「夏本番!マリンレジャー中の事故に注意!!」€機1...令和元年7月25日...

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令和元年7月25日

第十管区海上保安本部

「夏本番!マリンレジャー中の事故に注意!!」

今年6月以降、第十管区海上保安本部管内の各地でマリンレジャー中の事故

が多発しています。

既に36人が事故に遭遇、このうち5人が亡くなっており、過去5年間の平

均を超えるペースです。

これから夏本番を迎えるにあたり、さらに事故の増加が懸念されます。

安全に十分に配慮して、マリンレジャーを楽しみましょう。

1 マリンレジャー中事故の発生状況(別紙1参照)

今年(6/1~7/23) 海浜での事故 12人、うち死亡4人

船舶による事故 24人(13隻)、うち死亡1人

※ 過去5年間平均 海浜での事故 9人、うち死亡2.4人

(6/1~7/23) 船舶による事故 12.4人(8.8隻)、死亡者なし

2 6月以降に発生した事故の内訳(別紙2参照)

(1) 海浜での事故 ① 遊泳中 ・ 事故者5人(うち2人死亡)

・ 事故者のうち3人は単独遊泳中、他の1人は7歳の児童

・ 事故者のうち2人はスノーケル使用中

② 浮体遊具使用中 ・ ウィンドサーフィンの板2枚を連結したものに5人乗り

・ 強風で流され帰還不能 ※浮体遊具:浮輪、フロート、SUPなどを言います。

③ 釣り中 ・ 事故者2人(うち2人死亡)

・ 事故者はいずれも70代で、死因は病死

(2) 船舶による事故 ① プレジャーボート、水上オートバイ乗船中 ・ 事故者15人(6隻)

・ 事故の内訳

岸壁への衝突、浅瀬への乗揚げ 3隻

機関故障 1隻

燃料欠乏 1隻

船位喪失 1隻

【問合せ先】

第十管区海上保安本部 交通部

安全対策課長 萩原 隆行

TEL 099-250-9800 (内線 2640)

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② ミニボート、カヌー、手漕ぎボート乗船中 ・ 事故者9人(7隻、ミニボート2隻、カヌー4隻、手漕ぎボート1隻)

・ 事故の内訳

帰還不能 4隻(カヌー4隻)

浸水・転覆 2隻(ミニボート1隻、手漕ぎボート1隻)

機関故障 1隻(ミニボート1隻)

3 事故に遭わないための注意事項

(1) 遊泳中 離岸流に注意 一人で泳がない、子供から目を離さない(子供は静かに溺れる) 監視体制の整った海水浴場で泳ぐ スノーケルを使うときは、スノーケルクリアなどの基本的な技術をまず習得し、ライフジャケットを着用する(別紙3参照)

飲酒して泳がない 浮体遊具(フロート)で遊ぶときも注意が必要(別紙4参照)

(2) 釣り中

一人で釣りに行かない 天候や体調にしっかり気を配り、無理な釣行をしない 立入禁止の防波堤などに入らない ライフジャケットを着用する

(3) プレジャーボート、水上オートバイ乗船中 出港前に、浅瀬や航路障害物、気象・海象に関する情報などをしっかり把握する(海図や海の安全情報の利用など)

発航前の点検、適切な見張りを徹底する ライフジャケットを常時着用し、万一に備え連絡手段を確保する

(4) ミニボート、カヌー、手漕ぎボートは上記(3)に加えて… 「浸水・転覆しやすい」、「風や波に弱い」、「相手から見えにくい」などの特性をまず理解する

カヌーに乗船するときは、カヤックロールなどの基本的な技術をまず習得し、ライフジャケットを着用する

急に立ち上がったり、移動したりしない 視認性を高めるための認識旗を付ける

4 その他

海上保安庁では、その手軽さから今後ユーザーの増加が見込まれるカヌー、SUP(スタ

ンドアップパドル)、ミニボート、水上オートバイや遊泳などのウォーターアクティビディ

について誰もが安全に安心して楽しむために知ってほしい情報をまとめた総合安全情報サイ

ト「ウォーターセーフティガイド」を開設しています。是非ご覧ください!(別紙5参照)

https://www6.kaiho.mlit.go.jp/info/marinesafety/00_totalsafety.html

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6

97 7

16

12

22

18

2321

28

0

5

10

15

20

25

30

H26 H27 H28 H29 H30 R1

マリンレジャー中の事故(海浜での事故)【人】

6/1~7/23 6,7,8月

11

5 5 5

18

13

2623

13

17

32

0

5

10

15

20

25

30

35

H26 H27 H28 H29 H30 R1

マリンレジャー中の事故(船舶による事故)【隻】

6/1~7/23 6,7,8月

別紙1

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6月以降に発生したマリンレジャー中の事故(海浜での事故)  別紙2

番号 月日 活動内容 概   要 備考

1 6月16日 釣り中事故者:70歳代 男性瀬渡し船で瀬に渡って釣り中の男性が病気のため心肺停止となり、搬送先の病院で死亡が確認。

宮崎県門川町

2 6月18日 遊泳中

事故者:60歳代 男性海底に沈んでいるのを通りがかった船が発見。ダイバーにより引き上げられたが、医師により死亡確認。単独で遊泳中。

鹿児島県屋久島町

3 6月19日 遊泳中事故者:50歳代 男性スノーケリング中、スノーケルに入った海水を誤嚥し、体調不良を訴えたもの。

鹿児島県龍郷町

4 6月20日 釣り中

事故者:70歳代 男性放置された車と釣竿が見つかり、捜索したところ付近海上で発見、死亡が確認。単独釣行。

熊本県上天草市

5 6月30日 遊泳中

事故者:50歳代 男性友人3名と海水浴場を訪れて遊泳中、何らかの原因で溺水し死亡。事故発生時は単独で遊泳中。

鹿児島県瀬戸内町

6 7月1日 遊泳中

事故者:60歳代 男性スノーケリング中、海水を誤って飲み込んで溺れ、付近遊泳者等が救助。単独で遊泳中。

鹿児島県瀬戸内町

7 7月6日 遊泳中事故者:小学生 7歳児童家族で海水浴場を訪れ、うつぶせで浮かんでいる児童を、ライフセーバーが救助。

宮崎県宮崎市

8 7月8日浮体遊具使用中

ウインドサーフィンの板2枚を連結したものに5人(1歳幼児1名を含む)が乗って遊興中、強い風で沖に流されて帰還不能となり、沖の養殖生簀に掴まっていたところを、通りがかった漁船が救助。

鹿児島県鹿屋市

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6月以降に発生したマリンレジャー中の事故(船舶による事故)

番号 月日 種類 概   要 備考

1 6月3日 帰還不能カヌーで釣りに行き、早い潮流のため帰還不能となり、通りがかった漁船が救助。

鹿児島県南さつま市

2 6月9日 浸水ゴムボートの継ぎ目の接着部分が剥がれたことにより空気が抜けて浸水し、通りがかった船舶が救助。

熊本県上天草市

36月20日 燃料欠乏出港時に燃料を満タンに入れて出港していたが、燃料消費を考えず航行したため燃料が欠乏。巡視艇等が曳航救助。

鹿児島県鹿児島市

46月20日 船位喪失釣り中に潮に流されて船位を喪失し救助を要請。捜索中の巡視艇が該船を発見。

宮崎県串間市

56月20日 転覆ミニボートが潮流等の影響で転覆し、復原するも機関が動かず漂流。一人乗り。

鹿児島県十島村

6 6月29日 機関故障ミニボートの船外機(推進器)が故障して運航不能となり救助を要請。遊漁船により救助。

熊本県天草市

7 6月29日 機関故障釣り中に機関が故障して運航不能となり救助を要請。巡視艇と漁船が救助。

鹿児島県鹿児島市

8 7月1日 帰還不能カヌーで釣り中にバランスを崩して転覆。復原できないでいたところ、海岸から様子を見ていた者が救助。

鹿児島県瀬戸内町

9 7月4日 帰還不能カヌーで海に出て、素潜りで魚を採っていたところカヌーが沖に流され、別のカヌーで回収に向かったが沖に流されて帰還不能。ダイビングショップの船が救助。

鹿児島県徳之島町

10 7月6日 帰還不能釣りに出たまま帰って来ないとの通報をうけて捜索したところ、転覆したカヌーとともに漂流中の遺体を発見。

鹿児島県瀬戸内町

11 7月6日 衝突岸壁に衝突し、船内に浸水。付近の浮き桟橋に係留したが沈没。

熊本県天草市

12 7月13日 乗揚水上オートバイで航行中に、河口付近の浅瀬に乗揚げ。

熊本県熊本市

13 7月15日 乗揚6人乗船のプレジャーボートが航行中、浅瀬に乗揚げて沈没。

熊本県宇城市

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スノーケリングガイド

「マスク」着用時のバンドの「ねじれ」に注意!マスクに海水が入り込む原因となります。

「あ」で大きく口を開け 「い」でスノーケルを噛み 「う」でしっかりとくわえる

スノーケル(呼吸)

マスク(視界)

12

①マスクに水が入ってしまったら、マスクの上をしっかり押さえて、下にすき間を作り、鼻から強く息をはきだすと、マスク内から水が抜けます。

②スノーケルに水が入ってしまったら、強く息をはきだすと、スノーケル内の水が抜けます。

息はゆっくり吸い込み、勢いよくはきだす!

これだけは守って!安全確認!

あごを上げることを常に意識してスノーケルが常に水面から出るようにして泳ぎます。

海中の景色や生き物を見ることに夢中になり、あごを引いてしまうと、スノーケル内に水が入ってしまいます。

この場合、慌てずにスノーケルクリア(前ページ参照)を行いましょう!

もし、スノーケリング中に疲れたり、マスクやスノーケル内に入った水が上手く抜けない場合は仰向けになりましょう!

第十管区海上保安本部

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別紙3
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令和元年7月 17 日

海水浴での「フロート1使用中の事故」に気を付けましょう!

1 フロートという言葉が指すものは様々あるが、本資料では、「水上で用いることを目的

とする空気入れビニール製品の乗り物(ボート、サーフ(板状のもの)及び浮き輪を除

く。)」をフロートという(図1)。 2 本資料中では、14 歳以下を指す。 3 中等症とは、生命の危険はないが入院を要するもの(目安として3週間未満)。

間もなく始まる子ども 2の夏休み。夏休みに、海水浴に出かける方も多いので

はないでしょうか。

海水浴は楽しいものですが、海は、天気、風向、風速、潮位、潮の満ち引きな

どにより大きく姿を変え、それが事故につながることがあります。

海上保安庁の平成 21 年から平成 30 年までの 10 年間の事故情報によると、子

どもの海での遊泳中の事故者数(溺水、漂流による帰還不能など)は累計 583 人

に上り、平成 30 年中は 70 人(前年比+18 人)で過去 10 年間で最も多くなりま

した。

子どもが海で使用する遊具には、浮き輪やフロートなどがありますが、フロ

ートは、風による影響を特に強く受ける遊具です。海上保安庁によると、平成

30 年中の事故の中には、フロートに乗った子どもが陸からの風により沖に向か

って流された事例が複数見られ、中には、4歳児が溺れて中等症 3になった事故

も発生しました。フロートに乗って、一度、子どもが流されてしまうと自力で

帰還することは難しく、すぐに発見されなければ死に至ることも考えられ、大

変危険です。

海で楽しくフロートで遊ぶために、主に以下のことに注意しましょう。

事故を防止するためのアドバイス

(1)フロートの対象年齢を確認しましょう。

(2)保護者はフロートに乗った子どもから目を離さない、手を離さないよう

にしましょう。

(3)ライフジャケットを正しく着用させましょう。

(4)遊泳可能な海水浴場で使用しましょう。

(5)風の強い日は使用を控えましょう。

(6)フロートの上で立ったり座ったりするときは慎重にさせ、取っ手がある

場合は、しっかりつかまるように教えましょう。

News Release

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別紙4
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図1.フロートのイメージ

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1.海での遊泳中の子どもの事故情報(海上保安庁提供)

(1)事故者数

① 年別の発生状況

平成 21 年から平成 30 年までの 10 年間の事故情報によると、子どもの海

での遊泳中の事故者数は累計 583 人に上ります。事故者数の推移を年別に

見ると、毎年 50 人から 70 人程度発生し、死者・行方不明者も発生していま

す(図2)。

② 月別の発生状況

月別に見ると、海水浴シーズンであり、夏休み期間中でもある7月に 186

人、8月に 329 人と集中して発生しています(図3)。

図3.月別の事故者数(14 歳以下・平成 21 年~平成 30 年累計)

図2.年別の事故者数(14 歳以下・平成 21 年~平成 30 年)

7 10 11 8 4 9 8 2 3 2

5052

4358

5639 47 57 49

68

57

62

54

66

60

48

55 5952

70

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

110

平成21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

(人)

(年)

死者・行方不明者 生存者

0 1 0 2 14 23

186

329

271 0 0

0

50

100

150

200

250

300

350

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

(人)

(月)

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hagihara-tw558
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ここにメモを書いてください。
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③ 年齢別の発生状況

年齢別に見ると、「5~9歳」が 253 人、「10~14 歳」が 256 人で、年

齢が上がるにつれ事故が多くなっていることがうかがわれます。

一方、「4歳以下」は 74 人と人数は比較的少ないものの、そのうち保護

責任者の監視が不十分であった 4事故者数が 51 人(68.9%)となっています

(図4)。

4 事故を防止するために第三者の監視が必要不可欠であるにもかかわらず、当該監視が不十

分であったもの。必ずしも、保護責任者が同伴している状況で発生したものには限定されな

い。

※「その他」には、保護責任者と同伴していない事故を含む。

図4.年齢別の事故原因別事故者数(14 歳以下・平成 21 年~平成 30 年累計)

51

119

51

23

134

205

74

253

256

4歳以下

5~9歳

10~14歳

(人)

保護責任者の監視不十分 その他

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(2)事故内容

事故内容別の事故者数は、溺水が最も多く 341 人(58.5%)、帰還不能 5202

人(34.6%)、負傷が 35 人(6.0%)となっています(図5)。

事故発生場所別では、約半数が海水浴場(遊泳可能)以外の場所となって

います(図6、表1)。

図5.事故内容別の事故者数(14 歳以下・平成 21 年~平成 30 年累計)

→※海上保安庁で、海中転落時のライフジャケットの有無による生存率等のデータ

などがあるかと思いますが、使用可能なデータをご提供ください。できれば子どものデータ)

5 漂流、孤立等により保護が可能な海岸に戻れない状態となったこと。

表1.事故発生場所分類 図6.事故発生場所別の事故者数

(14 歳以下・平成 21 年~平成 30 年累計)

海水浴場(遊泳可能)、

314人、 53.9%

遊泳禁止海域、

83人、14.2%

海水浴場(遊泳不可)、

39人、6.7%

その他、 147人、

25.2%

溺水、 341人、

58.5%

帰還不能、202人、

34.6%

負傷、 35人、

6.0%

その他、5人、0.9%

海水浴場(遊泳可能)

遊泳禁止海域

海水浴場(遊泳不可)

その他

シーズン中の海水浴場(トイレ・シャワーの設備、監視員が常駐)内の海域

地方公共団体等から遊泳禁止とされている海域

シーズン中にあって、夜間又は荒天等により遊泳禁止となっている海水浴場

海水浴場又は遊泳禁止海域以外の海域・シーズン外の海水浴場

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2.フロートに関する事故について

海水浴では、フロートに子どもを乗せて遊ぶ光景がよく見られますが、フロ

ートに乗って遊んでいたところ、沖に流され海岸に戻れなくなる事故が発生し

ています。

(1)フロートについて

フロートには様々な形状のものがあり、フロートの上に乗り、浮遊感を楽

しむことなどを目的としています。大きさは、最長部が 80cm 程度のものから

200cm を超えるものまで様々で、材質についてはポリ塩化ビニールと表示さ

れているものが多く見られます。

日本では、業界団体によって安全基準が定められており、基準を満たすも

のにマーク又はラベルがついています。例えば、15 歳未満を対象とした 101cm

未満のフロートには ST 基準 6、101cm 以上のフロートにはボート・波のり安全

基準 7があります。

(2)平成 30 年中のフロートに関する主な事故事例(海上保安庁提供)

① 事故者は、フロート(動物型)に乗って遊泳していたところ、徐々に沖に

流されて帰還不能になった。

(事故発生:平成 30 年7月、8歳、負傷なし)

② 事故者は、フロート(動物型)に乗り、同フロートの取っ手を大人が保持

して遊泳していたところ、当該大人が取っ手を離した際に、沖に流されて帰

還不能になった。

(事故発生:平成 30 年7月、6歳、負傷なし)

③ 事故者は、母親と2人でフロート(動物型)に乗り、同フロートを父親が

つかんだ状態で遊泳していたところ、強風で父親の手から同フロートが離

れ、帰還不能になった。

(事故発生:平成 30 年7月、5歳、負傷なし)

④ 事故者は、姉とフロート(動物型)に乗って遊泳していたが、姉が母親に

呼ばれて浜に戻ったところ、事故者を乗せた同フロートが風に流されて帰

還不能になるとともに、同フロート上で事故者が立ち上がった際にバラン

スを崩して事故者が落水した。

(事故発生:平成 30 年8月、4歳、肺水腫 8の中等症)

6 一般社団法人日本玩具協会が定める玩具安全基準(ST 基準)。機械的安全性、可燃安全

性、化学的安全性の基準から成り、第三者検査機関による ST 基準適合検査に合格した玩

具には、ST マークを付けることができる。 7 日本空気入ビニール製品工業組合(以下「当該組合」という。)の定めるプラスチック

製空気入れボート並びにプラスチック製空気入れ波のり安全基準。ボート・波のり安全

基準合格表示ラベルを表示するには、原則として当該組合に所属し、第三者機関による

安全基準検査を受けなければならない。 8 「肺の間質および肺胞内に多量の血液成分や組織液がたまって、ガス交換をさまたげる

状態。泡沫上の喀痰を出し、重篤な呼吸困難を来す。」一部引用:広辞苑 第七版(株式

会社岩波書店)

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⑤ 事故者は、フロート(動物型)に乗って遊泳していたところ、風で沖に

流されて帰還不能になった。

(事故発生:平成 30 年8月、5歳、負傷なし)

⑥ 事故者は、フロート(動物型)に乗り、事故者の姉が同フロートを掴んで

遊泳していたが、水深が深くなり、足がつかなくなった姉が同フロートから

手を離したため、沖合に流され帰還不能になった。

(事故発生:平成 30 年8月、8歳、負傷なし)

⑦ 事故者は、フロート(動物型)に乗り、そのそばを事故者の父親が遊泳し

ていたところ、突風で沖に流されて帰還不能になった。

(事故発生:平成 30 年8月、6歳、負傷なし)

3.市販品のテスト

フロートを海で使用した場合における風の影響を明らかにするために、次

の3項目のテストを行いました。

① テスト用プールにおける風によりテスト対象商品に加わる力のテスト

② テスト用プールにおける風によりテスト対象商品が漂流する速度のテス

③ 海水浴場におけるテスト対象商品の漂流のテスト

(1)テスト実施期間

テスト対象商品購入:令和元年5月

テスト期間:令和元年5月~6月

(2)テスト対象商品

フロートは、対象年齢を3歳以上、6歳以上又は 15 歳以上とする商品が多

くみられますが、事故事例の内容も踏まえ、対象年齢を3歳以上の商品を対

象とし、異なる2つの形状のフロート(海洋生物型及び鳥型)及び比較のた

めにサーフ型商品をテスト対象としました(表2)。

なお、テスト対象とした商品には ST 基準又はボート・波のり安全基準に適

合するマーク又はラベルは貼付されていませんでした。

素材については、パッケージにおいて、ポリ塩化ビニールとの表示が見ら

れました。

また、テスト対象とした商品のうち、サーフ型は空気室が 1 つ、フロート

海洋生物型及びフロート鳥型は空気室が2つに分かれていました。

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表2.テスト対象商品 サーフ型 フロート海洋生物型 フロート鳥型

外観

対象年齢 3 歳以上 3 歳以上 3 歳以上

大きさ

(約㎝) 長さ 114×幅 46×高さ 8 長さ 157×幅 78×高さ 65 長さ 130×幅 102×高さ 99

(3)テストに用いた幼児ダミー人形

テストには、3・4歳相当の幼児ダミー人形(身長約 100cm、体重約 15kg)

を使用しました(表3)。

表3.幼児ダミー人形の外観と各テスト対象商品に幼児ダミー人形を乗せた

状態

サーフ型

フロート海洋生物型

フロート鳥型

(4)風によりテスト対象商品に加わる力のテスト

テスト用プール(変動風水洞 9)において、水に浮かべた状態のテスト対象

商品に風(風速3・6・10m/s の3条件)を当て、テスト対象商品に加わる力を

測定しました。

9上部の風洞と下部の水槽が一体となった、水面に風を発生させることができる実験施設

である(水槽部分:幅3 m×深さ 1.5 m×長さ 15 m、風速1~30m/s)。

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また、テスト対象商品が縦向き 10と横向き 11で大きく形状が異なることから、

縦向き及び横向きで、それぞれテストを行いました。

テストの結果、3条件全ての風速でフロート鳥型に加わる力が最も強く、

風速 10m/s の場合、縦向きで 3.90kgf、横向きで 5.94kgf でした(写真1、図

7)。

写真1.フロート鳥型に加わる力の測定風景(縦向きの例)

図7.テスト対象商品に加わる力

10 縦向きは、サーフ型の先端並びにフロート海洋生物型及びフロート鳥型の顔に向かっ

て風が吹いている状況。このサーフ型及び各フロートの方向を、正面とする。 11 横向きは、サーフ型、フロート海洋生物型又はフロート鳥型の側面に向かって風が吹

いている状況。

風向

ワイヤーにより

荷重計に接続

0.01 0.11

0.45

0.01

0.540.75

0.01

0.36

1.57

0.05

1.84

2.52

0.02

1.04

3.90

0.16

4.26

5.94

0.00

1.00

2.00

3.00

4.00

5.00

6.00

7.00

サーフ型 フロート

海洋生物型

フロート

鳥型

サーフ型 フロート

海洋生物型

フロート

鳥型

縦向き 横向き

風速3m/s

風速6m/s

風速10m/s

テスト対象

商品

に加わ

る力

(kgf

)

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(5)風によりテスト対象商品が漂流する速度のテスト

テスト用プール(変動風水洞)において、水に浮かべた状態のテスト対象

商品に対して縦向き及び横向きで、それぞれ風(風速3・6・10m/s の3条件)

を当て、テスト対象商品が漂流する速度を測定しました。

しかし、テスト対象商品の向きが漂流中に変わるため、縦向き及び横向き

で大きな差は見られなかったことから、平均値でまとめました。

テストの結果、いずれの条件でもフロート鳥型の漂流速度が速く、サーフ型及び

フロート海洋生物型の2倍以上の速度(0.64~1.37 m/s)でした(図8、表4)。

図8.テスト対象商品の漂流速度

0.23 0.22

0.64

0.360.41

1.02

0.600.65

1.37

0.00

0.20

0.40

0.60

0.80

1.00

1.20

1.40

1.60

サーフ型 フロート

海洋生物型

フロート

鳥型

風速3m/s

風速6m/s

風速10m/s

テスト対象商品の漂流速度

(m/s

)

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表4.テスト対象商品が漂流する様子(横向き。風速6m/s の例) フロート種類 開始時 5秒後

サーフ型

フロート

海洋生物型

フロート鳥型

(6)海水浴場でのテスト 12

(4)及び(5)のテストの結果から、風の影響を最も受けることが分かっ

たフロート鳥型について、幼児ダミー人形を乗せた状態で海水浴場の海岸か

ら約5m の位置に設置し、風によりどのように漂流するのかをテストしました

(表5)。

テストの結果、風速2~4m/s 程度の風が断続的に吹いている状態でフロー

ト鳥型が漂流した場合には、約 0.6m/s(2.2 ㎞/h)13で漂流しており、ウェッ

トスーツを装備した大人(以下「救助者」という。)が水に入って駆け寄って

も、水深が増すにつれて移動速度が遅くなり追いつけないことがありました

(表5、図9、写真2)。

12 本テストは、福井県高浜町及び高浜町水難救助員会の全面的な御協力を得て実施した。 13 GPS 速度計により測定。

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表5.フロート鳥型の海水浴場でのテスト(ドローンによる撮影)

①0秒

海岸から約5m の位置か

ら漂流開始。

②40 秒後

当初は海岸に沿って流れ

ている。

③55 秒後

風向きが変わり沖に流れ

出す。フロート鳥型が海

岸から約 20m 離れたとこ

ろで、救助者が追い始め

る。

④60 秒後

水深が浅い位置ではフロ

ート鳥型と救助者の距離

は縮まる。

⑤80 秒後

水深が深い位置になると

救助者の移動速度が遅く

なり、フロート鳥型との

距離が離れる。

⑥110 秒後

110 秒後にはフロート鳥

型は海岸から約 50m の位

置まで漂流する。

海岸から離れる風

(風速2~4m/s)

海岸に沿った風

(風速2~4m/s)

救助者が追い始める

フロート鳥型

約 50m

フロート鳥型 救助者

漂流開始位置

漂流経路

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図9.漂流速度

写真2.海水浴場でのテスト風景

(7)テスト結果のまとめ

(4)及び(5)のプールでのテスト結果により、フロート鳥型が最も風に

よる力を受け、漂流速度も速くなることが分かりました。これは、フロート鳥

型の形状が立体的で風を受ける面積が大きいことによるものと推定されます。

フロート鳥型を用いた(6)の海水浴場でのテスト結果では、風速2~4m/s

程度の風が断続的に吹いている状態でも、約 0.6m/s(2.2 ㎞/h)で漂流するこ

とがあり、大人が水に入って駆け寄っても、水深が増すにつれて移動速度が遅

くなり追いつけないことがありました。

漂流したフロート

鳥型を追いかける

救助者

沖に向かって漂流 海岸に沿って漂流

風により漂流したフロート鳥型

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4.事故を防止するためのアドバイス

事故事例のような、海水浴中のフロートによる子どもの事故を防ぐための注

意のポイントをまとめました。

(1)フロートの対象年齢を確認しましょう。

多くのフロートには対象年齢が定められています。遊ぶ子どもとフロート

の対象年齢が合っているか、確認しましょう。フロートのサイズが子どもに対

して大きすぎると、乗ったときに水面に脚が付かないため、水を漕ぐことがで

きず、自力で岸に戻ることが難しくなります。

また、フロートが立体的で風を受ける面積が大きいほど風の影響を受けや

すくなります。

(2)保護者は遊具に乗った子どもから目を離さない、手を離さないよう

にしましょう。 保護者は常に子どもから目を離さないようにしましょう。

また、水に浮いているものは思った以上に風の影響を受けやすいため、子ど

もが乗ったフロートから手を離さないようにしましょう。

(3)ライフジャケットを正しく着用させましょう。

フロートの転覆による落水などの事故に備えて、海水浴でフロートを使用

する場合は、子どもの体格に合ったライフジャケットを正しく着用させまし

ょう。

(4)遊泳可能な海水浴場で使用しましょう。 事故の約半数は、遊泳可能な海水浴場以外で起きています。

監視員やライフセーバーが常にいる海水浴場などの管理された場所で使用

しましょう。管理された海水浴場でも、天候不良などにより遊泳禁止になっ

ている場合は遊ぶことはできません。

(5)風の強い日は使用を控えましょう。 海岸で吹く風には、オフショア(陸風)とオンショア(海風)の2つがあり

ます。オフショアは陸から海へ、オンショアは海から陸へ吹く風のことです。

昼間はオンショアになることが多いですが、気圧配置や地形によってはオフ

ショアとなる場合もあります。オフショアが強いと、フロートが沖へ沖へと流

され、岸に戻れなくなるので十分に気を付ける必要があります。

(6)立ったり座ったりするときは慎重にさせ、取っ手がある場合は、し

っかりつかまるように教えましょう。 事故事例では、フロート上で立ち上がった際にバランスを崩して落水した

ものがありました。フロートでは、各フロートの形状に応じた安定した乗り方

で遊ばせましょう。

参考:ウォーターセイフティガイド「遊泳に関する情報」(海上保安庁)

https://www6.kaiho.mlit.go.jp/info/marinesafety/00_totalsafety/06_swimming/00_swimming.html

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もし事故が起きてしまったら

海上保安庁緊急通報用電話番号「118番」 海での「事件・事故」は118番に通報しましょう!

「いつ」、「どこで」、「なにがあった」などを簡潔に落ち着いて通報して

ください。

消費者庁「子どもを事故から守る!事故防止ポータル」

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/

「消費者庁 子どもを事故から守る!公式ツイッター」

https://twitter.com/caa_kodomo

「子ども安全メール from 消費者庁」

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/a

ttention/

-令和元年度「子どもの事故防止週間」7月 22 日~7月 28 日- <別添>令和元年度「子どもの事故防止週間」ポスター

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<参考>その他の海・川・プールなどで遊ぶときのアドバイス

(1)屋外の水辺の場面別注意ポイント

①海水浴など、海での注意

1)天候の変化に注意し、悪天候のときには海に出ないようにしましょう。

2)釣りをするときやボートに乗るときなどは、ライフジャケットを正しく

着用しましょう。

3)危険な場所がないか確認し、危険な場所で子どもを遊ばせないように

しましょう。

4)子どもだけで遊ばせず、必ず大人が付き添って、子どもから目を離さ

ないようにしましょう。

5)監視員が常駐する海水浴場で泳ぎましょう。

6)離岸流(沖へ流れる海水の強い流れ)に気を

付けましょう。

②川での注意

1)天候の変化や川の状況を川に行く前からチェ

ックしましょう。

2) ライフジャケットを正しく着用しましょう。

3)川には流れがあったり、急に深くなる所や滑

りやすい所があるので、表面は穏やかでも水中

には注意しましょう。

4)急な増水で水没するおそれがあります。河原や中洲、川幅の狭い所に注

意しましょう。

5)子どもだけで遊ばせず、必ず大人が付き添って、子どもから目を離さな

いようにしましょう。

③湖沼池、用水路等での注意

1)湖沼池や用水路の周囲に柵がないなど、転落するおそれがある危険な場

所がないか確認しましょう。

2)立入禁止の場所などで子どもが遊ばないよう注意しましょう。

④プールでの注意

1)必ず大人が付き添い、子どもから目を離さないようにしましょう。

2)学校等の教育施設や公共施設内などにあるプールでは、監視員や施設の

職員等の指示に従いましょう。

3)滑りやすいプール周辺では走らず、危険な飛び込みもやめましょう。

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(2)万一、事故に遭ってしまったら

衣服を着たまま、海などの水中で溺れたり、漂流してしまったときの対処

法合言葉は、「浮いて待て!」

無理に泳いで体力を消耗させることなく、救助

されるまでの間、仰向けで力を抜いて大の字にな

って漂流することが、対処法として有効です。

「浮いて待て!」を実行し、救助された事例が

報告されています。

【救助事例】

(3)周囲が事故に気付くために

子どもは静かに溺れる

子どもが溺れる場合、子ども自身が溺れていく状況を判断できず、声を出した

り、必死にもがいたりせず、静かに溺れていく場合もあると言われています。周

囲の人はこういった知識を持って一刻も早く事故に気付くようにしましょう。

(4)事故に遭わないために

ライフジャケットを活用しましょう

釣りやボートへの乗船、川遊びをするときに、浮力があり水面

で呼吸が可能になるライフジャケットを正しく着用することは、

事故防止の有効な対応法です。

参考1:「ウォーターセーフティガイド」(海上保安庁)

https://www6.kaiho.mlit.go.jp/info/marinesafety/00_totalsafety.html

参考2:「河川水難事故防止!川で安全に楽しく遊ぶために」(国土交通省)

http://www.mlit.go.jp/river/kankyo/anzen/

参考3:「学校安全Web」(独立行政法人日本スポーツ振興センター)

https://www.jpnsport.go.jp/anzen/tabid/102/Default.aspx

参考4:「子どもの水辺サポートセンター」(公益財団法人河川財団)

https://www.kasen.or.jp/mizube/tabid107.html

子ども4人でビーチで磯遊びをしていたところ、1人が深みにはまり流されてしまっ

た。

しかし流された子どもは、救助されるまでの間、テレビ番組で見た、流された場合の姿

勢(仰向けで力を抜いて大の字になる。)をとって漂流。友人が近くにいた大人に救助を

求め、同人が消防に通報。その後、ビーチ救難所の水上オートバイにより救助された。

(海上保安庁 事故発生:平成 29 年3月、12 歳)

手は水面より下。

大きく息を吸い、空気を肺にためる。

あごを上げて上を見ると呼吸しやすい。

靴は履いたまま。

軽い靴は浮き輪代わりに。

手足は大の字に広げる。

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別添

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別紙5
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