Scrum
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Scrum概要
2013/3/27
目次• アジャイル開発とは• Scrumとは
– 作業• スプリント
– 会議• スプリント計画ミーティング• デイリースクラム• スプリントレビュー• スプリントレトロスペクティブ
– 成果物• プロダクトバックログ• スプリントバックログ• リリース判断可能なプロダクト• 完了の定義
– ロール• プロダクトオーナー• 開発チーム• スクラムマスター
アジャイル開発とは• 「事前にすべてを正確に予測し、計画することはできない」という前提。
• おおよその全体像を明らかにしたうえで、どのくらいの期間と人数で仕事をするかを決めて、その範囲の中で大事な要求から順にプロダクトをつくっていく。
• 重要なもの、リスクの高いものを先につくる。要求・分析・構築を短いサイクルで実施していく。
Scrumとは• Scrumとは、アジャイル開発手法の1つ。常に進む方向を調整しながら目的を達成できるプロダクトをつくるために、全員が一丸となって行うべき作業、会議、成果物を定めたもの。
プロダクトオーナー スクラムマスター
プロダクトバックログ
スプリント計画ミーティング
完了の定義
スプリント
デイリースクラム
残作業の追跡
スプリントバックログ
毎日のくりかえし スプリントレビュー
スプリントレトロスペクティブ
リリース判断可能なプロダクト
開発チーム
プロダクトオーナー• プロダクトの結果責任を取る。• プロダクトバックログの管理者で、並び順の最終決定権限を持つ。
• プロジェクトに必ず 1人必要。• 開発チームを活用して、プロダクトの価値を最大化する。
• 開発チームに相談できるが、干渉はできない。
開発チーム• リリース判断可能なプロダクトをつくる。• 3人~ 9人で構成する。• 全員揃えばプロダクトをつくれる。• 上下関係はない。
スクラムマスター• このプロセスがうまくまわるようにする。• 妨害を排除する。• 支援と奉仕をする。• 教育、ファシリテート、コーチ、推進役。
スプリント• Scrumでは最長 1ヶ月までの固定の期間に区切って、くりかえし開発をおこなう。この固定の期間のことをスプリントと呼ぶ。
• 開発チームはこの期間の中で、計画、設計、開発、テストなどプロダクトのリリース判断に必要なすべてのことを行う
• 期間は延長しない。
#1 #2 #3 # N
○:スプリント期間は固定する
#1 #2 #3 # N
×:スプリント期間が変動してはいけない
スプリント計画ミーティング• スプリントで開発するためには計画が必要。
• プロダクトーナーは何を欲しいのか(第一部)。
• 開発チームはどれくらいできそうか(第一部)。
• 開発チームはどうやってそれを実現するのか(第二部)。
1番目に欲しい
2番目に欲しい
3番目に欲しい
4番目に欲しい
5番目に欲しい
99番目に欲しい
100番目に欲しい・・・
デイリースクラム• 開発チームの状況を毎日確認する。–毎日 15分程度–前回のデイリースクラムからやったこと–次回のデイリースクラムまでにやること–困っていること
スプリントレビュー• 開発チームの成果物をプロダクトオーナーが確認する。– 1ヶ月のスプリントであれば 4時間、 2週間スプリントであれば 2時間程
– 開発チームが完了できなかったプロダクトバックログの項目について説明する。
– プロダクトオーナーがプロダクトの状況やビジネスの環境について説明する。
– プロダクトバックログに追加すべき項目の有無について議論する。
– 現状の進捗を踏まえて、リリース日や完了日を予測する。
スプリントレトロスペクティブ• 1ヶ月のスプリントであれば 4時間、 2週間スプリントであれば 2時間程
• プロセスやツールなどの観点で今回のスプリントを検査する。
• うまくいったこと、今後改善すべき点を整理する。• 今後のアクションプランをつくる。
プロダクトバックログ• 実現したい要求をリストにして並び替える。
• 常にメンテナンスして最新に保つ
1番目に欲しい
2番目に欲しい
3番目に欲しい
4番目に欲しい
5番目に欲しい
99番目に欲しい
100番目に欲しい・・・
スプリントバックログ
• プロダクトバックログを具体的なタスクに分割する。
• タスクは後から増えることもある。
1番目に欲しい
2番目に欲しい
3番目に欲しい
4番目に欲しい
5番目に欲しい
99番目に欲しい
100番目に欲しい・・・
タスクタスクタスク
タスクタスクタスク
タスクタスクタスク
タスクタスクタスク
タスクタスクタスク
タスクタスクタスク
リリース判断可能なプロダクト• 開発チームはリリース判断可能なプロダクトをつくる。
完了の定義• 完了の定義によって、何をもってリリース判断可能かを定める。
コードレビュー チェックイン ユニットテス
ト カバレージ
ドキュメント セキュリティ 性能 デプロイ
などなど
途中での縮小は避ける。
参考文献• 『 SCRUM BOOT CAMP THE BOOK 』
著者/訳者:西村 直人 永瀬 美穂 吉羽 龍太郎(翔泳社 )• 『アジャイルサムライ――達人開発者への道』
著者: Jonathan Rasmusson 著 西村直人・角谷信太郎 監訳 近藤修平・角掛拓未 訳 (Ohmsha)