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補修塗装指数 塗装材料費割合を上げる交渉材料は? 44 A B 54 % 塗装材料費割合を上げる交渉材料は? 支払われますか? 1 61% 2 16% 3 7% 4 16% A 31% B 23% C 20% D 6% E 20% 塗料メーカー、販売店 からの値上げ通知 1 自社の実績値から 算出した資料 2 他工場での計上を 参考にする 3 その他 4 A B 54% 支払われることが 多い 支払われる ことが少ない 支払われない 不明・ その他 B 支払われる A C D E 塗料メーカー、販売店からの値上げ通知を参考にする割合は? 地域別 自社の実績値から算出した資料を参考にする割合は? 地域別 他工場での計上を参考にする割合は? 地域別 支払われる割合は? 地域別 61% 47% 58% 60% 66% 70% 58% 16% 35% 14% 21% 10% 5% 16% 7% 6% 14% 5% 3% 10% 5% 54% 66% 50% 55% 54% 50% 42%

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補修塗装指数 塗装材料費割合を上げる交渉材料は?

44

補修塗装指数

A B

54%塗装材料費割合を上げる交渉材料は? 支払われますか?

161%

216%

3 7%

416% A

31%

B23%

C20%

D 6%

E 20%

塗料メーカー、販売店からの値上げ通知1

自社の実績値から算出した資料2

他工場での計上を参考にする3

その他4

A B

54%

支払われることが多い

支払われることが少ない

支払われない 不明・その他

B支払われる

A

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北海道

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沖縄

北海道

東北

全国平均

関東

中部

近畿

中国

四国

九州

沖縄

塗料メーカー、販売店からの値上げ通知を参考にする割合は?地域別 自社の実績値から算出した資料を参考にする割合は?地域別

他工場での計上を参考にする割合は?地域別 支払われる割合は?地域別

61%

47%

58% 60%66% 70%

58%

16%

35%

14%

21%

10%

5%

16%

7%6%

14%

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脱着・取替指数

補修塗装指数

外板板金修正指数

その他の費用

参考資料

特別企画

回答工場の声

コメンテーターは、こう見る!

指定工場になっている損保はだめだと言われる 類似コメント数:9

交渉すれば支払われる、材料代は自社設定 類似コメント数:6

損保・アジャスターによって対応が違う 類似コメント数:4

●年1回、各損保の代表者と話をする ●高くなってるから当然 など

支払われると回答した工場のコメント コメント総数:25

損保の決まりごとだからと受け付けてもらえない 類似コメント数:12

他社が上げていないのに、特別扱いできないといわれる 類似コメント数:5

見積りソフト(アウダ)と同じでないと認めない 類似コメント数:3

●協力してほしいとお願いされる ●明確な根拠を説明できない など

支払われないと回答した工場のコメント コメント総数:25

見積りソフトのまま 類似コメント数:6

総額で調整しているので分からない 類似コメント数:4

交渉したことがない 類似コメント数:2

●塗装材料費を計算したことがない ●塗装はレートを上げている など

その他と回答した工場のコメント コメント総数:18

2〜3%アップ

永縄氏の見解!

自社の実績から試算したい

材料費割合を上げたいなら、根拠を説明する必要がある。単に値上がりしたからではなく、自社の使用材料のうち、塗装工程分を計算し、塗装工賃に対しどのくらいの割合を占めているのか、過去と比べてどうかを示したい。また、この塗装材料費割合は、アウダが作った参考値である。内訳も公表されていないし1997年の発表なので古い。根拠を持って自社の割合を設定したい。

料金相場

1〜2%アップ

アジャスターA氏の見解!

→ 個人的には認めていないが…

メーカーの値上がり通知を交渉の材料にするのではなく、具体的に、パネル1枚に対し、どのくらいの材料がかかっているのか、過去と比べてどうなのかを示してほしい。実際、損調全体をみれば1〜2%は上がっているが、個人的には根拠のない主張は突っぱねたい。しかし、目の肥えたカーオーナーの要望に応えるためなど、高い材料の必要性も理解はできる。

料金相場

2〜3%アップ

元アジャスターB氏の見解!

アップできる

材料費が上がっていることは、損保側でも把握はしている。きちんと材料代が上がったことを示せば、支払われていると思う。どうしても認めないアジャスターには、「じゃあ、15年前からの材料代割合の変化を、あなたが調べてきてください」と切り返すのもひとつの手。

料金相場

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脱着・取替指数

補修塗装指数

外板板金修正指数

特別企画

参考資料

その他の費用

回答工場の声

特別企画

記者:自社でレーバーレートを計算したことはありますか

今まで計算したことはないので、近いうちに計算しなければならないとは感じている。

自社の生産能力、レートがどれくらいなのかを知る意味合いで、毎年決算書ベースで算出している。計算の結果、地域のレートが6,500円のところ2割増くらいだった。それで保険会社と協定できるかどうかは別問題。

レーバーレートの計算の仕方も分からない。以前ボデーショップレポートが特集で取り上げていたのを読んで参考にしたことはあるが、しっかりと計算したことはない。車協の取り決めに従っているという感じ。

計算したことはない。一般ユーザーなど直儒の場合は状況に応じて2~3割引いたりすることはあるものの、レーバーレートは15年以上前から6,500円。デーラーはトヨペットは7,000円、トヨタは8,500円といったようにデーラーによって違うため、それぞれに合わせてやっている。デーラーは直需より高いものの、レスがあり、4~5割とられるケースもある。

開業してから15年。ずっと一人でやっているため、計算してみるととんでもない金額になった。これでは話し合いにもならないので、世間相場である6,000円でずっとやっていたが、今年になって6,300円に値上げした。幸か不幸か6,300円で話をしても問題なく交渉できた。自社の経営が成り立つかどうかが重要なので、レーバーレートは自社で判断するべき。工場が経営を成り立たせるために必要とする金額と、保険会社が指数に対応して支払う金額とでは違いが生じて当たり前。

うちの考えているレートで書いてくれるとこもあれば無茶苦茶な金額を出すとこもあったりと、工場によって書いてくるレートはさまざま。しかし、工場によって個別の事情があるとは思うので、話し合いをさせてもらう。その時はレーバーレートの話をするというより、板金・塗装を一つずつの項目で話し合う。これだけの金額しか認めないので、これでやってくださいと言うことはない。

計算したことはない。うちの県はデーラーは6,290円が相場だが、当社は6,190円でやっている。輸入車の入庫もよくあるが、輸入車は7,000円と少し高め。これから計算してみたい。

計算したら高くなると思うが、車協の中でデーラーがいくらとか決まっているので計算しても意味がない。ちなみにデーラーは6,160円、あとは6,000円となっていて、それ以上の金額を提示しても認めてもらえない。組合の取り決めに逆らってまでしようと思わない。

現状のレーバーレートで満足している。将来的なステップとしては考えているが、今のところどこかで補填しようというアクションは起こしていない。

個人事業なのでしっかりとした数字が出しにくいということもあって、自社のレーバーレートを計算したことはない。レーバーレートは大体6,000円。

過去に計算しようとしたことはあるが、ちゃんとした数字は出していない。デーラーは6,400円、直需は6,300円でやっている。

計算すれば高くなるのは分かっているが、計算したことはない。今は6,300円。保険会社によってそれより高いとこもあれば安いとこもある。

車協でデーラーは6,270円と決めているが、うちは6,170円でやっている。他にもっと低い工場もある。計算はしていない。

かなり前に計算したことがあり、1,000円以上高くなった。その金額が使えるのが理想だが、保険会社から認められない。現在デーラーは6,030円で計上しているが、保険会社によってはレートが違うといわれる。指定工場の中には、もう少し低い5,000円台でやっているところもある。指定工場なので入庫があるのは良いが、もっと高くして欲しいと思う。自社のレーバーレートは計算してみる必要があると思うが、どこもなかなかできていないのが現状。

記者:無茶苦茶な金額というが、それは裏付けあってのものだったのでは

記者:2割の違いを埋めようとはしないのか

某日某所、弊社選出により、腕に覚えのある『見積り賢者』12人が集結。アジャスター 2名を含め、レーバーレートおよび指数にまつわる問題点について語っていただいた。事故車見積りの根幹を成す、レーバーレートと指数。それらをすべて損保側に握られている、車体修理工場の行く末やいかに・・・。

■レーバーレートについて

それを言うなら、保険会社がこれだけしか認めないという金額はどんな裏付けがあるのか。車協の金額も暗黙の了解で決まっているだけ。それと違うレーバーレートにしたら証明できる根拠を出せというのなら、保険会社だって6,000円でしか無理というなら根拠を示して欲しい。

アジャスター :

計算してなったのではなく、漠然とこれだけ必要だからという、裏付けのないものだった。アジャスター :

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