qpstudy 2014.04 新人さん@頑張らない 改訂版
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Health & Medicine
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Transcript of qpstudy 2014.04 新人さん@頑張らない 改訂版
新人さん@がんばらない 改訂版
@kometchtech #qpstudy 2014.04
自己紹介
• @kometchtech / ホリゴメ • 都内某所で社内SE • Ipv6study / IYHstudy / Routerboard Users Group JP 主宰
• 昨年の#qpstudy 2013.04でも、 「新人さん@がんばらない」 という発表をさせていただいたのですが、 つい先日社会復帰できたのでそれを踏まえた上で、敢えてご来場の皆様に伝えておきたいことがありましたので発表させていただくことになりました。
ご注意
• 私は精神医療の専門家ではありません。 • これから話すことは自分の経験則に基づくものです。
• 効果効能は個人差があります。
内容
• どうしてうつ病になってしまったのか? • どうすれば良かったのか? • 社会復帰までの道のり • 新人さんに向けて言っておきたいこと
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自分のスキル不足
• 新しくCloudStackの構築経験に携わることになった。
• それまではWindowsサーバやAIX、HP-UXなどの運用構築経験しかなかった。
• RHELの自動構築と、Windows ServerのAIKなどの混在環境構築などがあった。
• 今までといろいろと勝手が違う。
プロジェクトマネジメントの破綻
• そもそもプロジェクトマネージャーがいなかった • 個々人が自分のタスクに時間を取られ、全体を管理されておらず、進捗すら確認できない状況だった
• 構築作業を行うべき人が、他ベンダーさんとの調整に時間を取られていた
• WBSが役に立っていない
お客様からの強烈なプレッシャー
• 上から数えたほうが早い大きなお客様 • 求められるサービスの質の高さが桁が違う • 自分が聞いた時と話が違うので、毎回打合せでは持ち帰り案件が増え、それがお客様から気に入らない状況になっていた。 →こちらも適切な人員を配置できていなかった
体調管理の失敗
• 打合せに時間が取られる →構築作業に取りかかれない
• こちらの詳細設計が甘く、お客に詰められる →作業の出戻りが発生する
• 遅れを取り戻すため、会社に泊まりこむようになる。
• 家に帰っても、設計書作成などを続ける状態 • 終的には会社の椅子がベッド代わり • 終いには目眩や頭痛が止まらなくなる。
どうすればよかったのか?
• 自分のもつスキルの正しい認識 • ちゃんとプロジェクトマネジメント出来る人を配置し、正しい現状認識を行う
• プレッシャーを跳ね返す、説得材料、または詳細設計書を用意する
• なるべく残業しない体調管理
どうすればよかったのか?
• もっと、周囲の人を頼る、上司に相談する。 • 体調の変化を感じたら、積極的に産業医などに相談する。 ただし、これについては自分では変化に気が付かない場合が多いので、気をつけること
体調の悪化~休職
• PCに向かうのが億劫になってくる • PCに向かっていると、目眩や頭痛、吐き気がしてくる。あと胃痛。
• 始発の電車を待っていると、ふと楽になりたい感情に駆られる。
• 帰宅し、次の日起床しても布団から起き上がれない
• 終的に知人に言われて心療内科に。
休職~ 初の半年
• 休職期間中( 大1年半)は、健康保険組合から傷病手当金(給与の60%)が支給されます(要申請)。
• 仕事のことはすっぱり忘れるようにする。 • 外出するのが億劫になる →今はAmazonやらネットスーパーがあって助かりました。
• 無理しながら実家に帰省して、話し相手を作る。もしくは安心できる空間にいる。
半年~1年目 • 寝てばかりで人との触れ合いを忘れてしまう。 →愚痴が言える友人に会ってみる。
• 昼間に外を歩くようになる。 →でも、外に出て日光を浴びるとかは気持ちの意味で楽になる。
• 料理をしたり、時間が無かった時に出来なかったことをやるなどして、自発的に気分転換をするようにした
1年目~1年半 • 仕事中は出来なかった趣味をする 読書(図書館など)、カメラ(写真撮影)など →あまり家にいない状況にする
• 合う薬、合わない薬、またはその日の状況によって気分に山や谷があるので無理はしない。
• 生活のリズムを作り始める。 • あとはリハビリに出られるようになったら、時短勤務などを始めてみるのもいいかも。
1年半目~ハローワーク • 私の場合は、会社を退職しました。 • 傷病手当金から失業保険に切り替え • ただし、体調は優先されたほうがいいです。 悪化することもあるので。
• 金銭面で難しい場合は、自治体などの福祉課などに相談すること。 • 国保、年金の減免・免除などが受けられる場合があります。
ハローワーク~就職
• 自分の体力と相談しながら、職業相談を受ける。または、インターネットを活用する。 • ただし、失業保険を受給資格には、インターネットによる求職活動は認められていません。
• 私の場合は、時短勤務などのリハビリから付き合ってもらえる会社さんに巡り会えたので、そこで時短勤務というリハビリを1年ほど続けました。
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医療制度の活用
• 自立支援医療(精神通院医療)http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/jiritsu/seishin.html
• 医療費の自己負担が原則1割に軽減 • 精神障害保健福祉手帳制度http://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/3_06notebook.html
• 障害者手帳のひとつ • 自治体などの税金の減額・免除などのサービスを受けることができます
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新人さんに向けて言っておきたいこと
• 自分のスキルは把握しておくこと • 出来ないことは出来ないということ • 自分の体力・体調を過信しないこと →思ったよりも精神的負担は、身体にも影響がありますよ
• 今回のことを糧に次回に活かすようにする
新人さんに向けて言っておきたいこと
• エンジニアは身体を壊してなんぼ、なんて言われるけど、自分から言わせてもらえば迷信。 →身体を壊せば働けなくなるし、収入がなくなる
• 限界を知るのは(・∀・)イイ!!というケド、結局上と同じ理由で壊したら元も子もない。
• 効いているか分かりづらい薬をたくさん飲み続けるのは結構苦痛(プラシーボみたいなものもある)
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• 体を壊すまで働くのは意味が無い • 無理なら無理と言う勇気を持とう • 案外身体は思ったよりも丈夫じゃない • 愚痴の言える友人を持とう • ダメだと思ったら勇気を出して相談するなり、医療機関に行こう
• 根性論だけだとどうにもならない • 国保とか年金とかハローワークの手続き面倒くさい
• 国保、年金などの税金関係は、思いの外負担が大きいので、すぐに自治体に相談すること。 • 減免、免除などが受けられたります。
• 医療制度の活用 • 通院中の医療費も馬鹿になりません。先述したとおり活用できる医療制度があるので、活用しましょう。
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