明確化』して『共有化』する打ち合わせたことを放置せず、こまめに議事録や提案書にして目に見える形にしておけば、経緯を振り返ることができる。

目的をつかむ その5

※プロジェクトに参加する全員に 必ず見せるようにすること。

もっと詳しく知りたい人におすすめの3冊

Webデザイン受発注のセオリーデザインコントロールが身につく本

片山良平 著

発注者と受注者の間の『コミュニケーション不足』問題に対して注目させた一冊。

おすすめ本 その1

ウェブ配色 決める!チカラ

Webサイトの配色についてのコミュニケーションポイントがまとめられた一冊。

問題を解決する色彩とコミュニケーション

坂本邦夫 著

おすすめ本 その2

スマートフォンデザインでラクするために

デザインの組み立て方、過程についてラフ入りで分かりやすく書かれた一冊。

石嶋未来 著

おすすめ本 その3

『技術』を活かすためにクライアントの『目的』『本質』を

見い出すこと

まとめ

おまけ:ロゴに関して…。

【雑学】あの有名企業ロゴに隠された本当の意味-NAVERまとめhttp://matome.naver.jp/odai/2129196318697412301

Co'sy Design Studiohttp://www.cosydesign.com/

セッション内で紹介したロゴデザイン事務所のサイト。制作されたロゴの紹介ほか、ロゴ制作に対する考え方や基礎知識のページもあります。ぜひ説明の参考に。

有名企業のロゴの意味がまとめられたページ。普段見慣れているロゴには実はこんな意味があるんです。