Techno TUT Lecture(scale)
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Transcript of Techno TUT Lecture(scale)
テクノ部講習会資料スケールのおはなしとか
ぬうぱん (@NU Pan)
総合文化部音楽技術部門 (テクノ部)
2015/4/30(Thu)
(テクノ部) TechnoTUT Drum & bass 2015/4/30(Thu) 1 / 18
I : はじめに
このスライドで説明すること曲を作るのに実際使う7つの音のこと
スケールの話
度数/ディグリーの話
調号と鍵盤の関係
つまりメロディーを書く上でこれは必要! というお話をします
注意点正直拙者もよくわかってない部分もあるでござるよ
(テクノ部) TechnoTUT Drum & bass 2015/4/30(Thu) 2 / 18
II : おさらい
引用:http://blog.zaq.ne.jp/Kazemachi2/article/502/
使うのは Aから G ♯ の12個だけ
(テクノ部) TechnoTUT Drum & bass 2015/4/30(Thu) 3 / 18
II : 7つの音
本当に 12個も音要るの?12個の音を適当に並べてもまともなメロディにはならない
誰しも子供の頃にピアニカで経験したことがあるのでは?
実際 12個は多すぎる 1
実は 7個あれば十分12個の中からある規則性を持って 7個取り出して使う
すると結構適当に並べてもメロディーっぽくなる
実際大抵の曲は1フレーズを切り出すと7個しか使ってない 2
この規則性を使えばメロディー書けそう?
1かなり乱暴な言い方をしていますのでご了承ください2転調したら話は変わってきます
(テクノ部) TechnoTUT Drum & bass 2015/4/30(Thu) 4 / 18
II : 取り出す 7個の例
引用:http://blog.zaq.ne.jp/Kazemachi2/article/502/
C ,D,E ,F ,G ,A,B の 7つ
(テクノ部) TechnoTUT Drum & bass 2015/4/30(Thu) 5 / 18
II : 規則性はこれだ!
C - D - E - F - G - A - B - C全 全 半 全 全 全 半
これが一番大事基準となる音を決める
基準音から “全全半全全全半”の間隔で音を7つ選ぶ
この間隔が超絶大事
名前がついています基準となる音→キー選んだ 7つの音→スケール例えばこの例は C メジャースケールとか呼ばれてる
(テクノ部) TechnoTUT Drum & bass 2015/4/30(Thu) 6 / 18
II : メジャーとマイナー
メジャースケールってなんだよ“ 全 全 半 全 全 全 半 ”
この並びのことです
メジャーじゃないスケールもあんの?“ 全 半 全 全 半 全 全 ”マ イ ナ ー ス ケ ー ル 1
実は…C メジャースケールと Aマイナースケールは使う音が全く一緒です…2
マイナースケールの存在意義とは?ちょっと説明できないです…2
1厳密にはナチュラルマイナースケール2メジャースケールの 5 つ目の音をキーとするマイナースケールは同じ音を使う3存在意義は、ありまーす!
(テクノ部) TechnoTUT Drum & bass 2015/4/30(Thu) 7 / 18
II : 結局は
とりあえずメジャースケールだけ覚えておきましょう
意外となんとかなります
マイナースケールは?コード進行がどうのこうのとかのお話をし始めるとイキイキしてくる
(テクノ部) TechnoTUT Drum & bass 2015/4/30(Thu) 8 / 18
II : さあ、メロディーを書いてみよう!
説明は全部だ!
ここまでの知識を使えば (一応は)メロディーを書くことが出来ます!でもコード進行が無いとしっくり来ないです…
やりかた1 キーを決めましょう
2 メジャースケールでどの鍵盤を使うのか調べましょう
3 その鍵盤の範囲内でメロディーを考えましょう 1
1面倒臭かったら C メジャースケールで白鍵だけ使えばいいんです(テクノ部) TechnoTUT Drum & bass 2015/4/30(Thu) 9 / 18
III : 度数/ディグリー
スケール上で何番目?スケール上でキーから数えて
N 番目の音を “N 度”と呼びます
“ドレミ”とか “ABC”みたいな
Iから VIIのローマ数字を使って表したりもします
キーがどう変化しようと度数は一定
コードのお話を詳しくし始めるといっぱいでてきます!
引用:http://www.aki-f.com/kouza/riron/riron 1.htm
(テクノ部) TechnoTUT Drum & bass 2015/4/30(Thu) 10 / 18
III : 相対的な度数/ディグリー
音の距離の呼び方基本的には “3度下”とか言ったりする 1
半音で何個離れてるか? で呼び分ける
基本的にはスケールの距離感がベースになっている
なんで呼び分けんの?っていう話は和音のお話をし始めると…
そんな概念が有るんだーくらいに思っておいてください
距離 2 呼び方0 完全 1度1 短 2度2 長3 短 3度4 長5 完全 4度6 増 4度6 減 5度7 完全 5度8 短 6度9 長10 短 7度11 長12 完全 8度
1“3度下のハモり” とか聞いたことありません?2半音での個数
(テクノ部) TechnoTUT Drum & bass 2015/4/30(Thu) 11 / 18
IV : スケールと調号
五線譜上でのスケールの表し方五線譜の左端に書いてある ♯と ♭(調号)は実はスケールを表しています 2
個数が重要で付いている場所は重要じゃ無かったりする
ココらへんを理解しておくといろいろ楽ちん
引用:http://guitarchord-lab.com/theory/pitch.html
2見たことありますよね?(テクノ部) TechnoTUT Drum & bass 2015/4/30(Thu) 12 / 18
IV : 鍵盤と調号
引用:http://blog.zaq.ne.jp/Kazemachi2/article/502/
ほとんど黒鍵を使えという指示のようなもの
(テクノ部) TechnoTUT Drum & bass 2015/4/30(Thu) 13 / 18
IV : 調号のつく順番は決まっている
引用:http://blog.zaq.ne.jp/Kazemachi2/article/502/
♯ 系 : F ♯ → C ♯ → G ♯ → D♯ → A♯ → E ♯
♭ 系 : B♭ → E ♭ → A♭ → D♭ → G ♭ → C ♭ → F ♭
(テクノ部) TechnoTUT Drum & bass 2015/4/30(Thu) 14 / 18
IV : 鍵盤の使いかたも決まりきっている
引用:http://blog.zaq.ne.jp/Kazemachi2/article/502/
D − E の 5鍵盤と F − Bの 7鍵盤で見ると
Aメジャー (♯3つ) : [黒白白][黒黒白白]
E ♭ メジャー (♭3つ) : [白白黒][白白黒黒](テクノ部) TechnoTUT Drum & bass 2015/4/30(Thu) 15 / 18
IV : つまりはこういうことだスケールが簡単にわかる
数個わかれば残りは推定できる
使う鍵盤が推定できたらキーも自ずとわかる
鼻歌をピアノロールに下す時とか耳コピする時に有用
打ち込む時に有用ノートをちまちまいじる時に便利♯ が何個だから…という考え方がきでる
とにかくお世話になる
ちなみにキーをずらすと調号の個数が増減する
完全 5度上 : ♯ が 1個増える完全 5度下 : ♭ が 1個増える半音上下 : いっぱい増減する
調号が 6個つく調 (=スケール)では白鍵から白鍵へお引っ越しする
(テクノ部) TechnoTUT Drum & bass 2015/4/30(Thu) 16 / 18
V : まとめ
スケールの話使うのは 7音でお互いの間隔が大事
キーを合わせて C メジャースケールとか呼んだりする
たまにはマイナースケールちゃんのことも思い出してあげてください
度数/ディグリーの話スケールの構成音には番号が振ってあります
音と音の距離にはスケールをベースとした名前がついてます
あとで使うから覚えておこう!
鍵盤と調号の話五線譜と調号と鍵盤の関係性のお話でした
黒鍵と白鍵をどう使うかというのには法則性がある
法則性を覚えておくといろいろ楽ができるよ!
(テクノ部) TechnoTUT Drum & bass 2015/4/30(Thu) 17 / 18
V : 大事なことなのでもう一度書きます
あなたはもう (一応は)メロディーを書くことが出来ます!3
でもコード進行がないとしっくり来ないよ!
3もちろん曲を一杯聞いてインプットすることが大事です!(テクノ部) TechnoTUT Drum & bass 2015/4/30(Thu) 18 / 18