SH-01ASOUND MODULE 取扱説明書 - Roland Corporation · 2017. 9. 11. ·...

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日本語 取扱説明書 SOUND MODULE SH-01A © 2017 ローランド株式会社 本機を正しくお使いいただくために、ご使用前に『安全上のご注意』と『使用上のご注意』(『安全上のご注意』チラシ)をよくお読みください。お読みになったあとは、すぐに見られるところに保管しておいてください。 はじめに SH-01A は、キーボード・ユニット K-25m(別売)と組み合わせて使うことができるサウンド・ モジュールです。内蔵スピーカーで音を鳴らすことができます。 ※ SH-01A は電池または USB バス電源で動作します。電池で使用するときは、電池の向き に注意して、単 3 電池を 4 本入れてください。 ※ 電池の使いかたを間違えると、破裂したり、液漏れしたりする恐れがあります。「安全上の ご注意」「使用上のご注意」(『安全上のご注意』チラシ)に記載の電池に関する注意事項 を守って正しくお使いください。 ※ 本機を裏返すときは、破損を防ぐためボタンやつまみなどを保護してください。また、落 下や転倒を引き起こさないよう取り扱いに注意してください。 ※ 電池が消耗すると画面に「Bt.Lo」と表示されます。新しい電池と交換してください。 Boutique Dock DK-01(別売品)と組み合わせて使う & 取り付け/取り外し/角度の調節については、DK-01 の取扱説明書をご覧ください。 キーボード・ユニット K-25m(別売品)と組み合わせて使う & 取り付け/取り外し/角度の調節については、K-25m の取扱説明書をご覧ください。 MIDI や USB で鳴らす SH-01A は、MIDI や USB で演奏することもできます。詳しくは「機器の接続」をご覧く ださい。 機器の接続 ※ 他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞り、 すべての機器の電源を切ってください。 A B C D E F G A Micro USB( )端子 市販の USB2.0 ケーブル(A-microB タイプ)でパソ コンに接続します。USB MIDI と USB オーディオの情 報をやりとりすることができます。パソコンに接続する には USB ドライバーをインストールする必要があります。USB ドライバーは、ローランド のホームページからダウンロードしてください。詳しくは、ダウンロードしたファイルにあ る Readme.htm をお読みください。 & https://www.roland.com/jp/support/ ※ 充電専用のマイクロ USB ケーブルは使用しないでください。データ通信ができません。 B [VOLUME]つまみ 音量を調節します。 C PHONES 端子 ヘッドホン(別売)を接続します。 D OUTPUT 端子 アンプやモニター・スピーカーに接続します。 E MIX IN 端子 オーディオ入力端子です。接続した機器の音が、OUTPUT 端子と PHONES 端子から出 力されます。 F MIDI 端子 市販の MIDI ケーブルで MIDI 機器を接続することで、 SH-01A を演奏することができます。 電源を入れる G [POWER]スイッチ 電源をオン/オフします。 ※ 正しく接続したら、必ず本機→接続した機器の順に電源を入れてください。手順を間違え ると、誤動作をしたり故障したりすることがあります。電源を切るときは、接続した機器→ 本機の順に電源を切ってください。 ※ 電源を入れる/切るときは、音量を絞ってください。音量を絞っても電源を入れる/切る ときに音がすることがありますが、故障ではありません。 工場出荷時の設定に戻す(ファクトリー・リセット) SH-01A を、工場出荷時の状態に戻します。 1. [2]ボタンを押しながら、電源を入れます。 [MENU]ボタンが点滅します。 ファクトリー・リセットをキャンセルするときは、電源を切ります。 2. [MENU]ボタンを押して、ファクトリー・リセットを実行します。 3. すべてのボタンが点滅したら、SH-01A の電源を入れ直します。 データ・バックアップ/リストア バックアップ 1. SH-01A とパソコンを USB ケーブルで接続します。 2. [MENU]ボタンを押しながら電源を入れます。 3. パソコンで「SH-01A」ドライブを開きます。 「SH-01A」ドライブの「BACKUP」フォルダー内にバックアップ・ファイルがあります。 4. バックアップ・ファイルをパソコンへコピーします。 5. コピーが完了したら、パソコン上で USB ドライブの取り出しをします。 Windows 10/8/7 「SH-01A」アイコンを右クリックして「取り出し」を実行します。 Mac OS 「SH-01A」アイコンをドックにあるゴミ箱アイコンにドラッグします。 6. 電源をオフにします。 リストア 1. 「バックアップ」の 1 〜 3 の手順で、パソコンで「SH-01A」ドライブを開きます。 2. 「SH-01A」ドライブの「RESTORE」フォルダー内にバックアップ・ファイルをコピーします。 3. コピーが完了したら、パソコン上で USB ドライブの取り出しをして、[MENU]ボタンを 押します。 4. LED の点滅が完全に終わってから、電源をオフにします。 各部の名称とはたらき 2 3 4 5 6 7 8 1 1 共通セクション 操作子 説明 BENDER[VCO] [VCF]スライダー ピッチ・ベンド操作をしたときのピッチの変化する量(VCO)やフィル ターの変化する量(VCF)を設定します。 MOD[LFO]スラ イダー モジュレーションで操作したときに LFO の効果の深さを設定します。 [PORTAMENTO] つまみ ピッチ変化にかかる時間を調節します。 PORTAMENTO ス イッチ OFF:ポルタメントはかかりません。 AUTO:レガート奏法時のみ、ポルタメントがかかります。 ON:常にポルタメントがかかります。 [MENU]ボタン メニュー項目を選びます。 ディスプレイ テンポやステップを表示します。 パッチやパターン選択時は、バンクとナンバーを表示します。 1 桁目の Dot でパターンのエディット状態であることを表示します。 4 桁目の Dot で音色のエディット状態であることを表示します。 TRANSPOSE ス イッチ 音域を上下に 1 オクターブ移動するスイッチです。 L: 1 オクターブ低くなります。 M: 変化しません。 H: 1 オクターブ高くなります。 操作子 説明 [TEMPO/VALUE] つまみ テンポを調節します。 パッチ選択時は、バンクを切り替えます。 SEQUENCER[LOAD]ボタンを押しながら、つまみを回すと SHUFFLE 値が変更できます。 ARPEGGIO のいずれかのボタンを押しながら、つまみを回すと SCALE 値を変更できます。 [TUNE]つまみ SH-01A 全体のピッチを調節します。 SEQUENCER [LOAD]ボタン シーケンサー書込みモードになります。 SEQUENCER [PLAY]ボタン シーケンサー・スタート ARPEGGIO [DOWN]ボタン TYPE「DOWN」を選び、アルペジオが ON になります。 ARPEGGIO [U&D]ボタン TYPE「U&D」を選び、アルペジオが ON になります。 ARPEGGIO [UP]ボタン TYPE「UP」を選び、アルペジオが ON になります。 [HOLD/LEGATO] ボタン HOLD が ON になります。 ARPEGGIO が ON のとき、鍵盤を離してもアルペジオが継続して鳴 ります。 [KEY TRANSPOSE/ REST]ボタン 移調ができます。同じキーで演奏しても、別の調で鳴らすことができ ます。 CV / GATE OUT 端子 CV/GATE 入力端子を備えたアナログ・シンセサイザーを接続すると、 ノート・オン/オフやピッチをコントロールできるようになります。 EXT CLK IN 端子 入力したクロックに同期して、アルペジオやシーケンサーを演奏させる ことができます。 2 リボン・コントローラー(C1 / C2) タッチ式のリボン・コントローラーです。C1(左)がピッチ・ベンド、C2(右)がモジュレー ションです。 また、アルペジエーターのオクターブの範囲を 1Oct、2Oct から選ぶことができます。 [DOWN][U&D][UP]ボタンを押している間は、C1 の LED の表示が変わります。 操作 説明 C1 の下半分をタッチすると 1Octを選びます(一番下の LED が点滅)。 C1 の上半分をタッチすると 2Octを選びます(一番上の LED が点滅)。 ※ キーボード・ユニット K-25m や USB、MIDI を接続していないときは、C1 をタッチする とプレビュー音が鳴ります。 3 LFO 音に周期的な変化(うねり)をつけます。 操作子 説明 [RATE]スライダー LFO のうねりの速さを決めます。 波形つまみ LFO の波形を選びます。 (のこぎり波)、 (逆のこぎり波)、 (三角波)、 (矩形波)、 RANDOM(ランダム)、NOISE(ノイズ) 4 VCO 音のキャラクターを決める波形を選び、音の高さを決めます。 操作子 説明 [MOD]スライダー 3 LFO で VCO を変調する際のかかり具合を調節します。 [RANGE]つまみ オシレーターのオクターブを設定します。 [PULSE WIDTH」ス ライダー/スイッチ スイッチが「MAN」(MANUAL)のとき: パルス・ウィズの値を調節します。 スイッチが「LFO」/「ENV」のとき: モジュレーションの深さを調節します。 パルス・ウィズとは? 矩形波の上部の幅が全体の何 % になっているかを示す値が、パル ス・ウィズです。上と下の幅が等しくないものは、非対称矩形波に なります。 5 SOURCE MIXER VCO、SUB OSC、NOISE の各音量を調節します。 操作子 説明 ]スライダー 矩形波のレベル ]スライダー のこぎり波のレベル [SUB OSC]スライ ダー サブ・オシレーターのレベル [SUB OSC]スイッチ SUB OSC のタイプを設定します。 1 OCT DOWN: 1 オクターブ下 2 OCT DOWN: 2 オクターブ下 2 OCT DOWN: 2 オクターブ下(パルス幅小) [NOISE]スライダー ノイズ・レベル 6 VCF 音の明るさや太さを決めます。また、フィルターの時間的な変化(エンベロープ)を作り ます。 操作子 説明 [FREQ]スライダー ロー・パス・フィルターのカットオフ周波数を決めます。 [RES]スライダー フィルターのカットオフ周波数付近を強調します。 [ENV]スライダー VCF のカットオフ周波数をエンベロープ・ジェネレータの信号でコ ントロールするときの、かかり具合を調節します。 [MOD]スライダー VCF のカットオフ周波数をモジュレーターの信号でコントロールす るときの、かかり具合を調節します。 [KYBD]スライダー 弾く鍵盤によってフィルターのカットオフ周波数を変化させます。 7 VCA 音量の時間的な変化(エンベロープ)を作ります。 操作子 説明 [ENV/GATE]ス イッチ ENV: ADSR で設定したエンベロープに従って発音します。 GATE: 鍵盤を押している間だけ、一定音量で発音します。 8 ENV エンベロープを設定します。 操作子 説明 [A]スライダー アタック・タイム [D]スライダー ディケイ・タイム [S]スライダー サステイン・レベル [R]スライダー リリース・タイム [GATE/TRIG]ス イッチ エンベロープが立ち上がるきっかけを設定します。 GATE+TRIG: 鍵盤を押すごとに立ち上がります。 LFO: 鍵盤を押し続けると、LFO の周期ごとに繰 り返し立ち上がります。 GATE: 新たに鍵盤を押し直したときに立ち上がりま す。レガート奏法時は立ち上がりません。 パッチ(音色)の選択/保存 パッチ選択モード 1. [MENU]ボタンを押します。 2. [1]ボタンを押します。 操作子 説明 [VALUE]つまみ バンクを切り替えます。 [1]〜[8]ボタン パッチを切り替えます。 [1]〜[8]ボタン を長押し パッチを書き替えます。 [MENU]ボタン シーケンサー・モード(通常時)になります。 Manual モード 1. [MENU]ボタンを押します。 2. [8]ボタンを押します。 パッチを Manual に切り替えます。 SH-01A MIDI キーボード MIDI IN MIDI OUT

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  • 日本語取扱説明書SOUND MODULESH-01A

    © 2017 ローランド株式会社

    本機を正しくお使いいただくために、ご使用前に『安全上のご注意』と『使用上のご注意』(『安全上のご注意』チラシ)をよくお読みください。お読みになったあとは、すぐに見られるところに保管しておいてください。

    はじめにSH-01Aは、キーボード・ユニットK-25m(別売)と組み合わせて使うことができるサウンド・モジュールです。内蔵スピーカーで音を鳴らすことができます。

    ※SH-01Aは電池またはUSBバス電源で動作します。電池で使用するときは、電池の向きに注意して、単 3電池を4本入れてください。

    ※電池の使いかたを間違えると、破裂したり、液漏れしたりする恐れがあります。「安全上のご注意」「使用上のご注意」(『安全上のご注意』チラシ)に記載の電池に関する注意事項を守って正しくお使いください。

    ※本機を裏返すときは、破損を防ぐためボタンやつまみなどを保護してください。また、落下や転倒を引き起こさないよう取り扱いに注意してください。

    ※電池が消耗すると画面に「Bt.Lo」と表示されます。新しい電池と交換してください。

    Boutique Dock DK-01(別売品)と組み合わせて使う&取り付け/取り外し/角度の調節については、DK-01 の取扱説明書をご覧ください。

    キーボード・ユニット K-25m(別売品)と組み合わせて使う&取り付け/取り外し/角度の調節については、K-25mの取扱説明書をご覧ください。

    MIDI や USB で鳴らすSH-01Aは、MIDIや USBで演奏することもできます。詳しくは「機器の接続」をご覧ください。

    機器の接続※他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切ってください。

    A B C D E F

    G

    A Micro USB( )端子市販のUSB2.0ケーブル(A-microBタイプ)でパソコンに接続します。USBMIDIとUSBオーディオの情報をやりとりすることができます。パソコンに接続するにはUSBドライバーをインストールする必要があります。USBドライバーは、ローランドのホームページからダウンロードしてください。詳しくは、ダウンロードしたファイルにあるReadme.htmをお読みください。&https://www.roland.com/jp/support/

    ※充電専用のマイクロUSBケーブルは使用しないでください。データ通信ができません。

    B [VOLUME]つまみ音量を調節します。

    C PHONES 端子ヘッドホン(別売)を接続します。

    D OUTPUT 端子アンプやモニター・スピーカーに接続します。

    E MIX IN 端子オーディオ入力端子です。接続した機器の音が、OUTPUT端子とPHONES 端子から出力されます。

    F MIDI 端子市販のMIDI ケーブルでMIDI 機器を接続することで、SH-01Aを演奏することができます。

    電源を入れる

    G [POWER]スイッチ電源をオン/オフします。

    ※正しく接続したら、必ず本機→接続した機器の順に電源を入れてください。手順を間違えると、誤動作をしたり故障したりすることがあります。電源を切るときは、接続した機器→本機の順に電源を切ってください。

    ※電源を入れる/切るときは、音量を絞ってください。音量を絞っても電源を入れる/切るときに音がすることがありますが、故障ではありません。

    工場出荷時の設定に戻す(ファクトリー・リセット)SH-01Aを、工場出荷時の状態に戻します。

    1. [2]ボタンを押しながら、電源を入れます。[MENU]ボタンが点滅します。ファクトリー・リセットをキャンセルするときは、電源を切ります。

    2. [MENU]ボタンを押して、ファクトリー・リセットを実行します。3. すべてのボタンが点滅したら、SH-01A の電源を入れ直します。

    データ・バックアップ/リストアバックアップ

    1. SH-01A とパソコンを USB ケーブルで接続します。2. [MENU]ボタンを押しながら電源を入れます。3. パソコンで「SH-01A」ドライブを開きます。「SH-01A」ドライブの「BACKUP」フォルダー内にバックアップ・ファイルがあります。4. バックアップ・ファイルをパソコンへコピーします。5. コピーが完了したら、パソコン上で USBドライブの取り出しをします。Windows 10/8/7「SH-01A」アイコンを右クリックして「取り出し」を実行します。Mac OS「SH-01A」アイコンをドックにあるゴミ箱アイコンにドラッグします。6. 電源をオフにします。

    リストア

    1. 「バックアップ」の 1 〜 3 の手順で、パソコンで「SH-01A」ドライブを開きます。2. 「SH-01A」ドライブの「RESTORE」フォルダー内にバックアップ・ファイルをコピーします。3. コピーが完了したら、パソコン上で USBドライブの取り出しをして、[MENU]ボタンを

    押します。4. LED の点滅が完全に終わってから、電源をオフにします。

    各部の名称とはたらき

    2 3 4 5 6 7 8

    1

    1 共通セクション

    操作子 説明

    BENDER[VCO][VCF]スライダー

    ピッチ・ベンド操作をしたときのピッチの変化する量(VCO)やフィルターの変化する量(VCF)を設定します。

    MOD[LFO]スライダー

    モジュレーションで操作したときにLFOの効果の深さを設定します。[PORTAMENTO]つまみ

    ピッチ変化にかかる時間を調節します。

    PORTAMENTO スイッチ

    OFF:ポルタメントはかかりません。AUTO:レガート奏法時のみ、ポルタメントがかかります。ON:常にポルタメントがかかります。

    [MENU]ボタン メニュー項目を選びます。

    ディスプレイ

    テンポやステップを表示します。パッチやパターン選択時は、バンクとナンバーを表示します。1桁目のDotでパターンのエディット状態であることを表示します。

    4桁目のDotで音色のエディット状態であることを表示します。

    TRANSPOSE スイッチ

    音域を上下に1オクターブ移動するスイッチです。L: 1オクターブ低くなります。M: 変化しません。H: 1オクターブ高くなります。

    操作子 説明

    [TEMPO/VALUE]つまみ

    テンポを調節します。パッチ選択時は、バンクを切り替えます。SEQUENCER[LOAD]ボタンを押しながら、つまみを回すとSHUFFLE 値が変更できます。ARPEGGIOのいずれかのボタンを押しながら、つまみを回すとSCALE 値を変更できます。

    [TUNE]つまみ SH-01A全体のピッチを調節します。SEQUENCER

    [LOAD]ボタンシーケンサー書込みモードになります。

    SEQUENCER[PLAY]ボタン

    シーケンサー・スタートARPEGGIO

    [DOWN]ボタンTYPE「DOWN」を選び、アルペジオがONになります。

    ARPEGGIO[U&D]ボタン

    TYPE「U&D」を選び、アルペジオがONになります。ARPEGGIO

    [UP]ボタンTYPE「UP」を選び、アルペジオがONになります。

    [HOLD/LEGATO]ボタン

    HOLDがONになります。ARPEGGIOがONのとき、鍵盤を離してもアルペジオが継続して鳴ります。

    [KEY TRANSPOSE/REST]ボタン

    移調ができます。同じキーで演奏しても、別の調で鳴らすことができます。

    CV / GATE OUT端子

    CV/GATE 入力端子を備えたアナログ・シンセサイザーを接続すると、ノート・オン/オフやピッチをコントロールできるようになります。

    EXT CLK IN 端子 入力したクロックに同期して、アルペジオやシーケンサーを演奏させることができます。

    2 リボン・コントローラー(C1 / C2)タッチ式のリボン・コントローラーです。C1(左)がピッチ・ベンド、C2(右)がモジュレーションです。また、アルペジエーターのオクターブの範囲を1Oct、2Oct から選ぶことができます。[DOWN][U&D][UP]ボタンを押している間は、C1の LEDの表示が変わります。

    操作 説明

    C1 の下半分をタッチすると 1Octを選びます(一番下の LEDが点滅)。C1 の上半分をタッチすると 2Octを選びます(一番上の LEDが点滅)。

    ※キーボード・ユニットK-25mやUSB、MIDIを接続していないときは、C1をタッチするとプレビュー音が鳴ります。

    3 LFO音に周期的な変化(うねり)をつけます。

    操作子 説明

    [RATE]スライダー LFOのうねりの速さを決めます。

    波形つまみLFOの波形を選びます。(のこぎり波)、 (逆のこぎり波)、 (三角波)、 (矩形波)、

    RANDOM(ランダム)、NOISE(ノイズ)

    4 VCO音のキャラクターを決める波形を選び、音の高さを決めます。

    操作子 説明

    [MOD]スライダー 3 LFOでVCOを変調する際のかかり具合を調節します。[RANGE]つまみ オシレーターのオクターブを設定します。

    [PULSE WIDTH」スライダー/スイッチ

    スイッチが「MAN」(MANUAL)のとき:パルス・ウィズの値を調節します。

    スイッチが「LFO」/「ENV」のとき:モジュレーションの深さを調節します。

    パルス・ウィズとは?矩形波の上部の幅が全体の何%になっているかを示す値が、パルス・ウィズです。上と下の幅が等しくないものは、非対称矩形波になります。

    5 SOURCE MIXERVCO、SUBOSC、NOISE の各音量を調節します。

    操作子 説明

    [ ]スライダー 矩形波のレベル[ ]スライダー のこぎり波のレベル[SUB OSC]スライダー

    サブ・オシレーターのレベル

    [SUB OSC]スイッチ

    SUBOSCのタイプを設定します。1OCTDOWN: 1オクターブ下2OCTDOWN: 2オクターブ下2OCTDOWN: 2オクターブ下(パルス幅小)

    [NOISE]スライダー ノイズ・レベル

    6 VCF音の明るさや太さを決めます。また、フィルターの時間的な変化(エンベロープ)を作ります。

    操作子 説明

    [FREQ]スライダー ロー・パス・フィルターのカットオフ周波数を決めます。[RES]スライダー フィルターのカットオフ周波数付近を強調します。

    [ENV]スライダー VCFのカットオフ周波数をエンベロープ・ジェネレータの信号でコントロールするときの、かかり具合を調節します。

    [MOD]スライダー VCFのカットオフ周波数をモジュレーターの信号でコントロールするときの、かかり具合を調節します。[KYBD]スライダー 弾く鍵盤によってフィルターのカットオフ周波数を変化させます。

    7 VCA音量の時間的な変化(エンベロープ)を作ります。

    操作子 説明

    [ENV/GATE]スイッチ

    ENV: ADSRで設定したエンベロープに従って発音します。GATE: 鍵盤を押している間だけ、一定音量で発音します。

    8 ENVエンベロープを設定します。

    操作子 説明[A]スライダー アタック・タイム[D]スライダー ディケイ・タイム[S]スライダー サステイン・レベル[R]スライダー リリース・タイム

    [GATE/TRIG]スイッチ

    エンベロープが立ち上がるきっかけを設定します。GATE+TRIG: 鍵盤を押すごとに立ち上がります。LFO: 鍵盤を押し続けると、LFOの周期ごとに繰

    り返し立ち上がります。GATE: 新たに鍵盤を押し直したときに立ち上がりま

    す。レガート奏法時は立ち上がりません。

    パッチ(音色)の選択/保存パッチ選択モード

    1. [MENU]ボタンを押します。2. [1]ボタンを押します。

    操作子 説明

    [VALUE]つまみ バンクを切り替えます。[1]〜[8]ボタン パッチを切り替えます。[1]〜[8]ボタンを長押し

    パッチを書き替えます。

    [MENU]ボタン シーケンサー・モード(通常時)になります。

    Manual モード1. [MENU]ボタンを押します。2. [8]ボタンを押します。パッチをManualに切り替えます。

    SH-01AMIDI キーボード

    MIDIINMIDIOUT

  • シーケンサーSH-01Aは最大 100ステップのデジタル・シーケンサーを内蔵しており、簡単なフレーズを自動演奏することができます。シーケンサーにデータを記憶させることを「LOAD(ロード)」、シーケンサーに記録されたデータでシンセサイザーが演奏されることを「PLAY(プレイ)」と呼びます。SH-01Aでは、いろいろな長さの音符や休符を、それと等しくなるような小さい音符や休符におきかえて、順々にロードしていきますので、簡単かつ確実に操作できます。

    1 ステップが 8 分音符のときの例

    操作子 説明

    [LOAD]ボタン ロードのスタート/ストップに使います。[PLAY]ボタン プレイのスタート/ストップに使います。[REST]ボタン 休符のロードに使います(LOAD時のみ)。[LEGATO]ボタン 持続音やスラーをロードするときに使います(LOAD時のみ)。

    シーケンサー・ロード1. [LOAD]ボタンを押して、インジケーターを点灯させます。2. 鍵盤を演奏します。押したキーの順にピッチが記録されます。どのような弾き方で入力しても同じ長さになります。1 ステップが 8 分音符のとき

    普通に鍵盤を演奏すると、どのような弾き方をしても同じ長さで記録されます。[REST]ボタンを押すと、最小休符が記録されます。

    スラータイ

    最初の音符は普通にロードを行い、次の音符は[LEGATO]ボタンを押しながら鍵盤を押さえます(タイのときは同じ鍵盤)。

    3. [LOAD]ボタンを押して、インジケーターを消灯します。※最大 100ステップ記録できます。ただし最短時間値は1ステップとしてカウントされますが、時間値が長いほどより多くのステップが必要になります。

    ※ロード中に100ステップを超えると、自動的にロードを終了し、通常の演奏状態に戻ります。

    シーケンサー・プレイ1. [PLAY]ボタンを押して、インジケーターを点灯させます。ロードされている音符が演奏されます。レガートで記録されたところ以外は、すべてノン・レガートで演奏されます。ロードされた最後の音符まで演奏すると、最初に戻って繰り返し演奏します。

    2. 再度[PLAY]ボタンを押すと、演奏は止まります。※スラーが記録されているときは、エンベロープ・ジェネレーターのゲート・トリガー選択スイッチを必ずGATEにして演奏させてください。

    アルペジオSH-01Aは、和音で押さえたキーの音でオート・アルペジオ演奏ができます。

    操作子 説明[UP]、[U&D]、[DOWN]ボタン

    パターンの動きを設定します。

    [VALUE]つまみ テンポを変更します。[HOLD]ボタン 鍵盤を離してもアルペジオが継続します。[UP]、[U&D]、[DOWN]ボタンを押しながら、[VALUE]つまみを回す

    SCALE 値を変更します。

    アルペジオ演奏のしかた

    1. [UP]、[U&D]、[DOWN]のいずれかのボタンを押します。インジケーターが点灯します。

    2. 複数の鍵盤を同時に押さえます。アルペジオが演奏されます。

    ※SH-01Aのアルペジオは、複数の鍵盤を同時に押さえたときのみ動作し、ノン・レガート(元のキーを離してから次のキーを押す)奏法で単音を押さえたときは、通常の演奏ができます。

    アルペジオをオフにする

    1. インジケーターが点灯しているボタンをもう一度押します。通常の演奏状態に戻ります。

    注意※和音の各音を押すタイミングがずれると、出だし部分が狂うときがあります。和音は同時に押してください。

    ※アルペジオはホールドのときを除き、鍵盤が押されている間繰り返します。※アルペジオの演奏は、エンベロープ・ジェネレーターのゲート・トリガー選択スイッチの位置によって、演奏のされ方が異なります。

    GATE

    CLK

    GATE+TRIG時の ENV

    GATE 時のENV

    LFO時のENV

    この間はドミソを押さえる

    ミ ソ ミ 音名はU&Dのとき

    GATEのポジションで使用するとき、ADSR が減衰音の設定(S=0)になっていると、エンベロープの終了と共に音が出なくなります。

    ホールド[HOLD]ボタンを押すと、キーを離しても音を持続させることができます。このときの音量は、 8 ENVのサステイン・レベル(S)で決まります。

    キー・トランスポーズ移調ができます。同じキーで演奏しても、別の調で鳴らすことができます。

    トランスポーズのしかた

    1. [KEY TRANSPOSE]ボタンを押しながら、中央「C」以外の鍵盤を押します。トランスポーズが設定されると、KEYTRANSPOSEインジケーターが点灯します。

    2. トランスポーズを解除するときは、[KEY TRANSPOSE]ボタンを押しながら、中央「C」の鍵盤を押します。KEYTRANSPOSEインジケーターが消灯します。

    アサイン・モード選択(モノ/ユニゾン/ポリ/コード)1. [MENU]ボタンを押します。2. [3]ボタンを押します。

    操作子 機能 説明

    [1]ボタンMONO モノフォニック

    単音で発音します。

    [2]ボタンUNISON ユニゾン

    複数音重ねて単音として発音します。

    [3]ボタンPOLY ポリフォニック

    ポリフォニックで発音します。

    [4]ボタンCHORD コード

    音を重ねて発音します。

    [5]ボタン (ボイス1は常にON) (ボイス1ではキー・シフトは設定できません。)[6]ボタン ボイス2をON/OFF コードのときのみ有効です。

    ボタンを押したまま鍵盤を押さえると、ボイス・キー・シフトを設定できます。押し下げている間シフト値を表示します。

    [7]ボタン ボイス3をON/OFF

    [8]ボタン ボイス4をON/OFF

    パッチに記憶されます。

    パターンの選択/保存パターン選択モード

    1. [MENU]ボタンを押します。2. [2]ボタンを押します。

    操作子 説明

    [VALUE]つまみ バンクを切り替えます。[1]〜[8]ボタン パターンを切り替えます。[1]〜[8]ボタン(長押し)

    パターンを書き込みます。

    [MENU]ボタン シーケンサー・モード(通常時)になります。

    設定(SYSTEM への入りかた)1. [MENU]ボタンを押します。2. [4]ボタンを押します。3. [TEMPO/VALUE]つまみを回して SYSTEM 項目を選びます。4. [1]ボタンを押して SYSTEM 項目を決定します。ディスプレイに値が表示されます。

    5. [TEMPO/VALUE]つまみで値を変更します。6. [MENU]ボタンを押して、SYSTEM から抜けます。

    パラメーター 画面 説明NOISE モード

    (パッチに記憶されます)

    Original

    Variation

    LFO モード

    (パッチに記憶されます)

    Original

    Advanced

    マスター・チューン マスター・チューンを設定します。430.0 ~ 450.0(Hz)

    MIDI チャンネルMIDI 送受信チャンネルを設定します。1~ 16(チャンネル)

    オフ

    MIDI クロック・ソース

    シーケンサーのテンポのソースを設定します。Auto: MIDIIN 端子またはUSB端子からMIDI

    クロックが入力されたとき、自動的にMIDIクロックにテンポ同期します(初期値)。

    Int: 本体で設定したテンポで動作します。外部機器と同期したくないときは「インターナル」に設定します。

    LFO: LFOのレイトで設定した値で動作します。

    キー・ベロシティー

    鍵盤を弾いたときに送信されるベロシティーの値を設定します。オン: キーを押さえる強さに応じたベロシティー

    を送信します。64、127:キーを押さえる強さに関係なく、常に一定

    のベロシティー(64または127)を送信します。

    ベロシティー・カーブ

    鍵盤タッチを設定します。L: 鍵盤のタッチ感を軽めの設定にします

    (LIGHT)。M: 鍵盤のタッチ感を標準設定にします

    (MEDIUM)。H: 鍵盤のタッチ感を重めの設定にします

    (HEAVY)。

    CC 出力モード オフ: パッチを切り替えてもCCで出力しません

    オン: パッチ切り替えごとにすべてのパラメーターをCCで出力します

    CV Scale CV 信号の出力スケールを調整します。-63~ 63

    CV Fine Tune CV信号の出力電圧を微調整します。-100~ 100

    CV Ref Note C0~ C4 CVOUT端子からの出力が0Vになるノート・ナンバーを、オクターブ単位で設定します。

    オート・オフOff: 自動的に電源が切れません。

    30(分): 30 分経つと自動で電源が切れます。※USB 接続時はオート・オフしません。

    LED デモLEDデモに入るまでの時間を設定します。Off: LEDデモになりません。

    1、3、10(分)

    パラメーター 画面 説明

    リボン・コントローラー・ノート・スケール

    リボン・コントローラーのノート・スケール・タイプを設定します(初期値:Chromatic)。Chromatic

    Major

    NaturalMinor

    HarmonicMinor

    AscendingMelodicMinor

    Bluenote

    Bluenote(withgracenote)

    Dorian

    Mixolydian

    Diminished

    Wholetone

    Altered

    HungarianMinor

    Insenpo

    Ryukyu

    Persian

    C2 モジュレーション・ホールド

    Holdに設定すると、リボン・コントローラーC2から指を離しても値を保持します(初期値:Off)。Off

    Hold

    バッテリー動作固定モードUSBポートに接続しても、バス電源に切り替わらないモードです。電源供給能力のないUSBポートでもご使用になることができます。

    [7]ボタンを押しながら電源を入れます。

    主な仕様ローランドSH-01A:サウンド・モジュール

    最大同時発音数 4 音

    電源 充電式ニッケル水素電池(単 3形)×4、アルカリ電池(単 3形)×4、USBバス電源消費電流 500mA(USBバス電源)外形寸法 300(幅)×128(奥行)×46(高さ)mm質量(電池含む) 965g

    付属品 取扱説明書、安全上のご注意チラシ、保証書、ローランドユーザー登録カード、アルカリ電池(単 3形)×4

    別売品 キーボード・ユニット:K-25mブティーク・ドック:DK-01

    ※本書は、発行時点での製品仕様を説明しています。最新情報についてはローランド・ホームページをご覧ください。

    知的財産権について製品に内蔵、付属されたコンテンツ(音色波形データ、スタイル・データ、伴奏パターン、フレーズ・データ、オーディオ・ループ、画像データなど)の著作権は当社が保有しています。製品に内蔵、付属されたコンテンツ(ただしデモ曲などの楽曲データは除く)を素材として、お客様が新たな作品を制作、演奏、録音、配布をすることに関しては、当社の許諾を必要としません。製品に内蔵、付属されたコンテンツを、そのまま、もしくは酷似した形態で取り出し、別の記録媒体に固定して配布したり、コンピューター・ネットワークを通じて公開したりすることはできません。