Tensor flow唐揚サーバーロボット rev1
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TensorFlow唐揚サーバーロボット
株式会社アールティ
アールティについて
• アールティは創立以来、イノベーターを顧客として成長してきた企業である。技術的には、移
動機構、屋内・屋外センサー統合技術、2足歩行ロボット、ドローン、室内ヘリ、対話、イベ
ント等、様々な知見、ノウハウを蓄積している。人型ロボットをコンパクトに作る技術にかけ
てはアールティが世界一である。端的に言って、アールティは、先端技術を実現可能にし、世
界をリードできる基礎技術を蓄積してきている。
• Google I/Oに2年連続出展(2011年、2012年)
※Google I/OはGoogle本社が米国サンフランシスコで行う開発者会議。
世界中から選抜された技術的なリーディングカンパニー/グループが招待される。
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開発実績2 協働型ロボット関連技術
国際ロボット展2013にて協働型ロボットアームを展示。
国際ロボット展2015にてIoT/Industry 4.0のデモを展示。 IROS2014にて研究用双腕ロボットを展示。
ロボットとWEBを統合して人との協働動作を実現。
基板設計、メカ設計、力制御まですべて自社開発可能。
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開発実績3 受託開発紹介
Pepperプロトタイプ開発(2012年12月~2013年2月)
NTT Data様向けかえるちゃんGoogle 向けRIC Android2011年
HAYABUSA様(KDDI向け)見守りロボット「カリコキャット」2013年
フジテレビ系アニメRobotics; Notes 2013年ON Airタネガシマシン3(プロモーション用実機)
アスラテック様SoftbankグループASRA C1 2013年RIC90ベース
サムソンイベントGalaxy X’masでロボットを30日間動かし、3000人以上とHug2011年
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いろんなロボットの開発・提供実績。
ロボットショップ「ロボットアイル」
秋葉原駅電気街口下車徒歩30秒
ロボットアイルではネコ店長※が世界中からのお客様をお出迎え
※身長120㎝人型ロボット
WEBショップアールティロボットショップhttp://www.rt-shop.jp/
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当社の取り組む人工知能
機械学習
形式知
身体知
ロボット本体モーターセンサーメカ
データベースクラウド解析会話
音響処理音声認識画像処理情景理解感情感性処理
今日の発表者
中川友紀子株式会社アールティ 代表取締役
1971年生まれ1995年法政大学大学院修士課程修了 工学修士1995年東京工業大学 大学院総合理工学研究科 助手1998年科学技術振興機構ERATO北野共生システムプロジェクト研究員2001年日本科学未来館展示サブリーダーロボットベンチャー等を経て2005年株式会社アールティを創業2006年初自社製品発売開始
パワーポイントと連動する教育用アームロボット2007年アールティオフィスを秋葉原電気街に移転以下、社歴参照 https://www.facebook.com/RTnetjp/
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著書日経Roboticsコラム連載(2015年8月号から)ロボットのいるくらし(単行本・共著、2007年、日刊工業新聞社)入門 Bluetooth(単行本・共著、2000年、技術評論社)
専門分野
動画像処理、マルチモーダル情景理解、ニューラルネットワーク、ファジィ知識工学、GA、自然言語処理、UNIX系ネットワークスーパーユーザー(基幹ネットワークからサーバー立ち上げまでフルスタックで対応可能)、科学館展示、ロボットを通じた科学技術教育2015年より日本知能情報ファジィ学会副会長
近年のロボット関連の取材でインタビュー、講演等2015年 日本経済新聞社講演会にて講師2015年 世界で知るべきロボット業界の女性25人に選出
(ロボハブ シリコンバレーロボティクスのWEBメディア)2015年 日本経済新聞7月17日夕刊2面で紹介2015年 日経MJでロボットパイオニアフォーラムの紹介記事掲載(2014年以前の講演、論文、受賞多数のため割愛)
ロボットで食品を扱うロボット分野において、最後に残されたフロンティアと言われるくらい、難しい。対象が自然物のため、見分けにくい、柔らかいなど技術的にとても難しい要素を秘めている。
はじめに
•TensorFlow唐揚サーバーロボットは、エンジニアに唐揚げを与えるための新鮮なネタです。
おいしいんだから!
お願い(-人-)
エチケット
•食べ物を使った実験をしている映像、写真等、SNSに上げるときは、実験した唐揚げはスタッフ&参加者がおいしくいただきましたとお書き添えください。
ご協力お願いします。
むずかしさ(ロボット編)
• 柔らかいものをつかむの大変!!
• このロボットアームはJSONコードで動いてる!?
• 持ち出してポンと使えるようなロボットアーム開発は実は難しい。
• 力制御と重力補償で動いてる(柔らかくて安全)。
• 本日のロボットアームの名前は
NEKONOTE(ネコノテ)
と言います。猫の手も借りたいときに使います。
むずかしさ(データ作成編)
•ネットには単品唐揚げの画像がほぼない
•データ用の唐揚げを揚げる•2度揚げするとおいしい•冷凍した鶏肉を揚げると生焼け
画像データをクラウド(天国)へ
むずかしさ(画像処理編)
•そもそも唐揚げと他のものって区別しにくいみたい…• 唐揚げとグーの手とか区別できない。
•どこが唐揚げの境目なのかわからない
•高さが分からない
•形は一定ではない(人間なら見ればわかるのに…)
似ているとかいないとか?w
システム構成
NEKONOTE(ロボットアーム)
WEBカメラ
鶏の唐揚げ
Linux PC
ROS(Robot
Operating System)
アーム制御(逆運動学)
画像処理
ROS(Robot Operating System)
• ロボット用のミドルウェア(OSではない)
ライブラリ 視覚化ツール
メッセージ通信 パッケージ管理
フローチャート
画像処理
• 皿が置かれたのを認識してselective search開始
• 唐揚げらしき領域を探す
TensoFlow
• TensorFlowで学習したデータと切り出した画像が唐揚げかを判定
• 唐揚げなら、XY座標と大きさを出す
ロボット
アーム
• ロボットが位置をもらって、手先を動かし掴む
• お皿に載せる
そこでTensorFlow
• 唐揚げ画像を撮って切り出し• データ作成はとにかく揚げる、撮る、食べるの繰り返し。
• 学習には正解350枚不正解が750枚くらいの画像を使っている
• イタレーションはとりあえず2万回くらいでロスがなくなった。
• それでも、げんこつに握った手と唐揚げはよく似ている…
唐揚げピックアップデモ
•今回の唐揚げはGoogleに準備していただきました!(皆さん拍手!)
•当日に作られた唐揚げなので学習はできません。(当たり前?)
•唐揚げらしきものをピックアップするデモになっています。
•サーブされた唐揚げをおいしく召し上がって下さい
エンドロール
• 発案者&唐揚げ担当:中川友紀子(アールティ)
• ソフト担当:平間翔大(千葉工大)
• メカ担当:中川範晃(アールティ)
• 励まし担当&監修:上田隆一(千葉工大)
• 出ると決めてから、1.5か月(活動は週1日)
• 食べられた唐揚げ:100個以上。
結論
• 唐揚げ山盛りはまだ画像だけじゃ難しい。
• 皆さんも試してみてください!
ありがとうございました。唐揚げをお楽しみください。