Open棟梁リーフレット(A type)@OSSコンソーシアム.NET開発基盤部会

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1. 概要 Open棟梁は、このスケルトンを横展開する過程で、汎用性を強化しつつ多数の機能を追加することで、 フレームワーク から、開発基盤へと進化を遂げました。現在、産業/金融/公共と業種を問わず、2.0M Step大規模案件から2.0K Step程度の小規模案件まで、様々な案件に対して100案件程度の導入実績があります。 リモートサーバ、 リモートプロセス インプロセス呼出し可 通信制御機能を使用し 変更に柔軟に対応 共通化・カスタマイズ可能 な標準アーキテクチャ BF)層 ベース1 サブ ベース2 Pベース1 サブ ベース2 Dベース1 ベース2 サブ 棟梁 Dao SQL DBMS D層自動生成機能 +楽観ロック機能 画面遷移制御機能を使用し 変更に柔軟に対応 デザイナ、マスタページなど、 Visual StudioRAD開発機能を 十分に活かした開発が可能 動的パラメタ ライズド・クエリ機能 DBMS 部品 プログラム XML フレームワーク .NET 用アプリケーション開発基盤 Open棟梁Open棟梁は、.NET Framework 3.5 以上を前提とした.NET 用アプリケーション開発基盤です。 Github上でApache License, Version 2.0 で公開されています(ドキュメントはCC BY 2.1 JPでの公開)。 Web (ASP.NETASP.NET MVC)C/S (WinFormWPF)HTML/CSS/JavaScriptWebAPI、バッチ、組込み等の各種の処理方式と、 主要DBのデータプロバイダに対応しており、殆 どの案件に適合します。 また、長年培われた大規模且つ、ミッショ ン・クリティカルな基幹システムの開発ナレッ (ノウハウ・スキル・情報)を適用案件で流用す ることで、高品質なアプリケーションを高い生 産性で開発可能にします。 Open棟梁は、実際の開発プロジェクトで開発されたスケルトンをベースにして開発されました。 初期は「アプリケーション構造の標準化」と「処理の共通化」を意識したスケルトン プログラムでした。 表:前提環境 図1:アーキテクチャー 2:標準化・共通化された実装

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1. 概要

「Open棟梁」は、このスケルトンを横展開する過程で、汎用性を強化しつつ多数の機能を追加することで、フレームワーク から、開発基盤へと進化を遂げました。現在、産業/金融/公共と業種を問わず、2.0M Stepの大規模案件から2.0K Step程度の小規模案件まで、様々な案件に対して100案件程度の導入実績があります。

リモートサーバ、

リモートプロセス

インプロセス呼出し可

通信制御機能を使用し

変更に柔軟に対応

共通化・カスタマイズ可能

な標準アーキテクチャ

B(F)層

ベース1

サブ

ベース2

P層

ベース1

サブ

ベース2

D層

ベース1

ベース2

サブ

棟梁

Dao SQL

DBMS

D層自動生成機能

+楽観ロック機能

画面遷移制御機能を使用し

変更に柔軟に対応

デザイナ、マスタページなど、Visual StudioのRAD開発機能を十分に活かした開発が可能

動的パラメタ

ライズド・クエリ機能

DBMS

部品

プログラム

XML

フレームワーク

.NET 用アプリケーション開発基盤 「Open棟梁」

「Open棟梁」は、.NET Framework 3.5 以上を前提とした.NET 用アプリケーション開発基盤です。

Github上でApache License, Version 2.0 で公開されています(ドキュメントはCC BY 2.1 JPでの公開)。

Web (ASP.NET、ASP.NET MVC)、C/S

(WinForm、WPF)、HTML/CSS/JavaScript、WebAPI、バッチ、組込み等の各種の処理方式と、主要DBのデータプロバイダに対応しており、殆どの案件に適合します。

また、長年培われた大規模且つ、ミッション・クリティカルな基幹システムの開発ナレッジ(ノウハウ・スキル・情報)を適用案件で流用す

ることで、高品質なアプリケーションを高い生産性で開発可能にします。

「Open棟梁」は、実際の開発プロジェクトで開発されたスケルトンをベースにして開発されました。

初期は「アプリケーション構造の標準化」と「処理の共通化」を意識したスケルトン プログラムでした。

表:前提環境

図1:アーキテクチャー 図2:標準化・共通化された実装

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部会へのご興味、各種お問合せ、説明のご希望等がございましたら、以下までご連絡ください。

OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会 e-mail: [email protected], Wikipedia: http://ja.wikipedia.org/wiki/Open%E6%A3%9F%E6%A2%81

2015.07.31 (V1.1)

※記載の会社名および製品名は各社の商標または登録商標です。

一重に「フレームワーク」と括って言ってしまうと、通常は、P層 : [ASP.NET/ASP.NET MVC、JSF/Struts]、B

層 : [TransactionScope/RealProxy、Spring]、D層 : [ADO.NET/EntityFramework、JDBC/MyBatis/Hibernate]等を想

像しますが、 「Open棟梁」プロジェクトでは、.NETでデファクト・スタンダードとなっているランタイム・フレームワークを使用し、競合しない「上位スタック」部分の開発に注力しています。

この「上位スタック」は、実は「オレオレ・フレームワーク」と同じレイヤになります。この言葉は、ネガティブな意味で使用されますが、実はこのレイヤの枠組みは、どのような開発プロジェクトでも作成され、色々なノウハウが含まれる、重要かつ必要な存在でもあります。

にも関わらずオレオレが陥りがちな問題は、個別案件の事情や投資の縛りのために、作り込みの甘さや、情報共有の不足をしばしば招くことです。その結果、他の多様なプロジェクトへの導入を困難にしてしまいます。

「Open棟梁」では、これらを解決し、汎用的な開発基盤に昇華させるため、作り込みから、各種ドキュメントの整備に加え、フレームワークの導入を容易にするために特定プロジェクトのアーキテクチャに合わせてカスタマイズされたオンライン処理やバッチ処理の『プロジェクト・テンプレート』を事前に準備します。

.NET 用アプリケーション開発基盤 「Open棟梁」

2. アプリケーション開発のサポート・エコシステム

そして、この『プロジェクト・テンプレート』をプロジェクトに展開することで、開発プロジェクトの迅速な立ち上げを可能にします。

このため、『プロジェクト・テンプレート』の開発準備作業を容易にする『テンプレート・ベース』をGithub上で公開しています。

Githubで公開されている開発母体や『テンプ

レート・ベース』は、左記の図のように各案件のFeedbackを受け、今後もGithub上で成長し続けていきます。

大規模且つ、ミッション・クリティカルな基幹システム開発に必要な基盤は一通り揃ったこともあり、今後は、業界のトレンドに合わせて、内製支援ツールやPaaS対応開発基盤や、SaaS

開発基盤へとサポート範囲を拡大していく予定です。

プロジェクトへ導入

要件定義

機能・非機能

プロジェクトの成功! QCDF改善、ITライフサイクルをトータルにサポート!!

テンプレートを使用して開発

コミュニティ

ユーザのサポート

上位スタック

ユーザ

導入・カスタマイズの実施

<Github>

- Issue tracking,

- Contributing Process,

- Coding Guidelines.

<SlideShare.etc>

- Proposal,

- Introduction material,

- Roadmaps.

<Else online content>

- Video, Demos,

- Wiki, Blogs, FAQ, Help,

- Knowledge Base,

- Experts advise

or User forum,

- Easy set-up.

企画

以下は「Open棟梁」の開発サポート・エコシステムを活用した導入のイメージです。

図3:提供物一式のソフトウェア・スタック