Sphinxで社内勉強会(Git)の資料を作ってみた
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Transcript of Sphinxで社内勉強会(Git)の資料を作ってみた
Sphinxで社内勉強会(Git)の資料を作ってみた
清水 琢 (@takuan_osho)
SphinxCon JP 2015
自己紹介
清水 琢 (@takuan_osho)
• 非IT系企業で社内システムのお守り
• いわゆる社内SE的な仕事をしている
• Sphinxとの関わり
• 初めて触れたのがSphinx翻訳ハッカソン(2011/2/12)
• 「翻訳」の部分に惹かれて初参加
• それから色々なコミュニティに参加するようになる
話すこと
今回話したいことはだいたい以下の通り。
• 事例紹介
• (Sphinxを使った時の)社内勉強会資料作成の考え方
• 「何故この選択をしたか?」ということについて
話さないこと
今回触れないことは以下の通り。
• Sphinxの機能紹介・深い使い方
目次
• 社内資料を作ることになった経緯
• 資料作成で一番重要視したこと
• Sphinxを使おうと思った理由
• Sphinxを使ってよかったこと
• 上手くいかなかったこと
• まとめ
目次
• 社内資料を作ることになった経緯
• 資料作成で一番重要視したこと
• Sphinxを使おうと思った理由
• Sphinxを使ってよかったこと
• 上手くいかなかったこと
• まとめ
社内資料を作ることになった経緯
Gitが新しく導入される。
• 日付バージョン管理辛いので導入された。 • チームメンバーの大半が
Gitにそれほど精通していない
=> 社内勉強会の必要性
• 上司から勉強会用の資料を
作るように言われる。
目次
• 社内資料を作ることになった経緯
• 資料作成で一番重要視したこと
• Sphinxを使おうと思った理由
• Sphinxを使ってよかったこと
• 上手くいかなかったこと
• まとめ
資料作成で一番重要視したこと
「何を書くか?」ではなく
「何を書かないか?」を考えて資料を作成。
理由
題材がGitだから
• 書こうと思えば書けることが多すぎる題材。
資料を作る目的をはっきりさせる
• 資料を作ることで「何を達成したいか?」に注目。
• 「業務で何とかついていける下地を作る」ことを目指す。
=> 前提知識の記述に集中 (=運用に関することは省く)
• 振り返って見通せる量に抑えた説明
• CUIの基礎知識
• 必要最低限のコマンドの使い方
• (Gitの基本構造)
実際の資料
説明が足りないところについて
• 世にあるGit関連の分かりやすい資料を活用
• 勉強会中の実演・実際の業務・口頭などで補足
目次
• 社内資料を作ることになった経緯
• 資料作成で一番重要視したこと
• Sphinxを使おうと思った理由
• Sphinxを使ってよかったこと
• 上手くいかなかったこと
• まとめ
Sphinxを使おうと思った理由
使い慣れていたことが最大の理由 以下の機能が有効活用できそうだと
アタリがついていた • コマンドラインの記述が割と得意
• 見たままの感じ + コピペのしやすさ
• (メンテしやすい)コミットログの図を描く
• blockdiagを使用することを想定
• 完全に成功したとは言い難い
目次
• 社内資料を作ることになった経緯
• 資料作成で一番重要視したこと
• Sphinxを使おうと思った理由
• Sphinxを使ってよかったこと
• 上手くいかなかったこと
• まとめ
Sphinxを使ってよかったこと
目次の自動生成 • 資料の提示順を変更しやすい
• 構造が固まりきっていない時は非常に有用
• 資料の入り口を示せば関連資料が全て見える
• (関連する資料に限り)散逸しづらい
• 章ごとにファイル分割して後でまとめても
自動で追従してくれる嬉しさ
目次
• 社内資料を作ることになった経緯
• 資料作成で一番重要視したこと
• Sphinxを使おうと思った理由
• Sphinxを使ってよかったこと
• 上手くいかなかったこと
• まとめ
上手くいかなかったこと
コミットログをblockdiagで無理矢理描いたこと
• 複雑でなければ描くのは可能
• しかし、メンテナンス性は悪い(と思う)
生成した図
生成した図のもとのコード blockdiag {
default_group_color = lightgreen default_fontsize = 15 default_shape = "circle"
remote_firstlabel"A"]; remote_secondlabel"B"]; remote_thirdlabel"C"]; remote_master_branchlabel"* master", shape"roundedbox", colorpink;
local_firstlabel"A"]; local_secondlabel"B"]; local_thirdlabel"C"]; local_master_branchlabel"* master", shape"roundedbox", colorpink;
group { remote_first <- remote_second <- remote_third remote_third <- remote_master_branchdirnone styledashed } group { local_first <- local_second <- local_third local_third <- local_master_branchdirnone styledashed } }
生成した図
生成した図のもとのコード blockdiag {
default_group_color = lightgreen default_fontsize = 15 default_shape = "circle"
remote_firstlabel"A"]; remote_secondlabel"B"]; remote_thirdlabel"C"]; remote_master_branchlabel"* master", shape"roundedbox", colorpink;
local_firstlabel"A"]; local_secondlabel"B"]; local_thirdlabel"C"]; local_fourthlabel"D", color"orange"]; local_new_branchlabel"* featureadd-test-site", shape"roundedbox", colorpink; local_before_new_branchlabel"featureadd-test-site", shape"roundedbox", colorgray; local_master_branchlabel"master", shape"roundedbox", colorpink;
group { remote_first <- remote_second <- remote_third remote_third <- remote_master_branchdirnone styledashed } group { local_first <- local_second <- local_third <- local_fourth local_fourth <- local_new_branchdirnone styledashed local_third <- local_before_new_branchdirnone styledashed local_third <- local_master_branchdirnone styledashed local_before_new_branch -> local_new_branchthick color"red"] } }
上手くいかなかったこと
メンテする機会を
無くしたつもりではあるけど
必要な時のメンテがつらい…
上手くいかなかったこと
予想より各人のサポートする必要があったこと
• 資料+αの練習だけでは畳の上の水練でしかない
目次
• 社内資料を作ることになった経緯
• 資料作成で一番重要視したこと
• Sphinxを使おうと思った理由
• Sphinxを使ってよかったこと
• 上手くいかなかったこと
• まとめ
まとめ
目的に合ったツール選択が重要
• Sphinxに拘らない
• メンテナンス性も考慮に入れる
資料は「書いたら終わり」ではない • 書いた後のことも視野に入れた資料作りが大切
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