Tama river 201610
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Science
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Transcript of Tama river 201610
季節の移り変わり
「雑木林」「雑木林」近くの水溜り
「大木の水場」
トレイルカメラに撮影された動物
ツキノワグマの事情
2016年10月
- 季節の移り変わり
落下したクリのイガが茶⾊になった
⾊づいたスギの葉
紅葉ははじまったばかり
ヤクシソウ
ホコリタケ
2016年10月
- 「雑⽊林」(1/2)
標高約1200mの雑⽊林の紅葉は10月末にようやく始まった。そのためまだ緑が多い風景が続いていた。実りは終盤でクリのイガが沢⼭、地⾯に落ちていた。カ
ケスなどの⿃が⽊の実を⾷べているようで、ぽとりと落下する音も頻繁に聞こえていた。この音の正体が⿃と分かるまでは近くに動物がいるのか気になって落ち着かない。分かってからも周囲に気を使っていないと何が起きるか分からないのだが…。
上旬の雑⽊林 落下したクリのイガ
下旬の雑⽊林
2016年10月
- 「雑⽊林」(2/2)
シカの寝床(写真中央)
林床にあるへこみ(写真左)は何だろうと思っていたら、そこに座り込むニホンジカの姿がトレイルカメラに映っていた。
2016年10月
- 「雑⽊林」近くの⽔溜り
⽔溜り前のトレイルカメラにはニホンイノシシ、ニホンジカ、ホンドキツネ、ツキノワグマ、ニホンザル、コウモリが映っていた。大きなツキノワグマ(写
真:右)は早朝4時頃に撮影されていた。昼間は⾞、バイクや登⼭者も通る場所だ。
林道を歩くツキノワグマ
角合わせをする若いオスジカ
林道の⽔溜り 林道を歩くオスジカ
2016年10月
- 「大⽊の⽔場」(1/2)
⽔場の⽔は少ないがイノシシやツキノワグマがぬた浴びをしていた。途中の道で
はカエルの姿も⾒られた。
イノシシの親子親は寝転んでいる
ぬた浴びをしているツキノワグマの子供
通り過ぎるホンドキツネ
2016年10月
- 「大⽊の⽔場」(2/2)
10月初旬〜中旬にかけて、オスジカが頻繁にぬた浴びや雄叫びをしていた。
2016年10月
- ツキノワグマの事情
10月にツキノワグマが⻘梅市で飲⾷店の中の⾷料を漁ったり、⼈家近くに出没したりして駆除されてしまった。⼈づてに聞いた話では、その内の1頭は大きなオスで⼭の奥に住み、⼈家
近くに出てくるようなことをしなくても⼭奥で充分に⾷べ物を⾒つけられる個体だそうだ。そのため今年はドングリが不作だったのではないかと想像していると言われた。私のフィールドである奥多摩では特別にドングリが不作とは感じていなかっ
た。しかし、3年間通った⽔場の定点観察が8月に終わり、数キロ離れた新しい場所は今年の3月から通い始めたばかりだ。駆除の話しを聞き、ドングリの実なりの変化を比較することができないように感じていた。ツキノワグマが⼈家近くに出てきた事情はそのツキノワグマにしかわからない。
⾷べ物不⾜だったのか、縄張り事情だったのか、天候の変化だったのか、あるいは他の事情があったのか。何も語ることなく駆除されたツキノワグマの事情を少しでも⾒つけることがで
きるようにするには定点観察のみでは限界がある。踏み込んで何かを始めないといけない。まだまだやることがある。
2016年10月
- トレイルカメラに撮影された動物
【雑⽊林】◎○ニホンジカ◎ホンドキツネ◎ニホンザル◎ニホンタヌキ◎カケス○ツキノワグマ・ニホンイノシシ・ニホンアナグマ・ホンドテン・ハクビシン・コウモリ・キツツキ
「多摩川水源に生きる」 http://tama-forest.seesaa.net/
◎は公開している動画(動画は映像の状況により公開/非公開としています。)○は本スライド内で写真を掲載
・カケス・キツツキ・鳥・カエル
【大⽊の⽔場】◎○ツキノワグマ◎○ニホンイノシシ◎○ニホンジカ○ホンドキツネ・ホンドテン・ハクビシン・ニホンリス・コウモリ・ネズミの仲間