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令和元年度第 8 (令和元年 10 23 日発行) 一般社団法人 熊本県警備業協会 労災事故ゼロを目指して 令和元年度「労働安全衛生大会」を開催 ~大会宣言も採択 協会では、労災事故防止を目的として、平成24年から 毎年「労働安全衛生大会」を開催しており、本年度で 8 回目を迎えました。 本年度は、 10 16 日、ホテル熊本テルサにおいて、熊 本労働局長を来賓に迎え、これまで警備の職に殉じられ た方々に対し黙とうを捧げた後、第 1 部で「労働災害防 止に関する論文・ポスター・標語(以下、「論文」「標語」 「ポスター」と記載)」コンクール及び「令和元年度働く 警備員フォトコンクール(以下「写真」と記載)」受賞者 の表彰、大会宣言の採択を行い、第2部では、熊本東年金 事務所 厚生年金適用促進課長 上田満宏氏を講師にお招き し、「社会保険制度について」と題し講演を頂きました。 殉職者への黙とう 宇都宮労務副委員長 西恭介会長挨拶 熊本労働局長挨拶 による開会宣言 (代理 道長忠幸健康安全課長) 芦塚政光労務委員長 上田満宏厚生年金適用促進課長 による大会宣言 による基調講演 西会長挨拶要旨 昨年、全国では、休業 4 日以上の警備員の労働災害の死傷者数は 1,760 人にのぼり、過去 10 年間で最低であった平成 22 年の死傷者数の実に 1.8 倍にもなっております。このうち 31 人の 方が亡くなっておられ、死者数についても、過去 10 年間で最低であった平成 26 年の約 2 倍と なっているなど、極めて憂慮すべき状況にあります。

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特 別 号令和元年度第 8 号

(令和元年 10 月 23 日発行)

一般社団法人 熊本県警備業協会

労災事故ゼロを目指して

令和元年度「労働安全衛生大会」を開催 ~大会宣言も採択

協会では、労災事故防止を目的として、平成24年から

毎年「労働安全衛生大会」を開催しており、本年度で 8

回目を迎えました。

本年度は、10 月 16 日、ホテル熊本テルサにおいて、熊

本労働局長を来賓に迎え、これまで警備の職に殉じられ

た方々に対し黙とうを捧げた後、第 1 部で「労働災害防

止に関する論文・ポスター・標語(以下、「論文」「標語」

「ポスター」と記載)」コンクール及び「令和元年度働く

警備員フォトコンクール(以下「写真」と記載)」受賞者

の表彰、大会宣言の採択を行い、第2部では、熊本東年金

事務所 厚生年金適用促進課長 上田満宏氏を講師にお招き

し、「社会保険制度について」と題し講演を頂きました。

殉職者への黙とう 宇都宮労務副委員長 西恭介会長挨拶 熊本労働局長挨拶

による開会宣言 (代理 道長忠幸健康安全課長)

表 彰 芦塚政光労務委員長 上田満宏厚生年金適用促進課長

による大会宣言 による基調講演

西会長挨拶要旨

昨年、全国では、休業 4 日以上の警備員の労働災害の死傷者数は 1,760 人にのぼり、過去 10

年間で最低であった平成 22 年の死傷者数の実に 1.8 倍にもなっております。このうち 31 人の

方が亡くなっておられ、死者数についても、過去 10 年間で最低であった平成 26 年の約 2 倍と

なっているなど、極めて憂慮すべき状況にあります。

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熊本県におきましては、昨年、死亡災害はなかったものの 27 人が被災されている他、平成 29

年には、2 人の方がお亡くなりになっておられます。本年は、8 月末現在で、全国で 936 人の

死傷者が出ており、このうち 8 人の方がお亡くなりになっています。数字的には前年同期比

で死者、傷者数とも減少しているものの、労災事故は徹底して減少させなければなりません。

労災事故は、被災者やその家族の人生や生活に大きな影響を及ぼすばかりでなく、所属す

る会社にとっても、警備業界にとっても信用にかかわるものでもあります。「生活安全産業」

として位置づけられ、安全を確保すべき責務を担っている我々警備業において、警備員が労

災事故で被災するということは、なんとしても防がねばならず、警備業に携わる者は、一丸

となって労災事故防止に取り組む必要があることは言うまでもありません。

本日の大会では、今回初めて、当協会が全力をあげて労働災害防止に取り組むことを内外

に宣言する大会宣言を採択して頂くことになっております。大会宣言を、所属されている警

備員、従業員全員にご周知頂き、企業の経営者はもちろんのこと、関係する一人ひとりが細

心の注意を払い、業界全体が一致団結して、労災事故ゼロを目指して、心を一つにしていくこ

とが何よりも重要であると考えております。

当協会も、引き続き労災事故防止に向けた各種活動に取り組んでまいりますが、皆様におか

れましても、引き続き更なるご尽力を賜りますようお願い申し上げます。

表 彰

大会では、労働災害防止に関する「論文・標語・ポス

ター」コンクール及び令和元年度「働く警備員フォトコ

ンクール」の入賞者への表彰が行われました。

「論文・標語・ポスター」コンクールの入賞作品は、

熊本県代表作品として全国コンクールへ応募しています。

受 賞 者(敬称略) おめでとうございました。

● 労働災害防止に関する「論文・ポスター・標語」コンクール

☆ 論文

1位 「労働災害防止への取り組み」

九州警備保障㈱ 大石 修太郎

2位 「警備員の労災事故「ゼロ」に向けて」

JR九州セコム㈱熊本営業所 春木 浩光

3位 「熱中症と労働災害」

㈱にしけい熊本支社 緒方 真由美

☆ 標語

1位 「安全は あるものじゃなくて 作るもの」

九州警備保障㈱ 赤水 大介

2位 「安全は 一人一人の意識から 初心忘れず 安全確認」

九州警備保障㈱ 松尾 幸浩

3位 「プロ意識 みんなで達成 職場の和」

JR九州セコム㈱熊本営業所 江口 慎一

☆ ポスター

1位 九州警備保障㈱ 中島 崇則

2位 (一社)熊本県警備業協会 チーム事務局 with 中島巧人

3位 ㈱アイ・トラスト 寺本 三春

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1位 2位 3位

☆ 令和元年度「働く警備員フォトコンクール」

1位 ㈱キューネット 松原 公美

2位 ジャパンセキュリティーサービス㈱ 田中 耕二

3位 ㈱にしけい荒尾支社 萩原 圭城

1位 2位 3位

応 募 総 数

応募写真を動画投稿サイトにアップ論文 6点

標語 132点 令和元年度「働く警備員フォトコンクール」の入選作

ポスター 4点 品を含めた応募写真の一部をフォトムービーとして作成

写真 92点 し、動画投稿サイト YouTube にアップするとともに、当

協会ホームページともリンクさせています。

奨 励 賞 (敬称略) ぜひご覧下さい。

閲覧の方法惜しくも入選しなかったものの、

優秀と認められた作品応募者に、奨 下記のいずれかの方法でご

励賞が送られました。【論文】 覧になれます。

ジャパンセキュリティーサービス㈱ 1 協会ホームページから閲

福里 信寿 他1名 覧する。

【標語】 2 YouTube で閲覧する。

ALSOK 熊本㈱ 「働く警備員フォトコンク

丹波 伸一 他8名 ール」で検索して下さい。

【写真】

㈱アヴェイルセキュリティサービス

別府 圭太郎 他4名

期間 令和 2 年 1 月 16 日~ 1 月 31 日

場所 フードパル熊本内 熊本市食品交流会館

パネル写真展のお知らせ

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大 会 宣 言

我々警備業は、国民の自主防犯行動を補完又は代行する「生活安全産業」として、人

の生命、身体、財産を守ることを主な業務としている。

よって、犯罪・事故・火災等の発生を未然に防止し、又は発生した被害を最小限にと

どめなければならない。

真の安全・安心のプロとして、警備対象はもとより、地域の安全を守り、さらには警備

員自らの生命、身体をも守ることも必要である。

しかしながら、全国的に全産業における労働災害の死亡者数が減少傾向にある中、

警備業界においては、死亡事故や重篤事故が多発している。

全国における昨年までの5年間の労働災害による警備員の被災者は、約7,600名にも

上り、132名の尊い命が失われている。

熊本県においても、過去5年間で、102名にも上る警備員が被災し、2人の尊い命が失

われており、極めて憂慮すべき状況にある。

これらの事故の中には、周囲の警戒・基本の不徹底などに起因する事故も発生してお

り、警備員はもとより経営者の努力により回避できたと認められる事故も少なくない。

我々には、安全・安心に携わる警備員の命を守る責務がある。警備業だからこそ、安

全はすべてに優先しなければならない。

そのために、現場や社員任せにすることなく、経営者を含めた経営陣が警備員に対し

声かけによる注意喚起を行うとともに、自ら現場に赴き、自らの目で、警備員及び資機材

の配置状況、警備員の装備及び動作の確認を行うなど、警備員の尊い命を守るために

率先して努力しなければならない。

我々は、労災事故をなくし、誰もが安心して働くことができる安全で明るい職場づくり

に向けて、全力で取り組んでいくことをここに誓う。

以上 宣言する。

令和元年10月16日

一般社団法人 熊本県警備業協会

会 員 一 同

マスコミも注目

今大会は、労災事故ゼロを目指して協会の決意を内外に示す大会宣言

を行ったこともあり、マスコミの注目度も例年とは違っていました。既

に熊本日日新聞では写真付きで記事が掲載された他、くまもと経済及び

警備保障タイムズでも記事が掲載される予定になっています。

今後も、警備業界の発展のため、広報に努めていきたいと考えており

ます。

(左:熊本日日新聞掲載の記事)

編集後記 今回は、労働安全衛生大会特集となりました。他にもお知らせしたい内容は

多々ありましたが、紙面の都合上、次号に回させて頂きました。気がつけば冬の足音と共にイ

ンフルエンザの季節が近づきつつありますが、本年 1 月、1 週間の長きに亘り自宅待機となっ

た反省を踏まえ、早めに予防接種をと考えているところです。 KAZU

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