【報道関係各位】 PRESS RELEASE

2019 年 4 月 11 日

The New Japan Islands 実行委員会

「The New Japan Islands」は

SXSW 2019 Creative Experience “Arrow” において

Best Immersive Experience を受賞しました。

The New Japan Islands は、日本の経済産業省、企業、アーティストから学術関係者や 文化

人までが一体となって、未来ビジョンと未来の風景を模索し、発信するプロジェクトで、活動の

第 1 弾として、米国テキサス州オースティンで今年 3月 8 日から開催された SXSW2019 に

おいて日本館を設営し、海外に向け独自視点によるビジョン発信を行いました。

そしてこの度、The New Japan Islands は、SXSW2019 において Creativity and Innovation

を表彰する SXSW Creative Experience “Arrow” Awards における

Best Immersive Experience を受賞したことをお知らせいたします。

SXSW 2019 Creative Experience “Arrow” Winners

Best Immersive Experience

The New Japan Islands by media artist Yoichi Ochiai, produced in collaboration with

Japan’s Ministry of Economy, Trade and Industry department (METI) and other partners

A collaboration between multiple partners, The New Japan Islands immersed visitors in

landscapes and visions of the future based on culture original to Japan. The project included

more than 25 different activations from a Japanese market scene to food samples to pachinko,

from karaoke to J-Pop to haikus—all designed to allow visitors to take deeper looks into

Japanese culture, technology and philosophy. The message was “to consider a Nostalgic Future,

that is, to revisit the original ways of human life to construct a future that softly connects industry

and culture,” according to the project’s website.

引用：SXSW オフィシャルサイト

様々なパートナーとのコラボレーションによって描かれた日本文化を基盤とした独自の 未来風

景(25 以上のアート、ミュージック、テクノロジー展示等)が、来場者の洞察を深く刺激した事

が授賞理由です。また「懐かしい未来」というメッセージは、産業と文化の関係性の原点を見つ

め直し、緩やかに未来へと導く独自性あふれる視点であると評価を得ました。

（Executive Team）

General Director 落合陽一

General Producer 宇留賀敬一

（Creative Team）

Creative Director / Exhibition Design Director / Lighting Designer 遠藤治郎

Creative Management Director 北村久美子

Key Visual / Logo / Theme Music Director 中里周子

Japanese Text Writer 塚田有那

English Text Writer 辻愛麻

Logo Designer 小林一毅

Theme Song Creator NTsKi

DJ 剱持 英郁

Creative Coordinator / International PR シッピー大岡

Stage Manager 黒田隆行

Assistant Stage Manager 小山田サトル

Assistant Stage Manager 福泉成利

Assistant Producer 千賀祐輔

Creative Assistant / Exhibition Designer 坂下加代子

Exhibition Design Assistant / Ikebana Artist 大竹薫

Goggle-Eyed Dogu/Shakoki Dogu Modeler 山本ゆい

Web Creator chiliacta inc. / azimuth inc. / 市川大輔

Technical Assistant 小山裕貴

Technical Assistant 鵜沢信吾

Documentary Video Creator 竹原大介

Key Visual Manager / Logo / Music Management 城光寺美那

Construction and Technical Management Scot Richardson

Assistant Construction and Technical Management JD Morales

Operation Management Neil Marris

Operation Management Johnny Sarkis

Assistant Operation Management Luis Mota

Assistant Operation Management Daniel Rivera

（Operations Team）

Operations Managing Director 神通靖彦

Operations Managing Director 北田静美

Account Management Director 上條勝之

Participant Coordinator 柴田英寿

PR Supervisor / Participant Coordinator / Sub Account Manager 大野高

Transport & Operation Supervisor 塩原壮太

Legal Work Supervisor 前田泉

Legal Work Supervisor 原田孝史

（Key Visual Production Team）

Cast 百瀬 華乃 / 夜久 広 / 平山匠 / 吉部 雄一朗

DOP & Editing 三宅英正

Set Decoration 富山 優基

Assistant Set Decorator 松本加奈 / 光岡翔太

3DCG 平田尚也

Special Thanks KEISUKEYOSHIDA（ブランド名）

【本件に関するお問い合わせ先】

The New Japan Islands 実行委員会 事務局 広報担当：北村、大野

Email：info@thenewjapanislands.com

URL: http://thenewjapanislands.com/

※画像利用の際には©The New Japan Islands をご使用ください。

以 上

(The New Japan Islands Day アクティビティ①: 内観)

(The New Japan Islands Day アクティビティ②: 外観)

(The New Japan Islands Day アクティビティ③: 内観 2)

(The New Japan Islands Day アクティビティ④: 土偶神輿)

(The New Japan Islands Day アクティビティ⑤: カラオケパーティー)

(The New Japan Islands Day アクティビティ⑥: 内観 3)

■The New Japan Islands

コンセプト

「デジタル発酵する風景/Digitally Fermenting Landscape」

いま、私たちを取り巻く社会は刻々と変化を遂げている。

非中央集権的なエコシステムの理想郷だったインターネットは、フィルターバブルやデータビジ

ネスの利権集中など、新たな社会課題を引き起こしてもいる。

その一方で、テクノロジーインフラが根付いた土壌にこそ、新たに育まれるエコシステムもある。

食やデジタル文化、サブカルチャーなど、日本という島々で生まれた文化の種々は、あらゆる事

象が複雑に関わり合いながら、新たな種を生み出し、人智をも拡張して、 また共生していく。

インターネットに常時接続されたテバイスの生み出すミームは、 我々の社会で独自進化し、自

然とテクノロジーが融合し、工業社会の次の風景を作り出しつつある。

その変容する日本文化の生態系は、目に見えない無数の微生物たちのはたらきによって発酵が進

むように、互いの個を主張せす、公/私の境界があいまいなまま“発酵”を続ける、包摂的なエコ

システムとも言えるだろう。カオティックに発酵していく景色をホジティブに受け止め、ホッ

プカルチャーをも内包しながらにして、排他的でない未来ビジョンを提示する。それが本展示

のテーマである。

ミッション

蒸気機関の発明から始まった産業革命は、IoT や AI によって第 4次産業革命へと拡大を進め

ています。しかし、物質的な豊かさを無条件に是認してきたその在り方は環境破壊を引き起こ

し、人類の居場所である地球を危機に追いやっています。

また、大規模化や効率化の結果である独占や寡占は、産まれながらに人類に備わっている 多様

性を消滅させ、画一的で人間性が見えないモノクロな世界に変えていこうとしています。

そんな時代に打ち出す「0 次産業革命」とは、近代の資本主義や成長志向の限界を突破する コ

ンセプトキーワードです。従来の中央集権的・大量生産的な社会状況を見直し、人類を含む自然

環境の安定、そして個人や組織が自律的に活動しうる社会への移行を目指します。その鍵とな

るのは、東洋思想における自然観や調和の価値観。たとえは日本は元来、日本庭園にみられる

ように職人のもつ技と芸術の結節点を生活の一部に取り込んできました。日本古来の建築物も

また、木彫りや陶器など経年劣化を織り込んだ上で、自然と調和するような設計が施されてい

ます。

生命体としての人間本来の在り方を再確認し、未来を構築すること、そんな「懐かしさを感し

る未来」を日本から提案・発信していきます。それは、産業とカルチャーをゆるやかにつなくメ

ッセージでもあります。