Oracle JRockit 運用管理入門 Mission Control監視ツール, jrcmdコマンドの活用
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日本オラクル株式会社Fusion Middleware事業統括本部
Oracle JRockit 運用管理入門Mission Control監視ツール, jrcmdコマンドの活用
Copyright© 2011, Oracle. All rights reserved. 2
Oracle JRockit R28の運用監視ツール
• JRockit Mission Control 4.0
• JRockit専用のGUI ベースの運用監視ツール
• 機能一覧• JRockit Management Console ・・・ CPU 使用率、ヒープ使用状況、スレッド使用状況、MBean監視
• JRockit Memory Leak Detector ・・・ 迅速なメモリリーク検出、オブジェクトの参照関係の階層表示
• JRockit Flight Recorder ・・・ GC 詳細情報、ホットパッケージ、ホットメソッド情報、処理遅延箇所検出
• jrcmd診断コマンド
• JRockit専用のコマンドラインツール
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JVMの監視 - JRockit Management ConsoleリアルタイムにJVMの内部情報を取得
<BEA_JAVA_HOME>/bin/jrmc.exe を起動後、「コンソールの開始」で接続します。
CPU使用状況 (JVM/Machine)、メモリ使用状況(JVM/Machine)をグラフ表示 任意のMBean情報の閲覧、更新、グラフ化、トリガ・アラートの設定 スレッド情報(スタックトレース、CPUビジー、デッドロック有無)の確認 メソッドプロファイリング
Management Consoleのオーバヘッドは非常に小さく、ほとんど無視できる程度大部分の情報はJRockit特有のMBeanとして常時更新されているため• 但し、監視対象のJRockitと同一マシンでのManagement Console起動はGUI負荷が高くなるため推奨しない
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Management Consoleでメモリ情報を監視
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Management Consoleでのスレッド監視
スレッドの選択
スレッドのスタックトレースが表示
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Management Consoleでのスレッドダンプの取得
Print_threadsコマンドのGUI実行
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JRockit Memory Leak Detector
• <BEA_JAVA_HOME>/bin/jrmc.exeを起動後、「メモリリークの開始」で接続します。
• JRockit Memory Leak Detector は、割り当てられたオブジェクトの種類、回数、サイズ、およびオブジェクト相互の関連性に関する情報を提供する、リアルタイムのプロファイリングツールです。
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Memory Leak Detector
オブジェクト増加率の表示
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増加率、ヒープ中の割合、ヒープ中に占めるサイズを表示
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• リークオブジェクトからルートまでの最短の参照関係を、一気に展開表示させることが可能(R28.0.0より)
Memory Leak Detector
参照関係の表示
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JRockit Flight Recorder突然のトラブルに対する新アプローチ
Java EE/ISVアプリ
Oracle
WebLogic
Server
直近(例: 24時間)の実行時情報を
記録し続ける
Java EE/ISVアプリ
App Server
JVM
Full thread dump Java HotSpot(TM) Client VM (1.5.0_06-64 mixed
mode, sharing):
"Low Memory Detector" daemon prio=5 tid=0x0050a600
nid=0x1816a00 runnable [0x00000000..0x00000000]
"CompilerThread0" daemon prio=9 tid=0x00509cb0 nid=0x1816600
waiting on condition [0x00000000..0xf0b06358]
"Signal Dispatcher" daemon prio=9 tid=0x00509840 nid=0x1816200
waiting on condition [0x00000000..0x00000000]
"Finalizer" daemon prio=8 tid=0x00509020 nid=0x1810200 in
Object.wait() [0xf0a04000..0xf0a04ab0]
at java.lang.Object.wait(Native Method)
- waiting on <0x26580360> (a java.lang.ref.ReferenceQueue$Lock)
at java.lang.ref.ReferenceQueue.remove(ReferenceQueue.java:116)
- locked <0x26580360> (a java.lang.ref.ReferenceQueue$Lock)
at java.lang.ref.ReferenceQueue.remove(ReferenceQueue.java:132)
at java.lang.ref.Finalizer$FinalizerThread.run(Finalizer.java:159)
"Reference Handler" daemon prio=10 tid=0x00508c30 nid=0x180f200
in Object.wait() [0xf0983000..0xf0983ab0]
at java.lang.Object.wait(Native Method)
- waiting on <0x26580a50> (a java.lang.ref.Reference$Lock)
at java.lang.Object.wait(Object.java:474)
at java.lang.ref.Reference$ReferenceHandler.run(Reference.java:116)
- locked <0x26580a50> (a java.lang.ref.Reference$Lock)
"main" prio=5 tid=0x005013a0 nid=0x1804c00 waiting on condition
[0xf07ff000..0xf08002c0]
at java.lang.Thread.sleep(Native Method)
at ThreadTest1.method1(ThreadTest1.java:7)
at ThreadTest1.main(ThreadTest1.java:4)
"VM Thread" prio=9 tid=0x00508450 nid=0x1803c00 runnable
"VM Periodic Task Thread" prio=9 tid=0x0050bcb0 nid=0x1813000
waiting on condition
"Exception Catcher Thread" prio=10 tid=0x005015e0 nid=0
問題解決に必要な情報の多くは消失
原因究明に多くの時間が必要
履歴を含めた情報を記録し自動出力
迅速な原因究明を支援するGUIツール
• これまでのJava • JRockit Flight Recorder
1. トラブルの確実な原因追究を 「遡って」 実施可能2. 障害発生→改善のサイクルと手間を大きく短縮化
5%以下の低負荷
自動記録
JRockit VM
ダンプを解析…
2010.07 New Release!
as JRockit (R28)
with WebLogic 10.3.3
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JRockit 診断コマンド ~jrcmd~
同一マシン上で稼働中のJRockitインスタンスに対してコマンドを発行して、JRockit内部の様々な情報を得たり、動作設定を変更することが可能 jrcmd <pid> <command>
主要コマンド start_management_server JRMCポートを開ける
kill_management_server JRMCポートを閉じる
startjrarecording JRAレコーディングを開始
stopjrarecording JRAレコーディングを停止
print_object_summary クラス別インスタンス数/メモリ使用量など表示
print_class_summary クラスロードされているクラスを全て表示
print_threads スレッドダンプを表示
print_memusage メモリ領域(Heap/Nativeなど)ごとの使用状況表示
runsystemgc Full GCを強制実行
verbosity 冗長ログの出力項目/出力先の変更
help 使用可能なコマンド一覧、各コマンド使用方法
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jrcmd使用例~メモリ利用量の見える化~
C:¥>jrcmd 3452 print_memusage
3452:
Total mapped 910368KB (reserved=74244KB)
- Java heap 524288KB (reserved=0KB)
- GC tables 17548KB
- Thread stacks 15104KB (#threads=41)
- Compiled code 12032KB (used=11329KB)
- Internal 904KB
- OS 29804KB
- Other 212640KB
- Java class data 97024KB (malloced=96458KB #116023 in 20923 classes)
- Native memory tracking 1024KB (malloced=495KB #8)
JVMプロセスが使用中の仮想メモリのサイズ(KB)※通常、Windowsのタスクマネージャで見える「仮想メモリ
サイズ」よりも大きくなる。何故なら、タスクマネージャで見えるのは、そのプロセスに排他的に割り当てられた「Private Bytes」のみであり、共有ライブラリ領域が含まれていないため。
ヒープサイズ(KB)※-Xms -Xmxで指定したサイズ
ネーティブサイズ(KB)※メソッドバイトコード、定数、JITコンパイル後のネーティブ
コード、最適化後のネーティブコード、スレッド管理用などの情報が格納される
Jrockit R28よりネーティブサイズで利用されている領域のサイズも正確に分かるようになりました。
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便利なコマンドの紹介
• print_object_summary• ヒープで多数を占めているオブジェクトを表示する
(GC実行後の状況を表示)
• print_memusage• ネイティブ部分も含めたメモリの使用量を表示
• print_threads• 通常のスレッドダンプを出力する
• 利用可能な診断コマンド• http://download.oracle.com/docs/cd/E22646_01/doc.40/b61440/c
trlbreakhndlr.htm#i999067
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概要 Oracleが提供&サポートするJava SE完全準拠のJVM
サーバサイド用途専用に設計された高信頼性のJVM※現在はクライアントサイド用途にも対応
Intelアーキテクチャ(Xeon, Itanium2)へ最適化された業界最高速のJVM※現在はSparc版も提供
歴史 1998 年スウェーデン アピールバーチャルマシン より初版がリリース 2002 年 BEA が アピールバーチャルマシン を買収 2008 年 Oracle が BEAを買収
Sun J2SE との互換性 java –version でベースとなる Sun J2SEのバージョンを表示
JRockitに含まれる各種ツール、JavaAPIは基本的にJ2SEと同一だが、J2SEでは定義されていない部分(ネーティブコード生成・最適化、メモリ管理、デッドロック検出、管理用コマンド、GUI管理ツール等)を固有実装
java version "1.6.0_05"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_05-b13)
BEA JRockit(R) (build R27.6.2-20_o-108500-1.6.0_05-20090120-1116-windows-ia32, compiled mode)
java version "1.6.0_17"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_17-b04)
Oracle JRockit(R) (build R28.0.0-679-130297-1.6.0_17-20100312-2123-windows-ia32, compiled mode)
R27.6.2
R28.0
(参考)Oracle JRockitとは?
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(参考)JRockitJava SE 完全準拠の高機能 JVM
JRockit VM1 0 1 0 0
・・・ 0 0 1 1 11 1 0 1 0
実行時情報
Time
破棄
オンメモリ
で自動記
録
高速 : サーバーサイド用途に最適化。公式ベンチマークで実証済み。
安定 : GCによる遅延時間の平準化。ミリ秒単位の応答時間の維持を実現。 全てを記録 : 稼動状況を常に記録。予測外の事態でも過去に遡って分析可能。
レスポンスタイム(m
s)
100
150
200
250
300
100
150
200
250
300
不測のGC処理→処理の滞留、タイムアウト…
GCをJVMで制御(安定)
性能を犠牲にすることなく全ての挙動を記録
設定された時間枠(例: 前5分間)の稼動情報をオンメモリで常時保持。何か起きても過去に遡って分析可能。
#1 パフォーマンス(高速)
公式ベンチマーク(SPECjbb)• 処理性能数値の世界最高値• JVMあたりの性能数値の世界最高値
WebLogic Server
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