Office 365との上手な付き合い方と今年度のトピックス
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自己紹介
名前: 渡辺 元気(わたなべ げんき)
職業: 通信事業者でクラウドサービスの開発
blog:日々徒然 http://blog.o365mvp.com/ (Office 365の技術ネタを中心に公開)
Office 365 Community / Twitter / Facebook:genkiw
Microsoft MVP for Office 365
1.1.ラピッドリリースとクラウドファースト
• リリース当初:四半期毎のプログラム更新• 2010→2013のライフサイクルに合わせた更新
• 随時バージョンアップ• クラウドをベースにオンプレミスのアップデート
1.1.広がり続ける「Office 365」の世界
Exchange Online
SharePoint Online
Lync Online
Office Professional Plus
Exchange Online
SharePoint Online
Skype for Business Online
Office Professional Plus
Yammer
Azure AD Rights Management
Power BI
Office Video
Office Delve
Sway
Office Groups
Mobile Device Management
…etc
1.2.ドキュメント更新が追いついていないことも
• メニュー(用語)の変更やスクリーンショットの変更などに対してマニュアルやヘルプが追いつかないケース
クラッター(後回しメール)→低優先メール
OWA活用ガイド
1.3.想定される利用シーンがある
「いつ」でも「どこから」でも「どんな端末」でも同じ情報にアクセス
常に最新のバージョン
プロジェクト型の業務パートナーとの協働
セルフサービスによるきめ細やかな制御
1.3.Office 365を利用するためのクライアント環境
①常に最新のバージョンのクライアントを利用
• ブラウザのバージョンアップ
•OSのメジャーバージョンアップ含む
②Officeのバージョン
•Officeクライアントも常にバージョンアップ
1.3.チェックリスト(Office 365製品カタログより)
□常に最新版のOfficeを利用できるようにしたい□出先でメールをチェックしたい□現在Outlookをクライアントとして利用している□プロジェクト的な業務が多くある□BYODを実現したい
□常に使い慣れたOfficeを利用でしたい□会社の情報に自宅やネットカフェからアクセスされたくない□メールクライアントは個人で好きな物を利用□部や課などの単位での組織的な業務□指定された端末以外からは利用させたくない
1.3.機能削除
• サービスや機能は追加だけではなく、削除もある
・Officeオンデマンド
・SharePoint Onlineのパブリックサイト
・OWAの詳細機能スペルチェック、メッセージフラグのカスタム日付、検索フォルダ
①使い勝手に関する項目は原則管理者ではなく個々のユーザーに委ねられている
•予定表のメニューにどのユーザーを表示させるか
•自身のスケジュールを誰に公開するのかの権限情報
②その他、システム管理者が実施しなくても自身で設定出来るように
•代理人(秘書)の割り当て
•配布グループのメンバー更新
•自動応答・転送
1.3.セルフサービスという思想
2.1.Office 365の標準サポートの3つの形態
①サービスリクエスト(SR)
•管理者のポータルから作成
②電話サポート
• 24時間365日の日本語のテクニカルサポート(Business / Business
Essentialsは平日日勤帯)
•契約・請求関連
③Office 365コミュニティ
•Microsoftのサポートメンバーの他、ボランティアのエンジニアが対応
2.1.標準サポートの範囲外となる事例
• ユーザー環境に依存する問題(インターネットに直接接続された別の端末からは利用可能)
• 関連したオンプレミスのシステム(ADやADFS、Exchange Server)に依存する問題
• 開発に関連する問題(バージョンアップ後、自社で開発した特定のコードが動かなくなったなど)
• オンサイトでの調査や報告の依頼
• MSの定める深刻度レベルを越える対応
2.2.Office 365のサービスレベルについて
①稼働率99.9%を保証
• ダウンタイムの算出はサービス毎に定められた測定方式
(影響を受けたユーザー数 x 影響を受けた時間)
②その他
•翌月までにユーザー自身で申請する必要がある
• Suite(Business EssentialsやE3など)の場合はMicrosoftの定める
比例配分
•故障が発生する確率は0%にはならないので、発生した時にユーザーに状
況を連絡できるよう複数のコミュニケーション手段を確保する
3.1.メジャーバージョンアップの年です
Exchange 2013
SharePoint 2013
Lync 2013
Office 2013
Exchange 2016
SharePoint 2016
Skype for Business 2015
Office 2016
3.2.もうそろそろ更改の時期です
Windows 7
Windows Server 2008 R2(ADFSなど)
Exchange 2010(ハイブリッド構成)
Office 2010
Internet Explorer 9
3.3.新しい機能も引き続きリリースされます
• Office Delve
• Office Video
• Mobile Device Management
• OneDrive for Business無制限化• Skype for Business PSTN接続• Azure Express Route for Office 365
…etc
【参考】Office 365コミュニティ:ニュース
4.1.進化し続けるOffice 365
Office 365は、今までも、これからも進化し続けます
→ どうせなら良くなる方向で努力しませんか?
• ユーザー側についても進化する事を求められ続けます• 進むのもそうですが、止まるにも労力を求められます
4.2.完璧ではないOffice 365
• Office 365も故障します• バージョンアップ時に機能劣化することもあります• 意向に反する仕様変更もあります
• 故障時を想定し、代替手段を確保しましょう
Exchange Onlineが故障 Lync Onlineで連絡
IEで見れなくなった Chromeで見よう
• 機能が消えたなら、きっと世の中的には使われなくなっているのでしょう他のユーザーがその機能に相当するフローをどう実現してるの?