Open stack
Transcript of Open stack
Openstackとは
Cloud computingとは
従来は手元のコンピュータで管理・利用していたようなソフトウェアやデータなどを、インターネットなどのネットワークを通じてサービスの形で必要に応じて利用する方式
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Openstackとはそのcloudの中にも提供するサービスによって以下の三つに分けられる
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区分 説明
SaaS(Software as Service)
アプリケーション(ソフトウエア)をサービスとして提供例:google docs,Saleforce.com,azure,
Platform as a Service(Paas)
アプリケーションを稼働させるための基盤(プラットフォーム)をサービスとして提供例:google app engine,azure,cloud foundry
Infrastructure as a Service(Iaas)
サーバー、CPU、ストレージなどのインフラをサービスとして提供例:amazon aws,cloud stack,open stack
Openstackとは
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IaaSを構築出来るのがOpenstackである
IaaSを構成する条件としては以下の3要素が必要だ
「Compute」「Network」「Storage」
上記3要素をopen stackは揃ってるのでIaaSサービスと言えるだろう
Openstackとは
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Open stackの歴史
でも一からcloud systemを作るのは大変そう、、そうだ、コミュニティーの力を借りよう。みんな力を貸してくれえ!
Open stack誕生
Hostingサービスだけを提供したRackspaceはamazonのawsのようなcloud市場に手を出さないと将来hostingサービスだけで生き残れないというのを直感した。
欲しい!
Openstackとはリリース名 公開日 リリースの内容
Austin 2010/10 EC2およびEBSに相当する「OpenStack Compute(Nova)」と分散オブジェクトストレージ「OpenStack Object Storage(Swift)」をApache Licenseで公開
Bexar 2011/2 イメージ管理サービス「OpenStack Image Service(Glance)」登場
Cactus 2011/4 OpenStack Image Service(Glance)がコアコンポーネントに昇格
Diablo 2011/9 Web管理コンソール「OpenStack Dashboard(Horizon)」と統合認証「OpenStack Identity Service(Keystone)」と仮想ネットワーク管理「OpenStack Networking(Neutron(旧名: Quantum)」が登場
Essex 2012/04 OpenStack Dashboard(Horizon)とOpenStack Identity Service(Keystone)がコアコンポーネントに昇格
Folsom 2012/9 OpenStack Foundationが発足。OpenStack Networking(Neutron:旧名Quantum)とブロックストレージ「OpenStack Block Storage(Cinder)」がコアコンポーネントに昇格
Grizzly 2013/4 OpenStack Compute(Nova)のスケーラビリティ強化やOpenStackNetworking(Neutron:旧名 Quantum)のスケーラビリティ強化やロードバランサ機能の追加
Havana 2013/10 既存コンポーネントの改善のほかに、リソースの使用量を計測・監視する「Metering(Ceilometer)」や、仮想マシンおよびアプリケーションなどの管理・運用の自動化を行う「Orchestration(Heat)」がコアコンポーネントとして公開
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OpenStack歴史(4歳です)アルパベット順
Openstackとは
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2012/2月リリース名Essexにより
Openstackにとって大きな変化が起きた。
それはOpenstack Foundationの設立である
開発の主導権を持っていたラックスペースだったが、参加してる企業が公平な声を出すことになった(本当の意味でopen source化された)
Openstackとは
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Open stackはこんな会社がフォーロしてる!
http://www.openstack.org/foundation/companies/
Platinum Membersが年間5000万円を投資してる大きなopen source projectである
Openstackとは
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Open stackの主な特徴は?
特徴 内容
APIで操作する「programmable Infrastructure」の提供
-既存のGUI・ワークフローに縛られたくないユーザ層の獲得-プログラムによるインフラ環境の自動構築・変更に対応
スケーラビリティを意識した疎結合アーキテクチャー
-コンビューティングノード追加が容易・コントローラーの負荷分散が可能-システム設計、運用・管理にはこれまで違うノウハウが必要
Driver/Pluginによる外部コンポーネントとの連携
-既存インフラと連携・統合するための作り込みが可能-サーバパーティ製品連携のエコシステム
重要機能について(簡略)nova+horizon+heatを利用するとこんな会話が出来る
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運用部:あれ押して
開発部:xxとxxが使えるxxスペックのサーバが必要だけど、あそれ押せば作られ
るよね^^
少し極端的な面があるけれど、、お許しを
重要機能について(簡略)大容量のデータを効率的に運用したい、、
Open stackのSwiftを利用すると
安価なハードディスクを利用して容量を耐えれるのでコスト削減(raid不要)
汎用性が高い
運用がしやすい何故?と言われるとobject storageについて話必要があるが、話が長くなるので一旦ここでは触らない。質問あれば受け取ります。 17
重要機能について(簡略)
ネットワーク仮想化
Open vSwitch, NSX(VMware NSX)サポート、Openflowコントローラとの互換可能
今後Cisco機器との連携も予定してある
By jonadan brais
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Quantumを利用すると
重要機能について(簡略)
重要機能をコンポーネントとして分けて管理している
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コンポーネント名 各コンポーネントの説明
Nova 仮想マシンや簡易的なネットワーク・ボリューム機能を実現AWSのAmazon EC2およびEBSに相当するコンピュータ
Swift オブジェクトストレージ機能を実現(分散オブジェクトストレージ)
Glance イメージ管理サービス 仮想マシンのイメージを登録(仮想マシンのテンプレートやスナップショットの機能を提供)
Keystone 統合認証(OpenStack全体の認証・認可の機能を提供)
Horizon Webのダッシュボードを提供
Neutron(旧名Quantum)
仮想ネットワーク管理(より先進的なネットワーク機能を提供)
cinder ブロックストレージ、高度なボリューム機能を提供
重要機能について(簡略)
機能名 内容
アイドリングストップ機能(NTTのソルション)
VmwareのDPM機能に相当するもの。利用率を基づいてハイパーバイザーの電源制御を行う
HEAT機能 仮想マシン、仮想ネットワーク、ブロックボリューム等のコンポーネントをエンドユーザが自由に構成可能
複数のコンポーネントを組み合わせた環境を「テンプレート」から自動構築する。
ヘテロハイアパーバイザ(vmware統合)
異なるハイパーバイザによる複数の仮想化基盤運用が可能
Sahara Hadoopクラスタ機能提供
Trove Database as a serviceを提供
Marconi Messagingサービスを提供
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その他機能
重要機能について(簡略)
• Heat機能の例
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データベースインストール(ユーザ設定、パスワード設定・データベース作成)
アプリケーション設置(環境設定)
ネットワーク設定(認証設定、アクセスポリシーによりアクセス許可設定)
全てテンプレート化して自動で導入可能
他製品との比較
Open stack Cloud stack
コントリビューションの傾向
ハードウェアベンダーのコントリビューションが多い(IBM,HP,DELL)
サービスプロバイダーからのコントリビューションが多い
コミュニティーの希望 勝 負
HA,LB機能 ない ある
商用実績 負 勝
S3(ストレージ)に相当する機能
ある ない
充実したWEBインターフェース
負 勝
安定性(実績) 負 勝
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他製品との比較Open stack vmware
値段 無料 有料(esxiごとにライセンスが必要)
ソース公開 open source open sourceではない
資料 vmwareに比べては資料が足りない
ドキュメントが多い簡単なインターフェース
HA ないEvacuteというプロジェクト名でリリース予定中
ある
FT機能 存在しない計画もない
ある
導入手数 設置が複雑 導入が簡単
安定性(実績) Vmwareに比べて足りない ある
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他製品との比較
ここで今後のクラウドサービスのモデルについて話しましょう
MicrosoftのWilliam Bakerが話した面白い飛雄を紹介(ペットと牧場の牛)
http://www.mirantis.com/blog/cloud-prizefight-vmware-vs-openstack/
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他製品との比較
Vmware(今までの考え方)ベット
Openstack(今後cloud modelの考え方)牧場の牛
ペットのように怪我したインスタンスに対して面倒を見たり(FT,HA)なぜ怪我したか原因究明などをしてきた
牧場の牛のように怪我したインスタンスは殺して全く同じの牛を用意しておく
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インスタンス(ゲストOS)に対するvmwareとopen stackの考え方
未来のクラウドモデルは牧場の牛のように構成される!
将来性
企業名 導入例
オラクル 自社プライベートイベントにおいて「エンジニアドシステム」と呼ぶ、垂直統合型サーバアプライアンス製品のOpenStack対応を発表
米HP OpenStackをベースとする同社クラウドディストリビューション「HP Cloud OS」の拡張とクラウド基盤の構築および運用を支援するサービスを発表
IBM 2013年3月に自社によるIaaS基盤の開発を止め、OpenStackベースのIaaS基盤の提供を発表
Bloomberg 証券情報の分析・配信システムのインフラとしてOpenStackによるプレイベーとクラウド活用
paypal 8万台のサーバをvmwareからopenstackに移行
yahooJAPAN 仮想化基盤をOpenStackへ移行開始(2014/03/12)
Comcast ケーブルテレビのセットトップボックスのバックエンドシステムをopen stackによるプライベートクラウド上に構築
CERN 物理学の実験設備から取得されるPBクラスの実験データの保存と分析にOpenstackのプライベートクラウドを活用
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Open stackを導入する企業急増!
将来性
質問 回答
Vmwareからopenstackの移行ノウハウ 今のどころ無理やりに移行するのはよくない。まずは導入出来るところからはじめよう(開発環境等)
Paypalの移行事例のようにVmwareと並列運用して移行するのも望ましい
HA機能がないのは心配 リリース予定ではある。
Open stack内でも反対意見もある(理由はペットと牧場の牛の話を参考)
安定性心配 本番環境の導入でご心配の方はRedhatサポート付きの有償版をおすすめ(redhatenterprise linux openstack platform)
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Open stackセミナーで聞いた質問と回答をまとめる
重要機能について(詳しく)
Nova
http://openstack.jp/assets/files/20121216/osc2012cloudjosugamqpv2-121216085708-phpapp02.pdf
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重要機能について(詳しく)
Swift
http://www.slideshare.net/irix_jp/openstack-object-storage-overview
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重要機能について(詳しく)
Neutron(旧名 Quantum)
http://www.scsk.jp/product/oss/pdf/OpenStack_5_1.pdf
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纏め
Open stackはまだまだ足りないところがある。
それほどコミュニティのチカラでものすごい勢いで成長している
Open stackの導入検討してみませんか?(当社の開発環境にopen stack入れたらいいかもしれない。By 角さん)
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参考したページ
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https://itmedia.smartseminar.jp/public/seminar/view/598
http://www.mirantis.com/blog/cloud-prizefight-vmware-vs-openstack/
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1403/03/news019.html