STRUKTOL News 03- 2007

Inform a tion on proc e ssing add itive s a nd re le a se ag e nts for the rubb e r industry

c omp ound : 3828.4 C om pound 1 C om pound 2

Vamac HVG 50 50 Vamac G 50 50

black N-772 70 70

STRUKTO L K W 759 5 5 Naugard 445 2 2 Armeen 18D 0,5 0,5 stearic acid 2 Struk tol WB 222 1,5 Vulcofac HDC 1,25 1,25 Ekaland DPG 4 4 Sum : 184,75 184,25

Pic ture 1: Sp id e r Mo uld flow re sult of C om po und 1

Pic ture 2: Spid e r Mo uld flow re sult of C o mpound 2

Pic ture 3: Mo uld fo uling c a use d by C om p ound 1 (on surfa c e of

Struk tol MC - I sp id e r)

Pic ture 4: Mo uld fo uling c a use d b y C om pound 2 (on surfa c e of

Struk tol MC - I sp id e r)

高精密部品であるシール材、ガスケット、ベロウや金属接着部品に射出成形は広く利用されている。この場合、配合生地に対する重要なキーポイントをつぎに挙げる。

→ 射出成形には、多様な意匠の金型が使用されており、 高せん断下での、充てん能力を高める必要がある。 従って、配合生地には高度な流動性が要請される。

→ 加えて、射出成形のサイクル数は多いのが普通で あるから、金型汚れにより早々に製造が中断され るのは望ましくない。 当然、金型汚染を極力抑える手段は必須である。

そこで、これらの配合物の金型汚染の程度を比較する試験を実施した（ Ｓ＋Ｓ社法による ）。 汚染の程度は、ともに

４０サイクルの射出を実施した後汚れた金型に対して、金型洗浄剤である ストラクトール ＭＣ－Ｉ により汚染物を除去

しその除去程度から判定した。写真３と４が、それぞれ Ｃｐｄ １ と ２ に対応するＭＣ－Ｉの状態を観察した結果である。

両者とも、あまり変わらないが若干ＷＢ２２２配合の方が対汚染はよい。そこで、さらに外部離型剤であるストラクトール

パーマリース９０（焼付け反応タイプ外部離型剤）を予め型面に処理して実験したが、両生地とも劇的に汚染が減少する

ことが分かった（試験結果の詳細は要請があれば別途開示可）。

ここでは、ベーマック配合生地に対する、ストラクトールＷＢ２２２

(内部滑剤) の効果を中心に紹介する。まず、試験配合表を掲

げる。表中の Ｃｏｍｐｏｕｎｄ(Ｃｐｄ) １はブランク（ステアリン酸）で

あり、Ｃｐｄ ２はストラクトールＷＢ２２２を添加したものである。つ

ぎに、 これらのスパイダー金型による流動性の比較結果を写

真１と写真２に挙げた。明らかにＷＢ２２２配合物の方が完全な充

てんを達成している。 この場合、金型離れは定性的に見て同

程度であった。

べーマック(ＡＥＭ)の射出成形性の改良： 　　　　　内部滑剤および外部離型剤の１つの選択

2007年 催物・展示会予定

10月24－31日： K 2007 /デｭッセルドルフ, ドイツ　　　　　ホール 2、レヴェル 2, ブースA1011月14－16日： RubberTech China 2007 / 上海　　　　　ブースB409　　　　　　　　　　　　　　　11月14－16日： Conference Elastomers 2007"Rubber Industry-Science&Practice"/ワルシャワ、ポーランド 発表者U. Rossow：シリカ充てん配合用加工助剤に関する１件 12月5 -12日： 4ｔｈ Istanbul Rubber Industry Fair/イスタンブール、トルコ　 発表者 J.Bruhn及びC.Clarkeによる２件　　　　　　　　　　 ジョイントブース ホール10、スタンドNo.10

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Perbunan 3445 F 100 100 100 N-660 50 50 50 Calcined Clay 30 30 30 Zinc Oxide 5 5 5 TMQ 2 2 2 Stearic acid 1 1 1 Struktol KW 759 15 15 15 Struktol I B 531 1.5 1.5

Struktol WS 180 1.5

TBzTD-C 1.5 1.5 1.5 CBS 1.5 1.5 1.5 Strukto l SU 109 0.8 0.8 0.8

Lab study: 6631.1

C ha rt 2:

Pic ture 1: Mo uld fo uling c a use d by co ntrol c o mpound

Pic ture 2: Mo uld fo uling c a use d b y NBR co m p ound inc l. WS 180 C ha rt 1: Rheometer curves and scorch behaviour

ＮＢＲの射出成形－ストラクトール添加剤の効果

加硫速度の問題はストラクトールＩＢ５３１(加硫活性剤)による対

策がある。ＩＢ５３１はアミン化合物からなり、硫黄加硫に限定さ

れる。この製品は加硫時間を短縮(調整)すると同時に、加工性が維

持できるメリットがある。表に、左からブランク(またはｺﾝﾄﾛｰﾙ)、

中央にＩＢ５３１による修正配合を示す。これらの加硫特性(レオ

メータデータ)曲線をChart 1に掲げる。明らかにIB531により加

硫速度は速くなっていることが分かる。つまり加硫時間T90は

15％小さくなっている。スコーチ時間Ts2は１０％短くなるが

加硫速度の増大のメリットのほうが大きい。 さらに型流れと型

離れも改善される。スパイダー金型を用いた射出実験(定射出時

間かつ定圧)の結果をChrat ２に示す。縦軸はスパイダ－成形物

の重量、横軸は射出回数である。一番下のデータはブランク、中央

のデータがＩＢ５３１(1.5部 )だけによる修正配合である。あきら

かにＩＢ５３１により流動量が増加していることが分かる ( また、

スコーチも問題はない)。

自動成形機により精密部品を大量生産する場合いかに生産効率を

上げるかは常に考慮する必要がある。生産効率に及ぼす材料特性

には幾つかあるが、とくに配合生地には、つぎのことが重要なポ

イントである。

→ 充てんを促すためのフロー特性の向上

→ 短時間サイクルに対する(スコーチ危険性がない)迅速な

加硫

→ 自動脱型に対する離型性の向上

→ 型汚染の低減

ここでは、典型的な例としてNBR配合を取り上げる。NBRはO-

リングのような小型部品によく使用されている。これらの製造に

は射出成形が多く利用されが、型汚染も少なくない。さらに、加

硫速度が遅く、流れに問題が生じることがある。典型的な配合を

表に挙げる。タルク、可塑剤の使用、加硫系次第で上記のトラブ

ルが発生する。

つぎに、もっと効率を高めるために滑剤製品のストラクトール Ｗ

Ｓ１８０　(オルガノシリコーン成分)を加えた状況も調べた。こ

の配合は表中の最右に示した。ここでは、型汚染に対する効果を

見た。一般に、型汚染は遊離成分の分解が原因である。すなわち

、この分解物が加硫中移行して、高温の型面でさらに熱劣化して

残留する。しかし、上記滑剤の使用により、そのシリコーン成分

は耐熱性のよいバリヤーとして作用し、長時間内部からの分解物

をブロックして型面に累積することを抑制する。先のベーマック

配合で実施した型汚染試験と同じ方法で、ストラクールＭＣ－Ｉ

を用いて、ブランク配合の汚染状態の比較をした。写真１と写真

２に、それぞれブランクと現在の配合物の汚染結果を挙げる。ブ

ランクは赤線で示した小さい領域に汚染物が認められるが、ＷＳ

１８０配合物は汚染は認められず、クリーンな状態であった。

ニュース *** 新製品 *** ストラクトール パーマリースL *** シリコーンゴム用焼付け離型剤　上市中！

Injection moulding @ 180℃-Spider mould weight

MDR 2000 160℃

ControlStruktol IB 531