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Cloud / Software as a Service (SaaS) / Project Portfolio Management / 19a プロジェクト実行管理の使用 目次 タイトルおよびコピーライト情報 はじめに 1 プロジェクト要件の管理 プロジェクト要件: 説明 スプリント速度: 計算方法 プロジェクト要件の管理に関するFAQ 目次 タイトルおよびコピーライト情報 はじめに 用語集 1 プロジェクト要件の管理 2 プロジェクトの定義 3 プロジェクト・プラン・タスクおよびスケジュールの定義 4 プロジェクト要員配置プランの定義 5 プロジェクト成果物の定義 6 プロジェクト・タスクの実行および成果物 7 プロジェクト進捗の追跡 8 プロジェクト変更の管理 9 プロジェクト・パフォーマンスの管理 10 プロジェクト管理パフォーマンスの分析 11 プロジェクト課題の管理 12 リソース供給の管理 13 リソース需要の管理 14 リソースの評価および割当 15 リソース割当の保守 16 リソース稼働率および分析の管理 1

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Cloud / Software as a Service (SaaS) / Project Portfolio Management / 19a

プロジェクト実行管理の使用

目次タイトルおよびコピーライト情報はじめに1 プロジェクト要件の管理

プロジェクト要件: 説明スプリント速度: 計算方法プロジェクト要件の管理に関するFAQ

目次

タイトルおよびコピーライト情報

はじめに

用語集

1 プロジェクト要件の管理

2 プロジェクトの定義

3 プロジェクト・プラン・タスクおよびスケジュールの定義

4 プロジェクト要員配置プランの定義

5 プロジェクト成果物の定義

6 プロジェクト・タスクの実行および成果物

7 プロジェクト進捗の追跡

8 プロジェクト変更の管理

9 プロジェクト・パフォーマンスの管理

10 プロジェクト管理パフォーマンスの分析

11 プロジェクト課題の管理

12 リソース供給の管理

13 リソース需要の管理

14 リソースの評価および割当

15 リソース割当の保守

16 リソース稼働率および分析の管理

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要件ストーリーボードでバックログ項目のステータスを変更するにはどうすればよいですか。プロジェクト・プランの任意のレベルで要件をどのように作成できますか。同時に複数の要件を更新するにはどうすればよいですか。

2 プロジェクトの定義プロジェクト・プランのインポート・プロセスMicrosoft ProjectとOracle Project Management Cloud: 連携方法Microsoft Project事前検証: 説明プロジェクト実行管理とOracle E-Business Suite Projects: 連携方法プロジェクト・スペースの管理

プロジェクト・リソースとプロジェクト・スペース・ロールの更新: 考慮する点プロジェクト・スペースの管理に関するFAQ

プロジェクト・スペースのロールはプロジェクト・リソースにどのようにマップされますか

3 プロジェクト・プラン・タスクおよびスケジュールの定義プロジェクト・プランの作成

プロジェクトの管理プロジェクト・ライフサイクル: 考慮する点財務管理用プロジェクトの有効化: 手順

固定期間スケジューリング: 説明固定工数スケジューリング: 説明プロジェクト・プラン・ベースライン: 考慮する点プロジェクトおよびリソースのカレンダ: 説明プロジェクト・ステータス: 考慮する点作業項目: 説明ネゴシエーション・プロジェクトの管理: 作業例プロジェクト・ゲート: 説明プロジェクト・ゲート通知: 説明製品開発プロジェクトの管理: 作業例プロジェクト経費: 例作業プラン・テンプレート: 説明プロジェクト・プラン・タスクおよびスケジュールの定義に関するFAQ

固定期間スケジュール・タイプと固定工数スケジュール・タイプはどう違いますか。プロジェクト・プランの自動タスクのスケジュール・タイプを更新できますか。プロジェクト・プランでは、作業番号はどのように割り当てられますか。表示専用プロジェクト・プランにアクセスできるのは誰ですか。プロジェクト・プランを表示するにはどうすればよいですか。プロジェクト・プランを企業内の他のユーザーと共有するにはどうすればよいですか。プロジェクト・カレンダとリソース・カレンダは何が違いますか。プロジェクトを作成した後に、プロジェクト・カレンダをどのように変更できますか。プロジェクト・チーム・メンバーに配賦日がないとどうなりますか。自分のプロジェクト・カレンダのチーム・メンバーに対するイベントを作成、編集または削除できますか。プロジェクト・カレンダのすべてのイベント・タイプを表示できないのはなぜですか。スケジュール解除済イベントとは何ですか。マイルストン・タスクとは何ですか。タスクのスケジューリングとタスク・データの積上にはどのような違いがありますか。先行タスクの日付が変更されたのにタスクの日付が変更されないのはなぜですか。

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タスクにリソースを割り当てた後にタスク日付が変わるのはなぜですか。計画リソース割当ステータスとは何ですか。計画リソースがプロジェクトに割り当てられるとどうなりますか。タスクに割り当てられたリソースの配賦が100%より少なく表示されるのはなぜですか。プロジェクトのプロジェクト通貨を変更できますか。タスクをコピー・アンド・ペーストして新規タスクを作成できますか。タスク階層の別の位置にタスクをカット・アンド・ペーストできますか。複数の先行または後続タスクをタスクに設定できますか。

4 プロジェクト要員配置プランの定義プロジェクト・リソース割当ステータス: 説明プロジェクト・エンタープライズ・リソースのインポート・プロセスプロジェクト・エンタープライズ・リソースの原価レートおよび請求レートの修正: 手順プロジェクト要員配置プランの定義に関するFAQ

プロジェクト・マネージャは、プロジェクトにリソースを直接割り当てることができますか。プロジェクトの経費リソースを置換できますか。プロジェクトからリソースを直接要求できますか。プロジェクト・リソース検証の問題を診断するにはどうすればよいですか。プロジェクト・リソース要求で使用するプロジェクトまたはタスクの開始日および終了日を参照するにはどうすればよいですか。1つのプロジェクトのみに制限されたリソースを作成するにはどうすればよいですか。異なるレートでリソースがプロジェクトに複数回配賦されるとどうなりますか。プロジェクト・エンタープライズ労務リソースとプロジェクト固有リソースは何が違いますか。リソースの原価レートと請求レートを参照できないのはなぜですか。

5 プロジェクト成果物の定義プロジェクト成果物: 説明プロジェクト成果物の定義に関するFAQ

成果物の名前と短縮名は何が違いますか。関連付けられている要件からプロジェクトおよびタスクの成果物を継承することはできますか。成果物を削除できますか。タスクに関連付けられている成果物を削除できますか。別のプロジェクト・チーム・メンバーが作成した成果物を参照できますか。成果物を複製するとどうなりますか。

6 プロジェクト・タスクの実行および成果物タスク管理: 説明iPhoneでのタスクの管理: 手順Android携帯でのタスクの管理: 手順モバイルでの時間の入力: 手順成果物通知: 説明プロジェクト・タスクの実行および成果物に関するFAQ

自分のタスクと自分がフォローするタスクはどう違いますか。どのようにタスクにフォロワを追加できますか。自分のタスク・リストから新しいタスクを作成するとどうなりますか。タスクを編集できないのはなぜですか。タスクの依存関係および成果物を表示できないのはなぜですか。「タスクの管理」ページで使用できるのはどのタスクですか。

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どのようにすれば自分のすべてのタスクのアクティビティを表示できますか。7 プロジェクト進捗の追跡

チーム・メンバーからのタスクの進捗の取得作業の管理タスク進捗の入力: 例チーム・メンバーからのタスクの進捗の取得に関するFAQ

自分に割り当てられたタスクを完了するために、プロジェクト・チームとコラボレーションするにはどうすればよいですか。

タスク変更に対する提案: 考慮する点プロジェクト・マイルストン: 説明プロジェクト進捗の追跡に関するFAQ

プロジェクト・プランにないプロジェクト・タスクの進捗を報告するにはどうすればよいですか。プロジェクトにタスクを作成できないのはなぜですか。プロジェクトのすべてのタスクの進捗を表示できないのはなぜですか。「クイック進捗」リージョンで、自分のタスクを表示できないのはなぜですか。「タスクの管理」ページで、自分のタスクを表示できないのはなぜですか。一部のタスクの進捗エントリに例外があるのはなぜですか。タスクを終了済としてマークするにはどうすればよいですか。

8 プロジェクト変更の管理変更オーダー: 説明Eメール通知の管理: 手順

9 プロジェクト・パフォーマンスの管理スプリント・バーンダウン: 説明スプリント・バーンダウン: 計算方法スプリント・バーンダウンの分析: 例スプリント速度: 計算方法プロジェクト・リソース配賦: 計算方法タスク割当時間数: 計算方法タスク例外の管理: 説明プロジェクト管理の分析

プロジェクトの状態および進捗に関するインサイトの取得プロジェクト進捗: 計算方法

プロジェクト・パフォーマンスの管理に関するFAQターゲット完了率と実績完了率は何が違いますか。プロジェクト金額グラフを表示できないのはなぜですか。自分のプロジェクトに対するチーム・メンバーの配賦を表示するにはどうすればよいですか。リソース・レートが存在しないとどうなりますか。プロジェクト配賦およびタスク割当金額はどこから取得されますか。配賦済作業が40時間のリソースが割当超過として表示されるのはなぜですか。

アジャイル・グラフに関するFAQスプリントの途中で理想的な残り時間数が変わるのはなぜですか。進捗データを取得するとどうなりますか。進捗データの取得プロセスはいつトリガーされますか。スプリント速度とは何ですか。特定のスプリントが「スプリント速度」グラフに表示されないのはなぜですか。ストーリー・ポイントとは何ですか。

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合計バックログ・ストーリー・ポイントとは何ですか。10 プロジェクト管理パフォーマンスの分析

エンタープライズ・プロジェクト体系: 説明プロジェクト労務需要: 計算方法プロジェクト管理パフォーマンスの分析に関するFAQ

プロジェクト階層ビューアのプロジェクトの労務需要情報を更新するにはどうすればよいですか。

11 プロジェクト課題の管理プロジェクト課題: 説明プロジェクト課題通知: 説明プロジェクト課題の管理に関するFAQ

プロジェクト課題用にOracle Social Network統合を設定するにはどうすればよいですか。他のプロジェクトで課題をフィルタリングするとどうなりますか。クローズした課題を再オープンできますか。課題の処理項目とは何ですか。処理項目、タスク、課題、成果物の違いは何ですか。課題をクローズするにはどうすればよいですか。課題を複製するとどうなりますか。課題または処理項目の割当先になるのは誰ですか。

12 リソース供給の管理プロジェクト・リソースの管理: 概要プロジェクト・リソース検索索引: 保守方法リソース供給の管理に関するFAQ

プロジェクト・リソース要求日がリソース・カレンダの有効日以外の場合はどうなりますか。プロジェクト・エンタープライズ労務リソースの作成時に表示されるリソース・カレンダのデフォルト値を変更できますか。リソース・プールのメンバーになれるのは誰ですか。自分のプロファイル写真を更新するにはどうすればよいですか。履歴書は自分のリソース・プロファイルにどのようにして添付できますか。プロジェクト・エンタープライズ労務リソースと管理対象のプロジェクト・エンタープライズ労務リソースは何が違いますか。

13 リソース需要の管理プロジェクト・リソース要求のインポート・プロセスリソース需要の管理に関するFAQ

プロジェクト・マネージャはプロジェクト・リソース要求のリソースを指定できますか。後で発行するために、プロジェクト・リソース要求を取り下げることはできますか。要求のプロジェクトを変更すると、プロジェクト・リソース要求日に影響がありますか。プロジェクト・リソース要求を取り消すとどうなりますか。プロジェクト・リソース要求を複製するとどうなりますか。プロジェクト・マネージャが作成したプロジェクト・リソース要求は、いつリソース・マネージャに表示されるようになりますか。計画リソースに対して作成したリソース要求の編集、取消または取下げを行うことはできますか。プロジェクトのリソースを別のリソースに置き換えると、タスクのリソースはどうなりますか。リソースがプロジェクト・リソース要求の履行対象でなくなるとどうなりますか。要員配置所有者のいないプロジェクトでリソースを要求するとどうなりますか。

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プロジェクト・リソース要求の修正を承認できないのはなぜですか。14 リソースの評価および割当

適切なリソースを検索するための前提条件: 説明リソース・スケジュール: 説明プロジェクト・リソース要求ステータス: 説明プロジェクト・リソース管理ワークフロー通知: 説明リソース要求でのリソースの提案: 考慮する点プロジェクト・エンタープライズ労務リソースの原価レートと請求レート: 説明ポジションのリソース適合性のレビュー

リソースの空きキャパシティ・スコア: 計算方法リソースの空きキャパシティ・スコア: 例リソース資格スコア: 計算方法リソース資格スコアのコンポーネント: 連携の仕組みリソース資格スコア: 例リソース総合一致スコア: 計算方法リソース要求に対するリソースのマッチング: 例ポジションのリソース適合性のレビューに関するFAQ

プロジェクト・リソース要求でキーワードを入力するにはどうすればよいですか。リソースに稼働率スコアがないのはなぜですか。リソース資格の検索で履歴書添付が含められるのはいつですか。プロジェクト・リソース要求の資格スコア、空きキャパシティ・スコアおよび総合スコアのインジケータとは何ですか。プロジェクト・マネージャとリソース・マネージャがリソースの異なる資格スコアを取得できるのはなぜですか。

リソースの評価および割当に関するFAQプロジェクト・リソース要求に対応するリソース割当をリソース・マネージャが承認できますか。検索結果をレビューしているときに、プロジェクト・リソース要求の検索基準を変更できますか。リソースを検索するときにリソースの出張プリファレンスでフィルタリングするにはどうすればよいですか。プロジェクトがなくても、資格があるリソースを検索できますか。プロジェクト管理ページまたはリソース管理ページを表示できないのはなぜですか。

どのリソース・プールでもリソースを検索できますか。15 リソース割当の保守

プロジェクト・リソース割当ステータス: 説明プロジェクト・リソース割当修正: 説明プロジェクト・リソース割当のインポート・プロセスリソース割当の保守に関するFAQ

リソース・マネージャは、プロジェクト・リソース要求を作成せずにプロジェクトに直接リソースを割り当てることができますか。プロジェクトでリソースの予約を確認済割当に変更できますか。リソース・マネージャが同時に複数のリソース割当を修正するにはどうすればよいですか。割当を要求するリソースがリソースのリストに表示されるのはいつですか。プロジェクト・リソース要求タイプとは何ですか。リソース割当を取り消すことができないのはなぜですか。プロジェクト割当の予約失効日とは何ですか。

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有効な割当予約事由のリストを編集するにはどうすればよいですか。16 リソース稼働率および分析の管理

リソース実績時間数のインポート・プロセスリソースの実績稼働率: 計算方法リソースの実績稼働率の計算: 例リソースの予測稼働率: 計算方法リソースの予測稼働率の計算: 例リソースの目標稼働率: 決定方法リソースの目標時間: 計算方法リソース稼働率および分析の管理に関するFAQ

リソース・マネージャ・ダッシュボードに表示される色を変更できますか。リソース・マネージャ・ダッシュボードで、リソースおよびリソース・プールの稼働率データをどのように更新できますか。「予測稼働」および「実績稼働」リージョンのリソース・プールおよびリソースはどのような順序になりますか。Oracle Fusion Project Resource Managementの作業週とは何ですか。

用語集

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プロジェクト実行管理の使用

Oracle Project Portfolio ManagementCloud Project Execution Managementの使用19A部品番号F14679-01Copyright c 2011-2018, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.

原本著者: Mahesh Ramadugu、Rakhi Banerjee、Soham Chakraborty、Mohna Parate、Tanya Poindexter

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

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このソフトウェアまたはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアまたはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、Oracle Corporationおよびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleおよびJavaはオラクルおよびその関連会社の登録商標です。その他の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。

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このドキュメントで使用されている事業所名は架空のものであり、現在または過去に実在する実際の会社を特定するためのものではありません。

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プロジェクト実行管理の使用

はじめにここでは、アプリケーションを使用する際に役立つ情報ソースについて説明します。

Oracle Applicationsの使用アプリケーション・ヘルプの使用ヘルプ・アイコン を使用すると、アプリケーションのヘルプにアクセスできます。ページにヘルプ・アイコンが表示されていない場合は、グローバル・ヘッダーにある自分のユーザー・イメージまたは名前をクリックして「ヘルプ・アイコンの表示」を選択します。ヘルプ・アイコンがないページもあります。Oracle Applicationsヘルプにアクセスすることもできます。

ビデオを見る: このビデオ・チュートリアルでは、ヘルプの検索方法とヘルプ機能の使用方法について説明しています。

アプリケーション・ヘルプの使用も参照してください。

その他のリソースコミュニティ: Oracle Cloud Customer Connectを使用すると、オラクル社のエキスパート、パートナ・コミュニティおよびその他のユーザーから情報を得ることができます。ガイドおよびビデオ: Oracle Help Centerにアクセスしてガイドおよびビデオを参照できます。トレーニング: Oracle Universityが提供するOracle Cloudのコースをご利用ください。

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表記規則このガイドで使用されるテキスト表記規則を次の表に示します。

規則 意味

太字 太字は、ユーザー・インタフェース要素、ナビゲータ・パス、または入力する値や選択する値を示します。

固定幅フォント

固定幅フォントは、ファイル名、フォルダ名、ディレクトリ名、コードの例、コマンドおよびURLを示します。

→ 右矢印記号は、ナビゲータ・パスの要素を区切ります。

ドキュメントのアクセシビリティについてオラクルのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトを参照してください。

このガイドに含まれるビデオは、このガイドで使用可能なテキストベースのヘルプ・トピックの代替メディアとして提供するものです。

オラクル社へのお問合せOracle Supportへのアクセスサポートをご契約のお客様には、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報はMyOracle Supportか、聴覚に障害のあるお客様はOracle Supportのアクセシビリティを参照してください。

ご意見およびご提案Oracle Applicationsヘルプやガイドに関するフィードバックをお寄せください。[email protected]宛に電子メールをお送りください。

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プロジェクト実行管理の使用

1 プロジェクト要件の管理この章の内容は次のとおりです。

プロジェクト要件: 説明スプリント速度: 計算方法プロジェクト要件の管理に関するFAQ

プロジェクト要件: 説明要件によって、ビジネス・ニーズを捉えることが可能です。アジャイル開発方法を使用してプロジェクトを管理する場合、まず上位レベルの要件を識別し、それらをさらに分解して要件に対する作業の完了を管理します。

「プロジェクト要件」作業領域を使用して次の操作を行います。

要件別のバックログ項目の編成バックログ項目のリストの管理バックログ項目のプロジェクト・タスクの作成

ビジネス・ニーズを満たすための要件の分解要件階層を使用して、要件を満たすために完了する必要のある作業を管理できます。各要件を階層に編成し、それらをより下位レベルの要件に分解できます。最終的に、バックログ項目にまで分割できます。

階層のどのレベルでもバックログ項目を表示および作成でき、要件とバックログ項目を検索することもできます。

次の例は、単純な2レベルの要件階層を示しています。最上位レベルの要件であるリソース管理の強化は、次のように分割できます。

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リソース要求の作成リソースの要求と割当

バックログ項目の管理各要件は、バックログ項目に分解し、階層の最下位レベルに関連付けることができます。バックログ項目は、要件を満たすために実行する必要のある増分作業のリストを表します。

次の作業を実行し、バックログ項目を使用して製品開発を追跡します。

スクラム・マスターと製品オーナーにバックログ項目の所有権を割り当てます。バックログ項目にランクと優先度を指定します。バックログ項目のユーザー・ストーリーと受入基準を取得します。タスクを作成し、リソース、タスク日付、従事などのタスク詳細を取得します。成果物をバックログ項目に関連付けます。

ヒント: バックログ項目を手動で作成する以外に、アプリケーションからスプレッドシートをダウンロードし、Microsoft Excelにバックログ項目を入力して、新しいバックログ項目をアップロードすることもできます。

作業を追跡するためのプロジェクトおよびタスクの関連付けプロジェクトをバックログ項目に関連付け、要件に対する作業の完了を追跡できます。プロジェクトをバックログ項目に関連付けるには、「プロジェクト名」列のリストからプロジェクトを選択します。プロジェクトが存在しない場合、「バックログ項目の管理」ページの「プロジェクト名」列の「作成」リンクを使用してプロジェクトを作成することもできます。

バックログ項目をプロジェクトに関連付けた後で、「バックログ項目詳細」リージョンの「タスク」タブを使用して、バックログ項目ごとにプロジェクト・タスクを作成できます。

注意: バックログ項目をプロジェクトまたはタスクに関連付けることができるのは、プロジェクトのプロジェクト・マネージャのみです。

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スプリント速度: 計算方法スプリント速度によって、チームがアジャイル・プロジェクトのスプリントで平均的に達成できるストーリー・ポイントの数を予測できます。スクラム・チームは、通常、現在のスプリントのバックログ項目にストーリー・ポイントを割り当てます。「スプリント速度」グラフの平均達成済ストーリー・ポイントを表す線は、製品リリース・サイクルの各スプリントにわたるプロジェクト・チームのスプリント速度トレンドを示しています。

スプリント速度に影響する設定製品所有者とスクラム・マスターは、「プロジェクト要件」作業領域の「バックログ項目の管理」ページで、スクラム・チーム・メンバーが製品バックログ、スプリントおよびストーリー・ポイントを使用できることを確認する必要があります。次の情報を使用できる必要があります。

バックログ項目が作業される時点のスプリント。現在のスプリントのすべてのバックログ項目に対するストーリー・ポイント見積。バックログ項目の現在のステータス。

スプリント速度の計算方法「スプリント速度」グラフでは、完了済スプリントの合計達成済ストーリー・ポイントが完了済スプリントの合計数で割られてスプリント速度が計算されます。

この図は、スプリント速度を計算する式を示しています。

スプリント速度の計算例次に、スプリント時の達成済ストーリー・ポイントに基づいてスプリント速度を計算する方法の例を示します。

スプリント 達成済ストーリー・ポイント スプリント・ステータス

スプリント1 6 完了

スプリント2 25 完了

スプリント3 16 完了

スプリント4 40 準備完了

この図は、例を使用してスプリント速度の計算方法を示しています。

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この製品チームは、スプリントで平均的に15のストーリー・ポイントを完了できるため、スプリント速度は15であることがわかります。

関連トピック

特定のスプリントが「スプリント速度」グラフに表示されないのはなぜですか。スプリント速度とは何ですか。

プロジェクト要件の管理に関するFAQ

要件ストーリーボードでバックログ項目のステータスを変更するにはどうすればよいですか。あるステータス列から別のステータス列にバックログ項目をドラッグ・アンド・ドロップしてください。

プロジェクト・プランの任意のレベルで要件をどのように作成できますか。プロジェクト・プランに対しては、最下位レベルの要件であるバックログ項目のみを作成できます。

同時に複数の要件を更新するにはどうすればよいですか。複数の要件を選択して「一括更新」ボタンをクリックします。リストのシード済要件を使用して、選択したバックログ項目に変更を加えます。

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プロジェクト実行管理の使用

2 プロジェクトの定義この章の内容は次のとおりです。

プロジェクト・プランのインポート・プロセスMicrosoft ProjectとOracle Project Management Cloud: 連携方法Microsoft Project事前検証: 説明プロジェクト実行管理とOracle E-Business Suite Projects: 連携方法プロジェクト・スペースの管理

プロジェクト・プランのインポート・プロセスプロジェクト・プランのインポート・プロセスでは、サードパーティ・アプリケーションからインタフェース表のプロジェクト・プランをOracle Fusion Project Managementにインポートします。このプロセスは、オープン・インタフェース表にロードされたデータに基づいてプロジェクト・プランを作成します。

インポート・データをPJT_PROJECT_PLAN_XFACEインタフェース表にロードして、このプロセスを実行する必要があります。

注意: 事前定義されたテンプレートおよび「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」スケジュール済プロセスを使用して、インタフェース表にデータをロードできます。これらはいずれも、OracleCloudの外部データ統合サービスの一部です。ファイル・ベース・データ・インポートの詳細は、使用しているクラウド・サービスのファイル・ベース・データ・インポートに関するガイドを参照してください。

ナビゲータで、「スケジュール済プロセス」メニューを選択し、プロジェクト・プランのインポート・プロセスを実行するために、プロセス名と実行日時を指定します。

このプロセスは、プロジェクト・プラン・データを検証し、Oracle Fusion Project Managementでプロジェクト・プランを作成します。無効なプロジェクト・プラン・データのエラーと警告は、プロジェクト・プランのインポート・

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プロセスのレポートで追跡されます。エラーをレビューして問題を修正します。データをCSVファイルからインタフェース表に再度ロードして、プロセスを再発行します。

プロジェクト・プランのインポート・プロセス・レポートプロジェクト・プランのインポート・プロセスの完了後、出力レポートをレビューして、成功したトランザクションと、エラーおよび警告を参照します。エラーが存在する場合、プロセスを再発行する前に問題をレビューして解決してください。警告が存在する場合、詳細をメモしておき、Oracle Fusion Project Managementの「プロジェクト・プランの管理」ページで直接対応する修正を行ってください。エラーは、大きく次のタイプに分類できます。

基本的なデータ検証エラー(必須属性の欠落や無効な値など)。レコード間のデータ整合性(異なるレコードで異なる名前を持つ同じ識別子を割り当てられたタスクなど)。データ参照問題(指定された親タスク識別子が存在しないなど)。現在のアプリケーション・データによるデータ整合性問題(同じ名前を持つプロジェクトがすでにターゲット・データベースに存在するためにプロジェクトのインポートに失敗するなど)。

関連トピック

Oracle Cloudの外部データ統合サービス: 概要

Microsoft ProjectとOracle Project Management Cloud: 連携方法Oracle Project Management CloudとMicrosoft Projectの統合を使用すると、Oracle Project Management Cloudにプロジェクト・プランをエクスポートする前に、初期スケジューリングやWhat-if分析をMicrosoft Projectで完了することが可能です。

デスクトップ向けのMicrosoft Projectバージョン2007、2010、2013または2016とプロジェクト管理アプリケーションの統合により、プロジェクト・プランのスケジュール、リソース割当の管理、進捗の追跡を行うことができます。

次に、Microsoft Project Integrationのインストール、Microsoft Projectへのタスク・コードのインポート、プロジェクトのインポート、およびプロジェクト・プランのエクスポートの概要を示します。

Microsoft Project Integrationクライアントのインストールプロジェクト・マネージャやプロジェクト管理者は、Microsoft Projectの様々なバージョンで使用できる統合クライアントをダウンロードおよびインストールし、プロジェクト管理またはプロジェクト財務管理アプリケーションと統合できます。

クライアントをダウンロードする前に、.NET Framework 4.5.2以降のバージョンをコンピュータにインストールしてください。次の表では、使用可能なクライアントおよびその機能のリストを示します。

プロジェクト管理アプリケーションのクライアント サポートされる機能

Microsoft Project 2007 スケジューリングのみ。

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デスクトップ用Microsoft Project2010、2013、2016

スケジューリングの他に、手動タスク、非アクティブ・タスク、フリー・テキスト、プライマリ・ベースラインなどのサポート。

注意: デスクトップには、プロジェクト管理またはプロジェクト財務管理アプリケーションのいずれか1つの統合クライアントしかインストールできません。異なるクライアント間で切り替えるには、既存のクライアントをアンインストールしてから、他のクライアントをインストールする必要があります。

Oracle Project Management Cloud用のMicrosoft Project Integrationクライアントをインストールする手順は、次のとおりです。

1. ナビゲータから「プロジェクト管理」を開きます。2. 「プロジェクト・プランの管理」ページから「処理」パネル・タブを開き、「Microsoft Project Integrationのインストール」を選択してクライアントをダウンロードします。

3. クライアントを保存し、インストール・ファイルをローカル・フォルダに抽出し、そのフォルダから設定を実行します。

4. 「Oracle Fusion Projects」メニューから「環境の変更」を選択し、Oracle Fusion ApplicationsのURLを入力します。その後のサーバーの変更をサポートするために、環境URLはいつでも変更できます。

Microsoft Projectへのタスク・コードのインポート「Oracle Fusion Projects」メニューの「値リストのインポート」メニュー・オプションを使用して、タスク・コードに対して定義されている値をインポートします。インポートするタスク・コードがMicrosoft Projectの列名と一致していないことを確認してください。3つのタスク・コードおよび関連するMicrosoft Projectのフィールドを次の表に示します。

タスク・コード 関連するMicrosoft Projectのフィールド

TASK_EXT_TEXT01 Text1

TASK_EXT_CODE01 OutlineCode1

TASK_EXT_NUM01 Number1

「属性マッピングの表示」メニュー・オプションを使用すると、Oracle Project Management Cloudの属性がMicrosoftProjectのフィールドにどのようにマップされているかを確認できます。

プロジェクトのインポート「プロジェクト管理」作業領域から(作業プラン・テンプレートではなく)プロジェクトをインポートして、Microsoft Projectに新しいプロジェクト・ファイルを作成します。

次の表で、重要なタスク・レベル属性がどのようにインポートまたは設定されるかについて説明します。ステータスやプロジェクト顧客などのプロジェクト・レベル属性は、Microsoft Projectにインポートされません。

属性 説明

タスク 主要なインポート属性は次のとおりです。

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属性 タスク番号(Microsoft ProjectのWBS列から)

計画日完了率と実質完了率合計計画数量。カレンダまたはスケジューリング設定が異なる場合、Microsoft Projectによって、インポートされた日付を保持するために従事またはユニットが再計算されます。

エンタープライズ・タスク・コードはインポートされますが、プロジェクト・コードはインポートされません。インポートされたタスクのタスク・タイプは、すべてMicrosoft Project 2010以降では「固定ユニット」に設定されます。

タスクの制約および依存関係

プロジェクト管理アプリケーションでは、制約タイプの「できるだけ遅く」および「できるだけ早く」はサポートされません。他の制約は、このトピックのプロジェクト・プランおよびスケジューリング情報のエクスポートで説明されているマッピングを使用してインポートされます。タスクに開始日と終了日を割り当てると、プロジェクトをMicrosoft Projectにインポートしたときに、そのタスクに対して「指定日に必ず開始」制約が作成されます。

マイルストン

マイルストン・タスクとして指定されたタスクは、Microsoft Projectでマイルストンとしてインポートされます。

スケジュール・タイプ

「プロジェクト管理」作業領域からMicrosoft Project 2010以降にプロジェクトをインポートすると、タスクは、Microsoft Projectで設定されているデフォルトのタスク・タイプとは関係なく、「プロジェクト管理」作業領域で設定されたスケジュール・タイプで作成されます。したがって、固定期間プロジェクトは固定期間タスクとしてインポートされ、固定工数プロジェクトは作業時間固定タスクとしてインポートされます。要約タスクは作業時間固定としてインポートできないため、アプリケーションによって常に固定期間としてインポートされます。

次の表で、重要なリソース属性およびリソース割当属性がどのようにインポートまたは設定されるかについて説明します。

属性 説明

リソース

プロジェクト・リソースとして定義されたすべての労務リソースと経費リソースがインポートされます。

リソース割当

次の属性がリソース割当に対してインポートされます。計画日計画従事および残りの従事要約タスクに割り当てたリソース(タスク・マネージャ)は、配賦ゼロでMicrosoftProjectにインポートされます。労務リソースの実績原価と、経費リソースの実績原価および計画原価。原価金額は、プロジェクト通貨を使用してインポートされます。Microsoft Projectでプロジェクト通貨がサポートされていない場合、インポート処理でエラーがレポートされます。

注意: プロジェクトのインポートまたはエクスポート時にスクリーン・リーダー・アプリケーションを使用する場合、プロジェクト転送の詳細を読み取るには転送レポートにフォーカスを置いてください。

プロジェクト・プランおよびスケジューリング情報のエクスポートMicrosoft Projectで初期スケジューリングが完了し、事前検証中に確認されたすべてのエラーを修正した後、プロジェクト・プランを「プロジェクト管理」作業領域にエクスポートします。

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Microsoft ProjectのWBS列の値は、タスク番号として「プロジェクト管理」作業領域にエクスポートされます。英数字を入力するか、Microsoft ProjectのWBSの自動生成値を使用できます。

タスク・レベルでエクスポートまたは再作成される重要な属性には、タスク番号(WBS)、タスク名、日付、タスク・コード、依存関係、制約およびマイルストン・インジケータが含まれます。Oracle Project Management Cloudアプリケーションは分割タスクをサポートしないため、Microsoft Projectのタスクの割当は連続している必要があります。以降のOracle Project Management Cloudアプリケーションでのスケジューリングでは、元の期間を使用して、日付が計算されます。次の表では、Oracle Project Management Cloudでサポートされる制約および依存関係について説明します。

先行 後続 可能な依存関係

タスク タスク 終了-開始、終了-終了、開始-開始、開始-終了

タスク マイルストン 終了-終了および開始-終了

マイルストン タスク 終了-開始および終了-終了

マイルストン マイルストン 終了-終了

タスク日付の制約は、次の表に示すマッピングに基づいて、Oracle Project Management Cloudで再作成されます。

Microsoft Projectの制約タイプ Oracle Project Management Cloudの制約タイプ

できるだけ遅く Oracle Project Management Cloudに制約は作成されません。

できるだけ早く Oracle Project Management Cloudに制約は作成されません。

指定日以後に終了 指定日以降に終了

指定日までに終了 指定日までに終了

指定日に必ず終了 指定日に終了

指定日に必ず開始 指定日に開始

指定日以後に開始 指定日以降に開始

指定日までに開始 指定日までに開始

マイルストン・タスクをエクスポートする場合、タスクが次の状態であることを確認してください。

期間がゼロ(開始日と終了日が同じ)である最下位レベルのタスクであること。従事がゼロであるただ1つの労務リソース割当を持つこと。作業時間の達成率の値が0または100%であること。他のすべての値は、エクスポート前にゼロに設定されます。

プロジェクトを「プロジェクト管理」作業領域にエクスポートすると、Microsoft Project 2010以降のバージョンでは、次の表に示す様々な条件に基づいてタスクをエクスポートします。

タスク 条件

非アクティブ・タ

エクスポートしません。

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スク

手動タスク

エクスポートします。テキスト・エントリなど、手動タスクの日付が無効な場合、Microsoft Projectは、日付および期間を空白の状態でエクスポートします。

先行依存関係を持つ手動タスク

先行依存関係なしで手動タスクをエクスポートします。

要約タスク

自動でスケジュールされたタスクとしてエクスポートします。日付が欠落している場合、プロジェクト管理は自動的に日付を移入します。要約タスクのスケジュール・モードの変更のため、プロジェクト管理でタスクを積み上げる必要があります

依存関係を持つ要約タスク

エクスポートしません。事前検証メッセージの確認後、要約タスクの依存関係を削除する必要があります。

ベースライン

プライマリ・ベースライン(Baselineと呼ばれます)をMicrosoft Projectから「プロジェクト管理」作業領域にエクスポートします。BaselineというベースラインがMicrosoft Projectで使用できない場合は、アプリケーションによって最新の保存済ベースラインに対応するデータがエクスポートされます。

スケジュール・タイプ

タスクは、デフォルトで「新規プロジェクトのエクスポート」ウィンドウでのプロジェクト・エクスポート時に選択されたスケジュール・タイプになります。プロジェクト内に固定期間、固定ユニットおよび作業時間固定のタスクが混在している場合でも、エクスポート時に、それらは選択されたスケジュール・タイプに変更されます。Microsoft Projectの作業時間固定タイプは、「プロジェクト管理」作業領域の固定工数スケジュール・タイプに対応することに注意してください。データまたはスケジュール・タスクを明示的に積み上げるまで、「プロジェクト管理」作業領域のタスク・タイプに基づいてリソース割当日付が改訂されることはありません。

リソース割当のエクスポートプロジェクトのエクスポート時に、リソース割当レベルで転送または再作成される重要な属性には、リソース名、計画日、残りの作業などがあります。「プロジェクト管理」作業領域では、エクスポートされたタスクのタスク・タイプはすべて「固定従事」(Microsoft Projectの「作業時間固定」タスク・タイプに対応)に設定されます。ただし、データまたはスケジュール・タスクを明示的に積み上げるまで、「プロジェクト管理」作業領域のタスク・タイプに基づいてリソース割当日付が改訂されることはありません。

タスク・マネージャなど、要約タスクに割り当てたリソースは、配賦ゼロである必要があります。それ以外の場合、事前検証チェックによってエラーがレポートされます。

注意: Microsoft Projectから「プロジェクト管理」作業領域にリソース割当をエクスポートすると、タスク・リソース割当のピーク値がエクスポートされます。

リソース情報のエクスポートエクスポート時、タスク割当のあるリソースのみがエクスポートされます。次の表で、リソースのエクスポート方法について説明します。

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Oracle ProjectManagementCloudのリソース・タイプ

MicrosoftProjectのリソース・タイプ 説明

労務 作業 Microsoft ProjectとOracle Project Management Cloudに指定されているEメール・アドレスが一致する場合、リソース割当に関連付けられているリソースは、既存のプロジェクト・エンタープライズ労務リソースにリンクされます。それ以外の場合は、Oracle Project Management Cloudのプロジェクト・レベルに新規の計画リソースが作成されます。

経費 コスト リソースは、名前が一致する場合、既存のプロジェクト・エンタープライズ・リソースにリンクされます。それ以外の場合は、新しいプロジェクト・エンタープライズ・リソースがOracle Project Management Cloudに作成されます。

Microsoft Project事前検証: 説明事前検証メッセージを使用して、Microsoft ProjectからOracle Fusion Project Managementへのプロジェクト・プランのエクスポートを妨げるエラーを識別します。プロジェクトをエクスポートする前に、すべてのエラーを修正する必要があります。

事前検証エラーのあるタスクを識別するには、Microsoft Projectのガント・チャート・ビューの「Exception」列にあるインジケータを使用します。

次に、事前検証チェックの簡単な説明を示します。

ヒント: エクスポート後に、転送レポートをレビューして、事前検証中に実行されたチェック以外のチェックでエラーや警告が発生したかどうかを確認します。

事前検証チェック次の表で、タスクおよびリソース割当の事前検証ルールについて説明します。

レベル ルール

最下位レベル・タスク

最下位レベル・タスクに許可されるのは、1つの労務リソースと複数の経費リソースです。他のリソースは削除されます。

要約タスク 要約タスクに許可されるのは、配賦がゼロである1つの労務リソースのみです。他のすべてのリソースは削除されます。

マイルストン・タスク

マイルストン・タスクでは、サブタスクは許可されません。マイルストンは、最下位レベル・タスクである必要があります。

マイルストン・タスク

マイルストン・タスクは、期間がゼロである必要があります。

マイルストン・タスク

マイルストン・タスクに許可されるのは、従事がゼロである1つの労務リソースのみです。他のすべてのリソースは削除されます。

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プロジェクト実行管理とOracle E-Business SuiteProjects: 連携方法プロジェクト・マネージャは、プロジェクト実行管理アプリケーションとOracle E-Business Suite Projectsを共存させることにより、次を行うことができます。

「プロジェクト管理」作業領域でのプロジェクト・プランの作成。財務タスクのOracle E-Business Suite Projectsへのインポート。「プロジェクト管理」作業領域でのプロジェクト・リソースのプランニングおよびOracle E-Business SuiteProjectsへのインポート。Oracle Project Planning and Controlでのプロジェクト・レベルの予算の作成。プロジェクト実行管理アプリケーションでのプロジェクトの実行と、財務タスクの更新または追加。Oracle E-Business Suite Projectsでの実績コストの取得およびコスト計算の実行。リソース利用に関するレポート作成のための実績時間数のプロジェクト・リソース管理へのエクスポート。

次の図は、プロジェクト実行管理アプリケーションを使用して、プロジェクトを作成し、リソースを割り当て、稼働を計算できることを示しています。Oracle E-Business Suite Projectsを使用して、財務タスクをインポートし、予算を作成し、リソースがプロジェクトに取り組んだ実績時間数を取得できます。

プロジェクト・プランの作成「プロジェクト管理」作業領域でプロジェクトを作成し、開始日および終了日を指定します。次のことが可能です。

財務タスクを含むプロジェクト・プランの作成詳細なタスクの作成およびタスクへのリソースの割当

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プロジェクト・プランのスケジュールによる、タスク日付のプロジェクト・レベルへの積上の徹底

また、作業プラン・テンプレートを使用して、工数、リソース、依存関係を含むタスクを含むプロジェクトを作成できます。

財務タスクのインポート財務タスクをOracle E-Business Suite Projectsにインポートすると、タスクは「プロジェクト管理」作業領域で「統合」とマークされます。「プロジェクト管理」作業領域の統合タスクは、次のルールに従います。

統合された財務タスクは削除できません。要約タスク、または統合された財務タスクのタスク番号は変更できません。タスク名、説明、日付、工数、リソース、賦課可能、請求可能など、統合された財務タスクのタスク属性は変更できます。

プロジェクト・レベルのリソース割当のプランニングプロジェクト・マネージャは、労務および経費リソースを計画し、労務リソースの要求を「プロジェクト・リソース」作業領域のリソース・マネージャに送信できます。リソース・マネージャは次を行うことができます。

リソース要求の追跡および承認。リソースのスキルおよび稼働状況に基づくリソース・スコアを使用した最適なリソースの検索。

プロジェクト・レベルのリソース割当のインポートおよびプロジェクト・レベルの予算の作成リソース・プランニングの完了後、Oracle Project Planning and Controlは、次の方法でリソースをインポートし、プロジェクト・レベルの予算を作成します。

指定個人のリソースのプロジェクト・レベルの割当はEメールIDで識別され、労務リソース割当としてインポートされます。プランニング目的の労務リソースのプロジェクト・レベルの割当はロールでグループ化され、プロジェクト・ロール割当としてインポートされます。プロジェクト・レベルの経費リソースは支出タイプでグループ化されます。

プロジェクト実行管理アプリケーションで使用可能なリソース・レートを保持するか、Oracle Project Planning andControlのレート・スケジュールと置き換えるかを選択できます。

注意: プロジェクト・レベルのリソース割当をインポートする前に、財務プラン・タイプがプロジェクト・レベルの予算作成に対して使用可能になっていることを確認してください。

経費および労務リソースをOracle Project Planning and Controlにインポートすると、アプリケーションは次を行います。

まだ使用可能でない場合は、インポートされたリソースをプランニング・リソースに追加します。Oracle Project Planning and Controlでプロジェクト・レベルの予算を「下書き」ステータスで作成します。い

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ずれかの予算バージョンを「現行」として選択できます。リソース割当の開始日と終了日の範囲内でリソース割当量を分割します。経費および労務リソースをインポートするたびに新しい予算バージョンを作成します。

プロジェクトの実行プロジェクト・マネージャは、「プロジェクト管理」作業領域でプロジェクトを実行し、作業をチーム・メンバーに割り当てるための詳細タスクを作成します。チーム・メンバーは次を行うことができます。

プロジェクト・マネージャおよび他のチーム・メンバーとのタスクでのコラボレーション。タスク進捗の入力。

プロジェクト・マネージャは、タスクおよび成果物の進捗を追跡します。

Oracle E-Business Suite Projectsでのプロジェクト情報の更新を徹底するため、Oracle Fusion Projectsからプロジェクトをインポートするプロセスを定期的に実行するようスケジュールする必要があります。また、プロセスでは、プロジェクト実行管理アプリケーションで追加された新しい財務タスクもインポートされます。

実績コストの取得チーム・メンバーは、Oracle E-Business Suite Projectsでの承認のためにタイム・カードを送信します。アプリケーションは、すべてのプロジェクト関連のコストを取得し、労務費および経費を計上します。

リソース利用のレポート作成のための実績時間数のエクスポートプロジェクト・マネージャはさらに、リソース管理ダッシュボードおよびOracle Transactional Business Intelligenceを使用したリソース利用のレポート作成のために実績時間数をエクスポートできます。リソース管理ダッシュボードでは、使用可能なプロジェクト・レベルのリソース割当情報およびOracle E-Business Suite Projectsからエクスポートされた実績時間数を使用して、共有労務リソースの実績稼働を計算します。

関連トピック

プロジェクト・リソースの管理: 概要リソースの実績稼働率: 計算方法

プロジェクト・スペースの管理プロジェクト・リソースとプロジェクト・スペース・ロールの更新: 考慮する点スペース・メンバーシップは、スペースに関連付けられたプライマリ・プロジェクトのメンバーによって決定されます。プロジェクト・ロールを変更すると、アプリケーションによって、自動的にスペース・メンバーのロールが更新されます。

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スペース・メンバーのロールは、プロジェクト・マネージャが、スペースとプライマリ関係を持つプロジェクトに対して次のいずれかの変更を加えた場合に影響を受けます。

プロジェクト・リソースの追加プロジェクト・リソースの削除既存のプロジェクト・リソースのロールの変更

プロジェクト・リソースの追加

次の表で、プライマリ・スペース関係を持つプロジェクトにプロジェクト・リソースを追加する場合の影響について説明します。

処理 プロジェクト・スペースへの影響

プロジェクトへのプロジェクト・マネージャの追加。

プロジェクト・マネージャは、スペース・モデレータになります。

プロジェクトへの別のプロジェクト・リソースの追加。

プロジェクト・リソースは、スペース参加者になります。プロジェクト・リソースがプロジェクト・マネージャでもある場合、スペース・モデレータ・ロールがユーザーに割り当てられます。

プロジェクト・リソースの削除

次の表で、プライマリ・スペース関係を持つプロジェクトからプロジェクト・マネージャまたはプロジェクト・チーム・メンバーを削除する場合の影響について説明します。

処理 プロジェクト・スペースへの影響

プロジェクトからのプロジェクト・マネージャの削除。

前のプロジェクト・マネージャは、スペース・モデレータ・ロールのままです。

プロジェクトからのプロジェクト・リソースの削除。

前のプロジェクト・リソースは、スペースから削除されます。

プロジェクト・ロールの変更

次の表で、プライマリ・スペース関係を持つプロジェクトでプロジェクト・ロールを変更する場合の影響について説明します。

処理 プロジェクト・スペースへの影響

プロジェクト・マネージャのプロジェクト・チーム・メンバーへの変更。

スペース・モデレータは、スペース参加者になります。

プロジェクト・リソースのプロジェクト・マネージャへの変更。 スペース参加者は、スペース・モデレータになります。

プロジェクト・スペースの管理に関するFAQ

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プロジェクト・スペースのロールはプロジェクト・リソースにどのようにマップされますか

アプリケーションによって、各プロジェクト・リソースは、関連付けられているプロジェクト・スペースのプロジェクト・スペース・ロールに自動的に割り当てられます。プロジェクト・マネージャには、プロジェクト・スペースModeratorのロールが割り当てられます。他のすべてのプロジェクト・リソースはプロジェクト・スペースParticipantになります。

プロジェクト・スペースModeratorは、必要に応じて、手動で新しいParticipantを追加したり、Participantのアクセス権を変更したりできます。

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Cloud / Software as a Service (SaaS) / Project Portfolio Management / 19a

プロジェクト実行管理の使用

3 プロジェクト・プラン・タスクおよびスケジュールの定義この章の内容は次のとおりです。

プロジェクト・プランの作成固定期間スケジューリング: 説明固定工数スケジューリング: 説明プロジェクト・プラン・ベースライン: 考慮する点プロジェクトおよびリソースのカレンダ: 説明プロジェクト・ステータス: 考慮する点作業項目: 説明ネゴシエーション・プロジェクトの管理: 作業例プロジェクト・ゲート: 説明プロジェクト・ゲート通知: 説明製品開発プロジェクトの管理: 作業例プロジェクト経費: 例作業プラン・テンプレート: 説明プロジェクト・プラン・タスクおよびスケジュールの定義に関するFAQ

プロジェクト・プランの作成プロジェクトの管理

視聴: このビデオ・チュートリアルでは、作業プラン・テンプレートの使用、プロジェクト・チームとのコラ

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ボレーション、およびタスクの迅速なスケジューリングを行うことでプロジェクト作業のプランニングを習得する方法を説明します。このビデオの内容はテキスト・トピックでも説明しています。

プロジェクト・ライフサイクル: 考慮する点プロジェクト・マネージャは、「プロジェクト管理」作業領域を使用して、プロジェクト・ライフサイクル全体を管理できます。最初に、作業プランニング用にプロジェクトを作成し、次に、プロジェクト管理者に財務管理用プロジェクトを使用可能にしてもらいます。または、プロジェクト管理者が、「プロジェクト財務管理」作業領域で直接プロジェクトを作成できます。次のいずれかの方法を使用して、財務管理用プロジェクトを作成します。

「プロジェクト管理」作業領域でプロジェクトを作成し、プロジェクト・プランを開発し、オプションで財務タスクを追加し、賦課可能、請求可能などの属性を使用可能にします。その後、財務プランニングの準備が整ったら、プロジェクト管理者は、「プロジェクト財務管理」作業領域の「タスク」パネル・タブから財務管理用プロジェクトを使用可能にすることができます。「プロジェクト管理」作業領域のプロジェクト・マネージャがHCMリソースではないため「プロジェクト財務管理」作業領域にコピーされなかった場合、プロジェクト管理者は、プロジェクトが財務管理に対して使用可能になるときにプロジェクト・マネージャを個別に追加する必要があります。「プロジェクト財務管理」作業領域でプロジェクトを作成します。次に、プロジェクト管理者が「プロジェクト財務管理」作業領域でプロジェクト・マネージャを直接追加できます。これで、プロジェクト・マネージャは、「プロジェクト財務管理」作業領域でプロジェクト・ライフサイクル全体を管理できます。

財務管理前の作業プランニング

プロジェクト・マネージャは多くの状況で、プランニング、スケジューリング、または提案目的のためにプロジェクトを作成することが必要になる場合があり、これには財務管理は必要とされません。プロジェクト・マネージャは、短時間でプロジェクトを作成し、タスクを追加し、リソースを計画できます。たとえば、商談に関連するプロジェクトがある場合、プロジェクト・マネージャはスケジュールおよび要員配置のニーズを査定する必要があります。プロジェクトは財務管理なしで無期限に続行できますが、プロジェクト管理者がプロジェクトの財務管理を有効にすることもできます。

この図は、初期の作業プランニングからその後のプロジェクトの財務面の管理までのプロジェクト・ライフサイクルを示しています。

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次のいずれかの方法で、プランニングおよびスケジューリング用にプロジェクトを作成できます。

UIの使用: 「プロジェクト・プランの管理」ページ、プロジェクト管理ダッシュボードの「自分のプロジェクト」インフォレット、要件のバックログから、またはOracle Fusion Sourcingから。プロジェクト・プランのファイル・ベース・データ・インポート機能。プロジェクト作業プラン・バージョン2のSOAP Webサービス。プロジェクトRESTサービス。

ヒント: プロジェクト・テンプレートを使用せずにプロジェクトを作成します。Microsoft Project (デスクトップ)とOracle Fusion Project Managementの統合。

プランニングおよびスケジューリング用にプロジェクトを作成する際、オプションで作業プラン・テンプレートを選択し、財務および非財務タスク、マイルストンおよびリソースの初期セットを提供できます。後でさらに多くのタスクを個別に、または作業プラン・テンプレートから追加できます。「プロジェクト管理」作業領域からプロジェクトを作成すると、次のことを実行できます。

プロジェクト作業のスケジュール

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チーム・メンバーへの作業の割当リソースの要求と割当チーム・メンバーによる進捗の報告

財務管理用プロジェクトの有効化プロジェクト管理者は、「プロジェクト財務管理」作業領域の「タスク」パネル・タブから「財務管理用プロジェクトを使用可能にする」処理を使用して、財務管理用プロジェクトを使用可能にすることができます。組織、プロジェクト番号およびプロジェクト・テンプレートを指定します。その後、予算および予測の作成、プロジェクト・コストの取得、プロジェクト全体の収益性および財務パフォーマンスのモニタリングなどの処理を実行できます。この方法により、作業およびリソースを管理し、プロジェクト・コストを計算し、請求書を生成できます。プロジェクトが財務管理に対して使用可能になると、アプリケーションによって次の処理が実行されます。

財務プランニング・アクティビティで使用可能な財務タスクの作成。財務プロジェクト・プランのタスク開始日と終了日の更新。プロジェクト・テンプレートからの法的エンティティのコピー。プロジェクト管理者は、プロジェクトのトランザクションが入力されるまで、いつでも法的エンティティを変更できます。労務リソースの工数および経費金額の最下位レベルの財務タスクへの計上、最下位レベルの財務タスクごとの集計済リソース・プランニング情報の取得、各リソースとプライマリ・プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャのマッピング。

プロジェクト管理者は、チーム・メンバー、プロジェクト分類、KPI、付加フレックスフィールド、予算および予測、資産など、残りの属性を手動で入力できます。

財務タスクの日付の導出財務プロジェクト・プラン・タスクでは開始日と終了日が必須です。財務タスクの作業プランに開始日と終了日が存在しないときに、財務管理用プロジェクトを使用可能にした場合、アプリケーションは次のようにタスクの日付を導出します。

親タスクに日付が存在する場合、サブタスクは同じ日付を使用します。親タスクに日付が存在しない場合、サブタスクはプロジェクト日付を使用します。プロジェクトに終了日が存在しない場合、プロジェクトの開始日がタスクの終了日として使用されます。

財務管理と同時の作業プランニング

プロジェクトが承認され、リソースが即時にプロジェクトに対して時間および経費を報告する必要がある場合に、すでに財務管理に対して使用可能なプロジェクトを作成します。プロジェクト・テンプレートを使用したプロジェクト、または別のプロジェクトを作成することで、これを実行できます。新しい作業プランニング・タスクは、財務タスクのサブタスクとして作成します。

この図は、作業を計画すると同時に、プロジェクトの財務面を管理できることを示しています。

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または、次のいずれかの方法で、財務タスクを含む財務プロジェクト・プランを作成できます。

プロジェクトのファイル・ベース・データ・インポート機能プロジェクト・プランのSOAP WebサービスプロジェクトRESTサービスMicrosoft ProjectとOracle Fusion Project Foundationの統合

プロジェクト・マネージャは、「プロジェクト管理」作業領域の「プロジェクト・プランの管理」ページで、非財務タスクを追加し、リソースをプロジェクトおよびタスクに割り当てることができます。

財務プロジェクト・プランおよび進捗の更新

タスクの追加、プロジェクトの要員配置、タスクのスケジュール、進捗の更新を続ける場合、財務プロジェクト・プランも最新情報で更新する必要があります。「プロジェクト管理」作業領域の「プロジェクト・プランの管理」ページの「財務プロジェクト・プランおよび進捗の更新」処理を使用して、更新されたプロジェクト・プランおよび進捗情報を「財務プロジェクト・プランの管理」ページに転送します。進捗を更新するには、ビジネス・フローおよびプロジェクト・ロールに対応する次のいずれかの方法を取ります。

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プロジェクト・プランの実質完了率を更新し、更新フローで財務進捗を自動的に取得し、公開します。プロジェクト・プランの実質完了率を更新し、更新フローで財務進捗を取得します。次に、「財務プロジェクト・プランの管理」ページの「進捗」タブから別個のステップとして財務進捗を確認し、更新して公開します。「財務プロジェクト・プランの管理」ページの「進捗」タブからすべての財務進捗処理を実行します。この方法では、財務進捗の更新は完全に別個になります。

アプリケーションは自動的にリソース、工数、タスク日付を最下位レベルの財務タスクに要約します。

注意: 「プロジェクト管理」作業領域のプロジェクトの「財務プロジェクト・プランの管理」ページにしかアクセスできない場合、「プロジェクト・リソースの管理」ページでそのプロジェクトのプロジェクト・マネージャとして追加してもらう必要があります。すでにアクセス権を持つユーザーに追加してもらうか、またはアプリケーション管理者が「プロジェクト・ユーザー・プロビジョニングの管理」ページから追加することもできます(リソースを問い合せて、プロジェクト・マネージャとしてリソースを追加する処理を選択し、プロジェクトを選択します)。

注意: プロジェクト実行管理を使用している場合、「プロジェクト・プランの管理」ページは、プランニングおよびスケジューリングのマスター・プロジェクト・プランになります。「財務プロジェクト・プランの管理」ページで直接、プランニングを行わないでください。財務プロジェクト・プランおよび進捗を更新する処理を選択するたびに、「財務プロジェクト・プランの管理」ページで直接行われたプランニングを含む、財務プロジェクト・プランのすべてのプランニング情報が、「プロジェクト・プランの管理」ページからの最新プランに置き換えられます。

プランニングの最下位レベルの財務タスクへの要約労務リソースの工数および経費金額の計上、最下位レベルの財務タスクごとの集計済リソース・プランニング情報の取得、各リソースとプライマリ・プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャのマッピングを行います。

指定個人および支出タイプ書式を使用する、非集中管理のプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャがある場合、次のロジックが適用されます。

指定個人の労務リソースについて、リソース・ブレークダウン・ストラクチャで指定個人のリソース書式が使用され、同名のHCM個人が次のような場合:

プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャにリソースとして存在する場合、アプリケーションはそのリソースを財務プランに追加します。プロジェクト固有のプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャにリソースとして存在しない場合、アプリケーションはそのリソースをプロジェクト固有のプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャに追加してから、財務プランに追加します。HCMに存在しない場合、アプリケーションはリソースのプランを「労務」リソース区分にマップします。

支出タイプから作成された経費リソースについて、リソース・ブレークダウン・ストラクチャで支出タイプのリソース書式が使用され、同じ支出タイプが次のような場合:

プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャにリソースとして存在する場合、アプリケーションはそのリソースを財務プランに追加します。プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャにリソースとして存在しない場合、アプリケーションはそのリソースをプロジェクト固有のプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャに追加してから、財務プロジェクト・プランに追加します。経費リソースが支出タイプに関連付けられていない場合、アプリケーションは経費リソースを「財務リソース」リソース区分にマップします。

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集中管理のプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャがある場合、次のロジックが適用されます。

指定個人の労務リソース: リソース・ブレークダウンで指定個人のリソース書式が使用され、同名のHCM個人がプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャに存在する場合、アプリケーションはそのリソースを財務プランに追加します。それ以外の場合は、アプリケーションはリソースのプランを「労務」リソース区分にマップします。支出タイプから作成された経費リソース: リソース・ブレークダウン・ストラクチャで支出タイプのリソース書式が使用され、同じ支出タイプがリソースとして存在する場合、アプリケーションはそのリソースを財務プランに追加します。それ以外の場合は、アプリケーションはリソースのプランを「財務リソース」リソース区分にマップします。

ヒント: 集計されたプロジェクト・プランを財務プランのこれらのリソースにマップする場合は、各指定個人および支出タイプをプロジェクトの集中管理のプライマリ・プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャに追加する必要があります。

実績値を「財務プロジェクト・プランの管理」ページに送信する処理を使用する場合、オプションで次を行うことができます。

財務プランのベースラインの設定時における予算の生成。財務進捗の公開時における予測の生成。

プロジェクト・パフォーマンスの追跡

プロジェクト・マネージャは、プロジェクト管理ダッシュボードを使用して、プロジェクトの作業および財務パフォーマンスの進捗をモニターできます。ダッシュボードで最新情報を確認するには、最初に「スケジュール済プロセス」ページから「プロジェクト・パフォーマンス・データの更新」および「KPI値の生成」プロセスを実行する必要があります。「プロジェクト・プランの管理」ページまたは「プロジェクト財務管理」作業領域の「処理」パネル・タブから、「プロジェクト・パフォーマンス・データの更新」プロセスを実行することもできます。プロジェクト・マネージャは、管理しているすべてのプロジェクトに対してこのプロセスを実行できます。「状態」、「原価予算」、「マイルストン」、「アサイメント」、「タイム・カード」および「未請求コスト」インフォレットにより、プロジェクト全体の状態、進捗、財務ステータスを迅速に確認し、問題を解決するための処理を実行できます。

関連トピック

プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャ: 説明Oracle Project Portfolio Management Cloudのファイル・ベース・データ・インポート・ガイドOracle Project Portfolio Management CloudのSOAP Webサービス・ガイドOracle Project Portfolio Management CloudのREST APIガイド

財務管理用プロジェクトの有効化: 手順プロジェクト・マネージャが「プロジェクト管理」作業領域でプロジェクトを作成した後、プロジェクト管理者は財務管理用プロジェクトを使用可能にし、原価収集、予算編成、予測、収益の生成、請求などの財務処理を実行できます。

次のステップを完了し、財務管理用プロジェクトを使用可能にします。

1. 「プロジェクト財務管理」作業領域にナビゲートします。2. 「自分のプロジェクト」ページの「タスク」パネル・タブの「財務管理用プロジェクトを使用可能にする」リンクをクリックします。

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3. 「財務管理用プロジェクトを使用可能にする」ウィンドウで、次のステップを完了します。a. 「プロジェクト名」リストからプロジェクト名を選択します。アプリケーションは自動的に、選択されたプロジェクトに基づいて「プロジェクト番号」フィールドを移入します。

b. 「プロジェクト・テンプレート」リストからプロジェクト・テンプレートを選択します。c. 「組織」リストからプロジェクト組織を選択します。

4. 「OK」をクリックします。

固定期間スケジューリング: 説明プロジェクト・マネージャは、プロジェクトを作成して、変動する工数および配賦に対応できる固定スケジュールのタスクを計画できます。タスク期間を最も重要な要素としてプロジェクトをスケジュールできます。

固定期間スケジュール・タイプを使用して、次のことを実行できます。

プロジェクトでのタスクの期間に基づいて、プロジェクトを作成、計画およびスケジュールします。期間に影響を及ぼさずに、複数のリソースの追加またはタスクの範囲の調整を行います。

「プロジェクトの作成」ダイアログ・ボックスの「スケジュール・タイプ」リストで「固定期間」を選択して、プロジェクトを作成できます。後でプロジェクトのスケジュール・タイプを「プロジェクト詳細の編集」ページで更新すると、プロジェクトを再スケジュールできます。プロジェクト・アプリケーション管理者は、プロジェクト管理実装オプションの管理設定タスクを使用して、組織内のすべての新規プロジェクトのデフォルトのスケジュール・タイプとして「固定期間」または「固定工数」を割り当てることもできます。

タスクの更新およびリソースの配賦固定期間スケジュール・タイプを使用すると、工数または配賦を変更したときにタスク期間は一定のままです。タスクのスケジュール日内でリソースを追加して、期間を延長せずにタスクの工数合計を増やすことができます。タスク期間に影響を及ぼさずに、タスク全体レベルでリソース配賦またはタスク工数を調整できます。100%の配賦に基づいて、タスクの計画開始日および計画終了日、または計画期間を指定すると、「プロジェクト・プランの管理」ページの「計画工数」フィールドが自動的に更新されます。リソースのデフォルトの配賦は、「プロジェクト・リソースの管理」ページで定義された配賦に基づきます。

たとえば、Builder 1というプロジェクト・タスクの計画開始日および計画終了日が、2017年12月4日および2017年12月15日であるとします。作業日数に対する時間数は、タスクに割り当てられたリソースのリソース・カレンダに指定された工数に基づいて計算されます。リソース・カレンダでは、作業日数は週5日、1日当たり8時間であるとします。期間の合計作業日数は10日です。リソースSmithが100%の配賦でプロジェクトに配賦されます。次の表に、シナリオを示します。

タスク リソース 計画開始日 計画終了日 計画期間(日数) 計画配賦率 計画工数(時間数)

Builder 1 Smith 2017年12月4日 2017年12月15日 10 100 80

プロジェクト・マネージャが、別のリソースAnthonyを100%の配賦でタスクに追加します。タスクの計画期間は変更されないままであり、計画工数はリソースの配賦に基づいて変更されます。次の表は、100%に設定された配賦で、タスクの期間全体でAnthonyをタスクに追加したときに、タスクの計画工数がどのように変更されるかを示しています。タスクの計画工数は80時間から160時間に増加しますが、計画期間は同じままです。

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タスク リソース 計画開始日 計画終了日 計画期間(日数) 計画配賦率 計画工数(時間数)

Builder 1 Smith (100)、Anthony (100) 2017年12月4日 2017年12月15日 10 200 160

固定期間スケジュール・タイプでプロジェクトをスケジュールすると、タスクの計画期間中に割当済リソースに休日がある場合、タスクの工数が再計算されます。たとえば、Anthonyは12月5日に休むとします。プロジェクト・プランをスケジュールする際、プライマリ・リソースのみがタスクに割り当てられている場合は、リソースに定義されているカレンダ例外またはカレンダ・イベントに基づいて工数が再計算されます。それ以外の場合は、プロジェクト・カレンダに基づいて工数が再計算されます。タスクの計画工数は80時間から72時間に減少しますが、計画期間は同じままです。

次の表は、タスクに割り当てられているリソースが12月5日に休む場合の固定期間スケジューリングによるプロジェクトの工数合計の再計算を示しています。

タスク リソース 計画開始日 計画終了日 計画期間(日数) 計画配賦率 計画工数(時間数)

Builder 1 Anthony (100) 2017年12月4日 2017年12月15日 10 100 72

作業プラン・テンプレートの作成固定期間スケジュール・タイプを使用するプロジェクトから作業プラン・テンプレートを作成すると、作業プラン・テンプレートはプロジェクトからスケジュール・タイプを継承します。「プロジェクト・プランの管理」ページの「作業プラン・テンプレートの管理」処理を使用して、作業プラン・テンプレートのタスクをさらに編集できます。ただし、タスクのコピー先のプロジェクトとは異なるスケジュール・モードの作業プラン・テンプレートからタスクをコピーした場合、タスクはプロジェクトのスケジュール・タイプを継承します。作業プラン・テンプレートのスケジュール・タイプに基づいて、期間または工数が固定され、その他の属性が再計算されます。たとえば、固定期間の作業プラン・テンプレートでは、期間が固定され、工数またはリソース配賦が再計算されます。

タスクの現在の日付の算出計画日とは別に先行タスクの実績日を更新すると、アプリケーションでは、現在の日付を使用して後続タスクの日付が計算および調整されます。

次の表は、アプリケーションで未開始、開始済、未完了および完了タスクの現在の日付がどのように計算されるかを示しています。

タスク 現在の日付

未開始 計画開始日

開始済 実績開始日

未完了 計画終了日/現行の時間単位の工数

完了 実績終了日

プロジェクト・プランのスケジューリングプロジェクト・マネージャは、スケジューリングを使用して、依存関係、制約およびスケジュール日に基づいてタスクの日付を自動的に割り当てることができます。手動でスケジュールしたタスクは、このプロセスでは更新されません。

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プロジェクト・プランの未開始タスクは、プロジェクト開始日と現在の日付のうち遅い方の日付を使用してスケジュールされます。依存関係のみ、制約のみ、または依存関係と制約の両方がタスクに設定されているシナリオを指定できます。次の表に、タスクの開始日と終了日、および制約と依存関係が割り当てられたプロジェクト・プランのタスクの例を示します。変更すると、タスクの日付がどのようにスケジュールされるかを理解できます。タスク1とタスク2の2つのタスクについて考えてみます。タスクの開始日として2月5日と入力します。両方のタスクの計画期間は5日間で、作業日は月曜日から金曜日です。プロジェクト・プランは常にこの期間定数を維持してスケジュールされますが、これは、プロジェクトが固定期間スケジューリングの後に続くためです。

タスク名 期間(日数) 開始日 終了日 先行 制約 スケジュール・モード

タスク1 5 2018年2月5日 2018年2月9日 なし なし 自動

タスク2 5 2018年2月12日 2018年2月16日 タスク1 (終了-開始の依存関係) なし 自動

依存関係の作成時に、タイム・ラグの日数を指定することもできます。ラグでは、2つの依存関係タスクの間に数日のギャップを設定できます。たとえば、タスク1とタスク2の間の終了-開始の依存関係に1日のラグ・タイムを割り当てると、タスク2の開始日が2月13日に移動され、終了日が2月19日に移動されます。

「基準日のスケジュール」処理を使用すると、過去または将来の日にプロジェクト・プランをスケジュールできます。現在の日付が2月5日で、プロジェクト・プランを1月29日にスケジュールするとします。次の表は、過去の日付1月31日にプロジェクトをスケジュールする例を示しています。プロジェクト内のタスクの期間はそれぞれ5日間で、タスク2にはタスク1との終了-開始の依存関係があります。これで、タスク1とタスク2の開始日は1月31日と2月5日に移動します。

タスク名 期間(日数) 開始日 終了日 先行 制約 スケジュール・モード

タスク1 5 2018年1月31日 2018年2月2日 なし なし 自動

タスク2 5 2018年2月5日 2018年2月9日 タスク1 (終了-開始の依存関係) なし 自動

依存関係があるタスク先行タスクのタスク日付を手動で変更した場合、後続タスクの日付はプロジェクトを再スケジュールしたときにのみ変更されます。自動的にスケジュールされたすべてのタスクのタスク日付はスケジュール時に調整されます。タスクに複数の先行タスクがある場合は、最新日付の先行タスクのタスク日付が割り当てられます。

後続タスクの日付を直接変更すると、タスクのスケジュール・モードが「自動」から「手動」に変わります。先行タスクの日付が過去の場合、次の方法でプロジェクト・プランをスケジュールできます。

現在の日付にプロジェクトをスケジュール過去の日付にプロジェクトをスケジュール

次の表は、現在の日付にプロジェクトをスケジュールする例を示しています。タスク1の開始日および終了日は過去で、タスク2はタスク1の後続タスクであり、終了-開始の依存関係があります。タスク1の開始日および終了日は、それぞれ1月29日と2月2日です。タスク1の日付が過去であるため、タスク2の開始日として現在の日付が割り当てられます。現在の日付を2月9日とします。

タスク名

期間(日数) 計画開始日 現行開始日 実績開始日 計画終了日 現行終了日 実績終了日 先行

制約

スケジュール・モード

タ 5 2018年1月29日 2018年1月29日 2018年1月29日 2018年2月2日 2018年2月2日 2018年2月2日 なし な 手動

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スク1

タスク2

5 2018年2月9日 2018年2月9日 なし 2018年2月15日 2018年2月15日 なし タスク1(終了-開始の依存関係)

なし

自動

次の表は、同じプロジェクトを過去の日付にスケジュールする例を示しています。ここでは、タスク2の開始日と終了日として、それぞれ2月5日と2月9日が割り当てられています。現在の日付、つまりスケジュール日は2月9日です。

タスク名

期間(日数) 計画開始日 現行開始日 実績開始日 計画終了日 現行終了日 実績終了日 先行

制約

スケジュール・モード

タスク1

5 2018年1月29日 2018年1月29日 2018年1月29日 2018年2月2日 2018年2月2日 2018年2月2日 なし なし

手動

タスク2

5 2018年2月5日 2018年2月9日 2018年2月5日 2018年2月9日 2018年2月9日 2018年2月9日 タスク1(終了-開始の依存関係)

なし

自動

制約があるタスク「指定日以降に開始」など、タスクに制約を割り当てた場合に、スケジュール開始日が制約によって決定された日付より前であると、制約日が保持されます。スケジュール開始日が制約日より後の場合、制約日のかわりにスケジュールされた日付が保持されます。タスクの行ヘッダーのアイコンは、タスクに制約が割り当てられていることを示しています。制約違反が発生すると、アイコンの横に感嘆符が表示されます。アイコンの上にマウス・カーソルを合せると、制約タイプおよび日付が表示されます。

次の表に、タスク2の「指定日以降に開始」制約が2月23日の例を示します。タスク1の終了日は2月18日です。スケジュールされた日付が制約日より前であるため、2月23日がタスクの開始日として割り当てられます。

タスク名

期間(日数) 開始日 終了日 先行 制約

スケジュール・モード

タスク1

5 2018年2月12日 2018年2月18日 なし なし 手動

タスク2

5 2018年2月23日 2018年2月27日 タスク1 (終了-開始の依存関係)

2018年2月23日以降に開始

自動

依存関係および「指定日以降に開始」制約が指定されたタスク2つのタスクに終了-開始または開始-開始の依存関係があり、依存関係に基づいて計算されたスケジュール開始日が制

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約によって定義された開始日に違反する場合、制約日が保持されます。

次の表に、タスク2の「指定日以降に開始」制約が2月21日の例を示します。タスク1の開始日と終了日は、それぞれ2月12日と2月16日です。タスク1に依存しているタスク2の開始日は、2月19日です。ただし、制約で割り当てられている開始日が保持されるため、開始日は2月21日になります。

タスク名

期間(日数) 開始日 終了日 先行 制約

スケジュール・モード

タスク1

5 2018年2月12日 2018年2月16日 なし なし 手動

タスク2

5 2012年2月21日 2018年2月27日 タスク1 (終了-開始の依存関係)

2018年2月21日以降に開始

自動

固定工数スケジューリング: 説明プロジェクト・マネージャは、プロジェクトを作成して、変動するスケジュールに対応するが工数を一定に保つことができるタスクを計画できます。固定金額のプロジェクト工数に制限する必要がある場合に、固定工数スケジュール・タイプを使用します。プロジェクトに割り当てるリソースの空き状況に合わせるために、プロジェクト・スケジュールを延長できます。固定工数スケジュール・タイプを使用して、次のことを実行できます。

各タスクに割り当てる工数に基づいて、プロジェクトを作成、計画およびスケジュールします。工数を追加せずに、プロジェクト・スケジュールを延長します。

「プロジェクトの作成」ダイアログ・ボックスの「スケジュール・タイプ」フィールドで「固定工数」を選択して、プロジェクトを作成できます。プロジェクト・アプリケーション管理者は、「プロジェクト管理実装オプションの管理」設定タスクを使用して、組織内のすべての新規プロジェクトのデフォルトのスケジュール・タイプとして「固定工数」を割り当てることもできます。

リソースの配賦プロジェクト・マネージャは、リソースの空き状況に基づいて、プロジェクト内のタスクにリソースを追加し、タスクの開始日と終了日を割り当てることができます。タスクに割り当てることができるリソースの計画工数と一致する工数を、タスクに対して設定します。計画工数を一定にしたまま、タスク・レベルで計画開始日と計画終了日およびリソース配賦を後で更新できます。

たとえば、Task 1というプロジェクト・タスクの計画開始日および計画終了日が、2017年12月4日および2017年12月15日であるとします。8時間の労働時間として、リソースSmithが100%の配賦でプロジェクトに割り当てられます。合計作業日数は10です。次の表に、シナリオを示します。

タスク リソース 計画開始日 計画終了日 計画期間(日数) 計画配賦率 計画工数(時間数)

Builder 1 Smith 2017年12月4日 2017年12月15日 10 100 80

固定工数スケジュール・タイプを使用すると、計画開始日と計画終了日または配賦を変更したときに計画工数は一定のままです。Smithの計画配賦を80%に更新しましょう。アプリケーションによって自動的に計画期間は17日に更新され、計画終了日は2017年12月20日に更新されます。次の表に、更新されたシナリオを示します。

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タスク リソース 計画開始日 計画終了日 計画期間(日数) 計画配賦率 計画工数(時間数)

タスク1 Smith 2017年12月4日 2017年12月20日 17 80 80

作業プラン・テンプレートの作成固定工数スケジュール・タイプを使用するプロジェクトから作業プラン・テンプレートを作成すると、作業プラン・テンプレートはプロジェクトからスケジュール・タイプを継承します。「プロジェクト・プランの管理」ページの「作業プラン・テンプレートの管理」処理を使用して、作業プラン・テンプレートのタスクをさらに編集できます。ただし、タスクのコピー先のプロジェクトとは異なるスケジュール・タイプの作業プラン・テンプレートからタスクをコピーした場合、タスクはプロジェクトのスケジュール・タイプを継承します。作業プラン・テンプレートのスケジュール・タイプに基づいて、期間または工数が固定され、その他の属性が再計算されます。たとえば、固定工数の作業プラン・テンプレートでは、工数が固定され、期間またはリソース配賦が再計算されます。

プロジェクト・プランのスケジューリングプロジェクト・マネージャはスケジューリングを使用して、プロジェクト・プランのタスクの依存関係または制約を変更できます。手動でスケジュールしたタスクは、このプロセスでは更新されません。

自動スケジュールされたタスクの日付は次のように更新されます。

依存タスクは、先行タスクの日付に対する変更に基づいてスケジュールされます。制約があるタスクは、制約のタイプに基づいてスケジュールされます。制約タイプが「指定日以降に開始」または「指定日以降に終了」の場合、タスクの計算された開始日または終了日よりも制約日が優先されます。

プロジェクト・プランの未開始タスクは、プロジェクト開始日と現在の日付のうち遅い方の日付を使用してスケジュールされます。依存関係のみ、制約のみ、または依存関係と制約の両方がタスクに設定されているシナリオを指定できます。次の表に、タスクの開始日と終了日、および制約と依存関係が割り当てられたプロジェクト・プランのタスクの例を示します。変更すると、タスクの日付がどのようにスケジュールされるかを理解できます。

タスク名 開始日 終了日 先行 制約

スケジュール・モード

タスク1 2012年11月19日 2012年11月21日 なし なし 手動

タスク2 2012年11月22日 2012年11月23日 タスク1 (終了-開始の依存関係)

2012年11月23日までに終了

自動

依存関係の作成時に、タイム・ラグの日数を指定することもできます。ラグでは、2つの依存関係タスクの間に数日のギャップを設定できます。たとえば、タスク1とタスク2の間の「終了日から開始日」依存関係に1日のラグ・タイムを割り当てると、タスク2の開始日が11月23日に移動され、終了日が11月26日に移動されます。

「基準日のスケジュール」処理を使用すると、過去または将来の日にプロジェクト・プランをスケジュールできます。現在の日付が2月5日で、プロジェクト・プランを1月29日にスケジュールするとします。次の表は、過去の日付1月29日にプロジェクトをスケジュールする例を示しています。

タスク名 開始日 終了日 先行 制約 スケジュール・モード

タスク1 2018年1月29日 2018年2月2日 なし なし 手動

タスク2 2018年2月5日 2018年2月9日 タスク1 (終了-開始の依存関係) なし 自動

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依存関係があるタスク先行タスクのタスク日付を手動で変更しても、後続タスクの日付は自動的には変更されません。自動的にスケジュールされたすべてのタスクのタスク日付はスケジュール時に調整されます。タスクに複数の先行タスクがある場合は、最新日付の先行タスクのタスク日付が割り当てられます。

次の表に、タスク1の新規終了日が11月22日の例を示します。タスク2に割り当てられた依存関係のため、この変更により、タスク2の開始日が11月23日に移動します。

タスク名 開始日 終了日 先行 制約 スケジュール・モード

タスク1 2012年11月19日 2012年11月22日 なし なし 手動

タスク2 2012年11月23日 2012年11月26日 タスク1 (終了-開始の依存関係) なし 自動

計画日とは別に先行タスクの実績日を更新すると、アプリケーションでは、現在の日付を使用して後続タスクの日付が計算および調整されます。次の表は、アプリケーションで未開始、開始済、未完了および完了タスクの現在の日付がどのように計算されるかを示しています。

タスク 現在の日付

未開始 計画開始日

開始済 実績開始日

未完了 計画終了日/現行の時間単位の工数

完了 実績終了日

次の表は、現行終了日が11月24日になるようにタスク1の実績日付を更新する例を示しています。タスク1はまだ完了していないため、実績終了日は使用できません。その結果、タスク2の開始日として11月25日が割り当てられます。タスク2はタスク1の後続タスクであり、終了-開始の依存関係があります。

タスク名 計画開始日 現行開始日 実績開始日 計画終了日 現行終了日

実績終了日 先行

制約

スケジュール・モード

タスク1

2012年11月18日 2012年11月19日 2012年11月19日 2012年11月23日 2012年11月24日 なしなし な

し手動

タスク2

2012年11月24日 2012年11月25日 なし なし なし なしタスク1(終了-開始の依存関係)

なし

自動

後続タスクの日付を直接変更すると、タスクのスケジュール・モードが「自動」から「手動」に変わります。先行タスクの日付が過去である場合、後続タスクの開始日として現在の日付が割り当てられます。プロジェクトがまだ開始されていない場合は、タスクの開始日として、プロジェクト開始日と現在の日付のうち早い方の日付が割り当てられます。

次の表は、タスク1の開始日および終了日は過去で、タスク2はタスク1の後続タスクであり、終了-開始の依存関係がある例を示しています。タスク1の開始日および終了日は、それぞれ10月18日と10月22日です。タスク1の日付が過去であるため、タスク2の開始日として現在の日付が割り当てられます。現在の日付を11月24日とします。

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タスク名 計画開始日 現行開始日 実績開始日 計画終了日 現行終了日 実績終了日 先行

制約

スケジュール・モード

タスク1

2012年10月18日 2012年10月18日 2012年10月18日 2012年10月22日 2012年10月22日 2012年10月22日 なし なし

手動

タスク2

2012年11月24日 2012年11月24日 2012年11月24日 2012年11月28日 2012年11月28日 なし タスク1(終了-開始の依存関係)

なし

自動

制約があるタスク「指定日に開始」または「指定日までに終了」などの制約をタスクに割り当てた場合に、新しいタスク日付を割り当てると、新しいタスク日付によって制約日が上書きされます。タスクの行ヘッダーのアイコンは、タスクに制約が割り当てられていることを示しています。制約違反が発生すると、アイコンの横に感嘆符が表示されます。アイコンの上にマウス・カーソルを合せると、制約タイプおよび日付が表示されます。

次の表に、タスク2の「指定日までに終了」制約が11月23日の例を示します。計算されたタスク終了日は11月26日です。タスクの終了日として11月26日が割り当てられます。

タスク名 開始日 終了日 先行 制約

スケジュール・モード

タスク1 2012年11月19日 2012年11月22日 なし なし 手動

タスク2 2012年11月23日 2012年11月26日 タスク1 (終了-開始の依存関係)

2012年11月23日までに終了

自動

依存関係および「指定日以降に開始」制約が指定されたタスク依存関係および「指定日以降に開始」制約があるタスクの先行タスク日付を手動で変更した場合に、計算されたタスク日付が制約日より前になると、制約日でタスク開始日が上書きされます。

次の表に、タスク2の「指定日以降に開始」制約が11月26日の例を示します。タスク1の終了日が11月20日に移動されます。タスク1に依存しているタスク2の開始日は、11月22日になります。ただし、制約で割り当てられている開始日が保持されて、開始日は11月26日になります。

タスク名 開始日 終了日 先行 制約

スケジュール・モード

タスク1 2012年11月19日 2012年11月20日 なし なし 手動

タスク2 2012年11月26日 2012年11月27日 タスク1 (終了-開始の依存関係)

2012年11月26日以降に開始

自動

依存関係および「指定日以降に終了」制約が指定されたタスク

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依存関係および「指定日以降に終了」制約があるタスクの先行タスク日付を手動で変更した場合に、計算されたタスク日付が制約日より前になると、制約日でタスク終了日が上書きされます。

次の表に、タスク2の「指定日以降に終了」制約が11月30日の例を示します。タスク1の終了日が11月22日に移動されます。タスク1に依存しているタスク2の計算された終了日は、11月26日になります。ただし、制約で割り当てられている日付が保持されて、終了日は11月30日になります。

タスク名 開始日 終了日 先行 制約

スケジュール・モード

タスク1 2012年11月19日 2012年11月22日 なし なし 手動

タスク2 2012年11月29日 2012年11月30日 タスク1 (終了-開始の依存関係)

2012年11月30日以降に終了

自動

プロジェクト・プラン・ベースライン: 考慮する点プロジェクト・マネージャは、プロジェクト管理作業領域でプロジェクト・プランのプライマリ・ベースラインを設定し、ベースラインと現行進捗を比較できます。プロジェクト・ライフサイクル中は複数のベースラインを作成し、いずれかをプライマリ・ベースラインとして設定できます。プロジェクト・プランのベースラインを設定することにより、次を行うことができます。

プロジェクトの進捗およびパフォーマンスの追跡。現在のスケジュールとプライマリ・ベースラインのスケジュールのガント・チャートでの比較。将来の類似プロジェクトの見積のためのプロジェクト・プランの遅延の特定。ベースラインの値のレポート作成のためのOracle Transactional Business Intelligenceの使用。

プロジェクト・プランのベースラインの作成および設定時には、次のオプションを考慮します。

ベースラインの作成プライマリ・ベースラインの設定ベースラインの管理

ベースラインの作成プロジェクト作業プランのベースラインの管理権限を持つユーザーは、ベースラインを作成し、管理できます。「プロジェクト・プランの管理」ページでプロジェクト・プランのベースラインを作成できます。「アクション」メニューから「ベースラインの設定」処理をクリックします。「ベースラインの設定」ウィンドウでベースラインの名前および説明を入力します。すべてのベースライン名は一意である必要があります。「プライマリとして設定」チェック・ボックスを選択して、新しいベースラインをプライマリ・ベースラインとして設定します。

注意: デフォルトでは、アプリケーションは、プロジェクト・プラン用に作成した最初のベースラインをプライマリ・ベースラインとして割り当てます。プライマリ・ベースラインは一度に1つのみ持つことができます。

プライマリ・ベースラインの設定

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ベースラインを設定すると、アプリケーションは、プロジェクト・プランのすべてのタスクのベースラインを設定し、ベースラインの列にプライマリ・ベースラインからのデータを移入します。

ベースラインの管理指定された権限を持つプロジェクト・マネージャは、プロジェクトの既存のベースラインを管理できます。「プロジェクト・プランの管理」ページの「処理」メニューから「ベースラインの管理」処理項目をクリックして、使用可能なすべてのベースラインを表示します。「ベースラインの管理」ウィンドウを使用して、新しいプライマリ・ベースラインを設定したり、ベースラインを削除したりすることができます。プライマリ・ベースラインは削除できません。

「プロジェクト・プランの管理」ページのガント・チャートでプライマリ・ベースラインのデータを確認できます。また、Oracle Transactional Business Intelligenceのレポートを使用して、実績値とベースラインの値の差異を追跡できます。ベースラインのデータを使用してカスタム・レポートを作成する方法については、ベースライン差異分析のサンプル・レポートを参照してください。「プロジェクト管理 - プランニング・リアルタイム」サブジェクト領域を使用して、分析を作成できます。

関連トピック

財務プロジェクト・プラン・ベースライン: 設定方法

プロジェクトおよびリソースのカレンダ: 説明プロジェクトおよびリソースのカレンダでは、プロジェクトおよびリソースの標準勤務時間および休日時間を定義します。勤務時間は、カレンダ内の勤務できる日数および合計時間です。カレンダ内の休日時間は、週末および休日など、勤務がスケジュールされない日数および合計時間です。

注意: Project ManagementおよびProject Resource Managementのカレンダを設定する場合、プロジェクトおよびリソース・カレンダで使用する経過スケジュール・タイプのみ選択できます。

プロジェクトおよびリソースのカレンダには次の機能があります。

デフォルト・カレンダプロジェクト・カレンダリソース・カレンダ標準カレンダ

デフォルト・カレンダ実装チームは、「プロジェクト管理実装オプションの定義」ページでデフォルトのプロジェクト・カレンダおよびリソース・カレンダを選択します。デフォルト・プロジェクト・カレンダは新規プロジェクトに自動的に割り当てられ、デフォルト・リソース・カレンダは新規プロジェクト・エンタープライズ労務リソースに自動的に割り当てられます。

デフォルト・プロジェクト・カレンダが特定のプロジェクトのスケジュール要件に合わない場合、プロジェクト・マネージャはプロジェクト作成時に別のカレンダを選択できます。同様に、デフォルト・リソース・カレンダが特定の

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プロジェクト・エンタープライズ労務リソースのスケジューリング要件に合わない場合、プロジェクト・アプリケーション管理者は別のカレンダをリソースに割り当てることができます。

プロジェクト・カレンダプロジェクト・マネージャは、プロジェクトの作成時またはプロジェクト・プランのマッピング時にプロジェクトのカレンダを選択できます。カレンダの勤務日数および合計時間を使用してプロジェクト・プランがスケジュールされます。カレンダでは、プロジェクト開始日および終了日も考慮されてプロジェクト期間が決定されます。

必要に応じて、スケジュール例外を選択されたプロジェクト・プランのカレンダと関連付けます。除外期間の例外を作成すると、休日がその例外で上書きされ、勤務日になります。作業期間の例外を作成すると、勤務日がその例外で上書きされ、休日になります。プロジェクト・プランは、スケジュール例外を使用して、日数または期間を計算します。

「プロジェクト・スケジュール例外の管理」タスクを使用して、スケジュール例外を作成し、「設定および保守」作業領域で「プロジェクト・スケジュールの管理」タスクを使用して、その例外をプロジェクト・カレンダに関連付けます。

リソース・カレンダプロジェクト・アプリケーション管理者は、プロジェクト・エンタープライズ・リソースの作成時または編集時にリソース・カレンダを選択できます。リソース・カレンダの勤務日数および合計勤務時間を使用して、リソースの稼働状況が決定されます。

「プロジェクト・リソース」作業領域では、リソース・カレンダを使用して、プロジェクトに対するリソースの稼働可能時間が決定されます。「リソース稼働率データの更新」プロセスでは、稼働可能時間を使用してリソースの予測稼働率が計算されます。

標準カレンダプロジェクト実行管理には、プロジェクトおよびリソースに割り当てることができる、1日当たり8時間、1週当たり5日間の標準カレンダが用意されています。

関連トピック

プロジェクトおよびリソースのカレンダの作成: 手順

プロジェクト・ステータス: 考慮する点「プロジェクト・プランの管理」ページからプロジェクトを作成すると、プロジェクト・ステータスは「アクティブ」に設定されます。プロジェクトは、プロジェクト・ステータスを使用して分析できます。

プロジェクト・ステータスの影響次の表に、各プロジェクト・ステータスと、そのステータスのプロジェクトに実行できる操作を示します。

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プロジェクト・ステータス 実行できる操作

下書き プロジェクト・マネージャは、プロジェクト・マネージャ・ダッシュボードで下書きプロジェクトを参照し、要件プランニングでプロジェクトを使用できます。チーム・メンバーは、チーム・メンバー・ダッシュボードまたは「自分の作業」作業領域で下書きプロジェクトのタスクを参照できません。

アクティブ プロジェクト・マネージャは、プロジェクト・マネージャ・ダッシュボードでアクティブ・プロジェクトを参照し、要件プランニング、プロジェクト実行、およびレポートでプロジェクトを使用できます。チーム・メンバーは、チーム・メンバー・ダッシュボードと「自分の作業」作業領域でアクティブ・プロジェクトのタスク割当を参照できます。

クローズ待ち

プロジェクト・マネージャは、プロジェクト・マネージャ・ダッシュボードで保留中プロジェクトを参照し、プロジェクト追跡およびレポートでプロジェクトを使用できます。チーム・メンバーは、チーム・メンバー・ダッシュボードと「自分の作業」作業領域で保留中プロジェクトのタスク割当を参照できます。

送信済 プロジェクト・マネージャは、プロジェクト・マネージャ・ダッシュボードで発行済プロジェクトを参照し、プロジェクト追跡およびレポートでプロジェクトを使用できます。チーム・メンバーは、チーム・メンバー・ダッシュボードと「自分の作業」作業領域で発行済プロジェクトのタスク割当を参照できます。

クローズ済 プロジェクト・マネージャは、プロジェクト・マネージャ・ダッシュボードでクローズ済プロジェクトを参照したり、要件プランニング、プロジェクト実行、およびレポートでプロジェクトを使用できません。チーム・メンバーは、チーム・メンバー・ダッシュボードまたは「自分の作業」作業領域でクローズ済プロジェクトのタスクを参照できません。

作業項目: 説明作業項目を使用して、Oracle Fusion Innovation Management、Oracle Fusion Product DevelopmentおよびOracle FusionSourcingのプロジェクトを管理します。次を使用して、プロジェクト・タスクに作業項目を関連付けることができます。

「作業項目の管理」ページ、または「プロジェクト・プランの管理」ページの「作業項目の管理」ウィンドウ。既存のプロジェクトの対応するネゴシエーションまたは「製品管理」ページ。

タスク完了イベントに基づいてプロジェクト・タスクの完了を決定するルールを作成します。タスク完了イベントにより、プロジェクト・タスクが完了しているかどうかが決定されます。

注意: 「作業項目の管理」ページ、および「プロジェクト・プランの管理」ページの「作業項目の管理」ウィンドウにアクセスするには、プロジェクトのプロジェクト・マネージャである必要があります。

作業項目の管理作業項目を作成してタスク完了を追跡するには、次の操作を実行する必要があります。

作業項目をプロジェクト・タスクに関連付け、タスク完了イベントに基づいてタスク完了を決定します。

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タスクが完了していない場合は、タスク完了イベントを編集します。既存のイベントが完了していても、編集時にはタスクのステータスは保留中に変更されます。既存の作業項目をレビューして、作業項目がプロジェクト進捗にどのような影響を与えるかを確認します。注意が必要な作業項目を検索します。

作業項目イベントがタスク完了イベントと一致する場合、タスクは完了とマークされます。

作業項目の削除作業項目の削除は、プロジェクトのプロジェクト・マネージャであり、かつ次の場合にのみ行うことができます。

タスクが完了していません。タスクに完了イベントが設定されていません。

注意: タスクを削除すると、Oracle Fusion Project Managementでは、関連付けられている作業項目が削除されます。

ネゴシエーション・プロジェクトの管理: 作業例この例では、プロジェクトを作成し、ネゴシエーション・ライフサイクルの様々なステージを通じてネゴシエーションを管理する方法について具体的に示します。

注意: このトピックは、Oracle Fusion Sourcingを使用する場合にのみ適用可能です。

次の表に、このシナリオにおける主な検討事項の概要を示します。

検討対象の意思決定 この例の場合

このプロジェクトの作業をするチーム・メンバーは誰か。

Amy Marlinはプロジェクト・マネージャです。Anton Jamesはプロジェクト・チーム・メンバーです。

チーム・メンバーが持つ必要のあるアクセス権は何か。

プロジェクト・チーム・メンバーは、プロジェクト・エンタープライズ・リソースである必要があります。「作業項目の管理」ページまたは「作業項目」ウィンドウからネゴシエーションにアクセスするには、所有者、コラボレーション・チーム・メンバーまたはネゴシエーションのアクティブ・エージェントである必要があります。

完了する必要のあるタスクは何か、また、各タスクに要する時間はどのくらいか。

タスクを含むプロジェクト・プランを作成し、様々なネゴシエーションを追跡します。

タスクの概要プロジェクトに統合されたネゴシエーションを完了するには、次のタスクを完了する必要があります。

Oracle Fusion Project Managementで、プロジェクト、要約タスク、および作業項目に関連付けるサブタスクを作成します。Oracle Fusion Sourcingで、ネゴシエーションを作成します。

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Oracle Fusion Project Managementで次のことを行います。作業項目をプロジェクトの適切なタスクに関連付けます。タスクが作業項目イベントに基づいて完了とマークされるように、タスク完了イベントを指定します。タスク完了イベントが一致した場合に、タスクが完了とマークされることを確認します。

前提条件1. Oracle Fusion Sourcingへのアクセス権が必要です。2. Oracle Fusion Project Managementで、プロジェクト・エンタープライズ・リソースをコラボレーション・チーム・メンバーとしてネゴシエーションに割り当てます。

プロジェクトの作成1. 「プロジェクト管理」作業領域で、「プロジェクトの作成」をクリックし、「Laptop Procurement」というプロジェクトを作成します。

2. 「プロジェクト・プランの管理」ページで、「作成」をクリックし、サブメニューから「複数タスクの作成」を選択します。

3. 「タスク数」フィールドに8を入力し、「OK」をクリックします。次の表に示されているとおりに各フィールドに入力し、「保存」をクリックします。

タスク名 リソース

Laptop Procurement 空欄

1.1 市況の調査 Anton James

1.2 戦略の開発 Anton James

1.3 ネゴシエーションの実施 空欄

1.3.1 見積依頼の公開 Anton James

1.3.2 サプライヤ会議の開催 Anton James

1.3.3 入札の見積依頼のクローズ Anton James

1.4 見積の評価 Anton James

1.5 助成の見積依頼 Anton James

ネゴシエーションの作成Oracle Fusion Sourcing:

1. 「ネゴシエーション」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「ネゴシエーションの作成」リンクをクリックします。

2. 「ネゴシエーションの作成」ウィンドウで、フィールドに入力し、「作成」をクリックします。

フィールド 値

ネゴシエーション・タイプ 見積依頼

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「調達BU」および「ネゴシエーション通貨」フィールドは、デフォルト値になります。必要に応じて、これらは変更できます。また、ネゴシエーション形式で、プロジェクト・タスクを有効にする必要があります。

3. ネゴシエーションの編集タブの「概要」トレイン・ストップで、必須フィールドに入力します。

フィールド 値

タイトル Laptop Procurement

クローズ日 将来の日付

4. ネゴシエーションの編集タブの「明細」トレイン・ストップで、少なくとも1つの明細を追加する必要があります。必須フィールドに入力し、「保存してクローズ」をクリックします。

フィールド 値

摘要 在庫品

「明細」セクションの他の必須フィールドは、デフォルト値となります。必要に応じて、これらは変更できます。

タスク完了イベントを追跡するための作業項目の作成Oracle Fusion Project Managementの「プロジェクト・プランの管理」ページで次のことを行います。

1. 見積依頼の公開タスクの「作業項目の管理」アイコンをクリックします。「作業項目」列が表示されていることを確認します。この列が表示されていない場合、「列の管理」をクリックして列を表示するように選択します。

2. 次のフィールドに入力し、「保存してクローズ」をクリックします。

タイプ 名前 タスク完了イベント

ネゴシエーション Laptop Procurement 公開済ネゴシエーション

同様に、前述の他のすべてのタスクの作業項目を作成して、各作業項目にタスク完了イベントを指定できます。

ネゴシエーションの進捗およびタスク完了の処理プロジェクト管理でネゴシエーション・ライフサイクルを効率的に追跡していることをここで検証する必要があります。

Oracle Fusion Sourcingで次のことを行います。

1. 「ネゴシエーション」作業領域の「タスク」パネル・タブから、「ネゴシエーションの管理」をクリックします。

2. ネゴシエーションの管理タブで、「Laptop Procurement」ネゴシエーションを検索します。3. 「検索結果」リージョンで、「Laptop Procurement」リンクをクリックし、ネゴシエーション詳細を表示します。

4. 「ネゴシエーションの編集」タブで、「公開」をクリックします。5. 「保存」をクリックします。ネゴシエーションを公開すると、タスク完了イベントが一致するため、見積依頼

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の公開タスクが完了とマークされます。

プロジェクト・ゲート: 説明プロジェクト・マネージャはプロジェクトのタイムラインにゲートを作成できます。このゲートでは、すべての関係者がこれまでのプロジェクトの結果をレビューし、プロジェクトを続行するか、終了するか決定できます。プロジェクト・マネージャは次を行うことができます。

ゲートの作成関係者の(ゲート承認者としての)ゲートへの追加ゲート・レビュー・プロセスの開始ゲート・ステータスの変更ゲートの削除

プロジェクト・ゲートのライフサイクルプロジェクト・マネージャは、「タスク詳細の管理」ページを使用して、ゲートをプロジェクト・プランに追加し、適切な関係者を各ゲートに追加します。デフォルトでは、ゲート・ステータスは「クローズ済」です。プロジェクト・マネージャは、ゲートごとにゲート・ステータスを「レビュー中」に変更してレビュー・プロセスを開始し、すべての関係者が通知を受け取ります。各関係者は、これまでのプロジェクト結果をレビューし、そのゲートの承認ステータスを「承認済」または「棄却済」に設定します。すべての関係者が承認した場合、プロジェクト・マネージャはゲートを開くことができ、プロジェクトは続行します。1人以上の関係者が承認しなかった場合、プロジェクト・マネージャはそのゲートのステータスを「終了済」に設定し、プロジェクトを終了するか、ゲート・ステータスを「クローズ済」に戻すことができます。その場合、ゲート承認決定が再考されます。

この図は、ゲートのレビューおよび通知のワークフローを示しています。

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プロジェクト・プランの第1ゲートに入ると、プロジェクト・マネージャはゲートのレビューを開始します。プロジェクト・マネージャは、ゲートのレビューへの対応を調整し、それに従ってゲート・ステータスを設定します。

ステータス 説明 ステータスの処理

クローズ済

このゲートより前のプロジェクト・タスクは完了していません。プロジェクトはまだ次のタスクに移動しません。

ステータスを次のように変更します。レビュー中終了済(ゲートのレビューを行わずにプロジェクトをクローズする場合)

レビュー中

関係者がこれまでのプロジェクト結果をレビューし、ゲートをオープンするかどうかを決定します。

ステータスを次のように変更します。オープンクローズ済終了済

オープン

ゲートのレビューが完了しています。すべての関係者がゲートのオープンを承認し、プロジェ

ステータスを次のように変更します。レビュー中

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クトを続行できます。注意: プロジェクト・マネージャが前に完了したプロジェクト・タスクの再処理を望み、ステータスを「レビュー中」に戻すことはまれです。

終了済 ゲートのレビューが完了しています。関係者がこのゲートでプロジェクトの廃止を決定しています。

ステータスを次のように変更します。クローズ済

注意: プロジェクト・マネージャがプロジェクトの再考を望み、ステータスを「クローズ済」に戻すことはまれです。

プロジェクト・ゲート通知: 説明ゲート承認者は、ゲートをオープンにすべきか決定する関係者です。プロジェクト・マネージャは、「プロジェクト・プランの管理」ページの「タスク詳細の管理」ウィンドウで、ゲートの承認者を追加または削除します。プロジェクト・マネージャがゲート・ステータスを「レビュー中」に変更すると、承認者はゲート・レビューの通知を受け取ります。

注意: 承認者は、現在の日付でアクティブなプロジェクト・エンタープライズ労務リソースである必要があります。

通知の詳細承認者は、Eメール通知と、アプリケーション内でワークリスト通知を受け取ります。通知の表示内容は次のとおりです。

ゲート詳細プロジェクト詳細関連作業項目関連成果物

承認者は次を行うことができます。

Eメール通知を使用したゲートの承認または却下。ゲートのコメントの入力。Eメール通知からの成果物の表示。作業項目作業領域への移動(該当する場合)。

ゲート・ステータスが「クローズ済」または「レビュー中」の場合のみ、プロジェクト・マネージャは承認者を追加または削除できます。プロジェクト・マネージャは、「タスク詳細の管理」ウィンドウで承認ステータスおよび関連する詳細を表示できます。すべての承認者がプロジェクトを承認した場合のみ、ゲートをオープンできます。

ゲート承認要求

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次の表は、ゲート・ステータスの変更の影響および対応する承認要求ステータスについて説明しています。

要求ステータス 処理 影響

送信 ゲート・ステータスを「レビュー中」に変更 Eメール通知をすべての承認者に送信します。

取消 ゲート・ステータスを「レビュー中」から「クローズ済」または「終了済」に変更ゲートを削除

すべての承認者のEメール通知を取り消します。

取消 承認者のかわりにゲートを承認または却下承認者を削除

選択された承認者のEメール通知を取り消します。

製品開発プロジェクトの管理: 作業例この例では、プロジェクトを作成し、製品開発ライフサイクルの様々なステージを通じて製品開発を管理する方法について具体的に示します。この例では、プロジェクトの範囲が実現可能性の検討段階に限定しています。

注意: このトピックは、Oracle Fusion Innovation ManagementまたはOracle Fusion Product Developmentを使用する場合にのみ適用可能です。

次の表に、このシナリオにおける主な検討事項の概要を示します。

検討対象の意思決定 この例の場合

このプロジェクトの作業をするチーム・メンバーは誰か。

Amy Marlinはプロジェクト・マネージャです。Anton Jamesはプロジェクト・チーム・メンバーです。

チーム・メンバーが持つ必要のあるアクセス権は何か。

プロジェクト・チーム・メンバーは、プロジェクト・エンタープライズ・リソースである必要があります。

このプロジェクトに割り当てられる製品ライフサイクルの作業項目のタイプは何か。

Oracle Fusion Innovation Managementのコンセプト、提案および要件仕様。Oracle Fusion Product Developmentの項目および製品変更オーダー。

完了する必要のあるタスクは何か、また、各タスクに要する時間はどのくらいか。

タスクを含むプロジェクト・プランを作成し、コンセプト、提案および要件仕様の送信および承認を追跡します。

タスクの概要この例では、範囲をInnovation Managementに制限しています。

ソーラー・パワー・カーの実現可能性の検討段階を完了するには、次のタスクを完了する必要があります。

Oracle Fusion Innovation Managementで、コンセプト、提案および要件仕様を作成します。Oracle Fusion Project Managementで、「実現可能性」という要約タスクを含むプロジェクトを作成し、作業項目に関連付けるサブタスクを作成します。Oracle Fusion Project Managementで次のことを行います。

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各作業項目を「ソーラー・パワー・カー」プロジェクトの適切なタスクに関連付けます。タスクが作業項目イベントに基づいて完了とマークされるように、タスク完了イベントを指定します。タスク完了イベントが一致した場合に、タスクが完了とマークされることを確認します。

前提条件1. Oracle Fusion Innovation ManagementまたはOracle Fusion Product Developmentへのアクセス権が必要です。2. Oracle Fusion Project Managementで、製品開発チームのチーム・メンバーをプロジェクト・エンタープライズ・リソースとして割り当てます。

プロジェクトの作成1. 「プロジェクト管理」作業領域で、「処理」パネル・タブの「プロジェクトの作成」をクリックし、「ソーラー・パワー・カー」というプロジェクトを作成します。

2. 「プロジェクト・プランの管理」ページで、「作成」をクリックし、サブメニューから「複数タスクの作成」を選択します。

3. 「タスク数」フィールドに10を入力し、「OK」をクリックします。次の表に示されているとおりに各フィールドに入力し、「保存」をクリックします。

タスク名 リソース

ソーラー・パワー・カー 空欄

1.1 実現可能性 空欄

1.1.1 コンセプト 空欄

1.1.1.1 コンセプトの送信 Anton James

1.1.1.2 コンセプトの承認 Amy Marlin

1.1.2 提案 空欄

1.1.2.1 提案の送信 Anton James

1.1.2.2 提案の承認 Amy Marlin

1.1.3 要件仕様 空欄

1.1.3.1 要件仕様の送信 Anton James

1.1.3.2 要件仕様の承認 Amy Marlin

コンセプト、提案および要件仕様の作成Oracle Fusion Innovation Managementで次のことを行います。

1. 「コンセプト」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「コンセプトの作成」リンクをクリックします。2. 「コンセプトの作成」ウィンドウで、フィールドに入力し、「保存してクローズ」をクリックします。

フィールド 値

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名前 ソーラー・パワー・カー

摘要 ソーラー・パワー・カーの実現可能性の検討段階のコンセプト。

コンセプトを作成すると、同じ名前の提案が自動的に作成されます。3. 「コンセプト」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「要件仕様の作成」リンクをクリックします。4. 「要件仕様の作成」ウィンドウで、フィールドに入力し、「保存してクローズ」をクリックします。

フィールド 値

要件仕様 ソーラー・パワー・カー

摘要 ソーラー・パワー・カーの実現可能性の検討段階の要件を定義する要件仕様。

タスク完了イベントを追跡するための作業項目の作成

Oracle Fusion Project Managementの「プロジェクト・プランの管理」ページで次のことを行います。

1. コンセプトの送信タスクの「作業項目の管理」アイコンをクリックします。「作業項目」列が表示されていることを確認します。この列が表示されていない場合、「列の管理」アイコンをクリックして列を表示するように選択します。

2. 「作業項目の管理」ウィンドウで、「行の追加」をクリックします。3. 次のフィールドを完成します。

タイプ 名前 タスク完了イベント

コンセプト ソーラー・パワー・カー 送信済

同様に、提案および要件仕様を送信するためのタスク完了イベントを作成します。4. コンセプトの承認タスクの「作業項目の管理」アイコンをクリックします。5. 「作業項目の管理」ウィンドウで、「行の追加」をクリックし、次のフィールドを入力します。

タイプ 名前 タスク完了イベント

コンセプト ソーラー・パワー・カー 承認済

同様に、提案および要件仕様を承認するためのタスク完了イベントを作成します。

製品開発ライフサイクルの進捗およびタスク完了の処理

プロジェクト管理で製品開発ライフサイクルを効率的に追跡していることをここで検証する必要があります。

Oracle Fusion Innovation Managementで次のことを行います。

1. 「コンセプト」作業領域の「タスク」パネル・タブで、「コンセプトの管理」をクリックします。2. コンセプトの管理タブで、「ソーラー・パワー・カー」コンセプトを検索します。3. 「検索結果」リージョンで、「ソーラー・パワー・カー」リンクをクリックしてコンセプトの詳細を表示します。

4. コンセプトをレビューし、「処理」メニューの「承認のために送信」をクリックします。ステータスが「下書き」から「送信済」に変化することがわかります。

5. 「承認のために送信」ウィンドウで、「選択して追加」をクリックします。

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6. 「選択して追加: レビュー担当者」ウィンドウで、レビュー担当者を検索して選択し、「OK」をクリックします。

7. 「承認のために送信」ウィンドウで、「送信」をクリックします。8. 「完了」をクリックします。承認のためにコンセプトを送信すると、タスク完了イベントが一致するため、プロジェクト管理のコンセプトの送信タスクが完了とマークされます。

プロジェクト経費: 例タスクの経費を計画し、実績金額と残りの金額を追跡できます。プロジェクトの計画時に、経費リソースと労務リソースの計画プロジェクト経費および実績プロジェクト経費を表示して更新できます。後でプロジェクトの実行中に、残りの原価をレビューできます。

プロジェクトの経費の計画Dave Brownは、コンサルタントに製品の研修を行うために出張します。次に、Daveが異なる場所に出張して製品の研修を行うタスクに対して計画された経費の例を示します。

経費 計画(USD) 実績(USD) 残り(USD)

航空運賃 2000 2200 -200

宿泊施設 10000 9990 10

食事 500 450 50

金額は、経費に関連付けられたタスクに対して積み上げられて表示されます。次に、タスクで発生した合計経費を示します。

経費 合計金額(USD)

経費金額 12500

実績経費金額 12640

残りの経費金額 -140

Daveの原価レートは、1時間当たり150 USDです。タスク完了のための従事は、72時間です。したがって、原価は次のように計算されます。

この図は、労務費を計算する式と、前の例からの労務費の値を示しています。

この図は、実績原価を計算する式と、前の例からの実績原価の値を示しています。

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Daveのプロジェクト割当原価は、合計23440 USDです。

作業プラン・テンプレート: 説明作業プラン・テンプレートを使用して、チーム間でプロジェクトの作成を標準化します。作業プラン・テンプレートは、プロジェクトのタスク体系を構築する際の効率的な開始点になります。

作業プラン・テンプレートを使用することで、次が可能になります。

標準タスク体系を使用して、タスク体系を迅速に構築できます。一般的なリソースを使用し、後でこれらのリソースを実際の特定の個人に置き換えることにより、リソースを割り当てる時間を節約できます。標準タスク体系を保存し、それらを他のプロジェクト・マネージャと共有できます。

注意: Microsoft Projectとの統合を使用する場合、作業プラン・テンプレートを使用できません。

プロジェクト・プランからの作業プラン・テンプレートの作成適切な権限を持っている場合、標準プロジェクト・プランから作業プラン・テンプレートを作成できます。自分のプロジェクトを作業プラン・テンプレートとして保存するには、「プロジェクト・プランの管理」ページの「処理」メニューから「作業プラン・テンプレートとして保存」を選択します。

プロジェクトから作業プラン・テンプレートを作成すると、アプリケーションは次の値をコピーします。

非財務タスクおよび請求可能、賦課可能などの属性を含む財務タスクプロジェクトに導入されたゲート。承認もコメントもない「ゲート承認者」表の承認者。承認者は、テンプレートにチーム・メンバーとして保存されます。期間、工数、マイルストン、依存関係などのタスク属性。期間は、工数、割当、カレンダに基づいて計算されます。プロジェクト固有のリソースを除くすべてのリソース実績金額がゼロにリセットされたタスクの経費リソースタスクに関連付けられた成果物タイプ

アプリケーションは、タスクの進捗をゼロに設定し、次の値を空白に設定します。

開始日と終了日進捗情報制約タイプと制約日付スプリントと要件

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注意: アプリケーションは、プロジェクト・コード、プロジェクトの日付、プロジェクト・ステータス、プロジェクトの階層要素などのプロジェクト情報を作業プラン・テンプレートにコピーしません。

作業プラン・テンプレートからのプロジェクトの作成適切な権限を持っている場合、作業プラン・テンプレートからプロジェクトを作成できます。作業プラン・テンプレートからプロジェクトを作成するには、「プロジェクト・プランの管理」ページの「処理」パネル・タブで「プロジェクトの作成」を選択します。「プロジェクトの作成」ウィンドウで、適切な作業プラン・テンプレートを選択します。

作業プラン・テンプレートからプロジェクトを作成すると、次の値がコピーされます。

財務以外のタスク。ゲート。ゲート承認者。プロジェクト・マネージャは、後でゲート承認者を追加または削除できます。期間や工数などのタスク属性。実績金額がゼロにリセットされたタスクの経費リソース

作業プラン・テンプレートの編集「プロジェクト・プランの管理」ページの「処理」パネル・タブから「作業プラン・テンプレートの管理」リンクをクリックします。「作業プラン・テンプレートの編集」ページで、更新し、変更する作業プラン・テンプレートを選択できます。新規プロジェクトを作成すると、そのプロジェクトには作業プラン・テンプレートからの更新が含まれます。

作業プラン・テンプレートからのプロジェクト・タスクの作成プロジェクト・プラン体系を構築する場合、作業プラン・テンプレートからプロジェクト・タスクを作成できます。作業プラン・テンプレートを使用してタスクを作成すると、作業プラン・テンプレート内の要約タスクは、プロジェクト・プラン内の選択したタスクに同等のものとして追加されます。選択したタスクがプロジェクト・レベルのタスクの場合、作業プラン・テンプレートからコピーされたタスクのサブタスクが作成されます。

財務タスクを要約タスクとして作成し、財務タスクに非財務タスクを作成できます。

リソースの作業プラン・テンプレートへのコピープロジェクトから作業プラン・テンプレートを作成すると、作業プラン・テンプレートによって、計画リソースとしてプロジェクト・リソースがコピーされます。作業プラン・テンプレートでは、プロジェクト固有のリソースはコピーされません。プロジェクト・エンタープライズ・リソースが複数のロールに存在する場合、作業プラン・テンプレートによって、ロールごとにリソースがコピーされます。様々なステータスのリソースを含むプロジェクト・プランから作業プラン・テンプレートを作成すると、アプリケーションは次を行います。

プロジェクト固有リソースを除く、「計画」ステータスのすべてのプロジェクト・リソースのコピー

タスクのリソース割当の新しい作業プラン・テンプレートへのコピー

作業プラン・テンプレートを作成した後、すべてのリソースを一般的なリソースに置き換えます。プロジェクト・マネージャがこの作業プラン・テンプレートからプロジェクト・プランを作成した場合、これらの一般的なリソースを

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実際のリソースに置き換えることができます。

作業プラン・テンプレートの共有適切な権限を持っているユーザーは、作業プラン・テンプレートを他のプロジェクト・マネージャと共有できます。作業プラン・テンプレートは次の方法で共有できます。

プロジェクト・プランで「作業プラン・テンプレートとして保存」の処理を使用する際に「公開」チェック・ボックスを選択します。

「作業プラン・テンプレートの管理」ウィンドウで作業プラン・テンプレートの「公開」チェック・ボックスを選択します。

プロジェクト・プラン・タスクおよびスケジュールの定義に関するFAQ

固定期間スケジュール・タイプと固定工数スケジュール・タイプはどう違いますか。固定期間スケジュール・タイプを使用するプロジェクトでは、タスクの期間は一定であり、変動するのはタスク工数および配賦です。リソースを追加してタスクで必要な工数を増やすことができますが、タスクの計画開始日および計画終了日は同じままです。厳しい期限およびマイルストンがある場合は、固定期間スケジュール・タイプを使用します。

固定工数スケジュール・タイプを使用するプロジェクトには、一定の要素として工数があります。タスク・スケジュールを更新して、リソースの配賦を制御するか、特定のリソースの空き状況に基づいてプロジェクト・タスクをスケジュールできます。固定工数のプロジェクトは、労務リソースに使用できる予算が厳しい場合、または必要なリソースの空き状況がプロジェクトにとって決定的な場合に理想的です。

プロジェクト・プランの自動タスクのスケジュール・タイプを更新できますか。はい。タスクのスケジュール・タイプを「自動」から「手動」に変更できます。他のタスクとの依存関係が存在する場合、変更の続行を選択するとその依存関係は削除されます。

プロジェクト・プランでは、作業番号はどのように割り当てられますか。新規タスクを作成すると、アプリケーションは自動的に非連続的なタスク番号を割り当てます。タスク番号はタスクの一意の識別子であり、様々なリソースからプロジェクトに取り込むことができます。必ずしも連続した番号ではありません。組織がタスク番号を使用していない場合、アプリケーションが生成するデフォルト値のままにすることができます。または、「タスク番号」列を表示し、デフォルトのタスク番号を変更できます。「財務プロジェクト・プランの管理」ページで財務タスクを作成する場合、タスク番号を入力する必要があります。

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ヒント: 組織がタスク番号を必要とする場合、組織で使用されるタスク採番方法で作業プラン・テンプレートまたはプロジェクト・テンプレートを更新できます。特に、手数料コードを表す財務タスクでは、標準的なタスク採番方法が重要です。これにより、新しいプロジェクト・プランに常に標準化されたタスク番号が付与されます。

表示専用プロジェクト・プランにアクセスできるのは誰ですか。プロジェクト・マネージャは、表示専用プロジェクト・プランを、企業内のすべてのユーザーと共有するか、プロジェクトのチーム・メンバーおよびプロジェクトが属するプロジェクト階層要素の参加者とのみ共有するかを選択できます。プロジェクト・プランをプロジェクト階層要素のメンバーと共有することを選択した場合、引き続き「エンタープライズ・プロジェクト体系の管理」ページでプロジェクト階層要素に新しいメンバーを追加して、表示専用プロジェクト・プランへのアクセス権を新しいリソースに拡張できます。

プロジェクト・プランを表示するにはどうすればよいですか。タスクのリソースとして割り当てられたチーム・メンバーおよびプロジェクトが属するプロジェクト階層要素のメンバーは、表示専用プロジェクト・プランのページに移動してプロジェクト・プラン全体を表示できます。タスクのプロジェクト名をクリックし、プロジェクト・プランにナビゲートします。「タスクの管理」ページの「処理」パネル・タブから「プロジェクトの表示」リンクを選択することもできます。次に、「プロジェクトの表示」ページで、表示するプロジェクト・プランを選択できます。プランのアクセス権が「すべてのユーザー」に設定されている場合は、自分が直接的には一員ではないプロジェクトのプロジェクト・プランを表示することもできます。表示専用プロジェクト・プランのページから、作業項目およびタスクに関連付けられた成果物を表示できます。名前、所有者、ステータス、必要期日、添付など、成果物の詳細を表示できます。

注意: 表示するプロジェクト・プランへのアクセス権がない場合は、必要なアクセス権の付与をプロジェクト・マネージャに依頼してください。

プロジェクト・プランを企業内の他のユーザーと共有するにはどうすればよいですか。プロジェクト・マネージャは、プロジェクト・チームおよびプロジェクト階層要素のメンバーまたは企業内の全員とプロジェクト・プランを共有できます。アクセス権を指定するには、「プロジェクト詳細の編集」ページにナビゲートします。「表示専用プロジェクト・プラン・アクセス」セクションで「プロジェクト・チームおよびプロジェクト階層要素の参加者」または「すべてのユーザー」を選択できます。プロジェクト・チームおよびプロジェクトが属するプロジェクト階層要素のメンバーとのみプロジェクト・プランを共有するには、「プロジェクト・チームおよびプロジェクト階層要素の参加者」を選択します。この場合、取消済ステータスではないプロジェクトのすべてのリソースが含まれます。企業内のすべてのユーザーとプロジェクト・プランを共有するには、「すべてのユーザー」を選択します。

プロジェクト・カレンダとリソース・カレンダは何が違いますか。プロジェクト・カレンダでは、プロジェクトで作業するリソースの標準勤務時間と休日時間が決まります。たとえば、プロジェクト・カレンダには、1日当たりの合計作業時間およびプロジェクト期間中の休日を指定できます。プロジェクト・カレンダは、プロジェクト・タスクのスケジュール、およびプロジェクト期間の見積に使用します。

リソース・カレンダでは、リソースの合計稼働可能時間が決まります。

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実装チームは、新規プロジェクトおよびリソースに自動的に割り当てられるデフォルトのプロジェクト・カレンダおよひリソース・カレンダを定義します。ただし、プロジェクト・マネージャは別のカレンダをプロジェクトに割り当てることができます。同様に、プロジェクト・アプリケーション管理者は別のカレンダをリソースに割り当てることができます。

プロジェクトを作成した後に、プロジェクト・カレンダをどのように変更できますか。プロジェクトの最上レベルのタスクを選択し、「プロジェクト・プランの管理」ページの「プロジェクト詳細」リージョンからカレンダを変更します。

プロジェクト・チーム・メンバーに配賦日がないとどうなりますか。プロジェクト・カレンダは、配賦日としてプロジェクト開始日および終了日を使用して、プロジェクト配賦日のないチーム・メンバーに対してイベントを作成します。

自分のプロジェクト・カレンダのチーム・メンバーに対するイベントを作成、編集または削除できますか。はい。PTOや研修などのイベントを作成できます。他のイベントには、チーム作成などのイベントを含めることができます。ただし、編集または削除できるのは、自分が作成したイベントのみです。リソース・カレンダで他のチーム・メンバーが作成したイベントを編集または削除することはできません。

プロジェクト・カレンダのすべてのイベント・タイプを表示できないのはなぜですか。プロジェクト・カレンダには、標準カレンダのイベントと、プロジェクトおよびチーム・メンバー・イベントが表示されます。

成果物、マイルストンおよびプロジェクト・タスクを含む追加のイベント・タイプを有効にするには、「プロジェクト・カレンダの管理」ページの「イベント表示の管理」処理を使用します。

スケジュール解除済イベントとは何ですか。イベントがプロジェクト・スケジュールで発生する時期を指定する主要な日付のないイベントです。たとえば、必要期日のない成果物、終了日のないマイルストン、または開始日や終了日のないプロジェクト・タスクです。

マイルストン・タスクとは何ですか。特に注意を要するプロジェクト・プランのイベントです。マイルストン・タスクによって、プロジェクト・ステージや主なプロジェクト成果物の完了、主な決定ポイントまたは承認ポイントなどのイベントを追跡できます。マイルストン・タスクを使用して、進捗をモニターし、プロジェクトがスケジュールどおりであるかどうかを確認できます。

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タスクのスケジューリングとタスク・データの積上にはどのような違いがありますか。Oracle Fusion Project Managementでプロジェクトをスケジュールすると、訂正した日付、依存関係および制約に基づいて最上位レベルのタスク日付が更新されます。

プロジェクト・プラン・データの積上は、タスクの実績作業時間をチーム・メンバーが報告した後に、最上位レベルのタスクに対して行います。

先行タスクの日付が変更されたのにタスクの日付が変更されないのはなぜですか。手動でスケジュールされたタスクの場合、依存するタスクのタスク日付は自動的に変更されません。日付を変更したタスクは、手動でスケジュールされたタスクになります。先行タスクまたは後続タスクの日付を変更しても、手動でスケジュールされたタスクのタスク日付は自動的に変更されません。

タスクにリソースを割り当てた後にタスク日付が変わるのはなぜですか。タスクの日付は、リソース・カレンダに基づいて更新されます。たとえば、完了するのに4日かかるタスクが月曜日に開始して木曜日に終了するとします。水曜日に休暇を取るリソースを割り当てると、タスク終了日は金曜日になります。

計画リソース割当ステータスとは何ですか。「計画」ステータスのリソース割当は、予測稼働計算に含まれません。計画リソースは、プロジェクト・プランニング時にプレースホルダとして使用します。その後、作業を開始する際に、リソースの確認済割当または予約済割当を要求できます。

計画リソースがプロジェクトに割り当てられるとどうなりますか。リソース・マネージャのを関与させずに、プランニング目的でプロジェクトにリソースを直接追加できます。これらのリソースの割当ステータスは「計画」です。タスクにリソースを直接割り当てると、アプリケーションによってそれらがプロジェクトに自動的に追加されます。または、プロジェクトにリソースを追加した後に、それらをタスクに割り当てることができます。

リソースの稼働状況および要員配置を管理する場合、プロジェクトへのプロジェクト・リソースの割当権限を持つプロジェクト・マネージャは、プロジェクトで直接リソースの割当ステータスを「計画」から「確認済」に変更できます。または、プロジェクト・リソース要求を送信して、割当を履行するために資格のあるリソースを検索できます。

タスクに割り当てられたリソースの配賦が100%より少なく表示されるのはなぜですか。割り当てられたリソースの配賦率は、他のプロジェクトに対する配賦に応じた空き状況によって決定されます。リソース配賦率の値は、「プロジェクト・リソースの管理」ページで割り当てられた配賦から取得されます。

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プロジェクトのプロジェクト通貨を変更できますか。はい。「基本情報」タブの「プロジェクト詳細」リージョンで最上位レベルのタスクを選択してプロジェクト通貨を変更できます。

タスクをコピー・アンド・ペーストして新規タスクを作成できますか。はい。タスクをコピー・アンド・ペーストして、既存のタスクの属性を新しいタスクで再使用できます。プロジェクト・レベルのタスクはコピーできません。

タスクをコピーした後、別のタスクを選択して、コピーしたタスクを貼り付けます。貼り付けたタスクは、選択したタスクのピア・タスクになります。

タスクを貼り付けた後、新規タスクの従事、開始および終了の日付を変更できます。アプリケーションによって期間が計算され、要約タスクおよびプロジェクト・レベルのタスクに値が積み上げられます。

注意: プロジェクトのレポート用にOracle Fusion Transactional Business Intelligenceを使用する場合、「スケジュール済プロセス」ページで「ビジネス・インテリジェンスのタスク体系階層の非標準化」プロセスを定期的に実行するようにスケジュールする必要があります。Oracle Fusion Project Foundationで作成したプロジェクトの場合、「プロジェクト・プランの管理」ページの「処理」メニューからプロジェクト更新を同期できます。

タスク階層の別の位置にタスクをカット・アンド・ペーストできますか。はい。カット・アンド・ペーストを使用して、タスク階層の別の位置にタスクを移動できます。タスクを貼り付けると、選択したタスクのすぐ下に行が追加されます。移動したタスクは、選択したタスクのピア・タスクになります。制約や依存関係などの元のタスクの属性は維持されます。アプリケーションによって期間が計算され、要約タスクおよびプロジェクト・レベルのタスクに値が積み上げられます。

注意: プロジェクトのレポート用にOracle Fusion Transactional Business Intelligenceを使用する場合、「スケジュール済プロセス」ページで「ビジネス・インテリジェンスのタスク体系階層の非標準化」プロセスを定期的に実行するようにスケジュールする必要があります。Oracle Fusion Project Foundationで作成したプロジェクトの場合、「プロジェクト・プランの管理」ページの「処理」メニューからプロジェクト更新を同期できます。

関連トピック

タスク体系階層: 非標準化方法プロジェクト更新を同期するとどうなりますか

複数の先行または後続タスクをタスクに設定できますか。はい。複数の先行または後続タスクを1つのタスクに設定できます。ただし、2つのタスク間に設定できる依存関係は1つのみです。たとえば、2つのタスクに「終了日から終了日」と「開始日から開始日」の両方の依存関係を設定することはできません。

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Cloud / Software as a Service (SaaS) / Project Portfolio Management / 19a

プロジェクト実行管理の使用

4 プロジェクト要員配置プランの定義この章の内容は次のとおりです。

プロジェクト・リソース割当ステータス: 説明プロジェクト・エンタープライズ・リソースのインポート・プロセスプロジェクト・エンタープライズ・リソースの原価レートおよび請求レートの修正: 手順プロジェクト要員配置プランの定義に関するFAQ

プロジェクト・リソース割当ステータス: 説明割当ステータスは、プロジェクトに対するリソースの関係のステータスを示します。

この表では、「プロジェクト・リソースの管理」ページの「割当ステータス」列に表示される割当ステータスについて説明します。

割当ステータス 説明

計画

プロジェクト・マネージャが次のいずれかの方法でプロジェクトにリソースを追加すると、割当ステータスが「計画」になります。

「プロジェクト・リソースの管理」ページでプロジェクトにリソースを直接配賦した場合。「プロジェクト・プランの管理」ページでプロジェクト・タスクにリソースを追加した場合。Oracle Fusion Project ManagementにMicrosoft Projectのプロジェクト・プランをインポートした場合。作業プラン・テンプレートでプロジェクト・プランを作成した場合。Oracle Cloud用のプロジェクト・プランのインポート・プロセスでサードパーティ・アプリケーションからプロジェクト・プランをインポートした場合。プロジェクト作業プラン外部サービスでプロジェクト・プランをインポートした場合。

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確認済割当のリソースを、空き状況および要員配置がOracle Fusion Project Resource Managementで管理されていないリソースに置き換えた場合。

プロジェクト・マネージャがプロジェクト・リソース要求を作成して計画リソースを置き換えた後に、その要求を取り消した場合、割当ステータスは「計画」に戻されます。

要求済

プロジェクト・マネージャが「プロジェクト・リソースの管理」ページでプロジェクト・リソース要求を作成して計画リソースを置き換えると、割当ステータスが「要求済」になります。要求を遂行するためにリソース・マネージャがリソースを提案し、プロジェクト・マネージャがその提案されたリソースを棄却した場合、割当ステータスは「要求済」に戻されます。

提案済

リソース・マネージャが、プロジェクト・マネージャによる承認を待機している割当に対してリソースを提案すると、割当ステータスが「提案済」になります。「提案済」ステータスの割当は、「プロジェクト・リソースの管理」ページで作成されたプロジェクト・リソース要求に対してのみ、そのページに表示されます。ただし、「プロジェクト・リソース要求の管理」ページで作成されたプロジェクト・リソース要求を遂行する割当は、そのリソースが承認されるまで「プロジェクト・リソースの管理」ページに表示されません。

確認済

次のいずれかの状況の場合、割当ステータスは「確認済」になります。プロジェクト・マネージャが、プロジェクト・リソース要求を遂行するために確認済割当に対するリソースを承認した場合。プロジェクト・マネージャが、予約済割当をプロジェクトで直接確認した場合。プロジェクト・マネージャが、確認済割当に対する保留割当修正の承認、棄却または取消を行った場合。プロジェクト・マネージャが、「確認済」ステータスのリソースを直接割り当てるか、確認済割当のリソースを別の管理対象のプロジェクト・エンタープライズ労務リソースに置き換えた場合。この処理を実行するには、プロジェクトへのプロジェクト・リソースの割当権限が必要です。リソース・マネージャが、プロジェクト・マネージャの承認なしに「確認済」ステータスのリソースを割り当てた場合。この処理を実行するには、プロジェクト割当に対するプロジェクト・リソースの承認権限が必要です。リソース・マネージャが、リソースを「確認済」リソースとして提案した場合。プロジェクト・マネージャがリソースを承認すると、リソースは「確認済」ステータスで割り当てられます。

予約済

次のいずれかの状況の場合、割当ステータスは「予約済」になります。プロジェクト・マネージャが、プロジェクト・リソース要求を遂行するために予約済割当に対するリソースを承認した場合。プロジェクト・マネージャが、予約済割当に対する保留割当修正の承認、棄却または取消を行った場合。リソース・マネージャが、プロジェクト・マネージャの承認なしに「予約済」ステータスのリソースを割り当てた場合。この処理を実行するには、プロジェクト割当に対するプロジェクト・リソースの承認権限が必要です。リソース・マネージャが、リソースを「予約済」リソースとして提案した場合。プロジェクト・マネージャがリソースを承認すると、リソースは「予約済」ステータスで割り当てられます。

修正待ち

次のいずれかの状況の場合、割当ステータスは「修正保留中」になります。プロジェクト・マネージャが割当スケジュールを変更した後で、かつ、リソース・マネージャが修正を承認または棄却する前の場合。リソース・マネージャが既存の割当を取り消すか、割当スケジュールを変更した後で、かつ、プロジェクト・マネージャが修正を承認または棄却する前の場合。リソース・マネージャに割当に対するプロジェクト・リソースの承認権限がある場合は、プロジェクト・マネージャの承認は必要ありません。

取消済

次のいずれかの状況の場合、割当ステータスは「取消済」になります。プロジェクト・マネージャが、修正を取り消した後の場合。リソース・マネージャが割当を取り消し、プロジェクト・マネージャがその取消を承認した後の場合。

リソース・マネージャにプロジェクト割当に対するプロジェクト・リソースの承認権限がある場合は、プロジェクト・マネージャの承認は必要ありません。

関連トピック

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プロジェクト・リソース要求ステータス: 説明

プロジェクト・エンタープライズ・リソースのインポート・プロセスプロジェクト・エンタープライズ・リソースのインポート・プロセスは、プロジェクト・エンタープライズ・リソース・インタフェース表(PJT_PRJ_ENT_RES_INTERFACE)にロードされた、サードパーティ・アプリケーションからのデータに基づいてリソースを作成します。

プロジェクト・エンタープライズ・リソースのインポート・プロセスは、次のことを行います。

インタフェース表にロードされたデータに基づいて、Oracle Fusion Project Managementでプロジェクト・エンタープライズ労務リソースまたは経費リソースを検証および作成します。労務リソースのユーザー・アカウントを作成します。デフォルト・プロジェクト・ロールを労務リソースに割り当てます。出力レポートで無効なリソースのプロセス例外をレポートします。

リソースをインポートするには、次の手順を実行します。

1. プロジェクト・エンタープライズ・リソース・インポート・テンプレートまたはプロジェクト・エンタープライズ経費リソース・インポート・テンプレートのマクロ対応Excelワークブックを使用して、ロードおよびインポートのためにデータを準備します。

2. テンプレートのCSVファイルの生成をクリックし、インタフェース表にロードするためのワークシートを作成します。オプションで、Excelテンプレートを使用せずに、手動でCSVファイルを作成します。

3. 「スケジュール済プロセス」ページで、「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」プロセスを実行し、次に「プロジェクト・エンタープライズ・リソースのインポート」プロセスを実行します。

ファイル・ベース・データ・インポートの詳細は、「Oracle Project Portfolio Management Cloudのファイル・ベース・データ・インポート」を参照してください。

プロジェクト・エンタープライズ・リソースのインポート実行レポートプロジェクト・エンタープライズ・リソースのインポート実行レポートは、リソースのインポート時に発生した成功トランザクションおよびエラーの数の要約を示します。レポートにエラー・メッセージがある場合は、次のことを行います。

1. 各リソースのエラー・メッセージの詳細をレビューして問題を修正します。2. CSVファイルで修正したデータをインタフェース表に再度ロードします。3. 「プロジェクト・エンタープライズ・リソースのインポート」プロセスを再発行します。

関連トピック

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Oracle Cloudの外部データ統合サービス: 概要Oracle Project Portfolio Management Cloudのファイル・ベース・データ・インポート

プロジェクト・エンタープライズ・リソースの原価レートおよび請求レートの修正: 手順プロジェクト・アプリケーション管理者は、プロジェクト・エンタープライズ労務リソースのリソースの原価レートおよび請求レートを修正できます。

1人のリソースのレートの修正1人のリソースの原価レートおよび請求レートを修正する手順は、次のとおりです。

1. 「プロジェクト・エンタープライズ・リソースの管理」ページでリソースを選択します。2. 「編集」をクリックし、「プロジェクト・エンタープライズ・リソースの編集」ウィンドウを開きます。

複数のリソースのレートの修正複数のリソースの原価レートおよび請求レートを修正する手順は、次のとおりです。

1. 各リソースを選択し、「プロジェクト・エンタープライズ・リソースの管理」ページの「リソースの修正」をクリックします。

2. 「リソースの修正」ウィンドウで、「リソース属性」ドロップダウン・リストから一方または両方のレート・タイプを選択します。

3. 「コスト・レート」および「請求レート」フィールドに新しいレートを入力し、「保存してクローズ」をクリックします。「リソースの修正」ウィンドウにリストされているすべてのリソースに新しいレートが適用されます。

注意: 「リソースの修正」ウィンドウで通貨を変更することはできません。

ビジネス・ユニットのすべてのリソースの原価レートの修正プロジェクト財務管理アプリケーションを使用する場合は、次の手順でビジネス・ユニットのすべてのリソースの原価レートを修正できます。

1. 「プロジェクト・エンタープライズ・リソースの管理」ページでリソースを選択します。2. 「処理」メニューから「リソース・コスト・レートの更新」を選択します。3. ビジネス・ユニット、リソース区分レート・スケジュールおよび有効レート基準日を選択します。4. 「リソース・コスト・レートの更新」をクリックしてプロセスを実行し、選択したレート・スケジュールを使用して、ビジネス・ユニット内のすべてのプロジェクト・エンタープライズ・リソースのコスト・レートを更新します。

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注意: 「プロジェクト・エンタープライズ・リソースのリソース・レートの更新」プロセスは、従業員および派遣就業者に対してのみコスト・レートを更新します。

プロジェクト要員配置プランの定義に関するFAQ

プロジェクト・マネージャは、プロジェクトにリソースを直接割り当てることができますか。はい。プロジェクトへのプロジェクト・リソースの割当権限を持つプロジェクト・マネージャは、次のことが可能です。

計画リソースに対する確認済割当の作成確認済リソース割当のスケジュールの更新

プロジェクトの経費リソースを置換できますか。はい。「プロジェクト・リソースの管理」ページで、経費リソースを別の経費リソースに置換できます。また、この処理によって、プロジェクトのすべてのタスク割当で元のリソースが新しいリソースに置換されます。

注意: プロジェクトの経費リソースを置換しても、経費金額は変更されません。

プロジェクトからリソースを直接要求できますか。はい。計画リソースに対して、「プロジェクト・リソースの管理」ページからプロジェクト・リソース要求を直接作成できます。たとえば、プロジェクト・プランニングのときにエンジニア・リソースを計画リソースとして追加できます。その後、作業を開始する際に、エンジニアをプロジェクトに割り当てる要求を作成できます。

次の条件が満たされている場合は、リソースに対して「リソース要求の作成」処理を実行できます。

リソース・タイプが「労務」割当ステータスが「計画」割当に「日付: 自」および「日付: 至」がある

「プロジェクト・リソースの管理」ページから複数のプロジェクト・リソース要求を作成できます。複数の計画リソースを選択し、「リソース要求の作成」をクリックすると、アプリケーションによって、選択したリソースごとに要求が作成されます。

プロジェクト・リソース検証の問題を診断するにはどうすればよいですか。プロジェクト・リソース検証診断テストは、「設定およびアクション」→「トラブルシューティング」→「診断テ

メニューから実行して、特定のプロジェクトまたはすべてのプロジェクトに有効なプロジェクト・リ

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ストの実行」ソースおよびリソース配賦があるか、プロジェクト・ロールが存在するか、プレースホルダ・リソースがプロジェクト・リソース要求に関連付けられているか、経費リソースが有効であるかどうかを確認します。テストによって、5つの適格性パラメータの結果を示したレポートが生成されます。

プロジェクト・エンタープライズ・リソース・テストで、プロジェクト・リソースが有効なプロジェクト・エンタープライズ・リソースであることを確認します。プロジェクト・ロール設定テストで、プロジェクト・ロールが存在することを確認します。労務リソース配賦テストで、次のことを確認します。プロジェクト・リソースに有効な配賦率があること。リソース割当の開始日と終了日は、プロジェクト日付の範囲内に存在すること。すべてのプロジェクト・リソース配賦率は、ゼロより大きく、結果として1日24時間以下でリソースが割り当てられていること。すべてのプロジェクト・リソースに有効なプロジェクト・ロールが割り当てられていること。プレースホルダ・リソースのプロジェクト・リソース要求テストで、次のことを確認します。リソース要求に関連付けられたプレースホルダ・リソースが、「要求済」ステータスであること。リソース要求に関連付けられた「計画済」ステータスのプレースホルダ・リソースが存在しないこと。経費リソース・テストで、プロジェクト経費リソースに、パーセント割当、従事、請求レート、原価レート、プロジェクト・ロール、Eメール、開始日および終了日の値がないことを確認します。

プロジェクト・リソース要求で使用するプロジェクトまたはタスクの開始日および終了日を参照するにはどうすればよいですか。プロジェクトの開始日と終了日は、プロジェクト・マネージャ・ダッシュボードの「自分のプロジェクト」リージョンで参照します。タスクの開始日と終了日は、「プロジェクト・プランの管理」ページで参照します。

1つのプロジェクトのみに制限されたリソースを作成するにはどうすればよいですか。「プロジェクト・リソースの管理」ページに新しいリソースを追加して、「プロジェクト・エンタープライズ・リソースの作成」ウィンドウで「プロジェクト固有リソース」チェック・ボックスを選択します。たとえば、非公開の契約者を自分のプロジェクトに追加するが、その契約者を他のプロジェクトでは使用しない場合、リソースをプロジェクト固有リソースとして作成します。

異なるレートでリソースがプロジェクトに複数回配賦されるとどうなりますか。最も高いレートを使用してリソースの原価金額と請求金額を計算します。

プロジェクト・エンタープライズ労務リソースとプロジェクト固有リソースは何が違いますか。プロジェクト・エンタープライズ労務リソースは、複数のプロジェクトに割り当てることができます。OracleFusion Project Resource Managementでプロジェクト・エンタープライズ労務リソースの稼働状況および要員配置を管理する場合、このリソースは、プロジェクト・リソース要求を遂行するために適しています。プロジェクト・エンタープライズ労務リソースに対して「リソース空き状況および要員配置の管理」オプションを選択し、後でこの

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オプションを選択解除できます。ただし、管理対象のプロジェクト・エンタープライズ労務リソースをプロジェクト固有リソースに変更することはできません。

プロジェクト固有リソースは、1つのプロジェクトのみに割り当てることができ、後でプロジェクト参照を異なるプロジェクトに変更できます。プロジェクト固有リソースに対して「リソース空き状況および要員配置の管理」オプションを選択することはできません。ただし、プロジェクト参照を削除して、リソースをプロジェクト・エンタープライズ労務リソースに変更すれば、「リソース空き状況および要員配置の管理」オプションを選択できます。

リソースの原価レートと請求レートを参照できないのはなぜですか。プロジェクトでリソース・レートが表示されるには、レートが「プロジェクト・エンタープライズ・リソースの管理」設定ページでリソースに対して定義されており、リソース・レート通貨がプロジェクト通貨に一致している必要があります。「計画」ステータスのリソースでは、特定のプロジェクトのみに適用されるレートをそのプロジェクトで直接編集できます。「確認済」または「予約済」ステータスのリソース、または保留割当修正のあるリソースでは、レートをその割当で直接編集できます。プロジェクトまたは割当でのレートの変更は、リソース定義のレートに影響を与えません。

関連トピック

プロジェクト・エンタープライズ労務リソースの原価レートと請求レート: 説明

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プロジェクト実行管理の使用

5 プロジェクト成果物の定義この章の内容は次のとおりです。

プロジェクト成果物: 説明プロジェクト成果物の定義に関するFAQ

プロジェクト成果物: 説明プロジェクト成果物とは、プロジェクトまたはタスクの完了時に産出されるアウトプットです。成果物は外部の契約上の責任を果たすため、または内部で計画した活動を遂行した結果として生じる場合があります。

注意: 成果物を作成、更新または所有するには、プロジェクト・エンタープライズ労務リソースである必要があります。

次の項では、成果物の作成および管理の方法、成果物を要件、プロジェクトおよびタスクに関連付ける方法について説明します。

成果物の作成および管理次の表は、成果物を管理する際に入力および更新する重要な属性について説明しています。

属性 説明

成果物タイプ

成果物を分類およびレポートします。カスタム成果物タイプを作成するか、事前定義済の値を使用できます。

優先度 作業に対して予想される影響に応じて、高、中、低の優先度を割り当てます。

ステー 成果物のステータスを指定します。有効なステータスは、「新規」、「作業中」および「クローズ済」で

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タス す。

添付 オプションで、成果物に1つ以上の添付を追加します。成果物が文書またはその他の関連情報である場合は、添付が実際のアウトプットである場合もあります。

タスクおよび要件と成果物の関連付け1つ以上のタスクまたは要件と成果物を任意のレベルで関連付けます。タスクまたは要件に既存の成果物を関連付けるか、タスクまたは要件に成果物を直接作成します。「新規」ステータスの成果物は、タスクまたは要件に関連付けられていない場合は削除できます。

プロジェクト成果物の定義に関するFAQ

成果物の名前と短縮名は何が違いますか。成果物に対する150文字までの一般的な説明を記述する場合は成果物の名前を使用します。

レポートで成果物を識別するためには、30文字までの短縮名を指定します。

関連付けられている要件からプロジェクトおよびタスクの成果物を継承することはできますか。いいえ。要件に関連付けられている成果物は、その要件に対して作成されるタスクに自動的には関連付けられません。タスクに対する要件の関連付けとは独立して、タスクに成果物を関連付けてください。

成果物を削除できますか。はい。「新規」ステータスの成果物は、タスク、バックログ項目または要件に関連付けられていない場合は削除できます。

タスクに関連付けられている成果物を削除できますか。いいえ。削除できるのは、「新規」ステータスでタスクに関連付けられていない成果物のみです。成果物とタスクの関連付けは解除できます。

別のプロジェクト・チーム・メンバーが作成した成果物を参照できますか。いいえ。プロジェクト・チーム・メンバーは、自分が所有するか自分で作成した成果物のみを参照できます。プロジェクト・マネージャは、自分のプロジェクトに関連付けられたすべての成果物を参照できます。

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成果物を複製するとどうなりますか。タスクおよび要件との関連付けを含むすべての情報が複製されます。ただし、添付は複製されません。複製された成果物のステータスは、「新規」に設定されます。

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プロジェクト実行管理の使用

6 プロジェクト・タスクの実行および成果物この章の内容は次のとおりです。

タスク管理: 説明iPhoneでのタスクの管理: 手順Android携帯でのタスクの管理: 手順モバイルでの時間の入力: 手順成果物通知: 説明プロジェクト・タスクの実行および成果物に関するFAQ

タスク管理: 説明チーム・メンバー・ダッシュボードで、および自分が作成したタスク、自分がリソースであるタスク、フォローするタスクの「自分の作業」作業領域で、チーム・メンバーとコラボレーションします。処理項目、To-Doタスク、マイルストン・タスクおよびプロジェクト・タスクをレビューして編集できます。

タスク・タイプに応じて、タスクの次の属性を表示および編集できます。

タスク・リストタスクの詳細および進捗フォロワタスクの依存関係および成果物Oracle Social Networkの最近のタスク・アクティビティおよびタスク関連の会話

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タスク・リスト「タスクの管理」ページのタスク・リストには、作業するように割り当てられているタスクおよびフォローするタスクが表示されます。プロジェクト、優先度、日付、タスク・タイプ、タグおよび例外によってタスクをフィルタリングします。

タスク・リストからタスクを作成します。新規タスクはデフォルトでTo-Doタスクになります。プロジェクトのチーム・メンバーである場合は、「タスクの管理」ページでタスクを編集して、既存のプロジェクトにタスクを追加できます。

タスクの詳細および進捗タスクの詳細をレビューしてタスクの進捗を入力します。次の表で、各属性について説明します。

タスク・タイプ

タスク属性 説明

プロジェクト、To-Doタスク

開始日

タスクの計画開始日。

プロジェクト、To-Doタスク、処理項目

終了日

タスクの計画終了日。

プロジェクト プロジェクト

タスクに関連付けられたプロジェクトの名前。

すべて 作成者

タスクを作成したチーム・メンバーの名前。

プロジェクト、To-Doタスク、マイルストン

優先度

タスクに割り当てられている優先度。

すべて リソース

タスク全体の管理を担うチーム・メンバー。

注意: タスクに複数のリソースが存在する場合は、プライマリ・リソースのみがタスクを編集したり、進捗を入力できます。リソース・リストを編集できるのは、プロジェクト・マネージャのみです。

プロジェクト 合計計画時間

タスクを完了するために計画された合計時間数。

プロジェクト 提案済工数

リソースによって提示された、タスクを完了するために必要な改訂合計時間数。

注意: 提案済工数が「プロジェクト管理実装オプションの定義」ページの「進捗例外」セクションの「計画時間増加」で定義された値を超える場合、プロジェクト・マネージャは、提案をレビューする必要があります。

プロジェクト 実績作業時間

タスクで作業した合計時間数。

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プロジェクト 残りの時間数

個人がタスクを完了するために必要な合計見積時間。

プロジェクト 完了率

タスクで作業した合計計画時間の比率。タスクの作業完了率は次の式で計算されます。完了率 = 実績作業時間数 / 合計計画時間

プロジェクト 配賦 タスクで作業することを計画している合計時間の比率。

フォロワフォロワとは、タスクの作業はしていないが、タスクの進捗のレビューに関心がある人のことです。リソースおよび他のフォロワのみがタスクにフォロワを追加できます。リソースが別のチーム・メンバーにタスクを割り当てると、アプリケーションによって、元のリソースは自動的にフォロワに変更されます。

タスクの依存関係および成果物プロジェクト・タスクには、ピア・タスク、タスクの依存関係および成果物を設定できます。

ピア・タスクは自分のタスクと同じプロジェクト・タスク階層に存在します。依存関係とは、タスク間の関係のことです。タスクがプロジェクト・プランにリンクされている場合、後続タスクの作業を始める前に、先行タスクが終了している必要があります。既存の成果物を表示するか、成果物をタスクに追加します。成果物は外部の契約上の責任を果たす必要、または内部で計画した活動を実現する必要の結果として生じる場合があります。

Oracle Social Networkとの統合「タスクの管理」ページからOracle Social Networkにアクセスして、タスク関連の会話およびアクティビティをレビューします。

Oracle Social Networkで共有されるタスクの次のイベントを表示できます。

タスク作成日成果物の変更ステータスの更新リソースの変更開始日および終了日の変更計画開始日および計画終了日の変更依存関係の変更フォロワの変更

関連トピック

プロジェクト成果物: 説明

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関連付けられている要件からプロジェクトおよびタスクの成果物を継承することはできますか。自分に割り当てられたタスクを完了するために、プロジェクト・チームとコラボレーションするにはどうすればよいですか。タスク進捗の入力: 例

iPhoneでのタスクの管理: 手順Oracle PPM Cloudモバイル・アプリケーションを使用して、出先でタスクを管理します。Apple App StoreでOraclePPM Cloud Mobileアプリケーションを検索してダウンロードします。

モバイル・アプリケーションを使用して、次のことを実行できます。

タスクの表示、編集および進捗の入力タスクの作成およびTo-Doタスクのプロジェクト・タスクへの変換フォローしているタスクおよび最近完了したタスクの表示プロジェクト・タスクおよび文書でのソーシャルなコラボレーション

アプリケーションへのサインインアプリケーションにサインインするには:

1. モバイル画面でPPM Cloudアイコンをタップします。2. タップしてアカウントを追加フィールドをタップします。3. 「アカウント名」フィールドにアカウント名を入力します。4. 「サーバーURL」フィールドにサーバーURLを入力します。サーバーURLの書式は、https://<server

name>/projectsManagement/rest/v1です。5. 「ログインに進む」をタップします。6. ユーザー名とパスワードを入力します。7. 「ログイン」をタップします。

終了済としてのタスクのマークチーム・メンバーは、タスクで作業を完了したときに、タスクを終了済としてマークできます。モバイル・アプリケーションでタスクを終了済としてマークするには:

1. ユーザー名およびパスワードを使用してモバイル・アプリケーションにサインインします。2. 「詳細」アイコンをタップします。3. 「自分のタスク」をタップします。「自分のタスク」ページで、現在のタスクのリストをレビューできます。

4. 終了済としてマークするタスクの横にある「矢印」アイコンをタップします。5. 「完了」をタップします。このタスクは、アプリケーションによって「自分の完了済タスク」ページに移動されます。

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タスクの作成モバイル・アプリケーションで作成するすべてのタスクは、デフォルトでTo-Doタスクになります。タスクを作成するには:

1. 「作成」アイコンをタップします。タスク名を入力します。2. キーボードのリターン・キーをタップしてタスクを保存します。3. タスク名をタップしてタスク詳細を開きます。4. 「編集」アイコンをタップします。タスクに必要なプロジェクトを選択することで、To-Doタスクをプロジェクト・タスクに変更できます。

5. 「プロジェクト」フィールドをタップし、スクロールして、タスクに関連付けるプロジェクトを見つけます。

6. 開始日および終了日を入力します。開始日および終了日を入力するたびに、「完了」をタップします。7. 「保存」アイコンをタップします。タスク・リストをリフレッシュし、リストをプルダウンしてプロジェクト名を表示できます。

プロジェクト・タスクの進捗の入力プロジェクト・タスクごとに個別に進捗を入力できます。タスクの進捗を入力するには:

1. タスク名をタップしてタスク詳細を表示します。2. 「開始済としてマーク」アイコンをタップします。確認メッセージ・ウィンドウで「OK」をタップします。

3. 「完了率」フィールドに任意の値を入力することもできます。タスクを開始済としてマークすると、アプリケーションによってデフォルト値の25%が割り当てられます。

Oracle Social Networkの会話へのアクセスOracle Social Networkを使用して会話し、タスクの進捗について他のチーム・メンバーに知らせることができます。Oracle PPM Mobileにサインインしてこの機能を使用する前に、ソーシャル・ネットワークにサインインします。Web UIを使用して会話を開始してから、モバイル・アプリケーションを使用して会話にアクセスする必要があります。Oracle Social Networkの会話にアクセスするには:

1. 会話を開始する対象のタスクを「自分のタスク」ページから選択します。2. 「会話のオープン」アイコンをタップします。「会話のオープン」をタップします。3. チーム・メンバーと共有するノートを書き込み、「投稿」をタップします。

Android携帯でのタスクの管理: 手順チーム・メンバーは、AndroidデバイスでOracle PPM Cloud Mobileアプリケーションを使用して、出先でタスクを管理できます。アプリケーションをダウンロードするには、Google Play StoreでOracle PPM Cloud Mobileアプリケーションを検索してダウンロードします。コラボレーション機能を使用するには、Oracle Social Networkモバイル・ア

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プリケーションを別途ダウンロードする必要があります。

アプリケーションを使用して、次のことを実行できます。

タスクの進捗の表示、編集および入力To-Doタスクの作成および更新プロジェクト・タスクでのソーシャルなコラボレーションフォローするプロジェクト・タスクおよびTo-Doタスクの表示

アプリケーションへのサインインアプリケーションにサインインするには:

1. モバイル画面でPPM Cloudアイコンをタップします。2. 「設定」をタップします。3. 「ホスト」および「ポート」の値を入力します。「ホスト」フィールドには、<<host

name>>.us.oracle.comとして値を入力します。たとえば、ppmapps64-fd-ext.us.oracle.comです。4. 「保存」をタップします。5. ユーザー名とパスワードを入力します。6. 「ログイン」をタップします。

開始済または終了済としてのタスクのマークタスクのプライマリ・リソースは、タスクを開始済または終了済としてマークできます。まだ開始されていないタスクに対して「開始済としてマーク」オプションを使用でき、処理中タスクに対して「終了済としてマーク」オプションを使用できます。タスクを開始済または終了済としてマークするには:

1. ユーザー名およびパスワードを使用してモバイル・アプリケーションにサインインします。2. シャトルを開き、「自分のプロジェクト・タスク」をタップします。タスクはその期日でソートされて表示されます。

3. タスクを左にスワイプして「開始済としてマーク」アイコンをタップします。デフォルトでは、タスク進捗は25%に設定されます。タスクを完了したときに、処理中タスクを終了済としてマークできます。

4. 処理中タスクを終了済としてマークするには、タスクを左にスワイプして「終了済としてマーク」アイコンをタップします。タスクの進捗は100%に設定されます。

To-Doタスクの作成To-Doタスクを作成するには:

1. シャトルを開き、「自分のTo Doタスク」をタップします。「自分のTo Doタスク」ページにTo-Doタスクが表示されます。

2. タップして入力フィールドにタスク名を入力します。3. リターンを押してタスクを保存します。アプリケーションによって自分が新しいタスクのリソースとして割り当てられます。

自分が作成したTo-Doタスクのみを終了済としてマークできます。To-Doタスクを終了済としてマークするには、

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タスクを左にスワイプして「終了済としてマーク」アイコンをタップします。

タスク進捗の更新プライマリ・リソースは、プロジェクト進捗を更新し、タスクの実績日付を入力できます。タスク進捗を更新するには:

1. 進捗を更新するタスクをタップします。2. 「完了率」アイコンをタップします。完了率の値を指定することで、タスク進捗を更新できます。タスクの実績時間数および残りの時間数を更新することもできます。

3. 「開始日」および「終了日」セクションをタップして、実績開始日および実績終了日を更新します。

Oracle Social Networkの会話の開始Oracle Social Networkを使用して会話し、タスクの進捗についてチーム・メンバーに知らせることができます。WebUIを使用して会話を開始してから、モバイル・アプリケーションを使用して会話にアクセスする必要があります。Oracle PPM Cloud Mobileアプリケーションにサインインする前に、ソーシャル・ネットワークにサインインします。Oracle Social Networkの会話にアクセスするには:

1. 会話する対象のタスクを左にスワイプします。2. 「ソーシャル」アイコンをタップします。3. Oracle Social Networkモバイル・アプリケーションを使用して、タスクのコンテキストで会話にアクセスして会話を続けることができるます。

モバイルでの時間の入力: 手順Oracle PPM Cloudモバイル・アプリケーションを使用して、出先でタイム・カードを入力します。iPhoneの場合はApple App Store、Androidデバイスの場合はGoogle Play Storeで、Oracle PPM Cloud Mobileアプリケーションを検索してダウンロードします。

アプリケーションを使用して、次のことを実行できます。

承認のためにタイム・カードを作成して送信します。頻繁に使用するタイム・カードをコピーし、お気に入りとしてマークします。

次の手順では、iOSデバイスで実行できる標準処理を示します。Androidデバイスでの動作の違いは、該当する場合に記載されています。

サインインアプリケーションにサインインするには:

1. モバイル画面でPPM Cloudアイコンをタップします。2. タップしてアカウントを追加フィールドをタップします。

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3. 「アカウント名」フィールドにアカウント名を入力します。4. 「サーバーURL」フィールドにサーバーURLを入力します。サーバーURLの書式は、https://<server

name>/fuscdrmsmc27-fa-ext.us.oracle.comです。5. 「ログインに進む」をタップします。Androidデバイスでは構成を保存します。6. ユーザー名とパスワードを入力します。7. 「ログイン」をタップします。

タイム・カードの作成モバイル・アプリケーションを使用して、新しいタイム・カードを作成して送信できます。新しいタイム・カードを作成するには:

1. ユーザー名およびパスワードを使用してアプリケーションにサインインします。2. シャトル・アイコンをタップします。「時間のレポート」をタップします。アプリケーションに現行週が表示されます。

3. 時間を入力する日付を選択し、画面の下から上にスワイプします。4. 時間を入力するプロジェクトを選択します。5. 時間を入力するタスクを選択します。6. 選択したタスクおよび日付に対して時間を入力します。7. タイム・カードを送信するには、「詳細」アイコンをタップし、アクション・シートから「送信」を選択します。

送信したタイム・カードは、マネージャがタイム・カードを承認または棄却した後にのみ更新できます。オフライン時にタイム・カードを送信することもできます。アプリケーションによってオンライン時に期間が保存されるので、オフライン時に既存のタスクの時間を入力したり、それらの期間に新しいタスクを追加できます。次回インターネットに接続したときに、新しい時間エントリは同期されます。

注意: モバイル・アプリケーションでは、現在はプロジェクト、タスクおよび支出タイプを含む特定のレイアウトがサポートされています。Webアプリケーションで異なるレイアウトを使用している場合は、レイアウトをモバイル・アプリケーションでサポートされているレイアウトに変更するか、Webアプリケーションを使用してタイム・カードを送信します。

タイム・カードのコピー同じプロジェクトで作業している場合に迅速にレポートするために、ある週から別の週へタイム・カードをコピーできます。タイム・カードをコピーするには:

1. 「自分のタイム・カード」ページにナビゲートします。2. 別の週から時間エントリをコピーする先のタイム・カードを左にスワイプします。3. 「コピー」をタップします。4. 前週から時間エントリをコピーする場合は、アクション・シートで「前週」を選択します。別の週からコピーするには、「その他の週」処理を選択します。

5. 選択した週にコピーされた時間エントリが表示されます。6. 「詳細」アイコンをタップし、アクション・シートから「送信」を選択してタイム・カードを送信します。

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注意: タイム・カード・ページのページ・ヘッダー・リージョンにある「お気に入り」アイコンを使用して、タイム・カードをお気に入りとしてマークできます。これは、頻繁に使用する時間エントリを識別するために役立ちます。

以前のタイム・カードから時間エントリをコピーする際に、実績時間数もコピーできるようになりました。

成果物通知: 説明成果物通知によって、自分に割り当てられた成果物、完了した成果物、成果物所有権の変更、および新しいタスクに割り当てられた成果物についての情報が提供されます。通知では、日常的に管理しているプロジェクトまたはタスクの完了した成果物に関する成果物の作成者、プロジェクト・マネージャおよび成果物の割当先についての情報も提供されます。成果物が再割当されると、古い所有者と新しい所有者の両方に通知されます。

成果物通知は、成果物を更新した個人のEメールを使用して送信されます。

注意: プロジェクトで複数のロールを持っていても、1つの通知が受信されます。自分で行った変更の通知は受信されません。

成果物通知の設定プロジェクト・マネージャ・ダッシュボードまたはチーム・メンバー・ダッシュボードの「自分のプロファイル」リージョンで、「Eメール通知設定の編集」をクリックし、「自分が管理しているプロジェクト」または「自分が取り組んでいるプロジェクト」タブにナビゲートして、通知プリファレンスを選択します。

プロジェクト・タスクの実行および成果物に関するFAQ

自分のタスクと自分がフォローするタスクはどう違いますか。「タスクの管理」ページで、タスク詳細の編集およびタスク進捗の入力を行うことができます。タスクに複数のリソースが存在する場合は、プライマリ・リソースのみがタスクを編集できます。

タスクをフォローする場合は、タスク詳細およびタスク・アクティビティ・ストリームを表示できます。チーム・メンバーがタスクを変更すると、Eメールの通知が届きます。

リソースが別のチーム・メンバーにタスクを再割当すると、前のリソースは自動的にフォロワになります。

どのようにタスクにフォロワを追加できますか。

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About Oracle | Contact Us | Legal Notices | Terms of Use | Your Privacy Rights | Copyright © 2011, 2018, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.

タスクに割り当てられているすべてのリソースは、フォロワを追加できます。「タスクの管理」ページにフォロワの名前を入力します。

リソースが別のチーム・メンバーにタスクを割り当てると、前のリソースは自動的にフォロワになります。

自分のタスク・リストから新しいタスクを作成するとどうなりますか。「タスクの管理」ページで作成するタスクはTo-Doタスクなので、プロジェクトに関連付けられていません。

プロジェクトのチーム・メンバーである場合は、To-Doタスクを編集してプロジェクトに割り当てることができます。タスクはプロジェクトの最上位レベルのタスクになります。

タスクを編集できないのはなぜですか。タスクのフォロワだからです。タスクを編集できるのはプライマリ・リソースのみです。

タスクの依存関係および成果物を表示できないのはなぜですか。タスクがTo-Doタスクです。ピア・タスク、依存関係および成果物を設定できるのはプロジェクト・タスクのみです。

「タスクの管理」ページで使用できるのはどのタスクですか。タスクにリソースまたはフォロワが存在する場合は、「タスクの管理」ページのタスク・リスト内のタスクを使用できます。

どのようにすれば自分のすべてのタスクのアクティビティを表示できますか。「自分の作業」ページの「タスクの管理」タブをオープンします。「自分のタスク」サブタブに、プロジェクト、タスク・タイプ、および今日または将来に作業がスケジュールされているタスクなど、様々な属性でフィルタリングできる自分のすべてのタスクのリストが表示されます。

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Cloud / Software as a Service (SaaS) / Project Portfolio Management / 19a

プロジェクト実行管理の使用

7 プロジェクト進捗の追跡この章の内容は次のとおりです。

チーム・メンバーからのタスクの進捗の取得タスク変更に対する提案: 考慮する点プロジェクト・マイルストン: 説明プロジェクト進捗の追跡に関するFAQ

チーム・メンバーからのタスクの進捗の取得作業の管理

視聴: このビデオ・チュートリアルでは、リファレンスの単一レコードを使用するすべての作業を管理する方法を説明しています。このビデオの内容はテキスト・トピックでも説明しています。

タスク進捗の入力: 例チーム・メンバーは、タスクの進捗を入力し、タスクの実績工数と実績開始日および実績終了日を入力できます。

プロジェクト・アプリケーション管理者は、「設定および保守」作業領域で「プロジェクト管理実装オプションの定義」タスクから、「チーム・メンバーは、計画工数を超過または下回る実績時間数または残りの時間数をレポートできます」オプションを有効にする必要があります。このオプションによって、チーム・メンバーは計画値とは別に実績値を入力できます。

注意: この機能を有効にした後は無効にすることはできません。

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プロジェクト・マネージャは、「プロジェクト・プランの管理」ページで進捗を直接入力できます。チーム・メンバーは、次のいずれかのソースでタスクの進捗をレポートできます。

チーム・メンバー・ダッシュボードの「クイック進捗」リージョン「タスクの管理」ページOracle PPM Cloud Mobileアプリケーション

プロジェクト・アプリケーション管理者は、特定のプロジェクト・ステータスに対してのみチーム・メンバー別の進捗レポートを有効にすることができます。プロジェクトがチーム・メンバーの進捗レポートが有効でないステータスの場合、チーム・メンバーは、「クイック進捗」リージョンまたは「タスクの管理」ページで自分のタスクを参照できません。

チーム・メンバー・ダッシュボード

チーム・メンバー・ダッシュボードの「クイック進捗」リージョンを使用して、開始済または終了済にタスクおよび処理項目をマークします。

プロジェクト・タスクのプライマリ・リソースでない場合、「クイック進捗」リージョンにタスクは表示されません。プロジェクト・タスクの進捗を入力できるのは、プライマリ・リソースのみです。

「タスクの管理」ページ

「自分の作業」作業領域の「タスクの管理」ページにタスクの進捗を入力します。タスクの処理メニューから「開始済としてマーク」および「終了済としてマーク」処理を使用して、タスクを開始済または終了済としてマークします。タスクを開始済または終了済としてマークするか、部分的な完了率を入力すると、アプリケーションによって実績時間数および実績日付が次の表に示すように計算されます。実績日付および工数を入力するには、タスク名をクリックします。「進捗」セクションに値を入力し、それをページの「計画」セクションに表示されている計画値と比較できます。進捗の計算時に、アプリケーションによって実績時間数および実績日付がプロジェクト・プランの計画値と比較され、プロジェクト管理ダッシュボードの「進捗」インフォレットでプロジェクト・マネージャに進捗が表示されます。

タスク・タイプ 属性 説明

プロジェクト 開始済としてマーク

クリックすると、タスクの完了率の値が自動的に25%に更新されます。

処理項目、マイルストン、プロジェクト、To-Doタスク

終了済としてマーク

クリックすると、タスクの完了率の値が自動的に100%に更新されます。マイルストン・タスクは、終了済としてのみマークできます。

プロジェクト 提案済工数

「進捗の入力」ボタンをクリックし、「工数の改訂」オプションをクリックして提案済工数時間数を入力します。

注意: 「工数合計」フィールドに示されている時間より多い時間または少ない時間を要する場合にのみ、提案済工数を入力してください。提案済従事が「計画時間増加」実装オプションで定義された値を超える場合、プロジェクト・マネージャは、提案をレビューする必要があります。

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プロジェクト 実績作業時間数

タスクで作業した合計時間数を入力します。

プロジェクト 完了率

タスクで作業した合計計画時間の比率を入力します。

次の項では、計画値とは別に実績値および残りの値を更新したときの影響を示します。

実績値の更新

次の表は、計画工数および計画日とは別に、実績工数、実績開始日および実績終了日を更新する場合のシナリオを示しています。タスクは1月5日に開始されるようにスケジュールされており、現在の日付は1月4日であるとします。次の表は、タスクは最初はまだ開始されておらず、その後、あらかじめ想定されたよりも1日遅れて開始された場合のシナリオを示しています。リソースは、タスクでの作業を終了するにつれて実績工数を更新します。最終的にリソースがタスクを終了したときに、実績工数は計画工数を8時間超えています。リソースは、毎日8時間作業します。

計画の時間単位の工数

実績工数(時間数)

進捗更新日

計画開始日

現行開始日

実績開始日

計画終了日

現行終了日

実績終了日

残りの工数

完了率

40 なし 1月4日 1月5日 1月5日 なし 1月9日 1月9日 なし 40 0

40 8 1月6日 1月5日 1月6日 1月6日 1月9日 1月10日 なし 32 20

40 24 1月8日 1月5日 1月6日 1月6日 1月9日 1月10日 なし 16 60

40 48 1月11日 1月5日 1月6日 1月6日 1月9日 1月11日 1月11日 0 100

チーム・メンバーからのタスクの進捗の取得に関するFAQ

自分に割り当てられたタスクを完了するために、プロジェクト・チームとコラボレーションするにはどうすればよいですか。

「タスクの管理」ページの「ソーシャル」リンクを使用して、タスク関連の問題についてチーム・メンバーと会話できます。「ソーシャル」リンクは、Oracle Social Network Cloud Serviceとの統合を有効にしている場合に使用できます。

次の例を考えてみます。あなたは、コンサルタントで、顧客のためにソフトウェアを実装するプロジェクトのチーム・メンバーです。あなたは、プロジェクト・マネージャから、顧客のレガシー・データを新しいアプリケーションに移行するタスクを割り当てられました。レガシー・アプリケーションを操作するのは初めてで、使用可能なサービスについて疑問があります。次の方法で、チーム・メンバーとコラボレーションできます。

1. 会話を作成し、このプロジェクトのプロジェクト・マネージャや他のコンサルタントにディスカッションへの参加依頼をします。

2. レガシー・アプリケーションに関する経験が豊富な自社の他のコンサルタントにも参加依頼をします。

会話の参加者は、自らの意見を述べ、情報を提供し、文書をアップロードします。情報は、参加者全員が同じ部屋で共同作業をしているように共有されます。

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関連トピック

ソーシャル・ネットワーキングは自分のジョブにどのように関わっていますか。

タスク変更に対する提案: 考慮する点プロジェクト・マネージャは、チーム・メンバーが進捗を入力する際に提案する、タスクに対する特定の変更をレビューする必要があります。プロジェクト・マネージャは、変更を受け入れるかどうかを決定する前に、提案されているタスク変更の影響を見るために、プロジェクト・プランに変更がどのように影響するかをプレビューできます。

プロジェクト・マネージャは、プロジェクト・プランに対する影響をプレビューした後、提案されているタスク変更を受入、保存、拒否または取消できます。

ヒント: プロジェクト・マネージャは、影響をプレビューした後に、「タスク例外の管理」ページからタスク変更を受入または拒否することもできます。

受入影響に同意する場合は、提案されている変更を受け入れます。変更を受け入れると、タスクに対して提案されている日付で現在の日付が置き換わります。タスクおよびプロジェクトの進捗および期間が、アプリケーションにより再計算されます。プロジェクト・プランに更新を適用するには、変更を保存する必要もあります。

別の方法として、チーム・メンバーが提案した日付とは別の日付に提案日付を変更することもできます。

拒否元の計画日付を保持して、提案された変更を棄却する場合は、提案された変更を拒否します。変更を拒否すると、提案された日付が元の日付で置き換えられ、タスクに対する変更が無視されます。元の値を使用してプロジェクト・プランの進捗および期間が、アプリケーションにより再計算されます。

取消変更を受け入れずにプロジェクト・プランに戻るには、提案された変更を取り消します。変更を取り消すと、提案日および計画日の値は変更されません。

保存計画日付を提案日付で置き換え、プロジェクト・プランに変更を保存するには、提案された変更を保存します。

関連トピック

タスク例外の管理: 説明

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プロジェクト・マイルストン: 説明マイルストンとは、プロジェクトの重要なイベントの完了をマークする参照ポイントです。マイルストン・タスクを使用して、プロジェクト・ステージまたは主なプロジェクト成果物の完了、主な決定ポイントまたは承認ポイントを追跡します。

ユーザー職責次の表は、マイルストンのユーザー職責を示しています。

ユーザー 職責

プロジェクト・マネージャ プロジェクト・プランのマイルストンを作成します。マイルストンに依存関係を割り当てます。マイルストンを終了済とマークします。様々なステータスでマイルストンを表示します。

チーム・メンバー マイルストンを終了済とマークします。

ステータス次に、マイルストンの様々なステータスを示します。

期限超過: 終了日を過ぎたマイルストン。リスクあり: 先行タスクに例外があるため、予定どおりに完了できないマイルストン。次回: 完了の期限が今後12か月のマイルストン。完了: 終了したマイルストン。予定解除: 終了日のないマイルストン。

マイルストンの処理次の表に、様々な処理、処理を実行できるユーザーおよび処理を実行する場所を示します。

処理 ユーザー・ロール 場所

マイルストンの作成

プロジェクト・マネージャ 「プロジェクト・プランの管理」ページ

マイルストンへの終了日の割当

プロジェクト・マネージャ

注意: タスク作成者は、マイルストン・タスクに終了日を割り当てることができます。ただし、チーム・メンバーは、マイルストンの開始日または終了日を編集できません。タスク作成者がマイルストン・タスクの終了日を入力すると、開始日は自動的に同じ日付で更新されます。

「プロジェクト・プランの管理」ページ

マイルストンを終了済

プロジェクト・マネージャ 「自分の作業」作業領域の「タスク

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としてマーク

の管理」ページチーム・メンバー・ダッシュボードの「クイック進捗」および「新規アクティビティ」リージョン「プロジェクト・プランの管理」ページの「完了率」列

ヒント: 「完了率」列に100を入力します。

「プロジェクト・マイルストン」ページ

チーム・メンバー 「自分の作業」作業領域の「タスクの管理」ページチーム・メンバー・ダッシュボードの「クイック進捗」および「新規アクティビティ」リージョン

ステータスによるマイルストンのフィルタリング

プロジェクト・マネージャ 「プロジェクト・マイルストン」ページ

プロジェクト進捗の追跡に関するFAQ

プロジェクト・プランにないプロジェクト・タスクの進捗を報告するにはどうすればよいですか。進捗を入力するときに、プロジェクトに新規タスクを作成します。新規タスクに実績時間を入力してください。

この方法では、一度に1つのタスクのみを追加できます。進捗の入力時にタスクを作成する場合、タスク階層は選択できません。

プロジェクトにタスクを作成できないのはなぜですか。チーム・メンバーが新規タスクをプロジェクトに作成できるのは、プロジェクトに割り当てられている場合、またはプロジェクトがチーム・メンバー別の進捗レポートが有効であるステータスの場合のみです。作成したタスクを

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他のチーム・メンバーに割り当てることはできません。

プロジェクトのすべてのタスクの進捗を表示できないのはなぜですか。プロジェクト・マネージャは、プロジェクトのタスク例外から進捗レビューにアクセスできます。プロジェクトで例外がある最下位レベルのタスクのみが表示されます。

「クイック進捗」リージョンで、自分のタスクを表示できないのはなぜですか。タスクのプライマリ・リソースでない場合、またはプロジェクトがチーム・メンバーの進捗レポートが有効でないステータスの場合、「クイック進捗」リージョンでタスクを表示できません。プライマリ・リソースでない場合は、「タスクの管理」ページからタスクを表示および開くことができます。

「タスクの管理」ページに、自分のタスクを表示できないのはなぜですか。プロジェクトの現在のステータスが進捗レポートに対して有効でない場合、「タスクの管理」ページにプロジェクトのタスクを表示できません。

一部のタスクの進捗エントリに例外があるのはなぜですか。チーム・メンバーが、プロジェクト管理実装オプションで定義した進捗しきい値を超える、タスクの計画開始日、計画終了日または計画時間の増加を入力しました。

関連トピック

タスク例外の管理: 説明

タスクを終了済としてマークするにはどうすればよいですか。チーム・メンバー・ダッシュボードの「クイック進捗」リージョンまたは「自分の作業」作業領域の「タスクの管理」タブで「終了済としてマーク」を選択します。タスクを終了済としてマークすると、タスクの進捗は、プロジェクト・プランで自動的に100%に更新されます。

または、「自分の作業」作業領域の「タスクの管理」タブでタスクを選択し、「完了率」フィールドに100の値を入力します。

別の方法として、プロジェクト・プランでタスクを選択し、「完了率」列に100の値を入力します。

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プロジェクト実行管理の使用

8 プロジェクト変更の管理この章の内容は次のとおりです。

変更オーダー: 説明Eメール通知の管理: 手順

変更オーダー: 説明変更オーダーを使用して、提案されたプロジェクトまたは非プロジェクトの変更の影響を作成、管理、解決、実装および伝達します。

プロジェクト・マネージャの場合は、「変更オーダーの管理」ページでタスクを変更オーダーに関連付けることができます。これにより、タスクをより効率的に追跡し、変更オーダーを分析できます。

注意: 変更オーダーに関連付けられているプロジェクトからタスクを削除することはできません。

ユーザー職責プロジェクト・マネージャとチーム・メンバーは、次のユーザー職責を持つことができます。

ユーザー 職責

作成者

変更オーダーを作成して所有者を指定します。

所有

変更オーダーの進捗、解決、実装およびクローズをモニターします。変更オーダーの承認、クローズまたは取消が行われるまで、すべてのステージで関係者にロールを追加して割り

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者 当てます。これには、過去に完了済であるか、まだ作業していないステージの参加者の追加が含まれます。変更オーダーを次または前の論理ステージに移行します。必要に応じて割当済タスクの関係者を削除します。

関係者

割当済タスクを実行します。

ステージとステータス変更オーダーのライフサイクル全体を通じて、変更の進捗を制御できます。どの時点においても、所有者は、任意のステージをスキップし、次に使用可能な処理に対する変更オーダーを送信できます。ただし、承認者が追加されている場合、所有者は、承認ステージをスキップして実装の変更オーダーを送信することはできません。

次の表で、所有者および参加者の主な職責と、変更オーダーの各ステージおよびステータスで次に使用可能な処理について説明します。

変更オーダー・ステージ

変更オーダー・ステータス 説明 使用可能な処理

作成 下書き 作成者が変更オーダーを開始した後のステージおよびステータス。所有者は、変更オーダー詳細を入力し、変更オーダーを査定、レビュー、承認および実装する参加者を割り当てます。

変更オーダーの編集変更オーダーの取消変更オーダーのクローズ変更オーダーの削除影響査定のために送信レビューのために送信承認のために送信実装のために送信

影響分析 進行中 所有者が影響査定の変更オーダーを送信した後のステージおよびステータス。影響を追加する所有者は、デフォルトで査定者として追加されます。査定者は、デフォルトで実装者として追加されます。ただし、所有者は、このロールからそれらを削除できます。査定者は、自分が追加した影響を追加、編集または削除できますが、所有者は、他の参加者の影響も更新できます。

変更オーダーの編集変更オーダーの取消変更オーダーのクローズレビュー

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のために送信承認のために送信実装のために送信完了のマーク(参加者のみ)

レビュー 進行中 所有者がレビューの変更オーダーを送信した後のステージおよびステータス。レビュー担当者は、レビュー・コメントを追加し、添付をアップロードします。

変更オーダーの編集変更オーダーの取消影響査定のために送信承認のために送信実装のために送信完了のマーク(参加者のみ)

承認 進行中 所有者が承認の変更オーダーを送信した後のステージおよびステータス。承認者は、進捗を更新し、承認コメントを提供します。すべての承認者は、所有者が実装のオーダーを送信するか、オーダーをクローズする前にオーダーを承認する必要があります。所有者は、承認者をスキップできません。ただし、所有者は、応答しない承認者を削除できます。

変更オーダーの編集変更オーダーの取消変更オーダーのクローズ影響査定のために送信承認(関係者のみ)棄却(関係者のみ)

承認 承認済 すべての承認者が変更オーダーを承認した後のステージおよびステータス。

影響査定のために送信レビューのために送信実装のために送信変更オー

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ダーのクローズ変更オーダーの取消

承認 棄却済 承認者が変更オーダーを棄却した後のステージおよびステータス。 影響査定のために送信レビューのために送信変更オーダーの取消

実装 承認済 所有者が実装の変更オーダーを送信した後のステージおよびステータス。実装者は、コメントと添付を更新します。

影響査定のために送信レビューのために送信承認のために送信変更オーダーのクローズ変更オーダーの取消完了のマーク(参加者のみ)

クローズ 完了 所有者が変更オーダーをクローズした後のステージおよびステータス。

変更オーダーのクローズ

取消 取消済 所有者が変更オーダーを取り消した後のステージおよびステータス。

変更オーダーの取消

Eメール通知の管理: 手順選択した設定に応じて、新規、オープンおよびクローズまたは完了済のタスク、成果物、課題、処理項目および変更オーダーに対する通知を受信できます。通知には、追加、再割当または完了したオブジェクトのキー・データ(プロジェクト名、優先度、日付、作成者など)が表示されます。

ここで説明するEメール通知の内容は、次のとおりです。

通知設定の有効化通知の受信

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通知設定の有効化Eメール通知設定を使用して、受信する通知を決定します。作業対象のプロジェクトと管理対象のプロジェクトで別々に通知を設定できます。

1. 「プロジェクト・マネージャ・ダッシュボード」または「チーム・メンバー・ダッシュボード」にナビゲートします。

2. 「自分のプロファイル」リージョンで、「Eメール通知設定の編集」をクリックします。「Eメール通知設定の編集」ウィンドウが開きます。

3. 「自分が管理している作業」タブで各カテゴリを展開し、管理するオブジェクトのEメール配信頻度を「日次」または「なし」に設定します。

注意: すべてのプロジェクトのデフォルト設定は「日次」オプションです。4. 「自分が所有している作業」タブで、作業するオブジェクトのEメール配信頻度を「日次」または「なし」に設定します。

通知の受信関連処理を実行すると、Eメール通知が自動的に送信されます。次の表に、処理に基づいた通知の受信者を示します。

処理 通知の受け側

タスクの作成、再割当または完了 所有者プロジェクト・マネージャ作成者(再割当時)

前の所有者(所有権が変更された場合)

課題の作成、再割当または完了 所有者プロジェクト・マネージャ作成者(再割当時)

前の所有者(所有権が変更された場合)

処理項目の作成またはクローズ プロジェクト・マネージャ

成果物の作成、再割当または完了 所有者プロジェクト・マネージャ作成者(再割当時)

前の所有者(所有権が変更された場合)

変更オーダーの作成または再割当 所有者作成者(再割当時)

前の所有者(所有権が変更された場合)

変更オーダーのクローズまたは取消 作成者関係者

変更オーダーの承認、棄却または完了 所有者

関係者の割当または削除 関係者

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About Oracle | Contact Us | Legal Notices | Terms of Use | Your Privacy Rights | Copyright © 2011, 2018, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.

注意: プロジェクト・マネージャは、自分が管理するプロジェクトの日次サマリーも受信します。「プロジェクト更新Eメールの生成」プロセスを使用して、日次ダイジェストを作成します。

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プロジェクト実行管理の使用

9 プロジェクト・パフォーマンスの管理この章の内容は次のとおりです。

スプリント・バーンダウン: 説明スプリント・バーンダウン: 計算方法スプリント・バーンダウンの分析: 例スプリント速度: 計算方法プロジェクト・リソース配賦: 計算方法タスク割当時間数: 計算方法タスク例外の管理: 説明プロジェクト管理の分析プロジェクト・パフォーマンスの管理に関するFAQ

アジャイル・グラフに関するFAQ

スプリント・バーンダウン: 説明プロジェクト・マネージャは、スプリント・バーンダウン・グラフを使用して、スクラム・チームがアジャイル・プロジェクトのスプリントですべての計画バックログ項目を完了できるかどうかを予測できます。スプリント・バーンダウン・グラフでは、プロジェクト・プランのタスクに割り当てられた時間がスプリント期間内に均等に配分されて、理想的な残り時間が計算されます。スクラム・チームは特定の時間数を費やして、特定の数のバックログ項目数を完了します。グラフには、プロジェクト・チームがスプリント内で稼働可能な時間をどのように効果的に費やすかが表示されます。

スプリントで時間がどのように理想的に使用されるかを計測し、プロジェクト・チームが実際に時間を使用する方

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法と比較できます。実際の残り時間と理想的な残り時間がずれている場合は、スプリント内に実際に達成できそうなバックログ項目数を査定する必要があります。これまでのスプリントで予想より進捗が遅かったまたは早かった理由を考慮します。

スプリント・バーンダウン: 計算方法スプリント・バーンダウンを使用して、スクラム・チームがスプリント内で作業を完了するために必要な時間をモニターし、将来のスプリントのために計画済スプリント時間を調整し、理想的な残りの時間数が実際の残りの時間数に近似することを保証します。

スプリント・バーンダウンに影響する設定スプリント・バーンダウン・グラフは、プロジェクト・プランから計画時間数を、チーム・メンバーによってレポートされた進捗から実績時間数を取得します。次の情報を使用できる必要があります。

バックログ項目に関連付けられたタスクのあるプロジェクト・プラン。バックログ項目が作業される時点のスプリント。プロジェクト・タスクの計画時間数。タスクのチーム・メンバーによってレポートされた実績時間数。

スプリント・バーンダウンの計算方法グラフでは、理想と実際の残り時間を計算してスプリント・バーンダウンを示します。

次の図は、実際の残り時間の計算に使用する式を示しています。

次の図は、理想的な残りの時間数の計算に使用する式を示しています。

スプリント・バーンダウン・データの正確性を保証するには、次のようにします。

1. 製品所有者とスクラム・マスターは、「プロジェクト要件」作業領域の「バックログ項目の管理」ページで、スクラム・チーム・メンバーが製品バックログ、スプリントおよびストーリー・ポイントを使用できることを確認する必要があります。

2. プロジェクト・マネージャは、「プロジェクト管理」作業領域でプロジェクト・プランを作成する必要があります。

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3. チーム・メンバーは、「自分の作業」作業領域で定期的に進捗をレポートする必要があります。

スプリント・バーンダウン・グラフのデータは、製品開発中は最新状態である必要があります。スプリント・バーンダウン・グラフのデータが最新であることは、次の方法で保証できます。

チーム・メンバーが日次の進捗を入力した後に毎日実行するように進捗データの取得プロセスをスケジュールします。必要に応じて、処理を使用して進捗データを取得し、リージョンをリフレッシュして最新データを参照します。

スプリント・バーンダウンの分析: 例スプリント・バーンダウンを分析して、アジャイル製品開発の将来のスプリントのプランニングを改善します。スプリント・バーンダウン・グラフは、プロジェクト・プランから計画時間数を、チーム・メンバーによってレポートされた進捗から実績時間数を取得します。アジャイル・スクラム・チームのスプリント・バーンダウンを分析するには、次の情報を使用できる必要があります。

バックログ項目から作成されたタスクのあるプロジェクト・プラン。バックログ項目が作業される時点のスプリント。プロジェクト・タスクの計画時間数。タスクのチーム・メンバーによってレポートされた実績時間数。最新データで更新されたスプリント・バーンダウン・グラフ。

次に示すのは、スプリントの開始時にバックログ項目に割り当てられたストーリー・ポイントに基づいたシナリオの例です。

実績時間数が理想的な時間数より多い場合チームが、スプリント内のタスクに当初計画されたより多くの時間を使用しています。

この図は、実績時間数の残りの線が理想的な残り時間の線より上にあり、2つの線の間の距離が増加していることを示しています。これは、スプリント内に達成できるバックログ項目数を過大評価したため、スプリントで計画したバックログ項目の一部が完了されないことを示しています。これに基づいて、スクラム・マスターと製品所有者は、現在のスプリントで未完了のバックログ項目を次のスプリントに移動し、次のスプリントの開始時にバックログ項目に再度優先度を付ける必要があります。

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理想的な時間よりも時間がかかっている理由として、次のことが考えられます。

複雑さに基づくスプリントの計画バックログ項目数の過小見積。解決に時間がかかった不明な問題。他のチームの成果物との依存関係。

実績時間数が理想的な場合チームは、スプリントのタスクに予想どおりの時間数を使用しています。

この図は、実績時間数の残りの線が理想的な残り時間の線と重なっていることを示しています。これは、計画時間数が正確であるため、チームはスプリントで計画バックログ項目を完了でき、スプリントの終了までに計画時間数を消費することを示しています。

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理想と実際の残り時間の変動は少ないため、スクラム・チームは、バックログ項目の複雑さを正確に査定し、スプリントで作業を完了するために必要な時間数に到達できることがわかります。

実績時間数が理想的な時間数より少ない場合チームが、スプリント内のタスクに当初計画されたより少ない時間を使用しています。

この図は、実績時間数の残りの線が理想的な残り時間の線より下にあり、2つの線の間の距離が増加していることを示しています。つまり、チームはスプリントに計画バックログ項目を早く完了し、製品所有者とともに製品バックログから次に重要なバックログ項目を識別する作業を行えると予測できます。

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費やされた時間が理想より少なかった理由としては、バックログ項目の複雑さを過小評価し、スプリントで作業を完了するために必要な時間より多くの時間を計画したことが考えられます。

スプリント速度: 計算方法スプリント速度によって、チームがアジャイル・プロジェクトのスプリントで平均的に達成できるストーリー・ポイントの数を予測できます。スクラム・チームは、通常、現在のスプリントのバックログ項目にストーリー・ポイントを割り当てます。「スプリント速度」グラフの平均達成済ストーリー・ポイントを表す線は、製品リリース・サイクルの各スプリントにわたるプロジェクト・チームのスプリント速度トレンドを示しています。

スプリント速度に影響する設定製品所有者とスクラム・マスターは、「プロジェクト要件」作業領域の「バックログ項目の管理」ページで、スクラム・チーム・メンバーが製品バックログ、スプリントおよびストーリー・ポイントを使用できることを確認する必要があります。次の情報を使用できる必要があります。

バックログ項目が作業される時点のスプリント。現在のスプリントのすべてのバックログ項目に対するストーリー・ポイント見積。バックログ項目の現在のステータス。

スプリント速度の計算方法

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「スプリント速度」グラフでは、完了済スプリントの合計達成済ストーリー・ポイントが完了済スプリントの合計数で割られてスプリント速度が計算されます。

この図は、スプリント速度を計算する式を示しています。

スプリント速度の計算例次に、スプリント時の達成済ストーリー・ポイントに基づいてスプリント速度を計算する方法の例を示します。

スプリント 達成済ストーリー・ポイント スプリント・ステータス

スプリント1 6 完了

スプリント2 25 完了

スプリント3 16 完了

スプリント4 40 準備完了

この図は、例を使用してスプリント速度の計算方法を示しています。

この製品チームは、スプリントで平均的に15のストーリー・ポイントを完了できるため、スプリント速度は15であることがわかります。

プロジェクト・リソース配賦: 計算方法リソース能力とプロジェクトのリソースに配賦された作業を次の13週間にわたりモニターできます。リソースの作業配賦と他のプロジェクトでのその配賦を比較して、特定のリソースが割当超過または割当不足である理由を把握できます。ドリルダウンしてリソースの配賦率を変更し、プロジェクトへの作業の配分を計画します。リソースの週次の作業配賦を、その能力と比較して確認できます。プロジェクト・リソースのリソース・マネージャ名、プロジェクト・ロール、配賦時間数、配賦率およびキャパシティ時間数を表示できます。

リソース配賦に影響する設定リソースのプロジェクト割当および配賦率の値は、「プロジェクト・リソースの管理」ページから取得されます。

また、どの値が割当超過、割当不足または標準割当であるかを決定する作業週しきい値の許容しきいパーセント範

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囲も設定できます。オプションで、配賦を示すためにアプリケーションで使用する色を選択します。

リソース配賦の計算方法アプリケーションでは、キャパシティ時間数と配賦率に基づいてリソース配賦時間数を計算します。

リソース配賦の計算次の式を使用してリソース配賦を計算します。

プロジェクト配賦時間数=配賦率*キャパシティ時間数

次の表は、1週間のプロジェクト配賦の計算方法の例を示しています。

キャパシティ時間数 配賦率 プロジェクト配賦時間数

40 80 32

40 50 20

タスク割当時間数: 計算方法タスク割当をレビューし、タスク割当時間数をプロジェクト・リソースの配賦済時間数およびキャパシティ時間数と比較します。プロジェクトに割り当てられたリソースの割当超過または割当不足に影響しているタスクを識別します。ドリルダウンして、リソースの割当超過または割当不足の原因となっているプロジェクトのタスクを識別します。タスクを識別したら、その能力に応じてリソースにタスクが割り当てられるようにリソース割当時間数を調整します。他のプロジェクトでリソースに割り当てられているタスクを表示し、リソースが割り当てられている他のプロジェクトを追跡します。

タスク割当時間数に影響する設定プロジェクト・マネージャ・ダッシュボードの「プロジェクト・リソース」リージョンに、「プロジェクト管理」作業領域の「プロジェクト・プランの管理」ページから、リソースに対するタスク割当が表示されます。

プロジェクト・マネージャ・ダッシュボードの「プロジェクト・リソース」リージョンの「作業週しきい値の管理」処理を使用して、割当超過、割当不足、またはそのキャパシティに応じた割当であるリソースの許容しきい値範囲を設定します。オプションで、リソースの配賦を示すために使用する色を選択します。

タスク割当時間数の計算方法アプリケーションでは、リソースに対するプロジェクト・プランのタスク割当時間数が積み上げられ、リソースの週次のタスク割当時間数が表示されます。タスク割当時間数は、各プロジェクトにおけるリソースのすべてのタスク時間数の合計です。次の例は、「Maxwellソフトウェア・アップグレード」と「Rudy社実装」というプロジェクトの品質保証リソースGeorge Whiteのタスク割当時間数を示しています。

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プロジェクト タスク割当 タスク割当時間数

Maxwellソフトウェア・アップグレード アップグレードした機能用のテスト計画の作成 7

テスト・フロー 20

機能の認定 1

Rudy社実装 実装をテストする計画の作成 12

テスト・スクリプトの準備 24

実装テストの実施 72

「Maxwellソフトウェア・アップグレード」プロジェクトでのGeorge Whiteのタスク割当時間数は28時間で、「Rudy社実装」では108時間です。プロジェクト・マネージャ・ダッシュボードの「プロジェクト・リソース」リージョンでは、その能力に応じたGeorge Whiteの週次のタスク割当時間数(1週当たり35時間)とプロジェクト・タスクの日付が計算され、それが割当超過であるか割当不足であるかが表示されます。

タスク例外の管理: 説明タスク例外は、実装時またはタスクの期限が超過した場合に、チーム・メンバーがしきい値セット外にタスク日付または従事を変更すると発生します。次の図は、例外のライフサイクルを示しています。

プロジェクト・マネージャの場合は、「タスク例外の管理」ページからプロジェクトのタスク例外および期限超過タスクを表示および管理できます。次のことが可能です。

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チーム・メンバーによって変更された、例外が発生したタスクを表示します。例外が発生した期限超過タスクを表示します。各タスクに対して提案された変更を受入または拒否します。

注意: 「受入」および「拒否」処理アイコンは、開始日遅延、終了日遅延または工数増加の例外を含むタスクに対してのみ使用できます。開始日期限超過および終了日期限超過の例外では、このアイコンは使用できません。単一タスクの例外を受け入れることによるプロジェクト・スケジュールへの影響をプレビューします。すべてのタスクの例外を同時に受け入れることによるプロジェクト・スケジュールへの影響合計をプレビューします。「すべて受理」または「すべて辞退」を使用して、迅速にすべての例外を受入または拒否します。例外タイプまたはリソースによってフィルタリングします。

変更を受け入れると、新しいタスク日付または従事がプロジェクト・プランに表示されるため、プロジェクト・マネージャは最新のスケジュールが表示されるようプロジェクトをスケジュールする必要があります。

プロジェクト管理の分析プロジェクトの状態および進捗に関するインサイトの取得

視聴: このビデオ・チュートリアルでは、処理を実行して課題を解決できるように、プロジェクト管理ダッシュボードを使用して、全体の状態、進捗およびプロジェクトの資金のステータスをモニターする方法を説明しています。このビデオの内容はテキスト・トピックでも説明しています。

プロジェクト進捗: 計算方法プロジェクト・マネージャは、「プロジェクト管理ダッシュボード」の「進捗」インフォレットを使用して、所有するプロジェクトの作業のターゲットおよび実績完了率を確認できます。実績率とターゲット完了率との間に最大差異があるプロジェクトが最上部に表示されます。実績率とターゲット完了率との間に同じ差異があるプロジェクトは、例外数の逆順でソートされます。プロジェクトの工数が計画されていない場合、インフォレットには完了率がゼロと表示されます。チーム・メンバーがタスクの進捗状況の入力を開始すると、実績率が計算されます。インフォレットから「プロジェクト・プランの管理」ページおよび「タスク例外の管理」ページにドリルダウンして、詳細を表示できます。

プロジェクト進捗に影響する設定

「進捗」インフォレットの値は、「プロジェクト・プランの管理」ページからのものです。プロジェクト進捗は、プロジェクトの次の値に依存します。

現在の日付計画開始日計画終了日計画の時間単位の工数

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現行の時間単位の工数実績時間数

プロジェクト進捗の計算方法

プロジェクトのターゲットおよび実績完了率を比較して、プロジェクト進捗を確認します。次の式では、プロジェクトのターゲットおよび実績完了率を計算します。

ターゲット完了率= (予測時間数 /計画の時間単位の工数) * 100

予測時間数= (予測期間*計画の時間単位の工数) /計画期間予測期間=現在の日付-計画開始日+ 1

計画期間=計画終了日-計画開始日+ 1

実績完了率= (実績時間数 /現行の時間単位の工数) * 100実績完了率は、積み上げられたプロジェクトの完了率です。

次の例に、プロジェクト1のターゲットおよび実績完了率の計算に使用される値を示します。現在の日付が2017年6月2日で、カレンダが休日なしの週5日で、1稼働日に含まれる時間数が8時間であると仮定します。

名前計画の日数単位の工数 計画開始日 計画終了日

計画の時間単位の工数

実績時間数

残りの時間数

現行の時間単位の工数

予測時間数

プロジェクト1

57 2017年5月22日 2017年6月30日 456 120 336 456 160

タスク1 10 2017年5月22日 2017年6月2日 80 40 40 80 (10 * 80) /10 = 80

タスク2 7 2017年6月1日 2017年6月9日 56 16 40 56 (2 * 56) /7 = 16

タスク3 20 2017年6月5日 2017年6月30日 160 0 160 160 0

タスク4 20 2017年5月24日 2017年6月20日 160 64 96 160 (8 * 160) /20 = 64

次の例に、プロジェクト2のターゲットおよび実績完了率の計算に使用される値を示します。現在の日付が2017年6月2日で、カレンダが休日なしの週5日で、1稼働日に含まれる時間数が8時間であると仮定します。

名前計画の日数単位の工数 計画開始日 計画終了日

計画の時間単位の工数

実績時間数

残りの時間数

現行の時間単位の工数

予測時間数

プロジェクト2

16 2017年5月29日 2017年6月14日 128 48 72 128 48

タスク1 5 2017年5月29日 2017年6月2日 40 40 0 40 (5 * 40) /5 = 40

タスク2 3 2017年6月2日 2017年6月6日 24 8 16 24 (1 * 24) /3 = 8

タスク3 8 2017年6月5日 2017年6月14日 64 0 64 64 0

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プロジェクト進捗は次のように決定されます。

ターゲット完了率が実績完了率より大きい場合、プロジェクトはスケジュールより遅れています。ターゲット完了率が実績完了率より小さい場合、プロジェクトはスケジュールより進んでいます。ターゲット完了率が実績完了率に等しい場合、プロジェクトはスケジュールどおりです。

次の表に、プロジェクト1およびプロジェクト2のターゲット完了率および実績完了率の計算、およびそれらの進捗結果を示します。プロジェクト1では、計画および現行工数は同じです。プロジェクト2では、現行工数は計画工数より小さいです。

プロジェクト 予測時間数 実績時間数 ターゲット完了率 実績完了率 進捗

プロジェクト1 160 120 (160 / 456) * 100 = 35 (120 / 456) * 100 = 26 9%のスケジュール遅延

プロジェクト2 48 48 (48 / 128) * 100 = 37.5 (48 / 128) * 100 = 37.5 スケジュールどおり

プロジェクト・パフォーマンスの管理に関するFAQ

ターゲット完了率と実績完了率は何が違いますか。特定の日の時点でプロジェクト・チームが完了していると期待される作業の割合がターゲット完了率です。

特定の日の時点でチームが実際に完了している作業の割合が実績完了率です。

プロジェクト金額グラフを表示できないのはなぜですか。管理対象のプロジェクトで複数の通貨を使用している場合、表モードでのみデータを表示できます。

自分のプロジェクトに対するチーム・メンバーの配賦を表示するにはどうすればよいですか。プロジェクト・マネージャ・ダッシュボードの「プロジェクト・リソース」リージョンを使用して、プロジェクトに配賦されたリソースを表示します。また、チーム・メンバーの他のプロジェクト配賦を表示することもできます。

リソース・レートが存在しないとどうなりますか。プロジェクトの配賦および割当バーに表示される情報が不正確になります。アプリケーションでは、労務費および請求レートのないリソースに割り当てられたタスクの金額が計算されません。「プロジェクト・リソースの管理」ページに移動し、プロジェクトのリソースに対するコスト・レートと請求レートを追加する必要があります。

プロジェクト配賦およびタスク割当金額はどこから取得されます

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か。アプリケーションでは、経費リソースに配賦されたプロジェクト労務リソースおよび経費金額に割り当てられている原価レートと請求レートを使用してプロジェクト金額を計算します。「プロジェクト・プランの管理」ページの積み上げられたタスク割当金額が「プロジェクト金額」リージョンに表示されます。グラフをフィルタリングして、労務費、労務請求額、経費金額および合計原価の配賦済と割当済の金額を比較します。

配賦済作業が40時間のリソースが割当超過として表示されるのはなぜですか。設定した許容しきい値が100%を下回っています。アプリケーションは、設定された許容しきい値範囲に基づいてリソースの割当超過および割当不足を示します。リソースが割当超過または割当不足になる許容しきい値範囲を確認してください。

アジャイル・グラフに関するFAQ

スプリントの途中で理想的な残り時間数が変わるのはなぜですか。作業範囲が変更されたために、タスクの計画時間数をチーム・メンバーが変更、追加または削除したためです。

進捗データを取得するとどうなりますか。「進捗データの取得」処理を使用して、スプリント・バーンダウン・グラフのデータを更新します。処理によって、チーム・メンバーがレポートした最新の計画時間数と実績時間数が取得され、残りの時間数が計算されます。プロジェクト・マネージャは、この処理を使用して、スケジュールされたプロセスの完了後に入力された重要な進捗データを取得します。グラフでは、理想と実際の残り時間が再計算されます。更新を表示するには、リージョンをリフレッシュする必要があります。

進捗データの取得プロセスはいつトリガーされますか。このプロセスは毎日実行されるようにスケジュールできます。日次取得処理が完了した後にチーム・メンバーが進捗を報告する必要がある場合は、「スプリント・バーンダウン」リージョンの「処理」メニューから処理を実行することもできます。

スプリント速度とは何ですか。スプリントでストーリー・ポイントが達成される速度のことです。スプリント速度を使用して、今後のスプリントで何個のストーリー・ポイントを達成できるかを予測します。

たとえば、製品開発チームがスプリント内で平均20個のストーリー・ポイントを完了できることがわかっていると

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します。この場合、チームのスプリント速度は20になります。製品の合計バックログ・ストーリー・ポイントが200だとすると、すべての製品バックログ項目が10スプリントで完了すると予測できます。

関連トピック

スプリント速度: 計算方法

特定のスプリントが「スプリント速度」グラフに表示されないのはなぜですか。ストーリー・ポイントが関連付けられていないスプリントは「スプリント速度」グラフに表示されません。そのようなスプリントはスプリント速度の計算から除外されます。

ストーリー・ポイントとは何ですか。ユーザー・ストーリーの複雑さに基づくストーリーの相対的なサイズです。ストーリー・ポイントを使用して、アジャイル開発プロセスにストーリーを実装するために必要な「従事」を計測します。

製品のバックログ項目が完了する際に達成するストーリー・ポイントを考慮します。ストーリー・ポイントは、別のバックログ項目と比較した1つのバックログ項目の相対的なサイズを反映する一連の数字を使用して割り当てます。相対的なサイズおよび増加する番号を使用して、バックログ項目の複雑さを示します。アジャイル開発プロセスでよく使用される一連の数字は、0、1/2、1、2、3、5、8、13、20、40、100です。複雑なバックログ項目と比較して相対的に簡単なバックログ項目には、低いストーリー・ポイント番号を割り当てる必要があります。たとえば、2つの製品開発バックログ項目を作成し、各項目を完了するために必要なストーリー・ポイント数を見積もるとします。次の表は、2つの製品バックログ項目および各バックログ項目に割り当てられたストーリー・ポイントを示しています。バックログ項目1はより簡単で2個のストーリー・ポイントのみを必要としますが、バックログ項目2は複雑で13個のストーリー・ポイントを必要とします。

要件番号 要件名 ストーリー・ポイント

1 プロジェクト・リスト表のデフォルト・ソート順序の変更 2

2 プロジェクト経費リージョンの作成 13

ストーリー・ポイント数が少ないバックログ項目は、ストーリー・ポイント数が多いバックログ項目より速く完了することが期待されています。

関連トピック

スプリント速度: 計算方法

合計バックログ・ストーリー・ポイントとは何ですか。製品開発を完了するために完了する必要があるストーリー・ポイントの合計数です。

たとえば、製品に10個のバックログ項目かあるとします。複雑さに基づいて、各バックログ項目にストーリー・ポイントを割り当てます。製品バックログ項目のすべてのストーリー・ポイントの合計が、製品開発を完了するためにチームが達成する必要があるストーリー・ポイントの合計数になります。

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プロジェクト実行管理の使用

10 プロジェクト管理パフォーマンスの分析この章の内容は次のとおりです。

エンタープライズ・プロジェクト体系: 説明プロジェクト労務需要: 計算方法プロジェクト管理パフォーマンスの分析に関するFAQ

エンタープライズ・プロジェクト体系: 説明プロジェクト・アプリケーション管理者は、プロジェクト・エグゼクティブにレポートする目的で、エンタープライズの各プロジェクトをグループ化できます。正当な権限を持つプロジェクト・マネージャは、「プロジェクト詳細の編集」ページに移動し、「プロジェクト階層要素」フィールドを使用してプロジェクトをプロジェクト階層要素に関連付けることができます。要素所有者はプロジェクト階層ダッシュボードを使用して、またプロジェクト・アプリケーション管理者は「エンタープライズ・プロジェクト体系の管理」ページを使用して、プロジェクト階層要素(所有者、委任者、ビューアなど)に対する3種類のアクセス権をプロジェクト・エグゼクティブに割り当てることができます。

PJT_ASSOCIATE_PROJECT_TO_EPS_ELEMENT権限は、デフォルトでプロジェクト実行ジョブ・ロールに関連付けられています。プロジェクト・マネージャは、既存のプロジェクトの「プロジェクト詳細の編集」ページの「プロジェクト階層要素」フィールドを使用して、プロジェクトをプロジェクト階層要素に関連付けることができます。

注意: 必要な権限を持つプロジェクト・マネージャは、プロジェクトをプロジェクト階層要素に割り当てることはできますが、プロジェクト階層要素の作成、要素の追加または削除、プロジェクト階層要素内の別のロールへのリソースの割当てといった処理は実行できません。

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次の表は、「設定および保守」作業領域で「エンタープライズ・プロジェクト体系の管理」タスクを使用して、関係者をEPS要素に割り当てる方法を示しています。

プロジェクト・ロールEPS関係者ロール

要素の追加、削除または編集 関係者の割当または削除

プロジェクト・アプリケーション管理者

使用不可 可 可

プロジェクト・エグゼクティブ 所有者 ページへのアクセス権限なし

ページへのアクセス権限なし

プロジェクト・エグゼクティブ 委任者 ページへのアクセス権限なし

ページへのアクセス権限なし

プロジェクト・エグゼクティブ ビューア ページへのアクセス権限なし

ページへのアクセス権限なし

次の表は、プロジェクト・エグゼクティブが「プロジェクト階層ダッシュボード」ページを使用して、データを表示し、所有者、委任者および関係者を割り当てる方法を示しています。

プロジェクト・ロールEPS関係者ロール

要素の追加、削除または編集 関係者の割当または削除

プロジェクト・アプリケーション管理者

使用不可 ページへのアクセス権限なし

ページへのアクセス権限なし

プロジェクト・エグゼクティブ 所有者 不可 可

プロジェクト・エグゼクティブ 委任者 不可 可

プロジェクト・エグゼクティブ ビューア 不可 不可

各EPS要素には、直接割り当てられた所有者と直接割り当てられた委任者を各1人、および直接割り当てられた必要な数のビューアを含めることができます。個人を所有者、委任者またはビューアとして親EPS要素に直接割り当てる場合、その個人は、各子EPS要素と同じロールを自動的に継承します。

次の図は、Vision社のプロジェクト体系を表しています。Vision社のプロジェクト・エグゼクティブは、アプリケーション実装プロジェクトとテクノロジ・プロジェクトの労務需要を参照したいと考えています。さらに、プロジェクト・カテゴリ別の労務需要の参照も希望しています。次のことが可能です。

Oracle Fusion Project ManagementおよびPeopleSoftごとのアプリケーション実装プロジェクトのグループ化。ネットワークおよびサーバー・インストールごとのテクノロジ・プロジェクトのグループ化。

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プロジェクト労務需要: 計算方法プロジェクト・エグゼクティブは、組織内のプロジェクトの労務需要を追跡したいと考えています。プロジェクト階層ビューアによって、プロジェクト・エグゼクティブは、正規従業員単位の労務需要とともにエンタープライズ・プロジェクト体系(EPS)の階層ビューを参照できます。プロジェクト実行管理オファリングのみが使用可能な場合、労務需要を表示できます。

次の図は、Vision社のプロジェクト階層の例を表しています。Vision社のプロジェクト・エグゼクティブは、アプリケーション実装プロジェクトとテクノロジ・プロジェクトの労務需要を参照したいと考えています。

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プロジェクト労務需要に影響する設定プロジェクト・アプリケーション管理者は、プロジェクト労務需要の計算方法を設定するために次のことを実行する必要があります。

1. 「エンタープライズ・プロジェクト体系の管理」ページで各プロジェクトを階層グループに編成します。2. 「プロジェクト管理実装オプションの定義」ページで組織の四半期正規従業員時間数を変更します(520時間ではない場合)。

注意: 労務需要は、四半期ではなく年次で表示できます。プロジェクト階層ビューアでは、現在の日付を使用して、表示する年または四半期を決定します。

プロジェクト労務需要の計算方法プロジェクト階層ビューアは、次の方法でプロジェクト労務需要を計算します。

「プロジェクト・リソースの管理」ページの配賦時間数を、リソースがプロジェクトに配賦されている日数に対して均等に分割します。四半期のプロジェクト配賦時間数を、四半期正規従業員時間数で割って労務需要を取得します。階層の上に向かって四半期および年次の労務需要を積み上げます。

四半期プロジェクト労務需要の計算方法の例四半期全体にわたり作業するプロジェクト・マネージャは、1 FTEです。プロジェクト・マネージャが四半期全体をハーフタイムで(または四半期の半分をフルタイムで)作業する場合、FTEは0.5 FTEです。この例では、四半期正規従業員時間数が520であると仮定します。

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次の図は、プロジェクト・ロール別の労務需要を計算する式を示しています。

ロール 数量 配賦率 配賦範囲 四半期配賦時間数 労務需要(FTE)

プロジェクト・マネージャ(ハーフタイム) 1 50 4月1日から6月30日 260 0.5

品質アナリスト 2 100 4月1日から6月30日 1040 2.00

データベース管理者 1 100 4月1日から5月15日 260 0.5

すべてのロール 4 - - 1560 3.0

関連トピック

組織内のリソースの正規従業員時間数を変更できますか

プロジェクト管理パフォーマンスの分析に関するFAQ

プロジェクト階層ビューアのプロジェクトの労務需要情報を更新するにはどうすればよいですか。「エンタープライズ・プロジェクト体系」ダッシュボードまたは「スケジュール済プロセス」ページの「処理」パネル・タブから「EPSデータの更新」処理を使用します。

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プロジェクト実行管理の使用

11 プロジェクト課題の管理この章の内容は次のとおりです。

プロジェクト課題: 説明プロジェクト課題通知: 説明プロジェクト課題の管理に関するFAQ

プロジェクト課題: 説明プロジェクト課題を使用して、作業に関する懸念を記録、管理および解決します。たとえば、プロジェクトを開始する際に不完全な顧客要件データの課題を記録します。処理項目として顧客との会議をスケジュールし、欠落しているデータ要件をリストできます。

課題を管理するために、プロジェクト・マネージャとチーム・メンバーは次のことを実行できます。

課題を作成して、課題を解決するために必要な処理を割り当てます。「課題の管理」ページで課題を検索します。チーム・メンバーまたは課題所有者の場合は、課題の詳細を検索して表示します。プロジェクト・マネージャの場合は、課題分析を表示します。処理項目を解決した後、課題をクローズします。

注意: 課題または処理項目を作成、更新または所有するには、プロジェクト・エンタープライズ労務リソースである必要があります。

課題の作成および管理次の表では、課題を管理する際に入力および更新する重要な属性について説明します。

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属性 説明

課題タイプ

課題を分類およびレポートします。課題タイプを作成するか、事前定義済の値を使用できます。

優先度 作業に対して予想される影響に応じて、高、中、低の優先度を割り当てます。

ステータス

課題のステータスを指定します。有効な課題ステータスは、「新規」、「作業中」および「クローズ済」です。

処理項目

「新規」または「進行中」ステータスの課題に処理項目を作成して、プロジェクト・チーム・メンバーまたは他の関係者に割り当てます。課題をクローズする前に、課題に関連付けられているすべての処理項目を完了する必要があります。

課題の表示次の表に、プロジェクト・マネージャ・ダッシュボードおよびチーム・メンバー・ダッシュボードに表示できる課題を示します。

ダッシュボード 有効な課題

プロジェクト・マネージャ

プロジェクト・マネージャが管理するプロジェクトのすべての課題。プロジェクト・マネージャが所有するか作成した課題。プロジェクト・マネージャの処理項目がある課題。

チーム・メンバー チーム・メンバーが所有するか作成した課題で、チーム・メンバーの処理項目がある課題。

プロジェクト課題通知: 説明課題および課題処理項目を作成、更新、クローズまたはレポートするときに、通知を送信します。

ここで説明するプロジェクト課題通知の内容は、次のとおりです。

通知オプション通知を要する処理

通知オプションチーム・メンバー・ダッシュボードおよびプロジェクト・マネージャ・ダッシュボードの「自分のプロファイル」リージョンで使用できるEメール通知設定を使用して、受信する通知を決定します。作業対象のプロジェクトと管理対象のプロジェクトで別々に通知を設定できます。

通知を要する処理次の表に、処理に基づいた通知の受信者を示します。

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処理 通知の受信者

課題の作成または更新 課題所有者プロジェクト・マネージャ(課題がプロジェクトに関連付けられている場合)

課題作成者(課題が再割当された場合)

前の所有者(課題の所有権が変更された場合)

課題のクローズ 課題所有者プロジェクト・マネージャ(課題がプロジェクトに関連付けられている場合)

課題作成者(課題が再割当された場合)

課題の再オープン 課題所有者プロジェクト・マネージャ(課題がプロジェクトに関連付けられている場合)

課題作成者(課題が再割当された場合)

処理項目の作成または更新 処理項目所有者プロジェクト・マネージャ(課題がプロジェクトに関連付けられている場合)

処理項目のクローズ 処理項目所有者課題所有者プロジェクト・マネージャ(課題がプロジェクトに関連付けられている場合)

注意: プロジェクト・マネージャは、通知設定に応じて、自分が管理するプロジェクトのすべての課題の日次ダイジェストを受信します。

プロジェクト課題の管理に関するFAQ

プロジェクト課題用にOracle Social Network統合を設定するにはどうすればよいですか。「設定および保守」作業領域の「プロジェクト実行管理のOracle Social Networkオブジェクトの管理」設定タスクを使用します。

ヒント: 「課題ID」および「UI要約」は、内部属性であるため、選択しないでください。「要約」属性には、課題の要約情報が表示されます。

他のプロジェクトで課題をフィルタリングするとどうなりますか。ユーザーが直接アクセスできないが、課題にロールがあるプロジェクトの課題がフィルタに表示されます。ユーザーが課題所有者であるか、課題にユーザーの処理項目があります。

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クローズした課題を再オープンできますか。はい。再オープンされた課題のデフォルト・ステータスは、「進行中」です。オプションで、ステータスを変更して、課題を再オープンするための理由を入力します。

課題の処理項目とは何ですか。問題を解決するために特定の期間内に実行する必要がある、個人に割り当てられたタスク。

処理項目、タスク、課題、成果物の違いは何ですか。タスクとは、プロジェクトを完了するためにリソースに割り当てられたアクティビティのことです。

処理項目とは、課題を解決しやすくするために課題に対して定義されたタスクのことです。

課題とは、ユーザーがタスクを完了する妨げになっている懸念、問題、または未解決の質問のことです。

成果物とは、タスクまたはプロジェクトを完了するために作成する必要があるアウトプットのことです。

課題をクローズするにはどうすればよいですか。課題をクローズする前に、関連するすべての処理項目をクローズする必要があります。また、課題をクローズする日付と理由を入力する必要があります。

課題を複製するとどうなりますか。処理項目を含むすべての情報が複製されます。課題のステータスは、「新規」に設定されます。関連付けられている処理項目のステータスは、「未開始」に設定されます。

課題または処理項目の割当先になるのは誰ですか。課題または処理項目は、プロジェクト・エンタープライズ労務リソースに割り当てることができます。

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プロジェクト実行管理の使用

12 リソース供給の管理この章の内容は次のとおりです。

プロジェクト・リソースの管理: 概要プロジェクト・リソース検索索引: 保守方法リソース供給の管理に関するFAQ

プロジェクト・リソースの管理: 概要リソース・マネージャは「プロジェクト・リソースの管理」ビジネス・プロセスを使用して、グローバル環境のプロジェクト・エンタープライズ労務リソースの稼働状況および要員配置を管理し、プロジェクト・リソース要求を遂行して、リソース稼働状況をモニターします。Oracle Fusion Project Resource Managementの「プロジェクト・リソースの管理」ビジネス・プロセスはOracle Fusion Project Managementの「プロジェクト計画」および「プロジェクト実行」ビジネス・プロセスとともに使用します。

次の図は、「プロジェクト・リソースの管理」ビジネス・プロセスのプロジェクト・マネージャおよびリソース・マネージャのビジネス・アクティビティのフローを示しています。

この図では、プロジェクト・マネージャはプロジェクトを計画し、実行します。リソース・マネージャは、リソース要求およびリソース供給の管理、リソースの評価および割当、リソース・アサイメントの保守、リソース稼働および分析の管理を行います。

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次の表は、「プロジェクト・リソースの管理」ビジネス・プロセスの各アクティビティのタスクの全体的な概要を示しています。

アクティビティ タスクの概要

リソース需要の管理

プロジェクト・アサイメントの作業をするリソースに対する要求を発行します。要求日、1日当たりの時間数、資格および熟達度、キーワード、プロジェクト・ロールなどの要求詳細を指定します。プロジェクト・リソース要求に対して評価するリソースのレートと比較するために、ターゲットの原価レートと請求レートを入力します。リソース・マネージャが割当用に検討するためのリソースを指定します。要求が発行された日付、要求を遂行するためのリソースが提案された日付、およびリソースが承認された日付を追跡します。オープン・プロジェクト・リソース要求がリソース・マネージャに自動的に通知されます。プロジェクト・リソース要求の取消および取下げを行います。オープン・プロジェクト・リソース要求をモニターして、要求が適宜遂行されるようにします。外部アプリケーションからプロジェクト・リソース要求を作成します。

リソース供給の管理

プロジェクト・エンタープライズ労務リソースの供給を確立し、リソースの稼働状況および要員配置を管理します。リソース・カレンダ、原価レートおよび請求レート、履歴書、およびリソース・プール・メンバーなど、各リソースの重要なリソース情報を保守します。

リソースの評価および割当

オープン・プロジェクト・リソース要求を受け取って、プロジェクトに割り当てるリソースを検索します。要求を遂行するリソースをリソース・プールから検索します。要求された資格および熟達度を各リソースがどれほど満たしているかに基づいて、要求を遂行するリソースの適合性を評価します。要求された日付範囲に対して、要求を遂行するためにリソースの空き状況を評価します。資格、空きキャパシティ、事業所、プロジェクト・ロールおよび出張プリファレンスに基づいて結果をフィルタリングします。選択したリソースの詳細を比較します。リソースのプロジェクト割当およびプロジェクト外イベントをレビューします。有力候補をショートリストに追加します。検索基準を変更して結果をレビューします。要求を遂行するリソースを提案すると、リソースをレビューして承認するようにプロジェクト・マネージャに自動的に通知されます。他のリソースを評価せずにプロジェクトにリソースを直接割り当てます。

リソース割

リソースおよびプロジェクトの割当をレビューします。付加割当情報を追加します。プロジェクト割当を取り消します。プロジェクト割当日を変更します。プロジェクト割当の取消と日付の変更をレビューおよび承認のためにプロジェクト・マネージャに送信します。

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当の保守

リソース稼働率および分析の管理

リソース・プール階層を検索して、要約された稼働状況をリソース・プール別に表示します。リソース・プールおよびプール・メンバーの詳細稼働状況にドリルダウンしてレビューします。選択した表示範囲で予測稼働率とターゲット稼働率を比較します。リソースのプロジェクト割当およびプロジェクト外イベントに関する詳細を分析します。リソース実績時間数をインポートし、選択した表示範囲で実績稼働率とターゲット稼働率を比較します。現在未割当またはまもなく割当が終わるリソースを追跡します。オープン・プロジェクト・リソース要求をレビューします。リソースの供給、需要および割当を分析するレポートを作成します。

「プロジェクト・リソース」作業領域にナビゲートし、リソースの供給と需要の管理、リソースの評価および割当、リソース割当の保守を行います。リソース・マネージャ・ダッシュボードにナビゲートし、リソース稼働率および分析を管理します。

プロジェクト・リソース検索索引: 保守方法「プロジェクト・リソース検索索引の保守ジョブ・セット」には、プロジェクト・リソース要求を遂行するために、資格のあるリソースを効率的に素早く検索しやすくするプロセスが用意されています。この索引を使用して、リソースの資格スコアが計算され、リソースの検索時のカウントがフィルタリングされて、リソースの詳細が表示されます。

プロジェクト・リソース要求に資格またはキーワードが含まれる場合、次の処理は、索引化されたリソース・データに基づいて行われます。

プロジェクト・リソース要求に対するリソース検索の開始「リソースの検索および評価」ページの検索基準の変更および新規検索の実行検索で使用するリソース・プールの変更「資格」または「空きキャパシティ」スコアのリソース一致しきい値の増加コンピテンシ、言語、事業所、プロジェクト・ロール、出張プリファレンスなどの新規検索フィルタの選択リソース詳細の表示

注意: プロジェクト・リソース要求に資格またはキーワードが含まれる場合、リソース・マネージャは、検索索引が使用できないと、リソースの検索またはリソース詳細の表示を行えません。プロジェクト・リソース検索索引の保守プロセスが失敗した場合やプロセスの実行中は、検索索引を使用できません。

ただし、プロジェクト・リソース要求に資格またはキーワードが含まれない場合、リソース・マネージャは、検索索引が最新でないか使用できなくても、リソース稼働状況に基づいて要求を遂行するためにリソースを検索および評価できます。

プロジェクト・リソース検索索引の保守方法「プロジェクト・リソース検索索引の保守ジョブ・セット」の実行またはスケジュールは「スケジュール済プロセス」ページで行えます。さらに、「プロジェクト・エンタープライズ労務リソースの保守」プロセスを実行すると、「プロジェクト・リソース検索索引の保守ジョブ・セット」が自動的に開始されます。

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「プロジェクト・リソース検索索引の保守ジョブ・セット」では、次のプロセスが開始されて検索索引が更新されます。

「プロジェクト・リソース資格索引の保守」プロセスプロジェクト・リソースのアクティブな資格、資格熟達度および履歴書コンテンツの索引を保守します。プロセスの実行が資格の有効日付内であれば資格が索引化されます。「プロジェクト・リソース資格フィルタの保守」プロセス資格フィルタおよびそれぞれの資格が設定されているリソースの件数を保守します。「プロジェクト・リソース単一属性フィルタの保守」プロセス事業所やプロジェクト・ロールなど、リソースに1つの値のみを設定できる属性のフィルタを保守します。それぞれの属性が設定されているリソースの件数を保守します。

履歴書の索引化プロジェクト・リソース資格索引の保守プロセスによって、リソースのプロファイルに最新履歴書のテキストの索引が作成されます。アプリケーションでは、リソース資格スコアの計算時にプロジェクト・リソース要求で入力されたキーワードと履歴書テキストが比較されます。

注意: プロセスによって、ファイル添付タイプのみで履歴書テキストの索引が作成されます。

検索索引の更新頻度次の変更に対応するのに十分な頻度で「プロジェクト・リソース検索索引の保守ジョブ・セット」を実行します。

管理対象のプロジェクト・エンタープライズ労務リソースの履歴書、資格および熟達度の変更。プロジェクト・リソース要求を遂行するリソースの資格の変更。これは、リソース稼働状況およびプロジェクトの要員配置を管理するオプションとともに、リソース・プロファイルに示されます。新規または終了したリソース。

たとえば、プロジェクトの完了時にリソースが自分の資格を更新するように求めており、平均のプロジェクト期間が2週間であるとします。この場合は、「プロジェクト・リソース検索索引の保守ジョブ・セット」を2週間に1回実行するようにスケジュールして、最新のリソース資格変更で索引を更新できます。

Oracle Text取得テクノロジ「プロジェクト・リソース検索索引の保守ジョブ・セット」では、Oracle Text取得テクノロジを使用します。履歴書の一般的なファイル・タイプ(.doc、.txt、.pdfなど)が索引化されます。

テキストが要求キーワードで始まる場合、アプリケーションでは索引化テキストがキーワードとしてカウントされます。たとえば、要求キーワードがSQLの場合、次のようになります。

SQLPLUSは、SQLで始まっているため一致します。PL/SQLは、PLとSQLが別々に索引化されているため一致します。MySQLは、SQLで始まっていないため一致しません。

Oracle Textの詳細は、Oracleドキュメント・ライブラリまたはMy Oracle Supportを参照してください。

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関連トピック

リソース資格スコア: 計算方法

リソース供給の管理に関するFAQ

プロジェクト・リソース要求日がリソース・カレンダの有効日以外の場合はどうなりますか。プロジェクト・リソース要求日がリソース・カレンダの有効日以外であれば、リソースの空き状況をアプリケーションが計算できません。リソースには、「空きキャパシティ」スコアが設定されません。

プロジェクト・エンタープライズ労務リソースの作成時に表示されるリソース・カレンダのデフォルト値を変更できますか。はい。「プロジェクト管理実装オプションの定義」ページで、新規プロジェクト・エンタープライズ労務リソースに自動的に割り当てられるデフォルト・リソース・カレンダを選択します。デフォルト・リソース・カレンダが特定のプロジェクト・エンタープライズ労務リソースの要件に合わない場合は、別のカレンダをリソースに割り当てることができます。

リソース・プールのメンバーになれるのは誰ですか。リソース・プールのメンバーになるためには、リソースが、Oracle Fusion Project Resource Managementで稼働状況および要員配置が管理されているプロジェクト・エンタープライズ労務リソースであることが必要です。

リソースが要員配置に不適格となる場合は、アプリケーションにより次のことが行われます。

リソースが要員配置に不適格となる日付で、リソースの現在のプール・メンバーシップの終了日が設定されます。翌日の時点で、「非アクティブなリソース・プール・メンバーシップ」プールのリソースのメンバーシップの開始日が設定されます。

自分のプロファイル写真を更新するにはどうすればよいですか。チーム・メンバーは、チーム・メンバー・ダッシュボードの「自分のプロファイル」リージョンにある「自分のプロファイルの編集」をクリックできます。次に、現在のプロファイル写真をクリックして「写真のアップロード」ウィンドウを開き、新しい写真を参照します。

プロジェクト・アプリケーション管理者は、「プロジェクト・エンタープライズ・リソースの管理」ページで労務リソースを作成または編集する際に、プロファイル写真を更新できます。

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履歴書は自分のリソース・プロファイルにどのようにして添付できますか。チーム・メンバーは、チーム・メンバー・ダッシュボードの「自分のプロファイル」リージョンにある「自分のプロファイルの編集」をクリックできます。次に、「添付の管理」アイコンをクリックして「添付」ウィンドウを開き、履歴書を追加または更新します。

プロジェクト・アプリケーション管理者は、「プロジェクト・エンタープライズ・リソースの管理」ページで労務リソースを作成または編集する際に、履歴書を追加できます。

プロジェクト・エンタープライズ労務リソースと管理対象のプロジェクト・エンタープライズ労務リソースは何が違いますか。プロジェクト・エンタープライズ労務リソースとは、複数のプロジェクトに割り当てることができるリソースのことです。

管理対象のプロジェクト・エンタープライズ労務リソースは、Oracle Fusion Project Resource Managementで稼働状況および要員配置が管理されているプロジェクト・エンタープライズ労務リソースです。管理対象のプロジェクト・エンタープライズ労務リソースを使用して、プロジェクト・リソース要求を遂行し、1つ以上のプロジェクトに直接割り当てます。

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プロジェクト実行管理の使用

13 リソース需要の管理この章の内容は次のとおりです。

プロジェクト・リソース要求のインポート・プロセスリソース需要の管理に関するFAQ

プロジェクト・リソース要求の修正を承認できないのはなぜですか。

プロジェクト・リソース要求のインポート・プロセスプロジェクト・リソース要求のインポート・プロセスは、プロジェクト・リソース要求インタフェース表(PJR_RES_REQ_INTERFACEおよびPJR_RES_REQ_DETAILS_INTERFACE)にロードされた、サードパーティ・アプリケーションからのデータに基づいてプロジェクト・リソース要求を作成します。

インタフェース表で、プロジェクト・リソース要求のインポート・プロセスによって要求詳細が検証および処理され、例外があればこのプロセスの出力でレポートされます。

プロジェクト・リソース要求インタフェースのマクロ対応Excelワークブック・テンプレートを使用して、ロードおよびインポートのためにデータを準備し、データがターゲット・アプリケーションのデータベース表の構造および形式に準拠していることを確認します。ワークブックには次のワークシートが含まれます。

指示およびCSV生成: データ・ファイルをアップロード用に準備するための表固有の特記事項、ガイドライン、書式設定されたスプレッドシートおよび推奨事項。PJR_RES_REQ_INTERFACE: 要求日、プロジェクト、カレンダ、プロジェクト・ロールおよびレートに加え、リソース、要求者、要員配置所有者に関する詳細と追加の備考のための表フィールドを表したワークシート列。PJR_RES_REQ_DETAILS_INTERFACE: プロジェクト・リソース要求の資格および熟達度データのための表

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フィールドを表したワークシート列。

注意: 資格および熟練度は、プロジェクト・ロールのデフォルトの資格に追加することも、それと置き換えることもできます。

プロジェクト・リソース要求インタフェースのExcelテンプレートのデータを準備したら、テンプレートの「CSVファイルの生成」ボタンをクリックして、インタフェース表にロードするためのワークシートを作成します。オプションで、Excelテンプレートを使用せずに、手動でCSVファイルを作成できます。

次の2つの方法のいずれかを使用して、インタフェース表およびアプリケーション・データベース表にデータをロードします。

「インタフェース・ファイルのロードおよびプロジェクト・リソース要求のインポート」ジョブ・セットを実行し、指定した場所からインタフェース表にデータ・ファイルを転送し、インタフェースからデータベース表にリソース要求データをインポートします。「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」プロセスを実行し、次に「プロジェクト・リソース要求のインポート」プロセスを実行して、ロード・ステップとインポート・ステップを分割します。

ファイル・ベース・データ・インポートの詳細は、「Oracle Project Portfolio Management Cloudのファイル・ベース・データ・インポート」を参照してください。

「スケジュール済プロセス」の「概要」ページからロードおよびインポート・プロセスを実行します。

パラメータ - インポートのためのインタフェース・ファイルのロードインポート・プロセス

「プロジェクト・リソース要求のインポート」を選択します。

データ・ファイル

ロードするプロジェクト・リソース要求データが含まれるファイルを選択します。

パラメータ - 「プロジェクト・リソース要求のインポート」プロセスインポートするプロジェクト・リソース要求

インポート・プロセスですべての要求をインポートするか、プロジェクトのある要求をインポートするか、プロジェクトのない要求をインポートするかを指定します。デフォルト値は「すべての要求」です。

プロジェクト

リソースが要求されるプロジェクトを選択します。

要求要員配置所有者

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要求を遂行するためのリソースの検索を担当するプロジェクト・エンタープライズ労務リソースを選択します。

プロジェクト・リソース要求のインポート実行レポートプロジェクト・リソース要求のインポート実行レポートは、プロジェクト・リソース要求のインポート時に発生した処理済、受理済および拒否済項目の数の要約を示します。レポートには、インポート・プロセス時にエラーを生成したすべての要求の詳細が含まれます。

各プロジェクト・リソース要求のエラー・メッセージの詳細をレビューして問題を修正します。CSVファイルで修正したデータをインタフェース表に再度ロードして、プロジェクト・リソース要求のインポート・プロセスを再発行します。

関連トピック

Oracle Cloudの外部データ統合サービス: 概要Oracle Project Portfolio Management Cloudのファイル・ベース・データ・インポート

リソース需要の管理に関するFAQ

プロジェクト・マネージャはプロジェクト・リソース要求のリソースを指定できますか。はい。「プロジェクト・リソースの管理」ページまたは「プロジェクト・リソース要求の管理」ページでプロジェクト・リソース要求を作成するときに、リソース・マネージャの検討用としてリソースを指定できます。

後で発行するために、プロジェクト・リソース要求を取り下げることはできますか。プロジェクト・マネージャは「オープン」ステータスのプロジェクト・リソース要求を取り下げることができます。要求を取り下げると、要求ステータスが「下書き」に変わります。プロジェクト・リソース要求の「特記事項」フィールドに取下げに関するコメントを入力できます。

取り下げられたプロジェクト・リソース要求は、予測稼働率の計算には含まれません。

要求のプロジェクトを変更すると、プロジェクト・リソース要求日に影響がありますか。いいえ。オープン・プロジェクト・リソース要求のプロジェクトを変更しても、要求開始日および終了日は自動的に更新されません。新しいプロジェクト日付と一致するように、要求日付を調整できます。

プロジェクト・リソース要求を取り消すとどうなりますか。

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プロジェクト・マネージャまたはリソース・マネージャがプロジェクト・リソース要求を取り消すと、次のようになります。

取消事由の入力を求めるプロンプトが表示されます。取消日および事由とともにユーザー名が記録されます。要求ステータスが「取消済」に変わります。要求は表示用に保持されます。

複数のプロジェクト・リソース要求を選択して取り消すと、選択したすべての要求に取消が適用されます。取消済要求を再オープンすることはできません。

プロジェクト・リソース要求を複製するとどうなりますか。アプリケーションにより、次の属性以外のソース・プロジェクト・リソース要求情報が新しい要求にコピーされます。

要求名割り当てられたリソースまたは指定のリソースショートリストにあるリソース要員配置備考添付追加情報

新しい要求のステータスは「下書き」になります。

プロジェクト・マネージャが作成したプロジェクト・リソース要求は、いつリソース・マネージャに表示されるようになりますか。「プロジェクト・リソース」作業領域に要求が表示されるようにするために、プロジェクト・マネージャはプロジェクト・リソース要求を発行する必要があります。「プロジェクト管理」作業領域で作成する「下書き」ステータスの要求は、「プロジェクト・リソース」作業領域には表示されません。

計画リソースに対して作成したリソース要求の編集、取消または取下げを行うことはできますか。はい。「プロジェクト・リソースの管理」ページの「リソース要求詳細の表示」をクリックして要求をオープンするか、「プロジェクト・リソース要求の管理」ページから要求を選択します。ただし、すでにいくつかのリソースを割り当てている場合はエラーが発生するので、割当数量より少なくなるように要求数量を変更してみてください。また、すでに提案済または割当済のリソースがある場合、要求の取消または取下げを行うことはできません。

プロジェクトのリソースを別のリソースに置き換えると、タスクのリソースはどうなりますか。

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「プロジェクト・リソースの管理」ページでプロジェクトの既存のリソースに割当が1つしかない場合は、新しく割り当てられたリソースによって、プロジェクトのすべてのタスク割当の既存のリソースが置き換えられます。

プロジェクトの既存のリソースに複数の割当があり、割当のいずれかでリソースが別のリソースで置き換えられる場合は、すべてのタスクの既存のリソースは新しいリソースによって置き換えられません。

リソースがプロジェクト・リソース要求の履行対象でなくなるとどうなりますか。リソース・プール所有者は、自分のプールのリソースがプロジェクト・リソース要求の履行に適格でなくなると、通知を受け取ります。通常はリソース・マネージャであるプール所有者は、通知のレビュー後にさらに処理を実行する必要がある場合があります。

たとえば、現在リソースにプロジェクトが割り当てられているが、先日付割当の対象でなくなると、リソース・マネージャは、リソースの現在の割当の終了日を修正する必要がある場合があります。リソースは予定どおり割当を完了することに同意する場合もあれば、リソースが退社して、割当をすぐに終了する場合もあります。リソース・マネージャおよびプロジェクト・マネージャは、これらの状況では通常連携して、割当期間の最善の処理を決定します。

要員配置所有者のいないプロジェクトでリソースを要求するとどうなりますか。プロジェクト・リソース要求の要員配置所有者は、要求されたリソースが属するリソース・プール所有者に自動的に更新されます。要員配置所有者はいつでも変更できます。

プロジェクト・リソース要求の修正を承認できないのはなぜですか。リソース・プールが保護されている場合、管理しているリソース・プールに属するリソースに対するリソース要求修正のみ承認できます。

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Cloud / Software as a Service (SaaS) / Project Portfolio Management / 19a

プロジェクト実行管理の使用

14 リソースの評価および割当この章の内容は次のとおりです。

適切なリソースを検索するための前提条件: 説明リソース・スケジュール: 説明プロジェクト・リソース要求ステータス: 説明プロジェクト・リソース管理ワークフロー通知: 説明リソース要求でのリソースの提案: 考慮する点プロジェクト・エンタープライズ労務リソースの原価レートと請求レート: 説明ポジションのリソース適合性のレビューリソースの評価および割当に関するFAQ

どのリソース・プールでもリソースを検索できますか。

適切なリソースを検索するための前提条件: 説明アプリケーションでは、次のオブジェクトを使用して、プロジェクト・リソース要求を遂行するためにリソースの適合性を評価します。

プロジェクトおよびリソースのカレンダ管理対象のプロジェクト・エンタープライズ労務リソースリソース資格リソース・プール・メンバーリソース検索索引

プロジェクトおよびリソースのカレンダ

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プロジェクト・カレンダおよびリソース・カレンダを使用して、新規プロジェクト割当に対するリソースの空き状況が計算されます。

管理者は、次のものを含むカレンダを設定できます。

プロジェクト・シフト稼働日パターンスケジュールスケジュール例外

または、アプリケーションによって、1日当たり8時間、1週間当たり5日で休日が設定されていない事前定義済カレンダが提供されます。

アプリケーションでは、プロジェクト・カレンダを使用して次のことを決定します。

標準勤務日数1日当たりの合計作業時間数スケジュール例外

アプリケーションでは、割当および非プロジェクト・イベント後に、リソース・カレンダを使用して稼働可能時間数を決定します。

管理対象のプロジェクト・エンタープライズ労務リソースプロジェクト・リソース要求の遂行対象になるのは、アクティブな管理対象のプロジェクト・エンタープライズ労務リソースのみです。管理対象のプロジェクト・エンタープライズ労務リソースを作成する場合、管理者は、Oracle Fusion Project Resource Managementでリソースの稼働状況および要員配置を管理するオプションを有効にします。管理者は、「プロジェクト・エンタープライズ・リソースの管理」ページで個別にリソースを作成することも、インポートまたは保守のプロセスまたはサービスを使用して一括して作成することもできます。

リソース資格プロジェクト割当に対するリソースの適合性の1つの目安は、そのリソースがプロジェクト・リソース要求で指定された資格および熟達度のレベルに達しているかどうかです。管理者は、Oracle Fusion HCMでワークフォースを設定するときに、資格および熟達度のレベルを設定します。

リソース・プール・メンバーすべての管理対象プロジェクト・エンタープライズ労務リソースはリソース・プールのメンバーです。リソース・マネージャは、1つ以上のリソース・プールを選択して、プロジェクト・リソース要求を遂行するリソースの検索を限定します。管理者は、事業所、業務、機能的領域などのリソースの論理グループに基づいて、リソース・プールを設定します。

事前定義済リソース・プールは次のとおりです。

すべてのリソース: すべてのリソース・プールおよびリソースが含まれます。プール・メンバーでないリソース: リソース・プールに属していないリソースが含まれます。

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非アクティブなリソース・プール・メンバーシップ: リソースが要員配置に使用できない場合に、スケジュール可能なリソースの期間が含まれます。

リソース検索索引「プロジェクト・リソース検索索引の保守ジョブ・セット」は、次の検索索引オブジェクトを保守します。

プロジェクト・リソース資格資格熟達度履歴書コンテンツ検索フィルタ

この索引を使用して、資格スコアが計算され、リソースの検索時のカウントがフィルタリングされて、リソースの詳細が表示されます。

管理者は、次に対応するのに十分な頻度で「プロジェクト・リソース検索索引の保守ジョブ・セット」を実行する必要があります。

リソースの資格、熟達度および履歴書の変更プロジェクト・リソース要求を遂行するためのリソースの適格の変更新規または終了したリソース

注意: プロジェクト・リソース要求に資格またはキーワードが含まれない場合、リソース・マネージャは、検索索引が最新でないか使用できなくても、リソース稼働状況に基づいて要求を遂行するためにリソースを検索および評価できます。

関連トピック

プロジェクトおよびリソースのカレンダ: 説明プロジェクト・リソース検索索引: 保守方法

リソース・スケジュール: 説明Oracle Fusion Project Resource Managementには、管理対象の各プロジェクト・エンタープライズ労務リソースに対するプロジェクトおよび非プロジェクトのコミットメントを管理するためのスケジュールが用意されています。リソースが「確認済」または「予約済」ステータスでプロジェクトに割り当てられると、プロジェクト割当がスケジュールに追加されます。研修、有給休暇または他のチーム・メンバー・イベントをOracle Fusion ProjectManagementで作成すると、非プロジェクト・イベントがスケジュールに追加されます。

リソース・スケジュールに含まれるのは次のとおりです。

確認済および予約済リソース割当研修、有給休暇、他のチーム・メンバー・イベントなどの非プロジェクト・イベント

リソース・マネージャはリソース・スケジュールを使用して、プロジェクト・リソース要求の日付範囲にリソースのスケジュールが競合していないかどうかを見極めます。リソース・スケジュールは、プロジェクト・リソース要

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求を遂行するリソースを検索および評価する際に空きキャパシティ・スコアを決定するために使用されます。

次のページで、リソース・スケジュールを表示できます。

「リソースの検索および評価」ページ、「空きキャパシティ」ビュー「リソースの検索および評価」ページ、「最上位リソース」ビュー「リソースの比較」ページ、「リソース・スケジュール」セクション「リソース詳細」ページ、「リソース・スケジュール」セクション

カレンダの時間スケールを調整すれば、要求開始日の1か月前および要求終了日の3か月後にスクロールできます。こうすれば、リソースが長期間稼働可能かどうかを見極めやすくなります。

リソース・スケジュールの週は日曜日に始まって土曜日に終わります。

リソース・カードリソース・カードでは、リソースのスケジュールが別の形で表示されます。リソース・カードには、プロジェクト・リソース要求の最初の週から5週間のリソースの週次空きキャパシティが表示されます。週次空きキャパシティとは、その週の要求時間数で除算した、その週のリソースの稼働可能合計時間数です。

週次空きキャパシティは、リソース・カードで次のようにカラー・コードされています。

緑色はその週に80%以上の合計空きがリソースにあることを示しています。黄色はその週に50%から79%の空きがリソースにあることを示しています。赤色はその週に50%未満の空きがリソースにあることを示しています。

リソース・カードは、「リソースの検索および評価」ページ、「リソース・カード」ビューで表示できます。

プロジェクト・リソース要求ステータス: 説明ステータスによって、プロジェクト・リソース要求のライフサイクルが追跡され、使用可能な処理が制限されます。

プロジェクト・リソース要求タイプによって、要求に使用できるステータスが決まります。プロジェクト・リソース要求タイプは次のとおりです。

新規リソース割当スケジュール変更割当取消

新規リソース次の図は、「新規リソース」要求タイプの確認済割当のプロジェクト・リソース要求ステータスのフローの例を示しています。

この図では、リソース要求は「下書き」ステータスで開始します。要求を取り消すと、ステータスが「取消済」に

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変わります。以降の処理はありません。

要求を送信すると、ステータスが「オープン」に変わります。リソースの確認、要求の取下げ、要求の取消のいずれかを行うことができます。

要求を取り下げると、ステータスが「下書き」に変わります。要求を取り消すと、ステータスが「取消済」に変わります。

確認済割当ステータスのリソースを提案すると、ステータスが「確認済割当に提案済」に変わります。要求のステータスが「確認済割当に提案済」の場合、次のいずれかの処理を実行できます。

リソースの承認。要求ステータスが「確認済割当によって履行済」に変わります。以降の処理はありません。リソースの棄却。ステータスが「オープン」に戻ります。

次の表では、「新規リソース」要求タイプのプロジェクト・リソース要求のステータスについて説明し、各ステータスに許可されている処理を示します。

要求ステータス 説明 使用可能な処理

下書き 要求ステータスは、要求者が次の操作をした場合に「下書き」になります。

「下書き」初期ステータスのプロジェク

要求の編集要求の送信要求の複製

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ト・リソース要求を作成した場合要求を取り下げた場合

要求の削除要求の取消

オープン 要求ステータスは、要求者が次の操作をした場合に「オープン」になります。

遂行のために要求を発行した場合要求に対するすべての提案済リソースを棄却し、リソースが割り当てられなかった場合

「オープン」ステータスは、リソース・マネージャが要求を遂行するためにリソースを検索および評価するための要求の準備が完了していることを示します。

要求の編集特定のリソースの要求リソースの検索および評価確認済または予約済割当のリソースの提案確認済または予約済割当のリソースの送信および承認(リソース数は残数量を超えることはできません)。リソース・マネージャは、この処理を実行するためにプロジェクト割当に対するプロジェクト・リソースの承認権限が必要です。要求の削除要求の取消要求の取下げ要求の複製

確認済割当に提案済、予約済割当に提案済

要求ステータスは、リソース・マネージャが1つのリソースについて要求の遂行のために承認を求めて1つ以上のリソースを送信すると、「確認済割当に提案済」または「予約済割当に提案済」になります。

リソースの承認リソースの棄却要求の複製

複数のリソースについて処理中

要求ステータスは、リソースが要求の遂行のために提案または承認されたが、要求されて未履行のリソースの未処理数量が残っている場合、複数のリソースについて処理中になります。

要求の編集リソースの検索および評価要求に対するリソースのレビュー確認済または予約済割当のリソースの提案(履行する必要がある数量が要求にまだ残っている場合)確認済または予約済割当のリソースの送信および承認(履行する必要がある数量が要求にまだ残っている場合)。リソース・マネージャは、この処理を実行するためにプロジェクト割当に対するプロジェクト・リソースの承認権限が必要です。要求の複製

複数のリソースによって履行済

要求ステータスは、次の場合に「複数のリソースによって履行済」になります。

プロジェクト・マネージャがこの要求の割当のためにすべてのリソースを承認した場合リソース・マネージャがこの要求の割当のためにすべてのリソースを送信および承認した場合

プロジェクト・マネージャの処理は、次のとおりです。

要求の複製要求に対するリソースのレビュー

リソース・マネージャの処理は、次のとおりです。要求に対するリソースのレビュー

確認済割当によって履行済、予約済割当によって履行済

要求ステータスは、次の場合に「確認済割当によって履行済」または「予約済割当によって履行済」になります。

プロジェクト・マネージャが割当のためにリソースを承認した場合リソース・マネージャが割当のためにリソースを送信および承認した場合

要求の複製

取消済 要求ステータスは、プロジェクト・マネージャまたはリソース・マネージャが要求を取り消す

要求の複製

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と、「取消済」になります。要求の削除

割当スケジュール変更または割当取消割当スケジュールの変更または取消を開始すると、アプリケーションによって、変更を追跡するプロジェクト・リソース要求が作成されます。

次の表では、要求タイプが「割当スケジュール変更」または「割当取消」のプロジェクト・リソース要求のステータスについて説明し、各ステータスに許可されている処理を示します。

要求ステータス 説明 使用可能な処理

修正待ち

要求ステータスは、次の場合に「修正保留中」になります。リソース・マネージャが、Oracle Fusion Project Resource Managementで割当スケジュールの変更または取消を開始した場合プロジェクト・マネージャがOracle Fusion Project Managementで割当日変更を開始した場合

修正の承認修正の棄却修正コメントの編集

注意: 修正を取り消す処理は割当が対象です。

承認済の修正

要求ステータスは、次の場合に「承認済の修正」になります。プロジェクト・マネージャが、「修正待ち」ステータスの要求を承認した場合プロジェクト・マネージャが、Oracle Fusion Project Managementで割当取消を開始した場合リソース・マネージャが、プロジェクト・マネージャの開始した割当スケジュール変更を承認した場合

なし

取消済の修正

要求ステータスは、プロジェクト・マネージャまたはリソース・マネージャが割当修正を取り消すと、「取消済の修正」になります。

なし

棄却済の修正

要求ステータスは、プロジェクト・マネージャまたはリソース・マネージャが割当修正を棄却すると、「棄却済の修正」になります。

なし

要求タイプが「割当スケジュール変更」または「割当取消」のプロジェクト・リソース要求の削除、複製または取消を行うことはできません。

プロジェクト・リソース管理ワークフロー通知: 説明プロジェクト・リソース要求を送信する場合、リソース割当を提案、承認または修正する場合、またはリソース要員配置オプションを変更する場合、通知を送信します。

リソース管理通知の内容は、次のとおりです。

通知がトリガーされる処理通知設定

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ワークフロー通知の例

通知がトリガーされる処理次の表に、通知がトリガーされる処理、通知受信者、受信者の次の手順を示します。

処理実行者 処理 受信者 受信者が要求される処理

プロジェクト・リソース要求者

遂行のためのプロジェクト・リソース要求の発行割当に対する提案済リソースの承認または棄却割当スケジュール変更の発行割当の取消

要員配置所有者およびワークフロー構成で指定されたその他の受信者

情報のみ(発行された割当スケジュール変更に対する)割当スケジュール変更の承認または棄却

プロジェクト・リソース要求者

割当のリソースの承認割当スケジュールの修正または割当の取消

リソース 情報のみ

要員配置所有者 割当実行のためのリソースの提案割当スケジュール変更の発行割当取消の発行

プロジェクト・リソース要求者およびワークフロー構成で指定されたその他の受信者

提案されたリソース、割当スケジュール変更、割当取消の承認または棄却

管理者プロジェクト・エンタープライズ労務リソースの保守プロセス

リソース定義の「リソース空き状況および要員配置の管理」オプションの選択の解除

リソース・プール所有者リソースがチーム・メンバーであるプロジェクトのプロジェクト・マネージャ

情報のみ

管理者プロジェクト・エンタープライズ労務リソースの保守プロセス

リソースが要員配置に使用できなくなる日付を設定するための、リソース定義への「日付: 至」の入力

リソースがチーム・メンバーであるプロジェクトのプロジェクト・マネージャ

情報のみ

要員配置所有者 プロジェクト・リソース割当の送信および承認

プロジェクト・リソース要求者

情報のみ

要員配置所有者 割当修正または取消の送信 プロジェクト・リソース要求者

割当修正または取消の承認または棄却

通知設定「プロジェクト・リソース管理実装オプションの管理」ページで次のオプションを選択して、通知を有効にします。

プロジェクト・リソース要求の送信時に要員配置所有者に通知プロジェクト・リソース要求を履行するためにリソースが提案されたときに要求者に通知

ヒント: このワークフロー実装オプションを有効にしない場合も、要求者は、プロジェクト・リソース要求でリソースを承認または棄却できます。プロジェクト・リソース割当が作成または修正されたときにリソースに通知

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ワークフロー通知は自動的に有効になり、リソースがプロジェクト・リソース要求を遂行するために適格ではなくなると、リソース・プール所有者およびプロジェクト・マネージャに通知が行われます。このタイプのワークフローに実装設定は必要ありません。

ワークフロー通知の例この例では、ワークフロー通知を使用するプロジェクト・リソースの要求について説明します。この例では、要求者のアクティビティ、アプリケーション、要員配置所有者および関連するワークフロー通知について説明します。

次の例の場合:

1. プロジェクト・マネージャは、新規プロジェクト・リソースの要求を発行します。2. 資格がある稼働可能な候補者をリソース・マネージャが検索して、プロジェクトによく適合するリソースを探します。

3. リソース・マネージャは確認済割当のリソースを提案し、提案したリソースをプロジェクト・マネージャが承認するように要求を送信します。

4. リソースの承認を要求するEメール通知をプロジェクト・マネージャが受信し、リソースを承認します。この処理により、プロジェクト・リソース要求が遂行され、プロジェクト割当のリソースが確認され、リソースが承認されたことを知らせるEメール通知がリソースおよびリソース・マネージャに送信されます。

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関連トピック

構成可能なリソース管理承認ワークフロー・ルール: 説明

リソース要求でのリソースの提案: 考慮する点リソース・マネージャの場合は、プロジェクト・リソース要求に対して1つ以上のリソースを提案し、それらをプロジェクト・マネージャに送信したり、リソース割当を自分で承認できます。

ヒント:リソースをすでに提案している場合、引き続き要求に対してさらに多くのリソースを提案できます。以前に棄却されたリソースを同じリクエストに再度提案できます。

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次の図は、リソースの提案から提案されたリソースの承認または棄却まで、リソースの提案に関するワークフローを示しています。

要求に対するリソースの直接提案提案する特定のリソースがすでにわかっている場合は、「プロジェクト・リソース要求の編集」ページまたはリソース要求の管理ページで「リソースの提案」処理を選択し、そのリソースを選択できます。

リソースの評価および提案提案する特定のリソースがわからない場合は、提案するリソースを検索できます。「プロジェクト・リソース要求の編集」ページまたは「プロジェクト・リソース要求の管理」ページで「リソースの評価」処理を選択し、リソースを選択します。

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要求履行割り当てる必要があるリソースを信頼できる場合は、そのリソースを送信して自分で承認することができます。リソース割当を承認するには、プロジェクトに対するプロジェクト・リソース割当の承認権限が必要です。

注意: 選択したリソースの数が残りのリソースより多い場合、リソースを送信して自分で承認することはできません。

要求が履行されると、残りの提案済リソースは「棄却済」ステータスに変更されます。

プロジェクト・エンタープライズ労務リソースの原価レートと請求レート: 説明プロジェクト・リソース要求を遂行するためのリソースの検索および評価の際に、リソース・マネージャは、リソースの原価レートと請求レートを表示し、プロジェクトの財務要件を満たすリソースを選択できます。プロジェクト割当レートによって、マージンおよび収益予測の分析を目的として労務リソースの原価金額と請求金額を計算するためのデータが提供されます。リソース・マネージャとプロジェクト・マネージャは、プロジェクト割当のレートを調整して、最新のレポート情報を用意できます。

プロジェクト・エンタープライズ労務リソースの原価レートと請求レートの内容は、次のとおりです。

リソース・レートの定義リソース評価時のレートの比較プロジェクト割当の原価レートと請求レートの移入プロジェクト割当レートの調整プロジェクト労務の原価金額と請求金額の計算

リソース・レートの定義プロジェクト・アプリケーション管理者は、「プロジェクト・エンタープライズ・リソースの管理」ページ→「プロジェクト・エンタープライズ・リソースの作成」ウィンドウでリソースのコスト・レートと請求レートを定義できます。管理者は、サードパーティ・アプリケーションなどの外部ソースからリソースをインポートするときにレートを定義することもできます。

リソース・レートはオプションです。

リソース・レート・タイプは次のとおりです。

原価レート: プロジェクトのリソースの原価を決定する作業ユニットのレート。請求レート: プロジェクトのリソースの請求金額または収益認識金額を決定する作業ユニットのレート。

作業ユニットは時間で示されます。

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リソース評価時のレートの比較プロジェクト・リソース要求には、次のリソース・レートを含めることができます。

ターゲットの原価レートと請求レート: プロジェクト・マネージャは、プロジェクト・リソース要求でターゲットの原価レートと請求レートを指定できます。要求時のレートはオプションです。リソースの原価レートと請求レート: 要求に対してリソースを指定すると、アプリケーションによって、その要求に対するリソースの原価レートと請求レートがコピーされます。

リソース・マネージャが、要求を遂行するためのリソースを検索する場合、検索結果のすべてのリソースについて、「リソースの検索および評価」ページにリソースの原価レートと請求レートが表示されます。リソース・マネージャは、「リソースの比較」ページを使用して、ターゲット・レートと選択したリソースのレートを比較します。

ヒント: プロジェクト・マネージャとリソース・マネージャは、「リソース詳細」ページでリソース・レートを参照することもできます。これは、リソース・マネージャがリソースの検索を実行せずに、要求を遂行するために検討しているリソースが1つのみの場合に特に便利です。

プロジェクト割当の原価レートと請求レートの移入割当レート通貨は、プロジェクト通貨に基づきます。アプリケーションでは、レート通貨がプロジェクト通貨と異なる場合、リソースまたはプロジェクト・リソース要求から割当にレートがコピーされません。リソースまたはプロジェクト・リソース要求に対してレートが指定されていない場合、またはすべての使用可能なレートがプロジェクト通貨以外の通貨に基づく場合、割当は請求レートまたは原価レートなしで作成されます。

次の表で、プロジェクト割当の原価レートと請求レートを移入する方法について説明します。

割当の作成方法割当の原価レートの移入方法 割当の請求レートの移入方法

リソースがプロジェクト・リソース要求を遂行します。

割当ではリソースの原価レートを使用します。

割当ではプロジェクト・リソース要求からターゲットの請求レートを使用します。要求でターゲットの請求レートが指定されていない場合、割当ではリソースの請求レートを使用します。

リソースはプロジェクトに直接割り当てられます。

割当ではリソースの原価レートを使用します。

割当ではリソースの請求レートを使用します。

プロジェクト割当レートの調整プロジェクト・マネージャは、「プロジェクト・リソースの管理」ページで、プロジェクトに直接割り当てられるリソースのリソース・レートを修正できます。プロジェクト・マネージャは、「プロジェクト・リソース割当の編集」ページで、すべてのプロジェクト・リソースのレートを修正できます。Oracle Fusion Project Managementで確認済リソースに対して行うレート変更は、Oracle Fusion Project Resource Managementの割当に反映されます。

リソース・マネージャは、「プロジェクト・リソース割当の編集」ページで、リソース・レートを修正できます。レート変更は、Oracle Fusion Project Managementの割当に反映されます。

割当レート通貨は調整できません。

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調整されたレートは、リソースのタスクで労務の原価金額と請求金額に反映されます。

注意: プロジェクトまたは割当でのコスト・レートと請求レートの変更は、「プロジェクト・エンタープライズ・リソースの管理」ページのリソースのコスト・レートと請求レートに影響を与えません。

プロジェクト労務の原価金額と請求金額の計算プロジェクト労務リソースの原価金額または請求額を計算する場合、アプリケーションでは、各リソースの時間単位の作業従事がリソースの原価レートまたは請求レートに掛けられます。

ポジションのリソース適合性のレビューリソースの空きキャパシティ・スコア: 計算方法リソースの空きキャパシティ・スコアは、プロジェクト・リソース要求を遂行するリソースの適合性の単位です。このスコアは、要求された期間中にリソースがプロジェクト割当の作業を行える時間の割合を示しています。

リソースの空きキャパシティ・スコアを計算するために使用されるカレンダ

アプリケーションでは、リソース・カレンダと、プロジェクト・カレンダまたはプロジェクト・リソース要求で指定された1日当たりの時間数を使用して、新規プロジェクト割当に対するリソースの空き状況を計算します。プロジェクト・リソース要求で、プロジェクト・カレンダを選択して1日当たりの要求時間数を決定するか、それらがプロジェクト・カレンダと異なる場合は1日当たりの時間数を指定できます。リソース・カレンダによって、1日当たりにリソースが作業できる時間数が決まります。

リソース・カレンダは、リソースの日次作業時間数のスケジュールです。プロジェクト・リソース要求を遂行するためにリソースを使用できる時間数は、その日の勤務時間数から、プロジェクト割当およびプロジェクト外イベントに対してリソースがその日にコミットしている時間数を差し引いた時間になります。プロジェクト外イベントの例としては、有給休暇や研修があります。

空き状況は、経過スケジュール・タイプのアクティブ・プロジェクトおよびリソース・カレンダ、7日間の1つの稼働日パターンおよび1つのプロジェクト・シフトに対してのみ計算されます。別の方法として、事前定義済の標準カレンダをリソース・カレンダまたはプロジェクト・カレンダとして使用することもできます。

注意:空きキャパシティ計算では、プロジェクト・カレンダのスケジュール例外のみが考慮されます。空きキャパシティ・スコアが計算されるためには、プロジェクト・カレンダおよびリソース・カレンダの有効日が、プロジェクト・リソース要求の日付範囲をカバーしている必要があります。

リソースの空きキャパシティ・スコアの計算方法

リソースの空きキャパシティ・スコアは次のように計算されます。

1. プロジェクト・リソース要求に要求された期間に対して、プロジェクト・カレンダまたはプロジェクト・

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リソース要求で指定された1日当たりの時間数に基づいて、勤務日および日ごとの勤務時間を決定します。2. プロジェクト割当またはプロジェクト外イベントにリソースがコミットしている、要求期間中の日数および時間数を決定します。これらの時間は要求を遂行するためにリソースを使用できません。

3. 要求された期間の各勤務日に対して、リソースの稼働可能時間数をその日の要求時間数で除算し、その結果を100倍します。これにより、日ごとのリソースの空き状況(パーセントで表示)が決まります。

注意: リソースの稼働可能時間数がその日の要求時間数を超えた場合でも、最大空きキャパシティは100%になります。たとえば、リソースが1日当たり10時間勤務できる場合に、要求が1日当たり8時間である場合、リソースの空き状況は100%になります。

4. 日ごとの空き状況の合計を要求期間の日数で除算します。その結果が、プロジェクト・リソース要求に対するリソースの空きキャパシティ・スコアになります。

リソースの空きキャパシティ・スコア: 例リソースの空きキャパシティ・スコアとは、プロジェクト・リソース要求で要求された期間中にリソースが作業できる時間の割合です。アプリケーションでは、リソース・カレンダと、プロジェクト・カレンダまたはプロジェクト・リソース要求で指定された1日当たりの時間数を使用して、リソースの空きキャパシティを計算します。

次に、リソース空きキャパシティ・スコアの計算の例を示します。

例1: リソースの空きキャパシティ・スコアが100%になる場合

この例の場合:

プロジェクト・カレンダに基づいた1日当たりの時間数に対するプロジェクト・リソース要求日は、8月22日木曜日から8月28日水曜日までです。プロジェクト・カレンダおよびリソース・カレンダの標準勤務日数は、月曜日から金曜日までの1日当たり8時間で、土曜日と日曜日は休日です。リソースには、要求された期間中に、プロジェクト割当または非プロジェクト・イベントはスケジュールされていません。

次の表は、100%の空きキャパシティ・スコアを求めるために使用される、8月22日から8月28日までのリソースの使用可能時間数、要求時間数、日次リソースの空きキャパシティについて説明しています。

8月22日 8月23日 8月24日 8月25日 8月26日 8月27日 8月28日

リソースの使用可能時間数 8 8 休日 休日 8 8 8

要求時間数 8 8 休日 休日 8 8 8

リソースの空きキャパシティ 100% 100% 適用なし 適用なし 100% 100% 100%

次の式は、この例のリソースの空きキャパシティ・スコアを計算します。日次空きキャパシティ・スコアの合計は500%です。

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例2: リソースの空きキャパシティ・スコアが70%になる場合

この例の場合:

リソースに要求されているのは、プロジェクト・リソース要求で指定された8月22日木曜日から8月28日水曜日まで1日当たり4時間の勤務です。プロジェクト・カレンダおよびリソース・カレンダの標準勤務日数は、月曜日から金曜日までの1日当たり8時間で、土曜日と日曜日は休日です。リソースには、8月22日に8時間のプロジェクト割当および8月23日に6時間の研修クラスがスケジュールされています。

次の表は、70%の空きキャパシティ・スコアを求めるために使用される、8月22日から8月28日までのリソースの使用可能時間数、要求時間数、日次リソースの空きキャパシティについて説明しています。

8月22日 8月23日 8月24日 8月25日 8月26日 8月27日 8月28日

リソースの使用可能時間数 0 2 休日 休日 8 8 8

要求時間数 4 4 休日 休日 4 4 4

リソースの空きキャパシティ 0% 50% 適用なし 適用なし 100% 100% 100%

次の式は、この例のリソースの空きキャパシティ・スコアを計算します。日次空きキャパシティ・スコアの合計は350%です。

例3: リソースの空きキャパシティ・スコアが65%になる場合

この例の場合:

プロジェクト・カレンダに基づいた1日当たりの時間数に対するプロジェクト・リソース要求日は、12月2日月曜日から12月13日水曜日までです。プロジェクト・カレンダは、月曜日から金曜日までの1日当たり8時間で、土曜日と日曜日は休日です。

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リソース・カレンダは、月曜日から木曜日までの1日当たり10時間で、金曜日、土曜日および日曜日がリソースの休日です。12月の第1週にリソースは半日(1日当たり5時間)のみ勤務します。リソースには、12月9日に2時間の研修クラスがスケジュールされています。

次の表は、65%の空きキャパシティ・スコアを求めるために使用される、12月2日から12月13日までのリソースの使用可能時間数、要求時間数、日次リソースの空きキャパシティについて説明しています。

12月2日 12月3日 12月4日 12月5日 12月6日 12月7日 12月8日 12月9日 12月10日 12月11日 12月12日 12月13日

リソースの使用可能時間数

5 5 5 5 休日 休日 休日 8 10 10 10 休日

要求時間数

8 8 8 8 8 休日 休日 8 8 8 8 8

リソースの空きキャパシティ

62.5% 62.5% 62.5% 62.5% 0% 適用なし

適用なし

100% 100% 100% 100% 0%

次の式は、この例のリソースの空きキャパシティ・スコアを計算します。日次空きキャパシティ・スコアの合計は650%です。

リソース資格スコア: 計算方法リソース資格スコアは、プロジェクト・リソース要求を遂行するためのリソースの適合性の単位です。アプリケーションは、要求された資格およびキーワードを、リソース・プロファイルおよび履歴書のリソースの資格と比較してスコアを計算します。

リソース資格スコアに影響を与えるオブジェクト

リソース資格スコアの計算に影響を与える主なオブジェクトは次のとおりです。

資格

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熟達度キーワードプロジェクト・リソース要求リソース・プロファイルリソース履歴書添付

リソース資格スコアの計算方法

リソース資格スコアは、コンピテンシや言語などの資格のスコア、およびキーワードのスコアの2つのスコアで構成されています。

次の表で、プロジェクト・リソース要求のコンテンツ・タイプおよびキーワードに基づいてリソース資格スコアを計算する方法を説明します。

プロジェクト・リソース要求の資格 リソース資格スコア

構造化コンテンツ・タイプ リソースの個々の構造化コンテンツ・タイプの合計を資格の合計数で割った値

非構造化キーワード リソースの個々の非構造化キーワードの合計を資格の合計数で割った値

構造化コンテンツ・タイプおよび非構造化キーワード

構造化コンテンツ・タイプおよび非構造化キーワードの平均

資格なし リソース資格スコアなし

資格スコア

要求にあるすべての資格に対するリソースのスコアは、個々の資格スコアの合計を、要求された資格の合計数で除算して決定されます。

次の表に、プロジェクト・リソース要求の個々の資格のリソースのスコアを決定するルールを示します。

プロジェクト・リソース要求の熟達度資格 リソース・プロファイル

個々の資格スコア

はい 要求された熟達度に合致する熟達度を持つ要求された資格がリソースにあります。

100%

はい 要求された熟達度より低いまたは高い熟達度を持つ要求された資格がリソースにあります。

50%

はい/いいえ 要求された資格がリソースにありません。 0%

熟達度の指定がない資格 要求された資格がリソースにあります。 100%

次の表に、言語資格のリソースのスコアを決定するルールを示します。

プロジェクト・リソース要求の言語資格 リソース・プロファイル 言語資格スコア

リーディング、スピーキングお

リーディング、スピーキングおよびライティングの熟達度要求に合致する熟達度の要求言語が

リーディング100%

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よびライティング

リソースにあります。スピーキング100%

ライティング100%

これらのスキルに熟達度レベルを指定すると、リーディング、スピーキングおよびライティングのスキルの個別のスコアが言語資格に対して計算されます。

ライティングの熟達度の指定がないリーディングおよびスピーキング

リーディングおよびスピーキングの熟達度要求に合致する熟達度の要求言語がリソースにあります。

リーディング100%

スピーキング100%

このシナリオでは、リーディングおよびスピーキングに熟達度が指定されていますが、ライティングには指定されていません。そのため、ライティング・スキルのスコアは計算されません。

リーディングおよびスピーキング

要求されたリーディング熟達度より低いまたは高いリーディング熟達度があり、要求されたスピーキング熟達度に合致するスピーキング熟達度がある要求言語がリソースにあります。

リーディング50%

スピーキング100%

熟達度の指定がある言語資格

要求された資格がリソースにありません。 0%

熟達度の指定がない言語資格

要求された資格がリソースにあります。リソースの熟達度はスコア計算で考慮されません。

100%

相対キーワード・スコア

この相対キーワード・スコアは、資格スコアと結合され、リソース資格スコアを構成します。このリソース資格スコアは、「リソースの検索および評価」ページ、「リソースの比較」ページおよび(これらのいずれかのページからドリルダウンできる)「リソース詳細」ページに表示されます。

アプリケーションは、次の属性で要求されたキーワードについて、リソースのプロファイルおよび履歴書添付を検索します。

コンピテンシ言語学位専門学位および取得項目免許および証明メンバーシップ履歴書

たとえば、キーワード「財務」をプロジェクト・リソース要求に入力すると、財務職のコンピテンシがリソースに含まれている場合に、それがリソースのキーワード発生回数としてカウントされます。

「リソースの検索および評価」ページでリソースを検索すると、アプリケーションによって、次のように要求キーワードごとに相対キーワード・スコアが導出されます。

リソースのプロファイルおよび履歴書にあるキーワードの発生回数が、検索結果にあるすべてのリソースのプロファイルおよび履歴書の同じキーワードの発生回数と比較されます。リソースのキーワードの発生回数が、検索結果にあるリソースのキーワードの発生回数の最高数で除算されて、個々のキーワードに対するリソースのスコアが計算されます。

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次の表は、キーワード「Java」のリソース・スコアの例を示しています。リソースAには「Java」という単語が10回発生しており、検索結果のすべてのリソースで最高の発生回数になっています。そのため、検索結果のすべてのリソースのスコアが、各リソース・プロファイルおよび履歴書のキーワードの発生回数を10で除算して計算されます。

リソースA リソースB リソースC

リソース・プロファイルおよび履歴書における「Java」の発生回数 10 5 0

「Java」のキーワード・スコアの計算 10 / 10 = 100% 5 / 10 = 50% 0 / 10 = 0%

要求にあるキーワード全体に対するリソースのスコアは、個々のキーワード・スコアの合計を要求にあるキーワードの合計数で除算して決定されます。

注意: 「リソースの検索および評価」ページで検索されるリソース・プールを変更すると、キーワードの発生回数が最高のリソースが、検索結果で変化する可能性があります。この変更により、相対計算の分母が変化するため、リソース・キーワード・スコアが影響を受ける可能性があります。

単純キーワード・スコア

プロジェクト・リソース要求を遂行するために検討しているリソースが1つのみの場合、キーワード・スコアは、リソース・プロファイルまたは履歴書に各要求キーワードが少なくとも1回出現しているかどうかに基づきます。これは、次の例に示すとおり単純計算です。

リソースに要求キーワードが1回以上出現する場合、そのリソースの個別キーワード・スコアは100%です。プロジェクト・リソース要求に2つのキーワードが含まれ、リソースで第1のキーワードが1回出現し、第2のキーワードが出現しない場合、そのリソースの個別キーワード・スコアは50%です。

注意: 相対キーワード・スコアと単純キーワード・スコアの計算は異なるため、プロジェクト・リソース要求から直接開くことのできる「リソース詳細」ページのリソース資格スコアは、「リソースの検索および評価」ページの同じリソースのスコアとは異なることがあります。要求から開くことのできる「リソース詳細」ページのスコアは、リソースを比較しないため、単純計算に基づいています。「リソースの検索および評価」ページのスコアは、検索結果のすべてのリソースの相対計算に基づいています。

リソース資格スコアのコンポーネント: 連携の仕組みプロジェクト割当に対して評価する各リソースには、リソース資格スコアが含まれています。リソース資格スコアおよび空きキャパシティ・スコアは、特定のリソースが割当の適切な候補かどうかを決定するために役立ちます。リソース資格スコアの計算に影響を与えるリソース属性は次のとおりです。

資格熟達度キーワードプロジェクト・リソース要求リソース・プロファイルリソース履歴書添付

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資格

資格はリソースの属性であり、コンピテンシ、言語、学位、専門学位および取得項目、免許および証明、メンバーシップなどがあります。Oracle Fusion Human Capital Management (HCM)でワークフォースを設定するときに、資格を設定します。

熟達度

熟達度をコンピテンシまたは言語に関連付けて、リソースが持つ専門知識またはプロジェクト割当で特定の資格に対して要求される専門知識のレベルを示すことができます。

キーワード

キーワードは、一般的な資格要件を表す、プロジェクト・リソース要求での単語またはフレーズです。

プロジェクト・リソース要求

プロジェクト・リソース要求には、プロジェクト割当に対してリソースが必要とする属性を示す資格およびキーワードが含まれています。

リソース・プロファイル

リソースは、自身の資格、熟達度および履歴書のリソース・プロファイルを保持します。プロファイルは、リソースの知識、スキルおよび専門知識を表し、要求される資格および熟達度をリソースが持っているかどうかを決定するためにスコア計算で使用されます。スコア計算では、リソースのプロファイルでのキーワードの発生回数も考慮されます。

リソース履歴書添付

プロジェクト・リソース要求に対するリソース資格スコアの計算時に、リソースの履歴書でのキーワードの発生回数がアプリケーションによってカウントされます。

リソース資格スコア: 例この例では、プロジェクト・リソース要求を遂行するために検討されている3人のリソースについて、リソース資格スコアを計算する方法を示します。

プロジェクト・リソース要求および資格スコア

この例では、プロジェクト・リソース要求に、コンピテンシ、学位および言語の資格が含まれています。この要求にはキーワードも1つ含まれています。リソース・マネージャは、リソース資格スコアに基づいて各候補の適合性を評価します。

次の表は、各リソース資格スコアを構成する個々の資格スコアおよびキーワード・スコアを示しています。

プロジェクト・リソース要求でのコンピテンシ、学位、言語またはキーワード リソースA リソースB リソースC

コンピテンシ: Java Java、エキスパート: 100% 0% Java、中級: 50%

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熟達度: エキスパート

学位: 経営学修士 経営学修士: 100% 0% 経営学修士: 100%

言語: フランス語スピーキング熟達度: 中級

フランス語、スピーキング熟達度中級:100%

フランス語、スピーキング熟達度初級: 50%

フランス語、スピーキング熟達度中級: 100%

キーワード: 財務リソース 10回のキーワード発生 / 10回の最大発生数 = 100%

5 / 10 = 50% 0 / 10 = 0%

資格スコアの計算 資格スコア: 300% / 3 = 100%

キーワード・スコア: 100% / 1 =100%リソース資格スコア: (100% +100%) / 2 = 100%

この例では、リソースAが、プロジェクト・リソース要求を遂行するために最も適格な個人です。

資格スコア: 50% / 3= 17%キーワード・スコア: 50% / 1= 50%リソース資格スコア:(17% +50%) / 2 =33.5%

資格スコア: 250% /3 = 83%キーワード・スコア: 0% / 1 =0%リソース資格スコア:(83% + 0%)/ 2 = 41.5%

リソース総合一致スコア: 計算方法リソース総合一致スコアは、プロジェクト・リソース要求を遂行するためのリソースの適合性の単位です。

リソース総合一致スコアの計算方法

リソース総合一致スコアは、リソースの空きキャパシティ・スコアおよびリソース資格スコアの平均です。次に例を示します。

リソースの空きキャパシティ・スコアが50%で、資格スコアが80%の場合、次の式により、リソース総合一致スコアが計算されます。

リソースの空きキャパシティ・スコアが0%で、資格スコアが80%の場合、次の式により、リソース総合一致スコアが計算されます。

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リソース資格スコアが存在しない場合は、リソース総合一致スコアと空きキャパシティ・スコアが等しくなります。

空きキャパシティ・スコアを計算するために有効なカレンダがリソースにない場合は、リソース総合一致スコアはリソース資格スコアと0%の空きキャパシティ・スコアの平均になります。

リソース要求に対するリソースのマッチング: 例この例では、リソース・マネージャがプロジェクト・リソース要求を遂行するために、資格があるリソースを検索および評価する方法を示します。

リソースの検索は反復して実行するプロセスです。「リソースの検索および評価」ページで最初に検索しても、プロジェクト・リソース要求を遂行する資格があるリソースが見つからない場合は、検索属性を変更して再度検索できます。

シナリオ

プロジェクト・マネージャが戦略的な顧客プロジェクトに割当てるするプロジェクト・エンジニアのプロジェクト・リソース要求を作成して発行しました。あなたは、割当に適任のリソースを探す必要があるリソース・マネージャです。

組織のプロジェクト・アプリケーション管理者が、デフォルトの資格、熟達度レベルおよびキーワードが指定されたプロジェクト・エンジニア・ロールを以前に設定していました。プロジェクト・マネージャがプロジェクト・エンジニア・ロールを選択すると、これらの属性が要求に移入されました。

リソースを検索および評価して、割当に対して資格があり稼働可能な個人を決定します。

リソースの検索

まず、「プロジェクト・リソース要求の管理」ページにナビゲートして、プロジェクト・リソース要求の「リソースの評価」アイコンをクリックします。アプリケーションでは、所有するリソース・プールのリソースが評価されて、Oracle Fusion HCMのリソース・スキル・プロファイルと要求された資格、熟達度レベルおよびキーワードが一致するものが検索されます。リソース・カレンダおよびプロジェクト・カレンダを使用して、割当に対するリソースの空き状況が計算されます。

「リソースの検索および評価」ページで、最初の検索結果のリソース・カードをレビューします。各カードには、リソースの資格、稼働状況および総合スコアが表示されます。リソース・カードのカレンダ・バーには、要求された日付範囲の最初の5週間のリソースの稼働状況が表示されます。

分析

さらに多くのリソースを評価するには、資格があるリソースを検索するリソース・プールのリストを展開します。しきい値に一致するリソースを展開し、含める資格および空きキャパシティ・スコアの範囲を広げて、さらに多くのリソースを表示します。表示されるリソースを絞り込むには、特定のコンピテンシ、言語、事業所、プロジェクト・ロールおよび出張プリファレンスのフィルタを選択します。選択した属性を持つリソースのみが表示されます。

プロジェクト・エンジニア・ロールのデフォルト資格の1つが、この割当では必須ではないと判断します。「要求基準の編集」ボタンをクリックして、不要な資格を削除します。このウィンドウで、要求開始日も変更します。改

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訂した要求基準に基づいて、「リソースの検索および評価」ページのリソースをレビューします。

評価中に、アサイメントによく適合する可能性があるリソースをいくらか見つけます。決定する前にさらに多くのリソースを評価するには、見込み候補をリソース・ショートリストに追加します。ショートリストを使用すれば、候補を再び検索しなくても、見込み候補のリストを保持できます。リソース・プールおよびスコアしきい値を変更して、リソースの検索を続けます。

見込み候補の比較を並べて表示するには、ショートリストでリソースを選択して「比較」アイコンをクリックします。資格および空きキャパシティ・スコア、各要求資格およびキーワードに対するリソースの一致の度合い、および要求した日付範囲における各リソースのプロジェクトおよび非プロジェクト取引約定を比較します。

リソースの選択

どのリソースが割当に最もよく適合しているかを判断して、プロジェクト・マネージャ承認用のリソースを提案します。

ポジションのリソース適合性のレビューに関するFAQ

プロジェクト・リソース要求でキーワードを入力するにはどうすればよいですか。

プロジェクト・リソース要求の資格を入力する場合、事前に定義された資格を選択するか、自由形式のキーワードを入力できます。検索プロセスでは、キーワードが各リソースの履歴書と照合されます。資格を入力する際に、表示される候補リストから項目を選択した場合、その項目が構造化資格になり、リソースのタレント・プロファイルと照合されます。

自由形式の単語またはフレーズを入力した場合、それがキーワードになります。この資格を表示するには、「プロジェクト・リソース要求の作成」または「プロジェクト・リソース要求の編集」ページの「資格およびキーワード」セクションで「詳細の表示」オプションを選択します。

リソースに稼働率スコアがないのはなぜですか。

次のいずれの状況でも、リソースの「空きキャパシティ」スコアは設定されません。

プロジェクト・リソース要求日がプロジェクト・カレンダまたはリソース・カレンダの有効日以外の場合。プロジェクト・カレンダまたはリソース・カレンダの勤務日数がゼロの場合。プロジェクト・カレンダまたはリソース・カレンダがアプリケーションから削除されたか、もう使用できない場合。プロジェクト・カレンダまたはリソース・カレンダが複雑な場合。たとえば、カレンダに7日間が含まれていない場合や、複数のパターンおよびシフトが含まれている場合。

リソース資格の検索で履歴書添付が含められるのはいつですか。

リソース履歴書が「ファイル」添付タイプの場合、「プロジェクト・リソース資格索引の保守」プロセス中に履歴書テキストが索引化されます。索引化されたキーワードは、プロジェクト・リソース要求のリソース資格スコア計算に含められます。

履歴書添付は、次の場合に検索索引に含められます。

履歴書が、「ファイル」添付タイプの場合。

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注意: 「URL」や「テキスト」などの添付タイプは、索引化されません。

索引プロセスを実行する前に履歴書をリソース・プロファイルに添付する場合。

このプロセスは、「ファイル」添付タイプの最新バージョンの履歴書のみを索引化します。

プロジェクト・リソース要求の資格スコア、空きキャパシティ・スコアおよび総合スコアのインジケータとは何ですか。

「リソースの検索および評価」ページで資格、空きキャパシティ、リソースの総合スコアを評価できます。スコアは、プロジェクト・リソース要求にどれほどリソースが一致しているかを示します。さらに、色分けされたインジケータがスコアごとに表示されます。色はスコアによって異なります。

スコアが80%から100%の場合、インジケータは緑色になります。スコアが50%から79%の場合、インジケータは黄色になります。スコアが50%未満の場合、インジケータは赤色になります。

プロジェクト・マネージャとリソース・マネージャがリソースの異なる資格スコアを取得できるのはなぜですか。

リソース・マネージャは、プロジェクト・リソース要求で要求されたプロジェクト・ロールに関連付けられた資格を変更できます。リソース・マネージャがプロジェクト・リソース要求の資格を変更した場合、「リソースの検索および評価」ページ(リソース・マネージャ用)に表示される資格スコアは、プロジェクト・マネージャの「リソースの評価」ページに表示される資格スコアとは異なる可能性があります。

リソースの評価および割当に関するFAQ

プロジェクト・リソース要求に対応するリソース割当をリソース・マネージャが承認できますか。はい。リソース割当を承認するためのプロジェクト割当に対するプロジェクト・リソースの承認権限を持つリソース・マネージャは、「要求のリソースの提案」ページの「送信して承認」ボタンを使用できます。複数のリソースを選択し、選択したリソースの数が残数量を超えている場合、リソースの送信および承認はできません。

検索結果をレビューしているときに、プロジェクト・リソース要求の検索基準を変更できますか。はい。プロジェクト・リソース要求を遂行するリソースを検索しているときに、開始日および終了日、資格、キーワードおよび熟達度を一時的に変更できます。「リソースの検索および評価」ページの要求基準を変更しても、プロジェクト・リソース要求には保存されません。「リソースの検索および評価」ページの「リセット」ボタンをクリックするか、ページを閉じて要求に戻ると、変更した基準が元の検索基準に戻ります。

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リソースを検索するときにリソースの出張プリファレンスでフィルタリングするにはどうすればよいですか。「リソースの検索および評価」ページでリソースの検索結果をフィルタリングして、国内出張または海外出張できるリソースを見つけることができます。「国内出張」および「海外出張」フィルタ・オプションは、Oracle FusionHCMの自分のプロファイルの「勤務要件」領域で出張プリファレンスを選択したリソースに適用されます。

自分のプロファイルで出張プリファレンスを選択していないリソースまたはHCMに存在しないリソースを検索対象にするには、「未指定」フィルタ・オプションを選択します。

検索結果を表示するときにオプションをクリアして、出張プリファレンスを無視します。

プロジェクトがなくても、資格があるリソースを検索できますか。はい。要求をプロジェクトに関連付ける前に、プロジェクト・リソース要求を発行して、要求した資格およびキーワードに対してリソースを評価できます。いつでも要求にプロジェクトを追加でき、あるいは、要求を遂行する際に割当にプロジェクトを関連付けることもできます。

ただし、プロジェクトが指定されていないプロジェクト・リソース要求に対しては、空きキャパシティ・スコアは計算されません。

プロジェクト管理ページまたはリソース管理ページを表示できないのはなぜですか。プロジェクト管理ページまたはリソース管理ページを表示するには、アクティブなユーザー・アカウントを持つプロジェクト・エンタープライズ労務リソースである必要があります。また、プロジェクト実行管理アプリケーションの特定のページにアクセスするためのセキュリティ権限のあるジョブ・ロールまたは抽象ロールを持っている必要があります。

詳細は、「プロジェクト・ポートフォリオ管理のセキュリティの実装: 概要」トピックの「プロジェクト実行管理アプリケーションの保護」を参照してください。

関連トピック

プロジェクト・ポートフォリオ管理のセキュリティの実装: 概要

どのリソース・プールでもリソースを検索できますか。プロジェクト・リソース要求を履行するために、リソースを保護されていないあらゆるリソース・プールで検索できます。ただし、リソース・プールが「設定および保守」作業領域で保護されている場合は、管理するリソース・プールに属するリソースしか検索できません。

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Cloud / Software as a Service (SaaS) / Project Portfolio Management / 19a

プロジェクト実行管理の使用

15 リソース割当の保守この章の内容は次のとおりです。

プロジェクト・リソース割当ステータス: 説明プロジェクト・リソース割当修正: 説明プロジェクト・リソース割当のインポート・プロセスリソース割当の保守に関するFAQ

プロジェクト・リソース割当ステータス: 説明割当ステータスは、プロジェクトに対するリソースの関係のステータスを示します。

この表では、「プロジェクト・リソースの管理」ページの「割当ステータス」列に表示される割当ステータスについて説明します。

割当ステータス 説明

計画

プロジェクト・マネージャが次のいずれかの方法でプロジェクトにリソースを追加すると、割当ステータスが「計画」になります。

「プロジェクト・リソースの管理」ページでプロジェクトにリソースを直接配賦した場合。「プロジェクト・プランの管理」ページでプロジェクト・タスクにリソースを追加した場合。Oracle Fusion Project ManagementにMicrosoft Projectのプロジェクト・プランをインポートした場合。作業プラン・テンプレートでプロジェクト・プランを作成した場合。Oracle Cloud用のプロジェクト・プランのインポート・プロセスでサードパーティ・アプリケーションからプロジェクト・プランをインポートした場合。プロジェクト作業プラン外部サービスでプロジェクト・プランをインポートした場合。

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確認済割当のリソースを、空き状況および要員配置がOracle Fusion Project Resource Managementで管理されていないリソースに置き換えた場合。

プロジェクト・マネージャがプロジェクト・リソース要求を作成して計画リソースを置き換えた後に、その要求を取り消した場合、割当ステータスは「計画」に戻されます。

要求済

プロジェクト・マネージャが「プロジェクト・リソースの管理」ページでプロジェクト・リソース要求を作成して計画リソースを置き換えると、割当ステータスが「要求済」になります。要求を遂行するためにリソース・マネージャがリソースを提案し、プロジェクト・マネージャがその提案されたリソースを棄却した場合、割当ステータスは「要求済」に戻されます。

提案済

リソース・マネージャが、プロジェクト・マネージャによる承認を待機している割当に対してリソースを提案すると、割当ステータスが「提案済」になります。「提案済」ステータスの割当は、「プロジェクト・リソースの管理」ページで作成されたプロジェクト・リソース要求に対してのみ、そのページに表示されます。ただし、「プロジェクト・リソース要求の管理」ページで作成されたプロジェクト・リソース要求を遂行する割当は、そのリソースが承認されるまで「プロジェクト・リソースの管理」ページに表示されません。

確認済

次のいずれかの状況の場合、割当ステータスは「確認済」になります。プロジェクト・マネージャが、プロジェクト・リソース要求を遂行するために確認済割当に対するリソースを承認した場合。プロジェクト・マネージャが、予約済割当をプロジェクトで直接確認した場合。プロジェクト・マネージャが、確認済割当に対する保留割当修正の承認、棄却または取消を行った場合。プロジェクト・マネージャが、「確認済」ステータスのリソースを直接割り当てるか、確認済割当のリソースを別の管理対象のプロジェクト・エンタープライズ労務リソースに置き換えた場合。この処理を実行するには、プロジェクトへのプロジェクト・リソースの割当権限が必要です。リソース・マネージャが、プロジェクト・マネージャの承認なしに「確認済」ステータスのリソースを割り当てた場合。この処理を実行するには、プロジェクト割当に対するプロジェクト・リソースの承認権限が必要です。リソース・マネージャが、リソースを「確認済」リソースとして提案した場合。プロジェクト・マネージャがリソースを承認すると、リソースは「確認済」ステータスで割り当てられます。

予約済

次のいずれかの状況の場合、割当ステータスは「予約済」になります。プロジェクト・マネージャが、プロジェクト・リソース要求を遂行するために予約済割当に対するリソースを承認した場合。プロジェクト・マネージャが、予約済割当に対する保留割当修正の承認、棄却または取消を行った場合。リソース・マネージャが、プロジェクト・マネージャの承認なしに「予約済」ステータスのリソースを割り当てた場合。この処理を実行するには、プロジェクト割当に対するプロジェクト・リソースの承認権限が必要です。リソース・マネージャが、リソースを「予約済」リソースとして提案した場合。プロジェクト・マネージャがリソースを承認すると、リソースは「予約済」ステータスで割り当てられます。

修正待ち

次のいずれかの状況の場合、割当ステータスは「修正保留中」になります。プロジェクト・マネージャが割当スケジュールを変更した後で、かつ、リソース・マネージャが修正を承認または棄却する前の場合。リソース・マネージャが既存の割当を取り消すか、割当スケジュールを変更した後で、かつ、プロジェクト・マネージャが修正を承認または棄却する前の場合。リソース・マネージャに割当に対するプロジェクト・リソースの承認権限がある場合は、プロジェクト・マネージャの承認は必要ありません。

取消済

次のいずれかの状況の場合、割当ステータスは「取消済」になります。プロジェクト・マネージャが、修正を取り消した後の場合。リソース・マネージャが割当を取り消し、プロジェクト・マネージャがその取消を承認した後の場合。

リソース・マネージャにプロジェクト割当に対するプロジェクト・リソースの承認権限がある場合は、プロジェクト・マネージャの承認は必要ありません。

関連トピック

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プロジェクト・リソース要求ステータス: 説明

プロジェクト・リソース割当修正: 説明リソース・マネージャまたはプロジェクト・マネージャは、割当を取り消すか、「確認済」または「予約済」ステータスのプロジェクト・リソース割当の開始日、終了日および1日当たりの時間数を変更できます。

割当修正の内容は、次のとおりです。

割当修正タイプ単一の割当の修正複数の割当の修正割当修正の承認および棄却

割当修正タイププロジェクト・リソース割当修正タイプは次のとおりです。

割当スケジュールの変更割当の取消

単一の割当の修正割当修正を開始する方法は次のとおりです。

「プロジェクト・リソース割当の編集」ページの「処理」メニューで、「修正」をクリックして修正タイプを選択します。「プロジェクト・リソース割当の管理」ページで割当を選択し、個々の割当を変更するか割当を取り消すことによって、割当を修正します。「プロジェクト・リソース」作業領域の「概要」ページの「終了間近プロジェクト・リソース割当」リージョンで、割当を選択して「割当日の変更」ボタンをクリックします。「プロジェクト・リソースの管理」ページで、確認済または予約済割当を選択して「拡張の要求」処理をクリックします。

割当修正を開始すると、次の処理が実行されます。

アプリケーションによって、修正承認を通知および追跡するためのプロジェクト・リソース要求が作成されます。要求名は、リソース名と要求開始日の組合せです。要求タイプは、「割当スケジュールの変更」または「割当取消」のいずれかです。「プロジェクト・リソース要求の管理」ページから修正要求にアクセスできます。要求が承認されると、アプリケーションによって割当が更新されます。たとえば、割当開始日を修正する要求が承認されると、新しい開始日が割当に表示されます。

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複数の割当の修正リソース・マネージャは、「プロジェクト・リソース割当の管理」ページで複数の割当をまとめて取り消すか修正できます。割当は、予約済または確認済である必要があります。

複数の割当を選択し、次のいずれかの方法を使用して修正します。

スケジュールをまとめて変更して、同じ変更を選択した割当に適用します。スケジュールを個別に変更して、選択した割当に独自の変更を加えます。割当を取り消します。

複数の割当修正を送信および承認すると、アプリケーションによって、割当ごとに「承認済の修正」ステータスのプロジェクト・リソース要求が作成されます。

割当修正の承認および棄却割当修正は次の場所で承認および棄却できます。

プロジェクト・リソース要求(直接)

「プロジェクト・リソース要求の管理」ページ承認者のワークフロー通知

次の表に、割当修正の承認要件を示します。

処理 承認者

プロジェクト・マネージャが割当スケジュールの変更を開始します。 リソース・マネージャ(必須)

プロジェクト・マネージャが割当の取消を開始します。 承認不要

プロジェクト・マネージャが、「プロジェクト財務管理」作業領域で開始された修正を取り消します。

注意: プロジェクト・マネージャによって作成された修正を取り消すことができるのは、プロジェクト・マネージャのみです。

承認不要

リソース・マネージャが1つの割当のスケジュール変更または取消を開始します。 プロジェクト・マネージャ(オプション)

リソース・マネージャが複数の割当のスケジュール変更または取消を開始します。 承認不要

リソース・マネージャが、「プロジェクト・リソース」作業領域で開始された修正を取り消します。

注意: リソース・マネージャによって作成された修正を取り消すことができるのは、リソース・マネージャのみです。

承認不要

割当にコメントを追加するための承認は必要ありません。

関連トピック

プロジェクト・リソース割当ステータス: 説明

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プロジェクト・リソース管理ワークフロー通知: 説明

プロジェクト・リソース割当のインポート・プロセス「プロジェクト・リソース割当のインポート」プロセスは、プロジェクト・リソース割当インタフェース表(PJR_ASSIGNMENT_INT)にロードされた、サードパーティ・アプリケーションのデータに基づいてプロジェクト・リソース割当を作成および更新します。

インタフェース表で、プロジェクト・リソース割当のインポート・プロセスによって割当詳細が検証および処理されます。

プロジェクト・リソース割当のインポートのマクロ対応Excelワークブック・テンプレートを使用して、ロードおよびインポートのためにデータを準備し、データがターゲット・アプリケーションのデータベース表の構造および形式に準拠していることを確認します。ワークブックには次のワークシートが含まれます。

指示およびCSV生成: アップロード用にデータ・ファイルを準備するための表に固有の指示、ガイドラインおよび推奨事項。PJR_RES_ASMT_CREATE: 割当の作成に使用するワークシート。リソース、プロジェクト、ロール、日付、レート、1日当たりの時間数、要求者、要員配置所有者など、割当詳細のための表フィールドを表す列を含みます。PJR_RES_ASMT_UPDATE: 割当日、1日当たりの時間数、事業所およびレートの更新に使用するワークシート。

プロジェクト・リソース割当のインポートのExcelテンプレートのデータを準備したら、テンプレートの「CSVファイルの生成」ボタンをクリックして、インタフェース表にロードするためのワークシートを作成します。オプションで、Excelテンプレートを使用せずに、手動でCSVファイルを作成できます。

次の2つの方法のいずれかを使用して、インタフェース表およびアプリケーション・データベース表にデータをロードします。

インタフェース・ファイルのロードおよびプロジェクト・リソース割当のインポート・ジョブ・セットを実行し、指定した場所からインタフェース表にデータ・ファイルを転送し、インタフェースからデータベース表にリソース割当データをインポートします。「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」プロセスを実行し、次にプロジェクト・リソース割当のインポート・プロセスを実行して、ロード・ステップとインポート・ステップを分割します。

ファイル・ベース・データ・インポートの詳細は、「Oracle Project Portfolio Management Cloudのファイル・ベース・データ・インポート」を参照してください。

「スケジュール済プロセス」の「概要」ページからロードおよびインポート・プロセスを実行します。

パラメータ - インポートのためのインタフェース・ファイルのロード

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インポート・プロセス

プロジェクト・リソース割当のインポートを選択します。

データ・ファイル

ロードするプロジェクト・リソース割当データが含まれるファイルを選択します。

パラメータ - プロジェクト・リソース割当のインポート・プロセスインポートするプロジェクト・リソース割当

インポート・プロセスですべての割当または1つのプロジェクトに対する割当をインポートするかどうかを指定します。デフォルト値は「すべての割当」です。

プロジェクト

割当に対するプロジェクトを選択します。

プロジェクト・リソース割当のインポート実行レポートプロジェクト・リソース割当のインポート実行レポートは、プロジェクト・リソース割当のインポート時に発生した処理済、受理済および棄却済項目の数の要約を示します。レポートには、インポート・プロセス時にエラーを生成したすべての割当の詳細が含まれます。

各プロジェクト・リソース割当のエラー・メッセージの詳細をレビューして課題を修正します。CSVファイルで修正したデータをインタフェース表に再度ロードして、プロジェクト・リソース割当のインポート・プロセスを再発行します。

関連トピック

Oracle Cloudの外部データ統合サービス: 概要Oracle Project Portfolio Management Cloudのファイル・ベース・データ・インポート

リソース割当の保守に関するFAQ

リソース・マネージャは、プロジェクト・リソース要求を作成せずにプロジェクトに直接リソースを割り当てることができますか。はい。「プロジェクト・リソース」作業領域の「プロジェクト・リソース割当の管理」ページで「割当の作成」処理をクリックし、1つまたは複数の割当の割当詳細を入力します。その後、割当を送信して承認します。

次の表に示すプロジェクト・リソース要求が作成されます。

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割当のタイプ プロジェクト・リソース要求ステータス 割当ステータス

確認済割当 確認済割当によって履行済 確認済

リソースの予約 予約済割当によって履行済 予約済

要求の名前は、リソース名と割当開始日の組合せです。

割当は、リソースのスケジュールと、「プロジェクト管理」作業領域の「プロジェクト・リソースの管理」ページに表示されます。

注意: プロジェクトに対するプロジェクト・リソース割当の承認セキュリティ権限を持つリソース・マネージャのみ、この処理を実行できます。

プロジェクトでリソースの予約を確認済割当に変更できますか。はい。リソース・マネージャおよびプロジェクト・マネージャは、割当で直接ステータスを「予約済」から「確認済」に変更できます。また、この変更は、リソース・マネージャは「プロジェクト・リソース割当の管理」ページで、プロジェクト・マネージャは「プロジェクト・リソースの管理」ページで行うこともできます。

リソース・マネージャが同時に複数のリソース割当を修正するにはどうすればよいですか。「プロジェクト・リソース割当の管理」ページで複数の確認済割当または予約済割当を選択し、「割当の修正」をクリックします。次に、割当スケジュールをグループとして変更するか、個別に変更するかを選択します。

割当スケジュールを修正するには、「割当スケジュールの変更」ウィンドウで新しい開始日、終了日または1日当たりの時間数および修正事由を入力します。グループの割当スケジュールを変更する場合、特定の勤務日数を基準に開始日と終了日を移動することもできます。その後、修正を送信して承認します。新しい値は、選択したすべての割当に適用されます。割当を取り消すには、「割当の取消」ウィンドウで修正事由を入力してから、修正を送信して承認します。

アプリケーションによって、修正承認を通知および追跡するため、修正された割当ごとにプロジェクト・リソース要求が作成されます。

割当を要求するリソースがリソースのリストに表示されるのはいつですか。次の状況が存在する場合は、プロジェクト・リソース要求またはプロジェクト割当でリソースを選択できます。

プロジェクト・エンタープライズ・リソース定義で、リソースの「リソース空き状況および要員配置の管理」オプションが有効になっています。プロジェクト・エンタープライズ・リソース定義で、リソースの「日付: 至」が現在の日付、将来の日付または空白になっています。企業が「設定および保守」作業領域で保護されたリソース・プールを持っている場合、リソースは管理するリソース・プールに属します。

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About Oracle | Contact Us | Legal Notices | Terms of Use | Your Privacy Rights | Copyright © 2011, 2018, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.

プロジェクト・リソース要求タイプとは何ですか。プロジェクト・リソース要求の進捗および目的を追跡するために割り当てられる属性です。

次に例を示します。

「新規リソース」要求タイプは、プロジェクトのリソースを検索するために作成した要求を示しています。「割当スケジュール変更」要求タイプは、割当スケジュール変更の修正を追跡するために作成された要求を示しています。「割当取消」要求タイプは、割当取消の修正を追跡するために作成された要求を示しています。

リソース割当を取り消すことができないのはなぜですか。次のいずれかの状況では、リソース割当を取り消すことができません。

リソース割当ステータスが「確認済」で、このリソースに対するタスク割当が存在する場合リソース割当ステータスが「確認済」で、このリソースがプライマリ・プロジェクト・マネージャである場合リソース割当ステータスが「計画」または「修正待ち」である場合リソース・プールが保護され、管理していないリソース・プールにリソースが属している場合

プロジェクト割当の予約失効日とは何ですか。割当の確認または予約の取消を行う期限です。予約失効日は情報のみであり、この日までに予約の確認または取消を行わない場合、プロジェクト割当は取り消されません。

有効な割当予約事由のリストを編集するにはどうすればよいですか。標準参照タイプ「プロジェクト割当予約理由」(ORA_PJR_ASGN_RESERVE_REASON)の参照コードを編集する必要があります。

「設定および保守」作業領域の「標準参照の管理」タスクに移動します。次に、ORA_PJR_ASGN_RESERVE_REASON参照タイプを探し、参照コードを編集します。

関連トピック

参照: 説明

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Cloud / Software as a Service (SaaS) / Project Portfolio Management / 19a

プロジェクト実行管理の使用

16 リソース稼働率および分析の管理この章の内容は次のとおりです。

リソース実績時間数のインポート・プロセスリソースの実績稼働率: 計算方法リソースの実績稼働率の計算: 例リソースの予測稼働率: 計算方法リソースの予測稼働率の計算: 例リソースの目標稼働率: 決定方法リソースの目標時間: 計算方法リソース稼働率および分析の管理に関するFAQ

リソース実績時間数のインポート・プロセス「リソース実績時間数のインポート」ジョブでは、実績時間数は、Project Costingのデータまたはスプレッドシートを使用した別のソースからのデータに基づいてリソース実績時間数インタフェース表(PJR_ACTUAL_HOURS_INTERFACE)にインポートされます。

インタフェース表にインポートされると、実績時間数は「リソース実績時間数のインポート」ジョブによって検証および処理されます。例外があればリソース実績時間数のインポート実行レポートに記載されます。

「スケジュール済プロセス」の「概要」ページからロードおよびインポート・ジョブを実行します。

スプレッドシートの使用

注意: この項では、Project Costingではなくスプレッドシートからデータをインポートする場合にデータを準備する方法について説明します。

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リソース実績時間数インタフェースのマクロ対応Excelワークブック・テンプレートを使用して、ロードおよびインポートのためにデータを準備し、データがターゲット・アプリケーションのデータベース表の構造および形式に準拠していることを確認します。ワークブックには次のワークシートが含まれます。

指示およびCSV生成: データ・ファイルをアップロード用に準備するための表固有の特記事項、ガイドライン、書式設定されたスプレッドシートおよび推奨事項。PJR_ACTUAL_HOURS_INTERFACE: 次に対する表フィールドを表すワークシート列。

作業日および稼働日リソース、プロジェクトおよびタスクの詳細実績作業時間数カテゴリ稼働率および請求の適格インジケータ修正入力のインジケータトランザクション参照コメント

リソース実績時間数インタフェースのExcelテンプレートのデータを準備したら、テンプレートの「CSVファイルの生成」ボタンをクリックして、インタフェース表にロードするためのワークシートを作成します。オプションで、Excelテンプレートを使用せずに、手動でCSVファイルを作成できます。

リソース実績時間数のインポートおよび稼働データの更新リソース実績時間数のExcelテンプレートまたはProject Costingから実績時間数をインポートすると、リソース稼働データを更新できます。企業の実績時間数のインポート・ソースは、「設定および保守」作業領域の「プロジェクト・リソース管理実装オプションの管理」ページで選択したオプションから取得されます。

スプレッドシートのインポート

スプレッドシートから時間をインポートする場合は、ファイルベースのデータ・インポートXLSMテンプレートである「リソース実績時間数のインポート」からリソース実績時間数を作成します。テンプレートのデータを準備し、CSVファイルを生成したら、時間数をインポートして稼働データを更新します。次の表に、リソース実績時間数をインポートしてリソース稼働データを更新するための方法およびジョブまたはジョブ・セットの名前を示します。

方法 ジョブまたはジョブ・セットの名前

ジョブを発行する 1. インポートのためのインタフェース・ファイルのロード2. リソース実績時間数のインポート3. リソース稼働データの更新

ジョブ・セットを発行する リソース実績時間数のインポートおよび稼働データの更新

ファイル・ベース・データ・インポートの詳細は、「Oracle Project Portfolio Management Cloudのファイル・ベース・データ・インポート」を参照してください。

Project Costing

Project Costing

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から実績時間数をインポートする場合は、「コスト」作業領域の実績時間数を使用してリソース稼働が計算されます。次の表に、リソース実績時間数をインポートしてリソース稼働データを更新するための方法およびジョブまたはジョブ・セットの名前を示します。

方法 ジョブまたはジョブ・セットの名前

ジョブを発行する 1. リソース実績時間数のインポート2. リソース稼働データの更新

ジョブ・セットを発行する

リソース実績時間数のインポートおよび稼働の更新

ヒント: ジョブ・セットを定期的に実行するようにスケジュールすることで、稼働レポートの現在の時間数を保守できます。

パラメータ - インポートのためのインタフェース・ファイルのロード注意: このプロセスのパラメータは、リソース管理実装オプションの管理ページで選択した実績時間数ソースによって異なります。ソースが「Project Costing」の場合、ジョブではデータがProject Costingから直接ロードされるため、パラメータは存在しません。ソースが「スプレッドシート・インポート」の場合は、「インポート・プロセス」および「データ・ファイル」パラメータの値を選択する必要があります。

インポート・プロセス

「リソース実績時間数のインポート」を選択します。

データ・ファイル

ロードするリソース実績時間数データが含まれるファイルを選択します。

パラメータ - リソース実績時間数のインポート実績作業時間数カテゴリ

実績作業時間数によって表されるアクティビティのタイプを選択します。たとえば、「プロジェクト作業」、「有給休暇」、「研修」および「その他」です。デフォルト値は「すべてのカテゴリ」です。

リソース

実績作業時間数をレポートしたプロジェクト・エンタープライズ労務リソースを選択します。

プロジェクト

プロジェクト・エンタープライズ労務リソースが実績作業時間数をレポートしたプロジェクトを選択します。

実績作業時間数期限日

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プロジェクト・エンタープライズ労務リソースが作業した最後の日付を入力します。

リソース実績時間数のインポート実行レポートリソース実績時間数のインポート実行レポートは、リソース実績時間数のインポート時に発生した処理済、受理済および拒否済項目の数の要約を示します。レポートには、インポート・プロセス時にエラーを生成したすべての実績時間数の詳細が含まれます。

実績時間数のエラー・メッセージの詳細をレビューして問題を修正します。CSVファイルで修正したデータをインタフェース表に再度ロードして、「リソース実績時間数のインポート」ジョブを再発行します。

注意: 実績時間数をインポートすると、「リソース稼働データの更新」ジョブが自動的に起動され、リソース・マネージャ・ダッシュボードに表示される実績稼働が集計されます。

関連トピック

Oracle Cloudの外部データ統合サービス: 概要Oracle Project Portfolio Management Cloudのファイル・ベース・データ・インポート

リソースの実績稼働率: 計算方法リソースの実績稼働は、作業時間数または予測作業時間数を稼働可能時間数と比較した比率です。リソース稼働データの更新プロセスにより、個々のリソースおよびリソース・プールの実績稼働率が計算されます。

次に対応するのに十分な頻度で「リソース稼働データの更新」プロセスを実行します。

新規リソースまたは割当リソース・プール・メンバーシップの日付の変更リソース・カレンダの変更更新された実績時間数

リソースの実績稼働率に影響する設定リソースの実績稼働率には、次の要因が影響を及ぼします。

「リソース稼働データの更新」プロセスを実行する前に、最新のリソース実績時間数がアプリケーションにインポートされていることを確認してください。実績時間数のインポート用プロセスは、実績時間数をProject Costingからインポートするか、スプレッドシートを使用して別のソースからインポートするかによって異なります。インポートの処理中に、リソースの稼働率計算に含めるのに適した実績時間数を指定します。適格な実績時間数には、プロジェクト割当で経過した時間、または研修や有給休暇などのプロジェクト外イベントを含めることができます。アプリケーションでは、リソース・マネージャ・ダッシュボードに表示される稼働データ更新日(リソース稼働データの更新プロセスが実行された最終日)によって現行四半期が決定されます。

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リソースの稼働可能時間はリソース・カレンダに基づいています。たとえば、リソース・カレンダは、月曜日から金曜日、1日当たり8時間に設定できます。リソースの稼働可能時間を決定する際に、会社の休日は考慮されません。プロジェクト割当でリソースが作業するように割り当てられている時間数には、「確認済」、「予約済」または「修正待ち」のステータスの割当が含まれます。「リソース稼働データの更新」プロセスでは、リソース・プール(「非アクティブなリソース・プール・メンバーシップ」プールを除く)の現行メンバーであるすべてのリソースの実績稼働が計算されます。

リソースの実績稼働率の計算方法「リソース稼働データの更新」プロセスでは、稼働に適格として指定された実績時間数を使用して実績稼働が計算されます。

現行四半期に対しては、リソース・マネージャ・ダッシュボードに表示される稼働データ更新日の前日までの実績作業時間数が、まず計算に使用されます。残りの四半期に対しては、プロジェクト割当でリソースが作業すると予測される時間数が使用されます。

前の四半期では、リソースの実績稼働率は、実績作業時間数を稼働可能な時間数と比較した比率です。

注意: この計算には、リソース・プールのリソースの日付範囲内である日数に対してのみリソースの実績時間数、割当時間数および稼働可能時間数が含まれます。

リソースの実績稼働率の計算: 例現行四半期の実績稼働率は、四半期の開始時の実績作業時間数に、プロセスの実行日から現行四半期の終了までの予測プロジェクト割当時間数を加算して、稼働可能な時間数と比較した比率です。

シナリオ次に、現行四半期の実績稼働率計算の例を示します。

シナリオ例:

リソース名: Lisa Jones

現行四半期の日付範囲: 2016年1月1日 - 3月31日今日の日付: 2016年2月15日リソース稼働データの更新プロセスの最終実行日: 2016年2月15日稼働に適格な作業カテゴリ: プロジェクト作業稼働に適格ではない作業カテゴリ: 研修と有給休暇

Lisa Jonesは、1日に8時間、1週間に5日作業できます。週末は非作業日です。

次の表に、Lisa Jonesの現行四半期の実績時間数、予測時間数および稼働可能時間数を示します。表には週末の非作業日は含まれていません。

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週の作業日 作業カテゴリ稼働に適格

プロジェクト名 作業時間数 予測時間数 稼働可能時間数

1月1日(休日) 適用なし 適用なし 適用なし 0 適用なし 8

1月4日-6日 プロジェクト作業

はい 電気 24 適用なし 24

1月7日-8日 研修 いいえ 適用なし 16 適用なし 16

1月11日-15日 プロジェクト作業

はい 電気 24 (部分日作業)

適用なし 40

1月18日-22日 プロジェクト作業

はい ハードウェア 40 適用なし 40

1月25日-28日 有給休暇 いいえ 適用なし 32 適用なし 32

1月29日 研修 いいえ 適用なし 8 適用なし 8

2月1日-5日 プロジェクト作業

はい ハードウェア 40 適用なし 40

2月8日-11日 プロジェクト作業

はい ハードウェア 32 適用なし 32

2月12日 プロジェクト作業

はい ハードウェア 8 適用なし 8

2月15日-19日 プロジェクト作業

はい ハードウェア 適用なし 40 40

2月22日-26日 プロジェクト作業

はい ハードウェア 適用なし 40 40

2月29日-3月4日 適用なし 適用なし 適用なし 適用なし 0 (予測作業なし)

40

3月7日-11日 プロジェクト作業

はい インストール 適用なし 40 40

3月14日-18日 プロジェクト作業

はい インストール 適用なし 40 40

3月21日-25日 適用なし 適用なし 適用なし 適用なし 0 40

3月28日-31日 プロジェクト作業

はい 起動 適用なし 32 32

現行四半期の例の結果:

稼働に適格な実績作業時間数: 168

プロジェクト作業の予測時間数: 192

稼働可能時間数: 520

次の式により、この例のリソースの実績稼働率を計算します。

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リソースの予測稼働率: 計算方法「リソース稼働率データの更新」プロセスでは、現行週および次の2週間、4週間、8週間および13週間の個々のリソースおよびリソース・プールの予測稼働率が更新されます。

次に対応するのに十分な頻度で「リソース稼働データの更新」プロセスを実行します。

新規リソースまたは割当リソース・プール・メンバーシップの日付の変更リソース・カレンダの変更

リソースの予測稼働率に影響を及ぼす要因リソースの予測稼働率には、次の要因が影響を及ぼします。

「リソース稼働率データの更新」プロセスでは、週が日曜日から土曜日までと定義されています。プロセスを実行する日に関係なく、現行週には日曜日から土曜日までの7日間すべてが含まれます。

「リソース稼働率データの更新」を日曜日より後に実行すると、現行週の最初の日は前の日曜日になります。日曜日にプロセスを実行すると、現行週はその日から始まります。

リソースの稼働可能時間はリソース・カレンダに基づいています。たとえば、リソース・カレンダは、月曜日から金曜日、1日当たり8時間に設定できます。リソースの稼働可能時間を決定する際に、会社の休日は考慮されません。プロジェクト割当でリソースが作業するように割り当てられている時間数には、「確認済」、「予約済」または「修正待ち」のステータスの割当が含まれます。「リソース稼働データの更新」プロセスでは、リソース・プール(「非アクティブなリソース・プール・メンバーシップ」プールを除く)の現行メンバーであるすべてのリソースの予測稼働が計算されます。

リソースの予測稼働率の計算方法予測稼働率はリソース・プールの個々のリソースに対して計算され、プールの予測稼働率に積み上げられます。

現行週および次の12週間の週次間隔でリソースの予測稼働率を計算するために、「リソース稼働率データの更新」プロセスでは、各週のリソースが割当てられたプロジェクトの作業に要する時間が、その週のリソースの稼働可能時間で除算されます。

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このプロセスでは、13週間の累積予測稼働率も計算されます。たとえば、このプロセスでは、リソースが割当られたプロジェクトの作業に要する時間の合計が、現行週および次の3週間のリソースの稼働可能時間で除算されて、4週間隔の予測稼働率が計算されます。

リソース・マネージャ・ダッシュボードには、現行週および次の2週間、4週間、8週間および13週間のリソースまたはリソース・プールの予測稼働率を表示できます。

注意: このプロセスには、リソース・プールのリソースの日付範囲内である日数に対してのみリソースの割当時間数および稼働可能時間数が含まれます。

リソースの予測稼働率の計算: 例リソースの予測稼働率とは、プロジェクト割当においてプロジェクト・エンタープライズ労務リソースが作業するように確認または予約された時間数と稼働可能時間数を比較した比率です。

シナリオこの例は、2つの週次間隔にわたる3人のリソースおよびリソースが属するリソース・プールの予測稼働率コンポーネントを示しています。

次の表は、第1週の3人のリソースおよびリソースが属するリソース・プールの予測稼働率コンポーネントの例を示しています。

リソースおよびリソース・プール

第1週 - プロジェクト割当の時間数

第1週 - リソース・カレンダで稼働可能な時間数

第1週 - 予測稼働率計算

リソースA 40 40 100%

リソースB 20 40 50%

リソースC 10 20 50%

リソース・プール 70 100 70%

次の表は、第2週の3人のリソースおよびリソースが属するリソース・プールの予測稼働率コンポーネントの例を示しています。

リソースおよびリソース・プール

第2週 - プロジェクト割当の時間数

第2週 - リソース・カレンダで稼働可能な時間数

第2週 - 予測稼働率計算

リソースA 40 40 100%

リソースB 48 40 120%

リソースC 20 20 100%

リソース・プール 108 100 108%

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リソースの目標稼働率: 決定方法目標稼働率とは、プロジェクト・エンタープライズ労務リソースが割当てられたプロジェクトの作業をする予定の時間数をそのリソースの稼働可能な時間数と比較した比率です。プロジェクト管理者は、企業のデフォルト目標稼働率を指定してから、個々のジョブの目標稼働率の上書きを指定します。

リソースのターゲット稼働に影響を及ぼす要因リソースの目標稼働率には、次の要因が影響を及ぼします。

企業の目標稼働率: リソースのジョブに特定の上書き率が存在しないかぎり、管理対象のすべてのプロジェクト・エンタープライズ労務リソースに適用される目標稼働率。目標稼働率上書き: 特定のジョブのリソースに対して、企業の目標稼働率を上書きする目標稼働率。

注意: 上書き率は、Oracle Fusion HCMにジョブ・タイトルを持つリソース、つまり従業員または派遣就業者であるリソースに適用されます。「リソース稼働データの更新」プロセスでは、リソース・プール(「非アクティブなリソース・プール・メンバーシップ」プールを除く)の現行メンバーであるすべてのリソースのターゲット稼働が計算されます。

リソースの目標稼働率の決定方法リソースのジョブに上書き率が存在しない場合は、企業の目標稼働率がリソースに対して使用されます。デフォルト目標稼働率は100%です。プロジェクト・アプリケーション管理者は、「ターゲット稼働率の管理」ページの「企業のターゲット稼働率」フィールドに新しい値を入力できます。

管理者は、ジョブの「ターゲット稼働率の管理」ページで目標稼働率上書きを入力することもできます。アプリケーションは、アクティブなプライマリHCM割当としてそのジョブ・タイトルを持つすべてのリソースに対してこの比率の上書きを使用します。

ターゲット稼働率は、0から100までの整数です。ジョブごとに上書き率を入力できます。

例企業の目標稼働率が80%であると仮定します。目標稼働率を設定するには、「目標稼働率の管理」ページのデフォルト目標稼働率を100%から80%に変更します。

また、シニア・アーキテクトが自分の時間の半分を内部活動に使用すると仮定します。シニア・アーキテクトの目標稼働率を設定するには、シニア・アーキテクトのジョブに対する目標稼働率の上書きを50%と入力します。

シニア・アーキテクトのジョブが指定されたすべてのリソースに対しては50%の目標稼働率が使用され、その他のすべてのリソースに対しては80%の稼働率が使用されます。

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リソースの目標時間: 計算方法リソースの目標時間は、稼働可能時間をリソースの目標稼働率で乗算した値です。リソース・プールのターゲット時間には、プール内のすべての現行リソースのターゲット時間が含まれます。「リソース稼働率データの更新」プロセスでは、現行週および次の2週間、4週間、8週間および13週間の個々のリソースおよびリソース・プールの目標時間が更新されます。

次に対応するのに十分な頻度で「リソース稼働データの更新」プロセスを実行します。

新規リソースまたは割当リソース・プール・メンバーシップの日付の変更リソース・カレンダの変更

リソースの目標時間に影響を及ぼす要因リソースの目標時間には、次の要因が影響を及ぼします。

リソースの稼働可能時間はリソース・カレンダに基づいています。たとえば、リソース・カレンダは、月曜日から金曜日、1日当たり8時間に設定できます。リソースの稼働可能時間を決定する際に、会社の休日は考慮されません。「リソース稼働率データの更新」プロセスでは、週が日曜日から土曜日までと定義されています。プロセスを実行する日に関係なく、現行週には日曜日から土曜日までの7日間すべてが含まれます。

「リソース稼働率データの更新」を日曜日より後に実行すると、現行週の最初の日は前の日曜日になります。日曜日にプロセスを実行すると、現行週はその日から始まります。

リソースの目標時間の計算方法現行週および次の12週間の週次間隔でリソースの目標時間を計算するために、「リソース稼働率データの更新」プロセスでは、リソースのターゲット稼働率がその週のリソース・カレンダの稼働可能時間で乗算されます。

リソース・プールの目標時間を計算するために、リソース・プール内のすべてのリソースの目標時間の加重平均が合計されます。

注意: このプロセスには、リソース・プールのリソースの日付範囲内である日数に対してのみリソースの稼働可能時間数が含まれます。

例次の例は、1週間の3人のリソースおよびリソースが属するリソース・プールの目標時間の計算を示しています。

リソースおよびリソース・プール

リソースの目標稼働率

リソース・カレンダで稼働可能な時間数

リソースの目標時間の計算

プールの目標稼働率

リソースA 75% 40 30 適用なし

リソースB 80% 40 32 適用なし

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リソースC 80% 30 24 適用なし

リソース・プール 適用なし 40 + 40 + 30 = 110 30 + 32 + 24 = 84 84 / 110 = 76%

リソース稼働率および分析の管理に関するFAQ

リソース・マネージャ・ダッシュボードに表示される色を変更できますか。はい。「予測稼働」、「未割当リソース」および「実績稼働」リージョンの「処理」メニューを使用して、表示色を編集するウィンドウを開きます。予想を上回るか下回るリソースおよびリソース・プールのメトリックに対してアラートを送信する場合の色を選択します。選択した色は、各アプリケーション・ユーザーに固有です。いつでもデフォルトの色に戻すことができます。

リソース・マネージャ・ダッシュボードで、リソースおよびリソース・プールの稼働率データをどのように更新できますか。「スケジュール済プロセス」ページを使用して、リソース稼働データの更新プロセスを実行またはスケジュールし、リソースおよびリソース・プールの目標、予測および実績稼働率を集計します。

「予測稼働」および「実績稼働」リージョンのリソース・プールおよびリソースはどのような順序になりますか。選択したリソース・プールがリージョンのリストの最上位に表示され、選択したプールに属する子リソース・プールが次に表示されます。子リソース・プールは、最も不利な差異が最初で、最も有利な差異が最後になるような順序でリストされます。「予測稼働」リージョンで、projected utilization - target utilizationという式において予測稼働率が目標稼働率より少ないと、不利な差異が発生します。「実績稼働」リージョンで、actual utilization - target utilizationという式において実績稼働率が目標稼働率より少ないと、不利な差異が発生します。差異が同じリソース・プールはリソース・プール名のアルファベット順に表示されます。

リソース・プールの次には、選択したプールのメンバーであるリソースのリストが表示されます。リソースも、予測稼働率と目標稼働率(または実績稼働率と目標稼働率)の差異が最も不利なものがリソース・リストの最上位に表示されるようにソートされます。差異が同じリソースはリソース名のアルファベット順に表示されます。

Oracle Fusion Project Resource Managementの作業週とは何ですか。作業週とは日曜日から土曜日のスケジュールに基づく週のことです。

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Cloud / Software as a Service (SaaS) / Project Portfolio Management / 19a

プロジェクト実行管理の使用

用語集A | B | C | D | E | F | I | K | L | M | O | P | Q | R | S | T | V | W

A

許容しきい値範囲外になるとプロジェクトでリソースが割当超過または割当不足であるとみなされるパーセント範囲。たとえば、許容しきい値範囲を80から85%に設定したとします。1週間に32より少ない作業時間が配賦されると、割当不足になります。1週間に34より多い作業時間が配賦されると、割当超過になります。

処理項目問題を解決するために特定の期間内に実行する必要がある、個人に割り当てられたタスク。

実績時間数レポート・サイクル中にタスクで作業した時間数。

実績時間数プロジェクト割当およびプロジェクト外イベントで作業した時間数。リソース実績時間数のインポート・プロセスは、サードパーティ・アプリケーションからのデータに基づいて実績時間数をインポートします。

実績残り時間数レポート・サイクル中にタスクで作業した時間数をタスクの計画時間数から差し引いた後の残り時間数。

実績稼働率前の四半期では、実績時間数を稼働可能な時間数と比較した比率です。現行四半期では、稼働率データが更新される前の日までの実績時間数に、四半期の残り全体の予測割当時間数を加算して、稼働可能な時間数と比較した比率です。

配賦時間数リソースがプロジェクトに配賦される1週間の時間数。たとえば、リソースに40時間の週間キャパシティがあるとして、そのうち20時間が1つのプロジェクトに配賦されます。

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配賦率リソースがプロジェクトに配賦される作業時間の比率。たとえば、リソースは、他のプロジェクトに対する既存の配賦に基づいて、プロジェクトで50%の作業をすることが可能です。

基準日スケジューリングプロジェクト・プランの最初のタスクの開始日として割り当てるために指定できる日付。プロジェクト・プランの残りは、依存関係および制約に応じてスケジュールされます。

空きキャパシティ・スコアプロジェクト・リソース要求の要求時間のうち、リソースが対応できる割合をパーセントで表した値。

稼働可能時間数プロジェクト割当およびプロジェクト外イベントで稼働する、または稼働できるリソース・カレンダの時間数。

B

ベースライン財務プロジェクト・プラン現行プロジェクト・プラン値から保存できるタスクおよびタスク割当の主要な計画情報(日付、原価、数量、従事、レートなど)です。財務プロジェクト・プランのベースラインを設定しても、新しいプラン・バージョンは作成されません。かわりに、現行プロジェクト・プランのベースライン列に現行プラン情報が保存されます。

C

キャパシティ時間数リソースが作業のために使用可能な時間数。たとえば、作業のためのリソースのキャパシティは、1週間当たり40時間です。

コンピテンシ業務における、測定および証明可能な知識、スキルまたは属性といった能力、資格の種類。

D

委任者プロジェクト階層ダッシュボードでプロジェクト労務需要を表示でき、所有者のかわりに操作を行う関係者。委任者は、委任者、ビューアおよびEPS要素の他の所有者を追加または削除できます。

成果物要件、プロジェクトまたはタスクを完了するために作成する必要があるアウトプット。

E

経過スケジュール

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経過スケジュールは、正確な開始時間および終了時間ではなく、1日の作業時間数を定義します。たとえば、すべてのリソースは月曜日に8時間作業しますが、午前8時に開始するリソースと午後1時に開始するリソースがあります。EPS

エンタープライズ・プロジェクト体系(Enterprise Project Structure)の略語。レポート目的によるプロジェクト・データの累計および積上のユーザー定義の分類に基づいたプロジェクトの階層表現。たとえば、プロジェクト・エグゼクティブは、組織内のすべての建設プロジェクトのリソースに対する需要を参照できます。

F

フォロワOracle Fusion Task Managementで、タスクの詳細およびアクティビティ・ストリームを表示できる個人。フォロワはOracle Social Networkを使用して、タスク所有者および他のフォロワとタスクでコラボレートできます。また、誰かがタスクを変更すると、フォロワにEメールの通知が届きます。FTE

常勤換算(ハーフタイム勤務は.5など)の略称。

I

理想的な残りの時間数スプリント全体で作業が均等に配分されると仮定して、計画時間数に基づいて計算されます。計画時間数を更新すると、理想的な残りの時間数が再計算されます。

K

キーワードプロジェクト・リソース要求に自由形式テキストで入力された、事前定義済の資格項目には存在しない単語またはフレーズ。キーワードはリソースの資格と照合され、その結果が資格スコア計算に含められます。

L

労務需要プロジェクトに対する実績配賦に基づいてプロジェクトで作業を完了するために必要なリソースの合計数。

M

管理対象のプロジェクト・エンタープライズ労務リソース

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Oracle Fusion Project Resource Managementで稼働状況および要員配置が管理されているプロジェクト・エンタープライズ労務リソース。管理対象のプロジェクト・エンタープライズ労務リソースを使用して、プロジェクト・リソース要求を遂行し、1つ以上のプロジェクトに直接割り当てます。

マイルストンプロジェクトの重要なイベントの完了をマークする参照ポイント。マイルストン・タスクを使用して、成果物のタスクまたは支払の重要なセットに対する完了作業を追跡します。

O

所有者プロジェクト階層ダッシュボードでプロジェクト労務需要を表示でき、EPS要素に割り当てられているプロジェクトについて直接責任を負う関係者。所有者は、委任者、ビューアおよびEPS要素の他の所有者を追加または削除できます。

P

プライマリ・リソースタスクの進捗を入力し、タスク名、摘要および優先度を編集できるリソース。プライマリ・リソースは、複数のリソースが存在するタスクに存在します。

プロジェクト・カレンダプロジェクト・アサイメントに関する作業スケジュールを定義します。プロジェクト・カレンダには、月曜日から金曜日に1日当たり8時間などの勤務日および時間、休日などの例外が含まれています。

プロジェクト・エンタープライズ労務リソース複数のプロジェクトに割当可能な労務リソース。

プロジェクト・ゲートプロジェクト・プランの決定および管理ポイント。関係者は、ゲートを使用して、プロジェクトをレビューし、プロジェクトの続行または終了を決定します。

プロジェクト・リソース要求プロジェクトのオープン・リソース要求を満たす資格があるリソースを検索するために使用する基準のリスト。プロジェクト・リソース要求には、資格、キーワード、要求日の範囲、プロジェクト・ロールや作業場所などの他のアサイメント情報が含まれます。

プロジェクト・ロール個人のプロジェクトに対する関係の分類。プロジェクト・マネージャ、プロジェクト会計担当、技術指導者などがあります。プロジェクト・ロールは、個人がプロジェクトに対して実行する作業のタイプを定義し、プロジェクト・マネージャ・ロールについてはプロジェクト管理情報へのアクセスを可能にします。

プロジェクト・タスク・コードタスクに対する組織固有の情報を取得できるようにします。ユーザーが事前定義済の値セットから値を選択する必要があるか、数値を入力するか、自由形式のテキストを入力するかは、実装者が決定できます。

予測稼働率

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リソースが確定または予約されたプロジェクト割当での作業に要する時間数を稼働可能な時間数と比較した比率。

提案終了日タスクの作業をリソースが完了するように提案された日。

提案時間数チーム・メンバーによって提案された、タスクを完了するために必要な時間数。提案時間数は、チーム・メンバーが変更を提案する場合のみ、元の計画時間数とは異なります。

提案開始日タスクの作業をリソースが開始するように提案された日。

Q

資格特定の値および熟達度レベルが設定されたコンピテンシ、学位、言語スキルなどの構造化コンテンツ・タイプ内の項目。

資格スコアプロジェクト・リソース要求で要求される資格およびキーワードとリソースの資格との比較。パーセントで表されます。

R

リソース・ブレークダウン・ストラクチャリソース、リソース・タイプ、リソース書式またはその他のリソース・グループの1つ以上の階層。財務プランニングおよびプロジェクト・プランニングに使用したり、プロジェクトの計画金額と実績金額の表示に使用します。

リソース・カレンダ月曜日から金曜日、1日当たり8時間など、リソースが稼働可能な勤務日および時間のスケジュール。

リソース・プール要員配置、管理、および稼働率のレポート用に、階層内に編成されるリソースの論理グループ。

S

スプリント速度スプリントでストーリー・ポイントが達成される速度のことです。スプリント速度を使用して、今後のスプリントで何個のストーリー・ポイントを達成できるかを予測します。

ストーリー・ポイントユーザー・ストーリーの複雑さに基づくストーリーの相対的なサイズです。ストーリー・ポイントを使用して、アジャイル開発プロセスにストーリーを実装するために必要な「従事」を計測します。

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T

ターゲット稼働率リソースがプロジェクト割当の作業に期待される時間数を稼働可能な時間数と比較した比率です。

タスク日付の制約タスクの開始日または終了日を制御するためにタスクに設定する制約。たとえば、特定の日にタスクが開始または終了する必要があることを指定できます。

タスク依存関係あるタスクの開始日または終了日が別のタスクの開始日または終了日に依存するという2つのタスク間の関係。他のタスクに依存するタスクを後続タスクといい、依存先のタスクを先行タスクといいます。「終了日から開始日」、「開始日から開始日」、「終了日から終了日」および「開始日から終了日」の4つのタスク依存関係があります。To-Doタスクコラボレーション作業を管理するためにチーム・メンバーが使用するタスクで、研修の出席などの例があります。To-Doタスクはプロジェクトに関連付けられていません。

合計バックログ・ストーリー・ポイント製品開発を完了するために完了する必要があるストーリー・ポイントの合計数です。

V

ビューアプロジェクト階層ダッシュボードでEPS要素の労務需要のみを表示できる関係者。ビューアは、他の関係者を追加または削除できません。

W

作業項目チーム・メンバーが、プロジェクト・タスクに対して実行する作業ユニットを表す項目。作業項目のステータスによって、タスクが完了しているかどうかを確認できます。

作業プラン・テンプレート複数のプロジェクト・チームで使用できるプロジェクト・タスクおよびリソース割当の標準セット。

作業週時間数割合1週間にリソースが作業できる時間数の比率。

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