SGホールディングスグループ ニュースレター SG...

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1 October, 2012 No.24 24号  2012年10月 SGホールディングス株式会社 601-8104 京都市南区上鳥羽角田町68番地 URL.http://www.sg-hldgs.co.jp Contents Special Report ——————————— 1〜3 SGHグループの海外展開 News Topics ———————————— 4〜5 佐川急便が24時間電話集荷サービスを開始  SGLが音声物流システムを導入 SGリアルティの大型物流施設が竣工 Business Angle —————————— 6〜7 SGモータース 谷本育生社長 Portrait / CSR活動紹介 ——————— 8 リコール・トータルサービス」の市場開拓 SGHグループの海外展開 インドの物流企業へ資本参加 国際物流ネットワークを拡大・強化 S Gホールディングスグループ(以下S G Hグループ)は、事 業基盤の一層の強化を図るため、高成長が見込まれるアジア 地域の事業展開を加速しており、今年に入ってからもベトナ ムで宅配便事業を開始したほか、7月にはインドの国際物流 会社へ資本参加し、シンガポールに中間持株会社を設立しま した。今回はSGHグループの海外展開について紹介します。 インド・バンガロール市内のSindhu本社で行われた資本提携のセレモニー。 写真右はSindhu社のG.Balaraju社長、左はSGホールディングスの栗和田榮 一会長兼社長 S Gホールディングス㈱は、このた びインドのバンガロール市に本社を 置く国際物流会社、S i n d h u C a r g o Services Limited(以下Sindhu社 の株式を26 %取得し、同社へ資本参 加しました。同時に、将来的にSGH グループの海外事業統括会社への移 行を視野に、シンガポールに中間持株 会社「SG HOLDINGS GLOBAL PTE. LTD.」を設立。海外展開の機 能強化を図っています。 今回、資本参加したSindhu社は バンガロール、チェンナイ、ツチコ リンなどの主要空港や港湾を拠点に 南インドの通関事業者・フォワーダー 貨物利用運送事業者)として確固た る事業基盤を持つとともに、インド 全域で22拠点を展開し、配送事業や 倉庫事業への多角化を図るなど、積 極的に事業拡大を進めています。 SGHグループはSindhu社への資 本参加により、成長著しいインド進 出の足掛かりとするとともに、同社 を強力な現地パートナーとして国際 物流ネットワークの拡大・強化を図 り、S G Hグループの持つデリバリー 事業や倉庫事業、3PL事業のノウハ ウを提供することで、インド国内物 流市場での事業拡大を推進します。 なお、SGホールディングスは、1 年後にSindhu社から株式を40%ま で追加取得する権利を得ており、さ らなるパートナーシップの強化を図 り、S G Hグループのインド事業の基 盤構築ならびに国際物流事業の拡大 を図っていきます。 S Gホールディングス事業開発部の 大西直樹・事業開発ユニット長は、次 のように話しています。 「インドは、BRICs諸国の中でも中国 に次ぐ成長性と経済規模があり、そ の重要性はますます高まっています が、当社はこれまでほとんど手つか ずの状態でした。フォワーディング 事業はスケールとネットワークがき わめて重要であり、その意味でもイ ンドは、今すぐに取り組まなければ ならない市場と言えますが、日本と は事業推進の方法や労務管理の商習 慣が大きく異なることから、我々だ けで1から立ち上げるには時間がか かります。そこで、インド南部に確 固たる地位を築いているS i n d h u社へ 出資することが、インド市場へ進出 する最適な方法と判断しました。 インド進出は、既存の拠点にとっ ても大きなシナジー効果を生み出し ますし、このアジアのネットワーク を武器に、今後、欧米などへの展開 も視野に入れ、事業基盤の強化を図 っていきます」 (次ページに続く) ◆Sindhu社の概要 商 号:Sindhu Cargo Services Limited 設 立:1987年 本 社:バンガロール市(インド南部) 社 長:G.Balaraju(創業者) 従業員:1,000名 拠 点:インド全土に22支店、7 倉庫(管理面積約18,600㎡) 事 業:通関事業やフォワ―ディング、陸送、倉庫事業

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1October, 2012 No.24

                     「

24号  2012年10月

SGホールディングス株式会社 〒601-8104 京都市南区上鳥羽角田町68番地URL.http://www.sg-hldgs.co.jp

Contents

Special Report ——————————— 1〜3SGHグループの海外展開News Topics ———————————— 4〜5佐川急便が24時間電話集荷サービスを開始 SGLが音声物流システムを導入SGリアルティの大型物流施設が竣工Business Angle —————————— 6〜7SGモータース 谷本育生社長Portrait / CSR活動紹介 ——————— 8リコール・トータルサービス」の市場開拓

SGHグループの海外展開

インドの物流企業へ資本参加国際物流ネットワークを拡大・強化

 SGホールディングスグループ(以下SGHグループ)は、事

業基盤の一層の強化を図るため、高成長が見込まれるアジア

地域の事業展開を加速しており、今年に入ってからもベトナ

ムで宅配便事業を開始したほか、7月にはインドの国際物流

会社へ資本参加し、シンガポールに中間持株会社を設立しま

した。今回はSGHグループの海外展開について紹介します。

インド・バンガロール市内のSindhu本社で行われた資本提携のセレモニー。写真右はSindhu社のG.Balaraju社長、左はSGホールディングスの栗和田榮一会長兼社長

 SGホールディングス㈱は、このた

びインドのバンガロール市に本社を

置く国際物流会社、Sindhu Cargo シ ン ド ゥ

Services Limited(以下Sindhu社

の株式を26%取得し、同社へ資本参

加しました。同時に、将来的にSGH

グループの海外事業統括会社への移

行を視野に、シンガポールに中間持株

会社「SG HOLDINGS GLOBAL

PTE. LTD.」を設立。海外展開の機

能強化を図っています。

 今回、資本参加したSindhu社は

バンガロール、チェンナイ、ツチコ

リンなどの主要空港や港湾を拠点に

南インドの通関事業者・フォワーダー

貨物利用運送事業者)として確固た

る事業基盤を持つとともに、インド

全域で22拠点を展開し、配送事業や

倉庫事業への多角化を図るなど、積

極的に事業拡大を進めています。

 SGHグループはSindhu社への資

本参加により、成長著しいインド進

出の足掛かりとするとともに、同社

を強力な現地パートナーとして国際

物流ネットワークの拡大・強化を図

り、SGHグループの持つデリバリー

事業や倉庫事業、3PL事業のノウハ

ウを提供することで、インド国内物

流市場での事業拡大を推進します。

 なお、SGホールディングスは、1

年後にSindhu社から株式を40%ま

で追加取得する権利を得ており、さ

らなるパートナーシップの強化を図

り、SGHグループのインド事業の基

盤構築ならびに国際物流事業の拡大

を図っていきます。

 SGホールディングス事業開発部の

大西直樹・事業開発ユニット長は、次

のように話しています。

「インドは、BRICs諸国の中でも中国

に次ぐ成長性と経済規模があり、そ

の重要性はますます高まっています

が、当社はこれまでほとんど手つか

ずの状態でした。フォワーディング

事業はスケールとネットワークがき

わめて重要であり、その意味でもイ

ンドは、今すぐに取り組まなければ

ならない市場と言えますが、日本と

は事業推進の方法や労務管理の商習

慣が大きく異なることから、我々だ

けで1から立ち上げるには時間がか

かります。そこで、インド南部に確

固たる地位を築いているSindhu社へ

出資することが、インド市場へ進出

する最適な方法と判断しました。

 インド進出は、既存の拠点にとっ

ても大きなシナジー効果を生み出し

ますし、このアジアのネットワーク

を武器に、今後、欧米などへの展開

も視野に入れ、事業基盤の強化を図

っていきます」 (次ページに続く)

◆Sindhu社の概要商 号:Sindhu Cargo Services Limited設 立:1987年本 社:バンガロール市(インド南部)社 長:G.Balaraju(創業者)従業員:1,000名拠 点:インド全土に22支店、7倉庫(管理面積約18,600㎡)事 業:通関事業やフォワ―ディング、陸送、倉庫事業

バンガロール市の本社

2 SGホールディングスグループ ニュースレター

佐川ロジスティクスコリア㈱

現地法人

分公司(支店)

海外出資会社

急成長を遂げる中国・ASEAN地域を中心にグループ全体で19法人・6分公司を展開

 SGHグループは、1990年代後半か

ら、中国・ASEAN地域を中心に現地

のパートナー企業と合弁事業を展開

したり、独立資本で海外法人を設立

するなど、積極的に海外進出を図り、

現地法人はすでに19法人、6分公司

(中国現地法人の支店)を数えます。

 こうした海外展開の最前線を担っ

ているのが、国際物流事業を担う佐

川グローバルロジスティクス㈱(以

下SGL)です。

◆中国・ASEANで物流事業を展開

 SGLは、30年近くにわたり日本国

内で物流加工業務を手がけ、アパレ

ル、電子部品、化粧品、医療機器、

小売りチェーンなど幅広い業種業態

の物流業務をサポートしてきました。

このノウハウを中国・ASEAN地域へ

トランスプラント(移植)することを

進めており、海外でも品質の高い、き

め細かい日本型物流サービスを提供

しています。

 SGLが海外で展開している主な事

業は、①海上・航空の国際貨物運輸代

行や通関業務などのフォワーディン

グ事業、②国際宅配便「sgx」 のクー

リエ事業、③保税倉庫や物流加工業

務、検針検品業務などの倉庫事業、

④現地で幹線輸送を行うトラック事

業などで、海外の各拠点と連携し、

事業の拡大を図っています。

 具体的には、中国では、クーリエ

事業を展開している保利佐川物流有

限公司や、上海と広州で宅配便事業

を展開している上海大衆佐川物流有

限公司、上海と青島で検針検品業務

を行っている佐川喜楽客思物流(シ

ロックス)有限公司などの現地子会

社が、国際貨物運輸代理はもとよ

り、検針検品、保管流通加工、国内

配送までの総合物流事業を提供して

います。また、世界のハブ港である

香港では、小口貨物を集積してコン

テ ナ を 仕 立 て るCFS(Container

Freight Station、混載貨物専用倉

庫)業務を柱に、保管やピッキング

などを展開しています。

 ASEAN地域では、チャイナプラ

スワンとして注目されるベトナムで、

フォワーディング事業やクーリエ事

業、国内輸送事業を展開し、今年3

月には宅配便事業をスタートさせま

した。ベトナムではほかにも、日本

と同水準の検針検品業務を行ってい

ます。さらに、タイ、マレーシア、

シンガポール、インドネシアなどで

も、国境を越えて連携したフォワー

ディング事業を展開しています。

上:宅配便事業の出発式の模様(ベトナム・ホーチミン)下:自動仕分機による「店舗別仕分」業務(中国・青島)

SGHグループの主な海外拠点

保利佐川物流有限公司 大連分公司保利佐川物流有限公司 北京分公司

天津保利佐川国際貿易有限公司

保利佐川物流有限公司 天津分公司

佐川喜楽客思物流(青島)有限公司

保利佐川物流有限公司 青島分公司

無錫飛速物流信息科技有限公司

保利佐川物流有限公司 佐川喜楽客思物流(上海)有限公司上海大衆佐川急便物流有限公司

保利佐川物流有限公司 広州分公司 上海保利佐川物流有限公司上海大衆佐川急便物流有限公司 広州分公司

Sindhu Cargo 佐川急便(香港)有限公司 台湾佐川急便国際股 有限公司Services Limited

佐川急便タイ・コンテナ・ディストリ 佐川急便フィリピン㈱ビューション・サービス㈱ 佐川グローバルロジスティクス

(フィリピン)㈱佐川急便マレーシア㈱

佐川急便ベトナム㈲佐川急便ハワイ㈱

佐川急便シンガポール㈱SG HOLDINGS GLOBAL PTE.LTD.

佐川急便インドネシア㈱

アジアにおける事業展開の歴史1997年6月 佐川急便ベトナム㈲を設立

8月 佐川急便フィリピン㈱を設立1998年7月 佐川急便シンガポール㈱を設立2003年1月 上海大衆佐川急便物流有限公司を設立

9月 保利佐川物流有限公司を設立2004年6月 上海保利佐川物流有限公司、天津保利佐川国際

貿易有限公司を設立2005年1月 佐川急便コリア㈱(現・佐川ロジスティクスコ

リア㈱)を設立     3月 佐川急便タイ・コンテナ・ディストリビューショ

ン・サービス㈱を設立6月 佐川急便インドネシア㈱を設立9月 台湾佐川急便国際股 有限公司を設立

2006年8月 佐川急便マレーシア㈱を設立2007年2月 佐川グローバルロジスティクス(フィリピン)㈱

営業開始2010年1月 佐川喜楽客思物流(上海)有限公司、佐川喜楽

客思物流(青島)有限公司を子会社化2011年3月 中国・上海での代金引換サービスに「銀聯カー

ド」決済を開始7月 無錫飛速物流信息科技有限公司を設立

11月 中国・広州で宅配便事業を開始2012年3月 ベトナムのハノイとホーチミンで宅配便事業開始

7月 インドの物流会社・Sindhu社へ資本参加、シンガポールに中間持株会社を設立

3October, 2012 No.24

検針検品一般倉庫

SGHグループの海外展開

海外法人を統轄する海外営業部を新設し“点”から“面”の戦略に切り替える

 2011年の財務省貿易統計によると、

輸入総額が31年ぶりに輸出総額を上

回り、地域別の輸入額も欧米が2割程

度なのに対して、アジアが40数%を

占めるなど、日本を取り巻く貿易ト

レンドは大きく変化しています。

 アジアの経済成長には著しいもの

があり、中国はGDP(国内総生産)

が日本を抜いて世界第2位となり、こ

れまでの生産地から消費地へと移行。

ASEAN地域も、域内関税の撤廃な

どを目指したASEAN経済共同体に

向けて歩み出し、日本にとってアジ

アへの依存度はこれまで以上に高ま

るものと予想されています。

 こうした中で、SGLはこれまで以

上に海外展開を拡大・強化するため、

今年4月には海外法人を統轄する海外

営業部を新設。共同の営業開発チー

ムを設置したり、事業領域の異なる

中国の現地法人についても横の連携

を図り、総合国際物流として総合力

を発揮できるようにしました。

 SGL海外営業部の山岡誠吾部長は

次のように話しています。

「国内宅配便市場は踊り場にさしかか

り、今後の成長はあまり期待できま

せん。そこで、輸入が増加している

傾向を逆手にとり、海外から日本に

入る荷物を現地の倉庫機能を生かし

て上流工程で確保し、国内で佐川急

便㈱をはじめとするデリバリー事業

へ流すことで、貨物個数を安定的に

伸ばしていくことを目指しています。

 そのためにも、海外で荷物を集積

する倉庫事業や、日本に貨物を送る

フォワーディング事業の基盤強化を

図るとともに、海外法人の連携を強

化し、各法人が個々に事業を行う

“点”の展開から、エリアごとにまと

まり、“面”を展開する戦略に切り替

えていきたいと考えています。中国・

ASEAN地域では、ようやく当社が

打って出られる環境が整ってきまし

た。これを好機と捉え、さらなる事

業拡大を推進していきます」

海外法人の事業カテゴリー

フォワーディング事業

海上貨物輸送、航空貨物輸送などの国際貨物運輸代理を行っているほか、通関業務なども展開

クーリエ事業

国際宅配便「sgx」を展開。商業通関を必要としない小口貨物で、海外220カ国以上へ国際宅配便サービスを提供。貨物追跡サービスも行っている

倉庫事業

一般倉庫、保税倉庫、CFSのほか、検針検品、流通加工、仕分、梱包などの業務も展開

トラック事業

現地でトラックを使った幹線輸送などを展開している

海外通販業者向けに新・代金引換サービス日本で回収した商品代金を直接海外に送金

 佐川グローバルロジスティクス

(SGL)は、このほど海外の通信販売

事業者向けに、日本で回収した商品

代金を直接送金する新しい代金引換

サービスを開始しました。海外送金

は国や地域により関連法令が異なる

ため、まず香港発の通信販売事業者

向けに8月よりスタートしました。

 近年の円高の影響により、海外通

信販売の利用者が増えています。こ

れまで、SGHグループが展開する

代金引換サービス「e-コレクト®」

は、日本法人を持つ一部の海外通信

販売事業者に限って利用できました

が、日本法人を持たない海外通信販

売事業者は利用できませんでした。

 そこでSGLは、佐川急便や佐川

フィナンシャル㈱と共同で海外通信

販売に対応した代金引換サービスを

開発。これに

より、回収し

た代金を海外

送金すること

が可能となり、

日本法人を持

たない海外通

信販売事業者

でも利用でき

るようになりました。

 今後、SGLは、国際宅配便「sgx」

を利用しているお客様の要望をふま

えてサービスエリアを順次拡大する

ほか、グループの総合力を活かした

サービス開発を行い、国内外を問わ

ず、通信販売事業者に向けた物流

サービスを充実させていきます。

代引配達

海外通販事業者向け代金引換サービスの流れ

代引商品 支払代金

通信販売 商品注文

国際宅配便発送「sgx」

直接送金

海外通信販売事業者

SGL海外現地法人

SGL国内拠点

佐川急便

佐川フィナンシャル

購入者

4 SGホールディングスグループ ニュースレター

佐川急便が宅配便業界で初めて24時間電話集荷サービスを開始

 佐川急便㈱は、宅配便サービスを

活用したエリアビジネスの一環とし

て、このほど業界初となる24時間電

話受付による集荷を東京都千代田区

と中央区で開始しました。

 これまで同地区では、宅配便の電

話による集荷受付は午後7時で締め切

っていましたが、各企業や個人事業

主から午後7時以降も、さらには深夜

帯でも集荷してほしいという要望が

寄せられていました。佐川急便では

こうしたニーズに応えるため、まず

は千代田区と中央区で電話による集

荷を24時間行うことにしました。

 千代田区は、商品をすぐ顧客に届

けたい秋葉原などの家電量販店や通

信販売会社が多くあるほか、ホテル

の利用客や、病院の入院患者なども

深夜サービスのニーズが高いと判断。

また、中央区は、豊洲や晴海地域の

高層マンションに住む若い世代から

の需要が期待できます。

 今回の24時間電話集荷サービスの

開始により、午前3時までに

集荷の連絡があった場合は、

札幌市内、福岡市内をはじめ

とした全国主要都市に飛脚航

空便でその日のうちに配達し

ます。関東1都7県には、飛

脚宅配便で当日の午前中に配

達が可能で、午前8時までの

連絡でも、これらの地域には

飛脚宅配便で当日中に配達さ

れます。なお、集荷は、夜間

でも連絡から1時間以内に行

います。

 佐川急便では、地域の特性

やニーズに合ったサービスを提供す

るエリアビジネスを推進しています。

これまでにも、博多駅で九州新幹線

の開通に合わせて荷物の一時預かり

サービスを始めたところ、10日間で

約5,000個を預かったほか、ホテルや

自宅へ配送してほしいという需要も

あり、収益に貢献しました。同サー

ビスは、「京都マラソン」や野外ロッ

クフェスティバル「京都大作戦」の

開催時、あるいは「東京スカイツリ

ータウン®」内でも行っています。

 佐川急便は、24時間電話集荷サー

ビスを実施することで、深夜帯の集

荷という新たな市場開拓と、さらな

るお客様ニーズの掘り起こしを行い、

24時間集荷受付エリアの拡充など、

今後の展開を検討します。

◆24時間電話集荷サービスの概要

<集荷対応地域> 東京都千代田区・中央区<受付電話番号>午前8:00から午後7:00 0120-28-8817(自動集荷受付)午後7:00から翌午前8:00 0120-95-3331(夜間受付専用:オペレーター対応)

 ※夜間は連絡後1時間以内に集荷

環境保全活動を目的にゲストバッジを木製にリニューアル

 佐川急便は、このほど東京本部

で使われているゲストバッジを木製

にリニューアルしました。

 新しいゲストバッジは、ヒノキ材

を使用することにより、木のぬくも

りや温かみを感じることができま

す。レーザー彫刻が施されており、

トラック型などさまざまな形に加工

することも可能です。

 木製バッジには、SGホールディ

ングスグループが保有し、佐川林業

㈱が管理・保全している「さがわの

森」で間伐を行ったときに出るヒノ

キ材を使用しています。「さがわの

森」は、四国の高知県や徳島県に広

がる約685ヘクタール(東京ドーム

約149個分)の大規模な森林で、運

輸・物流グループが保有する森林と

しては初めて、環境省から地球温暖

化の原因となる温室効果ガスの吸収

源として正式に認定されています。

 木製バッジの生産はフロンティア

ジャパン㈱が担当。同社は宮城県の

南三陸町で東日本大震災の被災地支

援を目的に工場を立ち上げており、

今回のバッジリニューアルは東北復

興支援の一端も担っています。

 佐川急便は、新しい木製バッジ

が来社されるすべてのお客様に、環

境保全の取り組みや森林保全活動を

知っていただく一助になることを

願っています。

5October, 2012 No.24

SGLが新たに音声物流システムを導入ピッキング作業の生産性を大幅にアップ

 物流加工や倉庫業、3PL事業を展

開する佐川グローバルロジスティク

ス㈱(以下SGL)は、このほど国内

の物流拠点である東京SRC(佐川流

通センター)に、倉庫内でのピッキ

ング(仕分け)作業をコンピューター

と会話をしながら行う最新鋭の音声ヴ ォ コ レ ク ト ヴ ォ イ ス

物流システム「Vocollect Voice®」

を導入しました。

 生産拠点から販売拠点までの輸送、

物流加工を一手に担うSGLでは、商

品の入荷・保管・値付けなどを行う流

通センターのさらなる作業効率の向

上が課題となっていました。特に東

京SRCでは、入れ替わりの早いアパ

レル関連商品などを扱っており、迅

速かつ正確な出荷体制と、確実な情

報管理が要求されます。

 今回の「Vocollect Voice®」の導

入により、作業員が在庫を1つひ

とつ目で確認し、情報管理端末に

入力していた以前の倉庫作業に比

べると、耳で仕事内容を確認し、

声で応答しながら作業するため、

両手が開放され、目視確認のよう

に作業を中断する必要がありません。

音声によるガイドと、動作、応答の

繰り返しを確実に行うことで、作業

速度は飛躍的に向上し、ピッキング

作業の生産性は最大26%もアップし、

作業ミスゼロを実現することができ

ました。

 「Vocollect Voice®」は、SGホー

ルディングスグループのSGシステム

㈱が開発した倉庫管理システム「S−

WMS」により、作業結果をリアル

タイムで反映させることができるほ

か、現場の「見える化」を実現し、

従業員のトレーニング期間も従来の

半分に短縮することができました。

そのほか、音声指示によって作業者

の集中力向上、ストレス軽減などの

効果もあり、総合的な業務効率の改

善に貢献しています。

 SGLは、「Vocollect Voice®」を

再構築中の顧客システムと連動させ、

ピッキング作業だけでなく、入荷、

棚入れ、メンテナンス作業といった

業務の水平展開を計画。投資の早期

回収と、ほかの庫内業務への活用も

拡大していく予定です。

「Vocollect Voice®」を使ったピッキング作業の様子

物流の効率化をサポートする大型物流施設SGリアルティ横浜」「SGリアルティ柏」竣工

 不動産の賃貸・管理・開発事業を展

開するSGリアルティ㈱は、このほど

横浜市神奈川区に「SGリアルティ横

浜」を、千葉県柏市に「SGリアルテ

ィ柏A棟」をそれぞれ竣工しました。

 「SGリアルティ横浜」と「SGリア

ルティ柏A棟」は、マルチテナント

型の施設を配棟することで、テナン

ト企業の生産性や利便性の向上を図

った複合型物流施設です。充実した

車両待機スペースに、上下専用ラン

プを設けることで、車両動線の円滑

化を実現。環境面や労働面にも配慮

したコンセプト設定のもと、無柱空

間など最新の物流設備でテナント企

業の生産性に寄与し、さまざまなお

客様のリクエストに対応できます。

 「SGリアルティ横浜」は、第一京

浜国道および首都高速横羽線子安イ

ンターチェンジ沿いに位置し、効率

化を目指す物流企業のニーズに対応。

テナントには1階にグループ企業であ

る佐川急便の横浜カーゴセンターと

横浜東店が、2階~ 4階は3PL事業を

展開する物流企業が入居します。

 「SGリアルティ柏A棟」は、常磐

道柏インターチェンジ至近の好立地

に加え、国道16号から施設内への左

折専用レーンが新設され、当施設へ

直接アクセスできます。テナントに

は3PL事業を展開する物流企業が入

居する予定です。

 SGリアルティは、今後も、SGホ

ールディングスグループのノウハウ

とネットワークを活用し、総合不動

産会社としてグループ内外のニーズ

に沿う不動産施設の開発・運営を積極

的に展開していきます。

名  称:SGリアルティ柏A棟所 在 地:千葉県柏市新十余ニ13-1敷地面積: 104,164m2

延床面積: 130,097m2

構  造:鉄骨鉄筋コンクリート造5階建

名  称:SGリアルティ横浜所 在 地:神奈川県横浜市神奈川区守屋町3-11敷地面積: 39,293m2

延床面積: 83,472m2

構  造:鉄骨造4階建

6

技術力・機動力・提案力で選ばれる総合カービジネス企業へ

た に も と

SGモータース株式会社 代表取締役社長 谷本 育い く お

SGホールディングスグループ ニュースレター

 SGホールディングスグループで車両整備・車両販売・ボディ製造

販売事業を展開するSGモータース㈱は、他社との業務提携やボトラ

ーカー製造事業に新規参入するなど、積極的な事業展開を進めていま

す。今回は、事業展開の背景や今後の取り組みについて同社の谷本育

生社長に話を聞きました。

SGモータース株式会社

所在地 大阪市大正区平尾1-4-38設 立 1980年5月1日資本金 1,000万円代表者 代表取締役社長 谷本育生事 業 各種自動車の販売及び賃貸・整備及び    修理・車両ボディ製造・損害保険代理ほか従業員 736名(2012年3月20日現在)    ※SGモータース関越含む

車両整備事業の外販拡大「FVV」の販売を強化

−−事業の概要を教えてください。

谷本 当社は、車両整備、新車販売

中古車販売、ボディ製造の4事業を柱

に展開しています。2008年の社長就

任以来、収益向上を目指して事業の

再構築に取り組み、工場数の増加

設備の充実、新規事業領域への参入

などに努めるとともに、外販に力を

入れてきました。こうして得た利益

をグループに還元し、良質で安価な

サービスを提供するという、中期経

営計画の策定当初に思い描いていた

理想のスタイルに近づきつつあると

考えています。

−−外販比率が拡大していますね。

谷本 売上高に占める外販比率は着

実に拡大しており、すでに5割に達し

ています。今期は、新車販売が好調

に推移し、第1四半期を終えた段階で

順調に売上を伸ばしています。

 外販比率拡大のための具体的な取

り組みとしては、車両整備事業では、

広域でビジネス展開している大手顧

客の開拓を進めています。現在、大

手引越業者などの車両整備を全国規

模で引き受けており、整備事業の外

販拡大に寄与しています。

−−アライアンスも積極的ですね。

谷本 当社は、全国14支店・28工場

の自社拠点に加え、287カ所の整備工

場と協力関係を結び、北海道から九

州まで強固な整備ネットワークを築

いており、均一の整備品質を提供で

きることが最大の強みです。この強

みを生かし、協力会社の戦力化を進

めるとともに、トナミ運輸さんと業

務提携を締結したのをはじめ、大手

陸運会社とのアライアンス構築を積

極的に進めています。

 こうした業務提携は、車両整備を

相互サポートすることができるなど、

シナジー効果の拡大が期待されます。

たとえば、北陸地域に事業基盤を置

くトナミ運輸さんに、この地域での

車両整備を委託し、その一方で、近

SGモータースの最近の事業動向

2009年3月 佐川ギャラクシーモータース㈱をSGモータース㈱に改称

2009年6月 新三国モーターズ・サービス㈱を子会社化。SGモータース関越㈱として開設

2010年9月 トナミ運輸㈱と車両整備事業部業務提携に向けた包括合意書を締結

2010年11月 オリジナルボトラーカー「FVV」新開発。新規事業領域へ参入・販売開始

2011年2月 両備ホールディングス㈱と業務提携契約を締結

2011年6月 久留米マルキュー整備㈱と業務提携契約を締結

2011年10月 業界初となる温度管理機能を搭載したボトラーカー「ニュー FVV」を開発

2012年5月 女性整備チーム「SGMレディース」発足

女性だけの自動車整備チーム「SGMレディース」の1期生は、新入社員を含む計 3名。現在は大阪店で技術研修を含めた実務の習得に励んでいる

7October, 2012 No.24

畿圏では当社がトナミ運輸さんの車

両整備を実施するなど、相互の経営

資源を有効活用することが可能にな

ります。

−− 新規参入したボトラーカーの製

造・販売が好調なようですね。

谷本 おかげさまで、温度管理機能

などを搭載した当社のオリジナルボ

トラーカー「ニュー FVV」が好調

に販売数を伸ばしています。すでに4

月と5月だけで100台を受注してお

り、ボディ製造の拠点である静岡の

富士工場はフル稼働しています。今

年の販売目標は330台ですが、この

目標は間違いなく達成できるものと

期待しています。

 「ニュー FVV」が好調なのは、業

界関係者に熱心にアプローチしてき

たことに加え、他社にはない機能を

付けていること、軽量であること、

そして価格的にも競争力があったこ

とが大きな要因だと思います。今後

は、営業範囲を全国に拡大して販売

体制を強化するとともに、生産体制

を見直し、製造作業の効率化・工期短

縮に取り組んでいきます。

性の責任者を置いた女性従業員だけ

のサテライト工場を、仙台、東京、

名古屋、大阪などの都市を中心に順

次設立していく計画です。

−− グループで推進している女性雇

用推進にもつながりますね。

谷本 当社では、女性従業員の採用

も積極的に進めており、2016年度を

めどに全従業員の4人に1人を女性が

占める体制を目指しています。この

ため、女性が働きやすい職場環境を

目指し、大阪店では更衣室を改装し

たり、女性専用の休憩スペースや専

用トイレの拡張工事を行いました。

今後も化粧直しができる女性専用の

パウダールームを設けるなど、さら

に施設の充実を図っていきます。

−−人財の育成については?

谷本 お客様から選ばれる企業であ

るためには、お客様の良きアドバイ

ザーとなる人財の育成が欠かせませ

ん。そのため、当社では高度な専門

技術を身につけた人財の育成に注力

しており、整備士の技術研修にも積

極的に取り組んでいます。当社には

現在21人の1級整備士がいますが、

今後も従業員に資格取得を奨励して

いきます。どんな時代でも生き残っ

ていけるように、「技術力・機動力・

提案力で選ばれる企業を目指そう」

と、社内に対して声を大にして発信

していきます。

−− 今後の計画、抱負を聞かせてく

ださい。

谷本 中期経営計画の最終年度であ

る2016年までに売上をさらに伸ば

し、現在約5割に達している外販比率

を約7割にまで拡大していく計画で

す。おかげさまで外販は着実に成長

していますし、特装特殊車両*やフォ

ークリフトの整備事業も順調に拡大

を続けています。しかし、売上目標

を達成するためには、営業展開を強

化して受注拡大を図るほか、M&A

も視野に入れながら、積極的な投資

を行っていく必要があると考えてい

ます。たとえば、東京都江東区の新

木場に年間修理台数2,000~2,500台

の大規模な車検センターを建設した

り、まだ拠点を構えていない兵庫、

京都、静岡に新たな支店・工場を設立

するなど、構想は尽きません。その1

つひとつをできるだけ早く実現して

いきたいと考えています。

*特装特殊車両:タンクローリー車や高所作業車、パワーゲート装着車などの車両のこと女性車両整備士を育成し

自家用車を取り込む−−「SGMレディース」が話題です。

谷本 現在、整備事業は業務用貨物

トラックを中心に扱っていますが、

今後の事業拡大を考えると、自家用

車両の取り込みが課題となります。

そのため、既存の整備工場とは分け

て、フロント業務から点検・車検など

の整備業務を女性スタッフのみが手

がける、近づきやすいアクセシブル

なカーステーションを設立したいと

考えています。その第一歩として、

このほど女性整備士だけの車両整備

チーム「SGMレディース」を大阪店

で立ち上げました。第1期生は3人で

すが、将来は150人程度に増強し、

女性の営業、女性のメカニック、女

谷本育生社長の略歴1960年1月生(52歳)1983年1月 京都佐川急便㈱入社2001年4月 佐川サポートサービス㈱取締役2002年6月 佐川急便㈱執行役員2004年3月 佐川急便㈱経営企画本部部長2008年3月 SGリアルティ㈱業務部部長2008年6月 佐川ギャラクシーモータース㈱代表取締役社長2009年3月 SGモータース㈱代表取締役社長(現)2010年3月 SGモータース関越㈱代表取締役社長 兼任(現)2012年6月 SGホールディングス㈱グループエグゼクティブ

車両整備・販売事業担当 兼務(現)

8 SGホールディングスグループ ニュースレター

さがわ

静脈物流に参入し新たな市場開拓を目指す

 

佐川急便株式会社 営業部リバース・ソリューション課 係長

  

なかまち ゆ き お

中町 雪男  

大手スーパーや物流会社などに勤務後、2009年佐川急便㈱に入社。新規事業開拓や資本戦略に携わり、2012年3月からリバース・ソリューション課配属

 佐川急便㈱は、今年3月、静脈物

流(回収物流)を強化するにあたり、

既存サービスの1つである「リコー

ル・トータルサービス」を再リリース

しました。その目的と今後の展望を

同社営業部リバース・ソリューション

課の中町雪男係長に聞きました。

−−事業をリスタートした背景は?

中町 佐川急便だけで捉えると宅配

事業が主力ですが、SGHグループの

各企業が備えるコールセンターや不

具合品の保管、消費者向け返金サー

ビスなどの各機能を総合的に組み合

わせることで、リコール・自主回収に

おける必要なソリューションをお客

様に提供でき、グループ間シナジー

を生み出すことができるとの期待か

ら、本格的に始動しました。

**************

−−新サービスの特徴と優位性は?

中町 佐川急便の各支社やグループ

会社に担当者を設置し、情報の流れ

を一元化し、グループ横断でサービ

スを提供しています。このように全

国をカバーできるインフラ機能を強

みとし、お客様のニーズに応じて必

要なソリューションだけを部分的に

利用してもらうことでコストメリッ

トにつながることが特徴です。

−−家電修理サービスも始めました。

中町 回収物流事業の一環で、6月

から一般家電製品の修理を、修理

会社のベストサービス様と協業で

開始しました。国内メーカーであれ

ばほぼ全メーカーの製品を修理で

きます。配送はオリジナル梱包材

「SAGAWA soft air package」を

使用するため、環境に優しく、耐久

性に優れていることから、輸送品質

の面でも好評を得ています。家電修

理サービスは九州で始めましたが、

今後は全国展開を視野に入れて拡大

を目指しています。また、修理事業

者様向けの修理前の開梱作業、修理

後の梱包作業などのサポートや、家

電以外のカテゴリーにおける修理

サービスも検討しています。

−−仕事の醍醐味は何ですか?

中町 お客様やステークホルダー様に

喜ばれるサービスを提供できた時や、

潜在市場を掘り起こし新たなサービ

スが業界で受け入れられた時にやり

がいを感じます。今後は、既存の便

種に追加できる付加価値サービスを

生み出し、当社のファンを増やす努

力をしていきたいと考えています。

*静脈物流:人体の血液循環に模して、動脈物流で使用者・消費者に供給された製品や容器・包装などが任務を終えて、回収・再資源化の目的で還流される仕組みとそのマネジメント体系をいう

「リコール・トータルサービス」の仕組み

SGホールディングスグループお客様 製品購入者

事故発生

佐川急便プランニング 製品の回収・配送

梱包資材配送 DM配送

SGシステム コールセンター データ返却(貨物追跡・回収進捗情報提供、集荷システム)

佐川グローバルロジスティクス保管・検品(簡易修理、ピッキング)

佐川引越センター 大型製品回収(特殊回収業務、家電類回収)

メーカー販売元

通販事業者など

回収指示

良品配送

各種データ提供

各種データ返却

不具合品納品

不具合品引き取り

不具合品回収

資材・良品配達

CSR活動紹介 第7回 「さがわきっずみゅーじあむ」で美術に触れる楽しみを体感

 佐川美術館(滋賀県守山市)は、地域に開かれた美術館を目指して、美術に触れる楽しみを体感し、親しみを持ってもらおうと、子どもたちを対象に「さがわきっずみゅーじあむ」を開催。ワークショップなどの教育普及活動を行っています。 「さがわきっずみゅーじあむ」は、これまで夏に開催していましたが、2011年から年間を通して実施し、中学生以下の子ども達の入館を無料にしています。また、夏休みには「ワークショップサマーフェスタ」を隣接する佐川急便の総合体育館

で開催し、人形づくりやオリジナルエコバッグづくり、段ボールでお面をつくってパレードを行うなど、さまざまなワークショップを実施。冬休みには、「ワークショップクリスマスフェスタ」を佐川美術館内で開催しています。そのほか、守山市教育委員会と連携し、小学4年生全クラスが授業の一環として佐川美術館を訪れる芸術鑑賞教室も行っています。 また、今年は、館内に錯覚体験コーナーを設置。立ち位置によって物体のサイズが変化するように見える「エイムズの

部屋」は、家族連れに大変好評でした。 佐川美術館は今後も教育普及活動を進め、地域社会との交流を深めていきます。

「ワークショプクリスマスフェスタ」の様子

ご感想をぜひお寄せください。 Mail:[email protected]報道関係連絡先 TEL:03-3699-3614(佐川急便広報課)