気仙広域環境未来都市構想について - JFMA環境未来都市の概要 •「環境未来都市構想」は国の「新成長戦略~『元気な日本』復活のシナリオ~」
「Social Reading3.0 ソーシャルリーディングと本の未来」@PARTYstream_2011_01_17
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Social Reading 3.0
NHK出版 久保田 大海
http://twit t er . com/ro_mi ht tp://www.facebook.com/hiromi.kubota
ソーシャルリーディングと本の未来
2011/01/19
!
本日の電子書籍の定義は E-booksとし、 Enhanced e-books や E-book app との違いについては特に解説しません。予めご了承ください。
ATTENTION
[質問 1 ]
電子書籍が登場することで、ソーシャルリーディングが実現するのでしょうか?
[質問 2 ]
そもそもソーシャルリーディングって何でしょうか?
http://sankei.jp.msn.com/economy/it/101118/its1011180802005-n2.htm
産経ニュース 2010/11/18 配信
古くからある「読書会」が、仮想空間で開かれたら? ネットや電子書籍の浸透とともに、新しい読書の形、「ソーシャル・リーディング」が広まっている。ウェブの特性を活かして他の読者と読書体験を共有、より理解を深めるもので、気になった部分を表示できたり、感想をツイッターに投稿したり。電子書籍端末や読書サイトなどで、さまざまな試みが始まっている。
電子書籍そのものに、本格的なソーシャル機能を持たせようとする国内初の試みもある。今年7月に発刊された『ブックビジネス 2.0 』(実業之日本社)を iPad などで読めるアプリが 17 日、発売された。文章を引用して感想をツイッターに投稿することができるという。
http://booklog.jp/
ブクログ - web 本棚サービス
また、約 33 万人のユーザーが日々、読書の感想を投稿しているサイトが「ブクログ」だ。自分自身のページに“本棚”を作って本を登録、感想を書き込むことができる。他のユーザーを友達登録するなどソーシャル機能もあり、活発な交流が行われている。
米アマゾンの電子書籍端末「キンドル」では、ハイライト機能が使える。他のユーザーがラインを引いた部分をキンドル上に表示、最もラインが多かった部分もわかる。ツイッターやフェースブックなど外部のSNSに感想を投稿することも可能で、ユーザー間の電子書籍貸し出しも年内に開始する予定だ。
電子書籍を読んでいると下線が引かれており、「 2640highlighters ( 2640 人がハイライトしました)」という表示が電子書籍上にある。
Kindle の Popular Highlights 機能
ソーシャルリーディングが
電子書籍をリッチにする !!... ?
Kindle がもたらしたソーシャルリーディングのバイアス
電子書籍が
リッチになる
Kindle がもたらしたソーシャルリーディングのバイアス
電子書籍が
リッチになる
本をニコニコ動画にすることが目的ではない。それはあくまで手段。
ソーシャルリーディングは読書をリッチにするもの。
便宜上、
分類しました。
Social Reading 1.0
インターネット登場以前の読書。読書体験の共有はクチコミや読書会、マスメディアを通じて行われる。
インターネット登場以後の読書。読書体験の共有はブログや SNS 、インターネット書店のレビュー欄などでも行われるようになる。
Social Reading 2.0
電子書籍登場以後の読書。電子書籍とストリーム化するソーシャルネットワークとの連携により、読書体験の共有が加速する。
Social Reading 3.0
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1012/13/news074.html
ITmedia News 2010/12/13 配信
NHK 出版は 12 月 13 日、電子書籍の感想を共有できるソーシャルリーディングサイト「 SHARER READER 」 ( シェアリーダー ) を公開した。 ...iPhone / iPad 用電子書籍ビューワと連携、電子書籍を読みながら気になるフレーズを投稿できる。
引用文
コメント
書籍情報
書籍情報
ソーシャルストリームに書籍との出会い=購買の動線が存在する
書籍情報
・電子書籍を購入した人が「シェアする」を利用した割合:約 2割 (※ NHK 出版書籍を対象)
・ 1 か月で 649 人が 943 フレーズをシェア
・ SHARE READERへアクセスしたユーザーの約 25%が iPhone/iPad からの利用
・ Twitter から SHARE READERへアクセスしたユーザーの約 26%が App Store もしくは Amazon の購買リンクをクリック
・ App Store をクリックした約 8%が電子書籍をすぐに購入
でこんなことがありました。
シェア 〈共有〉からビジネスを生みだす新戦略レイチェル・ボッツマン&ルー・ロジャース(著)小林 弘人(監修)
書籍の監修者である小林弘人さんが写真が掲載されたサイトのリンクをシェア
太平洋ゴミベルトは、悲しいかな、唯一ではないが、おそらく最大のものだ。こうしたゴミの漂流物を全部合わせると、その面積は地球上の海面の四割にもなる。
でこんなことがありました。
書籍の監修者である小林弘人さんが写真が掲載されたサイトのリンクをシェア
太平洋ゴミベルトは、悲しいかな、唯一ではないが、おそらく最大のものだ。こうしたゴミの漂流物を全部合わせると、その面積は地球上の海面の四割にもなる。
同じ『シェア』を読んだ読者から反響があった
まとめ
・電子書籍からの読書体験の共有=ソーシャルリーディングは敷居が低い
・ Twitter でフォローしている人からシェアされる本には興味があるし、購買する意欲も非常に高い
・シェアしてつながることで、読者同士が新しい書籍の価値を生む可能性がある
電子書籍登場したことでソーシャルリーディングの敷居が低くなり、インターネット上での読書体験の共有が増える。さらに電子書籍と Twitter のようなストリーム型のソーシャルネットワークとの連携により、書籍と出逢う→すぐに電子書籍を購入してソーシャルリーディングする→さらに書籍と出逢う人が増える、というスパイラル=読書体験の共有が加速する。
Social Reading 3.0 のストーリー
紙ではなく電子書籍の登場が
ソーシャルリーディングにとって重要な
3つの理由
1.シェアしやすい
2.ソーシャルネットワーク連携
3.アクセシビリティ
大前提
みんながソーシャルリーディング=読書体験の共有をしたくなるような内容のある書籍や電子書籍をちゃんとつくらないとダメよ。
ソーシャルリーディング
本の未来
http://www.thecopia.com
ソーシャルリーディング型
電子書籍プラットフォームを目指す
COPIA (コピア)
・読書ステータスのログ管理機能
・コミュニティ生成機能/ディスカッション機能
・電子書籍の引用文にコメントをつける機能
・読書体験を他の読者とシェアする (アクティビティストリーム機能)
・電子書籍リーダーアプリ/電子書店
http://www.goodreads.com/
360万人が参加する全米 No.1 読書 SNS
Goodreads
サイトが掲げる二つのミッション
(1) “ to get people excited about reading”
読書をもっと楽しいものにする
(2)“ to help authors reach their target audience — passionate readers.”
著者が読んでほしい読者=熱心な読者に
リーチする
サイトプロフィール
・360万人の読者が参加
・100万冊の本が登録されている
・3万のグループ(バーチャル読書会)が存在
・1万3千人の著者が参加
360万人が参加する全米 No.1 読書 SNS
Goodreads
http://www.goodreads.com/
最近の重要なバージョンアップ
・電子書籍をラインナップに加えた
・ iPhone アプリに電子書籍リーダーを組み込む
・著者自身が電子書籍をつくり売る機能
( Self-Publishing )を追加
360万人が参加する全米 No.1 読書 SNS
Goodreads
http://www.goodreads.com/
著者の参加が意味する
本の未来とは?
Social Reading 1.0
著者
出版社
取次
書店
読者
マスメディア
クチコミ
読書会
Social Reading 2.0
著者
出版社
取次
書店
読者
ネット書店
SNS 、ブログ
マスメディア
読書会
クチコミ
Social Reading 3.0 ※電子書籍の場合のみを図にします
著者
出版社
電子書店
読者
電子書籍を読むデバイス
リーダーアプリケーション
SNS 、ブログ
マスメディア
読書会
クチコミ
Social Reading 3.0 は
さらに進化して加速する。
Social Reading 3.1 ※電子書籍の場合のみを図にします
著者
出版社
読者
リーダーアプリケーション/グループ/ディスカッション/ステータスログ管理/アクティビティストリーム/電子書店
ライフストリーム
Social Reading 3.X ※電子書籍の場合のみを図にします
著者
読者
リーダーアプリケーション/グループ/ディスカッション/ステータスログ管理/アクティビティストリーム/電子書店/セルフパブリッシング
ライフストリーム
ソーシャルリーディングの進化こそ本の未来。そして、電子書籍が築くエコシステムは書籍というパッケージに閉じ込められて流通されていた知を再構築する。
(最後に)
ソーシャルリーディングについて、思うこと
「何の本を読んだのか」ではなく「どう読んだのか」「何を他者とシェアするのか」がより重要になる
新しい情報や知識を得るにはソーシャルネットワークへの参加が必須、もっといえば「誰とシェアするのか」も重要になる
本(コンテンツ)は「誰が何をどうシェアし、そのシェアが何を生むのか」という文脈(コンテクスト)を織り込んでつくることが重要になる
Thank you !!久保田 大海
http://twit ter . com/ro_mi
ht tp://www.facebook.com/hiromi.kubota
@ro_mi